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尖閣諸島

255NAME:2013/12/23(月) 20:35:59
海人恐れる悪夢「尖閣不法占拠」
「我らの漁場を取り戻せ!」 漁業体験ツアーに込められた熱い思い
2013.12.23 13:18
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131223/waf13122313300007-n1.htm

素性〟入念に確認

 「それでは全員、こちらに集まってください!」 沖縄本島から南西に約410キロにある石垣島の登野城(とのしろ)漁港。11月27日深夜、懐中電灯を手にした海上保安官6人が2隻の漁船に乗り込み、声を張り上げた。 海上保安庁の立ち入り検査だ。甲板に呼び出されたのは乗組員だけではない。関西など本土から集まった「漁業体験ツアー」の参加者8人も緊張に包まれた。 「47歳、職業は整備士です。住所は和歌山市…」 参加者の“素性”が入念に確かめられる。海保が立ち入り検査したのは、漁船の目的地が尖閣諸島(沖縄県石垣市)だったためだ。 「島は政府の所有で立ち入りが禁じられており、上陸を未然に防ぐ」(海保)というのが理由。海上保安官の一人は「航行目的が漁業活動なのかどうか確かめている」と明かす。 「日本の海なのに、そもそも島に上陸できないのがおかしい」。漁船の船長、砂川幸徳さん(49)が不満を漏らす背景には、尖閣諸島に伸びる中国の“魔の手”がある。

「海人(うみんちゅ)」といわれる沖縄の漁師たちは、尖閣周辺の海域を「宝の海」と呼んできた。尖閣周辺では、船が沈みそうになるほど大漁に恵まれたからだという。 しかし、出港4日前の11月23日、尖閣の上空を含む東シナ海に中国政府が一方的に防空識別圏を設定した。周辺海域では昨年9月の尖閣国有化以降、中国公船の航行が常態化。海保の巡視船が連日警戒を続けている。 海保は漁船に対し、尖閣の島々から1カイリ(約1・85キロ)以内には近づかないよう求めている。乗組員の上陸を防ぐためだが、好漁場とされる浅瀬で漁さえままならない現状に海人たちは憤っている。

大阪の元中学教師が企画

 今回の漁業体験ツアーを初めて企画したのは、大阪府の公立中学校で10年間、体育教師を務めてきた藤本浩さん(45)だった。 「熱血教師」として保護者からの信頼も厚かった。だが、休暇で訪れた沖縄の海を見て「自然の中で生きる知恵を子供たちに教えよう」と誓ったという。 平成12年に教師を辞めた後、「海の知恵を知るには漁師になるのが一番」と、沖縄の海へ“見習い”として漁に繰り出した。18年2月、晴れて「本物の漁師」になり、2カ月後、「海と自然の学校」を石垣市に開校した。これまで修学旅行で漁業体験に参加する高校生などを受け入れてきた。 海人たちから「宝の海」の存在は何度も聞かされていたが、中国公船が頻繁に姿を現す「危険な海」に、あえて近づこうとする漁師はほとんどいなかった。

 「このままでは、いつしか『幻の海』になってしまう。海人がもっと尖閣に行けるようになるには、どうすればいいのか」 そんな思いから漁業体験ツアーを企画した。「豊かな自然に囲まれた『宝の海』を伝える」のが狙いだが、もう一つ、重要な意味があった。 尖閣へは石垣島から約170キロ。浅瀬での漁が自由にできない上、燃料費高騰のあおりで尖閣近海での漁が割に合わないものになっているが、ツアー参加費から漁船の燃料代を捻出できれば、海人がもっと尖閣に行けるようになる−。ツアーが軌道に乗れば、より強固な実効支配につながるとの考えだ。ただ、脳裏には常に不安がよぎる。


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