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規制反対派の協調を語るスレ

361鳥山仁:2004/02/18(水) 04:38
360さん>
まずは訂正。
日本クリスチャンアカデミーでは、この問題を取り上げていました。
日本クリスチャンアカデミーはドイツ系の団体なので、
言説をある程度割り引いて読む必要がありますが、
それでもこの見解が日本では最も正しいのではないかと思われます。
前から思っていたことだけど、哲学、宗教学に関して、
同志社大学の神学部は相当に高いレベルを保持してますね。
侮れないなあ………。

☆ 「ブッシュ大統領とキリスト教原理主義」(2003年7月5日)
同志社大学神学部教授の森孝一さんをお招きし、「ブッシュのアタマの中身 ブッシュ大統領とキリスト教原理
主義−文明の衝突ではなく、対話のために−」と題したお話しを伺った。
 ブッシュの信仰を知ることなしに、ブッシュ大統領を理解することは不可能である。ギャラップ調査によればアメリカ人の86%が宗教は重要と答えている。アメリカの宗教人口の約90%がユダヤ・キリスト教的伝統を持っており、この数字は十数年変化していない。また、キリスト教は保守派(福音派)とリベラル派にほぼ二分されている。今日アメリカを二分する最大の争点は人工中絶問題である。これは文化戦争(Culture War)と呼ばれており、1960〜70年代にかけてアメリカの保守化に対して出てきたベトナム反戦や公民権運動などのカウンターカルチャー(対抗文化)の行き過ぎに対するカウンターパンチとしてネオコン(新保守主義)が生まれてきた。彼らは、初めは民主党支持者であった。人口比40%の福音派のすべてが宗教右派ではない。宗教右派は、人口の18%を占め保守的な信仰を政治に反映させようとする原理主義者であり、政治的な力をもっている。この点でアメリカは、イスラームの政治化に対してもイスラーム原理主義と呼ぶ。宗教右派は現在キリスト教連合に代表されており、彼らは、人間中心主義への批判、伝統的家庭を守ることやアメリカ至上主義の考えに立ち、関心が内政中心となっている。宗教右派は、ネオコンと全く同じではない。
 アメリカにとってのイラク戦争の大義は、「対テロ戦争」の戦場はアメリカ本土にあるという認識に立って自国の安全の保障とアメリカ建国理念である共和制と自由を世界において実現することにある。アメリカは文明の担い手としての強い使命感を持ち、文明化・キリスト教化・アメリカ化していくことをいいことだと伝統的に考えている。その最先端にアングロサクソン主義がある。今日アメリカは、アメリカ的価値観が絶対正しい(アメリカ原理主義)と考えている。アメリカ原理主義を克服するために、十戒の第1戒を謙虚に聞くべきだ。ブッシュの2002年「9・11」1周年の演説で「私たちの大義は、人間の尊厳であり自由である」と述べたが、ブッシュ自身がその考えに反している。
 アメリカが変わるためにアメリカが「細部」に目を注ぐことが必要である。そのためにアメリカ国民に相手側の実情を正確に伝える情報が重要である。参加者70名。


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