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小説投稿スレ

1名無しさん:2008/10/20(月) 22:25:34
自作小説を投稿しましょう!

2冬の陽 1:2008/10/27(月) 01:09:41

 長時間の立ち仕事で疲れた身体を、隆志は控え室の椅子に投げだした。
 ドアが開き、店長が姿を現した。
「きょうもお疲れだったな。ほいよ、コーヒー」
「ありがとうございます」
 差し出されたコーヒー缶を受け取った。蓋をあけると、コーヒーの匂いが
ふわっと漂う。
 正面の席に店長は座り、煙草をくわえた。
「これから学校なんだろ? 大変だな」
「好きでやってることですから」
「好きで苦学生やってるってか? 物好きだな」
 口は悪いが、こちらを心配してくれての発言だとは分かりきっている。
 隆志は「苦学生なんて、もうおっさん言葉っすよ」と茶化した。
「うるせ。正月は、実家には帰らないのか?」
「俺には―――実家なんてものはないですよ」
 ちくりと胸が痛んだ。
「でも母親はいるんだろう? そろそろ顔を見せてやっちゃどうだ? もう
長いこと会ってないんだろう」
 脳裏に母、志津の顔が浮かぶ。
 もう五年も会っていない母。
「会いたくないのか? それとも」
 会えない理由があるのか。
 店長が飲み込んだセリフは、核心をついていた。
 隆志は席を立った。
「―――そうですね。今年の正月は・・・・・何とか暇を見つけて帰ろうか
と思います」
「それがいいや。おふくろさんもきっとお前のことが心配でたまらないだろう」
 小学生の息子の父親である店長の言葉に、隆志は淋しさと感謝の念を同時に
覚えた。
 頭を下げてバイト先のコンビニを出る。
 東京の冬の空は澄み切っていた。

 隆志が叔父である時下肇の家を飛び出したのは、もう五年も前のことだ。
 飛び出して、東京へ出て、三年間は学費を作るために、仕事を選ばず働いた。
まだ十代のころ。世間知らずの若造には、それはそれは苦しい日々だった。
 今はその貯めた学費で写真の専門学校に通っている。存外にセンスが合って、
プロの写真家のもとでアシスタントもやらせてもらっている。雀の涙ほどの給料
しか出ないのは仕方ない。その代り、経験とコネを得られる。
 いつかプロの写真家になって、独立して、経済的に余裕ができたら。
 志津を迎えに行きたい。ともに暮らして、今までの苦労も洗い流すような、幸福
な日々を送らせてやりたい。
 それは隆志の夢だった。

「お前、まだそんな古いカメラ使ってるのか」
 隆志の手にしていた自前のカメラを見て、梅原が驚いたように言った。
 梅原は隆志の働く写真事務所のオーナーである。
「新しいの買う金がなくて・・・・・」
「だめだぞ。プロになるつもりなら、自分への投資を惜しんじゃ」
 倒置法で言われても、金がないものはない。だが、もっともな話だったので、
隆志は顔をうつむけずにはいわれなかった。
「―――すみません」
「まあ、お前が遊びやら女やらに金を使うタイプじゃないのは知ってるが・・・。
もったいないな、そんなにもてそうなツラをしてるのによ」
 まったく関係ないことを梅原がぼやくように言ったので、隆志は苦笑した。
「何すか、それ」
「お前、モデルのバイトでもやれば? 服は向こうで借りてさ」
「貧乏くさい服しかなくて悪かったですね。―――いやですよ、俺は撮られるより、
撮るほうになりたいんですから」
「融通の利かない奴だな。バイトだよ、バイト」
 それきりふたりはフィルムの現像作業に戻ったが、仕事が終わり、帰り際に
梅原は、「さっきの話を考えておけよ。知り合いの事務所に声をかけとくから」
と言った。まだ忘れていなかったのか。隆志は多少げんなりしたが、それで金が
入るならと思いなおし、「よろしくお願いします」と神妙に言った。
 事務所の外へ出ると、外はもう暗かった。
 頬を切る風が冷たい。
 東京へ出てきて五年目の冬だ。こんなことをしている時間はない。一刻も早く
プロに、と思いながら、時間は容赦なく過ぎ去っていく。
 母の顔を思い浮かべた。
 あの人も、もう四十四歳になっているはずだ。
 元気だろうか。病は癒えただろうか。
 考えて―――胸が冷えた。

3ブラックムーン:2008/10/27(月) 01:11:35

 「黒い月」ではなく、別の話です。
 これが終わったら、また「黒い月」に戻る予定。
 お暇な方は読んでつかあさい。

4名無しさん:2008/10/28(火) 00:31:05
キター!!
待ってました。
つか文章がその辺の素人とは違う!
続き楽しみにしてます。

5名無しさん:2008/10/28(火) 21:21:11
今日くらいに続きあるかな?

6冬の陽 2:2008/10/29(水) 22:37:53

 十五の春に、父の律が事故で亡くなって、隆志の運命は決定的に変わった。いや、
隆志と志津の運命というべきだろう。
 わるいことに、当時、陶芸作家の律が経営していた工房は、大きな負債を抱えて
いた。人の好い律が、知り合いに騙された結果だった。負債は、そのまま志津の細い
肩にのしかかった。
 小さな工房とはいえ、数人の弟子がいた。自身が陶芸に詳しいというわけでも
なく、また経営の知識があるわけでもない志津だったが、夫の遺した夢を何とか
守ろうと、粉骨砕身した。昼に夜に押し掛ける借金とりに頭を下げ、声を大きく
して弟子たちを励ます母の姿が、今でも隆志の瞼に焼き付いている。
 けれど―――すべては無駄だった。負債のすべてを返せないまま、弟子たちは
一人去り、二人去り、やがて母子ふたりだけが残された。おまけに、重なる心労
からか、志津は肺をわるくして、ついに床に伏してしまった。
 そんなときようやく助けを差し伸べたのが、律とはなかば絶縁関係にあった兄
の肇だった。当時まだ三十なかばでありながら、不動産関係の会社をいくつか
経営する名の知れた企業家だった。
 負債は肇の金で綺麗に清算され、病の志津と隆志は、時下家に引き取られた。
 その時点では、今までほとんど親交のなかったこの叔父は、隆志にとって恩人
にちがいなかった。

 当時、肇はすでに結婚していて、豪壮な屋敷には妻の佳代と息子の健介、お手伝いの
女性に運転手の男までいた。
 志津と隆志は、時下の屋敷の一室を与えられた。

 亡父の律と肇の不仲は、もともと律と亡き祖父母との不仲に端を発するものらしかっ
た。
富裕な家系で、そのまま順調に進めば、律だって一生貧乏とは無縁の生活を送れた
はずなのだが、もとより芸術家気質で陶芸家を目指した律は、実利一点張りの両親
とそりが合わず、ついには勘当された。その財産とコネクションを使って、肇は経営
の才を思う存分発揮したのだ。兄弟の性格はまったく違っていた。
 父の気質をそのまま受け継いだ隆志は、肇からそんな話を聞かされても、律に対して
憐れむ気持ちも、まして怒る気持ちも持たなかった。妻子と借金を遺して逝ってしまった
ことは父と(そして志津と隆志の)不幸だとしても、それまで父は好きなことに打ち込
み、そして好きな女性を娶って、幸福な人生を送ったのだ。
 母だって―――同じ気持ちだったと思う。陶芸家という肩書きだけで、稼ぎは実に
薄かった父は、結婚に踏み切る際も相当悩み、なかなか踏み切れないでいたようだ。
『結局ね、しびれを切らしてわたしからプロポーズしたのよ。わたしと結婚してくだ
さい。一緒に、もっと、もっと幸せになりましょうってね――――』
 いつだったか、律の死後に、そんな話を志津から聞いたことがある。借金に悩まされていた日々のことだったが、あの時、母は微笑っていた。当時の不幸は、その笑顔に何の
陰りも与えていなかった。

7冬の陽 3:2008/10/29(水) 22:38:57

 だから―――夫婦は幸せだったのだ。
 だから―――親子は幸せだったのだ。
 だから―――隆志は許せないのだ。
『まったく、兄さんほどの馬鹿はいない。いっぱしの芸術家気どりで気ままをやるのは
いいが、結局、周りの者が後始末を押し付けられて、いちばん損をするんだ』
 時折のことではある。おおむね酒が入っているとき、そして妻の佳代と口げんかを
した時など、肇は、志津と隆志の前で、悪しざまに律を罵ることがあった。その口ぶり
に、死んだ兄への同情はかけらもなかった。
 母はそんな時、『申し訳ありません』と頭を下げた。「後始末」として借金を清算して
もらった以上、また病を得た自分と息子を養ってもらっている以上、ひたすら謝罪する
くらいしかなかったのだろう。隆志はそれを察していたが、じっと唇を噛んで何かに
耐えるような表情を母にさせる叔父に、心底憎しみを覚えずにいられなかった。

 おそらく―――母の詫びには、もうひとつ意味があったのだ。
 それは、肇と佳代の不仲である。そのことに、母は負い目を感じていたのだ。
 佳代にとっても義理の姉と甥とはいえ、限りなく他人に近い関係の母子、しかも肺病
持ちを、夫が家に入れたことも、関係の悪化を深めた原因だろう。夫妻には口論が絶え
ず、そのたびに母は首をすくめるような心情だったはずだ。
 だが―――それだけではなかったのだ、と隆志は最近になって考える。
 母は美しい女だった。
 決して今風の派手やかなタイプではなかったが、切れ長の目の黒目がちの瞳や、すっ
と通った鼻筋には、わが母ながら気品が感じられた。律は格別風采の良い男でもなかっ
たのに、どうして母は父に惹かれたのだろうと子供心に不思議に思ったこともある。
 当時は病でやつれてはいたが、ほっそりと肉の削げた頬や蒼白い顔色さえ、母のどこか
儚い美貌には似合っていた。
 義姉であり、年上であるとはいえ、人並み外れた器量の女性がともに住むことになっ
て、佳代の心中は穏やかではなかっただろう。佳代もどちらかといえば美人だったのだ
が、驕慢な感じのする女で、しかも上の事情で志津母子には、はっきりそれと分かるほど
冷淡に接するようになっていたから、隆志はどうしても好きになれなかった。
『あの女をいつまで置いておくのよ。わたし、もう気が狂いそうだわ』
 離れの部屋にまで届く佳代の怒鳴り声が、今でも耳に残っている。
 その時の母の、酷く悲しそうな表情も。

8名無しさん:2008/10/31(金) 01:18:53
続ききたー!!

9冬の陽 4:2008/11/04(火) 22:21:48

 写真事務所から帰って、隆志はベッドに倒れこんだ。
 やはりコンビニの夜勤明けから、専門学校、そして事務所の手伝いの三連
チャンはきつい。きついのだが、生活と将来のためには仕方がない。
 将来、か―――。
 想念がそこに至ったとき、眠気で朦朧とした頭の芯が冷ややかになった。
 一流のカメラマンになること。
 そして、母とともにもう一度幸福にすること。
 それだけを考えて、これまでやってきた。
 でも―――

 そのとき、不意に携帯の着信音が鳴った。
 専門で同級の金城豊子からの電話だった。

「もしもし」
「あ、時下くん。よかった、電話つながって」
「かかってきたら、いつもちゃんととってるよ。普段はバイトやら何やらで
忙しいだけ」
 言いながら、隆志はのっそりベッドから身を起こした。
「で、用事は何?」
「ううん・・・・・とくに用事はないんだけど。今、忙しかった?」
「疲れてるけど、大丈夫だよ」
「うん・・・・・・」
 豊子はなかなか話を切り出さない。その理由も何となく分かっていた。
 だから、隆志はなんだか哀しいような、やりきれないような気持ちになる。
 今夜は―――とくにそんな気分だった。
「あのさ、金城」
「なあに?」
「いや、俺のこと心配してくれてるんだろ? それはうれしいし、ありがたい。
だけど―――俺には今の生活以外何もできないからさ・・・・・だから、時々
辛くなるんだ」
「辛くなるって・・・・・・わたしのことが?」
「そう・・・・だよ」

 君が、俺のことを好きでいてくれることが。

 だって、俺には何もできないから。

「あのね、時下くん」

 しばしの沈黙の後で、絞り出すような豊子の声音だった。

「うん」
「時下くんが思ってること、言いたいことは何となく分かるの。それは・・・当たって
ると思うの。だから、わたしがこんなこと言っちゃうのも勝手なことだって
分かる」
「うん」
「でも、言わせて。だって言わずにいられないから。―――わたしだって・・・
辛いの。自分が何もできないことが・・・・・・自分が」

 時下くんにとって、何でもない一人であることが。

 豊子は―――言った。

「金城・・・・・・」
「わたしはきっと、時下くんのこと何にも知らない。でも、時下くんは何でも
かんでも一人でしょい込みすぎたと思う。こんなこと言ってごめん。だけど、
だけど」

 消え入りそうな声はやがて本当に途絶えた。

「金城?」
「ごめん・・・・・」
「謝らなくていいよ。こっちこそ、ごめんな。それと・・・・・ありがとう」
「ううん・・・・・」
「本当に感謝してる。ありがとう」
「うん・・・・」豊子は泣いていた。「身体に気をつけてね。バイトで無理しすぎ
ないでね」

 おやすみ―――

 最後にそれだけ言って、豊子の電話は切れた。

「おやすみ」

 狭く、暗い部屋で、隆志はつぶやいた。

10名無しさん:2008/11/04(火) 22:37:24
きたきた!!

11冬の陽 5:2008/11/06(木) 22:48:22

 時下の屋敷での暮らしを思い返すと、叔父の息子で、隆志にとっては従兄弟
にあたる健介の記憶がよみがえってくる。
 叔父と同様、とても―――厭な奴だった。
 年は隆志より一つ下だったが、甘やかされて育ったせいか、実にこまっしゃっ
くれたガキだった。母親の佳代にさまざまな悪口を吹き込まれていたせいか、
隆志や志津を邪魔者としか思っていなかった。それが露骨に態度になって出て
いた。
 ある時、健介が友人を家に連れてきたことがある。こんな奴でも友達がいるのか
と、隆志は真面目に驚いたものだ。
『あの人、誰? 健介の兄ちゃん?』
『違うよ、ただのイソーロー。貧乏なんで家に置いてやってるんだ』
『ひっでえ』
 離れへ向かう途中ですれ違ったのだが、後ろからそんな会話が聞こえてきた
ことを覚えている。
 くそったれ。とっとと死にやがれ。
 思い出して、隆志は毒づいた。
 あいつももう二十二歳になっているはずだ。頭はひどく悪かったが、どうせ金の力
でそこそこの大学に入ってるんだろう。
 どうだっていいけどよ。

 高校卒業を機に叔父の屋敷を飛び出して以来、今でも暮らしていくための苦労は
しているものの、あの不愉快な連中に会わなくなったことだけは幸福だと思う。
 ただ―――病の母をひとり残してきてしまった。そのことがいつまでも棘のように
胸に刺さっている。
 今でも瞼に浮かぶ母の姿。
 庭に面した座敷で、蒲団の上に横たわって、じっと外の光景を見ていた。
 籠の中の鳥のように。
 滅多に涙を見せない女(ひと)だった。最愛の夫を失っても、病み衰えて痩せ
細っても、ただじっと耐えていた。
 そんな母だったが、一度泣いたことがある。
 ある夜のこと、隆志は健介と大喧嘩をした。健介が母に対して侮蔑の言葉を
吐いたことがきっかけだった。
『てめえ、いいかげんにしろよ』
 思いきり、健介をぶん殴った。手加減など微塵もしなかった。健介は吹っ飛んで
床に倒れこんで、ひいひいと呻いた。
 佳代が金切り声を上げる。すっ飛んできた肇に勢いよく頬をはたかれる。そのすべ
ての情景を鮮明に覚えている。『殺してやる』憎悪に満ちた目で佳代は叫んだ。
『このガキ、殺してやる』
 離れから志津がやってきたのはその時だった。その頃はろくろく歩けもしな
かったのに、おぼつかない足取りで部屋に入るなり、隆志を抱きしめた。獣の
母が子を庇うように、ぎゅうっと。瞳には涙が光っていた。かすかに声が聞こ
えた。『ごめんね、ごめんね』と―――。
 それから母は、床に頭をこすりつけて土下座した。『申し訳ありませんでした』
と、この屋敷に来てから何度繰り返したか分からない言葉を、また何度も何度も
口にして。それを目の当たりにした肇が、興奮収まらず悪態を吐きまくる佳代を
奥の部屋に連れて行った。健介は赤く腫れた頬を手で押さえながら、殺意のこもった
視線を隆志に向け、そして負け犬のように去って行った。
 誰もいなくなっても、母はずうっと頭を下げ続けていた。隆志はただ、ぼうっと
つったっていた。
 その時の死ぬほど辛い気持ちが今でも胸に残っている。
 隆志が時下の屋敷を出たのは、その翌朝のことだった。

12名無しさん:2008/11/06(木) 23:27:39
そろそろ核心に突入か?

13冬の陽 6:2008/11/09(日) 14:01:04

 写真事務所のオーナー梅原に紹介されたモデルのバイトは、いい金になった。
 ふだん着たこともないブランドものの洋服を着て、ふだん見せることのない
ようなさわやかな笑みを浮かべて見せることだって、仕事と割り切ってしまえば、
心を凍らせてしまえば―――なんてことはない。
 その一方で、豊子とは、専門学校で会っても以前のように屈託のない関係に戻る
ことはできなかった。お互いにぎこちない態度で接するふたりを、周囲の人間が
どう噂しているかも知っている。だけど、だから、これでよかったのだと思うしか
ない。自分にはまだ、誰かを幸せにする余裕も資格もないのだから。いちばん幸せ
にすべき人間を置いてきてしまった自分は―――。
 
 学校が冬休みに入って、写真事務所が休暇に入っても、コンビニのバイトは
クリスマス、年末までぎっしり入っていた。それでかまわなかったのだが、年始
のシフトには、店長の手で強制的に休みが入れられていた。
「だって、実家に帰るって言ってただろ、お前さん」
 口を尖らせて、店長は言った。
「まったく。こっちから配慮してやらないと、いつまでも帰らないだろうか
らな、この不良少年は。お正月には、親御さんにそのぼさっとした面を見せて
こい」
 店長命令だぜ、と煙草をくわえながら付け加える。このお人よし、と隆志は
心中で苦笑した。
 深く感謝していた。

 そして、年が明け、隆志は五年ぶりに時下の屋敷へ戻る電車に乗った。
 金を節約して鈍行に乗った。ゆったり電車に乗るのもわるくない。そんな
時間を持つことは、もうずっとなかったのだから。
 時下の家に連絡することはなかった。周囲まで行って、できれば母にだけ
会おうと思っていた。運転手の原田がまだいれば、彼に頼めばいい。隆志と
あまり歳の変わらない彼は、屋敷の者でゆいいつ心を開ける人間だった。

14冬の陽 7:2008/11/09(日) 14:22:51

 六時間の旅を終えて、隆志は、あの懐かしく、そして苦い思い出の残る街
へ降り立った。
 母といた、そして今も母のいるはずの街に。
 時刻は午後四時を過ぎていて、冬の陽は夕刻の気配を滲ませている。
 頬をなぶる風が、ひどく冷たかった。

 ゆっくりと見覚えのある街並みを歩いて、叔父の屋敷に向かう。はやく母に会い
たい。無事を確認して、自分の無事な姿も見てもらいたい。そんなはやる気持ちの
一方で、叔父の肇やその妻の佳代、息子の健介といった人物の顔を思い出すと、
苦いものが胸にこみあげて足取りを鈍らせる。
 高校時代に歩いた商店街を抜ける。消えた店、新しい店。こんな街でも移り
変わりはあるんだな。ぼんやりと考えた。

 そしてついに―――時下の家に着いた。
 裕福を誇示するような、豪壮な日本家屋。この屋敷で自分が三年ちかく過ごした
ことは、今ではなんだか夢のような気がする。―――厭な夢だが。

 胸がどきどきする。母はいるだろうか。

 車庫のほうへまわる。
 都合のいいことに、運転手の原田がベンツを洗車していた。見覚えのない、
新しいベンツだった。
「た、隆志さん―――」
 原田はすぐに隆志に気づいた。幽霊でも見たような顔だった。
「お久しぶりです、原田さん」
 うつむいて、隆志はこたえた。五年前に飛び出して、こうしてまた、のこのこと
やってきた自分が、恥ずかしいもののように思われた。
「どこへ行っていたんですか? 戻って―――きたのですか?」
「ちがうよ。ちょっと―――母に会おうと思ってね」
 原田の顔色がさっと変わった。最悪の予感に、隆志の胸は震えた。
「原田さん? どうしたんだ。母は―――元気にしているんだろ? まさか」
 まさか、死んでしまってなど、いないだろう?
 隆志の心中を読み取ったのか、原田は無理に張り付けたような笑みを浮かべた。
「それはありません。お母上は元気にしてらっしゃる、と思いますよ」
「それはどういう―――」
「志津さんは―――二年前から、もうこの家にはいないのです」

15冬の陽 8:2008/11/10(月) 01:24:50
 
「そ」

 それはどうして―――

 続けようとした言葉が声になる前に。
 屋敷に隣接した木戸が開いて、がっしりとした身体を高価なダークスーツに
包んだ中年男が姿を現した。
 昔より幾分太ってはいるが、その姿を忘れようにも忘れられるはずがない。

 叔父の肇だった。

「そろそろ出るぞ、原田。―――おや」
 隆志に気づいた肇は、細い眼をさらに細めた。隆志はごくりと唾を飲み込んだ。
「これは珍しいお客さんだ。―――今まで、どうしていた?」
 隆志は答えなかった。代わりに、心底からの敵意を込めて、叔父を睨みつけた。
 肇はその視線を受け止めて、しばらくその場に立っていたが、やがて冷やかな
視線とともに、
「相変わらずのようだな。何をしていたかは知らないが、腐った性根のほうはまるで
変わっていないらしい。どうして今頃、この屋敷にのこのこ顔を出しのか分からんが、
ここにはもうお前の場所はない」
 それだけ言って、肇は車のドアに手をかけた。
「待てよ! 母さんはどうした?」
 隆志は鋭く叫んだ。肇は眉の片方を吊り上げて見せた。
「ほう。置き去りにしていった母親でも気になるか」
「――――――」
「病のほうは心配ない。綺麗に治った。今はもう、ひとりで生活している。
お前の出る幕はないし、彼女はもうお前を必要としてもいない―――」


 ヒツヨウトシテイナイ。


 そんなことが―――あるか!

 だが、その爆発するような叫びが声になる前に、肇は車に乗り込んでいた。
 原田は束の間、隆志に同情するような視線を向けていたが、肇がこつこつと窓
ガラスを叩いてせかすのを見て、あわてて運転席に入った。
「待て―――待てよ!」
 隆志が走り寄るのと同時に車は動いていく。助手席の肇はもう、隆志のことなど
見ていなかった。
 息せき切って走り、追いすがっていったが、それも徒労に終わり、車はやがて
白煙の彼方に消えていった。 

 ぜい、ぜい、と―――
 隆志は腰をかがめて、荒い息をついた。
 呼吸が苦しい。
 胸が―――苦しい。
 心の底からわきあがる肇への怒り。だが、それ以上に得体のしれない絶望感
が胸に巣くっていた。
 そのときだった。

「おい―――」

 聞き慣れた声がした。
 振り返ると、そこに、二十二歳の健介がいた。

16名無しさん:2008/11/10(月) 02:15:47
キタ!

17名無しさん:2008/11/10(月) 05:50:33
もう普通に読めるのはここだけだ・・・

18名無しさん:2008/11/10(月) 15:42:49
2ちゃんのほうにも投稿あがってるから注目してあげてね

19名無しさん:2008/11/10(月) 22:20:05
投稿あがってるってことは荒れてるってことだろ。
まーみんな見てるだろうがw

20冬の陽 9:2008/11/10(月) 23:03:52

 健介は長くのばした髪を金色に染め、耳にはピアスをしていたが、隆志にはその若者
がかつてともに暮らした高校生の少年の五年後の姿だとすぐに分かった。
 似たような恰好の取り巻き連中が三、四人、後ろにいる。まともにいけば来年には
就職する年ごろだろうに、この様子ではまともにいかなかったと考えるほうがはるかに
妥当性がありそうだった。
「おー、やっぱりそうだ。ハハハ、こいつはおかしい」
「おーい、健介。誰だよ、その兄ちゃん」
「あ? こいつは―――兄貴みたいなもんだよ」
 ウソつけ、と周囲の若者が言う。隆志も同じ気分だった。

 ―――違うよ、ただのイソーロー。貧乏なんで家に置いてやってるんだ。

 全速力で走った息切れと動悸が、胸のむかつきに変わる。
 
 いまさら話すことなどなかった。隆志は眼前の連中を無視して歩き出した。

「久々に会ったんだ、そんな逃げるみたいに去っていくなよ。ちょっと思い出話でも
しようぜ」
「お前と話す思い出話なんてない」
「あ、ひっでー。―――なら現在の話をしようや。お前の母ちゃんの話を」
 隆志の足は止まった。その様子に健介は満足げにうなずき、陰湿な微笑を浮かべた。

 このちゃらちゃらした連中のなかでも、健介はボス格の存在らしく、「ちょっと
プライベートな話だから、お前らはいつもの店で待ってろ」と命じると、若者たちは
しぶしぶといった風情で離れていった。
 そうして健介は相変わらずの薄暗い笑みを浮かべた顔で、隆志を見た。
「ここじゃなんだな、家で話すか」
「あの屋敷には二度と入らない」
「さいですか。まったく昔と同じかちんかちんの石頭だな」
 アニキは―――と小馬鹿にしたように、健介は続けた。
「お前に兄貴呼ばわりされる筋合いはない。聞いただけで気分がわるくなる。
二度と口にするな」
 凄んで見せる隆志に、しかし健介はへらへらとわらった。
「まったくつれないねえ。あんたと俺はもうただの従兄弟同士じゃないってのに」

 こいつは―――何を言っているのだ。

「さっき、あんたが追いかけていったのは、親父だろ。あれ、どこ行ったか知ってる?
あんたの母さんのとこだよ」
「――――――」
「今は病気も治って、マンションで金持ち暮らしをしてる。どの金や諸々の生活費を
払ってやってるのは親父。よーするに、さ―――」


 あんたの母親は、俺の親父の女になったんだよ―――。


 そう、言った。

「うそだ―――」
「うそじゃない。あんたが屋敷を出て行ってから、数年経った頃のことさ。いつの間に親父と
お前の母さんはデキちまってた。そのことに気づいた俺のお袋はカンカン、というよりももう
病的な状態になっちゃって、それから家庭内はぐっちゃぐっちゃだったよ」

 他人事のように話す健介の口ぶりは、しかしどこか凄惨な色合いを帯びていた。

「まあ、そんなこんながあって、あんたの母さんは家を出てマンション暮らしを始めた。
でも、親父との間柄が切れたわけじゃない。それどころか―――」
「それどころか、何だ!」
 意味ありげに言葉を切った健介に、しかし隆志は叫んでいた。

 聞きたくなかった。
 聞かずにおれなかった。
 その言葉は―――

「子供を産んだそうだよ。出て行ってすぐに。女の子だそうだ」

 子供?
 女の子?
 母さんが?

 母さんがあいつの子を産んだ?

「俺にとっちゃ腹違いの妹。あんたにとっては同じ腹から生まれた妹。この意味
分かるだろ?」

 お兄ちゃん―――

 壊れたような笑みを、健介は浮かべていた。

21名無しさん:2008/11/11(火) 00:56:58
連夜の投稿乙乙乙

続きを待つ

22名無しさん:2008/11/11(火) 05:45:56
毎日乙です。
楽しみにしてます

23名無しさん:2008/11/15(土) 00:52:20
今日も無しか…orz

24名無しさん:2008/11/17(月) 00:43:06
なんだ、このままフェードアウトかよ…

25名無しさん:2008/11/22(土) 01:11:53
続き待ってます

26冬の陽 1〇:2008/11/24(月) 01:34:27

 凍えるような夜の中を、隆志は漂っていた。
 行き先はない。
 行くあてもない。
 見覚えのある街なみも、いまはどこか遠い異国の幻のようで現実感がない。
 吐く息の白さごしに、街の灯がまたたいている。

 嘘だ、と隆志はつぶやく。

 嘘だ、嘘だ、嘘だ、嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ―――

 そんな言葉の羅列が脳裏を侵食していく。
 健介の薄ら笑いがちらつく。

『ま、昔のことは水に流そうや。あんたも、俺も、いまや同じように親に捨てられた
惨めな立場なんだからさ』

 そんなはずはない。
 あの母さんが俺を捨てるはずがない。
 あの母さんが俺を捨てて、俺が世界で一番憎んでいる男の愛人になっている
なんて、そんな馬鹿な話はない。
 あまつさえ、
 あまつさえ、その男の子供を産んだなんて、与太話にさえならない。

『信じる、信じないはあんたの勝手さ。俺は事実をしゃべっただけだからな』

 最後にそううそぶいた健介。どうしてあの時、俺は奴をとっちめてやれなかった
のだろう。
 根も葉もない中傷を吐くな、と怒鳴ってやれなかったのだろう。

 行くあてのない夜の中で、隆志はもの思いに疲れて、駅の噴水のそばに腰を
おろした。煙草に火をつける手がかじかんでいた。

 会いたい。
 母に会いたい。会って、真実を聞きたい。
 笑顔で、「そんなことあるわけないじゃない」って―――
 「私が愛しているのは今も昔も、お父さんと、あなただけよ」って―――
 そんな言葉だけで、どんな辛い境遇だって自分は生きていけるのに。

 煙草の灰が指の先から、夜の底へとぽつり、落ちた。

27名無しさん:2008/11/24(月) 05:33:24
おおー待ってました!!

28冬の陽 11:2008/11/25(火) 23:23:25

 ――――――――――――――――――
 ―――――――――――――
 ――――――――

 あるマンションルームだ。
 2LDK。女ひとり、そしてその幼い娘がひとり暮らすには大きすぎるくらい
の広さだ。
 母娘が暮らすそこのリビングで、男は煙草を吹かしている。
 眠りについた幼い娘の様子を見に行っていた母親が戻ってきて、何も言わずに
灰皿をそっと出した。

「響子は寝付いたか?」
 男が問うと、女は頸を縦に振った。恰幅が良く、鋭い目つきをした男。女はほっそり
した和風の美人だ。綺麗な曲線を見せるうなじをあらわにするよう結いあげた黒髪も、
胸元の開いたシルクのドレスも優雅で若々しいが、二歳に満たない娘の母親に
しては、いささか年齢が高いようだ。
 響子は二人の娘の名だった。

「あなたの顔を久しぶりに見たので、はしゃぎすぎて、すぐに眠くなってしまった
ようですわ」
 女はそう言って、かつての義弟―――そして現在は愛人になった男の顔を、上目づかい
に見た。
「それは皮肉かね。身体が自由になるときは頻繁にここへ来ていると思うが」
 悠然と煙を吐きながら、男は答える。
「娘ですもの。父親の顔は毎日だって見たいに決まってますわ。それに・・・」
 言いよどむふりをしては、女はちらりと男に流し目を送った。唇にあるかなきか
の微笑が浮かんでいる。どこか媚びを含んだ微笑だった。
 男はそんな女の顔を見つめ、くすりとわらうと、ゆっくり立ち上がって、
ソファに腰かけた彼女の背後にまわった。
 顔が近づき、唇が合わさる。女は瞳を閉じて、その口づけを静かに受けていた。
「淋しいのは娘だけかね」
 わずかに紅潮した耳元で、男は囁きかける。
「わたしも・・・・・・」
「何かね?」
「意地悪なひと・・・・・」
 潤んだような瞳をきゅっと吊り上げて、男を睨むまなざしがあった。
 満足げにまたわらった男の手が、ドレスの胸元に入り込む。女はかすかに
声をあげて頸を振ったが、それ以上あらがわなかった。
 分厚い男のてのひらが、下着の下に入り込み、柔弱な色白の乳房を包んだ。
やわやわと撫でさすられるうち、すぐにその頂点がしこり立つ。男の親指の腹が
そのとがりに触れると、女はまた細い声で小さく啼いた。そして、そんな自分を
羞じるように、わずかに顔をうつむけた。
 前髪が一束、はらりと落ちて、形の良い額にかかる。
「一番淋しがっていたのは、この躯のようだな」
 いや―――と、女はまた頸を振る。
「ここではいや。隣で響子が・・・・・」
「もう寝ているさ。起きてきたら、パパとママで遊んでいたといえばいい。事実
だからな」
「せめて明かりを消してください」
「明るいところでこの躯を見たいんだ」
 それでもいやいやを繰り返す女の唇に、また男の唇が合わさる。女の瞳が
大きくなり、またすぐに閉じられる。

 静謐なリビングに、女の吐息と、舌の絡まる音がかすかに、そして淫靡に響く。

 すっと刷毛ではいたように、女の頬は朱に染まっていた。陶然としたその表情と
は対照的に、彫刻のような男の顔は平静を失っていない。そんな男を恨むように
ちらりと見て、女はまた、今度は自分から挑むように、男の口内に舌を差し入れた。
 男の手がドレスをずり下げていく。女はもうあらがわなかった。

29<削除>:<削除>
<削除>

30名無しさん:2008/12/31(水) 14:08:52
消えるんだったら中途半端にスレ建てなんかするんじねえ! 2度とくんなよ!

31名無しさん:2008/12/31(水) 19:11:46
まーまー。
ここまで書いてくれただけよしとしよう。
続きは誰か書いてくれ。

32その1:2009/01/02(金) 21:27:13
『湯煙越しに消えた日々』
 
父が再婚し新しい母との結婚10周年記念に家族揃ってG県の温泉旅館にきた
ここは、懐石料理が評判という話だ。
若すぎるせいか僕には料理の良さは分からなかった。
父はたいそう満足し、お酒を飲みすぎて早々に眠ってしまった。
僕と母で父を布団に運び寝かせた
母はお風呂の用意を始めた。
「ひかるちゃん、露天風呂に行きましょ」
その声には当然行くでしょという響きがあった。
ここの露天風呂は混浴だ。
僕は、体が成長したことと、もしアレが大きくなったらと思うと恥ずかしく気がすすまなかった。
そうした僕の様子を察したのか母は笑顔でこう続けた。
「親子で一緒にお風呂に入る機会はもうないかもしれないし、いい思い出になると思うの。大きくなっても冷やかさないから、ねっ、行こっ」
笑顔には弱い。
母のよく使う手だがいつもこれにやられる。
僕は、照れを隠すためわざとぶっきらぼうにこたえた。
「わかったよ」
ここの旅館には少し離れた場所に露天風呂がある。
僕と母は旅館の庭を歩いた。
晩秋の夜、外は少し寒かった。
少し歩くと脱衣所があり男女は別々の出入口だった。
服を脱ぎ風呂の出入口を開け中に入るとやはりふたつ出入口があった。
僕は、恥ずかしいので湯ぶねにつかって母を待つことにした。
若い女性の話し声がする。
やれやれ
僕は、困った。

33名無しさん:2009/01/03(土) 10:46:07
GJ
できれば新しくスレ立てするか、名前欄には名前を入れてほしい。
前の小説と区別がつきづらい。

34その2:2009/01/09(金) 12:44:15
「ねぇ、話し掛けてみようよ」
「わかったけど迷惑そうなら戻りましょ」
「わかってるって♪」
声の主は、二人連れの若い大人の女性だ。
僕のアレは声だけで大きくなり、心臓は行進曲を演奏し始めた。
バシャバシャと音をたて彼女たちは近寄ってきた。
僕は、目のやり場に困り顔が火照った。
「君とおしゃべりたいけど、いいかな?」
ショートカットの活発そうな女性が話し掛けてきた。
「う、うん…いいよ」
僕は、嬉し恥ずかしい気持ちでおかしくなりそうだった。
「こんばんは、君、一人なの?」
髪の長い落ち着いた雰囲気の女性も話し掛けてきた。
「家族三人で来ていて、もうすぐ母が来ます」
僕がそう言うと残念そうにショートの女性が言った。
「あらら、それなら早速本題に入るけど私と友達の胸、どっちが君の好みかな?よく見て選んでほしいの」
彼女たちは顔を見合わせてお互いに表情で確認をとると胸を隠していたタオルをどけた。

35その3:2009/01/13(火) 08:20:40
僕が恥ずかしそうにうつむくとショートの女性が覗き込むように話し掛けてきた。
「私たちどっちの胸がいいのか次に来た人に決めてもらおうと決めてたの。ねぇ〜っ」
「ねぇ〜っ」
ショートの女性がロングの女性に同意を求めるとロングの女性が同意し話を続けた。
「ごめんね、ビックリさせちゃったよね。ちょっとしたお遊びだから気楽に答えてくれると嬉しいかな」
正直、僕は少し怯えていて状況を楽しめなかった。
選べば彼女たちの用は済んで解放してくれるだろう。
僕は早く選んで済ませることにした。
ショートの女性の胸はこぶりで乳輪が桜貝のような綺麗なピンク色で乳首が上を向いていた。
ロングの女性は、乳輪は茶色とピンクの中間色で胸が大きくてお湯に浮いていた。
僕は、こんなにまじかに女性の胸を見たのはちっちゃい頃以来初めてで、すごくドキドキした。
僕が胸を見ていると彼女達は僕の手を取り自分達の胸に押し当てた。

36名無しさん:2009/01/13(火) 10:25:19
GJ
続き楽しみにしてるよ

37その4:2009/01/13(火) 17:43:42
顔が熱くなり耳まで熱かった。
僕が驚いて硬くなっているとショートの女性が口を開いた。
「手触りも比べてほしいの。どう?手を動かしてみて」
恐る恐る僕は手を動かしてみた。
比べてみるとショートの女性の胸は少しかためでロングの女性は柔らかかった。
僕は、ポ〜ッとしていつまでもこのままでいたい気持ちだった。
だけど母にこの場を見られたくない、僕は早く決めることにした。
声がうわづらないように祈りながら僕は口を開いた。
「どっちも良くて決められないかな…」
それが僕の本心だった。
どうやら彼女達はホッとしているようだった。
ロングの女性が嬉しそうに言った。
「勝っても負けても気まずいから本当は止めたかったんだけど、ふたりとも引っ込みつかなくなって言いだせずに困ってたの。ありがとね、君」
そう言うとふたりでギュッと抱きついてきた。
四つの胸にはさまれて僕は驚いたやら嬉しいやらで困った。
「可愛い♪」
モジモジしているとショートの女性がそう言い、ふたりで僕の頬にチューをした。
のぼせたようになっていると不意におち〇ちんに何かが触れた。
「あっ…」
僕の体がビクンと震えた。
ショートの女性が秘密を打ち明けるような小声で言った。
「ねぇ、ほのかも触ってみてよ、すごくカチカチよ」
ロングの女性も秘密を共有したような小声で言った。
「わぁーっ、本当だ!それになかなか大きいわ、将来有望ね♪」
ふたつの手の細い指先が絡み付いてきた。
僕は、おかしくなり、ふたりに抱きついて押し倒したい衝動に駆られた。
不意に戸が開く音がした。
ショートの女性が残念そうな声をあげた。
「あらら、タイムオーバーね。お姉さんたちをエッチな気分にさせたご褒美をあげたかったけど残念ね」
母が入ってきた。
ロングのほのかと呼ばれた女性が立ち上がった。
「楽しかったわ、君。そろそろ出よっか?薫」
薫と呼ばれたショートの女性も立ち上がった。
「うん!そうしよ。…ねぇ君、お姉さんたちのお尻じっくりみてね♪」
そう言うとふたりはお湯から出て母に軽く会釈をすると脱衣所に入り視界から消えた。
その間、タオルは胸を隠しただけなのでお尻がバッチリ見えた。
ショートの薫さんは、お尻がキュッとしていて上の方に肉がついていた。
ほのかさんのは、少しふくよかな感じがした。
母が、湯に浸かり近づいてきた。
「待たせちゃったかな?」「遅いよ〜っ」
僕は、決まりが悪くてワザと不満そうに言った。

38名無しさん:2009/01/14(水) 09:40:17
gjgj

39名無しさん:2009/01/14(水) 17:13:57
いいぞいいぞ。
次も期待してます。

40その5:2009/01/14(水) 19:09:20
「ごめんなさい。本当はもっと早く入れたんだけど、楽しそうな声が聞こえたから邪魔しちゃ悪いかなって少し待ってから入ったの。…体が冷えちゃった」
そう言うと母は、さらに近づいてきた。
僕と母の距離は、少し動いただけで体が触れ合ってしまうほどの距離だった。
ふたりきりになるのは暫らくぶりで気恥ずかしかった。
そうした気分を誤魔化すために僕は、話題を探したけれど何を話していいのか見当がつかなかった。
そうした気配を察したのか母の方から話題を切り出してくれた。
「さっきのお嬢さんたち綺麗だったわね。肌もよく水を弾いてツルツルだったわ」
僕は、彼女たちが湯船から立ち上がったときのことを思い出した。
バシャっと音をたてて立ち上がると、お湯が彼女たちの凹凸を舐めるように流れ落ちた。
濡れた素肌はイルカのように光沢がありテカテカ光っていた。
確かに母の言うとおり、彼女たちは綺麗で眩しい夏のような輝きがあった。
でも…、身贔屓(みびいき)かもしれないけど母も負けてないと思う。
なんだか僕は、悔しいような気持ちになって、気付いたときには口走っていた。
「母さんも綺麗だよ」
僕は、自分の言葉に驚いて恥ずかしくなった。
「ありがとう」
母は、そう言うと恥ずかしそうにうつむいた。
母の耳は真っ赤だった。

41名無しさん:2009/01/15(木) 10:16:07
来たキター!!!
続き期待あげ

42その6:2009/01/15(木) 19:36:40
「ひかるちゃん、背中を流してあげるわ」
そう言うと母は立ち上がり手を差し出した。
母は、タオルで体を隠さなかったので胸も下腹部もあらわになっていた。
家族だから隠す必要がないということだろう。
僕は、おち〇ちんがまだ元に戻らず困った。
あまり恥ずかしがるのも却って恥ずかしい行為とおもい母の手を取ると自力で立ち上がった。
母が隠さなかったので僕も母に成長した体を見てもらいたかったが、完全に勃起した性器を母の目に晒すのははばかられ、タオルで隠した。
立ち上がっても母は、僕の手を離さなかったので手をつないだまま洗い場に行くことになった。
ニコニコしている。
母は、すこぶる機嫌がいいようだ。
「先に洗ってあげるから椅子に座って」
と母は言った。
僕が座ると母はまず、髪を濡らしてシャンプーを泡立てた。
「頭から洗ってあげるね」
母は、指の腹で頭皮を揉むように洗い始めた。
時折、母の乳房が背中に触れた。
僕は、気持ち良くてうっとりしながら、幼い日のことを思い出した。

43名無しさん:2009/01/16(金) 16:25:54
GJ

44その7:2009/01/18(日) 08:44:22
産みの母は、他の人が好きになり家を出たそうだ。
幸か不幸か、ボクはあまりにも幼すぎて思い出の中に産みの母は存在しない。
友達にも親が離婚した子は何人かいた。
しかし大多数の友人は、みな母親と暮らしていた。
しかも時折、父親と一緒に出掛けたり、誕生日やクリスマスはプレゼントを用意してくれるから離婚をしても父親は父親だと言う。
ボクは、父にどうして母はボクを引き取らなかったのか、なぜ会いにも来ないのかと何度か尋ねた。
そのたび父は困った顔をして、誰かが悪いわけではなく成り行きでそうなってしまった、という意味のことを子供でも分かるように苦労しながら説明した。
意味は半分しか分からなかったが父がボクのことを子供だと軽んじて適当な返答をしなかったことだけは分かり、そのことだけは嬉しく思った。
しかしボクの心のなかに根深い不信感が芽吹き始めた。
女性に対する不信感。
特に母親という存在自体を心のどこかで嫌悪した。

45その8:2009/01/18(日) 08:47:45
長期の休みになると、父とボクはよく遠出をした。
父は仕事が忙しく、すれ違いが多く、たまに一緒に過ごしても、お互い気疲れするだけだった。
今にして思えば、ボクが子供らしくなかったからだろう。
甘えるということを知らずに育った。
 
いつの頃からだろう、父と遊びに出掛けるたび、いつの間にか合流して一緒に遊んでくれるお姉さんがあらわれたのは。
お姉さんと一緒だと、父との会話も何もかもがスムーズにできた。
苦手だった父との外出が一変して、楽しいものになった。
気がつくとボクは、お姉さんが大好きだった。
しかし父と結婚をすると聞いて急に嫌になった。
 
『気をつけろ!女がまた家を引っ掻き回しにやって来る』
ボクの心がサイレンをあげた。
『気を許すな!ドアを開ければ子供のように、大切なものまでチャクチャに散らかされる』
ボクの心を嵐のようにした女を憎んだ。
 
父と女が結婚してからは、ボクは、ふたりにかかわらないようによそよそしく接した。
女の作る料理もやさしい気遣いも全部、ボクに取り入るための見せ掛けだけの汚らしい賄賂としか思えない。
騙されるもんか!!
 
父が気を揉んでいることは、手に取るように分かった。
でもやめなかった。
どうせ壊れるなら早いほうがいい。
 
 
ずいぶん後で気づいたことだが、当時僕は、女を父とボクを傷つけるものして排除しようとしていたと思っていた。
でも本当は、新しい生活を恐がっていた。
女に子供が出来、笑いの絶えない家庭。
そこにボクの居場所はなく、家族という名の他人のなかで深い孤独を思い知らされる。
とても耐えられない…
ボクには、それを認めるだけの度量もなければ、父の幸福を壊す口実に、父のためという建て前が必要だった

46その9:2009/01/18(日) 08:51:58
ある日、ボクが入浴していると女が浴室に入ってきた。
「ひかるちゃん入るわよ」
ボクは腹が立った。
図々しくまたボクのことをひかるちゃんって呼んだ!!
ボクは噛み付くように叫んだ。
「ひとりで洗えるから出てけよ!!」
ボクの暴言を咎(とが)める素振りも見せず、女は笑顔で言った。
「えらいわね。でもふたりで入ると楽しいわよ」
「じゃあ、ボクが出るよ!!」
女の手がボクの腕を掴んで放さなかった。
「お願い、母親ぶった口を聞かないからたまに一緒に入って」
ボクは、女に母親のマネをされたらと思うと心底ゾッとした。
仕方なくボクはその条件を受け入れた。
意外と女の言う通り、お風呂はひとりで入るよりもふたりの方が楽しかった。
でも女は、嘘をついた。
たまにと言いながら毎日入ってきた。
でもボクは、あえて何も言わなかった。

47その10:2009/01/18(日) 08:54:03
女は、ボクの髪と体を洗った。
ふれられることで安心できて気持ちが落ち着くなんてボクは、知らなかった。
偽物の温もりだと思いつつも、ボクはいつのまか女に気を許していた。
気が付くとボクは、女のことをまた、お姉さんと呼んでいた。
お風呂では、その日あったことやいろんな話をするようになった。
お風呂もずいぶん長く入るようになった。
あまり長いから一度、父がのぼせて出られなくなったのかと、心配して見にきたことがあった。
お姉さんと、よくお風呂で歌を歌ったり洗いっこをした。
体を洗うと最後に「おちんちん綺麗にしてあげる」って言って洗ってくれた。
ちょっと恥ずかしかったけれど嬉しかった。

48その11:2009/01/18(日) 08:57:15
お姉さんの体は綺麗だった。
おちんちんが付いてないことが気になったけどそれ以上にボクはおっぱいが気になった。
でも、いやらしい子だと思われたくないからチラ見しかしなかった。
 
ある日、お姉さんは、少し悪戯っぽく言った。
「ひかるちゃん、おっぱいさわってみる?」
すっかりバレてたみたいでボクはビクッと震えた。
ドギマギしているとお姉さんはボクの手を取りおっぱいをさわらせてくれた。
「別に、恥ずかしいことじゃないから大丈夫よ」
さわったまま手を動かせないでいると、お姉さんはそう言った。
ボクは、その一言で安心して、おっぱいを揉んでみた。
やわらかくて気持ちいい。
しばらく揉んでいるとボクは、吸ってみたくなった。
そんなことを言えば絶対、軽蔑される。
ボクは揉むのをやめた。
お姉さんは、何かを察したのか、ボクの頭に手をそえると胸にボクの顔を押しつけた。
唇に乳首がふれた。
「吸ってみてもいいのよ」
とお姉さんは言った。
「父さんには内緒にしてくれる?」
ボクは心配そうにお姉さんの顔を覗き込んで聞いた。
お姉さんは微笑んで言った。
「私とひかるちゃんだけの秘密ね」

49その12:2009/01/18(日) 09:00:29
ボクは乳首を口に含んだ。
チュウチュウ吸ってみると、赤ちゃんみたいで恥ずかしかった。
しかし、お姉さんはからかわず、ボクが、もういいと言うまでの半年ぐらいの間、長時間いやな素振りも見せず、おっぱいを吸わせてくれた。
 
お姉さんは嘘つきだった。
母親ぶらないと言ったのに、産みの母がしてくれなかったことをボクにしてくれた。
ボクは、その嘘が嬉しかった。
ボクは、その日、初めてお姉さんにお願い事をした。
お姉さんは、初めてお願いされたこと自体を喜んでくれた。
「母さんって呼んでもいい?」
ボクがそう言うとお姉さんは、泣きだした。
ボクは、心配して言った。
「ごめん、もう言わないから泣かないで…」
涙を拭いながらお姉さんは、言った。
「ううん、嬉しくて泣いちゃったの。…だったら母さんもひかるちゃんにお願いがあるの。ひかる、私の子供になってくれる?」
「うん!」
ボクは、即答した。
なぜだかボクも、嬉しいのに涙が止まらなくなった。
母は、ボクを力強く抱き締めてくれた。
 
 
僕は、母に強い絆を感じる。
その日から僕にとって実の母とは、育ての母をさす言葉になった。

50名無しさん:2009/01/20(火) 09:56:22
コンスタントに続いててうれしいです。
続きに期待

51その13:2009/01/21(水) 07:52:32
「お湯かけるわよ」
母のその言葉で僕は、現実に引き戻された。
母は、洗髪し終えた僕の頭に洗面器で、何度かお湯をかけた。
頭を洗い終えると次は背中を流した。
母は、石けんで背中を泡立てた後、タオルで擦ってくれた。
「背中が大きくなったわね」
母は、そう言うと楽しそうに背中を流した。
「母さん、今度は僕が背中を流すよ」
「ありがとう」
僕は、母の背中を流した。
母は、少しくすぐったそうにしながら喜んでいる。
母の背中は、子供の頃、広く洗い終えるまでに時間がかかったが、今は容易(たやす)く洗い終えてしまった。
僕は、自分の成長を嬉しく思う反面、寂しさを感じた。
「今度は、おち〇ちんを洗ってあげる」
母は、振り返ると僕のタオルを取った。
僕のおち〇ちんは上を向いていて、亀頭が皮から半分顔を覗かせていた。
僕は、母に大きくなったおち〇ちんを見られたことより、亀頭を見られたことが恥ずかしかった。
幼い頃、見られることのなかった亀頭が、いやらしい欲望の象徴のように思えた。
まだ小さくおさまらないおち〇ちんに、僕は、母に欲望を感じているかのような後ろめたさを感じた。
母は、黙っている。
大きくなっていることは、母も知っているハズなのに……。
僕は、沈黙の長さに気まずさを感じた。
母は、少し驚いているように見えた。

52その14:2009/01/21(水) 07:59:50
「まだまだ子供だと思っていたのに……」
母は、戸惑っているようだった。
マジマジと見られ、僕は、恥ずかしくなった。
母は、おち〇ちんをさわると皮を剥いて亀頭を出した。
「いっ…!!」
僕は、思わず口にだした。
母は、恐る恐る見ていたが、ほっと息をはくと安心したように言った。
「まだ、剥けきってないみたいね。ふぅ〜ん、こんなふうにくっついてるんだ……」
母は、おち〇ちんが成熟しきっていないことに安心したようだ。
しかし、成長途中の僕のおち〇ちんを不思議そうに観察するのは困る。
僕は、いたたまれない気持ちになって母に言った。
「恥ずかしいから、あんまり見ないでよ!!」
「ゴメン。今から洗うね。」
そう言うと母は、石けんとタオルの端を使って白いカスを丹念に取ってくれた。
母は、優しく繊細に洗ってくれたけれど、僕の亀頭は過敏過ぎて少し痛んだ。
「はい、おちんちん綺麗になったわよ」
久しぶりに聞いた、懐かしい響きだった。
体を洗い終えたので僕と母は、湯に浸かり温まってから露天風呂を出ることにした。
少し冷えた体に、お湯がじんわりとしみた。

53その15:2009/01/21(水) 18:25:00
体も温まり、お湯から出る頃合いに、ガラガラと戸が開く音とともに、下品な声が聞こえてきた。
「可愛い女とかいねえかな?」
「お前はロリコンだから中学生がいいんだろう?」
「はぁ!?いまどき中学生は、普通だろ。そう言うお前は人妻だろ?」
「人妻か…一度お相手してもらいたいな…」
「ふははははwwwwww」
男たちの声は複数聞こえた。
お酒を飲んでいるのだろうか、大人数だからだろうか、あきらかに度が過ぎる態度だった。
こちらに気づいたのだろう、男たちはコソコソと話し始めた。
湯煙の向こうに見えたのは、雰囲気からして大学生らしい集団だった。
スポーツをしているのだろうか、よく日焼けした肌と鍛えられた肉体が大学生以上に年上に見えた。
母は、小さな声で言った。
「出ましょう」
男たちが湯に浸かるのとすれ違うように僕と母は、湯から出た。
すると男たちのなかの一人が声をかけてきた。
「お姉さんすみません、誰もいないと思ってはしゃぎ過ぎました。恐がらせちゃったみたいですね。ゆっくり浸かって僕らとお話しませんか?」
思ったより礼儀正しくて僕は少し安心した。
「ちょうどあがるところですから、お気になさらないで下さい」
そう言うと母は、振り返らず露天風呂から出ようとした。
「チッ!!」
舌打ちのような音が男たちのほうから聞こえた。
ガラガラ
また戸が開く音がすると四人の男が入ってきた。
繋いでいた母の手が僕の手をギュッと握った。
僕は、大丈夫という意味で握り返した。
不意に背後から大声が聞こえた。
「オイ!!お前ら、そのふたりを絶対に外に出すんじゃないぞ!!」
「任せて下さい!」
と言うと目の前の四人は、互いに目配せして横一列に並び行く手を阻み、にじり寄ってきた。
僕は、どうしたらいいか分からず、恐ろしくて母の顔を覗き込んだ。
母の顔からは、恐怖以外の感情を読み取ることはできなかった。

54名無しさん:2009/01/22(木) 16:32:47
いいね〜毎日ご苦労様です^^

55その16:2009/01/22(木) 22:51:59
男たちが、僕と母の体の自由を奪った。
母は声をうわずらせながら叫んだ。
「やっやめなさい。君たち、いい、これは、はっ犯罪なのよ。今、やめれば問題にしないわ。だから早く放しなさい」
四人は、少し不安そうに顔を見合わせたが、湯に浸かっている仲間達の下品な笑い声を聞くとふてぶてしくにやけた。
年上らしいさっきから仕切っている男が笑いながら言った。
「考えを改めるのはお前のほうだっうの!!すぐに理解させてやるよ!」
男たちは、大笑いしはじめた。
「ひとつ言っといてやる。大声をだして人を呼ぼうなんてしたら、こっちも荒っぽいことをしないといけなくなるからな!」
そう言うと僕を掴んでいる男たちに目配せをした。
僕は、引きずられて湯ぶねまで連れていかれた。
「やめて!!」
母が叫んだ。
「止めろ!!」
無駄を承知で僕も叫んでみた。
仕切っている男が笑いながら口を開いた。
「投げ入れろ!!」
僕は、空中で母の叫び声を聞いた。
「お願い、やめ」
バシャーン!!
僕は、水面に腹をぶつけ、硬い岩に膝や腕をぶつけ、少し水を飲み苦しかった。
息を吸おうと顔を出すとすぐに男たちの腕でお湯に沈められた。
ゴボゴボゴボ
男は、面白がって何度も僕の頭をお湯に出し入れした。
お湯から頭が出るたびに、僕は、母が男たちに必死に懇願する声と、意地悪そうな男の声、下品な笑い声を聞いた。
突然、僕を掴んでいた男は、沈めることをやめ、僕に言った。
「よかったな坊主、お前の姉ちゃんが俺らみんなと遊んでくれるってよ。もうお前と遊ぶのはやめだ。おとなしくして手間かけるなよ」
そう言うと後から入ってきた四人のうちのふたりに僕を掴ませるとお湯から出て他の奴らと母を囲んでジャンケンを始めた。
僕は、酸欠とのぼせで意識が朦朧(もうろう)とするなか必死に叫んだ。
「やめろ!!母さんには、母さんだけにはひどいことをしないでくれ!!」

56<削除>:<削除>
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57<削除>:<削除>
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58名無しさん:2009/04/14(火) 05:57:27
ほんとにすごい…!これは見るべき(>_<)
http://www.love-sexy.net/love/lndex.html

59名無しさん:2009/04/14(火) 19:19:55
ごめん、ちょっと質問なんだけど

http://dancingflower.net/aab/

↑ここみたいにモザイクのない生放送って
他にどこにある?

60名無しさん:2010/07/18(日) 19:49:15
前に某所で投稿した奴だけどよければどうぞ

                  悪戯電話
1、
ある土曜の昼時、松本家に掛かってきた一本の電話からこの話は始める。
(トゥルルル、トゥルルル)ちょうどお昼の支度をしていたこの家の主婦沙織はいそいそと受話器を取った。
「もしもし、松本ですが」
ごく普通に電話の応対をする沙織であったが、
「あっ、もしもし奥さん・・・相変わらずそそる声だねぇ・・・声聞くだけでチンコ起って来ちゃうよ」
見る見る顔が硬直してムッとする沙織だった。
「ふざけないでぇ」
慌てて電話を切る沙織であった。(まったく頭にくるわ)ご機嫌斜めになりながら二階の部屋に居る息子の孝一を呼ぶ。
「孝一!!お昼出来てるよ!!!」
テ−ブルの上に沙織お手製のナポリタンが盛り付けられる。
やがて二階からのそりのそりと息子の孝一が降りてきた。孝一はスラリと背は高いが気の弱そうな優しげな少年であった。
高校1年の孝一はまだ学校に馴染めないのか、休みはもっぱら家に篭り自分の部屋で好きなパソコンやゲ−ム三昧だったのが沙織には少し気がかりだった。
沙織はと言えば、40過ぎの熟れた色気を漂わす美女で、積極的に町内の行事などにも参加する行動派だった。
何かと話し掛け息子とコミュニケ−ションを取ろうと話し掛けるが気の無い返事が返るだけで少し溜息がでる沙織だった。
(トゥルルル、トゥルルル)再び電話が鳴り沙織がいそいそと受話器の方に向かう、その母の後ろ姿を孝一は舐めるように見ていた。
「はい、松本ですが」
何時もと変わらない応対をする沙織であったが、
「奥さん、酷いじゃなぁい・・・もうちょっとお話しようよ!!今、どんなパンティ穿いてるの?奥さんの熟れた裸体想像すると・・・ハァハァ」
電話口の男は卑猥な言葉を沙織に浴びせ掛ける。
「ちょ、いい加減にして!!切るわよ!!」
沙織が強い口調で会話を終わらせ電話を切ろうとすると、
「あっ、沙織さん待って・・・玄関にプレゼント置いて置いたから後で見て見てよ。俺からの気持ち・・・フフフ」
自分の名前を相手は知っている事に沙織はゾッと寒気を覚えた。
「けっ、結構です!!」
(ガチャン)沙織は慌てて受話器を置く。(何で私の名を・・・誰なの?)
背後から孝一が声を掛ける。
「母さん、どうしたの?」
不思議そうに沙織の方を見る孝一に気づき沙織は慌てて答える。
「あっ、い・悪戯電話・・・まったく困ったもんよね・・・さあ、お昼食べちゃいましょう」
慌てて、席に戻る沙織だが少し不安を覚えるのであった。
自分の部屋に戻ると、孝一は鍵の掛かった引き出しを開けエロ本を読み始めた。タイトルは「母子快楽遊戯」どうやら、孝一は母沙織を性の対象として見ているらしかった。
(母さんのさっきの怒った顔や困った顔・・・フフフ)本の中の淫母を自分の母に置き換え妄想を膨らます孝一であったが、ふと窓から玄関先を見ると、母が困惑した表情で荷物を抱え辺りをキョロキョロしていた。
「母さん何してるんだろう?」
気にはなったがそのまま妄想を楽しむ孝一であった。
一方、先ほどの男の電話が気に掛かり玄関を開けた沙織は、男が言っていた通りの箱に入った荷物を見つけた。
まだ近くに居て様子を窺っているんじゃないかと辺りを見回すが人の気配は無かった。
(何かしら・・・気味が悪いわ)
警察に届けようかとも思った沙織だが、中を確認してからの方が良いだろうと箱を少し開けてみると、その中には剥き出しのままのバイブが入っていた。
沙織は驚き手を離して下に落としてしまうが
慌てて拾い直し、再び辺りを見回し誰も居ないのを確認すると慌てて家に飛び込んだ。
(こ、こんなの・・・どうしよう?捨てるにしたって・・・)
困惑した沙織だが、亭主の孝弘や息子の孝一に見つからないように処分することにして夫婦の寝室の奥に隠すのであった。

61名無しさん:2010/07/18(日) 19:50:10
2、
その夜、夫の孝弘から電話が入り同僚と飲みに行くから遅くなると電話が入った。沙織は膨れっ面をしながら孝弘に嫌味を言う。
「田中さんや植草さんはこの前一緒に飲みに行っていないと言ってましたけど、どちらの田中さんや植草さんと今日は飲みに行くのかしら?」
電話の向こうで夫孝弘は舌打ちして電話を切った。沙織は悲しそうに受話器を置く。
(何よ・・・浮気しているのかなぁ)沙織がボンヤリ考えていると、二階から降りてきた孝一が声を掛ける。
「母さん、またいたずら電話でもあったの?」
沙織はあわてて首を振り、
「違うわ、お父さんから・・・今週も飲みに行くから遅くなるって・・・困ったものよねぇ・・・ほっといて先に寝ちゃいましょう!!お休み孝一!!」
孝一は不思議そうな顔をしたが二階に戻って行った。
寝室に入ると孝弘が女と浮気している姿を想像して中々寝付けない沙織であった。不意に昼間の悪戯電話の言葉を思い出す。
(バカ、あたしに欲情する男だって居るんだから・・・あたしだって・・・)
そう思うと自分で身体を弄り始める沙織だった。孝弘とはここ数年御無沙汰で、一人で慰める沙織であった。
「アゥゥン・・アッ・・アッ」
オナニ−をして身悶える沙織は昼間の荷物を思い出す。
(つ、使って見ようかしら・・・)
乱れたパジャマと下着を脱ぎ、全裸になった沙織は昼間に封印したバイブを取り出しマジマジと見る。
「こ、こんなの使うとどうなっちゃうのかしら?」
戸惑う沙織であったが、
(あなたが悪いんだから・・・これぐらいなら・・・良いわよね)
沙織は恐る恐るバイブを自分の肉襞に擦り付けると、既にビッショリ濡れていた肉襞はバイブに絡みつくように奥に導く。
「ハァァ・・・アァン・・アッアッ」
自らの手を出し入れしてオナニ−を続ける沙織は心底気持ち良さそうであった。
快楽に夢中な沙織は寝室のドアを少し開け、沙織のオナニ−姿を見て自分の竿を擦っている孝一の存在に気づいてはいなかった。
(か、母さんも欲求不満だったんだね・・・アッアア)
沙織が身悶え、巨乳が揺れる。熟れた尻から愛液が滴り落ちる。
「アッ・・ダメよ・・主人や子供が・・・ハァァン・・・アッアッアァァァ」
ガクンと身体を硬直させると沙織は果てた。そのまま、気持ち良さそうに深い眠りについた。孝一はそっと中に入ると母の淫らな裸体を観察する。母の愛液を指に擦り付けて匂いを嗅ぐと満足したように自分の部屋に戻りオナニ−を続ける。
今日のオカズは母が見知らぬ男に犯される場面であった。
孝一のザ−メン量が何時もより多く吐き出されるのであった。

62名無しさん:2010/07/18(日) 19:52:04
3、
朝、目を覚ました沙織は自分の格好に慌てて着替えようとするが、夫が帰っていない事に気づき身体をティシュで清めゆっくり着替え始める。タンスからブル−のショ−ツを取り出し穿き、その上にスリップを着るのであった。
時計を見ると8時を回っていたが日曜なのもあって慌てる必要は無かった。
(トゥルルル、トゥルルル)電話の音が鳴り沙織が電話に出ようと近づく、
(どうせ主人だわ・・・何て言い訳するのかしら・・・クス)
「はい、松本ですけど」
だが、電話の向こうは夫では無かった。
「奥さん、俺のプレゼントは気に入ってくれたかい?既に使ってたりしてね・・・ヒィヒヒ」
沙織は図星を指され見る見る頬を染めた。
「な、何を・・・あんな変なもの要りません」
沙織は冷静さを装い毅然と答えると以外にも、
「要らないの?じゃあ、今から奥さんの家に回収に行くよ」
予想外の回答に沙織は冷静さを失った。
「ま、待ってぇ・・・あの、その、直ぐ・・わ」
電話口の向こうで男が声をあげて笑うと沙織は益々赤面する。
「正直に答えな・・・奥さん使ったんだろう?」
少し声のト−ンを抑えて男が沙織に質問する。
「あっ・・あのぅ・・・ハ、ハイ・・・」
沙織は観念し男にバイブを使ったことを白状する。
「フフフ、素直に白状したのに免じて俺がもっと気持ち良い使い方教えてあげるよ・・・今から行くからお楽しみに・・・」
沙織の顔が見る見る青くなる。頭の中は真っ白でどうしたらいいのか分からない。
このまま男を家に招き入れれば犯されるのは明らかだが、拒めばどんな事になるのか想像出来ない。
数分後、家の外に男が姿を現した。沙織は玄関の扉を開けるとそこに立っていたのは向かいのアパ−トに住む関口という中年だった。
(この人が・・・そう言えば前に私の胸をイヤラシイ目で見ていたわ)
「フフフ、意外だったかな?そう私が奥さんの・・・この胸、尻、そして大事な此処を想像して我慢出来ずに奥さんにエッチな電話を掛けた男さ・・・もっとも、奥さんも好き者のようですがね」
そう言うと沙織を引き寄せ口付けをする。不意を突かれた沙織は唇を許すが慌てて関口を突き放す。
「や、止めてぇ・・私は・・・そんな女じゃないわ・・・もう、帰ってください!!帰らないなら警察呼びますよ」
関口はニヤニヤしながら沙織を再び抱き寄せる。よろよろと沙織が関口の胸元に顔を付けると耳元で囁く。
「奥さん、旦那じゃ味わえない快楽を教えてあげるよ!!」
そう囁くと沙織をお姫様抱っこした。沙織は蛇に睨まれた蛙のように抵抗する気力を奪われ、関口と共に寝室に消えて行った。

一方、昨晩の母親のオナニ−姿を堪能し自らの夜のオカズとして自慰をしていた孝一も遅い目覚めをした所であった。下で何か騒がしかったのも父が帰って来て母に怒られたんだろう等と思いながら階段を下りていくと、玄関のドアが少し開いているのを見つけた。
玄関先には見慣れないスニ−カ−が乱雑に脱ぎ捨ててあるが、孝一は不思議に思いながらも玄関のドアを閉め鍵を掛けるのであった。
台所で目覚めのコ−ヒ−を飲んでいると母親の寝室から艶めかしい声が漏れてくるのが聞こえた。
(母さんったら、まだ物足りずに朝からオナっているのか?)
ニヤリとしながら寝室の方に向かっていた。

63名無しさん:2010/07/18(日) 19:54:41
寝室に連れ込まれた沙織はベッドに倒される。その弾みでノ−ブラの巨乳が弾む、慌てて胸元を隠す沙織であった。
関口は部屋の中を見回すと枕もとに昨日の痕跡を示すようにバイブが転がっていた。沙織は真っ赤になりながら慌てて枕の下に隠す。
「あ、こ、困ります・・・上には子供も居るんです。しゅ、主人だって何時帰ってくるか・・・もう、帰ってください。バイブの事はお金を払いますからそれで許してぇ」
沙織は必死に関口を説得して帰ってもらおうとするのだが、大抵の男ならこのシチュエ−ションを見て手を出さずに帰る事はあるまい。
「おやおや、そんな哀願聞くと思いますか?それよりも・・・」
関口が沙織に近づこうとすると沙織は後ずさりしながら声を絞り出す。
「ま、待ってぇ・・・それ以上近づいたら・・・大声出しますよ・・・あっ、お願い・・それ以上は・・・アッ」
言い終わる前に関口が沙織に襲い掛かる。押し倒され激しく唇を奪われる沙織は何とか顔を引き離そうと抵抗する。関口は左手で沙織の頭を掴み逃がすまいとしながらも、右手では枕の下のバイブを手探りで探していた。やがてバイブの感触を手に取り、沙織の耳元でバイブのスイッチを入れる。
(ブゥゥン、ブゥゥゥン)卑猥な姿のバイブが沙織の目の前でクネクネ動き回る。
(こ、こんな風に動くんだ・・・私、昨日は自分でしてたから)
思わず昨日のバイブオナニーを思い出し頬を染める沙織であった。
「おや、意外そうですね。動く事を知らなかったのですか?フフフ、これが、あなたの中で動き回るんですよ奥さん!!試してみたいでしょう?」
沙織を挑発するように沙織の頬に動き回るバイブを押し当て沙織の口に入れようとする。沙織は嫌々をして抵抗するのだが、無理に開かれた口はバイブを咥え込む。
(こんなに変態じみた事・・・嫌よ)
沙織の目から涙が零れる。それを見た関口は沙織の頬を優しく撫でると、
「おやおや、これは気に入りませんでしたか・・では、止めましょう!!」
沙織の口からバイブを引き抜くと、(ゴホゴホ)思わず咳き込む沙織であった。
「お詫びに、奥さんがバイブでオナニーする所を見せてくれれば、私はこのまま奥さんに手を出さずに帰りますよ!!もちろん、拒めば奥さんを頂きますけど・・・どちらにします?」
沙織はどちらも当然嫌だったが、操を守れるなら恥ずかしいがオナニ−を見せた方がましだと思った。
「ほ、本当にオナニ−見せれば帰ってくれますね!?な、なら・・・」
沙織は深く深呼吸するとパジャマの上から昨晩のように自らの身体を弄り始める。こんな姿を誰かに見せるのは初めてだった。もっとも、息子は昨晩の沙織の行為を覗き見ていたのだが・・・
「アッアァァ・・ンフゥ・・アァ」
見られている感覚も忘れ出すほど快楽が沙織を支配していく。その沙織の淫らな姿を関口は服を脱ぎながら見ていた。全裸になった関口の肉棒はビンビンになっている事をオナニ−に夢中な沙織は気づかなかった。
沙織の股間から卑猥な音が(クチュクチュ、ニチャニチャ)と聞こえてくるようになる。
(フフフ、この奥さん予想以上の好き者だぜぇ・・・御汁が溢れ出してるじゃねぇか勿体ねえな)
そんな、関口の卑猥な視線を他所に沙織は尻をクネクネさせてびしょ濡れの青いショーツを脱ぐと、股間からは尻を伝い沙織の愛液が滴り落ちる。

64名無しさん:2010/07/18(日) 19:55:12
「た、たまらねぇ・・・お、奥さん・・・悪いが」
そう言うと沙織の両足を掴み大きく開くと関口は沙織のびしょ濡れの肉襞をクンニし始める。(ピチャピチャ・・・ジュルルルルル)
関口が美味しそうに沙織の熟れた股間をクンニし続けると、沙織は身悶えしながら抗議する。
「アッフゥ・・・そ、そんなぁ・・・やく、約束がぁ・・・イヤァァ・・・許してぇぇ」
沙織は絶望的な声を上げるが、関口は気にせずクンニを続ける。何とか股間から離そうと関口の頭を持ち引き離しに掛かるが、関口はクリを刺激して沙織の力を弱める。
転がっていたバイブを手に取り沙織のクリを刺激し始める。
「ヒャァァ・・・ダメェ、ダメェェ・・・お願いん・・・」
身悶えし、哀願する沙織の股間からは愛液がさらに溢れ出す。ニヤリと笑うとバイブのスイッチを入れ沙織の股間に宛がう関口であった。
愛液でビッチョリ濡れた沙織の肉襞はバイブを奥に奥に飲み込んで行く。
「そんなぁぁ・・・入っちゃうぅ・・入っちゃうぅぅ」
沙織の喘ぎ声に満足そうに薄ら笑う関口は更にクリも刺激する。
「こんなの・・・アァァァ・・・アッ・アッ・ダメェェ・・・イクゥゥゥゥ」
ガクガク身体を震わせると口を半開きにしながら沙織は関口の目の前で果てた。
「フフフ、幸せそうですねぇぇ・・・奥さん、今度は私のも味わって御覧なさい」
そう言うと沙織の尻を引き寄せると、沙織はなすがままに尻を関口の目の前に持ち上げられ撫でられる。
沙織の肉襞を関口の肉棒が刺激すると、早く入れてとばかり奥に導く肉襞、中に挿入される孝弘以外の肉棒が沙織の中で蠢く。
ようやく我に返った沙織は絶望の声を上げるのであった。
「アァ、アナタァ・・・お願いぃもう抜いてぇぇ」
沙織の絶望の声が夫婦の寝室に響き渡るのであった。

65名無しさん:2010/07/18(日) 19:56:36
沙織の息子孝一がそんな母の痴態を見たのはその時であった。
(か、母さんがあいつに・・・昨日の母親が犯される場面を実際に見れるなんて・・・)
孝一は思わずズボンのチャックを下ろし勃起した肉棒を取り出す。
(母さんのあの尻、あの巨乳をあいつはもう味わったんだろうか?ハァハァ・・・俺も・・)
股間を擦り沙織のこれから犯される場面に期待する孝一だった。

(パンパンパン)バックで関口に犯され続ける沙織は快楽と苦痛の入り混じった複雑な表情を浮かべる。
(何でこんな事に・・・アゥ・・でも、こんなの主人じゃ・・・)
「お願いだから、もう・・・ヒッ」
バックで突かれる沙織がフッと寝室の出入り口を見ると半開きのドアから肉棒を扱いている息子孝一の姿が目に入った。
(そんなぁぁ・・・孝一が、孝一が・・・い、何時から見られていたの?・・アッ)
そんな考えを浮かべていた沙織の身体を引き寄せ背面座位で犯し続ける。
「フフフ、どうしました奥さん?これはどうですかな・・・」
沙織の巨乳を弄りながら腰を振り続ける関口だった。
見る見る快楽の表情を浮かべ喘ぎ始める沙織だった。
「アァァァン・・・こんな・・・凄いのぉぉ・・・見られてるのにぃ・・・あなたぁ・・・孝一ぃぃ・・・もう・・・ゴメ・・・アッハァァ・・・突いてぇぇぇぇ」
理性が吹き飛んだ沙織は涎を垂らしながら喘ぎ続ける。自ら関口の唇に口付けをする。
(グチュグチュ)卑猥な音と沙織の喘ぎ声が室内に響き渡る。
だが、その宴を現実に引き戻すチャイムの音が部屋に木霊する。
(ピンポン・ピンポン・ピンポン)
ハッと我に返った沙織は呟く、
「しゅ、主人だわ・・・お、お願いもう・・・アッ、動かさないでぇ・・・アァァン・・・聞こえちゃうぅぅん・・・」

66名無しさん:2010/07/18(日) 19:57:39
玄関先で途方にくれて玄関が開くのを待つ孝弘は、
「おかしいな、沙織の奴まだ怒っているのか?お〜い沙織開けてくれぇぇ」
(ドンドン・ドンドン)玄関を叩く孝弘は中の痴態を知る由も無かった。
沙織は、もう快楽から逃れることは出来ず自らも激しく腰を降り始めた。
「アフゥ・・・もう良いわぁぁ・・一緒に、一緒にイってぇぇ・・・皆一緒にぃぃぃ・・・アフゥアッアッ・・アァァン・・・」
我を忘れて関口にしがみ付き腰を振る沙織のテクに関口の肉棒も限界に近づく、
「奥さぁん、ああっ、そんなに腰振ったら・・・ま、間に合わな・・・ウッウウ」
(ドピュウウ)関口は限界を向かえ沙織の中で果てた。子宮に当たる関口の子種を沙織は涙を流しながら受け止める。
「良いのよぉぉ・・・もう、どうなってもぉぉ」
沙織は艶めかしい目で孝一の方をチラリと見て、その後関口の胸に崩れ落ちた。
「孝一・・・中で見ても良いのよ、女の身体教えて・・・あ・げ・る」
舌 舐めずりしながら孝一においでおいでをする。
(か、母さん知ってたのか!?)
驚きながらも言われるままにフラフラと寝室に入ってくる孝一だった。
その姿に関口も驚いたことは確かだが、直ぐにニヤリと笑い、
(此処まで好き者とわね・・・これからもやれるな・・・フフフ)
そんな男達を尻目に沙織は関口に、
「ねえ、まだ、大丈夫?今度は私から気持ち良いことして上げる」
そう言って一旦関口から引き抜き孝一の目の前で肉襞を御開帳すると、呼吸と共に関口の精液が垂れてくる。興奮しながら母の大事な所を凝視する孝一だった。
(これが母さんの・・・い、いや女のおま○こか・・・ちょっとグロイかも・・・)
そうは言いながら、蠢く沙織の肉襞を凝視し続ける孝一であった。
沙織は髪を掻き分けながら関口の肉棒を美味しそうにむしゃぶりつくのであった。
見る見る回復していく関口の肉棒を沙織は愛しそうに擦りその上に跨り、騎乗位で激しく腰を振り続ける。
「アァァン・・・あなたのオチンチン凄いのぉぉ・・・孝一ぃぃ、見てぇぇ」
涎を垂らし関口の肉棒を味わい続ける沙織に何時もの清楚さは微塵も無かった。
沙織の頭からは夫孝弘の存在は消えていた。ただもう少しこの快楽を三人で味わっていたかった。
外で途方にくれる孝弘を尻目に、寝室では沙織達の淫らな痴態が続いていった。
沙織が理性を取り戻したのはそれから数時間後の事であった。
関口に哀願し裏口からこっそり出て行ってもらった沙織はそのまま風呂に入りさっきの余韻に浸りながら身体を綺麗にした。

数日後、沙織&孝弘の結婚記念日の事、孝弘は沙織に内緒の高価なネックレスをプレゼントする。喜ぶ沙織は孝弘に尋ねる。
「あなたぁ、ありがとう!!最近週末に飲み歩いている償いかしら?」
沙織は意地悪そうに言うと、
「いやぁ、実はお前を驚かそうと前から計画していたんだが、オレの小遣いだけではとても、とても・・・それで週末に内緒でバイトして稼いで何とか結婚記念日に間に合わせたのさ・・・喜んで貰えたかい?」
孝弘の言葉に沙織は青ざめていく。
(そ、それじゃ、浮気してたんじゃ・・・か、勘違いして私・・・主人を・・・う、うそぉぉぉ)
あの日の関口との淫らな行為を思い出し、自らの過ちを大いに悔いる沙織であった。
                  完

67名無しさん:2010/08/18(水) 19:29:16
↓今、この人妻の部屋を生中継してるぞwww
http://www.x.se/ka25

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