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帝国博物志

664王都立図書館蔵書 「魔物大百科」の一項目:2011/06/10(金) 11:09:18 ID:VzRJQTAs
【コットンシール種】
コットンシールとは、元来のアザラシが環境の変化や魔力的要因などによって変異した、海獣系魔物の一種である。
ここではその基本的な生態について記す。


『1.形態』
基本的な姿は原種のアザラシとほぼ同じであり、真綿のようにふわふわとした体毛に覆われている。
名称はこの特徴的な体毛にちなんだものである。
遊泳能力は原種と同等に高く、種によってはブレスや簡易な魔力弾を放てるものもいる。

魔物ではあるが気性は非常に大人しく、無為に縄張りを荒らしたり同族を傷つけたりしない限り、攻撃してくることはない。
また、人語を解するなどの高い知能を持ち、好奇心旺盛で人にも慣れやすい。

海獣系魔物の中でも比較的小型で、種にもよるが平均的な体長・体重は
成体で1m〜1.2m、20kg〜30kgほど、幼体で0.5m〜0.8m、10kg〜15kgほど。
産まれてからおよそ5年で成体になる。
幼体から成体になる際には体毛がカールしてくると共に徐々に抜け落ち、その後、再び体毛が生え揃う。


『2.分布』
主に外敵の少ない海域や大きな湖などに広く棲息する。
地域の気候や気温に関わらず、ある程度の水源があれば活動できるため環境適応力は高い。
基本的に水場の近くにコロニーを形成し、30〜50匹程度の群れで生活する。

とある寒冷地域では、冬季は流氷上で生活し、潮の流れに乗って流氷ごと回遊した後、
春になって流氷が溶け始めた頃に海岸沿いに移り、また冬になると流氷に乗って回遊する、といった種も存在する。
これは外敵から効率的に身を守るための術であると思われる。


『3.繁殖』
コットンシールの夫婦形式は種によって異なり、
ジグザール・スノーコットンシールやベルジニア・ブラウンコットンシールは一夫一妻である一方、
ソルビニア・グレーコットンシールは一夫多妻であったりと多様である。


『4.食物』
主な食料は魚類や貝類だが種によってやや異なり、
苔類や海草類なども食べる種も存在するなど、基本的には雑食。
狩りは高い遊泳能力を活かして行い、種によってはブレスや簡易な魔力弾を使用するものもいる。


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