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真言宗さん語録
25
:
匿名
:2023/05/20(土) 11:52:11 ID:???
密経は法華の顕教に勝るという邪義
この説は、本来、釈尊の化導には方便と真実があり、四十余年の説教は方便権教であることを隠蔽した邪義であることはいうまでもない。
このような大日を釈尊に勝るとする空海の説が、所依の経である真言三部経に説かれているかといえば、やはり、それらの証拠となるべき文も義もないのである。
すなわち、『大日経』の五には、
「中央は毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)、東方は寶幢如来」とあり、『金剛頂経』には、
「中央釋迦牟尼如来、東方不動如来」とある。これらの経文に説かれる中央の如来とは、『普賢経』に、「釋迦牟尼佛を毘盧舎那と名く」
更に、『華厳経』に、「釋迦の異名を毘盧舎那と名く」と説かれるのと同義であって、本来、諸経典には毘盧舎那を釈尊の異名とする意義が説かれているのである。
また、毘盧舎那を法身、盧舎那を報身、釈迦を応身に配する説もあるが、真言でいう大日法身とはこの三身を各々別々に見た上での法身の徳を形容して立てた名称にすぎない。
ゆえに『真言天台勝劣事』に、
「大日法身と云ふは法華経の自受用報身にも及ばず。況んや法華経の法身如来にはまして及ぶべからず」(御書四四八㌻)
と仰せのように、『法華経』の三身相即の上の法身との勝劣は明らかなのである。
更に、仏には必ず八相成道が具わるのであり、大日如来が我々を成仏させることができる仏であるとするならば、釈尊のように、八相成道(はっそうじょうどう)をもって世に出現していなければならない。
大聖人が『法華真言勝劣事』に、
「釈迦如来より外に大日如来閻浮提(えんぶだい)に於て八相成道して大日経を説けるか」(御書三一一㌻)
と御教示されるように、釈尊は、その時機に応じて、結縁の衆生を救うべく、現実に印度に応誕して十九歳で出家され、三十歳で菩提樹下にて無上道を得、以後、八十歳で涅槃されるまで衆生を教化されたのである。しかし、大日如来には、このような仏としての八相成道が全く存在していない。
大聖人が『祈祷抄』に、
「大日如来は何(いか)なる人を父母として、何なる国に出で、大日経を説き給ひけるやらん」(御書六三四㌻)
と仰せのとおり、実際に『大日経』が説かれた経緯が全く不明なのである。
よって、大日如来は本来、釈尊の化他の説教中に出ずる分身としての法身仏であることが明白であり、これを空海が寿量品の釈尊よりも勝れるなどとすることは、本末転倒の邪説というべきである。
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