帝国博物志

564：とある世界の冒険者：2009/08/24(月) 21:29:22 ID:M/3smEJk: 【人間の杖】
　主に魔法姫が所持している魔女っ子バトン。
　小人が人間社会で暮らせるようにと、
　マリ市国の責任者とノームの技術者達が開発した。
　デザインは乙女チックで持っているだけで恥ずかしい。
　これは魔術機構的な都合によるもので製作者の趣味ではない。

　人間なら若返った姿か老いた姿に、そして異種ならば
　人間に生まれたならば、という人物に変身する効果がある。
　魔法の杖なので魔翌力を供給し続けられるような魔石を仕込むか、
　利用者が常に魔翌力を込め続けないと効果がなくなってしまう。
　また、破壊されても効果が消える。
　当然ながら利用中は利用者のは魔翌力が弱くなる。
　変身獣人は魔力だけ吸われて人化するイミフな魔法具。
　そうでない獣人ならば人化できる。要するに人間に変身する魔法具。

　変身対象はその人がなるはずだった自分自身一人。
　つまり特定の人物となる。人間が使っても意味のない事も多い。
　オカマが女に、お鍋が男になる事はあるかもしれない。
　あとは多重人格者の場合なら、表層に出ている人格に見合った容姿になる。

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