したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

時 事

288NAME:2019/07/29(月) 23:25:05
【リスクばかり】

 反社会的勢力とつながりを持つことは、こうした時代の流れに真っ向から逆らうもので、リスクしかない。特に芸人は利用されやすいから、注意が必要だ。彼らの力を誇示するのに使われたり、広告塔にされる可能性が大だからだ。 もちろん、闇営業そのものは所属する事務所との契約内容に左右される話だ。しかし、事務所を通す場合と比べると、どうしても営業先に対する事前のチェックが甘くなるし、仲介者との関係で断りにくくなる。反社会的勢力の排除を盛り込んだ契約書など望むべくもない。 そればかりか、自らが犯罪に及ぶ温床にもなりかねない。ギャラを所得として申告していなければ脱税だ。過少申告加算税などを支払って修正申告で終わるとしても、強い社会的非難は免れない。

 また、反社会的勢力が覚せい剤密売や特殊詐欺などを組織的に行って得た資金は、組織犯罪対策法が規制する「犯罪収益」に当たる。ギャラ名目で受け取った場合でも、芸人の認識次第ではその収受罪が成立する。 反社会的勢力との関係が明るみに出れば、所属事務所から契約を解除されたり、高額な損害賠償を請求されるなど、民事的な責任も発生する。

【骨までしゃぶり尽くす】

 反社会的勢力がその本領を発揮するのは、彼らとの関係を断とうとした段階からだ。あとから彼らの素性を知った場合でも同様だ。 結果的ではあっても、彼らと接点をもったこと自体がスキャンダルになるし、脱税などの負い目もあるからだ。それらをネタにし、関係を切るから最後に手切れ金をくれなどと要求される。宴席などで撮影した写真が動かぬ証拠だ。 もちろん、これで最後だと思って金を渡すと、今度はそれをネタに脅される。金づるだということで何度も金をせびられ、ズブズブと泥沼にはまる。

 金だけで済めば幸運なほうだ。急に断固たる態度に出れば、彼らのメンツを潰し、強い反発を招くことになる。 暴力団との関係を断とうとした銀行の支店長や上場企業の役員らが襲撃され、中には殺害された者までいるほどだ。意に沿わない相手に発砲したり、刃物で傷つけたり、それこそ手榴弾まで投げ込むようなことをするのが彼らのやり方だ。

 事務所の取り分が多いことから、事務所の仕事だけだと生活できないといった事情があったのかもしれない。この点は、改めて解決すべき話だ。 それでも、事務所との契約問題だけでなく、反社会的勢力と関係を持つおそれをも考慮して闇営業がタブーとされてきた以上、このルールに反した芸人は自業自得と言うほかない。

【「対岸の火事」ではない】

 今でこそ吉本興業の芸人が話題だが、こうした闇営業は芸能界に蔓延しているものだから、今後も続々と週刊誌にネタが持ち込まれるはずだ。暴力団排除条例が全国で出揃った2011年以降に反社会的勢力の宴席などに出席している事実が発覚すれば、また大きな問題となるだろう。 芸人に限らず、今度は歌手や俳優らが槍玉に挙げられるかもしれない。ほかの芸能事務所にとっても「対岸の火事」で終わるような話ではない。この機会に徹底的な浄化に向け、芸能界全体で真剣に取り組むべき問題ではなかろうか。

 ところで、以上のような反社会的勢力に関する話を知り、自分には関係がないと思っている人も多いだろう。しかし、彼らは思いのほか身近なところにいる。さまざまな取引を通じ、企業の担当者に言葉巧みに食い込もうとしている。 繁華街の客引きも危険だ。酔いが回っているサラリーマンや地方客、世間知らずの学生に狙いをつけ、安さを売り文句にして居酒屋やパブなどに連れて行く。飲食後の請求額は高いが、支払えないほどでもなく、ゴネても時間がかかるだけだから妥協して支払う。

 客引きが違法カジノや規制薬物の使用、未成年との性交などを誘い、実際に違法行為に及ばせたあと、脅して口止め料を要求するといったケースも多い。暴力団員が縄張りごとに彼らを管理し、上納金などを得ているわけだ。 軽い荷物を運んだり、電話で簡単なやり取りをするだけの楽な仕事だという触れ込みなのに、時給が高いといった求人も危険極まりない。特殊詐欺や覚せい剤密売の手足である可能性があるからだ。軽い気持ちで応募して氏名や連絡先などを伝えてしまえば、抜けられなくなる。 何ごとも「君子危うきに近寄らず」という慎重な姿勢が重要だ。(了)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板