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38名無しさん@おーぷん:2015/05/12(火) 10:45:16 ID:ORiTd2es
「ロボットはあっちに持ってかれるとして、パワードスーツはせめて同時期には欲しいっスよね〜。チョッキじゃ全身カバー出来ないから正直ヤられ損みたいなとこあるし、アメさんみたくこっちじゃバンバン現場で始末とか出来ないし」
「あいつらもいい加減だよな!欧米じゃ『死刑は非人道的』だとか言って日本のこと後進国扱いしやがる癖に、事件があればすぐズドンで平気な顔しやがって。あんな雑な真似してる癖に、何が人道だってぇの」
「フランスでもテロリストが射殺されてましたよね。逮捕歴あるヤツだったみたいッスが、何の為に泳がしてたんだか。殺しちまったら泳がす意味無くないっスか?」
「と、思うけどな。あっちはホラ、リベラリストさん達の本場だから、法律も色々ややこしくて現場や世間はジレてんじゃね〜の?」
「日本もそうッスけど、あいつら何がしたいんスかね?日本のリベラルって、拉致問題とか全然興味無いじゃないッスか?蓋を開けてみりゃ正体はアッチの奴等ってことは承知してますが、生粋の日本人だって沢山関わってる癖に、まるっきり無視してるところが本気で理解出来ないッスよ。おねえさん、生おかわり!先輩は、ウーロンハイにしますか?」
「お前、ペース早えよ」
苦笑しながら窘めるが、そんな自分も二杯目が殆ど空である。
もういい年に差し掛かっているので暴飲は体に悪いと分かっているのだが、気を使わずに済む相手と飲む時にはついつい杯が重なる。
相手から情報を引き出したり、本音を探るような場合の酒とは違い、心許した身内との酒は実に旨いのだ。
胸に沈殿する澱を、洗い流してくれるかのようだ。
「うん、俺ウーロンハイね」

新たな煙草を取り出し、火を着ける。
「ま、さ。理解出来ないから俺らはこっち側で、あいつらはアッチ側なんだろって話。若い内にこっち来られて良かったと思うよ、実際」
三杯目の生を三分の一程飲んでから、後輩がククッと笑う。
「コッチもコッチで厄介だし、滅多な事じゃ抜け出せないっつー、何つーんスかね、見えない縛りがギュウギュウなとこでもあるッスけどね。拉致問題なんかも実際、色々あるし」
法規内でしか警察は行動出来ない。しかし、法規内だけで行動していると全ては後手に回り、治安の維持が危うくなるという遣る瀬無い現実がある。
そのアンビバレンスの狭間で溺れてしまう警察官も、少なくないはないのだ。
精神の均衡が崩れて、酒や女に走り、人生がめちゃくちゃになった警察官の話など、掃いて捨てるほどある。


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