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【過去】報道アーカイブ

9可愛い奥様@避難所生活:2011/07/20(水) 20:36:27 ID:cAuoYlys
ttp://www.melma.com/mag/86/m00053086/a00000109.html
◆外務官僚の「天下り」
 21日国連本部で行われた国際司法裁判所(ICJ)判事の選挙で、元次官、小和田恒(70)が当選した。外務省の幹部たちは「ようやく達成できた」と肩の荷を下ろした思いであるはずだ。
 小和田は皇太子妃、雅子の父である。順調にいけば天皇の祖父となる(生きているうちに孫が即位するかどうかは疑問だが)わけだから、退官後もおろそかには扱えない。小和田の処遇は、外務省の最重要マターだった。
 外務次官在任中(91ー93年)にすでに、小和田を国際司法裁判所判事に押し込もうという方針があった。前回選挙は93年だったのだが、小田滋判事(77)=元東北大教授=を退陣させて、小和田に差し替えるというのである。
 小田はそのときすでに2期目の任期満了を目前にしていた。「2期やったから、もういいだろう」というのが外務省の判断だったのだが、案に相違して小田は「3期目もやる」と言い張った。このため外務省は、小田についての「悪い噂」を流し、小田はますます反発した。国際舞台で内輪もめの恥をさらしたのである。この騒ぎは週刊誌沙汰にもなった。
 どの省庁でも同じことだが、人事担当の官房長は、次官の行く先を考えなければならない。他省庁では天下りだが、外務省だけは駐米大使など現役のポストが用意されている。小和田次官が国際司法裁判所判事を目指すという方針も、当時の官房長が小和田本人に報告、了承を得ているはずである。
 現職の小田を「辞めさせる」という強引な手法は、外務官僚の抜きがたい官尊民卑意識による。小田が判事選挙で当選できたのは、外務省が集票活動に力を入れたからだ。だから外務省出身の適任者がいれば、小田は退陣すべきだ、という論理なのだ。
 今回、小和田の得票は安保理で満票の15票、国連総会では投票総数183票中169票で、ともに最多得票だったという。この場合の得票は、自動的に「入ってくる」ことはない。「集める」からこそ入ってくるのである。
 日本はこの類の選挙に、もっとも熱心な国として知られている。日本の国連大使あたりが、ある国の外交官に小和田への投票を依頼する。その相手が目端の利いた外交官なら、「他の候補者への義理がある」といった理由で難色を示す。そこで日本の外務省はODA(政府開発援助)という「切り札」を切る。少なくとも総会の最多得票は、ODAという買収資金をふんだんに使った結果なのだ。
 小和田だけではない。UNESCO(国連教育科学文化機関)事務局長の松浦晃一郎も同じような手口で当選できた。仲間の天下り先確保のため国民の税金を使うことなど、「当然」と考えているのが外務官僚なのである。




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