帝国博物志

652：とある世界の冒険者：2010/04/14(水) 22:32:48 ID:vyT/GS1k: 低級魔物辞典から一部抜粋――

低級魔物　スキャンプ

ぷにぷにと同じ程度の凶暴性とぷにぷにと同じ程度の厄介さをもつ。
子供でも棒でひっぱたけば倒せる。基本人畜無害。小型の魔物である。
二頭身ぐらいの顔（のように見える部分）と足だけで構成されている。
人語（のように聞こえる）鳴き声を発する。
何れも　「ぽえ～ん」だとか「きょあーお」　といった意味のないものである。
光るものを集める習性があるため、たまに住処にお宝がある場合もある。
変化、幻惑の魔法を行使でき、それを生活に使用するため知能は高いらしい。
変化の魔法でこの魔物が多様するのに人間化があり、姿は様々だが背の小さな金髪で赤いリボンをした少女に化ける場合が多い。
ただし人になったからといって何かするわけでもなく、意味のない言葉を発して駈けずりまわり遊んでいるだけと考えられている。

ある洞窟ではこのスキャンプしかいないどころか、そのスキャンプの祠がある場所があるという。
なんでも、このスキャンプの呪いがかけられた杖が本来なら祀られているはずだが、無謀な盗賊に盗まれたのだと言う。

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