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第4汎用スレ
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ご利用は計画的に!
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>>110
【普通で考えたらおかしい点だらけな卵である。
だが、この場にいるのはイタズラ好きなショタと、もし胃があったら穴のひとつふたつじゃすまない子竜型の石像だけだ】
「しょーがない、名前だけ書いていこ」
『!?』
【ポケットから油性ペンを取り出し、卵へと近づいていく】
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>>111
試みを邪魔する者はいない。
書ける、お前にも書けるぞ!!
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>>112
「へへーん、名前書けばまたあそべるもんね」
『Σ(゚Д゚)』
【人が読めるか微妙なミミズ文字で『ルオ』と書く】
「ガっちゃんたちのもー」
【自分の名前のそばに小さく『ガっちゃん』『ちょこちょこ』『にじー』。
結果、卵に4つの名前が書き込まれた】
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>>113
こうして卵に名が書き込まれた…一撫ですると消えちゃうけどそれは別の話だ。
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>>114
「これでバッチリだね、ガっちゃん!」
『(´ω`)』
【ドヤ顔でペンをポケットにしまいながら立ち上がるショタ。
名前はそのまま残っている……今のところは】
「他にもこんな卵、落ちてないかなー」
【遠くをみるようなポーズで、辺りを見回す】
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>>115
落ちてない。
後は破壊されたもろもろと、そこから芽生える新たな命の息吹。
自然の雄大さを物語る情景が広がるばかり。
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>>116
「ないかぁ〜」
【がっくり肩を落とすショタと、】
『(´∀`A)』
【ホッと息をつく石像】
「この辺、カミナリが落ちたのかもしれないね」
『(こくこく)』
【ふよふよ浮いている石像を再び抱えるショタ。
再び辺りを見回す】
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>>117
他に目につくものはない。
強いて挙げれば自棄に静か、と言う事ぐらいで。
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>>118
【風の音にビクッと肩を震わせるショタ】
「は、早くかえろ。ガっちゃん」
『(こくこく)』
【ショタと石像は、自分達の名前を書き残した卵を残して王都目指し去っていった……Fo】
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【王都からやや離れた森】
「……今日は風が強いな」
【高い木の枝に腰掛け、暗い夜空を見上げる黒髪金目の少女がいる】
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「……これぐらい風があったほうが……過ごしやすいです……」
そんなことをいいながら、白銀の髪の少女が歩いてくる
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>>121
「やあ、セリオン」
【聞こえた声の主を、木の上から見下ろす】
「耳がいいんだな。
まあ、風が気持ちいいのには同意するよ」
【さわさわと揺れる草葉の音に、目を細める】
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「……なにより……涼しいですしね……」
と見上げながら言う。
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>>123
「ああ、もうすぐ夏だな。
暑くなる」
【笑みを浮かべながら少女を見下ろす】
「そういえば、セリオンはどの辺りに住んでいるんだ?」
【ふと浮かんだ疑問を尋ねる】
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「さあ……どこでしたか……」
どこに住んでいたか忘れているらしい。
そういって思い出そうとする少女
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>>125
「森に住んでいると言っていたと思うんだが、この辺に詳しいならききたい事がある」
【小枝を風が揺らす。
月明かりがないせいで、森は薄暗い】
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「はい……たしかにいいました……、それより前に住んでいたところを…
思い出そうとしていたみたいです……」
と先ほどの行動をいい、続けて
「はい……なんでしょう……?」
という。
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>>127
「この辺で、10歳くらいの男の子を連れた一団を見なかったか?」
【こりゃまた幅の広い質問だ】
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「見かけていませんね……
なぜです……?」
と尋ねる
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>>129
「そうか……」
【明らかに落胆した声音が聞こえる】
「人を探しているんだ。
……ちなみに、この森に住んで長いのか?」
【続けて尋ねる】
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「はい……かつてこの地で目覚めた時より……住み着いております……」
意味深なことをいう少女
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>>131
【セリオンの答えに、少し考えこむ】
「……セリオンは、森の外へ出る時間は長いのか?」
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まーさかりかーついーだ♪
(ガオガオ)
【熊の上に乗った見た目少女が茂みからやってくる、別にまさかりは担いでない】
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>>133
「やあ。こんばんはオリル」
【高い木の枝に腰掛けた黒髪金目の少女が声をかけた】
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>>132
「いえ……
氷菓子を売るために……たまに王都に出向くぐらいでしょうか……」
という。
>>133
「?」
見た目少女のほうをみる。
理由は熊を家来としていると思ったからである
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>>135
「そうか……。
毎日森に長時間いても会わないとなると、やはりこの辺にはもう……」
【一人で何やらブツブツ考え始めた】
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>>135
「そういえば……
この前子供にあったような……?」
思い出したようにいう少女。
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>>134
おや、こんばんはですよラーナイさん
(ガオガオ)
【ピシッ、と片手をあげる熊と馬鹿、森にいるときのデフォルトなのか今日も今日とて若干傷だらけ】
>>135
やぁ、こんばんはですよ
(ガオガオ)
【熊と一緒に片手をあげる若干傷だらけの見た目少女】
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「はい……こんばんはです……」
いつものように冷気を発しながら言う少女。
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>>137
「いつ、どの辺りで?」
【僅かな手がかりにも真面目に質問する】
>>138
「今日も鍛錬か?
あまり無茶はするなよ」
【夜闇でオリルの傷はあまり見えていないらしい】
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>>139
はじめましてですかね?
(ガオガオ)
【熊と同時に首を傾げる】
>>140
鍛練兼お散歩ですよ
まぁ無理はしてないので大丈夫ですよ
【鉄臭いけどな!】
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>>140
「森のどのあたりかは記憶がおぼろげですが……
数日前にひとりで歩いている子供を見た記憶がありまして……」
漠然という少女
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>>141
「はい……恐らくは……」
という少女。
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>>143
じゃ、初めましてですよ
(ガオガオ)
【ペコリと頭を下げ】
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「はい、こちらこそ……」
といい、頭を下げる。続けて
「ところで……その熊は……?」
と尋ねてみる
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>>145
僕のお友達ですよー
(ガオガオ!)
【宜しく、とでも言うように片手をあげる熊】
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「熊の……お友達ですか……」
といい、続けて
「ほかにも……そのような知り合いがいますか?」
と尋ねてみる
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>>147
たっくさんいますよー
(パン)
【手を叩き音をならす】
(ガオガオ)
(にゃー)
(シュルル)
(以下略)
【そのとたんそこら中から動物やらなんやらが現れる】
ほらね?
【ほらねじゃない】
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「………」
氷使いのくせしてこの光景をみるやいなやフリーズする少女。
まさかこれほどとは思っていなかったのだろう
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>>149
これが、僕のお友達の一部ですよー
【これで一部らしい】
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「まだ……いるのですか……」
呆気にとられたようにいう少女。続けて
「しかし……これほどの数の動物と……
どうやって友達に……?」
と尋ねてみる
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>>151
まぁそれなりに長く森にすんでますから
普通に話して友達になっただけですよ
【動物と話すのは普通ではない】
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「そんな……ことが……」
にわかに信じ難いといった様子の少女
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>>153
まぁ、友達になれたものはなれたのですよ
【適当である】
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「適当ですね……」
と返し、続けて
「さて……そろそろ帰りましょう……」
どこかへ消えていった
//ネタ切れと活動限界間際なので、このあたりで
お疲れ様でした!
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さようならですよー
【手を振り見送った】
さて、僕達はお話でもしましょうか
【しばし談笑してたとかFo】
//お疲れ様でした
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//クエ使用のため予約
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「さて……ここか……」
黒コートの黒髪の青年が依頼を受けてやってくる。
もちろん先ほど受けた依頼を遂行するためだ。
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「こんにちは〜」
【黄緑色のプニを抱いたピンク髪ついんて少女がやってきた】
「あっ、もしかしてプーちゃんのクエストを受けてくれた方ですか〜?」
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「あー、どうもー……。
……お仕事請けた者ッスけどぉ〜。」
赤い髪の魔法使いらしき青年がやってきた。
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「えへへ、よろしくお願いします〜」
【プニプニを抱いたまま、ぺこりと一礼】
「では、依頼の説明をさせていただきますね。
プーちゃんが、お誕生日にたくさんクッキー作ってくれるんです。
だから、材料を集めてもらいます」
【言いながら、森を視線で指す】
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「あ、どうも〜、よろしくですよ、ハイ。」
釣られてへこへこと頭を下げる。
「ははぁ、はいはい、クッキーの材料ね?おk、簡単そうなお仕事で何より…。
…よ〜し、お兄さん張り切って集めて来ますよハイ。」
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「クッキーの素材……、具体的にはどんなものを?」
と尋ねてみる。
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「えへへ〜。
せっかくだから、色々な味を作って貰おうかなって。
だから、いろんな材料を集めてください!」
【このイベントでは、書き込み時間が鍵になります。
まず【採集】とかいて材料を探す描写をしてください。
書き込み時間で、取れるものが変わります。
0:採集物半分紛失
12:美味しい木の実1こ獲得
345:食べれない木の実1こ獲得
678:まずい木の実1こ獲得
9:???】
「それじゃ、行ってらっしゃい〜」
【採集描写をお願いします】
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「おk、任せておくんなせぇ。
ちゃちゃっと集めて来てやりますよ…!」
さっそく森へと赴く。
「へっへっへ…楽な仕事で助かったぜ。
……昨日賭けに負けてスッカラカンだからな、今日の晩飯代も危ないところだったぜ…。」
とか何とかブツブツいいながら、適当に食える実がなってそうな木を探し…
「さてと…そりゃっ!」
幹に蹴りを入れて揺さぶり、実を落とそうと…
【採集】
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「美味しいクッキーたのしみ〜」
【ピンク髪少女は、腕のなかの緑プニに話しかけている】
//ちなみに、書き込み時間末尾で判定します
>>165
【手に取ったのは食べれない木の実だ】
フェムト現状:美味0、不食1、不味0
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>>166
「……くっ……
…ま、まぁ出だしはこんなもんさ……。
………気を取り直して次だ次…!」
落ちてきた、硬くてまずそうな木の実を手にし、悔しそうに呟くのであった。
「…せいやぁぁぁ!!」
そして次の木に狙いを定め、勢いよく揺さぶってみる。
【採集】
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「さて……ぼちぼち始めるか……」
ぼちぼち森のほうへ歩き、採集を始める
<採集>
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「ぬ……
手当たり次第に拾うだけというのが原因か……」
食べられない木の実を手に入れた
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>>167
【頭に落ちてきたのはやっぱり食べれないものだ】
美味0、不食2、不味0
>>168
【手に入れたのは食えそうにない木の実だ】
美味0、不食1、不味0
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「おっとぉ……へへへ、どうした俺……。
……こんなんじゃ、晩飯代はおろかおやつ代だって稼げねぇじゃないかよ、へへへ…。」
木から落ちてきたのは、またも食べられない類の実だ。
「……この俺の本気、とくと見さらせぇぇ!!」
謎の気合とともに、次の木めがけて勢い良く蹴りをかます。
【採集】
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>>171
【なんか怪しい色をしている木の実だ!
食えるだろうが、味はうまくないだろう】
美味0、不食2、不味1
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「…お、これこれ…これなら喰えるんじゃない…!?」
どれどれ、と落ちてきた実の内の一つを少々味見…
「……………渋い……
……せっかくのお誕生日だってのに、残念なクッキーが出来上がっちまう、このままじゃ……」
がっくりと肩を落とし、次の木に採集に向かうのであった。
【採集】
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>>173
【視線の先に、いい具合に熟れた木の実がある!】
美味1、不食2、不味1
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「これこれ。こういうのを俺は求めてたのよ!」
そこそこ美味しそうな木の実を入手。
「そうそう、俺がちょーっと本気出せばこんなもんなのよ。
……さてさて、この調子で次も……。」
【採集】
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>>175
【見覚えのある木の実が落ちている……。
そう、先ほど渋さを味わった木の実だ】
美味1、不食2、不味2
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//23時20分まで書き込みがなかった場合、中止とします
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「……またコレですか……。」
美味しくない木の実を手に取りつつ、がっくりとうなだれる。
「…これは本格的にがっかり誕生日パーティーの悪寒…!」
再び適当な木を揺らし始める。
【採集】
//すみません、電話来てました…!
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>>178
【おなじみ渋不味い木の実が落ちてきた】
美味1、不食2、不味3
【……おや、小動物がわらわらたむろっている木があるぞ】
//次、特別判定します
0:所持木の実全部失う
1234567:末尾数個の美味い木の実獲得
89:末尾数個の不味い木の実獲得
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「…この辺り、これしか採れないんじゃないの!?ねぇ!!」
憤慨しつつ、周囲を見渡すと、なにやら小動物が群れる木が…
「テメェら、そこに隠してやがったか…
へっへっへ…さぁ耳を揃えて寄越しな、喰える木の実をしこたまよォ……!」
妙なテンションでその木の元へ近寄ると、小動物などお構いなしに蹴りを入れて揺さぶるのであった。
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>>180
『なーに弱いものいじめしてんのよアホンダラアァァ!』
【背後から勢いよく黄緑色プニプニが体当たりしてきた!
衝撃で拾っていた木の実がすべて落ちる。
それをすかさず拾い散っていく小動物たち……なんという早業だ】
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「……ぬおぉっ!!?」
体当たりをまともに食らい、見事にすっ転ぶ。
集めた(不味い)木の実は、すべて小動物に持ってかれてしまった…。
「き、貴様こそなにしてくれてんだ!?
……せっかく集めたのに!!不味いのばっかだけど!!」
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「ない……ないぞ……」
数時間探して収集0の何でも屋
<採集>
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>>182
【小動物たちが散ったあと、コロンと1個だけ残った木の実がある。
熟れた木の実だ!
あ、ちなみに黄緑色プニプニの姿はもうない】
美味1、不食0、不味0
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>>184
「くそう!!何処行ったあんちくしょう!!
俺の微妙な味わいの木の実を返せ!!」
ぷにぷに相手に本気でわーわーと騒ぐ大人気ない青年なのであった。
「…あぁ…運良く一個だけ残ってる…。
……奴ら、どうせなら不味い方じゃなくてコレ持ってけば良かったのに…。」
ため息をつきつつ、残った木の実を手に取る。
「……もうそろそろ引き上げだな……。
…へへへ……これじゃロクに給料も出ないだろうな…。」
とぼとぼと少女の元へと帰っていくのであった。
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>>185
「あっ、おかえりなさい〜。
木の実、ありました?」
【期待の色を隠すどころか全面に浮かべた笑顔で成果を尋ねるピンク髪少女。
足元には黄緑色のプニプニがいる】
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「……くっ…期待の眼差しが突き刺さる…!!
……ってかさっきのプニプニお前か…!?」
「……すまねぇ…お嬢ちゃん……
……今年の誕生日は、ちょいとばかり苦い思い出になっちまうかも知れないぜ…。」
申し訳なさそうに、木の実一個だけを差し出す。
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>>183
【足元から小動物が逃げる。
拍子に木の実をおとしたが……食べれそうにない木の実だ】
美味0、不食2、不味0
【時間も過ぎた、そろそろ依頼人のもとへもどったほうがいいだろう】
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「あ、ああぁぁぁ……」
これだけ探して不食のきのみ二つだけということで、ショックが彼を支配する。
ものすごく重い足取りで依頼人のもとへ戻る。
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>>187
『……』
【黄緑色プニプニ、ぷいっとそっぽをむく。
ちなみに、プニプニは普通喋らない。これ常識】
「……だっ、大丈夫だよ!
これ、すごくおいしそうだもん!」
>>189
「あっ、おかえりなさい〜」
【木の実を1個握った依頼人が迎える】
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「……これしか……なかった……」
普段から暗そうな雰囲気に拍車がかかっているような雰囲気の青年が、
不食のきのみ二つをわたす。
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>>All
【まさに(´・ω・`)という顔で木の実を受け取る依頼人。
だが、次の瞬間にはにっこり笑みを浮かべる】
「でもでも、集めてくれたのは嬉しかったんだよ。
はい、これお礼。
手伝ってくれてありがとう、お疲れ様でしたっ」
【参加者たちへ、報酬代わりに数枚の手作りクッキーを渡す。
可愛く包まれているこのクッキーが、実は飴玉以上に固いということは、また別のお話しである】
//クエストクリア!お疲れ様でした
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「まだまだということか……俺も……
申し訳なかった……」
と謝り、ここから重い足取りで去ってゆく。
もらったクッキーの固さで叫ぶことになるのは、また別のお話。
//はい、私はほとんどいませんでしたがお疲れ様でした!
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王都から少し離れた草原。
一面を深緑が包み、草の匂いを散らす。
その近くを流れる川には
欠けた月が、水面に揺られている。
「久方ぶりだわ、こんな景色を眺めるのも…」
そうポツリと呟いたのは、長い灰色の髪をした、狼の亜人だ。
背は低く、紺の浴衣を身に纏っている。
顔立ちは、少年とも少女とも見受けられた。
彼、或いは彼女は静かに大地へ腰を降ろし
手に持つ扇子で風を扇ぎながら
月光に踊る蛍を眺め、一人微笑む。
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「…お?」
ボサボサな灰色長髪で背の高い青年がぷらぷらと散歩中。
何か居ることに気がついた。
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「おや…」
チラと灰髪の男に目をやり
愛想良く笑顔を浮かべ、軽く辞儀をする。
月に照らされ、童の髪は銀に煌めく。
「貴方もどうです?
斯様な景色を見れるのは、今宵だけやも知れませんよ」
悪戯に笑んだ口元を、開かれた扇子で被いて隠し
光虫の舞いに視線を戻した。
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>>196
「ふーん…あれ、美味いかなぁ?」
花より団子…舞う光虫を見て腹が鳴るなんぞ無粋の極みだった。
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>>197
小さく笑い
「失礼」と灰髪の男に返す。
「あまり美味しいものではありませんわ」
一度口にしたことがあるかのような言い草である
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>>198
「そーなのか、キラキラしてんのになぁ」
残念だ、と肩を落とす灰髪。
そしてハタと気がつく。
「…アンタ、だーれ?」
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「歯触りなど、悪くはないのですけれどもね。
なにはともあれ、光虫は目で食らうに限りますわ」
視線を蛍に向けたまま、そう口にして暫し沈黙。
しかして、問いかけられれば、ニンマリと唇の両端を吊り上げて。
「私は、狼ですわ」
と、冗談めいた発言で、問に答を返した。
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>>200
「狼かー…俺は何だろなー?」
首を傾げる。
「なー、何だと思う?」
そう問う灰髪の目はヒトとは違うようで。
よくよく見るとその口にある歯も鋭すぎる。
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>>201
「さてはて…
人成らざる者、或いは人を超えた者
とでも言っておきましょうか」
クスクスと笑う口元を、またも扇で隠し。
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>>202
「おー、後半格好いいなあ」
ケタケタ笑う。
やはり鋭い歯だ。
ヒトではないのだろう…じゃあなんだって話だが、サッパリだ。
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>>203
「気に入られたのならば、幸いでございますわ」
やはりクスクスと笑う口元を隠して。
「さて、名残惜しさもありますが
私は王都の方を散歩に行きますので」
すくと立ち上がり、深く辞儀をして、長い髪を、はたと揺らす。
「ごきげんよう」
そう微笑み、しゃなりしゃなりと草原を歩く。
雲が月明かりを遮り、暗い陰を落としたかと思えば
件の狼の姿は消え失せていた。
//すみませぬ…用事が入っちまっただ…
強引な切り方になりますけど、絡んでくれてありがとでした!
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西に傾いた日が赤く照る夕暮れ、王都近くの森のこと。
その時頃、その中には、猛獣の猛らぬ奇妙な一画が存在していた。
中心、ごく小さな水の流れが注ぐ、これまた小さな池に浮かぶ人影が一つ。
注視しなければわからぬ程の薄い存在感を漂わせるその男の姿は
紛うことなく全裸であった。
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意識を溶かす。我はなく、開いている瞳も何かを映すことはない。
辺りに漂う静謐に似て、異なるものが体を満たしていく。
即座に取り込まれかねない、人間の形をした肉体を現に繋ぎ止め、存在を龍脈に泳がせる。
彼には習慣となった作業。〝目を瞑っていてもできる〟という段階を遥かに超えた習熟で道程をこなしていく。
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最低限の情報のみで構成される己で少しずつ流れを読み取っていく。
存在を同一化させた状態での観察は自己に向けて行うに近いのだが、脆弱な管理意識は全体の把握を容易には許してはくれない。
細い綱を踏み外せば、待っているのは情報過多による混乱、ひいては自己の完全な消失となる。
それを積極的に忌避する感情はとうに失せていたが、進んで望むことでもない。彼にとってのそれは人間の死に近い事象であった。
この地、王都含む近辺の龍脈は空恐ろしいほどに淀みなく太い。
正確には、人間の意識が起こす淀みなど幽かに思えるほど膨大なのだ。
一国の首都に相応しい人口を抱え、種々雑多な陰謀をその地にて巡らされても全てを飲み込むほどの流れ。
恵みは、人々は、更に様々な物を引き付けて時を送っていく。
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森に居を置いたのは、ここを統轄する存在が在るならば相見えたいという思いからだった。
想像できぬほどの存在に対する敬意、人間であった頃にさえ一度も湧かなかった規模の好奇心が一所に己が体を縛った。
あるいはこれが恋と言うに近いものだろうか、とぼんやりと流れる時の中で思ったことすらある。
無縁たること、加えればさして興味も引かぬことにも想いを馳せるのは、仙者としては人間に近しい己の性質だろうか。
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「うっわ、なんか全裸が浮かんでるにゃ。」
【そんなある種の神々しさを孕み、こちらからは理解も出来ない状況に
あろう目の前の仙者をその辺の変質者のごとく片付けたのは
首に黒布を尾に赤いリボンを巻いた二足歩行の小さな渋い黒ネコ。
背には魚が入った籠が背負われている。】
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流れに比せば、川の落葉をして重みは倍になるであろう。漂い渦を巻く自己はひたすらに龍を理解し、同時に忘却していく。
己を通り行くそれに常ならぬ魔性の存在を捉え、ちっぽけな人間の死を解し、受け流していく。
現に在れば違ったであろうが、膨大に、希薄に、矮小に、拡散した意識には据え置くことすらもできない。
彼はただ漫然と漂っていた。
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