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1446ミセスリーフ ◆8d/HDubVr.:2016/07/01(金) 20:52:37 ID:trZtfiUE
あたしは、彼の言葉に、こくんと、うなずいて返事するのが精いっぱい。
おまけに、もやっとした気持ちも、どこかへ行ってしまった。
あたしは、単純だ。
彼のリードで裸にされていくのは、恥かしさよりも嬉しさが強くなった。
スカートの脱がせ方も慣れたもので、彼は迷うことなく、そのままストッキングに触れる。

黒いストッキングを履いた、あたしの脚をじっくり眺めつつ、膝、太ももをゆっくり触っている。
逞しい彼の手があたしの脚を這う事で、あたしの中の緊張も解けていく。

(くすぐったくて、暖かい……)

太ももよりも、さらに上にきた時、彼の手が少し迷い始めた。
さっきより、ストッキングが、少し脱がせにくくなって、困っているようだった。

「あたし、自分で、脱いじゃう?方がいい?」
「うん、なんか今は、破っちゃいそうで、怖い」
「でも、こうして、そっと下ろしていけば・・・」

彼の手に、あたしは自分の手を重ねて、彼の人差し指をゆっくり導く。
腰の辺りのストッキングをひっかけて、ゆっくり下ろさせる。
ストッキングは、丸まりながら、あたしの腹部から臀部、太ももと順調に下りていく。

「ある程度下げたら、片足の方も・・・脱がせて?」
「・・・・・・なんか、くらくらしてきた」
「え、大丈夫?あ、なんか・・・おかしい?」
「いや、ちょっとびっくりしてる。ストッキングの繊細さと・・・君の大胆さに」

彼が言おうとしている意図に気づくと、私は自分のしている行為が急に
恥かしい物になり、「あ…やだ・・・・」と思わず、言ってしまった。

その言葉と同時に、彼の手に力がこもるのが伝わった。
ストッキングを下ろし始めたもう片方の足から、ピィリリリと小さな音が聞こえ、
太もも部分に亀裂が入り、さらに伝線してストッキングが破れていく黒い裂け目からは、
あたしの肌が露わになる。

「君が悪い」
「な、なんで・・・破ったの、あなたでしょう・・・」
彼の言葉に、思わず笑いがこぼれた。

「このまま、破ってもいい・・・?」
「え」
彼の言葉に、思わず表情を硬くした。

「いや!ごめん!なんでもない!調子に乗り過ぎた!今の言葉は忘れて!」

慌てる彼が、なんだか愛おしい。
あたしは、思わず、彼の頭をくしゃっと撫でた。

「今日は・・・今日は、普通で・・・・・」
「うん」
ほっとする彼の顔は、昔、飼っていた柴犬の、子犬時代を思い出した。

彼と重なる時間は、最初と違って、長くゆっくりとしている。
戯れる時も、揺れあう時も、吐息と思いを重ね合わせ、身体と心で彼を感じた。
何度も何度も訪れる、甘い終わりが彼と同じになった時
あたしの記憶は、ふっと途切れた。

気付くと彼は、シャワーを浴びてきたのか、トランクスひとつでタオルを首にかけ、タバコをくゆらせている。
彼の腕や、手をよく見つめていたけど、よく見ると彼の身体は全部、たくましい。

(・・・結局、ラグビーちゃんと観戦できなかったな。また今度も見よう。これからこれから・・・)

これからが始まる今日は、彼の言うように、特別な日になった。


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