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ニュース・報道保存所 part11

43可愛い奥様@避難所生活:2018/01/25(木) 23:05:00 ID:X6CbaPnA
ttp://www.sankei.com/life/news/180125/lif1801250002-n1.html
2018.1.25 14:00
「寄り添うお姿に感銘」ドイツで皇后さま歌集初出版 訳者“師弟”の思い結実
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16日、ベルリンの日本大使公邸で行われた記念イベントで、皇后さまの歌集を手にする翻訳者のペーター・パンツァーさん(左)と出版元社長のマヌエル・ヘルダーさん(宮下日出男撮影)
 皇后さまのお歌をドイツ語に翻訳した歌集が初めてドイツで出版された。東日本大震災を契機に、国民に寄り添われ、国民からも慕われる天皇、皇后両陛下の姿に感銘を受けた出版社の社長と訳者の思いが結実。日本との関わりが深く、「師弟関係」にもある2人は皇后さまの作品を通じ、独日の「架け橋」になることを願う。
(ベルリン 宮下日出男)
 歌集「その一粒に重みありて」は昨年11月に出版された。皇后さまがこれまでに詠まれたお歌から、国内外の公務や私的な体験などを題材にした作品50首を紹介。全約140ページ。独語訳にはそれぞれ書家の石飛博光さんによる日本語の書が添えられ、作品の背景の解説も加えられた。
 たとえばタイトルとなった「てのひらに 君のせましし 桑の実の その一粒に 重みのありて」とのお歌。解説ではご成婚後、当時皇太子妃だった皇后さまが皇室での新生活を迎えられた際の様子が描かれているなどと説明している。
 メディアも関心を寄せ、主要紙フランクフルター・アルゲマイネは「美智子さま(皇后さま)は子供時代から熱心な歌人。その歌が初めて独語訳された」と紹介。地方紙シュツットガルター・ツァイトゥングは「美智子さまの生活と日本の伝統が洞察できる。これほどの率直さはちょっとしたセンセーション」と評した。

 今回の出版にあたり、ドイツ側で中心を果たしたのは2人の人物。「ヘルダー出版」社長のマヌエル・ヘルダーさん(51)とボン大学名誉教授の日本学者、ペーター・パンツァーさん(75)だ。16日にはベルリンの日本大使公邸で開かれた記念イベントにも招かれ、出版までの経緯などを披露した。

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 ヘルダーさんは学生時代にパンツァー氏の下で日本学を学び、日本に留学もした親日家。東日本大震災の後、被災地を訪問された両陛下の姿に感動し、皇后さまが歌を詠まれるとも知った。200年以上の歴史を持つ同社は異文化間の相互理解への貢献も重視。皇后さまのお歌を通じ、皇室の姿を伝えたいと思い立ち、恩師に翻訳をもちかけた。
 一方、オーストリア出身のパンツァーさんは日本の近現代史を中心に多くの墺日・独日関係に関する著書に携わり、双方の歴史関連の展覧会の監修なども手がけてきた日本学者の重鎮。とはいえ翻訳はとても難しかったようだ。
 パンツァーさんはタイトルとなったお歌を一例に、「『重み』とは重量のことか? だが桑の実は重くない。そうでなく皇太子妃としての『責務の重さ』だった」とニュアンスを正確に伝える難しさを説明。翻訳ではパンツァーさんのドイツ語訳を日本の独文学者が和訳し、原文と比べる入念な作業が繰り返された。
 イベントでは八木毅大使が「学術的経験を持つパンツァーさんしか翻訳はできなかったし、ヘルダーさんの日本との近い関係がなければ、出版は実現しなかった」と2人をたたえた。

 発案から約7年かけて出版にこぎ着けた今、2人の感想はいかがなものだろうか。日本の皇室が広く国民に慕われている様子に関心を持っていたというパンツァーさんは今回の翻訳によって「皇后さまの国民に対する大きな思いやり」が伝わったと語る。

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 さらに印象的な作品の一つに挙げるのは、旧タリバン政権によるバーミヤンの仏教遺跡破壊について「知らずして われも撃ちしや…」と詠まれた歌だ。
 パンツァー氏は「皇后さまはそれ以前に遺跡を訪問しているとはいえ、破壊の責任はないのに自責を感じられている」と指摘。世界の出来事をご自身の問題としてとらえられる姿勢を「人はこうあらねばならないと感じた」と述べた。
 ヘルダーさんは創業以来のモットーが「良質の本を通じ、人の人生に影響を与えること」と説明した上、「歌集はそうした本。皇后さまはとても高貴な方であり、われわれも(本で)その気持ちを共有できる」と語った。

 宮内庁のHPでは、皇后さまのお歌の英訳を読むこともできる。




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