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王立図書館

1「鍵を持つ者」:2010/05/24(月) 20:56:04 ID:???
王都中央部に存在する、最も有名で最も大きく、最も攻略が難しいとされているダンジョン
その深さは未知であり、入り口で選ぶことが出来るA〜Gコースによって性格も異なる

図書館ロビーではお静かに

A・B路 基本的に魔物は弱く戦闘が一番楽だがB32以降は時空魔法の基礎が必要
C・D路 ほかの通路と比べてアトラクション的な要素が多い
E・F路 18禁。「えろ!ふぇんたい!」路
G路 一番危険な通路

1669とある世界の冒険者:2014/05/31(土) 23:53:09 ID:L2JnAYyo
>>1668
「………ミーティア様?」

消え失せる直前の捨て台詞に、何やら上司の名前のような物が聞こえた
今回は何とか倒せた、それもリュンが寝たおかげで何とか、である
そんな奴の上司である

「……願わくば遭遇したくない物ね ともかく、お疲れ様」

1670とある世界の冒険者:2014/05/31(土) 23:54:17 ID:pVpRHaP.
>>1668
「ふいー……」
【リスタが大きく息を吐き出すと同時に、握られていた剣も消えた】

「さ、早く!早く読めよっ」
「ん、もう☆
落ち着きなさいな、みっともない☆」
【すぐにレオナを急かし始めるリスタ、あきれたようにたしなめるオカマ】

1671とある世界の冒険者:2014/05/31(土) 23:58:22 ID:INVmlXo6
>>1669-1670
「ありがとうね!最近ろくに寝ずに星属性の勉強してたから魔力からっからできちゃってたし」
と、てへっと苦笑して
「内容はっと……ありゃ、これ古代語で書かれてるや〜………」
なんて言って

「……読むのに時間かかりそう、でも」

と、本をじっと見て

「とりあえずあいつが去り際に言ってたミーティア様ってのが星属性の精霊……みたいね、かつて竜神と周辺住民に崇められてたみたい……レオナちゃんにふさわしい精霊じゃん!!」
と、ヤル気出しとる

1672とある世界の冒険者:2014/06/01(日) 00:01:03 ID:f3.cchTg
>>1670-1671
「これで全滅してたら元も子もなかったわよ、もう……」

呆れたようにいい、顔に疲れの色を出した
結構ダメージ喰らったのだ、早く宿屋に戻って休みたい

「……つまり契約の仕方によってはそのミーティアとやらとも戦う必要があるのね、貴女」
「まぁ、必要になったらまた発注所に出してちょうだい 力になるわよ。 ……それ相応のお金は貰うけれど」

1673とある世界の冒険者:2014/06/01(日) 00:06:26 ID:KOUK.ILM
>>1671
「古代語?
ポピュラーなヤツなら多少読めるぜ、俺」
【レオナの背後に近付きながら、リスタが答える。
本の虫スキルその1である】

「まっ、目的はクリアしたんだっし〜☆
報酬タイムよぉ☆」
【両手を組み、くねくねしだすオカマ。
そんなオカマを振り返って、リスタは宣言した】

「俺らの報酬は古文書読むことだっつの」

1674とある世界の冒険者:2014/06/01(日) 00:10:29 ID:pEiqwJp2
>>1672-1673
「とりあえず……これで今回の目的は達成だよ!」
と、本を閉じて言います

「報酬は発注所にあるからね」
ニッコリ

「レオナちゃん特製魔法球もそこにあるよ」
なんて笑顔で言います

「とりあえず、帰ろ〜♪あ、また私が読みきったらあんたに渡してあげるよ」
と、リスタには言います

そして、出口向かって進み出す

1675とある世界の冒険者:2014/06/01(日) 00:14:25 ID:f3.cchTg
>>1674
「(……とりあえず魔銃の修理分くらいは溜まったかしら)」

「(今回爆弾もそんなに使ってないからまぁまぁ、黒字よね……)」

ぼんやりとそんな事を思いながら、図書館を後にする少女であったとか
FO

1676とある世界の冒険者:2014/06/01(日) 00:19:36 ID:KOUK.ILM
>>1674
「おう。早めに頼むぜ!」
「そろそろ夏物のお洋服、揃えなくっちゃねぇ〜☆」

【本の約束を取り付けてほくほくなリスタと、貰える(と思っている)報酬の皮算用を始めるオカマ。
それぞれ胸を踊らせながら帰っていったそうなFO】

1677とある世界の冒険者:2015/03/05(木) 21:49:29 ID:YEW2GDJY
裸足で色褪せた茶のローブを纏う伸び放題な灰色髪の少女が、
足を投げ出して本棚の上に座っていた。

「…なんぞキナ臭いのぅ」

1678とある世界の冒険者:2015/03/24(火) 21:31:03 ID:82IHYrks
光る何かが潜むランタンと捻れた黒杖を携え
白手袋に黒ローブ姿なハーフエルフの少年魔術師、
図書館を行く。

「…何か面白いものでもあればいいけどな」

1679とある世界の冒険者:2015/03/24(火) 22:42:57 ID:82IHYrks
fo

1680とある世界の冒険者:2015/03/26(木) 20:42:07 ID:QuwJIjw2

「よし、覚悟完了。 もう揺るがないぞ、多分揺るがないと思う、揺るがないんじゃないかな、ま覚悟はしておこう」

拳を自分の手のひらに打ち付け、何やら思いも新たに王都図書館に入る青年
つい変なテンションで妙な魔具を発動させ、結果外れなくなってしまったため
特別講義として呼び出されたようで

1681とある世界の冒険者:2015/03/26(木) 20:47:42 ID:lJdZ9p0Q


( 混)「いぇーい!!池上元気ー!?」

にゅるーん、とA路から飛び出してはディフの頭を掴み奥へと引きずっていく大魔王。
え、なに、トラップ?

1682とある世界の冒険者:2015/03/26(木) 20:52:52 ID:QuwJIjw2
>>1681
またいつかの時のように蝶が案内してくれるのか、と
G路の方に目を向け

「!?」

A路から飛び出たカオスに気が付かなかった!
しかも反応に遅れた!頭を捕まれ階段と身体がゴッツン!

「いたたたた!! タンマ!!カオスさんスピード落として!」

引きずられた身体を起こそうにも体勢的にもきつい

1683とある世界の冒険者:2015/03/26(木) 20:57:27 ID:lJdZ9p0Q
>>1682

( 混)「大丈夫大丈夫、打ちどころ悪くても死ぬぐらいだ。」

大丈夫じゃない、大問題だ。
引き摺られてたどり着いたのは大体30Fぐらい……え、待って、深くない?

( 混)「ヘイ、池上お待ち!」

「もう少し丁寧に連れて来てやればいいものを。」

待ち受けていたのは大男。 あれ、魔女さんは?

1684とある世界の冒険者:2015/03/26(木) 21:02:53 ID:QuwJIjw2
>>1683
「気軽に言ってるけどそれ展開として最悪だって!」

ようやく階段の角に足をかけられた
力を込めて何とか自分の足で階段を降りられるようになった青年
おそらくそう深くまで行くはずがない、あっという間に

と思っていたらとんでもなく深かった

「……首が、首が伸びた……!」

解放され、痛む首を何とかしようと手で揉む

1685とある世界の冒険者:2015/03/26(木) 21:07:16 ID:lJdZ9p0Q
>>1684

( 混)「ほーれケアルジャ。」

そして回復魔法。 え、待って、それ最上位の奴。
特に詠唱も無しで使わないでください。


「魔女は準備中だ。 ……その間に、そのオーナメントについて説明してやる。」
「首が落ち着いてからな。」

椅子に座っていた巨体がゆっくり、と起き上がる。
その背には普段の特訓で見たことの無い、巨大な――――「斧」。

1686とある世界の冒険者:2015/03/26(木) 21:15:50 ID:QuwJIjw2
>>1685
「……人生でそう何度も見るような魔法が無詠唱で……」
「驚かないよ、もう驚かない」

一瞬にして完璧に引いて行く痛み 痛んでいた感覚がまるでウソのようだった
首を最後に揉んで、礼を告げる

「よし、首落ち着いた…… お願いします」

1687とある世界の冒険者:2015/03/26(木) 21:16:59 ID:lJdZ9p0Q
>>1686
( 混)「アレイズも使えっけど、怒られるからなー。」

誰に。 と言うか何に。
それは神話上の蘇生呪文です。

「よし。」
「まずガンパレード・オーナメント……山の具足、というのは」
「そうだな……メタルゴーレムを”着る”様なものだ、全身にな。」

1688とある世界の冒険者:2015/03/26(木) 21:28:39 ID:QuwJIjw2
>>1687
「確かに使ってみた時のあのゴツイ篭手と何かを発射できそうな砲台、メタゴさんみたいな物だった」
「ただ全身に使うとすぐに魔力が空になる…… んだよね?」

あの篭手を思い出し、言葉にうんうんと頷く

1689とある世界の冒険者:2015/03/26(木) 21:33:22 ID:lJdZ9p0Q
>>1688
「そうだ、具足は精神力の消費が激しい。」
「特に、エネルギー照射型の具足は顕著だ、はっきり言って魔力量の低いやつには向かん。」

断言。斧を背から下ろし軽く地面を叩いて。
足元に不気味さを感じさせる水たまりを出現させる。

「今からお前には、魔女が来るまで……機能の説明を受けつつ」
「的に向かって、練習をしてもらう。」


水たまりから這い出て来たのは、サハギンの様な、不気味な、歪な、なんというか。
この、こう、SAN値が削られそうな、半魚人だった。

1690とある世界の冒険者:2015/03/26(木) 21:39:30 ID:QuwJIjw2
>>1689
「…… えっ」

お世辞にも自分の魔力の量が多いという訳でもない
魔女のと鍛錬でも確か魔力を節約方向に走っていた自分である

「え、これ一発撃てるかな……?」

そう言われて途端に扱えるか不安になってきた
コントロールよりも出力の問題で

そして本番前に練習である この時点で尽きそう

「が、ガンパレード・オーナメント! ……とりあえず、装着まではいいとして」
「撃つ感覚は魔法と同じ!?」

前回と同じく右腕のみ、指の先と手のひらに砲台、肘部分にブレードのごつい篭手を装着し
手の平をサハギンに向ける

1691とある世界の冒険者:2015/03/26(木) 21:43:25 ID:lJdZ9p0Q
>>1690
( 混)「出力絞りゃそこそこ打てるやろ、腕だけならな。」

適当な事を言う大魔王。このやろう、あんたのせいだろうに。

「そうだ、自分の手足に魔術の起動体があると思え。」
「念じ、放つ。 ほれ、速く撃たんと精神が侵食されるぞ。」

ゆらーりゆらーりと近づいてくる半魚人。
え、待って、なんか気持ち悪い。

1692とある世界の冒険者:2015/03/26(木) 21:49:38 ID:QuwJIjw2
>>1691
「この程度の化け物ならいやというほど……」
「な、なんか寒気が」

見ると背筋がゾワゾワしてきた
意識してみると生臭く 何だか直視したくなくなってきた

「(出力を絞って、絞って…… 撃つ!)」

右腕を半魚人に向け、弱い魔弾を発射するようなイメージでオーナメントを発動させる
出力がどれほどのものかわからない以上、最大限に出力を絞っての行使であるが

1693とある世界の冒険者:2015/03/26(木) 22:00:47 ID:lJdZ9p0Q
>>1692

雷魔法が放たれた時かの様な甲高い音が響くと共に掌から細い光線が照射される。
何重にも収束したサンダー、いや、威力はサンダラ級か――それが掌の照射光から放たれる。

光線は半魚人に直撃し、貫きこそしないものの大きく吹き飛ばし、壁に激突させる。
激突した半魚人はずるずる、と解けるようにして消えてしまった。

魔力の消耗は……そこそこ、といった所。
無茶さえしなければ連写もできそうだ。

1694とある世界の冒険者:2015/03/26(木) 22:04:56 ID:QuwJIjw2
>>1693
「――! よっ」

発射し終えると手のひらを閉じ、
感覚を確かめるように開いたり閉じたりを繰り返す

「燃費は少し…… 結構いい方なんじゃないか?」
「想像していたよりもずっと使えそう」

1695とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 21:36:14 ID:4K3ZpXfo
そんなこんなで、ガンパレード・オーナメント修行編である
右腕だけでそこそこの威力とそこそこの燃費、感覚も魔法とほぼ同じ
一見極普通の魔道具の一種、力に溺れるような代物ではない

「(……けれども修行が必要なレベルなんだよな
全身使ったら一気に消耗するとか言ってたから問題は複数箇所に装備した時、か?)」

右腕に展開された篭手を、ひとまず引っ込めた
何にせよ説明はそのうちあるだろう、魔女の準備が終わるのを待つ

1696とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 21:46:28 ID:CHL2H6Aw

「よし。では、次だ。」
「……ガンパレード・オーナメントは非常に多機能だ。お前は先ずその理解から始めろ。」

と、半魚人を今度は二体程召喚して。
ぺたぺたとディフに向かわせる。

「とりあえず、左手を顕現してみろ。」
「右手は……きつかったら解除するといい

1697とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 21:54:11 ID:4K3ZpXfo
>>1696
「 」ゾゾゾゾゾゾゾ

あたりに漂う生臭い匂い、先ほど倒した魔物と同種の姿を確認すると今度はタイムラグなしに背筋に悪寒が走った
これしきの魔物など退治してきたのに、これより気味が悪いものなんて見たはずなのに!

「ガンパレード・オーナメント!!!」

どこか必死ささえ感じる声で腕輪に呼びかけ、両手を半魚人に向けた
できれば直視なんてしたくない、気配を感じさえもしたくない だがしかし危険と説明されている物を目を逸らしたまま使う訳にはいかない
今度は両手に展開された砲台の取り付けられた篭手、右腕の時の魔力消費はそこまでだったが

1698とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 21:57:48 ID:CHL2H6Aw

同時につきだした掌、放たれる魔力光――
全く同じタイミングで放たれた魔力光が、勝手に合わさり、大きな魔力刃となる。

魔力消費は、ディフでも少しキツい、ぐらいだ。
充分に、維持が出来る。

( 混)「ダブルハンド・レイブレード。 うん、ちゃんと動いてるな。」

どうやら、これを剣として使うらしい。
あの、カオスさん、あんたの所為なんだから手伝ってください。

1699とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 22:05:05 ID:4K3ZpXfo
>>1698
出現したのは砲台よりも、取り付けられていた刃をより強化し
魔力により巨大化した物であった

説明を聞く時間も、何が起きたのか考える時間さえも惜しかった
目の前に存在する精神を汚染をする何かを、すぐさまにでも二度と目の見えない場所へと追いやりたかった
その身を低くし、剣をふるう体勢を取ると一気に駆ける
初めて使う得物だったが鍛錬のおかげで、感覚的に間合いを把握していた

二体が自分の間合いに入ったのを確信すると、迷うこと無く刃を振るう

1700とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 22:10:30 ID:CHL2H6Aw

ヴぅん、と間の抜けた様な、電気が流れるような音と共に刃は振るわれる。
振るわれた刃は鞭の用にしなって、半魚人二匹を両断。

――続いて、奥の方から更にもう一匹。

「脚部を展開して魔力を噴射しろ!」

そして、聞こえる指示の声。

1701とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 22:14:15 ID:4K3ZpXfo
>>1700
今度は何が起こるのか、予想がついた

「ガンパレード・オーナメント!」

振りかぶった体勢をそのままに、両足に脚具、
それも恐らく自分を前方に動かす何かが取り付けられているであろう物を展開し、
前方に身を屈め跳ぶ
このまま最後の半魚人に接近できれば再び、その刃を振るうだろう

1702とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 22:19:51 ID:CHL2H6Aw

ゴッ、と。
脚部――靴底、という部分なのだろうか。
そこから魔力が爆発的に噴射――これは少々燃費が悪い、ファイラ級だ。

その勢いで急速に加速したディフは、半魚人へと突っ込み、容赦なく斬り伏せた!!

( 混)「うむ、ホバーレッグも良し、と……。」

1703とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 22:27:33 ID:4K3ZpXfo
>>1702
周りを確認し、コレ以上の半魚人がいないことを確認できたのなら
両腕両足の装備を解除し、地面に片膝をつくだろう

もし一体でも存在したのなら、右腕のみを残し今度は砲撃のみで処理しようとする
いずれにせよ魔力の消費と精神的な疲労がキツく維持できるようなものではなかった
まだ修行前のつかみの段階である

1704とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 22:34:22 ID:CHL2H6Aw
>>1703

( 混)「わはははは、四肢でダウンしてやんの。」

と、ぷかぁと空中に浮かびながらディフをからかう大魔王、誰のせいだ。

「安心しろ、もう出さん。」
「……一先ずその四つが基本だ、後は背中、頭部、胸鎧だが……先ず休め。」

1705とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 22:41:42 ID:4K3ZpXfo
>>1704
「魔力が少ない人間には……あんまり向いてないって意味、よくわかったよ……」

『魔女』との特訓で魔法の技術的な面はたしかに上がったが、
とうの昔に成長期が終わってしまっており魔力はさほど成長しなかったのだ
そんな身である以上節約の仕方がわからないガンパレード・オーナメントの連続使用はキツイ物があった
何とか節約できればいいが

「刃と砲台は活用できそうだけれど、脚具……あれは使えそうにないね、燃費が悪すぎる……
ちなみに残り三つは……どんな機能が?」

1706とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 22:44:15 ID:CHL2H6Aw
>>1705
「慣れろ。」
「出力を絞れば、十二分にお前の戦力を強化するものだ。」

確かに剣やら魔法は教わっている、サブウェポンとして活用出来ればこれ以上無いだろう。
まぁ、燃費の悪さはエーテル等の回復薬でごまかせない事もないが。

( 混)「背部はじゅうry……ゲフン、空力制御、頭部は魔力解析、胸鎧は魔導障壁な。」

解説はする大魔王。

1707とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 22:55:01 ID:4K3ZpXfo
>>1706
「身体が順応してくれるのを願う外ない、と
けれども今みたいなダッシュはまだまだ使えそうにはない、となるとしばらくは空中での方向転換用かな……」

それとジャンプにもうひと押し、口の中に魔力の回復を早まる丸薬(死ぬほど苦い)を放り込み、考察してみる
動作がシンプルな分、燃費にさえ気を使えばほんとうに何にでも対応できそうだ

「……今なんて言いかけた、重力せい…… まさか、ね
燃費の良さは魔力解析、魔導障壁、空力制御の順?」

1708とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 22:59:20 ID:CHL2H6Aw
>>1707
( 混)「HAHAHA、重力制御なんて出来るわけ無いじゃないか!やだなぁ!」

あの、貴方が空中に浮いてるそれは浮遊魔法なんですよね?

( 混)「ま、そんなもんだな。 解析はいいぞー。
     起動しておけば魔力の流れが見えるから、防御が捗る。」

便利なのがまた、腹立つのである。

1709とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 23:04:58 ID:4K3ZpXfo
>>1708
「だ、だよね、重力制御ができるんなら天候を変える魔法も時空を操る魔法もあるってことになるわけだからね」

「(……何も感じないけど多分風の魔法なんだよね、これ)」

目の前を簡単に浮かび上がる魔王を見て、思わず発動させて魔力の流れを確認したい感情に襲われた
危ない、世界の深淵に触るところだった さっきから発狂しそうな奴らを相手にしてたのだ、コレ以上余計のもの見たら帰ってこれなくなりそうだ

1710とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 23:07:11 ID:CHL2H6Aw
>>1709
( 混)「ああ! 時を止める魔女は居ないし雲を斬り裂く奴とか居ないし、重力支配も出来る大魔王とか、居ないから!!」

居ないらしい。居ないんです。
居ないという事にしておこう、何か触れたら色々と問題が起きる気がする。

『――と。  あら、もう終わっちゃったかしら。』

そして、図書館の奥の方から良い香りを漂わせて来たのは、
おとなもーど、の魔女さんだ。

1711とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 23:11:14 ID:4K3ZpXfo
>>1710
「三人共近くにいる…… い、いやいない!今頭のなかでサイコロ転がる音が聞こえた!だからいない!」

心当たりが三者三様にあった、時を止めそうな魔女に心当たりがあるし雲を裂けそうな人物も
重力支配できそうな人もしっていた、ちなみに1d100の結果57

「……… よし、耐えた
ちょうど四肢の使い方と、後残りの部位の機能の説明してもらったところです、魔女さん」

1712とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 23:13:11 ID:CHL2H6Aw
>>1711
「アレは、斬るというより吹き散らすだろう。」
( 混)「結果一緒だべ。」

やめろ、話すんじゃない! 危険だ!
Diceを振ると真実が明らかになってしまう!

『ふぅん。 ――じゃあ今日は帰って休んだ方が良さそうね。』
『あまり連続して使用して、身体に無理をさせてもよくないもの。』

1713とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 23:20:21 ID:4K3ZpXfo
>>1712
「……急に耳鳴りがしたお陰で何の話だか聞こえなかったけど
なんだが頭痛が置き始めたよ」

背筋に立ち上る冷たいもの、ここ最近冷え性になってきた気がする
頭痛を振り払うべく、頭を振ってみる

「え、でも色々準備してたのなら今日使わなかったら無駄になるんじゃ?」

それはちょっと、勿体無い と思うも自分の身体の事は自分が知っている
正直これ以上続けたら倒れそうだ、魔力的にではなく精神的に

1714とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 23:25:31 ID:CHL2H6Aw
>>1713
『おばか。』

ちょん、と指先で鼻を突かれる。
幽霊状態ではないので、柔らかいが少し温かい指先の感触が伝わった。

『教えられる立場の子供が気にするものじゃないわよ? そういう事は。』
『それに準備したものは時間凍結をしておけば良いし――またこんど、ね。』

くす、と微笑んでディフに言い聞かせるように話す魔女。
子供を誂うようで、男を窘めるようで、なんというか、……はい。


( 混)「ああいう事やっから傾国の魔女とか言われて吊るされんだよ。」
「俺もお前もフレディも大概だが、アイツも大概ではあるな。」

1715とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 23:32:44 ID:4K3ZpXfo
>>1714
「あう ……は、はい」

突かれた鼻を、鼻先を赤くして撫でる青年
半魚人4人相手によっぽど精神力を削られたのか我慢する気力も折檻するやる気も出てこない
そして無論後日修羅場ることになるとは想像さえもしていない

「……今日と同じ場所で大丈夫ですよね?日時は?」

1716とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 23:34:46 ID:CHL2H6Aw
>>1715
『よろしい。素直な子は好きよ。』

口元を抑えて、可笑しそうに笑う。
誂われているのではあろうが、解っていてもどうしようもないものもある。

『ええ。そうね……貴方の夕食後、とかで大丈夫よ。』
『確り体力も魔力も、充実させて来なさい。』

1717とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 23:41:22 ID:4K3ZpXfo
>>1716
ぼんやりした頭に魔女の声が心地よく響く
なんだったか、前にもこんなことがあった気がする、精神的に弱っていた時に

いや昔の話だ、今は思い出さなくてもいいはず

「は、はい!わかりました!
今日はとりあえず、ありがとうございました!レイヴェルトさん、魔女さん! 後カオスさん」

1718とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 23:47:45 ID:CHL2H6Aw
>>1717
( 混)「何でアイツ俺にまでお礼言ってるん?」
「言わなきゃ言わないで殺しに掛かるだろうに。」

まぁね、というやりとりが聞こえる。危ない。

『ええ。 それじゃ、またね』

ふりふり、と少女のように手を振ってディフを見送る、魔女。
やばい、破壊力が、ヤバい。

1719とある世界の冒険者:2015/05/21(木) 23:50:33 ID:4K3ZpXfo
>>1718
「(最低限の判断力は残っていてよかった……)」

二人だけにお礼を言って足早に帰ろうとしていたところに、
天啓でも下ったかのように思いついた行動だったが正解だったようだ
危ない危ない

そして精神的に抑える事もできず、魔女に手を振り返し颯爽と去る青年であった

1720とある世界の冒険者:2015/12/10(木) 08:05:30 ID:069nE7RQ
皆さん、オワコン社長をよろぉ〜♪ばんばん見てね♪♪
http://m.youtube.com/channel/UCbc7XPBjep5i25QRnO0J5-A/videos?itct=CAAQhGciEwjequ_n5bDJAhUB2VgKHTEtDds%3D&hl=ja&gl=JP&client=mv-google

http://m.youtube.com/channel/UCkM7vL3osDR15f_jtlq94UQ/videos?itct=CAAQhGciEwjWrLvz5bDJAhUZI1gKHVqECfc%3D&gl=JP&hl=ja&client=mv-google

1721とある世界の冒険者:2017/01/14(土) 23:20:53 ID:zLNDeM6o
( 混)「なんか滅んだっぽいね。」

「よくある話だな。で、どうする?」

『別にどうもしないでしょう、いつも通りよ、いつも通り。』

1722とある世界の冒険者:2017/01/15(日) 00:10:49 ID:SrnCuEkQ


 
 そんな訳でジグザール王国図書館
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


( 混)「そうそう、こんな顔こんな顔……って誰が魔族だよ!一緒にすんなし!魔王だよ!」

かつては知恵を求める学生、術士、狩人達が集まり知識の泉、あるいは憩いの場として知られた王立図書館。
その最奥に天才、”木原”の知識があるとされた神秘の保管庫。

今は朽ち、獣臭すら漂うそのロビーで"いつも通りに"戯れるのは白亜の魔神。

名を混沌、綿製の人形の様な柔らかな感触の白一色の肉体に悪巫山戯の様に顔に彩られた「混」のネオベイ文字。


( 混)「ま、ここまで辿り着けたのなら多少なりとも教えてやるか。 ジャッキーは独自調査で構ってくれんしな。」

( 混)「舞台を回したんだ。 楽しませてくれるなら、俺も端役ぐらいはこなしてやるさ。」

恐らくは、この異常、事態、あるいは現象――あるいは病の何らかを知りうるそのヒトガタは、
"いつもの調子"で、何事もないかのように。 誰も立ち入れぬその場に在った。

1723とある世界の冒険者:2017/01/15(日) 00:16:15 ID:SrnCuEkQ
  ミクルッ
( 混)「……って言っておけば大物感でると思うんだけどさぁ、どう?」


「知らん。」
『アホね。』

――その隣に控えるのは黑衣に大斧、ハットを深く被った2mを越す大男の姿。
そうして、床に届きそうな程に長い金色の髪を一房に纏めた錫杖持つ美しい女の姿であったとか。


【━FO━】

1724とある世界の冒険者:2017/01/21(土) 01:19:06 ID:3A2llGww
 
 そんな訳でジグザール王国図書館
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

( 混)「あ、それロン。」

「……やる事が麻雀では暗躍も何もないな。」
『そもそも三麻の時点で、ねぇ。』



――誰かが来るまで、イベントキャラは基本的に暇である――。

1725エリゼ&ノーライフ・キング:2017/01/21(土) 23:33:38 ID:fplVq9B6

男「――三人で麻雀とは」

女「――なら君が混ざれば良い」

男「――それでは君があぶれてしまう」

女「――私はルールを知らない」

男「――奇遇だ私もだよ」

女「――君は私自身でもあるからね、当然だ」

男女「――――ハッハッハッハ」


――――そしてこのステレオ音声である

1726とある世界の冒険者:2017/01/21(土) 23:37:52 ID:3A2llGww
 
 そんな訳でジグザール王国図書館
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

( 混)「一言で纏めると今回の事件は―――――「病」だ。」

「病。」

『そ。獣の病ね。  発端が誰か、母体が何かは言うまでもなし。』
『要するに、人が足掻いた所で原因そのものをどうこうできるわけではないのよ。』
『可能なのは後処理、後始末、そしてこの獣狩の夜を終わらせることだけ――』


金色の女が指を軽く振るう。
朽ちたロビーの一角が時が巻き戻るかのように、在りし日の美しい姿へと回帰する。

『大国の終わりは人魔ならざる単純明快な脅威。』
『よくある話よね。 ねぇ、カオス。』

( 混)「ファッキンザ・ワールド。」
「ネオベイ語でおk。」

化け物達は語らう。
この場に、「最初の誰か」が来るまでは。

1727エリゼ&ノーライフ・キング:2017/01/22(日) 23:20:41 ID:ZwN5mgDk

男「―――病。」

女「―――君は風邪を引いたことがあるかね?」

男「―――ヒューマンからすればヴァンパイア・ブラッドそのものが病らしいな。」

女「―――成程、つまり我々は生まれつき"病"に冒されているわけだ。」

男「―――気分は悪くないか?頭痛や咳は出ていないかね?」

女「―――いやぁ全く?」

男「―――そう、病は肉体だけに宿るものではない。」

女「―――精神、心、感情、あぁ実に様々な物に宿るね。」

男「―――組織、街、国もまた病に冒される。」

女「―――ヒューマンも生まれつき病に冒されていると言えるんじゃないか?」

男「―――さて"混沌たる者"よ"病"とはいったい何なのだろうな?」

女「―――どこからきて、どこへ向かうのかな?」

何食わぬ顔で、ステレオ音声を繰り出す
2人のノーライフキング…

1728とある世界の冒険者:2017/01/24(火) 07:21:16 ID:8e3.d9rI
 そんな訳でジグザール王国図書館
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

( 混)「暇なんだけど(素)」

「ラスボスムーブはどうした。」

腐臭――が、鬱陶しくなってきた自称大魔王の白亜生物の手によってすっかり清掃された王立図書館ロビー。
地下へと続く階段には魔術的な蓋をしつつ、もう完全にくつろぎムーブだ。

最初に出てきた時のカリスマは見る影もない。
そこにはいつもどおりの白い怪物がいつもどおりにくつろいでいた。

『まだ誰が来るにも時間掛かるわよ、暇なら直接行けばいいじゃない。』
( 混)「それは大物っぽくないからやだ。」

ロビーのソファに寝転がり漫画本を読むその姿は実に大魔王だ。



>>1727
( 混)「とりあえずお前は厨二病だよ。」

身も蓋も無いような言葉と共に投げられるのはにんにく卵黄の空箱。
知るものも多いが、この白いのは基本的に自分の陣営――もとい自分が認めた人外や怪物の類に対してまともに取り合うことはない。

人外の類は弄っても大して面白く無いから、というのが主な理由だ。

『まともに取り合って上げなさいよ、久々の出番なんだから。』
( 混)「いや、ブラッドボーンに吸血鬼いねぇし。クトゥルフ神話になって出なおせ。」
「呼んだか。」


……認めた例外、というのが椅子に腰掛けた金色の長い髪の「魔女」や、黒衣に口元を覆う仮面を付けた2m大の大男の二人だ。
こちらに関しては多少……多少? 人外の類に対してもまともな反応を返す。

1729とある世界の冒険者:2017/01/24(火) 19:36:07 ID:8e3.d9rI
//認めたではなく認めていない、であった。誤字訂正である。

1730エリゼ&ノーライフ・キング:2017/01/24(火) 21:35:57 ID:CTQpRF/k
>>1728

男「海産物に変化する趣味はないな」
女「ふむ、では鳥かごでも頭にかぶるとするか。」

大地の恵みに真心をのせた物が詰まっていた空箱は空を切る…
『いつの間にか』…そばのソファに座っているのだ

女「――いやいやお構いなく、彼は昔からこんな感じだったよ、変わっていない様で何よりだ」
男「つい先程、我らの『鴉』が飛び立った、だが…まだたどり着くには時間がかかるだろう。」

女「誰かが来るまでに、ゴースだかゴスムに語りかけているのも悪くないが」
男「姿形も分からない存在よりも、目の前で認識できる者と語る方が有意義であろう」

女「―――で、皆はこの『騒動』が起こることを『知っていた』のかい?」
男「もしそうだとしたら、どこまで『知って』いるのかな?」

1731とある世界の冒険者:2017/01/24(火) 23:32:52 ID:8e3.d9rI

( 混)「今横山三国志読むので忙しいから後でな。」

会 話 放 棄 。
そして恐らく後になっても会話が続くことはない。
これをネオベイの諺でノ・レーンニウデヲ・シーと呼ぶ。


「……人外相手にまともに取り合わん事が解ってる以上時間の無駄だと思うが。」
『察して上げなさいよ、アレとか私達以外絡むのがいないんだから。』

まともに取り合ってくれる方からはなんだか間違った印象を持たれている。
最初のシリアスはどこにいったのだろうか、いや、この不思議生物+α達にシリアスを求めるのが間違いだったのだろうか。


「で、実際の所どうなんだ、己は流れに乗っただけだ。」
「この状況なら女を襲っても問題にならんのは助かるのでどうこうするつもりないが。」

椅子に座って事態について知らぬ存ぜぬを通すのは黒衣の大男。
傍らには禍々しい意匠で造られた身の丈以上の大戦斧。手に持っているのが官能小説でなければかっこうはついた。


『私は起きた直後から、その原因と解決方法合わせて。』
『とはいえあの坊や達は無事みたいだから何をする気もないけれど。』

カオスの寝転がるソファに座って退屈そうに欠伸を漏らすのは長い金色の髪に紫の方位の絶世の美女だ。
……猫のクッションを抱いて無ければ完璧だったろう。


( 混)「今良い所だから。」

そして大魔王(自称)はキャッチボールどころかドッジボールすら拒否している。
なんだこいつ。

1732鴉羽の狩人:2017/01/25(水) 00:02:50 ID:5puEs1Fw

女「ふむ、では仕方がない」
男「読書中の邪魔をしては悪いな」

女「―――では、そちらの殿方にざっくりと伝えよう」
男「王都に封印されし"禁忌の獣"が解き放たr―――」
女「ざっくりまとめるとだね、目覚めてはいけない存在が目覚めた
  それはずっっと昔から『此処』によって封印されていた
  私達は今、その腹の上でこうして談笑中なわけだよ」

対してこちらは、夜の王族めいた服を、着込んだ二人は優雅な座り方
口調がもっと丁寧なら完璧だった。

男「まぁ――我々はそれが目覚めることを待っていたのだがな…」
女「おっとそれを今言ってしまうのかい――おっと…」

と、女のほうが指を立てた直後

地震のような地響きが鳴り始めた。
といっても、非常に小さい…せいぜい揺れやすいものが少し揺れる程度

女「舞台が動いた様だ。」
男「今頃は空の旅か。」

――――化け物の怪談は続く

1733とある世界の冒険者:2017/01/25(水) 00:14:23 ID:kSOgnUNk

「なんだ、よくある話だな。」
「ヤーナムや、ロスリックの火継と変わらん。」

良くはないとは思うが――少なくとも此の場に居る悠に千を超える年代を生きる物の怪共にとってはよくある話らしい。
こんな事態がそうあっては色々と問題な気もするが。

『そう、よくある話よ。』
『国が翔ぶのも、空の色が変わるのも、人が獣に転じるのも。』
『なんならこうやって談笑しあう怪物達が物語の結びには人によって斃されるのも――』
『本当に、よくある繰り返し。』

身体をソファに預けクッションを抱いて笑う魔女。
揺れにも、出来事にも、特段だれも驚かないのは既知の事象であるからか――。


( 混)「で、誰がアンデルセン役?名無しおらんけど。」
『……こっちがまともな空気に戻そうとしてるんだからメタネタを入れるんじゃないわよ。』

1734Nosferatu:2017/03/02(木) 01:16:35 ID:vYSvf33Q
男「今しがた確認してきたが…」
女「我々の飛び立った鴉が、地下水路に入ったみたいだな。」

フッと現れた、二人の不死者の王
この二人はいつもこうだ、どこかに現れたと思えばすぐに消え
また再び現れる、まるで最初からそこに居たかのように…だ。

男「何故かって?…我々は何処にでもいるし―――」
女「―――何処にでもいないからさ。」

女「不死身の鱗獣…に獣たちのワルツ…ふむ学び舎では獣狩りの体験授業といった所かな。」
男「流石はジグザールの学び舎、この惨状の中では最も被害が少ないのではないか?」
女「王立だけある、勇敢で明晰な生徒たちだ。」

こしらえたソファーへと腰をかける。
手にはいつのまにか、重たい年季を思わせるワイン瓶と金の装飾がはいった5つのワイングラス
…金色の魔女、大男…そして( 混)の分も含まれているのだ。

男「1杯どうかね?せっかくの獣狩りの夜だ…

  『時間を『指揮』する魔女』
  『獣慾(じゅうよく)をつかさどる豪勇の士』

  そして我ら『吸血の不死王』
  『 ヴラドミア・ノスフェラトゥ 』に―――』

女「―――その王女
   エリザベート・ノスフェラトゥ 』に加え

  『 混沌の魔王 』が集う事があるなんて、そうそうあるまいよ」

ノスフェラトゥのヴラドミアとエリザベート
それは太古の昔、大陸を牛耳ったと言われる古代の真祖吸血鬼の王

エリザベート「いやー、真名を明かすのは久しぶりだよ…ま、仰々しいのも面倒だしね―――」

ワインのコルク栓を爪のみで明け、グラスに注ぎ始める
血を固めたルビーのような、濃厚な色とそれに負けぬ芳香な香りを振りまく

       「――――1杯やろうよカオス君、塩対応ばかりじゃ寂しいってば。」

吸血鬼の王女はヒラヒラと手を振りながら、酒に誘うのであった。

1735とある世界の冒険者:2017/03/02(木) 09:05:41 ID:.4SG9xuk


( 混)「いや、トマトジュース同盟と一緒にされるとか不愉快極まりないんだけど。」

塩。

「付き合ってやればいいだろうに、どうせ暇だろう。」
( 混)「スパロボで忙しいねん。」

会話のキャッチボールが成立していない、そう、会話のドッチボールだ。
だってソファに寝転がって何かピコピコやってらっしゃるもの。

というか少し目を話してる内にソファに加えて魔力加湿器などの快適グッズが配備されているもの。
>>1726辺りのカリスマはどこへやら、そこにはソファに寝転がり頭に白猫を乗せてぴこぴこやってるいつもの白いのが居た。

なんだったら手を伸ばした先のテーブルにフィッシュ・アンド・チップスとコーラが置いてある怠惰っぷりだ。
この大魔王、一体何をしに来たのか。 空気をぶち壊しに来たのだろう「にゃー。」か。


『……えーと、ごめんなさいね? どうも、飽きて来たみたいで。』
『魔女の方で良ければ付き合いはするけれど……。』

唯一不死者達に対し「まとも」な対応をするのは金髪の魔女、時を操る神代の魔導師だ。
もっともこの女も先程まで猫のクッション抱いて寝てたのでカリスマは若干BREAKされているが。

1736Nosferatu:2017/03/07(火) 20:51:34 ID:KhmcFitU
>>1735

エリゼ「がーんだな…出鼻をくじかれた。」
ヴラド「"ノスフェラトゥ"に対しトマトジュース同盟とは…クックック」

エリゼ「では、仕方がない…そちらの品行方正な魔女の相手をするとしよう。」
ヴラド「どれ、私は"すぱろぼ"とやらを拝見するか…ふむ。」

そして完成した布陣は
混沌魔王がプレイするスパロボをノーライフキングと大男が見物し
残った女性陣二人が、お酒飲んで談笑する形。

とんだ小隊編成である、フォーメーションは何になるのやら。

エリゼ「いやー嬉しいよ、なにせ真名を明かしてこの世に現れるのは久方ぶりでね。」

真紅色のワインは、イメージ通り豊かでむせ返るような濃厚さだ
何百年の眠りから覚め、新鮮な空気に触れてムラムラと立つ芳香な香り
そして重厚すぎるこの味わい、舌が快感で痺れてくるのだ…まるで『獣』が『血』を得たかの様に。
塩辛い肴には酒が欲しくなるが、これは酒を呑むための酒が欲しくなる…そんな味だ。

エリゼ「ヴァンパイア・ローズって言う銘柄なんだがね…『人外連中』がその『長寿』を活かして仕込むんだ。
    血を舐めた時の感覚と似ているよ…私はこれが大好きなんだ。」

当のご本人はご満悦
さて、時空を操る魔女の口にはいかがかな?

エリゼ「しかし、私が疑問なのは『君』が全く動かないことなんだよ
    その気になれば、この『騒動』を『なかった事』にすらできるのだろう?」

グラスを揺らし、香りを振りまきながらエリゼが1つの訪ね事。
彼女の力を持ってすれば、『獣狩りの夜』を防ぐ…それどころか
例の3人を…止める事だってできるのだろう。

エリゼ「まぁ『原因』そのものを…となると、無理かなとは思うんだけどね。」

1737とある世界の冒険者:2017/03/17(金) 23:58:03 ID:oVC9pT52

( 混)「”ノスフェラトゥ”? くだらんくだらん、本物になって出直して来い。」

「とは言うが、お前基準だとお前と後一人ぐらいしかおらんだろうに。」

手元にある謎の端末を除けば、能力表示らしき所にあら不思議。
たくさんの9の数字が……これは所謂「ずる」ではないのだろうか?

( 混)「失敬だな、一応お前等に関しては俺認可だぞ。」
「喜べん。」

具体的にはチート、的な。


『ふぅん……?』
『悪くない味だけれど、私には少し刺激が強すぎるかしら。』

くい、と少しずつ飲んでは飲み進めていく。

『私はやっぱり、「人」が造るお酒が好きね。』
『私達や、貴方達にはない「あたたかみ」があるもの。』

お気には召したようではあるものの、魔女の目線は「人」寄りだ。
言ってしまえば吸血姫を名乗る彼女等より、余程あの白亜の混沌に近いひとでなしであるのだが――


『うん? そうね、できはするけれど――きっと、することはないでしょうね。』

口元に小さく笑みを浮かべる魔女は、その瞳を細め金糸の髪を僅かに揺らす。

『だって、それは意味のないことだもの。』

『既にあの三人に「繋がっていたヒト」は居ない。』

『だから、時間だけを巻き戻した所で世界と、物語と、「あなた」にとって都合のいい役を与えられた人形でしかない。』

『それに戻した所で、別の――もっと根本的な部分で忘却される世界。』

その目は何を見ているのか、その唇は何を語っているのか。

『だったら、泡沫の夢ぐらいは見せてあげなくちゃ。』
『……少し、嫌味っぽくなっちゃったかしら? こういう物知り顔はカオスの役目なんだけれど――』



( 混)「あっマジンガー落ちた。」
「何故。」

『アレだものねぇ。』

1738「分岐点」:2017/03/18(土) 22:34:34 ID:jywA7ei2
>>1737

「だから事前に下がらせておくべきだと…―――む。」

白亜の混沌の遊戯に付き合っていた、吸血王…ヴラドミア・ノスフェラトゥが顔を上げる。
正確には、かすかなマナ反応を肌で感じ取っただけなのだが…それはこの場にいる全員が同様に察知できているだろう。
糸を這うようなマナ反応と空間転移…これはポータルが起動した証だ。

『…泡沫の夢、か。』

『いやいや、君がこだわる理由が分かったよ―――まぁ私達二人にとっては
 どちらでも「都合」が良いんだけどね…』

陶器のように青白い、気品のある顔とは裏腹に、コロコロと笑う

『だって"巻き戻した"所で"原因"は防げな…―――おっと』

そう言って、ワインの瓶を手にとった所で…吸血王女エリザベート・ノスフェラトゥも顔を上げた。

『失礼、お話はいったんお休みだね―――――"来たよ"』

ワイングラスをサイドテーブルへ置くと、白亜の混沌の方へ声をかける

「白亜の混沌よ―――お愉しみの所すまないが―――『さぁさ、カオス君!カオス君!すぱろぼも良いけど、お客さんが来たよ!』

 ----------

1739「分岐点」:2017/03/18(土) 22:34:52 ID:jywA7ei2
 ----------




王 立 図 書 館 メ イ ン ロ ビ ー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




 ----------

人々は其処をこう呼ぶ

ある魔術師は王都の知識が集まる場所…と
ある屈強な冒険者は最難関のダンジョン…と
ある獣人は、化物のたまり場…と

その後…誰もがこう付け加える

木原の叡智がそこにある…と。


天井を見る…まるで塔の中を見上げるかのように遠い天井
空間魔法である、図書館そのものが異空間なのだ。

続いて、皆の眼前に広がる、城壁ほどもありそうな巨大な本棚
その1つ1つに膨大な書籍が収められている…魔導書…技術書…呪いの本…はてはよくわからない物まで
そんな本棚が数え切れないほど広がっている…はては空中に浮かんでいるものも…

王立図書館…それが此処だ。

「…ラピュセル、あの半魚人は一人にして良かったのか?」
『…手を貸してやりたいが、我々とは目的が異なる…仕方あるまい』

鴉の姿見を倣った狩装束に目元まで覆うフェイスマスク
全身黒ずくめ…右手には可変式の刃、左手には重厚な二連装式の散弾銃。

"レイヴン"これがこの銃士…否、狩人の名だ。

その隣に立つ
収穫前の稲穂の様に揺らめき煌めく金の長髪と雄大な天空を思わせる碧眼が特徴的な乙女。
古風な鎧を身に纏い、片手にはただならぬ雰囲気を持つ槍

ドン・キホーテ・デ・ラ・ピュセル・ドルレアン…神話の間の子、それが乙女の名だ。

そして、もう一人の若い青年。
王都の軽装鎧に身を包む彼の名は…アルス・ストラグル
もっとも、現在は気を失い先の乙女の片肩に担がれているが…

「"シャーク"…ついたぞ、奴らも居るようだ。」

狩人が、相棒に声をかけた――――――

1740とある世界の冒険者:2017/03/18(土) 22:53:10 ID:4tsVLIkM
>>1739

「ここが……王立図書館……」


図書館という異空間の存在
魔導所から呪いの書によくわからない物の書物まで様々な物がある

――「…ラピュセル、あの半魚人は一人にして良かったのか?」
――『…手を貸してやりたいが、我々とは目的が異なる…仕方あるまい』

「あれだけの能力の使い手だ、上手く生き残るだろう」

レイヴンと同じく黒ずくめの衣装だが、何処かカジュアルとしての機能がある服装
背中には4タロウスライフル
手には2タロウス・マクシミリアンリボルバーライフル。

シャキン――シャークと呼ばれる人物はレイヴンとラピュセルの最中を護る様に後方を警戒しつている

何せ此処はダンジョンでもある場所なのだ。警戒して損は無いであろう

――「"シャーク"…ついたぞ、奴らも居るようだ。」

「そうか……慎重に行かないとな」
文字通り、これが天王山とも呼べる場所なのだ

1741とある世界の冒険者:2017/03/19(日) 00:44:55 ID:uYeBF0Ko


――図書館の奥から声が聞こえてくる――

――図書館の奥から、不気味な声が聞こえてくる――

――地の底から響くようなその声は――





( 混)「――アーアーアーアーアーアーアーアーー!!!」

――ターザンに似ていた。

そう、何処からから現れた白亜の大魔王が背負われていた青年――
アルスを何故か天井からぶら下がっている蔦らしきものを利用したターザンジャンプで奪い去る。

そう、ここは王立図書館ジャングル。 モンキー達のパラダイス。
こいつ等がメインに絡んだ時点でシリアスさんは死んだのだ。


( 混)「シリアスの葬式の時間だオラァン!!オラッ、起きろ騎士牴牾がッ!!」
「ふぉぅっ!?」

そして回復魔法――恐らく極めて高位のもの――を掛けられた上で床に放り投げられ起床する騎士。
あら不思議、その傷は立処に治っていた。


( 混)「ダークソウルやブラッドボーンやってんじゃねぇ!!フロムは呼んでねぇんだよ、フロムは!!」

そして大魔王は蔦から飛び降り空中で賛歌移転して優雅に着地、間違いない、これは審査員も10点をプレゼントだ。


( 混)「ガストとかー!日本一とかー!そういうものがー!好きだからー!!!」

<ぷっ>

( 混)「速く終わらせて元の王都に戻しとけよな!!ぺっ!!!」

そして何処からか湧いたぷにぷにをサッカーボールのように蹴り飛ばして大魔王は去っていく。



「……え……何……えっ?」

残されたのは傷が治った上で放置された困惑する騎士の姿だった。

1742「分岐点1/2」:2017/03/19(日) 11:49:46 ID:5OoT7JDw
>>1740
>>1741

地獄の底から響いてくる声、それが図書館のロビー全体に響き渡る

「―――奴だ。」

思わず身構えるレイヴン、まぁ白亜の混沌に対しては何の意味もないのだが…
事実、目の前に飛び込んできたのは―――

《 ――アーアーアーアーアーアーアーアーー!!! 》

――――白亜の混沌…もとい混沌の野生児
半裸どころか全裸だし、そもそも図書館に蔦が張っているのも意味がわからない、どこから持ってきたんだそれ。

「―――ッ!カオス!お前には聞きたいことが山ほど―――うぉ!?」
『―――しまった!』

思わず怒鳴りつけるが、そうこうしている間に掻っ払われるアルス…それも一瞬のうちに
そして、瞬きをする間に一瞬で治療され傍に立つ騎士…

「相変わらず滅茶苦茶だッ―――!!!」
『一瞬で治療を―――』

この所業こそ『混沌』と呼ばれる所以である、文字通り場の雰囲気をあらゆる意味で彼一色に染めるのだ
真剣な空気であれ真摯な雰囲気であれ、一瞬で『混沌』へと叩き込む
だから人は口々にこう呼ぶ――――――

――――『カオス』と

「クソッ!もう何処かに行きやがっt―――ってあぶね!」

翼君もびっくりのぷにぷにシュートを屈んで避けるレイヴン

《ベシャァ!!》

炸裂音と共に、背後の本棚に直撃するぷにぷ
…水風船を壁にぶつけるとあんな感じになる。

そして目の前に残された、アルス・ストラグル
当然、矛先は彼に向かうわけで…

「…生きてるな?地下水路で行き倒れのお前を此処まで運んだんだ。」

アルスの眼前に立つのは黒ずくめの狩人
この声には聞き覚えがあるだろう…いつも酒場バッカスで銃器を触っていた男だ。
直接的な関係は無いが、王都屈指の硝煙狂いとしてもっぱらの噂だった。

《『―――いやはや、驚いた。』》
《『声をかけた時には、もう居ないんだからさ―――まさに"混沌"だ』》

そして背後から聞こえてくる男女の声―――

1743「分岐点2/2」:2017/03/19(日) 11:50:06 ID:5OoT7JDw
―――奥から歩み寄る、二人の男女
高貴な振る舞いに、夜の眷属に倣った貴人の服装
病的な白い肌に、笑顔から漏れる犬歯はノーライフキングの証…
レイヴン…彼が吸血病に冒された時に顕現した、二種類の姿見。

何故か分離したその二人…我々に《手紙》を出した張本人だ。

ヴラド『やぁ、アルス君―――久方ぶりだな。怪我の具合はどうかね?』
エリゼ『長旅だったろう?――――立ち話もなんだから腰を据えて話そうじゃないか?』

「…だとさ、とりあえず座るとしよう。」

不快な表情を目に浮かばせながら、しぶしぶとソファーへと向かうレイヴン。
この規格外連中に対しては、抵抗したところで無駄なのだ…

「幸いにも、聞きたいことは山ほどあるからな。」

1744「ラピュセル」『?』:2017/03/19(日) 22:43:14 ID:Qxk3QEww
「…」

此処に来てめまぐるしく変わる状況に若干ついて行けていない乙女。

『ほうほう、面白い展開じゃて』
「!?」
『おっと、すまぬな物語の子よ。ちょいと気配があったのでのう』
「……どちら様で」
『ん?あやつの記憶もちぃとは混じっておろうに?』
「ああ…ではお久しぶりです、と返すべきでしょうか』

そして混沌の好き勝手に乗じてこっそりと現れたのは、
裸足で色褪せた茶のローブを纏う伸び放題な灰色髪の少女だった。

1745とある世界の冒険者:2017/03/19(日) 22:45:57 ID:nqMBHOYU
>>1743

そっと胸ポケットにしまっておいた大切な煙草を口にくわえ火をつける

「なぁ、今のは一体なんだ?」

カオスに対しての感想を煙と共に吐き出す

「取り敢えず若騎士も無事そうだな」

全くもってあの存在はでたらめも良いとこである。此方の問題を解決して何処かに消えた

〜〜この混乱具合はWoTでティガ―がチトにやられた時ぐらいの混沌である

ウラドとエリゼを見つめる

ノーライフキング――吸血鬼が二体。それもガンナーから剥離したような存在

そして語り部

――『やぁ、アルス君―――久方ぶりだな。怪我の具合はどうかね?』
――『長旅だったろう?――――立ち話もなんだから腰を据えて話そうじゃないか?』

――「…だとさ、とりあえず座るとしよう。」

「そうするか」
煙草を消して椅子に腰を掛ける

1746日暮渡見:2017/03/19(日) 22:54:48 ID:RRwi32/w
「・・・・・・ふふ」

落ち着きなく肩ほどまである髪を弄りながら、白衣の男が淡い笑みを浮かべる。その視線の先にあるのは、腰ほどまでの高さがある巨大な蜘蛛型の機械だった。

「苦労した・・・実に苦労したよ。今までは『ロビーで静かに』というルールのせいで大型のものは持ち込めなかったが・・・この静音性ならば問題は無い」

よく聞けば微かなモーター音はするものの、殆ど音を立てずにスルスルと動き回る巨大蜘蛛。確かに煩くはないのだが、静かすぎて不気味だった。
研究に足る素材が手に入るかは分からないが、とりあえずは簡単らしいAの入口へと進むことにする。

1747日暮渡見:2017/03/19(日) 23:15:02 ID:RRwi32/w
>>1746
入ってから少しして、魔物らしき何かと遭遇した。この国は種族が入り交じりすぎていて、見た目だけで敵味方を判断するのが非常に難しい。

「・・・言葉は分かるか?」

念のため話しかけてみるが、何の反応も示さずに飛びかかってきたので全長30cm程の蜘蛛型機械を3機ほど出して応戦する。指示しなくても勝手に働いてくれる機械というのはいいものだ。ちなみに大型マシンの役割は小型マシンを大量に輸送することである。大型も戦えなくはないが、ダンジョンの通路では小回りの効くサイズの方が扱いやすい。
とは言え、小型の機械では馬力が足りずに殺すことは難しい。押さえ込んでいるうちに銃で撃って息の根を止めておく。

「しかし、ゴブリンを抑え込むので精一杯か・・・子蜘蛛にも銃撃機能を持たせた方がいいのかもしれんな」

ゴブリンの死体を前に考え込んでいると、数匹のゴブリンがこちらを覗き込んでいるのを見つけた。何やらゲギャゲギャ言っているが、それが奴らの言語なのだろうか。

「・・・血の匂いで見つかったか」

呟き、銃を向けて発砲。2匹が弾を受けて倒れたが、残りがこちらに向かってくる。

「・・・やれ、《アサシン》」
『御意』

応じたのは大型の蜘蛛。胴体から10を超える数の機械が現れ、ゴブリンを抑え込んでいく。
その間に銃弾を込め直す。あまり自分で戦うのは得意ではないのだが、これ以上のサイズの機械では静音性の確保が難しかったので致し方ない。1匹ずつ撃ち殺していく。

1748日暮渡見:2017/03/19(日) 23:23:24 ID:RRwi32/w
>>1747
このままここでモタモタしているとゴブリンが無限に湧いてくるので早々に移動する。死体は壁を爆破して作った穴に叩き込んで埋めた。そのうち赤い花でも咲くのではないだろうか。
別にダンジョンを今日中にクリアしなければならないわけでもないのでそのままロビーへと戻った。歩くのが面倒だったのでアサシンの上に乗せてもらっている。

そのまま本を何冊か取って読み始める。空気を読んだアサシンがゆっくりと広いスペースに移動した。気配りのできる機械である。発明者とは大違いだった。

1749とある世界の冒険者:2017/03/20(月) 01:20:17 ID:R7hHyuAM


「と……――大丈夫です、ありがとうございます。」
「今のは――」

投げ捨てられては起き上がり、頭を振って意識をハッキリさせる騎士。
その姿、鎧、武器に既に一切の傷はなかった。 ……魔王の底知れなさが伺える。

「他の方も、すみません。」
「民間の方にご迷惑を。」

一先ずはレイヴン、シャキン、そしてラピュセルたちに謝辞を。
次いで装備を確認し、掛けられた声に振り返る。



「…脅威指定災害――ノーライフキング。」
「今回の件は、貴方達ですか?」


言葉に――座らず。警戒を表して立ったまま。
……騎士にとって、彼らは「怪物」足り得ない。

何故なら、もっと、もっと恐ろしいものを知っているからだ。








【物陰】
( 混)「俺とかね。」
<何故隠れとるんだ俺達は。>
『そこはホラ、空気を邪魔しちゃ悪いじゃない。折角の演劇だもの。』

1750「分岐点1/3」:2017/03/22(水) 21:18:55 ID:ZO3rhkDQ
「―――アレが奴だよ、毎度のこと意味がわからん。」

シャキンへとカオスに対しての感想を吐き出す。
呆れ半分、残りの半分は疑問
何故あんなのがこの世に存在しているのか―――というシンプルな疑問だ。

「―――まぁ、積もる話は奴らと話そう…お前にも聞きたいことがある。」

謝辞を述べられたアルスに目配せをし、ソファーへ腰掛けた―――

1751「分岐点2/3」:2017/03/22(水) 21:19:20 ID:ZO3rhkDQ
ロビーのソファに腰をかけた面子の目の前に広がる
サイドテーブルの上に置かれた葉巻、幾つかの酒とグラスが置かれ、さながら酒の席の様だ
それを見る我々と対峙するように、二人の不死王が腰をかける
君たちを見つめる瞳は血のように紅い、紅い紅い血に飢えた人外の瞳だ。

『"脅威指定災害"御大層なカテゴリー分けだ』
『さしずめ"白亜の混沌"と比べてそう思ったのだろう?彼と一緒にされては困る。』

ヴラドミアが口を開くと同時に、物陰に隠れている( 混)を指差す

『まぁまぁ――――人に理解しろという方が無茶さ、すまないねアルス君
 吸血鬼っていうのは、血が長くなれば長くなるほど気難しくなるものなんだ。』

間に割って入るエリザベート
高貴な外見とは裏腹にその声色はどこか馴れ馴れしい
不服そうなヴラドを静止しつつ、話を続ける

『さて、質問に答えよう。
 今回の件、つまり獣の病だがね…私達は"原因"じゃないよ―――ただ…いつか起こるだろうなと思ってはいたし、その"恩賜"にも預かった。』

犬歯をちらつかせた吸血鬼スマイルをしながら答えるエリザベート
ニコニコ笑顔が癪に障るが、続けて喋り出す

『原因が知りたいならその3人に聞くと良い――――そうだろう探索者達よ?』

紅い視線がシャキン、レイヴン、ラピュセルとその傍に立つ
裸足で色褪せた茶のローブを纏う伸び放題な灰色髪の少女に向けられる。

『一人増えているではないか。』

ヴラド卿、迫真のツッコミ

1752「分岐点3/3」:2017/03/22(水) 21:20:25 ID:ZO3rhkDQ
「アルス…よく聞け
 あいつら曰く、今回の騒動は――――」

椅子に座ったレイヴンがアルスに神妙な顔つきで喋り始める。
その直後に、耳に入る名は

「――――ドクオ、ネームレス、ジャック…その3人が原因だそうだ。」

君がよく知るであろう者達の名だった。

「俺は奴らとはあまり関係がなかった…何か知っているなら話してくれ。」

そう尋ねるレイヴンの声色には、多少の困惑があった
冒険者たちの中では彼らの活躍を聞いて、"英雄"と呼ぶ者もいる…
そんな彼ら達が"獣の病"の原因とは思えない…そう言いたげだ

「俺達は、なんとしても真相を暴かなくちゃいけない…そう決めたからな。」

しかし最後の言葉だけは、確固たる意思が篭っていた。

1753騎士と混沌「1/2」:2017/03/22(水) 21:51:31 ID:PBenrSDw


――『"脅威指定災害"御大層なカテゴリー分けだ』
   『さしずめ"白亜の混沌"と比べてそう思ったのだろう?彼と一緒にされては困る。』

――『"脅威指定災害"御大層なカテゴリー分けだ』
   『さしずめ"白亜の混沌"と比べてそう思ったのだろう?彼と一緒にされては困る。』

「一緒にした気はありませんよ、「カオスさんはこんな回りくどい事はしない。」
「やるんだったらもっと単純に――街に星を落とす、ぐらいの事をする。」

【警戒は緩めぬまま、然し肩に力が入っているわけでもない様子。
エリザベートが割って入れば、謝罪の言葉に小さく首を横に振り】


「3人――」

【レイヴン、シャキン、ラ・ピュセル。
王都ではある程度顔が広いと自負するアルスだが、――この三人は、確か初めて見る。
ただ、自分を助けてくれた事、相対する相手という事もあり悪人とは想わず】

――「――――ドクオ、ネームレス、ジャック…その3人が原因だそうだ。」


「……。」

【言葉に少しだけ考える様子を見せ、口元に手を当てる】
【ただ思考の中で直ぐに答えが出たか、レイヴンの方を向いて】


「自分もドクオさんとネームレスさんと、直接会った事はありません。」
「二人に関しては、ゼオさんとカオスさん……それと桜さんという人から話だけ。」

【ただ、と一度言葉を置いて】


「俺が”八卦武装”を使えてる以上ゼオさんが「敵」って事は考えにくいと思います。」

【そう言ってレイヴンに見せるのは人差し指に付けた七色の輝きを放つ指輪】
【何か、魔力を秘めた道具にも見えるが】


「――これは”八卦武器の使用顕現”。」
「ゼオさんの仲間で、武器で、相棒の八卦の皆さんの召喚権と使用権を示す指輪です。」

【そうして召喚するのは、風の魔力を持つ翠の文様が刻まれた直刀(日本刀)】
【レプリカではなく、正真正銘の、ゼオ・ウッドフィールドがつくりし八卦ゴーレム武装だ】

1754騎士と混沌「2/2」:2017/03/22(水) 21:57:19 ID:PBenrSDw

【IN THE 物陰】

<――だ、そうだが、どうなんだカオス。>

ご丁寧にバカには見えない認識阻害の魔術を掛けて談笑を続ける魔王、魔女、黒衣の大男。
白亜の魔王と呼ばれる混沌であれば事の1から10までを知っていそうなものだ。


( 混)「少なくとも名無しと暁の方は「中身」との接続切れてるしな、役者として選出された以上は"ガンナー"の駒だ」

聞き慣れた――聞き慣れない名称で持論を語る魔王。
何故かその両手にはパイ……え、パイ?

『どちらにしろ、私達は干渉しない。』
『それでたとえどういう結果になっても、ね。』

<……詰まらん舞台だな。>

( 混)「とりあえず俺はあの吸血姫がシリアスな事言おうとしたらテレポート使って奴の顔にパイぶつけてくるわ。」


シリアスぶち壊し予定。

1755「分岐点1/3」:2017/04/01(土) 21:18:54 ID:WksQa8S2
ゼオ・ウッドフィールドは敵ではない。

 木原の助手であるゼオが敵ならば、真っ先に八卦の使用権限を、停止するだろう。
だが、アルス・ストラグルは、八卦型ゴーレム武装が顕現できている。
したがって、彼が敵ではないと予想するのが、当然の帰結だ。
……もしくは、初めから関わっていないか。
そもそも、木原の助手というだけで、獣狩の騒動に関係している、とは限らないのだ。

 浪費するだけの時間が続く、白亜の混沌達は、まともな干渉を見せないし
吸血王の二人は、笑みこそ浮かべているものの、その視線は、皆を見定めている様だ。
沈黙が、どれほど続いただろうか、根を上げたレイヴンが、一声をあげる。

「――――話を整理しよう
 アルス、君の【八卦】とやらが使えているのなら、ゼオは敵ではない…と、言うことは、奴に協力を仰げる可能性があるって事だな。」

  たとえ"騒動"に関係が無くても、ゼオ自身は、敵ではない。
 ゴシップ等では、気難しい人とされているが、彼は人間。
 協力を仰ぐなら、カオスな人外達よりも、安全で、話も通じるだろう。
レイヴンは、そう考えた。

 『それは、ゼオに会いに行くって事でいいのかな?』

 笑みを浮かべていた、エリザベートが口を開く。
顔に浮かべる表情は、しめしめ、と言わんばかりだ。ようするに予想通り。
黒い手袋の上から、細い手を鳴らす。

『――――語り部君、皆に例のものを』
『はい、かしこまりましタ!!』

----------------------

1756「分岐点2/3」:2017/04/01(土) 21:19:18 ID:WksQa8S2
『あぁ残念至極、無念千万、残念無念!!白亜の混沌様は、この騒動にご興味がなさらないご様子。』

 嫌味ったらしい、声を響かせる、語り部…もとい贋作。
悪どい商人の様に手を揉みながら、4人の前へ現れる。
仮面の下は、どんな表情をしているのだうか。

『白亜の混沌様の気を引けないのであれば、木原氏のご助手、そしてアルス様のお知り合いでもある
 ゼオ・ウッドフィールド様へ、ご協力をお願いするのは、至極全うでございます。
 その明晰な頭脳、ワタクシ感服いたしております!!いやいや本当ございますよ!?』
「少なくとも、バカにしている事は分かったよ、語り部。
 吸血女も乗り気、加えてお前が出てきたって事は、このルートが当たりって事で、いいんだな?」

 不機嫌そうな目を浮かべるレイヴン。シャキン、ラピュセル・アルスの三人からは
散弾銃のトリガーに、指をかけているのが見える。撃つなよ。

『ホホッ とんでもこざいません!! ささっ、エリザベート様から承った品は、こちらでございます!!』

 懐から取り出された、木製の宝石箱。
ぱかりと蓋をあけると、幾つかの指輪が並んでいる。それらは、アルスが良く知る、八卦によって作られた物。
レプリカではない、正真正銘の、ゼオ・ウッドフィールドがつくりし正規の物に見える。

『こちら、ゼオ・ウッドフィールド氏が作られました、アーティファクトにございます。贋作なんかではございません、正規品ですよ!!
指輪の地図、とでも申し上げましょうか…こちらを身に着けて頂きますと

 『組織』 の 『城』 へ

  ご案内致します!!ええ、はいドクオ様、ジャック様、ネームレス様達がいらっしゃった『組織』の『城』でございますよ!!』
 
『ゼオ氏には、話を通してあるよ…今、彼は"其処"にいる。もし行くのであれば身に着けていくといい…
 もっとも、身につけなくてはいけないんだけどね。なにしろ『組織』の連中は、目的も不明、規模も不明
 ダミールートや偽造の拠点も多くて、とてもじゃないけど『指輪』無しじゃ、見つけられないんだ――』

  …この騒動に繋がるとされた「組織」の「城」
とりわけ例の三人が関わっていたとされる場所だ…実際、規模や目的はまったくの不明。
王都のゴシップでも、その尾ひれすらつかめていない、謎の組織。
そして、その場所にゼオが居る、というのだ。

「…皆、どうする?あの白亜の混沌に、もう少し頼み込んでみるか?
 俺としては、指輪をもらってさっさと進む方が、得策かと思うんだがな。」

----------------------

1757「分岐点3/3」:2017/04/01(土) 21:19:38 ID:WksQa8S2
【IN THE 物陰】

『あのー本当にやるんですか?無駄だと思うんですがねぇ…』

パイを構える白亜の混沌
その横で、せっせとパイをこしらえる贋作。語り部だし、分裂とかできるんでしょう、多分。

『あのおふた方、あなたの知ってる時の二人とは、違うみたいなんですよねぇ
 いくら白亜の大魔王様とはいえ、"パイをあてる"のは、無理かと思うんですが。』

そしてラストのパイを作り終える、いわゆるパイ投げの用なので、紙皿にクリームを盛っただけ。
いつでも準備オッケー、テレキネシスでもテレポートでも使って、1Fの猶予もない、パイマシンガンができる。いまならスレでの査定も不要。

『お言葉ですが、ガンナー様"ご本人"は"駒"として使うつもりは無いとおっしゃっていましたよ
 "中身"の方が、戻ってきてくれるのが一番良いと、いつもぼやいておりました。』

1758「ラピュセル」『?』:2017/04/01(土) 21:54:45 ID:t7J2YxNc
「私は先に進むのがいいと思う」

ふむ、と暫し考え込む乙女はそう結論を出した。
出たとこ勝負が続きそうであるが事前準備など出来る情報もない、ならば進めるところまで進むしかない。

『おう、気張って行くがよい』
「…ええと、一緒に?」
『いんや、ワシにも色々やることがあるでな?とりあえずコレを持っていくとよいぞ』
「ん…?」

そうして一冊の鍵がかかった分厚い本を手渡される乙女。
それに触った瞬間、本が粒子となって散り、乙女へと吸い込まれるようにして消えた。

「…ええと」
『ほっほっほ、まあ、今は未だ理解できんじゃろが…じゃあの』

不意に現れたソレは又不意に去っていった。

1759とある世界の冒険者:2017/04/01(土) 22:02:37 ID:HpWxemK2
>>1756

「……何も頼まない方が良いだろう」

語り部と良い白亜の混沌といい、この手のトリックスターは如何も苦手である
なぜなら何処までが本当でどこまでが嘘か分からないからだ

分からないのならば、最低限の情報だけで行動すればいい

余計に事を考えては、それこそ混沌に浸食されるからだ


――『組織』 の 『城』

――指輪無しではみつからない

馬鹿げた組織だ。
城を所有し運用でき、人員や規模に目的も不明。更にその支援者の名前


そして、それをたったイエローペーパーが流す噂で終わらせる隠蔽率。


小国より――下手をしたら中堅国家並みの力がある組織

やっかいな事だと頭を悩ませる

1760騎士と混沌:2017/04/01(土) 22:12:38 ID:r3RjcaRY


「……。」

――踊らされている感覚がある。

何に? "この場の全てに”だ。
以前混沌の王に聞いた"なるようにしかならないクソみたいな吟遊野郎の筋書き"――要するに運命の収束、それを感じる。

「(けど。)

「行きましょう。」
「ここに居ても何も変わらないなら、俺は動いて少しでも誰かを守る事を選びたい。」

やることは変わらない。
アルス・ストラグルという男がやる事は「騎士」としての。 「人間」としてのあり方を全う事だ。


……ゼオとその仲間達がこんな馬鹿げた事をするとは思えない。
……そもそも前提としておかしいのだ。

だって、【この騒動が起こるとっくの昔にネームレスという名の男は死んでいる】のだから。
だから少なくとも、目の前の怪異二人と狂言回しが言う話は、街を流れる噂は【前提からして狂っている】。

だって、【話しに聞くドクオという男は帝都に住まう人間であり、立場で言えば獣を狩る人間】なのだから。
だから少なくとも、敵であるという事はありえないし――何より聞いた話が本当であるならば、獣以上に獣なのだ。


「カオスさんに頼んでもいいですけど、きっと直接手伝ってはくれないですよ。」
「あの人、自立しない奴が一番嫌いですから。」

1761騎士と混沌:2017/04/01(土) 22:17:50 ID:r3RjcaRY
【IN THE 物陰】

( 混)「要するに確定描写で回避しますよ、ってか? うっわーウッザいわー、イベントの主催ってそういうとこあるよな。」

こしらえるどころか既に山のようなパイ。
本当にやるどころか既に機械仕掛のマシンガンがパイを吸血鬼共にあめあられだ。


( 混)「勝手に戻ってきて勝手にイベント初めて全部僕の手のひらの上ですぅーってか? くっさいわー超くっさいわー。」
    「吟遊GMも大概にしろっつーの、同じ穴の狢かっつーの。」

四方八方から降り注ぐ雨あられ、いやさパイあられ。
シリアスな場面でパイが降ってもイイ、自由とはそういうものだ。


「真面目にやれんのか。」

( 混)「真面目にやろうがバカにしようがオチは変わんねぇもん。
     俺が何しようがふしぎなちからで時が巻き戻ったり無かった事になるしな。」

『……こいつは本当に……。』

1762騎士と混沌:2017/04/01(土) 22:23:20 ID:r3RjcaRY
【IN THE 物陰】

( 混)「――ま、そういうわけだ。」

すっ、と大魔王が物陰から立ち上がる。
なおパイは自動で生産、ロックオン、射出を繰り返してる。インチキ効果も大概にしろ。

( 混)「凡人の顔も満たしこれ以上くだらん舞台に付き合ってやるつもりはない。つーか飽きたし。」
    「メディア、レイ、お前等も好きにしろ。んじゃの。」

そう言って大魔王は空間を捻じ曲げて図書館から退場。
多分後はパイ投げたりかっこいいシーンでアルス助けたりするぐらいの出番だろう。
どっかの草原とか辺りで冷やかしはしてそうだが。


『……だ、そうだけれど、どうする?』
『私は少しだけアルスに肩入れしようと思うけど。』

「ふむ。」
「偶には三流舞台も悪くないか。」

『あらそう。』
『じゃ、こっそり――暴れすぎて筋書きを壊さない程度に、ね。』

魔女と黒衣の二人も同じ様に姿を消す。
――が、こちらの二人はまだこの舞台で踊るようだ。

1763「分岐点1/2」:2017/04/02(日) 22:52:14 ID:Y7IAN/ns

>>1758

「出たこと勝負ばかりだな、苦労かける…」

 本を粒子として、吸い込む乙女を一瞥し、己の得物を背負い直す。
魔法的存在の彼女にも、だいぶ慣れてきた。

「期待させてもらうぜ、ラピュセル」

 おそらくこの面子の中で、もっとも強靭な、精神力を持つ彼女に、期待と信頼の言葉を投げかける。
はじめの頃の、訝しげな感情は、もはや存在しない。
工房の担い手といい、魔力に乏しい、この面子の要なのだ。

>>1759

「…そうだな。」

まともに取り合ってくれないのなら、先へ進むしか、無いのだ。
下手に粘っても、言葉通り"侵食"されてしまう。
外面が、ギャグであろうと、触れているのは混沌なのだ。

「シャーク…"組織"の連中についてどう考える?」

組織についての疑念、レイヴンの瞳を見るに、彼も同じ事を考えていた様だ。

「城を所有し、それを完全に隠蔽、規模も目的も不明となれば
 イエロージャーナルの連中でも、足取りが掴めていないって事になる…そんな組織が、実在できるのか?」

ここ数年は、平穏な世界だったものの
北からはソルビニアが、ベルジニアの国境付近では、魔族達との睨み合いが、続いているのだ。
実際、この大陸はかなり殺伐としているが、この状況下で、そんな運用ができる組織とは…?


----------------------

1764「分岐点1/2」:2017/04/02(日) 22:52:35 ID:Y7IAN/ns
【パイ乱舞】

『そうさ、確定描写さ』
『円滑に進めるためだ、仕方なかろう』

レイヴン達が、話している間に、エリゼとヴラドに、あれよあれよとパイの嵐。
すべて直撃したと、思いきや…まるで初めから、其処に居なかったかの様に、ソファーへ座っている。

『残念だが、我々は何処にでもいるし』
『何処にも居ないのだ』

そしてわけの分からない事を、のたまいながらワインを一口。
ホーミングパイは、対象を失って以内にもかかわらず、ひょろひょろとした、軌道を描いて散乱。

『後片付け、誰がやると思ってるんですかねぇ…機械も止めておきましたよ。』
『ご苦労』

そして、モップと木製のバケツを持って、ひょっこりあらわれる贋作

----------------------

「…アイツらは放っておこう。」

連中の一連の流れを、見てそうつぶやいたレイヴン
どこからともなくパイが飛び交う、これは悪い夢だ、この獣狩りの夜も、飛び交うパイも。

「…だったら、良かったんだけどな。
 アルス、お前はどうするんだ?騎士団に入ってるんだろ?持ち場とか平気なのか?」

指輪を身につけながら、アルスに問いかけるレイヴン。
実際、持ち場を離れて此処に来たわけで、一旦戻るかは君次第だ。

1765「ラピュセル」:2017/04/04(火) 22:11:20 ID:wZWVzLWE
>>1763
「出たとこ勝負なのは初めからな気もするから今更だ、期待に応えるよう努力する」

暫く消えた本を持っていた側の手を閉じたり開いたりを繰り返す乙女。
レイヴンに語りかけられ我に返ったようにそちらへと振り向き笑みを浮かべる。

1766とある世界の冒険者:2017/04/06(木) 21:07:47 ID:GsU/wvZQ
>>1763>>1765
――「シャーク…"組織"の連中についてどう考える?」

――「城を所有し、それを完全に隠蔽、規模も目的も不明となれば
 イエロージャーナルの連中でも、足取りが掴めていないって事になる…そんな組織が、実在できるのか?」

「……無理だ」

一言そういう

「まず、城を保有した段階で確実に何処かの諜報機関に目は付けられる。其れがたとえどんな廃城だったとしてもだ」

城とは元来戦略的意味合いが強く、どんな場所にどの様な方式の築城でどのような能力を求められているか

それはどの様な時代でも共通している戦略的位置エネルギーが其処に存在しているのだ。

廃城がモンスターの寝床になっていても、犯罪者組織の拠点にされ辛いのは其処にある
いわばどんなに腐っていても城は城がある場所は、重要な駒なのだ

「そこに、規模も目的も不明。足取りもつかめない巨大組織……はっきり言っておとぎ話か或いは、後ろ盾が余りに強大かの二択だ」

「それこそ王国以上の国力がある後ろ盾だ」

そんな物が存在するかどうかは分からんがなとシャキンは言う

現行の世界の秩序は奇妙な力関係でなりあっている。そこのプレイヤーの一人である王国相手にこれ程の組織を作れる後ろ盾はあるのだろうか?

1767「1/1」:2017/04/08(土) 22:18:41 ID:5gxhkEWA
>>1765
>>1766

「…しかし、実際に存在していて、其処に行くための手段があるわけだ。」

 指輪をはめると、皆の視界に、青白い魔法のパス(線)が映る。
おそらく「城」までの道筋なのだろう…これを辿っていけば良いわけだ。

「早速、出発したいが…貴様ら二人に聞きたいことがある。」
『ほう』
『何かな?』

 扉へ向けて、歩きだした所で、思い出したかのように振り向く。

「"混沌の血"ってのは、一体何だ?」

 ラピュセルとバッカスで出会った時、レイヴンが話していた"混沌の血"という単語
手紙には、意味深に書いてあったが、それが何を意味するか未だわからない。
言い出しっぺである、エリザベートとヴラドミアに問うが…

『鴉羽の狩人よ…残念だが、今の貴様でその意味を理解するのは、叶わぬ。』
「何?」
『"文字"が読めない人間に、魔法を理解しろというのは、無理だろう?
 それと一緒さ、今の君たちには、私達が話した所で、理解は出来ないだろうね。』

 ワイングラスを傾ける二人。
様子を見るに、確実に何かを知っていそうなものの、話す気は無いようだ。
もしくは、彼らの勝手な演出か…

「…行こう、時間の無駄だったようだ。」

 これ以上、有益な物は得られないと判断し、出入り口へと歩きだすレイヴン。

『あ…そうそう―――――』

 その後姿を見て、エリザベートが何かを言いかけるが、彼の耳には届かなかったようで…

1768「ラピュセル」:2017/04/08(土) 22:26:01 ID:.cFc8afo
>>1767
顎に指あて暫し物思いにふける乙女。
成程確かに組織の強大さの割に出てくる情報が余りにも少なすぎる。
どんな形であれ悪目立ちは確実にしそうなものであるが…
それとも余りに大き過ぎる故にソレと気が付いていないだけ、という可能性はないだろうか?

「…ん?」

等と色々と考えることもあり動きがやや緩慢だった乙女。
エリザベートの声に反応し、其方を見やる。


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