帝国博物志

517：とある世界の冒険者：2009/04/30(木) 00:39:04 ID:d3nCTaaA: 秘湯タンバ
王都から少し離れた火山のふもとの森の中にある、小さな温泉
森の動物や、近くの村の住人が好んで使用しており、
近くの村の住人くらいしか温泉の存在を知るものはいない

この温泉には古い言い伝えがあり、
死体を三日三晩温泉に浸かり続けると、その死体が蘇り、
どんな病人でもこの温泉のお湯を飲ませれば病気が治り、
深い傷を負った物はこの温泉のお湯をかければ一瞬で怪我が治る
と言う物だ

実際にはそのような効果は無いが、この温泉の周囲には様々な薬草が生えており、
その薬草のエキスが温泉ににじみ出ていて、
酷い怪我を負った物でも、浸かり続ける事で通常よりも早く完治することができる
温泉の噂を聞きつけ、死者を生き返らせようとして温泉に来るが、
蘇生させる事ができずに憤る人間が極稀にいるとか

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