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ネット、メディア規制関連情報スレ11

240。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2011/05/13(金) 10:45:04 ID:CMDMhecs
第二に、日本での若者の中絶を防ぐための法体制の遅れが挙げられる。

ちなみにフランスでは、先日からイール=ド=フランスの高校生は匿名かつ無料で婦人科医師の診察を受けられるようになり、ピル6カ月分が無償で提供されるようになった。学校の養護教諭(看護師)が高校1年生を対象に、カルネ・ド・ティケと呼ばれるチケットを配布し、学生はそれをもって医師のもとを訪ねることができるというもの。失敗の多いコンドームの使用を防ぐことを目的としており、これにより学生は両親に相談することなく(家族の保険証を使うことなく)、確実な避妊ができるようになるわけだ。セックスや避妊に関して、なかなか親に相談できないという学生の“かゆいところに手が届く”新しい法体制だと言える。

秋田で起きた女児置き去り事件は様々な要因が重なって起きてしまった悲しい事件である。しかし、この事件の背景にあるのは、日本の若者による望まない妊娠を防ぐ策が、他の先進国に比べあまりにも遅れているのが背景にあるのではないだろうか。

女性が避妊の主導権を握るためのピルの普及の遅れと、若者の中絶を防ぐ法体制の遅れ…。これら2つの遅れが少なからず関係して、高校生の男子生徒が赤ちゃんを公園に捨てるという結果にまで導いてしまったのではないか。

しかし、若者の望まれない妊娠を防ぐ1番の方法は、家庭での正しい性教育にあるという見方が一般的のようである。先に挙げたフランスのカルネ・ド・ティケに関しても、保護者団体では好ましくないとする見方もあり、これがフランス全土で適用されない理由である。子どもに正しい性教育をするのはあくまで親の役目であり、子どもが親に相談する必要がなくなるというのは得策ではないというのが、保護者側の主張のようである。

秋田女児置き去り事件のような悲しい事件が今後くりかえされないように、大人たちが今一度考えなおすべきことがある。少なくとも、「最近の若者は〜」と批判しているだけでは、何の解決にもならない。




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