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ネット、メディア規制関連情報スレ11

760。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2011/07/08(金) 15:34:31 ID:bA09Z3Cs
●第3期氷河時代
しかし良い事は長く続かない。第3次ブームもやや意外な形で終息する。
1997年に入るとヨーロッパ各国でアニメ叩きが激しくなっていた。理由は例によって暴力表現とチャイルド・ポルノである。
日本アニメの悪評を高めるのに最大の貢献(?)をしたのはイギリスである。イギリスのアニメファンはとにかく暴力的かつグロテスクな作品が大好きで、売上上位作品はその手の過激な作品で占められている(たとえばジェノサイバーやうろつき童子)。

おかげで各国どころかEC単位で日本アニメは問題になってしまう。おりしも国際的なチャイルド・ポルノ撲滅運動の影響もあって日本アニメ全ダメ論が定着してしまう。
こうしてヨーロッパ各国で日本アニメの放映が次々と中止されていった。ベルギーにいたっては議会の法律で放映が規制された。

1999年初め頃にはヨーロッパ各国でアニメの放映はほとんど絶滅寸前の状況まで追い込まれた。
イタリアもこの影響は免れず、アニメの放映が次々と中止されていった。もっともイタリアの特異性は、キー局での放映が中止されてもローカル局での放映が依然として続行されていた点である。
こうしてイタリアは第3期氷河時代をむかえた。

●第4期黄金時代?
ところが第3期氷河時代はたった一本のアニメの登場により短期間で終了することになる。イタリアだけでなく、ヨーロッパ各国でも同時に放映されたこの作品は日本アニメに対する評価を一変させてしまった。
その作品とは天空のエスカフローネである。各国語版の制作が終了したこの作品は、8ヶ月前に衛星放送等でヨーロッパ各国で一斉に放映された。
エスカフローネの放映は、日本アニメと言えば暴力とチャイルド・ポルノしかないと信じていた年配の視聴者の固定観念を完全にくつがえす事に成功した。
天空のエスカフローネは日本ではさほど評判になった作品ではない。たしかに作品のクオリティは高かったが、大人気とまではいかなかった。

ところがヨーロッパでのエスカフローネの反響はまったく驚くばかり。全ヨーロッパで非オタク層の年配の視聴者にまで受け入
現金なもので、イタリアでもエスカフローネ放映後は各局がたちまちアニメ放映を再開した。各アニメ作品のビデオやDVDの販売も再び活発化した。
そして現在、イタリアはアニメの第4期黄金時代になりつつある。

●オタクの魂百まで
イタリアのオタクたちは実にしぶとく、根性のある連中である。
イタリアの国情はアニメの放映が週に20本を超える黄金期もあれば0本の氷河期もあるといったぐあいで極端である。
終始一貫して変わらなかったのはオタクたちだけだ。彼らの活動がなければ今日の状況もなかっただろう。




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