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帝国博物志
683
:
とある世界の冒険者
:2012/10/30(火) 00:38:20 ID:NJ9qBzK2
【傷付き】
魔力を持ちながらも魔力抵抗力を持たない人間が魔法や、魔力を帯びた武器で傷つけられた際の魔力の痕に拒絶反応を起こした結果、その傷口が治らず、傷口が光るようになった者たちの事。
一度に大量の部位を傷つけられても、光る傷口は一人一箇所しか発生しない。
大概、この症状を引き起こした者は三日以内に発光しなくなりその内、傷が癒えるのだが極稀にいくら時間がたっても傷が癒えない者が出てくる。
さらに傷口が人間の体と思えぬほど熱くなるのだ。こうなったら、死ぬまでその傷は治ることがない。傷付きの誕生だ。
存在している人間が少ないので、認知度は低く、基本的に服などでごまかすことは可能だが、迫害の対象となってもおかしくはない不気味さを持つ。
この傷が残ったものは、魔力を光る傷口から取り出し、武器とすることができる。
武器の形状や切れ味、威力は傷口の大きさや魔力の出力、個人によって異なるが、基本的に光る傷口の色と同じ色をしており、近接武器である。
傷口から取り出した武器は魔力の集合体であり、魔法を弾き返すものに対して一切効かない。
この武器は体と直結しているようなものであり、砕かれるものなら武器の大きさにもよるが、少なくとも戦闘不能。最悪死ぬ。
傷口から武器を取り出している時、魔力は取り出した分だけ減るが、武器を傷口に収めることでもとに戻すことができる。
また、発光した傷口を抉ることによって効率良く体内に魔力を行き渡らせ、傷を塞ぐ芸当も可能。
あくまで傷を塞ぐだけであり、内出血や骨折などはどうしようもない。
なお、当たり前であるが、武器を取り出す際は傷口に手を突っ込む事になるので激痛が走る。
傷を塞ぐ場合も同様。能力を行使する際には強い精神力が必要だ。
【何かありましたらビートまでどうぞ】
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