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アジア

77NAME:2014/02/08(土) 14:45:06
対中牽制 首相は「アジアの巨象」を引きつけた
2014.2.1 07:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140201/plc14020107000005-n1.htm

1月25日から3日間の日程でインドを訪問した安倍晋三首相。地球儀を俯(ふ)瞰(かん)した戦略的外交を掲げる首相の狙いが、シーレーン(海上交通路)の安全確保に向けた対中国牽(けん)制(せい)にあったのは間違いない。高圧的にインド洋の覇権を握ろうとする中国に警戒感をあらわにするインドだが、経済的な関係は強めている。したたかな外交で知られるインドだが、首相はシン首相と地道な信頼構築を重ね、アジアの巨象インドをさらに日本に引き寄せた格好だ。 帰国翌日には施政方針演説に対する代表質問が始まる窮屈な外遊だったが、首相はシン氏の招請に応え、訪印を決断した。首脳会談では安全保障や経済協力を進める共同声明を発表し、インド最大の行事である「共和国記念日」の式典にも日本の首相として初めて出席。日印両国の友好関係を内外に印象付けたが、シン氏との個人的な強い信頼関係をうかがわせる場面が目立った。

 「岸信介元首相が(当時の)ネルー首相と日印関係の基礎を作った」

 日印首脳会談の冒頭、シン氏はこう切り出した。 首相が敬愛してやまない祖父の岸氏。その岸氏が昭和32年5月、首相になって初の外遊先として選んだのがインドだった。孫の安倍首相まで半世紀以上続く日印両国の歴史に、両首脳は何度もうなずき、お互いの信頼関係を確かめ合った。 これに安倍首相は7年前に訪印した際、シン氏から岸氏が映った画像フィルムを贈られたことに触れ、「家族で見て喜んだ」と応じた。安倍首相はさらに言葉を続けた。

 「3年前に訪問したときも、シン氏がわざわざ昼食に招いてくれた」 当時の肩書は「安倍元首相」。一議員だった首相を歓待し、寄り添ってくれたことに謝意を示した。 インドは毎年、共和国記念日の式典に海外首脳らを1人だけ招待する。今年の総選挙(下院選)で退任の意向を表明したシン氏が最後の年に選んだのが安倍首相だった。首相は会談で「インドで最も重要な記念日である共和国記念日の主賓として招かれたことは非常に光栄だ」と語った。

 首相は平成19年に訪印した際、インド国会で太平洋とインド洋による「2つの海の交わり」と題する演説を行った。演説後、インド国会議員が総立ちになり、拍手がわき起こった。シン氏は会談で「国民に大変深い印象を与えている」と7年もの前の演説に言及し、評価した。 同行筋は「各国首脳の中でも、安倍首相にとってシン氏は特別な存在だ」と断言する。 中国はインド洋周辺のパキスタンやスリランカなどで軍事利用を視野に港湾整備を支援する「真珠の首飾り戦略」で遠方への戦力投射能力を高め、インド軍は中国潜水艦の動向に神経をとがらせなくてはならなくなった。中国とも対話を重ねるインドだが、同行筋は中国への脅威認識は「日本と変わらないように映った」と解説する。

首相はこの1年余りでロシアのプーチン大統領とは4回、トルコのエルドアン首相とは3回の首脳会談を行った。政府関係者によると、シン氏と同じように、安倍首相とウマが合う2人とされる。

 「トップ外交の重要性を改めて実感した」

 首相は1月24日の施政方針演説で、首脳同士の強固な人間関係を築き、課題の解決に取り組む戦略的なトップ外交の方針を貫く考えを示した。3月までは平成26年度予算案の審議が控え、外交日程を入れづらくなるが、国内にしばりつけになることが、はたして日本の国益に沿うものなのか。国会審議を通じた議論や国民への説明責任も考慮する一方で、タイミングを逃さず、機動的にトップ外交を展開できる環境整備が欠かせない。わが国を取り巻く安全保障環境が急速に変化する中だからこそ必要だ。(峯匡孝)


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