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帝国博物志

505とある世界の冒険者:2009/03/31(火) 19:50:03 ID:J/sq1djM
ヴィズィオンドラゴン

一定の体を持たないとされるドラゴン
姿は不可視・不触で自然物にその身を潜めることで、初めて確認することができる
その特徴から複数なのか単体なのか
雌雄があるのかなど謎ばかりである
またその姿・性質・生体から様々な伝説があり
理性を持った生き物には乗り移れるや
真の姿を見た者は永遠の世界に招かれるなど様々である
身を潜めた自然物は例外なく龍かドラゴンの形となるために
分類上はドラゴンとされている
身を宿した自然物が朽ちた時、ヴィズィオンドラゴンは
自分を受け入れることができる器を持った自然物を求めて
再び不可視・不触の体となって飛び立つとされる
器となる自然物は大体が長い年数あるものか、大きいものとされるために
人々が生活する文化圏でその姿を見るのは非常に稀である
踏み固められた地面が苦手なのか、街道や舗装された道などにも
今のところ現われたとする話はない


これは私個人の見解だが
ヴィズィオンドラゴンがその命を終えるとき
それはこの世から自然というものがなくなった時なのかもしれない

ダニー・アズラエル著『写し身の力』の一文より


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