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孤空の月〜崩れゆく廃坑〜

4羅刻:2008/08/12(火) 01:32:17
 ―――黒いコート 黒い帽子 丈の長い紫のスカート
見てるだけで暑苦しい・・・奇異な小柄で銀髪の少女だ。
日焼けとは無縁の白い肌で日傘を差し、売店で購入したブルーハワイ味のカキ氷を口に運んでいる。
彼女も鉱山の話を聞いて此処に来た様だ。
名は、アイリと云う。

「ブルーハワイ味って何の味なんだろ・・」
額に汗を浮かべ、そんなどうでもいい事を考えながら街の人達を見つめる。

そもそも彼女が此処に来た理由はというと金脈の事を聞いて来たわけであるが・・真の目的は別にある。
――――金脈があると言う情報の真偽 それを狙う者の観察―――
・・それが彼女に与えられた任務であった、もっとも本人は金が手に入ればそれで良いと思っていたようだが。
「これだけ暑いなんて聞いてないわよ・・」
このままでは倒れてしまうのではないか、そう思いながら歩いていると何かを踏んだ。
青髪で女顔の男のようだ、そのうめき声にアイリの体に寒気が走る。
肩を叩く・・息はあるが意識は無いようだ。引きずってその男を日陰に運び応急処置を始めるが。
「あれ?この人って・・」
風通しをよくするため男の服を緩めると何か違和感を持ったようだ。

・・・・後は意識が戻るか誰かが助けに来るだろう

カキ氷を食べ終えゴミを捨てると街中を見渡す。
・・・まずはあの怪しいガンマン風の男を観察してみるか


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