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ダイレン専用SS投稿スレ
26
:
ダイレン
:2008/10/07(火) 00:02:11
「サキさん……」
「私は彼女にRHR能力を与えた張本人に接触したわ。それで、彼女の秘密について聞いたの」
驚いたのはその発言か、それとも同時に空一面に広がる光か。ナギサ達は光が完全に人の姿へと変わる様にただ呆然と見るしかなかった。
8枚の白い翼を持ち、周りには純白のオーラを放っている。所々に金色の装飾を施した羽の鎧を身に纏っているようだった。
「閃け………゙アークソウル゙」
閃光が走った。雷かと思ってしまうほどに辺りを照らし、ユミの位置は瞬きする間に変わっていた。
「゙エンゼルロザリオ゙」
ヘルマリオンには十字架のようなが傷が刻まれ、やがて消滅していく。地上へ向かってきて、ケルベロスマリオンの前へ降り立った。
ユミを見た途端に聖痕が強く浮き出て、拘束を力ずくで解いた。
「グギャア!………が…………グ……」
爪が空を裂く。既にユミは背後に回っていた。邪念獣に現れた十字傷がケルベロスマリオンの全身に現れ始め、雄叫びと同時にジュンの姿へと戻った。
「お、俺は………何を………」
「説明は後よ。今は雑魚を片づけましょう。数が多いから、一騎当千の気構えでね」
サキが声をかけると、全員がヘルマリオンに向けて攻撃を仕掛けた。それから約15分、ヘルマリオンの全滅という形で戦いは終わった。
参加していたソルジャードールは全てユミの攻撃に触れたら十字傷が浮かび上がり、人間に戻ったのである。
「…………以上のことから、アルビオンフォームは存在そのものがRHR能力で、アンチヘルマリオンであると言えます」
自衛隊の面々に向けてサキは説明している。会議室では嬉しがる隊員が多かった。その中でサキは一つの不安を覚えた。
ヘルマリオンとの戦いが終われば、人類は自分達に牙を向く可能性がある。ないにしても、ヘルマリオンの技術を軍事的に利用するだろう。
その不安は予想よりも早く的中し、以上の出来事が起きてしまうことをこの時点では知らない。
つづく
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