帝国博物志

558：とある世界の冒険者：2009/08/22(土) 20:12:21 ID:E8c3nDnE: 【ヴォーパルの剣】

魔法によって耐久性と魔力伝導性が強化されただけの無骨なバスタードソード。
何処にでもありそうな品で、事実似たようなものは多く出回っている。
ヴォーパルの剣自体も同じものが何本も確認されているのだが・・・

此の剣が他と一線を画す理由は、初めの一振りが確認されてからン百年、
デザインと施される術式は全く変わらずに製作者と鋳造法が不明のまま複数本、世に出回っている状況にある。
と言うのも此の剣は『とある魔物』が必ずと言って良いほど入手経緯に関わってくるのだ。
其の魔物は総じて『ジャバウォック』と呼ばれる。
姿形に共通点は少なく、単純に相手を襲うもの、洞窟の奥底で侵入者を待ち構えるもの、とスタイルも異なる。
共通項は人語を解し、倒すと『ヴォーパルの剣』が近くに転がっていると言う事だけだ。

此の為、一説では『ジャバウォック』の躯こそが
『ヴォーパルの剣』なのではと言われているが、現在においても事実は確定されていない。
何にせよ癖の少ない扱い易い一振りとしてお薦め出来る逸品である。

新着レスの表示

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

（画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります）

掲示板管理者へ連絡無料レンタル掲示板