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いきいき富山のきときと話

1片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/09(土) 09:39:18
富山ネタ集結(議員選挙話は各スレ優先)

3片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/12(火) 08:52:25
北陸新幹線、富山駅以西も着工
庄川橋りょう工事安全祈願祭に150人

 昨年4月に着工が認可された北陸新幹線の富山―金沢間(約58・5キロ)で、高岡、射水両市間の庄川に架かる橋などを造る「庄川橋りょう他工事」の安全祈願祭が10日、高岡市深沢の工事現場で行われた。2014年度末までの開業に向け、JR富山駅以西の同区間で新幹線工事の“つち音”が初めて響くことになる。

 この日の祈願祭には、石井知事や、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の高橋浩一・北陸新幹線第2建設局長ら約150人が出席。カマ入れの儀などを行い、工事の安全を祈った。

 工事は、庄川を挟んで射水市土合と高岡市深沢をつなぐ橋と高架橋を造る。工事の区間は712メートルで、北陸新幹線の新高岡駅(仮称)の約2キロ東に位置する。

 建設費は約22億9000万円で、三井住友建設(東京都)、大豊建設(同)、射水建設興業(射水市)の3社でつくる共同企業体(JV)が担当する。工期は、2010年3月まで。

 北陸新幹線の富山―金沢間は昨年4月、国からの着工が認められ、同6月、高岡市京田の新高岡駅の建設予定地付近で、全体の起工式が行われている。工事全体の進ちょく率は約40%という。

 石井知事は11日、12月定例県議会の一般質問で横山栄県議(自民)の質問に答え、北陸新幹線の開業に向け、用地取得を担当する人員を増やす意向を示した。

 石井知事は、「開業の前倒しには整備財源の確保、予算の重点配分、建設用地の早期取得が必要。用地取得の体制強化を図るため、来年4月から職員を増員する」と述べた。

 県新幹線・駅周辺整備課によると、新幹線建設用地の取得を委託している県土地開発公社(富山市舟橋北町)の現在の職員20人を拡充する予定という。県はすでに10月、地元住民との用地交渉を担当していた職員を4人から6人に増やしている。

 北陸新幹線整備は、県東部から順に着工が認可されてきたため、取得済みの建設用地はJR富山駅以東が約80%なのに対し、以西は5%程度。

(2006年12月12日 読売新聞)

4片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/19(火) 09:02:34
医王山で発掘の遺構15世紀の桃源寺か

 旧福光町(南砺市)の富山、石川県境にまたがり、かつての修験道の場としても知られる医王山で、15世紀の戦国時代の寺院跡と思われる遺構の発掘調査が行われ、注目を集めている。現場では中世期に流通していたとされる陶磁器も出土しており、山岳信仰の伝承が残る医王山48か寺の一つとされる「桃源寺」跡の可能性もあるという。

 医王山は、三大霊山の一つに数えられる白山(石川県)の山系北端に位置し、主峰の奥医王山(939メートル)、白兀(しらはげ)山、鳶(とんび)岩などの総称。白山の開祖者といわれる泰澄大師が、8世紀前半に開山したと伝えられる。

 かつては全山一帯で48か所の寺院があり、山岳宗教の地として栄えたといわれる。だが、南砺市・旧井波町の瑞泉寺に残る記録によると、医王山の寺院は、1481年(文明13年)に瑞泉寺一向宗の門徒との戦いに敗れ、全山が焼き払われてしまったという。

 今回の医王山の発掘調査は、合併後の南砺市が2010年度の発刊を予定する「福光町史」の編集作業の一環で、山岳信仰の痕跡を追跡しようと行われた。

 作業を進める「編纂(さん)委員会」(委員長=米原寛・県立山博物館長)は、今年8月に「桃源寺」跡と言い伝えられる標高約500メートルの中腹部で発掘調査を実施。規則的に石が並ぶ人工の石積みを発見した。

 発掘範囲が50平方メートル前後と狭いため、石積みの全体的な規模は不明だが、現場では中国大陸から入ったとみられる高級品の青磁のつぼも出土している。また、瀬戸焼などの陶磁器も見つかり、同委員会では「高位の階層の人々がいたはず。桃源寺の跡である可能性がある」として慎重に分析を進めている。

 県文化財保護審議会委員を務める西井龍儀町史編纂委員は「医王山は、滝や谷などの自然も豊富な意外に険しい山だ。県内の山岳信仰の草分け的存在ともいえ、調査の意義は大きい」と話している。

(2006年12月19日 読売新聞)

5片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/23(土) 10:51:13
北陸新幹線に872億円 新年度政府予算 讀賣富山

 2007年度政府予算の財務省原案が内示されたのを受け、国土交通省は22日、整備新幹線の路線ごとの予算配分を発表。北陸新幹線への割り当ては、今年度より16億円増えて872億円となった。また、復活折衝で県警の警察官に10人の増員が認められた。

 内示された整備新幹線事業の全体予算は今年度比16・4%増の2637億円となったが、増額分は10年度末の開業が予定されている東北新幹線や九州新幹線(鹿児島ルート)に吸収され、北陸新幹線の増加率は1・9%にとどまった。

 北陸新幹線への割り当て分872億円の内訳は、長野―金沢(白山総合車両基地)の区間が842億円(今年度826億円)、福井駅周辺に30億円(同30億円)。

 県内では、JR富山駅以東の用地取得率は約80%で、工事着手率は約60%。今年度中には、上市町の「久金高架橋」や滑川―魚津市間の「浅生高架橋」などの工事の入札や発注が予定されている。

 しかし、JR富山駅以西は、用地取得率5%程度で、工事に着手しているのは、高岡市と射水市の間を流れる庄川にかかる橋の建設のみ。県新幹線・駅周辺整備課では、「来年度から、県西部での用地交渉を本格化させる予定」という。

 治安悪化を受けての全国都道府県の警察官増員では、概算要求通り3000人分が復活折衝で認められた。このうち、本県分は10人で、県警の警察官の条例定数は10人増えて1915人となる。

 このほか、復活折衝では新薬の臨床試験(治験)を促進するため、全国30の病院を選定して重点支援する「治験拠点病院活性化事業」(厚生労働省)に、7億5600万円が計上されている。

 県くすり政策課は「薬業の富山としては、県内の病院がこの事業で採択されるよう支援していきたい」としている。

(2006年12月23日 読売新聞)

6片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/28(木) 09:36:57
総合斎場 高岡市が入札延期
建設地隣接 砺波市民への説明優先

 高岡市戸出西部金屋地区の市総合斎場建設で、市は27日、本体工事関連の発注手続きの一時中止を発表した。入札は延期されるが、今年度内着工を目指す姿勢に変化はないという。建設地に隣接する砺波市の安念鉄夫市長が、手続き開始を「遺憾」としていたことに配慮し、同市側住民への説明などを優先させる考え。同日午後、橘慶一郎高岡市長が安念市長を訪ねて直接説明したが、安念市長は態度を軟化させていない。

 高岡市では、本体建築工事と関連工事計4件の入札手続きを7日から開始。現在は参加希望する企業の資格審査を進めており、きょう28日にも終了予定。

 1月4〜19日には、入札金額などの見積もりのための資料として、業者側に、設計図などを縦覧させる予定だった。

 しかし、安念市長から強く求められたこともあり、高岡市側は縦覧を延期し、建設予定地に隣接する砺波市の柳瀬地区の住民への説明を優先する。なお、延期期間については「当分の間」としている。これに伴い、入札も当初に予定していた1月22日から後にずれ込むことが確実となった。また、2月2日開会予定の臨時議会への工事関連4件の契約締結案件の提案についても「一般的に難しい」(荻原隆夫総務部長)としている。

 橘市長は「契約締結により、直ちに工事着工しようというものではない。引き続き関係者へ説明を重ね、理解を得ながら、最大限多くの方々に納得いただけるかたちで建設事業に取り組んでいきたい」とのコメントを出した。

■改めて不快の念 砺波市長■

 高岡市側の、砺波市柳瀬地区住民に説明するとの申し入れに対し、同市の安念鉄夫市長は「地区の理解は得られないだろう。(斎場予定地を)変更すべきだ」と、改めて不快の念を表した。

(2006年12月28日 読売新聞)

7片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/18(木) 20:54:30
発信箱・加越能:極端な“冬”の違いに戸惑い /富山
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/toyama/news/20070118ddlk16070066000c.html

 富山に赴任し2度目の冬を過ごしているが、昨シーズンとのあまりの違いに戸惑っている。そもそも最初に迎えたのが「平成18年豪雪」と命名された特別な冬だったとはいえ、一転し平野部に雪の見当たらぬ風景に「いったいどっちが『富山らしい冬』なんだろ」。地元育ちの知人は「年明けまで降らないことは結構あるけど、だいたい1月にドカッと来るもんだよ」というが、既に半ばを過ぎた。

 富山地方気象台によれば、富山市の今冬の累積降雪量(15日現在)は31センチ。同日比で平年の3割弱程度、観測史上6番目の少なさだ。「1月にドカッと」も今のところ可能性は低く、太平洋・南米沖でのエルニーニョ現象のため冬型の気圧配置が続きにくく、寒気が入りにくいのだそうだ。

 県内では雪不足のため、今なお営業開始のめどが立たぬスキー場も。暖冬による恩恵も少なからずあるだろうが、雪を待ち望む人々にはうらめしい限りの日々だろう。今冬の行方は、あらためて詳しくリポートしたい。【柳沢和寿】

毎日新聞 2007年1月18日

8片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/03(土) 10:31:24
34人中5人入庁辞退 「売り手市場」の波 県を直撃
知事部局の大卒採用予定 讀賣富山

 県が昨年4月、知事部局で採用予定だった大卒職員34人のうち5人が入庁辞退していたことが2日、分かった。全職種(警察官除く)での受験者数も602人と、前年の829人、前々年943人から激減している。県は、売り手市場とされる雇用情勢の波をまともにかぶったとみており、就職希望者に対する個別説明会を昨年末から始めるなど、職員確保に向け、補強策に取り組み始めた。

 「県の施策を知らなくても試験では不利になりません」「職員住宅は申し込めば入れますが、少々古いですよ……」

 富山市新総曲輪の県庁東別館4階で2日、県人事委員会事務局職員の熱心な説明が繰り広げられた。

 説明を聞いたのは、県出身で、現在は首都圏でシステムエンジニアの仕事をしている男性(29)。6月の試験に向け、県の個別説明を申し込んだ。

 1時間半の説明後、職員は男性を連れて庁内を回り、男性が興味を持っていた情報政策課などを訪れて熱心な案内を続けた。

 同委事務局は昨年12月25日に、初めて個別説明会を始めた。すでに参加者は約40人に上る。

 これまでは県内の大学などでしか説明会を開いてこなかったが、昨年の大量辞退を機に、同委事務局は個別説明会の試行を決めた。石崎敏秀・任用課長は、「県庁内の仕事を具体的に知ってもらい、受験増や辞退減につなげたい」と狙いを語る。

 「民高官低」の傾向は、県だけにとどまらない。富山市では、今年4月採用予定の行政職(大卒)37人中7人が辞退を告げてきた。市職員課では「前年は22人中2人しか辞退がなかったので、本当に驚いた」と話す。受験者数も、これまでの200人超から178人に減少。高卒などの一般事務職も8人中5人が辞退したという。高岡市でも、4月採用予定の全職種46人のうち10人が辞退した。

 県労働雇用課が県内企業約100社を対象に行ったアンケートでは、来年4月採用に向けて「採用を増やす」とする回答は45%。県は、景気回復に伴う「売り手市場」が進展しているとみている。

 2007年度以降は、団塊世代の大量退職に備え、採用数増を考えている自治体もある。同委事務局は、個別説明会を2月中旬まで試行した上で、様子を見ながら、「必要であれば、来年度以降も実施していきたい」と話している。

(2007年2月3日 読売新聞)

9片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/08(木) 22:07:52
架空出資で数億詐取か 元保険外交員の女
2007年02月08日
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20070208/2938.html

 県西部に支店を持つ生命保険会社の元外交員の女が、顧客に架空の出資話を持ち掛け現金をだまし取った疑いが強まり、南砺署は七日までに詐欺容疑で立件する方針を固めた。県西部を中心に数十人の被害者がおり、被害総額は数億円に上るとみられ、関係者から事情聴取を進めるなど詰めの捜査を急いでいる。近く強制捜査に乗り出す方針。

 保険会社によると、女は平成十七年五月、架空の年金契約で顧客から十万円をだまし取ったことが発覚し、懲戒解雇となった。その後も保険外交員と偽って顧客と接触を続け、「高利回りの商品がある」などと架空の出資話を持ち掛けて現金をだまし取っていたとみられる。

 昨年十一月に顧客から苦情が寄せられ、同社は昨年末に顧客らに文書を配布し注意を呼び掛けていた。

 南砺署は七日までに被害者からの被害届を受理。女は「高利の配当が得られる」などと架空の話を持ち掛けて顧客を勧誘。受け取った現金の一部を利息金などの名目で返す手口で信用させ、出資者を集めていたとみられる。県西部を中心に被害者は数十人、被害総額は数億円に上るとみて調べている。

10片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/18(日) 09:15:07
砺波・南砺、1市1消防署体制に再編 讀賣富山

 砺波、南砺両市の砺波広域圏事務組合管内の消防体制を見直し、2009年10月に「1市1署」を基本とする再編案がまとまった。15日の同事務組合議会全員協議会で示されたもので、砺波市般若地区に庄東出張所(仮称)を新設することも盛り込まれた。

 現行では、広域圏消防本部の下に砺波、福光、福野、井波庄川、城端の5署を配置。福光署に上平出張所、井波庄川署に利賀分遣所がそれぞれ属する「5署1出張所1分遣所体制」となっている。

 これに対し、同組合の再編案は、既存施設を生かしながら、「2署1分署4出張所1分遣所」とする計画。消防本部の下に地域の拠点となる砺波、南砺(福光)の2署を設けたうえ、砺波署の傘下として庄東出張所を新設する。一方、南砺署は福野分署に加えて、井波庄川、城端、五箇山(上平)の3出張所、利賀分遣所を傘下とする予定。

 再編が実施されると、消防車両の配置は現行の44台から将来は38台に減り、人員は1人増の148人となる。2011年度以降は、出張所などの統廃合を進め、人員の削減を図る方針。

(2007年2月18日 読売新聞)

11片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/20(火) 14:31:36
「城下町高岡」を選定 美しい日本の歴史的風土100選
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20070220/3162.html

 古都保存財団(東京都千代田区・平山郁夫会長)が公募していた「美しい日本の歴史的風土百選」に、県内から、高岡市の古城公園を中心とした「前田家城下町の遺産」が選ばれた。富山市の「富山城址、八尾町の町並み」、砺波市の「砺波平野の散居村」は準百選に入った。

 高岡の城下町遺産は、加賀藩二代藩主前田利長が築いた県指定史跡・高岡城址(古城公園)を中心に、国宝瑞龍寺や、国指定重要伝統的建造物群保存地区・山町筋の土蔵造りの町並み、高岡鋳物発祥の地・金屋町の町並みなどで構成。歴史的意義や集積、保全活動の観点から審査し、城下町のたたずまいを残していることが評価された。

 古城公園は「日本百名城」「桜名所百選」「日本の都市公園百選」「日本の歴史公園百選」「よみがえる水百選」にも選ばれている。

 歴史的風土百選には全国から六百九十八件の応募があり、選定委員会(委員長・高階秀爾東京大名誉教授)が選定した。世界遺産枠として南砺市などの「白川郷、五箇山の合掌造り集落」が選ばれた。

12片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/20(火) 14:32:27
店に車突っ込む、客2人けが 婦中のファボーレ
2007年02月20日
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20070220/3161.html

 十九日午後一時四十分ごろ、富山市婦中町下轡田のショッピングセンター「ファボーレ」の北側入り口に、同市の男性会社員(60)の乗用車が突っ込み、買い物客二人が軽いけがをした。

 八尾署によると、店内にいた同市の無職男性(59)と妻(56)が、乗用車が吹き飛ばした入り口ドアのガラス片で、頭に切り傷などを負った。男性会社員は買い物帰りで、駐車場を出る際にアクセルとブレーキを踏み間違えたという。

 現場は乗用車のエアバッグが作動した際に出たとみられる煙が立ち込め、「煙が充満していますが心配ありません」との館内放送が流れた。現場のそばにいた男性従業員は「車がものすごいスピードで進みドアを破った。三十キロ以上出ていたのではないか」と驚き、女性従業員は「『バリバリ』という大きい音がしたので、地震か爆発が起きたのかと思った」と不安げに話していた。

13片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/21(水) 16:24:00
富山県警に「捜査実務伝承官」 専門知識、技能を若手に 団塊の世代の大量退職控え
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20070221201.htm

 団塊世代の大量退職時代を迎え、富山県警は新年度、退職した警察官を再雇用し、長年培ってきた技能や豊富な知識を若手警察官に伝える「捜査実務伝承官」を配置する。供述調書など捜査書類の作成を指導するほか、懸念される捜査力低下の防止に向けて若手の早期の戦力化を図り、悪質犯罪への現場での対応力を強化する。県当初予算案に「総合実戦演習」なども含めて七百二十二万円が盛り込まれた。
 捜査実務伝承官は新年度に二人を配置する。捜査部門で長年の実務経験があり、高度な専門知識や技能を持つ警察官を退職後に再雇用する。大量退職に伴い、新規採用する警察官の増加が見込まれるため、指導する側の体制強化を図る狙いもある。

 伝承官は、主に警察学校の初任科生に対して実況見分調書や供述調書、被害届など、警察官が日常的に作成する捜査書類の書き方を指導するほか、捜査に当たっての心構えも説く。

 県警では、二〇〇六年度以降の十年間に、警察官約千九百人のうち四割近くが退職する見通しとなっている。経験が少ない若手警察官が増えることが予想され、多様化する犯罪に毅然(きぜん)と立ち向かう「強い警察」を維持するうえで、豊富な知識と優れた技能を有する後継者の育成が急務となっている。

 さらに、〇九年五月までに、殺人や放火など重要事件の審理に国民が参加する裁判員制度が実施される。県警では、裁判員に分かりやすく、裁判の迅速化にも対応する書類の作成能力を高めることが不可欠として、退職警察官を積極的に活用することにした。

14片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/07(水) 08:28:35
高岡の総合斎場 本体工事発注 今議会で議決困難に
砺波市の理解なお得られず 讀賣富山

 高岡市の橘慶一郎市長は6日、3月定例市議会の代表質問に答え、懸案の市総合斎場建設問題について「中断している本体工事の発注手続きについて、定例会の会期中に一定の方向性を示せるよう一層努力する」と述べ、最終日の22日までに決断する考えを明らかにした。しかし、砺波市側の理解はまだ、得られておらず、手続き再開を決めても今議会で契約に必要な議決を受けるのは困難な見通し。

 総合斎場は同市戸出西部金屋地区で計画されており、昨年12月、本体工事関連の発注手続きが開始された。しかし、隣接する砺波市の市民や安念鉄夫市長らからの申し入れで、見積もりに必要な縦覧開始以降の手続きが中断している。

 着工の遅れに危機感を持った高岡市議会側は、2月の臨時市議会で、「総合斎場建設の年度内着工を求める決議」を可決し、橘市長に一つの期限を示して決断を迫っている。

 市契約検査課によると、通常、縦覧を開始し、入札・仮契約までには18日間が必要。また、本契約には、市議会の議決が必要という。

 本体建築工事と関連工事計4件の工事発注手続きでは、入札参加者の決定まで終わっている。当初は、縦覧開始が1月4日からで、入札は同22日の予定だった。

(2007年3月7日 読売新聞)

15片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/15(木) 10:57:41
球春へ出番待ち 福光でバット製造ピーク
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20070315/3590.html

 プロ野球のオープン戦が盛り上がりを見せる中、木製バットの産地、南砺市福光地域では、生産がピークを迎えている。暖冬を受けて一般用の出荷は例年より早まっており、年明けから生産業者は忙しい状況が続いている。

 同地域にはバット生産業者が五、六社あり、全国シェアの四割近くを占める一大産地だ。

 二、三月は一年分の三分の一を売り上げる繁忙期。中日の福留、阪神の金本、ソフトバンクの多村選手ら有名プロのバットを作る太平BAT製作所(同市福光)では、粗削り、乾燥、選別検査、成型、研磨、塗装など各工程で、従業員十五人が作業を進める。

 コンピューター制御の加工機によって精巧で、均一のバットを量産できるようになったが、高い精度が求められるプロ用は、一般用の三倍時間がかかるとあって機械はフル稼働だ。

 速球、多彩な変化球と幅広く対応するため、プロ用は操作性の良いバットが好まれる。工場長の本居和幸さん(48)は「最近は、ヘッドが太めの直径六五ミリ強、総重量が九百グラムと軽いタイプの要望が多い」と話している。

16片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/04(水) 09:45:30
米騒動再評価へ勉強会、魚津で15日から 讀賣富山

 大正期の「米騒動」の発祥地と呼ばれる魚津市で、地元の有志が勉強会を設立し、「歴史の再評価」に取り組んでいる。「当時の内閣を倒した」などの物騒な印象もある米騒動だが、勉強会では「民主主義や女性解放の原点」と改めて評価し、15日から連続講座を開く。勉強会では「歴史を掘り起こし、再発見する場としたい」としている。

 勉強会の正式名称は「米騒動を知る会」(慶野達二会長)。地元のガス会社社長を務める慶野会長が昨年夏、市内で友人らと食事会をした際、米騒動のことが話題となった。ところが、「ここで米騒動があったの?」と驚く声もあって、慶野会長らが有志で郷土の歴史に光を当てる試みに取り組もうと同年10月に同会を発足させた。

 米騒動が起きたのは1918年7月23日。米価高騰に苦しむ漁民の主婦ら数十人が、魚津市本町地区にある当時の十二銀行(北陸銀行の前身)の米蔵前に集まり、北海道に向かう輸送船に米を積み込む作業を阻止しようと騒ぎになった。その後、「越中女一揆」と紹介され、全国的な騒動に広がったとされている。

 メンバーは郷土史研究家らに話を聞いたが、調べるうちに驚いたのは、文献や記録などの当時の資料が意外なほど少ないこと。

 慶野会長によると、当時の地元では「騒ぎを起こした」とのマイナスのイメージもあり、米騒動に参加した女性たちが証言を残すことを控え、そのまま鬼籍に入ることも多かったという。

 しかし、勉強会で調べるうち、近年では、漁師町の貧しい母親たちが立ち上がった米騒動に対し、「日本の民主主義や女性解放の出発点」と評価する意見も多いことがわかった。このため、地元でも視点を変えて米騒動を見直す機会を作ろうと、今回、連続講座の開催を計画したという。

 慶野会長は「米騒動の当時の日本の状況を調べると、貧富の格差が広がり、庶民の生活は貧しく大変だった。社会の矛盾と闘った女性たちの存在を再評価したい」と話している。

 連続講座の記念講演は15日午後7時から魚津市本町の大町公民館で。問い合わせは、事務局の森のゆめ市民大学((電)0765・31・7002)へ。

(2007年4月4日 読売新聞)

17片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/26(木) 11:19:13
4委員会を新設 富山経済同友会総会 中尾代表幹事は再任
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20070426303.htm

  富山経済同友会の定時総会は二十五日、富山市の富山全日空ホテルで開かれ、代表幹事に中尾哲雄氏(インテックホールディングス会長)を再任、新副代表幹事に高木繁雄氏(北陸銀行頭取)と新田八朗氏(日本海ガス社長)を選任した。新年度に四つの委員会の新設を決めた。中尾氏は総会後の会見で、地域間競争は地域発展にとって重要だが、争いであってはならないとし、「隣県との交流、提携を強めていくべきだ」との見解を示した。
 新たな委員会として、分権型社会にふさわしい自立した地域づくりを目指す「地方民間活力委員会」のほか、陸海空路のネットワーク活用による富山県の地域・産業の活性化策を検討する「新幹線等対策委員会」、さらに「文化・スポーツ委員会」と、同委員会の下部組織の「芸術文化小委員会」を設置した。

 新年度の事業計画では、八月五日にJR高岡駅前を主会場として、金沢、福井、北海道、沖縄、鹿児島、新潟など環日本海の各経済同友会関係者を招き、「たかおか昆布まつり」を開催することなどを決めた。

 役員改選で副代表幹事の桝田敬次郎氏(桝田酒造店会長)と会計監事の金岡純二氏(富山第一銀行頭取)が、特別幹事に就いた。

 新役員は次の各氏。

 ▽常任幹事 多田慎一(第一物産会長)高柳卓三(富山銀行頭取)金尾雅行(富山港湾運送社長)若林啓介(若林商店社長)▽会計監事 酒井正人(富士商事社長)本田百合子(本田会計事務所長)▽幹事 奥野博之(オークス社長)金山宏明(カナヤママシナリー社長)北川敏範(富山エフエム放送社長)木村準(日本抵抗器製作所社長)杉政憲明(杉政貿易代表)千田由美子(アイザック・ユー社長)田中清夫(伏木海陸運送副社長)長谷川達雄(中央薬品代表)濱田昌一(日本海発電社長)藤井久丈(藤聖会理事長)本間比呂詩(オリジン工業社長)増山一雄(増山電業代表)水口益克(ドアメンテナンス代表)翠田章男(トンボ飲料社長)村田充洋(みずほコーポレート銀行富山営業部長)

18片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 09:35:15
富山発「14歳の挑戦」全国へ 教育再生会議、政府に提言
2007年04月27日
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20070427/4423.html

 県内中学生の職業体験「十四歳の挑戦」が二十六日、都内で開かれた政府の教育再生会議(座長・野依良治理化学研究所理事長)の分科会で報告され、五月中にまとめる政府への提言に盛り込まれることになった。各委員は「全国で展開すべきだ」などと高く評価。富山発の地域ぐるみの「キャリア教育」が全国に広がりそうだ。

 十四歳の挑戦は平成十一年度から中学二年生を対象にスタートした。毎年約一万人の生徒が五日間にわたって企業や福祉施設などで仕事に従事する。

 受け入れ先は、北日本新聞社やインテック、富山地方鉄道などの民間企業のほか、警察署や消防署、病院、市役所といった官公庁まで幅広い。初年度は約九百四十カ所だったが、三年目以降は三千カ所を超え、県民の間に定着している。

 自治体による職業体験などのキャリア教育は富山県のほか、兵庫、滋賀両県と京都市で実施されているが、再生会議は十四歳の挑戦が地域ぐるみの取り組みになっている点に注目。事業主体の県教委に事業内容の報告を依頼した。

 会合では県教委が、教員や保護者、受け入れ事業所などで推進委員会を組織していることや、指導ボランティアによる中学生の支援体制を説明。「やりがいのある仕事を見つけた」「父母の苦労を実感できた」といった生徒の声や「子どもたちの頑張りに感動した」などの事業所側の声を紹介した。

 分科会主査の池田守男資生堂相談役は会合後、「地域社会総ぐるみで子どもたちにかかわることが大切。富山では企業、団体が熱心に協力しており、全国のモデルケースになる」と述べた。

 東野宗朗県教育長は「体験を生かす富山型の教育が評価されたのは大変うれしい。十四歳の挑戦が全国に広がっていくことを期待したい」と話した。

▽幼稚園から障害児支援

 政府の教育再生会議は二十六日、都内で分科会を開き、発達障害児に対する早期の支援体制を整備するため、専門の研修を受けた教育コーディネーターの配置など、幼稚園段階からの対策を求めることで一致した。

 分科会の池田主査は「(発達障害児への)支援は教育の多様性を認める出発点だ。小、中学校では進みつつあるが、幼稚園や高校では体系的な指導がされていないのが現状だ。全国ベースで取り組める方策を考えたい」と強調した。

 これから親になる人や乳幼児期の子供を持つ保護者に必要な「親学」を訴える緊急アピールについては、内容の表現などをめぐって分科会全体の意見がまとまらず、引き続き議論することになった。

19片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 09:35:59
ライトレール1周年貸切車両 応募8・5倍、2両増発
2007年04月27日
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20070427/4424.html

 富山ライトレールの開業一周年を記念し、三十日に運行する特別貸切車両「ドリームポートラム」に定員の八・五倍の親子から応募があり、記念事業実行委員会は二十六日、当日に貸切車両二両を増発運行することを決めた。二十六日、富山市城川原の同社で、社長の森富山市長が公開抽選を行った。

 ドリームポートラムは、開業一周年を記念したイベント「Happy! Happy! PORTRAM」(北日本新聞社など共催)の一つ。

 三十日午後一時三十一分に富山駅北から花の装飾を施した特別車両を無料運行する。一周年記念のプレゼントもある。

 二十五組の親子を対象としていたが、市内外から二百十四組の応募があったため、同日の午前九時四十七分発と午後二時十七分発の便も貸切車両として臨時に増発する。それぞれ三十組の親子が乗車できる。

 公開抽選会で、応募はがきを一枚ずつ箱から引き出した森社長は「親子で楽しい時間を過ごしてほしい」と話した。

 開業一周年のイベントは五月六日まで富山市の岩瀬カナル会館や周辺で多彩に行われる。

20片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/28(土) 08:27:14
ボートピア計画再浮上、婦人会が反対の陳情書…砺波 讀賣富山

 砺波市五郎丸で場外舟券売り場(ボートピア)建設計画が再浮上し、同市連合婦人会(西出紀子会長)は、安念鉄夫市長と江守俊光市議会議長に対し、建設反対の陳情書を提出した。市民からは建設に反対する「市長への手紙」がこれまでに約60通寄せられた。

 陳情書の提出は23日。青少年の健全育成や安心・安全な地域づくりが脅かされるなどの反対理由を述べている。

 昨年、持ち上がったボートピア建設計画は、9月市議会で安念市長が反対表明し、地元住民も反対したことから、立ち消えとなっていた。しかし、今年に入って建設話が再浮上し、一部町内会で賛成する動きが出ている。

 安念市長は、27日の記者会見で「ギャンブルを持ち込む施設は、砺波市に不必要だ。地元がそのような(賛成)行動に出ても、5万市民を代表してあくまでも設置に反対する」と、改めて反対の意思を示した。

 国交省は、ボートピア建設には〈1〉地元自治会の同意〈2〉地元市町村長の同意〈3〉地元議会が反対議決をしていない――を前提条件とするよう指導している。

(2007年4月28日 読売新聞)

21片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/10(木) 16:05:03
総合斎場の入札手続きあす再開 高岡市
2007年05月10日
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20070510/4666.html

 高岡市は十日、同市戸出西部金屋で建設を予定している総合斎場について、予定地に隣接する砺波市柳瀬地区から理解が得られたとして、中断している入札手続きを十一日から再開することを決めた。五月末にも入札を行って施工業者を選び、市議会の議決を得たい考え。手続きが整い次第、着工し、平成二十年度中の完成を目指す。

 入札は斎場本体工事に向けた最後の手続き。昨年十二月に入札参加者を募集する公告手続きに入ったものの、砺波市側が「隣接地の住民の了解が前提のはず。入札は着工と同じ」として反発し、年末から中断していた。高岡市は砺波市側に対し、視界を遮へいする建造物を設け、環境整備を行うなどの方針を示し、理解を求めてきた。

 十日までに砺波市側の理解を得られたと判断、手続きを再開する。

 手続きは業者に対する設計書類の開示と見積もりに十五日以上が必要。業者決定後、市議会の議決を得て正式契約し、着工する。

 高岡市内の火葬場は昭和十七年から三十八年に建設され、いずれも老朽化。市は四十七年から新たな総合斎場建設を目指し、候補地が変更された後、平成十年に現在の戸出西部金屋で立地を求めた。予定地は高岡・砺波両市境付近の庄川沿いで、北陸自動車道や高岡オフィスパークに近い。

22片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/11(金) 09:22:54
◎「北國」「北陸」 銀行戦争で貸出金利上がらず 企業や家計に恩恵
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20070511301.htm

 北陸の金融市場を舞台にした北國銀行と北陸銀行の争いが、地元の企業や家計に思わぬ恩恵をもたらしている。し烈な融資合戦により、企業向けの貸出金利は、日銀の利上げ後も低い水準に張り付いたままで、住宅ローンの金利も全国最低水準と言われるほどだ。おかげで信用金庫も低利融資を余儀なくされ、「借り手市場」が続いている。
 「北陸は異常だ。全国平均より0・13ポイントは低いのではないか」。ある政府系金融機関の地元幹部は、北陸の貸出金利の低さにあきれ顔を見せる。「法人向けは大企業の多い名古屋が低くて“名古屋金利”と言われるが、北陸もいずれ“北陸金利”と呼ばれるんじゃないか」。

 日銀金沢支店によると、北陸の地銀六行の貸出約定平均金利(新規ベース)は、直近データの二月が1・631%と、一月の2・035%から大きく下がった。決算期前で「ニッパチ」と呼ばれる二月、八月はもともと資金需要が落ち込む時期だが、前年の二月よりも低い水準にあり、日銀による二度の利上げ後も実勢金利が急上昇していないのは確かだ。 

 その要因とされるのが金融機関による融資競争の過熱だ。特に、北陸三県を「地元」とする北陸銀行の存在が、他の地銀の刺激になっているとの見方が多い。

 「北陸さんからも融資を提案されましたよ」。近ごろ、北國銀行をメーンとする石川の企業からは、こんな話がよく出る。「富山と石川で金利が違う」という話もまことしやかに流れているが、「北國銀行も、富山では逆の立場で同じようなことをしている」と話す金融関係者もいる。

 なかでも、激戦区とされるのが、コマツの関連企業が集積する小松市周辺。業績好調で資金需要がおう盛なメーカーが多く、金融機関には「宝の山」に映る地域という。

 「小松周辺は、企業側も強気だ。利上げ交渉に行っても、すぐ足元をみられる」。ある信金の営業担当者はぼやく。

 かつては、融資先の規模により、地銀と信金ですみ分けていたが、今や、地銀も信金も、さらに、大手行も入り交じっての優良企業の争奪戦となっている。二度の短期プライムレート(貸出優遇金利)の引き上げも、交渉が難航しているのが実情だ。

 北國銀行は、事業承継やM&Aを担当する本店の専門部隊を四月から増員し、「融資プラスアルファ」の提案営業を強化した。「金利競争だけでは、消耗戦になる」という危機感が北陸の金融業界に漂っている。  

 同じことは、住宅ローンを中心とする個人向け融資の分野でも起きている。

 四月に住宅金融支援機構の北陸支店長に就いた前田克彦氏は驚く。「十年もので、こんなに低い金利で出して、利ざやが取れるのか」。

 同機構の住宅ローン「フラット35」は最長三十五年間、金利が一定で、金利上昇局面には強い商品のはずだが、北陸では伸び悩んでいる。前田氏は、その要因の一つに、北陸の地銀による十年固定の金利競争の激しさを挙げる。

 もちろん、金融機関が低金利を競い合う展開は、利用者には大歓迎だ。住宅メーカーからも「『もうすぐ金利が上がりますよ』という営業トークがずっと使える。地価も下げ止まってきたので、あと少し、低金利が続いてほしい」との声が漏れる。 

 北陸の貸出金利の頭を押さえている地銀バトルについて、地元の金融関係者はこう指摘する。「メガバンクの一本釣りは一過性のものと割り切れるが、北陸銀行は三県それぞれの地域に多くの店舗を持つだけに、他の地銀、信金にとって怖さが違う」。

 十日、石川県庁知事室を訪れた北陸銀行の高木繁雄頭取。谷本正憲知事に能登半島地震の義援金を渡して退室後、記者団に石川への思いを語った。「地元銀行という意識で、もっともっと地域に根を張って取引を広げていく」。

 「石川が創業の地」を掲げ、創業百三十周年を機に攻勢を掛ける北陸銀行に対し、「石川に本店を置く唯一の銀行」として負けられない北國銀行。九日、石川県と連携した子育て支援預金が完売し、五十億円分を追加募集すると発表。一部で「北北戦争」とも呼ばれる地銀バトルは、「地域貢献」の分野でも、激しさを増している。

23片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/12(土) 11:21:24
「いなみ八文字焼」中止 八乙女山斜面崩落続き
2007年05月12日 富山北日本
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20070512/4706.html

 南砺市は、井波地域のお盆の風物詩として親しまれてきた「いなみ八乙女山八文字焼」を今年から取りやめることを決めた。昨年に崩落した八乙女山山腹の斜面の火床施設を復旧することが困難なためで、清都副市長は十一日に井波庁舎で開かれた井波地域審議会で「やむを得ず、中止したい」と説明した。 崩落は「八」の二画目に当たる右側で発生した。

 昨年のお盆は開催を望む地元の声が強かったため、まきを燃やす火床を使わず、電球を代用して「八文字焼」を再現した。

 その後、土質調査を行い、今月上旬にも現地を確認したが、崩落は止まっておらず、不安定な状態が続いている。

 市は▽約一千万円かけて火床を復旧しても再び崩落する可能性がある▽治山事業を行う場所でのイベント再開は好ましくない▽ほかに適地がない−などの理由で、中止を決めた。

 「八文字焼」は旧井波町の開町六百年を記念して平成二年から昨年まで毎年八月十六日に行われた。同日に打ち上げる花火とともに、住民に親しまれ、北日本新聞社が共催してきた。

 清都副市長は「関係予算は『寺のまちアートinいなみ』などの充実に活用し、井波地域の活性化を図りたい」と理解を求めた。

 花火の打ち上げは、日程変更などを検討して継続する。

 審議会委員は「夜間に危険な斜面で作業するのは適当でない」「残念だが仕方がない」などと意見を述べ、了承した。

24片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/22(火) 08:27:45
富山県内の建設業者「脱公共事業」で結束 農業、介護やリサイクルなどの可能性探る 来春フォーラム開催
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20070522204.htm

 公共事業の削減などで経営環境が厳しくなっている建設業界で、富山県内の若手経営者が中心となり、新ビジネスへの可能性を探る全国組織「建設トップランナーフォーラム」を結成した。公共事業からの自立を狙いに、農業や介護、リサイクル事業などに進出する構想が上がっており、来年春には県内で同フォーラムの会議を開き、経営の多角化で活路を見いだす。
 公共事業費については、今年度は国全体で六兆九千四百七十三億円と前年度比3・5%減、富山県も今年度当初予算で九百九十六億円と、ピーク時の一九九六年度の約55%にとどまっている。

 さらに、談合防止の観点から一般競争入札の対象が拡大し、大型物件については大手が安値で受注するなど、競争が激しさを増している。

 同フォーラムは、昨年七月に東京で開かれた日本青年会議所(JC)の事例発表大会をきっかけに、富山県内のJC会員らでつくる「越の国建設クラブ」などの関係者が結成を呼び掛け、昨年十二月に組織化された。

 産学官が連携した取り組みを探るため、国や県の担当者、大学教授が加わり、環境ビジネスと森林再生、地域づくり、アグリビジネス、新しい発想ビジネスの五部会ごとに年数回の学習会を開くほか、年一回の全体会を開催する。

 昨年十二月に札幌市で開いた初会合では、松島工業(高岡市)が県内の四社とネットワークを作り同一ブランドで商機を拡大していることや、高岡不動産センター(同)が市街地などの古い建物を再開発した事例が発表された。

 今年度は七月二十六、二十七日に東京で第二回の全体会、来年春には富山県内で部会を開く。フォーラムの監事を務める高岡不動産センターの武佐和夫専務は「建設業の特性を生かして地域を活性化させるため、学習を重ねていきたい」としている。

25片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/26(土) 15:33:57
南砺市の7商工会 6月7日に合併協議会発足
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20070526201.htm

 富山県商工会連合会の通常総会は二十五日、富山市の県中小企業研修センターで開かれ、あいさつで石澤義文会長は、合併に向けて準備を進めてきた南砺市内の七商工会が六月七日に合併協議会を設立すると明らかにした。
 石澤会長は、富山市北部の三商工会が今秋、高岡市の三商工会が今年度中に合併協議会を設立、射水市の四商工会は来年四月に合併することなど、各地の商工会合併に向けての状況も報告した。また、商工会と商工会議所の合併に関しては、全国商工会連合会の方針に反しているとして「遺憾だと思う」と述べた。

 総会では、昨年度事業報告、決算承認に続き、理事に県商工会青年部連合会の笹木隆司会長を選任した。

26片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/01(金) 11:56:46
中学校選択制 「学区外枠」7月にも
2007年06月01日 朝日富山
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000000706010003

 富山市教育委員会は31日、08年度から市立中学校で導入する学校選択制の実施要綱を決め、公表した。県内で公立小中学校での学校選択制を導入するのは富山市が初めて。市教委は選択制の効果として「自ら希望した中学校へ進学することで、中学生活への自主的、主体的な心構えが育つ」としている。


 富山市の学校選択制は、市内の小学6年生が市立中学校全26校から入学したい学校を選ぶ。住所で決まる学区内の中学校を希望する場合は確実に入学できる。学区外の中学校への入学については、各中学校ごとに受け入れの人数枠を設定。希望者が受け入れ枠を超える場合は抽選する。


 各中学校ごとの学区外からの受け入れ枠は、7月下旬にも公表する予定。小学6年生の進学希望校の申請に先立ち、各中学校は授業、部活動の公開や学校説明会を9月17日と10月13日に一斉に開く。その後11月1日〜9日に、入学希望校の申請書を、通学している小学校に提出する。


 各中学校の入学希望者数と抽選の有無は11月下旬に公表予定で、抽選は12月中旬に行うという。住所地と異なる学区の小学校に通っている児童がその学区の中学への入学を希望する場合や、兄姉が在学している中学校を希望した場合は抽選しなくても優先的に入学できるという。


 抽選で受け入れ枠に入らなかった児童は本来の学区の中学校に入学することになるが、転居などの理由で入学辞退者が出たときの補欠登録は可能だという。補欠の繰り上げは2月中旬に決まるという。

27片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/02(土) 09:38:28
「県の姿勢心がない」富山市長 讀賣富山

 県から富山市へ昨年10月に移管された「らいちょうバレースキー場」(富山市本宮)を巡り、県幹部が「市の負担は減った」と発言したことについて、富山市の森雅志市長は1日の記者会見で、「県の姿勢に心が感じられない」と批判した。赤字続きのスキー場を「押しつけられたとの認識」(市幹部)を鮮明にした形だ。

 森市長が問題にしたのは、5月31日にあった県行政改革推進会議での幹部の発言。県幹部らは「移管に伴う大きな苦情は出ていない」「地権者に支払う地代が引き下げられた」などと移管の利点を強調した。これに対し、森市長は「県の担当者の発言は不満足。苦情は県に届いていないだけだ」などと痛烈に批判した。

 1977年開業の同スキー場は、40億円以上の累積赤字を抱え、施設は市に無償提供し、運営は市が出資する第3セクターが担当することになった。市は4000万円を追加出資したうえ、暖冬による雪不足で、今年2月末までの来客は当初見込みを大きく下回り、「赤字決算は必至」(市観光振興課)。同課によると、「なぜ赤字施設を抱え込むのか」など市民からの苦情が寄せられている。

(2007年6月2日 読売新聞)

28片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/04(月) 23:12:27
ライトレールに感心 中川自民幹事長が富山視察
2007年6月4日 中日富山
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20070604/CK2007060402021495.html

 自民党の中川秀直幹事長が三日、富山市を視察した。全国で初めてLRT(次世代型路面電車)を本格導入した富山ライトレールに試乗し、活性化基本計画が国から全国初の認定を受けた中心市街地を歩いた。

 JR富山駅前の電停「富山駅北」から乗車した中川幹事長は「城川原」までの十数分間、乗り心地を確かめた。「音が全然違う」と走行時の騒音や衝撃の少なさに感心した様子。

 中心市街地では、大和富山店が入居する再開発ビルの隣で工事が進むガラス張りの広場「グランドプラザ」の建設現場やアーケード街を見て回った。三月にオープンした飲食店街「越中食彩にぎわい横丁」では、地元の食材を使ったざるそばに舌鼓を打った。

 視察後は、同市のホテルで石井隆一知事らと懇談。県側は北陸新幹線の整備促進、地方と大都市の間で拡大する税源偏在の是正などを要望した。知事によると、中川幹事長は「しっかり受け止め、党として前向きに検討する」と応じたという。

 JR富山駅前で街頭演説もこなし、同日夕に富山空港から帰京した。 (高橋淳)

29片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/04(月) 23:13:06
祖父出身地 福光で中川氏講演 自民政調会長 後援会が総会
2007年6月3日 中日富山
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20070603/CK2007060302021295.html

 南砺市福光地域にゆかりのある自民党の中川昭一政調会長が二日、叔父の中川義雄参院議員とともに同市のJA福光中央会館で講演をした。

 「福光中川昭一・義雄後援会」の総会に合わせて行われ、会員ら約百二十人が出席した。

 中川政調会長は、五千万件にも上る年金記録が該当者不明となっている、いわゆる「消えた年金」問題で、「年金制度の大きなうみを出す時期に来ている。団塊世代の年金受給を控え、先送りすると大変なことになる」とし、社会保険庁改革への意欲を示した。

 また、自身の後任でもあり、五月二十八日に自殺した松岡利勝前農水相にも触れ、「世界貿易機関(WTO)交渉は六月中にかなり進んでいくかもしれない。その中で松岡さんが突然いなくなることはマイナスになる可能性がある」と話した。

 中川政調会長の祖父で、義雄氏の父でもある中川文蔵氏(故人)が旧福光町の出身となる。義雄氏もあいさつし、中川政調会長への支援などを呼び掛けた。 (飯田竜司)

30片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/09(土) 10:26:53
◎「パノラマ キトキト 富山に来られ」 富山県が25年ぶりにキャッチフレーズ変更
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20070609201.htm

 「いい人いい味いきいき富山」に代わる富山県の新しい観光キャッチフレーズが八日、「パノラマキトキト富山に来られ」に決まった。新たに設けた海外向けのキャッチフレーズには「Toyama:WhereJapangoestorelax!」が採用された。
 現在のキャッチフレーズは、一九八二(昭和五十七)年から使われており、見直しは二十五年ぶりとなる。選定にあたっては、国内向け二千六百九十六点、海外向け四百二十点の応募作品から最優秀作品を選び、一部、文言を追加した。八日、富山市の県民会館で開かれた新キャッチフレーズ等選定委員会で決まった。

 新キャッチフレーズは、最優秀に選ばれた山本和弘さん(49)=東京都港区=の「“ パノラマ、キトキト”富山”」に、誘客を訴える富山弁の「来られ」を加えた。今後、県内外のデザイナーによる指名コンペを行い、七月下旬の第三回選定委員会でシンボルマークを決める。

 海外向けのキャッチフレーズは、ダニエル・レイナーさん(24)=射水市=の作品で、「富山:日本人が癒やされるところ」を意味し、完成度の高い仕上がりとなった。

 選定委員会の渡辺康洋座長(富大芸術文化学部教授)から報告を受けた石井隆一知事は「富山県のイメージが出ていて、とてもいい」と述べた。

31片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/15(金) 12:01:19
富山市、納税通知に誤表記 テスト・照合不十分
2007年06月15日 富山北日本
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20070615/5369.html

 富山市は十四日、市民税・県民税の納税通知書のうち、納税対象者と口座名義人が異なるケースの七千四百六十三通で、口座名義人の欄に納税対象者を誤って表記していた、と発表した。

 市民税課によると、納税通知書は、事業主や年金生活者らを対象に八万九千五百八十七通を十二日に送付した。うち口座振替用は四万五千二百四十通を送った。口座を子どもや親、配偶者の名義にしているケースなどで、口座名義人と納税対象者が一致しない場合にも、一律に納税対象者名で記入した。

 市では本年度から、市民税・県民税や固定資産税などをコンビニエンスストアで納めることができる仕組みを取り入れた。これに伴い、従来より大きなサイズの通知書に切り替えるため、インテック(富山市牛島新町、金岡克己社長)に印字プログラムの変更を委託した。この際の同社のテストが不十分だったことに加え、同社と市で行った口座名義人と通知書の表記の照合も不十分だったことから、今回のミスにつながったとした。

 ミスは十三日に市民から「口座名義人欄の名前が違う」との指摘を受け発覚。市は十五日、誤った表記で送付した市民におわびの文書を送るとともに、今後、口座振替者全員について印刷ミスがないか照合できるシステムを開発する。浦山財務部次長は「多くの納税者に迷惑をかけた。ミスを検証し、再発防止を徹底したい」と述べた。

 県内では、十八年七月に富山、高岡、砺波、射水の四市で、ファイル交換ソフト「ウィニー」を介し、業務委託先のインテックから個人情報を含むデータがインターネット上に流出する問題が発覚。今年五月には、同社のプログラムを使った高岡市の健康診査受診票で、輸血を受けていないのに「輸血を受けたことがある」と誤って記し、送付される問題が起きた。

▽インテックまたミス

 富山市が発送した市民税・県民税の納税通知書のうち、七千四百六十三通で誤表記が見つかった問題は、インテックのプログラムミスが原因だった。同社は十四日、「ミスが続き、深刻に受け止めている」とし、品質保証の専門チームをつくり、ミス防止に組織的な対応を取る方針を明らかにした。

 専門チームの立ち上げ時期や規模は、これから具体的に詰める、としている。

 同社は富山市の委託を受け、五月にプログラムの変更作業を行った。変更後、サンプルの印刷テストをしたが、納税対象者と口座名義人が異なるケースまでは確認せず、欠陥を見抜けなかった。

 誤った納税通知書の再発送などに必要な費用は、富山市と協議した上で、同社で負担するとしている。

 この日は金岡社長と森田俊明執行役員常務が市役所を訪れ、杉原副市長に謝罪した。

32片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/23(土) 15:16:27
危機感を強め提言 市に砺波商議所
2007年06月22日
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000000706220003

名古屋―高岡間、高速バス開設「通過都市になるな」


 東海北陸、能越道の全通や延伸で単なる通過都市にならないで、と砺波商工会議所(高野利男会頭)が21日、砺波市に、交流人口拡大策の抜本的な強化を求める提言書を出した。高岡市が先行する名古屋―高岡間の高速バス路線開設の取り組みに対し「本来の起点はこちらに」と訴えるなど危機感を強めている。


 提言書は、来春の東海北陸道の全線開通で期待される交流拡大に向け、官民一体の取り組みの必要性を強調。高岡市が能越道の延伸や北陸新幹線新駅の開設などを生かした「交通基点都市」づくりで先行しているとし、北陸道のインターや能越道とのジャンクションを抱える砺波市の積極的取り組みを求めている。


 早急に取り組む課題として(1)東海地域での砺波広域圏の物産展開催(2)長距離バス路線と停留所の整備などを掲げた。


 同商議所は毎秋に市へ政策的な要望を出しているが、会員企業などからは「東海地域への働きかけはチューリップフェアだけでは不十分。このままでは通過都市になるだけ」との声が多数寄せられているという。


 東海北陸道は当初、砺波市が積極的な建設運動を進めた経緯があるが、全線開通が間近になってからは影が薄いという。


 今後、中部国際空港につながるルートの整備構想も伝えられ、同商議所は「今の関西空港より、かなり利便性が向上し利用者が急増する可能性もあるので本格的な取り組みが必要」としている。


 高岡市では5月、中京圏への直通バス路線開設への支援策などを研究班がまとめ、検討を進めている。


 同商議所は「このまま名古屋―高岡間が開設されると、途中の砺波地域での停留所の開設は困難になる」と不安感が高まっている。

33片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 07:32:45
決め手欠き「勝ちきれない」 ケータイ三国志、一進一退 北陸の各社、シェア争い
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20070815301.htm

 北陸の携帯電話会社のシェア争いが激しさを増している。番号継続制の導入以後、大手三社は、新端末の投入や割引制の導入でしのぎを削るが、かえって違いが分からなくなったとの見方も。決め手に欠き、どこも勝ちきれない「ケータイ三国志」の攻防は、真っ盛りの夏商戦ではたして動くのか。
 「来月はどこがトップか、まったく予想がつかない」(関係者)。

 北陸では番号継続制の導入以後、KDDIau北陸支社が七カ月連続で純増数で首位を保ち、一人勝ち状態が続くかに見えた。しかし、五月にNTTドコモ北陸、六月にソフトバンクモバイル北陸支店が首位を奪ったかと思えば、七月には再びKDDIau北陸支社が返り咲き、一進一退の状態が続く。北陸の三社のシェアは七月末現在で、ドコモ52・4%、au27・5%、ソフトバンク20%となっている。

 低料金を売りにしたソフトバンクが参入して以後、シェア争いの主戦場となったのは「料金プラン」だ。

 七月中旬、思い切った割引サービスを打ち出したのはau。二年間継続使用の契約をすれば、一年目からでも基本使用料が半額になるという内容だった。

 しかし、他社のサービスに二十四時間以内に対抗策を提示すると宣言しているソフトバンクが即座に反応し、同様のサービスを発表。七月末には、ドコモも続いた。

 結局、一年目から基本使用料が半額となるサービスを各社横並びで扱うことになり、使う年月が長くなるほど優遇されるという料金による「顧客囲い込み」の手段そのものが消えたのである。

 一方、料金以上に「格差」があるといわれたハード面でも、後れを取っていたソフトバンクが今月一日、基地局を目標の四万六千カ所に増やし、違いがなくなった。同社は「通話品質でも他社にひけをとらない」(広報担当者)と自信を見せる。

 さらに、他社より見劣りしていた端末の機種のラインナップについても、ソフトバンクが夏商戦にめがけ、十三の新機種を投入。シェアで先行する二社を追撃できる体制を整えている。

 関係者からは「料金プランも機能も同じなら、消費者が同じ携帯をずっと使い続ける理由が無い。乗り換えやすくなったのではないか」との見方が出ている。逆に、「サービスが同じなら、他社に乗り換える理由が見当たらない」との声も上がっている。

 実際、割引サービス「ホワイトプラン」シリーズなどをてこに、全国ではソフトバンクが三カ月連続で純増数トップに立つ快進撃を見せているが、北陸では、堅調に推移しながらも突き抜けきれないでいる。

 その理由についてソフトバンク北陸支店は「うちは量販店での販売が強い。比較的、量販店が少なく、ショップが中心となっている北陸では販売の伸びが弱い」と、北陸の特殊事情を説明する。

 さらに、「保守的」な土地柄が影響しているとの見立てもある。「ドコモには、NTTの公社時代からの信頼と安心感があるのではないか。だから、他地区ほど顧客が離れない」。ある業界関係者はこう指摘する。

 全国的には劣勢のドコモだが、こと北陸では番号継続制の導入後の乗り換えも「予想していたよりもはるかに少なかった」という。

 各社は値下げの応酬によるシェア争いを展開する一方、「消耗戦は本意ではない」(関係者)というのが本音のようだ。そこで各社とも独自のサービスを展開し、他社との違いをつけることを模索し始めている。

 NTTドコモ北陸は、他社に乗り換えた顧客が再びドコモに戻ってきた場合、解約から百八十日以内なら、以前と同じメールアドレスを使える。番号継続制の導入以後、流出した顧客を奪い返すのが狙いだ。

 ソフトバンクモバイル北陸支店は、弱点とするショップ販売の強化を急ぐ。客の待ち時間を減らすため、カウンターの数を大幅に増やし、研修を行うなどして店員の接客技術を向上させる。

 KDDIau北陸支社は夏商戦で携帯端末向け地上デジタル放送「ワンセグ」の対応機種を多数投入し、「七月の純増数増加をけん引した」(北陸支社)という。八月に入ってからもカメラ機能に特化した新機種を投入するなど、今後も開発力で他社に差をつけたい考えだ。

 とはいえ、市場が成熟し、料金プランでも、端末の機能でも大きな違いを出せず、三つ巴の戦いは、手詰まり感が漂っているのが実情だ。

 正攻法でぶつかり合い、こう着する戦局を変えようと、どこかが奇襲を仕掛けるのか。市場の注目はその一点に絞られている。

34片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/22(水) 08:25:21
木彫の里で全国サミット 南砺・井波
産地の垣根越え25、26日 讀賣富山

欄間を彫る井波彫刻の職人で現代の名工の野村清宝さん(南砺市井波で)

 全国の木彫職人が一堂に会する「全国木彫サミットin井波」が25、26の両日、木彫の里として知られる南砺市井波の瑞泉寺で開かれる。伝統工芸が低迷するなか、産地の垣根を越えた交流で、木彫文化の振興を図る考えだ。

 主催は、南砺市の井波彫刻協同組合が中心に組織する実行委員会。サミットの趣旨に賛同した神奈川県の「鎌倉彫(かまくらぼり)」や岐阜県の「一位一刀彫(いちいいっとうぼり)」の職人、兵庫や北海道の木彫家らが参加する。パネルディスカッションや各地の職人による彫刻実演、作品展示なども行う。

 伝統的工芸品産業振興協会(東京)によると、「産地が声を上げ、産地で全国の職人を集めて会合を開くのは初めてではないか」としている。

 南砺市の井波地区は、230年余りの歴史を誇る「井波彫刻」の産地。約130人の組合員をはじめ、弟子などを含めると200人以上の木彫職人がいる。井波彫刻は寺社彫刻に始まり、明治以降は欄間や獅子頭、置物などを中心に生産してきた。

 ただ、住宅の洋風化や安価な外国製品の流入で、井波彫刻の売上額も1995年度の約20億円をピークに、近年は約10億円に低迷。

 国指定の伝統的工芸品の生産額でみても、83年度の5406億円をピークにほぼ右肩下がりに推移し、2005年度には1833億円と4割以下に減少するなど、深刻な状況は全国共通だ。

 そこで、協同組合では、サミットを契機に、全国の木彫産地が共同して東京にアンテナショップを設け、売り上げ増に結びつければと展望を描く。

 協同組合の土田信久理事長は「低迷する伝統産業を打開するには打って出るしかない。職人は閉鎖的になりがちだが、地方だけでなく広い視野で話し合うことで、将来の展望を開くきっかけにしたい」と新たな伝統工芸への“脱皮”を期待している。

 実行委員会は、全国の木彫産地や木彫教室などにサミットへの参加を呼びかけている。問い合わせは、井波彫刻総合会館内の実行委員会事務局(0763・82・5179)。

(2007年8月22日 読売新聞)

35片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/25(土) 18:49:34
県内林道整備に赤信号 残る建設費444億円 讀賣富山

 農林水産省所管の独立行政法人「緑資源機構」の林道整備事業で、県内で造成される計画の約104キロ・メートルが、整備できない可能性が出てきている。同機構を舞台にした官製談合事件により、同機構が廃止され、国は今後の事業主体を地方自治体に移そうとしているが、その場合には県の負担が大幅に増えるという。特に県内の事業は、進ちょく状況が最も遅く、残りの建設費は444億円に及ぶ。石井知事は24日、同省などを訪れたが、国による事業継続には難色を示し、状況に変わりはなかった。

 同機構は、17道県で計2025キロの林道を造成する。富山県内では、富山市(旧大山町)と南砺市、朝日町、岐阜県高山市をつなぐ3路線、計142キロが対象で、1975年度から工事が行われてきた。

 2006年度末現在、全国では65%にあたる1312キロが完成し、17道県のうち岡山、山形では全線が完成した。一方、富山県で完成したのは38キロで、整備率27%は15道県で最低だ。

 県森林政策課によると、38キロの整備に272億円かかったが、県の負担はその16〜17%で、「県にとって極めて有利な仕組みだった」(県の担当者)。

 一方、農林水産省は6月26日、談合再発防止のために設けた第三者委員会で、同機構を今年度で廃止し、来年度から、林道事業は地方への補助事業とすることなどの基本姿勢を提示した。機構が廃止されると、県内の残り104キロを造成するには444億円かかり、県の負担は大幅に増える見込みだ。

 同課は、県内で整備を求める声が依然強いことや、南砺市の旧利賀村と旧平村とをつなぐ開通区間が、冬場の重要な路線になっていることなどを挙げ、事業の必要性を説く。

 このため、石井知事は24日午後、林野庁(東京)の辻健治長官を訪れ、「機構廃止は青天のへきれき。ショックを受けている。地方の財政は厳しい。なんとか国直轄でできないか」と訴えた。

 これに対し、辻長官は、「官製談合を行った機構の存続は難しい」と説明。この前に訪問した小林芳雄・農水事務次官からも同様の意見を言われたという。

 石井知事は要請終了後、「今回の話は、地方に罪がなく、本来なら国の責任で続けるべきだ。今後、議会などと相談していきたい」と話した。

(2007年8月25日 読売新聞)

36片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/05(水) 09:31:26
「故郷大切にした人だった」 瀬島龍三氏惜しむ声

小矢部市の乗永寺の茶室でお茶を味わう瀬島龍三氏(左)、右は大家啓一・前小矢部市長(1987年9月4日、大家氏提供)

 小矢部市出身で、大本営参謀から財界に転身、政府の行政改革にも尽力し、95歳で4日亡くなった元伊藤忠商事会長の瀬島龍三さん。ふるさと富山への思いから、県内政財界との交流を絶やさなかった瀬島さんの死に、多くの関係者が悼んだ。

 「故郷を大切にした人で、まるで、おやじのようだった」。小矢部市の大家啓一前市長(72)は突然の悲報に肩を落とした。20年にわたる前市長の任期中、瀬島さんはクロスランドおやべ計画策定委員などを歴任した。

 酒の席では、ふだん語らない「過去」への思いをにじませたこともある。11年間のシベリア抑留時代に左官をした体験。「千鳥ヶ淵に特攻隊の記念碑を建てたい」と語ったことも。90年代前半のバブル経済崩壊については「予測できなかった。適切な指導ができず残念」と悔しがった。

 県内政界への影響力は大きかった。トナミ運輸会長で高岡商工会議所会頭の南義弘さん(83)によると、瀬島さんは1988年の高岡市長選を前に、南さんに電話をかけ、旧大蔵官僚で国鉄民営化に携わった佐藤孝志さんを紹介。4期16年にわたる佐藤市政誕生のきっかけを作った。

 県への助言機関「県産業構造研究会顧問会議」の顧問も75年度から約30年間務めた。最後の参加となった2005年2月の会合では、「県の経済成長率は」「上海便の進行は」と石井知事に質問を重ねた。その後、体調を崩し、同会議も開催中止に追い込まれた。

 石井知事は今年6月末、東京に瀬島さんを見舞い、「早く元気になってください」と手を握り締めると、瀬島さんはぎゅっと握り返した。知事は「世界的な視野から、ふるさと富山を気にかけてくださった。北陸新幹線(整備)でもご助力いただいた。本当に大事な人を失った」と話した。

(2007年9月5日 読売新聞)

37片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/06(木) 11:32:41
村井衆院議員 国に質問主意書提出へ コンテナ利用販売店問題 讀賣富山

中古車販売店集中地域を歩き、コンテナの設置状況などを確認する村井衆院議員(右)ら(5日午後、射水市西高木で)

 射水市内のコンテナを利用した中古車販売店について、県が「建築物とは断定できない」と判断を先送りしている問題で、村井宗明衆院議員は5日、建築物の定義について詳細な見解を求める質問主意書を、国に提出する考えを明らかにした。

 石井知事は2日に同市で開かれたタウンミーティングで、「判例などから是正指導を行うことは難しい」との見解を示した。一方、神奈川県などの複数の自治体では、建築物として扱い、是正指導・処分の対象とし、建築基準法などの運用が二分されている。

 村井氏は「コンテナは電気や水道も整い、簡単には動かせない。本当に建築物と言えないのか、どんな場合なら建築物になるのか確認し、県への対応を考えたい」と話した。

 村井氏は5日、森田高参院議員や山上正隆、田尻繁県議らと射水市西高木の中古車店集中地域を視察し、コンテナの設置状況などを確認した。地元住民と意見交換し、射水市から取り組みなどの説明を受けた。

 視察後、森田氏は「法解釈が自治体ごとに異なるのは非常に不自然」と、県の対応に疑問を呈した。

(2007年9月6日 読売新聞)

38片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/06(木) 12:26:41
本社に新聞協会賞 高校未履修のスクープ
2007年09月06日
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20070906/7006.html

 日本新聞協会は五日、平成十九年度新聞協会賞に、編集部門で北日本新聞社の「高校必修科目未履修の特報」(代表・高岡支社編集部、笹谷泰記者)など四件を選んだ。キャンペーンなどの企画ではなく、特報(スクープ)で地方紙が受賞するのは、昭和四十五年度の北日本新聞社「黒部市カドミウム公害のスクープ」以来三十七年ぶり。このほか技術部門、経営・業務部門でも三社の受賞が決まった。

 「高校必修科目未履修の特報」は、平成十八年十月二十四日本紙朝刊のスクープ。高岡南高校で受験に必要な科目を優先して世界史の授業を行わず、学習指導要領に定められた単位が不足、三年生に卒業できない恐れがあることを報じた。

 笹谷記者が高校を取材したほか、西嶋伸一高岡支社編集部次長、社会部の織田浩之部長デスク、黒田哲也次長(当時、現人事部次長)が関連取材とデスクに当たった。

 同日以降、記事を機に全国の高校で未履修が続々と発覚。最終的には熊本を除く四十六都道府県の六百六十三校で、十万四千二百二人の単位不足が明らかになり、校長の自殺者が出るなど社会問題化した。

 安倍晋三首相が教育改革を最重要課題として掲げる中、未履修問題は国の教育再生会議や国会でも論議され、受験に偏重した教育の実態が根底から問い直されることになった。

 受賞理由では「学習指導要領、高校教育の在り方など教育の構造的な問題を問い直すきっかけとなったこの報道は、地道な取材と明確な問題意識により、早急な是正を促したスクープであり、大学入試センター試験の見直しなど教育改革論議を活性化させた」と評価された。

 笹谷記者は「一連の報道が受験偏重の高校教育に一石を投じ、学ぶことの意義について考えるきっかけになったのではないか」と話した。

 北日本新聞社の新聞協会賞受賞は、昭和四十四年度の年間キャンペーン「地方自治を守ろう」、翌年度の「黒部市カドミウム公害のスクープ」に続き三回目。賞が創設された昭和三十二年から、特報で受賞した地方紙は北日本新聞社のみ。今年は編集、経営・業務、技術の三部門に計八十一件の応募があった。

 授賞式は十月十六日、長野市で開かれる第六十回新聞大会で行われる。

39片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/25(木) 11:20:11
中3国語全国1位 全教科区分5位以内 学力テスト
「教育熱心な県民性」裏付け 讀賣富山

 今年4月に43年ぶりに行われた全国学力・学習状況調査の結果が24日、全国一斉に公表され、富山県は小6、中3とも全教科区分の平均正答率が、全国平均を上回ったことが分かった。中3の国語A、国語Bが全国1位になったほか、各2教科8区分のいずれも5番以内の好成績。県教委は「教育熱心な県民性に支えられた学校教育が、高い水準を維持してきたことが実証された」と分析している。

 学力調査は4月24日、全国一斉に小学6年生と中学3年生を対象に実施。県内では、小学校208校の9742人、中学校85校の9447人が参加した。小学校が国語と算数、中学校が国語と数学で、それぞれ知識に関するAと、活用に関するBの計4区分が出題された。

 4つの教科区分に発表された平均正答率と都道府県順位を見ると、小学校では算数Aの85・8%で全国3位。中学校が、国語Aで85・7%、国語Bでも77・0%で全国1位となるなど、高い正答率を記録した。

 県教委小中学校課によると、小学校の算数Aで、特に「数量関係」に関する領域の問題での平均正答率が良かった。中学では、国語Aの「書くこと」に関する領域・評価観点の問題などで平均正答率が高かった。

 調査結果の活用については、学校別の課題などを分析し、有識者や小中学校長らによる「県検証改善委員会」が中心になって検討していく。同委代表の氷見哲正・小中学校課長は、「テストの実施で県内の子供の学習状況を全国と客観的に比較して把握することが可能になった。分析で見えてきた課題を県、市町村教委、保護者などがそれぞれの立場で取り組んでいくことが必要」と話した。

 公表については、市町村の結果は各市町村教委に判断がゆだねられており、富山市と南砺市が公表を決めている。両市教委とも「今後詳しい分析をして公表内容を検討する」としている。

 結果を受け、石井知事は、「都道府県の中でトップクラスという結果を率直に喜び合いたい。今後、本県の課題を明確にして、市町村教委と連携して取り組んでいってもらいたい」とのコメントを発表した。

(2007年10月25日 読売新聞)

40片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/23(金) 01:02:54
南砺市が学力テスト結果公表 NHK富山

ことし4月に行われた全国学力テストについて、22日南砺市が結果を公表し、平均正答率は小学校の全教科で県の平均をやや下回ったものの、小中学校のいずれの教科も全国平均を上回りました。
全国学力テストはことし4月、小学6年生と中学3年生を対象に行われ、南砺市ではおよそ1000人が受験しました。
22日発表された南砺市の結果によりますと小学6年生の平均正答率は、▼国語の基礎的な知識を問うA問題で82.8%、▼知識の応用力を問うB問題で65%、また、▼算数のA問題で84.7%、▼B問題で64.3%と、いずれも全国平均を1ポイントから3ポイント上回りました。

一方、中学3年生の平均正答率は▼国語のA問題が88.9%、▼B問題が、80%でした。
また▼数学のA問題で80%、▼B問題で70%と、それぞれ全国平均を7ポイントから9ポイント余り上回りました。

南砺市の平均正答率を県の平均と比較すると、▼中学3年生は各教科でおよそ3ポイントから4ポイント上回ったのに対して、▼小学6年生ではいずれの教科も1ポイントから2ポイント下回っています。

南砺市教育委員会では結果は概ね良好だとしていますが、梧桐角也教育長は「国からテストの結果を受け取ったのは10月下旬でこどもたちに指導しようとしても今からでは授業時間に余裕がないのでせめて夏休み前に結果を知らせてほしい」と話していました。

全国学力テストの市町村別の結果について公表するかどうかはそれぞれの市町村の判断にゆだねられており、県内の市町村では南砺市のほか富山市が既に公表していますが、そのほかの市町村は公表しないことを決めています。

41片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/03(月) 13:45:51
「かぶらずし」の漬け込み最盛期 南砺市の食品会社
2007年11月30日
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20071130/8611.html

 冬の味覚として親しまれている「かぶらずし」の漬け込みが、南砺市遊部川原(福光)の三和食品(山村一幸社長)で最盛期を迎えている。二十九日も従業員が作業に励んだ。

 かぶらずしは、薄く切り塩漬けしたカブラにサバやブリの切り身を挟み、麹(こうじ)に漬け込んで熟成、発酵させる。歯応えのある食感と程よい甘味が特徴。歳暮商品として人気が高く、これから年末にかけて出荷のピークとなる。

 女性従業員らは、魚の切り身を挟んだカブラを手際良く麹に漬け込み、細かく切ったニンジンで彩りを添えた。山村社長は「今年はカブラが豊作で、いいものが出回っている。新鮮な材料でおいしい商品を作っていきたい」と話す。

 同社は県内や石川県のスーパーや専門店などに出荷。来年三月までのシーズン全体で約二百トンの販売を見込んでいる。

42片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/28(金) 20:06:24
寒ブリ1000本超 氷見魚市場
2007年12月28日
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20071228/9142.html

 氷見市の氷見魚市場に二十八日、寒ブリ千本以上が運ばれた。今シーズン最多で、初の四けたの水揚げ。不漁が続いていただけに、市場は久しぶりに活気にあふれた。

 競りにかけられたのは、氷見沖の灘浦定置漁業組合の定置網に入った約八百本をはじめ、石川県の七尾沖などのブリで、一〇キロ前後のものが次々に運ばれた。市場には競り人の威勢のいい声が響き、仲買人らは久しぶりの大漁に笑顔で品定めしていた。

 競り落とされたブリは主に関東などの大消費地に出荷された。

43片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/28(金) 02:03:47
セブン−イレブン、今秋県内1号店 北陸で200店計画
2008年03月27日

 コンビニ業界最大手のセブン−イレブン・ジャパンは二十六日、今年秋にも県内で一号店を出すと発表した。初年度は二十店舗を目指す。四月からフランチャイズ加盟店の募集を始め、今後三年間で、北陸三県で二百店の出店を計画。既存コンビニ店との競争が激しくなりそうだ。

 同社は全国三十四都道府県に約一万二千店舗を展開している。しかし富山、石川、福井の三県にはなく、消費者や加盟希望業者からの出店要請で進出を決めた。

 同社は限定した地域に集中的に出店する「高密度多店舗出店方式」が特徴で、出店では既存小売店からの業態転換を中心にし、地域に密着した店舗運営を図る。独自の電子マネーサービスや、インターネットを活用した商品の取り置きサービスなども実施する。

 計画によると、初年度は近隣県にある同社の既存の工場と物流センターから商品を調達し、富山と福井で出店。一年後をめどに、石川県内に新工場と物流センターを開設し、稼働に合わせて石川県内での出店を進める。
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20080327/10969.html

44片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/05(土) 00:25:07
限界集落100か所超・・・高齢者のみも23か所
 65歳以上の高齢者が半数以上を占める集落が、県内に少なくとも114か所あることが、県などの調査でわかった。共同体維持が難しい「限界集落」は100か所を超える可能性があり、高齢者だけの集落も23か所に上った。県内でも、人口流出により高齢化が進んでいる深刻さを示した形だ。

 調査は、県内計4279集落のうち、国指定の「過疎地域」や市町村指定の「辺地」など1070集落を対象に、県と県内市町村が昨年9月現在の住民基本台帳などを基に初めて行った。このうち高齢者の比率が50%以上の集落が114か所に上った。

 こうした集落は世帯数が極めて少ないのが特徴。114か所のうち、「1〜9戸」しかない集落は76か所と全体の3分の2を占め、「10〜19戸」は22か所、「20〜29戸」も8か所に上った。県地域振興課は「この3区分に該当する所は『限界集落』の可能性がある」とみる。

 「高齢者比率100%」の集落も23か所に上った。同課によると、そのほとんどが世帯数「1〜9戸帯」の小集落だ。

 市町村別では、高齢者比率50%以上の114か所のうち、富山市が38か所、南砺市が29か所、氷見市と上市町が10か所。富山市では、旧大山町が16か所、旧八尾町が15か所、南砺市では旧利賀村が10か所、旧平村が7か所と目立った。

 同課は「若年層の流出で人口が減り、主にお年寄りが残る小集落の現実がわかった。今後は、各市町村の過疎対策の共有や他県の実例紹介などに努めたい」としている。

(2008年4月3日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20080403-OYT8T00049.htm

45片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/10(木) 01:34:35
城端 アニメでいきいき
2008年04月09日
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000000804090003

県外から続々 「ロケ地」詣で
「true tears」県内地上波でも



 南砺市城端をモデルにした街を舞台に、高校生5人の青春を描いたテレビアニメ「true tears(トゥルー ティアーズ)」の「ロケ地」訪問が、ファンの間で人気をよんでいる。制作したのは、南砺市城端のアニメ制作会社「ピーエーワークス」。県内での地上波放送も8日未明、スタートした。(増田愛子)


 「true tears」は、同名のパソコン用ゲームを下敷きにして、テレビアニメ用に登場人物などを新しく設定した。男女5人の高校生が、恋や夢に悩みつつ成長していく姿を、リアルに描いている。すでに首都圏のテレビ局やCS(通信衛星)放送などでは放映が終了した。


 制作した同社は、人気アニメ「鋼の錬金術師」などの製作に参加した実績があるが、脚本から携わるのは初めて。「地方都市」という設定だけが決まっていたため、同社を訪れた監督が、街並みを気に入った城端を中心に、県内でロケハンをした。


 主人公が歩く場所は、城端の街中や氷見の海岸。曳山(ひき・やま)や麦屋踊りも登場。黒光りする廊下での会話が印象的な主人公の家は、県内の建築家に「富山風」のイメージ図を作ってもらうほどこだわった。「その分、描写に重みが出た」と堀川憲司社長(42)。


 首都圏などで放映が始まった1月以降、ファンが城端を訪れ始めた。ふだん中高年の観光客が多いため、若者が作品に登場する建物などを撮影する姿は、目立ったという。JR城端駅内の観光協会にファンが置いたノートには、滋賀や埼玉などから訪れたファンの書き込みが並ぶ。


 悩み、傷つき、時にずるさも見せる登場人物。堀川社長は「アニメの世界は、まだ等身大の人間を描く作品のニーズは低い」。それだけに、城端を訪れるファンの反応を「色々な楽しみ方をしてくれている」と歓迎する。


 平均年齢26歳の若いスタッフへの刺激という意味も含めて、今後も作品のジャンルにはこだわらず、「『安心して見られる』というブランドを確立させたい」と、堀川社長。原作から携わった作品を制作することが目標だ。


      ◇    


 「true tears」は全13話。BBTで毎週火曜未明に放映。次回放映は15日午前2時からを予定。


商工会盛り上がり
12・13日パネル展


 城端商工会も、「true tears」の人気に盛り上がっている。「地元の人にも作品や制作会社を知ってもらおう」と、開催中の城端しだれ桜まつりにあわせ、12、13日に「旧城端にぎわい館じゃんとこい」(県信用組合横)でパネル展を開く。主人公の幼なじみで今川焼き店の看板娘が焼く「あいちゃん焼き」や、地元の印刷会社が作成した、城端の街並みと「true tears」のヒロイン3人を描いた特製ポスターも千部限定で販売する。同商工会は「アニメのファンにも歴史ある城端の良さや、祭りを楽しんでほしい」と期待する。

46片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/13(金) 02:58:31
南砺市で古道「道宗道」復活へ
未整備の1・3キロ切り開き

 室町時代の僧・赤尾道宗(どうしゅう)が南砺市の五箇山地域から井波の瑞泉寺まで通ったとされる古道「道宗道」を、復活させる取り組みが進められている。市内の山岳関係者や森林組合員らで作る「道宗道の会」(会長=中道伸雄・城端山岳会長)が15日、未整備の朴(ほう)峠から高落場(たかおちば)山頂までの約1・3キロの雑木などを切り開き、標高1000メートル級の尾根道をたどる道宗道が開通する。

 道宗道は、北陸に浄土真宗を広めた蓮如上人の弟子・道宗が創設した南砺市西赤尾町の行徳寺から、同市井波の瑞泉寺に至る約30キロの山道。砺波平野と庄川を隔てる標高約1000メートル級の高清水山系の尾根道で、道宗が瑞泉寺に通うのに使ったとされる。

 ただ、具体的な道宗道は諸説あり、はっきりしないといい、城端山岳会が7年前から言い伝えなどをもとに調査を始め、雑木や草を刈るなど整備を進めてきた。

 開通後は、朴峠から眺望が優れている高落場山、ブナの原生林が広がる大滝山などをめぐる一般向けの登山を検討している。中道会長は「開通すれば、それぞれの体力にあった登山ができる」と話す。

 15日に刈り払いを行う朴峠から高落場山頂までは所々に道の跡が残っているという。道宗道の会では作業を手伝う参加者を募っている。問い合わせ、申し込みは城端観光協会(0763・62・1821)へ。

(2008年6月12日 読売新聞)富山
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20080612-OYT8T00017.htm

47片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/13(金) 12:41:12
候補に江西・穴田氏、県JA中央会長 きょう推薦会議
2008年06月11日

 今月末で任期満了を迎える県JAグループ四団体(中央会、厚生連、全農県本部、全共連県本部)の役員改選は、グループトップの中央会長候補に平成十一年の役員選考以来、九年ぶりに二人の名前が挙がる見通しとなった。役員候補を推薦する富山、高岡、新川、砺波の四地区協議会のうち、十日までに富山地区が現職で二期目の江西甚昇氏(75)=なのはな農協会長=、高岡地区は穴田甚朗氏(66)=高岡農協組合長=の推薦を固めた。十一日に開く役員推薦会議で協議、会長候補を一人に絞り、三十日の総会に諮る方針だが、支持が東西で割れ、結論が持ち越される可能性もある。

 役員推薦会議は県内四地区の協議会から二人ずつ選んだ委員八人と厚生連などJAグループを構成する団体の役員二人の計十人で構成。中央会長一人、グループの共通役員となる理事八人を選考する。各地区は中央会長候補一人と理事候補二人を推薦することになっており、中央会長候補が複数になった場合は話し合いによる調整を行ってきた。

 グループ団体の厚生連、全農と全共連でそれぞれ一人の推薦委員を出せるが、今回は全農、全共連はともに全国組織に統合されていることを理由に委員の出席を見送ることから地区推薦委員の八人、厚生連の一人の計九人で次期役員体制を話し合う見込み。

 先週末、これまで慣例的に会長が務めてきた厚生連の推薦委員は現会長の舘幸男前あおば農協組合長が今月末で退任することを理由に見直しを求める声が一部で上がり、厚生連の経営管理委員会で推薦委員の扱いを協議することになったが、日程的に厳しく、推薦会議当日の十一日しか集まれないことから中央会は九日に予定していた推薦委員の届け出を十一日に先送りした。

 十日現在、推薦候補を出していない新川地区は江西氏を推す方針を固めたのに対し、砺波地区は「当日の議論を聞いて判断する」と態度を明らかにしてない。仮に砺波地区が穴田氏を推し、推薦委員の意見が東西で割れた場合、厚生連の推薦委員の動向が鍵を握る。厚生連の委員見直しを求める声はこうした展開もにらんだ動きとみられる。

 江西氏は「担い手の育成や農家の個別所得補償実現、厚生連の病院経営改善などグループの課題は多く、引き続き取り組みたい」と早くから続投に強い意欲を見せてきた。穴田氏は「現場主義で富山と日本の農政を変えたい」と話し、JA改革については「組合員に貢献できる組織として現在の十七農協を九農協に再編する『九JA』構想の実現を目指す」と意欲を語る。

 高岡地区は今回の役員選考にあたって、会長候補は理事候補と兼ねられない現行ルールの変更を中央会に求めている。穴田氏が中央会長に選ばれなかった場合、理事就任の道を残すのが狙いで、十一日の役員推薦会議前に、中央会長が決まった後に理事候補を挙げられるよう、選考プロセスの変更を求める構えだ。従来ルールと異なる要望は、各推薦委員の判断に影響を与える可能性もある。

 前回十七年、前々回十四年の中央会長選考は江西氏しか名前が挙がらず、役員推薦会議はすんなりとまとまったが、十一年は当時六期目の松井信勝氏と共済連会長だった江西氏の名前が挙がり、三日連続で推薦会議が開かれた末に松井氏の続投が決まった。

 過去二回の中央会長選考で取り上げられた「七十歳定年制」は今回、既に中央会の役員懇談会で導入見送りを確認しているが、選考協議の行方によっては導入議論が再燃することが考えられ、日を改めて再協議する事態も想定される。(寺田幹政治部記者)
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20080611/12500.html

48片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/13(金) 12:41:42
県JA中央会長に江西氏再任 副会長に穴田氏
2008年06月12日

 今月末で任期満了となる県JAグループ(中央会、厚生連、全農県本部、全共連県本部)の役員改選で、グループトップの中央会長らを決める役員推薦会議は十一日、富山市の県農協会館で開き、中央会長に現職の江西甚昇氏(75)=二期、なのはな農協会長=を再任し、副会長に穴田甚朗氏(66)=高岡市農協組合長=を新任する新体制を固めた。三十日に開く総会で正式決定する。現副会長の夏野元秀氏(72)=いみず野農協組合長=は、厚生連会長に就く見通し。いずれも任期は三年。

 会議は、富山、高岡、新川、砺波の県内四地区の協議会から二人ずつ選んだ推薦委員八人と厚生連が出した推薦委員の計九人で協議。厚生連は、会議に先立って経営管理委員会を開き、改めて舘幸男会長を推薦委員に選んだ。

 中央会長候補として富山地区が江西氏、高岡地区が穴田氏を推薦し、各地区の推薦委員八人の意見が東西で四対四に分かれたことから、話し合いを重ね、穴田氏が副会長に就き、現副会長の夏野氏が理事に回って、厚生連会長に就くことで決着した。

 江西氏は「米価の下落が続く厳しい情勢だけに精いっぱい頑張る」と三期目の意欲を語り、穴田氏は「会長を補佐しながら、中央会改革など内部体制固めに取り組む」と話した。中央会の理事八人、監事二人も内定した。

 ▽理事=海野武史(魚津市)舟根努(みな穂)山峯武志(富山市)杉林啓一(あおば)夏野元秀(いみず野)佐野日出勇(となみ野)筱岡貞郎(いなば)伊藤孝邦(県農協中央会)▽監事=松本正男(なのはな)川上修(氷見市)
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20080612/12519.html

49片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 11:34:50
外国人観光客10万人突破
 昨年1年間の外国人宿泊者数が、2006年比で31・2%増の約10万6000人になり、初めて10万人を突破したことがわかった。県が26日の県議会経営企画委員会で報告した。台湾をはじめ、韓国や中国など東アジアからの観光客が増加したことが主な要因。

 県観光課によると、昨年の観光客入り込み総数(実数推計)は1692万1000人。延べ数も2804万8000人と06年より4・6%、123万7000人増加した。

 日帰り客は1485万人と5・6%増加したが、宿泊客は207万人と2・4%減少した。ただ、外国人宿泊者数は約10万6000人と31・2%、約2万5000人増となった。

 増加した観光地は、海王丸パーク、高岡古城公園、山王まつりで、減少したのは、立山黒部アルペンルート、氷見フィッシャーマンズワーフ、砺波チューリップフェアなど。

 同課は、「一部の主要観光地では能登半島地震や新潟県中越沖地震による風評被害のために低調だったが、新たなイベントの開催などで観光客の掘り起こしが出来た」としている。

(2008年6月27日 読売新聞)富山
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20080627-OYT8T00014.htm

50片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/29(火) 13:01:01
集中豪雨 現地ルポ 「着物、イワナ、全部流れた…」

 県内を28日早朝、襲った豪雨。特に被害の大きい南砺市では住宅や橋が倒壊し、イワナの養殖や工場などにも被害は及び、住民らからため息がもれた。

 4地区で最大30集落350世帯が一時的に孤立した南砺市では28日夜でも、5集落43世帯が孤立状態が続いている。

 同市杉尾地区の9世帯のうち2軒が岩石や土で埋まった。中村善治さん(85)方は、1階部分に赤茶けた岩石や砂利が壁を破って流れ込み、窓ガラスや家財道具も無残に破壊された。中村さんらは集落内の公民館に避難した。

 兵庫県から戻っていた長女の野宇松代さん(60)は午前6時ごろ、目覚めて浸水に気付き、玄関から出ようとすると、土砂が流れこんできたという。野宇さんは「ひざ丈まで水に浸かった。間一髪で逃げられた」と興奮気味だ。

 平地区の同市祖山、和田清正さん(76)は、「雷や雨が激しく、家の外に出ると、国道が崩落していた。電気や上下水道は大丈夫だが、孤立無援の状態。雨が降ると、また山崩れや土砂崩れが起きると思い、怖い」と話した。

  才川七地区の太谷川にかかる太谷橋周辺。大量の流木があふれ、橋のたもとの会社員中川栄さん(60)方には濁流と太さ60センチを超える丸太が流れつき、家の玄関をふさいだ。流木が橋脚に引っかかり、みるみるうちに水があふれ室内まで浸水、土蔵も流されたという。妻真由美さん(55)は「土蔵にあった嫁入り道具の着物などがすべて流されてしまった」と肩を落とした。

 上見地区の消防職員坂下克己さん(58)方の木造2階住宅は午前7時40分ごろ、裏山から崩れた土砂の勢いで約1メートル移動し、屋内も土砂で埋まった。坂下さんは「バシッバシッという音がして、足元を水が流れてきた。見たことのない激しい水流」と驚きを隠せない。信末地区の山田川にかかる北信橋は、増水した川の激しい濁流で決壊した。近くの精錬所には泥水と大きな流木が流れ込んだ。滝井正晴社長(69)は「川が波打っていた。40年ここにいるが、こんなことは初めて」と話した。

 小二又地区で約30年続いたイワナの養殖場では、イワナがすべて流された。この時期は2年間育てたイワナの出荷の最盛期で、経営者の早川久男さん(57)は「約40万匹のイワナがすべて流された。魚だけで被害は数千万円」と頭を抱えた。

(2008年7月29日 読売新聞)富山
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20080729-OYT8T00028.htm

51片言丸:2008/08/30(土) 08:29:46
全教科区分5位以内小中とも知事「伝統、大きな力」
全国学力テスト
 4月22日に全国一斉に行われた全国学力・学習状況調査(学力テスト)の結果が29日発表され、本県は前回に引き続き、小6、中3とも全教科で平均正答率が全国平均を上回り、全国順位も全教科区分で5位以内と好成績を維持した。県教委は「これまでの取り組みを大切にしていく必要が裏付けられた」としている。石井知事は「本県教育の伝統が学力をはぐくむ大きな力となったと考えている」とコメントを発表した。

 テストは、公立小205校(9983人)、公立中89校(9174人)の計1万9157人が参加。小6で国語と算数、中3で国語と数学の教科で、それぞれ知識を問うAと活用を問うBの教科区分で実施された。昨年に比べ、全体としてやや難しい内容で平均正答率も低いという。

 平均正答率で見ると、小6は、国語Aで68・8%、算数Aで76%と全国4位だった。最も正答率が高かったのは算数A。中3では、すべての教科区分で全国3位以内。昨年1位だった国語で順位を落としたものの、全体の平均正答率は全国平均より最高6・7ポイント高い(数学A)など好成績だった。

 県教委は「小・中とも全体として良好」で、標準偏差も全国と比べて低く、ばらつきが少なかったとしている。さらに結果公表が前回の11月より大幅に早まったことについて、「結果を早く指導に生かせる」と評価した。

 一方、2度目となる今回は「課題もより鮮明になった」(県教委)という。昨年に引き続き、活用が知識に比べて低く、「指導法がある程度確立されている知識と比べ、臨機応変に対応する力を求める活用は確立されていないことなどがある」と説明。実生活に関連づけた指導などを今後の課題として挙げた。

 県教委は、テスト結果を今後の指導に活用するため、9月にテストのデータを詳細に分析できるソフトを各学校や保護者に配布する予定だ。

 結果についての市町村ごとの公表では昨年同様、富山、南砺両市が、市の平均正答率の公表を予定している。

(2008年8月30日 読売新聞)富山
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20080830-OYT8T00027.htm

52片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/11/13(木) 09:46:05
弁護士続々開業 富山県内、司法改革で合格増える
2008年11月13日 09:20

 県内で開業する弁護士が急増している。来月には新たに二人増えて七十人になる見込み。司法制度改革の一環で司法試験合格者が増えたことが背景にあり、十年前の四十九人に比べると約40パーセント増となっている。県弁護士会は「相談者にとっては弁護士の選択肢が増えるなど、サービスの充実につながる」としている。

 日弁連によると、司法制度改革審議会が平成二十二年ごろに司法試験合格者を三千人に増員する計画を打ち出したことを受けて、合格者は年々増加している。これに伴い、十年前は一万六千三百五人だった全国の弁護士は約二万五千人になり、県内の弁護士も増えた。

 十九年に富山市内で開業した男性弁護士は「東京勤務を志望していた時期もあったが、地方は東京よりも若いころからさまざまな事件を扱えるメリットがある。仕事を早く覚えられる」と地元で開業した理由を説明する。

 県弁護士会によると、弁護士の増加で、離婚や相続などの身近な法律相談にきめ細かく応じられるようになったという。富山市長柄町の県弁護士会館で週一回行ってきた法律相談も、十八年からは毎日開催できるようになった。法的トラブルの問い合わせに応じる日本司法支援センター(法テラス)富山地方事務所(富山市)は、弁護士が一人しかいなかった富山地裁魚津支部管内の魚津市に今年三月、事務所を開設し、弁護士一人を新たに配置した。

 来年五月からは裁判員制度がスタートする。起訴後の被告に限られていた「国選弁護人制度」を逮捕後の容疑者に広げる取り組みも段階的に進められている。弁護士の増加は、こうした司法をめぐる制度改革へのスムーズな対応につながると、県内の関係者は期待している。弁護士間の過当競争を懸念する声もあるが、金川治人県弁護士会長は「気軽に相談できる体制づくりに努めたい」としている。
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20081113/16897.html


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