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20181

862名無しさん:2021/08/05(木) 12:43:33
●「中世の日本に本当にあったデスノートの正体」なぜ僧侶たちは敵を呪い殺せたのか
>>中世の日本には「デスノート」が実在した。明治大学商学部の清水克行教授は「当時の僧侶たちは、敵の罪状、名前、日付を書いた紙を仏前に捧げ、災厄が降りかかることを祈ったという。ただし、こうした呪詛の事例は室町時代以前にはあまり見られない。昔の人々がつねに迷信深くて純朴だったと思い込んではいけない」という――。
※本稿は、清水克行『室町は今日もハードボイルド 日本中世のアナーキーな世界』(新潮社)の一部を再編集したものです。
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/1c5998e5413cdbb8aa56963e094707fd19370a85?page=1

「日本人は温厚で従順で〜」というステレオタイプをみて戸惑ったあと、清水克行氏の描く「室町時代の日本人」をみると、「そう、これこれ!」と思う。お上である幕府と町人風情商人の熾烈な駆け引きがあった堂島米市場もだが、日本の庶民(?)はかなりタフ。為政者にあんまりにも過酷なことをされたら反抗する。中国やロシアのように為政者や暴君に皆殺しにされるまで、無抵抗で黙って祈り耐えるような気質じゃない。私もそうだが、日本人は道理に合わないと思えば普段はおとなしくてもじたばたする。魯迅が阿Q正伝で嘆いた中国の民のように暴君為政者にされるがままじゃない。

先日、在来種ニホンミツバチの話をしたが、ニホンミツバチは野生化できるのに、海外から持ち込まれたセイヨウミツバチが野生化できないのは、セイヨウミツバチは人の保護がないとオオスズメバチに食べられてしまうから。ニホンミツバチはオオスズメバチと共生する術を獲得したお陰で野生化に成功した。体の大きさではかなわないオオスズメバチに、セイヨウミツバチは一匹ずつ単独で戦いを挑み、しまいには全部食べられてしまう。ニホンミツバチはオオスズメバチの偵察係に気づくと巣に籠城→偵察係をたくみに誘い込むと一気に襲いかかり温度差で蒸し焼きにして倒す。映画『七人の侍』の農民状態。もし本格的にオオスズメバチに巣が見つかったら、巣を捨てて逃げて全滅から守る。
全滅を防ぐ自然界の知恵、多様性の重要さ、日本は自然界の動物も人間も生存スキルがたくさん残されてる不思議な国。ニホンミツバチは一匹では弱いし性質も温厚で、攻撃されなければ危害を加えない。だが寒さや病気には強いし、外敵から巣を守るためには集団行動する知能もある。セイヨウミツバチと違い与えられた巣を自分達が使いやすいように一から改造するし、環境が悪化すると未練なく巣を捨てて違う場所で一から生活し始める勇気もある。ニホンミツバチの生産性はセイヨウミツバチにかなり劣るし、気に入らないと逃亡(ストライキ)する厄介な癖があるが、セイヨウミツバチと違い、家畜化されていないからこそ、オオスズメバチと戦えるし野生化して生きられる。日本らしさって日本の動物や生態系にもヒントがある気がする。
室町時代や戦国時代、昔の人々を知ると今より多様性に満ちてやりたい放題で面白い。明治維新で本格的に一神教が入ってくる前の日本はもっといろんな価値観があったのでは?と思う。


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