帝国博物志

529：とある世界の冒険者：2009/05/08(金) 21:50:36 ID:nWfSx35E: 【毛髪拳】
　主に髪を攻防に使う拳法。進化と淘汰の中で百派程に分かれている古の拳法。

【アホ毛雷申拳】
　主に頭部と頭髪を用いた魔法拳法の系統。
　毛髪拳宗家の流れを汲み、そこからも数多くの門派に分かれている。

　バッティングと総称される頭突きのバリエーション、
　フラッピングと総称されるアホ毛の操作のバリエーションを、
　手技で捌きながら相手に打ち入れる戦術を基本とする体術。
　アホ毛の回転から生じる風によりアホ毛の上下に気圧差を生じさせ、
　跳躍力を増したり落下速度を減速させるアホ毛ジャイロはアホ毛
　雷申拳の象徴となっている。

　発毛、育毛、脱毛といった回復魔法の修行、
　頭を鍛える硬気功と共に修行ははじまる。
　その修行は辛く、禿を気にしていただけの入門者には続かない。
　術者達は、達人という例外以外、通常は身長ほどのアホ毛までを自在に操る。
　元祖アホ毛雷申拳拳士はアホ毛のみを利用するが、亜流では利用する体毛が違う事がある。
　全身の体毛を操作する方法は研究されているが、成功者は伝説に残る程の故人のみらしい。

　独立した体術でなく、総合的に魔法拳士を育てる体系なので
　様々な属性の魔法拳技が存在する。アホ毛ジャイロや飛翔の技アホコプターは
　重要な技法なので風魔法を苦手とする者には習得が困難な流派ではある。
　火属性を使ったアフロアホ毛技やロン毛による闇魔法拳が存在し技は存外に多彩。

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