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ジグザール王国王都

2015とある世界の冒険者:2017/03/18(土) 21:51:13 ID:4tsVLIkM
>>2012

異形と間違えられ、戦闘になるのかと思ったが

――「……おや。人がまだいらっしゃったのですか、良かった」
――「ええ、私は無事です。貴方は怪我とかはありませんか?」

どうやら勘違いであった。

「……問題無い」

どうやらまだ理性がある人間の様で、少しだけ胸を撫で下ろす。

――右手に創りだされた火の魔素を、立方体のガラス容器に放り込む姿を見る

どうやら魔術師かそれに準ずる人間であろう

――「やれやれ、王都がこんなふうになっているとは思いもしませんよ。」
――「あ、自己紹介しておきますね。ヴィルヘルム=エルクシア・ホーエンハイムです、よろしく。」

「……全くだ……昔はこうでは無かったのだがな」
懐かしむように街並みを見つめる。その瞳は儚げで、泣いているように見える

「……真k、シンカイだ……よろしく頼む」
ネオベイ語での名前を言おうとしたが、言い直した。言葉の壁と言うのは厄介で、訛りや母国語が強く出ると聞き直される
其れを学んでいたので、自身の名前を聞き取りやすく言い直した。

――「最近王都で何か起こったんです?」
首を横に振り悲しそうに見つめる
「……すまないが、貴公の質問には正確に答えられない。……私にもよく分からないのだ」
申し訳ないと言う。

彼自身、王都で何が起きたのかを知りたいのだ


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