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反 日

314NAME:2018/01/02(火) 00:09:09
【小沢一郎氏新年会詳報(2)】「安倍晋三政権は朴槿恵氏以上に権力を私物化」「多少荒っぽいことをしなきゃ、メディアも報道しないんだ」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%80%90%e5%b0%8f%e6%b2%a2%e4%b8%80%e9%83%8e%e6%b0%8f%e6%96%b0%e5%b9%b4%e4%bc%9a%e8%a9%b3%e5%a0%b1%ef%bc%88%ef%bc%92%ef%bc%89%e3%80%91%e3%80%8c%e5%ae%89%e5%80%8d%e6%99%8b%e4%b8%89%e6%94%bf%e6%a8%a9%e3%81%af%e6%9c%b4%e6%a7%bf%e6%81%b5%e6%b0%8f%e4%bb%a5%e4%b8%8a%e3%81%ab%e6%a8%a9%e5%8a%9b%e3%82%92%e7%a7%81%e7%89%a9%e5%8c%96%e3%80%8d%e3%80%8c%e5%a4%9a%e5%b0%91%e8%8d%92%e3%81%a3%e3%81%bd%e3%81%84%e3%81%93%e3%81%a8%e3%82%92%e3%81%97%e3%81%aa%e3%81%8d%e3%82%83%e3%80%81%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%a2%e3%82%82%e5%a0%b1%e9%81%93%e3%81%97%e3%81%aa%e3%81%84%e3%82%93%e3%81%a0%e3%80%8d/ar-BBHIUPu#page=2

韓国の朴(槿恵前)大統領以上に、もっともっと権力を私物化し、勝手放題、やりたい放題のことをやっている」と。「こんなことをなんで野党が傍観しているのか」と。「本気になって戦えば、絶対、退陣に追い込むことができる」と、私はそう思っております。

多少ねえ、多少荒っぽいことをしなきゃ、メディアも報道しないんだ。国民は「何やっているんだ」と。「野党は、こんな政権に何の抵抗もせずに、ただ純然と日を過ごしているのか」という話になっちゃうんですよ。だから、国会の場ですからね、当然限界はあるんですけれども、やはり、その限界までの徹底した、やはり、「いけない」というものに対しては徹底して抗戦しなくてはならない。

ですから、特に森友、加計(学園問題)の話は、どんどん、どんどん日がたつにつれて新しい事実も出てくる、ひどい状況が分かってきているんですけれども、それにも関わらず、国会は何の騒ぎもなく静かに過ぎていく

315NAME:2018/01/02(火) 00:17:11
ウーマンラッシュアワー村本の戦争拒否宣言に賛否
[2017年8月15日18時42分]
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1872629.html

ウーマンラッシュアワーの村本大輔(36)が、戦争に反対する思いをつづった。 72回目の終戦記念日を迎えた15日、村本はツイッターで「僕は国よりも自分のことが好きなので絶対に戦争が起きても行きません よろしく」と宣言し、賛否を呼んだ。 「もし敵国が攻めてきて、自身の家族に害が及びそうになった場合はどうするのか」といった質問も寄せられたが、村本は「でも自分の家族守るために相手殺したら相手にも同じように家族がいるかもでしょ。向こうに銃を置く勇気がないならこっちが銃を置いて手を上げて握手。無理なら土下座。無理ならおれが撃たれてる間に逃す。でも家族が相手を恨む可能性あるから、そんな時までに稼ぎまくって海外に家買っとく」との考えを示し、戦争に反対。「相手を殺しても相手に殺されても、なん年後かに、今と同じように、やれ賠償金が、とか、やれそっちが先に手を出してきた、とか、いや歴史的にはお前んとこが、って、いや人類、ずっとバカ」とあきれた。

316NAME:2018/01/02(火) 00:24:54
ウーマン絶賛の茂木健一郎氏 返す刀で「首相と食事して喜ぶ芸人」バッサリ
2017年12月18日 17時11分
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/862354/

お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」(村本大輔=37、中川パラダイス=36)が17日のフジテレビ系「THE MANZAI」で披露した風刺漫才が大反響を呼び、これを受ける形で脳科学者・茂木健一郎氏(55)が「ダウンタウン」松本人志(54)を暗に再挑発した。 ウーマンラッシュアワーは、漫才のネタで村本の故郷・福井の抱える原発問題、沖縄基地問題、北朝鮮のミサイル問題などを取り上げた。情報番組では有名人の暴言、不倫ばかりが報道されたことを指摘し、危機を感じなければならないのは「国民の意識の低さ!」(中川)と怒とうの高速しゃべくり漫才で会場を笑いの渦に。最後は、村本が客席とカメラを見据えて指さしながら「お前たちのことだ」とズバリと言ってのけた。

 過激な漫才にネットはすばやく反応し「ウーマンラッシュアワー」がYahoo!のトレンドワード1位に。すると村本はこの日「一生テレビでなくていい、おれからしたらテレビはそう。それより口を塞がれることが一番辛い」とツイートし、タブーに切り込んだ漫才だったことを告白した。 著名人からも賛辞のツイートが続々と寄せられ、タレント・乙武洋匡(41)は「今日のウーマンラッシュアワーの漫才、いつぞやの茂木先生の『日本のお笑いはオワコン』発言への“回答”のように感じた。好き嫌いは分かれるのかもしれないけれど、こういう芸人もいる、ということが何より大切なのだと思う」。

 当の茂木氏は、ウーマンの漫才を絶賛するツイートを寄せた後「時の首相と食事をしてよろこんでいるようなお笑い芸人や、コメンテーターは、別にいてもいいけど、文化にはあまり貢献しないと思う。そういう人たちは、忖度のエンジェルに過ぎないから。それは、公共の電波でやるコメディではありません」とつぶやいた。今月15日、安倍晋三首相(63)と食事をした松本と東野幸治(50)を暗に批判したのだ。 そもそも松本と茂木氏の対決は2月下旬からくすぶっていた。茂木氏がツイッターで日本のテレビやお笑い文化について「政治・社会風刺」的な要素が足りないと分析。「日本の『お笑い芸人』のメジャーだとか、大物とか言われている人たちは、国際水準のコメディアンとはかけ離れているし、本当に『終わっている』」と持論を展開し物議を醸した。 

 一方の松本は3月、フジテレビ系「ワイドナショー」で「このニュースを見た時に、全然腹が立たなかった。なんでかと思ったら、茂木さんが全然、面白くないからなんですね。笑いのセンスが全くないから、この人に言われても刺さらない、ムカッともこない」と皮肉を込めて発言した。 翌週、番組ゲストとして呼ばれた茂木氏は「一番刺さったのが、松本さんの“センスがない”だった」と語り「お笑い界への応援のつもりで言ったのが、僕の言葉がちょっとね…」などと白旗を掲げた。 だが、今回は腰が据わっていて「このツイートについては、反省も謝罪もするつもりはありません」ともつぶやいている。

317NAME:2018/01/02(火) 09:46:55
ウーマンラッシュアワーの村本大輔氏、辺野古で大袈裟太郎氏らと「交流」 「プロ市民なんて一人もいない」「この人たちと酒飲んで話してこい」
2018.1.2 09:00更新
http://www.sankei.com/politics/news/180102/plt1801020005-n1.html

元日にテレビ朝日系の討論番組「朝まで生テレビ」に出演したお笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔氏(37)が2日まで自身のツイッターに投稿し、沖縄県で漫才ライブの仕事があり、その際に名護市辺野古に赴いて、基地移設反対派の人々と交流したことを明かした。また、自身の発言が批判されていることに関しても言及した。

 村本氏は、朝生への出演を「おれは前から無知だ、と言ってて、今回の朝生のオファーあったときに、小学生以下のバカ丸出しの質問して話止めるけど、それでいいなら出るってのが条件だったから、おれ的には何でも質問できて、最高に楽しかった。元旦から何見せられてんだって方、クレームは田原(総一朗)さんと、朝生へ」と1日夜に投稿した。 一方で「沖縄は中国だったってのは、僕のこれを読んでの咄嗟の拡大解釈でした。反省」とも記した。

 沖縄到着後にも「連投」した。沖縄県警に11月、公務執行妨害と窃盗容疑で逮捕された(後に釈放)基地移設反対派の大袈裟太郎氏(35)の「はーい、高江集落の方たちが、『またおいで、一緒にご飯食べよう』って言ってます」との呼びかけに「真っ暗になってきたので(名護市)辺野古だけ見て、さっと帰ります。すいません」と返した。もっとも大袈裟氏は、村本氏とのツーショット写真を自身のツイッターに掲載しており、村本氏は大袈裟氏ら反対派の人々との交流を楽しんできたようだ。

辺野古への基地移設反対派について、村本氏は「沖縄の辺野古の座り込みしてる人たちを『プロ市民だ』とレッテル貼る人たちがあまりに多いので、逆に会いたいと思ってSNSでアポとってお酒飲んできた。プロ市民なんて一人もいなくて、辺野古高江をただ愛してる優しい人たちだった」と評し、投稿した。 辺野古基地移設反対派は、辺野古に居住している人はほとんどおらず、辺野古の住民は米軍基地関係者との交流を続けているのだが、そういう点には触れていない。

 こうした村本氏の一連の行動に「幻滅した。無関心層と同等の知識レベルに幻滅。反基地運動に極左暴力集団が紛れ込んでいることは、国会答弁でも明らかになっている」などと批判した投稿も相次いだが、村本氏は「おまえさ、現場行って、この人たちと酒飲んで話してこい。その中の簡単には判断できないグレーの部分、感じ取ってこい。楽に判断するな。楽に生きるな」と反論した。

「辺野古、高江が大好きで、そこに住んでいるじいさんばあさんが好きで、ただそこを守りたいだけなのに、話をちゃんと聞くだけで泣く人がいる。おれらが見るべきは、右と左ではなく、ただ大好きなこの場所をただ守りたいって言う彼らの思いに耳を傾けること」と追加した。

 村本氏には、辺野古に「住んでいる」住民とも話をして、反基地運動の実態について、虚心坦懐に耳を傾けてほしいものだ。ちなみに辺野古反対運動では、極左暴力集団の「革マル派」も堂々とチラシで、基地反対を主張しています。(WEB編集チーム)

318NAME:2018/01/02(火) 21:49:15
小林よしのり氏、ウーマン村本大輔と共演NG
http://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/%e5%b0%8f%e6%9e%97%e3%82%88%e3%81%97%e3%81%ae%e3%82%8a%e6%b0%8f%e3%80%81%e3%82%a6%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%83%b3%e6%9d%91%e6%9c%ac%e5%a4%a7%e8%bc%94%e3%81%a8%e5%85%b1%e6%bc%94%ef%bd%8e%ef%bd%87/ar-BBHLEnA?ocid=iehp#page=2

漫画家の小林よしのり氏(64)が、ウーマンラッシュアワー村本大輔(37)を「無知なおっさん」とバッサリ切り、“共演NG”を突きつけた。

小林氏は2日、ブログを更新し、1日に放送されたテレビ朝日系「朝まで生テレビ元旦スペシャル」に出演した村本の発言について言及した。同番組で村本が非武装中立を標榜し、他国に侵略されたら白旗を上げて降参すると発言したことに対し「他国に侵略されて占領されてもいいと言う者と議論する意味なんかない。どんな地獄が待っているか、想像力がまったくないのだろう」と非難。村本の「沖縄も元々日本が中国から取ったもの」という発言については「中国寄りのデマ」「琉球王国は薩摩と支那の両方に朝貢していたが、支那に属していたわけではない」とした。

 そして、憲法9条も読んだことないという村本を「知識は小学生以下」とバッサリ。「村本は中高生でもないし、若者でもない、無知なおっさんだ。無知は罪でもある。わし自身を振り返りつつ言うが、無知は常に恥じて勉強し続けなければならない」とたしなめた。 小林氏は村本のことを「最近、漫才でたった一回、政治風刺をやったからといって馬鹿みたいに持ち上げられていたから疑問だった」「知的誠実さがまるでない」と評価していないという。小林氏は「朝まで生テレビ」にたびたび出演しているが、議論の価値もない意見に付き合い時間を無駄づかいしたくはないとして、「わしはウーマン村本と一緒に出演することはない」と宣言した。

319NAME:2018/01/16(火) 00:29:39
古賀茂明「北朝鮮の平昌五輪参加で孤立する安倍総理」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%8F%A4%E8%B3%80%E8%8C%82%E6%98%8E%E3%80%8C%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%81%AE%E5%B9%B3%E6%98%8C%E4%BA%94%E8%BC%AA%E5%8F%82%E5%8A%A0%E3%81%A7%E5%AD%A4%E7%AB%8B%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%89%E5%80%8D%E7%B7%8F%E7%90%86%E3%80%8D/ar-AAuGfOG?ocid=iehp#page=2

南北対話が、ついに実現した。オリンピック・パラリンピックの間は戦争が回避できることがかなり確実になったので、とても喜ばしいことだと思う。 これがなければ、戦争やテロの恐怖の中でのオリパラということになるはずだったことを考えると、韓国政府としては大喜びというところだろう。 1月9日の閣僚級会談後の共同発表文のポイントは以下のとおりだ。

(1)北朝鮮が平昌オリンピックに高官級代表団と民族オリンピック委員会代表団、選手団、応援団、芸術団、観戦団、テコンドー演武団、記者団を派遣し、南側は必要な便宜を保障する(400〜500人になる見込みと報じられる)
(2)双方は北側の事前の現地調査に向けた先発隊派遣や北側の平昌五輪参加と関連した実務会談を開催する
(3)南と北は現在の軍事的緊張状態を解消すべきとの見解で一致し、これの解決に向け軍事当局会談を開催することにした
(4)南と北は多様な分野で接触と往来、交流と協力を活性化し、民族的和解と団結を図ることにした
(5)南北関係を巡る全ての問題についてわが民族が朝鮮半島問題の当事者として対話と交渉を通じて解決していくことにした

 今回の合意には、韓国が提案した旧正月(今年は2月16日)に合わせた南北離散家族の再会行事開催に関する内容は盛り込まれなかった。 また朝鮮半島の非核化について韓国側が触れたのに対して、北朝鮮側は強く反発して、議題に入れることを拒否し、その問題は米朝間の問題だと発言した。 一日の会談で、このような具体的な内容の合意文書を発表したということは何を意味するのか。 それは、南北双方ともかなりの事前準備をしていたということだ。ある情報では、12月初めから周到に準備がなされていたという。

■韓国政府はどう受け止めているか

 これも同じ情報源だが、韓国政府としては、今回の対話は実施できるだけでも良かった。成果としては、五輪に大型代表団を送るということが確保できれば御の字と思っていたら、予想外の良い結果が出たので上出来だと韓国政府は受け止めているそうだ。 五輪以外の成果としては、まず、韓国は北の核の標的ではないと北朝鮮が表明したことが大きい。「すべての最先端戦略兵器はアメリカを狙ったものでわが同族(韓国国民)を狙ったものではない」という北朝鮮側の発言は、プレスに公開された冒頭部分で表明された。

 これは、日米が暴走しても、在韓米軍の問題はあるものの、韓国が手を出さなければ、北朝鮮の標的にはならないという期待を韓国国民に与える。北朝鮮危機が、韓国の危機というより米国の危機だというこの問題の本質をはっきり示すものだ。ちなみに、北が核のことは議題にしないというのは韓国も計算済みで、一応非核化の要請をしたものの、話ができなくても何の問題もないということだ。アメリカも自分がいないところで核の話をするのは望んでいないだろう。

 もう一つの大きな成果は、まず、軍事当局会談実施の合意ができたこと。韓国は偶発的衝突が本格戦争になることを非常に恐れている。それを避けるためには、この合意の意味は大きい。すでに、軍同士のホットラインも再開された。 さらに、離散家族の再会問題が文書に盛り込まれなかったことについても、「南と北は多様な分野で接触と往来、交流と協力を活性化し、民族的和解と団結を図ることにした」という文言が入り、今後も協議する糸口は確保されたと前向きにとらえている。

320NAME:2018/01/16(火) 00:30:09
■北朝鮮の五輪パラリンピック参加はなぜ、重要か

 日本人は、韓国政府が「五輪の成功」について、どんなに心配しているのかということがわかっていないので、このような疑問が出るのだろう。

 韓国人から見れば、五輪の成功は「最重要課題」。

 しかし、今の情勢では、いつ北朝鮮がそれを妨害してくるかわからない。最悪のケースでは五輪開催中にミサイルを撃ち込んだり、それがなくても、テロやサイバー攻撃などを仕掛けてくる可能性がある。 現にEU諸国の中には、五輪選手団の派遣をためらう国も出ていた。今回は、ロシア選手団の参加がない。それに加えて主要な欧州諸国が参加しないとなれば、「片肺五輪」となって、韓国での開催は失敗だったということになってしまう。それだけはどうしても避けたい。そう考えれば、せめて五輪期間中だけでも北朝鮮におとなしくしてもらえれば、韓国にとっては大きなメリットになる。つまり、「五輪参加=五輪開催中の休戦」さえ確約してもらえば、今回の会談は大成功だったということなのだ。

 もう一つ理由がある。北朝鮮が参加しないことで戦争のリスクが高まり、EUなどが選手派遣を見合わせれば、韓国は国際社会から見捨てられたような印象を持たれてしまう。それでは、今後の北朝鮮との交渉上、非常に不利になるという懸念がある。是が非でも世界中の国に参加してもらい、多くの国の首脳に参加してもらうことにより、韓国が世界と一体となっている姿を北朝鮮に示したい。そうすれば、北朝鮮の孤立がより鮮明になり、今後の交渉で優位に立てると考えているのだ。

■オリパラ後の緊張緩和継続が韓国の狙い

 こうした韓国の動きに対して、安倍政権は非常に不満を募らせている。表向きは特に批判はしないが、プレスに対して、「どうせこんな対話は失敗に終わる」「北朝鮮に利用されるだけで愚の骨頂」「米国も怒っている」などという趣旨の情報をリークし、米国政府に対しても、オリパラ後にはすぐに米韓合同軍事演習を行うべきと伝えている。

 仮に、3月下旬以降に米韓合同軍事演習が実施されれば、北朝鮮は態度を硬化させ、再び4月から5月にかけて核実験やICBM発射などの挑発行為に出る可能性がある(4月、5月は北朝鮮にとって重要な記念日が目白押しで、例年核実験やミサイル発射がよく行われている)。 それを受けて、昨年の制裁強化の効果を見極めるとしていた米国政府が、制裁の効果がなかったと判断して、さらなる強硬措置に出ることも十分に考えられる。

 韓国は、その結果、偶発的な衝突が生じることやそれが本格的な戦闘につながることを本気で心配している。そのため、何とか米朝双方が自重する状況を可能な限り長続きさせたいと考えているのだ。 その観点で非常に重要なのが、五輪以外のテーマで合意した軍事当局同士の会談の実施だ。韓国は、軍事協議を行っている最中であるからという理由で、米国に軍事演習を五輪後もさらに延期しようと提案するだろう。

 また、それ以外のテーマ、例えば離散家族の再会行事についても今後協議を行うために調整を進めると思われる。もし、それが実現することになれば、その実施までは演習を控えるというような口実もできる。 こうした韓国の考え方は、米国がいくら強硬姿勢を貫いても、北朝鮮が自ら核やミサイルの開発を放棄することはないと見ていることからきている。米国の強硬姿勢は、結局は武力衝突という結論にしか行きつかないと危惧しているのではないだろうか。

 そして、ここが重要なのだが、韓国は、仮に米国と北朝鮮の間に戦争が起きても、理由なく韓国が巻き込まれるのは避けようと考えているのだと思われる。安倍政権とは全く異なる考え方だ。 その観点からは、冒頭に紹介した、北朝鮮祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長の発言「すべての最先端戦略兵器はアメリカを狙ったものでわが同族(韓国国民)を狙ったものではない」は、極めて重大なメッセージだということになる。

321NAME:2018/01/16(火) 00:31:02
■米国に対しカードを持つ韓国と安倍政権、違いは?

 今回の南北会談について、世界中の評価は基本的には、非常にポジティブだ。国連のグテレス事務総長は、「軍事当局間会談の開催と軍事ホットライン(黄海の南北直通電話)の再開をはじめ、軍事的緊張を緩和することで合意するなど進展を遂げたことを歓迎する」との意向を発表した。主要国のメディアも、北朝鮮を信用はできないという留保はつけつつも、これまで破局に向けて進むしかないかに見えた緊張状態を少しでも良い方向に変えるチャンスであると評価している。

 トランプ米大統領も、10日の首脳電話会談で、文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領に対し、「適切な時期と状況で北朝鮮が望むなら対話(の可能性)が開かれている」と強調し、南北会談が米朝対話につながる可能性について前向きの評価をした。また、この電話会談では、「南北対話が行われている間はいかなる軍事的行動もない」という発言をしたとも報じられている。

 これは韓国にとって非常に大きな意味がある。なぜなら、オリパラ後も軍事協議や離散家族再会に関する協議などが続いている間は、戦争にならないということにつなげることができるかもしれないからだ。戦争回避を最優先する文大統領にとっては大きな得点になると言ってよいだろう。ただし、トランプ大統領の一回限りの発言にどれだけの意味があるのかは疑問という留保付きではあるが。

 ちなみに、日本政府は、アメリカも日本同様、韓国の行動に「怒り心頭」だと信じているようだ。しかし、アメリカが仮に「怒り心頭」状態でも、それをそのまま行動に出すことはできない。なぜなら、仮に韓国が日米韓の対北共同包囲網から離脱するようなことがあったら、アメリカにとっては取り返しのつかない損失になるからだ。アメリカは韓国をつなぎ留めるため、一方では様々な脅しをかけるだろうが、それもあまり強くは出られない。脅しが過ぎると、韓国は中国に擦り寄る可能性があり、北とも勝手な取引をする恐れが高まるからだ。それを心配しながらある程度韓国に配慮せざるを得ないというのがアメリカの立場なのだ。

 つまり、韓国は、独自外交の姿勢を見せることで、アメリカに対するカードを手にすることができたということになる。 一方の日本は、トランプ追従主義。北と対話することができないし、考えてもいない。持っているカードはアメリカと一体で圧力をかけ続け、最後は戦争でも仕方ないという1枚のアメリカカードだけ。戦争回避のカードはないのだ。

 今回、韓国が、独断専行で南北会談を実施し、北朝鮮から、核を含む戦略兵器のターゲットに韓国は入っていないという言葉を引き出したのに対して、日本は引き続き米国とともに標的とされ続けるという対照的な結果につながっている。 韓国と日本の違い、それは、何が何でも戦争だけは回避しようという強い意志を持つ文大統領と、最後は戦争になっても仕方ないと考える安倍総理の違いに行きつくのではないだろうか。

322NAME:2018/01/16(火) 00:31:33
■孤立深める安倍総理の友達は米国だけ

 安倍政権は、前述したような南北対話を肯定的に受け止める世界の流れとは全く異なる姿勢を堅持している。南北対話については、表向き否定的なコメントはしないが、前述したとおり、裏で様々なネガティブ情報を流して韓国政府を馬鹿にしたり、批判したりしている。 さらに、安倍総理は、平昌オリンピック開会式に欠席する方向で検討しているという情報が流れている。韓国の慰安婦問題に対する対応への不快感を示すためのようだが、これは全くバカげた行動だ。

政治とスポーツを絡めないというのが五輪精神の最も重要な柱なのに、次期夏季五輪開催国の首相が、その精神を踏みにじるわけだから、世界中から批判されるか嘲笑されることになるのは確実だ。 しかも、そうした姿勢をとれば、不参加の理由となった慰安婦問題に対しても世界の注目を集めてしまう。「Time’s Up」や「Me Too」運動が吹き荒れる中で、詩織さん事件なども相まって、安倍政権の女性の人権に対する後進性を宣伝することになってしまうだろう。これは、まさに自殺行為と言うべきではないか。

 韓国は当初、各国首脳が来てくれないかもしれないという不安感もあって、安倍総理の出席を非常に強く希望していたようだ。これに対して、日本側は上から目線で対応してきた。しかし、選手団派遣をなかなか決めなかったフランスのマクロン大統領が、自身が参加(開会式かどうかは未定)する意向を示し、EUを含めすでに二十数名の首脳クラスの参加が確実になったと言われている。さらに、先の米韓首脳電話会談で、アメリカはペンス副大統領を派遣することを伝えたので、韓国にはかなり余裕が生まれ、気分的には「安倍なんか来なくていい」と言いたいところのようだ。 ただ、韓国政府は、日韓が対立していることを世界に宣伝するのは、日韓双方にとって不利益だと考えているため、引き続き安倍総理参加を要請していく方針だということだ。

 安倍総理は、よほど愚かでない限り、最終的には出席することになるのではないかと思うが、今のような態度を取っていると、韓国国内の反安倍心理を煽り、仮に参加したとしても、「安倍帰れ!」デモが起きたりする可能性が高まる。逆に、「慰安婦問題などにかかわらず、スポーツを愛する日本国民を代表して、平昌オリンピックの開会を韓国国民とともに祝福したい」と言って、今すぐに参加表明すれば、韓国国民の多くは、その寛容さを評価するのではないだろうか。 もし、最後まで欠席で通す判断をするようなら、日本国民は真剣に総理の交代を考えないと、日本の国益が大きく損なわれることになるだろう。

323NAME:2018/04/07(土) 22:58:28
デモ行進:「まともな政治を」新宿で政権運営抗議
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%83%87%e3%83%a2%e8%a1%8c%e9%80%b2%e3%80%8c%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%82%e3%81%aa%e6%94%bf%e6%b2%bb%e3%82%92%e3%80%8d%e6%96%b0%e5%ae%bf%e3%81%a7%e6%94%bf%e6%a8%a9%e9%81%8b%e5%96%b6%e6%8a%97%e8%ad%b0/ar-AAvzPBo?ocid=iehp

学校法人「森友学園」を巡る公文書改ざんや自衛隊イラク派遣部隊の日報問題などを受け、安倍晋三首相の政権運営に抗議し「まともな政治を求める」と訴える市民らのデモ行進が7日、東京都新宿区の新宿駅周辺であった。

 デモは、市民団体「未来のための公共」や国際人権団体アムネスティ・インターナショナル日本など複数のグループが合同で呼びかけた。森友文書や日報問題だけでなく、裁量労働制の対象拡大や改憲への反対、「共謀罪」の構成要件を改め「テロ等準備罪」を設けた改正組織犯罪処罰法の廃止なども掲げ、「安倍政権の諸問題に総合的に抗議する」と声を張り上げた。

 森友文書問題で関心を持つようになりデモに参加したという自営業の太田みえさん(55)=東京都武蔵野市=は「安倍内閣が憲法を軽視していることに耐えられない。直ちに総辞職していただきたい」と訴えた。【後藤由耶】

324NAME:2018/04/16(月) 00:29:21
安倍政権批判の国会前集会 機動隊員の胸を押す 公妨容疑で男を逮捕 容疑を否認
2018.4.14 18:49更新
http://www.sankei.com/affairs/news/180414/afr1804140010-n1.html

警視庁麹町署は14日、国会議事堂前で開かれていた集会に参加していた30代の男を機動隊員に対する公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。「やっていない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は同日午後、パイプ柵を乗り越えて車道に出ようとした際、制止しようとした機動隊員の胸を押したとしている。

 国会前では当時、学校法人「森友学園」の国有地売却に絡む財務省の決裁文書改竄(かいざん)や、加計(かけ)学園の獣医学部新設などの問題に抗議する市民集会が開かれ、一部の参加者がバリケードを越えて車道を占拠するなどしていた。

325NAME:2018/04/16(月) 14:28:08
反安倍に舵切った小泉進次郎の愚
2018.04.12 (Thu)
http://ponko69.blog118.fc2.com/blog-entry-4799.html

小泉純一郎氏が安倍首相へ引導「もう引き際」「バレてる嘘をぬけぬけと…」独白55分
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%b0%8f%e6%b3%89%e7%b4%94%e4%b8%80%e9%83%8e%e6%b0%8f%e3%81%8c%e5%ae%89%e5%80%8d%e9%a6%96%e7%9b%b8%e3%81%b8%e5%bc%95%e5%b0%8e%e3%80%8c%e3%82%82%e3%81%86%e5%bc%95%e3%81%8d%e9%9a%9b%e3%80%8d%e3%80%8c%e3%83%90%e3%83%ac%e3%81%a6%e3%82%8b%e5%98%98%e3%82%92%e3%81%ac%e3%81%91%e3%81%ac%e3%81%91%e3%81%a8%e2%80%a6%e3%80%8d%e7%8b%ac%e7%99%bd55%e5%88%86/ar-AAvUyUD?ocid=iehp#page=2

「本件は首相案件」。嘘が次々と暴かれ、森友、加計疑惑が底なし沼になってきた。それでも居丈高に開き直る安倍晋三首相に「引き際だ」とついに引導が渡された。「本当ならとっくに辞めてなきゃいけないはず。なのに、バレている嘘をぬけぬけと今も言ってるなぁとあきれているんだよ、国民は――」。安倍氏の「政治の師匠」でもある小泉純一郎元首相の言葉だ。その思いの丈を週刊朝日に独白した。

* * *

──森友学園への国有地売却問題をどうお考えですか。

 根本の嘘の始まりは、国会で「私や妻が関わっていたのなら、総理大臣も国会議員も辞めます」だね。昭恵さんは森友学園の元名誉校長でしょう。森友学園へ行き、挨拶までし、関係しているのに、なぜ、あんな嘘を言い続けるのか、わかんないね。「私たちが関係していた」って正直に言えばいいのに。おかしなことをしてないなら、嘘つく必要ないんだから。嘘の上塗りをするからおかしくなる。総理も国会議員も辞めると言ったので、本当ならとっくに辞めてなきゃいけないはず。なのに、バレている嘘をぬけぬけと今も言ってるなぁとあきれているんだよ、国民は。

──昭恵夫人と面識はありますか? 安倍さんが幹事長の時代かな。山口県へ行ったとき、昭恵さんとも一緒に食事をしました。昭恵さんからは「首相って、そんなに大変なんですか」と質問されたので、「なってみればわかるから」と答えた。いま、本当に大変だ(笑)。

──沈静化していた安倍首相の友人、加計孝太郎氏が理事長の「加計学園」の獣医学部新設問題が再び国会で議論されています。2015年4月2日、官邸で愛媛県、今治市、加計学園の職員らが柳瀬唯夫・首相秘書官(当時)と面会した際、首相秘書官が「本件は首相案件」と伝えたとされる記録(備忘録)が出てきました。(首相案件は)安倍さんは否定しているけどね。首相が一生懸命になっているのがわかったから、官邸、官僚らみんなが協力したんでしょう。

──首相は愛媛県の記録より柳瀬元首相秘書官の記憶を信じると明言しました。 逃げ切れると思っているからいろいろ言っているんだろうね。

──小泉氏の首相時代、「首相案件」というものは存在しましたか?「郵政民営化」かな。首相の私がやると言ったからできた。自民党も野党もほとんど反対だったのを押し切った。参議院で否決され、万歳やって衆院を解散した。いま思うと非常識だったが、衆院選で勝って法案を通した。それだけ首相の権限というのは大きい。だからもし、安倍さんが「原発ゼロ」をやろうと言えば、できたはず。原発ゼロは与野党で協力できる政策で歴史的な偉業だったのに。原発ゼロは首相任期中にできるけど、安倍さんが目指す憲法改正はできない。国会で3分の2、そして国民投票で過半数を取らないと、そもそも無理だもの。できることをどうしてやらなかったのか。

──安倍政権はこの先、どうなりますか。 危なくなってきたね。安倍さんの引き際、今国会が終わる頃(6月20日)じゃないか。(9月の)総裁選で3選はないね。これだけ、森友・加計問題に深入りしちゃったんだから。来年の参議院選挙への影響が出る。国会が終わると、1年前から選挙運動の準備をするのでそろそろ公認を決めなきゃいけない。参院候補者が浮足立つ。安倍さんで選挙はまずいなと。

──総裁選となれば、誰がふさわしいですか? 原発ゼロというのは、河野太郎外務相が私より先に言いだした。もし、河野さんが原発ゼロを主張して総裁選に出たら、どうなるかわかりませんよ。外相としての仕事を乗り切って、実績を上げていけば、大化けする可能性はなきにしもあらず。(次の総理に名前が挙がっている)岸田(文雄)政調会長、石破(茂)元幹事長は原発には言及していないね。

 小泉氏の激白は55分に及び、4月17日発売の「週刊朝日」で、その詳細を掲載する。聞き手 (本誌・上田耕司、森下香枝)※週刊朝日4月27日号より抜粋

326NAME:2018/04/21(土) 02:24:54
室井佑月「もう嫌、一日も早く」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%AE%A4%E4%BA%95%E4%BD%91%E6%9C%88%E3%80%8C%E3%82%82%E3%81%86%E5%AB%8C%E3%80%81%E4%B8%80%E6%97%A5%E3%82%82%E6%97%A9%E3%81%8F%E3%80%8D/ar-AAvPBg9?ocid=iehp#page=2

森友問題で揺れる安倍政権。作家・室井佑月氏は、安倍首相が大好きか、大嫌いかで“分断”されてしまった状況が「かなりきつい」と指摘する。
*  *  *
 出演しているワイドショーで、共演者に叱られた。番組では、森友問題、証人喚問を受けた佐川氏が起訴されるかされないか、起訴されるとしたら、その裁判の過程で明らかになっていく、という話題を扱った。

 あたしはこの流れに違和感を持った。 だって、森友問題で、佐川さんは、疑惑の中のひとつのパーツにすぎない。 公文書の扱いに関しては具体的なことがわかるかもしれないが、佐川さんが自分のところで食い止めるんだ、そう腹をくくったら、動機の部分は正直にいわなくてもいいんじゃないか。 佐川さんが起訴されたとしても、国民の多くが知りたい、なぜそんなことをしたという部分は出てこないかも。 だからあたしは、ほかの方法もないのか、たとえば野党がいってる国政調査権とか、そう口にした。

 そしたら共演者に、今回は検察を軸に話を進めているので進行を妨げるな、個人的な疑問を挟むな、と叱られた。普段、その人は親切な良い人だから、あたしはその場ですみませんと謝った。 しかし、時間が経つにつれ、もやもや感が大きくなる。

 裁判の過程で物事が明らかになっていくという話は、やっぱり誰かが疑問を挟まないといけなかったんだと思う。そのまま流していたら、森友問題の収束を狙った誘導と思われかねない。 安倍政権になってから、世の中がギスギスしている。 右か左か、高所得か低所得か、若者か高齢か……。世の中の分断が、加速しているみたいだ。 安倍さん以前からそういうことはあったかもしれないが、もっとふんわりとしたオブラートに包まれたようなものだった。

もう嫌だ、こういうの。 というようなことをいうと、それ、安倍政権とは関係ないんじゃ……、すべて安倍さんのせいかよ、という人もいるだろう。 でも、あたしは関係ないとは思えないのだ。安倍さん自身がそういう人じゃん。国内の身近な人にも、外国との付き合い方も、敵か味方か、贔屓するか排除するか、好きか嫌いか分けたがる。

 アメリカは正しいと決めていて、周辺のアジア諸国は敵認定。 選挙前に出演するテレビ番組も好き嫌いで選び、読売新聞と産経は好き、朝日と東京と毎日は嫌い。 いいや、それぞれの新聞社の中でも、安倍擁護派と反発派で真っ二つに分かれ、揉めていると聞いた。 なぜそうなるのか?

 安倍さんが、これだけ長く首相をつづけられたのは、運も才能のうち、たしかに彼に強烈なカリスマ性みたいなものがあるんだと思う。 だからこそ、彼が大好きなのか、大嫌いなのかということでも、我々は分断された。 その分断が、かなりきつい。 一日も早く、彼は過去の人となって、その話題が毎日、出てこない世の中になってほしい。 ※週刊朝日 2018年4月13日

327NAME:2018/04/26(木) 00:52:04
リテラが羽生結弦選手のパレードの日の丸手旗を「グロテスク」と表現 非難殺到し炎上〜ネットの反応「日の丸見ると発狂する人種www」「リテラは国民の敵」
投稿日:2018年4月22日
http://anonymous-post.com/archives/22656

書籍や雑誌からニュースを掘り起こすネットメディア『LITERA(以下、リテラ)』が4月22日に仙台で行われた羽生結弦の凱旋パレードを報じた。

パレード参加者に2万本を配布することや、ソチ五輪の際に日の丸手旗を配らなかったことに対しての激しい抗議のことが書かれている。

かなり割愛するが、日の丸=右翼というレッテルを貼った文章構成になっており、「4年前に日の丸手旗を用意したのは“ネトウヨ広報副本部長”こと和田政宗参院議員」、「ヘイト団体・在特会の桜井誠会長(当時)も手旗を寄贈した」と書かれている。

文章終盤になると日の丸手旗は極右界隈の政治利用であり、「こうしたグロテスクな光景が当たり前のようになってしまうことだ」とハッキリ書かれている。

これを見た人がTwitterで「日の丸が振られるパレードを『グロテスク」と評する日本人とは思えない精神性」、「羽生選手がこの記事をもし目にしたらどんな気持ちになるだろう?」、「あのね、リテラさん。日の丸は日本国の象徴だから。好きとか嫌いとかの問題でないのよ」、「この記事は、本日行われる羽生選手パレードを出迎える為に和田議員や桜井氏が日の丸の旗を寄付した話です」と批判が殺到している。

また過去に日の丸手旗を寄贈した和田政宗も「ついに支離滅裂なリテラが、保守系の攻撃に羽生結弦選手の名を利用した」とツイートし批判。

328NAME:2018/04/29(日) 01:58:21
昭恵夫人、ヘイトスピーチで起訴された元在特会幹部らレイシストが多数参加するデモに「感謝のメッセージ」を送る
http://www.msn.com/ja-jp/money/other/%E6%98%AD%E6%81%B5%E5%A4%AB%E4%BA%BA%E3%80%81%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%81%E3%81%A7%E8%B5%B7%E8%A8%B4%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%85%83%E5%9C%A8%E7%89%B9%E4%BC%9A%E5%B9%B9%E9%83%A8%E3%82%89%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%8C%E5%A4%9A%E6%95%B0%E5%8F%82%E5%8A%A0%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%87%E3%83%A2%E3%81%AB%E3%80%8C%E6%84%9F%E8%AC%9D%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%80%8D%E3%82%92%E9%80%81%E3%82%8B/ar-AAwfFvf?ocid=iehp#page=2

森友学園建設予定地の国有地不当廉価売却疑惑に絡んだ財務省職員の自殺報道のあとに、Facebook上で満面の笑みを浮かべる写真をアップしたりと空気を読まないオンナの評価を揺るぎなくしている安倍昭恵氏だが、表向き「謹慎」しているはずの期間にまたやらかした。

 謹慎中とは名ばかりで、その実、「根拠も証拠もないけれど、森友学園の問題は同和利権であり、安倍昭恵夫人とそういう話をしている」というデタラメを主張しているYouTuberに連絡を取ったりしていたのは周知の事実だが、今度はなんと、あのかつての「在日特権を許さない市民の会(在特会)」であり現在は日本第一党と称する極右レイシスト団体の関係者が関与するデモに感謝のメッセージを送っていたというのだ。

◆レイシストらのデモに「いつも応援ありがとう」と言った安倍昭恵

 問題になっているデモは、安倍夫妻が「桜を見る会」に満面の笑顔で参加していた4月21日の土曜日。この日、大阪の御堂筋で行われた「偏向報道に負けるな! 安倍政権がんばれ大行進in大阪」だ。

 YouTubeにデモ参加の関係者がアップした動画を見てみると、確かに「また昭恵さんが関わったとか言われるんで……、ここで終われる方だけに」「で、最初に安倍昭恵さんからメッセージを頂いておりました。『これから日本を求めて世界の人が来そうですね。21日の行進はどこでございますか』と。本当に昭恵さんのおおらかな方というのは素晴らしい方だと思って感動致しました。で『いつも応援ありがとうございます!』というメッセージも頂いております」などと主催者が発言している。

 行動する保守ウォッチャーのA氏は語る。

「主催者である打越善次郎氏は、行動する保守ウォッチャー界隈では『バイオリンおやじ』と呼ばれ、2013年に安倍晋三首相が選挙演説で来阪した際に、バイオリンで『君が代』を演奏した人物です。また、大阪市の中学校を『日の丸を背にして卒業式をした』と告発したことでも知られています。炊き出しなどの慈善活動もしている人物ではありますが、日本第一党の支持者であり、普段からレイシズム的な発言が多く、レイシストで極右であることは間違いありません。

過去のFacebookでは、“『女性専用車両』の登場自体が日本が日本でなくなりつつある『異民族規制⇒国柄破壊』の第1段階の兆候であることを断じて忘れてはなりません”などという投稿もしています。

また、街宣車を運転していたと見られているのは増木重夫という人物です。彼は「教員がストライキを計画している。処分しなければ、入学式で街宣活動などを行う」などと兵庫県内の市立小学校の校長を脅し、暴力行為法違反容疑で09年4月に兵庫県警に逮捕されています。

さらに、問題なのは、昭恵のメッセージを主催者が読み上げている光景をアップしていた西村斉です。彼は在特会の元幹部で、京都朝鮮学校襲撃事件や、徳島県教祖襲撃・ロート製薬強要事件にも関与して、実刑判決も受けた人物です。つい昨日23日には、京都朝鮮学校によってヘイトスピーチを京都府警に告訴され、それが名誉毀損にあたるとして京都地検に20日付けで起訴されていたことが報じられたばかりです」

329NAME:2018/04/29(日) 01:59:31
◆デモ参加者が関与していた事件

 京都朝鮮学校襲撃事件とは、2009年12月に、当時の「在日特権を許さない市民の会」(在特会)・「主権回復を目指す会」(主権会)・「チーム関西」らに属するレイシストが、京都朝鮮第一初級学校による学校前の公園不正占用に抗議をするとして、同校前で小学生らが校内にいるにも関わらずヘイトスピーチを撒き散らし、威力業務妨害罪に問われた事件だ。

 また、ロート製薬強要事件とは、ロート製薬が韓国の女優をCMに起用したところ、同じく在特会とチーム関西が、2012年3月に同社本社を訪れ、従業員を脅迫して竹島の領有権問題およびキム・テヒ起用の是非に関する同社の見解を回答するよう求めたことにより、強要罪に問われた事件だ。

 さらに、徳島教祖業務妨害事件とは、2010年4月に、在特会とチーム関西が、徳島県教職員組合(徳島県教組)による四国朝鮮初中級学校への寄付に抗議するとして組合事務所内でヘイトスピーチを喚き立て、威力業務妨害罪などに問われた事件で、2016年に最高裁で敗訴が確定している。

 これらの明らかなヘイトクライムに関与した人物が参加するデモに、先進国の首相夫人が応援コメントを寄せるというのは、いうなればドイツのメルケル首相の夫であるヨアヒム・ザウアー氏が、ネオナチ団体のデモに応援メッセージを送ることであり、先進国では到底考えられない、前代未聞の事態なのである。

 一体、安倍夫妻はこの国をどこまでどん底へ突き落とせば気が済むのであろうか。安倍首相は、同日の桜を見る会で、相次ぐ不祥事について参加者に謝罪し、「うみを出し切り組織を立て直していく」と語ったが、出すべき膿がどこにあるのか、考えたほうが良いのは言うまでもない。<文/HBO取材班>

330NAME:2018/05/16(水) 22:10:21
「NEWS23」アンカー、岸井成格さんが死去
2018.5.15 23:53更新
http://www.sankei.com/entertainments/news/180515/ent1805150011-n1.html

毎日新聞社特別編集委員で、TBSの報道番組「NEWS23」でアンカーを務めた岸井成格(きしい・しげただ)氏が15日、肺腺がんのため東京都内の自宅で死去した。73歳。葬儀・告別式は近親者で営む。後日、お別れの会を開く。

 東京都出身。慶応大卒。毎日新聞社でワシントン特派員、政治部長、論説委員長、主筆などを歴任。「NEWS23」のほか、コメンテーターとしてTBSの情報番組「サンデーモーニング」などに出演。平成26年、解説者として橋田賞を受賞した。著書に「大転換 瓦解へのシナリオ」「議員の品格」など。

331NAME:2018/06/25(月) 23:53:27
古賀茂明「反安倍勢力に広がる無力感 沖縄県知事選も新潟の二の舞いか」
2018/06/25 07:00
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%8f%a4%e8%b3%80%e8%8c%82%e6%98%8e%e3%80%8c%e5%8f%8d%e5%ae%89%e5%80%8d%e5%8b%a2%e5%8a%9b%e3%81%ab%e5%ba%83%e3%81%8c%e3%82%8b%e7%84%a1%e5%8a%9b%e6%84%9f-%e6%b2%96%e7%b8%84%e7%9c%8c%e7%9f%a5%e4%ba%8b%e9%81%b8%e3%82%82%e6%96%b0%e6%bd%9f%e3%81%ae%e4%ba%8c%e3%81%ae%e8%88%9e%e3%81%84%e3%81%8b%e3%80%8d/ar-AAz6z6Y?ocid=iehp#page=2

モリカケ問題などで、安倍内閣支持率は、一時、第2次安倍政権成立後最低を記録した。その後も共産党が、財務省内で文書公開を巡って恣意的な選別を行ったり、官邸から法務省に影響力が行使されていることを示唆する文書の存在を暴露したりしていて、まだまだ火種は尽きない。また、文書がない、あるいは真偽不明などという話から、結局あったという展開になることも十分ある。かなり危うい状況だ。

 一方、安倍総理の武器と言われる外交では、日米首脳会談もG7サミットも不発に終わり、安倍総理の最大の庇護者であるはずのアメリカからも厳しい通商の課題を突き付けられてしまった。北朝鮮問題では、関係6カ国の中で、唯一置き去りにされるなど、徐々に、その戦略に対する不信感が国民の間に醸成されつつある。少なくとも外交で起死回生の一打とはなりにくい状況だ。

 こうした八方塞がりに見える状況にもかかわらず、世論調査では、安倍内閣支持率は下げ止まり、上昇の兆しすら見せ始めた。国会は32日間の延長が決まり、安倍政権は、主要法案をすべて今国会中に成立させる強硬策に出ている。野党が反対するだけでなく、世論調査でも今国会中の成立に反対の声が強い「働き方改革法案」や「カジノ法案」も、このまま行けば、「強行採決」も含めて成立させる準備は万端整ったように見える。

 さらに、秋の総裁選での安倍3選はほぼ決まりだというのが政治部記者たちの見立てである。「こんなことがあってもいいのか」「日本の民主主義はどうなったのか」「どうしてこうなるのか、理由がわからない」「このままでは、終わってしまう」という声が、野党や安倍批判を展開する識者から聞こえてくる。さらに、「もう駄目だね」「もう終わってるんだよ」「疲れたよ」という諦めの声さえ漏れ始めた。

 ある韓国人の友人は、私にこう言った。「これだけ酷いことをされたら、韓国では政権に対する批判が一気に高まって、ローソク革命のような民衆の反乱が起きるのに、どうして日本では何も起きないのだろう」 本当に不思議なことだと言いながら、その友人は別れ際にこんな言葉を残して韓国に帰国した。

―日本人は何でも許せるんだね
許せることはいいことかもしれないけど
許してはいけないこともあるんだよね
日本人は本気で怒れないんだね
怒らないのはいいことだけど
本気で怒らなければいけないこともあるんだよね
そうしないと、国が壊れちゃうんだよね―

332NAME:2018/06/25(月) 23:56:33
■新潟県知事選敗北に危機感を持てない野党

 こうした日本の政治状況を端的に表す「事件」が起きた。6月10日投開票の、新潟県知事選で、自公が推す花角英世候補が勝利したのだ。地方では自民が強いから驚きではないと思う方も多いだろうが、この選挙は、野党にとっては、絶対に勝たなければならない選挙だった。なぜなら、今回の選挙では、野党有利の条件が、これ以上ないというほどそろっていたからだ。その選挙で勝てなかったのだから、野党にとって、これは衝撃のはずだ。

 そもそも、新潟は、昨秋の衆院選で野党が6小選挙区で4勝という全国でも珍しい野党優勢県だ。前回知事選では、連合と民進党(当時)が野党候補の米山隆一氏を推さなかったが勝利した。いわば、片翼飛行での勝利だ。一方、今回は、野党6党・会派が共闘した。前回よりもはるかに態勢が強化されたのだ。さらに、保守層に大人気の小泉純一郎元首相が新潟入りし、野党候補の池田千賀子氏を事実上応援した。

 それに比べて、モリカケ疑惑で自民党は不人気の極致だった。新潟入りした自民党幹部は街宣もできず、花角候補は、ひたすら自民色を消すことに必死だった。沖縄県名護市長選で破壊的威力を見せつけた、自民党の切り札、小泉進次郎議員が新潟県連の再三の要請にもかかわらず、応援に来なかったのも野党にとっては願ってもないことだった。

 さらに、浮動票がどの程度増えるかという観点で注目を集めた投票率も、事前予想に反して前回を5ポイントも上回った。もちろん、これまでの常識では、これは野党候補に有利な材料だ。 安倍政権は森友・加計スキャンダルに苦しんでいる。この知事選に勝てば、来年の統一地方選や参院選を控え、自民党内では、「安倍政権では選挙を戦えない」と、安倍降ろしが始まる。これが安倍政権打倒の第一歩だ、と、一瞬、野党の夢は広がった。 しかし、野党はこの“恵まれた”新潟ですら、勝てなかった。しかも、ショックなことに、浮動票が多いはずの新潟市内でもかなりの票差をつけられてしまったのだ。これでは勝てるはずがない。

 そこにはいくつか理由があるだろう。野党側が嘆くのが、「原発再稼働が争点にならなかった」ということだ。与党の花角候補が、徹底して「柏崎刈羽原発再稼働に慎重」という姿勢をアピールしたため、池田候補との違いが見えなくなったと言うのだ。しかし、果たしてそうだろうか。実は池田候補は、最初から「再稼働させない」と明言していない。米山前知事が始めた検証結果を待つ姿勢を示しただけだ。ニュアンスとしては脱原発だが、「絶対に動かさない」と言えなかったので、新聞などでは「慎重」という言葉で花角候補と同じように扱われてしまった。もし、「絶対に動かさない」と言っていれば、花角氏との差別化は可能だったはずだ。では、どうしてそう言えなかったのかと言えば、結局、連合などに気を使ったということなのだろう。

 花角候補は、当選するや否や、いかにも再稼働を否定しないととれる発言をして、野党側から、「やっぱり、嘘つきだった」と批判されているが、こうした「嘘」で票を集めるのは、鹿児島の三反園訓知事のときも同じだった。嘘だと暴くより差別化された公約を掲げられなかったことが敗因の一つだと素直に反省すべきだが、それを言うと、共闘態勢にひびが入るので、そうしたことを公に言う野党議員も市民連合幹部もいない。

333NAME:2018/06/26(火) 00:05:47
■野党が直面する経済政策に関するジレンマ

 私は、池田候補を応援するために新潟駅前で演説をしたが、そこで感じたことがある。 それは敵失に乗じた安倍批判だけでは、野党は自公に勝てないということだ。池田陣営の応援弁士のほとんどが森友・加計問題への自公の対応を面白おかしく批判した。それはそれで、的を射ていて、正しい批判ではあった。ただ、その演説は、太鼓をたたいて気勢を上げる「市民連合」には内輪受けしても、その様子を遠巻きに眺める一般市民には響かなかったようだ。

 私が声をかけた高校生たちの中には、「キモイ」と拒否反応を示す人も結構いたほどだ。 では、なぜ、そういう反応になるのだろうか。その最大の理由は、市民の多くが、アベノミクスで経済が良くなったと信じ、しかも、野党の政治では、経済が悪くなると思っているからではないのかというのが私の分析だ。前者は野党側がよく「こぼす」ことである。自民のウソに市民が騙されているというのである。しかし、後者については、野党側から反省の声はあまり聞かれない。

 実は、野党が勝った前回知事選では、地元経済界に「隠れ米山派」がかなりいたことが知られている。米山氏が過去に自民党や日本維新の党に属していたこともあり、保守層にも一定の支持が広がったことや連合や民進党(当時)の支持が得られなかったことから、かえって保守層が支持しやすかったという面があったのだ。ところが、今回、経済界は割れなかった。それは、池田氏が、野党候補、すなわち、左の候補だというイメージが非常に強く出たからだと思われる。

 よく言われるとおり、スキャンダル追及や理念だけでは保守層はもちろん中間層も動きにくい。現実的な経済政策を打ち出せるかどうかが、野党側勝利の一つのカギとなる。さらに、経済振興策でも、「バラマキ」という印象を与えると野党不信がかえって高まる傾向があることにも野党は気づくべきだ。「弱者保護」的な政策を野党が打ち出しても、そんな政策は長続きしないと庶民は直感する。その原資はどこから来るのかについて野党がちゃんと語らないからだ。「弱者に分配すれば経済が良くなって税収も増える」などと言っても、庶民はまやかしだと感じてしまう。そして、「バラマキ」への不安が頭をもたげるのだ。

 面白いことに、自民党が弱者保護的な政策を掲げると、庶民は、「自民党もようやく私たちのことを考えてくれるようになった」と前向きな反応を示す傾向があるように見える。野党が言ったことを自民党がパクったとしても、同じ政策を掲げた野党批判とは全く違った評価になるのだ。これは、安倍政権が、普段から、「成長」「成長」と言っているので、そちらの方はちゃんとやりながら、一方で格差対策にも目配りしているという印象を与え、バランス感覚として、ちょうど良いと感じるためではないだろうか。

 自公が推す花角候補は、子育て、福祉などの公約も掲げていたが、「日本海縦断新幹線の整備」など、古びた感はあるが、経済面で夢を見させるような公約を派手に打ち出していた。しかし、池田候補には、それに対抗する明確な数字を伴うような公約がなかった。その差が3万7千票の差となったのではないだろうか。

334NAME:2018/06/26(火) 00:07:25
■沖縄は新潟の二の舞いとなるのか

 新潟県知事選を終えて、非常に心配していることがある。それは今年11月に実施される予定の沖縄の那覇市長選と沖縄県知事選も新潟と同じ構図となり、与党候補が勝利を収めるのではないかということだ。反基地を掲げて前回選挙で自民候補に勝利した翁長雄志現沖縄県知事だが、すい臓がんを患い、復帰はしたものの、次の選挙に出られるかどうかはわからない。

 しかも、知事を支える連合体の「オール沖縄」から経済人が次々と離脱するという危機的事態に立ち至っている。その象徴が「かりゆし」グループと「金秀」グループの脱会だ。実は、沖縄でも、常に、基地反対と経済振興という二つの課題が二律背反のテーマとして取り上げられてきたのだが、近年は、県内のホテル、建設大手のツートップがこぞって「基地のない沖縄の方が経済発展できる」と主張したことで、経済界や一般庶民は反基地と経済発展が両立できると安心し、翁長知事や反基地候補に票を投じやすくなったという側面があった。

 もし、このまま、経済界が「オール沖縄」から離れていけば、沖縄県知事選は新潟県知事選と同じ構図になり、結果も同じになる可能性は極めて高いのではないだろうか。野党の経済政策への不信が根強い状況を考えれば、自民党がついて来れない、本気の規制緩和など既得権と闘う政策を打ち出せるかどうか。例えば、今回、安倍政権の骨太方針でも途中で落とされた、米国のウーバーや中国の滴滴出行などが展開するライドシェアの解禁。日本は大きく立ち遅れ、海外観光客も不満を高めているこの分野で、本土に先駆けてこれを解禁することなど、自民党ができない成長戦略を打ち出すべきではないだろうか。ただのバラマキでは、すぐに自民党にパクられて、また、「抱き付き作戦にやられた」と言い訳をしなければならなくなるだろう。

 これは、新潟や沖縄に限った話ではない。どんなに失点が続いても安倍政権が持ちこたえる現状に対して、「マスコミが悪い」とか「自民党が嘘をつくからだ」と嘆くのではなく、新潟県知事選に敗北した今こそ、野党は、敵失批判とただのバラマキ公約から脱して、自民との「違いがわかる」経済政策こそを「戦略的に」語るべきではないのか。 もちろん、原発についても、拘束力のない脱原発基本法案を出しましたなどというアリバイ作りではなく、明確に「再稼働は絶対にさせない。すべての原発は廃炉に追い込む」ことを明確にした実体法を提案してほしい。そして、その政策を信じてもらうためには、連合との関係など、しがらみは、明確に断ち切ったという姿勢を示すことも重要だ。 どん底にあるのは安倍政権だけではない。野党の方こそどん底にある。その危機感を持つこと、それが最初の一歩になるのだと思う。(文/古賀茂明)

© Asahi Shimbun Publications Inc. 提供 著者:古賀茂明(こが・しげあき)/1955年、長崎県生まれ。東京大学法学部卒業後、旧通産省(経済産業省)入省。国家公務員制度改革推進本部審議官、中小企業庁経営支援部長などを経て2011年退官、改革派官僚で「改革はするが戦争はしない」フォーラム4提唱者。元報道ステーションコメンテーター。最新刊『日本中枢の狂謀』(講談社)、『国家の共謀』(角川新書)。「シナプス 古賀茂明サロン」主催

335NAME:2018/07/04(水) 15:14:06
日本を私物化して開き直る安倍夫妻の異常
元木 昌彦
2018/07/02 09:15
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%82%92%e7%a7%81%e7%89%a9%e5%8c%96%e3%81%97%e3%81%a6%e9%96%8b%e3%81%8d%e7%9b%b4%e3%82%8b%e5%ae%89%e5%80%8d%e5%a4%ab%e5%a6%bb%e3%81%ae%e7%95%b0%e5%b8%b8/ar-AAzrJ5m?ocid=iehp

「真実ではないこと、偽りのこと。極論でいえば、嘘というものは、それを発言した人にとどまることなく、第三者、他人をまきこんでいく」。愛媛県の中村時広知事は5月11日の記者会見でそう話した。元「週刊現代」編集長の元木昌彦氏は「嘘をつき続ける安倍首相の言動は異常だ。また公私をわけられない昭恵夫人の行動も理解できない。2人とも人間として大事な何かが欠落している」という――。

安倍晋三という政治家をひと言で表す漢字は「嘘」だ

12月に京都・清水寺で発表される今年の漢字は「嘘」に決定した。それ以外にないと、私は思っている。これに似た漢字「偽」が選ばれたのが、年金偽装問題が起きた2007年であった。これは第一次安倍内閣の時だ。安倍晋三という政治家をひと言で表す漢字に「嘘」ほど適切な言葉はない。

歴代総理で嘘をついた人間は数多いる。筆頭は佐藤栄作であろう。彼は沖縄返還を急ぐあまり、アメリカからは「核付き返還」といわれたにもかかわらず、「核抜き本土並み返還」だと国民を欺き、ノーベル平和賞まで授与されてしまうのである。ここまでスケールの大きな嘘だと、沖縄返還という大義名分があるから仕方ないかと、騙されたほうもため息をつくしかないのかもしれない。

「公約は嘘だった」といってのけた小泉元首相

もう一人あげるとすれば小泉純一郎である。竹中平蔵を経済財政政策担当大臣に据え、派遣法改悪を含む格差拡大政策を取り、非正規労働者を激増させ、貧しい者をより貧しくしてしまった"元凶"である。私が小泉を許せないと思うのは、この発言である。総裁選出馬の時に公約した「国債30兆円枠」を守れなくなると、衆院予算委員会で「大きな問題を処理するためには、この程度の約束を守れなかったというのは大したことではない」といい放ったのである。

時の総理があの公約は嘘だった、破ってもいいといってのけたのだ。麻生太郎・財務相も真っ青の、狂気ともいうべき大暴言であるはずだ。だが不思議なことにメディアの追及は甘く、小泉はそれからも放言を重ねた。当時のブッシュ大統領がイラク進攻の名分にした「大量破壊兵器」に、根拠もなくいち早く賛成した。後にアメリカが嘘だったと認めたのに、私が知る限り、小泉自らが誤りを認めて謝罪したという話は聞いていない。

在任中には原発を容認しておいて、今になると反原発をいい続けていたかのように振る舞う。この男には政治家に最低限必要な節操というものがない。この二人に比べると安倍の嘘はスケールが極めて小さい。だからといって罪が軽いというわけでは決してない。

336NAME:2018/07/04(水) 15:14:38
官房長官や大臣、秘書官、官僚までが嘘に嘘を重ねている

妻・昭恵が親しくしていた森友学園理事長の国有地購入に便宜を図ったこと。安倍の腹心の友である加計学園理事長の進めていた獣医学部新設に安倍自らが便宜を図ったことは、ほぼ間違いない事実なのに、安倍夫妻は嘘をつき続け、しらを切りとおしている。最高権力者がついた嘘を、周りが寄ってたかって糊塗(こと)しようと、官房長官や大臣、秘書官、官僚たちまでが嘘に嘘を重ねてきているのである。異常というしかない。

集団思考の研究で有名なアーヴィング・ジャニスは、大統領とその側近がいかに優秀であっても、集団になるとばかげた意思決定をしてしまうことがあると、ベトナム戦争時のトンキン湾事件やウォーターゲート事件を例に出して分析している。 まして優秀ではない権力者が保身のために嘘をつけば、つじつまを合わせるために、官僚たちが文書改竄という犯罪的行為にまで手を染めてしまうのである。

愛媛県の中村時広知事は5月11日の記者会見でいみじくもこう指摘した。「真実ではないこと、偽りのこと。極論でいえば、嘘というものは、それを発言した人にとどまることなく、第三者、他人をまきこんでいく」 困ったことに、嘘も百万遍いい続ければ嘘ではなくなるという空気、「安倍症候群」とでもいうべきものが日本中を覆い尽くしているのだ。

茂木経済再生相、内田日大監督、小池都知事……

今年に入ってからも、茂木敏充・経済再生相が地元の有権者に線香を無料で配布していた件で、個人の名前は書いていないから公選法違反にはならないと嘘をついた。 日大アメフト部の内田正人監督は、自軍の選手に、相手の選手にけがを負わせるよう指示したが、内田は記者会見で「指示はしていない」と否定し続けた。内田は日大の人間に「否定し続ければそのうち忘れる」と嘯いていたと報じられている。

福田淳一・財務事務次官は、テレビ朝日の女性記者へのセクハラ発言を録音され、週刊新潮がその音声を公開したのに、「オレの声ではない」と嘘をつき続けた。 小池百合子・東京都知事は、これまで経歴に「カイロ大学を"首席"で卒業」と書いてきたが、文藝春秋に「コネ入学であり、卒業していないのではないか」と報じられた。会見で小池は、卒業したことは事実だとはいったが首席については黙して語らなかった。

安倍首相にも「経歴詐称」の過去がある

実は安倍にも同じ経歴詐称の過去がある。彼は成蹊大学を卒業後、アメリカの南カリフォルニア大学政治学科に2年間留学していたと、当初の経歴には書いてあった。だが週刊ポスト(2004年2月13日号)が「経歴詐称」だと報じたのである。 南カ大学側は、安倍は1年間在籍してはいたが、それは「外国人のための英語」の授業だったことを認めた。その1年前は語学学校に通っていただけだったのだ。以後、安倍は自分のプロフィールからこの部分を削除している。 極めつけは安倍の"嘘友"加計学園の加計孝太郎理事長の記者会見であった。

337NAME:2018/07/04(水) 15:15:14
「そういう新しい獣医大学の考えはいいね」

問題が起きて以来、逃げ隠れしていた加計が会見を開かざるを得なくなったのは、加計学園が獣医学部新設を進めるためについた嘘について申し開きするためだった。 15年3月、愛媛県に学園側が説明する時、学園側の人間が2月25日に加計理事長が安倍首相と面会し、獣医学部新設について説明した際、安倍が「そういう新しい獣医大学の考えはいいね」といっていたと説明していたのである。 愛媛県側に残されていた文書にはっきりそう書いてあった。そこで慌てた加計学園側は、話を前に進めるために嘘をついたといい出したのである。 首相の名前を使って相手に圧力をかけ、それがバレると嘘だったと臆面もなくいい出す輩が、教育者の仮面をかぶっているのだ。

「2月25日の記録が残っていないというのは考えにくい」

しかし名前を騙られた安倍は怒りもしなかった。やはり加計との間であのようなやりとりが実際にあったのだろう。そう思うのは私だけではないはずだ。そうした空気が蔓延することを恐れた安倍が、加計に「あんたが出て釈明しろ」といったのではないのか。 ようやく会見に出てきた加計だったが、記者クラブへの通告は2時間前、時間は30分、地元記者に限るというさまざまな制限を付けた。

そこで加計は、部下が嘘をついた、安倍とはその日面会していない、当日の記録はないと全否定したのだ。記者も核心を突く質問ができず、加計は間違いなく嘘をついているという印象が強く残っただけの会見だった。 ノンフィクション作家の森功は、昨年5月に文藝春秋で「安倍首相の腹心の友の商魂」を書いた際、加計側から猛烈な抗議を受けた。その際、加計側は理事長の詳細なスケジュールを出してきたと日刊ゲンダイで話している。それなのに「15年の2月25日の記録が残っていないというのは考えにくい」(森功)。 すべては17年2月17日、衆議院予算委員会で、森友学園に対する国有地払い下げに昭恵が関与しているのではないかと聞かれ、思わず口走ったこの言葉が発端だった。

「私や妻が関係していたということになれば、私は間違いなく総理大臣も国会議員も辞める」森友に続いて加計学園問題も追及され、いったんついた嘘に嘘を上塗りして、身動きが取れなくなってしまったというのが実態であろう。

「昭恵さんを慰める会」に集まった保育業界の思惑

その昭恵に新たな疑惑があると週刊文春(7/5日号、以下文春)が報じている。 6月2日、山口県下関市の割烹旅館「春帆楼」に昭恵が6人ほどのSPを従えて入っていった。「帝の間」で待っていたのは保育サービス業大手「ポピンズ」の中村紀子会長(69)と森まさこ参院議員(53)だった。 3月に開催された「ポピンズ」の30周年パーティで、昭恵は乾杯の音頭をとっていたそうだ。この日は中村が音頭をとり「昭恵さんを慰める会」を名目に、3万円コースのふぐを食らい、たらふく飲む会だったという。

文春によれば、第二次安倍内閣発足後に中村と昭恵は親しくなり、毎月のように飲んでいるそうだ。中村には当時、ぜひとも安倍首相に近づく必要があったというのである。中村はテレビ朝日にアナウンサーとして入社し、結婚、出産を経て退社した。 87年に娘をベビーシッターに預けて苦労した経験から、富裕層向けのベビーシッター業を始めた。その後、保育施設運営に乗り出そうとしたが、厚労省の岩盤規制にぶち当たったという。

338NAME:2018/07/04(水) 15:15:54
目的は「官邸主導の国家戦略特区制度の活用」

一方安倍首相のほうは、アベノミクス新三本の矢として「待機児童解消加速化プラン」を打ち出す。そこで中村は安倍に近づき、岩盤規制を打ち破ろうと画策するのである。 女性経営者の交流団体(JAFE)を再始動させ、13年12月の発会式に安倍を呼ぶことに成功する。16年4月にはJAFEのセミナーで昭恵が講演している。 中村のもくろみは、認可保育園の場合、職員は全員保育士資格を持っていなければならないのだが、この規制を緩和して、保育士不足で進まなかった保育施設の増設を進め、国や自治体から手厚い補助金給付を受けられないかというものだ。

そこで中村が頼りにしたのが加計学園獣医学部設立問題でも出てきた「官邸主導の国家戦略特区制度の活用」(文春)だった。 要は、保育士の代わりに幼稚園教諭や小学校教諭の資格を持つ人間も認めてほしいというものである。だが厚労省関係者はこう疑問を呈している。 「中村さんの主張は、自分が運営する保育所増設のために、規制緩和して欲しいと主張しているようなもので、保育の質の確保は二の次に見えます。陳情にも来られましたが、厚労省相手では埒が明かないから、政治の力を頼りに内閣府で特区提案をしたのでしょう」

人件費70%を想定していたのに、平均50%程度しかない

結果からいえば、中村の望み通りに16年から規制が緩和されたのである。そのおかげで「ポピンズ」は120施設を増設し、全国で220カ所の保育施設を運営し、約70億円だった売上を17年度には約140億円に増やしているという。 その収入の半分が国や自治体からの補助金によるものだが、文春の調べによれば、国は保育所の経営実態調査などから人件費を70%と想定して補助金を支給しているのだが、「ポピンズ」運営の認可保育所の保育士人件費率は平均50%程度(16年度)しかないそうである。

中村の経営の私物化についてはここで触れないが、文春がいう通り「国家戦略特区には莫大な公金が投入される。首相夫人が規制緩和のメリットを享受する利害関係者と"お友だち"付き合いをしていては、その選定過程に疑念が生じることは加計学園の例からも明らかだ」。昭恵には人間として大事な何かが欠落している、そう思わざるを得ない。もちろん夫の安倍も同じである。

「50年後には再評価されるかもしれない」はあり得ない

来年のいろは歌留多は「嘘つきは泥棒の始まり」ではなく「嘘つきは安倍晋三の始まり」と変更されるだろう。 安倍がごり押しして今年から小学校で始まった(中学校は来年度から)道徳の授業でも、嘘をつくことは古来日本人の"美徳"であったと教えるようになるに違いない。 安倍は死しても嘘つき宰相としての名は末代まで残るのである。 それでも安倍は「悪名は無名に勝る」というかもしれない。「祖父の岸信介は、日米安保条約は50年後に評価されるといっていた。オレも50年後には再評価されるかもしれない」。そう考えているとしたら、期待は無残に踏みにじられるだろう。

とんでもないことをやった総理として歴史に名を残す

安倍が16年間通った母校・成蹊大学の元学長で、安倍の恩師でもある宇野重昭は、『安倍三代』(青木理著・朝日新聞出版)の中で涙を浮かべながら、安倍のことをこう語ったという。

「(違憲だと批判された安全保障関連法制は)間違っていると思います。私の国際政治学(の授業)をちゃんと聞いていたのかな、と疑っているところです。(中略)はっきり言って彼は、首相として、ここ2,3年ほどの間に大変なことをしてしまったと思っています。憲法解釈の変更などによって平和国家としての日本のありようを変え、危険な道に引っ張り込んでしまった」

339NAME:2018/07/04(水) 15:16:45
さらに、宇野は、現在の自民党の保守主義は本物ではないといっている

「現代日本にあるべき保守とは何か。民衆は、生活のことを第一に考える穏健な保守を望んでいる層が大半でしょう。(中略) でなければ、(肯定的な意味で)歴史に名を残すのではなく、とんでもないことをやった総理として歴史にマイナスな名を残すことになる」 宇野がいうように、安倍が極端な保守主義に染まったのは、政治家になってからであろう。同級生たちの安倍評は異口同音に「可もなく不可もなく、どこまでも凡庸で何の変哲もないおぼっちゃま」(『安倍三代』より)である。

日本人は善悪の判断ができなくなってしまったのか

さしたる勉強もせず確固たる信念も主義主張もない安倍は、政界に入り、岸の孫として受け入れてくれる人間たちの考えや思想を取り入れ、それを自分のものと勘違いして生きてきたに違いない。 「(自民党支持が高い10〜30代は)一番新聞読まない世代だ。新聞読まない人は、全部自民党なんだ」といい放つ暴言の塊のような麻生太郎を、自己保身のために斬ることさえできない、気弱で凡庸な宰相である。

だが困ったことに、気弱な人間にありがちな独裁への憧れが強く、民主主義を蔑ろにすることを何とも思わない一面もある。 今回のように、働く者をより過労死させる働き方改悪法案や、ギャンブル依存症を増やすカジノ法案などを、ろくに審議もせずに成立させてしまう強引な手法も厭わないのである。

これほど劣悪な安倍政権を国民の4割近くがまだ支持しているということが、私には信じられない。あまりの安倍の言動の異常さに慣らされ、日本人の何割かは善悪の判断ができなくなってしまった。そう思うしかない。(文中敬称略)(写真=時事通信フォト)

340NAME:2018/07/04(水) 16:22:09
学生時代から変わらない安倍首相の頭の中
発言に哲学やイデオロギーはない
2018.5.23 #日本 #政治家
http://president.jp/articles/-/25192

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「安倍晋三首相の発言は、辻褄が合わないことばかり。支持勢力みんなの要求をいびつにブレンドしているだけで、哲学やイデオロギーが感じられない」。政治学者の片山杜秀氏がそう分析すれば、作家の佐藤優氏は「20歳前後に完成した人格はずっと変わらない。安倍氏は20歳前後のとき、成蹊大学でお友達に囲まれながら、恵まれた学生生活を送っていた。だからお友達は大切にするが、そこに一貫性や思想性はない」とみる。安倍首相とはいかなる政治家なのか。佐藤氏と片山氏の対談をお届けする――。(第3回)

※本稿は、佐藤優、片山杜秀『平成史』(小学館)の第6章「帰ってきた安倍晋三、そして戦後70年 平成25年→27年」の一部を再編集したものです。

二大政党制論の不信感が「安倍一強」をもたらした

【佐藤】2012年12月の衆院選で自民党が大勝し、第二次安倍政権が発足しました。これまで話してきた格差社会も新自由主義も第二次安倍政権になってから加速しました。 第二次安倍政権とは何なのか。まずは誕生の経緯から追っていきましょう。

鳩山政権が倒れたあと、菅内閣も野田内閣も当初は50%を超える支持率はありました。しかし野田首相は「解散の約束を破って嘘つきと言われたくない」と自爆的に負ける選挙に突っ込みました。潔いとか正直だとかいうよりも、野田も橋下徹と同じで本当にやりたいことがない政治家だったといえます。

実現したいことがあれば、黒いピーナッツと呼ばれようが、闇将軍と言われようが、権力の座にしがみつき、影響力を及ぼせる地位を確保しようとする。それが私が考える本来の政治家の姿です。でも野田には、政治家としてもっとも必要な資質が欠けていた。

【片山】民主党から自民党への政権交代は、90年代から続いた二大政党制が幻影に終わった現実を突き付けてきました。二大政党制なんて絵に描いた餅だったことが明らかになった。だから誰も野党を信じられなくなったわけでしょう。 問題なのは、その不信感を払拭できず、立ち直れないまま現在にいたっていること。結局保守二大政党論がもたらしたものは、安倍一強というソフトファシズムだけだった。

341NAME:2018/07/04(水) 16:22:41
民主党政権への幻滅が生み出したニヒリズム

【佐藤】この状況を分析しているのが、ニクラス・ルーマンです。複雑系の社会を成り立たせるためには何が必要なのか。ルーマンは著書『信頼』で、社会の複雑性を縮減しなければならないと指摘して、そこでもっとも有効なのは信頼だと結論付けています。

要するに私たちは、こちら側が青信号のときはクルマが突っ込んでこないと信頼しているから道路を渡る。そしていったん信頼が確立すると、多少裏切られても信頼は維持される。とはいっても、信頼の持続にも限界がある。何度も事故が起きる交差点は青信号でも用心する。あまりに事故が多ければ、その交差点を使わなくなるかもしれない。それと同じで限度を超えて裏切り続ければ、今度は何をやっても信頼は取り戻せない。 これまで見てきたように沖縄問題や尖閣諸島漁船衝突事件、そして東日本大震災の対応を見た国民のガマンが限界に達した。失われた3年で民主党は、国民の信頼を完全に失ってしまったのだと思うのです。

【片山】当初は民主党政権に対する期待が大きかった。その反動で、期待が幻滅に変わってしまった。幻滅は何を生みだしたのか──それがニヒリズムです。 何をやっても意味がない。何が起きても何も変わらない。現在の安倍一強を支えているのは、民主党政権以後に社会に広まったニヒリズムの空気でしょう。それだけ政治に対する幻滅が大きかったといえるのではないでしょうか。

【佐藤】その見方に賛成します。 一度政権を投げ出した安倍が再びトップに立ち、しかも長期政権を運営している。改めて考えてみると、その要因は二つだけです。一つは野党の弱体化。もう一つが辞任の原因となった潰瘍性大腸炎の新薬の開発。政治手法が変わったとか、過去を反省したとかもっともらしく擁護する人がいますが、まったく関係ないと思います。

【片山】(苦笑)。弱い野党と新薬のおかげの長期政権というのは、とてもシンプルで分かりやすい。安倍内閣の本質を端的に表現しています。

発言に哲学やイデオロギーが感じられない

【佐藤】インテリジェンスの世界で人物を調べるときには20歳前後を徹底的に調べます。この時期に人格が完成する。20歳で女ったらしは50歳になっても女好き。20歳でウソつきは50歳になってもウソをつく……。死ぬような大病をしたり、投獄されたりしない限り、人格は変わらない。ちなみに、彼の20歳前後は、成蹊大学でお友達に囲まれながら、恵まれた学生生活を送っていた。だから安倍が50歳を超えて変わるということはない。人間としては、第一次政権時から何も変わっていないんですよ。

片山さんは安倍首相をどのように見ていますか?

【片山】私には無思想なオポチュニスト(日和見主義者)に見えてしまうのですが。彼の発言に哲学やイデオロギーは感じられない。部分部分には思想も歴史観もあるのですが、そして支持する人も反対する人もその部分部分に反応して、すばらしいとかけしからんとか言い合うのですが、全体を見ると辻褄が合わないことばかりで。外交なら日本独自路線と対米従属路線と多極化路線が混在しているし、経済でもケインズ主義なのかハイエク主義なのかマネタリズムなのか、やはり混在しているし、文化的にも都合次第で開国的だったり鎖国的だったりする。

憲法改正でも何を変えたいのか、こだわりに乏しいし、教育や医療や高齢化社会対策でも、民間任せ・自己責任路線と福祉国家の継続路線とが適度にないまぜになっていて、支持勢力みんなの要求をいびつにブレンドして矛盾にも無頓着なように思われるのです。

342NAME:2018/07/04(水) 16:23:12
発言に哲学やイデオロギーはない

アベノミクスの三本の矢にしても、結局どれがどうなっているのか、評価が定まらないうちに、「一億総活躍」とか次の話をはじめるでしょう。 経済成長に行き詰まった今の先進資本主義国家に特効薬となる経済政策なんてないんですから、三本の矢という話自体がどこまで本気だったのか、私にはよくわからないのですが、それでもあれだけ掲げていたからには、納得のいく評価をして、それについての論戦がないといけない。それが政策というものでしょうが、「道半ば」という決まり文句と、複雑化する経済現象をますます複雑にして煙に巻くような数字を並べて、アベノミクスが成功しているのか失敗しているのかについてのかみ合った議論が展開されない具合になっている。

逆説的にいえば、ある程度の思想性と一貫性があって結果に対する評価も容易な経済政策に取り組んでも現今の資本主義の状況では失敗率が高く、責任を取ると明言していたらたちまち政権は終わってしまう。そこで安倍政権ははなから一貫性を放棄している。それが長期政権に結びついているのではないでしょうか。曖昧性と刹那性の組み合わせでできていて、批判者が政権に思想的実体があると思って拳を振り上げても、霧みたいなもので叩けない。

裏表がなく、誠実ではあるが……

【佐藤】一方で、状況の変化には非常に強いともいえますね。よく言えば柔軟に、悪く言えば場当たり的に対応をしてきて変化を乗り切ってきた。片山さんが指摘するように、そこに一貫性や思想はない。強いて言うならばポストモダニズムを体現した政治家です。

【片山】それも平成的だと言えるでしょうね。よく言えば、臨機応変だから誰も安倍政権を倒せない。言葉に中身がない上、発言がころころ変わるから追及もできない。

佐藤さんの安倍晋三評はいかがですか。【佐藤】基本的にいい人なのではないですか。京都的に言うと「ええ人、ええ人、どうでもええ人」ということになる。いい人で情に篤いからお友達を大切にして意見に耳を傾ける。あとは裏表がない。発言に対する誠実性も基本的にはある。

けれども、安倍首相は実証性と客観性を無視して、自分が欲するように世界を理解する反知性主義者です。だから政治家は知識を蓄えれば蓄えるほど悪人になるわけですが、彼はいい人のままでいられるのでしょう。彼に国家戦略や安全保障、経済政策を求めるのは、魚屋にアスパラガスを買いに行くのと一緒のように思えます。

343NAME:2018/08/15(水) 00:27:20
「ヘイト」めぐり対立 JR川崎駅前騒然
株式会社 産経デジタル
2018/08/14 20:50
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%80%8c%e3%83%98%e3%82%a4%e3%83%88%e3%80%8d%e3%82%81%e3%81%90%e3%82%8a%e5%af%be%e7%ab%8b-%ef%bd%8a%ef%bd%92%e5%b7%9d%e5%b4%8e%e9%a7%85%e5%89%8d%e9%a8%92%e7%84%b6/ar-BBLUr1C?ocid=iehp#page=2

川崎市のJR川崎駅前で14日午後、「反日勢力を許さない」などと訴える団体が街宣活動を行い、「ヘイトスピーチを許さない」などと訴える集団と対立。大勢の神奈川県警の警察官が警備に当たり、現場には2時間以上にわたって数百人規模の人だかりができた。

© 産経新聞 提供 「反ヘイト」を掲げる集団が街宣活動と対立した=14日、川崎市のJR川崎駅前(外崎晃彦撮影)

街宣活動を行った団体は「都合の悪いことは何でも差別」「反日勢力を許さない」などのプラカードやのぼりを掲げ、活動家らが仮設の舞台から演説。反ヘイト集団はサイレンのような音を鳴らしたり、スピーカーで舞台に向かって「レイシスト(差別主義者)帰れ」などと叫んだりして、演説をかき消した。

双方の大音量が駅前に響き続け、互いに口汚くののしり合う様子や小競り合いも見られ、騒然とした。何も知らずに訪れた駅利用者らは一様に驚きの表情を浮かべた。買い物のため子連れで駅ビルに訪れたという川崎区内の主婦(35)は「何事かと思った。川崎の印象が悪くなり、恥ずかしい」と話した。

344NAME:2018/10/12(金) 02:09:31
【阿比留瑠比の極言御免】
佐々氏が見た菅元首相
2018.10.12 01:00更新
http://www.sankei.com/politics/news/181012/plt1810120001-n2.html

10日に亡くなった初代内閣安全保障室長、佐々淳行さんに初めて取材したのは24年前、平成6年のことだった。それから折に触れ、実体験に基づくコメントをもらったり、時事問題に関して意見を聞いたりする機会があり、含蓄のある話にいつも感心していた。 佐々さんは昭和47年2月、連合赤軍メンバーが長野県軽井沢町の別荘に立てこもった「あさま山荘事件」では、警察庁から派遣され現地で指揮を執った。その際、当時はまだ名前が売れていなかった「カップヌードル」を持ち込んだ。

 「零下15度の寒さ。長野県警の感覚では、非常食といったら乾パンと握り飯ぐらいだったが、それでは温まらない。カレーライスも作ってみたが、すぐ凍って食えたものではない」 佐々さんは、警視庁警備1課にキッチンカーを2台用意させてお湯を沸かした。厳寒の山中で機動隊員らがカップヌードルをすする姿がテレビ中継され、流行に一役買ったという。

 捜査・監視対象に

 佐々さんの話はどれも興味深いが、特に印象に残ったのは、立憲民主党最高顧問である菅直人元首相のエピソードだった。菅政権当時の平成23年、こんな衝撃的な言葉を聞いた。

「あのとき、少々無理をしてでも菅氏を逮捕しておくべきだった」 佐々さんは警視庁警備1課長当時、菅氏の母校である東京工業大の加藤六美学長の要請で、菅氏を捜査・監視対象にしていた。加藤氏は、学生運動家だった菅氏が、アジ演説がうまく学生をあおって過激な行動を取らせることに困り果て、相談してきたのだという。

 ところが「第4列の男」と呼ばれ、他者の陰に隠れて逃げることにたけた菅氏もさる者で、なかなか尻尾をつかませない。佐々さんは逮捕をあきらめたが、その後の菅氏の言動を見て思うところがあったのだろう。 菅氏は22年6月、就任後初の所信表明演説で、婦人運動家の市川房枝元参院議員の名前を挙げ、こう訴えていた。

 「私の政治活動は、今をさかのぼること30年余り、参院議員選挙に立候補した市川房枝先生の応援から始まりました」 菅氏はこのほか自己紹介のたびに市川氏との関係を強調していたが、ここでも佐々さんと接点がある。佐々さんの実姉である紀平悌子(ていこ)さんは、市川氏の秘書を務めていたのである。

市川房枝氏を利用?

 あるとき、佐々さんが姉に「市川さんは菅氏を評価しているのか」と聞くと、姉は冷ややかに答えた。 「何を言っているの。市川さんは『菅はよくない』と本当に怒っているわ」 実際、市川氏は著書『私の国会報告』で、昭和51年の衆院選に出馬した菅氏についてこう書いている。 「私の名前をいたる所で使い、私の選挙の際カンパをくれた人たちの名簿を持っていたらしく、その人達(ひとたち)にカンパや選挙運動への協力を要請強要…」

 衆院議員となった菅氏は、政治家のパーティーなどで佐々さんを見つけるといつも駆け寄ってきて大きな声で言うのだという。 「いやあ、紀平さんと私は本当に仲がよくて」 「いつも佐々さんには大変お世話になって」 菅氏は、佐々さんが誰かに語らないように、一方的にしゃべって言葉をはさませないとのことだった。佐々さんは嘆いていた。

 「市川さんは菅氏に利用するだけ利用されて、いま生きておられたら本当に不愉快だったろう」 佐々さんは、歯に衣(きぬ)着せぬ古武士のような風格のある人だった。(論説委員兼政治部編集委員)

345NAME:2019/01/08(火) 21:48:22
【月刊正論】「反日の拠点」外国特派員協会の正体、見たり 櫻井よしこさん非難会見の顛末 産経新聞正論調査室次長・田北真樹子
2019.1.6 01:30プレミアム
https://www.sankei.com/premium/news/190106/prm1901060003-n1.html

※この記事は、月刊「正論2月号」から転載しました。ご購入はこちらへ。

 11月16日に東京・丸の内の日本外国特派員協会(FCCJ)で開かれた記者会見で、トルコ人記者のイルギン・ヨルマズ氏は手元の文書を読みながら、会見の主役であるジャーナリストの櫻井よしこ氏をこう紹介した。 「櫻井さんはジャーナリストだった」 「日本で最も有名な歴史修正主義者の一人」 「右翼団体、日本会議の支持者」 櫻井氏は、ヨルマズ氏に「現役です」とやんわりと伝えたが、ほかの部分については穏やかな笑みを浮かべつつも、内心呆れたような様子だった。ヨルマズ氏はこんな紹介も付け加えた。

「彼女と彼女の支持者は慰安婦は強制的に連行されていないと長年主張している」 会見の中で、ヨルマズ氏が語った内容は別の外国人記者が書いたものだと判明する。だが、他人が書いたものだったとしても、ジャーナリストであれば「歴史修正主義者」という言葉が何を意味するかはわかっているはずだ。

 「歴史修正主義者(リビジョニスト=revisionist)」は元々、ナチス・ドイツによるホロコーストはなかったという主張をする人たちに向けられる否定的な言葉だ。日本の場合、それが「慰安婦は強制的に連行されていない」「南京大虐殺はなかった」などと主張する人へのレッテル貼りに使われるのは、本当はおかしなことなのだが、ヨルマズ氏はなんの躊躇なく、その言葉を櫻井氏に向けた。

 櫻井氏の記者会見は、慰安婦問題をめぐって元朝日新聞記者の植村隆氏から名誉毀損で訴えられていた訴訟に勝訴したことを、受けて開かれた。前日には植村氏自身が記者会見しており、「言論の戦いで勝って、判決で負けた。悪夢のようだ」と意味不明の主張をしていた。さすが、元朝日記者だ。選挙や裁判で自分たちの思う通りの結果が出れば肯定するが、反対の結果だと否定にかかる。たとえ、それが司法判断だとしても。

FCCJが「植村対櫻井訴訟」について、2日連続で記者会見を開いたのには理由があった。当初、FCCJ側は植村、櫻井両氏がそろった会見を申し入れてきたが、櫻井氏と日程があわず不調に終わった。その後の調整過程で植村氏が単独会見を要求したため、櫻井氏も翌日に開催することになった。 私の同僚によると、植村氏の記者会見は植村氏のシンパとみられる弁護士や記者らが集まり、終始穏やかな雰囲気だった。ところが、翌日の櫻井氏の記者会見は一変して、冒頭の紹介の通り、敵対的な雰囲気に満ちていた。

 櫻井氏の会見の空気が一気に緊迫度を増したのは、イタリア人記者、ピオ・デミリア氏の質問だった。質疑応答の最初に発言したデミリア氏は、自身が会見の司会をする予定だったが、タクシーの事故で遅れたことを謝罪した上で、こう述べた。 「私が司会をしてもまったく同じ紹介をした。誰もあなたが超保守主義で、日本会議のメンバーであることを否定しない。これはオピニオンではない。ステートメントであって、事実だ」

断定的に発言する場合、正確さが前提で、誤りがあってはいけない。だが、デミリア氏の発言には大いなる思い込みと誤りがあった。 櫻井氏は挑発的なデミリア氏の質問に静かに答えた。 「リビジョニストというのは歴史を書き換える。自分の都合のいいように書き換えるということです。私は私が歴史を書き換えているとは全然思っていません。むしろ、歴史を書き換えようとしているのは朝日新聞であり、植村さんであったと感じております。だからこそ私は言論でそうではないかと問うているのです。言論で返していただければそれでいいことだと思います」

日本会議のメンバーかどうかについても「シンパサイザー(共鳴者)であるというなら、それはあなたの感じ方として受け止めますが、メンバーであると言ったのは事実誤認です」ときっぱり否定した。 デミリア氏のとんでもない偏向ぶりに驚いたが、彼は名の知れた「左翼記者」らしい。「反原発」を唱える彼は、菅直人元首相の友人だそうで、菅政権の平成23年6月29日の「首相動静」では、菅首相夫妻と食事をしていた。 そのデミリア氏は、櫻井氏への質問で植村・櫻井訴訟について「判決はとても奇妙だ」と言った。奇妙なのは判決ではなく、判決を理解できない植村氏であり、植村氏に同調するデミリア氏たちではないだろうか。

346NAME:2019/01/09(水) 01:12:45
主張/2019年と憲法/「安倍改憲」に終止符打つ年に
http://news.livedoor.com/article/detail/15827196/
2019年1月4日 9時21分 しんぶん赤旗

2019年は、あくまでも改憲に執念を燃やす安倍晋三政権と、憲法を守り生かそうと望む国民との、激しいせめぎあいの年となります。憲法9条に自衛隊を明記するなどの「安倍改憲」に反対する国民のたたかいは、昨年の臨時国会でも自民党の改憲案提示を許さず、改憲策動に痛打を与えました。今年も改憲阻止の世論と運動を広げに広げ、「安倍改憲」に終止符を打ち、安倍政権とともに、改憲策動そのものを、葬り去る年にしようではありませんか。

首相の執念は変わりない
 自民党改憲案の提示ができなかった臨時国会閉幕後の記者会見で、首相は20年を新しい憲法が施行される年にしたいという自らの目標について「今もその気持ちには変わりはありません」と明言しました。首相はあくまでも、改憲に固執しています。

 首相が改憲強行“シフト”に起用した下村博文自民党改憲推進本部長や萩生田光一幹事長代行、加藤勝信総務会長、吉田博美参院幹事長らも昨年末相次いで、改憲の意向を表明しました。

 2月に開く自民党大会に提出予定の運動方針案には、改憲に「道筋をつける覚悟」と明記されると報じられています。

 見過ごせないのは、自民党が改憲強行のために、すべての小選挙区支部に改憲推進本部をつくり、“草の根”からの運動を強化していることです。同時に、年末の同党改憲推進本部の会合で改憲派ブレーンの大学教授が「反対派を敵と位置付け、名指しで批判する」と発言したように、なりふり構わぬ姿勢です。「安倍改憲」の動きは絶対軽視できません。

 憲法破壊を繰り返してきた安倍首相が一昨年から、9条に自衛隊を明記するなどの明文改憲を持ち出し、その実現に必死になっているのは、自らが祖父の岸信介元首相のDNAを引き継いだタカ派だというだけではありません。安保法制=戦争法を強行しても、なお残る憲法上の制約をなくし、海外での自衛隊の戦争参加に道を開くためです。

 自衛隊を9条に明記すれば、同条1項、2項の戦争放棄、戦力不保持、交戦権否認の規定が空文化・死文化し、自衛隊が大手を振って、海外での戦争に参戦可能になります。安倍政権は昨年末に決めた新しい「防衛計画の大綱」や「中期防衛力整備計画」で、事実上の空母の保有やF35戦闘機の大量購入など、派兵型の軍備を着々と増強しようとしています。

 「安倍改憲」は、74年前に侵略戦争に敗北した日本が、痛苦の反省のうえに、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにする」(憲法前文)とした決意を根こそぎ覆すものです。首相の改憲策動を許さない決意を、新年にあたり、新たにしましょう。

野党と市民の力強めて
 臨時国会での自民党改憲案の提示を阻んだのは、「9条の会」の活動や3000万人署名の全国的な広がりなど、憲法を守り生かす、野党と国民の取り組みです。

 「安倍改憲」反対の世論は、共同通信調査で52・8%(12月17日付「東京」など)となっています。国民が望まぬ改憲を強行するのは、それ自体、憲法の大原則、立憲主義の破壊です。

 「安倍改憲」阻止へ、野党と市民の力を強めることが重要です。

347NAME:2019/01/15(火) 16:23:43
米中は「和解不可能」
そもそも、なぜ中国は覇権拡大を目指すのか。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/59371?page=2

評論家、石平氏によれば、習氏が対外拡張路線を突き進むのは、けっして習氏に特徴的な行動ではなく、中国という国のいわば「法則」であるという(『中国人の善と悪はなぜ逆さまか〜宋族と一族イズム』産経新聞出版、『なぜ中国は民主化したくてもできないのか』KADOKAWA)。対外拡張しなければ、権力の正統性を維持できない。そこが核心である。

帰趨

日本政府高官の1人は「韓国の駆逐艦は漁船と何かのやりとりをしていて、それを日本に見咎められるのを嫌がったのではないか」と私に語った。つまり「日本の哨戒機を追い払おうとした」という解釈である。韓国海軍と北朝鮮漁船の不透明な関係は常態化していた可能性がある。

一方、文大統領は1月10日、年頭の記者会見を開き、徴用工問題について「不幸な歴史が作った問題だ」としたうえで「日本の政治指導者が政治的争点にして問題を拡散しているのは賢明ではない」と安倍政権を批判した。

最高裁判決についても「韓国政府は三権分立の原則から司法判断を尊重しなければならず、関与できない。日本も同じでしょう」と語った。解決策は何も示さず、完全に開き直ったかのようだ。文政権の韓国は、もはや日本の友好国とは言い難い。

348NAME:2019/04/04(木) 20:35:51
【ソウルからヨボセヨ】韓国で喜ばれる人々
2019.4.4 11:30|国際|朝鮮半島
韓国海軍レーダー照射問題
https://www.sankei.com/world/news/190404/wor1904040010-n1.html

日韓知識人による「新たな100年を模索する」と銘打つ対話集会が3月末、ソウル市内であり、鳩山由紀夫元首相と和田春樹東大名誉教授が講演した。

 鳩山氏は「元徴用工問題は日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決しているのではない」「韓国海軍レーダー照射問題で韓国軍に自衛隊機への攻撃の意図があったとは思えない。大騒ぎする話ではない。問題は日本の世論にあるように感じる」と明言した。

 さらに鳩山氏は、安倍晋三首相が村山談話の見直しや、慰安婦問題をめぐる河野談話の検証を表明したなどとし、「日韓関係が最悪の状況となった」「特に日本は朝鮮半島の南北分断に大きな責任を有している」とも断言した。和田氏に至っては「安倍首相が打ち出した拉致三原則が北朝鮮との国交正常化を妨げている」とまで言い切った。

 元首相、元駐日大使、ソウル市長、学者ら韓国側出席者は鳩山氏らの発言に一様にうなずき納得するどころか「安倍克服」という言葉まで飛び出す始末。未来志向の日韓の新たな100年よりも“安倍たたき”の集まりの感さえあった。

 鳩山、和田両氏は韓国で長らく、歴史認識問題をめぐり“良心派”と呼ばれている。ただ、こうした日本人の発言が韓国を妙に安心させ、勇気づけ、勘違いさせてもいる。(名村隆寛)

349NAME:2019/04/11(木) 00:40:04
寅さんの映画と同じように、朝鮮人を消したように、福島を消そうとしているわけです。辛淑玉さん 2014/11/22(文字起こし)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3973.html

それから、生活保護とか、障害者、社会が障害になっている人たち、
この人たちもヘイトのターゲットになっています。
戦争の役に立たないから。
女に「子供を産みなさい」って言ってますね。
戦争の弾(たま)にしたいから。
そして、沖縄を叩くのは基地に反対しているからです。
そして、福島です。
それは核開発と武器の輸出に反対するターゲットだからです。
だから、この国はそこを救わない。
叩き切ると私は思っています。

350NAME:2019/06/30(日) 08:49:30
安倍首相、大阪城にエレベーター設置は「大きなミス」 G20発言に「バリアフリーに逆行」と批判相次ぐ
J-CASTニュース / 2019年6月29日 15時28分
https://news.infoseek.co.jp/article/20190629jcast20192361369/

安倍晋三首相がG20大阪サミット(20か国・地域首脳会議)夕食会のあいさつで、大阪城の復元時に「エレベーター」を設置したことは「大きなミス」だと述べたことに対し、バリアフリー社会に逆行する発言だとしてインターネット上で反発の声があがっている。 ツイッターでは、生まれつき両腕両脚がない障害をもつ作家・乙武洋匡氏が「とっても悲しい気持ちになる」と投稿。愛知県立大学教授で手話教育などを研究している亀井伸孝氏も「バリアフリーの世界的趨勢に逆行するようなこと」と批判した。

「1つだけ、大きなミスを犯してしまいました」G20大阪サミットは2019年6月28日に開幕し、この日の夕食会では議長国をつとめる日本の安倍氏が開会のあいさつに立った。開催地の大阪にちなんで、「大阪のシンボルである大阪城は最初に16世紀に築城されました」と大阪城を紹介。明治維新の混乱による焼失後、天守閣の復元工事が行われたとした上で述べた次の言葉が、物議を醸した。

「しかし1つだけ、大きなミスを犯してしまいました。エレベーターまでつけてしまいました」
安倍氏としては「ジョーク」としての発言だったとみられ、微妙な笑みを浮かべて反応する首脳もいた。だが、エレベーターの設置を「大きなミス」と表現したことは、エレベーターを必要とする障害者・高齢者などへの理解がないのではないかという声がネット上で殺到。『五体不満足』(講談社)の著書でも知られる乙武洋匡氏は29日、ツイッターで「大阪城の復元について、『しかし、1つだけ、大きなミスを犯してしまいました。エレベーターまでつけてしまいました』とのこと。朝から、とっても悲しい気持ちになる」と悲痛な思いを吐露した。

障害や手話教育の研究に取り組んでいる亀井伸孝・愛知県立大学外国語学部国際関係学科教授(文化人類学)はツイッターで28日、「このようなことを、世界中が注目する場面でなぜ述べたのか。私はまったく理解できない。ジョークのつもりか?しかし、バリアフリーの世界的趨勢に逆行するようなことを言って、ウケるとでも思ったのか。スピーチライターは、何を考えて原稿を作ったのか。読み上げた首相本人に、判断能力はないのか」
と激怒。さらに、「何回も書くけど、このスピーチだけは絶対に容認できない。バリアフリーを愚弄し、ネタだと思って言い放ち、完全に無視されて、世界に恥をまき散らかした。人権無視の政府であることを、自ら体現した。大阪城にエレベータを付けた、大阪の人たちの先見の明を讃えたい。恥ずかしい首相を即刻変えたい」
と痛罵した。

障害学を専門とする矢吹康夫・立教大学社会学部社会学科助教もツイッターで29日、「まさか、このタイミングで国家のトップから授業のネタを提供していただけるとは思っていませんでした。社会学部の『差別と偏見の社会学』では、障害者差別解消法と合理的配慮について講義します」と皮肉を込めた。

「バリアフリーを笑い話に」「そこ噛みつくところなの?」 また多くのユーザーから、「これが来年オリンピック、パラリンピックを控えてる国の総理の言葉ですか」 「エレベーター設置が悪いのか? 障害をお持ちの方は大阪城を訪れたら駄目なのか?」 「安倍さん、障害者用のエレベーターであるバリアフリーを笑い話にしようとしても、誰も笑わないよ」 「世界の首脳を前にして、日本政府は施設のバリアフリー化をミステイクだと考えています、みたいなスピーチをして、それがユーモアだと思っているのだとすれば、絶望的にズレていますね」といった批判が相次いでいる。ただ一方で、

「バリアフリーを愚弄しているって違うんじゃないの?忠実に再現したらエレベーターがつくわけないし、そこ噛みつくところなの?」 「確かに使うならエレベーターは欲しいけど、元のように再現するなら忠実に再現すべき。まぁ、大きなミスとは言い難いけど」と批判に対して諫める声もあがっている。

名古屋城「エレベーターなし」復元でも批判

城郭とエレベーターをめぐっては、名古屋城天守閣の木造復元に際し、名古屋市が「史実に忠実な復元をめざす」としてエレベーターを設置しないと表明したことで、障害者団体などから大きな反発を招いている。 特定NPO法人・DPI(障害者インターナショナル)日本会議は18年5月9日、河村たかし名古屋市長宛てに「バリアフリー未設置に対する抗議文」を提出。「公費で建てる新築の建築物をバリアフリー整備しないことは障害者差別です」「障害者差別解消法に違反しています」などとしてエレベーター設置を要望した。それでも河村市長は同年同月30日、天守閣にエレベーターを設置しないことを正式発表。ただ、代替策として11のバリアフリー新技術を示していた。

351NAME:2019/06/30(日) 23:24:19
【TBS NEWS23】「日本兵は支那で悪逆非道を働いた!」の近藤一さん中帰連のクソ左翼でした!
https://ameblo.jp/vamosabailar53/entry-11912908436.html

352NAME:2019/07/04(木) 20:17:53
安倍首相「エレベーター」発言が波紋=野党、配慮欠くと批判
2019/07/01 20:33
https://www.msn.com/ja-jp/news/politics/%E5%AE%89%E5%80%8D%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%80%8C%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%80%8D%E7%99%BA%E8%A8%80%E3%81%8C%E6%B3%A2%E7%B4%8B%EF%BC%9D%E9%87%8E%E5%85%9A%E3%80%81%E9%85%8D%E6%85%AE%E6%AC%A0%E3%81%8F%E3%81%A8%E6%89%B9%E5%88%A4/ar-AADGBbt#page=2

安倍晋三首相が20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)の夕食会で、大阪城にエレベーターを設置したのは「大きなミス」と語ったことが波紋を広げている。参院選の公示を4日に控え、主要野党は障害者や高齢者への配慮を欠く発言だと批判を強めている。 発言は大阪城公園内で先月28日に開かれた参加国首脳との夕食会のあいさつで出た。首相は大阪城について「天守閣は今から約90年前に16世紀のものが忠実に復元された」と紹介。その際、「しかし、一つだけ大きなミスを犯してしまった。エレベーターまで付けてしまった」と語った。

 これに対し、生まれつき両手足がない障害を持つ作家の乙武洋匡さんがツイッターに「とても悲しい気持ちになる」と書き込むなど批判的な声がネット上で拡大。立憲民主党は「(首相の)感覚が全く理解できない」とする枝野幸男代表の発言を党のツイッターに掲載した。 共産党の小池晃書記局長も1日の記者会見で「多様な人々の人権を一顧だにしない。こういう人が首相であることが最も大きなミスだ」と切り捨て、選挙戦で訴えていく考えを示した。

353NAME:2019/08/29(木) 16:21:14
室井佑月「ずーっと韓国のことばっかり」 メディアに苦言「どうかしてる」
デイリースポーツ 2019/08/29 12:39
https://www.msn.com/ja-jp/entertainment/celebrity/%e5%ae%a4%e4%ba%95%e4%bd%91%e6%9c%88%e3%80%8c%e3%81%9a%e3%83%bc%e3%81%a3%e3%81%a8%e9%9f%93%e5%9b%bd%e3%81%ae%e3%81%93%e3%81%a8%e3%81%b0%e3%81%a3%e3%81%8b%e3%82%8a%e3%80%8d-%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%a2%e3%81%ab%e8%8b%a6%e8%a8%80%e3%80%8c%e3%81%a9%e3%81%86%e3%81%8b%e3%81%97%e3%81%a6%e3%82%8b%e3%80%8d/ar-AAGtyGN#page=2

作家の室井佑月氏が29日、TBS系「ひるおび」で、野球のU-18日本代表が日の丸を外した無地シャツでワールドカップ会場の韓国入りしたニュースについて、韓国問題ばかり報じるメディアにも「どうかしてる」と怒りをにじませた。 番組では、日の丸シャツから無地シャツに変更して韓国入りした侍ジャパン高校代表チームについて紹介。高野連側が緊張が高まっている日韓情勢に配慮し、無地シャツ導入となったいきさつなども新聞記事を使って紹介した。

 意見を求められた室井氏は「(球児は)先輩たちが着ていたような物を着たかっただろうなと思う」と、憧れの先輩達と同じ服を着たかったのではと推察。 そして、こうなってしまった責任の所在について「韓国もこの国もそうだけど、隣国を敵対してあおって、一部の支持者から支持を得ようとする、そういうせこいことばっかりやって、またそれに忖度してあおるメディアがどうかしてると思う」と厳しい口調で訴えた。 ここ数日、メディアでは「ずーっと韓国のことばっかりやってるじゃないですか」と言葉を強め、「この国の問題点がスルーされるってこともあるわけですから」とも訴えていた。

354NAME:2019/11/11(月) 12:22:25
「辻元清美さんは皇室を『生理的に嫌だ。同じ空気を吸いたくない』と書いた」日本維新の会・足立康史氏が攻撃、辻元氏の“言い訳”は
2017.6.8 11:54更新
https://www.sankei.com/politics/news/170608/plt1706080021-n1.html

民進党の辻元清美衆院議員が8日の衆院憲法審査会で、過去に著書で皇室を「生理的にいやだ」などと批判していたことを認め、「一面的だった」と反省の弁を述べた。日本維新の会の足立康史衆院議員が著書を取り上げ、追及した。 話題に上ったのは、辻元氏が民間国際交流団体「ピースボート」を設立し政界進出する前の昭和62年3月に出版した『清美するで!!新人類が船を出す!』(第三書館)。

 辻元氏は著書で皇室について「生理的にいやだと思わない? ああいう人達というか、ああいうシステム、ああいう一族がいる近くで空気を吸いたくない」「天皇っていうのも、日本がいやだというひとつの理由でしょ」と記していた。 さらに日本のスポーツ界と関連させて「人生訓とか道徳を押しつけたがる。天皇とあの一族の気持ち悪さに直結している」とし、天皇制を「悪の根源」とまで断じていた。

足立氏は、天皇制廃止を訴えた辻元氏の過去の発言も挙げ、「こうした発言を繰り返す辻元氏が憲法審査会の幹事なのは適当ではない」と批判した。 これに対し辻元氏は「30年ほど前、学生時代にご指摘の発言をした」と認めた。その上で「日本国憲法の下、日本は生まれ変わり、戦争放棄の国になった。憲法に規定されている象徴天皇を尊重しなければならない。私は考えが一面的だったと痛感し、深く反省した」と述べ、著書の内容を撤回した。

355NAME:2021/08/12(木) 12:37:41
〝張本失言〟でTBS「サンデーモーニング打ち切り説」加速 コア視聴率低迷に追い打ち
東スポWeb 2021/08/12 05:23
https://www.msn.com/ja-jp/entertainment/tv/%e5%bc%b5%e6%9c%ac%e5%a4%b1%e8%a8%80-%e3%81%a7%ef%bd%94%ef%bd%82%ef%bd%93-%e3%82%b5%e3%83%b3%e3%83%87%e3%83%bc%e3%83%a2%e3%83%bc%e3%83%8b%e3%83%b3%e3%82%b0%e6%89%93%e3%81%a1%e5%88%87%e3%82%8a%e8%aa%ac-%e5%8a%a0%e9%80%9f-%e3%82%b3%e3%82%a2%e8%a6%96%e8%81%b4%e7%8e%87%e4%bd%8e%e8%bf%b7%e3%81%ab%e8%bf%bd%e3%81%84%e6%89%93%e3%81%a1/ar-AANd4Lk

ボクシング界から野球評論家の張本勲氏(81)に「喝!」だ。

張本氏は8日に放送されたTBS系「サンデーモーニング」に出演。東京五輪のボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈に言及した際に「女性でも殴り合いが好きな人いるんだね」「嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技、好きな人がいるんだ」などとコメントした。

日本ボクシング連盟の内田貞信会長(47)は同番組に抗議文を送ったことを明かした上で「私も大好きな番組でよく見ている。ボクシングを愛している方々のため、女性のボクサーのためにも誤解されたくないと思って抗議文を出した。(張本氏に)もう少し理解を持って見ていただきたいと思っている」と説明。

続けて「入江選手にしても(女子フライ級銅メダルの)並木(月海)選手にしても、礼儀正しく気配りできる人格を持った選手。誰に対しても模範となるような女性ですので、ボクシングへの理解をしていただいてサンデーモーニングさん、張本さんにはスポーツの楽しさや価値観を伝えていただけるように要望したい」と切実に訴えた。

これにより、加速するのがサンモニの打ち切り説だ。毎回、平均世帯視聴率15%前後の人気番組だが、TBS内では危うい立場に立たされている。「世帯、個人視聴率とも良いのですが、問題となっているのはコア視聴率。これがかなり悪い。現在、TBSはもちろんテレビ局はコア視聴率を最重要指標としている。サンモニも世間的には高視聴率というイメージですが、局内では何度も打ち切りがささやかれているのです」(TBS関係者)

コア視聴率とは子供から49歳までの男女が対象。広告効果が高い層とされている。「サンモニの主な視聴者層は高齢者なので、コアが上がる気配は全くない。今回だけではなく、さまざまな問題を起こしており、早ければ来春の改編期で終わってもおかしくない」(同) ここ最近、長寿番組が終わっているのは、コア視聴率の低さが大きな原因。サンモニも同じ道をたどるのか。

356NAME:2021/12/14(火) 03:59:41
武蔵野市の住民投票条例案、市議会委員会で可決 外国人にも投票資格
井上恵一朗、高橋淳2021年12月13日 20時40分
https://www.asahi.com/articles/ASPDF6TS3PDFUTIL03Y.html

外国籍の住民にも開かれた住民投票条例案について、東京都武蔵野市議会の総務委員会が13日審議し、賛成多数で可決した。条例案は日本での在留期間に条件をつけず、18歳以上で、市の住民基本台帳に3カ月以上登録されていれば投票資格がある内容。21日に予定される本会議で成立すれば、神奈川県逗子市、大阪府豊中市に次いで全国3例目となる。

 この日の委員会では、条例案の廃案か継続審議を求める陳情が提出された。市内外から5千筆以上を集めたという。審議では、自民と公明の会派が「市内に長く暮らす日本人と、住んで3カ月の外国人とを同じレベルで考えるのはナンセンス」「市民の間で理解が進んでいない」などと今議会での条例案成立に反対する討議をした。

 一方、立憲や共産などが賛成の立場をとった。「今や外国籍市民はコミュニティーの一員。受け入れるのにふさわしいかを議論すること自体に違和感がある」と述べる市議もいた。 条例案を巡っては、松下玲子市長は「多様性を認める社会につながる」と意義を強調。今年3月のアンケートでは外国籍の住民を投票資格者に含めることに73・2%が賛成だった。(井上恵一朗、高橋淳)

357NAME:2022/03/04(金) 02:52:45
アグネス・チャンが1000万円寄付
[2011年3月19日16時5分]
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20110319-750448.html

歌手アグネス・チャン(55)が19日、日本ユニセフ協会の東日本大震災緊急募金に1000万円を寄付した。同協会大使のアグネスは「1日も早く被災地を訪ねたい。私に『水がなくて子どもが死にそう』というメールも届いています。心配です」とコメントした。4月の中央アフリカ訪問を中止し、被災地の子どもたちのため、状況が整い次第、向かう意向を示した。ユニセフのニューヨーク本部も50年ぶりに日本で支援活動を行うことを決めた。

358NAME:2022/03/04(金) 02:59:13
日本ユニセフの募金者から「これじゃユ偽フだ」との批判殺到
https://www.news-postseven.com/archives/20110404_16633.html?DETAIL

東日本大震災では善意の募金が世界中から多数寄せられた。だが、募金を巡るトラブルも発生した。そのひとつが日本ユニセフ協会(日ユニ)を巡るものだ。問題の発端は、日ユニが震災発生3日後(3月14日)にHP上で「1億円の緊急支援」を告知したことにある。その告知には、以下の「但し書き」があった。〈必要な資金を上回るご協力をいただいた場合、ユニセフが実施する他国・地域での紛争・自然災害などによる緊急・復興支援に活用させていただくことがあります〉

 募金が被災者に渡らないと気づいた募金者から、次のような声が上がるのは当然だった。「俺の募金はアフリカに行ってしまうのか」「これでは“ユ偽フ”じゃないか」 批判が殺到した日ユニは、24日にHP上で「東日本大震災の募金は、通常の募金とは別の口座で管理しています」と掲載し、「全額を被災者に渡す」と釈明した。

 方針転換の理由を日ユニ広報室はこう説明する。「ユニセフ(国連児童基金)は開発途上国の子供たちへの支援を目的としており、日本への支援は1964年で終了しました。しかし、震災後にユニセフが日本支援を決めたので、募金の全額をお渡しできるようになった」

 当初から「大震災支援」を謳いながら、被災者に募金を渡すことを表明したのは10日後だったのである。 世界の子供たちへの支援が悪いわけではない。それが日ユニの目的である以上、日本の子供たちが対象とならないことにも問題はない。だが、被災者に届かないのであれば、「東日本大震災の緊急募金」などやるべきではない。10日間にわたって、被災者支援を口実に募金を掻き集めていたと見られても仕方ないだろう。 ※週刊ポスト2011年4月15日号

359NAME:2022/07/27(水) 00:20:02
それでも反アベ…偏狭なる日本メディア 八木秀次
2022/7/22 07:00
https://www.sankei.com/article/20220722-E4NVFDROKFMF7JSC6DQAEOIWLQ/

亡くなった安倍晋三元首相を惜しむ声が海外で絶えない。あの痛ましい銃撃事件の直後、米バイデン大統領は「世界にとっての損失」と述べ、インドのモディ首相は「世界的な政治家であり、卓越したリーダーだった」と述べた。米国、インド、ブラジル、台湾などは国としての服喪や公的機関での半旗掲揚を行った(日本は遅れて首相官邸で半旗を掲げた)。

海外メディアでは安倍氏が首相に就任した当初、「歴史修正主義者」などと呼び、ナチスのように危険視する傾向もあったが、いまやそんな論調はどこにもない。むしろ、安倍氏のビジョンや政策に深い理解を示している。

米紙ニューヨーク・タイムズは9日付で安倍氏の伝記も書いた政治評論家のトバイアス・ハリス氏のオピニオンを掲載した。安倍氏を「物事を小さく考えて満足する政治家ではなかった」と評価し、中国の覇権拡大や北朝鮮の核開発などを念頭に「彼は日本が国家間の激しい競争にさらされていると捉え、政治家の使命は何よりまず、国民の安全と繁栄を確保することだと信じていた」と称えた。

360NAME:2022/08/12(金) 01:08:48
日本に住みながら日本人冒涜の国賊 井筒の正体
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1112964236

●井筒和幸監督暴言の背景

「拉致日本人奪還などどうでもいい、誰のせいで南北分断されたと思っている、日本人は北朝鮮に謝罪せよ」

井筒和幸は、もともと北朝鮮寄りの人物だったが、1991年9月に「東方見聞録」を撮影中に、エキストラの林健太郎が事故死するという不祥事を起こし、「朝○総連」に助けられたという経緯がある。

もう少し状況を詳しく説明するなら、御殿山の山中に設営されたオープンセットで、まず井筒が林に8kgの鎧を着て滝壺に入るように命じ、林がそれに従ったところ、林はその滝壺の中で水死してしまった。

同年11月、林の両親は井筒を「業務上過失致死罪」で告訴し、井筒は「書類送検」された。当然、この事件で「東方見聞録」撮影は中止、制作費約10億円は全て無駄金となった。これが原因で井筒が所属していた映画制作会社「ディレクターズ・カンパニー」は倒産し、井筒自身も8000万円の賠償金を払わなければならなくなったが、井筒には金がなく途方に暮れた。

そこに「朝○総連」幹部の李鳳宇が、近付いて来、李は井筒に8000万円を用立ててやったばかりか、自分が社長の映画配給会社「シネカノン」で制作する(歴史事実捏造駄作)「パッチギ」の監督に登用するなど井筒を手なずけ、やがて井筒は金銭関係で弱みを握られているばかりか、義理と人情でも雁字搦めに縛られて、もはや「朝○総連」には逆らえない立場になったのだ。

井筒が「TBS」「テレビ朝日」など民放の「ニュース番組」にコメンテーターとして出演し、「拉致問題」などで日本人にあるまじき発言をする背景には、以上のような裏事情があるということだ。

https://芸能人の若い頃.com/izutsu-kazuyuki-wakaikoro/
http://deepfuchsiapigment.myartsonline.com/brd003idutsu.html

361NAME:2022/10/18(火) 03:56:36
「弔意の強制だ」「税金使うな」 都内各地で国葬反対デモ行進
国葬 2022年9月27日 14時07分
https://www.asahi.com/articles/ASQ9W4GBJQ9WUTIL022.html

東京都千代田区の日比谷公園では、国葬に反対する人たちの集会が開かれた。約1千人(主催者発表)が集まり、「国葬反対」などと書いたプラカードを手に、公園を出発してデモ行進をした。 集会では、呼びかけ人が順番にあいさつ。作家の落合恵子さんは「私たちの税金を使うということは、弔意の強制だ」と訴えた。

会場近くでは 国葬に反対するデモ隊が、日本武道館近くの九段下交差点を「勝手に税金を使うな」などと抗議しながら通過した。国葬に賛意を示す人たちから「帰れ」などとの声が飛び、現場は騒然とした。多くの警察官が集まり、トラブルの対応に備えた。

国会前では 国葬と同じ午後2時から抗議行動が予定される国会前には、開催前の午後0時45分ごろ、すでに200人ほどが集まった。会社員の女性(26)は「会社には朝、体調不良ってうそをついてここに来たんです。仕事に行くべきかな、時間の無駄かな、と直前まで迷ったんですけど」と話した。「微力だけど、意思表示しようと思って来ました」

362NAME:2023/02/26(日) 22:23:11
サンモニ、松本零士さん追悼でコメンテーターほぼ総崩れ「見ても読んでもいない」にSNS困惑
日刊スポーツ新聞社 によるストーリー • 4 時間前
https://www.msn.com/ja-jp/entertainment/celebrity/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%A2%E3%83%8B-%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E9%9B%B6%E5%A3%AB%E3%81%95%E3%82%93%E8%BF%BD%E6%82%BC%E3%81%A7%E3%82%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%BB%E3%81%BC%E7%B7%8F%E5%B4%A9%E3%82%8C-%E8%A6%8B%E3%81%A6%E3%82%82%E8%AA%AD%E3%82%93%E3%81%A7%E3%82%82%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%84-%E3%81%ABsns%E5%9B%B0%E6%83%91/ar-AA17WD3A?ocid=msedgntp&cvid=b3af4511a2c442be89adda63176bb1c4&ei=25

TBS系情報番組「サンデーモーニング」が26日、生放送された。

松本零士さん死去のトピックを扱う中で、「見ても読んでもいない」「名前くらいしか存じ上げない」「見ていない」というコメンテーター総崩れ状態で松本零士作品を論評するまさかの展開となった。SNS上には「発言がとんちんかんすぎて見るのがつらい」「松本先生が気の毒になってきた」と落胆の声が殺到した。

番組では、「風をよむ」のコーナーで松本作品に込められた反戦への思いを伝えた。司会の関口宏(79)が「松本零士さんの作品にいちばん影響を受けているのは50代前後」とした上で、各論客にコメントを求めた。

法大前総長の田中優子氏(71)は「世代が違うので見ていない」。番組が取り上げた「宇宙戦艦ヤマト」について「題名は知っていました」。その上で「地球を救済するためにヤマトはある」とし、紛争が絶えない世界情勢への危機感を語った。

続いてコメントを求められた元外務事務次官の薮中三十二氏(75)は「無知で、見ても読んでもいない」と恐縮。松本作品について「戦争にロマンを見いだしていると誤解していた。戦争はやってはいけないというメッセージだった」と語った。

若者世代であるNPO法人WELgee代表の渡部カンコロンゴ清花氏(31)も、「名前くらいしか存じ上げない」。番組に備えるためスマホのアプリで「ザ・コクピット」を試し読みしたとし、「おもしろくて課金しながら朝を迎えた」。自身の祖父が特攻隊だったという体験を交えながら、「死ななくてよかった命」というテーマについて語った。

松本作品もタイトルも「知らない」が連発される展開に、SNS上も困惑。「コメンテーター大困りやないか」「見てない人だらけで笑える」「誰も松本零士作品を知らない」「宇宙戦艦ヤマトを知らないのに妄想で語る」「見てない人が語りまくる不思議な世界」「追悼にあらず」「精通している人を呼んでおいて」など悲鳴が殺到した。

CM明け後、ジャーナリスト青木理氏(56)のみ「ど真ん中世代」としてコメント。松本さんの代表作のひとつである「男おいどん」にも言及し“4畳半から宇宙まで”の幅広い作風を解説した。

363NAME:2023/07/18(火) 16:32:36
仙台市長選で「いじめ問題」焦点に浮上 有力候補の郡氏、過去に「加害者擁護」発言
https://www.zakzak.co.jp/article/20170722-BGMG33OOOFJPNADXDB3LGDJBTE/

仙台市長選(23日投開票)で、「いじめ問題」が改めて焦点に浮上してきた。有力候補とされる、郡和子元衆議議員(60)が2007年の民放テレビで、いじめの加害者を擁護するような発言をしていたことが、ネット上で取り上げられているのだ。同市では、いじめ自殺が相次いでおり、大接戦の市長選にも影響を与えそうだ。

「近々の課題は、お子さんのいじめ自死事件だ。地域で子供たちの変化に気付いてあげられるような仕組みを作ることも大切。それこそ、信頼をなくしてしまった仙台市の教育行政を取り戻すように取り組ませていただきたい」 郡氏は告示日(9日)の第一声で、こう訴えた。選挙戦では、子供の自殺防止策などを盛り込んだ「いじめ防止条例(仮称)」の制定などを訴えている。

だが、郡氏は過去に「いじめる側=加害者」に寄り添うような発言を披露していたという。 2007年6月、日本テレビ系「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。」で少年法の廃止の是非について討論していた際、当時、民主党議員だった郡氏は反対の立場から、以下のように発言した。

「性格形成の過程にある人たちが、そんな重大犯罪を犯さざるを得ない状況に目を向けることこそ大切ではないか」「自分の子供がもし犯罪を犯してしまったら、逆にどういうふうにお答えになるのか」 この発言に対し、共演者から「厳罰を求めるのが被害者の意識」「凶悪犯罪は少年法だけで裁けないところまで来ているのではないか」などと猛批判された。一連のやり取りは、ネット上にも残っている。

仙台市では、14年9月から今年4月までに市立中に通う3人がいじめで自殺し、市教育委員会や学校は「隠蔽」とも受け取れる対応に終始した。こうした対応に業を煮やした文科省は、奥山恵美子現市長に対し、市長が主導的に調査に乗り出すよう求めた。異例のことだ。 郡氏のスタンスは、有権者に理解されるのか。

364NAME:2024/01/13(土) 12:22:43
在日ロシア人排斥、ウィル・スミス擁護…日本にはびこる「正しい暴力」の幻想
https://diamond.jp/articles/-/301991
2022.4.21 4:35

ロシア人への「正義ある暴力」は悪くないと考える日本人

「ロシア」への怒りを爆発させる「正義の日本人」が増えている。 例えば、読売テレビが4月15日に報じたところによれば、日本が好きになってロシアから7年前に来日して、大阪府内に住んでいる女性ユーチューバーの元には、こんなコメントが多く寄せられているという。

「ロシア人は詫びて死んでブタの餌になればいい」「ロシア人全員が悪い!在日ロシア人は外出気をつけろ!」 こういう話を聞くと必ず「こんなアホは日本人の中でもほんのひと握り」と言い訳をする人がいるが、この女性のSNSには毎日のように誹謗中傷が投稿され、これまで300人以上をブロックしてきたという。

 事実、「ひと握りのアホ」では説明できないほど多くのヘイトクライムが報告されているのだ。あるロシア食品店では看板が破壊された。またあるロシア料理店では「死ね」「ボケ」などの脅迫電話もかけられている。ネットやSNSをのぞけば、「ロシア人を皆殺しにしろ」なんてドキッとするような文言もある。 戦争の長期化によって、「ロシア人狩り」が起きそうなムードなのだ。

 そこで、4月19日に自民党の佐藤正久外交部会長は「日本の品格も問われる」と自制を訴えた。さらに、林芳正外務大臣も次のような異例の呼びかけを行った。「日本に住む一般のロシア人を、ロシア人であるというだけで排斥したり、誹謗中傷することは行わないように」

 ただ、現実的にこれは難しいのではないかと思っている。日本社会には、「相手に非がある場合の暴力は正当化される」という伝統的な価値観があるからだ。 つまり、「戦争犯罪人」のプーチンを選んで増長させたロシア国民にも一定の責任があると考えるような日本人にとって、在日ロシア人への排斥や誹謗中傷は「正しい暴力」なのだ。政府にちょっと注意されたくらいでやめるとは思えない。

「日本人は暴力を正当化などしていない!いい加減なことを言うな反日ライターめ!」とキレる人もたくさんいるだろうが、この価値観をこれ以上ないほどわかりやすく浮かび上がらせた出来事があった。 それが、ウィル・スミスさんビンタ騒動である。

365NAME:2024/01/13(土) 12:23:08
ウィル・スミスさんを擁護する日本人の「正しい暴力」とは

 3月に米アカデミー賞の会場で、ウィル・スミスさんが妻の脱毛症をジョークのネタにされ、コメディアンに平手打ちを喰らわせた。アメリカでは「口で抗議をせずに手を出した」として、ウィル・スミスさんを厳しく批判するメディアや著名人が多く、アカデミー会員を退会することになった。

 しかし、日本では真逆の反応となっている。「侮辱された奥さんのために批判覚悟で手をあげるって超かっこいい!」「暴力は悪いことだが、相手が先に言葉の暴力を仕掛けたわけだからしょうがない部分もある」という感じで、ウィル・スミスさんを擁護・支持する声が多いのだ。 中には、ウクライナのゼレンスキー大統領と並べて、「口でいろいろ綺麗事を並べて何もしない人よりも、命がけで国や家族を守る男らしさが世界の潮流になってきた」なんて喜んでいる人もいらっしゃる。「暴力は悪いことだけれど、家族を守る暴力はギリギリセーフ」という価値観を持つ日本人がかなりいらっしゃるのだ。 アメリカでは「どういう事情があっても暴力はダメ」という風潮なのに、なぜ日本では「世の中には正しい暴力もある」という人も多いのか。

「子どもへの体罰は時に正しい」と考える人が依然として多い

 いろいろな考察があるが、ひとつには、日本人の「体罰は時に正しい」という伝統的な価値観が影響していると考えられる。 実はアメリカでもウィル・スミスさんの騒動に関しては多種多様な意見があって、そのバラつきはその人のバックグラウンドによって左右されることが、世論調査会社ブルー・ローズ・リサーチによって明らかになっている。

 例えば、低所得者になればなるほど、ウィル・スミスさんは悪くないという考えをする人が増えていく。また、高齢者ほどウィル・スミスさんが悪いと考えるような傾向があるという。 その中で注目すべきは、「子どもに対する体罰を肯定するか否か」である。なんと、子どもへの体罰を強く支持する人は、コメディアン側が悪いと考える割合が圧倒的に多いのだ。

 これは日本人にもピッタリとあてはまる。実は日本は「子どもに暴力を振るってはいけない」という先進国での常識に、かたくなに背を向けている国なのだ。

 表向きは、親の体罰を禁じた改正児童虐待防止法が20年4月に施行され、世界で59番目の「体罰全面禁止」を支持する国になった。しかし、これは完全に形骸化していて、施行後の20年度の全国の児童相談所が受けた児童虐待相談は、なんと20万5044件と過去最多だ。その中でも身体的虐待は4分の1を占める約5万件もある。

 なぜこんな典型的な「ザル法」になってしまったかというと、一部の日本人にとって体罰とは「正しい暴力」だからだ。 2021年7月、国際NGOであるセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが全国約2万人を対象に、体罰を容認するかと調査をしたところ、容認派がなんと41.3%もいた。2017年の56.7%よりも減ったとはいえ、「体罰全面禁止」という法律をガン無視する形で4割も体罰を支持しているのだ。

 子どもへの体罰というのは「正しい暴力」であって、「法律」などで規制されるような類のものではない、人として当たり前のことだと考えている日本人がかなりいるということだ。 これこそ筆者が、在日ロシア人への誹謗中傷や嫌がらせが、この先もなくならないと考える根拠のひとつだ。

 在日ロシア人を「死ね」「ロシアへ帰れ」などと攻撃する人たちの頭の中で、これはプーチンを追いつめるための「正しい暴力」である。ウクライナを取り戻し、国際社会の秩序を守るためにやらなくてはいけない…という人として当たり前のアクションなのだ。だから、政府や他人から注意されても馬の耳に念仏である。

「体罰は正しい」と信じ、ウィル・スミスをヒーローと称賛する一部の日本人にとって、これはヘイトクライムなどではなく、「正義の戦い」なのだ。 さて、そこで次に気になるのは、なぜ我々日本人は「暴力は良くないけど正しい暴力もある」というダブルスタンダード的な価値観が当たり前になったのか。

366NAME:2024/01/13(土) 12:23:36
元々、日本人は「キレやすい」という国民性がある

 これにもいろいろな意見があるだろうが、筆者は日本人の「キレやすい」という国民性が大きく影響をしているのではないかと考えている。 親の虐待死事件やスポーツの体罰事件などを調べていくと、頭にカッと血がのぼって手を上げて、気がついたらグッタリして死んでいましたというケースが少なくない。教師の体罰も「感情になってしまった」という理由が多いという調査結果がある。すぐに手を上げるのは、すぐにキレてしまうからなのだ。

 と聞くと、「日本人ほど温厚で気の長い国民はいないぞ、中国人などと違って、行列などにもちゃんと真面目に並ぶじゃないか」と反論される人も多いだろう。 しかし、日本人がそういうセルフイメージを抱くようになったのは、せいぜいこの20〜30年前からの話だ。バブル期や高度経済成長期などは、日本人といえば、「せっかち」で「キレやすい」というイメージの方が一般的だった。「カミナリ親父」という言葉があったように、キレたら手がつけれないほど厳しく叱責するような大人がそこらじゅうにいたのである。そっちの方が伝統的な日本人の姿だった。実際、戦前の日本人は自他共に認める「短気な国民」だった。

 例えば、1918年に出版された石橋朝花氏の『紅き血の渦巻』(別所万善堂)のなかには、日本が大好きだというある外国人のこんな言葉が掲載されている。
「されど悲しい哉、日本人に一の欠点あり、それは短気なる事なり、日本人は短気な国民なり」 また、1938年に出版された『青年将校と共に国家を語る』(赤松寛美/春陽堂)には、「勤勉」「忍耐」「正直」といった日本人の美点が並べた最後にこう結んでいる。

「我国民は、斯の如き幾多の美質を有するのであるが、若し其欠点を挙げれば、即ち短気なことである」 こういう日本人の「短気」については、科学的にも説明できるかもしれない。「不安遺伝子」だ(参照)。

367NAME:2024/01/13(土) 12:24:14
 人が不安を感じることに影響を及ぼす、セロトニンという神経伝達物質がある。この分泌量を左右するのが、「セロトニントランスポーター遺伝子」で、これが「不安遺伝子」と呼ばれるものだ。 セロトニン分泌量の少ない「S型」と、分泌量の多い「L型」の2種類があって、これらを組み合わせた「SS型」「SL型」「LL型」という形で分類される。「SS型」の遺伝子が多いと不安を感じやすいと言われており、LL型の遺伝子が多いと楽観的になって、SL型はちょうどその中間である。

 この不安遺伝子を調べたところ、なんと日本人の遺伝子はSS型が65%と圧倒的に多かったという結果が出ている。SL型は32%で、楽観的なLL型はたった3.2%しかいなかった。ちなみに、アメリカ人の場合はSS型が19%で、SL型が49%、LL型が32%だったという。

 このような結果から、脳科学者の中野信子氏もこう仰っている。 「セロトニン・トランスポーターの数は遺伝的に決まっているのですが、この数が少ない人の割合が日本人は約97%と、世界的に見ても非常に高い。つまり、世界で一番不安になりやすい民族なのです」(お金のキャンパス 2019年3月22日)

「弱い犬ほどよく吠える」という言葉があるが、怒りっぽい人というのは実は何かに怯えていたり、不安を抱えていたりして、その弱さをごまかすために過度に攻撃的になっているケースが多々ある。 ということは、日本人が暴力的でキレやすいというのは、「世界一不安になりやすい民族」ということも関係している可能性もゼロではないのではないか。

368NAME:2024/01/13(土) 12:24:29
恐怖の絶頂にいる日本人、不安の代わりに誰かを叩きたい?

「世界一不安になりやすい民族」である日本人にとって、この2年間はパニックになるほどの不安の連続だっただろう。コロナ禍で毎日、マスコミから死の恐怖を突きつけられた。それがようやく少し落ち着いてきたと思ったら、今度はウクライナ侵攻が始まってしまう。評論家やコメンテーターはこぞって「次は北海道も侵攻されるぞ!」「いや、尖閣も狙われるぞ!」と恐怖をあおっている。

 そんな調子で精神的にかなり追い込まれた時、「世界一不安になりやすい民族」であり、なおかつ「短気な国民」である日本人はどうなってしまうだろうか。これはあくまで筆者の勝手な想像で、科学的根拠もないが、攻撃的になってしまう人もいるのではないか。

 わかりやすいのが、「コロナ差別」だ。コロナ感染拡大した当初、医療従事者やコロナ患者は露骨に差別されて、職員が感染した金融機関が投石されるようなこともあった。コロナへの極度の不安が、コロナ患者に対して過剰に攻撃的な人たちを生んだのである。 それとまったく同じことが、「ロシア」というものに対しても起きているのではないか。ウクライナ戦争によってもたらされた極度の不安が、在日ロシア人に対して過剰に攻撃的な日本人をつくっているのではないか。

 もし本当に日本人が「世界一不安になりやすい民族」だとすると、中国やロシアと尖閣諸島や北方領土をめぐって新たな緊張関係ができた場合、どんな集団パニックが起きるのか想像するだけでも怖い。 「ロシア人はスパイだ」と叫ぶ人も出てくる。中国への制裁を強化せよとなって、対中ビジネスをしている日本企業も売国奴と叩かれる。もしそこで首都直下型地震や南海トラフなどが重なって、「災害に乗じて不良外国人が」という、いつものデマが流れて暴行事件でも起きれば、本格的な民族対立にもつながっていく。

 なぜこういう事態を心配するのかというと、人権的なこともさることながら、頭に血がのぼって過度に攻撃的になるのは、日本の負けパターンだからだ。 太平洋戦争もそうだ。真珠湾攻撃は、日本がABCD包囲網で追いつめられたため致し方がなかったということになっている。長期戦では勝ち目ゼロだが、奇襲をかけて短期決戦に持ち込めば勝機があるという軍部の判断もあった。

 しかし、少し見方を変えれば、アメリカの「挑発」にまんまと乗ってしまったとも取れる。中国からの段階的な撤退や、連合国が嫌がるドイツとの同盟をめぐる交渉をすべて放り出して、「日本を侮辱するな」といきなり先制パンチを浴びせてしまった。 「短気ですぐに手が出る」という日本人の性格がモロに出ている。日本としては、あの奇襲は「正義」だが、米国内では80年経過した今も「卑劣なテロ」という扱いで批判の対象だ。そういう意味では、ウィル・スミスのビンタとまったく同じだ。

 カッとなって始めた戦争が、どれだけ悲惨な結末になったのかは説明の必要はないだろう。戦争というのは、感情的になった方が負ける。真顔で平気でうそがつけるような狡猾さも必要だ。だから本来、「世界一不安になりやすくて短気な民族」である日本人はあまり戦争に向いていない。

 これから選挙を控えて、「命をかけて国を守れ」「ゼレンスキー大統領とウクライナ国民を見習え」「中国やロシアに負けるな」などと威勢のいい叫びがたくさん出てくるだろう。 一緒になって叫べば不安も少なからず解消されるかもしれない。ただ、過去の負けパターンに学べばあまり頭に血が上るのは危ない。熱狂の時こそ少し落ち着くべきだ。中国やロシアに屈しないためにも、まずは「挑発」に乗らない冷静さが必要なのではないか。 (ノンフィクションライター 窪田順生)


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