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アイデンティティと被承認欲求について考える

20松代:2002/08/26(月) 03:21
B:レズビアンの事例

レズビアンの方々に対しては、既に様々な分類や定義付けが行われていますが、この文章においては便宜上「性的レズビアン」と「政治的レズビアン」の2つに分類します。

性的レズビアン:自己を(心の内の価値観で)肯定する
性的レズビアンとは、生物学的女性とセックスするのが好きな人々。ただ、生物学的男性を断固拒否するかというと、それは基本的に「ケースバイケース」で、場合によっては「生物学的男性とセックスする」こともある。

性的レズビアンにとって問題となるのは「自身のセックスする相手」なので、別に「フェミニズム」が生活の中心的規範でなくてもいいし、中でも「男装系ナベの方々は」あえてマチズム的というか、いわゆる「ちんこくさい言動」をすることもある(まぁ、それでも「マッチョよりはフェミ」のほうがうれしいんですけどね)。また、生物学的男性に対する感覚や態度も「様々」で、場合によっては「子ども欲しさに結婚する」など、少なくともやみくもに生物学的男性を敵視したりしないと言える。
いずれにしても、性的レズビアンは自身の「内的価値観」というかセックスに重きを置いているので、フェミニズムや女性の社会的な位置づけといった「学問的な領域」にあまり関心がなかったりもする。いずれにしても、基本的には性的自我、あるいは自己の「セックスしたい相手」を確立している人々と見なしてよい。

政治的レズビアン:自己を(外界の価値観で)肯定する
政治的レズビアンは「ほぼ全てが強烈なフェミニズム信奉者」で、自己のアイデンティティを確立するために「搾取者としての男性を絶対的に拒否」する人々。

搾取者としての男性を絶対的に拒否するのが「大前提」なので、なにがなんでも「男性社会を否定」しなければならない。また、フェミニストとしての活動履歴がそのまま「自己評価のランク付」になるため、政治的レズビアンの間では知的差別が激しい。
問題は、政治的レズビアンが「社会的価値観の否定で自己を判断」しているうえ、性的には「非常に保守的」ということです。セクシャルマイノリティの中にままある「性的自己決定を広く認める」ような主張には、ほぼ間違いなく感情的に反応し、ひどい場合には「言論による攻撃」を発動させる。

まぁ、レズビアンの方々全てに対して、上記のように「単純素朴な分類」が適応可能なはずもなく、ほとんどの人々は「両方の要素を持っている」んですけど、問題は政治的レズビアンが暴発したときなんですよ。

とにかく「性的には極めて保守」だから、当然ながら「バイセクシュアル」とか「性的冒険心に富んだセクシャルマイノリティ」との相性が悪いんですな。下手をすると主婦レズビアン排除を主張した挙げ句に「男と寝るレズビアンはレズビアン全体の裏切り者」なんてことまで公言しちゃうもんだから、もめ事が多くて大変なんですよ。
また、とにかく「権威」と「社会の目線」には逆らえないうえ、自己のアイデンティティを内的に確立していないもんだから、レズビアン全体が「政治的、社会的な権利を獲得」することが自我を高めるてな事になる。政治的、社会的活動に「熱心」なだけなら、それは「自己決定だから尊重する」けどね。彼らの考えではレズビアンという「性的自我」が、自我「そのもの」というワケなんで、レズビアンでありながらフェミニストではないのは「裏切り者」ってなことになる。

勘弁してほしいよ、ほんと…


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