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アルテミス アナザーストーリー byBiBi

88BiBi ◆8cBPUextJk:2008/10/12(日) 19:14:56
Artemis UY0001
『梅本由梨香に関する資料 〜 八谷早苗の回想 1』
(注意.エッチシーン、SMシーンはありません)
 その日、さざなみ刑務所で最も恐れられている女看守シンディの元に、
客が1人訪れた。正確には客ではなく、囚人としてシンディに呼び出され
たのだが……。

囚人の名は八谷早苗。化粧で若作りをしているが、目じりと鼻下のシワだ
けは、42歳という実年齢をごまかしきれない。早苗は大阪でSMクラブを
経営する女実業家だった。

早苗は、自分にあてがわれた小さな椅子に、緊張した面持ちで座ってい
た。それはスチールパイプを組み合わせただけの、折りたたみ式の粗末な
椅子だった。早苗の正面には、それとは対照的に革張りの豪華なソファが
置かれ、シンディが悠然と足を組んで腰掛けていた。

かつては『SMクラブにこの人あり』とまで言われた早苗も、目の前の白
人女が恐ろしくて仕方がなかった。SMクラブの経営者として数多くのサ
ディストを見てきた早苗には分かるのだ。この女は危険だと。もしもシン
ディが自分の店にS女として就職を希望して来たら、果たして採用する
か? 答えは「否」である。恐ろしくて、同じ店で働くことなどできない。

「オマエの過去は調べさせてもらったわ。随分と面白い経歴じゃない?」
おもむろにシンディが口を開いた。口調は穏やかだが、早苗の事は『オマ
エ』呼ばわりだ。
「SMクラブを経営していたそうじゃない? どんな店?」

「は、はい。ハードなプレイ専門の店です。乳首の針刺し、食糞プレイも
可能です。あ、で、でも大した店じゃないです」
「ふぅん。けっこうハードじゃない?」

シンディの返事はただのお愛想だ。ハード専門といっても、所詮はSMク
ラブである。針責めや食糞がハードプレイとされるのは、塀の外でのお話
だ。そんなもの、さざなみ刑務所では看守の退屈しのぎにもならない。


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