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1287まーく◇⦿⦿◇爽や漢∠♪♪:2016/06/17(金) 11:06:41 ID:7f1Gjz6w
ベターソリューション3

今日はずっと前から楽しみにしていたジャパンの試合の日。
彼女がラグビーに興味があったとはまったく知らなかった。まさか、いや、多分あったんだろう。
今日を迎えるまでの間、彼女のことが頭から離れなかった。
俺好みの脚線、その脚線を艶やかに演出するストッキング、白い双丘の麓。
その度熱いものが込み上げてくる。誰かに見られてる訳じゃないのに異常に恥ずかしい気持ちになる。
俺は覚え立てのあんちゃんか?
そして今はそこにもう一つ、ある思いが加わった。

ラグビー中継の時間が近づいてきた。
そろそろ彼女がやって来る。窓を開け彼女が歩いて来るであろう方向を眺める。まだかなぁ。もうかなぁ。
この時、重大な事に気づいてしまった。
前回彼女の部屋で会ったとき、初めて未来の約束をしたことに。
それまでは「またね」とお互い笑顔で別れていた。次に会う約束などしていなかった。
その事になぜ今気づく?タイミングが悪いじゃないか。早く来て欲しいのに、今来られたらマズい気がするな。
外を見ながら考えていると、遠くから彼女らしき女性がこちらに歩いてくるのが見えた。
嬉しさと焦りが同時に湧き上がる。どんどんその女性が近づいてくる。間違いなくスカートを履いた彼女だった。
膝がしっかり見える長さのスカートに薄手の黒いストッキング。俺が一番好きな組み合わせだった。
一気にテンションが急上昇したが、すぐに不安が頭を過ぎった。誤魔化しきれるかな・・・。それと・・・。

ピンポーン
「どうぞぉ」
「お邪魔しまーす」
笑顔の彼女が妙に・・・。マズイ。もう飲み込まれそうだ。そうだ!
「やっぱり脚キレイだね」
彼女は、え!?という表情を一瞬したがすぐに笑顔に戻り、
「脚キレイだなんて言うから意識しちゃったじゃない」「だから黒のストッキング履いて来たよ」
だから黒?どういう事だ。分からないが黒が好きだから文句はない。

彼女がいつもように斜め前に座る。スカートの裾が少し上がる。たまらない。何て良い眺めだ。
「もう少しで始まるね」「今日勝てそうなの?」「楽しみだね」
今日は出来るだけ見ないようにした方がいいな。いや、バレないようにこっそり見てようか。
「スコットランドって強いの?」「なんでイギリスじゃないの?」
彼女が脚を組んだ。つま先をこちらに向けている。我慢し切れず目が脚の方に向いてしまった。
彼女は明らかに俺の視線に気づいているようだったが、笑顔で話し続けてくれた。
ここで問題が起きた。一気に変化し、熱くなり脈を打ってビクビクし始めた。ヒヤヒヤだ。
自分の家だから上着を着ている訳でもないし、男のくせにクッションを膝の上に置くのもおかしい。
マズイと思いながらも堪え性がなくなり彼女の脚をずっと見てしまっている。このままでは何れ気づかれてしまう。気まずくさせてしまう。

「今日は遠慮なしに脚を見させてもらうから」
「え?」
「チラチラ見るっていやらしいでしょ」「だから男らしくしっかり見させてもらうよ」
「え〜」「恥ずかしいよぉ」「ていうか、何?その宣言」
ドキドキだ。彼女もドキドキしてるんだろうか?

「そんなキレイな脚を見せられたら男ならどうしても・・・ね?」「だからそうなっても勘弁」
それまで笑顔だった彼女が少し笑顔を残しつつ困った表情になった。
「何それ?」
マズかった!?
あれ?そうか。それ以上のことを想像させてしまったか。
はっきり言わないとダメになってしまった。

「もうそうなってるんだけど、男って変化するでしょ?」「生理現象ってやつね」
「うそ!?」「ホント?」
「それだけ君が魅力的だって言ってるんだよ」
「もぉ何言ってるの?」表情の硬さが少し和らいだ。「そんなに口上手だったっけ?」微笑んでくれた。
「あれ?もう始まってるんじゃないの?」「あんたが変なこと言うから最初を見逃すところだったじゃない」
「今日はラグビーは見なきゃならいし、君の脚は見なきゃならないし大変だなぁ」
「見るのはラグビーでしょ?」

さぁ、これからラグビー観戦だ。まだまだ時間はたっぷりある。期待で胸がいっそう膨らんだ。


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