したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

20181

982名無しさん:2021/08/18(水) 16:40:45
私の父方祖母は認知症で介護施設に入所しているのだが、まだ祖母が自宅(父の実家・本家)に居たとき、敷地内で猫を飼っていた。飼っていたと言っても、猫が屋外にいて子供を産んだり、祖母も人間の食べ残しを餌としてやるくらいで特に干渉せず。人間と猫は付かず離れず、半野良。猫は母親と子猫とで暮らしていた。ある日祖母が「子猫のうちお気に入りの白いのがが居なくなった、あなた、持って行った?」と母に猫誘拐の疑いをかけた。母に身に覚えがないのでポカンとして「お義母さん、私みたいに運動神経ない人間に、あんなすばしこく動く野良猫を捕まえるのは無理ですよ」と真面目に返し、祖母も「そういえばそうだね(あんたトロいもんね)」と納得した。後からそのやり取りを聞いて、「お義母さん、私を疑うの!?」と怒らずたんたんと事実を話して対応した母をかわいく感じた。
母も私も「猫が気まぐれに家出して旅に出た」ぐらいにしか思っておらず、「おばあちゃん惚けてるから」と笑って流していたが、後からあの時、猫が本当に誘拐されていたこと、猫の誘拐犯人が判明し「おばあちゃん本当のこと言ってたのね…」となった。北朝鮮拉致被害者家族もはじめは誰に呼び掛けてもこうやって相手にされなかったのか、と思うと彼らの苦労が偲ばれ気の毒になった。
以前父が「今日ビックリしたことあった!」と興奮して言い出し、何があったかと心配したら、「本家の猫に餌をあげていたらお父さん猫も来た!」と真剣な顔で言っていた。本家の猫は基本的に、代々、母猫と子猫の母子家庭。縄張りは母猫の娘(メス猫)がついで息子(オス猫)は種付けの旅に出る。だから繁殖期以外にオス猫お父さんを見ることは少ない。父が餌をやり猫たちは家族団らん中、そこに子猫の父親らしき黒猫が現れて驚いたと。近所の猫たちの父親で堂々とした風格あるボスだが、季節が冬だったのでひもじく、「餌があれば私も少し食べたいな」とおこぼれをもらいに来たのだろう。だが父は「男なら自分で食う分くらい自分で何とかしろ」とお父さん猫には餌をやらなかったという。同じ種族(猫)なのに性差別され餌を貰えなかったお父さん猫かわいそう、日本は人間も猫も女性が生きやすいと感じた。古くさい昭和の男尊女卑は、現在より女性に有利だったかもしれない。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板