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▲2007年▲21参▲東海

70片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/21(月) 19:34:24
07参院選:共産が津で決起集会、120人参加 中野氏「9条堅持」訴え /三重
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/mie/news/20070521ddlk24010068000c.html

 7月の参院選に向けた共産党県委員会などによる決起集会が20日、津市桜橋の県教育文化会館で開かれた。県議、市議や党後援会員ら約120人が参加した。

 初めに、同党公認で出馬予定の中野武史氏(32)があいさつ。中野氏は「憲法9条を守り抜こうとする共産党への期待の声が多く寄せられている」とした上で「憲法を改正しようという自民、民主には国政を任せられない」などと支援を呼びかけた。

 また大嶽隆司・県委員長が「県議選で2議席確保できたが、国政で勝ってこそ本当の勝利だ」と決意を示し、「従来の支持者だけでなく保守層や無党派層へも支持を呼びかける」と参院選での活動方針を説明。「中野氏の勝利と、比例での得票率10%確保を目指して頑張ろう」と述べた。【山口知】

〔三重版〕

毎日新聞 2007年5月21日

71片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/21(月) 20:27:10
参院三重選挙区小野崎氏事務所開き 産経三重
http://www.sankei.co.jp/chiho/mie/070520/mie070520000.htm

 7月に行われる参院選三重選挙区(改選数1)で、出馬表明している自民党公認の新人で元外資系医療品会社員、小野崎耕平氏(37)の後援会事務所開きが19日、津市のメッセウイングみえで開かれ、小野崎氏が、約1800人の支持者に、必勝を誓った。

 小野崎氏は、桑名市出身で、昨年春の自民党県連公募で公認候補として選ばれた。この日は、選対本部長の川崎二郎元厚生労働相の指示で、アメリカ大統領選のようなイメージで式典を構成。オレンジ色のリボンや風船、ネクタイと、ジャズバンドの演奏をバックに、ステージを演出した。

 小野崎氏は「公認されて以来、毎朝3時半起きで、夜まで街頭演説やミニ集会を重ね、3、4時間の睡眠時間で1年間、県内を5周した。当選すれば得意分野の健康・医療政策や、次世代を大切にする政策に全力を挙げる。地盤、知名度、金もないが、やる気と情熱で当選したい」と気勢を上げた。

 川崎選対本部長は集会後、「安倍晋三内閣になってから、自民にも民主にも風が吹いておらず、各選挙区の候補者次第で勝敗が決まる。小野崎氏は勝てる候補なので、2カ月で、相手の現職候補と同じ土俵に上げれば、議席が奪還できる」と、勝利の方程式を説いてみせた。

 参院三重選挙区では、現職の民主党県連代表、高橋千秋氏(50)と、新人の共産党県書記長、中野武史氏(33)の後援会事務所開きが先月末、それぞれ津市内で行われている。

(2007/05/20 02:43)

72片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/24(木) 13:37:14
県議会、特に反応せず 選挙違反事件
2007年05月23日 朝日三重
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000000705230005

◇◆所属会派代表は謝罪◆◇


 公選法違反の疑いで、4月の県議選で初当選した塩谷龍生容疑者(67)=尾鷲市・北牟婁郡選挙区=が逮捕された選挙違反事件で、県議会は22日、全会派の代表者による会議を開き、塩谷容疑者が所属していた自民党青雲会県議団団長が陳謝した。他会派からは事件について「県議会としてできることはない」などの意見が出され、県議会としては特段の対応はとらない見通しとなった。


 同日午後から始まった県議会代表者会議の冒頭、岩名秀樹議長は21日に塩谷容疑者の辞職願を許可したことを報告。自民党青雲会県議団の森本繁史団長は事件について、「報道されている内容しか詳細は理解していない。ご迷惑をおかけし、おわび申し上げたい」と頭を下げた。


 県議会では昨年も、現職県議が傷害容疑で逮捕される不祥事があり、共産党県議団の萩原量吉団長は「県議による事件が続いている。議長声明など、県議会として何らかの姿勢を表明しては」と提案。しかし、岩名議長は「(塩谷容疑者は)議員活動の入り口で折り返された。声明を発表してスタンドプレーをするのもいかがか」と慎重な姿勢で、新政みえと自民・無所属議員団の代表も「辞職された方に議会としてできることはない」と同調した。


 一方、参院選への影響について、山本勝・自民党県連幹事長は「(自民公認の)小野崎(耕平)候補は、従来とは違う都市型選挙で戦っていく」とし、「若い小野崎候補と今回の事件は、結びつきにくいと思う」と、事件の影響はないことを強調。


 現職の高橋千秋氏を公認する民主党の三谷哲央・県連幹事長代行は「追い風とはいかないが、自民の金権政治の表れだと批判はしていく」。同党関係者からは、塩谷容疑者の地元尾鷲市・北牟婁郡での選挙戦が有利になるとの期待の声も上がった。


 中野武史氏を公認する共産党の県副委員長でもある萩原県議は「民主も自民も体質として変わらない」とし、参院選へ向け、暮らし、憲法を守るなど党の主張を展開していくと述べた。


 また、野呂昭彦知事は定例会見で「(旧海山町長だった04年の)豪雨災害の際は、夜も家に帰らずてきぱきと処理された」と塩谷容疑者の行政手腕を評価しながらも、「選挙違反にかかわること。遺憾であると言わざるを得ない」と述べた。

73片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/27(日) 10:23:34
参院選へ一致団結 自民県連総務会 讀賣岐阜

 自民党県連は26日、岐阜市内で定期大会に代わる総務会を開き、今夏の参院選に向け、新態勢で党員や友好団体が一致結束し、全力で取り組むとする大会アピールを採択した。

 総務会には、県選出の国会議員や県議、党員ら約750人が参加した。県連会長の金子一義衆院議員が「(郵政民営化問題が発端となった)ねじれを解消し、一致団結していけるよう全力を挙げていきたい」とあいさつ。党員が減少する厳しい現状などが報告された。

 続いて、参院選で自民党の推薦を受け無所属で立候補を予定している藤井孝男・元運輸相が「必勝に向けて頑張ります」と決意を表明。参加者は県連の基盤強化と参院選の勝利を目指して「頑張ろう」を三唱した。

(2007年5月27日 読売新聞)

74片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/27(日) 20:36:15
選挙:参院選 「ねじれ解消に全力を」 自民県連、総務会で藤井氏の推薦了承 /岐阜
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/gifu/news/20070527ddlk21010287000c.html

 自民党県連(会長・金子一義衆院議員)は26日、岐阜市民会館で、定期大会に準じたかたちで総務会を開き、7月の参院選に無所属で出馬する藤井孝男元運輸相の推薦を了承した。金子会長は、前回衆院選から続いている県連内の“ねじれ”を、参院選を機に解消するよう呼びかけた。

 総務会には、県内各支部の代表者ら約750人が出席した。金子会長は「県連内のねじれが、多くの部分で解消に向かっている。参院選も藤井さん推薦で一本化できることになったが、参院選が厳しいことに変わりはない。全力をあげて県連のねじれを解消し、県・市町村一体となってがんばろう」とあいさつした。

 続いて「保守王国岐阜の再生を全国にアピールできるチャンス、盤石の布陣で取り組もう」との参院選対策を発表。藤井氏は「勇退の大野つや子先生の分も含め、国政復帰に向けてがんばる」と誓った。【宮田正和】

毎日新聞 2007年5月27日

75片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/28(月) 10:03:46
園田代表が小嶋氏に謝罪 参院選候補者選考
 2007年05月28日08:55  岐阜
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20070528/200705280855_1933.shtml

 民主党県連の園田康博代表は27日、夏の参院選岐阜選挙区に関する候補者選考に反発し、離党した党県第2区総支部の前代表代行小嶋昭次郎氏(53)らと大垣市内で会談し「代表として選考で誤った采配(さいはい)をした」と謝罪した。

 小嶋氏側は謝罪を受け入れ、今後、総支部再建に向けて県連とともに取り組むことを確認。7月の参院選は、連合岐阜西濃地区協議会に全面協力し、連合推薦候補を支援することを決めた。

 会談は県連側から申し入れ、県連は園田代表と伊藤正博幹事長、小嶋氏側は小嶋氏の政治団体の西美濃政経研究会幹部ら12人が出席した。

 会談後、園田代表は「わだかまりを解き、皆さんの思いを同じ方向に向けたい。きょうはそのきっかけ」と述べた。小嶋氏も、謝罪によって離党行動へ一定の理解が示されたとして「ひと区切りがついた。これからは将来に向かって努力したい」と語った。

 復党について小嶋氏は「一般の方もおり、その人らの意見も聞く。議論がスタートしただけ」と語り、時間を掛けて協議する意向を示した。

76片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/28(月) 23:04:24
選挙:参院選・岐阜選挙区 立候補予定の平田氏、後援会事務所開き−−岐阜 /岐阜
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/gifu/news/20070528ddlk21010093000c.html

 今夏の参院選の岐阜選挙区に民主党公認で立候補を予定している現職の平田健二氏(2期)の後援会事務所開きが27日、岐阜市神田町で行われた。

 約400人が参加。選対本部長の園田康博衆院議員が「最大の政治決戦の場となる。与野党逆転に持ち込むためにも、40万票以上でトップ当選させたい」などとあいさつ。連合岐阜の柴田和男会長は「連合としては選挙区と比例区で相乗効果を分かちながら戦いを進めて頂きたい」などと協力を約束した。

 決意表明のマイクを握った平田氏は、「参院選で民主を中心とした野党が勝利すれば、政権交代の足がかりがつくれる。政権を確保して、将来に不安がない日本をつくらせてください」と呼びかけた。その後、平田氏は報道陣に対し、「40万票のトップ当選」について「自信がなければ言わない」と述べた。

 最後に、そろいのTシャツを着たUIゼンセン同盟の女性たちが、うちわを手に「政治に喝、くらしに活」と三唱して気勢を上げた。【宮田正和】

毎日新聞 2007年5月28日

77片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/02(土) 11:15:39
民主票 微妙な配分
2007年06月01日 朝日愛知
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000240706010001

《大塚氏79万票・谷岡氏71万票 目標》


●組織支援は現職重視


 「宙に浮いた年金記録」問題などの影響で内閣支持率が低下し、自民党に危機感が強まる中、参院選愛知選挙区(改選数3)に現職の大塚耕平氏(47)と新顔の谷岡郁子氏(53)を擁立する民主党が、2人当選に向けて本格的に動き出した。「大塚氏79万票、谷岡氏71万票」と目標を決め、支援議員も割り振った。しかし、思惑通りに票の配分ができるのか。両陣営には懸念も残る。


 今回の参院選で民主党は、29ある1人区とともに、都市部の3人区以上を重視し、大阪府を除く5都県で2人擁立する。愛知は98年、04年に2人当選の実績があり、再選をめざす大塚氏に加え、愛知万博の検討会議委員長を務め、市民運動とも関係の深い谷岡氏の擁立を昨年夏に決めた。
 今回、県連が掲げた目標は、年金問題で「風」が吹いた04年の計約142万票を上回る「2人で計150万票」(伴野豊選対委員長)。自民、公明両党の現職や共産党前職、社民党新顔らと3議席を争う激戦だけに、2人の得票が一方に偏ることは避けたいところだ。
 最大の支援組織で、01年に大塚氏を全面支援した連合愛知(約50万人)のうち、自動車総連やUIゼンセン同盟など組合員の約8割は今回も大塚氏を支援し、自治労や愛教組、情報労連など約2割が谷岡氏支援に回る。
 難航した県議と名古屋市議の割り振りも、各議員の支援労組などを考慮し、5月26日、大塚氏は県議22人と市議21人、谷岡氏は県議7人と市議7人、県連幹部など県議9人は両氏支援と決めた。
 組織的支援に限ると、大塚氏の比重が高く、県連が決めた得票目標も、大塚氏79万票、谷岡氏71万票。ただ、2人とも各党が「当選ライン」と想定する70万票を上回る。県連幹部はこんなシナリオを描く。「谷岡氏は知名度が高く、無党派層の獲得が期待できる。投票率が上がれば、谷岡氏の得票は増える」
 ただ、連合、県議ともほぼ支援態勢を二分し、旧社会党系の佐藤泰介氏(63)、旧民社党系の木俣佳丈氏(42)の2人が当選した04年に比べ、不安定感は否めない。
 県議の一人は言う。
 「大塚氏には組織票があると言っても、最後は無党派層がどうなるかだ。一方、谷岡さんは無党派層を取り込めるという読みだが、新顔は未知数。どちらも大変だよ」
(二階堂勇)

78片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/03(日) 19:18:03
民主県連:「政治を国民の手に」 参院選、平田氏の当選目指す−−臨時大会 /岐阜
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/gifu/news/20070603ddlk21010115000c.html

 民主党県連は2日、岐阜市内で臨時大会を開いた。社会保険庁の年金不明問題などで安倍政権・自民党を批判。7月の参院選に向け「政治を国民の手に取り戻すために勝たなくてはならない」と必勝を誓った。

 代表の園田康博衆院議員は「政治決戦の年。国民生活を守り将来の安心な生活を提示するのはどの政党なのか、この選挙で決着をつけようではないか」とあいさつ。年金不明問題を「国民の生活を保障する年金が消えたのは国の責任なのに、責任を放棄している。強行採決に国民不在の性質と、強権的な首相の資質が表れた」と非難した。

 立候補を表明している現職の平田健二氏が「年金問題、介護問題など、国民は将来に不安を感じている。国民生活中心の政治に変えていかなくてはいけない。国のため、国民のために、一緒に汗を流してください」と決意表明。目標の得票数を40万票以上に定め、トップ当選を目指すことを決議した。【中村かさね】

 ◇園田代表、離党の2区幹部らに謝罪し選挙協力要請

 候補者選定を巡って民主党県連の衆院2区支部の常任幹事らが離党した問題で、離党した代表代行の小嶋昭次郎ら幹部らに、園田代表が混乱を招いたことを謝罪し、参院選協力を求めたことが分かった。2日の臨時大会で園田代表が明らかにした上で、「私の能力不足でこういう事態を招き、率直に反省している。2区の再建、組織全体の再生に向け一致団結してほしい」と訴えた。

 園田代表と県議の伊藤正博幹事長が先月27日、選考過程の混乱と説明の機会が遅れたことを謝罪した。小嶋氏側は謝罪を受け入れ、参院選協力を申し出ているという。県連は、各支部への選対設置を決めており、2日の臨時大会では1、3、5区でそれぞれの支部代表を委員長に選対を設置。2区は来週にも小嶋氏を幹部に迎えて選対を設置する予定となった。

毎日新聞 2007年6月3日

79片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/04(月) 08:05:43
2人当選目指し活動方針決める
参院選へ民主党県連 讀賣愛知

民主党県連の定期大会が3日、名古屋市内のホテルで開かれ、参院選の勝利に向けて活動方針などを決めた。愛知選挙区(改選数3)では現職・大塚耕平氏(47)と新人・谷岡郁子氏(53)の擁立を決めており、近藤昭一代表は「何としても2人の当選を果たさなければならない。愛知から政権交代を実現するため、頑張りましょう」と呼びかけた。

 大塚氏は「大事な局面で選挙に臨み、身の引き締まる思い。全力で戦うのでご支援をお願いします」とあいさつ。5月に死去した実父の学園葬のため欠席した谷岡氏に代わって出席した同氏事務所の竹内正美副代表も「大塚さんだけ(当選)でも、谷岡だけでも負け。政権交代のためには2人勝たないと、絶対に負けだ」と強調した。

(2007年6月4日 読売新聞)

80片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/04(月) 13:54:27
4氏が争う構図か/07参院選
2007年06月03日 朝日静岡
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000000706040003

 前回04年の静岡選挙区は、自民、民主がともに2人の候補者を擁立し、議席を分け合った。今回は両党とも1人に絞り、「守りの選挙戦」になりそうだ。


 民主党県連は前回初めて2人を立て、計約73万票を獲得した。今年4月の県議選では公認11人、推薦10人が当選して議席を増やすなど、党勢は拡大傾向にある。


 それでも2人擁立に至らないのは、地域の核となる衆院選挙区総支部長の不在が解消しなかったことが大きい。7区(浜松市西区、北区など)は依然として白紙の状態。3区(磐田市など)と8区(浜松市中心部)も、最近まで空席が続いた。


 「次に自分の衆院選当選がかかった総支部長がいなければ、責任をもって得票目標に向けて戦う態勢にならない」と関係者は懸念する。


 一方の自民党。県連は前回まで3回続けて2人の候補者を立ててきた。今回も、昨年2月に「2人擁立」の方針を決め、元国会議員や県議らに打診してきたが、今年5月正式に断念した。


 背景には、党員の減少などの事情がある。県連によると、ピーク時の91年に12万人いた県内の党員は3分の1に減っている。農協、医師会など支援組織の結束も弱まり、党の集票力が低調になっていることが響いているという。県議からは、4月にあった統一地方選での「選挙疲れ」を指摘する声もある。


 候補者が1人だと比例区の得票が十分に掘り起こせないと懸念する声は、両党から聞こえる。民主党の支持団体・連合静岡の平野哲司会長は「比例区の候補者も全員当選させるためには、票がほしい。投票率を上げないと」。自民県連の堀江竜一幹事長も「比例票が減らないかが心配だ。票の上乗せを図らないといけない」と話す。

81片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/04(月) 13:55:12
参院選 2議席確保へ気勢
2007年06月04日 朝日愛知
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000000706040004

《民主県連定期大会》


 民主党県連は3日、名古屋市中区のホテルで定期大会を開き、夏の参院選愛知選挙区(改選数3)で再選をめざす現職の大塚耕平氏(47)と新顔の谷岡郁子氏(53)の「2議席確保」を期す決議を採択し、気勢を上げた。
 大会には、県連代表の近藤昭一衆院議員ら幹部のほか、地方議員、来賓松原武久・名古屋市長、連合愛知の神野進会長ら計約300人が出席。谷岡氏は父の葬儀のため、欠席した。参院選については「投票率を60%とした場合、70万票から75万票が当選ライン」とし、「2人当選は決して無理ではない。決意を持って戦いを進める」との方針を確認した。
 また、大会では、推薦した石田芳弘・前犬山市長が現職の神田真秋知事を相手に善戦した2月の知事選、議席数を伸ばした県議選、第一党を維持した名古屋市議選を振り返ったうえで、「この勢いを高めていく。政権交代の布石として、選挙年の集大成として夏の参院選態勢づくりを急ぐ」とした今年度の活動方針を決めた。

82片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/04(月) 13:56:03
自民、布陣は西三河
2007年06月03日 朝日愛知
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000240706040001

【愛知県連、新執行部を地元中心に】


●鈴木氏支援へ、態勢固め


 自民党愛知県連は、会長の大村秀章衆院議員(47)=愛知13区=が続投し、幹事長に小林秀央県議(65)=碧南市=を据える新執行部人事を固めた。政調会長は川上万一郎県議(62)=西尾市=を軸に調整する。夏の参院選愛知選挙区(改選数3)で3選をめざす鈴木政二官房副長官(58)は知立市出身。「宙に浮いた年金記録」問題に伴う安倍内閣の支持率低下で、党内では参院選への危機感が強まっており、県連幹部を同じ西三河地方で固めることで、鈴木氏の支援態勢を強化するのが狙いだ。


 同選挙区には鈴木氏のほか、民主党現職の大塚耕平氏(47)、同新顔の谷岡郁子氏(53)、公明党現職の山本保氏(58)、共産党前職の八田ひろ子氏(61)、社民党新顔の平山良平氏(59)らが立候補を表明。自民党県連幹部の一人は「今回の三河シフトは支持基盤をしっかり固めるため。次の衆院選も視野に入れている」と話す。
 一方、自民党には公明党から選挙協力の申し入れがあり、執行部には「与党2議席確保」に向けた調整が求められる。そのため、公明党とパイプを持つ会長代理の寺西学県議(71)=名古屋市中村区=は留任の方向。現幹事長の加藤南県議(61)=同市中区=は「名古屋市対策本部長」などの肩書で執行部に残る見込みだ。
 会長は、大村氏以外に立候補の動きはなく無投票で選出される見通し。人事は23日の県連大会で決まる。(本田修一)

83片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/04(月) 13:56:53
年金白熱
2007年06月04日 朝日愛知
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000240706040002

【内閣支持率急落の要因、愛知で舌戦】


 参院選の公示が予想される7月5日まで約1カ月、安倍内閣の支持率低下が止まらない。与野党が激しくぶつかる愛知選挙区(改選数3)では3日、支持率急落の要因となった「ずさんな年金記録」問題の政府の対応について、野党が「国民の声を無視している」と批判する一方、危機感を募らせる与党は「実行力とスピードが大事だ」と防戦に懸命だった。


「一人も損させぬ」「実力とスピード」
●焦る与党、対策強調


 「年金問題は一刻も早く、1年で整理する。国民の一人も損をさせない対応を全面的にとる」
 自民党現職の鈴木政二氏(58)の名古屋駅前での街頭演説。演題は「北朝鮮による拉致問題の解決」だったが、冒頭に取り上げたのは、年金問題だった。
 政府・与党は、「即決力」を示そうと、こんな対策を打ち出し、1日未明、衆院で採決を強行してまで法案を可決させた。それでも支持率下落に歯止めがかからない。
 20分ほどの演説の締めくくりで、官房副長官でもある鈴木氏は「総理はスピードこそ国民の信頼を得る最大の行動と言っている。間違っていません」と強調したが、党県連幹部は「松岡利勝・前農林水産相の自殺問題と年金問題のダブルパンチは効いている。内閣の対応がおどおどしすぎだ」と焦燥感を隠さない。
 現職の山本保氏(58)を擁立する公明党は、年金問題に力を入れていることが党の看板だ。5月19日に続き、愛知入りした太田代表は名古屋駅前など3カ所で街頭演説。「謝ったうえで、早くちゃんと(年金を)もらえる体制にしろという実行力とスピードが大事だと思って戦っている」と述べ、集まった多くの支持者に理解を求めた。
 ただ、安倍政権と「一心同体」とみられることに抵抗感もある。太田氏は「(安倍政権と)べったりしていてどこに行くと言われるが、悪い方向に行かないようハンドルを握っている」。自殺した松岡前農水相をめぐる「政治とカネ」の問題についても、「与党の中で声を上げている」とアピールした。


「あり方、ずさんだ」「歴代大臣に責任」
●「風吹いた」野党は攻勢


 「民主党に大きく風が吹いている」。名古屋市で開かれた民主党愛知県連大会は、司会のこんな言葉で始まった。年金問題は、自民党を上回る議席を獲得した04年でも争点になっただけに、党内でも期待が膨らむ。
 近藤昭一代表は「短時間の審議で全く国民の声を無視している」とあいさつ。伴野豊選対委員長は「年金問題などへの意思決定が一部の人によって行われている。その不純さ、独断さが安倍政権の危険さを助長させている。リーダーが焦る国ほど怖い国はない。暴走を止めるためにも2人当選を」と声を張り上げた。
 立候補予定者も批判のトーンを強める。新顔の谷岡郁子氏(53)は2日の集会で「もし銀行がこんなことをしたら、だれも預金しない」。3日の大会後、名古屋・栄で街頭演説した現職の大塚耕平氏(47)は「(今回の問題は)ずさんな将来計算と積立金の目的外流用と合わせ『年金問題の3点セット』。年金制度や政治のありようは投票で変えることができる」と訴えた。
 議席奪還をめざす共産党前職の八田ひろ子氏(61)は名古屋・栄での街頭演説で、「でたらめな年金法案が強行採決され、解決になるのか」と政府・与党を批判した。そのうえで「きちんと調べるのが国の責任。歴代大臣の責任は明らかだ。自民党も民主党も罪をなすりつけ合っている」と指摘し、民主党の責任にも触れた。
 社民党新顔の平山良平氏(59)は朝日新聞の取材に、「社会保険庁の歴代長官の責任。最大限調べて、きちんと払った人が不当な扱いを受けないようにしなければならない」と話した。

84片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/04(月) 13:57:29
年金問題 訴え三様
2007年06月04日 朝日三重
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000210706040001

◇◆立候補予定者 週末の街頭で◆◇


 7月5日に予想される参院選の公示まで1カ月余り。立候補予定者の3人は3日、それぞれ週末の街に出て支持を求めた。「ミニ集会で詳しく」「間違いなく争点になる」「訴えの大半の時間を割く」――。問題になっている年金については三者三様だ。


◆小野崎氏「ミニ集会で説明」◆
 自民党公認で新顔の小野崎耕平氏(37)は午前、近鉄・JR津駅前で街頭演説。「日本を、三重をもっと元気にしたい。子どもたちに『早く大人になりたい』と思わせる責任が我々大人にはある」と訴えた。


 年金問題については演説では特に触れない。終了後、小野崎氏は「ミニ集会などではじっくりと説明している。(年金記録が宙に浮いた)5千万件という数字も、当初は3億件あった『迷子の年金』を圧縮してきた数字。社会保険庁の組合の抵抗でとまってしまったととらえている」と話した。


◆高橋氏「間違いなく争点に」◆
 一方、民主党公認で現職の高橋千秋氏(50)は、鈴鹿、亀山両市を中心に街頭やミニ集会で支持を訴えた。鈴鹿市での会合では、「私自身、農協で働いてきた11年間の記録が『ない』と言われた。国会で同様の問題があるのではと質問してきたが政府が明らかにしたのは最近。隠せなくなったのだろう」と話した。


 その後、高橋氏は、年金について「関心も高く、間違いなく争点になる」と考え方を示した。「何もせず、隠してきたことが問題。もっと早く国民に知らせていれば、個人個人で違う対応が取れたはずだ」と政府を批判した。


◆中野氏「演説の大半を割く」◆
 さらに、共産党新顔の中野武史氏(32)は、桑名市、多度町、長島町など県北部をこまめに回り、街頭や集会で支持を訴えた。


 多度町の街頭演説では、年金問題について、「加入者だけでなく無年金者を含めた実態調査を実施し、国が積極的に年金記録の情報を公開し、解決を図る問題だ」と呼びかけた。


 終了後、中野氏は「年金問題への関心は相当に高い。演説前に声をかけられることもある。限られた時間の中、街頭では訴えの大半を年金問題に割き、その後に憲法問題に言及している」と話した。

85片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/04(月) 17:38:07
07参院選:名古屋市長が風頼みに皮肉?−−民主県連大会で /愛知
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/aichi/news/20070604ddlk23010147000c.html

 名古屋市内のホテルで3日開かれた民主党県連の定期大会で、来賓として招かれた同市の松原武久市長が参院選について触れ、「風は一瞬吹くだけかも分かりませんし、そういう意味できちんとした活動をすることは本当に大事」とあいさつした。組織基盤が弱く、選挙のたびに「風頼み」と皮肉られる民主党。松原氏の“エール”に出席者からは失笑が漏れた。

 7月の参院選愛知選挙区(改選数3)で2人当選を目指す同党。最新の世論調査によると、年金の支給漏れ問題などで「追い風」が吹いている。

 しかし、次にあいさつした連合愛知の神野進会長も「民主党がより強くなるには基盤を作らないといけない」と述べるなど、この日は「風頼み」に疑問を呈する声が相次いだ。【秋山信一】

毎日新聞 2007年6月4日

86片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/04(月) 23:10:06
岐路 ’07参院選あいち 立候補予定者、激しい前哨戦
2007年6月4日 中日愛知
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20070604/CK2007060402021337.html

◆公示まで1ヵ月 年金問題、政策訴える
 七月五日と見込まれる参院選の公示まで約一カ月。愛知選挙区(改選数三)の立候補予定者らは日曜の三日、買い物客らでにぎわう名古屋の繁華街や、支持母体の集会で政策を訴えるなど、激しい前哨戦を繰り広げた。

 自民現職の鈴木政二・官房副長官(58)は、JR名古屋駅前で街頭演説。年金や北朝鮮による拉致問題に触れ、安倍首相を支える立場から「安倍内閣は真剣に対応を考えている。年金も一年で問題を解決し、時効も外すよう議員立法で提出した」とし、「問題があればすぐただす。小泉内閣からの改革はまだ途中で、責任を持って改革を進めたい」と呼びかけた。

 民主現職の大塚耕平氏(47)は、名古屋・栄の百貨店前で、社会保険庁による「消えた年金」問題を取り上げ、「(記録管理の不備は)発表だけで五千万件。ずさんな年金制度を生み出した政府を一票で変えよう」と声をからした。民主新人で中京女子大学長の谷岡郁子(くにこ)氏(53)は、五月に亡くなった父、太郎氏の学園葬のため、同日の党県連定期大会を欠席した。

 公明現職の山本保氏(58)は、JR名古屋駅前や一宮市などで福祉政策を重点に演説を展開。〇歳−二歳児の児童手当の月額五千円から一万円への引き上げに尽力した実績を紹介するとともに、高齢者福祉について「商品券型のチケットを作り、お年寄りが元気になるために使ってもらえるようにする」と約束した。党本部の太田昭宏代表も応援に駆けつけた。

 共産元職の八田ひろ子氏(61)は、名古屋・栄などで街頭活動。参院選の争点になるとみられる憲法について「九条によって、日本は外国と戦争をせず、世界から大きな信頼を得てきた」と強調。「九条を変えようとする安倍首相にノーという審判を下そう。九条を守れという声を国会に必ず届ける」と訴えた。

 社民新人の平山良平氏(59)は、選挙に向け、事務的な準備をした。

 (参院選取材班)

87片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/05(火) 12:01:04
危機感 票争奪戦へ
2007年06月05日  朝日愛知
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000240706050001

《東海3県の構図》1


【愛知・自公】


●支持急落「余裕ない」


 4日昼、名古屋駅前のミッドランドスクエア。参院選の応援のため、前日から1泊2日の日程で愛知入りした公明党の太田代表が講演した。
 「愛知は最後の1議席を公明と民主で争っているが、50万票を超えるのは至難。何としても六十数万票まで持っていかなければならない」
 04年に続き、民主党が2議席獲得をめざす愛知選挙区(改選数3)は、3人区以上の5都県で候補者を擁立する公明党にとって「全国で最も厳しい選挙区」(太田氏)。
 過去の国政選挙などからみて、基礎票は40万〜50万票。3選を狙う山本保氏(58)も再選した01年は約50万票だった。一方、民主党は2人当選の04年に計約142万票。「当選圏内に入るには、少なくとも01年より10万票以上の上積みが必要」(幹部)とみられる。
 創価学会が支持母体で堅い票を持つとはいえ、無党派層に大きく支持を広げるのは難しい。そのため、期待は自民党との「選挙協力」。公明党県本部の幹部は言う。
 「もう悠長なことは言っていられない。最低でも5万票は自民党から回してもらいたい」
 自民党は今回、非改選を含め与党で過半数確保を掲げる。愛知では「与党2議席死守」が至上命題。公明党への配慮は不可欠だ。しかも、市町村合併に伴って地方議員が減少し、公共事業削減などの小泉改革で業界団体の集票力が低下。公明党の協力なしに衆院選などを戦えない。
 これまで衆院選や地方選挙などで協力し続けてきた。今回は「恩」を返してもらいたい――。公明党関係者の本音だ。
 協力を待っているだけではない。公明党は、自民党の支持団体に自ら手を伸ばしている。
 「公明党から『鈴木7山本3の割合で票を出してほしい』と頼まれた。どうすればいいのか」。最近、県医師会の幹部から、こんな相談を受けた自民党県連幹部は「医師会や歯科医師会は地域割りし、衆院選で接戦になる地域は公明党支援。鈴木氏の地元の三河では、自民党の支持基盤に公明党は触れさせない」という案を考えた。
 しかし、公明党は「太田代表は三河の新城市出身。三河にもテコ入れしたい」(県議)。すでに何人かの自民党県議には「後援会に山本氏のパンフレットを配らせてほしい」と交渉している。
 こうした動きに自民党現職の鈴木政二氏(58)の陣営は「公明党に票を回す余裕なんてない」と警戒感を隠さない。
 01年、鈴木氏は「小泉ブーム」に乗って約97万票を獲得し、トップ当選したが、初当選の95年は約37万票。4月の県議選では、地元・知立市で自民現職が民主新顔に敗れた。官房副長官として北朝鮮による拉致問題に取り組んだ実績などを強調するが、盤石ではない。
 ここにきて、「ずさんな年金記録」問題や自殺した松岡利勝前農水相をめぐる「政治とカネ」の問題で、安倍内閣の支持率が急落したことも陣営の悩みの種。公明党への協力に前向きな県連幹部も危機感を募らせる。
 「ある程度、票を回すのはいい。でも自民党に逆風が吹く中、山本氏へ票が雪崩を起こしたら、大変なことになる」
    ◇
 参院選公示が予想される7月5日まで1カ月。与党が過半数を維持するのか、野党が躍進するのか。内閣支持率低下で情勢が混沌としてきた東海3県の現状を報告する。

88片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/05(火) 23:51:42
点火:07参院選/1 自民、迷走の末の1人擁立 /静岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shizuoka/news/20070605ddlk22010340000c.html

 来月5日とみられる参院選公示まで、あと1カ月に迫った。静岡選挙区(改選数2)には牧野京夫氏(48)=自民新人▽榛葉賀津也氏(40)=民主現職▽平賀高成氏(53)=共産新人▽木部一氏(42)=無所属新人=の4氏が名乗りを上げている。ここにきて「年金支給漏れ」や松岡利勝前農相の自殺につながった「政治とカネ」がクローズアップされるなか、各立候補予定者は週末にそろって決起大会などを予定し、本格的に動き始める。火がつき始めた選挙前哨戦の模様を報告する。

 ◇組織弱体化、浮き彫り

 「2人目を擁立したら牧野が飛んじゃうじゃないか」。5月10日昼、東京・永田町の自民党本部5階の510会議室。同党公認「1人目」の牧野京夫氏(48)と同じ津島派国会議員の張り上げた声が部屋の外まで響いた。

 机には昼食のカレーライスと、数日前に出馬表明した木部一氏(42)が元参院議員の海野徹氏(58)に支援依頼したことを伝える新聞記事。元建設相をおじに持つ木部氏と、4月の静岡市長選で現職の小嶋善吉氏に肉薄した海野氏。両氏が連携すれば保守票は削られ、2議席独占は絶望的。牧野氏がはじき飛ばされるのでは−−そんな懸念がこの会議を境に支配的となり、「1人擁立」が確定的になった。

 県連が2人擁立を決めたのは昨年2月。その2カ月後に牧野氏の公認方針を決めたが、「もう1人」探しは、その後1年以上も迷走してきた。

 当時の県連三役は元衆院議員や中遠地区の首長の家族、スポーツ選手などに出馬を打診したが失敗した。秋には擁立作業の中核となる県議が統一選モードに突入し、自分の選挙でほとんど動けない状態になる。「2人擁立は昨年末の段階で厳しくなっていた」(ある県議)との見方もある。

   ◇   ◇

 55年の保守合同以降17回の参院選で、自民党が県内に1人しか擁立できなかったのは56、65、92、95年の4回だけ。90年代は自民分裂の影響によるもので、新人1人だけは「異常事態」(ある県議)だ。

 背景には党組織の弱体化がある。県内の党員数は06年12月末現在で3万6715人。10年間で半減し、ピークの91年(12万人)の3分の1以下に激減した。大量動員を担った企業は本業に忙しく、政治への関心は薄らいだ。小泉改革で業界団体の政治力も低下し、県連内では「今後もう2人擁立は無理かも」(幹部)との空気さえ広がる。

   ◇   ◇

 5月14日に静岡市内のホテルで開かれた牧野氏の事務所開き。講演に立った元産経新聞記者の額賀福志郎・元防衛庁長官は「マスコミ出身はお辞儀が下手」とジョーク交じりに、元テレビ記者の牧野氏に注文を付けた。

 「優秀だが態度が横柄に見える。反感を持つ県議も多いのではないか」と複数のベテラン県議が指摘する。「2人目を立てれば割を食うのは牧野氏」。そんな判断が、牧野氏と県議同期である当時の県連三役の間に働いたとの声もある。

 自民、民主が1対1で対決する構図は、得票数が両党の力関係を示すことになる。自民の県連幹部は「当選しても、民主に大差を付けられれば今後に響く」とする。頭にあるのは次期衆院選と2年後の知事選。「民主に勢いを付けるわけにはいかない」と、危機感をバネに組織引き締めにかかっている。=つづく

毎日新聞 2007年6月5日

89片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/05(火) 23:53:52
07参院選:争点は「安心・安全」、憲法改正は時期尚早−−知事が見解 /愛知
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/aichi/news/20070605ddlk23010209000c.html

 7月の参院選で安倍晋三首相が争点に掲げる憲法改正問題について、神田真秋知事は4日の定例会見で「議論が熟してないのではないか」と述べ、時期尚早との見方を明らかにした。一方で、2月の自身の知事選の経験から、「『安心安全』が国民全体の中でも、関心が高いのではないか」と指摘。医療・福祉や防犯など生活に密着した政策が参院選でも争点となるとの見方を示した。

 また、知事選で自民、公明両党の推薦で民主党が推す候補と戦った経緯を踏まえ、「私の政策、政治姿勢に共感頂いた方々を、できる範囲で応援しようと思っている」と語り、両党の候補を支援する考えを明らかにした。【武本光政】

毎日新聞 2007年6月5日

90片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/05(火) 23:55:23
迫る!参院選:決戦の構図 三重選挙区 鍵はイメージ戦略 /三重
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/mie/news/20070605ddlk24010757000c.html

 ◇構える民主、攻める自民・共産

 今夏予定されている参院選。県内でも各陣営の立候補予定者らのマイクを握る手にも力が入り始めた。公示を前に、三重選挙区(改選数1)の情勢を追った。【田中功一】

 バンドによるマーチ(行進曲)を中心にしたBGMが流れる会場。舞台には、イメージカラーのオレンジ色の風船で作ったデコレーション。約1800人(主催者発表)の参加者は似顔絵入りの封筒を持ち、オレンジ色のリボンを巻いた右腕を突き上げ「オーノザキッ」と連呼した。

 津市で5月19日行われた自民新人、小野崎耕平氏の事務所開き。かつての自民党の集会とは一風変わった雰囲気だ。選対本部長の川崎二郎・前厚生労働相が出した指示は「米大統領選のイメージで」。川崎氏は「今回は大衆を取り込む民主の選挙を見習う」という。

 小野崎氏は同選挙区で自民党県連が初の公募で選んだ立候補予定者。米ハーバード大学公衆衛生大学院生だった時、公募に名乗りを上げ、昨年4月に擁立が決まった。それ以来、県内各地で早朝から街頭演説を重ね、専門分野の年金、介護福祉などの充実を訴えてきた。「1日200枚以上、約7万人に名刺を配ってきた」(小野崎氏)と知名度浸透に手応えを感じている。自民は、引退した斎藤十朗・元参院議長の後継候補が前回(04年)選挙で民主候補に敗れ、参議院議席を失った。議席奪回は悲願だ。

 事務所開きで川崎氏は、「知名度や実績で現職に大きく後れを取ったが、5、6月に知名度を上げ、7月には、がっぷり四つの戦いを。必ず勝てる」と力を込めた。旧来の自民党的な大規模集会を6月末までに15カ所程度で開き、公示後は街頭演説を中心に小野崎氏の若さを強調したイメージ選挙で一気に盛り上げる戦術だ。

   ◇   ◇

 “迎え撃つ”立場の民主は、00年の補選から同選挙区では3連勝中の強さを誇る。3選を目指す現職の高橋千秋氏は、“小泉旋風”が吹き荒れた01年選挙でも自民候補を破り、底力を見せつけた。

 だが今回、自民側のいつもと違う攻め方に、不安感を隠せない。支援する連合三重幹部は「01年選挙よりも厳しい。じわじわと迫られている気がする。今までにない感覚だ」という。

 高橋氏の選対本部長の岡田克也・元同党代表も、4月28日に津市であった事務所開きで、小野崎氏を「自民党的なにおいが余りしない」と評し、「最近の自民党選挙で成功しているのは、“これぞ自民党”という組織選挙、締め付け選挙を徹底的にやりながら、候補者は自民党のにおいのしない人を立てていることだ。警戒感、緊張感を持って戦い抜かなければならない」と述べた。

 共産の中野武史氏は、04年参院選、05年衆院選に続いて国政に3度目の挑戦。「格差是正」や「憲法改悪反対」などを街頭で訴え、支持拡大を図っている。

〔伊賀版〕

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 ◇参院選・三重選挙区(改選数1)の立候補予定者

小野崎耕平 37 元会社員     自新

高橋千秋  50 党県代表  (2)民現

中野武史  32 党県書記長    共新

毎日新聞 2007年6月5日

91片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 08:07:11
参院選 公示まで1カ月 県内情勢
2007年6月5日 中日静岡
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20070605/CK2007060502021811.html

 参院選の公示が予定される7月5日まで1カ月に迫った。静岡選挙区(改選数2)は、前県議で自民新人の牧野京夫(48)、民主現職で再選を目指す榛葉賀津也(40)、元衆院議員で共産新人の平賀高成(53)、会社役員で無所属新人の木部一(42)の4氏が立候補を予定。争点は年金問題や政治とカネ、憲法改正論議などと尽きない。各陣営とも国政の行方を左右する重要な選挙と位置づけ、有権者への訴えに力を入れている。 (参院選取材班)

知名度向上急ぐ

 牧野氏は昨年4月の出馬表明以来、自民党県連の各支部や支援団体が主催する会合に約500回出席し、支援を訴えてきた。政策を紹介したリーフレットは既に40万枚を配布した。静岡市駿河区の後援会本部事務所を拠点に、県議や市町議と連携を取りながら支持拡大を図る。

 党県連が複数候補の擁立を断念したのが5月に入ってからと大幅に遅れ「非常に動きづらかった」(陣営関係者)ため、知名度向上を急ぐ。自民党が参院選で複数を擁立しないのは12年ぶり。「一人では比例代表票の掘り起こしにつながらない」という異論もあったが、戦力を集中する堅実な戦いを目指す。

組織票固めに力

 榛葉氏は地元の菊川市内で2月に開いた決起集会から事実上の「選挙モード」へ突入。県の中・西部に比重を置いた戦いを展開するため、本部事務所は県西部の掛川市に開設した。国会会期中で本人の地元入りの機会が限られる中、地元後援会が新たな支持者獲得に取り組み、トップ当選を目標にする。

 現在は、労組などの組織票固めに加え、後援会員個人が自らのネットワークを広げる活動にも力を入れる。陣営幹部は「(立候補予定者の中で)唯一の現職として、トップ当選は必須。次期衆院選も見据え、自民にダメージを与える選挙にしたい」とする。

街頭演説重ねる

 平賀氏は、改憲反対と格差是正、増税反対を訴えの軸に据える。静岡市葵区の共産党県委員会を拠点に地域の小集会や街頭演説を重ね、草の根の戦いで支持拡大を狙う。「自民、民主両党ともに基本的な部分は同じ」と、独自性を強調する。

 5月中旬から全県キャラバンを展開。宙に浮いた年金記録問題には「関心の高まりを感じる。与党には逆風となり得る」(平賀氏)と攻めどころとみる。県内で比例代表票20万票獲得も目標に置いた。「憲法改正を止められるのは国民。国会での力関係はあっても、地道に国民に訴えることで多数派をつくっていける」と話す。

脱政党で独自色

 5月10日に出馬表明したばかりの木部氏は、政治経験がなく知名度が低いため、街頭へ積極的に出て顔や主張を売り込んでいる。同月下旬から毎日、県内を東、中、西部の3地区に分け、浜松駅など各地区の中心地を回って演説を重ねる。

 自民党から移った新党日本も離党。「党を捨て本音で語ろう」をキャッチフレーズに政策決定が政党によって制約される現状を批判。政党公認候補と一線を画し、無党派層の取り込みを目指す。県内外の地方議員に対して政党政治から脱却し「地方の独立」を訴える声明文を個別に送付し、賛同者を増やす取り組みもしている。

92片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 08:08:04
参院選へ高まる緊迫感 公示まで1カ月
2007年6月5日 中日岐阜
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20070605/CK2007060502021577.html

 七月の参院選公示まで一カ月。岐阜選挙区(改選数二)は、民主党公認で三選を目指す現職平田健二氏(63)、共産党公認の新人加藤隆雄氏(58)、無所属元職の藤井孝男元運輸相(64)=自民党推薦=の三人が立候補を予定。ここに来て、国会は「政治とカネ」の問題で揺れた閣僚の自殺、社会保険庁改革と「消えた年金」問題で与野党の対決が激化し、緊迫感が高まっている。政治決戦を前に、候補予定者や各党の最近の動きを追った。 (参院選岐阜取材班)

◆民主公認・平田氏 自公対決姿勢鮮明に
 「安倍晋三政権は国民の暮らしを無視し、暴挙を繰り返している」。二日、岐阜市内で行われた民主党県連の臨時大会で、三選を目指す平田氏が語気を強めた。

 五千万件に及ぶという「消えた年金」問題も挙げ「年金、介護、医療で国民が不安を持っている。それを取り除かなければならない」と訴えた。

 大会の冒頭、阿知波吉信・第5区総支部代表は、相次ぐ衆院委員会での強行採決を受け「国民ではなく安倍総理を守るための政治。安倍政権は完全に行き詰まった」と自公連立政権への対決姿勢を鮮明に。さながら決起大会の様相を呈した。

 園田康博代表は、平田氏のトップ当選を目標に置くことを宣言し「政権交代を必ず成し遂げる」と意気込みを見せた。

 党県連にとって、参院選候補者選考をめぐり、2区総支部元役員らが離党した「2区問題」を受けた立て直しが急務。園田代表は「再生に向け結束を図る」とするが、遅れている2区の選挙態勢づくりとしこり解消が課題に浮上している。

◆共産公認・加藤氏 「確かな野党」をPR
 「自民・公明の政治は確かな野党である共産党にしか止められない。民主党は確かさのまったくない野党だ」。三日、共産党の委員長として七年ぶりに来県し、岐阜市内で演説会に臨んだ志位和夫委員長。加藤氏も「暴走政治に立ち向かう」と決意表明した。

 加藤氏の国政への挑戦は衆院選も合わせ六回目となる。加藤氏は比例代表に同党公認で出馬予定の現職井上哲士氏(49)とともに、安倍政権と対決する姿勢を参加者約千六百人にアピールした。

 共産党は県内で、選挙区、比例代表ともに十万票以上の得票を目標とする。三年前の実績を47%も上回る数字だ。加藤氏は演説会前の二週間、宣伝カーで県内を一巡。公示までにさらに一巡する考えで、随時、ミニ集会などを繰り広げる。

 争点は「貧困と格差の打開」「憲法」の二本柱。「憲法九条を変えたくない人はこぞって共産党に」という加藤氏。「消えた年金問題」や政治とカネの問題を追及し、政治不信を抱く層の取り込みも図る考えだ。

◆自民推薦・藤井氏 “再起”へ激励次々と
 「感激にむせている。一昨年の衆院選で一敗地にまみれたが、何としても国政に復帰しなければと頑張ってきた」

 中部政財界の重鎮らを前に、藤井氏は顔を紅潮させた。四日、名古屋市内のホテルであった政治資金パーティー。会場では、中部国際空港などのインフラ整備を強力に推し進めた藤井氏の功績を引用し“再起”を望む激励の言葉が続いた。

 藤井氏は五月下旬から自民支部などを回る活動を本格的に開始。4区の飛騨地域では金子一義党県連会長らも出席して会合を持ち、「事実上の公認候補」と一枚岩で推す姿勢をアピールする。

 金子会長は、定期大会にかわる総務会で「多くのねじれが解消の方向だ」と指摘。藤井氏は、衆院選後に離党した党県連関係七人のうち唯一、復党を果たしていない。党県連は「藤井氏の国政復帰、復党が、一連のねじれに区切りを打つことになる」と位置付ける。

 ただ、1区では野田聖子元郵政相、佐藤ゆかり氏(比例東海)の攻防がくすぶり、大票田でどう戦うかが注目点だ。

93片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 08:21:24
07選挙 参院選 4氏表明テコ入れ活発
鍵は無党派層の獲得 讀賣静岡

 7月5日に公示予定の参院選まであと1か月。静岡選挙区(改選数2)には、自民、民主、共産、無所属から1人ずつ4人が立候補を表明し、顔ぶれがほぼ固まった。党幹部が県内入りし、組織固めやテコ入れを図る動きも活発化してきた。無党派層の獲得が大きな鍵を握っており、前哨戦は本格化しつつある。

(氏名の並びは参院の党派を基本にした勢力順)

 自民は5月の県連大会で従来の2人擁立を見送り、前県議の牧野京夫氏(48)で事実上一本化した。県内69支部のうち、出身の中部地区以外の支部では模様眺めもあり、推薦を出せないでいた。県連は「組織の緩みが懸念される」と各支部に牧野氏推薦を呼びかけ、支部推薦の動きも出始めた。今後、知名度の低い東部地区などでの浸透を図る。

 8日には片山参院幹事長が来静し、党の結束を呼びかけるほか、10日には茂木敏充・党筆頭副幹事長が静岡市などで街頭に立つ。

 民主は、再選を狙う榛葉賀津也氏(40)で一本化。2人を擁立して73万票余りを獲得した前回選並みの得票数維持を目指している。

 3日の県連大会で渡辺周会長は「程々の運動では程々の結果しか出ない。比例を含めて圧勝する」と奮起を求めた。静岡での議席確保を前提に、県選出国会議員には山梨など重点1人区への応援も求めた。

 榛葉氏は国会の合間を縫って、8日に三島市、10日に静岡市清水区で、地元衆院議員の国政報告会に参加して支援を訴える。

 共産は2年半前、元衆院議員の平賀高成氏(53)の公認を早々と決定し、議席獲得を目指す。地域単位で集会を開くとともに、今春の統一地方選などでの戦いを通じて、憲法改正や消費税増税への反対などを一貫して訴えてきた。

 比例選での5議席獲得を目指している。県内では獲得目標は20万票。得票上積みを狙って、10日には志位委員長が静岡市駿河区のグランシップで、5000人規模の演説集会を開き、支持拡大を訴える。

 無所属での出馬を表明しているIT(情報技術)関連会社社長の木部一氏(42)。5月末から6月初旬にかけて、沼津、静岡、浜松などの駅前を巡り街頭演説を展開。「1万部用意したパンフレットがなくなった」と手応えを示す。

 また、マニフェストで掲げた「脱政党・脱中央」の決意を記した声明文を県内の全県議や全市町議、他の都道府県の地方議員に配布し、政党に頼らない姿勢をアピール。草の根的な活動で支援者のネットワークを広げていく方針という。

(2007年6月5日 読売新聞)

94片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 08:38:07
出馬予定3氏、臨戦態勢 参院選公示まで1ヵ月
 2007年06月05日09:18  岐阜
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20070605/200706050918_2002.shtml

 7月5日に予定される第21回参院選の公示まで1カ月となった。岐阜選挙区(改選数2)では、自民推薦で無所属元職の藤井孝男元運輸相(64)、民主現職で3選を目指す平田健二氏(63)、共産新人で党県委員会常任委員の加藤隆雄氏(58)の3人が臨戦態勢に入っている。ここに来て社会保険庁の年金記録不備問題や、「政治とカネ」問題で追及を受けた松岡利勝前農水相の自殺の影響で安倍内閣の支持率が急落。県内でも参院選への影響を視野に各党の攻防が激化している。

 藤井氏は、一昨年の衆院選に郵政造反組として無所属で出馬、落選。今年1月、参院選にくら替え出馬を表明、自民推薦を得て国政復帰を目指す。「安心・安全・信頼」をキーワードにした「生活安保5原則」を政策スローガンに掲げ、県内全域で浸透を図る。

 自民党県連は、党公認が内定していた現職の大野つや子氏(73)が引退表明したのを受け、「事実上の公認候補」として藤井氏に支援を一本化。県連の新体制を整え、藤井氏の当選を最重要課題として総力を結集する。

 民主党は、平田氏の得票目標を40万票以上と設定。党県連と連合岐阜などによる総合選対を設置。今後は県内5総支部に地区選対を立ち上げる。2区総支部元役員らの離党問題については、園田康博県連代表が小嶋昭次郎元総支部代表らに謝罪、組織再建で一致。小嶋氏らは連合岐阜に協力することで平田氏を支援する。

 平田氏は「格差や年金問題で安倍政権は国民の暮らしを無視している。生活中心の政治を取り戻し、政権交代の足掛かりとする戦い」と訴える。

 共産党公認の加藤氏は、元多治見市議で国政は6度目の挑戦。一昨年2月に出馬表明以来、県内全域で政策を訴え、支持拡大を図る。加藤氏は「貧困・格差を打開し、憲法改悪など安倍政権の暴走を止める」と訴えている。党県委員会は今回、比例の得票目標を10万票以上に設定。加藤氏の議席奪取ととともに党勢拡大を目指す。3日には、志位和夫党委員長を招いた演説会を岐阜市内で開き、気勢を上げた。

 公明党と社民党は、岐阜選挙区での候補者擁立は見送り、比例代表を重点に党勢拡大を狙う。

95片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 21:18:30
点火:07参院選/2 民主「チームで戦う」 衆院議員の動き重視 /静岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shizuoka/news/20070606ddlk22010342000c.html

 「お前が2人目を立てろよ」。今年1月14日。沼津市の「ホテル沼津キャッスル」で開かれた渡辺周衆院議員の賀詞交換会の前に、民主党を支援する連合静岡の平野哲司会長は、再選を目指す榛葉賀津也参院議員(40)に詰め寄った。榛葉氏にすれば同じ党からもう一人出れば自分の首をしめるだけ。のめる話ではないが、平野氏はこうたたみかけた。「お前のための選挙じゃねえんだ。政権交代できなくていいのか」

 平野氏ら連合が2人擁立にこだわったのは、1人では党員や組合員の危機感が薄れて投票率が低下し、比例票の伸びに響くからだ。平野氏ら連合は産業別に抱える比例候補を意識している事情もあるが、民主党にとっても比例代表での得票は与党を過半数割れに追い込むために重要な要素だ。

 だが、連合の「熱意」をよそに、県連内からは「『今回は1人』は既定方針だった」との声がもれる。

   ◇   ◇

 04年の前回参院選では、当時の現職、海野徹氏と新人、藤本祐司氏の2人を立てた。自民側の2人擁立ともあいまって、4人が激しく競り合った結果、民主の県内比例票は01年の2倍に当たる66万票を獲得。自民の54万票に大差を付けた。

 一方で、2人擁立という劇薬は、支援者の分裂という後遺症も残した。静岡空港建設反対を掲げる海野氏の支持派が、空港建設に反対しない藤本氏を県連がかつぐことに反発する動きを見せるなど、県連内のきしみが表面化した。

 昨年11月、県議会の民主系会派の平成21は県連側に「3年前のようなことはやめてほしい」と非公式に要請した。ある県議は「わずかばかりの比例票のために党内にしこりを作るべきではないとの思いだ」と説明する。

   ◇   ◇

 ただ、今回1人しか擁立しなかったことで組織に緩みが出ていることは党側も認める。ある県連関係者が榛葉氏のパンフレットを補充しようと支持者のもとを訪れたところ、以前の資料が平積みになったまま。「まったく動いていない」と焦りを感じたという。

 同党は組織引き締めのため、選挙区での得票目標を前回の2候補分に相当する70万票に設定。これを衆院小選挙区ごとに数値目標として課し、各区の公認候補となる総支部長の「成績表」を作る考えだ。

 5月28日の県連と連合幹部の会合では「民主党というチームで戦う」ことを確認した。現職衆院議員は個人の地盤固めには熱心だが、それが必ずしも党勢に結びついていないとの分析があるからだ。

 ある榛葉陣営幹部はこう語る。「榛葉のために動くことが本番(衆院選)で自分にはね返ってくることを、衆院議員がどれだけ肝に銘じているか。それを問う選挙だ」=つづく

毎日新聞 2007年6月6日

96片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/07(木) 16:22:42
【07参院選】
一本化自民、根深い対立
2007年06月07日 朝日愛知
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000240706070001

《岐阜》


 「一敗地にまみれて約2年。バッジのあるなしでこれほど違うのかと……。何としても国政に復帰しなければならない」
 4日午後、名古屋市のホテルで開かれた政治資金パーティー。参院選岐阜選挙区(改選数2)に自民党推薦の無所属で立候補する藤井孝男氏(64)は、集まった約700人に決意を語った。森喜朗元首相も姿を見せ、「近いうちに自民党の屋台骨を背負う1人」と持ち上げた。
 81年の参院補選で初当選し、93年、衆院に転じた。橋本派で頭角を現し、036;年には自民党総裁選に挑んだ。05年衆院選では、郵政造反組のため、無所属で岐阜4区に立ち、自民公認の金子一義氏(64)に敗れた。政界復帰に選んだのが、参院への再転身だった。
 パーティーの3日前、岐阜県高山市の集会で県連会長の金子氏は、藤井氏の目の前で、推薦申請前に交わしたという2人のやりとりを紹介した。
 金子氏 「参院は藤井、衆院を金子ですみ分けよう」
 藤井氏 「それでいきたい」
 2人は、小選挙区と比例区で交代に立候補するコスタリカ方式を続けてきたライバル。金子氏の支持者は「再び衆院へくら替えしないか」と警戒するが、「ありえない」と金子氏は一笑に付す。
 自民党県連にとって今回の参院選は、昨年暮れに多くの造反組が復党して以来、初の国政選挙。「郵政」をめぐり二分した県連の一本化をアピールする場でもある。
 一度は現職の大野つや子氏(73)が公認申請したが、県連が1月、「大野氏公認、藤井氏推薦」を党本部に申請すると、大野氏は「党を割りたくない」と取り下げた。藤井氏は「実質的な公認候補」との位置づけだ。
 ただ、県連分裂のしこりは根深い。
 衆院岐阜1区で争った野田聖子氏(46)と佐藤ゆかり氏(45)が共存する岐阜市。県連は今月下旬に3回、藤井氏の支援集会を計画したが、どちらが仕切るかで対立。開催が決まったのは、共催の形の1度だけだった。繁華街の柳ケ瀬には、野田氏と藤井氏、佐藤氏と藤井氏の2種類のポスターが張られている。県連は3人が並ぶ写真撮影を持ちかけたが、県議らの反対で幻に終わった。
 「だれのための選挙なのか」。県連内からは嘆きの声が漏れる。
 3選をめざす平田健二氏(63)を公認した民主党も、しこりをひきずったまま、選挙戦に突入する。
 県連は当初、平田氏と衆院岐阜2区に2回立候補した医師の小嶋昭次郎氏(53)の2人から、予備選で公認候補を決める手続きを検討していた。ところが、昨年8月、党本部の指示で、県連が2人を公認申請する方針を決めたことに小嶋氏が反発し、離党届を提出。無所属で出馬する構えを見せた。
 小嶋氏は「当選の見込みが低い」と今年5月に立候補を断念したが、小嶋氏に同調した2区の党員38人の復党のめどは立っていない。5月中に発足予定だった各小選挙区の選対本部も、2区は立ち上がっていない。
 「ひとえに私の采配、能力不足。心よりおわび申し上げたい」。2日の県連臨時大会で、代表の園田康博衆院議員(39)は険しい表情で語った。
 一方、共産党は衆参合わせて6回目の国政挑戦となる加藤隆雄氏(58)を擁立。3日には岐阜市で志位委員長を迎えて演説会を開いた。加藤氏は「子どもの医療費などへの住民要求を実現させる」などと訴えた。

97片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/07(木) 17:37:47
点火:07参院選/3 共産、埋没阻止へ正念場 年金、格差で共感を /静岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shizuoka/news/20070607ddlk22010483000c.html

 今月3日。休日午後の買い物客でにぎわう静岡市葵区の繁華街で、共産党から立候補を予定している平賀高成氏(53)が「年金記録漏れの問題は歴代厚生労働相の共同責任だ」と声を張り上げた。「歴代厚労相」とは、基礎年金番号を導入した民主党の菅直人代表代行(当時新党さきがけ)やその後任の自民党の小泉純一郎前首相、さらに省庁再編後初代の厚労相となった公明党の坂口力氏らを指している。

 2大政党化が強まるなか、共産党は「唯一の野党」という主張の浸透に懸命だ。同党は年金や政治とカネで自民離れを起こしつつある有権者の受け皿になれるのか。2大政党への流れに抗することができるのか。

   ◇   ◇

 最大で4626人を収用できる静岡市駿河区のグランシップ大ホール「海」。「講演会でここを使える政党はウチくらいのもの」。共産党の松下功県委員長は誇らしげに語る。01、04年と過去2回の参院選でもほぼ満員にした。今回は10日に志位和夫委員長を呼んで講演会を開催する。

 しかし、グランシップの大ホールを埋めるだけで票が伸びるわけではない。過去2回の参院選の県内比例代表票はいずれも11万票にとどまっている。共産党の支持層だけでは集票には限界がある。このため、松下県委員長は、商工会議所や商工会、各業界団体など自民党の支持組織にも足しげく通う。

 松下県委員長は「各団体とも幹部は大企業だが、一般会員は中小企業。年金や格差といった個別テーマで訴えれば共感を得る可能性はある」と語る。

   ◇   ◇

 2大政党のはざまに立つ共産党の状況は厳しい。しかし「自民党への厳しい雰囲気は9年前を思い出させる」との期待感を口にする関係者もいる。「9年前」の98年参院選では、前年の消費税率引き上げをきっかけに景気が落ち込み、北海道拓殖銀行や山一証券など金融機関が相次いで経営破たん。大不況の中で自民党は惨敗し、ソフト路線を打ち出した共産党はその受け皿となって躍進した。

 2大政党制の中で、存在感を示せるかどうかの正念場とも言える今回の選挙で、共産党は全体として比例5議席と東京選挙区1議席の計6議席以上の確保を目指している。県委員会はこの方針の下、比例重視を打ち出している。県内では「比例20万票」を目標に据え、東海・北信越・京都の計10府県で比例代表の現職、井上哲士氏(49)の当選に全力を挙げる。

 比例20万票は、98年の22万票に匹敵する数字で、達成は容易ではない。しかし、松下県委員長は「これをクリアできなければ、選挙区での展望は開けない」と表情を引き締める。=つづく

毎日新聞 2007年6月7日

98片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/08(金) 12:28:10
「若さ」強調 攻める自民
2007年06月08日 朝日愛知三重
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000240706080001

《三重》


 生バンドが演奏する壇上で大きな風船が割られると、白とオレンジ色の小さな風船が飛び出し、2千人近い聴衆から「小野崎コール」が起きた。
 5月19日、参院選三重選挙区(改選数1)に自民党公認で立候補する小野崎耕平氏(37)の事務所開きが、津市であった。「『自民党は変わった方がいい』と有権者は思っている。米大統領選の(党大会の)イメージで」。選対本部長の川崎二郎前厚労相(59)の指示に沿った、華やかで派手なイベントになった。
 小野崎氏は昨年5月、自民党の国政選挙では三重県初の公募候補に決まった。外資系医療品販売会社に勤務後、米国の大学院へ留学。6歳まで桑名市などで暮らしたが、その後は三重とゆかりはない。
 自民党は、業界団体や議員の後援会を固める組織選挙が得意だが、参院選は00年補選以来、3連敗中。県連は、議席奪回には都市部の無党派層の支持が不可欠とみて、小野崎氏の「若さ」「しがらみのなさ」を旗印に掲げる。「小野崎氏の応援のため、ジーパンを買った」。そう話すベテラン県議もいる。
 この1年、小野崎氏はほぼ毎朝、県内各地で街頭演説を続けた。大学院で保健医療政策を学んだ経験を生かし、自民党が参院選公約に盛り込んだ医師不足対策などを訴える。安倍首相が力を入れる憲法問題は前面に出さない。公明党も「受け入れやすい候補」(県本部の杉之内昭二代表)として、7日に推薦を決めた。
 一方、いまのところ、街頭では年金問題には触れていない。小野崎氏は「年金は『迷子』になったが、『消えた』のではない。ミニ集会では5千万件の名寄せ作業を1年で終わらせると説明している」と強調する。
 「有権者の反応がビシビシ来る」。民主党現職の高橋千秋氏(50)は3日、鈴鹿市のミニ集会の話題を年金問題一本に絞った。3年前、自分の年金記録を調べたところ、農協職員だった11年分が抜けていた。「宙に浮いた年金記録の被害者」。そんな話が聴衆を引きつける。
 6年前、小泉ブームの逆風の中、自民党新顔に約2万5千票の差をつけ、再選を果たした。当時全国に27あった1人区で、自民党以外の候補者が当選したのは岩手と三重の2県だけ。「三重は私のノートには二重丸がつけてある」。2月の県連大会で小沢代表は、高橋氏の3選に太鼓判を押した。
 4月の県議選でも民主・連合系が第1会派を確保。高橋氏も県議の支援者や連合三重の加盟労組への地道なあいさつ回りを繰り返す。ただ、「優勢」が伝えられる分、小沢氏再訪の予定はない。地元選出の岡田克也元代表(53)も応援で全国を飛び回る。
 それだけに、小野崎氏の無党派層を意識した戦いぶりは気になる。「あまり自民党のにおいがしない」。4月の高橋氏の事務所開き。岡田氏はこう評し、楽観ムードにくぎを刺した。「『これぞ自民党選挙』という組織選挙を徹底しながら、候補者だけ、においのしない人を持ってくる。最近の自民党の勝ちパターンだ」
 共産党新顔の中野武史氏(32)は街頭演説などの際、訴えの大半を年金問題に割く。「年金問題の責任は自民党だけじゃない。民主党の菅(直人)さんも公明党の坂口(力)さんも元厚相。批判の資格はない」。県議選で空白だった議席を奪還した勢いを参院選につなげたい考えだ。=おわり



     ■参院選三重選挙区の最近の選挙結果
 年    候補者  政党・新旧  得票数
04年 ○芝  博一     民新    470,940
     津田 健児     自新    370,748
     中野 武史     共新     61,566
01年 ○高橋 千秋     無前    397,105
     藤岡 和美     自新    372,065
     谷中 三好     共新     59,586
     石谷  徹     新     26,125
00年 ○高橋 千秋     無新    429,240
     橋爪 貴子     自新    399,800
     谷中 三好     共新    112,875
98年 ○斎藤 十朗     無現    389,400
     高橋 千秋     無新    289,953
     今井 一久     共新    131,948
     坂本 哲康     諸新     39,445
※01年の前職は任期満了後の選挙のため。00年は補欠選挙。○は当選

99片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/09(土) 01:20:07
点火:07参院選/4止 無所属、「ホンキ」伝わるか 党を捨て、直接対話 /静岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shizuoka/news/20070608ddlk22010324000c.html

 無所属で立候補する意向の木部一氏(42)は5月29日、「脱政党」という自らの考え方に理解を求めようと、自民党所属の佐野康輔県議会議長を訪ねた。議長室に招き入れた佐野氏は「(宮崎県知事の)東国原英夫さんみたいな人が出てくれば参院選だっていけるかもしれない。あなたがそうかどうか分からないが」と、選挙の厳しさを諭すように語りかけた。

 そのやりとりを、議長室の端に座って若い男性がじっと聴き入っていた。東国原氏のマニフェスト作成にかかわった渡瀬裕哉氏(25)。木部氏を政策面で支えるために、陣営に参加した。

 渡瀬氏の頭に浮かぶのは、昨年末のある光景だ。立候補を決め、街頭演説を終えた東国原氏が「おばあちゃんがこんなこと言っていた」と興奮気味に話しかけてきた。「演説が有権者との対話になっている。ひょっとしたら……」。地殻変動を初めて実感した瞬間だった。

 渡瀬氏は「そのまんまさん(東国原氏)は、政党というフィルターを通さなかったから自分の思いが直接、有権者に伝わったのだと思う」と振り返る。そして目指すは静岡での再現だ。

   ◇   ◇

 「元建設相の木部佳昭氏のおい」は県東部で知名度を持つものの、全県1区の参院選では限界がある。むしろ、「古い政治」「しがらみ」を連想させ、「自民の亜流」とみられてマイナスに働きかねない。そこで木部氏は出馬表明に当たり、「有権者との直接対話」「脱政党」を大きく打ち出すことにした。

 「地方議員の皆様へ−党を捨て、ホンネで語りませんか−」と題したA4判2枚につづった「脱政党」の思い。木部氏は5月下旬から6月上旬にかけ、この文書を県内全県市町議員と他県の都道府県議に送っている。末尾の署名は本名の「きべ・はじめ」ではなく「きべ・いち」。「元建設相のおい」に付いて回る負のイメージを一掃するのが狙いだ。

 だが、こうした手法は伝統的な政治意識を持つ人には理解されにくい。ある県議は「(脱政党の文書は)読まずに捨てたよ。遊びじゃないんだから」と不快感をあらわにする。

   ◇   ◇

 議長との面談翌日の5月30日昼すぎ、静岡市葵区の青葉イベント広場で街頭演説していた木部氏は、途中でマイクを渡瀬氏に渡し、走り出した。通行人をつかまえ、名刺を渡し、チラシを手に政策の説明を始める。その間、渡瀬氏は「みなさまの声を直接、うかがっております」とひたすら繰り返した。「直接対話」をアピールする戦術の一つだ。

 全県で浸透するにはパフォーマンスも必要になる。それが軽薄と受け取られるか、新しい試みと評価されるか。「きべいち」氏の意図がどこまで有権者に伝わるかが勝負だ。=おわり

   ×   ×

 この連載は鈴木直、稲生陽、賀川智子が担当しました。

毎日新聞 2007年6月8日

100片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/09(土) 14:41:31
参院選:自民名古屋市議分裂が現職支援体制に影落とす
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070609k0000e010081000c.html

 名古屋市議会の自民党市議団(14人)と、市会自民党(旧新風自民、9人)の長引く会派分裂騒動が、参院選愛知選挙区(改選数3)で3選を目指す自民党現職の鈴木政二官房副長官への支援体制に影を落としている。

 4月の同市議選で、鈴木氏の元秘書が党公認で初当選した。市会自民側には、元秘書を支援したとの思いが強かった。勢力拡大を目指す両会派が引き抜きの動きを強めれば混乱も予想され、市会自民側は鈴木氏に対して、参院選後まで、元秘書がどちらの会派にも所属せず、中立を保つよう要請していた。

 しかし、元秘書は、党市議団入りした。この動きに、ある市会自民の幹部は「今までは死に物狂いで(鈴木氏支援を)やってきたが、これまでのようには動かん」と態度を硬化させている。

 自民党県連は8日の執行部会で、県連の要請に従わず会派を統一しなかったペナルティーとして、新年度の役員人事で、名古屋市議に割り当てられてきた総務会長などのポストをはく奪した。しかし、市会自民の幹部からは「ポストがない方が(選挙支援を)やらない口実ができる」との声が上がる始末だ。

 県連の大村秀章会長は8日、会派分裂の参院選への影響について、「直接響くことはない。双方が切磋琢磨(せっさたくま)し、自民党の旗の下で頑張っていただけると確信している」と否定した。しかし、年金記録不明問題などで安倍内閣への逆風が吹く中、6年前にトップ当選した鈴木氏の陣営は危機感を強めており、民主党の地盤が強い名古屋市での会派分裂騒動は、懸念材料となっているのが実情だ。【武本光政、式守克史】

毎日新聞 2007年6月9日 14時15分

101片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/09(土) 21:39:54
07参院選:前哨戦、動き活発化 公認3党幹部、週末県内入り /静岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shizuoka/news/20070609ddlk22010052000c.html

 ◇支持基盤、底上げ図る−−4候補予定者

 7月5日公示予定の参院選に向け、静岡選挙区(改選数2)に立候補を予定している4氏の動きが活発化してきた。既に各氏とも集会や街頭演説を重ねるなど前哨戦はスタートしているが、今週末には公認を抱える3党の幹部が相次いで県内入りし、支持基盤の底上げを図る。【参院選取材班】

 ◇自民

 自民党の牧野京夫氏(48)は団体の引き締めに躍起。現在約140団体の推薦を得ている。

 8日夜に静岡市葵区内で片山虎之助参院幹事長を招いた600人規模の集会を開いたほか、9日には浜松市中区で決起大会を開く。10日は茂木敏充筆頭副幹事長とともに、静岡・焼津・浜松各市を回り、街頭演説する。今月中旬には公明党にも協力を求める方針。

 ◇民主

 唯一の現職、民主党の榛葉賀津也氏(40)は国会開会中のため週末をフル活用する。8日夜の三島市を皮切りに、10日に静岡市清水区、16日富士宮市、29日下田市とほぼ毎週末、衆院議員の国政報告会に参加する。10日は前原誠司前代表、16日には渡部恒三党最高顧問が来静する。同党が弱いとされる女性票の掘り起こしに重点を置く。

 ◇共産

 「比例20万票」を目指す共産党は平賀高成氏(53)が比例代表と連動した運動を展開。「貧困と格差」「憲法」などで独自色を打ち出し、存在感をアピールする。

 10日に静岡市駿河区のグランシップ大ホールで開く志位和夫委員長の講演会を最大のヤマ場と位置づける。松下功県委員長は「党首が直接、語りかけ、党の主張への共感を広げたい」と話す。

 ◇無所属

 無所属で立候補予定の木部一氏(42)は10日に沼津市で事務所開きを行う。「脱政党」を掲げているだけに、来賓や多数の支持者を集める大規模な集会にはせず、選挙戦で実働部隊となる支援者30〜40人程度を集め、本番に向けて組織を固め直す。来週以降も、ミニ集会など有権者と直接、語り合える機会を増やす方針だ。

毎日新聞 2007年6月9日

102片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/10(日) 13:47:41
参院選公示1カ月前情勢 三重伊勢
http://www.isenp.co.jp/news/20070609/news01.htm

 与野党が「天下分け目」と位置付ける参院選も七月五日の公示予定まで一カ月を切った。三重選挙区(改選数一)では三選を目指す民主現職の高橋千秋氏(50)と、自民新人の小野崎耕平氏(37)=公明推薦=、共産新人の中野武史氏(32)の三氏が出馬を予定しており、三つどもえの戦いが予想される。現職の知名度と連合三重を支持母体とした組織力で高橋氏が優位に戦いを進める中、参院選で三連敗し、議席のない自民党が復権できるか。共産党は四月の統一地方選で県議二議席が復活するなど、党勢拡大の勢いを参院選へ反映させたい考え。各陣営とも投票率が気になるところ、統一地方選と同じ年の「亥(い)年の選挙」でもあり、低下が懸念されている。

 ■高橋氏
 過去三回、無所属で戦った高橋氏が民主党入りして初めて臨む。三選を狙う現職とあって、知名度はほかの新人に比べ高く、平成十三年前回選に獲得した約四十万票を超す、四十五万票以上の得票を目指す。

 労組出身ではないが、もともと同党最大の支援組織である連合三重が擁立した経緯があり、連合から見れば組織内候補も同然。「落とすわけにはいかない」(連合幹部)と過去の選挙と同様、連合が全面支援するほか、後援会組織や保守層を含めた幅広い支持者らをまとめる。

 同氏が元職員ということもあって、農協関係など保守系からの一定の得票も強みだったが、民主からの出馬でどこまで票離れを食い止められるか。農協は自民比例で候補者を出しておりねじれ現象になるが、陣営は「高橋で定着しており、影響はない」とする。

 むしろ、かつて高橋氏が「売り」にしてきた若さや清新さといったイメージが、自民新人の小野崎氏に奪われているとの危機感が強く、陣営では「特に女性層と二十、三十代の若者からの票離れを避けなければならない」と女性票などを中心に無党派層へのアピールが課題とする。

 地域別動向では、全県一区選挙の常として、大票田での得票が最大のカギを握るとあって、まずは北勢地域での大量得票を狙う。3区は岡田克也党元代表が五月の連休後だけでも四十回以上開いている集会に高橋氏も参加し、支持浸透を図る。2区は、四月の県議選で鈴鹿市の現職が落選し、党勢が縮小した唯一の地域だけに国会議員、県議、労組などが引き締めを図る。

 1区は、高橋氏は現職の強みを生かし、企業へのあいさつ回りなど積極的に動いている。前回選では保守地盤の上野、名張両市と旧阿山郡で自民候補に負けたが津市で勝利。今回は1区全体でも差をつけ、安定的に戦いを進めたい考え。

 4区は次期衆院選をにらみ、森本哲生氏の知名度を上げようとの動きもあり、高橋・森本コンビのポスターで攻勢。

 民主地盤の弱い5区は、伊勢・志摩地域は前回選で自民候補に約二千票離されており、今回逆転を狙う。十七年衆院選での志摩市などの票の伸びや、県議選鳥羽市選挙区での連勝を追い風にしたいところ。まずは南部最大都市の伊勢市と、民主系県議が初当選した尾鷲市で自民候補を上回る得票を目指す。

 ただ頼みの労組で選挙疲れも出て、集会への動員は目立たない。「勝ったとしても大差は難しい」(党関係者)との見方もある。

103片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/10(日) 13:48:18
 ■小野崎氏
 自民党県連が昨年四月に初めて公募で擁立した小野崎氏は、この一年間に全県内で街頭演説などを繰り広げ、知名度アップに必至。ポスター数は高橋氏を上回り、顔と名前をアピールする。県連は「本人に会えば、確実に票につながる」と同氏の若さなどを前面に出し、自民層だけでなく無党派層からの票獲得に期待。

 県連は選挙会議で、1―5区の各衆院選挙区単位で責任を持って活動することを確認。戦略は県内一律ではなく各区で練り、地域独自の戦いを進める。過去の戦いから三十七万―三十八万票は堅いとし、「1、4、5区で引き離し、2、3区での目減りをカバーする」勝利の方程式の上で、最終的に高橋氏とは「三万票の攻防」との観測も上げる。

 が、他党との争いよりも、内部争いの方が激しく、一丸となりにくいのが自民党の特徴。どこまで県連が一枚岩になって支援できるかがカギ。組織の弱体化や安倍内閣の支持率低下、年金問題などの影響で、十万票差がついた十六年選の再来を危ぶむ声もある。

 公明党は七日、党中央幹事会で小野崎氏の推薦を決定。県本部は「比較的早い時期に推薦が出た」と県内での両党の協力関係が進んできたとする。投票率の低下が懸念される中、手堅い公明票の上乗せを期待するが、同党の基本は比例票とのバーター。「目に見えるような形でやってもらえれば、うちもしっかりやる」(県本部)と比例票での「見返り」は大前提。ただ比例は自民も業界団体から候補者が三十三人出ており、どこまで協力できるか。

 1区は、同区選出の川崎二郎元厚労相が県連会長に就任したこともあり、「高橋氏に勝つことは至上命題」(県議)。保守の牙城、伊賀地域では、民主系支持者も入る斎藤十朗元参院議員の斎藤会も取り込み、幅広い票を得たい考え。

 津市は旧津市、旧安芸郡地域で自民系県議がいなくなったのが懸念材料。美里地域や一志地域など一部で世話人会がようやく立ち上がり、動きはまだ本格化していない。

 2、3区は民主党の地盤が強いだけに、どこまで票を稼ぎ、追い付けるか。3区は平田耕一衆院議員と県議らが日に集会所など数十軒を回る「軒先演説」を展開。国会議員のいない2区は県議らが中心となる。

 4区は、田村憲久衆院議員を選対本部責任者とし、西場、竹上の両県議の後援会組織や、党友好団体などを足がかりに、支援を広める。ただ候補者本人が走りすぎとの見方もあり、残りの期間で強さを生かした選挙態勢を敷けるかどうかがポイント。

 保守地盤の強い県南部では、5区内で一万票差で勝つのが目標。地元衆院議員の後援会や党支部などをつてに、一年前から小野崎氏があいさつ回り。百人単位が集まるボランティア団体の集会などにも積極的に顔を出し、名前を売っている。知名度ゼロだった一年前と比べれば、少なくとも自民支持者には浸透している。今後、一般有権者まで広げていくのが課題。

 東紀州は、三ツ矢憲生衆院議員の後援会が中心になって動くが、「塩谷ショック」から紀北(尾鷲・北牟婁郡)では動きが鈍く、多くが選挙から距離を置こうとしている。七月一日に尾鷲市で小野崎の決起集会(九百六十席)を予定しており、どれだけ集まるかが一つの試金石とみられている。

 ■中野氏
 平成十五年四月の県議選鈴鹿選挙区、十六年夏の参院選、昨年九月の衆院選2区にそれぞれ出馬の経験を持ち、この参院選で四回目の選挙挑戦となる。

 県委員会、支部の行事や懇談会、演説会に顔を出し、全県内をカバー。街頭演説にも積極的に立ち、年金や増税問題や憲法堅持を訴える。

 四月の県議選で、四年前に失った津と四日市の二議席が復活。その後の市町議選でも過去最高の政党議席占有率を獲得しており、党勢は拡大傾向。その勢いに乗り、平成十年に獲得した過去最高の十三万票も視野に入れる。

 ただ地方選は地域選挙の色合いが濃くなるため、党支持者以外の票も得やすい傾向にあり、国政選挙になかなか結び付かないのが課題。陣営では議席奪回の原動力にもなった無党派層への支持拡大が不可欠として、自民、民主の二大政党に対する批判や不満の受け皿を目指す。

 また雇用、医師不足問題など県政の重要課題を踏まえ、ハローワークや医師会との懇談会を開き、保守、革新問わずに幅広い支持を得たい考え。

 県議席復活した四日市市では県議選、市議選と候補者が全員当選したのは二十七年ぶり。年金問題や定率減税の廃止などで、自民、民主と対立姿勢を鮮明にする。津市では県議と一緒に街頭演説するなど知名度浸透を図る。

104片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/10(日) 13:52:48
藤井氏、国政復帰へ意欲語る 名古屋でパーティー  岐阜
http://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/2007/saninsen/070605_2.shtml

 元運輸相の藤井孝男氏の政治資金パーティーが4日、名古屋市内のホテルで開かれ、「なんとしてでも国政に復帰しなければならない、という思いで頑張ってきた」と自民党推薦で出馬する参院選に向けた意欲を語った。

 森喜朗元首相や古田肇知事、神田真秋愛知県知事ら約700人が出席。

 藤井氏は、運輸相時代に設置に尽力した中部国際空港に触れ、「中部地方の発展に少しは役に立ったという思いはある。社会資本の整備は必要なものはしっかりとしなければ」と豊富な実績をアピール。参院選に自民党推薦候補として臨む心境を「新しい藤井孝男に期待してほしい。選挙に向けて一層のご指導をお願いしたい」と訴えた。

 また森元首相は「離党は綿貫(民輔)さんと小泉(純一郎)さんのけんかのとばっちりを食ったようなもの。野に置いておいてはもったいない。中部を代表する政治家は藤井君しかいない」と持ち上げた。

105片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/12(火) 15:15:07
年金「もっと説明を」
2007年06月12日 朝日愛知
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000240706120001

《比例区投票先 民主が上回る》


●東海の自民、募る危機感


 参院選に向けて朝日新聞社が9、10両日に実施した連続世論調査で、安倍内閣支持率は下落傾向に歯止めがかかった。しかし、比例区の投票先は民主党が初めて自民党を上回り、「宙に浮いた年金記録」問題への政府の対応についても「信頼しない」が75%を占めた。東海3県でも、危機感を強める自民党幹部が年金問題で一層の説明責任を政府や党本部に求めた。
 年金問題をめぐって政府は「宙に浮いた年金記録5千万件を1年以内に照合」など対策を相次いで打ち出したが、新たに未入力の記録が1430万件あることなどが判明し、全国の社会保険事務所の窓口には記録を確認する国民が殺到。年金不安は収まりそうにない。
 「支持率回復は劇的なものではない。大事なのは無党派層の支持をどう取りつけるか。年金問題で、政府や党本部は丁寧に粘り強く説明を重ねなければならない」。自民党愛知県連前会長の倉知俊彦県議は言う。
 同党の尾藤義昭・岐阜県連幹事長は「政府の説明不足で対応策を国民が理解できていない」。山本勝・三重県連幹事長は「きちんと説明すれば、納得してもらえる」と今後に期待をつなぐ。
 年金問題を参院選の争点に掲げる民主党。「5千万件を1年で処理すると言っているが、無理だ」。11日夜、岡田克也副代表は三重県桑名市の集会で断言した。比例区の投票先で民主党がリードしたことについても、「民主党が年金問題に真剣に取り組む姿勢が評価された」と強調した。
 伊藤正博・岐阜県連幹事長は「政府の対応では年金問題を解決できないという有権者の思いが調査結果に表れた」としたうえで「参院選では民主党が対案を示して有権者の理解を得ていきたい」と話した。
 共産党は「今までできなかったことが1年でできるというのは、選挙対策」(本村映一・愛知県委員会書記長)、「立証責任を国民に押しつけている」(永江正道・岐阜県委員会政策委員長)と政府の対応を批判している。

106片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/12(火) 23:28:35
民主県連:「年金・介護調査対策本部」を設置 /愛知
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/aichi/news/20070612ddlk23010113000c.html

 民主党県連(近藤昭一代表)は10日、「年金・介護調査対策本部」を設置した。年金の支給漏れ問題と訪問介護大手「コムスン」による不正問題について、県内の状況を調査し、対策を講じる。担当はそれぞれ、7月の参院選に立候補予定の大塚耕平氏と谷岡郁子氏。調査結果は1週間をめどにとりまとめ、発表する予定。【秋山信一】

毎日新聞 2007年6月12日

107片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/13(水) 17:34:43
「一から始める」 新人・木部氏、事務所開き
2007/06/11 静岡
http://www.shizushin.com/feature/saninsen/kiji/20070611151304.htm

 7月の参院選に無所属で立候補する新人の木部一氏(42)は10日、沼津市大手町に後援会事務所を開設した。
 木部氏は集まった約50人の支援者を前に「無理を承知で出馬すること決めた。本気で戦うつもり。自分がやりたいことを本音で訴えたい」と力を込めた。
 最後に自分の名前でもある「一」の字を布に毛筆で書き、「一から始めめる。そして気持ちを1つにまとめ頑張っていこう」と訴えた。

108片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/13(水) 17:37:33
【2候補擁立断念】(上) 自民、弱まる党組織の足腰
2007/05/30 静岡
http://www.shizushin.com/feature/saninsen/kikakuitiran/kikaku1/20070601162947.htm

 「決して、けがはさせない。君が最後の頼みだ。全県で知名度も高く、西部を拠点に短期決戦で勝負できる」。統一地方選が間近に迫っていた2月半ば、自民党県連の大場勝男幹事長(当時)らが浜松市内の城内実元衆院議員(42)の事務所を訪ね、こう切り出した。
 県連執行部を前にして緊張気味に、「大変、光栄な話です」と頭を下げる城内氏。会談の末、「無所属でもう一度、衆院選に挑戦したい。信念を貫かせてください」と訴え、出馬の打診を断った。
 城内氏は一昨年の郵政解散で党の除名処分を受けた。「公認は無理でも、推薦出馬の可能性も探った。固い信念にあきらめざるを得なかった」(大場氏)。
 自民党県連は前回までの3回の参院選でいずれも2人を擁立し、今回選に向けた昨年2月の総務会でも2人擁立を決定した。ところが、2カ月後、現職の竹山裕氏(73)=4期=が引退を表明。直後に新人の牧野京夫氏(48)が名乗りを上げたが、2人目の新人探しが大きな課題となった。
 一部の県議らが浜松市在住のパラリンピック金メダリストの河合純一氏(32)の擁立に動いたほか、県連執行部が中遠地区の元首長の親族や、衆院選で落選した中部地区の元県議の周辺にも打診したが、いずれも出馬の環境は整わなかった。
 「自らの選挙で、参院選の新人擁立に協力するどころではなかった」(ベテラン県議)。12年に1度、統一地方選と参院選が重なる亥年。平成7年も自民県連は現職1人にとどめ、新進党候補と議席を分け合った。
 市町村合併も影響しているとの指摘もある。市町村議員は74市町村時代の1300人余りから、42市町となった現在は850人ほどと4割近く減った。「市町議員の大半は自民系。選挙の実動部隊が大きく減ったのが痛い」と県連幹部。国政選挙では集票マシーンとなってきた職域支部も「小泉党総裁(首相)時代を機に結束力が弱まった」と、この幹部はこぼす。
 今月14日。党県連大会と総務会に引き続いて開かれた牧野氏の事務所開きで、望月義夫県連会長は「牧野一本でいく」とようやく口にした。「民主党が2人目擁立に動く可能性もあった。軽々に(2人目擁立断念の)態度を明らかにできなかった」。望月会長は事務所開きに臨む際、報道陣の質問にこう答えた。
 県議会自民党は25五日の議員総会で全議員を東、中、西部に張り付けた選対本部を立ち上げ、「もう時間がない。一気に走る」(植田徹総務会長)体制を整えた。
 自民県連が2人を擁立し、地区割りや競合地区を設けて候補に競わせる選挙戦術にこだわってきたのは、24年前に一度実現させたことがある2議席独占もさることながら、比例票の底上げの狙いがあったからだ。体制は整ったが、党内で現職と新人が競った前回選に比べ、熱気の違いを指摘する声は多い。県内選出の衆院議員からは「比例票は本当に大丈夫か」との懸念も聞かれる。

109片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/13(水) 17:39:05
【2候補擁立断念】(下) 民主、尾を引く衆院選敗北
2007/05/31 静岡
http://www.shizushin.com/feature/saninsen/kikakuitiran/kikaku1/20070601163039.htm

 「静岡選挙区は自民と民主が1人ずつ分け合って終わり―といった緩んだ雰囲気がある」。19日、4月の統一地方選後、初めて開かれた民主党県連の常任幹事会で、渡辺周会長はあいさつの冒頭で指摘した。
 常任幹事会には党公認・推薦を受けて当選し、初めて顔を見せた県議や市議らの姿も目立った。渡辺会長は「自民党との議席差をひっくり返さないと、万年野党になってしまう。現職の榛葉さんの当選は当たり前。政界再編の引き金を引くため、比例区も含め票の大幅増に頑張ってもらいたい」と訴えた。
 6年前の参院選は初出馬の榛葉賀津也氏(40)1人を擁立。3年前の前回選は現職と新人の2人が出馬したが、1議席確保にとどまった。それから約3年。県連は今回、候補者を1人に絞るのか、2人擁立するのかの明確な機関決定をしないまま、“時間切れ”を迎えようとしている。「一昨年9月の衆院選の敗北でガタガタ。必ず勝つためには1議席を確実に取るしかない」(県連関係者)。郵政解散の傷を引きずる県連内部に「暗黙の了解」といった空気が流れる。
 同党の現職衆院議員は静岡市以西にはおらず、小選挙区内の陣頭指揮を執る8人の総支部長(衆院選候補予定者)も、統一地方選では中東遠以西の3人が不在のまま戦わざるを得なかった。参院選は激戦必至の3人区以上の選挙区や小沢一郎代表が力を入れる1人区対策が注目され、静岡選挙区などの2人区は埋没気味。県連に「身の丈に合った選挙戦を」の意識が漂っていることも否めない。
 民主党は平成17年の衆院選では大敗したものの、16年の前回参院選の県内比例で66万票を獲得し、自民の54万票を大きく上回った。それだけに、候補者を1人に絞ったことで比例票獲得にマイナスの作用をもたらすのではないかという懸念は強い。
 「前回衆院選の静岡7区では、自民が2人を立てて必死になってやった。候補者が1人のこちらは比例でも勝てなかった」。民主党県連の最大支援団体で、榛葉氏への全面支援を打ち出す連合静岡の平野哲司会長は、“初めから1議席ありき”の選挙戦の行方を警戒する。
 「求心力があるのはやはり衆院選」(県議)というささやきも聞かれる中、「参院選の結果は衆院選に直結する。小選挙区単位で自民に負けているようでは、衆院選でまた勝てない」(平野会長)と厳しい見方だ。県連は「(衆院の)各小選挙区ごとに得票目標を設定する。比例の票も着実に伸ばしたい」(渡辺会長)と引き締めを図る。

110片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/13(水) 17:47:12
【2候補擁立断念】(下) 民主、尾を引く衆院選敗北
2007/05/31 静岡
http://www.shizushin.com/feature/saninsen/kikakuitiran/kikaku1/20070601163039.htm

 「静岡選挙区は自民と民主が1人ずつ分け合って終わり―といった緩んだ雰囲気がある」。19日、4月の統一地方選後、初めて開かれた民主党県連の常任幹事会で、渡辺周会長はあいさつの冒頭で指摘した。
 常任幹事会には党公認・推薦を受けて当選し、初めて顔を見せた県議や市議らの姿も目立った。渡辺会長は「自民党との議席差をひっくり返さないと、万年野党になってしまう。現職の榛葉さんの当選は当たり前。政界再編の引き金を引くため、比例区も含め票の大幅増に頑張ってもらいたい」と訴えた。
 6年前の参院選は初出馬の榛葉賀津也氏(40)1人を擁立。3年前の前回選は現職と新人の2人が出馬したが、1議席確保にとどまった。それから約3年。県連は今回、候補者を1人に絞るのか、2人擁立するのかの明確な機関決定をしないまま、“時間切れ”を迎えようとしている。「一昨年9月の衆院選の敗北でガタガタ。必ず勝つためには1議席を確実に取るしかない」(県連関係者)。郵政解散の傷を引きずる県連内部に「暗黙の了解」といった空気が流れる。
 同党の現職衆院議員は静岡市以西にはおらず、小選挙区内の陣頭指揮を執る8人の総支部長(衆院選候補予定者)も、統一地方選では中東遠以西の3人が不在のまま戦わざるを得なかった。参院選は激戦必至の3人区以上の選挙区や小沢一郎代表が力を入れる1人区対策が注目され、静岡選挙区などの2人区は埋没気味。県連に「身の丈に合った選挙戦を」の意識が漂っていることも否めない。
 民主党は平成17年の衆院選では大敗したものの、16年の前回参院選の県内比例で66万票を獲得し、自民の54万票を大きく上回った。それだけに、候補者を1人に絞ったことで比例票獲得にマイナスの作用をもたらすのではないかという懸念は強い。
 「前回衆院選の静岡7区では、自民が2人を立てて必死になってやった。候補者が1人のこちらは比例でも勝てなかった」。民主党県連の最大支援団体で、榛葉氏への全面支援を打ち出す連合静岡の平野哲司会長は、“初めから1議席ありき”の選挙戦の行方を警戒する。
 「求心力があるのはやはり衆院選」(県議)というささやきも聞かれる中、「参院選の結果は衆院選に直結する。小選挙区単位で自民に負けているようでは、衆院選でまた勝てない」(平野会長)と厳しい見方だ。県連は「(衆院の)各小選挙区ごとに得票目標を設定する。比例の票も着実に伸ばしたい」(渡辺会長)と引き締めを図る。

111片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/13(水) 17:52:11
【決戦の序章】(上) 牧野京夫氏(自新)
2007/06/05 静岡
http://www.shizushin.com/feature/saninsen/kikakuitiran/kikaku1/20070607094941.htm

 参院選の想定される公示(7月5日)まで1カ月に迫った。静岡選挙区(改選数2)には自民新人の牧野京夫氏(48)、民主現職の榛葉賀津也氏(40)、共産新人の平賀高成氏(53)、無所属新人の木部一氏(42)が出馬表明し、4人による選挙戦となりそうだ。各立候補予定者は既に水面下で支持集めに奔走し、激しい前哨戦を繰り広げている。陣営の戦略と課題を探った。

              

全県浸透へ態勢固め
 「自民の1議席確保と比例票増には努めるが、後援会名簿までは出せない」。浜松市内で5月31日、自民新人の牧野京夫氏の西部選対会議が開かれた。片山さつき衆院議員(静岡7区)の事務所関係者は会議の報告を受け、こう胸の内を明かした。
 一昨年の衆院選で自民党を二分し、大接戦を繰り広げた自民現職の片山氏と、落選した無所属の城内実元衆院議員。この事務所関係者は牧野氏の選挙戦を通じ、自民支持層が重なる城内氏側に支持者を奪われないかとの警戒心を解いていない。
 「牧野氏の当選は保証され、問題は民主との首位争い。のんびりムードは否めない。自ら選挙のお礼回りもできていないのに、支持者に参院選まで頼みにくい」。こう本音を漏らす県議もいる。
 こうした空気を察してか、西部選対本部長を務める小楠和男県連政調会長は「2人目の候補擁立を模索したために遅れた態勢づくりを1日も早くばん回しないといけない」と引き締めに躍起だ。
 牧野陣営は今月4日、堀江龍一県連幹事長を選対本部長とする中部選対の会合を静岡市内で開いたのに続き、6日に沼津市で東部選対(本部長・植田徹県連総務会長)の会合を持つ。東部では無所属新人の木部一氏の出馬に対抗するため、県議だけでなく党市町支部長まで加えて、きめ細かな体制を整える。
 県商工会連合会長を務める小倉忠一後援会長は「伊豆、東部地域の自民層の一部は木部さんに流れる可能性もある。政党よりも地元意識が作用しないとも限らない」と警戒し、「比例候補を抱える自民の職域支部と選挙区の牧野後援会との連携強化が票の上積みの鍵を握る」と戦略を描く。
 牧野氏は「報道記者、県議をいずれも12年間やったが、全県1区の広い選挙区ではまだ無名に近い」とし、「年金問題など厳しい選挙戦になることは覚悟している」と気を引き締める。130を超える推薦団体が名を連ねる後援会。党本部から大物を招いた街頭演説会を重ねるとともに、衆院各小選挙区の国会議員事務所とタイアップした企業回りも活発化させる構えだ。

 ▼牧野 京夫氏(まきの・たかお) 早大卒。地元テレビ局記者を経て平成7年から県議3期。島田市。

112片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/13(水) 17:52:55
【決戦の序章】(中) 榛葉賀津也氏(民現)
2007/06/06 静岡
http://www.shizushin.com/feature/saninsen/kikakuitiran/kikaku1/20070607095028.htm

現職の実績アピール

 「ノルマをこなす感じ。まるで盛り上がっていない」。4日夜、藤枝市内のビルの一室に衆院静岡2区内の民主系県議や市町議、労組幹部ら15人が集まり、地区選対を開いた。遊説や支援者回りなどの割り当てを決め、1時間半の話し合いを終えて部屋を出た出席者の1人は渋い表情で語った。
 衆院静岡2区は自民が議席を持ち、参院選の自民新人牧野京夫氏(48)のおひざ元でもある。会議への出席を見送ったある市議は、「自民の強い地盤だから、民主候補の応援で目立つと自分の首を絞めかねない。今回の選挙は深入りしなくてもいいのではと他の市議とも話し合った。榛葉氏はトップでなくても当選は堅い」と打ち明けた。
 榛葉氏の選対本部は後援会、党県連、連合静岡の3者で構成する。5月下旬からは衆院小選挙区単位に組織した地区選対も動き始めた。「前回の6年前にはまったく足掛かりがなかった地区もある」。県連幹部は地区ごとの動きに差があることを認めた上で、知名度がある現職候補として、初挑戦の時との違いを強調する。
 「なぜ格差が拡大しているのか」。5月下旬の週末、静岡市の静岡労働会館の会議室で、榛葉氏は労組の若手組合員約50人と向き合った。政治セミナーと銘打ち、格差是正、教育、少子化対策に熱い議論が続いた。「榛葉さんは面倒見がいい」。建設業のある労組は参院議員としての6年間の仕事ぶりを評価し、推薦を決めた。
 「榛葉氏を含め、県内の民主党の国会議員や候補者の多くは労組依存を脱していない」(県議)との見方は強い。一定の組織力を持つ労組は心強い応援団だが、連合静岡とねじれた関係の県議らもいて、支援に強弱が出る懸念もぬぐえない。
 それだけに、陣営は「国会の臨場感を県民に伝えられるのは現職の榛葉だけ」と候補者本人による交流を重視する。支援労組回りや衆院議員の国政報告会などへの出席に加え、支持政党を持たない若手異業種グループとも接触し、新たな支持層の獲得にも走る。
 3日に静岡市内で開かれた民主党県連の定期大会は、榛葉氏の事実上の総決起集会の様相を示した。「安倍内閣の支持率急落に甘えていると、したたかな与党に勝てない。ほどほどの活動では、それなりの結果しか出ない」。2人区の安泰ムードを警戒し、渡辺周会長は比例票獲得を含めた奮起を促した。

 ▼榛葉 賀津也氏(しんば・かづや) 米オタバイン大卒。平成13年、参院選初当選。1期目。菊川市。

113片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/13(水) 17:53:42

【決戦の序章】(下) 平賀高成氏(共新)、木部一氏(無新)
2007/06/07 静岡
http://www.shizushin.com/feature/saninsen/kikakuitiran/kikaku1/20070607092231.htm

存在感を懸命に訴え

 「年金が削られる一方、税金はどんどん上がる。今の悪政に正面から立ち向かうには、確かな野党が必要だ」。3日午後、静岡市内の中心街で、マイクを握る共産新人の平賀高成氏(53)。「格差社会は自公、民主が一緒につくったようなもの。改憲賛成の姿勢でも根本は同じ」と、二大政党対決の様相の中、存在感を懸命にアピールした。
 平成16年末に早々と参院選の党公認候補に決まって以来、県内各地の党支部単位にミニ集会を重ね、統一地方選では共産候補の応援に奔走した。参院選は静岡市葵区の県委員会に本部を構え、県内6カ所の地区委員会の事務所を足場に党勢拡大を図る。
 松下功県委員長は「比例の議席確保のためにも、20万票以上は取る」と意気込む。志位和夫党委員長を迎えて10日に静岡市内で演説会を開くほか、地元の西部地区でも今月下旬に集会を予定する。

▼平賀 高成氏(ひらが・たかしげ) 静大工業短大卒。平成8年から衆院議員1期。浜松市。



政党批判の受け皿に

 「党を捨て本音で語ろう―の『きべいち』です」。5月28日、初めて街頭演説に立った無所属新人の木部一氏(42)は「衰退する地方の現状を見ると、既成政党では対応が不可能。あえて無所属を貫く」と声を張り上げた。
 木部氏の正式な出馬表明は、公示予定まで2カ月を切った5月10日。故木部佳昭元建設相のおいで、衆院静岡6区で自民党から立候補を目指したことがあり、その後、新党日本に一時、在籍した。
 連日、都市部で街頭演説を繰り返すとともに、県内すべての地方議員や国会議員に「政党を越えたネットワークづくり」を呼び掛ける声明文を送付。勝手連的な盛り上がりに期待を掛ける。
 「草の根から地道に訴えていく」と木部氏。独自のスタイルを崩さず、既成政党への批判の受け皿となることを目指す。

 ▼木部 一氏(きべ・はじめ) 慶大卒。中華航空勤務を経て、IT関連会社経営。沼津市。

114片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 12:46:04
臨戦!ぎふ夏の陣 (1)
 自民 ねじれ解消へ正念場  岐阜
http://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/2007/saninsen/070614_1.shtml

 自民党県連は、党推薦の藤井を「事実上の公認候補」と位置付け、総力を結集して必勝を期す。
 藤井は、一昨年の衆院選で郵政造反組として無所属で岐阜4区に出馬、落選した。党本部が落選組の参院選前の復党を見送る方針を固める中、藤井は今年1月、参院選に無所属でくら替え出馬を表明。県連は、現職の大野つや子(73)を公認、国政復帰の待望論が強い藤井を推薦と決め、2議席独占を目標に掲げたが、翌2月、大野が「党(県連)を割りたくない」として不出馬(引退)を明らかにした。

 県連は統一地方選後の4月末、大野に代わる公認候補は擁立せず、藤井に支援を一本化することを決め、選対本部を立ち上げた。県連会長の金子一義は「実質的には公認と同じ」と明言。県連は5月の「定期大会にかわる総務会」で「保守王国岐阜の再生を大きく全国にアピールできるチャンス」とし、藤井の当選を最重要課題と確認した。

 藤井は、国政復帰を目指して県内全域を精力的に駆け回り、「一昨年の衆院選で一敗地にまみれた。何としても国政復帰に向けて頑張っていく」と力を込める。「安心・安全・信頼」をキーワードにした「生活安保5原則」を政策スローガンに掲げ「一票でも多く」と、衆院選の苦い経験を踏まえて支援を訴える。

 これまでに約100の各種団体の推薦を得た。県内各地の若手が勝手連的に集まり、新たな支援組織も立ち上がった。連立与党の公明の推薦も得られる見通しだ。

 一昨年の衆院選以来、県連はねじれ問題の解消と再建に取り組んできた。衆院選をきっかけに一時、離党した衆院議員やベテラン県議が復党。参院選に向け、新体制を整えた。県連は「藤井の国政復帰、復党がねじれ解消、県連再建につながる」と位置付ける。県連幹事長の尾藤義昭は「(有効投票の)過半数を目指した戦いになる」と話す。

 ただ、ここに来て、社会保険庁の年金記録不備問題や「政治とカネ」問題で追及を受けた松岡利勝前農相の自殺の影響で安倍内閣の支持率が急落。防戦の与党に対し野党は攻勢をかける。尾藤は「年金問題は国民にとって不安と不信があり、現時点では参院選への影響は否めないだろう」とみている。全国的な政党離れの傾向の中、県連も地域・職域支部の党員が減少。市町村合併に伴い、議員数が激減、地域支部の組織基盤の弱体化も懸念材料だ。

 今月4日、名古屋市で開かれた藤井の政治資金パーティー。元首相の森喜朗は「自民党の屋台骨を背負っていく5、6人の名前を挙げれば、藤井君は間違いなく入る」とし、「ふさわしい票を」と呼び掛けた。藤井は当選すれば、復党が見込まれる。

 自民逆風の中、藤井は今月17日、県水産会館(岐阜市薮田南)で事務所開きを行い、政治生命を懸けた戦いに臨む。=文中敬称略=

115片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 14:49:47
県内情勢 公示まで1カ月 年金問題急浮上
2007年6月5日 中日静岡
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/shizuoka/CK2007060502021812.html

 参院選の公示が予定される7月5日まで1カ月に迫った。静岡選挙区(改選数2)は、前県議で自民新人の牧野京夫(48)、民主現職で再選を目指す榛葉賀津也(40)、元衆院議員で共産新人の平賀高成(53)、会社役員で無所属新人の木部一(42)の4氏が立候補を予定。争点は年金問題や政治とカネ、憲法改正論議などと尽きない。各陣営とも国政の行方を左右する重要な選挙と位置づけ、有権者への訴えに力を入れている。 (参院選取材班)

自民新人・牧野氏 知名度向上急ぐ

 牧野氏は昨年4月の出馬表明以来、自民党県連の各支部や支援団体が主催する会合に約500回出席し、支援を訴えてきた。政策を紹介したリーフレットは既に40万枚を配布した。静岡市駿河区の後援会本部事務所を拠点に、県議や市町議と連携を取りながら支持拡大を図る。

 党県連が複数候補の擁立を断念したのが5月に入ってからと大幅に遅れ「非常に動きづらかった」(陣営関係者)ため、知名度向上を急ぐ。自民党が参院選で複数を擁立しないのは12年ぶり。「1人では比例代表票の掘り起こしにつながらない」という異論もあったが、戦力を集中する堅実な戦いを目指す。

民主現職・榛葉氏 組織票固めに力

 榛葉氏は地元の菊川市内で2月に開いた決起集会から事実上の「選挙モード」へ突入。県の中・西部に比重を置いた戦いを展開するため、本部事務所は県西部の掛川市に開設した。国会会期中で本人の地元入りの機会が限られる中、地元後援会が新たな支持者獲得に取り組み、トップ当選を目標にする。

 現在は、労組などの組織票固めに加え、後援会員個人が自らのネットワークを広げる活動にも力を入れる。陣営幹部は「(立候補予定者の中で)唯一の現職として、トップ当選は必須。次期衆院選も見据え、自民にダメージを与える選挙にしたい」とする。

共産新人・平賀氏 街頭演説重ねる

 平賀氏は、改憲反対と格差是正、増税反対を訴えの軸に据える。静岡市葵区の共産党県委員会を拠点に地域の小集会や街頭演説を重ね、草の根の戦いで支持拡大を狙う。「自民、民主両党ともに基本的な部分は同じ」と、独自性を強調する。

 5月中旬から全県キャラバンを展開。宙に浮いた年金記録問題には「関心の高まりを感じる。与党には逆風となり得る」(平賀氏)と攻めどころとみる。県内で比例代表票20万票獲得も目標に置いた。「憲法改正を止められるのは国民。国会での力関係はあっても、地道に国民に訴えることで多数派をつくっていける」と話す。

無所属新人・木部氏 脱政党で独自色

 5月10日に出馬表明したばかりの木部氏は、政治経験がなく知名度が低いため、街頭へ積極的に出て顔や主張を売り込んでいる。同月下旬から毎日、県内を東、中、西部の3地区に分け、浜松駅など各地区の中心地を回って演説を重ねる。

 自民党から移った新党日本も離党。「党を捨て本音で語ろう」をキャッチフレーズに政策決定が政党によって制約される現状を批判。政党公認候補と一線を画し、無党派層の取り込みを目指す。県内外の地方議員に対して政党政治から脱却し「地方の独立」を訴える声明文を個別に送付し、賛同者を増やす取り組みもしている。

116片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 14:51:17
わが候補こう戦う<上> 川崎二郎氏に聞く
2007年6月5日 中日三重
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/mie/CK2007060502021827.html

 七月五日に予定される参院選公示まで、あと一カ月に迫った。三重選挙区(改選数一)には、民主現職の高橋千秋氏(50)=国民新党推薦=、自民新人の小野崎耕平氏(37)、共産新人の中野武史氏(32)の三人が立候補を予定している。各氏の選対本部長に選挙の戦い方や展望を聞いた。

 −何を訴えますか。

 健康、年金、福祉でしょう、一番の切り口は。しかし、県内には南北格差があるわけですから、社会資本整備、漁業振興や森林をどうするんだという話になるでしょう。地域地域が抱える課題を的確に訴えていかなければ、と思ってます。

 −三年前に引退した斎藤十朗元参院議長は社会保障、医療福祉政策を引っ張ってきましたが。

 斎藤さんへの支援を掘り起こすことは大事だと思います。「斎藤先生の引退で失った自民の参院の議席を回復しましょう。(小野崎氏は)先生同様の主張を中心に据える政治家です」という訴えが効果的でしょう。

 −憲法改正は。

 全面的には押し出さないでしょう。そんな関心ないでしょ、国民が。小野崎氏のキャラクターも違うし。

 −小野崎氏の売りは。

 若いよね。地縁も血縁もない中でめげずにやってる若者。(民主現職の)高橋(千秋)さんのかつてのイメージと同じかもしれないですね。「自民党、少し変わってきたね」「自民党らしくなくていい」という声に表れているんじゃないかな。

 −女性票を意識した戦いに見えますが。

 そうですね。県内各地の後援会長に女性を、と頼んでます。われわれより女性に応援演説してもらった方がいいというイメージは持ってます。

 −自民は県内で参院選三連敗中。公募で選ばれた小野崎氏は知名度不足の感もありますが。

 国会議員の後援会組織に業界団体や地方議員の力を加えながら五十万の名簿を集め、六月までに高橋さんの八割までいければ、七月には知名度が上がりますからね。今回は高橋さんが受けて立ち、自民が攻める選挙。今の県内は官公労などの力が極めて強く、この権力に戦う若者の位置づけでやりたいです。

 −弱点の北部対策は。

 高橋さんが南でやってきた動員型ではない選挙でしょう。ただ、前回総選挙は都市部で自民が圧勝したが、地方は必ずしもそうではなかった。南部だから票が出て、北部だから取れないとはならないんじゃないかな。

 −公明との協力は。

 百パーセント大丈夫。長い間、信頼関係でやってきてますから。

 −県議選の議席獲得は民主系を下回りました。

 当選者数より得票数が大事。そこに公明票がどのぐらい顕在化し、共産系の票が民主にどのぐらい乗ったのか分析すると、勝てない戦いじゃないなと思ってるんですよ。

 −安倍政権で初の国政選挙。支持率の急落も伝えられますが、展望は。

 まあ正直言って、小泉さんの時より風は吹きにくい状況でしょう。従来の地力の戦いに戻った。高橋さんは保守票を取ろうと農業団体などを回っているけど、うちは無党派層を取り込もうとしている。比例区で自民と意識せず、たとえば舛添要一さんと書く無党派層の票がどのぐらいくるかが勝負でしょうね。

 <かわさき・じろう> 三重1区選出の衆院議員。当選8回。59歳。運輸相・北海道開発庁長官、厚生労働相などを歴任。現在、自民党県連会長。

117片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 14:51:53
わが候補こう戦う<中> 岡田克也氏に聞く
2007年6月6日 中日三重
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/mie/CK2007060602022108.html

 −安倍内閣の支持率が急落しています。

 安倍さんのリーダーとしての資質に、国民が疑問を持ったということだと思います。消えた年金問題にしても、民主党が何度も質問したにもかかわらず放置したり、かつて厚相を務めた菅直人さんに責任を押しつけたり。国民が「この人で大丈夫だろうか」と思い始めた結果ではないかと。

 −風が吹いていると。

 現時点で民主党への期待は高まっていると思いますね。ただ、これから(投票日まで)まだ五十日近くあるわけで、どれだけ持続するのか。甘えず、しっかりやっていきたいと。

 −何を訴えますか。

 今であれば年金、官製談合、天下りの問題が中心ですね。高橋千秋さんの二期七年の実績も合わせて主張したい。彼がいかに地域を大事にし声を国会に届けてきたか、ですね。本人には、故郷・三重に対する思いもしっかり語ってほしいね。

 −憲法改正問題は。

 与党が主張するなら受けて立ちますよ。しかし、重要なのは年金をはじめとする社会保障制度や教育問題。本当に生活が厳しく、何とかしてもらいたいというのが国民の声なので、そういうところにもかなり焦点を当てなきゃと思います。

 −高橋氏の持ち味は。立候補予定者の中では最年長ですが。

 最大の強みは、非常に有権者と近いこと。県内くまなく回って現場を見て、有権者と会話してますから。高橋さんは前回、まだ(補選当選後の経験が)一年で新人と同じ。若さとか、そういったことを強調せざるを得なかった。今度は七年たってますので、実績と次の六年で何をしたいかを訴えることが大事です。

 −緩みはないですか。三重は民主王国と言われます。

 そうとも言えないですよ。(前回衆院選は)五つある小選挙区で二議席しか取れてないわけだから。緩みはないと思います。緩んでいる人がいるとしたら、それは選挙を知らない人。楽な選挙じゃない。自・公との戦いですから。自民だけなら負けませんが、公明と合わせてとなると(民主は)まだ力が足りません。

 −連合三重との協力態勢はどうですか。

 協力できていると思います。ただ、連合はありがたい組織ですが、基盤の一部ですから。労働組合に加盟してない、例えば非正規労働者とか自営業の方とか、たくさんいらっしゃるわけで、幅広い訴えが必要です。

 −五月の連休明けに活動を「トップギア」にすると宣言していました。

 (衆院の)2、3区はもう、そういう状況じゃないですか。南の方はまだ、セカンドぐらいかな。連日ミニ集会や街頭演説するまでにはいっていない。早めにトップに持って行きたいですね。

 −三重をはじめ一人区は絶対に落とせません。

 三重で負けるようなら、与党を過半数割れにするなんてあり得ない。負けられない戦いですよ。

 <おかだ・かつや> 三重3区選出の衆院議員。当選6回。53歳。衆院安全保障委員長、民主党の幹事長、代表などを歴任。昨年9月から副代表。

118片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 14:52:24
わが候補こう戦う<下> 大嶽隆司氏に聞く
2007年6月7日 中日三重
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/mie/CK2007060702022390.html

 −何を訴えますか。

 一つは貧困と格差の問題、もう一つは憲法問題ですよね。安倍さんは自衛隊が海外で米軍と肩を並べるために改憲するんだと言ってるし、それを正面から問うわけですからね。私たちは憲法改悪の狙いがどこにあるのかをはっきり主張し、九条を守って平和を守り抜くという訴えをしたいと思います。

 −貧困と格差は。

 自公政権が進めてきたことと言って間違いない。民主も手を貸してきた。たとえば雇用破壊の原因になった労働者派遣法の改悪に賛成し、介護保険法の改悪にも賛成してるんですよ。批判だけじゃなくて、具体的に大金持ちや大企業は減税、庶民に増税の逆立ち税制と社会保障、雇用の三つの転換を訴えます。

 −候補予定者の中野武史氏の売りは。

 (候補予定の)三人のうちで一番若いというのも売りになるでしょうし、国政選挙は三回目。最初に出た前回参院選からわずか三年間ですけど、政策力とか論戦力とかもすごく成長していて、国会に行ってもすぐに仕事ができると私たちは思ってます。

 −四月の県議選では二議席を獲得しました。

 四年前の県議選は議席を失って、その後の前回参院選では共産の姿が県民の前に出にくいというのがあった。今度は県議会で盛り返して、四日市でも議案提出権を持つ市議団ができました。これはやっぱり大きいかなと思います。

 −安倍政権で初の国政選挙です。民主も小沢代表になりました。

 ワンフレーズ型でくる小泉さんよりは(安倍さんは)やりやすいですよね。民主も前回は岡田(克也)さんが代表だったから影響はあった。党首がおる県で張り切りようも違った。まあ、県議の議席復活もありますし、全体的には(共産の)プラス要素が多いですよね。

 −県内での目標は。

 共産は近年の国政選挙は振るわなかった。反応が良くても、実際に投票所へ行った時は民主に化ける。定数一の選挙区の場合はそうなるのも避けがたいとは正直、思うんです。希望としては三つどもえなんですけど、比例でも選挙区でも得票率10%を超えようと。前回は取れてませんのでね。十万票取れば、超えるんだろうと思ってます。

 −展望は。

 (前農水相の)松岡さんの自殺なんて誰も予想できなかった。年金の問題は分かっていた話が出てきただけ。選挙は最後まで何がどう起こるか分からない。私たちは未来永劫(えいごう)野党でいるつもりはないんだけど、今回は「いまこそ必要 たしかな野党」というスローガンを掲げてます。政権が自民になろうと民主になろうと、やっぱり確かな野党が必要だと。共産に一票投じる、一議席でも増えることが、いかに自分たちの生活や日本の平和に関係があるのかを訴えていきたいですね。

 <おおたけ・たかし> 共産党県委員長。46歳。同党の県書記長、地区委員長を歴任。03年衆院選では三重1区から出馬。県革新懇代表世話人。

119片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 14:52:52
公明が自民新人、小野崎氏を推薦 参院選・三重選挙区
2007年6月8日 中日三重
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/mie/CK2007060802022673.html

 公明党は七日、中央幹事会を開き、七月の参院選で三重選挙区(改選数一)に立候補を予定する自民新人の小野崎耕平氏(37)の推薦を決めた。

 党県本部が五月二十八日に推薦を申請していた。杉之内昭二代表は「年金問題を政争の具にするなど政治混乱を招くことはよくなく、連立政権を担う立場として自公が協力することが大事だ。小野崎氏は若さを生かして頑張ってほしい」と述べた。

 同選挙区には小野崎氏のほか、民主現職の高橋千秋氏(50)=国民新党推薦=と共産新人の中野武史氏(32)が立候補を予定している。 (沢田敦)

120片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 14:53:56
「得票過半数目指す」 自民県連幹事長 党推薦の藤井氏
2007年6月10日 中日岐阜
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/gifu/CK2007061002023164.html

 七月の参院選で、自民党県連の尾藤義昭幹事長は九日、党推薦で無所属で立候補する元運輸相藤井孝男氏の得票は「総得票数の過半数獲得を目標にしたい」との考えを明らかにした。岐阜市内で開かれた藤井氏を支援する若手勝手連の会合で示した。

 尾藤幹事長は、「総得票を約百万票とすると(過半数の)五十一万票を目標にしたい」と述べた。さらに「公明党県本部とは推薦する話し合いができた」と語り、藤井氏は公明党推薦も得られるとの認識を示した。

 会合後、尾藤幹事長は個人的見解として「現職の大野つや子氏が勇退し、自民の候補は藤井氏一本に絞った。総得票の過半数獲得を目指した選挙戦を展開したい」と語り、今後、党県連の選対で得票目標を協議するとした。

 公明党側への推薦申請は、藤井氏側が先月下旬に行ったという。

 一方、公明党県本部の岩花正樹代表は取材に対し「党本部に藤井氏の推薦を申請する。推薦が決まれば比例代表への対応も藤井氏側と話し合いたい」と語った。 (石川浩)

121片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 14:55:05
自民・鈴木氏事務所開き 3選目指し地元知立で
2007年6月3日 中日愛知
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/aichi/CK2007060302021277.html

 七月の参院選に向け、愛知選挙区(改選数三)で三選を目指す自民公認の鈴木政二・内閣官房副長官(58)の後援会知立事務所の開所式が二日、知立市南陽の事務所であった。十七日には名古屋市内で本部事務所開きがある。

 知立は鈴木氏のおひざ元で、式には本多正幸知立市長、高木正博市議会議長をはじめ地元の市議、後援会関係者ら約五百人が参加した。

 本多市長はあいさつで「激しい選挙になる。愛知のほぼ中央に位置するのが知立。どんな逆風でも知立から風を巻き起こせば負けない。鈴木政二の風を吹かせてほしい」と述べ、高木議長は「知立をしっかり固め、輪を広げなければならない」と力を込めた。

 続いてあいさつに立った鈴木氏は「今日は知立の人たちに集まってもらいたかった。職務で地元に帰る難しさを感じていたが、(初当選の)十二年前の苦しい選挙を支えてくれたのが地元だった」と振り返った。

 そのうえで「(政権での)肩書などは捨てて、十二年前と同じ気持ちで戦おうと思う。一緒になって戦ってほしい」と呼び掛け、最後に全員で「ガンバロー」を三唱した。

122片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 14:55:36
立候補予定者 激しい前哨戦 公示まで1ヵ月
2007年6月4日 中日愛知
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/aichi/CK2007060402021498.html

 七月五日と見込まれる参院選の公示まで約一カ月。愛知選挙区(改選数三)の立候補予定者らは日曜の三日、買い物客らでにぎわう名古屋の繁華街や、支持母体の集会で政策を訴えるなど、激しい前哨戦を繰り広げた。 (参院選取材班)

 自民現職の鈴木政二・官房副長官(58)は、JR名古屋駅前で街頭演説。年金や北朝鮮による拉致問題に触れ、安倍首相を支える立場から「安倍内閣は真剣に対応を考えている。年金も一年で問題を解決し、時効も外すよう議員立法で提出した」とし、「問題があればすぐただす。小泉内閣からの改革はまだ途中で、責任を持って改革を進めたい」と呼びかけた。

 民主現職の大塚耕平氏(47)は、名古屋・栄の百貨店前で、社会保険庁による「消えた年金」問題を取り上げ、「(記録管理の不備は)発表だけで五千万件。ずさんな年金制度を生み出した政府を一票で変えよう」と声をからした。民主新人で中京女子大学長の谷岡郁子(くにこ)氏(53)は、五月に亡くなった父、太郎氏の学園葬のため、同日の党県連定期大会を欠席した。

 公明現職の山本保氏(58)は、JR名古屋駅前や一宮市などで福祉政策を重点に演説を展開。〇歳−二歳児の児童手当の月額五千円から一万円への引き上げに尽力した実績を紹介するとともに、高齢者福祉について「商品券型のチケットを作り、お年寄りが元気になるために使ってもらえるようにする」と約束した。党本部の太田昭宏代表も応援に駆けつけた。

 共産元職の八田ひろ子氏(61)は、名古屋・栄などで街頭活動。参院選の争点になるとみられる憲法について「九条によって、日本は外国と戦争をせず、世界から大きな信頼を得てきた」と強調。「九条を変えようとする安倍首相にノーという審判を下そう。九条を守れという声を国会に必ず届ける」と訴えた。

 社民新人の平山良平氏(59)は、選挙に向け、事務的な準備をした。

123片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 14:56:01
自・公候補支援を明言 神田知事、定例会見で
2007年6月5日 中日愛知
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/aichi/CK2007060502021822.html

◆知事「改憲は議論熟さず」
 神田真秋知事は四日の定例記者会見で、七月の参院選への対応について、二月の知事選で支援を受けた自民と公明の立候補予定者を応援していく姿勢を示した。安倍晋三首相が争点に掲げようとしている憲法改正については「議論が熟していない」と否定的な見方をし、国民の関心の高い「安心・安全」が争点になるとの考えを示した。(朝田憲祐、山本真嗣)

 神田知事は七月の参院選への対応について「知事選で私のマニフェスト、政治姿勢を支援していただいた方々を、私のできる範囲で応援しようと思う」と明言した。三日に一宮市で開かれた公明党の街頭演説会に参加。十七日には名古屋市内で自民党の候補予定者の事務所開きに出席することを明らかにした。

 一方で、安倍首相が掲げる憲法改正を争点とすることについては「(今後)一カ月半の選挙でその是非をめぐってどこまで国民が認識できるのか。議論が熟していないという率直な気持ちを持っている」と疑問を呈し、「重要なテーマだが、幅広く、いろんな視点から議論する時期が必ず来ると思っている」と述べた。

 争点については「自分の選挙戦を通じても、県民が関心を持ち、聞き耳をたてたのは『安心・安全』の問題だった。国政もそういう点が際立ってくるのでは」と述べた。

 (朝田憲祐、山本真嗣)

124片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 14:56:39
愛知選挙区 自・民とも前哨戦を教訓に戦略練る
2007年6月5日 中日愛知
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/aichi/CK2007060502021824.html

 激戦必至の参院選愛知選挙区で勝ち抜くため、自民党愛知県連は2月の知事選の苦戦を受け、三河地域を地盤とする国会・県会議員が新執行部を占める“三河必勝シフト”を固めた。一方、「政調費公開」を掲げて4月の県議選で躍進した民主党は4日、県議団は費用弁償を交通費の実費支給のみとする方針を決め、「政治とカネ」の問題で再び透明度アピールを狙う。自・民とも“前哨戦”を教訓に参院選の戦略を練り始めた。

◆知事選苦戦の自民 三河必勝シフト
 自民県連は四日、任期満了に伴う会長選挙の立候補受け付けを始めたが、碧南、刈谷市などを地盤とする現会長の大村秀章衆院議員が再選される見通し。幹事長に小林秀央県議=碧南市、政調会長に川上万一郎県議=西尾市=の就任が決まり、「三河シフト」(県連幹部)が鮮明になった。

 同県連は従来、会長が三河選出の場合、幹事長は尾張・名古屋から選び地域バランスに配慮してきた。だが、知事選では自民の強固な地盤とされた三河で、自・公と民の得票がほぼ互角だった。

 自民が同選挙区で公認する現職鈴木政二氏(58)は知立市が地盤。さらに、公明現職の山本保氏(58)への“自・公協力”という事情もあるため、同県連のかとう南幹事長は「自・公で二議席を確保するため三河を固め直す必要がある」と判断した。

◆県議選躍進の民主 「政治とカネ」前面
 一方、民主党は県議団が四日、本会議などに出席した場合に議員に支払われる費用弁償のうち、日本一高い日額一万五千円の固定額を廃止してゼロとし、交通費の実費支給のみとする団としての見直し案をまとめた。

 四月の県議選で、民主は費用弁償の廃止や政務調査費の公開を訴えた新人議員らが続々当選。二十九議席から三十八議席へと躍進した。

 かしわぐま光代県議団長は「政治とカネの問題を解決しないと政治は理解されない」と強調。

 党県連選対委員長の伴野豊衆院議員は「訳の分からない手当をやめよという国民の声に応えるのが民主党だ」とし、県議団の方針を歓迎する。

 松岡利勝前農相の自殺などで、参院選では「政治とカネ」の問題がクローズアップされる。民主はまず県議団が統一選に続いて改革姿勢を打ち出し、参院選をバックアップする構えだ。

125片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 14:59:21
機先制したい新人・元職 学生狙いや本番想定活動
2007年6月8日 中日愛知
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/aichi/CK2007060802022681.html

 七月五日と見込まれる参院選公示まで一カ月を切り、候補予定者のPR活動が活発化してきた。七日は民主新人が若者対象の大学前街頭宣伝を繰り広げたほか、共産元職は十七日間の選挙運動期間を想定し「選挙戦初日」と位置づけた活動をスタートさせた。各党の現職らは公務に追われたほか、早朝活動や支援団体訪問を展開した。 (朝田憲祐、山本真嗣)

 民主新人で中京女子大学長の谷岡郁子(くにこ)氏は七日午前、同大の正門前で演説。学生たちに「日本が大学にかける予算は世界最低レベル。若者が選挙に行けば変えられる」と呼び掛けた。教育予算の充実を求める紙芝居や学生らに政治への思いを紙に書いてもらう活動など若者との身近さをアピールした。

 大学前街宣は、教育を政策の柱に据える谷岡氏が、浮動票の鍵となる若者の関心を高めようと提案。今後、積極的に各地の大学を回る予定だ。

 一方、民主現職の大塚耕平氏は名古屋市内の工場地帯で早朝活動を展開。「消えた年金」問題について「企業が説明書通りのものを作らずに提供したら消費者は怒る。政府も同じ」と、政府の対応を批判した。

 共産元職の八田ひろ子氏は七日、運動期間中に展開する活動を先取りしたPR作戦をスタート。本番さながらに街頭活動や支援者の集会などをこなしながら、支持拡大を図りたいという。

 名古屋・栄で行われた出発式には、党や支援団体の関係者ら約百五十人が出席。八田氏は、社会保険庁の「消えた年金」や雇用などの問題を取り上げ「暮らしを守ることと、働くルールをしっかり作っていきたい」と訴えた。

 自民現職の鈴木政二氏は終日、官邸などで官房副長官としての公務に追われた。公明現職の山本保氏は、県歯科医師会の政治団体の会合に出席し、国会で取り組んでいる歯科医療の政策を紹介しながら、自らを「本当の仕事をする人間です」とアピールした。

 県歯科医師会は、山本氏と鈴木氏の推薦を決めており、公明県本部代表の荒木清寛参院議員は歯科医師会の会合で「自・公で二議席を取ることが、参院での過半数維持につながる」と訴えた。

 社民新人の平山良平氏は、七日から街頭活動を本格的にスタート。名古屋駅前や栄、江南市、豊橋市など県内八カ所で護憲などを訴えた。

126片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 15:00:35
「力結集し参院選勝利」 自民県連大村会長が強調
2007年6月9日 中日愛知
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/aichi/CK2007060902023168.html

 自民党県連は八日、執行部会と支部長会を開き、次期会長に大村秀章衆院議員(47)=愛知13区=を再選し、新執行部を了承した。任期は二年間。記者会見した大村会長は七月の参院選に向け、「楽観を許さない状況だが、二月の知事選などで発揮した力を結集すれば勝利できる」と述べ、一丸となって取り組む姿勢を強調した。

 参院選愛知選挙区(改選数三)に知立市出身の現職鈴木政二氏(59)を公認したことを重視し、新執行部は、幹事長に大村会長と地盤が同じ小林秀央県議(65)=碧南市=が就任するなど“三河シフト”を取った。会長代理の寺西学県議(71)=名古屋市中村区=は留任する。名古屋市議会の自民会派が分裂状態のため、同市議が務めるポストは当面空席とし、他の役員が兼務する。

 会見で大村会長は、愛知選挙区に公明現職、民主の現職と新人などが出馬する状況について「与党の自公で二議席を確実に取らなければならない。互いに切磋琢磨(せっさたくま)して票を伸ばして勝つことに尽きる」とし、自公の“協力”には触れなかった。名古屋市議会での同党の分裂状態には、「知事選でもそれぞれ足場を固めて頑張ってもらったので、参院選に直接響くことはないと思う」との見方を示した。

 また、小林幹事長は「公認候補の鈴木氏を当選させることが最大の任務」、寺西会長代理は「与党で二議席を取る選挙で、非常に難しい」とそれぞれ述べた。 (勝見啓吾)

 他の役員は次の皆さん。(国)は国会議員、(県)は県議。

 副会長 木村隆秀(国)▽政調会長 川上万一郎(県)▽組織委員長 岩村進次(県)▽選対委員長 山本明彦(国)▽財務委員長 鈴木淳司(国)▽倫理党紀委員長 倉知俊彦(県)▽都市対策本部長 かとう南(県)▽県議員団長 長坂康正▽名古屋市会議員団長 堀場章▽名古屋市会自民党団長 横井利明▽青年局長 寺本充▽女性局長 小林てる子

127片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 15:01:14
現職 年金以外も力点 自民・憲法 民主・政権 公明・福祉
2007年6月10日 中日愛知
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/aichi/CK2007061002023175.html

 参院選に愛知選挙区から出馬する候補予定者らは週末の九日、時折雷雨に見舞われる荒天にもかかわらず、県内各地で精力的に支援を訴えた。与野党とも焦点に浮上した年金問題で力を込めたほか、自民現職は憲法問題の重要性を、民主現職は政権交代の必要を強く訴えた。 (勝見啓吾、朝田憲祐、山本真嗣)

 自民現職で官房副長官の鈴木政二氏は九日、稲沢、小牧、岡崎市で開かれた同党の会合などに相次いで出席し、支援を要請して回った。

 稲沢市で鈴木氏は年金問題に触れ、「政府は一年で(宙に浮いた)五千万件を調査すると約束し、社会保険庁の改革法案も出した」と述べ、対策に万全を期す姿勢を強調。また、憲法改正について「安倍首相は最大の課題として進むと思う」との見方を示した。

 民主現職の大塚耕平氏は扶桑町で市民グループが開いた集会に出席。年金や緑資源機構問題を取り上げ、「有権者が怒ると(社会が)変わるという実績をつくろう」と政権交代の必要性を強調。「(民主党が)できるかできないか、一度やらせてみてほしい」と訴えた。

 民主新人で中京女子大学長の谷岡郁子氏は名古屋市の大須の商店街を練り歩いた後、近くの後援会事務所で、Tシャツをイメージカラーのブルーとオレンジに染める「出染(でぞ)め式」に参加。「多様な人たちが、染める作業を通じて一つの方向に向かっていく」と幅広い支持を訴えた。

 公明現職の山本保氏は、名古屋駅前などで福祉施策を重点に街頭演説。少子高齢社会に向け、高齢者が元気で安心して暮らせる社会づくりに全力で取り組んでいく姿勢を示した。

 訪問介護大手のコムスンの事業所指定打ち切り問題では、経営陣の姿勢を批判し、利用者へのサービス継続の方策について「規制緩和で介護サービスは法人格がなくてもできるようになった。県や市の主導で、受け皿を作るよう民間に働き掛けていくべきだ」と主張した。

 十七日間の選挙戦を想定した活動を七日から行っている共産元職の八田ひろ子氏は、名古屋市内で支援者の集会などを精力的にこなした。社民新人の平山良平氏は、名古屋市や岡崎市などでの集会で支持を訴えた。

128片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 15:01:39
民主県連が年金・介護で対策本部 大塚、谷岡氏を担当に
2007年6月12日 中日愛知
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/aichi/CK2007061202023515.html

 民主党県連は十日、年金記録不備問題や、訪問介護大手「コムスン」の事業者指定打ち切り問題を受け、「年金・介護調査対策本部」(本部長・近藤昭一衆院議員)を設置した。参院選愛知選挙区に出馬する現職の大塚耕平氏を年金担当に、新人で中京女子大学長の谷岡郁子氏を介護担当にあて、これらの問題への取り組み姿勢をアピールする。

 同本部では、大塚氏と谷岡氏を中心に両問題の県内の状況を調査。社会保険事務所やコムスンの事業所などからのヒアリングや介護の現場を視察するなどして、具体的な対応策を示す。調査期間は十−十七日の七日間で、十七日に調査結果を発表する予定。

 近藤代表は「与党は改憲を(参院選の)争点と言っているが、生活に密着したことが一番の争点。県民が一番望む情報を提供し、参院選に臨みたい」と話した。

 (山本真嗣)

129片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 15:02:19
共産・志位委員長 初の愛知入り 訴え、じわり年金へ
2007年6月14日  中日愛知
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/aichi/CK2007061402024087.html

 七月の参院選に向け、共産党の志位和夫委員長が十三日、初めて愛知選挙区(改選数三)入りし、元職の八田ひろ子氏の応援のため名古屋市で開いた演説会で、消えた年金問題について「国をあげての詐欺」と自民・公明の連立政権を痛烈に批判した=写真。安倍晋三首相が打ち出した憲法問題に代わり、年金が最大の争点に浮上する中、憲法で独自性を打ち出したい共産党も、訴えの重点を年金問題にじわりとシフトし始めた。

 八田氏は、演説の冒頭から「憲法九条を守る八田です」と切り出したが、志位委員長はまず年金問題を取り上げ、「歴代の厚労相を出した(自、民、公の)与野党で見苦しい責任のなすりつけあいをしている」と強く批判した。

 その後も、貧困と格差の問題などを取り上げ、「(改憲が)いかに危険かを正面から論じ、改憲派に痛打を与えたい」と憲法に言及したのは、約一時間二十分にわたる大演説の最終部分だった。

 党県委員会幹部は「憲法問題が争点になるかどうかが、(八田氏)返り咲きのカギを握る」と指摘。二月の愛知県知事選で歴史的大敗をした愛知共産にとって、年金問題が主要争点では、各党の主張に埋没しかねないとの懸念ものぞかせる。

 一方、四月の県議選で共産が過去最多の七議席を確保した長野選挙区(改選数二)では、「頑張れば勝てる情勢」(陣営)と、自民、民主の二人の現職の壁に挑む。

 共産新人の中野早苗氏は今月初めから、県内十四カ所で演説会を開催。訴えの中心に「暮らしと平和」を掲げ、年金と憲法の両面から支持拡大を図っている。

130片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 15:51:43
愛知選挙区「生き残り合戦」、思惑交錯、自民、連立より「真っ向勝負」(07参院選)
6/12 日経名古屋

 今国会の延長がなければ七月五日公示、同二十二日投開票となる参院選。愛知選挙区は改選三議席を巡り、八人がすでに立候補を表明した最激戦区の一つだ。特に自民党、公明党がそれぞれ擁立した現職二人と、民主党公認の現職、新人の二人は「連立与党」や「同じ政党」という枠組みを超えた戦いを展開。本番まで一カ月を切り、早くも各地で駆け引きを繰り広げている。
 国政では連立与党でも、選挙区ではライバル――。自民現職の鈴木政二氏(59)陣営は、公明の存在に危機感を強めている。
 自民にとって、強固な支持基盤をもつ公明との協力は、県内でも大きな役割を果たしてきた。二〇〇五年の衆院選では県内の十五選挙区で比例復活を含め十四人が当選。今年は知事選で辛勝し、県議選では過半数を維持した。党内には「参院選で公明を応援しなければ、自分が危ない」との空気も漂う。
 「商売じゃないんだから、(票を)もらった返したということはない」。九日に行われた小牧市での同党会合では、鈴木氏自らが、公明への投票を促す動きをけん制、連立与党を割る形の真っ向勝負も辞さない構えをみせる。
民主、同じ党でもライバル
 現職の大塚耕平氏(47)と新人の谷岡郁子氏(53)を公認し「二人当選」を目指す民主。有力支持団体の連合愛知票を「大塚八、谷岡二」の現職優先で配分し、有権者全体の約四分の一にあたる百五十万票を「大塚七十九万票、谷岡七十一万票」で獲得する目標を掲げている。
 谷岡氏は九日、名古屋市の大須商店街を練り歩き、後援会事務所で選挙応援用のTシャツを「鳴海絞」の技法で染めるイベントを開催。党の姿勢を受けて「組織選挙は全く考えていない」(同氏陣営)と、徹底的に無党派を狙った戦術をとる。
 大塚氏は九日の扶桑町での集会で、「まずは私に支援をお願いします」と頭を下げた。女子レスリングの五輪メダリストを輩出した中京女子大の学長という知名度のある谷岡氏に無党派層がどっと流れれば、自分の票まで奪われかねない。大塚氏は「(前回選挙とは)全然違う」と認め「与えられた環境で最善を尽くす」と話す。
 参院選愛知選挙区には共産党元職の八田ひろ子氏(61)や社民党新人の平山良平氏(59)、諸派新人の荒川厚太郎氏(62)、柘植雅次氏(52)らも名乗りを上げている。
公明、60万票がライン、連携期待大きく
 「私(の選挙)はなかなか厳しい。与党二人、自民と公明をなんとか勝たせていただきたい」。十日、名古屋の繁華街・栄に立った公明現職の山本保氏(58)は、選挙戦について訴えた。
 公明は六十万票を当選ラインとみる。六年前の前回選挙では約五十万票で三位に滑り込んだ同氏だが、単独の集票では届かないとの見方は強く、自民との連携に対する期待は大きい。
 公明にとって、全国で五人を擁立する選挙区選挙で愛知は最重点の一つ。「もしウチが落ちたら、自公の選挙協力は終わり」(公明県連幹部)としており、地盤を固める一方で、自民側への協力をさらに求めていく。

131片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 16:10:32
ピックアップ、参院選説明会に9陣営、愛知県選管
日経名古屋6/14
 愛知県選挙管理委員会が十四日午前開いた参院選立候補予定者説明会に九陣営が参加した。すでに立候補表明している政党や諸派候補の八陣営のほか、自民党員の兵藤高志・前東浦町議(45)が出席した。同氏は終了後の記者会見で無所属での立候補を表明した。

132片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 18:53:12
埼玉、千葉、愛知で協力 与党、2議席確保目指し
http://www.47news.jp/CN/200706/CN2007061401000688.html

 自民党の中川秀直、公明党の北側一雄両幹事長は14日、国会内で会談し、夏の参院選で改選数3の埼玉、千葉、愛知の各選挙区で与党として2議席を確保するため「与党協力区」と位置付け、互いに選挙協力する方針を確認した。

 自公両党がそれぞれ1人ずつ候補を擁立している埼玉、愛知両選挙区で自民党が公明党に協力。自民党が2人を擁立し公明党が候補を立てていない千葉選挙区では公明党が自民党を支援する。

 いずれの選挙区も民主党が2議席獲得を目指し2人を擁立、3議席目をめぐり与野党の激しい攻防が予想される。神奈川選挙区も改選数3で民主党が2人を擁立しているが、情勢分析などから「与党協力区」にはしなかった。

 協力の内容に関しては「でき得る限りの協力」(自民党)としており、情勢次第では比例代表だけでなく選挙区でも自民党支持者から公明党候補への投票がありそうだ。

2007/06/14 18:39 【共同通信】

133片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/15(金) 01:23:58
岩名・県議会議長:参院選は中立 定例会見で意向 /三重
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/mie/news/20070614ddlk24010049000c.html

 近く予定される参院選について、岩名秀樹・県議会議長は13日の定例会見で「県議会に政党間対立を持ち込んではいけない。議会の代表として中立的な立場で見守るべきだと考えている」と述べ、桜井義之・副議長と共に特定候補を支援しない意向を示した。

 岩名議長は「正副議長は議会の代表という立場だ。多くの議員に推薦されて正副議長に就任したのだから、その点をよく考えて行動すべきだと思う」と中立であることの必要性を強調した。

 岩名議長は自民党籍を持ち、桜井副議長は民主・連合系会派に所属している。【田中功一】

〔三重版〕

毎日新聞 2007年6月14日

134片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/15(金) 11:02:06
参院選立候補者説明会に9陣営 讀賣愛知

7月5日公示、22日投開票の日程が有力視される参院選を前に、立候補予定者説明会が14日、県議会議事堂で開かれ、これまでに立候補を表明している8陣営の関係者と、前東浦町議の兵藤高志氏(45)が出席した。

 説明会の冒頭、水野祐一県選管委員長は「公職選挙法に定められた範囲で運動し、明るくきれいな選挙になるようお願いします」とあいさつ。事務局や県警の担当者から、手続きや選挙運動、政見放送などについての説明が行われた。事前審査は25、26日、県庁で行われる。

(2007年6月15日 読売新聞)

135片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/16(土) 01:40:03
07参院選:公明・山本氏、事務所開き /愛知
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/aichi/news/20070615ddlk23010183000c.html

 参院選愛知選挙区(改選数3)で3選を目指す公明党の山本保氏(58)の事務所開きが14日、名古屋市中区錦2であった。民主党が現職・新人の2人を擁立する全国有数の激戦区とあって、党本部の神崎武法前代表は「与党として過半数を確保できるかどうかは、愛知で自公で2議席を取れるかどうかにかかっている」と危機感をあらわにした。山本氏も「大変厳しい状況。しかし、最後の最後に皆様に喜んでいただく」と訴えた。

 今回の参院選では、従来は自民党候補を推薦していた県医師会の政治団体である県医師連盟と県歯科医師会の県歯科医師連盟が山本氏にも推薦を出しており、事務所開きには両団体の幹部が訪れ、支援を約束した。【武本光政】

毎日新聞 2007年6月15日

136片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/17(日) 14:28:27
必勝願い結束強める 民主の高橋氏、総決起集会 讀賣三重

 7月の参院選三重選挙区(改選数1)に立候補する民主党現職、高橋千秋氏(50)の総決起集会が16日、津市北河路町のメッセウイング・みえで開かれ、支持者ら約3300人(主催者発表)が必勝に向けて結束を強めた。

 選対本部長の岡田克也衆院議員が「過去2回も接戦だったが、今回の情勢はさらに厳しく、今日から全力で走らなければ勝利はない」とげきを飛ばした。芝博一参院議員も「若者や女性などの支持率では自民候補に負けている。小泉旋風の6年前よりも厳しい情勢で、前回比7万票の上積みが必要」と、党本部の情勢調査を報告して危機感を強調、いっそうの支持拡大を求めた。

 高橋氏は「年金の記録漏れ問題などで、安倍政権は様々な対策を打ち出しているが、10年、20年後を見越したものではない。日々の生活をよくするには、政権交代を実現するしかない」と力を込めた。

 高橋氏のほか自民党新人の小野崎耕平氏(37)、共産党新人の中野武史氏(33)も立候補を予定しており、この日も四日市市や松阪市で街頭演説などを精力的にこなし、支持拡大に汗を流した。

(2007年6月16日 読売新聞)

137片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/17(日) 15:09:48
佐藤ゆかり氏が応援 小野崎氏「日本元気に」 いなべで決起集会 三重伊勢
http://www.isenp.co.jp/news/20070617/news04.htm

【いなべ】自民党県第3選挙区支部(支部長・平田耕一衆院議員)は十六日夜、いなべ市大安町大井田の市中央公民館で、参院選に向けた総決起大会を開いた。佐藤ゆかり自民党副幹事長らが駆け付け、参院選三重選挙区に出馬予定の自民新人小野崎耕平氏(37)への支持を訴えた。

 いなべ市内の支持者を中心に集まり、支部総会を兼ねて開催。佐藤氏は「自民党はダイナミックな党に変わった。一期生でも副幹事長になれる時代になった。一期生の意見でも取り入れてくれる」と党体質の変革を強調。一方、「審議拒否をして徹夜の国会審議を招き、税金を無駄遣いしている」と民主党を批判した。

 小野崎氏については「とにかく若く、留学経験など私と経歴が似通っている。憲法改正など新しい建国の時代を迎えており、小野崎さんは五十年、百年先を見据え、日本の未来のために改革をやってくれる」と支持を訴えた。

 小野崎氏は「年金、医療問題は専門家なので任してください。自民党の長期安定政権が日本をつくった。元気な日本をつくりたい」と抱負を述べた。

 大会は冒頭、地元の日沖靖いなべ市長の紹介で始まり、水谷隆県議の司会進行で、小川克己同市議会議長が開会宣言し、服部富男、貝増吉郎、山本勝の各県議や平田支部長らがそれぞれ演説して、小野崎氏への支援を要請した。

138片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/17(日) 15:17:50
民主県連、年金問題で「目安箱」設置 岐阜
http://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/2007/saninsen/070617_2.shtml

 世の中にはびこる理不尽な行いに、皆さんの声を―。民主党県連は16日、岐阜市神田町の円徳寺前に「目安箱」を設置。まず「消えた年金問題」について住民の声を聞く取り組みを始めた。
 設置は、さまざまな社会問題への不安や不満など、市民の率直な声を広く聞き、党の今後の政策立案に反映させることが目的。歩道脇に高さ約2メートルの高札と、その前に木箱を置いた。

 今回は参院選で党が最大争点に掲げた年金問題について聞くことにし、三択の質問と意見・要望を述べる回答用紙を用意。初日のこの日、早速通行人が足を止め、意見を入れる姿が相次いだ。

 意見書は毎日集計し、今後は「格差是正」など別テーマについても聞く予定。

 園田康博県連代表は「どんなことでもいい。集まった声を、具体的な政策に反映させたい」と話している。

139片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/17(日) 15:18:54
臨戦!ぎふ夏の陣(4)
 公明 与党過半数に照準  岐阜
http://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/2007/saninsen/070617_1.shtml

 「天下分け目の戦い。公明党の13人全員を勝たせていただき、何としても与党で過半数になるよう勝たせていただきたい」。16日、大垣市内で街頭演説した公明党代表代行の浜四津敏子は訴えた。
 公明は、岐阜選挙区(改選数2)には候補者を立てず、比例代表に的を絞り、現職の魚住裕一郎(54)を重点候補として戦う。4月の統一地方選では県議選、市町議選の候補28人が全勝、参院選勝利に弾みを付けた。今回、県内の比例得票目標は、3年前の前回参院選で獲得した14万票に設定した。

 今回の参院選は、参院の過半数を与野党どちらが制するかが最大の焦点。与党の勝敗ラインは64議席だが、年金問題や「政治とカネ」問題で安倍内閣の支持率が急落。党県本部代表の岩花正樹は「政権与党としては影響は大きい」と受け止めながらも「公明は改選13議席(選挙区5、比例8)すべてを死守しなければならない」と話す。支持母体の創価学会の関係者も危機感を強め、「大変な逆風。組織をしっかり固め、魚住の浸透を図っていく」と言う。

 この日、浜四津ととともにマイクを握った魚住は「公明が何のために連立与党のど真ん中で政治をしているのか、年金を守り、国民生活を守るため」と力を込め、「民主は年金問題を政争の具にしている」と批判した。

 公明のマニフェストは、国民の生命や生活にかかわるテーマを重視した。憲法改正については「加憲」の立場だが、岩花は「今回の参院選の争点にはならないだろう。3年間かけて議論していくべき」としている。

 自公協力として、公明は岐阜選挙区で、自民推薦の無所属元職で元運輸相の藤井孝男(64)の推薦を決めた。藤井は事実上、自民の公認候補。岩花は「しっかり支援させてもらう」と話す一方で、比例での“見返り”を期待する。

 県本部は、県内比例の戦いと並行し、激戦が想定される愛知選挙区(改選数3)に出馬する現職の山本保(58)の支援活動に力を入れている。17日には岐阜市内で党政調会長の斉藤鉄夫を迎えた時局講演会を開き、与党の過半数確保に向けた動きを加速させる。

140片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/18(月) 11:45:22
自公推薦・藤井氏事務所開き
2007年06月18日 朝日岐阜
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000000706180003

 7月に見込まれる参院選岐阜選挙区(改選数2)に向け、自民、公明推薦で立候補を予定している藤井孝男氏(64)の事務所開きが17日、岐阜市藪田南1丁目の県水産会館であった。県内の自民党国会議員や古田肇知事ら約千人が出席。国会議員らはあいさつで年金問題を取り上げ、与党として対策に全力を挙げていることを訴えた。
 選対本部長の金子一義衆院議員は、年金問題について「誰に責任があるのではない。一刻も早く払った年金を渡せることが確証できるように、(年金を支払った証拠が)99%確認できたら『推定有効』という方向で、安心できる状況を作っていきたい」と述べた。また国民から与党に厳しい批判があるとしつつ「藤井氏に立派な成績で当選していただきたい」とエールを送った。
 佐藤ゆかり衆院議員は「社会保険庁を解体するか、温存するか。どちらを選択するかを問う選挙だ」と話した。
 藤井氏は「自民党に厳しい風が流れている」との認識を示しつつ、自身が05年の衆院選の時から、年金制度改革の重要性を訴えてきたことをアピールした。

141片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/18(月) 21:14:43
「藤井氏の国政復帰を」 事務所開きで気勢 岐阜
http://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/2007/saninsen/070618_1.shtml

 7月の参院選に岐阜選挙区(改選数2)から出馬する、無所属元職の藤井孝男元運輸相(64)=自民、公明推薦=の事務所開きが17日、岐阜市薮田南の県水産会館で行われ、圧勝で藤井氏の国政復帰を果たそうと気勢を上げた。
 選対本部長の金子一義自民党県連会長は年金問題を念頭に「厳しい状況だが、何としても立派な成績で藤井先生を当選させていただきたい」と呼び掛けた。山田實紘後援会連合会長は「さすが岐阜県の自民党だというところを見せて、藤井先生に堂々と国政に戻ってほしい」とあいさつ。

 藤井氏は「自民党に厳しい風が吹いているが、安倍内閣は真正面から年金問題を受け止め、1年以内に国民の不安を解消しようとしている。年金制度の基本は安心・安全・信頼。これは政治の基本。私は一歩一歩、皆さんの力強い支援を受け止め、選挙戦に向けて頑張っていく」と国政復帰への決意を述べた。

 猫田孝選対委員長は「(自民公認の)比例候補を支援する団体は県内で最低1万票を目標に頑張ってほしい。それが藤井先生の必勝につながる」とげきを飛ばした。また、国会の会期延長論が強まり、参院選の投開票日が7月29日にずれ込む可能性が出てきたことについて「5割以上、延長の可能性があるような感じ」とし、流動的な選挙日程に対応できるよう、各地域支部に準備を求めた。

142片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/18(月) 22:54:30
07参院選:自民・鈴木氏、事務所開き /愛知
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/aichi/news/20070618ddlk23010107000c.html

 参院選愛知選挙区(改選数3)で3選を目指す自民党の鈴木政二官房副長官の事務所開所式が17日、名古屋市中区であった。年金記録不明問題で政府・与党へ逆風が吹く中、出席者からはこの問題の沈静化を図る発言が相次いだ。

 同党の二階俊博国対委員長は「選挙は厳しい。年金問題などが横たわって、官邸にいる鈴木さんの所へ直撃して来ないとも限らない状況」と危機感をあらわにし、「必ず年金問題は解決してみせる。それができるのは自民党」と訴えた。

 鈴木氏も、中部国際空港建設促進に向けた議員連盟の事務局長を務めた実績などをアピールする一方で、「介護や年金、いろんな社会保障をきちっとするのが、政府・自民党の本来の仕事だ」と強調した。【武本光政】

毎日新聞 2007年6月18日

143片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/18(月) 22:56:07
07参院選:藤井氏が事務所開き 自民「公認と同様に支援」 /岐阜
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/gifu/news/20070618ddlk21010208000c.html

 参院選岐阜選挙区(改選数2)に、自民党の推薦を受けて無所属での立候補を予定する藤井孝男氏の事務所開きが17日、岐阜市藪田南の県水産会館で行われた。藤井氏は「(自民党)県連から、『公認と同じ扱い』と言ってもらった。一歩一歩、支援を受け止めながら頑張っていきたい」と決意を表明した。

 支持者ら約1000人が参加。同党県連選対本部長の金子一義衆院議員が「(藤井氏は)推薦だが、正式に自民党として1人に絞った。国民に安心を与えるため、何としても立派な成績で当選させていただきたい」とあいさつした。続いて佐藤ゆかり衆院議員が「社会保険庁を解体するか、温存するのか、民意を問う選挙。国の輪郭が決まる重要な時期であり、藤井先生には国政で重要な役割を担ってほしい」と訴えた。【中村かさね】

毎日新聞 2007年6月18日

144片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/19(火) 10:04:42
社保事務局とコムスン調査 民主県連 参院選の政策に反映 讀賣愛知

 民主党県連「年金・介護調査対策本部」は18日、愛知社会保険事務局とコムスン東海支社に対する聞き取り調査を行った。同県連は年金の記録漏れ問題と、訪問介護大手「コムスン」の事業所指定打ち切りなどで関心が高まっている介護問題について調査し、今夏の参院選で訴える政策に反映させる考えだ。

 社会保険事務局での調査には、同党の古本伸一郎衆院議員らが出席。同本部事務局長の伴野豊・県連選対委員長は「市民の関心は高い。将来設計について不安を払しょくできるようにしてほしい」と求め、蓮見誠局長らに次々に質問。電話相談を受ける「年金電話相談センター」も視察した。

 一方、コムスンの調査には高木浩司県議らが出席、「いま介護を受けている人が安心してサービスを受けられない“介護難民”にならないようにしてほしい」と強く求めた。

(2007年6月19日 読売新聞)

145片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/19(火) 10:59:46
選挙戦“本番”へムード高まる
2007年6月18日 中日愛知
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/aichi/CK2007061802025158.html

 七月に予定される参院選公示まで三週間を切った日曜日の十七日、愛知選挙区(改選数三)では、自民現職の事務所開きに自民閣僚経験者や神田真秋知事らが駆け付けた。対する民主現職陣営は、後援会の総決起集会で国会の会期延長の動きを痛烈に批判するなど、選挙戦本番に向けたムードが高まってきた。 (勝見啓吾、朝田憲祐、山本真嗣)

 ◆自民・知事招き事務所開き
 自民現職の鈴木政二官房副長官が名古屋市内で行った後援会事務所開所式には、同党の二階俊博国会対策委員長や神田知事、松原武久名古屋市長らが顔をそろえ、約千五百人(主催者)が参加した。

 宣伝カーの上でマイクを握った鈴木氏は、年金問題について「まじめに納めている人に迷惑を掛けないため、安倍首相を先頭にあらゆる手を尽くしているので安心してほしい」と政府の対応をアピールした。

 同選挙区に連立与党の公明現職も出馬することに「選挙だから公明も戦う相手。おのおので議席を取らないといけない」とけん制し、「(自公協力で)いろいろな話があるが、私は信じない。仲間の自民の議員を信じて必ず勝つ」と言葉に力を込めた。

 ◆民主・国会延長の動き批判
 民主現職の大塚耕平氏は名古屋市内での後援会の総決起集会で、年金問題などで与党の動きを厳しく批判し、対決トーンを強めた。

 総決起集会には約五百人(主催者)が出席。県連代表の近藤昭一衆院議員は国会の会期延長をめぐる動きに対し「与党は党利党略で会期をずらそうとしている」と批判。駆け付けた蓮舫参院議員は「政府はずっと年金問題を放置してきた。本気でノーを突き付けよう」と訴えた。

 民主新人の谷岡郁子中京女子大学長はこの日、同市内で障害者団体が開いたシンポジウムに出席。「競争ではなく、助け合い、支え合いの中からいいものが生まれる」と訴えた。

 また、民主党県連は同市内で会見。訪問介護大手のコムスンの県内事業所は百十五カ所あり、うち五十九施設が複数の企業へ分割譲渡される可能性があることを明らかにした。

 公明現職の山本保氏はこの日、大府市のスーパー前などで街頭演説。連立与党を組む自民との関係について「(自民が暴走しないよう)公明がハンドルを握り、アクセルやブレーキを踏んでいる」と強調。民主については「憲法問題をはじめ、党内で全く意見集約がされていない」と批判し、「こんないいかげんな政党には政権を任すことはできない」と批判した。

 共産元職の八田ひろ子氏は、名古屋市内のスーパー前などで、同党の佐々木憲昭衆院議員(比例東海)とともに、年金問題に対する連立与党や民主の姿勢を批判。「確かな野党・共産への支持を」と訴えた。

146片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/19(火) 11:00:20
日程変更?揺れる県内関係者 政党、選管「心して準備」「困る」
2007年6月18日 中日岐阜
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/gifu/CK2007061802025156.html

 七月に予定される参院選が、ここに来て通常国会の延長論が急浮上し、五日公示、二十二日投開票の日程が後ろへずれ込む可能性も出てきた。岐阜選挙区(改選数二)に候補者を擁立する各政党は日程の動向に気をもみ、投開票事務などを担当する市町村選挙管理委員会も戸惑いを見せ始めている。(石川浩)

 【政党】
 「五割以上(通常国会の)延長の可能性がある。心して準備を」。十七日、無所属元職藤井孝男氏(64)=自民、公明推薦=の事務所開き。事実上の自民公認として準備を進める党県連幹部が念を押した。選挙日程の変更になれば、遊説日程などに修正が生じるからだ。

 金子一義会長は、会期延長問題はあえて言及しなかったが、終了後の取材には会期の延長幅も焦点になりつつあるとの認識を示した。

 現職平田健二氏(63)を公認で擁立する民主党県連。十六日の選対会議で「選挙準備は当面、既定方針通りだが、日程は流動的だ」とし、会期延長問題を注視していく方針を確認した。

 園田康博代表は取材に「選挙日程がずれ込めば、運動日程を組み直す」とし、「会期延長は政権与党の党利党略にすぎず、国民不在だ」と批判のトーンを上げた。

 共産党県委員会は、党公認の新人加藤隆雄氏(58)の活動を加速させている。取材に対し、松岡清委員長は「会期延長は、安倍内閣の審議時間の実績づくりにすぎず、もってのほか」と強調。

 選挙日程の変更については「どの程度になるかだが、従うしかない。だが、それによって党の主張や政策を訴える時間が増える。チャンスに変える」と語った。

 【県や市町村】
 県選挙管理委員会には、市町村選管から日程に関する問い合わせが増えている。担当者は「総務省から連絡はないが、日程がずれ込んでも対応できるよう準備を進めるしかない」と話す。

 飛騨地域の選管担当者は「現時点では、新たな日程で投票所などの確保はしていない。決まった段階でやらざるを得ない」、岐阜地域の市では、開票所は七月二十九日もおさえてあるが「開票に当たる職員を確保しなければ」と話す。ある市の担当者は「選挙期日から逆算して準備を進めてきた。日程変更は正直、困ります」と困惑気味。

 瑞浪、美濃両市で市長選、可児市と御嵩町で議員選が参院選と同じ日程で予定され、こちらにも影響が出そうだ。

147片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/19(火) 11:20:29
自公協力 中央と県で“温度差”  
2007年6月15日 中日愛知
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/aichi/CK2007061502024359.html

 七月の参院選に向け、愛知選挙区(改選数三)で、公明が連立与党の自民の支持母体に触手を伸ばし始めた。名古屋市で十四日にあった公明現職の山本保氏の事務所開きには、自民現職の鈴木政二氏も推薦する愛知県医師会、歯科医師会の関係者も出席し「自公で二議席を」と支援を約束。自民党本部も「山本氏支援を」とハッパをかけるが、自民県連からは「鈴木氏も安泰でないのに…」とぼやきも聞こえ、自民は党中央と愛知の“温度差”が目立ち始めた。

知事選見返り 公明が自民母体に触手
 事務所開きで、公明の荒木清寛県本部代表が「(支持する)党派の垣根を超えてお集まりいただいた」とお礼を述べたのに対し、歯科医師会の政治団体・歯科医師連盟の伊藤英紀会長は「知事選のお礼です」と応じた。

 二月の知事選で、自・公が推した神田真秋知事の選挙事務長を務めた歯科医師会の宮村一弘会長は、公明主催の演説会のたび「参院選では必ず票を(山本氏に)割り振る」と約束してきた。

 “見返り”を求めて公明が動いたのは七日。名古屋市の県歯科医師会館役員室で、荒木代表らは、伊藤会長に「重点地域を決めて(山本氏の)支援を」と直談判した。

 その結果、歯科医師会は四十六支部のうち、鈴木氏の地元三河地区を除く、名古屋市中村区や一宮市など名古屋・尾張地区の十二支部を山本氏支持に回すことを決めた。

 公明の支援要請は、愛知県の自民国会、県会議員にも及んでいる。「自公協力」を最重視する党中央に対し、自民ベテラン県議は「自民の灯は消せない。とはいえ、山本氏が落選すれば全国の自公協力がおかしくなる」と頭を抱える。

 異例な形の“自公協力”が岐阜選挙区(改選数二)。公明は、自民推薦の無所属で立候補する藤井孝男元運輸相を推薦し支援に回る見通し。藤井氏は一昨年の郵政民営化衆院選で落選し、参院で国政復帰を目指す。いずれ自民に復党するとみられるが、公明が無所属候補を推薦するのは中部地区では初という。

 公明の岐阜県本部幹部は「比例代表では公明候補への支援を自民と藤井氏に求める。藤井氏は実力者だから期待している」とそろばんをはじく。

 年金、憲法など参院選の争点についてご意見を募集し、随時紙面で紹介します。住所、氏名、職業、年齢、電話番号を明記してください。〒460 8511(住所不要)中日新聞社会部参院選取材班 FAX052(201)4331 Eメールshakai@chunichi.co.jp

148片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/19(火) 11:20:53
自公「公約違反」と反攻 民主・佐藤県議の費用弁償めぐり
2007年6月16日 中日愛知
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/aichi/CK2007061602024665.html

 自民、公明の現職と民主現職、新人ら九人が三議席を争う参院選愛知選挙区。四月の県議選では「費用弁償を受け取らない」と訴えた佐藤夕子氏が自民現職を破って初当選するなど、“前哨戦”では民主が躍進した。佐藤氏が十五日、費用弁償を任意団体の口座に積み立てる考えを表明し、民主は「県議会の問題」と受け流すが、自民、公明は「公約違反。民主はパフォーマンスだけだ」と、参院選をにらみ一斉に反発を強めている。

 四月の県議選を県連幹事長として指揮した自民党のかとう南県議は「政治とカネ」の問題で透明性を訴えた民主のキャンペーンについて「県議選でつらい思いをした。選挙対策だったのは明らかだ」と強く批判。参院選に向け「有権者には現実をしっかり見極めてほしい」と力を込める。

 公明県本部の鬼頭英一幹事長は「(民主は)選挙向けパフォーマンスが得意な政党。(佐藤県議が)“受け取り”に転じたぐらいのことには、全く驚かない」とばっさり。「国政、地方政治にかかわらず、有権者はしっかり見ている。きっちり審判が下るのでは」と、参院選への追い風を期待する。

 一方、民主県議団の水野豊明幹事長は「国民の関心は年金や介護。県議の費用弁償などが参院選に影響すること自体がおかしい」と反発する。

 佐藤県議は「(口座の金は)一切使わない。費用弁償を受け取らないとの公約には反していない」と強調するが、費用弁償廃止を訴えて初当選した別の新人議員は当選後「協議中であり、何も言えない」と言葉を濁す。

 民主のある県議は、こうした状況に「民主内部が混乱しているとの印象を有権者に与えかねない」と、参院選への悪影響を懸念している。

149片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/19(火) 11:21:24
自・公協力じわり本格化 農協との懇談会を仲立ち
2007年6月17日 中日愛知
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/aichi/CK2007061702024901.html

 七月の参院選愛知選挙区(改選数三)の選挙協力で、自民・公明両党幹部が正式合意したことを受け、地元では「自公協力」が本格化し始めた。十六日には尾張地方で公明党が、自民の有力な支援団体である農協幹部との懇談会を主催。公明の国会、地方議員のほか、開催実現の橋渡しをした自民県議らも同席し、参加者は「与党で二議席を」と訴えた。

 「愛知の農業振興に全力を挙げる。選挙では自民の鈴木政二先生(参院議員)とともに支援を」。懇談会で、公明現職の山本保氏は農協幹部らに向かって頭を下げた。

 懇談会は、公明が農業振興について生産者から直接意見を聴き、政策に反映させようとの趣旨で開催。参院選を視野に昨年後半から常滑市や岡崎市など三カ所で開いてきた。

 いずれも「農協との太いパイプをもつ自民議員に仲立ちをしてもらわないと実現しなかった」(公明関係者)という。公示が近づき、この日は選挙モードの色合いが強まった。

 公明が、同選挙区で農協に本格支援を求めるのは初めて。農協は自民の大きな集票マシンだが、公明関係者は「農業に対する姿勢を評価してもらえれば、一票につながるはずだ」と期待する。

 一方、民主現職の大塚耕平氏は十六日、名古屋・栄の百貨店前で「年金制度を白紙状態から作り直すべきだ」と演説。民主新人の谷岡郁子(くにこ)氏は名古屋市の金山総合駅前で「若者が希望を持てる国に一緒に変えよう」と教育論を展開した。

 共産元職の八田ひろ子氏は、栄で女性支持者とともに、子育て支援や減税など「安心して暮らせる社会づくり」を中心に訴えた。

 年金、憲法など参院選の争点についてご意見を募集し、随時紙面で紹介します。住所、氏名、職業、年齢、電話番号を明記してください。〒460 8511(住所不要)中日新聞社会部参院選取材班 FAX052(201)4331 Eメールshakai@chunichi.co.jp

150片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/19(火) 18:25:07
07参院選:各政党に聞く/1 自民党 川崎二郎・選対本部長 /三重
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/mie/news/20070619ddlk24010175000c.html

 日程こそ未定だが、近く実施される参院選に向けて県内でも各党の動きが本格化してきた。三重選挙区(改選数1)には、自民新人の小野崎耕平氏(37)=公明推薦、民主現職の高橋千秋氏(50)=国民新党推薦、共産新人の中野武史氏(33)の3人が立候補を予定しているほか、公明、社民も比例代表の得票アップに全力を挙げている。各党の選対責任者に選挙戦への取り組みを聞いた。

 ◇候補の知名度アップ課題−−年金論争で有権者理解進む

 −−自民は参院選3連敗中です。議席奪還のため、どう戦いますか。

 事実上、衆議院選挙をやっている。自民党衆院議員がそれぞれの選挙区で、(参院候補の)小野崎さんと一緒に街頭演説をやったり、集会を開いたり、それぞれのやり方で選挙戦を進めている。斎藤(十朗・元参院議長)さんの時の戦い方が一つのパターンになっているが斎藤さんは参院議員としては知名度があった。今回は知名度頼りの選挙ではとても戦えない。

 −−年金記録不明問題や松岡利勝・前農相の自殺などの影響は。

 年金の問題は、どういう展開になるかわからない。もう少し正確に状況を判断していかなければならない。政権政党として社会保険庁に対する管理責任が7割はあるが、その社会保険庁の労働組合の推薦を受けて選挙をやってきたのは民主党だから。もっと論争になれば、有権者に一定の理解は進むと思う。松岡さんの問題も自民党の政党としての悪い部分だよね。今回、公募で清潔感あふれ、しがらみのない小野崎さんを出すわけだから、自民党として反省の原点だね。

 −−小野崎さんを公募で選んだことが生きてくるということですね。

 公募の長所を売り込めているかとなると、まだ弱く、知名度が低い。これからの最大課題ですね。統一地方選の県議選で激しい選挙をやったものだから、まだ県民の関心が参院選にない。今度は参院選なんだということを組織の隅々までどうやって浸透させるかですね。6月中に相手の背中が見えるところまで行けば、追い抜くことは可能だと思ってます。

 −−小野崎さんは、健康や医療、年金、福祉などを訴えていますね。

 彼の専門分野だから。もちろん県南部に行けば、第1次産業の活性化も訴えるし、中勢に来ればサラリーマン出身の公募候補者であることも訴える。そのスタイルは変えなくていい。

 −−安倍政権の支持率が急落しています。

 小泉(純一郎・前首相)さんの時は、支持率が選挙結果に結びついていたけれども、それは小泉さんの独特のキャラクターによるもの。今回は年金問題など個別の問題には関心があっても、安倍さんが総理だからという影響はないんじゃないかな。

 −−公明との協力は。

 推薦ももらったし、今までの選挙で一番順調にきている。自民党と公明党の基礎票を足せば、負けることのない選挙なんだけどね。

〔三重版〕

毎日新聞 2007年6月19日

151片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/20(水) 11:33:00
候補擁立を断念 参院選で社民県連
2007/06/20 静岡
http://www.shizushin.com/feature/saninsen/kiji/20070620080633.htm

 社民党県連合は19日、7月に予定されている参院選について、静岡選挙区(改選数2)の独自候補擁立を断念したと発表した。
 同党県連合は昨年6月から党内外の医師や平和運動家ら3人に出馬を打診し、候補者擁立を模索していた。桜井規順代表は「党の力量不足と党支持率の低迷の現状などから、断念せざるを得なかった。今後は比例区候補の勝利に全力を挙げる」と述べた。

152片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/20(水) 23:33:37
07参院選:各政党に聞く/2 民主党 岡田克也・選対本部長 /三重
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/mie/news/20070620ddlk24010041000c.html

 ◇国民の最大関心は年金 多くの人に会い直接訴える

 −−民主は参院選3連勝中。高橋(千秋)さん自身も3選目です。

 でも高橋さんの選挙は、過去2回とも接戦だった。決して楽観できない選挙だと思います。

 −−高橋さんのアピールする点は。

 7年間の実績。地に足の着いた活動をしてきました。よく県下を回り、現場を見て、話を聞き、それを基に国会でも活動してます。衆議院と比べると参議院は選挙区が大きくなるので、なかなか『言うは易く、行うは難し』なんだけど、彼はよくやってますよね。その実績に基づいてこれからの6年間、何をやるかということを明確に語っていくことだと思います。

 −−民主党としては、どんな訴えを。

 まず年金です。国民の最大の関心事ですから。我々が粘り強くやる中で、(不明な年金記録)5000万件の話は表面化した。総理は1年間で5000万件を突き合わせると言ってますが、本当に保険料を払った方がきちんと年金を受け取ることができるかどうか。1年では難しいと僕らは判断してるんです。無責任なことを言っていると思いますね。

 −−松岡利勝・前農相の自殺も含め、フォローの風を感じますか。

 年金や、政治と金の問題で、安倍さんの総理としての資質が問われていると思いますよ。(5000万件が)露見したときの対応とか、松岡さんを最後までかばい続けたこととかね。総理としてはたしてこの人にまかせておけるんだろうかと、国民が疑問に思い出した。ただ、フォローの風とは受け止めていません。もっと努力が必要と思っています。

 −−自公協力は気になりますか。

 それは織り込み済みですから。自・公を合わせれば基礎体力としては民主を上回っていることは間違いない。(前回も前々回も)無党派層(の支持)で勝った。

 −−自民は今回、公募で候補者を決めました。

 自民党の地方議員や秘書、支持団体の代表でもない、自民党らしくない人。浮動票狙いだと思います。ただ選挙戦は従来の自民党と一緒なんですよ。

 −−投票日に向けての運動は。

 高橋さんが、なるべくたくさんの方と会って、直接訴えるということじゃないですか。そういう場を作っていきたいと思います。(衆院)3区内では5月の連休以降、38カ所で国政報告会を予定し、ほぼ終わりつつある。2区もやっている。これから他でもしっかりやってもらいたい。

〔三重版〕

毎日新聞 2007年6月20日

153片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/21(木) 13:57:29
参院選、全面支援を要請 小沢代表が連合三重と初懇談 三重伊勢
http://www.isenp.co.jp/news/20070621/news03.htm

 来月の参院選を前に、民主党の小沢一郎代表は二十日、県入りし、津市桜橋の県自治労センターで連合三重(千田喜久治会長)の幹部らと懇談した。同党代表が連合三重幹部と直接、懇談するのは初めて。小沢代表は「小泉、安倍と続く強権的な政治にストップをかけるため、何としても参院選で与野党を逆転させる」と強調。「民主党は基盤がほとんどなく、連合の負担は重く申し訳ないが、万全の支援を願いたい」と勝利へ向けた全面的な支援と協力を求めた。

 参院選を控え、同党の強力な支持組織の連合へのテコ入れを目的に小沢代表は全国行脚しており、来県もその一環。午前中に愛知を訪れ、三重は最後の訪問地という。

 千田会長は冒頭のあいさつで「安倍政権の横暴を許すと、われわれの生活が脅かされる。政権交代の足掛かりにするためにも絶対に勝たなければならない」と話し、連合として候補予定者の現職高橋千秋氏の勝利をはじめ、政権交代へ全力を尽くすことを報告。

 また民主党に対しては「安倍政権の逆風が必ずしも民主党の風になっていない」とも指摘し、「風や流れに任せるのではなく、自分たちの力で勝つしかない」と気を引き締めた。

 小沢代表は「三重には全幅の信頼を寄せており、来ない予定だったがきちんとやっているところにこそ、礼を尽くしてお願いしたい」とあいさつ。参院選に対しては「とにかく与野党を逆転させるために五十議席、いや安定のためには五十五議席を取らなければいけない」と述べ、半数を超える五十五議席獲得へ意欲を示した。

 その上で、「わが党は若い政党で、まだまだ脆弱(ぜいじゃく)」と最大の支持組織の連合の協力が必要不可欠だとし、全面支援を要請した。

 懇談は約一時間行われた。連合幹部からは「自民党との明確な対立軸を示すべきだ」「5区に国会議員がいない。南部で自民党を上回ることが飛躍につながる」などの意見が出た。

 小沢代表は県南部について「自民党をこれまで支えてきた農林水産業や中小零細企業が見捨てられたと感じ始めている。そこへ切り込んでほしい」と話した。

 懇談を終えた連合幹部らは、小沢代表の印象について「強面のイメージがあったがフランクで親しみやすかった」などと感想を話していた。

154片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/22(金) 09:24:12
07参院選:各政党に聞く/3 公明党 杉之内昭二・選対本部長 /三重
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/mie/news/20070621ddlk24010138000c.html

 ◇自公協力強化に自信 医師不足、離島対策に力を

 −−公明党は今回も三重選挙区では候補を立てず、比例代表のみの戦いですね。

 選挙区は愛知など5都府県で、比例代表は8人を擁立します。三重県など5県は、比例代表で現職の魚住裕一郎さんを責任を持って受け持つことになっています。

 −−今回、何を訴えますか。

 「国民の命」や「子供たちの未来」、「平和と環境」などに責任を持つというマニフェストを公明党は発表しています。具体的にはドクターヘリの全国配備とか、医師不足対策、がん対策、児童手当の支給対象引き上げ、地震対策、年金問題などです。平和については集団的自衛権の問題で、安倍内閣にしっかりくぎを刺していくということです。その中で、県内では特に、医師不足の問題とか、離島対策としてのドクターヘリ配備とかですね。

 −−与党として、年金記録不明問題などの影響は。

 影響は分からないが、報道で騒がれているのは事実だし、いろいろな指摘はその通りだと思う。しかし、国民にとって一番大切なことは、未統合のものは早く統合し、もし支給漏れがあれば、きちんと全額を支給すること。そのためにどうすればいいかという建設的な議論をしていくべきで、年金問題は政争の具にすべきでない。松岡(利勝・前農相)さんの問題は、政治と金の問題だから、これは(政治資金の使途を)透明にしていくことに全力を尽くすしかないと思いますね。

 −−比例の得票目標は。

 15万票が目標です。過去最高は衆院選の15万5000票余、参院選は前回04年が13万3700票、前々回01年が12万5600票で、着実に増えてきています。自民との協力も徐々にきずなが強くなってきていますのでね。

 −−今回の自公協力は。

 前回衆院選からはきっちりできている。3年前の参院選では、まだそこまでいっていなかった。(自民公認の)小野崎(耕平)さんの推薦もかつてないほど早い時期に出したし、今回は、自公と民主との対立が露骨に出てきているから、支持者もそういう意識は持ってくれるんじゃないかな。小野崎さんを勝たせるために、公明党とは協力していくというのが、自民側の各地域・現場に広がれば広がるほど、こちらの支持者も意気に感じます。互いの信頼関係が深まれば深まるほど、小野崎さんの票は増えるという気がしますね。

〔三重版〕

毎日新聞 2007年6月21日

155片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/22(金) 20:30:22
【参院選2007 岐阜ニュース】
<選挙区 各党の戦略>(上)自民 県連、メンツ懸けた戦い
2007年6月22日
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/gifu/CK2007062202026292.html

 自民が事実上の公認候補と位置付ける元運輸相の藤井が、十七日に行った事務所開き。「充電300%」「前へ、前へ」と書かれた左右の看板の真ん中に藤井が立った。

 「二年前の総選挙で一敗地にまみれた。選挙戦に向けて一歩一歩、頑張っていく」と国政復帰への決意を見せた。冒頭には「(自民を)離党の身になったが、二年間活動してきた。自民公認と同じ扱いにすると決定いただいた」と語り、現職大野つや子(二期)の出馬辞退を受けて、自民が新たな公認候補を立てず、推薦の藤井擁立で一本化という異例の対応をした党への言葉も忘れなかった。

 藤井の出馬は紆余(うよ)曲折をたどった。郵政民営化に反対票を投じ、無所属で挑んだ一昨年九月の「郵政選挙」は4区で落選。約三十年身を置いた自民から離党を余儀なくされた。その一年後、代替わりした総裁の安倍晋三の下で復党問題が焦点になったが、現職国会議員が優先され先送りに。今年一月、「早期に国政復帰を」との声に押され、無所属でのくら替え出馬を決断した。

 県連会長の金子一義は「党を割りたくないと辞退した大野先生の心情がある。公認候補の公募も岐阜はなじまない」と、藤井で一本化した背景を説明する。

 藤井は五月下旬から、市や郡の党支部総会などに出席する県内行脚を本格的に開始し、生命や中小企業、治安など「生活安保五原則」を訴える。連日、集中的に会合を持つのは参院選ではあまり例がなく「態勢は衆院選並みだ」と県連幹部。

 衆院時代は選挙区と比例代表とを交互に入れ替わるコスタリカ方式を採用し、ライバル関係にあった金子も、集会のたびに藤井と握手を交わし、一枚岩をアピールする。

 「非常に残念だが…」。十五日、藤井の支援団体の集会に出席した党参院政審会長の舛添要一はこう切り出し、通信社の内閣支持率が30%を割ったと知らされたと打ち明けた。集会後、舛添は「藤井さんがどれだけ大勝できるかがポイント。二人区の岐阜ですら票を減らせば壊滅的だ」と危機感をあらわにした。

 五千万件に上る年金記録の不備問題が直撃している状況で、自民関係者は「この逆風をどう乗り越えるか。大変だ」と本音を漏らす。藤井は「厳しい状況になるのは政権政党の宿命。政治の基本は安心安全、信頼だ」とし、安倍内閣が責任を持って対応すると訴える。

 1区では、ともに本拠を置く衆院議員、野田聖子と佐藤ゆかりの対立が続く。三十二万票余の大票田でどう戦うか。選対の課題に浮上している。

 「郵政選挙」から今日まで党県連は「ねじれ解消」という命題を果たすことに腐心してきた。離党者は計七人を数えたが、復党がかなっていないのは藤井のみ。“岐阜の乱”から初の国政選挙となる参院選は「藤井の国政復帰と復党。それが、ねじれの解消と県連再建の大きな節目」と位置付ける。

 県連幹部は語る。「民主とは比較にならない組織力を持つ。トップ当選を目指すのは当然で、岐阜の自民の底力を全国に示す。県連のメンツを懸けた戦いだ」 (文中敬称略)

   ×   ×

 政治決戦といわれる参院選。選挙日程が急きょ変更されるなど既に攻防戦に突入している。岐阜選挙区(改選数二)は、無所属の元職藤井孝男氏(64)=自民、公明推薦=、民主党公認の現職平田健二氏(63)、共産党公認の加藤隆雄氏(58)が立候補を予定。自民、民主はいずれもトップ当選を狙い、共産は議席奪取を目指す。比例でもしのぎを削る各党の戦略といまを追った。(石川浩)

156片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/23(土) 10:36:25
参院選期日ずれ込み遊説計画変更など
「疲弊」「余裕」4陣営様々 讀賣静岡

 参院選の選挙期日が7月12日公示、29日投開票となることが22日、事実上確定し、静岡選挙区(改選定数2)に立候補を予定する4陣営は、夏休みにずれ込むため、投票率の低下を気にしながら、印刷物の刷り直しや遊説計画の変更などに追われた。

 自民の新人牧野京夫氏(48)の陣営は18日、党県連69支部の代表者を集めた会議で、22日投票を想定した遊説計画を配布したばかり。出陣式案内などの刷り直し、遊説に伴う宿泊先、出陣式会場周辺の駐車場の確保などに追われた。陣営関係者からは「選挙前から疲弊している」とのぼやき声も聞かれた。

 民主の現職榛葉賀津也氏(40)の陣営では、日付の入る印刷物の作成を見合わせ、12日公示で与党が合意した21日から作業を本格化させた。陣営関係者は「公示前に地元に入る余裕がとれた」と前向きに受け止めるが、同世代の有権者に投票を呼びかける選挙啓発の必要性も説いている。

 共産の新人平賀高成氏(53)の陣営は、「国会会期を延ばしたことは安倍内閣の運営、管理能力のなさを示すもの」と批判する。年金問題や住民税制変更に対する有権者の反発は強く、「投票日まで1週間延びた分、攻めの姿勢で政策を訴えていきたい」としている。

 無所属の新人木部一氏(42)の陣営では、時間的な余裕ができたという意味ではプラスと受け止めている。陣営関係者は「1週間延びても国民にメッセージを伝えていくこと自体は変わらない。スタートが遅かったので、与えられた時間を生かして他陣営との違いを訴えたい」と構えている。

(2007年6月23日 読売新聞)

157片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/23(土) 13:44:19
’07参院選:静岡を診る/1 苦しむ伊豆南部 /静岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shizuoka/news/20070623ddlk22010199000c.html

 ◆先見えぬ落日の町

 ◇カツオ漁船去り、珪石採掘も閉山−−格差に気付かず「ゆでガエル」

 前回の参院選からの3年間で、小泉純一郎前首相の「改革」により、さまざまな風景が変わった。官民の非効率的な慣習にメスが入る一方で、身近な生活で格差が感じられる社会になった。この「改革」は、静岡県に何をもたらしたのか。いま政治に何を求めるべきなのか。参院選を前に県内の現場を歩き、考えた。

 群青色の海が、オレンジ色に染まっていく。「夕陽のまち」を売り込む西伊豆町は、かつては焼津と並ぶカツオ一本釣り漁業と、国内シェア9割を誇ったガラスの原料・珪石(けいせき)で知られた。だが今や港にカツオ漁船の影はなく、鉱山も来年度での閉山が決まっている。採掘会社の東海工業(東京)は今後10年ほどで同町から撤退する方針だ。町にも夕日が差しつつある。

   ◆  ◆

 「住民も減っているし、道が整備されて大きな安売り量販店に客が取られた。仕入れ値より安いんだから」

 カツオ漁で栄えた同町田子で酒屋を営む山本徳道さん(57)は首を振った。漁師や民宿が多かった70年代には年間1000ケース売れたビールが、今は150ケース。特に郊外型大型店の進出が著しいこの数年は落ち込みが激しい。どんな銘柄でも飛ぶように売れた日本酒、ウイスキーも店の隅でほこりをかぶっている。

 この小さな町でも不景気と規制緩和は自営業者を直撃した。あきらめて閉店する人もいる一方、「自分一代で終わり」と覚悟を決め、火の車の状態で続ける店も多い。山本さんも中学2年の長男には「公務員か先生になってもらいたい」と希望を託す。ここ数年で4分の1の会員が脱退した同町商工会の山本仁平事務局長は「町内では世間の下の上が勝ち組。負け組はあきらめ半分で下の下まで落ちていく」とみている。高齢化が進む中、商店数は近い将来激減が予想されている。

   ◆  ◆

 人口減少時代を迎え、各自治体とも税収や雇用増をもたらす企業誘致に懸命だ。だが、東海道と山で大きく隔てられている伊豆半島南部ではそれも望み薄だ。西伊豆町の藤井安彦町長は「学者が言うような、山間部に企業誘致する名案があるならとっくにやってる」と頭を抱える。

 平均所得最下位(04年度)の松崎町は99年、企業誘致専任の係を設置して3年間で2370万円の予算をつけた。しかし、応募はゼロ。当時の担当者は「交通面のハンディが大きすぎた。また町には遊休地や補助制度がなく、売り物は何もなかった」と振り返る。係は町長交代とともに3年で廃止された。

 道路整備は進んだが、皮肉にもそれが企業の流出に拍車を掛けた。以前は下田市が経済の中心だったが、沼津市や三島市を向く企業が増え、半島南部から撤退する企業が続出している。ある自治体の首長は「正直言って、10年後はあまり考えたくない」と本音を漏らす。

   ◆  ◆

 ただ、社会の変化が直接響く商業者を除けば、町民の中では格差を訴える声は決して多くはない。伊豆半島の複数の町の議員は現状の危機感をこう表現する。

 「この地域は確かに負け組。しかし、地域内の差が小さいので、住民は他地域との格差に気付いていない。このままではゆでガエルだ」=つづく

==============

 ◆メモ

 ◇伊豆半島南部

 南伊豆地域は下田市と東伊豆・河津・南伊豆・松崎・西伊豆の5町。人口は7万8504人(05年度国勢調査)で年々減り続けており、高齢化率は31・7%(07年4月)と県平均より1割以上高い。観光業では、地域全体の宿泊者数は91年度の618万人から05年度は333万人に減少。1人当たり平均所得は5町が県内ワースト5でベスト3を独占する半島北部と対照的だ。

毎日新聞 2007年6月23日

158片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/24(日) 10:31:51
自民県連大会 自公協力に思惑 
自民鈴木氏「組織壊したくない」、公明県代表「心強く思っている」 讀賣愛知

 自民党県連大会が23日、名古屋市中区で開かれ、参院選愛知選挙区(改選数3)での「自公協力」をめぐる自民、公明側の思惑が交錯した。公明党県本部の荒木清寛代表が自民の支援を求めた一方、自民党公認で3選を目指す現職の鈴木政二氏(59)は自公協力を批判してけん制する場面もあった。

 同大会には、自民党の選挙区・地域支部や各支援団体の代表者ら約1200人が一堂に会しており、鈴木氏は県連と支援団体に直接釘を刺した格好だ。

 来賓あいさつに立った荒木代表は、同選挙区で3選を目指す現職の山本保氏(58)について、「わが党は、従来の票に相当程度上乗せしなければ(議席に)届かない。愛知は自民が公明に協力する与党協力区と位置付けていただき、心強く思っている」と言い放った。

 一方、鈴木氏は大会後の参院選総決起大会で、「自民党の組織を壊したくない。自民党が勝つことが日本を進展させる」と自公協力の動きをけん制し、党組織の結束を訴えた。

 一昨年の衆院選や今年の県議選で、多くの自民候補が公明党推薦など協力を受けたことから、今回の参院選では公明党県本部が自民党県連に対し、10万票を山本氏に回すよう求めている。

 参院選愛知選挙区には、鈴木、山本の両氏、民主党の現職と新人、共産党の元議員、社民党の新人ら9人が出馬を表明。全国有数の激戦区となる見込みだ。

(2007年6月24日 読売新聞)

159片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/24(日) 10:50:31
参院選:現実は厳しい自公協力 愛知選挙区
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070624k0000m010130000c.html

 自民党愛知県連の定期大会が23日、名古屋市内で開かれ、現職の鈴木政二官房副長官が3選を目指す参院選愛知選挙区(改選数3)での勝利を誓った。大会には公明党愛知県本部の荒木清寛代表が出席し、同じく3選出馬する同党現職の山本保氏への選挙協力を要請。これに対し、鈴木氏は「自民党の組織を壊したくない」とけん制するなど、与党協力の難しさを改めて浮き彫りにした。

 「我が党は従来の票に相当程度上乗せをしなければ(当選に)届かない」。来賓あいさつに立った荒木氏は、鈴木氏も座る壇上で危機意識をあらわにした。山本氏の6年前の得票数は約50万票で最下位当選。危機感を強める中、同氏陣営は10万票程度の「票割り」を自民側に求めている。

 さらに荒木氏は、公明党の北側一雄幹事長と自民党の中川秀直幹事長が今月14日、愛知、埼玉、千葉の3選挙区(いずれも改選数3)を与党協力区と位置付け、与党で2議席確保に向けた連携強化で合意したことにも言及。「本当に心強い。皆様の力を与えていただきたい」と述べた。

 一方、荒木氏の退席後に決意表明に立った鈴木氏は「いろんなことが言われています。でも、私は自民党の組織を壊したくない」と主張。「自民党が勝つことが、日本、愛知のためになる」とも訴えた。

 愛知選挙区は民主党が現職、新人の2人を擁立する激戦となっており、年金記録不明問題で政府・与党に逆風が吹く中、鈴木氏も自分の票固めに懸命になっている。【武本光政】

毎日新聞 2007年6月24日 1時36分 (最終更新時間 6月24日 1時49分)

160片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/24(日) 11:34:11
岐阜の野田氏、佐藤氏 藤井氏応援別行動 ツーショットポスター“張り合い”
2007年6月24日 中日岐阜
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/main/CK2007062402026788.html

 “保守王国”岐阜県の県都・岐阜市で続く自民党の野田聖子元郵政相(岐阜1区)と佐藤ゆかり衆院議員(比例東海)の戦いが、参院選にも持ち込まれている。二十三日は、野田氏が市内で開いたパーティーで、党が推薦し公認候補並みに支援する藤井孝男元運輸相に後援会の推薦状を手渡せば、佐藤氏は同じ時間帯に市内の別の場所で参院選に向けたパフォーマンスを展開。公示が近づいてもなかなか実現しない二人の共闘に、関係者は気をもんでいる。

 「再起動」。昨年十二月に復党した野田氏と参院選で再起を図る藤井氏のツーショットのポスターには、二人の意気込みを物語る言葉が中央に躍る。この日の野田氏の後援会のパーティーでも壁にずらりと張られた。

 会場に藤井氏が入場すると、千人を超える野田氏の支持者が大きな拍手で迎え、総決起集会さながらのムード。野田氏は「復党して半年。ようやく『自民党の野田聖子です』と言えるようになった」と話し「藤井先生をくれぐれもお願いします」と呼び掛けた。

 一方、佐藤氏はこの日、野田氏のパーティー開催時間にぶつけるかのように、岐阜北社会保険事務所を視察。相談窓口で自らの年金記録を照会してみせ、社会保険庁の不祥事への取り組みを報道陣にアピールした。

 しかし、参院選での野田氏との協力については「案件が違う。別の場所でお答えします」と記者の質問をピシャリ。支部長を務める岐阜1区支部は今月二十五、二十六、二十八日に藤井氏を招いて集会を開く予定で、野田氏とは別行動を取る。

 これまでも、野田氏が藤井氏と並んだポスターを市内に張り出すと、佐藤氏側は急きょ同様のツーショットのポスターを用意して対抗。市内には二種類のポスターが並べて張ってある党掲示板もお目見えしている。

 今月二十七日には岐阜市内の自民関係者による藤井氏の応援集会があり、野田、佐藤の両氏が顔を合わせる見通しだ。そこで“雪解け”があるのかどうか。

 ある党関係者は「ごたごた続きに嫌気が差し、活動を休止した党員がいる。二人の対立が解消されないと、岐阜市で自民党がまとまるのは難しい」とうんざりした表情を見せた。

161片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/25(月) 10:20:59
小嶋氏が選対本部長就任へ 参院選民主第2区
 2007年06月25日08:56  岐阜
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20070625/200706250856_2165.shtml

 参院選岐阜選挙区(改選数2)に民主党公認で出馬する現職平田健二氏(63)の第2区選挙対策本部長に、前党県2区総支部代表代行で現在離党中の小嶋昭次郎氏(53)が就任する。24日、大垣市内であった総支部大会で、園田康博県連代表が明らかにした。27日の事務所開き後の選対会議で正式決定する。

 小嶋氏は候補者選考過程に反発し、支援者らとともに離党したが、先日、園田代表の謝罪があったとして、参院選は連合岐阜西濃地区協議会を通じて平田氏への協力を申し出ている。

 園田代表は大会で、小嶋氏の本部長就任について「連合地協からの強い要請。西濃を動かす原動力になる小嶋氏だけに、県連は要請を受け入れた。選挙の勝利とともに2区の再建にもつなげたい」と述べ、出席者に理解を求めた。異論は出なかった。

 前役員として大会に出席した小嶋氏は、終了後に会見し「連合地協からの要請を受けた。支持者に完全な理解は得られないかもしれないが、(民主と)政策的に違うわけではない。違和感は乗り越えた」と語った。

162片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/25(月) 10:21:55
藤井氏に推薦状贈る 野田氏の後援会連合会  岐阜
http://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/2007/saninsen/070624_1.shtml

 野田聖子元郵政相(衆院岐阜1区、自民)の後援会連合会(村瀬恒治会長)は23日、岐阜市内のホテルで開いた「野田聖子さんを激励する会」で、7月の参院選岐阜選挙区(改選数2)に出馬する無所属元職の藤井孝男元運輸相(64)=自民、公明推薦=に推薦状を贈った。
 村瀬会長から推薦状を手渡された藤井氏は「野田先生の後援会の総意で推薦をいただき、厚くお礼申し上げる。一昨年の衆院選で1敗地にまみれて以来、約2年間の厳しい経験は貴重な時間だった。何としてもこの選挙を勝ち抜く決意で頑張る」と国政復帰への意欲を述べ、野田氏からエールを送られた。

 激励する会には約1300人が参加。野田氏は「復党して約半年。ようやく最近、以前のように自民党の野田聖子ですと言えるようになってきた。最高の後援会の中で生かされていることを感謝し、皆さんに役立つ、頼りになる郷土の政治家として育てていただきたい」とあいさつした。

 この日は、自民党の浜田靖一衆院議員、馳浩衆院議員、タレントの有賀さつきさんがゲスト参加。野田氏を交え「これでいいのか、今の日本!」をテーマに安全保障、教育、少子化などについてトークを展開した。

163片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/25(月) 11:25:12
【参院選2007 愛知のニュース】
古里愛知で1議席を 共生新党・黒川紀章氏が会見
2007年6月24日
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/aichi/CK2007062402026841.html

 参院選に向けて「共生新党」を結成した同党党首で建築家の黒川紀章氏(73)=名古屋市出身=が二十三日、同市内のホテルで、愛知選挙区に同党から出馬する秘書の荒川厚太郎氏とともに会見。「ふるさとの愛知でどうしても、議席をとりたい」と意欲を語った。

 黒川氏は、母校の東海中・高校で学んだという「ともいき仏教」が自身の「共生」の思想の原点とし、「(共生新党は)名古屋が生んだ政党といえる」と説明。「私が(愛知で)出馬するつもりで頑張る」と述べ、今後、何度も愛知入りするなど重点的に支援する考えを示した。

 選挙戦について黒川氏は「自民と民主は確実に一議席ずつ取る。三番目に入り込める可能性は残されている」と指摘。「既成の政党に我慢できない人の受け皿になりたい」と述べ、無党派層を中心に支持を広げる考えを強調した。

  (山本真嗣)

164片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/25(月) 11:25:46
【参院選2007 愛知のニュース】
公示前に名前売り込め 各陣営が多彩な運動
2007年6月24日
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/aichi/CK2007062402026816.html

 参院選の公示は当初予定より一週間延長され、七月十二日とする日程が確定したが、愛知選挙区(改選数三)に出馬予定の各陣営は二十三日、県連大会や街頭演説、魚市場での支援訴えなど、長丁場となった公示前の活動期間に少しでも名前を売り込もうと、多彩な運動を展開した。 (参院選取材班)

 自民党県連は、名古屋市中区の市民会館で県連大会を開き、官房副長官で自民現職の鈴木政二氏の総決起大会を併せて行った。

 県連大会には、同党の丹羽雄哉総務会長、神田真秋知事、松原武久名古屋市長、荒木清寛公明党県本部代表ら来賓をはじめ約千二百人(主催者)が参加。荒木代表は愛知での自公協力について「与党で現有の二議席を死守させていただきたい」と訴えた。

 一方、来賓が退席した総決起大会で、鈴木氏は「私は自民の組織を壊したくない」と自公協力をけん制。「新人の気持ちで自民の公認候補として戦う」と“公認”を強調して支援を呼びかけ、参加者全員で「エイエイオー」と気勢を上げた。

 民主現職の大塚耕平氏は、名古屋市千種区の百貨店前で街頭演説。年金や医療、福祉問題を中心に政府を批判し、「おかしなことは皆さんの判断で変えられるという実績をつくるのが今度の参院選です」と訴えた。

 民主新人の谷岡郁子氏は早朝から、名古屋市中川区の魚市場であいさつ。地元選出の議員とともに、仲買人や買い物客らに握手をして回ったほか、午後はナゴヤドーム前で街頭演説。国会の会期延長については記者団に「悪法が通るマイナス点しかない」と与党を批判した。

 公明現職の山本保氏は、長久手町内で行われたケースワーカーの集会で、介護予防など福祉をテーマに講演。高齢者が元気になるための施策の実現を約束した。

 共産元職の八田ひろ子氏は名古屋市内で開かれた女性後援会の「決起のつどい」に出席。年金問題で連立与党や民主の姿勢を批判し、憲法九条について「草の根で頑張れるのは共産党だけ。このチャンスを逃してはならない」と支持を訴えた。

 社民新人の平山良平氏は、事務局を務める市民団体の活動で、小牧市の航空自衛隊小牧基地を訪れ、イラクからの撤退を政府に働きかけるよう申し入れた。

165片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/25(月) 15:39:42
【参院選2007 岐阜ニュース】
分裂解消へ動き出す 民主県連2区総支部大会
2007年6月25日
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/gifu/CK2007062502027065.html

 参院選の候補者選考をめぐって役員十数人が離党し、機能停止に陥っていた民主党県第2区総支部の大会が二十四日、大垣市内で開かれた。

 平田健二参院議員との党公認争いの末、離党した小嶋昭次郎元同支部代表代行は「この問題に終止符を打ちたい」として、自身を含めた離党組の復党に向け議論を進めていく意向を明らかにした。

 また参院選の地区選挙対策本部が唯一立ち上げられていなかった2区の選対本部長に小嶋氏が就任する見通しとなり、昨年八月以来の民主党県連の分裂問題は解消に向けて大きく動き出した。

 県連では昨夏、参院選候補者選びが難航し、小嶋氏が選考過程に抗議して八月に離党届を提出した。そのほかの2区総支部役員らも小嶋氏に続いて離党、役職辞任届を出した結果、支部の活動は事実上停止していた。

 当初、無所属での出馬を検討していた小嶋氏は最終的に出馬を断念して平田氏を推す意向を固めており、2区の地区選対は連合や小嶋氏らが中心となって二十七日に設立される予定。

 小嶋氏は「党運営の問題で抗議して離党したが、政策上の違いがあったわけではない」と説明。「離党での抗議は決してほめられる方法ではない。党員、サポーターに申し訳ないことをした」と話した。

 園田康博県連代表は、小嶋氏らの離党問題について「ひとえに私の調整不足。小嶋氏らにおわび申し上げた」とした上で「2区総支部の再建に向けて全力を尽くす」と話した。 (坪井千隼)

166片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/25(月) 15:41:03
【参院選2007 愛知のニュース】
民主県連、所属議員に“ノルマ” 演説回数など 指導力発揮狙う?
2007年6月25日
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/aichi/CK2007062502027067.html

 民主党県連(近藤昭一代表)は二十四日、参院選愛知選挙区(改選数三)での二議席獲得に向けた具体的な活動内容を決め、所属議員に通知した。告示前までに各議員が最低限実施すべき街頭演説や集会などの回数を指示し、実施状況の活動報告も求めるとした。

 参院選の選挙態勢をめぐっては、最大の支援組織である連合愛知が「県連のリーダーシップが足りない」と批判。神野進会長が二十日、党本部の小沢一郎代表に苦言を呈した経緯があり、県連が率先して具体的な指示を出すことで、指導力を示す狙いもあるとみられる。

 指示内容は、街頭演説については国会議員と総支部長が五回以上、県議と名古屋市議が三回以上、一般市町議が二回以上実施するとし、ミニ集会や座談会は国会議員と総支部長が三回以上、県議・名古屋市議が二回以上、一般市町議が一回以上開催することをノルマとした。 

  (山本真嗣

167片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/25(月) 15:41:48
【参院選2007 愛知のニュース】
年金問題で火花
2007年6月25日
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/aichi/CK2007062502027068.html

 県内全域で雨模様となった24日、参院選愛知選挙区(改選数3)に出馬する自民現職は、大きな焦点に浮上した年金問題について「選挙の道具に使うべきではない」と野党陣営を批判。一方、そろって街頭演説にのぞんだ民主現職と新人は「この雨は国民の涙の雨」と、政府の責任を厳しく追及する姿勢を示した。 (参院選取材班)

 ◆自民「選挙道具にするな」
 自民現職の鈴木政二官房副長官は二十四日、東浦町で開かれた同党知多郡第一支部総会に出席。年金問題に触れ「(問題の原因は)社会保険庁の体質が大きい。社保庁改革、年金時効撤廃などの法案をやらないと年金の問題は解決しない」と説明。「もう少し政府、国会の説明が必要だったかもしれない。だから、国会の会期延長になった」と有権者の理解を求めた。

 そのうえで「年金は国民の一人でも不安を持ってはいけない。党派を挙げて早く解決すべき問題であり、選挙(の道具)に使うのはくだらない」と野党を批判した。

 ◆民主「この雨は国民の涙」
 民主党が同日、名古屋市内二カ所で開いた街頭演説会には、現職の大塚耕平氏と新人の谷岡郁子氏がそろって参加。応援に駆けつけた党本部の松本剛明政調会長は「民主と自公のどちらが二議席をとるかの戦い」と訴え、二議席獲得に向けた党の結束をアピールした。

 両氏がそろって街頭演説に立つのは四月の統一地方選後初めて。「民主票を奪い合うのではなく、外に支持を広げることが必要」(県連幹部)と両陣営が一堂に会した。

 激しい雨の中、大塚氏は「この雨は年金問題に対する国民の涙。何十兆円もの保険料を誰が払ったのか分からないまま政府に渡っている」と指摘。谷岡氏は「(年金問題の)責任の所在と問題点を明らかにした上で、新しい仕組みをつくるべきだ。民主党と一緒に変えよう」と訴えた。

 公明現職の山本保氏は名古屋市北区などで、太田昭宏党本部代表とともに街頭演説し、民主党国会議員が憲法問題での対応で足並みがそろわないと指摘し「最も大事なことが決められない政党に政権を任すことはできない」と熱弁。参院選に向け三度目の愛知入りとなった太田代表は、年金問題などを取り上げ「現場に立ち、一人一人の命を守るという政治の担い手は愛知では山本しかいない」と訴えた。

 共産元職の八田ひろ子氏は、名古屋市内の街頭演説で、二十−三十代の支持者らとともに、若者の職場の厳しい実態などを訴え、「政治を変えよう」と呼び掛けた。

 社民党は福島瑞穂党首が名古屋入りし、新人の平山良平氏とともに名古屋駅前で街頭演説。福島党首は「安倍首相は強行採決のオンパレード。数のおごりだ」と批判。「年金も憲法九条も危ない。民主が勝っても憲法改悪は止まらない」と支持を呼びかけた。

168片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/25(月) 16:52:26
【07参院選】
逆風自民、地方やきもき
2007年06月24日 朝日愛知
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000240706250005

【愛知県連大会】


●年金懸念、選挙協力も


 自民党愛知県連(大村秀章会長)は23日、名古屋市で定期大会を開いた。7月29日投開票の参院選の総決起大会と位置づけ、年金問題で逆風を受ける中、年金対策に誠実に取り組む姿勢をアピールし、愛知選挙区(改選数3)の鈴木政二氏(59)の3選に向けて気勢をあげた。しかし、年金対策には出席者から「不十分」との声が漏れる。「与党2議席」をめざす同選挙区の公明党との選挙協力についても微妙なかじ取りが求められる。(本田修一、原田朱美)


 ■防戦
 「年金問題で足を取られているが、首相自身、逃げないで誠意を持って取り組んでいる」。党本部の丹羽雄哉総務会長は出席した党員約1200人(主催者発表)にこう強調し、会期延長についても「年金不安を解消する法案と公務員天下りを規制する法案の成立のため」と理解を求めた。
 一方、大会では「憲法も大事」として10分以上かけて葉梨康弘・党憲法審議会事務局次長が党の新憲法草案を説明。参院選公約の冒頭に「新憲法制定」を掲げる安倍政権の独自性を印象づけた。
 ただ、地方議員からは年金の逆風を懸念する声が目立った。小出典聖県議(58)=名古屋市千種区=は「憲法で民主党との違いを出すのも重要だが、年金問題を丁寧に説明する方が大事」。知多地方の町議(57)は「支援者の関心は年金」といい、第三者委員会による年金受給権の決定など政府・与党の対策についても「起死回生にはならない」と心配顔だった。


 ■牽制
 非改選を含め与党で過半数をめざす自民党は、1人区と並び、3人区が参院選の勝敗のカギを握るとみて、14日、愛知では自民が公明に協力することを党本部レベルで合意した。この日の大会でも、公明党県本部の荒木清寛代表は「愛知で自公が2議席得ることが、与党の過半数維持に直結する」と協力を訴えた。
 しかし、現場では、鈴木氏と公明党の山本保氏(58)の両陣営が、自民支持層をめぐって激しく争う。大会でも鈴木氏は「自民党の唯一の公認候補として戦う。いろいろ言われるが、自民党の組織を壊したくない」と牽制(けん・せい)。大村氏も鈴木氏に配慮し、「友党・公明党と与党で2議席確保」と述べるにとどまり、山本氏の名前は出さなかった。
 大会後、荒木氏は記者団に「(自民党とは)綿密に打ち合わせている」と自信を示したが、鈴木氏は「お互いに個性を持った票を集めるのが一番大事」。今後、県連が両陣営の調整に苦慮する場面も出てきそうだ。

169片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/25(月) 16:53:56
【07参院選】
民主大塚・谷岡氏 街頭で初顔合わせ
2007年06月25日 朝日愛知
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000240706250001

《2議席確保を訴え》


 民主党県連(近藤昭一代表)は24日、名古屋市内の繁華街2カ所で、参院選の決起集会と位置づけた街頭演説を行った。愛知選挙区(改選数3)に擁立する現職の大塚耕平氏(47)と新顔の谷岡郁子氏(53)が、参院選向けの街頭演説では初めて並び、2議席確保を訴えた。2人は「年金の大塚」「教育の谷岡」を掲げるライバル同士だが、最後に一緒に「ガンバロー」を三唱して気勢を上げた。
 演説会で、大塚氏は現職の実績を強調し、具体的な数字を挙げ、「宙に浮いた年金記録」の問題や医療問題などに触れたうえ、「クレームをつけるのは選挙しかない。おかしいと思ったら、有権者の選択で政権を変えることができる」とアピールした。
 一方、谷岡氏は、国会の会期延長に触れ、「なぜ、延長するのかわからない」と指摘。安倍政権の教育政策について「競争によるねたみを生み出すだけだ。お金を出して口を出さないことで教育を変えられる。一緒に変えましょう」と訴えた。(二階堂勇)


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