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政府or内閣or官邸の政策・戦略

1片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/12(月) 17:51:37
自民党絶対安定多数でスピードアップ必至か?

763片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/07(土) 03:09:41
与党内で無駄遣い撲滅大合唱/歳出削減は「呉越同舟」

 自民党は三日、福田康夫首相の指示を受けた歳出見直し作業に着手した。公明党も独自に検討を進め足並みをそろえる。しかし自民党の消費税率引き上げ「容認派」が増税に向けた環境整備と位置付けるのに対し、中川秀直元幹事長らは無駄見直しによる増税先送りを狙っており、歳出改革は「呉越同舟」の様相だ。

 「無駄がないかをきちんと調べ、与党はしっかり取り組んでいるという信頼がないと、本格的な政策論争に入っていけない」。三日、自民党「無駄遣い撲滅プロジェクトチーム(PT)」の初会合で、谷垣禎一政調会長は歳出見直しが消費税増税論議の大前提になるとの立場をにじませた。

 PTは六月末までに二〇〇八年度予算の執行の厳格化や、〇九年度予算に向けた方針を取りまとめることを確認。座長の園田博之政調会長代理は記者団に「消費税を上げようと上げまいと必要な作業だ」と述べた。党幹部は「増税で国民の理解を得るためには、徹底した歳出削減策を打ち出す必要がある」と語り、中川氏らの主張を強く意識していることを明かす。

 一方、中川氏が代表世話人を務める町村派は四日、歳出削減に関する勉強会を開催する。同派幹部は「谷垣氏らは『無駄をなくした』と言って消費税増税に進みたいのだろう」とけん制、独自に議論を進める構えだ。中川氏は三日、自身のホームページに「与党内で無駄をなくす削減競争となってきたことを歓迎したい」と記し、自らが仕掛けた論議の広がりに余裕を見せた。

 自民党内の動きに対し、民主党の鳩山由紀夫幹事長は三日、「どう考えてもパフォーマンスとしか見えない。民主党が省庁の固いガードを破って無駄を指摘してきたが、それに対する与党の対応をみても、どこまで本気なのかと思う」と述べ、歳出削減に躍起になる与党の姿勢に懐疑的な見方を示した。

 民主党は昨年の参院選マニフェスト(政権公約)でも「行政のムダを徹底的になくす」と掲げ、「本家」を自負する。安住淳国対委員長代理は自民党PTを「娯楽費やマッサージチェアの見直しなど、矮小(わいしょう)化した議論でお茶を濁すだけではないか」と突き放した。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080603.html

764片言丸:2008/06/19(木) 02:50:52
国会が『閉会』 自民の関心はや改造へ
2008年6月18日 朝刊

 通常国会が事実上閉会したことから、自民党内の関心は内閣改造・党役員人事に移った。改造の時期や規模をめぐって、さまざまな思惑が渦巻いている。

 福田首相は昨年九月の政権発足に当たって、安倍内閣の閣僚をほぼそっくり再任した。その後、何度も改造の機会がありながら見送ってきただけに、入閣適齢期の議員や派閥の領袖は、改造を待ち望んでいる。

 参院幹部は「首相は自前の内閣で仕事をしたいはずだ。改造をするだろう」と見通しを示す。これに対し、閣僚経験者は「支持率がもう少し上がらないと断行できないのでは」と懐疑的だ。

 改造の時期については、七月上旬の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)が終わった直後を求める声が強い。

 自民党役員の任期は九月までのため、大幅な前倒し人事になる。しかし、八月後半に予定されている臨時国会の召集まで、新閣僚は十分な準備の時間を取れる利点がある。

 一方、中堅は「改造した瞬間に遠心力が働く。改造は臨時国会の直前でいい」と八月の改造を推す。

 改造の規模も関心事だ。福田色の強い政策を断行するために、大幅な改造を求める意見が大勢だ。

 特に、政府、与党それぞれの「顔」となってきた町村信孝官房長官と伊吹文明幹事長は「人心一新を印象付けるために、交代させるべきだ」(若手)との意見が強い。

 これに対し、国対関係者は「今の閣僚はみんな安定している。内閣改造は不安定要因になる」と、小幅が望ましいと主張する。

 首相は十七日夕、記者団に「私は今、改造のことを考えているわけじゃない。そういう話をする必要はない」と語った。(清水俊介)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008061802000132.html

765片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/21(土) 09:27:11
高まる改造待望論/「サミット後」に期待感

 首相問責決議と内閣信任決議の応酬となった国会攻防最後のヤマ場も過ぎ、与党内の関心は七月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)後にも想定される内閣改造に移った。交代、入閣候補の名前が飛び交うなど、早くも浮足立った雰囲気になり始めている。

 「そんな声聞こえてこないですよ」。福田康夫首相は今月十七日、記者団に改造について質問されると素っ気なく答えた。後見人の森喜朗元首相も「首相にその気はないようだ」と消極姿勢を強調する。

 だが自民党内では、首相が安倍内閣の閣僚をほぼそのまま引き継いだ経緯もあり「誰にも遠慮せず『福田丸』をつくるべきだ」(武部勤元幹事長)などと改造待望論が広がる。道路特定財源の無駄遣い問題で冬柴鉄三国土交通相が追及の矢面に立たされた公明党も交代を希望している。

 昨年の党総裁選で、首相は麻生派を除く各派の幅広い支持を受けて当選しており、「総裁選の協力に対する見返りとして改造に踏み切るはずだ」との観測も根強い。

 首相の消極発言をめぐり、自民党幹部は「首相は改造したくないとは言っていない」と指摘。森氏の発言についても閣僚経験者は「党内のざわつきを沈静化させようとしただけ」と分析、サミット後の断行を予測する。

 時期については、八月下旬の臨時国会召集が検討されているため、七月末から八月上旬との見方が大勢。一方で、九月に任期切れを迎える党役員人事の前倒しをより円滑にするため八月のお盆明けではとの声も根強く残る。町村派などでは「いずれにせよ、閣僚候補の『身体検査』は既に始まっている」との声も。

 最大の焦点は、政府と党の要である町村信孝官房長官と伊吹文明幹事長の処遇だ。町村氏は中国への自衛隊機派遣やコメ減反をめぐる発言などで物議を醸し、伊吹氏は「政策能力は抜群だが、調整能力にやや欠ける」(閣僚経験者)とされており、参院幹部は「二人とも替えざるを得ない。傷つかないよう他ポストに横滑りだ」と予想する。

 町村氏のライバルの中川秀直元幹事長や、ポスト福田の一番手とされる麻生太郎前幹事長の起用も焦点になる。

 「マスコミが手ぐすね引いているのは、中川元幹事長と与謝野馨前官房長官の財政再建をめぐる路線対立です。改造するなら『上げ潮派』と『財政規律派』の両方を入れないと駄目ですよ」

 最近、こう進言した自民党幹部に、首相は「(改造するなら)派閥の枠組みうんぬんよりも、仕事をしてくれる人を選びたい」と応じ、“自前の内閣”に強い意欲を示したという。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080619.html

766片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/10(木) 09:52:58
内閣改造、首相が検討に着手…政権浮揚図る
 福田首相は9日、北海道洞爺湖サミットの閉幕を受け、社会保障改革などに取り組む態勢を強化し、政権浮揚を図る狙いから、内閣改造の検討に入った。

 時期は今月末から8月初旬を想定している。与党内には改造に否定的な意見もあるため、情勢を慎重に見極めて最終判断する考えだ。

 首相は、政府の社会保障国民会議が今秋に年金・医療・介護に関する最終報告を行うことから、社会保障改革を進める態勢の見直しを視野に入れている。また、公務員制度改革、税制改革なども加速させたい考えで、8月下旬にも召集される臨時国会に新体制で臨むことが望ましいとの判断を強めつつある。

 首相周辺は「7月下旬にも、首相自身が、各政策の進み具合と、各閣僚の取り組みを総点検し、今後の態勢を考える」との見方を示している。

 自民党幹部は9日、「首相は7月下旬以降、改造に踏み切るのではないか」と語った。与党内には「福田色」を打ち出すために改造が必要だとの意見や、改造を待望する声がある一方、臨時国会で新閣僚を巡る新たな問題が起きかねないとして、改造すべきではないとの主張もある。

(2008年7月10日03時11分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080709-OYT1T00901.htm

767片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/10(木) 23:28:35
福田首相:「内閣改造は白紙」伊吹幹事長に伝える
 福田康夫首相は10日、首相官邸で自民党の伊吹文明幹事長と会談し、臨時国会召集前の内閣改造について「まったく白紙。白紙は変わっていない」と改めて語った。北海道洞爺湖サミットが閉幕し、首相が内閣改造に踏み切るかどうかが焦点になっているが、伊吹氏は「まず次期臨時国会の段取りをどうするかを決めることが大事だ。改造の当事者や利害関係者の話は聞かない方がいい」とアドバイスしたという。

 さらに首相は同日夜、内閣改造について、首相官邸で記者団に対し「今取り掛かっている政策課題をきちんと仕上げなければならない。その先のことは特に考えていない」と述べた。【仙石恭、塙和也】

毎日新聞 2008年7月10日 20時11分(最終更新 7月10日 20時39分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080711k0000m010079000c.html

768片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/11(金) 02:40:39
森元首相:そろそろ、首相の手で改造を 政局の見通し語る

 北海道洞爺湖サミットが閉幕し、福田康夫首相の政権運営が次の焦点となっている。首相に近い自民党の森喜朗元首相(町村派最高顧問)に10日、今後の政局の見通しを聞いた。【聞き手・近藤大介】

 −−首相が議長を務めたサミットをどう評価していますか。

 ◆大変良くやられたんじゃないか。福田さんは外交を大事な仕事としてやってきた政治家だから、打ってつけの場だった。国内的には福田カラーはなかなか理解されない面はあったが、それぞれの問題をしっかり仕切った。これをバネにどうするか、ということだなあ。

 −−内閣改造について4日の講演で「7月後半から8月のお盆前」と発言しました。

 ◆僕が言ったのは一般論。今の閣僚のほとんどは安倍晋三前首相のもとで決まった人事で「さあ、そろそろ」ということなのか、それとも息が合ってきて代えるのはもったいないと思うか。それは分からないが、首相は自分の人事をやられたらいいのではないかというのが僕の気持ちだ。しかし、改造は衆院解散という問題に連動する。そこが悩ましいところじゃないのかな。

 −−自ら衆院解散・総選挙に打って出るか、悩ましいと。

 ◆福田さんの気持ち一つだ。ただ、ここまでいろいろな問題に真剣に取り組んで、サミットを最も成功させた。これをフォローにすべきだが、それをまとめていくのも福田さんの仕事だ。であれば、やっぱり自分の手でやらなきゃいかんでしょう。首相は孤独です。

 −−しかし与党内には福田首相で戦えるのかという声も強い。

 ◆(与党の衆院議員は)自分の選挙にとってどうか、ということを考えるんだろうが、党の顔のせいにするのは良くない。もしものこと(衆院選の敗北)があったら、もって(瞑、めい)すべしですよ。そこからまた別の戦いをしていくしかないんじゃないですか。

 −−党内に異論が出た場合、首相はそれを押し切って解散を打つ力があるでしょうか。

 ◆そこは自民党の伊吹文明幹事長との協力体制ですよ。それは幹事長を中心に党執行部とよく相談して決断すべきです。

 −−改造によって、ともに町村派幹部の町村信孝官房長官と中川秀直元幹事長の派内対立を懸念する見方があります。

 ◆関係ないですよ。福田さんが町村さんの協力を得てやっていくならそれでもいい。中川さんは政策を実現したいと思うなら、内閣あるいは党執行部に入るのか。仮に改造があっても、派閥の方がいい形になれば、私は派を出て自民党の傍観者にでもなりますよ。

 −−首相の進退について「サミットを花道に」という見方も党内にありました。

 ◆さて、そんな花道論はまったく聞こえてこないですよ。前回までの党総裁選の経緯ならば、次は麻生(太郎前幹事長)さん、谷垣(禎一政調会長)さんということになってくるんでしょう。そういう人たちが(首相になって次期衆院選で)大打撃を受けて人材がいなくなるのか。それともできるだけ温存してチャンスを見計らって、というのも戦略です。福田さん自身も考えられるでしょう。辞めればいいというものじゃないですね。

 −−首相に対してエールを。

 ◆福田さんに対しては、僕にはまあ情みたいなものがあるからね。いいとか悪いとかじゃないんですよ。冷静になれないんです。大恩ある福田赳夫(元首相)先生のご子息だ。福田さんが首尾良くいってほしい、という思いがあります。

 −−二人のきずなは深いですね。

 ◆僕は小泉(純一郎元首相)、町村、中川、安倍も大事だが、福田さんとは特に近いでしょうね。お互い一番よく理解し合っていると思うよ。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080711k0000m010163000c.html

769片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/15(火) 09:49:37
月末にも内閣改造−森元首相 「首相もう悩んでいない」

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 自民党の森喜朗元首相は14日、共同通信のインタビューで、内閣改造に関し「福田康夫首相は、もう悩んでいないと思う」と述べ、7月末にも踏み切るとの見通しを明らかにした。

 森氏はこの機会を逃せば「もうタイミングはない」と指摘。「(改造を)やらなくて後悔するより、やって後悔する方がいい」と強調した。タイミングは「常識的な時期」とし、7月末から8月初めの可能性が大きいとの見方を重ねて示した。

 人選については、次期衆院選に向け、閣僚経験者を中心とする安定した布陣が望ましいとの認識を表明。「将来の自民党を背負っていくような『花』を1、2人添えなければならない」と述べた。

 当面の福田政権の課題として、原油価格高騰対策を柱とする補正予算案の編成を挙げ、これに関連し“霞が関埋蔵金”活用を提唱する中川秀直元幹事長を党政調会長などに起用するのも一案と提起した。
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2008071401000512_Politics.html

770片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/16(水) 12:10:50
内閣改造に期待と慎重論/政権浮揚か失速か

 主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)を終えた福田康夫首相が八月下旬にも召集の臨時国会前に内閣改造に踏み切るかどうかをめぐり、与党内で十日、期待の声と慎重論が交錯した。改造は福田カラーで政権浮揚が望める一方、処遇によっては新たな不満が噴き出し失速しかねない。新閣僚の不祥事発覚の懸念もぬぐえず、首相は改造の規模を含め難しい損得勘定を迫られている。

 「首相はサミットの成功を背景に、自らの政策を思い切って推進したいとの決意をみなぎらせていると思う。改造に大いに期待する」。自民党の二階俊博総務会長は十日、千葉県成田市で記者団に語り、党内の期待感を代弁した。

 昨年の総裁選で首相を支持した各派には、当選五回以上の「適齢期」議員を入閣させたいとの思いが渦巻く。内閣支持率が低迷する中で「人心一新が必要だ。明日にでもスパッと改造してほしい」(町村派幹部)と、自前の布陣で独自色を求める声も根強い。

 早期改造を唱える自民党の尾辻秀久参院議員会長は十日、町村信孝官房長官と官邸で会談した後、青木幹雄前参院議員会長の事務所を訪ね、約一時間話し込んだ。青木氏らは改造を想定、参院出身の閣僚候補を絞り込み始めている。

 一方、改造への慎重論もくすぶる。自民党若手議員は「新閣僚に金の問題が発覚したら政権はもたない」と警戒。党幹部も「内閣改造で政権の求心力が高まる保証は全くない」と否定的だ。

 ただ、首相が与党内の期待を袖にして改造を見送れば、衆院解散・総選挙前の首相退陣論を誘発しかねない。与党内からは「自身の手で解散する気がないのではないか」(古賀派幹部)、「改造しないなら『禅譲』だ」(公明党幹部)と、首相の解散カードを封じるけん制の声も漏れる。

 自民党内では、首相が与党内のさまざまな声を踏まえ「改造はするものの小幅にとどめるのではないか」(幹部)との観測が飛び交い始めた。

 当の首相は胸中を明かさない。自民党の伊吹文明幹事長が十日夕、官邸で「改造するなら当事者や利害関係者の意見は聞かない方がいい」と進言すると、首相は「私は全く白紙」。記者団にも「白紙は白紙。いろんな人の(白紙)もあるが、私の白は本当の白だ」と繰り返し、けむに巻いた。

 首相と頻繁に意見交換している森喜朗元首相も十日、事務所を訪れた二階総務会長に「まだおれもよく分からない」と述べた。自民党幹部は記者団に「どんなことでもプラスとマイナスがあり、判断は難しい。最後は首相が一人で決めなければならない」と強調した。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080710.html

771片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/16(水) 12:12:29
強まる内閣改造論/夏休みに「新布陣」検討か

 福田康夫首相が内閣改造に踏み切るとの見通しが政府、与党内で強まっている。タイミングは閣僚が海外出張から帰国する二十八日以降から八月初めまでが有力だ。首相は七十二歳の誕生日を迎える七月十六日から六日間の夏休みに入り、八月下旬にも召集される臨時国会に新布陣で臨むかどうかを決断するとみられる。

 首相は十五日夜、官邸で記者団から「休暇中に内閣改造について考えるか」と問われ、「何を考えるか、それを考える」とはぐらかした。「白紙」と繰り返してきたこれまで同様、言質を取らせない作戦。夏休みについては「(首相就任後)全く休みなしできたんでね」と述べた。

 首相は九日に閉幕した主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)について「こんなにうまくいったサミットがあったか」と周囲に自画自賛するなど、意気盛んだ。充電のため夏休みを勧められても「休みたくない」となかなかクビを縦に振らなかったほどだ。

 ただ、サミットを受けた共同通信社の世論調査では、内閣支持率は26.8%と前回六月の25.0%からほぼ横ばい。反転攻勢のきっかけにとの期待は“幻”に終わり、政権浮揚には内閣改造が「頼みの綱」の状況だ。

 「サミットで一気に支持率を上げようと考えること自体が間違い」。公明党の太田昭宏代表は十五日の会見でこう首相を擁護したが、落胆の色は隠せない。

 自民党内では、内閣改造について「期待が高まっている。首相は早期の改造に踏み切るべきだ」(尾辻秀久参院議員会長)などと、日増しに待望論が広がっている。官房長官など重要閣僚や自民党三役を含めた大幅改造を求める意見も強い。

 一方で「内閣改造で失敗したら、退陣につながりかねない」(与党幹部)との慎重論も。支持率が上昇しなかったり、新閣僚にスキャンダルが発覚したりした場合は、衆院解散・総選挙をにらみ「福田おろし」の動きが噴出しかねない。

 首相が掲げる消費者庁創設など「国民目線」の政策を実現する態勢づくりが、内閣改造断行の大義名分となる。昨年九月の就任時、安倍前内閣の閣僚をほぼ引き継いだ首相としては、「自前の内閣」で勝負したいとの思いがあることは想像に難くない。

 改造の時期は、首相が打ち出した社会保障分野の「五つの安心プラン」の取りまとめ後が有力。若林正俊農相と甘利明経済産業相は世界貿易機関(WTO)新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の非公式閣僚会議に出席する予定で、帰国後の二十八日以降となることは確実だ。

 これに対し、民主党の小沢一郎代表は十五日の会見で、内閣改造について「首相以下、みんな替わっても(政権浮揚には)関係ないんじゃないか」と痛烈に皮肉った。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080715.html

772片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/16(水) 13:08:14
自公党首会談で結論 首相、臨時国会召集で
2008年7月15日 21時34分

 福田康夫首相は15日、公明党の太田昭宏代表と党首会談を開き、次の臨時国会の召集時期や会期を決定する意向を固めた。自民党の大島理森、公明党の漆原良夫両国対委員長が官邸で首相と会談し、衆院解散・総選挙や外交など想定される政治日程を踏まえて決断すべきだと提案、首相が受け入れた。党首会談の日時は今後調整する。

 大島氏は召集時期に関し「内閣を改造するのであれば、新閣僚が国会答弁の準備をする十分な期間が必要だ」と述べ、改造から召集まで1カ月程度の期間を置くのが望ましいとの意向を伝えた。首相は黙って聞いていたという。

 大島氏は会談後、記者団に、原油高対策としての補正予算編成や民主党代表選、衆院解散・総選挙などを挙げ「非常に高度な判断をしてもらわなければならない」と強調。具体的な召集時期は提案せず、首相からも言及がなかったことを明らかにした。

(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008071501000745.html

773片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/17(木) 12:15:46
黙認上司も不採用 ヤミ専従 年金機構自民方針対象、数百人規模に
2008年7月17日 朝刊

 自民党は十六日、社会保険庁職員が休職許可を得ないで労組活動に専念していた「ヤミ専従」問題に関し、関係職員と違反を黙認した上司らの双方について、社保庁解体後に発足する日本年金機構での採用を認めない方針を決めた。八月召集予定の臨時国会に同機構法改正案を議員立法で提出する。 

 ヤミ専従職員はこれまでに三十人が発覚。関係の上司らも不採用となれば、対象者は数百人に上る見通しだ。

 自民党の社保庁ヤミ専従問題対策プロジェクトチームは十六日の会合で、同機構法改正案の要綱を策定。二〇一〇年一月発足の同機構職員になることができない例として(1)ヤミ専従をした職員(2)ヤミ専従を知りながら給与支給や人事管理などを行った管理職−と明記した。採用後に関与が発覚した場合にも解雇することを規定した。

 不採用とする上司らは、都道府県の社会保険事務局の場合、ヤミ専従職員の所属課と総務課双方の課長、同補佐、係長など。各地の社会保険事務所では係長から所長までの監督責任者全員とする。

 同機構の組織や業務の基本計画を立案中の政府も、ヤミ専従職員は採用しないことで一致。また、過去に何らかの懲戒処分を受けた職員(約八百七十人)の移行も、自民党側から厳格な基準を求められているため、停職、減給処分を受けたケース(約二百五十人)は非正規職員としても採用しない方向で調整している。

■改革姿勢をアピール

<解説> 自民党が十六日、社会保険庁のヤミ専従問題で、関係職員と上司を日本年金機構に採用しない方針を決めたのは、衆院選を見据えて改革姿勢をアピールする狙いがある。同時に、深刻な年金問題と社保庁労組、また同労組が支持する民主党との関係をあぶり出そうとの思惑も透けて見える。

 日本年金機構の職員採用方針などを盛り込んだ政府の基本計画案によると、同機構は正規職員の九割を社保庁からの移行組で賄う。

 これに対し、自民党は、昨夏の参院選で与党が惨敗した主因が年金問題だったことから「不祥事を起こした職員が居残るのは許せない」と追及を強めた。中でも、ヤミ専従問題に狙いを定めて幅広い不採用措置を決めたのは、人事刷新によるイメージアップと労組弱体化を同時に進めるためだ。

 日本年金機構法改正案作成にかかわる自民党議員は「改正案には民主党は賛成できないだろう」と分析。臨時国会では、国民に「社保庁改革に消極的な民主党」を印象付けたい考えだ。

 ただ、年金問題は、厚生年金記録の入力ミスも新たに発覚するなど底無しの状態。全面解決への道筋が見えない中、労組の責任追及を強めることで、年金不信の矛先をかわせるかは不透明だ。 (後藤孝好)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008071702000127.html

774片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/18(金) 12:26:35
日本年金機構:処分者一律不採用も 自民強硬姿勢で苦境−−社保庁検討
 社会保険庁の後継組織、日本年金機構をめぐって17日、自民党の議員多数が「社保庁時代に懲戒処分を受けた職員は機構に採用しない」と強硬姿勢を示し、社保庁は苦境に立たされた。処分歴を理由に雇用差別をすれば、訴訟になって国が敗訴する可能性が高いうえ、士気が低下して大量の自己退職を招き、要員に穴が開きかねないと恐れるからだ。それでも「与党と対立もできない」(幹部)と、一律の不採用が可能か検討を始めた。

 「裁判になればその時対応を考えればいい」「自民党も社保庁とぐるだと思われる」

 17日の自民党厚生労働部会は、社保庁批判に包まれた。社保庁は、国から給料を受け取りながら組合活動に専念する「ヤミ専従」職員に加え、停職・減給処分歴のある延べ254人を不採用とする方針を示したものの、塩崎恭久元官房長官らは納得せず、最も軽い戒告処分を受けた同637人も全員不採用とするよう求めて譲らなかった。

 塩崎氏は安倍内閣の官房長官時代に「社保庁解体」を強調しており、党内でも最強硬派に位置する。首相補佐官だった世耕弘成参院議員らと「リゲインの会」を結成し、「懲戒処分歴のある867人全員の不採用」を迫っている。

 自民党は04、07年の参院選に、年金記録漏れなど社保庁の不祥事のせいで惨敗。同庁への恨みが深い。処分歴のある職員の多くは野党支持の自治労系の労組員で、民主党をけん制する思惑もある。

 ただ戒告処分の中には、年金記録をのぞき見した者を特定できず、たまたま責任者だったケースや車のスピード違反も交じっている。「一律不採用など無理」とは説明してきた。

 また、塩崎氏らは1000人超を外部から採用するという政府方針を倍増するよう唱えているが、社保庁幹部は「評判が地に落ちた組織に、有能な人を1000人以上集めるのは困難」と漏らす。

 社保庁の07年度の自己退職者は過去最高の702人。多くは職場に嫌気がさしたのが理由だ。同庁は処分歴のある職員を「頑張れば帳消しになる」と鼓舞してきた。不採用になれば、士気低下は必至という。【吉田啓志】

毎日新聞 2008年7月18日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080718ddm005010127000c.html

775片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/18(金) 12:29:23
臨時国会:「9月中旬以降」…与党内、召集先送り案浮上
 次期臨時国会の召集時期について17日、政府が模索していた8月下旬から、9月中旬以降へ先送りする案が与党内に浮上した。複数の自民党幹部が明らかにした。早期に召集しても、原油高問題などで野党からの批判にさらされ、民主党代表選(9月8日告示)を盛り上げるのに利用されるだけだ、との警戒感が強まったためで、福田康夫首相が21日までの夏休み後、内閣改造の有無と合わせ、最終判断する見通しだ。

 自民党参院国対幹部は17日、「臨時国会を8月下旬から開いても、野党に攻撃されていいことはない。9月がいい」と強調。自民党四役の1人も16日、「臨時国会の招集日は8月下旬より遅くなるだろう。できるだけ遅くしたほうがいい」と周辺に語った。別の党幹部は「民主党代表選の動向などあらゆる要素を見極める必要がある」と指摘した。

 こうした与党側の考えはすでに福田首相に伝えられている。また、党選対幹部も9月招集を想定した調整に動いている。

 政府は、来年1月に期限切れとなるインド洋給油のための新テロ対策特別措置法を延長するため、臨時国会に同法改正案を提出するが、参院で民主党が審議に応じないことも予想され、憲法規定による「みなし否決」を可能にする60日間の審議日程を確保することが必要と判断。12月には消費税率引き上げなど税制抜本改革を議論するため、例年より大幅に前倒しし8月下旬召集、11月末閉会の日程を検討していた。

 しかし、福田首相が消費税率引き上げを先送りする考えを表明したため、税制論議のための前倒しは必要なくなった。また、早期召集しても、代表質問で民主党から年金記録問題などで追及されれば、民主党代表選への期待や関心を高める材料となる。北海道洞爺湖サミットの効果もなく支持率が低迷する福田内閣にさらに打撃を与えかねず、慎重論が強まった。【山田夢留、高本耕太】
毎日新聞 2008年7月18日 2時30分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080718k0000m010146000c.html

776名無しでチュウ:2008/07/20(日) 07:39:32
臨時国会 召集時期で調整へ

7月19日 5時4分
与党内では、次の臨時国会について、衆議院と参議院で多数派が異なるなかで、重要法案を確実に成立させるため、来月下旬にも召集することが検討されていますが、一部には、9月以降に召集すべきだという意見もあり、今後、調整が行われる見通しです。

自民・公明の与党内では、例年は秋に召集される臨時国会について、衆議院と参議院で多数派が異なるねじれ国会のもとで、インド洋での海上自衛隊の給油活動を継続する法案をはじめ、重要法案を確実に成立させるため、来月下旬にも召集することが検討されており、具体的には、来月22日や25日が召集日として候補にあがっています。これに対し、自民党の参議院側などから「困難な国会運営が予想される中で、例年よりも前倒しして臨時国会を召集しても野党側を利するだけだ」などとして、9月以降に召集すべきだという意見が出ています。また、自民党の古賀選挙対策委員長も、18日夜の会合で、「召集を前倒ししてまで、給油活動を継続する法案を成立させる必要があるのか」などとして、来月下旬の召集に慎重な考えを示しました。政府・与党は、何を政策の柱に据えて次の臨時国会に臨むのかや、臨時国会までに内閣改造を行うのかどうかを、福田総理大臣と公明党の太田代表が近く会談して決めることにしており、その結果を踏まえて、臨時国会の召集時期についても調整が行われる見通しです。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013003021000.html

777名無しでチュウ:2008/07/21(月) 23:41:54
福田首相:公務復帰へ 休暇中は内閣改造絡みの接触なく
 福田康夫首相は16日から6日間の夏休みを終え、22日から公務に復帰する。異例の7月中のまとまった休暇だったため内閣改造と絡めて憶測を呼んだが、結局、政府・与党幹部らとの表立った接触はなく、東京都内のホテルと首相公邸にこもって過ごした。22日は閣議や経済財政諮問会議が予定されている。

 首相は17日から21日午前まで同じホテルに4連泊した。出入り口が多く関係者の隠密行動が可能なだけに記者団は連日警戒したが、ホテル内の飲食店で秘書官らと食事した以外に目立った動きはなかった。首相周辺によると「書類を持ち込んで目を通していた」といい、月内にまとめる高齢者対策などの「五つの安心プラン」といった政策課題について考えをめぐらせたとみられる。

 ただ、政界の関心は、首相が自前の内閣を作るために改造に踏み切るかどうかの一点に注がれている。27日までは海外出張する閣僚が多く、今月下旬から8月上旬が最初の焦点になる。【石川貴教】

毎日新聞 2008年7月21日 19時28分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080722k0000m010058000c.html

778名無しでチュウ:2008/07/23(水) 06:14:06
社保庁後継「懲戒867人は不採用」 政府・自民合意へ
2008年7月23日6時0分

 10年1月に発足する社会保険庁の後継組織「日本年金機構」の採用方針をめぐり、年金記録ののぞき見や年金保険料の不正免除などで懲戒処分を受けた社保庁職員全員を採用しないことで政府と自民党が決着する見通しとなった。

 公明党の了承も得たうえで、この採用方針を明記した新組織の基本計画を近く閣議決定する。

 政府は当初、懲戒処分歴のある職員を採用する場合は1年間の有期雇用とする基本計画案をまとめた。だが、自民党内から「処分歴のある職員を新組織で受け入れるのは国民の理解が得られない」と批判が続出し、調整作業が続いていた。

 複数の自民党厚労関係議員によると、22日あった舛添厚労相と自民党側との会合で、党側は、最も軽い戒告処分も含め懲戒処分を受けた職員は一切雇用しないことを改めて要請。舛添厚労相も大筋合意した。

 今回の措置で新組織に採用されなくなる職員は、現在の正規職員1万3113人のうち、停職、減給、戒告処分を受けたことがある867人。このほか、無許可で労働組合活動に従事する「ヤミ専従」経験のある職員30人が今後、処分される可能性がある。

 政府の年金業務・組織再生会議の最終案では、社保庁職員のうち新組織に正規職員として採用されるのは9880人程度。社保庁は来年1月までに新組織の採用内定者を決め、採用されない人は民間企業への再就職をあっせんする。再就職先が見つからない場合、民間企業の解雇にあたる「分限免職」処分となる。
http://www.asahi.com/politics/update/0722/TKY200807220338.html

779名無しでチュウ:2008/07/23(水) 06:36:58
内閣改造、最終判断へ 週内にも与党党首会談 '08/7/23

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 福田康夫首相は二十二日、焦点の内閣改造や次期臨時国会の召集時期を協議するため、週内にも公明党の太田昭宏代表との与党党首会談を開く考えを記者団に表明した。改造を断行するかの明言は避けたが、党首会談を経て最終判断するとみられる。自民党の伊吹文明幹事長は首相との会談後、記者団に「(内閣改造を)やるときは、電光石火にやるのではないか」との見通しを示した。

 首相は二十二日に六日間の夏休みを終えて公務を再開。自民党役員会で「いろいろなことを総合的に考えていかなければならない時期なので、十分連携を取って努力したい」と述べ、内閣改造に関し近く判断する考えをにじませた。

 官邸で記者団には、夏休み中に「皆さんの思うような(改造に関する)仕事は一切していない」としたが、太田氏とは「いずれは会って、よく話さないといけない」と強調。臨時国会の召集時期に関しても「そんなに時間をかけずに決めなければいけない」と述べた。

 伊吹氏は首相との会談で、八月下旬に想定していた臨時国会の召集時期をめぐり与党の一部に九月下旬に先送りすべきだとの意見があることを説明しつつ、「執行部として決めたことはない。(審議時間確保が)厳しくなる」と先送りに慎重な考えを伝えた。

 一方、自民党の尾辻秀久参院議員会長は会見で「そんなに急いで召集することもない。もう少し後ろにずれてもいい」と述べ、九月下旬召集が妥当との認識を示した。

 内閣改造をめぐっては、七月末から八月初めにかけて断行されるとの見方が有力。今月二十九日ごろには、二〇〇九年度予算の概算要求基準(シーリング)が閣議了解されるほか、社会保障分野の「五つの安心プラン」も取りまとめられ、当面の政策課題が一段落するためだ。自民党幹部は「断行するなら、この時期だ」と指摘する。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200807230070.html

780名無しでチュウ:2008/07/23(水) 07:01:40
内閣改造 焦点は町村氏の処遇 複雑さ増す「連立方程式」
7月21日23時15分配信 産経新聞


 今月末にも予定される内閣改造をめぐり、町村信孝官房長官の処遇が焦点となっている。「官僚寄り」だとして町村氏更迭を求める声が漏れる一方、批判の矢面に立ち福田康夫首相の盾になっているとの評価もある。内閣の要である官房長官人事は、改造後の福田内閣の命運を左右する上に、この人事には町村氏の出身派閥・自民党町村派の事情も絡んでおり、首相は難しい決断を迫られている。
 町村氏はここ最近、改造に関して沈黙を守り続けている。今月10日の記者会見では「首相が再三、白紙と言っているのだから、それ以上でもそれ以下でもない」と述べるにとどめた。
 しかし、改造を前に、町村氏への風当たりは強い。公務員制度改革では大胆な改革を主張した渡辺喜美行政改革担当相と慎重姿勢の町村氏が対立。改革派からの批判が町村氏に集まった。町村氏を好ましく思わない閣僚からは、「改造では町村氏だけが外れればいい」との声が漏れる。
 首相と町村氏の不仲も伝えられる。だが、首相が今年1月に改造に意欲を示した際に、自民党重鎮は「首相は町村派の事実上のオーナーである森喜朗元首相に町村氏留任を求めた」と周囲に説明した。この重鎮の発言に対して、「首相と町村氏の不仲を隠すための情報操作」(無派閥議員)との解説もあるが、「政策理解力、答弁能力は高い」(官邸筋)と、町村氏に好意的な評価もある。
 近隣国に融和的な姿勢が目立つ首相に対し、町村氏の存在が「首相への批判を和らげている」(町村派議員)との見方もある。実際、中学社会科の新学習指導要領解説書問題では、竹島を「我が国固有の領土」とする表現を見送ったが、町村氏が調整役となり、首相は前面に出ずに済んだ。
 町村氏の人事には、町村氏とともに町村派の代表世話人を務める中川秀直元幹事長との派内での主導権争いも絡む。町村氏が閣外に去り閥務に戻った場合の影響や、町村氏の代わりに中川氏が入閣した場合の波紋なども考慮する必要があり、改造に向けた連立方程式は複雑さを増している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080721-00000952-san-pol

781名無しでチュウ:2008/07/23(水) 07:02:09
改造?沈思黙考… 福田首相、夏休み明け
7月22日22時24分配信 産経新聞


 福田康夫首相は22日、6日間の夏休みを終え公務に戻ったが、この日も改造の是非についての発言を避けた。月末に平成21年度予算概算要求基準(シーリング)の閣議了解や厚生労働に関する「5つの安心プラン」の発表などがあり、首相はそれらの直後に改造を行う方針だった。しかし、臨時国会の召集時期をめぐり与党内の相違が表面化したことから、今後の政治情勢を改めて分析した上で近く公明党の太田昭宏代表と会談することにし、改造に踏み切るかどうかの発表をギリギリまで遅らせる構えだ。
 首相は22日午前9時20分すぎ、はつらつとした様子で自民党本部に入り、党役員会に臨んだ。
 冒頭のあいさつでは「これから、いろいろなことを総合的に考えていかなければならない時期なので、役員の意見を教えていただき、十分連携を取って努力したい」と述べた。この発言について、伊吹文明幹事長は「なかなか難しい発言で、よく分からない」と述べるにとどめたが、内閣改造の判断を近く示す考えを表明したものとみられる。
 7〜9日に開かれた主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)まで多忙な日々が続いた首相は、自らの72歳の誕生日である16日から夏休みを取り、17日夜から21日朝までは貴代子夫人とともに東京都港区のホテルに滞在した。
 公邸や東京・野沢の私邸にいても外部からの電話が絶えない状態であるためで、首相と面会したのは秘書官ら「身内」(首相周辺)だけで与党幹部らとの接触はなかったという。
 外交を除く当面の政策課題としては、行政経費の「無駄ゼロ」策を検討するために設置を表明した有識者会議は23日にもメンバーの発表をする方針だ。シーリングが29日に閣議了解し、「安心プラン」も同日に発表する予定で、政策上の一区切りがつく。このため、30日にも改造を断行するのが首相の描いていたプランで、「改造の準備に充てるための夏休みだった」(政府関係者)とされていた。
 ただ、改造については「本格的な福田政権の組閣になる」(自民党幹部)という待望論が強い一方で、「改造すれば喜ぶ人の倍以上の不満分子を生む」(閣僚経験者)ともいわれ、リスクもはらんでいる。改造をするには「福田カラー」をいかに打ち出し、求心力をアップできるかがカギとなる。
 また、首相は8月下旬に臨時国会を召集し、海上自衛隊のインド洋での給油活動を来年1月以降も継続する新テロ対策特別措置法改正案などを成立させたい考えだ。だが、与党の一部からは9月下旬への先送り論が先週半ばから浮上、「召集を遅らせれば、改造も急ぐことはない」(自民党閣僚経験者)という声も出始めている。
 官邸での仕事を終えた首相は記者団に対し、夏休みの過ごし方について「皆さんの思うような仕事は、一切しておりません。さぼったということかなあ…」と答え、改造の是非については改めて明言を避けた。同時に、太田氏との会談の予定も「いずれはお会いして、よく話をしなければいけない。時期は決めていない」と述べるにとどめた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080722-00000985-san-pol

782名無しでチュウ:2008/07/23(水) 07:03:00
首相が公務復帰、焦点は内閣改造 記者解説
 福田首相は、6日間の夏休みを終えて22日から公務に復帰した。今月末にも内閣改造に踏み切るかどうかが焦点となっている。政治部・青山和弘記者が解説。

 21日までの夏休みの間、福田首相は都内のホテルにほぼこもりきりだった。改造すべきか慎重に判断しているとみられるが、与党内では、改造を求める声が大勢で、福田首相に近い自民党幹部は「ここで改造できなければ、福田首相は改造する力がないとして遠心力が働く」との見方を示している。

 福田首相が改造に慎重になっているのは、新閣僚の人選によっては、新たな火種を抱える可能性があるためだ。特に焦点となっているのが、福田首相の出身派閥の会長でもある町村官房長官の処遇。町村官房長官は22日朝、「できるだけ長い期間、首相であれ閣僚であれやることは、一般論として大切なことだと思う」と述べ、本音をにじませた。

 しかし、複数の与党幹部は「改造があれば、官房長官は交代だろう」との見方を示している。ただ、内閣の要の人選は容易ではない上、新たな閣僚にスキャンダルが発覚すれば、政権が一気に傾く危険性もある。

 福田首相は内閣を改造するかどうか、今週中には最終判断するとみられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20080722/20080722-00000074-nnn-pol.html

783名無しでチュウ:2008/07/23(水) 07:04:41
夏休みを終えた福田首相、山崎前副総裁と武部元幹事長と相次いで会談
22日、福田首相が夏休みを終えて公務に復帰し、午後に山崎前副総裁と武部元幹事長が相次いで官邸を訪れ、福田首相と会談した。
22日午前、鳩山法相は「(福田首相は)さわやかに登場されて、終わって、さわやかに去っていかれました。極めてお元気」と述べた。
22日、福田首相が夏休みを終え、公務に復帰した。
いつもは閣議の冒頭、隣の閣僚と雑談を交わす福田首相だが、22日は、ほとんど誰とも目を合わせないままだった。
福田首相は15日、「う〜ん、何考えますかね、それを考えましょう」と言い残し、6日間の夏休みに入った。
自民党関係者は「ホテルにチェックインしてから、飯以外は外に出なかったんじゃないか?」と話し、自民党幹部は「う〜ん、やっぱり(改造は)あると思うんだよね」と話した。
改造は、メリットもデメリットも含んでいる。
メリットは「福田首相が選んだ内閣」という独自色をアピールできることだが、デメリットとして、ポストの配分次第で党内に不安を残しかねないことや、新閣僚に、もしも不祥事が発覚した場合のリスクなどが挙げられる。
一方、閣僚も内閣改造を意識してか、22日午前、町村官房長官は「長い期間ですね、首相であれ、閣僚であれ、やることは一般論としては、大切なことなんだろう」と述べた。
鳩山法相は「そんな質問、わたしが答えられるわけないでしょう」と述べた。
そして、「国会便覧」を発行する会社からも、困惑の声が上がっている。
日本政経新聞社の菊岡信子社長は「(内閣改造は?)もちろんすごく気になります」と話した。
議員や内閣の人員を1冊にまとめた「国会便覧」の発行会社。
1冊2,600円で年2回、あわせて8万部の定期発行のほか、選挙や内閣改造があった場合、臨時版も発行している。
すでに8月発行号の準備を終えているが、日本政経新聞社の菊岡信子社長は「改造があれば、改造前の本を出しても、全然買っていただけないと思いますので、最後の印刷にかかれる前で止めてある」と話した。
そんな中、22日午後、山崎前副総裁と武部元幹事長が相次いで官邸を訪れた。
山崎前副総裁は「(内閣改造について話題は?)出ませんです」と述べた。
また、武部元幹事長は「(改造の話は?)そんな話は(ない)。党改革のことだから...」と語った。
この時期の首相との会談とあって、憶測を呼ぶものとみられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20080722/20080722-00000155-fnn-pol.html

784片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/26(土) 08:26:03
内閣改造、来週前半にも決断求める声強まる…自民執行部
 自民党執行部で、福田首相が内閣改造に踏み切るかどうか、来週前半にも決断するよう求める声が強まっている。

 改造の有無を確定させないと、8月以降の政治日程が組み立てられないためだ。

 豪州訪問中の大島理森国会対策委員長は25日、シドニー市内で記者団に、臨時国会召集時期に関し、「首相は『7月末までに政策課題を決めなくてはならない』と言っていたが、7月末が来る。改造をやるかやらないか、話はそこからだ」と語った。

 伊吹幹事長らは当初、臨時国会召集を8月下旬と決めた上で、改造は新閣僚の準備を考え、7月末から8月初旬との日程が念頭にあった。だが、臨時国会での最大の焦点となる新テロ対策特別措置法改正案の処理を巡り、衆院の3分の2の多数で再可決してまで成立させることに慎重な公明党との意見対立が表面化。対立は自民党執行部内にも飛び火し、「8月下旬召集」そのものが揺らいでいる。

 首相が改造への態度を明確にしない理由には、こうした与党内の混乱の影響もあると見られる。このため伊吹氏、二階総務会長、谷垣政調会長、古賀選挙対策委員長の自民党四役は24日夜、国会図書館内で会談、内閣改造と召集時期の首相一任を確認した。

 党内では「改造の判断が先延ばしになると、政権がぐらついている印象を持たれる」と不満も出ており、改造と召集時期を切り離し、改造の結論を先に出すべきだとの指摘がある。党四役の一人は25日、「召集時期は急いで決めなくていいが、改造は来週、結論が出るだろう」と語った。

(2008年7月26日00時06分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080726-OYT1T00003.htm

785片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/26(土) 08:26:42
内閣改造ずれ込みも 党首会談28日以降に
2008.7.26 01:03

 福田康夫首相は25日、内閣改造や臨時国会召集時期をめぐる公明党の太田昭宏代表との会談について、今週末は行わないと表明した。これにより、太田氏との会談は週明け28日以降の見通しとなり、首相が月末に目指していた内閣改造への影響も避けられなくなってきた。

 首相は25日夜、首相官邸で記者団に対し、太田氏との会談について「与党の代表と会うことは何の不思議なことはない」としつつも「今週末は特にお会いする予定はない。いつ会うかも決めていない」と述べた。

 同時に、「『改造』と私の口からは一度もいったことはない。いろいろな状況を総合して判断する。総合判断をいつしろといわれても困る」とも強調した。

 一方、内閣改造をめぐっては、首相に近い政府関係者が25日、ジュネーブで開かれている世界貿易機関(WTO)新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の閣僚会合が難航していることや、農業問題を中心に早急な対策を講じる必要性が出てきていることを考慮して、月末の改造を遅らせる必要が出てきたと指摘した。

 WTO交渉に関連、政府高官は同日、閣僚会合に出席している甘利明経済産業相と若林正俊農水相の帰国が、予定の27日から29日夕に延期される見通しであることを明らかにした。WTO交渉が難航しているためで、政府高官は現地時間の28日に妥結を目指すことになったとしている。

 一方、太田氏は25日、岐阜県内で講演し、「これから政局はさまざまな展開があると思う。池の水を動かそうとするには池を動かそうとしてもダメだ。石を拾って投げたら波紋ができ水が動く。私の哲学は『石を探す暇があったら自分で飛び込め』だ」と述べた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080726/plc0807260103001-n1.htm

786片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/27(日) 22:10:06
連立岐路、宙に浮く改造 「危機感不足」と公明 動けぬ首相 (1/3ページ)
2008.7.27 21:13

難しい政局運営に、表情も今ひとつ冴えない福田康夫首相=23日 福田康夫首相にとって初の内閣改造を目前に控え、まもなく10年目に突入する自民、公明連立政権が突如としてきしみ始めた。公明党は年内解散を念頭に内閣改造に難色を示しており、首相と太田昭宏公明党代表との党首会談も宙に浮いたままだ。このまま内閣改造が先延ばしになれば、自民党内に動揺が広がり、首相の求心力はますます低下するが、今のところ起死回生の秘策は見あたらない。衆参のねじれに翻弄(ほんろう)されてきた福田政権は独自色を出せぬまま、政局の濁流にのみ込まれようとしている。(石橋文登、佐々木美恵)

 ■動けぬ首相

 26、27の両日、首相は首相公邸から一歩も出なかった。26日午後5時半、山王パークタワーに近い首相官邸裏門から黒塗りのクラウンが猛スピードで乗り入れ、2時間20分後、別の通用門から闇に消えた。乗っていたのは首相の後見人である森喜朗元首相だとの見方がもっぱら。森氏はかねてから内閣改造を勧めており、その人選や政局見通しについて助言したとみられている。

 一方、太田氏は週末を地元・東京12区(東京都北区など)で開かれた盆踊り大会に顔を出すなど「あいさつ回り」に費やした。

 首相、太田氏とも「週末は会う予定はなかった」と言っているが、関係筋によると首相サイドは週末の党首会談を打診したが、公明党側が難色を示し、実現しなかったという。

 太田氏は周囲に「いま首相と会うと目立つだろ。おれは首相と仲がいいから、いつも電話でやり取りしてるんだ」と釈明するが、あえて断ったのは相応の事情があったからだ。

 実は、公明党の支持母体である創価学会は9日まで開かれた北海道洞爺湖サミットを注視していた。サミット効果で内閣支持率が6ポイント以上上がれば、政権は回復基調に乗るが、上がらなければ「政局の始まりだ」(学会関係者)と踏んだのだ。

 ■年内解散念頭

 各種世論調査の結果はほぼ横ばい。創価学会はここで来春以降に衆院選が実施されるシミュレーションを捨て、年内解散に向け大きくかじを切った。来年7月に創価学会の本拠地・東京で都議選が予定され、衆院選と重なれば「共倒れ」の危険が増すからだった。

 これを受けて公明党幹部は次期臨時国会召集を予定より1カ月先送りする「9月下旬召集説」を唱えだした。海上自衛隊の補給活動を継続する新テロ対策特措法延長に慎重な姿勢へ転じたのも「衆院で再議決し、問責決議を可決されれば解散がすぐにはできなくなる」と判断したためだ。

 公明党は内閣改造についても「改造したからといって支持率が高くなる保証はない」(北側一雄幹事長)と難色を示し始めた。首相が内閣改造に踏み切れば、その布陣で解散が行われる可能性が大きくなるか、年内解散の好機を逃し、来年の通常国会に突入する「危険性」が高まるからだ。

 ここに太田氏が首相との会談を避ける理由がある。ある創価学会幹部はこう打ち明ける。

 「会えば首相のペースに引きずり込まれかねない。党首会談が行われるのは『すべての流れ』が決まった後だ」

 創価学会は7月末から1週間ほど長野・軽井沢で恒例の研修会を開く。この期間中に公明党が福田政権とどう向き合うのか最終調整するとみられ、「すべての流れ」が決まるのは8月初旬となりそうだ。

 だが、内閣改造がジリジリと先送りされれば、自民党内の不満は鬱積(うっせき)する。自民党議員が年内解散を前提に動き出せば「福田降ろし」が加速しかねない。

 かといって見切り発車で、内閣改造を断行すれば、自公の溝はますます広がる。年金問題や原油高対策などで後手に回る政府・自民党に「危機感が足りない」(幹部)と不満を募らせている公明党がさらに圧力を強めるのは間違いない。

 6日間の夏休みで英気を養い、公務に復帰した首相を待っていたのは、信頼していた友党の心変わりだった。首相は、予想を超えた厳しい状況を知り、周囲にこう漏らしたという。

 「果たして私が解散してよいものなのか…」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080727/plc0807272123002-n3.htm

787片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/28(月) 15:07:34
内閣改造の時期は?公明党の出方が鍵に
 福田首相は週末、内閣改造に向けた調整を行った。いつ改造の最終判断を下すかが焦点となっているが、公明党の出方が鍵となっている。

 福田首相はまず、かねて親交の深いご意見番、アメリカ・コロンビア大学のカーチス教授の考えを聞いた。また、26日夜には極秘に森元首相を公邸に招き入れ、意見交換したもよう。森元首相はあくまでも否定しているが、改造の陣容やスケジュールなどについて突っ込んだ話し合いをしたとみられる。

 福田首相には、改造で新しい顔ぶれをそろえて「何がやりたいのかわからない」との批判を払しょくしたいほか、解散・総選挙も視野に今後も政権を担当する意思を見せる狙いもあるとみられる。

 焦点はいつ改造に踏み切るかだが、鍵を握っているのが与党・公明党の出方だ。公明党は来年夏に予定されている東京都議会選挙に全力を挙げるため、次の総選挙は来年1月までに行うよう求めている。内閣改造もそこから逆算して考えるべきだとして、残り5か月の今、「リスクも伴う改造は必要はない」との意見も出ている。

 しかし、自民党内では「改造できなければ福田政権は求心力を失い、一気に傾く」との見方が強まっている。ある自民党議員は「公明党が言っていることは、福田首相に辞めろってことでしょ」と反発している。

 調整が難航する中、与党内には今月中の改造は無理だとの認識が広がっているが、公明党との調整を乗り切って内閣改造に踏み切れるのか、福田政権の行方を大きく左右することになる。

[28日10時38分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20080728/20080728-00000000-nnn-pol.html

788片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/29(火) 12:01:51
内閣改造、7月は見送り…お盆明けの観測も

 福田首相が検討している内閣改造は、7月中は見送られる公算が大きくなった。

 ジュネーブで開催中の世界貿易機関(WTO)の非公式閣僚会合が長引き、甘利経済産業相らの帰国が7月31日ごろの見通しになったためだ。8月上旬は政治日程が立て込んでおり、自民党内では、「改造はお盆明けの8月18日以降」との観測も出ている。

 自民党の伊吹幹事長は28日昼の政府・与党協議会で、内閣改造に関し「WTOで2人の閣僚が頑張っている時に、改造があるとか、ないとか言うことは出来ない」と述べた。

 もともと、7月29日に2009年度予算の概算要求基準が閣議了解され、政治日程に一区切りが付くことから、月末が改造のタイミングとの見方が出ていた。しかし、WTOに出席中の甘利氏と若林農相の帰国予定は31日以降となった。閣僚が外国出張中であっても改造のための閣僚の辞表取りまとめは可能だ。しかし、「首相は性格的に変則的なことはしない」(政府筋)とも言われ、与党側は月末改造の可能性は消えたと見ている。

 8月初旬も日程は窮屈だ。高村外相は1日からインドなど、大田経済財政相は2日から豪州をそれぞれ訪問する計画を立てている。首相も8月6日に広島市、8日に五輪開会式が開かれる北京市、9日に長崎市を訪問する予定だ。

 町村派幹部は28日、「改造には8月1日説と、4日説がある」と語ったが、外相らが出張を見送ることが必要になる。自民党の山崎拓・前副総裁は28日のCS放送朝日ニュースターの番組で、「お盆前の(改造)時期は本当に限られている」と述べ、お盆明けの可能性を指摘した。

 ただ、8月8日から24日までは北京五輪に国民の関心が集中する。「この期間に改造してもニュースの扱いが小さくなり、政権浮揚効果も見込めない」(派閥領袖(りょうしゅう))との見方もある。

 首相の決断に時間がかかる背景には、公明党内の「改造慎重論」の影響もあるようだ。同党の山口那津男政調会長代理は28日夜、衛星放送「BS11」の番組で、「私は『改造ありき』では考えていない。支持率アップにつながるかどうかが最大のポイントだ」と語った。

 改造と密接な関係が生じる次期臨時国会を巡っても、公明党との調整が難航している。自民党執行部は新テロ対策特別措置法改正案を衆院の3分の2の多数で再可決するため、8月下旬召集を主張している。しかし、公明党は再可決に慎重で、9月召集で十分との立場だ。

 自民党の伊吹、公明党の北側両幹事長は28日、国会内で会談し、召集時期や新テロ対策特措法改正案の扱いについて、30日に幹事長、国会対策委員長会談を開いて調整する方針を確認した。

 首相も28日夕に、首相官邸で公明党の太田代表、伊吹、北側両氏と会談し、概算要求基準などについて意見交換したが、ぎくしゃくする自公間の関係修復を意識した動きと見られる。首相は同日夜、首相官邸で記者団に、「改造の話はまだしていない。なんか言うとまた、大変だから今日も言わないことにする」と語った。改造などを協議する与党党首会談については、「いずれそういうことになる」と述べるにとどまった。

(2008年7月29日02時43分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080729-OYT1T00029.htm

789片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/29(火) 20:11:34
与党に「来月4日」の見方 内閣改造、18、19日説も '08/7/29

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 与党は二十九日、福田康夫首相が八月中に内閣改造を断行する方向で最終調整に入ったことを受け、具体的日程をめぐり情報収集を始めた。「八月四日」を軸に上旬との見方が主流だが、お盆休み明けの「同十八日か十九日」説も出ている。

 首相は二十九日の自民党役員会で、内閣改造や臨時国会召集時期について、世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の決着を待って結論を出す意向を重ねて示唆した。ただ、協議は続いており、出席している二閣僚の帰国日程は決まっていない。

 自民党幹部は、八月末の来年度予算の概算要求は新閣僚が十分に準備した上で取り組むべきだとの認識を示し、改造は八月上旬に断行されるとの見通しを表明。加えてWTO交渉と、八月六日の広島での平和記念式典に出席する首相が前日に現地入りする可能性があるため「八月四日ではないか」との見方が広がっている。

 六日以降はお盆まで北京五輪開会式(八日)、長崎での平和祈念式典(九日)と首相スケジュールが立て込んでいる事情もある。

 一方、自民党参院幹部は「八月四日」について「日程的に窮屈だ」として、同十八日か十九日に実施されるとの見通しを示した。参院側は九月下旬の召集を主張しており、八月下旬召集を封じる思惑もあるとみられる。 これに対し、八月下旬召集論の自民党幹部は二十九日、「お盆明けの改造なんて選択肢はそもそもあるのか」と否定的な見方を示した。ただ党内には四日が仏滅にあたることから、疑問視する向きもある。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200807290372.html

790片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/31(木) 10:20:25
内閣改造:福田首相、断行へ 8月4日が最有力
 福田康夫首相は30日、内閣改造を8月初旬に断行する意向を固めた。8月4日が有力視されている。首相は30日午後、首相官邸で自民党の伊吹文明幹事長と会談し、31日夕に若林正俊農相と甘利明経済産業相から世界貿易機関(WTO)の閣僚会合の帰国報告を受けたうえで、「自分の決断、考えを党と相談する」と伝えた。首相は30日夜、内閣改造について首相官邸で記者団に「けじめをきちっとつけることが必要だ」と語った。

 首相の発言について首相周辺は「首相は改造を行う。調整はほぼ終わった」と説明した。

 改造を巡っては、原油・食料品高騰で景気に不透明感が出ていることや、次期衆院選の時期をにらみ、経済政策や選挙対策を強化するため、党四役を含めた布陣をどう作るのかが焦点となる。現在3人の首相補佐官に経済担当を加え、増員する案が浮上している。

 改造を含めた政権運営に関し、与党幹事長、政調会長、国対委員長は30日午前、国会近くのホテルで会談し、新テロ対策特別措置法の延長問題を巡って8月下旬か9月下旬かで与党内の意見が分かれている臨時国会の召集時期と、内閣改造を切り分けて協議することで一致した。会談後、公明党の漆原良夫国対委員長は記者団に「改造の有無と臨時国会の召集時期はリンクしない」と述べた。

 新テロ特措法の延長先送りを念頭に9月下旬の召集を求めていた公明党が早期改造容認に転じたことを受け、首相は近く太田昭宏代表と党首会談を行い、改造断行を通告する。

 首相は8月6日に広島市での原爆死没者慰霊式・平和祈念式、8日に北京五輪開会式、9日に長崎市での長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に相次いで出席する予定で、与党内ではこれが「4日の改造」の根拠になっている。ただ自民党内には「ばたばた改造してうまくいかなかったら政権はどうなるのか」(幹部)と懸念する声も出ている。【中田卓二】

毎日新聞 2008年7月31日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080731ddm001010013000c.html

791片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/31(木) 10:21:21
内閣改造:待望論に追い込まれ…「政権死に体」防ぐ狙い

 福田康夫首相が8月初旬にも内閣改造を行う意向を固めたのは、首相自身の積極的な意思からではなく、自民党内の改造待望論に追い込まれたためだ。首相は早期解散論と絡めた臨時国会の召集時期など政権運営の骨格にかかわる問題を巡って、与党の公明党との亀裂が深まったことを懸念、内閣改造の断行にも逡巡(しゅんじゅん)していた。しかし、与党からは次期衆院選を低支持率の首相の下で戦うことへの疑念も出始めたため、政権の「レームダック」化を防ぐ意味からも改造せざるを得ないと考えたようだ。

 首相は30日、自民党の伊吹文明幹事長と会談した。首相から改造の決意が示されると注目されたが、首相は「31日に党側と相談する」と答えるにとどまった。政府高官は「これだけ期待が高まっているのに、首相が改造を見送れば、福田降ろしが始まる。官邸は、入閣候補の不祥事の有無を調べる『身体検査』を始めている」と明らかにした。

 首相は近く、公明党の太田昭宏代表と会談し、内閣改造を行う意思を伝えるとみられる。しかし、臨時国会の召集日などを巡る自公間の隔たりは残ったままだ。公明党は、年末から年始の衆院解散・総選挙の実現を狙い、9月下旬の国会召集と新テロ対策特別措置法の延長問題の先送りを要求。一方、伊吹氏らはテロ特措法延長に十分な日程を確保するため8月下旬召集が必要とし、その前提として早期の改造実施を主張している。

 公明党幹部は「首相が改造しようと一向に構わない。ただ臨時国会の9月下旬召集は譲れない」と首相を突き放す。同党の支持母体である創価学会からも「改造しても、ほとんど支持率は上がらないだろう。福田首相では選挙は難しい」(幹部)との指摘も出ている。そのため、創価学会とのパイプが太い参院自民党幹部は「改造や国会召集時期についての公明党や創価学会との調整が全然できていない。公明党と協力して戦う肝心の衆院選に悪影響が残る」と指摘し、お盆明けまで改造を延ばすべきだとの考えを示している。

 福田首相は、こうした与党内の状況を把握し、熟慮している模様だ。自民党幹部は「リスクを恐れず改造を行い、政権の今後の展望を示すしか、活路は開けない」と強調した。【犬飼直幸】

毎日新聞 2008年7月31日 2時30分(最終更新 7月31日 2時30分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080731k0000m010144000c.html

792片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/31(木) 18:57:41
首相、内閣改造あす断行 4日から前倒し '08/7/31

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 福田康夫首相(自民党総裁)は八月一日午後、政権発足後初の内閣改造を断行する。複数の与党幹部と政府高官が三十一日、明らかにした。改造に先立ち一日午前に公明党の太田昭宏代表と官邸で党首会談を行い、その後の閣議で全閣僚の辞表を取りまとめる。午後に自民党役員人事を実施した上で組閣本部を設置する運びだ。改造は八月四日が有力視されたが、首相が前倒しを決断した。

 具体的人選では、首相との連携不足が指摘された町村信孝官房長官、与党の一部に幹事長としての調整力を疑問視する声がある自民党の伊吹文明幹事長の処遇が焦点だ。

 首相は昨年九月に安倍晋三前首相の退陣を受けて就任した際、閣僚十七人のうち十五人を再任または横滑りで起用して組閣した。大幅改造で人心一新を図るとみられるが、小幅にとどまるとの観測もある。

 首相は、世界貿易機関(WTO)会合に出席した二閣僚から三十一日に官邸で帰国報告を受けた上で内閣改造を断行する方針を表明する考えを示していた。与党内で八月四日改造が有力となる中、一日に前倒ししたのは「電撃改造で決断力を印象付ける」との狙いもあるとみられる。

 首相は、内閣支持率が低迷する中、改造で「福田カラー」を打ち出し政権浮揚を図る。ただ新閣僚のスキャンダル発覚などで支持率低迷から脱却できないようであれば、衆院解散・総選挙をにらみ与党内から「福田おろし」が一気に噴出する可能性がある。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200807310404.html

793片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/01(金) 10:00:49
首相、内閣改造に着手 閣僚名簿を今夕発表 '08/8/1

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 福田康夫首相は一日午前、内閣改造をめぐり公明党の太田昭宏代表と官邸で会談した。改造を同日に断行する考えを正式表明し、一連の手続きに着手。午後の自民党役員人事決定を受けて組閣本部が設置され、夕方に閣僚名簿が発表される運びだ。首相は次期衆院選をにらみ、麻生太郎前幹事長を幹事長など要職に起用する方向で検討している。認証式は二日になる見通しだ。

 首相は、麻生氏の取り込みに加え、大幅改造で人心一新を図り、政権浮揚につなげたい考え。与党内では十七人の閣僚のうち十人以上が交代するとの見方がある。

 政府の要である町村信孝官房長官は留任の方向が強まっており、麻生氏が幹事長に復帰すれば、伊吹文明幹事長の処遇が焦点になる。閣僚ではこのほか、説明能力が評価されている舛添要一厚生労働相に続投論が出ている。

 公明党は改造規模が小幅なら冬柴鉄三国土交通相を留任させる方針だが、大幅改造であれば山口那津男政調会長代理の初入閣を求める意向。自民党参院側は矢野哲朗、吉村剛太郎両氏らを入閣候補としている。

 党四役のうちでは、古賀誠選対委員長と二階俊博総務会長は留任説が強い。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200808010241.html

794片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/01(金) 10:01:27
強力布陣目指し内閣改造へ

8月1日 5時12分
福田総理大臣は1日、大幅な内閣改造を行って、当面の政策課題に取り組む強力な布陣を敷きたいとしています。これまでに町村官房長官の留任が有力となっているほか、自民党役員人事では、幹事長に麻生前幹事長を起用する案が浮上しています。

福田総理大臣は1日午前、公明党の太田代表との党首会談に臨み、内閣改造をめぐって協議したうえで、今の閣僚の辞表を取りまとめる臨時閣議を開くことにしています。そして、まず自民党の役員人事を行い、新しい執行部をスタートさせるのに続いて、総理大臣官邸に組閣本部を設置して初めての内閣改造に踏み切ることにしています。これに先立って、福田総理大臣は31日夜、総理大臣公邸で町村官房長官、自民党の伊吹幹事長と相次いで会談し、党の役員人事や内閣改造をめぐって詰めの協議を行いました。自民党幹部は31日夜、記者団が「内閣改造の幅は大きくなりそうか」と質問したのに対し、「そうだろう。大きくなるのではないか」と答えました。去年9月の福田内閣の発足では、17人の閣僚のうち15人が前の安倍内閣からの再任や横滑りでした。福田総理大臣としては、次の衆議院選挙をにらんで大幅な内閣改造を行い、「福田カラー」を打ち出して社会保障の「5つの安心プラン」や消費者庁の創設、地球温暖化対策など当面の政策課題に取り組むための強力な布陣を敷きたい考えです。そして、内閣改造人事のうち、内閣の要であり、消費者庁の創設に向けた閣内の調整などにも手腕を発揮してきた町村官房長官の留任が有力となっています。また、自民党と連立を組む公明党からの閣僚の起用については、これまでと同じく1人が入閣することが固まりました。さらに、これまでの調整で、自民党の参議院側は閣僚2人を起用するよう求めています。一方、自民党の役員人事で、幹事長には、去年の総裁選挙で争った麻生前幹事長を起用し、挙党態勢を敷く案が浮上しており、1日、大詰めの調整が行われる見通しです。福田総理大臣は、1日のうちに内閣改造を終え、夜には記者会見を行い、内閣改造のねらいや今後の政権運営の基本方針を説明することにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/t10013265381000.html

795片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/01(金) 10:03:38
首相、麻生氏に幹事長打診 町村官房長官は留任の方向
2008年8月1日3時1分

 福田首相は1日に内閣改造と自民党役員人事に踏み切る意向を固めた。同日午前に首相官邸で公明党の太田代表と会談して最終確認する。首相は伊吹文明幹事長の後任に麻生太郎前幹事長を起用したい考え。31日に電話で打診、1日に直接会って要請する。麻生氏も環境が整えば受け入れる方向で検討している。一方、内閣の要である町村官房長官は留任の方向となっている。

 内閣改造は昨年9月の政権発足後初めて。現閣僚17人のうち15人は、安倍前内閣からの再任か横滑り。衆院議員の任期満了まで1年余りとなるなか、首相が大幅改造で「自前の内閣」をつくり、自らの手で解散総選挙を行う布石を打てるかが注目される。

 公明党から入閣した冬柴国交相は交代する見通し。景気後退の懸念があるなか、経済閣僚の人選も焦点だ。麻生氏を取り込めなかった場合、改造が小幅にとどまる可能性もある。

 党役員人事では、解散戦略と絡み、選挙を指揮する幹事長ポストを最重視。伊吹氏に代えて、人気があるとされる麻生氏を就けたい考えだ。麻生氏が受けなかった場合は、額賀財務相らの名前が挙がっている。伊吹氏については、臨時国会の召集時期などをめぐって公明党と意見が対立しており、留任すれば、同党との関係がぎくしゃくする可能性も指摘されていた。重要閣僚として処遇する案が出ている。

 内閣改造について、首相は31日夜、世界貿易機関(WTO)の多角的貿易交渉から帰国した若林農水相、甘利経産相から報告を受けた後、記者団に対し、「頭の中にある。明日の党首会談で与党として決める」と語った。

 太田氏との会談では、「今後の政治日程などを含めて、いろいろと協議したい。これから政策課題にどう挑戦していくか、どういう体制になるのかも含めて話をしたい」と述べ、改造だけでなく、与党内で意見が割れている臨時国会の召集時期や、公明党内に慎重論のある補給支援特措法の延長問題などについても意見をすり合わせる考えを示した。

 首相は自公党首会談後、まず自民党の役員人事に着手。1日午後に新役員を選出する。併せて臨時閣議で全閣僚の辞表を取りまとめ、同日夕には官邸に組閣本部を立ち上げる。新閣僚の皇居での認証式は2日になる見通しだ。

http://www.asahi.com/politics/update/0731/TKY200807310275.html

796片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/01(金) 10:06:50
内閣改造、町村長官は留任へ…冬柴国交相は交代の公算

 福田首相は31日、政権発足後初めての内閣改造を1日に行う意向を固めた。

 9月に任期満了となる自民党役員人事も併せて実施する。町村官房長官は留任させる考えだ。公明党は冬柴国土交通相の交代を求める方針で、改造は半数以上の閣僚が代わる「大幅改造」となる見通しだ。政府・与党は改造を政権浮揚につなげたい考えだが、内閣支持率の低迷が続けば、公明党などから首相交代論が出る可能性もある。

 首相は1日午前に公明党の太田代表と会談し、改造の了承を得る予定だ。首相は31日夜、首相官邸で記者団に、「1日の会談で今後の政治日程などを含めて協議したい。そこですべてを決めようと思っている。政策課題にどう挑戦していくかということだから、どういう体制になるのかも含めて話をしたい」と語った。

 町村長官は31日夜、首相と約1時間半にわたって首相公邸で協議した。首相周辺は同夜、「官房長官は留任だろう」と語った。

 党首会談は、1日午前9時から首相官邸で行われる。首相は午後の臨時閣議で全閣僚の辞表をまとめる。幹事長など自民党四役を決めた後、首相官邸で組閣作業に着手する予定。新閣僚の名簿は1日に発表されるが、皇居での認証式は2日にずれ込む見通しだ。

 内閣改造・党役員人事では、衆院選を控え、選挙の指揮をとる党幹事長などが焦点となる。参院自民党は、吉村剛太郎参院政審会長と矢野哲朗・前参院国会対策委員長を新閣僚に推薦する方針だ。

 福田内閣は昨年9月、安倍前首相の急な退陣を受け、安倍改造内閣の17人の閣僚のうち13人を再任した。こうした事情もあり、自民党内では昨年から内閣改造を求める声が出ていたが、首相は1月の通常国会開幕前は改造を見送った。

 しかし、7月上旬に北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)を終え、29日には2009年度予算の概算要求基準を閣議了解して政策的な節目を越えたことを受け、党内では「福田カラー」を打ち出して政権浮揚を図るため、改造すべきだという声が再び強まっていた。首相も、改造を今回も見送れば党内の不満を抑えきれないと見て決断した。

 1日の党首会談では次の臨時国会の開幕や衆院解散の時期も協議される見込みだが、自民、公明両党間では最近、こうした点で食い違いが目立ち始めている。

(2008年8月1日03時00分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080731-OYT1T00732.htm

797片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/01(金) 10:07:25
「麻生幹事長」打診、町村長官留任へ きょう内閣改造
8月1日5時0分配信 産経新聞


 福田康夫首相は7月31日、政権発足後初となる内閣改造を1日に行うことを決断した。自民党役員人事も合わせて行う。内閣改造に先立ち公明党の太田昭宏代表と与党党首会談を行い、こうした意向を伝える。首相は内閣改造を4日に行う方針だったが、前倒しを決めた。次期衆院選に備え、首相サイドは麻生太郎前幹事長に幹事長就任を打診した。麻生氏が受諾した場合、伊吹文明幹事長は重要閣僚に起用する。また、政策遂行の調整役となる町村信孝官房長官は留任の見通しだ。
 首相は1日午前9時に太田氏と会談する。午後の臨時閣議で閣僚の辞表を取りまとめた後に党人事と内閣改造を実施する。ただ、皇居での認証式は2日に行う方針で、福田改造内閣の正式な発足も2日となる。
 内閣改造について首相は31日夕、記者団に対し「1日の党首会談で今後の政治日程を含めて決める。(改造は)頭の中にはある」と述べた。首相は党首会談で臨時国会の召集時期についても協議したい考えだ。
 首相は昨年9月の政権発足以来、年金問題をはじめ安倍前政権が抱えていた課題の処理に重点を置いてきた。しかし、7月29日には厚生労働に関する「5つの安心プラン」や追加の原油高対策を取りまとめ、平成21年度予算概算要求基準(シーリング)を閣議了解したことなどで政策上の一区切りがついた。
 その上で、消費者行政や地球温暖化対策など福田内閣になって取り組んだ政策を確実に実行するには、人心を一新する必要があると判断した。
 町村氏に対しては、首相との連携不足が指摘されていたが、最近は学習指導要領解説書での竹島記述をはじめ省庁間の調整役に徹しているとの評価もある。首相としても同じ町村派であることなどから留任させる方向だ。首相は31日夜、町村氏と公邸で当面の日程について意見交換した。
 幹事長をめぐっては、公明党が伊吹氏の交代を強く要請。これを受け、首相と親しい自民党重鎮らが、公明党の北側一雄幹事長らとパイプの太い麻生氏に幹事長就任を打診したが、先の総裁選のシコリもあり、麻生氏は難色を示している。また、大島理森国対委員長は留任する見通し。
 一方、参院自民党の執行部は吉村剛太郎政審会長、矢野哲朗前参院国対委員長を推薦する方針。ただ、入閣は従来の2ポストではなく1ポストにとどまるとみられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080801-00000900-san-pol

798片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/02(土) 09:20:33
スコープ 改造前倒し 首相主導アピール 与党の溝修復急ぐ
2008年8月1日 紙面から

 内閣改造・自民党役員人事の断行を決めた福田康夫首相。だんまりを決め込んでいたこれまでとは一転、電光石火で一日中にけりをつけ、「福田カラー」を鮮明にしたい考えだ。しかし、与党内では自公両党間に不協和音が表面化しており、改造が政権浮揚につながるかどうかは不透明だ。 (吉田昌平)

急転直下
 首相は、四日改造説が大勢だった与党内の予想を覆し、改造を一日に前倒しした。

 改造は、自民党役員人事を決めた後、日を改めて行われるのが通例。改造の段取りや入閣候補をめぐる党内調整を経るためで、今回も一日にまず党役員人事、週末を挟んで月曜日に改造が行われると想定されていた。

 首相はこれまで改造の有無にさえ言及してこなかったものの、一日改造は自民党サイドに「急転直下」(閣僚経験者)に映った。首相の改造「前倒し」にはまず、一連の人事が首相主導であることを印象づける狙いがある。

 週末を挟めば、党内各派閥から閣僚候補を推薦する動きが強まったり、「入閣適齢期」の議員による猟官運動が過熱しかねないとの懸念もあった。

機能不全
 さらに、改造前倒しの背景には、臨時国会の召集時期や、海上自衛隊によるインド洋での給油活動を来年一月以降も継続させるか否かなどをめぐって表面化した自民、公明両党間の溝を早期に修復し、出直しを急ぐ意図もあった。

 自民党の伊吹文明幹事長らは首相の意向に沿い、臨時国会を八月下旬に召集し、給油活動継続のための新テロ対策特別措置法(給油新法)を改正するよう主張したのに対し、これに異論を唱える公明党は年末年始の衆院解散・総選挙も視野に、九月下旬召集を要求して対立。

 伊吹氏ら自民党執行部は三十日、当面の政局対応を「新体制で考えてもらう」として調整を断念し、公明党との与党内調整機能の不全を露呈してしまったからだ。

本格人事
 安倍前内閣から大半の閣僚を引き継いだ福田首相にとって、今回の改造は昨年九月の就任後初めての本格人事となる。

 議長として主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)を乗り切ったこの時期に、内閣改造・党役員人事で福田カラーを打ち出し、道路特定財源の一般財源化などの税制改正や、消費者庁創設など、臨時国会「秋の陣」に備えるはずだった。

 しかし、公明党は、首相に近い自民党関係者による「二人入閣」の打診に難色を示すなど、公明党との協力関係再構築を模索する首相に冷ややかな態度をとり続けている。

 与党の結束に不安材料を抱える中での内閣改造の断行は、政権の苦境を浮き彫りにしつつある。

自民内から注文相次ぐ
 内閣改造・自民党役員人事を断行する福田首相に対し、党内から三十一日、注文が相次いだ。首相は人心一新で政権浮揚を狙うが、自民党の希望を満たせなければ、「福田降ろし」が噴き出しかねない状況だ。古賀誠選対委員長は同日、古賀派の会合で「福田カラーの良さが出て、国民に期待される内閣をつくりあげてほしい」と求めた。

 また、中川秀直元幹事長は記者団に「改造だとマスコミは騒いでいるけれども、福田内閣が何をするかが大事だ。大阪では自民党支持率が高い。橋下徹知事が改革を断行しているからだ」と、改革重視の布陣を求めた。

 山崎拓前副総裁は山崎派会合で、海上自衛隊によるインド洋での給油活動を継続するための新テロ対策特別措置法(給油新法)改正案について「活動延長棚上げの議論が横行するようになったが、無責任な対応はできないと信じている」と、同改正案の再可決・成立に慎重な公明党に妥協しない自民党役員を選ぶように求めた。

 一方、首相に近い衛藤征士郎元防衛庁長官は、日本BS放送の番組収録で「首相は奇策は用いない。ただ、国民には、首相はメッセージを出してほしいという思いがある。華やかにメッセージを出す人をポストにつけてほしい」と述べた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008080102000138.html

799片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/02(土) 09:21:47
スコープ 解散視野描けぬ戦略 景気にシフト補正言及
2008年8月2日 紙面から

 福田康夫首相が政権浮揚をかけた新体制が一日、固まった。改造内閣は近づく衆院解散・総選挙の足音を意識し、経済重視へシフトしつつある。だが、臨時国会乗り切りの戦略も描き切れておらず、新福田丸は五里霧中の再出発となった。 (吉田昌平)

 「新内閣は一丸となって物価高と景気低迷という直面する困難を解決していく決意だ」

 首相は一日夜の記者会見で、改造内閣の最優先課題に経済情勢への対応を挙げた。

 首相は午前中の太田昭宏公明党代表との会談でも「経済の活性化が大事だ」と経済に目配りする姿勢を強調した。

 太田氏も改造にあたっては物価高対策に配慮するよう首相に注文した。

 政権与党の強みを生かすため、選挙が近づくたびに補正予算編成による景気刺激策が、過去の自民党政権でも繰り返されてきた。

 ただこれまで、小泉構造改革路線を引き継ぎ、財政健全化を目指す福田政権の顔触れからは、補正予算編成による原油高騰・景気対策に踏み込んだ発言は少なかった。

 しかし、この日は首相以外にも、自民党の麻生太郎新幹事長が就任会見で「景気対策は政権浮揚につながる大事な観点の一つに挙げられる」と力説。財政健全化を訴えてきた伊吹文明新財務相も就任会見では「必要な時に補正予算を組むことは、国民生活を預かるものの責任」と補正予算編成に言及した。体制一新を機に、景気対策を重視する空気が一気に強まった。

 首相が就任時に一万六四〇〇円台だった日経平均株価は下落し、この日も一万三〇九四円に低迷する。

 期待した主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)効果による内閣支持率上昇は微増にとどまっただけに、衆院解散までに景気対策に手を打ちたいとの思惑が、新体制の面々からはくっきり見えた。

   ×  ×

 解散を視野に経済重視で足並みをそろえたものの、臨時国会の召集時期など「政局・秋の陣」となると、戦略は描ききれない。

 首相は太田氏との会談に臨むにあたり「国会の開会時期とかがある」と、改造だけでなく臨時国会召集をめぐる調整の必要性を指摘していた。

 しかし、太田氏は首相との会談後、来年一月以降もインド洋で給油活動を継続するため、改正が必要な新テロ対策特別措置法(給油新法)の扱いについて「(改正の話は)なかった」と記者団にきっぱり。

 党首会談で難問は触れられず、麻生氏ら自民党新執行部にとって、給油継続に否定的な公明党との調整は急務となった。

 ただ、麻生氏も給油活動は「日本だけ抜けるというのは通る話じゃない」と言う。活動継続を唱える立場は前任者の伊吹氏と同じで、調整は手探り状態を抜け出せない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008080202000097.html

800片言丸:2008/08/09(土) 18:02:21
臨時国会召集で自公綱引き/次の焦点は会期幅

 次の臨時国会の召集時期をめぐる自民、公明両党間の綱引きが六日、新たな局面を迎えた。九月五日召集を軸に調整する方向となったが、公明党は焦点の新テロ対策特別措置法改正案の衆院再議決を前提としない短い会期を要求する構え。その先には早期の衆院解散・総選挙が視野に入っている。

 「自民党内にもさまざまな意見がある。公明党の意見も承知している。今日が議論のスタートだ」。自民党新体制発足を受けた六日の両党幹部協議後、自民党の大島理森国対委員長は召集時期の結論をお盆明けに先送りする考えを記者団に示した。ただ、両党が歩み寄りを始めているのは確かだ。

 大島氏はこれまで対テロ新法改正案の十一月中の成立を目指し、八月下旬召集を主張してきた。これに対し公明党は、衆院再議決を前提とした日程は受け入れられないと強く反対。平行線をたどってきたが、内閣改造を機に、大島氏に同調する伊吹文明前幹事長が執行部から外れたこともあり、自民党内でも八月案は急速にしぼんだ。

 一方、公明党内には「麻生太郎氏の幹事長起用には公明党の意向も働いた」との見方が広がる中で、さらに召集時期でも主張を貫けば、批判の矛先が公明党に向きかねないとの懸念が出ていた。

 そんな中で浮上したのが「九月上旬」論だ。公明党も歩み寄った格好に見えるが、八日告示の民主党代表選が小沢一郎代表の無投票三選にならない限り、二十一日の投票日までは自然休会になるため、実質的には主張通りの「九月下旬召集」と同じになる。

 公明党にとって次の焦点は会期幅。「最初から『衆院再議決をします』と声高に言いながら国会会期を決めるのはどうか。民主党との協議に意味がなくなる」(幹部)と、会期をできるだけ短くしたい考えだ。

 背景には支持母体の創価学会が再議決に強く反対している事情がある。党幹部は「党本部には『再議決するな』とのファクスが連日寄せられる」と明かす。矢野絢也元公明党委員長が創価学会を相手取った損害賠償請求訴訟に関し、民主党に追及の場を与えたくない意向も働いているとされる。

 民主党代表選が無投票になった場合、直ちに原油高など物価高騰に対応する補正予算の検討に着手するよう主張する考えだ。幹部の一人は「与党の強みは金だ。選挙はそれで勝負するしかない」と、補正予算を成立させて直ちに衆院解散すべきだとの考えを示した。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080806.html

801片言丸:2008/08/09(土) 18:03:55
月例経済報告/景気重視に路線転換へ

 政府は七日、月例経済報告で景気後退を事実上認め、緊急経済対策の検討を加速した。次期衆院選を前に景気悪化が深刻になれば、福田政権にとって致命傷になりかねないからだ。主導するのは自民党の麻生太郎幹事長と与謝野馨経済財政担当相。財政再建のスピードをいったん緩め、景気重視路線への転換に踏み出そうとしている。

 ▽二人三脚

 「(景気が弱含んでいるとの判断を示したことで)経済対策の根拠が強まった。(検討中の)対策が大きく変わるとは考えていない」。七日夕の記者会見で与謝野氏は、政府が景気悪化に先手を打って、対策を打ち出そうとしていることを強調した。

 与謝野氏はこれまで消費税率引き上げによる財政再建を唱えてきたが、内閣改造で二度目の経済財政相に就任すると、景気を下支えする必要があるとの考えを強調。早期の経済対策を主張する麻生氏と歩調を合わせた。

 麻生氏に近い関係者は「与謝野氏と麻生氏は内閣改造の前から、経済政策を周到に打ち合わせており、二人三脚と言ってもいい」と明かす。中長期的な財政再建は消費税増税が中核になるが、短期的には景気重視の政策をとる。これが与謝野氏らが描く路線だ。

 財務相に就任した伊吹文明氏も「(消費税などの改革は)二―三年のレンジでシナリオを示す」と早期増税論を早々に封印した。

 ▽増税色消える

 麻生幹事長は設備投資減税などを訴え、場合によっては財政出動もあり得るとにおわせている。「麻生氏の発言で福田政権の増税色はほぼ消えた」(財務省幹部)。

 その一方で、与謝野氏は「ばらまきはよくない」と繰り返してきた。大規模な財政出動や大型減税を求める与党内の動きにくぎを刺し、麻生氏との役割分担があることをうかがわせる。

 都内のホテルで七日開かれた町村派在京議員懇談会。自民党の中川秀直元幹事長は「福田康夫首相は財政健全化目標を堅持すると言っている。目標は達成できるし、しなければならない」と語り、二〇一一年度に基礎的財政収支を黒字化する目標の先送りを主張し始めた麻生氏への敵対心をあらわにした。

 消費税増税に反対し、経済成長によって財政再建を目指す「上げ潮派」の中川氏らは政権中枢から遠ざけられた。中川氏は自身のホームページに「(財政再建の)路線転換、即、政局」と記し、巻き返しに意欲をにじませる。

 ▽景気悪化は実感

 〇二年二月に始まった戦後最長の景気拡大は、自動車、電機などの輸出産業が主役だった。その一方で都市と地方の格差は広がり「実感なき景気回復」と呼ばれた。賃金増加のペースは鈍く家計への恩恵は少なかった。

 「景気が好調だと言われてもピンとこなかったが、景気悪化や物価上昇はすぐに実感できます」。東京都内の自民党若手が最近開いた集会では、支持者からこんな声が相次いだ。

 千葉県内の中小運送業者は一年前に比べ受注量が一割ほど減少していると嘆く。「ガソリン代も上がり続けており、二重の打撃。賃下げも考えないといけない」。選挙をにらんだ緊急経済対策は、家計や中小企業を支える即効薬を並べることが生命線になる。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2008/0807.html

802片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/19(火) 23:50:38
臨時国会召集日:公明党との折り合いつけられず 首相
 福田康夫首相が19日、臨時国会の召集日を具体的にせず、会期にも言及しなかった背景には、この問題に神経をとがらせる公明党との折り合いがつけられていない事情がある。公明党は9月中旬の召集は受け入れたが、焦点は次期衆院選のタイミングと絡み始めた会期の幅だ。年末・年明けの衆院解散・総選挙も念頭に独自色を強める同党に翻弄(ほんろう)され、首相の政権運営は不安定感を増している。

 首相は19日夜、召集日や会期の幅を明確に決められなかったことについて首相官邸で記者団に「決められるものなら早く決めたいが、いろんな状況があって総合的に判断した」と説明した。

 首相は18日夕、召集日に関し「私にも考えはあります」と記者団に述べ、19日の政府与党連絡会議で決断を示す構えをみせた。ところが、18日深夜に及んだ自民、公明両党の幹事長、国対委員長会談も召集日、会期幅で合意できなかった。公明党幹部はこの夜「与党で調整がつかないうちに首相が決めるというなら『勝手にどうぞ』ということになる」と突き放した。

 さらに問題なのは会期の幅だ。公明党の漆原良夫国対委員長は19日、新テロ対策特別措置法の延長問題に関し「わが党は(参院送付後60日で可能となる)衆院再可決を前提に日程は組まないと言っている。そこは首相とぶつかる」と記者団に明言。会期を長く取りたい首相と、短期で閉じたい同党との相違を隠さなかった。

 加えて同党は支持母体・創価学会を提訴した元委員長の矢野絢也(じゅんや)氏が臨時国会で参考人招致されるのではないかと危機感を募らせている。野党はすでに矢野氏招致をちらつかせており、会期幅を最小限にとどめ矢面に立つ機会を封じたい思惑がある。

 民主党は9月8日告示、21日投票の代表選を材料に9月中旬召集をけん制。公明党を揺さぶり始めている。

 新テロ特措法の延長のための衆院再可決は、公明党を含めた衆院の3分の2以上の勢力が不可欠だ。首相は、公明党の事情や民主党の出方を見極めるためにも、召集日について大枠を示すにとどめざるを得なかった。【川上克己】

毎日新聞 2008年8月19日 21時09分(最終更新 8月19日 21時47分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080820k0000m010110000c.html

803片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/19(火) 23:52:53
臨時国会:福田首相、召集日発言も後退 公明に押され
 福田康夫首相は19日の政府与党連絡会議で、与党内で意見が分かれている臨時国会の召集日について最終判断する。当初は「8月下旬」を目指していた首相だが、新テロ対策特別措置法の延長問題と絡めて公明党が「9月下旬」を主張するのに押され、決めきれないまま発言はずるずる後退。なかなか態度を明らかにせず、結局主導権を発揮できなかった先の「追い込まれ内閣改造」と同じ展開が繰り返されている。【中田卓二】

 「あまり長くないかもしれないが、夏休みがございますので、どうか大いに心身を養っていただきたい」。首相は国会最終日の6月20日、自民党代議士会でのあいさつで、8月下旬に臨時国会を召集する意向をにじませた。その後、記者団にも「通常は9月開会だろうが、それよりは若干早まるかな」と語った。

 早期開会には、インド洋での海上自衛隊の給油活動を延長する新テロ特措法改正案の衆院での再可決を想定し、十分な会期を確保する狙いがあった。

 しかし、「年末・年明け解散」を視野に入れる公明党が給油延長に難色を示し、召集日を巡る政府・与党の調整はこう着状態に。

 首相は今月9日、長崎市での記者会見で「いろいろな懸案事項を解決していくためには、ある程度の時間は必要だろう。そんなに遅くない時期に国会を始めなくてはいけない」と述べ、9月上旬にまで譲歩したが、それでも決着しなかった。

 一方で、政府が月内にまとめる総合経済対策の裏付けとして、大型の補正予算案編成を求める与党と、財政健全化を掲げる政府の綱引きも続いている。

 次期衆院選をにらみ1兆円規模をもくろむ公明党に、自民党の古賀誠選対委員長も「2、3兆円なら知恵を出せる」と同調。大型補正には準備が必要なため、9月下旬召集論とも関連するが、政府は「関係すると思えばするし、関係ないと思えば関係ない」(町村信孝官房長官)と煮え切らない。

 首相は18日夕、首相官邸で記者団に「経済総合対策もあり、消費者庁の法律も審議しなくてはいけない。国際協力という観点もある。会期はそれに必要な期間になる」とあいかわらずのあいまいな物言いに終始したが、最後に「私にも考えはあります」と強調してみせた。

毎日新聞 2008年8月19日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080819ddm002010012000c.html

804片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/20(水) 06:00:29
臨時国会召集時期で調整へ

8月18日 8時22分
臨時国会をめぐって、自民党内では、来月中旬までに召集すべきで、来月12日とする意見が出ているのに対し、公明党は、来月後半以降に召集し、冒頭に補正予算案を提出すべきだとしており、政府・与党は大詰めの調整を行い、19日に決めたいとしています。

福田総理大臣は、先週、自民党の麻生幹事長らと会談し、19日、政府・与党の幹部による会合を開いて、臨時国会の召集時期を決めたいという考えを伝え、それまでに与党内の調整を進めるよう指示しました。自民党内では、福田総理大臣が、インド洋での海上自衛隊による給油活動を継続する法案の成立に強い意欲を示していることを踏まえて、十分な会期を確保する必要があるとして、来月中旬までに召集すべきで、召集日を来月12日とする意見が出ています。これに対し、公明党は、臨時国会の冒頭に補正予算案を提出すべきだと主張しており、その編成にかかる期間を考慮して、召集は来月後半以降にすべきだとしています。また、公明党は、給油活動を継続する法案を衆議院で再可決することを前提に、会期を長くすることに難色を示しており、与党内では、召集日と会期をめぐり、19日にかけて大詰めの調整が行われます。一方、今月中にとりまとめる総合的な経済対策をめぐっても、公明党が1兆円以上の財政措置を講じる必要があるとしているのに対し、政府内には、財政再建が課題となる中で、補正予算案を編成する場合でも、赤字国債の発行は避けるべきだという意見が強く、今後、対策の規模や財源をめぐる調整が行われる見通しです。

http://www3.nhk.or.jp/news/k10013556491000.html

805片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/20(水) 06:01:04
臨時国会召集日 判断先送りも

8月19日 4時36分
福田総理大臣は、給油活動を継続する法案などを成立させるために臨時国会を早期に召集したいとして、19日に召集日を決めたいとしていますが、来月後半以降の召集を主張する公明党との調整がついておらず、与党内には判断が先送りされるのではないかという見方も出ています。

福田総理大臣は、18日、次の臨時国会の召集日を19日に開かれる政府・与党連絡会議で決めたいという考えを重ねて示し、自民・公明両党の幹事長と国会対策委員長は、18日夜も大詰めの協議を行い、福田総理大臣の判断を尊重することを確認しました。ただ、18日夜の会談のあと、麻生幹事長は、記者団に対し「召集時期については、まだ決まっているわけではないが、景気対策などをきっちり実行に移していく時間がいることを計算して検討しようということだ」と述べました。福田総理大臣は、臨時国会でインド洋での海上自衛隊による給油活動を継続する法案や消費者庁を創設する法案を成立させたいとしており、こうした法案を確実に成立させるためにも来月の早い時期に臨時国会を召集したいという意向を示してきました。一方、公明党は、給油活動を継続する法案を衆議院で再可決することを前提に召集日などを決めることに難色を示すとともに、臨時国会の冒頭に補正予算案を提出することを念頭に、編成にかかる期間を考慮して、召集は来月後半以降にすべきだとしています。福田総理大臣としては、臨時国会で重要法案や経済対策にどう取り組むかを明らかにしたうえで召集日を決める方針ですが、公明党との調整がついておらず、与党内には判断が先送りされるのではないかという見方も出ています。

http://www3.nhk.or.jp/news/k10013579771000.html

806片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/20(水) 06:02:46
臨時国会 来月12日軸に調整

8月19日 19時15分
福田総理大臣が経済対策などに取り組むため次の臨時国会を来月中旬に召集したいという考えを示したことを受けて、自民・公明両党は、具体的な召集日や会期をめぐる協議を進めることにしており、来月12日召集を軸に調整が図られる見通しです。

福田総理大臣は19日の政府・与党連絡会議で、次の臨時国会では総合的な経済対策やインド洋での海上自衛隊による給油活動を継続する法案の成立などに取り組むため、臨時国会を来月中旬に召集したいという考えを示しました。これを受けて自民・公明両党は、幹事長らが具体的な召集日や会期、それに重要法案の取り扱いをめぐる協議を進めることにしており、召集日については、これまでの話し合いを踏まえ来月12日召集を軸に調整が図られる見通しです。一方、会期の幅をめぐっては、政府・自民党内には給油活動を継続する法案や消費者庁を創設する法案などを確実に成立させるためにも、あらかじめ十分な会期を確保すべきだという意見が出ています。これに対し公明党の漆原国会対策委員長は19日、「福田総理大臣は、給油活動を継続する法案を衆議院で再可決を使って成立させたいと思っているだろうが、そこは総理の思いと公明党の思いがぶつかることになる。再可決を前提とした日程を組むべきではない」と述べ、会期を長くとることに慎重な姿勢を示しており、今後調整が続けられることになります。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013591761000.html

807名無しでチュウ:2008/08/24(日) 22:36:33
外交日程:首相、目白押し 臨時国会絡み政権運営に影響
 来年1月に期限が切れる新テロ対策特別措置法の延長を巡り、臨時国会で与野党の激しい攻防が予想される中、福田康夫首相が出席を予定している外交日程が目白押しだ。9月21日には日中韓首脳会談が、神戸市で初めて単独開催される方向。首相が不在となる外遊は、新テロ対策特措法の審議日程にも絡むことから、会期幅をめぐる与党内の駆け引きにも影響しそうだ。

 日中韓首脳会談は6月の日中韓外相会談で開催に合意していた。竹島問題をめぐり開催が危ぶまれていたが、一時帰国していた駐日韓国大使が帰任するなど沈静化したとみて開催が可能と判断した。韓国側の正式な回答を待って最終的に決定する。

 国連総会の一般討論演説は過去2年連続で首相が欠席しており「各国首脳が演説する場なので行ったほうがいい」(官邸筋)と出席に前向き。北京でのASEMは、日中間の首脳の相互往来の一環として重視しており、出席する方向だ。そのほかの会合も過去は首相が出席している。

 テロ対策特措法の延長を目指す政府は十分な会期設定を望むが、公明党は早期閉会も視野にしている。特に11月下旬のAPECと12月中旬のEASはこうした駆け引きに微妙に影響するとみられる。

 一方、日朝協議で「可能な限り今秋」とする幅のある時期で合意した拉致問題の再調査結果もこの秋の政権運営に影響する。外遊のほとんどはアジア関連のため、そのたびに成果を問われ、外遊自体も厳しい試練になる可能性もある。【須藤孝】

■年内の主な外交日程

9月12日?  臨時国会召集

9月21日?  日中韓首脳会談(国内)

9月23日〜  国連総会・一般討論演説(ニューヨーク)

10月24、25日 アジア欧州会議(ASEM)(北京)

11月22、23日 アジア太平洋経済協力会議(APEC)(リマ)

12月15〜17日 東アジアサミット(EAS)など(バンコク)

09年1月15日 新テロ特措法期限切れ

毎日新聞 2008年8月24日 20時10分(最終更新 8月24日 21時57分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080825k0000m010053000c.html

808片言丸:2008/08/27(水) 06:57:59
臨時国会は内憂外患 野党・公明対応に首相苦慮か
2008年8月27日3時0分

 政府・与党が臨時国会の会期を9月12日から11月20日までの70日間とする方針を決めた。福田首相にとっては、対決姿勢を強める野党だけではなく、年末年始の衆院解散・総選挙を求めて内側から揺さぶりをかける公明党など、与党との間でも緊張関係を強いられる国会となる。解散・総選挙や自らの進退をかけた決断を迫られる可能性もある。

 首相が臨時国会で重視するのは(1)景気対策のための補正予算成立(2)インド洋での給油活動継続のための補給支援特別措置法延長(3)消費者庁設置法成立。補正は与党の声に押されたものだが、「給油継続」と「消費者庁」は首相自身の強いこだわりだ。

 政府・与党は補正予算案の審議から入り、成立のメドが立った段階で、給油継続と消費者庁法案の成立を目指す方針。ただ、野党反対の下、法案成立のためには、衆院を通過した法案を参院が否決したと見なすことができる「60日ルール」を適用したうえで、自公が結束して衆院の3分の2の議席を使って再可決せざるを得ない。70日間の会期内での成立は難しく、首相は「会期延長」と「再可決」で公明党を説得できなければ、臨時国会の目的を貫徹できない。

 ところが、公明党は7月の北海道洞爺湖サミット後、急速に首相と距離を置き始めた。政権浮揚が期待されたサミットや内閣改造後も支持率があがらず、公明党が求める早期解散に踏み切る気配もない首相に対し、「このままでは総選挙を戦えない」との意見が急速に高まっている。

 給油継続と消費者庁法案成立への協力と引き換えに、公明党が首相に退陣を促し、「新たな顔」での総選挙を求めるのではないか――。そんな「花道論」も、与党内から聞こえてくる。

 一方、政府内では、首相は来年度予算案が成立する来春までは、政局をできるだけ回避し、解散するつもりも、政権を投げ出すつもりもない、という見方が大勢だ。最近、伊藤達也首相補佐官に来春までに経済ビジョンを作成するよう指示したことも、そうした見方を裏付けている。

 年末年始の解散に照準をあわせる公明党を、首相が「解散カード」も「退陣カード」も切らずに説得できるか。会期延長や再議決の判断を迫られる11月ごろ、解散・総選挙の時期や首相の進退をめぐる「秋政局」が緊迫の度合いを深めそうだ。(鮫島浩、伊藤宏)

http://www.asahi.com/politics/update/0826/TKY200808260312.html

809名無しでチュウ:2008/11/25(火) 17:44:42
麻生政権:「三重苦」の2カ月 いつかの風景、弱体化の道?(1) ねじれ国会、福田政権と同じ
 政権浮揚を狙ったぺルー訪問を終えた麻生太郎首相は24日、就任2カ月を迎えた。「選挙の顔」を期待されていた首相だが、最近は「ねじれ国会」に翻弄(ほんろう)され、「司令塔不在」に悩み、自らも「発言の軽さ」を露呈させている。これら「三重苦」はいずれも過去の政権を弱体化させた要素。「麻生政権は『いつか見た風景』になりつつある」との指摘も出始めた。【中田卓二】

 「今の政権を見ていると、どうしておれたち(福田康夫前内閣)が退陣したのか分からなくなるよ」

 町村信孝前官房長官は最近、会食した政府関係者を相手に何度もぼやいた。08年度第2次補正予算案をめぐる民主党の小沢一郎代表との党首会談は決裂。参院で野党が多数を握るねじれ国会に苦しむ状況は前内閣から変わっていない。

 9月29日の所信表明演説で民主党の国会戦術を批判した首相。そこで言及した「合意形成ルール」は見いだせないまま。自民党幹部は「来年の通常国会では法案は衆院での強行採決と再可決の連発」と自嘲(じちょう)気味に語る。

2008年11月25日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081125mog00m010028000c.html

810名無しでチュウ:2008/11/25(火) 17:45:43
麻生政権:「三重苦」の2カ月 いつかの風景、弱体化の道?(2) 司令塔不在、安倍氏と似通う
 「政局より政策」の意欲も空回りしている。定額給付金に関する首相の発言は二転三転し、道路特定財源の一般財源化に伴う地方への1兆円配分をめぐっては、使途を限定しない地方交付税化方針に自民党内で批判が噴出した。

 首相は「意見が出ない方がよほど問題なんじゃないか」とあくまで強気だが、省庁幹部からは「とにかく政策が動かない」との嘆きが漏れる。

 支える体制は、もともと首相の「一枚看板」でスタートした内閣だけに河村建夫官房長官らの存在感はいま一つ。側近を「お友達」で固め、官邸が孤立化した安倍晋三元首相とも似通う状況だ。公明党からは「大島(理森国対委員長)さんみたいな人が官邸に入らないといけない」(幹部)など、人心一新を促す声も出始めた。

2008年11月25日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081125mog00m010029000c.html

811名無しでチュウ:2008/11/25(火) 17:46:53
麻生政権:「三重苦」の2カ月 いつかの風景、弱体化の道?(3止)発言の軽さ、森氏の二の舞いも
 一方、首相の発言の粗さは深刻だ。19日の「医師は社会的常識が欠落」は完全な失言。さらに、郵政株式の売却凍結を容認した際には「今年中に売らないといけないルールになっている」と語り、基本部分での事実誤認を批判された。

 「疲れている」と擁護する声もあるが、このままでは「無党派層は寝ていてくれればいい」などの失言で、民心が離れた森喜朗元首相の二の舞いになりかねない。

2008年11月25日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081125mog00m010030000c.html

812片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/01/23(金) 21:37:53
消費増税問題/揺らぐ争点化戦略

 麻生太郎首相は消費税率引き上げをめぐる税制改正法案の付則問題で、具体的な増税時期をあいまいにする“窮余の譲歩”を余儀なくされた。二〇一一年度からの引き上げ方針に異を唱える反麻生勢力の造反回避を優先したためだが、衆院選での争点化により「責任政党」をアピールしたい麻生戦略は大きく揺らいだ格好。造反後の生き残り策を見いだせない反対派を覆った厭戦(えんせん)ムードも、玉虫色の幕引きにつながったといえそうだ。

 ▽一気に軟化

 二十一日午後の官邸。首相は自民党の保利耕輔政調会長らから付則案文を示されると、細部を確かめずに「一一年度から消費税率の引き上げができる余地は残しておいてくれ。『ぶれた』と言われないような内容にしてほしい」と求めただけで、詰めの調整を同席した与謝野馨経済財政担当相に“丸投げ”した。

 首相は当初、経済好転を前提に一一年度から引き上げる方針を明記した「中期プログラム」の表現を、そのまま付則に盛り込む姿勢を堅持した。三年後の消費増税は、民主党との違いを鮮明にするためのカード。後退すれば「迷走批判」の再燃は必至だ。安倍晋三元首相らから「消費税を政局にしてはいけない」と譲歩を求められても、静観を貫いた。

 しかし事態は予想を超え深刻化した。十九日には反対派の急先鋒(せんぽう)である中川秀直元幹事長に小泉純一郎元首相、武部勤元幹事長らが呼応。正面突破を図れば、税制改正法案の衆院再議決が「身内の反乱」で阻止され、政権が立ち往生する事態は否めない。

 二十日夜、首相は都内のフランス料理店で会食した伊吹文明前財務相から「こちらが責任をもってきちんと対応するから、あまりぺらぺらしゃべらずに任せてほしい」と譲歩を求められ「よろしくお願いしたい」。周辺にも「『一一年度』の数字が入っていれば、書きぶりなんてどうでもいい」と一気に軟化した。

 二十二日夜には、記者団に「私の当初申し上げていた案が了承された」と強弁したが、中期プログラムの「一一年度実施」方針が骨抜きにされたのは明らかだ。

 ▽中川包囲網

 二十一日夜、都内のホテル。中川氏は河村建夫官房長官とひそかに会談し、付則案が固まったことを踏まえ「離党はしない。全面的に協力する」と矛を収める意向を伝達。続けて「行政改革の努力をしないと若手が持たない」と注文を付けるのが精いっぱいだった。

 中川氏の撤退は、党内で「包囲網」が狭まったことと無縁ではない。森喜朗元首相は十九日夜の伊吹氏との会談で「あそこまで反対するなら、中川は党を出ていくのではないか」と突き放した。各派幹部も中堅、若手の造反予備軍を「数年後の話を身内同士で争っていても、自民党全体が沈没するだけ」と懐柔し、早期鎮圧に躍起となった。

 「選挙はまだ先で、有権者へのアピールを狙って勝負をかけるにはまだ早い。展望もなく造反して、刺客を差し向けられてはかなわない」と若手議員。衆院選をにらんだ損得勘定が「造反エネルギー」を急速にしぼませたのは間違いない。

 ▽拍子抜け

 「一一年度から消費税率を上げるのか、上げないのか、さっぱり分からない。首相は大きくぶれた」。民主党の菅直人代表代行は記者会見で厳しく批判した。

 ただ民主党は税制改正法案への大量造反による政権瓦解を期待していただけに、政権側の手打ちに拍子抜けした感は否めない。党幹部は「成立させられない法案を出すほど与党もばかではない。勝負はそれほど甘くない」とつぶやいた。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2009/0122_1.html


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