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帝国博物志
583
:
とある世界の冒険者
:2009/09/07(月) 21:55:01 ID:nY/sVnO6
【魔術回路<背水之魔陣>】
魔力を含む墨や刺青等の何らかの形で、術者の身体に『力ある言葉』を描き込み、
其処へ『力』を流し込み、術者の身体強化を行う魔術回路の基本にして最大の運用法の一つ。
此処で言う『力』はマナ、オーラ、プラーナ等を指し、『力ある言葉』は詠唱呪文、言霊等を指す。
回路を稼働させる事で展開される『力』は、強力な身体強化だけでなく、
障壁効果も持ち合わせており、瞬間発動の単発系魔法程度なら防ぐ事が可能。
物理的な攻撃も心得があれば防ぐ事は無理でも受け流す事は可能である。
稼働はするだけで肉体と精神に相応の負担が掛かるが瞬間的に可能。
停止させると最低半日は稼働させた部位がまともに動かせないので、使い所に注意。
稼働限界に明確な制限は無いが人間で4レス持てば『異常』だと言われる。
稼働中には他の『力』が扱えなくなる。
回路の稼働は術者が内包する『力』によってのみ可能。
稼働した回路が自動で外部から『力』を取り込み効果を発揮する。
その為、内包する『力』か外部の『力』が不十分な場合は期待した効果を得る事が出来ない。
外部から『力』を十分に取り込む為には回路が描かれた部位を露出させておく必要があるので、
全身を保護する防具との併用は相性が悪く、場合によっては無意味にもなる。
術式効果が高い半面、稼働部位の『急所』が、魔力感知で明確に示されると言った致命的な欠陥がある。
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