好きな小説を語るんだよ(*｀Д´)ノ

785：名無しさん＠ベンツ君：2015/05/12(火) 22:30:39 ID:0Ht8Dz4k: 1082 名前: Ｖ３ :2014/11/06(木) 13:53:09 ID:e30750fad

先日アライグマさんにお勧めした、宮部みゆき『平成お徒歩日記』（エッセイ）を再読中

故事に絡むテーマを一つ決めて、ゆかりの場所を歩くという体験型エッセイなのですが、死罪になった人間がその前段として『市中引き回し』された事例を歩いてなぞるくだりに、ちょっと興味深いエピソードが
死罪が決まり引き回されている罪人でも、現代的な人道主義的温情がかけられていたようで、休憩はあるし、好きな物が飲み食い出来たとか
で、とある罪人が「欲しいものはあるか？」と役人に問われたところ、見物人達の中にいた赤ン坊に乳を含ませていた若い母親を指し、「あの乳が飲みたい」と所望したそうな
役人はそれを了承し、母親に頼んで罪人に乳を飲ませてやったとのこと

この状況でこれが成立すること自体が凄いのですが、その罪人が、赤ン坊のように乳を飲みたいと願った心境（エロスとは思い難い）、了承した役人と、引き受けた若い母親の心情などを想像すると、色々感慨深いです

宮部みゆきは、「なんちゅー奴じゃ」とバッサリ斬ってますが、このエッセイを書いた当時は三十代半ばだったので、今の年ならば別な感想があるのではないかしら？

1083 名前: 壬生狼 :2014/11/06(木) 17:19:15 ID:67139887d

今日はちと仕事が忙しく、やっとPC覗きました。
V3さんの書いたことで、直接なのか？器に移してなのか？
気になっております(*｀Д´)～～～～～☆

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