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【雑談上等】平成闇の床屋談義 避難所の噂9
745
:
避難所名無しさん
:2011/09/28(水) 22:07:33 ID:Ijb9aglw
とりあえず、資料置き場利用…
行政学(新版) 西尾勝 有斐閣 175−176P (tea time)より抜粋
革命と官僚制
ウェーバーは、官僚制の十分に発達した国では真の意味での革命は困難になるので、
先進国の革命は全て、政権の担当者が交代するだけのクーデターに終わり、官僚制の本体は、抜かりなく生き残る、と述べた。
官僚制を破壊し、その活動まで停止させると、社会生活は完全なカオス状態に陥ってしまうことになり、
革命政権は、この破滅的な生活危機を招いた責任を問われ、国民大衆の支持を失い、反革命を招いてしまうからである。
ロシア革命のケース
確かに、都市型社会の市民生活は、官僚制の一日も休まぬ社会管理機能に完全に依存している。
ここでは、電気・ガス・水道の供給がたった一日停止しただけでも、ほとんどすべての活動が麻痺してしまう。
後進国であれば「まず破壊、ついで建設」という図式通りの革命の余地がまだ残されているかもしれない。
しかし、ここにおいてさえ、新しい官僚制の建設は緊急の課題にならざるを得ない。ロシア革命もその例外ではあり得なかった。
E.H.カーの『ボルシェビキ革命』によれば、1917〜20年の間に、ペテログラードの人口は57.5%減り、
モスクワの人口は44.5%も減少したと記録している。
都市生活に不安を覚えた大衆が自給自足のできる農村に流出したからであった。
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