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帝国博物志

604とある世界の冒険者:2009/11/03(火) 00:33:59 ID:GsHIGNsw
長所
ガンメイジ最大の特徴は「銃であり銃でない点」である
「杖」という存在でもある為、魔銃や実銃では実現できなかった「高威力」が実現できている
装填された、高濃度の魔力を高圧縮して撃ち出す。という構造をとっているからこその利点であり
これによって「魔法障壁を損傷or破壊」「壁を崩す」といった攻撃魔法となんら変わらない威力持つ
さらに、魔術の行使を工夫すれば、炎の力を持たせれば炎の弾となり、治癒の力を持たせれば治癒の弾と・・・
魔法の属性を変えていくことで「属性弾」を撃つ事が出来る(弾に魔法属性を乗せる事をトッピングという)
トッピングは複数の属性でも行う事が出来るが、弾の要領の限界から2種類、多くても3種類までとされている
弾速は魔銃よりやや遅い程度である。

短所
ガンメイジとして悩ましい短所は、やはり「銃」という存在である
銃という以上「弾」が存在し、弾倉内の銃弾を撃ちつくした場合は「再装填」を行う必要がある
魔銃や実銃なら、再装填を行いトリガーを引けば直ぐに発射されるが
ストリバーは「杖」でもあるため「詠唱」というプロセスを必ず行う必要がある
実銃や魔銃の様に「装填→トリガーを引く→発射」三工程ではなく
「装填→詠唱を行う(トッピング)→トリガーを引く→発射」という四つの工程を踏まなくては弾の発射が出来ない為
普通の魔法を詠唱して行使するのと、行使のスピードは殆ど変わらない。
当然ながら魔銃や実銃、またはアウトマチック式の特徴としてあげられる
「連射」や「速射」といった攻撃が出来ない。さらに「銃」独特の手軽さは完全に無くなっている点である

まず、ストリバー自身の構造の複雑さである
魔法反応を強くした加工金属をフレームとしている為、フレーム内では特別な魔力を一定の状態で宿らせている状態である
これは、生物でいう微生物と共存している状態を想像すればい、この構造によってストリバーとしての能力が発揮される
この魔力が乱れると弾が発射できなくなる、また塵やゴミにも非常に弱い。
魔力が乱れたストリバーやあまりに汚れたストリバーを使うのは大変危険な行為であり、下手をすれば自分が怪我をする
フレーム内の魔力が乱れないよう外からの魔力から影響を受けないために、それ相応の加工はしてあるものの
魔法の直撃を食らおうならばまったく使い物にならなくなる
上級魔法の余波程度には耐えられる構造をしているものの、これを踏まえても耐久面が非常に低い
続いて銃には欠かせないメンテナンスであるが、ストリバーのメンテナンスは大変デリケートかつ複雑である
自身のストリバーと合った環境と専用の器具を使わなくては、フレーム内の魔力が乱れてしまい大変危険である
その為、魔力を遮断し、保護する特殊な溶液の中でクリーニングやメンテナンスを行う必要がある。
溶液が少しでも汚れると、遮断保護効果は0になってしまうので、外でのメンテナンスなどもっての外である
つまり「旅をしていて一戦を終えたので、メンテナンス」という実銃や魔銃ではあたりまえの事が出来ない

銃弾自体の構造も少々厄介である
マギカティズム・バレットは魔力の塊の様な物であり、弾自体は「攻撃or殺傷能力」を「一切」持っていない
何も掛かっていない白紙の状態の魔力に「攻撃術」の魔法をトッピングする事で初めて攻撃能力を持つ
理論的には「自身の魔力を使用しないで魔法行使ができる」のだが、トッピングする際に魔力を消費する為
結局は普通に魔法を行使することと、コストの差はあまり大差がない。
長所である複数のトッピングも、相当な魔法技術がなければ不可能であり、一度トッピングを行った弾は書き換えることが出来ない

終わりに
「ガンメイジ」の有用性はどこかと聞かれると、筆者も少々返答に困るが
あえて言うならば、「銃士と魔術士」の両方の長所を持っている点であろうか
ある意味後方支援に徹した形であるし、運用方によっては二挺拳銃のガンナーの様に
かく乱するような戦法も取れなくはない。
どの職業も一長一短を持っているもので、あらゆる面で万能な職業なんて存在しないのである


             〜 著書「冒険の上での職業」 著書:フランソワーズ・ヨランド・リトレ 〜


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