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好きな小説を語るんだよ(*`Д´)ノ

4060うぉんさんの読み聞かせの会:2017/12/23(土) 17:26:02 ID:LNssCYN6
いつものように塀ごしに会話をするマクシミリヤン・モレルとヴァランチーヌ・ド・ヴィルフォール
ヴァランチーヌの婚約者はフランツ・デビネである
マクシミリヤンは、アルベールから聞いた話として、フランツがまもなく帰国するらしいと彼女に告げる
結婚話が進んでしまうことを不安がるふたり
しかしヴァランチーヌが言うには、継母は結婚には反対のようだと言う
なぜならば、一年前、彼女が修道院に入りたいと言ったときに賛成したからだと・・・
彼女が修道院に入れば、亡き母の遺産も、母方祖父母の侯爵夫妻の遺産も、父方祖父のノワルチエの遺産もすべてが父ヴィルフォールへ集約され、最終的には継母の子エドワールのものになるからだという
彼女が修道院行きを思いとどまったのはひとえに祖父ノワルチエが悲しんだからだった
マクシミリヤンはモンテ・クリスト伯爵がきっと自分たちの力になってくれる、という
彼が伯爵に寄せる絶対的な信頼をヴァランチーヌは全く理解できない
彼女いわく、いまや伯爵がヴィルフォール家の支配者だという
あの気難し屋の父ヴィルフォールが伯爵を尊敬しているし、母はまるで万能者のごとく崇めているし、弟のエドワールまでが伯爵に夢中だという
一方伯爵はヴァランチーヌにはまったく興味をしめさず、儀礼以上のものを感じたことはないと彼女はいう

わたしの味方はたったひとり、ノワルチエお祖父さまだけなのよ

マクシミリヤンはそれでも言うのだった
モンテ・クリスト伯爵は次の土曜にぼくを夕食に招待してくださったんだよ
君のご両親も出席する夕食会に!
これはぼくたちへの素敵な配慮だと思わないかい?

ヴァランチーヌは召使に呼ばれて邸内へと去る


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