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新・年寄りのgid・続編

405野球のニュース その2:2008/11/29(土) 21:06:36 ID:OekCLa2o
【さきほどの、つづきです】「高下」は、高低のことで、褒貶毀誉や、人のあれこれ言うところの物事の価値や、人物の評価や、物事の成否の評価などという意味です。
「在」は、たんに存在する意味でなく、具体的な事実が在る、という現実的な意味です。
目で見て、手で触った通りの客観的事実のことで、けっして心の中の思いや、心の中だけの事実ではありません。

「春秋左氏伝」の宣公十五年の項に、こんな記述があるそうです。

十五年春、公孫帰父会楚子于宋。宋人使楽嬰斉告急于晋。晋侯欲救之。
伯宗曰、不可。古人有言曰、雖鞭之長、不及馬腹。天方授楚、未可与争。
雖晋之彊、能違天乎。諺曰、高下在心。川沢納汚、山藪蔵疾、瑾瑜匿瑕、
国君含垢、天之道也。君其待之、乃止。

伯宗は、「高下在心」を、諺であると言い、
褒貶毀誉や、人物の評価や、物事の価値や、物事の成否の評価などは、人の勝手なおもわくに過ぎませんが、客観的事実は、しばしば人のおもわくとは異なる推移をしますので、人は客観的事実の推移に違わぬように、時には人のおもわくを無視しなければいけません。
宝石にも傷があるように、国王にも恥があって構いません。自然の趨勢に違わぬようにすることが大切です、と解釈しています。
この「春秋左氏伝」に紹介されている伯宗という人の解釈は、野村ナントカという野球の人と、少し違いますが、ナントカという人が誰の解釈を鵜呑みにしているのか、わたしは知りません。【おわりです】


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