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ジョジョの奇妙な東方Project.PAD6
103
:
名無しさん
:2014/04/22(火) 21:59:35 ID:wwR12Xww0
「……最後の質問にしよう。私の能力は、その紫が解除したと考えてよいのか、それとも別の者が解除したのか」
一番知りたいこと。
それを感付かれたくないからという心が、この質問を最後まで持ってきた。
自分を縛り続けていた鎮魂歌の力。死ねばまた再発するのか、という疑問もあるが、そもそも死に至ることがないまま時間が過ぎている。
人間を越えた力だが、それを超える者がいくらでも存在するこの世界。……現に今足元で転がっているのも神の一柱であるという。その力を解除したものがいるのかどうか。
「……解除? 何のこと?」
だが、その質問に対しては諏訪子は知らなそうな素振りを見せる。
今まで素直に答えていた態度と同じく、素直に知らないといったような態度だ。
「隠すことは許可しない」
「いや、ほんとに知らない。何が君を縛っていたのか知らないけど……もし何か、それに境界を設けられそうなものなら奴はそれを弄れるだろうね。紫は境界を操る程度の能力を持つ。
空と海といった、物理的な境界から現と夢、そう言った概念的境界まで。幻想郷を作り出した当人だ、何ができてもおかしくはない」
「……想像以上、だな……その、ヤクモユカリの事実は」
舐めていた、正直に。心のどこかでは、自分の力を用いればどのような事態も予測し回避できる。故の自信があった。
もしその話をそのまま受け入れるのであれば、自分は全くの勝ち目はない。また、今までに聞いた全てのおかしな事柄には納得できる。
言うなれば、鎮魂歌の能力は生と死の境界を操り、あやふやのままにしておいた、といったところか。言葉の壁、とも言われるほどの言語の問題もその力を使えば簡単な設問だ。……サービスのつもりだろうか?
だからといって、それに恐れて足を止めることはないのだが。
「……お前から聞くことは、以上だな。最後に」
「……?」
「私の事は誰にも言うな。私に関する、全ての事を。今以前に知っていたことも、不用意に広めるな……できるな?」
できなければ、今ここで殺す。
その意図は十全に詰めた。つもりだが、元よりこの状態で生きていられる存在だ。自分に、本当に彼女を死に至らしめることができるかはわからない。
そして、本当は消せるのであれば消し去りたいが、その先を考えると少々骨が折れる。諏訪子はドッピオと離れ、そして帰ってこない。天狗は支配下に置いてあり、並の妖怪では天狗には適わないとと椛の談。
諏訪子に従う早苗と、まだ見ていないが同格であろう神奈子という神。それらをドッピオの状態で敵に回すことはしておきたくはない。
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