したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

▲2007年▲21参▲北海道

1片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/27(土) 07:57:05
21回参議院通常選挙北海道の話題

58片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/18(水) 10:28:33
中盤へ戦略強化 組織固めや大物応援要請 道選挙区主要5陣営(07/18 08:37)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/san-in2007/38467.html

 二十九日投開票の参院選は道選挙区(改選数二)で民主党現職の小川勝也、自民党現職の伊達忠一=公明党推薦=、無所属新人の多原香里=民主党、国民新党、新党大地推薦=の三候補を軸とする激戦の構図が、北海道新聞社の世論調査で明らかになってきた。主要五候補の選対は、選挙戦中盤に向け刻々と変化する情勢に応じ、戦略の強化・練り直しを迫られている。

 幅広い支持を集めて先行する小川氏の陣営は、それでも三週間前の前回調査より支持が減ったことに「危険水域に入った」と不安を募らせる。

 支持母体の連合北海道は十七日夜、緊急の産別代表者会議を開いて傘下組織の引き締めを強化。自主的に設定した二十二日の一斉期日前投票の呼び掛けを徹底し、「現職の議席を確実にした上で、民主党の二議席独占を狙う」(連合幹部)との方針を再確認した。

 伊達氏の陣営は、民主党が公認、推薦する二候補の挟み撃ちで「かつて無い“難戦”だ」(自民党道連事務局)と危機感を強めている。

 十七日夜の緊急選対幹部会議では「与党議席の死守」を旗印に、足元の組織固め徹底を確認。終盤戦に向けては高橋はるみ知事の協力を仰ぐほか、安倍晋三首相ら“大物”の応援で無党派層の取り込みを図る考えで、自民党本部などへの働きかけを強める。

 現職二氏を激しく追い上げる多原氏の陣営は、「当選圏にはまだ届かないが、知名度と政策は急速に浸透してきた」(選対幹部)と分析。民主党との連携強化に期待を寄せる一方、無党派層の取り込みに力を入れる。

 十八日に札幌市内で開く個人演説会には歌手の松山千春さん、自民党に離党届を出した大仁田厚参院議員も応援に駆けつける。週末は札幌圏で一日二十回近い個人演説会を予定している。

 世論調査で三候補に次ぐ支持を集めた共産党新人の畠山和也候補の陣営は、「若者層の支持が思いのほか伸び悩んでいる」(島垣正信・党参院選道事務所長)とし、青年後援会による着ぐるみパフォーマンスなど、有権者の注目を集める作戦にも力を入れる。

 社民党新人の浅野隆雄候補の陣営は「札幌や旭川など都市部を重点的に回ったが、効果は上がっていない」(島田俊明・党道連副代表)と反省。遊説コースを含む抜本的な戦略の練り直しを模索している。

59片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/20(金) 10:43:11
民主「2議席」へ舵切る
2007年07月19日
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000510707190002

■多原氏支援 公認並み


 参院選道選挙区の「改選2議席独占」に向けて、民主党北海道が大きく舵を切った。党公認の現職小川勝也氏(44)に加え、「推薦」としていた無所属の新顔多原香里氏(34)に対して「公認」並みの強力な支援を始めたのだ。自民党候補陣営の不祥事発覚をきっかけに攻勢をかける戦略だ。ただ、多原氏を擁立した新党大地代表の鈴木宗男衆院議員の支持勢力のなかには民主党が前面に出ることに違和感もある。



                  ◇


■鈴木氏支持者に違和感も


 札幌市中心部にある多原氏の選対事務所。18日午後、机上には「民主の二番手!」と書かれた緑色のステッカーが置いてあった。19日から、街頭のあちこちにある選挙ポスターの「女ムネオ」の4文字にかぶせて張り付ける。


 「都市部では大地より民主の色を出した方がいい」。民主党幹部の意見に、鈴木氏が同意した。「民主」ステッカーは札幌、旭川、函館の大都市部を中心に張る予定だ。
 民主党の支援強化は、参院選の公示を3日後に控えた9日に決まった。同党北海道代表の鉢呂吉雄衆院議員が、鈴木氏に電話を入れた。「大地は比例区に出さない。多原は当選したら民主党会派に所属する、と断言してほしい」。翌日、鈴木氏は記者団に対して、その通りの発言をした。鉢呂氏は、当初道東地域に限っていた民主党国会議員や道議の支援を、全道に広げることを約束した。


 電話の2日前、再選を目指す自民現職の伊達忠一氏(68)の長男が、伊達氏の公設秘書当時に酒気帯び運転で検挙されていた事実が発覚した。


 当時の民主党の情勢調査では、小川氏は自民への逆風を着実に捕らえて支持を固めつつあったが、多原氏は伸び悩んでいた。新党大地は鈴木氏の「個人商店」的な色合いが強く、組織力に難があった。多原氏のポスターを公示日に一斉に張る人繰りも難航していた。


 一方で、民主党サイドには、比例区での候補者擁立の選択肢をなお捨てない鈴木氏の動向が気になった。「大地」が比例区に出れば民主党票への影響は必至だ。伊達陣営の「敵失」を機にした、公示直前の電話トップ会談が、支援強化への懸案を取り払った。


 鈴木氏は「民主党の動きが変わってきた」と支援強化の効果を強調する。しかし、大地関係者からは「鈴木氏の票は、自民と同じ保守票。これまではごまかしながらやってきたが、(民主との接近で逆に)鈴木氏自身の持つ票は減る」と不安の声が漏れる。


 民主は、所属議員が動くことで多原氏に30万票は上乗せできると計算する。公示後になって、多原陣営は無党派の動きに手応えを感じ始めている。

60片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/20(金) 10:44:52
小川氏、優位に立つ/序盤 本社情勢調査
2007年07月20日 朝日
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000510707200002

【参院選道選挙区序盤 本社情勢調査】



■伊達氏を多原氏追い上げ


 朝日新聞社は17、18日、参院選道選挙区(改選数2)で有権者を対象にした電話による選挙情勢調査を実施、取材で得た情報と合わせて総合的に序盤の情勢を探った。民主現職の小川勝也氏(44)が安定した戦いぶりで優位に立つ。2議席目をめぐっては、自民現職の伊達忠一氏(68)=公明推薦=が一歩リードし、無所属新顔の多原香里氏(34)=民主、国民新、新党大地推薦=が懸命に追い上げている。その他の5候補は伸び悩んでいる。ただ、調査時点で投票態度を明らかにした人は半数にとどまり、情勢は流動的だ。


 小川氏は連合北海道の支援を受け、労働組合を中心とした組織固めに力を入れ、自民への逆風も取り込む。男女、年代、職業問わず全道に浸透している。民主支持層の7割台を固め、社民支持層の一部も取り込む。無党派層の支持は一番高く、4割近くを固めている。


 伊達氏は自民支持層の3分の2を固め、推薦を受けた公明支持層も6割を固めたが、無党派層からの支持は弱い。男女、年代、職業別では支持に大きな偏りは見られない。自営業者層や道東地区では小川氏と肩を並べている。


 多原氏は無党派層の2割を固めたが、推薦を受けた民主支持層への浸透度は低い。40代の支持は小川氏と競い合うが、女性からの支持は伸び悩んでいる。自営業者層、農林漁業者層では、伊達氏と互角の戦い。地域別では札幌中心部と道東地区の支持がやや高い。


 無所属新顔の羽柴秀吉氏(57)は20代で小川氏と同じくらいの支持がある。共産新顔の畠山和也氏(35)は共産支持層の8割近くを固めている。年金や暮らしの問題に主張の力点を置き、農林漁業者層の支持が比較的多い。社民新顔の浅野隆雄氏(51)は社民支持層の7割近くを固めた。男性よりも女性の支持が厚く、30〜50代が中心となっている。諸派新顔の千代信人氏(43)、無所属新顔の荒川昌之氏(48)には勢いは見られない。


    *


《調査方法》 17、18日に道内の有権者を対象とした「朝日RDD」による電話調査。無作為3段抽出法。コンピューターで無作為に発生させた番号サンプルのうち、有権者のいる家庭用番号に電話がかかったのは1973件で、そのうち1221人から有効回答を得た。回答率は62%。

61片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/20(金) 10:45:46
年金問題「重視」9割/本社世論調査
2007年07月20日 朝日
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000510707200001

■自民支持21%、民主25%


 朝日新聞社は17、18日の選挙情勢調査に合わせ、有権者の政党支持や選挙への関心を探る世論調査を実施した。年金問題を投票の判断材料として「重視する」と答えた人は9割近くに上った。民主の支持率がわずかに自民を上回ったものの、ほぼ拮抗した。再選後3カ月になる高橋はるみ知事に対し、約6割が「支持する」と答えた。


 道内の政党支持率は、自民21%、民主25%、公明、共産各3%、社民、新党大地各1%。選挙の動向を大きく左右する無党派層は46%だった。無党派層は「支持政党なし」と「答えない・わからない」の合計で、男性で約4割、女性で半分以上を占めた。


 投開票日の8、9日前に行った前回参院選前の調査では、自民の支持率は変わらず、民主は22%、無党派は48%だった。


 今回参院選に「大いに関心がある」が44%、「少しは関心がある」は43%で、「関心はない」が12%だった。「大いに」と答えた人は、50代以上が6割前後だったが、30代以下は2割前後。支持政党別でみると、民主支持層が6割、自民支持層は4割程度にとどまる。


 投票に「必ず行く」とする人は78%で、「できれば行きたい」が17%、「行かない」が4%だった。一般に「投票に行く」という回答は多くなる傾向があり、必ずしも現実の投票率とは結びつかない。「必ず行く」と答えた人は民主支持層が9割台、自民支持層が8割、無党派層は7割近くだった。


 年金問題を投票の判断材料とする際、「大いに重視する」が42%、「ある程度重視する」は46%、「重視しない」は11%だった。


 このほか、4月に再選を果たした高橋知事を「支持する」が59%、「支持しない」が23%、「その他、答えない」は18%。男性の支持率は5割台、女性は6割を超えた。


    *


《調査方法》 17、18日に道内の有権者を対象とした「朝日RDD」による電話調査。無作為3段抽出法。コンピューターで無作為に発生させた番号サンプルのうち、有権者のいる家庭用番号に電話がかかったのは1973件で、そのうち1221人から有効回答を得た。回答率は62%。

62片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/21(土) 23:55:50
遊説助言や応援弁士−室蘭でも民主と大地が連携
【2007年7月21日(土)朝刊】
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2007/07/21/20070721m_01.html

 参院選道選挙区(改選数2)は、室蘭でも民主党と新党大地の連携が進んでいる。日胆では前々回総選挙で鳩山由紀夫幹事長と鈴木宗男新党大地代表の因縁対決があったが、表だった反発はないよう。ただ、大地の支持母体である一部建設業界に民主推薦に対する抵抗感があり連携効果は不透明だ。




 民主党北海道は、新党大地副代表で無所属で出馬した多原香里候補=民主、新党大地、国民新党推薦=の当選後の民主会派入りを条件に民主党各級議員の応援を解禁した。11日には各支部に(1)政党車での平等連呼(2)各級議員の弁士協力―を文書で通知した。

 多原陣営の要請を受けた党室蘭支部(阿部勝好代表)も協力の姿勢を見せる。24日の室蘭入りでは阿部代表が先導車に乗り、民主の滝口信喜道議が弁士を務めることが決まった。遊説ルートや街頭演説も支部の助言で設定した。

 民主政党車が西胆振を回った16日には、車中から逢坂誠2衆院議員が党公認・小川勝也候補の名に多原候補の名を交ぜて連呼した。滝口道議は「詳細な戦術は言えないが、2人当選の可能性が出てきた。頑張りたい」と協力姿勢を明確にする。

 連合サイドは党公認の小川候補一本で戦う姿勢。連合室蘭も公示日の候補ポスター張りで大地に協力したが、動員や電話かけは行わない方針。ただ、党支部の弁士協力など2人当選に向けた動きは容認する構えだ。

 気がかりは連合室蘭の苦い経験だ。党北海道は前回参院選道選挙区も今回同様に2候補を立てた。連合側は現職で戦ったが、得票目標が狂った。組合員の一部が現職勝利を独自判断し、党の2議席獲得を意識し新人に流れたからだ。

 幹部は「今回はまったく別の構図で影響はないだろう。前回選の指示は国会議員や道議は新人で戦うとの内容だった」としながらも「報道は『小川万全、多原追い上げ』の論調。気は抜けない」と身内の食い合いを警戒する

 民主側が大地と連携した戦略を展開する一方で、大地支持者の鈴木宗男離れがささやかれている。日胆では建設業界の一部が大地の支持母体だが、民主推薦と"宗男票"はもろ刃の剣の1面を持つ。

 業界幹部の1人は自民の伊達忠一候補支持を打ち出し「鈴木さんの時は地域の代弁者として期待もあったが、本人ではないし民主推薦には抵抗がある。他社も今回は自民との声を聞く」と話し、大地の票流出の可能性を示唆した。

 前回参院選の室蘭市の得票数は自民候補が約1万800票。民主2候補で約2万6500票。これに大地候補の約5200票を加えると3万1700票となる。2で割っても自民票を大きく上回る。

 道選挙区には、羽柴秀吉(無新)、畠山和也(共新)、多原香里(無新、民主、新党大地、国民新党推薦)、伊達忠一(自現、公明推薦)、千代信人(諸派新)、浅野隆雄(社民新)、小川勝也(民現)、荒川昌之(無新)の8候補が出馬している。

63片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/22(日) 10:12:19
小川氏一歩リード 伊達氏、多原氏競り合う 道選挙区(07/22 07:17)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/san-in2007/39213.html

 二十九日投開票の参院選に向けて、北海道新聞社は十九−二十一日の三日間、道内有権者を対象に世論調査を行い、情勢を探った。道選挙区(改選数二)では、民主党現職の小川勝也候補が、十二日の公示直後に行った前回調査と同様、優位に戦いを進め、これに続く自民党現職の伊達忠一候補=公明党推薦=と無所属新人の多原香里候補=民主党、国民新党、新党大地推薦=が激しく競り合っている。比例代表で投票する政党では依然、民主党が自民党を大きく上回っている。

 ただ、道選挙区、比例代表ともに投票する先を決めていない人がなお四割前後おり、残る一週間で情勢が変化する可能性もある。

 三選を目指す小川候補は、年金記録不備問題や政治とカネ問題に対する与党への批判票の受け皿となり、前回の調査時点と同様、安定した戦いを続ける。男性の三割、年代別でも五十−七十代以上で三割近い支持を集める。

 再選を狙う伊達候補は、年代別では三十代と四十代で約二割、七十代以上で三割近い支持を得ている。職業別では農林漁業の四割強の支持を集めるが、地盤の札幌市などで伸びを欠き、全体での支持は前回調査時点とほぼ同じ。

 多原候補は、新党大地の鈴木宗男代表が地盤とする釧路、根室管内で四割の支持を得るほか、十勝、網走管内などでも健闘。年代別では二十代から五十代まで二割強の支持を集めるが、専業主婦などへの浸透はいまひとつだ。

 共産党新人の畠山和也候補は二十代から一割の支持を集め、地域別では胆振管内や宗谷管内で支持を広げつつある。無所属新人の羽柴秀吉候補は二十代から一割近い支持を得る。社民党新人の浅野隆雄候補は事務・技術職に浸透しつつある。

 諸派新人の千代信人候補と、無所属新人の荒川昌之候補は支持が広がっていない。

 今回選挙で問われる争点は、「年金・福祉など社会保障」が七割を超えてトップ。年金問題が投票行動に影響するとした人も、全体の三分の二に上った。それ以外の争点では「景気・雇用対策」「政治とカネ」「憲法改正」の順。

 今回の参院選に「関心がある」と答えた人は、八割を超えた。

64片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/22(日) 10:12:49
比例民主勢い維持 4割超、自民に大差 参院選道内世論調査(07/22 07:16)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/san-in2007/39214.html

 北海道新聞社が行った道内世論調査では、参院選比例代表で投票する政党を「民主党」と回答した人が四割を超え、四割台半ばに上った一週間前の前回調査時の勢いを維持した。

 「自民党」と答えた人は二割台半ばで、二割程度だった前回から盛り返したものの、民主党には依然として大きく水をあけられている。これに公明党、共産党などが続いている。

 民主党は同党支持層の九割を固め、無党派層の四割近くに食い込んだ。男性、女性とも四割以上の支持を集め、二十代から七十代以上まで全年代で首位だった。特に五十代ではほぼ半数の支持を集めた。

 自民党は同党支持層の六割強しか固めきれておらず、無党派層の支持は二割に届かない。女性の支持は二割強にとどまり、三割近い男性と差がある。年代別では六十代、七十代以上で三割を超えたが、五十代で二割を下回った。

 一方、参院選の結果については「野党の過半数獲得」を望む人が37・2%を占めた。逆に「与党の過半数獲得」を期待する人は16・2%。「どちらとも言えない」は46・1%だった。

65片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/22(日) 10:13:12
無党派、3割が未決定 小川氏浸透、多原氏続く(07/22 07:31)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/san-in2007/39219.html

 道内世論調査で、「支持政党なし」の無党派層の支持動向をみると、民主党現職の小川勝也候補が三割近い支持を集めて今のところ、他候補に水をあけている。ただ、無党派層のうち、約三割がまだ態度を決めておらず、今後これらの支持の流れが選挙戦を左右しそうだ。

 このほか無党派層では無所属新人の多原香里候補=民主党、国民新党、新党大地推薦=が二割弱、自民党現職の伊達忠一候補=公明党推薦=が一割の支持を得ている。

 一方、自民党支持層では、伊達候補が五割の支持を固めているが、小川、多原両候補にも合わせて三割弱の支持が流れている。同じ与党の公明党支持層では、五割が伊達候補を支持する一方、二割が態度を保留している。

 民主党支持層では、同党公認の小川候補が六割弱、推薦の多原候補が二割強をそれぞれ固め、支持を分け合っている。

 共産党支持層は、八割弱が同党新人の畠山和也候補へ、社民党支持層は約半数が同党新人の浅野隆雄候補に投票すると答えた。

66片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/22(日) 10:15:16
議席独占へ共闘 民主・小川氏と大地・多原氏(07/21 09:11)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/san-in2007/39009.html?_nva=7

そろって街頭演説に立った小川勝也(左)、多原香里の両候補=20日午後7時20分

 参院選が折り返しを迎えた二十日、三選を目指す民主党の現職小川勝也候補と、新党大地副代表で民主党推薦の新人多原香里候補が、初めて札幌市内の街頭演説会で顔をそろえた。民主党北海道は「予想以上の追い風が吹いている」と判断、悲願の二議席独占に向け、多原候補の「民主色」をさらに強めた戦いを展開する構えだ。

 同日夜、民主党北海道がススキノで開いた街頭集会で、小川、多原の両候補が選挙カーの上でがっちり握手を交わした。マイクを握った小川候補は「小川と多原を勝たせていただき、政権交代の第一ステージを北海道から作り上げたい」と力を込めた。

 民主党は各種世論調査を通じ、小川候補が優勢に戦いを進め、自民党候補を多原候補が猛追していると分析。「多原候補が民主党の追い風に乗れば二議席独占も可能」(民主党幹部)と判断し、多原陣営に民主色を前面に押し出す作戦を提案した。

 これを受け、多原陣営は、「民主の二番手!」と書かれたシールを約三千枚印刷。札幌などの都市部で、「女ムネオ」と印刷されていた多原候補のポスターにシールをかぶせて張りつけた。街頭では、ほぼ毎日、民主党ののぼりを立ててビラを配布。遊説でも「民主党推薦」を強調する。

 新党大地の鈴木宗男代表は「『女ムネオ』と言ってきた効果は十分にあった」と、民主の色を強める効果に期待する。民主党北海道の鉢呂吉雄代表は「党の総力を挙げて野党二議席を取る」と述べ、最終盤に向けて新党大地との連携をさらに強めていく考えを強調している。

67片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/22(日) 16:02:26
07参院選:中盤情勢・毎日新聞調査 小川氏、幅広く浸透 /北海道
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/hokkaido/news/20070722ddlk01010048000c.html

 ◇伊達氏を追う多原氏

 毎日新聞は19〜21日の3日間、参院選(29日投票)の特別世論調査(電話、道内回答者1042人)を実施し、これまでの取材と総合して中盤情勢を探った。8人が立候補した道選挙区(改選数2)では、民主現職の小川勝也氏が民主支持層に加え無党派層にも幅広く浸透しリード。自民現職の伊達忠一氏が続き、民主の推薦を受けた無所属新人の多原香里氏が追う展開となっている。ただ、だれに投票するかを決めていない人が回答者の3割を超えており、選挙戦の行方はなお流動的だ。(全国の情勢は6、7面に)【参院選取材班】

 ◇民主攻勢、自民に危機感

 小川氏は道内全域でまんべんなく支持を集め、安定した戦いを進めている。道内の政党支持率をみると▽民主35%▽自民16%▽公明6%▽共産4%▽社民1%▽国民新1%▽新党日本0%▽支持政党なし25%−−と民主が自民を大きく上回っており、年金記録漏れ問題で民主に吹く追い風が小川氏の優勢につながっているといえそうだ。

 民主は推薦した多原氏と合わせ2議席独占を狙っているが、民主支持層で多原氏に投票すると答えた人は約1割にとどまった。民主党北海道は今後、国会議員らを中心に多原氏支援を強化する方針。無党派層(支持政党なし)の約6割がだれに投票するかを決めていないと答えており、残る1週間で札幌など都市部の無党派層に浸透を図ることができれば「多原氏と伊達氏の逆転は十分可能」(幹部)と分析。横路孝弘衆院副議長が21日、JR札幌駅前などで多原氏の応援演説に立ち「民主を支持している皆さんのご支援を多原さんに集中していただきたい」と訴えた。

 伊達氏陣営は多原氏の追い上げに危機感を強めている。世論調査では自民支持層で伊達氏に投票すると答えた人は約5割、推薦を受けた公明支持層でも約4割にとどまった。自民党道連は今後、「国会議員、道議、地方議員が頑張って自民党の基礎票を掘り起こす」(幹部)など組織の引き締めを進め、併せて公明との選挙協力を強化する構え。特に女性の支持が伸び悩んでいることを重視し、女性の人気が高い小泉純一郎前首相が投票3日前の26日に来道する効果に期待をかける。

 共産新人の畠山和也氏は共産支持層の6割以上を固め、支持拡大を図る。無所属新人の羽柴秀吉氏は4月の夕張市長選で次点となった知名度を生かそうと懸命。社民新人の浅野隆雄氏は社民支持層の7割を固めた。

 ◇9割「投票に行く」

 統一地方選に続けて行われる亥(い)年の参院選。投票率(道選挙区)は83年57・12%、95年46・92%と低くなる傾向にあるが、特別世論調査では回答者の72%が投票に「必ず行く」と答え、「たぶん行く」の19%と合わせると91%が「行く」意思を示した。

 前回04年参院選(7月11日投票)も事前の世論調査で「必ず」75%、「たぶん」18%と関心が高かったことを反映し、投票率は61・74%と比較的高くなった。このときは民主が全体で自民を1議席上回る50議席を獲得。今回は夏休みシーズンの29日が投票日となっているため、低投票率を懸念する見方もある。

 今回「行く」と答えた割合をみると、40、50代は95%を占める一方、20代は81%、70代以上は85%だった。衆院小選挙区別では、道4区(札幌市手稲区、小樽市、後志管内)の98%が最高、道11区(帯広市、十勝管内)の85%が最低だった。【大谷津統一】

==============

 ◇道選挙区立候補者(改選数2−8)=届け出順、敬称略

羽柴秀吉 57 無新

畠山和也 35 共新

多原香里 34 無新=[民][国]

伊達忠一 68 自現(1)=[公]

千代信人 43 諸新

浅野隆雄 51 社新

小川勝也 44 民現(2)

荒川昌之 48 無新

毎日新聞 2007年7月22日

68片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/22(日) 17:38:16
世論調査総合スレッド50
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1185071915/

145 無党派さん sage New! 2007/07/22(日) 17:35:26 ID:o7JrWLr0
道新道内世論調査によると
各党支持者はだれに投票するか?

自民→伊達60%弱 小川11% 多原17% 羽柴5% 無回答・分からない11%
民主→小川60%弱 多原20%強 無回答・分からない10%
公明→伊達60%弱 羽柴6% 無回答・分からない20%強
共産→畠山80%弱 多原10% 無回答・分からない7%
社民→浅野50%強 多原10%弱 小川6% 回答・分からない16%
大地→多原80%弱 羽柴5% 回答・分からない12%%
支持政党なし→小川30%弱 多原20%弱 伊達10%
       回答・分からない30%
 
小川一歩リード 伊達、多原競り合う。

北海道は不祥事には厳しいので多原が滑り込むと思う。

69片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/22(日) 20:48:09
「はるみ人気」に乗れ 逆風の自民・伊達氏
2007年07月22日
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000510707220001

■逆風の自民・伊達氏、あやかり戦略
■党内から疑問の声も


 高橋はるみ知事らの人気にあやかって、支持拡大を図る――。参院選道選挙区(改選数2)で再選を目指す自民現職の伊達忠一氏陣営が、こんな終盤戦の戦略を描いている。様々な逆風が伊達氏や自民党に吹く中、従来の支持基盤頼みでは票固めがおぼつかないとの判断からだ。だが、こうした「他力本願」に、党内部からも疑問視する声が出ている。


 12日の参院選公示から約1週間後。高橋知事に、自民党道連幹部から要請があった。


■ポスター


 「選挙ポスターに、知事とツーショットの写真を使いたいが、どうか」


 公示日から公営掲示板に張られている伊達氏のポスターは、顔を大写しにした従来型。これを選挙戦終盤に向けて、高橋知事と並んだものに変えたいというのだ。


 知事サイドは「知事の事前運動ととられかねない」と断ったが、道幹部は「そこまで知事人気に頼りたいのか」。


 伊達氏陣営や自民党には、年金問題や「政治とカネ」、相次ぐ閣僚の失言という中央からの逆風が吹く。公示直前には、伊達氏の長男が公設秘書当時に酒気帯び運転をしていた事実が発覚。同党道連幹部が「こんな逆風の中での選挙は初めてだ」と嘆く事態に。


 4月には統一地方選が終わったばかりで、従来の支持基盤である業界団体や地方議員の後援会の動きは鈍い。一方で、党の独自調査などでは、伊達氏の支持は頭打ちの状況が続く。


■「恩返し」


 そこで、陣営が「頼みの綱」とすがったのが、4月の知事選で約174万票で圧勝した「はるみ人気」だった。街頭演説や政見放送で「高橋知事との連携」を強調した。


 自民・公明両党の支援を受けて再選を果たした高橋知事は「自民・公明両党には恩返ししなくては」というスタンス。これまで公務で都合がつかなかった応援演説を、22日の公明党主催の街頭演説から始める。そこには伊達氏も並ぶ。28日の最終日も応援に立つ。


■スパート


 ただ、身内の党内からは、冷めた声も漏れる。道連幹部は「全道に後援会組織を作るような努力を伊達氏はして来なかった」と批判。ある道議は「連携したからって必ずしも票が集まるわけじゃない。知事が圧勝したのは、一生懸命やってきたからだ」。


 26日の札幌市内での集会には、全国各地で圧倒的な「集客力」を誇る小泉純一郎・前首相を招く。「人気者」頼みのラストスパートだが、さてどこまで逆風を押し戻せるか。

70片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/23(月) 14:50:48
候補者 札幌に集結/ラストサンデー
2007年07月23日 朝日北海道
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000707230005

候補者の街頭演説を聴く有権者ら=札幌市の大通公園で

■多くの人出 支持訴え


 投開票日まで残り1週間。参院選の「ラストサンデー」となった22日、道選挙区で主要政党が公認・推薦する5氏はいずれも、有権者の3分の1がいる札幌市に集まった。政党幹部も参加し、演説を聞く人たちで市中心部はごった返した。


 自民現職の伊達忠一氏(68)=公明推薦=は公示後初めて高橋はるみ知事の応援を受けて、大通公園などで街頭演説。ススキノ周辺を一緒に歩いたり、地下鉄で移動するなど、知事選で圧勝した知事との「連携」をアピールした。


 民主現職の小川勝也氏(44)も、人通りが多い商店街や地下街を練り歩いた。「逆転の夏」「生活が第一」と書いたのぼりが後に続いた。自民党への逆風を取り込むために、運動員はメガホンを片手に「民主党公認」と繰り返した。


 無所属新顔の多原香里氏(34)=民主、国民新、新党大地推薦=は大通公園を自転車に乗って若さをアピール。街頭演説では、道路の反対側にいた伊達陣営に、大地代表の鈴木宗男衆院議員が「街頭討論会をやりましょう」と呼びかけた。


 共産新顔の畠山和也氏(35)は、札幌市内のスーパーや公営住宅などを中心に回った。大通公園では応援に駆けつけた志位和夫委員長と街頭演説に加わった。


 社民新顔の浅野隆雄氏(51)は札幌市郊外を中心に遊説した。23日に福島瑞穂党首とともに同市中心部で街頭演説する予定だ。


   *   *   *


■年金問題巡り熱く論議――合同個人演説会に5氏


 参院選の候補者による合同個人演説会(リンカーンフォーラム北海道運営)が22日、札幌市内で開かれた。


 羽柴秀吉氏、畠山和也氏、小川勝也氏、伊達忠一氏、浅野隆雄氏の5人が参加。年金問題、憲法改正などについて論議した。


 最大の争点とされる年金問題について、羽柴氏が「この問題が起こった責任が誰にあるのか、政府は犯人捜しもしないまま解決しようとしている。これではまた繰り返される」と批判すると、伊達氏の代理で出席した我孫子健一・連合後援会長は「社会保険庁の体質の問題。労使交渉で働かない協定を結び、職員が処理をさぼったため」と反論。遅れて参加した伊達氏は「年金は最後の1人まで払うと約束する」と述べた。


 これに対し、小川氏は「我孫子氏は自民党のマニュアル通りに話している。責任転嫁する姿勢が、(自民党の)支持率低下につながっている」と反論。浅野氏も「労使のなれ合いだけでは、ここまで問題は発展しない」、畠山氏も「どこに責任があるのか、点検が必要だ」と述べた。


 多原香里氏は、急きょ参加を取りやめた。

71片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/24(火) 07:20:36
「夏休み前に投票を」呼びかけ奏功 道内も期日前大幅増(07/24 01:16)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/san-in2007/39500.html

 道選管が二十三日発表した参院選道選挙区の期日前投票数(二十二日時点)が十九万二千百四十一人と、前回二○○四年の参院選の同時期と比べ六万人余り増えた。投票日が小中学校の夏休み中となる二十九日のため、各党などが支持者に、夏休み前に投票に行くよう呼びかけてきた効果が表れた格好だ。

 道内百八十市町村のうち、夕張市や桧山管内江差町などを除く百七十二市町村で、有権者に占める期日前投票者の割合を示す期日前投票率が前回を上回った。

 各陣営は、支持者が家族との行楽などで投票に行かなくなることを懸念。民主党の支持母体である連合北海道は、投票日一週間前の二十二日を、組織内の「投票日」と定め、期日前投票の利用を呼びかけた。自民党道連も早めの投票を訴えてきた。

 政党関係者の間では、こうした取り組みが「功を奏したのではないか」(民主党北海道幹部)との見方が一般的だ。

 また、自衛隊が駐屯する上川管内上富良野町や後志管内倶知安町、千歳市では、特に期日前投票率が高かった。

 自民党の比例代表候補に北海道ゆかりの元自衛隊員がいるため、「投票率が高まったのではないか」(自民党道連幹部)との見方も。ある自治体関係者は、これまでの選挙でも期日前投票する自衛隊員が多かったと指摘し、「今回も二十八日までに、ほぼ全員が投票を済ませるだろう」と予測する。

72片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/24(火) 07:21:10
参院選最後の日曜日 大票田・札幌で舌戦(07/23 10:55)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/san-in2007/39297.html

札幌市中央区の大通公園には複数の陣営が同時刻に集結、それぞれ支持を訴えた=22日午後2時

 参院選投票日を一週間後に控え、最後の日曜日となった二十二日、道選挙区の候補者たちは大票田・札幌で舌戦を繰り広げた。候補を乗せた選挙カーが鉢合わせし、応援弁士が批判をぶつけ合う場面もあり、晴れ渡った夏空の下、選挙戦は熱を帯びた。

 無所属新人の多原香里候補=民主党、国民新党、新党大地推薦=と、自民党現職の伊達忠一候補=公明党推薦=の選挙カーが同日午後、中央区の大通公園で鉢合わせした。

 多原氏は「私たち三十代の若者は仕事が少なく、頑張りたくても頑張る機会さえない。経済的理由で結婚できない人もいる」と、政府の構造改革で生まれた格差の是正を強く訴えた。

 伊達陣営が近くで街頭演説を始めると、鈴木宗男新党大地代表がライバル心むき出しに「街頭で討論会をやろうじゃないか」と挑発、「今の自民党は地方を大事にしない」と訴えた。

 伊達氏の街頭演説には、高橋はるみ知事が初参戦。「北海道を活性化できるのは伊達さんだ」と持ち上げ、伊達氏も「知事とスクラムを組める候補は私だけ」とアピールした。

 知事は白石区内でもマイクを握り、伊達氏の長男(前道議)の飲酒運転問題について「あってはならないことだが、父として(長男を議員辞職させ)けじめをつけた」と候補者をかばった。

 民主党現職の小川勝也候補は、市内各所で街頭演説を繰り返し「政治が変われば、暮らしは変えられる」と政権交代の必要性を訴えた。西区琴似地区では約一・五キロを歩いて遊説し、額の汗をぬぐいながら通行人と握手を交わした。各種世論調査で優勢が伝えられたことについては「逆に危機感は強まっている。一層気を引き締めて戦いたい」と力を込めた。

 若手支援者ら約四十人とともに中心部の歩行者天国を練り歩いたのは、共産党新人の畠山和也候補。メガホン片手に「自公政権におきゅうを据えるなら共産党が一番」と支持を呼びかけた。隊列には着ぐるみのクマやウサギも登場し、親子連れの目を引いた。

 社民党新人の浅野隆雄候補は、同党比例代表の山口たか候補と二手に分かれ、地下鉄駅前などで演説。「汗して働く皆さんの思いを政治に届け、生活と平和を守る」と訴えた。

 無所属新人の羽柴秀吉候補は小樽市など後志管内を遊説。夜には稚内市へ移動して車中泊し、二十三日の利尻、礼文両島入りに備えた。

 諸派新人の千代信人候補は大通公園で「既存の政治家たちは年金問題を権力闘争の手段にした」などと演説。無所属新人の荒川昌之候補は札幌近郊を自家用車で回った。

73片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/24(火) 07:26:11
投票まで16日 【道選挙区】 誤算 “傷”負い 手探りの戦い(2007/07/13)
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/san-in_document/11670.html?_nva=11

 年金問題など、自民党への逆風が吹き荒れる中で始まった参院選。再選を目指す同党現職伊達忠一は十二日の第一声で、「北海道新幹線は年内に札幌延伸を決定させる」などと、政権与党の立場を訴え続けた。公示直前に発覚した、長男の前道議忠応(ただまさ)の酒気帯び運転への言及はなかった。

 前夜の同党北海道代議士会は、「陳謝を続けるべきだ」「いや、謝るのは内輪の会合だけでいい」と賛否が交錯した。最終判断を迫られた伊達は、朝一番の身内の出陣式ではわび、街頭に出るや、政策と実績を強調して攻めに転じる道を選択した。

 「忠一さんは、参院選候補から身を引いてもいいくらいだ」。支持団体などへのおわび行脚を続ける後援会長の我孫子健一らは九日、党札幌市支部連合会(札連)の関係者から、激しい憤りをぶつけられていた。

 札幌といえば、伊達親子の地元。“身内中の身内”から強い不満が出るのは、忠応の四月の道議選出馬をめぐる激しい意見対立があったからだ。

 忠応は今回の飲酒運転の前にも、二○○五年十月に酒に酔って暴力事件を起こし、任期途中で議員辞職。そんな息子を公設秘書に起用、四月の道議選に再挑戦させたのが伊達だった。

 支持者の間では、早すぎる復帰に「参院選に悪影響が出る」との声も多かった。苦言を振り切ってわが子を早期復帰させた親心は、完全に裏目に出た。

 加えて札連は、四月の札幌市長選で元国土交通省技監の清治真人をかつぎ、惨敗。責任を問う声は、当時の札連会長だった伊達にも向いた。「市長選の総括が不十分なまま参院選に突入した」(札連幹部)だけに、忠応の不祥事は、不満の火種に油を注いだ。

 傷口を広げた責任は同党道連にもある。道議会議席の過半数割れに慌て、「選挙でみそぎは済んだ」(幹部)と、当選直後の忠応を早々に会派へ復帰させた。無所属のままなら、自民への逆風はもっと弱かったはず。ある長老道議は「様子を見るべきだった」と悔やむ。

 投開票まで十七日間の短期決戦で、誤算のつけはどうでるか。伊達陣営にとって、手探りの戦いが始まった。=敬称略=

74片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/24(火) 07:27:00
投票まで15日 【道選挙区】 方針転換 鈴木の一言 連合動かす(2007/07/14)
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/san-in_document/11671.html?_nva=11

 民主党公認の現職小川勝也と、同党推薦で新党大地副代表の無所属新人多原香里が、ともに十勝管内入りした十三日午前。「多原当選に全力を尽くします」。地元選出の民主党衆院議員石川知裕が急きょ応援に駆け付け、新党大地代表の鈴木宗男と並んで絶叫した。

 石川は小川の選挙カーに同乗予定だった。それを変更し、多原側に回った背景には、民主党の大幅な方針転換がある。

 民主党は今回、小川と多原の二人を立てた。だが党の支持母体の連合北海道は小川の議席死守に軸足を置く方針を曲げず、「二議席独占」にこだわる党北海道代表の鉢呂吉雄とはズレがあった。

 「無名の現職だ」。当初、連合幹部らは小川の苦戦を予想。あっせん収賄罪などに問われた鈴木への組合内のアレルギーも、多原支援に二の足を踏ませる要因だった。

 状況が大きく変化したのは、年金記録不備問題や自民党前道議の伊達忠応の辞職などを受け、各種世論調査で小川優勢の結果が続々と出てきてから。連合内にも「二議席は不可能ではない」との空気が流れ始めた。

 党や連合にはなお「多原を支援しても、当選後に保守系会派に入られてはたまらない」との慎重論があった。鈴木が公示日直前にした一言が、それを打ち破った。「多原が当選したら、民主会派で堂々と頑張らせます」

 これを聞いた民主党の幹部は「壁はなくなった」と色めき立った。慎重だった連合幹部が「多原になんぼ回せば(当選ラインに)行けるんだ」と、党に具体的な支援内容を尋ねる変化も表れた。

 民主党は鈴木発言を受け、これまで一部議員にのみ許していた多原への応援演説を、すべての道議に解禁。今後、両候補の合同演説会の開催も検討する。自民党が「もっとも恐れていた事態」(道連幹部)と警戒する民主党と新党大地の連携が、一気に強化された。

 ただ、党や連合が「小川当選が最優先」という基本方針を変えたわけではない。多原へのテコ入れを強めることで、国会議員や道議、市町村議の中には、小川支援の手を緩める動きも出始めた。

 悲願の二議席独占へと、「攻めの選挙」にハンドルを切った民主党と連合。支援の強弱をめぐり、難しい手綱さばきを迫られる。=敬称略=

75片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/24(火) 07:29:02
投票まで13日 【道選挙区】 揺れるムネオ票 自民との距離感に困惑(2007/07/16)
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/san-in_document/11673.html?_nva=10

 「鈴木代表が尽力してきた北方領土問題が停滞している。私が突破口を開きます」。新党大地副代表の無所属新人多原香里は十四日、根室市内での街頭演説の大半を領土問題に割いた。都市部で争点に掲げる子育てや福祉問題は封印し、同行した同党代表鈴木宗男の持論を丸のみして「女ムネオ」に徹した。

 狙いは、根室市など衆院旧道5区に隠然と残る「ムネオ票」だ。同市内では、鈴木は二○○四年の参院選で有効投票総数の五割に当たる八千票を獲得。○五年の衆院選比例代表道ブロックでも新党大地の得票率が42%と自民党の二倍に達した。

 その強い影響力が、根室の保守系市議らを鈴木と自民党の板挟み状態に置いている。市議会の最大会派は自民党、公明党、新党大地の各市議が席を並べる“呉越同舟”。選挙では各陣営に分かれるが、結局は「自民党支持層に大勢いる鈴木シンパ」(新党大地関係者)が勝敗を左右してきた。今回も、自民党支持者から「党公認候補を応援するが、やりすぎて鈴木さんににらまれるのは困る」との本音も漏れる。

 一方で「鈴木支持者の大半が多原を応援するとは限らない」など、微妙な空気も漂う。四月の知事選では、新党大地が推薦した民主党の荒井聡が釧根地区で惨敗し、鈴木の影響力自体を疑問視する声もある。札幌など都市部で急速に進む民主党との連携も、自民党時代からの鈴木支持者には抵抗が大きい。

 苫小牧市長の岩倉博文もまた、鈴木と自民党のはざまに揺れる一人だ。二○○○年の衆院選で道9区(胆振、日高管内)から立候補し、当時、自民党総務局長だった鈴木の支援を受け、比例で復活当選。○六年の市長選でも支持を得たが、自らを支える自民党との関係もあり「鈴木氏と参院選の話はしていない」と中立を強調する。

 岩倉が多原を公然と支援すれば自民党との関係が悪化、次の市長選に影響が出ることは必至。鈴木にとっても「動かないことが最大の選挙協力」(新党大地関係者)と割り切り、関係の近い首長を失うことは避けたいとの思惑も見え隠れする。

 鈴木への畏怖(いふ)と恩義、政党の論理と地域の事情に関係者が揺れる中、ムネオ流選挙は正念場を迎えている。=敬称略=

76片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/24(火) 07:40:05
投票まで7日 【道選挙区】 揺れる建設業界 「見返りない」動き鈍く(2007/07/22)
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/san-in_document/11776.html?_nva=10

 札幌市内で十五日に開かれた建設業者の会合で、自民党道連会長の今津寛が約三百人を前に叫んだ。「皆さんが、自民党にいろいろ言いたいことがあるのは理解している。でも、今回は何とかダテチュウさんを当選させてほしい」

 今津に限らず、道選挙区から立候補した伊達忠一の選対幹部が懸念しているのは、道内建設業界の動きの鈍さだ。公共事業への依存度が高い北海道では従来、政権与党である自民党への圧倒的な集票力を誇ってきた。建設業界が抱えた参院選の比例候補は、前回二○○四年には道内で一万五千票を集め、都道府県別ではトップ得票。今回の新人比例候補でも同数の票を目指している。

 しかし、道内の建設業者は倒産や合併が相次ぎ、三年前の二万四千七百社から千九百社が姿を消すなど環境は厳しい。今年に入ると、スーパーゼネコンと呼ばれる大手業者が、談合イメージの払拭(ふっしょく)などを理由に、札幌建設業協会から一斉脱退。さらに札幌市長選に出馬した国土交通省OBの落選や、防衛施設庁談合事件での大量の指名停止処分が続いた。鉄壁の集票組織に、内外からの圧力が容赦なく襲いかかる。

 「『応援お願いします』と頼んでも、言葉が返ってこない」と、伊達陣営幹部は嘆く。「うちの朝礼に来てよ」「人手はあと何人必要だ」といった、色よい返事が今回はないという。横並びの業界だけに「一社が動き始めれば、なだれを打って協力してくれるんだが」(陣営幹部)と、願望を込めて語る。

 建設業者の足固めを図るため、伊達は今回の選挙戦で北海道新幹線の札幌延伸を公約の重点に据えた。新幹線の経済効果について「建設自体の効果に加え、開業後も企業進出が促進される」と力説する。ただ、新函館までの建設工事が着々と進む道南地方の首長からは「大手業者は弁当すら買ってくれない」との嘆きが聞こえてくるなど、地元では十分な潤いを感じていないのが実情だ。

 道建設業協会の幹部は「自民党が勝っても業界に見返りなんてない。かといって(公共事業の大幅削減を打ち出す)野党の公約もひどい。だから選択肢がない」とぼやく。業界は政治に対する閉塞(へいそく)感に包まれている。=敬称略=

77片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/24(火) 07:49:13
<上>二つの逆風 (2007年7月19日)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/kikaku/124/1.htm

稚内市の中心街で支持を訴える自民党の武部・前幹事長(中央)と伊達候補

 17日午後、道庁の高橋知事に1本の電話があった。相手は安倍首相。関係者によると、首相はあいさつもそこそこに、自民公認の伊達忠一氏(68)の件を切り出した。

 「伊達さんはご子息の件もあり、苦戦している。応援をよろしくお願いします」

 知事は「知事選で(伊達さんに)お世話になった。一生懸命応援します」と応じた。

 今回の選挙で、伊達氏には二つの逆風が吹く。一つは、年金記録漏れ問題と、相次ぐ閣僚の不規則発言などにより与党全体に吹き付ける「全国風」。もう一つは公示直前、道議だった長男の酒気帯び運転が発覚したことによる「局地風」だ。

 自民党の中堅道議は「運動員が電話で支持者にお願いすると、長男の件でお説教が始まる。1人当たり15分も20分も時間を取られる。効率が悪いし、疲労感も激しい」と風圧の強さに辟易(へきえき)といった感じだ。




 参院選道選挙区の改選定数は2。従来、自民、民主で議席を分け合うことが多く、自民の公認を得た時点で、事実上の「当確」が出るという認識だった。

 ところが、その風向きが変わってきた。民主が3年前の前回選挙で、公認候補2人で合わせて117万票あまりを獲得。自民の当選者の得票(約74万票)を大きく上回る支持を得た。今回選挙でも、民主は公認、推薦計2人の候補を擁立。2議席獲得をもくろんでいる。

 自民公認が、必ずしも「当確切符」とはならない事情がそこにはある。




 18日午後、稚内市中心街のスーパー前。約400人の聴衆を前に、自民の武部勤・前幹事長は「私も伊達さんも自民、公明の安倍チームの一員。安倍チームがいいか、民主党の小沢チームがいいのかを選ぶ戦いだ」と、声を張り上げた。

 伊達陣営は今回、無党派層の取り込みよりむしろ、自民、公明支持層の票固めに照準を定めることを基本方針としているようにみえる。そのため、〈1〉与党の1議席を守る戦いである点を強調する〈2〉4月の知事選で自民、公明推薦の高橋知事が圧勝した勢いを参院選に連動させる――の2点を徹底させる考えだ。伊達氏自身は、演説で「参院選には8人の候補が名乗りを上げたが、高橋知事とスクラムを組んで北海道の課題を解決できるのは、私一人だけだ」と、人気を誇る知事を意識した言葉を繰り返す。

 ある自民党衆院議員は話す。

 「逆風の危機感を逆手にとる。逆風に負けるな、という精神でやるしかない」

78片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/24(火) 07:49:48
<中>2人擁立 (2007年7月20日)
“身内”への流出に危機感
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/kikaku/124/2.htm

遊説先の沼田町で有権者と握手を交わして支持を訴える小川氏

 19日朝、民主公認の小川勝也氏(44)が選挙事務所を構える札幌市内のビルの1室。小川氏を全面支援する連合北海道幹部と民主党北海道幹部らが顔をそろえた。

 「小川の票が推薦候補に流れているようだ。このままでは厳しくなる」

 連合幹部が切り出した。推薦候補とは新人の多原香里氏(34)。連合はすでに組織向けに「危機宣言」を出しているが、さらにレベルの高い“非常事態宣言”発令も視野に、組織票の再点検を進めている。

 党への追い風は、各種の世論調査などで裏付け済みだ。小川氏にも風が味方している実感はある。ただ、「当選確実な80万票までの票読みにはまだ遠い」(小川陣営幹部)。

 さらに、党北海道幹部は「独自調査では、多原の伸びが非常にいい。民主会派入り宣言の効果がこれほど大きいとは」とする。小川氏の陣営はこうした空気を敏感に察知。「身内」である多原氏への警戒感が高まる。




 18日午後、小川氏の選挙カーが旭川市の中心市街地に乗り入れた。繰り返されるコールは「横一線です、厳しい戦いです」。世論調査などで「民主有利」が報じられる中、陣営は「組織の緩み」という危機感とも戦っている。

 ただ、そうした危機感の背景には、前回参院選の記憶もある。民主は3年前も「2議席獲得」を狙い、現職の峰崎直樹氏と、現旭川市長の西川将人氏を擁立した。3選を目指す小川氏、新人の多原氏が出馬する今選挙の構図を、前回と重ねる関係者は多い。

 前回は連合が支援した峰崎氏が2位で再選、西川氏は次点で落選した。西川氏が参院選初陣だったため、当初はダブルスコアの予想もあった。だが、党の徹底的なてこ入れもあり、両氏の得票は約6万5000票差。党選対幹部は「得票が予想以上に接近し、連合の焦りは色濃かった」と振り返る。

 連合内にも「かつては、各労働組合の基礎票を起点に支持を広げられた。今は組合員数が減り、そんな時代ではない」と、構造的な変化を指摘する声がある。陣営が追い風を感じつつ、疑心暗鬼をぬぐえない要因の一つだ。




 小川陣営が危機感を高めるのに対し、民主党北海道側は「2議席」へのこだわりを崩さない。自民候補が、年金記録漏れ問題などによる党への逆風、長男の不祥事で苦境に立つ中、「この条件下で2議席を狙わず、いつ狙うんだ」(党選対幹部)というわけだ。

 党方針の小川氏優先に変わりはない。ただ、党内には「(結果がどうあれ)両氏の総得票が、自民候補の2倍に達しなければ、2人擁立論自体に異論が出る」との空気も漂う。

 民主の選対幹部は「小川の戦いが連合などの組織票を固めてすそ野を広げる『地上戦』とすれば、多原は浮動票をかき集めて浮上する『空中戦』」と表現。「2議席獲得は、それぞれのフィールドで100%の戦いができるかどうかだ」と続けた。

79片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/24(火) 07:54:08
<下>「二番手」 (2007年7月21日)
民主色強め上積み狙う
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/kikaku/124/3.htm

札幌市内の繁華街で手を振る多原氏

 無所属の多原香里氏(34)は20日夜、札幌市中央区の演説場所から民主党の集会が開かれているススキノの繁華街に駆けつけた。同党公認の小川勝也氏(44)と一緒に初めて街頭に立つためだ。多原氏は「(与党の)数の暴走を食い止めよう」と述べ、「非自公」での2議席獲得を誓った。

 新党大地副代表の多原氏は、民主、国民新党からも推薦を受ける。当初は、道東地方のみだった民主の支援も、鈴木宗男衆院議員、多原氏の「当選したら民主会派入りする」との発言を受け、輪が全道に広がった。

 18日に札幌市で開かれた個人演説会には、鉢呂吉雄民主党北海道代表が出席。「多原を責任もって当選させるように」と小沢代表から直接指示があったことを明かした。




 前回参院選(2004年)で鈴木氏は48万票を獲得した。しかし、これはあくまでも鈴木氏の個人票だ。当選には、票の上積みが必要になる。

 公示後、日を重ねるにつれて、多原氏の選挙事務所には、民主関係者が頻繁に出入りするようになった。陣営では、多原氏のニックネーム“女ムネオ”と表記されたポスターの上に札幌や旭川など都市部に限り、「民主の二番手」と書かれたステッカーをはることを認め、民主色を強める。鈴木氏は「信頼関係なんですよ。推薦してくれただけでありがたい」と、このことには意に介していない。

 標的となる自民現職・伊達氏への批判は容赦ない。公示日には、第一声の場所を同時刻に向かい合う形で伊達陣営にぶつけた。多原氏も飲酒運転で道議を辞職した伊達氏の長男批判を展開し、「犯罪行為に何も言わない人に北海道を任せられない」と声を張り上げた。鈴木氏は、自らの二男、長女も動員。自分の選挙と見まがうばかりの態勢で臨む。

 陣営は、無党派層への知名度アップのため、個人演説会には、自民党に離党届を出した大仁田厚参院議員や歌手の松山千春さんも参加した。

 「相手(伊達氏)は巨大な壁。壁を乗り越えるためにはもう一踏ん張りもふた踏ん張りもしないと」

 鈴木氏のつぶやきだ。




 一方、共産党の畠山和也氏(35)は、20万人の党後援会員に加え、失策続きの自民から離れた層の獲得を狙い、改憲反対などで民主との違いを強調する。社民党の浅野隆雄氏(51)は、党の政策を前面に出して比例選と連動、道内での党議席確保へ全力を傾注している。

 投開票日まで10日を切った。いよいよ選挙戦は終盤戦を迎える。

(この企画は、森近正、中條学、瀬畠義孝、萩原栄太が担当しました)

80片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/24(火) 18:37:51
2007年7月24日(火)
年金・社会保障を重視
管内有権者 期日前投票出口調査 十勝毎日
http://www.tokachi.co.jp/WEBNEWS/070724.html
2007参院選
景気・雇用にも関心

 十勝毎日新聞社は7月中旬、期日前投票を済ませた管内有権者300人に、投票で重視した政策課題(複数回答)を聞いた。「年金など社会保障」が約3割を占めてトップ。今参院選の最大争点とされる課題に対し、十勝でも高い関心がみられた。一方で「景気・雇用」が約2割と、国内景況が回復基調の中で、景気浮上のきっかけをつかみたい管内の思いが浮き彫りとなった。



 全体では「年金」28%、「景気・雇用」18%、「子育て支援など少子化対策」10%、「税制改正・消費税」8%と続いた。管内の景気や雇用情勢が好転しない中で、選挙後にも予想される、消費税論議を含む税負担の増減、効果的な少子化対策を求める姿がみられた。

 男女別にみると、男女とも「年金」「景気・雇用」の順で多く、年金は女性1.6ポイント、景気は男性の方が1.9ポイント上回った。女性は「子育て」で13.4%、「食の安心・安全対策」「税制改革・消費税」が各6.5%と続き、身近な生活に結び付く問題への関心の高さが目立った。一方、男性も上位項目はほぼ変わらないものの「憲法改正」(6%)「農業」(5.6%)などで女性を上回った。

 年代別でも、トップはすべて「年金」。ただ関心度合いは異なり、40代以降では20%台後半から30%台後半を示したが、20、30代は2割前半。2位は30代だけが「子育て」だったのが特徴的。40代以降は税制改革にも関心が集まった。

 職業別にみると、サンプル数こそ少ないものの、商工業者が景気雇用、農業者は世界貿易機関(WTO)・自由貿易協定(FTA)交渉、学生は憲法問題がトップ。それ以外はすべて年金と景気が1、2位。主婦は税制や子育て、食、会社員は子育てや格差、税制、公務員では憲法や行政改革への注目も高かった。

 なお、安倍内閣に対しては「支持する」が21%、「支持しない」が46%と、不支持が支持の倍以上となった。
(参院選取材班)

 <調査方法>14、15、17日に、帯広市、音更町、芽室町、幕別町の期日前投票所前で、投票を終えた人に聞き取り調査を実施。対象は男性164人、女性136人の計300人。「重視する政策」の質問は、「景気・雇用」「財政再建」「年金など社会保障」「農業」「子育て支援など少子化対策」「政治と金」など全15項目。最大2つまで回答してもらった。有効回答数531。

81片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/25(水) 07:40:49
“女ムネオ”多原氏が台風の目…北海道選挙区
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070725-OHT1T00070.htm

 ムネオ&マキコという永田町の2大個性派からサポートを受ける「戦う女性」が、議席獲得へ猛追している。北海道では「女ムネオ」の異名を持つ新党大地副代表の多原香里氏(34)。推薦を受ける民主党だけでなく、自民票をも掘り起こす台風の目として注目を集めている。一方、新潟で田中真紀子衆院議員(63)の全面支援を受けるのが民主党・森裕子参院議員(51)。国会でスカート、ハイヒールのまま大仁田厚参院議員(49)と乱闘劇を繰り広げブレークした森氏だが、今回は宿敵のはずの大仁田氏も応援に駆けつけている。

 「“女ムネオ”と言われていますが、声も“ムネオ”になってしまいました」―。多原氏はかすれた声を絞り出した。アイヌ民族出身としては2人目の議員を目指す多原氏。色白の静かな美女が、一度街頭演説に立つとひょう変する。選挙カーを飛び降り宗男氏ばりに有権者に猛ダッシュ。05年衆院選に出馬した際の穏やかな雰囲気は消えていた。

 宗男氏のパフォーマンスと言えば、選挙カーから転落寸前まで身を乗り出しアピールする“箱乗り”が有名。これをマスターするため多原氏はジムに通い腹筋、背筋を鍛えてきた。宗男氏も「だいぶさまになってきた」と太鼓判。「ムネオ」ブランドを生かし、若者や女性から高い支持を得て、今や北海道の“台風の目”となった。

 「まさか、ここまでくるとは。最初は話にならなかった」(多原氏の事務所関係者)。風向きが変わったのは、ある事件の発覚だった。自民現職の伊達氏の長男で道議の忠応氏が、飲酒運転をしていたことが判明し公示日直前の9日に道議を辞職。多原氏に追い風が吹いた。

 「びっくりした。でも事実ですから。赤城農相の事務所費問題などプラスとなる材料が何ひとつない」と伊達氏の選対関係者は声を落とす。多原氏にいつもぴったり寄り添う宗男氏も、この問題を鋭く追及している。ある自民党道議は「普通、人の悪口を言うとさわやかじゃないが、宗男氏は面白おかしく話すから嫌みに聞こえない」と独特の“ムネオ節”に降参状態だ。

 現職の小川氏が有利な戦いを進める民主党も北海道での“2議席独占”に向け、多原氏への応援に本腰を入れ始めた。18日に札幌市で行われた多原氏の個人演説会に出席した民主党の鉢呂吉雄衆院議員は自らを「民主党のムネオ」と紹介。「もう相手の背中は見えている。『ムネオ3兄弟』が集まりましたから、みなさまのお力添えをお願いしたい」とゲキを飛ばした。

 選挙戦終盤、札幌市など都市部での浮動票獲得を狙うため、多原氏の選挙ポスターには「女ムネオ」を隠すように「民主の二番手」とのシールが張られた。ただ小川氏陣営では「多原さんの支持が増えた分、小川の支持が下がっている」と、票が割れることへの懸念もあるのも事実。自民、民主を巻き込んだ“女ムネオ”の戦いは佳境に入っている。

(2007年7月25日06時03分 スポーツ報知)

82片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/25(水) 09:54:18
ともに登壇、結束示す 自民・伊達氏と公明・渡辺氏(07/25 08:22)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/san-in2007/39661.html?_nva=4

高橋知事と握手する渡辺候補と伊達候補(左)

 参院選道選挙区の自民党現職、伊達忠一候補と、比例代表の公明党現職、渡辺孝男候補が二十四日、札幌市中央区のホテルで開かれた経済界など主催の集会でそろって登壇し、約二千人を前に支持を訴えた。

 公示後に道内で両党の候補がそろい踏みするのは初めて。与党への逆風が伝えられる中、内外に結束を示す狙いとみられ、会場には麻生太郎外相と高橋はるみ知事も応援に駆けつけた。

 麻生氏が経済対策など、九年間の連立政権の実績を強調した後、伊達候補は「今後も(連立を)維持していきたい。比例は渡辺さんをお願いします」と呼びかけた。

 また渡辺候補も、両党が協力して成立させたがん対策基本法などを挙げて「選挙区の伊達さんとともに、北海道から(与党)二議席確保を」と訴えた。

83片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/25(水) 12:07:57
決戦カウントダウン:参院選道選挙区 投票まで6日 大票田で支持訴え /北海道
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/hokkaido/news/20070723ddlk01010215000c.html

 ◇「2番手争い」の舌戦過熱−−ラストサンデー

 参院選の「ラストサンデー」となった22日、道選挙区(改選数2)の候補者たちは大票田の札幌市に集結し、無党派層の票を掘り起こそうと懸命の「お願い」を展開。人通りの多い中央区の大通公園周辺は各陣営が相次いで占拠し、候補者らの絶叫がビル街にこだました。【参院選取材班】

 「もう一度うちの車を呼んで来いっ」。午後1時40分、大通公園横の道路で、新党大地代表の鈴木宗男衆院議員が無所属新人の同党副代表、多原香里氏(34)の運動員に指示を飛ばした。街頭演説を終えて撤収しようとしたところに自民公認の現職、伊達忠一氏(68)の遊説車が道路の反対側に滑り込んできたからだ。

 この朝、毎日新聞などが掲載した情勢分析で多原氏が伊達氏を追う「2番手争い」が伝えられ、対抗意識をむき出しにした鈴木議員は舞い戻った遊説車のマイクで激しい与党批判を展開した。

  ×  ×  ×

 奇襲を受けた伊達氏陣営の幹部は「ルール違反。いい加減にしてほしい」といら立ちを隠さなかったが、待望の高橋はるみ知事が応援に駆けつけ「私と働いていただける伊達さんを選んでほしい」と強調。「逆風に負けるな」と書かれた支持者のうちわが揺れた。

 この後、白石区に移動し公明党の集会に合流。公明側には伊達氏の長男が酒気帯び運転で道議を辞職した問題などに不満がくすぶる。高橋知事は「伊達先生はしっかりとけじめを果たした」と擁護したうえで「自公のコラボレーション」を訴え、伊達氏も「私と知事、公明、自民は家族」と支援を懇請した。

  ×  ×  ×

 多原、伊達両氏陣営の「接近戦」の少し前、民主現職の小川勝也氏(44)は地下鉄の人身事故で移動ができなくなり、大通公園に近い事務所前で運動員らと待機していた。反響する鈴木議員のマイクの声に「随分大きな声だけど誰?」とつぶやきながら、時折、ゴルフのスイング。小川氏リードが伝えられる中、同党は推薦する多原氏のテコ入れに動き始めた。

  ×  ×  ×

 共産新人の畠山和也氏(35)は同4時40分、志位和夫委員長と並んで大通公園横で街頭演説。志位氏は「年金や改憲。どの問題をとっても自公政権への国民の怒りが沸騰している」。

  ×  ×  ×

 夜。大通公園に近いイベントホールでNPO主導の合同演説会が開催された。最初から参加したのは無所属新人の羽柴秀吉(57)、畠山、社民新人の浅野隆雄(51)の3氏。途中から伊達氏と小川氏が参加したが、多原氏は最後まで姿を現さなかった。聴衆は約80人と少なく、多原氏陣営は「ハコ(建物)に閉じこもるより、外で遊説したい」。

毎日新聞 2007年7月23日

84片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/25(水) 12:10:32
決戦カウントダウン:参院選道選挙区 投票まで5日 与野党「幹部戦」へ /北海道
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/hokkaido/news/20070724ddlk01010192000c.html

 ◇あす菅氏、小泉氏は26日

 参院選の投票まで1週間を切った23日、道選挙区(改選数2)の各陣営は終盤戦のカギを握る無党派対策として、知名度のある党幹部の招請準備に奔走した。推薦候補を含め2議席独占を狙う民主党は25日に菅直人代表代行が札幌入りすることが確定。1議席死守に懸命の自民党は26日に小泉純一郎前首相の出席する集会を開く予定で、与野党ともに党本部を巻き込んだ「幹部戦」に発展してきた。【参院選取材班】

 民主党は23日午前、鉢呂吉雄・党北海道代表名の「檄(げき)文」を道内選出の国会議員や道議らに一斉にファクスで送った。これまでは党公認の現職、小川勝也氏(44)の支援を優先してきたが、報道各社の世論調査で小川氏優位と報じられたのを受け、推薦した無所属新人の多原香里氏(34)に支援の重心を移すことを決定。25日に駆けつける菅氏も多原氏とだけ街頭演説に立つ予定。檄文には「2議席獲得(独占)の大チャンスが生まれている」「多原候補の勝利に向け党の総力をあげて取り組む」など威勢の良い文字が躍る。

 小川氏は23日朝から後志管内に入り、15市町村で遊説を展開した。午前8時、JR小樽駅前では支持者ら約200人を前に地方重視の姿勢をアピール。

  ×  ×  ×

 多原氏の追い上げを警戒する自民現職、伊達忠一氏(68)の陣営はこの日、選挙ポスターを「逆風に負けるな」と大書した新バージョンに張り替え始めた。これまでのポスター写真では伊達氏が柔和にほほえんでいたが、「笑っている場合じゃない」(選対幹部)と緊迫した表情で演説のマイクを握る姿に変更した。

 伊達氏自身は道南遊説に出かけ、札幌の選挙事務所に残された運動員らは「必勝」の鉢巻き姿で小泉氏を招く集会の準備に追われた。24日には麻生太郎外相も来援する予定だが、麻生氏は「アルツハイマー」発言でミソをつけたばかり。陣営内では小泉氏への期待が一層膨らむ。

  ×  ×  ×

 社民党は23日午後1時半、福島瑞穂党首が札幌市中央区の大通公園で新人の浅野隆雄氏(51)や比例代表候補と街頭に立ち「民主党は生活が大事と言うが、憲法が大事とは言えない。民主党だけが勝っても政治は良くならない」と演説。民主党に集まりそうな与党批判票を引き寄せようと「護憲」で差別化を図った。土井たか子前党首も24日に札幌入りすることが決まり、浅野氏は「これを追い風に全力で戦い抜く」。

毎日新聞 2007年7月24日

85片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/25(水) 12:15:05
決戦カウントダウン:参院選道選挙区 投票まで4日 対決構図、再び /北海道
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/hokkaido/news/20070725ddlk01010045000c.html

 ◇知事は自民、市長は民主−−統一選に続き札幌で

 道内全域で強い日差しが照りつけた24日、参院選道選挙区(改選数2)の各候補者は日焼けを気にせず精力的に遊説をこなした。自民現職の伊達忠一氏(68)陣営は麻生太郎外相の来援を受け組織選挙の強化を確認。民主などの推薦する無所属新人、多原香里氏(34)陣営には上田文雄札幌市長が27日に応援に入ることが決まり、4月の統一地方選と同様、自民は高橋はるみ知事、民主は上田市長と連携する構図が鮮明になった。【参院選取材班】

 麻生外相は午後4時から札幌市中央区のホテルで開かれた伊達氏の集会に登場。「自民党にお灸(きゅう)をすえるという人がいるが、度を越すとやけどしてみんなが痛い思いをする」と与党批判をけん制した。心配された「失言」もなく、会場には2000人以上が詰めかけ人気は上々。伊達氏は「どうかみなさん助けてください」と必死のかすれ声で訴えた。

 伊達氏は高橋知事とともに同じホテルで午後6時から開かれた公明党の比例候補、渡辺孝男氏の個人演説会にも参加。知事と公明党とのスクラムをアピールした。

  ×  ×  ×

 民主現職の小川勝也氏(44)の事務所には午後1時、小沢一郎代表から2度目の檄(げき)文がメールで届いた。「勝利報道」に浮かれず最後まで必死で戦い抜けとの内容。小川氏が渡島、西胆振地域の遊説に出かける25日に菅直人代表代行が多原氏の応援で札幌市に入る予定。小川氏陣営は「2議席独占のためには仕方がない」と言いつつ、支持票が多原氏に流れないかと気が気でない。

  ×  ×  ×

 午後1時過ぎ、噴火湾を望む室蘭市絵鞆(えとも)岬を多原氏が訪れた。かつてアイヌのチャシ(とりで)があった場所で、アイヌ民族の多原氏は先住民族慰霊碑に真っ白なユリとトルコキキョウを献花。「何を願ったか」の問いかけに「願う所ではありません」と言って選挙カーに乗り込んだ。札幌の多原氏陣営は上田市長の応援が決まり、「市長の人気に期待したい」。

  ×  ×  ×

 午後3時半、札幌市中央区の大通公園横の街頭演説には社民党の3人の「タカ」がそろった。「タカタカコンビは平和のハト。東京にもタカがいるのでお忘れなく」。道選挙区の新人、浅野隆雄氏(51)と比例代表候補の山口たか氏の応援に東京から駆けつけた土井たか子前党首が改憲阻止を訴えた。

毎日新聞 2007年7月25日

86片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/25(水) 12:26:07
07参院選:毎日世論調査 安倍内閣「評価しない」65% /北海道
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/hokkaido/news/20070724ddlk01010196000c.html

 ◇年金記録漏れ、政府案で「解決しない」78%/年金制度「民主党に説得力」44%

 毎日新聞が19〜21日に実施した参院選の特別世論調査(電話)では、年金記録漏れ問題について「政府の対応で解決すると思う」と答えた人は道内の回答者(1042人)のうちわずか11%にとどまり、「思わない」が78%と圧倒的多数を占めた。安倍内閣の政策・実績についても「評価しない」が65%を占め、年金記録漏れ問題をはじめとする安倍内閣の政策に対する不信感が民主党への追い風につながっていることを裏付けた。

 年金記録漏れ問題の政府対応について「解決すると思わない」と答えた人のうち77%が安倍内閣の政策・実績を「評価しない」と回答。「解決すると思う」と答えた人の59%が「評価する」としており、年金記録漏れ問題が内閣支持率急落の直接の原因になっていることをうかがわせた。

 「思わない」の41%は参院選の比例代表で民主党に投票すると回答。年金問題に対する批判票の受け皿に民主党がなりそうだ。

 調査では年金制度について、基礎年金部分を全額税で賄う民主党の改革案と、現行の保険料方式を維持する与党の主張のどちらに説得力があるかを質問。44%が「民主党」と答え、「与党」は半分の22%だった。年金記録漏れ問題が現行の年金制度に対する不信感にもつながっており、参院選の結果次第では年金制度の改革論議に発展しそうだ。【大谷津統一】

毎日新聞 2007年7月24日

87片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/26(木) 11:16:05
「女ムネオ」票 有効?無効? 悩む釧路管内の選管(07/26 08:46)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/san-in2007/39923.html

 【釧路】参院選道選挙区(改選数二)に立候補している新党大地副代表の多原香里氏のキャッチフレーズは「女ムネオ」。もし投票用紙に「女ムネオ」と書かれていたら−。大地の鈴木宗男代表の地盤でもある釧路管内の市町村選管が、こんな問題に頭を痛めている。

 投票の効力について公選法は「開票立会人の意見を聴き、開票管理者が決定しなければならない」と定めている。道選管は「通称として広く慣習的に使用されている状況にあるかどうかの判断になり、(有効か無効かの)決定権は道内百九十二人の開票管理者にある」として、事実上地元の判断に委ねている。

 しかし、こうした事情は分かりつつも、釧路市、厚岸町、浜中町は道選管に「有効か無効か」「基準を示してほしい」などと問い合わせをした。「市町村で判断が異なるというわけにはいかない」「微妙な結果になったらどうするのか」などの懸念があるからだ。

 それに対する道選管の回答は「開票管理者が決める」という公選法の規定通り。近づく投票日を前に市町村選管の困惑は深まるばかりで、ある町からは「市町村間で非公式に申し合わせを」との声さえ出ている。

88片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/26(木) 11:18:02
「護憲の北教組」複雑 主張は社民、組織は民主… 参院選(07/26 08:41)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/san-in2007/39911.html?_nva=4

 日教組内で“最左派”といわれ、護憲を強く打ち出す北教組。「主義主張は社民党が一番近い」と幹部の一人は明言するが、今回の参院選でも支援するのは民主党だけだ。組織内には、自民党以上に愛国心を強調する教育基本法改正案を示し、改憲論者もいる民主党へのアレルギーは根強い。だが、事実上の二大政党体制の中で政治的影響力を保つためには、民主党以外に選択肢がないとの現実的判断が優先される形となった。

 「護憲のためには参院の三分の一、八十一議席が必要。私は八十一議席の一人として、議席を守ってきたい」

 六月十三日の北教組定期大会。民主党現職の小川勝也氏はこう訴え、北教組の支援に期待を寄せた。退席した小川氏に続いて登壇した北教組の住友肇・副委員長は「もっと護憲を明確にすればいいのだが」と言って、会場の乾いた笑いを誘った。

 二年前の党代表選で、改憲志向が強い前原誠司氏に投票した小川氏を支援することに、抵抗を感じる組合員は少なくない。

 北教組の民主党への不信がピークになったのは昨秋の臨時国会。教育基本法改正案が俎上(そじょう)に上った時だった。民主党が示した対案は、愛国心や道徳教育の位置づけで「自民党案よりひどい復古主義的な内容」(小関顕太郎・北教組書記長)だった。

 「心は社民党。しかし…」と、北教組幹部の一人は言葉を濁す。上部団体の日教組や連合は民主党支持。そこにあえて反旗を翻し、政治的影響力の小さい社民党支持に回ることは、組織の論理としてはハードルが高い。

 北教組が道選挙区で推すのは小川氏だけ。だが、信条的に近い社民党新人の浅野隆雄氏や、護憲の立場を鮮明にし当選後の民主会派入りを表明している無所属新人の多原香里氏にも一定の票は流れるとみられる。また、札幌など都市部では共産党支持者も少なくなく、創価学会員もいるなど一枚岩にはほど遠い。

 ジレンマを抱える執行部の一人は言う。「民主を支持するしかない以上、党内で護憲が主流になるよう働き掛けることが現実的だ」

 定期大会から約二週間たった六月末。札幌市内で小川氏と会談した北教組幹部は、護憲の姿勢をさらに明確にするよう迫った。小川氏も「今後もその姿勢で頑張りたい」と応じた。

 北教組の住友副委員長は「小川候補は、これまでの信頼関係のもとで推薦した。護憲勢力を一人でも増やしたい」と語る。大票田・北教組の支援を失うわけにはいかない民主党と、“消去法”で民主支援を続ける北教組。この「大人の関係」(北教組幹部)に、冷めた視線を送る組合員も少なくない。

89片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/27(金) 09:00:58
小川氏抜け出す 多原氏、伊達氏横一線 参院選道選挙区(07/27 06:56)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/san-in2007/40106.html

 共同通信社は二十九日投開票の参院選に関して、二十四日から二十六日にかけて、北海道を含む全国の二十一選挙区で世論調査を実施した。北海道新聞社は、共同通信社が行った道内世論調査に、本社の独自取材を加味して道選挙区(改選数二)の最終盤情勢を探ったところ、民主党現職の小川勝也候補(44)が抜け出し、無所属新人の多原香里候補(34)=民主党、国民新党、新党大地推薦=と自民党現職の伊達忠一候補(68)=公明党推薦=が二議席目を激しく争う展開になっている。ただ、投票先を決めていない有権者がなお三分の一おり、選挙当日の投票率などでも情勢が変化する可能性がある。

 小川候補は、年金記録漏れ問題や格差問題などに対する与党への批判票を集める形で、着実に支持を広げる。年代別では二十代から七十代以上までまんべんなく浸透。職業別でも自由業や事務・技術職などで、ほかの候補をリードする。

 多原候補は社会的弱者救済や護憲などを政策の柱に据え、現業職や管理職、商工サービス業に支持を広げつつある。年代別では二十−四十代の若年層に浸透、当選圏入りをうかがうが、男性に比べ女性の支持が弱い。

 大規模集会などで自民、公明両党支持層の支持固めに力を注ぐ伊達候補は、職業別で農林漁業などに浸透。年代別では六十−七十代以上の比較的年齢の高い層の支持を集めるが、「支持政党なし」の無党派層を十分取り込めていない。

 共産党新人の畠山和也候補(35)は商工サービス業などに浸透しつつあるが、全体的な支持の広がりはいまひとつ。社民党新人の浅野隆雄候補(51)は五十代の男性から支持を集めつつあるが、伸び悩んでいる。

 無所属新人の羽柴秀吉候補(57)と諸派新人の千代信人候補(43)、無所属新人の荒川昌之候補(48)の三人は厳しい。

90片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/27(金) 09:01:43
投票率高くなる? 道選挙区各陣営予想 当選ラインに影響か(07/27 08:45)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/san-in2007/40088.html?_nva=6
 激戦が伝えられる参院選だが、道選挙区の各陣営にとって気になるのは、当選ラインを上下させる投票率の行方だ。投票率が61・74%だった三年前の前回選挙に比べ、期日前投票が大幅に伸びていることもあり、各陣営は60−63%程度の比較的高めの投票率を予想している。

 統一地方選と参院選が重なる十二年に一度の「亥(い)年」は、“選挙疲れ”もあって参院選の投票率は低めになる傾向があり、十二年前の一九九五年は46・92%と過去最低を記録した。ただ、二十二日現在の期日前投票者数は、三年前の同時期より47%増えており、有権者の関心が高まっているとみられる。

 主な候補の中で、最も高い投票率を予想するのが、無所属新人の多原香里候補=民主党、国民新党、新党大地推薦=の陣営。「基礎票となる大きな支援組織がないので、現在の自公連立政権に不満や怒りを抱く人たちに投票してほしい」との期待もこめ、予想投票率は62%。街頭演説の反応などから「有権者の関心は高い」との感触だ。

 自民党現職の伊達忠一候補=公明党推薦=の陣営は、前回と同程度の61%を予想。公明党の手堅い組織票に加え、足元の保守票固めが最優先の課題だが、我孫子健一後援会長は「本来の自民党支持層に棄権しないで投票してほしい。高投票率が野党に有利になるとは限らない」とみる。

 各種世論調査で優勢が伝えられる民主党現職の小川勝也候補陣営は60%とみる。年金問題などで国民の政治に対する関心は高まっているとして「十二年に一度の亥年現象は当てはまらない」と読んでおり、「無党派の民主党に対する期待は高く、投票率は高ければ高いほどいい」と強気だ。

 共産党新人の畠山和也候補陣営は具体的な数字は示さないが、「前回より数%上がる」と予想する。

 社民党新人の浅野隆雄候補陣営は、投票率を前回とほぼ同じ60%前後と想定し、「組織票の割合が高まることは避けたい」と、投票率アップに期待を込める。

91片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/27(金) 23:28:22
小川氏、極めて優勢/終盤 本社情勢調査
2007年07月27日 朝日北海道
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000510707270002

【参院選道選挙区終盤 本社情勢調査】


■伊達・多原氏互角の戦い


 朝日新聞社は24、25日、参院選道選挙区(改選数2)について道内の有権者を対象にした電話による選挙情勢調査を実施、取材で得た情報とあわせて総合的に終盤の情勢を探った。民主現職の小川勝也氏(44)は引き続き安定感があり、極めて優勢。2議席目は、自民現職の伊達忠一氏(68)=公明推薦=を、無所属新顔の多原香里氏(34)=民主、国民新、新党大地推薦=が追い上げて互角の戦いだ。ただ、調査時点で投票態度を明らかにした人は6割にとどまり、情勢は流動的だ。


 投票態度を明らかにした人を分析すると、小川氏は序盤と変わらず、他候補を引き離している。自民党への逆風も取り込み、男女、年代、職業問わず全道に浸透している。民主支持層の4分の3を固めたほか、無党派層の4割近くに浸透。自民、公明、社民各支持層にも支持を広げている。


 伊達氏は、麻生外相や小泉純一郎・前首相ら大物政治家を演説会に招くなど、支持基盤固めに懸命だが、自民支持層、推薦を受けた公明支持層とも、序盤と比べて広がりが見られない。無党派層への浸透は1割強、高齢者層の支持が厚めだ。


 多原氏は無党派層からの支持が4分の1程度で、推薦を受けた民主支持層も2割を固めた。当選後の民主党会派入りを表明したことなどが影響したと見られる。男女別では、特に60代までの女性からの支持を伸ばしている。


 有権者数が最も多い札幌市中心部では、伊達氏と多原氏がほぼ互角の戦い。同市の周縁部や周辺では多原氏が伊達氏を追い上げ、最終盤の「札幌決戦」が勝敗の鍵を握る展開になりそうだ。


 共産新顔の畠山和也氏(35)は共産支持層の大半を固めた。無所属新顔の羽柴秀吉氏(57)は勢いが鈍っている。社民新顔の浅野隆雄氏(51)は社民支持層以外に広がりがない。諸派新顔の千代信人氏(43)、無所属新顔の荒川昌之氏(48)に勢いは見られない。


    *


《調査方法》24、25日に道内の有権者を対象とした「朝日RDD」による電話調査を実施した。無作為3段抽出法。コンピューターで無作為に発生させた番号サンプルのうち、有権者のいる家庭用番号に電話がかかったのは1891件で、そのうち1241人から有効回答を得た。回答率は66%。

92片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/27(金) 23:30:16
政党幹部ら来道 後押し
2007年07月27日 朝日北海道
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000510707270003

 8人で2議席を争う参院選北海道選挙区。投開票日が間近に迫り、主要政党の幹部らが、公認・推薦5候補のラストスパートを後押ししようと、続々と応援のために来道している。


 「厳しい声を真剣に受け止めて、試練だと思って自民党もがんばって」


 26日、札幌市内のホテルで開かれた自民現職・伊達忠一氏の「逆風に負けるな。大集会」で、小泉純一郎・前首相が声を張り上げると、超満員の会場から大きな拍手が起こった。


 伊達氏の陣営関係者は「(小泉氏には)かなり無理やりきてもらった。本当に厳しいところしか来ない」と話す。陣営は24日にも麻生外相を集会に迎えた。


 一方、無所属新顔の多原香里氏が25日に札幌・ススキノで実施した街頭演説には、多原氏を推薦する民主党の菅直人・代表代行が登場。菅氏は、現職の党公認候補でこの日は道南を回っていた小川勝也氏の名前を織り込みつつ、「民主党が全面的に推薦、応援している多原香里さんを国会に送って頂きたい」と多原氏をPRした。


 同党北海道が、小泉氏に対抗する形で来道を依頼していた。幹部は「2議席独占を現実にするため、多原氏だけのために来てもらった」と話す。


 共産党の志位委員長は、22日に同党新顔の畠山和也氏とともに札幌・大通公園で演説。社民党は福島党首が23日、土井たか子名誉党首が24日、それぞれ同党新顔の浅野隆雄氏のもとに駆けつけ、街頭演説に立った。

93片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/28(土) 10:58:55
上田札幌市長 多原氏を応援(07/28 10:09)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/san-in2007/40276.html

多原氏(右)と手を取り、市民に支援を呼びかける上田市長

 札幌市の上田文雄市長は二十七日、同市中央区の大通公園で、参院選道選挙区に出馬した無所属新人の多原香里氏=民主党、国民新党、新党大地推薦=の応援演説を初めて行い「大切な一票を二倍、三倍に生かせるような投票をしよう。(多原氏に)力を結集してもらいたい」と強調、野党による道内二議席独占が実現できるよう訴えた。

 上田市長は「少数者が、その存在を無視されるような政治であってはならない」と、アイヌ民族の多原氏への期待感を示し、「一生懸命に働く者のための政治が行われていない。われわれの命さえ削られている」と政権を批判。「この参院選は日本の将来を決める。多原さんに懸けてみよう」と呼びかけた。

94片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/30(月) 20:29:19
道選挙区 小川氏、伊達氏が当選 多原氏は届かず(07/30 04:58)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/san-in2007/40662.html?_nva=15

 参院選道選挙区(改選数二)は、民主党前職の小川勝也氏(44)が、安倍政権への批判票を集め、都市部を中心に道内各地からまんべんなく得票し、トップで三選を果たした。自民党前職の伊達忠一氏(68)=公明党推薦=も再選し、与党の議席を死守したが、初当選時の九十八万票から大幅に得票を減らした。無所属新人の多原香里氏(34)=民主党、国民新党、新党大地推薦=は無党派層に加え、民主党支持層にも浸透を図って猛追したが、一歩及ばなかった。

 年金改革や格差是正を訴えた小川氏は、民主党の支持基盤である連合北海道傘下の労組票を手堅くまとめた上、無党派層にも浸透し、危なげない選挙戦を展開した。六年前の選挙の六十八万票から大幅に増やし、道選挙区当選者では初の百万票の大台に乗せた。

 伊達氏は北海道新幹線着工など与党の実績を訴え、多原氏の追い上げをかわした。政府・与党に対する激しい逆風に加え、公示直前には自民党前道議の長男の不祥事も発覚し、支持組織の動きが鈍化。「小泉ブーム」に乗り、初当選した六年前の選挙から一転、守りの選挙を強いられたが、最終盤で保守基盤層の危機バネも働き、逃げ切った。

 新党大地副代表の多原氏は公示直前に、当選後の民主党会派入りを明言し、「民主の二番手」を前面に運動を展開。無党派層や民主党支持層から支持を得て、三年前の前回参院選で新党大地の鈴木宗男代表が得た四十八万票を大きく上回る票を得たが、保守層と公明党・創価学会ブロックの厚い基礎票に支えられた伊達氏の壁は崩せなかった。

 共産党新人の畠山和也氏(35)は共産党支持層を固めたが、無党派層に十分浸透できず、伸び悩んだ。無所属新人の羽柴秀吉氏(57)は四月の夕張市長選出馬で高まった知名度を生かしたが、広がりを欠いた。社民党新人の浅野隆雄氏(51)も「憲法九条堅持」を訴えたが、浸透しなかった。

 一方、比例代表では、北海道を重点地域とする共産党前職の紙智子氏(52)が再選、公明党前職の渡辺孝男氏(57)と自民党前職の橋本聖子氏(42)がそれぞれ三選を果たした。

95片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/30(月) 20:29:53
民主「2議席目」ならず 大地との連携不発 自民終盤で引き締め(07/30 03:36)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/san-in2007/40664.html?_nva=15

再選を果たした伊達忠一氏を拍手で迎える自民党道連幹部たち

 〈解説〉参院選道選挙区は、民主党前職の小川勝也氏が年金記録問題など自民党への逆風の受け皿となり、大量得票で当選を決める一方で、推薦候補として「民主の二議席目」を目指した無所属新人の多原香里氏は、自民党前職の伊達忠一氏に迫ったが届かず、四回連続で自民と民主が議席を分け合う結果となった。二○○四年の前回選挙で果たせなかった、民主党悲願の二議席独占は、今回もかなわなかった。新党大地との選挙協力も、春の知事選に続いて結実しなかった。(報道本部 久保田裕之)

 小川氏は連合北海道が中核部隊となり、労組をフル回転させて基礎票を固める一方、「唯一の公認候補」を前面に自民党批判を繰り返し、反自民の「風」を受ける戦略を徹底した。

 この結果、小川氏は六年前の選挙で獲得した六十八万票を大幅に上回り、道選挙区で初の百万票に乗せた。ただ、民主・連合ブロックは四月の知事選で惨敗するなど、中長期的な力量の低下は明らか。今回の小川氏の大勝は単に風に乗っただけとも言える。次期衆院選に向け、風に左右されない足腰の強い組織をつくり直す努力が求められる。

 伊達氏は、自民への逆風に加え、長男が飲酒運転で道議を辞職する不祥事も発覚し、厳しい選挙戦を強いられた。党内には「三番目に落ちることはない」との「慢心」もあり、組織が本格的に動きだしたのは選挙戦中盤からだった。

 しかも、長く自民党を支えてきた業界団体は、構造改革の影響で弱体化が進んで運動は鈍かった。

 北海道新聞社の出口調査などでは、自民党支持層の半数程度しか固められなかった。しかし、逆風の余りの強さに陣営が引き締まった部分もあり、高齢者層や公明票を固めきることで、最終的に逃げ切った。

 新党大地副代表の多原氏は、民主と大地の選挙協力の第二弾。民主党側は当初、道東限定だった所属議員による多原氏支援を、途中から全道に拡大するなど積極的な支援に動いた。

 ただ、民主の実動部隊の連合北海道が、小川氏より若く、唯一の女性候補として無党派層にもアピールしそうな多原氏に票が流れることを警戒し、最後まで多原氏支援に消極姿勢を崩さなかった。

 その意味で、強い追い風にもかかわらず、民主党と連合が結束して二議席独占に向けて行動できなかったのは「失点」ともいえる。大地との協力のあり方も含め、今後の課題となりそうだ。

 また、共産、社民両党は二大政党の間に埋没した感が強く、党勢の立て直しが急務になる。

96片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/30(月) 20:30:18
小川さん 100万票の責任痛感(07/30 14:09)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/san-in2007/40751.html?_nva=15

早朝からテレビ出演やあいさつに飛び回る小川さん=30日午前6時40分、札幌市中央区

 道選挙区で三選を果たした民主党前職の小川勝也さん(44)は午前六時半、宿泊した札幌市中央区内のホテルを出発。降り注ぐ朝日に目を細め「(得票した)百万票は、予想以上のすごい数字。責任を痛感しています」と表情を引き締めた。

 睡眠時間はわずか二時間半。NHK札幌放送局で番組出演後、再びホテルに戻って朝食をとり、道庁や札幌市役所、経済団体などへのあいさつ回りに向かった。

 民主党の全国的な躍進を伝える新聞に目を通し「今の政府には地域で生活する人への思いが少ない。その結果でしょう」と、厳しい口調で安倍晋三政権を批判。ただ、念願だった野党による道選挙区の二議席独占は逃し、「勝った勝ったと手放しでは喜べません」と悔しさもにじませた。

97片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/30(月) 20:30:50
道内出口調査分析 無党派7割が民主系に 自民票は4割流出(07/30 03:39)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/san-in2007/40663.html?_nva=15

 二十九日投開票の参院選で、北海道新聞社は全道百五十カ所の投票所で投票を終えた六千人を対象に出口調査を行った。道選挙区(改選数二)では、無党派層や安倍晋三内閣不支持層の票が、三選を果たした民主党前職の小川勝也氏と、次点となった無所属新人の多原香里氏=民主党、国民新党、新党大地推薦=に集中。再選した自民党前職・伊達忠一氏=公明党推薦=の苦戦の要因となった。

 支持政党は民主党が32・3%、自民党が31%と拮抗(きっこう)。支持政党なしの無党派層は17・9%だった。

 民主党支持層は65・2%が小川氏、28・4%が多原氏に投票し、支持基盤の強固さを示した。一方、自民党支持者で伊達氏に投票したのは57・2%にとどまり、19・1%が小川氏、15・6%が多原氏に票を投じた。伊達氏は年金問題などによる自民党への逆風に加え、長男の飲酒運転という不祥事も重なり、支持者離れを起こしたことがうかがえる。

 無党派層は40・4%が小川氏、32・1%が多原氏へ流れた。安倍内閣を「支持しない」と答えた人は58・6%に達し、うち49・2%が小川氏、30・8%が多原氏に投票した。

 共産党新人の畠山和也氏は同党支持層の70・8%を取り込んだが、支持の広がりを欠いた。社民党新人の浅野隆雄氏は同党支持層の39・8%しか固められなかった。

 投票に際して重視した政策と争点は、「年金・福祉などの社会保障」が48・7%と突出。「景気・雇用対策」が18・8%、「政治とカネの問題」は10・3%、「憲法改正」5・5%と続いた。

98片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/31(火) 08:49:35
北海道選挙総合スレPart12
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1185527892/

803 無党派さん New! 2007/07/31(火) 02:41:37 ID:D4qHUw6h
峰崎がKYか

参院選、「女ムネオ」は届かず…
http://www.hbc.co.jp/news/hbc-newsi.html

北海道選挙区で、「台風の目」とも言われた、「女ムネオ」こと、多原香里さん。
自民党候補を激しく追い上げたものの、当選することはできませんでした。
その原因に迫ります。
釧路市の開票所です。
投票用紙には「女ムネオ」の文字・・・。
新党大地、鈴木宗男代表の影響力を物語っています。
「女ムネオ」こと、多原香里さんは、今回、民主党から推薦をとりつけました。
民主党は鈴木代表と手を組んで、道内で2議席を独占する狙いでした。
多原さんにぴったりと寄り添う鈴木代表。
自分の分身「女ムネオ」として売り込む戦略でした。
しかし、公示の後、「女ムネオ」の文字の上に、「民主の二番手」というシールが張られました。
民主党は、多原さんを支援する姿勢を強めます。
投票日の直前、菅直人代表代行が公認の小川さんではなく、推薦の多原さんを応援するためだけに、札幌に入りました。
これに不快感を示したのが、小川さんの選対本部長、峰崎参議院議員でした。
峰崎議員は、突然、予定になかった演説を始めます。
かつて、鈴木代表のことを、「日本一ダーティーな政治家だ」と言い放ったこともある峰崎議員、鈴木議員と手を組むことについては・・・。
また、連合など、民主党を支持する労働組合の票が多原さんに流れることはほとんどありませんでした。
お互いアレルギーを解消できないまま進んだ選挙協力・・・。
今回、民主党の小川さんと多原さんの得票をあわせると、自民党の伊達さんの2倍を超えていますが、2人揃って当選させることは、できませんでした。
「逆風に負けるな」の合言葉を掲げた自民党の伊達忠一さん、選挙直前には、長男が飲酒運転を隠して、道議会議員を辞職するという不祥事もありました。
伊達さんが最後に逃げ切ったのは「与党が議席を失うかもしれない」そんな保守層の危機感からでした。
早くも次の戦いをにらむ鈴木代表。
ムネオ流のしたたかさをのぞかせました。


804 無党派さん New! 2007/07/31(火) 02:53:57 ID:D4qHUw6h
VTR中の発言
(宗男)小川さんの数字が良すぎるのでそこは計算外・・・
    民主党の議員は良くやってくれた
    ただ組合関係は小川さんガチガチでした。

(峰崎、多原の選挙カー上で)小川候補は多くの皆様の支援の輪を〜
(逢坂) 全体の選挙情勢の見極めとタイミング、、この二つをどう読むかで
    もう少し反省すべき点があった。

Q今後も民主党と連携をしていく?
(宗男)もちろんです。 衆院選は連携じゃなくてこっちが・・・
   じゃあ自民党についたらどうします?簡単ですよ。

99片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/31(火) 08:50:05
参院選 勝敗の分かれ目は?
http://www.stv.ne.jp/news/streamingWM/item/20070730192849/index.html

猛烈な逆風を浴びた自民党がなんとか議席を死守した北海道選挙区ですが、追い風を受けて2議席を独占をもくろみながら、あと一歩、届かなかった民主党。勝敗の分かれ目は何だったんでしょうか。

札幌・厚別区の投票所に伊達忠一さんの姿がありました。
(伊達氏)「(Q昨夜は休めたか?)休めなかった」
伊達さんを最後まで苦しめた逆風・・・。年金記録問題。政治とカネ。さらには、息子の酒気帯び運転。前回、100万票近くを獲得しトップ当選したとは思えないほどの腰の低さ。その伊達さんにとっての強敵は民主党のあとおしを受けた多原香里さんでした。
(野口記者)「北海道選挙区は大接戦が続いている」
(山内記者)「午後8時です。投票が締め切られました。投票箱はこれから開票場へと運ばれます」
小川勝也さんが早々と当選を決め、1議席を確保した民主党。ここまでは予想通りの展開です。残る1議席を党を挙げて推した多原さんが取れば完璧な勝利でした。その頃、伊達さんの選挙事務所は緊張に包まれていました。そして、伊達さんは終盤激しく追い上げた多原さんをかわしてなんとか逃げ切りました。なぜ、多原さんは届かなかったのか。ひとつは無党派層が多い札幌市内で、伊達さんを上回ることができなかったことが挙げられます。それでも、民主党の支援がなければ自民党の現職をここまで追い詰めることはできませんでした。
(新党大地・鈴木宗男代表)「私が3年前の参院選で獲得した票を上回る。それだけ戦った意義があった。(今回の得票は)次の衆院選に大きなインパクト与える」
多原さんの事務所を訪れた 民主党の逢坂議員もこう指摘しました。
(民主党・逢坂誠二衆院議員)「無党派の票は少なく、民主支持者の票が入った。結果から言えば、もう少し取り組みが早くてもよかった」
結果は小川さんが101万票。伊達さんが75万票。そして多原さんが62万票。道内2つ目の議席に波乱は起きませんでした。

(2007年7月30日(月)「どさんこワイド180」)

100片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/03(金) 15:47:05
多原氏、民主の風乗れず
2007年07月30日 朝日北海道
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000510707300004

支援者と握手する多原香里氏(右)。中央は鈴木宗男新党大地代表=29日午後11時41分、札幌市中央区で


■「共闘」に不協和音も


 「女ムネオ」と書かれたポスターが部屋中に張られている札幌市中央区の事務所。開票速報で「落選」が伝えられると、多原香里氏は「多くの人から支援をいただいて感謝している。敗因は現職と新人の差」と話した。


 新党大地代表の鈴木宗男衆院議員は「小川さんの票が予想よりも多かった。民主党から推薦をいただいたけれど、民主は連合さんが大きな核。その連合さんが足元を固めて、小川さんが圧勝した」と語った。


 新党大地副代表でアイヌ民族の血を引く。4月の知事選から「共闘」している民主党も推薦した。9年間の海外暮らしから帰国し「元気のなくなった北海道を元に戻したい。弱い人たちの力になりたい」と訴えた。


 道選挙区で最年少、唯一の女性候補。鈴木氏は知名度の低さを補おうと、「女ムネオ」とのニックネームを付け、「二人三脚」を続けた。民主党からは「ムネオ色を前面に出すと、若い女性という最大の特徴が消えかねない」とも指摘された。それでも、鈴木氏は「女ムネオ」の看板を下ろさずに、最後まで遊説に寄り添った。


 民主党が多原氏に対する「公認」並みの支援を決めたのは公示日直前だった。転機は競り負けた伊達陣営の不祥事。年金問題や防衛相の辞任など全国的に自民への逆風が強まる中、道内では伊達氏の長男の飲酒運転問題が発覚した。民主党は2議席独占の好機ととらえ、多原氏支援を本格化させた。支援の条件となった「当選後の多原氏の民主会派入り表明」も鈴木氏がのんだ。


 民主党は無党派層対策として、都市部では大地より民主の色を前面に出す戦略をとった。選挙戦中盤から、札幌など都市部では街頭のあちこちにある選挙ポスターに「民主の二番手!」と書かれたステッカーを「女ムネオ」の4文字の上に張った。当初は道東地域に限った党国会議員や道議の支援を、全道に広げた。


 選挙戦終盤では、有権者の3分の1が集中する札幌市に絞り、無党派層の掘り起こしを狙った。「民主トロイカ」の1人である菅直人代表代行や、上田文雄・札幌市長も応援演説に駆けつけた。だが、民主党の全面支援には、小川氏を支える連合北海道が難色を示すなど一枚岩にはなりきれなかった。


 追い上げには手応えを感じていたが、壁は厚かった。

101片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/03(金) 15:48:16
12選挙区で民主完勝
2007年07月31日 朝日北海道
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000510707310001

■道内の比例区票を衆院選に当てはめると


 今回の参院選の道内の比例区の票を衆院選に当てはめると、12小選挙区のすべてで民主票が与党の「自民+公明」票を上回って完勝、定数8の比例区北海道ブロックでも5議席を獲得する「歴史的圧勝」になる。


 民主の道内比例区票は121万7315票。04年参院選の116万7360票を上回り、国政選挙での最多得票を記録した。自民は72万3441票で、04年参院選を5424票上回ったが、05年衆院選に比べて約21万7千票減らした。公明は33万9749票で、99年の連立与党入り後で最も低い得票になった。


 そんな今回の結果を衆院選の12小選挙区に当てはめると、民主対自民だけでなく、民主対「自民+公明」でも、民主が全勝する。05年の前回衆院選は、民主の8勝4敗だった。


 得票率で見た場合、民主は全選挙区で4割台に達した。最高は鳩山由紀夫幹事長の地元の9区で45・58%。最低の7区でも40・95%だった。対する自民の最高は武部勤・前幹事長の地元である12区の31・04%。これ以外はすべて2割台で、最低は2区の20・84%だった。公明は10〜13%台にとどまった。


 衆院選の比例区にあてはめた場合は、民主5議席、自民2議席、公明1議席になる。新党大地は05年の前回衆院選で1議席を獲得したが、今回の参院選比例区には候補者を擁立しなかった。

102片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/03(金) 15:49:21
民主・小川氏に自民支持層も19%投票
2007年07月31日 朝日北海道
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000510707310003

■民主・小川氏、100万票台で当選


■自民支持層も19%投票/参院選出口調査


 参院選道選挙区で、史上初めての100万票を超える大量得票で、民主前職の小川勝也氏が当選した。これには無党派層の支持に加え、自民支持層からも多くの票が流れていたことが、朝日新聞社の出口調査=29日に実施=の結果でわかった。一方で、同じく当選した自民前職の伊達忠一氏=公明推薦=は、無党派層の支持が極めて少なく、自民・公明両党の組織力で逆風を乗り切ったことが浮き彫りになった。


■伊達氏は組織力


 小川氏の得票は101万8597票。これまでの参院選道選挙区での最多得票は、「小泉旋風」が吹き荒れた01年に初当選した伊達氏が得た98万5274票だった。


 小川氏に対しては、民主支持層の62%に加え、支持政党を尋ねた質問に「なし」「わからない」「答えない」と答えた人の合計である無党派層の37%が投票。さらに、自民支持層の19%、公明支持層の9%も加わった。


 支持政党全体では、34%の民主支持層に、29%の自民支持層が次いだ。無党派層は17%だった。支持の厚みは異なるものの、これらが複合されて、小川氏に大量得票をもたらした。


 伊達氏に対しては、無党派層の支持は8%と少なかったが、自民支持層の50%、公明支持層の60%が票を投じたことにより、当選ラインに押し上げられたと言える。


 一方、民主系無所属の多原香里氏には、無党派層の32%、自民支持層の19%、公明支持層の9%が投票したが、肝心の民主支持層からの投票は、小川氏の半分以下の29%にとどまった。これが多原氏が当選圏内に入れなかった大きな要因だったようだ。


《調査方法》
 投票を終えた有権者に調査票を渡し、選挙区と比例区で投票した候補者名や政党名、支持政党などについて答えてもらった。道内120カ所で実施し、6651人から有効回答を得た。グラフや本文中のデータは小数点以下第1位で四捨五入した。


   *   *   *


■「安倍政権に国民が不信」――知事


 29日投開票の参院選の結果を受けて、高橋はるみ知事は30日の定例記者会見で、「安倍政権に対する国民の不信が明確な形で出てきた。安倍政権、あるいは閣僚の方々に自覚をぜひ持っていただきたい」と感想を述べた。道選挙区では民主、自民の前職がともに再選を果たしたが「道内では景気雇用が重要視された。地域の経済活性化などの政策を、今まで以上にしっかりやっていかなければならない」と話した。

103片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/05(日) 09:37:52
参院選の結果検証 1カ月後にまとめ 自民道代議士会(08/03 13:55)北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/san-in2007/41520.html

 自民党道代議士会は三日午前、党本部で会合を開き、七月の参院選の結果を検証する「総括」を、一カ月後をめどにまとめることを決めた。

 道選挙区で再選された伊達忠一氏や、比例代表で三選した橋本聖子氏の選挙戦を、道内の衆院選の各小選挙区ごとに分析。伊達氏が苦戦を強いられたことを踏まえ、新党大地の動向や公明党との選挙協力の効果、自民党への逆風の原因などを調べ、次期衆院選に向け体制の立て直しを図る。また衆院選の候補者不在の道1区(札幌市中央、南、西区)など計四カ所の小選挙区で、擁立作業を早急に進めることを確認した。

104片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/05(日) 09:44:31
高橋知事と上田札幌市長 にこやかに“大人の懇談”(08/04 07:58) 北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/41603.html?_nva=7

参院選後、初めて顔を合わせ、にこやかに懇談する高橋知事(右)と上田市長(左)

 道と札幌市による「行政懇談会」が三日、札幌市中央区の豊平館で開かれ、高橋はるみ知事と上田文雄札幌市長が参院選後初めて公式の場で顔をそろえた。参院選では知事が自民党前職、市長が民主党推薦の新人と支持が分かれたが、互いに一切話題にせず、「選挙は選挙」という“大人の関係”を演出した。

 カメラの多さを意識してか、高橋知事が自ら「あいさつしましょう」と口火を切り、「選挙も終わったし、上田市長とこっそり二人で話し、早めに(懇談会を)やろうということになった」と親密さをアピール。上田市長も「実りの多い懇談会にしたい」と応じた。

 懇談では、来夏の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)に向け、知事が「火災や災害への即応、救急搬送体制の確保などが重要課題であり、札幌市に中心的な役割を担ってほしい」と要請。市長は「精いっぱいの努力をさせていただく」と答えた。このほか道内産品のPR強化や、海外からの観光客誘致などでの協力も確認した。

105片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/05(日) 11:05:51
160万票の意味:07参院選・道選挙区/上 2人区の壁 /北海道
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hokkaido/seikei/archive/news/2007/07/31/20070731ddlk01010446000c.html

 ◇追い風かすむ同床異夢

 「100万か。もったいない話だわな」。30日午前0時過ぎ、参院選北海道選挙区(改選数2)で落選が決まった多原香里氏(34)の選挙事務所。民主公認の小川勝也氏(44)が道選挙区初の100万票台となる大量得票を果たしたと聞くなり、新党大地代表の鈴木宗男衆院議員は悔しそうにつぶやいた。多原氏の得票62万票と合わせれば160万票を超える。2分すれば2位の自民・伊達忠一氏(68)をそろって上回る計算になる。

 全国的に民主党への猛烈な追い風が吹いた今回の参院選。道選挙区で同党は小川氏に加え、新党大地が無所属で擁立した多原氏を推薦、2議席独占を狙った。多原氏を民主公認とする案もあったが、小川氏の当選確保を最優先する連合の抵抗もあって断念。結果的に多原氏の無所属出馬が民主支持票の配分を難しくした面は否めず、最初のボタンの掛け違いが最後まで響いた。

 23日午前、民主党北海道の事務所から道内の国会議員や地方議員あてに多原氏へのテコ入れを指示する「檄(げき)文」が発信された。同党は投票1週間前の世論調査で小川氏のトップ当選は固いと判断。2議席目に照準を絞り、横路孝弘衆院副議長ら党幹部や道議らの応援を多原氏に集中させる「独占シフト」へ大きくカジを切った。

 同じころ、小川氏の選挙事務所では選対本部長の峰崎直樹参院議員が「公認候補が優先だ!」と怒声をあげていた。25日に札幌入りする菅直人代表代行が多原氏だけを応援して帰ると聞いたためだ。小川氏の選対は同党と連合の寄り合い所帯。前回04年参院選で同党が公認2人を擁立した際、連合の支援を受けた峰崎氏が新人候補と民主同士で2議席目を競り合い、6万票差まで詰め寄られた。この苦い経験が小川氏陣営を硬くさせた。

 連合は菅氏の多原氏応援に対抗するように25日、「民主支持層の中にも公認候補から推薦候補に流出する傾向がある」と小川氏支援を徹底する「檄文」を傘下の労組などに送った。党と連合が全く違う情勢認識と支援方針を示したことで現場は混乱。「このままだと小川氏は100万を超える。多原氏は勝てない」。26日夜、民主党北海道の幹部が連合道幹部に電話で組織内の締め付けを弱めるよう暗に求めたが、連合側は最後まで手綱を緩めなかった。

 29日夜、伊達氏の選挙事務所でバンザイをすませた後、自民党道連の今津寛会長は「連合が(小川氏への)期日前投票に力を入れてくれて助かった。最後は多原さんの勢いを感じたが、小川さんから(多原さんに)回す票が少なかった」と連合への「感謝」を口にした。2議席独占の悲願を共有できない民主党と連合の「同床異夢」が伊達氏を救ったというわけだ。

 前回参院選も年金未納問題などで民主に追い風が吹き、峰崎氏ら民主の2候補が合計で117万票を獲得。この選挙に出馬した鈴木議員の48万票と合わせた165万票は、今回の小川、多原両氏の合計162万票とほぼ変わらない。道民は2回の参院選とも、自民党の2倍を超える批判票を投じたことになる。それでも結果は自民、民主が1議席ずつ分け合う指定席状態が続く。「2人区の壁」が道民の前に立ちはだかっている。【横田愛、内藤陽】

毎日新聞 2007年7月31日

106片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/05(日) 11:08:14
160万票の意味:07参院選・道選挙区/下 自公組織戦 /北海道
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hokkaido/seikei/archive/news/2007/08/01/20070801ddlk01010159000c.html

 ◇無党派捨て「内向き」徹底

 参院選道選挙区で再選が決まって一夜明けた7月30日朝、自民党の伊達忠一氏(68)が黒塗りの車で真っ先に向かったのは札幌市厚別区にある北海道創価学会だった。伊達氏は記者団を前に「お世話になったところにはきちっとお礼をしないといけない」と力を込めた。

 選挙中、伊達氏陣営が選挙ポスターを一斉に張り替えたのは投票まで1週間を切った同23日以降。伊達氏が道行く人にほほ笑みかけていたポスター写真は、必死の形相で演説のマイクを握る姿に切り替わり、赤地に大きな白抜き文字で「逆風に負けるな」。

 全国で吹き荒れた与党への逆風。伊達氏にとっては、長男が飲酒運転で道議を辞職する不祥事も加わり台風並みに感じられた。選挙戦中盤の世論調査では、民主の推薦を受けた多原香里氏(34)に激しく追い上げられていた。自民、公明両党の支持者でも半数前後しか伊達氏に投票すると答えず、無党派層は壊滅状態。「こうなったら組織票を固めるしかない」。伊達氏陣営がたどりついたのは、公明党との協力と自民党の支持者固めに徹する内向きの選挙戦。あえて「逆風」を強調し、身内に危機感を浸透させる作戦だった。

 7月24日、札幌市内のホテルに企業経営者ら自民支持者を集めた2000人規模の集会。公明党の比例代表候補、渡辺孝男氏も招き、麻生太郎外相が「伊達忠一と公明党比例代表の渡辺孝男、ぜひ皆さんの代表としてそろって国政に送っていただきたい」と呼びかけた。

 公明党は道選挙区で伊達氏を支援するのとバーターで渡辺氏に比例票を回すよう要求していたが、自民党側は煮え切らない対応を続けていた。一転、企業経営者らに影響力を持つ日本青年会議所OBの麻生外相を呼んで渡辺氏支援を訴えた演出は、公明党と支持母体の創価学会にSOSのメッセージとして伝わり、「組織末端まで『伊達さんが危ない』と指示を出した」(公明党道本部幹部)。

 自民党支持者に対しては終盤、道内の国会議員、道議、市町村議の後援会がフル回転し、全道的にミニ集会を開いて「自民党の危機」を訴えた。

 「伊達さんの息子の件、本当に私も申し訳ないと思う。だが、北海道が自立へ向かう大事なときに民主党に2議席を取らせていいんですかっ」。投票が2日後に迫った27日夜、札幌市北区の葬祭ホールに約300人の支持者を集めた自民党の吉川貴盛衆院議員が熱弁を振るった。支持者の間でも不祥事への反発は強く、集会の最後には伊達氏の妹もやつれた表情で登場し「兄を助けてあげてください」。ほかのミニ集会でも連日、謝罪の弁が繰り返された。

 ふたを開ければ前回の04年参院選で自民の中川義雄氏が獲得したのとほぼ同じ75万票。道内投票所の出口調査で、無党派層のうち伊達氏に投票した人は1割に満たず、危機感で支持層を引き締める内向き作戦が功を奏したといえる。

 ただ、トップ当選した民主の小川勝也氏と、伊達氏に敗れた多原氏の得票を合わせれば、投票総数の6割近い160万票。与党批判票を有効に生かせなかった民主党の戦略ミスに救われたに過ぎない。長引く経済の低迷と地域間格差の拡大で道内の自民党支持基盤は劣化が進んでいる。同党道連の今津寛会長は「負けるはずのない選挙」の苦戦を振り返り「道連を立て直さないとダメだ」と語った。【真野森作】

毎日新聞 2007年8月1日

107片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/05(日) 11:08:50
選挙:参院選・道選挙区 ムネオ議員VS連合、責任押し付け合い /北海道
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hokkaido/seikei/archive/news/2007/08/02/20070802ddlk01010090000c.html

 ◇多原氏落選で

 29日に投開票された参院選道選挙区(改選数2)に民主党などの推薦で出馬した多原香里氏の落選をめぐり、新党大地代表の鈴木宗男衆院議員が多原氏支援を最後まで渋った連合への批判を強めている。連合側には鈴木議員が保守票を切り崩せなかったのが敗因との思いもあり、責任の押し付け合いの側面も強い。次期衆院選へ向けた民主党と新党大地の連携にしこりを残す可能性もある。

 多原氏は新党大地副代表を務め、参院選への出馬は民主党との共闘の試金石だった。民主党は選挙戦で公認候補並みの支援を展開したが、連合は民主公認の小川氏に支援を限定。小川氏の得票101万に対し多原氏62万と大差がついた。

 そのため鈴木議員は投票翌日の先月30日に自身のブログで「次の衆院選を考えない連合のやり方に違和感を覚える」「連合の話を安易に聞かないで」などの「応援者の声」を掲載。地盤とする道東の3小選挙区を挙げ「今回の連合の判断は民主党の国会議員をつぶすことになる」との「声」も紹介する形で選挙協力の見直しもちらつかせた。

 これに対し連合や民主党内からは「大人げない」との反発も出ており、連合北海道の渡部俊弘会長は「冷静に結果を分析したうえで次の戦いをどうするか検討した方がお互いに建設的だ」と冷静な対応を呼びかける。民主党北海道の佐野法充幹事長は「公党間の信頼関係を維持できるよう、虚心坦懐に話をしていきたい」とコメントした。【横田愛、内藤陽】

毎日新聞 2007年8月2日


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板