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医者2

6名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/29(月) 22:45:19

 その応えを聞けば、一瞬だけ思考を巡らせる様に顎に手を添える。然し、

 「……患者では無く、客として此処に人を招くのはえらく久方振りだな。……埃っぽいが気にしないでくれ。時間が無い訳でも暇が無い訳でも無い―――が。やりたく無い。」
 「私と云う人間とはそういう人間なのだ。」

 入口の『定休日』と掛かれた表札を文字を隠す様に裏返せば『診察可能』と如何にも傲慢さが掛かれた文字が現れる。鍵を乱雑に白衣から取り出し差し込めば、すんなり扉は解放され開かれる。
 微かに鼻腔を擽る薬剤の匂い。線香の匂い―――“腐った”生き物の臭い。

 様々な臭いが、入り交じった異臭と呼んでも差し支え無い程に充満していた。然し、この闇医者は気にすることは

 「……1階は診察室及び治療部屋に使っている。……つまり、仕事部屋と言う訳だ。
 ので、察しの通り。私の部屋は2階となる。」
 「……ぁ。 一応な。」


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