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東トルキスタン ウイグル チベット

205NAME:2021/12/25(土) 14:24:06
イヌイットについて

イヌイット(Inuit)とは、カナダ北部の氷雪地帯で生活を営む人々を指します。元来エスキモーと呼称されてきましたが、1970年代に入り人種差別の廃止や民族保護の観点からイヌクティトゥト語で「人々」を意味する「イヌイット」が用いられています。過去にエスキモーと呼ばれたなかには主に以下の民族文化があります。
ユピート:ロシアのチュコト半島沿岸地域に居住する民族
イヌピアート:アラスカ北西部に居住する民族(中西部から南西部ではユピートと呼称)
イヌイット:グリーンランドに居住する民族(西部ではイヌイット、東部ではイットと呼称)

アラスカではイヌピアートとユピートを総称して「アラスカ・エスキモー」と呼ばれる場合があります。また、グリーンランドに居住するイヌイットはグリーンランド市民を指す「カラーリット」と総称されるケースもあります。
カナダにおけるイヌイットの人口は約6万人を数え、総数の約1/4にあたるイヌイットが居住しています。
古くは内陸系の狩猟民族がルーツとされており、沿岸でのコミュニティを築くため次第に北極地域へ移動。極寒の沿岸地域に適応する生活術を進化させ、長年にわたり独自の文化を築いてきました。現在は大陸北部沿岸や北極諸島に点在する約40の小集落で生活の基盤を構築しています。アザラシやセイウチなどの狩猟を得意とし、厳しい環境のなか高カロリーのタンパク質を備蓄するなど様々な生活の知恵が見られます。
カナダのイヌイットは外部とほとんど接触することなく生活してきましたが、1950年代にカナダ政府による定住政策に同意。医療や教育、社会福祉サービスが提供され、これまで季節ごとに移動していたイヌイットの人々はカナダに定住するようになりました。1970年頃には土地請求権の確立をめざす動きが始まり、1993年にカナダ政府と締結。政府との合意により1999年に旧ノースウェスト準州が分割され、イヌイットによる地域「ヌナブト準州」が誕生しました。ヌナブトとはイヌクティトゥト語で「私たちの土地」を意味し、州内における人口の約85%がイヌイットの人々で占めています。
全イヌイット民族のなかでカナダは世界的に重要な地位にあります。グリーンランド、アラスカ、ロシアのイヌイットと協同し、北極の重要問題に対処する国際機関「イヌイット北極圏会議」を組織し様々な活動を展開しています。

メティスについて

メティスはインディアンを祖先とするファースト・ネーションズとヨーロッパ人との間に誕生した混血民族を指します。メティス(Métis)という単語はフランス語に由来。スペイン語の“mestizo” やラテン語の“mixtu”を起源とする説もありますが、いずれも「混血」という意味を表します。
メティスのルーツは17世紀中期に遡り、古くはメティフランス語またはミチフ語と呼ばれる独自の混合言語を主流とし現在でも一部のコミュニティで使用されています。現在は主に英語による会話が中心で、第二言語としてフランス語を使用。メティス独自の混合言語による会話は、一部の年配市民で見受けられます。メティスはカナダ国内の様々な地域に居住し、ブリティッシュコロンビア州、アルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州、オンタリオ州、ケベック州、ノースウエスト準州にコミュニティを設立。2011年の国勢調査では約45万人のメティスが居住し、カナダ全人口の約2%を占めています。アメリカのモンタナ州、ノースダコタ州、ミネソタ州北西部にもコミュニティがあり、北米の先住民として独自の文化を形成しています。


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