インドが世界で最も利用者の少ない空港を買収、中国をけん制か
Tara Francis ChanDec. 18, 2017, 05:30 AM
インドが、スリランカで2番目に大きな空港を買収する。だが、この空港の1日あたりの利用者数は10人ほどだ。買収の背景には、インド洋で存在感を増す中国に対する懸念がある。中国は最近、重要な貿易ルートに位置する近くの港を掌握していた。専門家は、今回のインドによる3億ドルの投資は、中国がこの港を軍事拠点として使用する可能性を削ごうとするものだと話している。インド洋での中国の影響力を削ぐため、インドは世界で最も利用者の少ない空港を買収する計画だ。1日あたり100万人を受け入れるべく設計されたスリランカのマッタラ・ラジャパクサ国際空港 —— 同国の当時の大統領マヒンダ・ラジャパクサ氏の肝入りで、2013年に開港した —— は全く機能しておらず、1日あたりの利用者はわずか10人ほどだ。それでもインドは共同事業者として3億ドル(約340億円)を出資、一時は米の備蓄庫として使われていたこのスリランカ南部にある約2000エーカー(約800万平方メートル)の空港を、40年間借り受ける予定だ。「インドがこの空港を将来的にどう使うのか、計画はよく見えない。航空学校? インドの新しい新婚旅行先? 利益を生む可能性はほとんどないように見える。だが、今回の契約のポイントはそこではない」インド洋の戦略に詳しいオーストラリア国立大学のデビッド・ブリュースター(David Brewster)氏は、シンクタンクが運営するメディア『The Interpreter』にこう書いている。代わりに、今回の買収の背景には、中国が運営するハンバントタ港に近いことがあるようだ。港は空港から車で30分ほどの距離にある。中国がアジアとヨーロッパを結ぶ新シルクロード経済圏構想「一帯一路」を推し進める中、インドやアメリカ、日本は、中国がスリランカの港を軍事拠点として使うつもりではないかとの懸念を抱いている。だが、空港へのアクセスがなければ、その可能性も大きく阻まれる。「海外の海軍拠点はもちろん、物流施設にとっても、人や物に空から容易にアクセスできることが重要だ。海軍の拠点であれば、沿岸の空中監視能力も必要になる。ハンバントタ港に近い空港をコントロールできれば、港の使い道に関しても、インドがある程度の影響力を持つことができる」ブリュースター氏は言う。「空港抜きでは、中国海軍がハンバントタをその重要な拠点として開発することも難しくなる。要するに、インドは3億ドルで空港を買うことで、中国の海軍拠点をブロックしている」インド洋で影響力を増す中国を、インドが脅威とみなしていることには根拠がある。アメリカ国防総省の2015年のレポートは、インド洋で中国のミサイル潜水艦が活動していることを認めている。その前の年には、スリランカとの関係を強化しており、これはインドに混乱を与えた。中国はコロンボ港に軍艦や潜水艦を入港させ始めた。スリランカが中国政府にハンバントタ港の運営を正式に譲り渡したのは、最近のことだ。中国の国有企業、招商局集団(China Merchants Group) に、11億ドルで99年間リースされる。この契約により、中国は世界で最も交通量の多い運輸ルートへのアクセスだけでなく、インド洋に面した数十カ国に対するアクセスを手に入れた。これには中国が急速にその影響力を高めているアフリカ諸国の他、人口が多く、市場規模も大きいインド、パキスタン、バングラデシュも含まれる。フィナンシャル・タイムズは、中国が運営するこの港は「地域全体のサプライチェーンを改善し、より低い価格を実現し、貿易量を大幅に成長させるだろう」と述べている。
中国の新しい港は、インドを取り囲む「真珠の首飾り」の一環REUTERS/Lang Lang
「中国による港の買収は、特にインド洋周辺での中国政府の戦略的、経済的な存在感の高まりを懸念するインドの不安を掻き立てた」アジア・太平洋地域のニュースに詳しい雑誌『The Diplomat』の安全保障担当の編集者アンキット・パンダ(Ankit Panda)氏はこう書いている。インドでは、ハンバントタ港の買収は、中国の海上交通路戦略「真珠の首飾り」の一環と捉えられている。1つ1つの真珠は、中国の軍事資産やインド洋やアジア太平洋の同盟国を意味し、それをつなげることでインドを取り囲もうというもの。マレーシアやパキスタン、バングラデシュ、ミャンマーもこれに含まれる。中国は今年の夏、初の海外軍事基地をインドのすぐ西に位置するジブチに設置した。[原文:India is buying world's emptiest airport in its battle for territorial dominance with China](翻訳/編集:山口佳美)
北朝鮮の兵士が再び非武装地帯(DMZ)を越えて韓国側に逃亡した。韓国軍が21日発表した。韓国のメディアは、同日午前8時に「階級の低い」兵士が濃い霧の中から検問所の前に姿を現した、と報じた。韓国軍合同参謀本部は、逃亡の最中に発砲はなかったと述べ、現在、兵士が逃亡してきた理由について調査をしていると説明した。今年に入ってからの北朝鮮兵の脱北はこれで4人目となる。先月13日には、北朝鮮兵がDMZにある板門店で共同警備区域(JSA)の韓国側に逃げ、北朝鮮からの発砲で5発を被弾するという、近年まれに見る劇的な亡命が起きている。韓国のKBSテレビは、21日の逃亡は韓国北東部の江原道で起きたと伝えている。北朝鮮から韓国への亡命者は年間約1000人に上るが、DMZを通る亡命は非常に少ない。DMZは世界の中で最も厳重な警備が敷かれた場所の一つで、韓国と北朝鮮双方が有刺鉄線を張り巡らせ、監視カメラや電気柵、地雷を設置している。(英語記事 North Korea defection: Soldier 'walked across DMZ in fog')(c) BBC News
DMZからの将校亡命きっかけを作り意地でも生還させ成功実績として残し北朝鮮の内側からの崩壊を招いた米軍。今まで韓国ができなかった「大手術」をして北朝鮮を揺さぶったマティス国防長官。あの時韓国軍が冷静に反撃したら信頼されたかも知れないが、兵士が新兵でもないのに唖然として動かず助けない様子をみたからアメリカはもう韓国軍を信用しない。いざというときに本音や本能がでるから米軍は試してた。
初めて出荷されるLNGは、2014年にモスクワの空港の滑走路で発生した事故で死亡したトタルの当時の最高経営責任者(CEO)、故クリストフ・ドマルジェリ(Christophe de Margerie)氏の名前をとって命名されたタンカーに積み込まれた。
プロジェクトの総投資額は270億ドル(約3兆1000億円)。当初の生産能力は年間550万トンで、2019年の年初までに1650万トンに引き上げる。
【T-Rexの真骨頂】
飯田香織2016年12月19日 07:09
日本の対ロシア外交にも影響しそうなのがアメリカの国務長官の外交方針。エクソンモービルのトップから華麗なる転身をするRex Tillersonを知る日本人は「彼は極めてまっとうな企業人ですよ。トランプはリスクをとって意思決定ができる人を集めているのかも」と言っていました。The Economistは最新号で、ほかの政権でも閣僚を務めることができる数少ないまっとうな人物だと評価しています。 Oily diplomacy – Give Rex a chance(油のような/脂ぎった外交〜レックスにチャンスを)はざっくりこんな内容です(全文の翻訳ではありません)。名前に引っかけてT-Rex(ティラノサウルス)と呼んでいるメディアもあります。
レックス・ティラーソン次期国務長官(64歳)を「石油の採掘もできる外交官」と表するのは、次の大統領首席補佐官になるラインス・プリーバス。 41年間エクソンモービルに勤め、世界最大規模の石油会社のトップとなったティラーソンは心底の石油採掘屋で、時にエクソンモービルの方が世界情勢を理解しているとして、アメリカ政府を脇に追いやってきた。 それでいながら、ティラーソンは、頼りになると高く評価されている。テキサスの小さな町出身で異を唱える度胸があり、悪名高い首脳と渡り合ってきた。 公務経験のない人を国務長官に据えるのはリスクがある。しかし、前例がないというのは、能力がないよりはましだ。保有しているエクソンモービル株を売却し、議会公聴会で話すことになるロシア観しだいではあるが、ティラーソンはトランプ政権の中で、普通の政権の閣僚としてもつかえることのできる 2人か3人の 1 人となるだろう。 テキサス州でボーイスカウトとして育ち、テキサス州立大学に進んだ。ひまな時間ができればカウボーイハットをかぶって乗馬を楽しむという。1975 年以降ずっとエクソンモービルで働き、アメリカ以外ではほとんど生活したことはなく、ゆっくり話す( speaks with a drawl=母音を伸ばして話す)のが特徴だ。 2006年以降は、エクソンモービルのトップとして、ロシア極東の極寒の地サハリンから貧困にうちひしがれたチャドまで、世界でもっとも荒涼たる地域で石油のオペレーションを率いてきた。 それは、市場原理の重要性や原油をめぐる契約の正当性といった原則を譲らずに、プーチン大統領やベネズエラの故チャベス大統領ら独裁者ともつきあってきたことを意味する。"Private Empire"の著者は、サハリン開発のロシア側のパートナーのRosneft をめぐるプーチン大統領とティラーソンのやりとりを振り返る。プロジェクトを推進するため、プーチン大統領が大統領令を出すと申し出たところ、ティラーソンはロシア大統領がエクソンモービルのモラル水準に基づいて行動するだけの法的根拠を持ち合わせていないとして、申し出を拒否した。それを聞いたプーチン大統領は「怒り心頭に達した (blew his stack) 」ものの、ティラーソンの要求に従ったという。その後2011年にエクソンモービルとロズネフトは、北極海の一部でロシア領のカラ海で油田開発を行うことで合意した。2013年にはプーチン大統領がティラーソンにロシアのOrder of Friendship の勲章を与えた。北極海の合意は、 2014年のロシアのウクライナ侵攻に対するアメリカの経済制裁によって頓挫。この経済制裁にティラーソンは反対していた。 ティラーソンとプーチン大統領の深い関係は、国務長官承認に必要な議会公聴会で厳しく追及されるだろう。しかし、ロシアで何十年もビジネスをしてきた経験は、前任の国務長官よりロシア事情に詳しいということでもある。よく分からないのは、ヨーロッパなどアメリカの伝統的な同盟国との関係をどう考えているかだ。ティラーソンの指名によって、アメリカの外交は結局、原油やほかの希少資源を安定的に確保することだという懐疑的な見方を蘇らせかねない。しかしながら、ティラーソンは国務省に、そしてトランプ政権に石油産業のよいカルチャーを持ち込むこともできる。原油を探し出し、掘り出すには、地下の地質学と同時に地上の地政学リスクの分析が不可欠だ。 世評では、エンジニア出身で、データに基づく決断にこだわるという。「忍耐強く感情を表に出さない」とも言われている。それらは、直感で行動するトランプとは正反対だ。 ティラーソンとトランプは意見を異にすることもある。ティラーソンは、地球温暖化は起きていると考えるし、パリ協定に賛成もしている。運も必要だが、ティラーソンはアメリカの国益を推進するための戦術的な腕前を持ち合わせているだけでなく、ボスに向かって道理を分からせるだけの高潔さも持ち合わせるだろう( With luck, he will not only have the tactical skills to further America’s interests abroad. He will also have the integrity to talk sense into his boss)。
ttp://lite.blogos.com/article/202632/?axis=&p=3
パレスチナは「現実を直視」すべき エルサレムめぐりイスラエル首相
BBC News2017/12/11ドナルド・トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と承認したのを受け、アラブ・イスラム世界で激しい抗議デモが発生するなか、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は10日、和平に向け前進するにはパレスチナ人たちが「現実を直視」しなくてはならないと述べた。ネタニヤフ首相は、エルサレムは3000年にわたってイスラエルの首都だったとし、「ほかの民の首都だったことはない」と語った。10日には、レバノンの米国大使館前などで行われたデモの参加者が暴徒化。エルサレムでも、バス停留所でイスラエル人の警備員を刃物で刺し重傷を負わせたとして、パレスチナ人1人が逮捕された。パリを訪問したネタニヤフ首相は、エマニュエル・マクロン大統領との会談後に記者会見し、「千年におよぶユダヤの人々とエルサレムとの結びつき」を否定するのは「ばかげている」と語った。ネタニヤフ氏は、「聖書という、とても立派な本の中に書いてある」と述べ、「聖書を読めば分かるし、流浪の民となったユダヤ人社会の歴史を通じて語られている。(中略)イスラエルの首都はエルサレム以外のどこにあるというのか」と語った。「パレスチナ人が現実を直視するのが早ければ早いほど、和平に向かって前進できる」マイク・ペンス米副大統領の報道官は、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長が近く中東を訪問するペンス氏との会談を拒否していることについて、「残念」だと述べ自治政府の対応を批判した。エジプトでも、米政権の決定に抗議する形でイスラム教とキリスト教の聖職者トップたちがペンス氏との会談を中止した。イスラエルとパレスチナの対立の中心にあるエルサレムの位置付けについて、長年にわたる米国の中立的な立場を転換するトランプ氏の決定は、今月6日の発表以来さまざな方面から強い非難を受けている。エルサレムにはユダヤ教とイスラム教、キリスト教それぞれの聖地があり、東エルサレムに特に多い。イスラエルはエルサレムが自国の首都だと一貫して主張してきたが、パレスチナ人は、1967年の第3次中東戦争以来イスラエルによって占領されてきた東エルサレムを、将来の樹立を目指すパレスチナ国家の首都にしようとしている。10日には、米政権に対する抗議デモがさらに広がった。ベイルートでは、米国大使館に向かう多数のデモ参加者を機動隊が催涙ガスや放水で制止した。カイロやモロッコの首都ラバトでも抗議デモが発生。パレスチナ自治区でデモが続くなか、イスラエル当局は、武装勢力が攻撃用にガザ地区から掘っていたトンネルを爆破したと発表。インドネシアの首都ジャカルタにある米国大使館前で数千人がデモ。「我々の心はパレスチナと共にある」と書かれた垂れ幕を掲げる人もいた。スウェーデン・ヨーテボリのシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝所)で9日夜、何者かが燃え上がる物体を投げつけた。警察は放火未遂事件として捜査している。
国家指導者同士の非難合戦
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、イスタンブールで開かれた大規模集会で、エルサレムを見捨てて「子供たちを殺すような国」に渡すようなことはしないと語った。イスラエルのネタニヤフ首相は、エルドアン大統領が「イスラエルを攻撃した」と非難。「自分の国トルコでクルド人の村々を爆撃し、ジャーナリストたちを投獄し、イランに国際的な経済制裁を回避するのを助け、ガザ地区などでテロリストたちが無実の人々を殺すのを援助する指導者から道徳について説教を受けるなど、めったにない経験だ」と付け加えた。エルドアン大統領は、エルサレムをイスラム教徒にとっての「レッドライン(越えてはならない一戦)」だと表現し、イスラエルとの国交断絶に至るかもしれないと指摘した。イスラエルとトルコとの国交は昨年回復されたばかり。トルコは、ガザの海上封鎖を破ろうとする船がイスラエルの特殊部隊と衝突した際に親パレスチナのトルコ人活動家9人が殺害されたことに抗議し、イスラエルとの国交を6年間断絶していた。
(英語記事 Netanyahu: Palestinians must face reality over Jerusalem)
提供元:htt://www.bbc.com/japanese/42305096
◇開拓一族の共和党議員、離反
「大統領、もう十分だ」。米連邦議会上院で昨年10月24日、演説した共和党主流派のジェフ・フレーク上院議員(55)が指摘した。フレーク氏は、昨年1月に就任して以来のトランプ大統領の人種偏見に満ちた言動などを「無謀で非道でみっともない」と酷評。同僚議員に向かっては「民主的な価値観を日常的に傷つけるこの事態を受け入れて『当たり前』としてはいけない」と訴えた。さらに「自由貿易と移民を支持する伝統的な保守主義者が共和党内で生き残る余地は少なくなった」と続けたフレーク氏。11月の中間選挙に出馬せず、政界から引退すると宣言した。率直な演説だった」。地元西部アリゾナ州東部スノーフレークで、弟のジョナサン氏(41)が兄を思いやった。「民主党と協力しようとすると、共和党の保守派からは『悪魔』呼ばわりされる。これだけ左右に分裂した米国で中道を歩くことは難しい。再選できたとしても、やりたいことを貫徹できないだろう」フレーク氏は2001年から下院議員を務め、12年に上院初当選。不法移民に市民権取得の道を開く移民制度改革法案を超党派で作成した共和党議員の一人で、不法移民を強制送還し、イスラム圏からの入国禁止令を出したトランプ氏と対立することも多かった。原点はメキシコ人と共に働いた農場だ。モルモン教徒の曽祖父が19世紀末に開拓した土地で、父とおじら4人は最盛期で数千頭の肉牛を放牧していた。フレーク氏は昨年8月、米紙ニューヨーク・タイムズに投稿。13歳で米国に不法入国し、農場で一緒に24年間働いたメキシコ人を取り上げ、「英語も話せず中卒で金もなかったが、白人が数日で音を上げるきつい労働をやり遂げた」と称賛し、彼のような移民こそが米国を支えると主張した。時代は変化した。トランプ政権下で、不法に滞在していた移民の約20家族が町から出ていった。当局に捕まって強制送還されるより、メキシコで米国の政権交代を待つためだという。「(大統領選で)トランプ氏に投票した私の判断は正しかったのかしら」。フレーク氏の母親ネリタさん(80)はつぶやき、憂えた。「オバマ前政権で左に振れ過ぎた(政策の)振り子が、トランプ政権で右に振れ過ぎている」 トランプ政権を支えるのは、米社会に渦巻くエスタブリッシュメント(主流政治家や既存政治)への不満だ。その現場を歩いた。【スノーフレーク(米西部アリゾナ州)で國枝すみれ】
映画「アラモ」より
共和国。実に良い響きだ。人々が自由に暮らし、自由に話し、自由に行き来し、売り買いし、酔ったり醒めたりする。君もこれらの言葉には感動するだろう。共和国、胸が詰まる言葉だ。
Republic. I like the sound of the word. Means that people can live free, talk free, go or come, buy or sell, be drunk or sober, however they choose. Some words give you a feeling. Republic is one of those words that makes me tight in the throat.
— デイビー・クロケット、『アラモ』より
1944年9月、カイロ宣言の「適切な手続きにより (in due course)」朝鮮の自由と独立を保障するとした文言に「なぜ彼ら(連合国)は、われわれを実質的に助けたり激励したりして、自分たちの真心を示そうとしないのか」と懸念を感じ、米国の官僚に対し「われわれ朝鮮は、国際社会で泣いている子どもと同じだ。われわれが望むのは、正義と公正だけだ。泣く子は、時や場所をわきまえない。朝鮮は、諸大国が集まりさえすれば、時も場所もわきまえることなく泣き立てるだろう」と語った。李承晩政権下の混乱を観察したグレゴリー・ヘンダーソンは日本による大日本帝国統治の歴史は朝鮮の政治意識・構造を変えることがなかったと考え、李承晩政権は朝鮮の伝統的政治体質を引き継ぐものと指摘した。独裁者李承晩は「本当に貴いお方」朝鮮国(李氏朝鮮)最後の王位継承者李垠とその夫人李方子の帰国を許さなかった。王政復古を疑っていたという側面もあるが、李承晩には朝鮮半島の2度の支配(日本による併合、米軍による軍政)から大韓民国という独立国家を立ち上げたプライドがあった。李氏朝鮮時代の残滓、特に従属国主義などは真っ先に忌諱すべきもので、それを支えていた王家の人間などは自分が築き上げた独立国家に入国させるべきではないと考えていた。
以上李了晩のwikiより引用
何故韓国が今でも日本に対して怒るのか、そのヒントは李了晩と韓国のアイデンティティ喪失にある。「日本に奪われた歴史」が李氏朝鮮の続きであり李王朝なら奪ったのは初代大統領だがそれを言うと粛清される時代もあった様子。
日本であれば天皇陛下、アメリカなら国旗、イギリスなら女王陛下といった「パワーが集結するための象徴」がないから、韓国は不安定で前政権を否定し弾圧することで現在を肯定する。李氏王朝の歴史が途切れたのは併合による弊害かもしれないが…これから「正しい歴史」を作るなら韓国が北朝鮮と統一するにしてもしないにしても「主体的」にならない限り日本とはうまくやれない。国家の従属、華慕思想を肯定するのは中華圏内であり日本は中華圏外だからどうにもならない。
以下マティス国防長官談
If you want to really change it in the long term, I think it comes down to doing so through education of the young people.
I don’t care for ideological people. It’s like those people just want to stop thinking.
History will show you not all the answers, but it’ll tell you a lot of the questions to ask.
ttp://mihsislander.org/2017/06/full-transcript-james-mattis-interview/