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時 事

281NAME:2019/07/29(月) 09:57:54
6000人もの芸人を抱える構造そのものに無理がある

大崎は、僕が社長になってからはコンプライアンスを強化してきたと主張するが、「『直の営業』については、基本的に、自由にさせてきた」という。だが、この直営業が今回のように、詐欺集団や暴力団に付け込まれる“スキ”になっているのだ。 直営業に走るのは、吉本9対芸人1ともいわれるギャラの配分や、賃金の安さにあるのに大崎は、「『最低賃金を保障しては』という議論があります。しかし、全員に払っていたら会社が潰れてしまう」と抗弁するのだ。

大崎が700人程度だった所属芸人を6000人まで増やしたといわれる。ひとつの事務所が6000人もの芸人を抱える構造そのものに無理がある。だが、大崎はそうは思わないらしい。 吉本が持っている劇場が日本に17あり、NSC(吉本総合芸能学院)を出たらすぐに舞台に立つことができるから、「プロの舞台に立ったのなら、たとえ1円でも250円でも払うというのが会社の考え方です」という。 きょうび250円もらっても子ども喜ばない。まして、結婚してたり子どもでもいたら、どうやって生きろというのか。

吉本興業には昔、「社員は虫けら、芸人は○○(今は差別語なので割愛)」という考えが、経営者にはあったといわれる。その“伝統”は今も受け継がれ、芸人をタレントとは考えずに消耗品と考えているのではないか。 

「不幸な子」をたくさん抱えて面倒を見ないブラック体質

大崎は、「よその事務所へ行くなりしてもいい。でも誰も(吉本興業を=筆者注)辞めません」と豪語するが、外で通用するような芸人がほとんどいない証左ではないのか。

島田紳助は『週刊新潮』でこう語っている。 「吉本所属タレント6000人のなかで、お笑いだけで生活できるのは200人ぐらいでしょ。それ以外はアルバイトしたり家族やタニマチに支援してもらったりしてなんとか食っていっているのが実情や。(中略)吉本ぐらい会社の規模が大きくなると、全員を舞台に立たせられるわけもない。舞台に立てない子らも、喋りの練習はしないといけない。だから、アルバイトや直の仕事をしながらやってるわけや」

紳助は以前、「10年やって(M-1の)決勝に上がれんやつは、辞めなあかんのです。芸能界で一番不幸なのは、才能のないのに辞めない子」といっている。 私も、芸人の世界は実力主義でいいと思う。反社と付き合っても、多くの女を泣かせても、カネにだらしなくても、芸さえ素晴らしければ、客は喜び、懐を緩める。 だが、そんな芸人は6000人の中に1人いるかいないかであろう。紳助のいうような、不幸な子をたくさん抱えて面倒を見ないのでは、ブラックといわれても致し方ないのではないか。

芸人が言っても動かないが、お上に言われるとすぐにやる

それに加えて、6000人の所属芸人たちとは口頭だけで、契約書はないというのである。 「紙一枚のこととはいえ、『サインしてや』というよりも、疑似家族というかミニ共同体として契約を超えた信頼関係が築けるのではないか、との考え方なんです」(大崎会長) したがって、ギャラの配分もどうなっているのか、芸人たちにはわからない。

さすがに今回の騒動になって、公正取引委員会は吉本とタレントとの間で書面で契約を交わさない点について問題があると指摘した。すると、吉本興業側は、「希望するタレントには書面で契約する方針を固めた。(中略)吉本関係者によると、全てのタレントに聞き取りをしてそれぞれの意向を確認したうえで、希望する人については改めて書面で契約を結ぶという」(朝日新聞デジタル「吉本興業、希望者と書面で契約へ 全員の意向確認も準備」7月25日)。 芸人たちがいくらいっても動かないが、お上が「問題あり」というとすぐにやるところが、今の吉本興業をよく表している。


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