したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

SS妄想・没ネタ投下スレ

96ゲロ以下のにおいがプンプンする名無しさん:2010/04/28(水) 23:22:48 ID:???
おっと、さっきの仮定の話に答を出してなかったな…。そうだな、これはあくまでも私の主観だが…
勝負はその時になってみないとわからない…そんな単純なものが答えだろう。

スター・プラチナは確かに強力なスタンドだ。だがその使い手がイカレポンチな奴だったら…?
馬は乗り手の恐怖を感じとるらしい。公道を運転する一般人がF1車に乗ると最初のカーブを曲がりきれずに激突してしまうらしい。
乗り物がモンスターならば乗り手もそれに振り回されない程の精神がなければならない。
スター・プラチナは空条承太郎という男だからこそ操れるモンスターエンジンなのだ。
だから勝負はその時になってみないとわからない。
こちらの精神状態、向こうの精神状態、気候、体力、気力、感情………

配り終わったカードを整える。カードの枚数は確かに一緒であった。枚数を告げると同じ数が岸辺露伴の口から告げられた。
その点でこの男はブレることがないッ!勝負に最も影響を与える精神力を既にこの男はコントロールしているッ!
試合中にフィジカルが向上することはあり得ない。だからこそ精神力、集中力で100%の力を発揮してくるこの男は………ッ!

「私も一つ訪ねるべきことがありました…ミスター・岸辺………」
「…なんだい?」

だがッ!このテレンス・T・ダービー!二度も負けるわけにはいかんのだッ!

「そろそろ十二時を向かえます…。つまりは放送があるということなのですが…」
「………」
「いかがなさいますか?このまま私とスピード勝負を続けるのも良し。一度帰って放送後に来るのも良し」
「…フン」
「貴方には選択の権利がございます」

この砂浜、そして舞台…広がるテーブルに用意されたゲーム機。
私は…悔やんでいた!
あの時、承太郎との勝負で…なぜ私は負けを考えてしまった?
確かにスタンドは通用しない。だが承太郎はゲームの『素人』だ…私には『誇り』があったはずなのだッ!
土壇場で自分を信じきれなくなった自分!スタンドが通用しない?それがなんだって言うんだ!
…そう私は考えれなかったのだ。

そう、あの時自分がすべきだったことは…そして最も難しかったことは!


   『自分を乗り越える事』だったのだ!


「それってつまりここには放送が流れないってことかい?」
「さあ?」
「ここでお開きにしたら勝負はどうなる?」
「お答えできません」
「フン…愚問だね…勝負は続行だ、テレンス・T・ダービー」
「放送を聞かなくてもかまわないと?」
「今僕が一番に考えないといけないことはどうやったらこの目の前にいるやつの自信をへし折ることができるか、さ」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板