[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
【44衆】九州
447
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/06(金) 20:39:25
選挙:県議選 終盤情勢 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070406ddlk42010330000c.html
◆大村市区
◇利害絡み構図複雑、3議席に5人立候補
現職3人に集票力のある自民出身の元職2人が加わり3議席を争う。衆院長崎3区の自民・谷川弥一、民主・山田正彦の両衆院議員も自らの選挙をにらんで現職のてこ入れに動くが、怪文書が飛び交い、利害関係が絡み合う複雑な構図。自主投票となる公明や、候補のいない共産支持者の票の行方も焦点となりそう。最後までしのぎを削る激戦が続いている。
72歳の現職、吉川氏は「松本崇市長の息子が将来の後継者」との見方で周囲は一致。松本市長は現職3人支援だが、吉川氏が基本。自民市議の多くが出陣式に顔を並べ、唯一の自民公認と“主流派”をアピールした。3期の実績と「松本市長や県政のパイプ役」を強調する。
同じく現職の高見氏は無所属ながら民主、社民の推薦を得て、保守分裂を追い風にクリーンさをアピール。反保守、無党派の受け皿を目指す。ただ、民主の山田議員の支持者の一部が元職2人に流れていることが懸念材料で、前回以上の民主、社民の協力ができるかも注目される。
元職の野口氏は昨年9月の市長選立候補から半年余りでの選挙となる。パーティー券販売あっせん事件での辞職や、県議再挑戦への批判もある一方、市長選では1万5000票余りを獲得。初当選した95年と、続く99年でトップ当選した集票力に陰りがないことを誇示した形だ。
山北氏は福祉政策拡充を前面に掲げ、事件で辞職した元職2人を意識して「市民の良識を」と問いかける。現職ながら挑戦者をアピール。地盤の市北部を中心に無党派層への食い込みや、地域をこまめに回るドブ板選挙を展開し、保守票の掘り起こしも図る。
談合事件での逮捕・辞職から10年ぶりの復活を目指す小林氏は圧倒的な動員力を見せている。94年、松本市長が贈収賄事件で逮捕された際は批判の急先ぽうに立ったが、出陣式にはその松本市長も駆け付けた。ただ、強引と批判される政治手法などが影響して自民への復党はならず、有権者の評価も分かれる。【柳瀬成一郎】
◆西彼杵郡区
◇自民現・新と民主現、三つどもえ接戦か
自民現職と新人、民主現職の計3人が2議席を争う。前回の西彼杵郡第2選挙区から合併で8町が抜けたが、残る今回の時津、長与2町では、前回の候補7人のうち今回出馬した3人の得票はほぼ横一線。両町の勢力争いも絡み、情勢は最後までもつれそうだ。前回、選挙区内で下から1、2番目だった両町の投票率の行方も注目される。
三好氏は自民党県連幹事長を務める。だが、票田の多良見、琴海2町が合併で外れ、血縁や高校同窓会などを頼りに浸透に躍起。地盤の時津での告示前の決起集会には、金子原二郎知事が県議選では異例の応援に駆け付け、谷川弥一衆院議員が麻生太郎外相を呼び弾みをつけた。
橋本氏は、自民議席独占の勢いにのみ込まれるのを警戒。民主も県内最重点地区と位置付け、出陣式には党県連代表の高木義明衆院議員、高石哲夫・連合長崎会長が駆け付けた。終盤の追い上げに定評のある出身の三菱重工労組長船支部を中心に票の掘り起こしに懸命だ。
新人の辻田氏は前回、地盤の長与以外で票が伸び悩み、111票差で次点に泣いた。だが、今回はいち早く地域での集会を重ねるなど準備を進めてきた。時津町より有権者が約1万人多い長与町を強く意識した選挙戦を演出、票の取り込みを図るほか、時津への食い込みにも躍起になっている。【長澤潤一郎】
◆西海市区
◇5町合併で新市誕生、保守現職一騎打ち
西彼杵郡北部5町の合併による新市誕生後、初の県議選。1人区で保守系現職の一騎打ちとなった。合併による区割り変更と定数削減があった今回県議選を象徴する激戦区。元旧大瀬戸町長で今回引退する四辻弘雄氏の票の行方や、中立の構えをみせる山下純一郎市長の動きが注目される。
旧西彼町議の瀬川氏は、ミニ集会を重ねるなど草の根選挙を繰り広げている。若さと行動力をアピールし、無党派票獲得を狙う。農業関係者を中心に支持を広げ、四辻氏の支持者にも働きかけをし、幅広い浸透を図る。
林田氏は旧大瀬戸町が地盤。02年には四辻氏との県議補選で一騎打ちに敗れたこともあるが、今回は自民公認のメリットを最大限に生かし、公明のほか地元企業や商工会、医師会の推薦を受ける。金子県政へのパイプなどを強調している。【小山内恵美子】
◆平戸市区
◇自民VS無所属
北松浦郡区から選挙区替えした黒田氏は、平戸市がリードする形での県北活性化などを訴え支持拡大を図る。小山田氏は前回に続く挑戦。ボランティア団体の人脈などを軸に草の根活動を展開している。
448
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/06(金) 20:40:16
◆雲仙市区
◇現新3人、接戦展開
島原半島旧16町のうち7町で発足した新市で現職と新人合わせて3人が接戦を繰り広げている。
旧小浜町出身の金沢氏の陣営は、旧愛野町から旧南串山町にかけて橘湾側4町で女性との「囲む会」を開くなど「橘湾側でただ一人の候補を落とせば地域バランスが崩れる」と集票に躍起。
昨年2月の補選で初当選した徳永氏は有権者の最も多い旧国見町を地盤とし、青年層が中心となり隣の旧瑞穂町などに支持を広げる。唯一の現職だが、挑戦者の姿勢で支持拡大に懸命だ。
大久保氏は諫早−愛野間の国道拡幅などを掲げ、農協や合併などでつながりの深かった旧吾妻、愛野、千々石町を中心に勢力を伸ばす。町議5期、市議1期の経験と実行力を打ち出している。
◆南島原市区
◇2議席を3人で
旧南高来郡区の南部8町が合併し、2議席を3人で争う。
新人の宮崎氏は昨年6月以降、1000回の街頭演説をこなして知名度アップを図ってきた。徹底した草の根選挙で旧北有馬−旧加津佐の南部4町を固める。
現職の末吉氏は全市でまんべんなく勢力を広げているが、中でも有権者の多い旧有家、旧西有家に力を注ぐ。若者との座談会も積極的にこなし支持拡大を図る。
松島氏は27歳の若さを強調。元県議で市長の父世佳氏と自身の後援会が両輪だが、父子で市長、県議を占めることに反発もあり、有権者の判断が注目される。【山崎太郎】
◆東彼杵郡区
◇前回補選と同じ顔ぶれ
04年7月の補選と同じ顔ぶれ。共に無所属だった補選は2000票余の差で中島氏が制した。今回は中島氏が自民公認、中村氏が民主推薦を得て、政党色が強まった。地盤が重なる波佐見町では互いに譲らぬ接戦。東彼杵、川棚両町での得票が鍵となりそう。
◆南松浦郡区
◇一転、最激戦区に−−1議席を5人で争奪
定数1に5人が立候補した。合併に伴い選挙区は新上五島町だけとなり、定数も2から1に減少。99、03年の無投票から一転、今回の県議選で最大の乱戦になった。自民・谷川弥一衆院議員と民主・山田正彦衆院議員の“代理戦争”の余波で、3人が自民票を奪い合い、民主系も割れる。政党間の争いに地縁・血縁が加わり、勝ち馬に乗ろうと静観する人も少なくなく、複雑な展開を見せている。
自民系は公認で新人の浜田氏、現職ながら推薦となった馬込氏、無所属で新人の本村氏の3人。浜田氏は谷川議員や井上俊昭町長、党組織、公明推薦で票を伸ばし、主要な土建業者も動く。馬込氏は現職の強みを発揮してこれまでの地盤を守り、谷川議員に批判的な保守層へも浸透する。本村氏は出身の旧奈良尾町や関係が深い旧有川町で支持を固める。
民主系は末竹氏と橋本氏の新人2人。末竹氏は旧若松町が地盤。山田議員の元私設秘書で山田議員が全面支援し、党推薦と連合長崎の推薦も取り付けた。元自治労県書記長の橋本氏は旧上五島町出身で自治労の推薦を受ける。この結果、連合と傘下の自治労が分かれて戦う状態となっている。【椿山公】
毎日新聞 2007年4月6日
449
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/06(金) 20:40:59
動く:07年統一地方選/4 現新激突 2人区 /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070406ddlk44010480000c.html
◇見えない票の行方=臼杵市区/当落のカギは挾間=由布市区−−県議選
◇3陣営は手探り
■臼杵市区(定数2−3)
エリア拡大で、各陣営とも「浸透できたか確信がない」と手探りの状況で旧市町を行き交う。児玉氏は、市議時代の後援会や労組OBを主体に運動を展開。唯一の無所属として、浮動票の取り込みを目指す。旧野津町出身の久原氏は、地場産業活性化などを主張。平和運動センターなどの支援で、旧市部でも知名度アップを図る。志村氏は「三つどもえで票が食われかねない」と危機感を強調。企業や市議の応援で旧市部を固め、旧町でも細かな地区回りを重ねる。【小畑英介】
◇構図一変で激戦
■豊後大野市区(定数2−3)
3回連続の選挙戦も、今回は保守系が1人。構図は一変した。
トップ当選2回の後藤氏は地盤の旧三重町、労組とも玉田氏と二分。「自民2現職に挑んだ初挑戦、農協組合長らを降した2期目と、逆境慣れしている」と言い、農業主体の地域再生の訴えにブレはない。佐々木氏は出身の旧清川村を核に他地域にも浸透。旧三重町にも食い込みを図る。玉田氏は連合推薦を得たほか、無党派的支持拡大に期待。「高校統合、振興局撤退など停滞した大野を転換させる」と訴える。【梅山崇】
◇新人出馬で激戦
■由布市区(定数2−3)
直前まで無投票の公算が大きかったが、新人・太田氏の出馬で一転、激しい選挙戦となっている。近藤、太田両氏は旧湯布院町、江藤氏は旧庄内町が地盤。各陣営とも足元をしっかり固めつつ「当落は挾間がカギ」と、最大の票田、挾間票の取り込みで票の上積みを狙う。近藤氏は農林業、商工観光関係者、江藤氏は市職労など連合加盟組織を主な支持層に浸透。太田氏は政党、団体の推薦は求めず、旧湯布院町青年部を中心とした草の根選挙で若者、無党派層への食い込みを図る。【大島祥平】
◇ ◇
34人を公認・推薦する自民党県連の日野立明会長代行は「最低でも24議席を確保したい」と力を込める。市町村合併で党を応援する市町村議が大幅に減る中「県議までも減れば(公認候補を擁立する)参院選大分選挙区の選挙態勢にも影響する」と話す。
民主党県連の吉良州司代表は、県議選を参院選の前哨戦とは位置付けない。公認・推薦10候補の全員当選は期しつつ「県連マニフェストに共鳴し、大分の地域主権を確立する輪を広げる」と、党派の枠を超えた思いを口にする。
公明党は大分市区2人、別府市区1人の公認3人の当選が最重要課題。支持を組織外にも広げ、自民系候補の競り合いの影響を食い止める。自民候補も推薦・支持しているが、支持母体の創価学会県幹部は「票割り対応し、公党間の約束を果たす」と明言する。
大分、別府両市区で公認各1人を擁立した共産党は「何としても2議席勝ち取る」。参院選もにらんだ戦いで「生活格差是正などの主張で、共感者を一人でも増やす」(林田澄孝・党県委員長)と無党派層も視野に。
社民党県連合の重野安正代表は、護憲、格差社会是正は中央・地方共通の課題とし「県議選でも社民、民主、共産、国民新党トータルでの戦いが自公の歯止めとなる」。公認・推薦計13人もの候補は最近では例がない。
党初の県議選となる国民新党は、大分市区で公認1人。党の知名度アップも課題で、後藤博子党県支部長は「新党への期待感を、参院選につなげたい」。【藤原弘、梅山崇、小畑英介】
450
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/06(金) 23:11:03
市二分測られる「支持」/豊後高田市
2007年04月05日 朝日大分
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000704050005
さびれた商店街に昭和30年代の街並みを再現し、年間30万人が訪れる同市自慢の名所「昭和の町」。通りに流れる懐メロが郷愁を誘う。
県議選が告示された3月30日の昼下がり。堤俊之氏(53)の名を連呼する選挙カーが通りにさしかかると、店々は急に殺気立った。
店主も店員も客そっちのけで軒先へ。徐行しながら通過する車に乗った運動員の目にとまれとばかりに、手を振って出迎え、声援を送っていた。
車列を最後まで見送った女性に聞くと、実は佐々木敏夫氏(64)の支持者なのだ。「いい顔見せておかないと店が心配。身内の勤め先も堤氏支持だから……」
昭和の町は、商店街そばの酒蔵を改装した博物館など、施設整備も順調だ。「成功は佐々木県議あってこそ」と県部長出身の永松博文市長は、市長選で支援を受けた「恩人」を公然と支援する。
一方、昭和の町の運営会社に社長を送り込む豊後高田商工会議所の小畑末吉会頭は、堤陣営だ。自身の鉄工所は堤氏系の建設会社が得意先でもある。堤陣営には旧郡の2町長も加わっている。
両陣営とも、地元の名士や系列の土建業者を軸に、人脈をたどっての激しい票取り合戦でしのぎを削っている。両候補の同級生らはこう言って、顔を曇らせた。
「市を二分した戦いになった。これでは、選挙の後もしこりが残るだろう」
451
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/06(金) 23:11:33
■ ■
《県議選の豊後高田市区は、05年の市郡合併に伴って二つの1人区が統合され、ともに建材会社を営む自民現職2人の1議席を争う死闘が続く。旧郡区が主地盤の堤氏は元県議の父の後継で、2期連続の無投票当選。一方、旧市区出身の佐々木氏は連続当選5回、うち4回は無投票で、父は旧市の元市長》
先に仕掛けたのは堤陣営だった。有権者数は堤氏の主地盤の旧郡2町で計約6千。その2倍半の約1万5千を抱える旧市への浸透が決め手になるとみて、昨夏に事務所を旧市中心部に構えた。
旧市時代の市長選での、「反佐々木派」にも接近。堤氏系の土建業者は、これまで取引のなかった旧市部の佐々木氏系の下請け業者に仕事を回して、懐柔を試みた。
堤陣営には、衆院選で推した西村英一・元建設相の故郷、姫島村の藤本昭夫村長も加勢し、豊後高田市内の同村出身者らに支持を呼びかけている。
だが、佐々木陣営も水面下の「秘策」で対抗していた。
「『杭(くい)』は打ってあるから」。市議の一人はそう表現しながら、陣営から送られてきた選挙はがきを見せてくれた。
文面には「推薦人」として、今年2月の市議選で当選した現職9人と、元市議10人が名を連ねる。堤氏の地盤の町議出身者も複数いた。
地域に密着し、数百〜千人内外の支持者をつかむ彼らを、大きな選挙に備えて取り込むのが「杭打ち」だと、佐々木派の組織づくりに長年携わった元市議は解説する。
「『杭打ち』っていうのは、元々はその昔、『買収』の隠語として使われていた言葉だよ。相場は原則、ひと杭、百万円。でも、今時、そんな危ない選挙はできまいが」
元市議は、佐々木氏が旧市内で、年に250件前後はある葬儀と初盆に参列し続ける効果も選挙に表れるとみる。「こういう義理人情の世界って、一見地味だけれど効果は大きいんだよね」
告示前も、佐々木陣営は市内各地区で県政報告会を開き、道路網拡充や企業誘致などの実績を印象づけた。告示後も随所で車を止めては演説し、実績を訴え続けている。
一方の堤陣営は対照的に、イメージを重視して「クリーン選挙」のスローガンを掲げる。昭和の町には4日朝も訪れ、堤氏本人が降車して、出迎えた商店主ら一人ひとりと握手し、触れあいに懸命だ。
■ ■
「いずれの系列からも直接仕事はもらわないから、実はどっちの候補でもいいんだけどね」
告示後、どちらの陣営にも色分けされていない自営業者の事務室を訪ねると、社長が出てきて、こうつぶやいた。
社長から話を聞いていると、作業服姿の従業員数人が持ち場を離れて、この事務室に集まってきた。その瞬間、定刻通りに佐々木陣営の選挙カーが通過し、待ってましたとばかり、みんな一斉に沿道へ飛び出し、手を振って見送った。
「選挙民は、こうやって確かめられとるだけ。実際の選挙戦は、告示までに終わっている」。それが豊後高田の選挙なんだと、社長は言った。
◆ ◆
合併や大物の引退の影響で、一転して激戦となった二つの1人区を歩いた。次回は、玖珠郡区を紹介する。(成沢解語、篠島真哉が担当します
452
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/06(金) 23:12:38
沈む過疎化 弱る組織
2007年04月05日 朝日長崎
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000000704050002
◇県議選五島市区 自・民一騎打ち
「王国」崩壊し危機感 自民 「政党より政策」強調 民主
「格差社会」に有権者はどんな評価を下すのか。その指標の一つになるのが、県議選の17選挙区のうち9カ所の定数1の選挙区だ。離島などの過疎地が中心で、かつては自民党の金城湯池だったが、補助金や公共事業の削減で地域の疲弊が進んでいる。有権者の意識に変化はあるのか。自民公認と民主推薦の候補者による一騎打ちとなった五島市区の選挙戦を見た。
「三位一体改革で得したのは東京都だけ。長崎は大変なことになっている。自民党県議がいなくては、皆さんの声をつなぐことができなくなる」
1日、自民公認の浦藤彦氏(60)の応援のため、五島市に駆けつけた久間章生防衛相(長崎2区)は訴えた。
その隣には、同党の谷川弥一衆院議員の姿もあった。谷川氏は五島、壱岐、対馬などの離島を抱える衆院長崎3区の選出。浦氏は、谷川氏が会長を務める建設会社の元専務でもある。
「小泉政権はかっこ良かったが、迷惑をこうむっているのが自民の国会議員。市町村合併で一番の味方だった町長や町議が消えた。公共工事を減らされて建設業者にもそっぽを向かれた。農漁業者も、医師会も、郵便局も……」。告示前の集会で谷川氏は危機感をあらわにした。
旧福江市と南松浦郡の旧5町の合併で五島市が誕生したのは04年8月。だが、市の財政は悪化の一途をたどり、02年度には1市5町で115億円あった公共工事予算は06年度には46億円に削減された。
市内の建設業関係者は「国や県の事業を含めても以前の3分の1ぐらい。道路も港もできあがり、もうつくるものがない。将来の見通しも立たず、選挙どころではない」と嘆く。
「集票マシン」として機能していた市議や町議の定数も、合併前は92だったが、今は26だ。
五島市はかつて、虎島和夫・元衆院議員(故人)の「王国」と呼ばれた自民の牙城(が・じょう)だった。しかし、06年2月、同市区の県議補選では自民の公認候補が敗れた。その時の相手が、今回も立候補している民主推薦の山田博司氏(36)だ。
谷川氏は「自民党はぶっ壊れた。だから、議員の力で通ってみせる。自民党を、そして故郷を守るための戦いだ」。浦氏も「このまま野党に議席をとられるわけにはいかない」と力説する。
■ ■
一方の山田氏は、初当選した06年の補選後、市内を一軒一軒回って足場を固めてきた。「県に話が通るのは、与党だからではなく、政策に説得力があるから。公共工事が減る中、何が故郷のためになるのかを考えてほしい」
長崎3区で谷川氏と議席を争う山田正彦衆院議員(比例九州ブロック)の元秘書で、旧福江市議を経て県議になった。労組出身の県議が多い民主にとっては、支持層を広げていくうえでも貴重な存在だ。
選挙戦では民主の国会議員らが駆けつけ、応援を続ける。犬塚直史参院議員は「県内の離島で初の民主県議。足場を固めたい」と話す。
だが、本人は「県議選で民主、自民といってる場合じゃない」。前回の選挙では有権者に「やはり自民でないと」という意識が根強くあることも感じたという。今回の選挙では無所属で立候補し、民主からは推薦を受けるにとどめている。
■ ■
有権者はどう見ているのか。自民支持だったという70代の商店主は「小泉政権以来、自民は自民でなくなった。かといって、民主に任せる気にもならない。沈む島のためには、どっちが勝っても利用していかないと」。
旧富江町の50代の男性も「この町では政策どころか、政党すら争点にならない。『誰から頼まれたか』が最優先。有権者の意識改革は全然進んでいませんよ」と話した。
453
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/06(金) 23:13:14
合併迷走、争点外に
2007年04月06日 朝日長崎
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000000704060001
◇県議選 東彼杵郡区
民・自 両候補とも「あえて刺激せず」
前回選挙から4年の間、県が最重要施策として進めた「平成の大合併」に取り残された選挙区の一つに、波佐見、川棚、東彼杵の3町からなる東彼杵郡区(定数1)がある。地方財政の仕組みを変えた三位一体の改革で、各町の行財政運営は厳しくなるばかりだが、地域の将来を占う「合併問題」について、民主推薦、自民公認の両候補とも「禁句」として口をつぐんでいる。
3日、陶磁器工場や商社が集まる波佐見町の中心街に、スピーカーを通した訴えが響いた。
「格差のない社会に変えんばならん」
民主推薦の中村與弘氏(59)は、聴衆を前にマイクを強く握った。
「元気で活力あふれる地域づくりを進める」
自民公認の中島広義氏(60)も、右手を掲げながら声を張り上げた。
04年7月にあった県議補選は、今回と同じ2人の一騎打ちとなった。ともに「3町合併の推進」を唱えたが、今回は両候補とも合併問題に触れることはない。
「合併は争点にしない」
両陣営の選対幹部は口をそろえる。
■ ■
05年3月、人口4万の「東そのぎ市」の発足を目指した3町合併は頓挫した。川棚町が合併協議会を離脱したのが直接の原因だったが、02年11月に合併協を設置した当初から合併論議は迷走していた。
同年12月、東彼杵町は大村市との合併協設置を問う住民投票を実施。小差で「反対」がまさったが、同市との合併論が強い町南部と、3町合併を志向する北部の断絶が明るみに出た。
04年12月には川棚町長が「新市の財政計画が不透明」と合併協離脱を表明し、辞職。05年1月の町長選で大差で再選された。翌2月には波佐見町の一部住民が佐世保市への編入合併を町に申し入れる出来事もあった。
■ ■
両候補は今回、雇用創出や地場産業の振興、教育・福祉の充実をめぐって議論を戦わせている。いずれも県の重要政策と重なるが、三位一体の改革は県財政にも及び、県単独で進められる事業は限られている。
「地方分権に対応するため、市町村の財政基盤を強化する」
県が進めた市町村合併は、地方の生き残りをかけた最重要施策だった。04年の補選で両候補が「合併推進」を主張したのも、迷走する合併協議をまとめたいという一心からだ。
だが、合併協が解散した今、選挙区内の有権者は、3町合併、佐世保、大村各市との合併、単独での生き残りと、様々な方向を向いている。
「合併問題のしこりが残る中、あえて刺激する必要はない」
ある陣営の幹部はこう語った。
◇転入者 県議選への思いは
■転勤族「若者引きつける街に」
■Iターン「今の長崎 発信して」
転勤やIターンなどで、県外から県内へと移り住んでくる人たちが年間約3万人いる。東京や大阪などの大都市圏で暮らしてきた人たちは県議選をどう見るのか。一票に込める思いを聞いた。
長崎市の中心部にある宝飾品店の店長、原島知孝さん(27)は05年11月、転勤してきた。本社は大阪にあり、直前の勤務先は京都だった。長崎で感じるのは「都市部との経済格差」だ。
客層は20〜30代の女性が中心。ある時「販売員」を広告で募集した。「15人ぐらいは来るかな」と思っていたが、来たのは2人。近くの商店主から「大半の若い子は福岡に就職する」と教えられた。
原島さんもあと1年もすれば、また別の場所に転勤する。でも、投票に行くつもりだ。「若い人たちが長崎にとどまりたくなる街づくりをする人に入れたい」
◇
グラバー園やオランダ坂などの観光名所に近い長崎市南山手町。六郷若実さん(62)は06年4月、生まれ育った東京を家族とともに離れ、ここにIターンした。
3年前から、家族旅行で長崎を何度も訪れるうちに、この街にひかれ、移住を決意した。「東京のようにあくせくせず、ほどよく都会。暮らしやすい街です」
今も月に一度は仕事のために東京に戻る。長崎にいるときは、海や川で趣味の釣りをしたり、ドライブをしたりして時間を過ごす。歴史や文化、自然などの観光資源の豊富さを感じるという。
「企業誘致や大型開発よりも、今ある長崎を全国に発信することが大事だと思う」
長崎に来て1年。県議選の候補者の実績も知らないし、主張も大差がないように思える。「候補者の言葉の端々から、彼らの本気度を判断するしかないですね」
454
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/06(金) 23:14:53
「3北」の票巡り火花
2007年04月05日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120704050001
8日の投開票日に向けて後半戦に突入した県議選。無投票となった4選挙区を除く12選挙区で、舌戦がいよいよ過熱している。東国原英夫知事の誕生や市町村合併など、今回ならではの影響がどう出るのか。注目区の選挙戦をのぞいた。
合併で選挙区の広さが3倍になる一方、定数は前回と同じ5の延岡市区は、現職4人と新顔5人が激戦を繰り広げる。
「合併して最初の選挙。なんとか『3北』に地盤を築きたい」。井本氏の陣営は北方、北浦、北川の旧3町の「3北」にほぼ毎日、選挙カーを繰り出し、支持層開拓に力を入れる。元JA延岡組合長の湯浅氏も農林水産業の振興を掲げて対抗。元北川町長の盛武氏は遊説の6割を3北に割き支持を固める。
3北地区の有権者数は約1万1千人。3陣営とも当選ラインを8500〜1万票と見据え、3北での票の上乗せを狙う。
松田、大西両氏は、若さとしがらみのなさを強調。知事選で東国原氏に吹いた風を意識し、無党派層への浸透を図る。松田氏陣営は「投票率が上がれば勝機はある」。大西氏は選挙カーに自転車を載せ、細かい路地まで訴えを届ける。
各陣営とも「候補者増で投票率が上がる」と見ている。河野氏の陣営は支持母体の創価学会票を固めるが、幹部は「組織外の票をどう増やすか」と頭を痛める。前回初当選の太田氏は、出身母体の市職労の組織票だけでなく、3北地区もくまなく回り、生活者に光を当てる政策を訴える。
現職引退で後継となる田口氏は旭化成労連などの組織票が頼りだが、企業のリストラなどで従業員は減少しており、「これまでの得票が期待できるとは限らない」。組織の引き締めを図り、「指定席」確保に懸命だ。市議からの転身を目指す新井氏は街頭演説を1日10回以上こなし、無党派層の取り込みを狙っている。
自民公認の坂元氏は連日、人通りの多い場所でマイクを握り、支持を訴える。3分間ほどだが、多い日は20回にも上る。県議長を務め、6期連続当選を目指すベテラン。「これだけ辻立ちをするのは初めて。戦況が読めないだけに、原点に戻って必死にやるだけ」と陣営幹部は説明する。
日南市区には前回と同じ5人が立候補した。坂元氏が神経をとがらせるのは、知事選での東国原氏の得票が選挙区の1市2町すべてでトップだったからだ。有権者の投票行動が県議選にどう影を落とすのか、つかみかねている。
知事選を追い風にしようとする一番手は無所属新顔の沢山氏だ。「知事が代わって、宮崎が変わる期待感がある。県議会も従来のやり方を打破していく機会」と訴える。
自民の中山成彬衆院議員の元秘書という経歴を生かす一方、学校の同級生などを動員する草の根選挙で無党派層への浸透を図っている。無所属新顔の辻氏も「知事を支えたい」。
再選を目指す社民公認の高橋氏は沢山氏に危機感を抱く。前回はトップ当選したが、労組の弱体化が否めない。頼みは無党派層だが、沢山氏に流れないかと警戒する。
2期目を狙う自民公認の外山氏は、そんな空気に距離を置く。個人演説会などで「知事の考えや方向性は我々と同じ」と触れはするが、「農林業や漁業をはじめとして県南発展を目指すのが議員の仕事」と地域密着を強調する。
有権者は5万人強。各陣営とも1万票を目標にしているが、知事選の余熱を読み切れず、手探りの選挙戦となっている。
455
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/06(金) 23:15:26
児湯地区「地元・無党派」にらむ
2007年04月06日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120704060001
5町を抱える児湯郡区。4町から5人の候補者が立ち、「地元の町から県議を」と地域に重きを置く訴えなどを繰り広げている。現職2人に新顔3人が挑む構図も相まって、論戦も活発だ。同郡区では知事選で東国原英夫知事が5割近い票を得ており、各陣営とも無党派層の動向に神経をとがらせている。
最も有権者数が多い高鍋町。同郡区の約29%の票を占める。
「高鍋から県議を」と訴え、地元の振興を唱える自民新顔の元同町議、松村氏のスローガンは「16年間の空白を埋めよう」。町からは4期16年間、1人も県議が出ていない。町の面積は県内市町村で最少だが、国や県の出先機関が置かれ、「児湯郡の中心」との自負があった。しかし、この16年で事業所や商店は減り、南九州大学の都城市移転も決まった。「地盤は高鍋しかない。ここで7割の票は取りたい」と陣営は言う。
中岡氏も同町から立つ1人。ただ、「地元ばかりでは、逆にしがらみになる。児湯郡全体からまんべんなく票を」との構えだ。告示前は夫婦で自転車で地域を回り、今も同級生らと草の根選挙を展開する。「政治の素人」を自認。対立候補に推薦を出した団体にも立ち寄って片っ端から握手をし、頭を下げた。「新人なので名前が知られていません。いろいろ教えて下さい」。街頭で手を振り返してくれる人も増えた。無所属候補に吹く風を感じることもある。
元木城町議の無所属新顔、図師氏は集会で、県議会の政務調査費を通して現職批判を強める。
「木城町は10万円から8万円にした。県議は年360万円。領収書もいらない。県民がこれを許しちゃいかん」。約40人の聴衆が「そらいかんね」と相づちを打った。
町議会副議長も務めたが、木城町の有権者数は郡区全体の約7%で、最少。図師氏は「地元意識だけの選挙は終わらせなければ」と、郡内5町の合併を掲げる。精神保健福祉士の資格も生かし、医療や福祉の独自政策を訴える。
この新顔3人の動きに危機感を募らせているのが、ともに5選を目指す自民現職の2人だ。
「月に30万円という額が妥当かどうか、考える感覚がなかった。申し訳ありません」。新富町が地元の坂口氏は個人演説会で頭を下げた。高額だと批判を浴びる政務調査費についてだ。海外視察や議員定数にも触れ、県議会の実情に理解を求めた。
「県議選は地元密着。県外に長く暮らした候補ばかりで知名度がものを言った知事選とは違う」と知事選で吹いた風の再現には否定的だが、「現職への批判はある。無党派層がどう動くのか、不安だ」と語る。
自民県議団会長の永友氏の陣営は「川南町から県議の火を消すな」と声を上げる。農林水産業の振興が訴えの柱だ。
2月定例県議会で代表質問に立ち、知事のマニフェストの実効性や入札改革をただした。有権者の反応は「よくやった」「知事をいじめないで」と両極端。陣営は戸惑いながらの選挙戦だ。
県内3カ所で発生した鳥インフルエンザに関しては、「農家支援などを国に要望した」と強調する一方、リーフレットにはこんな一文も添えた。「風評被害等の防止については東国原知事が最大の努力をされました」。東風への配慮も欠かしていない。
456
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 01:17:22
(下)無党派 集票組織の弱体化で標的に 熊本日日
http://www.kumanichi.com/feature/chihosen/zahyou/zahyou03.cfm
県議選告示後の週末。熊本市のアーケード街は、各候補者のパレードが集中した。 「政治を変えるには若い力が必要なんです」。二十代の無所属新人も、メガホンを片手に政策を訴え、後ろに続く約三十人の運動員や支援者が候補者名を連呼した。
若者の多くはいったん目を向けるものの、立ち止まる姿はない。「演説している内容を実行してくれるか分からない。多分、今回も選挙には行かない」。そう話す女性店員(30)は、候補者の行列を冷ややかに見やった。
■つじ立ち
熊本市の有権者は、県内有権者の三分の一を超える約五十三万人。この選挙区では十六議席を、現職十六、新人六の二十二人で争う。今回の選挙で議席は二つ減った。
当然、当選ラインの上昇が予想され、各候補者とも基礎票以外の票層、いわゆる「無党派層」への浸透を狙う。特定の政党や候補とつながりが薄いとされる集団だ。
「僕らは現職のように強い組織や地盤はない。できるだけ多くの人に訴えるしかない」。一人で街頭に立ち支持を呼びかける“つじ立ち”を、一年半前から続ける別の二十代無所属新人は言う。
ただつじ立ちは、新人の“専売特許”ではなく、ベテランを含め選挙運動の主流になりつつある。背景には、選挙ごとに進む有権者の「政党離れ」がある。二〇〇三年の前回県議選の熊本市区の当選一位と二位は無所属。党派別の得票率でも無所属が45%と、自民の43%を上回った。
「正直、どんな選挙結果になるのか、想像がつかん」。昨秋の熊本市長選に続き、北九州、福岡の市長選、宮崎県知事選…。無党派層旋風がもたらした政権与党候補の連敗に、自民党の現職は戸惑いを隠さない。
■読めない行方
さらに五年間続いた小泉政権下の構造改革によって、選挙を支えてきた組織が弱体化している。例えば建設業界。「自民党の集票・集金マシン」とされてきたが、公共事業費の削減や入札制度の改革で、県建設業協会熊本支部の会員企業はこの十年近くで半分近くに減ったという。
「一般競争入札制度の導入で、業界の調整が不可能になりつつある。そんな中で特定議員を支援する意味は薄れていく」。熊本市の建設会社の社長は率直に打ち明ける。
連合熊本の中核労組として県議選に参戦する日本郵政公社労組(JPU)も郵政民営化の渦中。組合員の減少に歯止めがかからない。「民営化前に退職する組合員も少なくない。組合員の政治意識は低下し、票の行方はまったく読めない」。同労組の元役員は力なく話す。
投票率が一ポイント上下すると、五千票前後が動く熊本市区。前回選挙の投票率は54%。約二十五万票が“眠ったまま”だった。そんな実態を、熊本大法学部教授の鈴木桂樹(政治学)は指摘する。「無党派層の増加は、既成政党への不満の表れ。政党や候補は政策や政治的スタンスをもっと明確にすべきだ」(文中敬称略)(統一地方選取材班)
457
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 02:11:57
7区終盤情勢 ’07市議選<上>東区 博多区 中央区 西日本福岡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070404/20070404_002.shtml
計101人が63議席を争い、しのぎを削る福岡市議選は、8日の投開票日に向けて終盤戦に入った。各候補の選挙カーの連呼も、日増しにボルテージを上げている。7選挙区の構図や事情はさまざまだが、当落は予断を許さない激戦だ。残り数日となった選挙戦情勢を探った。 (敬称略)
◇
●東区 最多23人がしのぎ
7区最多の23人が競り合う大激戦区。自民現職小石原が箱崎、筥松、松島、同じく森が香椎、香住ケ丘、下原で地盤固めを急ぐ。西戸崎・志賀島地区では、自民現職川上と無所属元職の西田が正面からぶつかる。
前回初の3議席を獲得した公明は、山口、渡辺の現職2人と新人尾花が支持団体中心に票固めに懸命。2議席奪還を目指す共産は原田、綿貫が知事選、県議選と絡めた戦術で支持層掘り起こしを図る。民主金出、ふくおかネットワーク外井の女性現職組はそれぞれ支持層を固める。
和白・塩浜では自民新人今林が三角ら無所属新人と激しい票の奪い合い。元職藤本顕は水谷に事務所を構え、みどり福岡菊川は議席獲得に全力。街頭演説派、自転車遊説派など、無所属新人の手法がどこまで支持者を広げられるか。
●博多区 現職と若手が競合
9議席をめぐり、30代の若手新人5人と現職8人が争う。現職は地盤や支持組織固めを手堅く進めるものの、新人の無党派層取り込みに警戒感を抱く。
自民は、連続トップ当選の川口が那珂校区中心に浸透を図る。現職南原は三筑や博多部で動きが活発。新人福田は引退市議の父親から吉塚など地盤を引き継いだ。
市木と石田の公明現職2人は支持組織に浸透を図る。みらい福岡現職2人は、鬼塚が席田、石川が三筑を拠点に支持固めを急ぐ。前回最下位の共産比江嶋も懸命。社民は前回公認の現職高田を無所属候補のまま推し、初議席を狙う民主は無所属田中を推薦する。みどり福岡新人本河も初議席を狙う。
注目は自民の主地盤とされる中央と南部。両地域から新人が続々と出馬したことで現職が他候補の地盤を攻める動きも。無所属新人日下部と石井は財政健全化や教育再建などを訴える。
●中央区 投票率次第で混戦
7議席をめぐる現職6人、新人7人の争いは激しさを増す。保守層の争奪戦、浮動層への浸透など、各候補の攻防が熱を帯びている。投票率によっては新旧交代が現実味を増しそうだ。
自民3人はいずれも議長経験者のベテラン。稲員は赤坂、警固、妹尾は舞鶴、大名、石村は白金、平尾を中心に、それぞれ地盤の引き締めを進める。
今回は同区選出の元自民県議、新人内田が平成会から出馬。みらい福岡現職の水城を交え、保守層票の奪い合いがカギを握りそうだ。同じくみらいに所属する現職森山は前回の民主からくら替え。民主は新人の田中慎を擁立しており、運動量が勝負を分けそうだ。
公明は新人楠が県議選と連動した動きで支持基盤を固める。共産も現職星野が県議選の女性新人候補と票の上積みを図る。残る女性候補の無所属新人加藤とみどり福岡新人田中靖、「若さ」が強みの無所属新人長友、小野が無党派層の掘り起こしに力を入れる。
458
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 02:12:38
7区終盤情勢 ’07福岡市議選<下>南区 城南区 早良区 西区 西日本福岡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070405/20070405_002.shtml
●南区 当選ラインへ懸命
少数激戦だった前回から一転したことで、各陣営とも当選ラインとみられる4000票台への積み上げに懸命。知名度で勝る政党・政治団体公認現職がやや先行するが、無所属新人も追い上げる。
自民現職5人は従来通り地盤固めの戦略。川上が老司、進藤も三宅周辺に浸透。光安は柏原など西南部で運動を展開し、伊藤は野間や若久、打越は皿山などで支持拡大を図る。
公明は、現職大石と新人松野が組織的な動きでともに上位当選を狙う。みらい福岡現職2人は、国分が拠点の若久で活動、小串は主地盤の曰佐以外へ食い込みを目指す。共産現職宮本は県議選と連動。民主は現職三原が労組支援を受け、新人山下は市長とのパイプを前面に押し出す。ふくおかネットワーク現職野尻は女性の視点を強調する。
無所属組は、みどり福岡の推薦を受けた元職保坂が地道な戦い。飯森、池上、小松、田島の4新人は若さや地元密着の政策をアピールし、票の掘り起こしを進める。
◇
●城南区 過熱する集票合戦
定数6に現職5人、新人6人、元職1人の計12人が出馬。7選挙区で有権
者数は最も少なく、競争率は2.0倍でトップという「最激戦区」の攻防。各候補の集票合戦が過熱している。
平成会元職の高山は7期連続トップ当選の実績で区内全域に浸透する。公明現職の大石も支持組織票をバックに安定した戦いを続ける。県議も含めた空白区解消に意欲を燃やす民主は、新人太田が豊富な運動量で勢いを増す。
自民はベテランの現職青柳が遊歩道整備などの実績を強調、金山周辺で引き締めを図る。同じ現職阿部は長尾を中心に地域活動などで培った支援者に支持を広げる。共産現職倉元、社民推薦の無所属現職吉田はともに支持基盤中心に票固め。
みらい福岡所属の新人久保と永野は無所属で出馬し、教育や福祉を訴える。ふくおかネットワーク高森、みどり福岡山口の女性新人2人と無所属新人岩松は市政改革を訴えて票の上積みを図る。
◇
●早良区 新人どう食い込む
10議席に対し現職10人、新人2人が名乗りを上げた。競争率は7選挙区で最低の1.2倍だが、ベテランの多い激戦区でもある。新人がどう食い込むか注目される。
自民は議長経験のある現職津田が室見地区を中心に地盤固め。今回から自民公認の現職友納は高齢者施設などで支持を呼び掛ける。公明は黒子と久保の現職2人。それぞれ前回トップと3位の実力だが「少数激戦に油断は禁物」と支持層を引き締める。
みらい福岡現職平畑は高取、同会派公認だが無所属で戦う現職大森は西新地区中心に支持の輪を広げる。共産現職中山は無党派層への浸透を図り、社民現職木村は原を中心に教育関係者らの支持を固める。
民主現職栃木は北部の百道、百道浜が拠点。新人玉井は南部の野芥に事務所
を構えた。前回復活当選したみどり福岡現職荒木は議席維持に全力。無所属新人占部は飯倉を中心に遊説。
◇
●西区 今宿周辺で激戦か
現職6人と新人4人で7議席を争う。支持層を固める現職に対し、新人は地盤拡大や無党派層の獲得に懸命。引退議員の地盤だった今宿周辺では各陣営が入り乱れており、票獲得をめぐる動きが活発化している。
自民は現職冨永が周船寺に広く浸透し、新人吉村は引退議員の後継として支持を訴える。現職小畠は姪浜周辺でみらい福岡現職木原とぶつかる。みらい現職笠は田尻、元岡を着実に固める。
前回トップ当選した公明現職の川辺はこれまでの支持層堅持を図る。民主現職の江藤は壱岐団地周辺に支持を広げ票の上積みを狙う。初の議席確保を目指す共産は4度目の挑戦となる新人熊谷を擁立。みどり福岡新人の大里は駐輪場無料化などを訴える。無所属新人の池田は2度目の挑戦で議席獲得を目指す。
459
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 02:13:14
終盤戦を追う 県議選・注目区<上>早良区 若松区 直方市 西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070405/20070405_003.shtml
8日に投開票される県議選(定数88)は、無投票の18選挙区を除く29選挙区で激しい戦いが繰り広げられている。自民党が単独過半数を維持するのか、それとも民主党が議席を増やし国政と同じ「二大政党化」が進むのかも焦点の1つ。終盤に入った注目選挙区の情勢を探った。
× ×
●現元新激烈な戦い 早良区
自民現職の大原氏と公明現職の新開氏、無所属元職の古川氏、民主新人の宮浦氏の計4人が定数3を争う。古川氏とその後継とみられた大原氏の「保守対決」や、前回選挙で古川氏後援会の一部が新開氏を支援するなど過去の“因縁”も絡み、陣営関係者が「日々まるでオセロゲーム」と漏らすほど、激烈な選挙戦が続いている。
返り咲きを狙う古川氏は、組織に頼らず、参院選出馬による知名度やスポー
ツ団体関係者などを通して個人票の取り込みを進める。高校の同級生の動きも活発化。陣営は「単なる保守票の奪い合いではない」と無党派層の支持拡大を目指す。
前回選挙でトップ当選の新開氏。支持母体の創価学会が支援。2期の実績を訴え支持の広がりを狙う。ただ、前回、古川氏後援会の一部支援を受けたこともあり、古川氏出馬の影響に危機感を募らせる。公明も超重点区に位置付ける。
引退する民主現職の後継宮浦氏は、連合福岡加盟の労組が支援。自治労は組織内候補に近い支援で臨み、議席死守を狙う。西新や藤崎など地下鉄沿線での知名度向上が課題として、駅立ちなどを通じ無党派層への浸透を図っている。
75団体の推薦を受ける大原氏は、古川氏らと支持層が重複する部分があり、組織引き締めに躍起。地元の国会議員も企業や後援会をテコ入れする。市議選の自民公認候補と連動し、挙党態勢で校区ごとに座談会などを開く。
▼早良区 (定数3)
古川 忠 58 無元3
新開 昌彦 49 公現2
宮浦 寛 41 民新
大原弥寿男 55 自現1
◇
●現新3人混戦模様 若松区
現職2人に新人1人が挑む構図。ともに再選を目指す自民の中尾氏と共産の山口氏は危機感を募らせて支持固めに力を注いでいるのに対し、民主、社民が推薦する無所属の野村氏は、無党派層への浸透を念頭に運動。終盤戦に入っても混戦模様が続いている。
山口氏は、元高校教師の経歴を背景に、ミニ集会や街頭で教育問題の改善を中心にアピールしてきた。数少ない女性県議である点に触れながら、女性への浸透も重視。8期32年間続く共産の議席死守を目指し、支持を呼び掛けている。
野村氏は、2月の北九州市長選で初当選した現市長が衆院議員当時の秘書。出馬表明が遅れたが、前回候補を立てた社民が民主とともに支援につき動きは活発。「新市長が生まれた北九州市と県をつなぐ役割を担いたい」と議席奪取を目指す。
公明、農政連の推薦も受けた中尾氏は、同市長選で自民推薦候補が敗れたことを踏まえ「逆風をはね返す戦いを」と票固めに躍起。企業や団体を回り、同区のひびきコンテナターミナルの利用促進や雇用拡大を重点的に訴えている。
▼若松区 (定数2)
山口 律子 58 共現1
野村 陽一 39 無新
中尾 正幸 42 自現1
◇
●4連続対決は接戦 直方市
県議を2期務めた元職の野下氏と、4選を目指す現職の一尾氏が、4回連続となる"因縁対決"。一騎打ちの接戦を繰り広げている。
1995年の選挙で一尾氏が当時現職の野下氏を6票差で破って初当選。続く99年は1尾氏が1175票差で再選したが、前回は野下氏が195票差まで追い上げている。
「今回こそ雪辱を」と誓う野下氏は、社民党を離党して政党色を一掃。「完
全無所属」を唱え"市民党"を前面に出す戦術だ。「素晴らしい直方を一緒につくろう」と呼び掛け、草の根選挙で支持を広げる。
一尾氏は、初めて自民公認を獲得。決起大会には麻生太郎外相も駆け付けた。3期12年の実績を強調しつつ組織型選挙を展開。「県や国とのパイプ役になる」と訴えて保守層を固め、女性層にも浸透する。
▼直方市 (定数1)
野下 昭宣 66 無元2
一尾 泰嗣 56 自現3
=2007/04/05付 西日本新聞朝刊=
460
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 02:13:53
終盤戦を追う 県議選・注目区<下>中央区 粕屋郡 三潴郡 西日本福岡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070406/20070406_002.shtml
●都市部の攻防激化 中央区
現職の動きが目立つ中、新人が激しく追い上げる。4年間で有権者の半数近くが入れ替わる典型的な都市型選挙区。各陣営が無党派層を意識した激しい攻防を繰り広げている。
民主新人の松隈氏は、街頭演説を重視。住宅街を中心に、選挙区内にある知事公舎の売却などを訴える。福岡市長選で民主推薦候補を当選させた「変革の風」をつかもうと懸命だ。
無所属現職の鬼木氏は、地元の同級生らに支えられた若さを前に出した戦い。「後半戦になってようやく有権者に選挙ムードが高まり、手応えが出てきた」と陣営関係者。街頭では「未来のための政治を」と訴える。
公明現職の大城氏は、創価学会を軸にした運動を展開。党幹部も相次ぎ選挙区に入り、組織を挙げた総力戦となっている。現職としての実績と女性としての生活者の視点を強調。無党派層への浸透を図る。
共産新人の小林氏は、出馬表明が遅れただけに、知名度向上が課題。週末の繁華街で「お帰りなさい宣伝」と名付けた運動を展開。勤め帰りの同世代の若者らに声を掛け、雇用格差の是正などを訴える。
12期目を狙う自民現職の早麻氏は、政治家になって初めて朝立ちに取り組むなど、危機感を隠さない。ポスターには、若さを連想させる「即戦力」と明記。歩行遊説など新人のような運動スタイルで、高齢批判はね返しに力を入れる。
▼中央区 (定数3)
松隈 一博 56 民新
鬼木 誠 34 無現1
大城 節子 56 公現1
小林 解子 27 共新
早麻 清蔵 78 自現11
◇
●無党派の争奪過熱 粕屋郡
民主が初めて公認候補を擁立。自民、公明、農政連の現職3人と3議席をめぐり、かつてない激戦を繰り広げている。各陣営とも「組織固めだけでは当選ラインに届かない」と危機感を抱き、無党派層の取り込みに全力を挙げている。今回、擁立を見送った共産の公認候補獲得票(前回約8000票)の動向も注目される。
農政連現職の三船氏は、地元の郡北部や農業関係者を中心に支持を広げる。5期目を狙う今回は街頭演説に力を入れ、無党派層への浸透を図る。無投票で当選した農政連公認・推薦県議の応援も活発化している。
3選を目指す公明現職の上岡氏は、支持母体の創価学会を軸に、地盤の篠栗町や久山町などで支持を広げる。党は「超重点選挙区」に指定し全面支援。中小企業経営者などへの浸透を図り、票の上積みに力を入れる。
自民現職の吉松氏は、約100の推薦団体を得て組織選挙を展開している。地盤の郡南部が民主新人と競合することなどから陣営の危機感は強く、街頭演説などを通じて年齢が近い若者らの支持獲得も目指す。
民主新人の小池氏は、連合福岡の推薦を受け知事選の党推薦候補とも連携した選挙戦を展開。昨年11月から平日の朝立ちを始め、告示後は「毎日最低400人の握手」を目標に無党派層の取り込みを進める。
▼粕屋郡 (定数3)
三船 祐規 62 農現4
上岡 孝生 56 公現2
吉松 源昭 38 自現1
小池 邦弘 46 民新
◇
●3人が激戦を展開 三潴郡
無所属新人3人が激しく争っている。選挙区は2005年に久留米市と合併した旧三潴、旧城島両町と、大木町。大木町に地盤を持つ候補者はいないため、3氏とも大木町での浸透に力を入れている。
元三潴町長の砂山氏は、豊富な行政経験を強調。推薦を受ける自民、公明、農政連の組織を軸にした戦いを展開している。大木町長を出陣式に招き、同町長の支持者とも連携する。
元三潴町議の西田氏は、個人演説会を1通り終え、終盤は街頭演説を繰り返している。「若さと経験」を訴えの前面に押し出し、支持固めに懸命。砂山氏と並んで農政連の推薦を受けている。
旧城島町議の江島氏は、後援会組織が旧城島町にしかないが、選挙区をくまなく回り、若さをアピール。ミカン箱の上に立ち街頭演説する一方、知名度不足を補おうと電話作戦にも力を入れる。
▼三潴郡 (定数1)
砂山 惣吉 71 無新
西田 泉 58 無新
江島 信幸 46 無新
=2007/04/06付 西日本新聞朝刊=
461
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 02:15:01
注目選挙区ルポ<1>佐世保市区 市長選前哨戦の様相 西日本長崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/nagasaki/20070404/20070404_001.shtml
「市役所を変えよう。私の票が市長選を左右する」。県議選が告示された30日午前、自民党候補の第一声が佐世保市役所と国道35号を挟んで向き合う選挙事務所周辺に響いた。
この候補は、市長選に自民、公明推薦で立候補を予定する県議の朝長則男氏(58)とともに何度も手を挙げ、蜜月関係を誇示した。
2時間半後、昼休みに入った市役所前。集まった市職員にあいさつした市職員OBの社民党候補が市長選立候補予定者の前助役野口日朗氏(62)を隣に並ばせた。野口氏は後継指名を受けた光武顕市長の後援会を引き継ぎ、政党色を出さない幅広い支援態勢づくりを進めているが、社民党幹部は「これで党として野口氏支持が鮮明になった」という。野口氏は候補と固い握手を交わした。
現職6人と新人5人の計11人が8議席を争う佐世保市区は1995年以来、12年ぶりに市を2分する本格選挙となる市長選に向けた前哨戦の様相も帯び、複雑な展開になっている。
◆朝長票行方が焦点
3期連続トップ当選し、前回1万8000票を獲得した朝長氏の市長選くら替えで、各陣営ともこの「朝長票」の行方を注視している。
自民党候補の1人は佐世保港の軍事施設整備や県立美術館誘致など朝長氏への協調姿勢を打ち出し「朝長票」取り込みに躍起だ。
ただ、市長選をめぐり自民党候補5人の中には態度を保留する候補もいて、対応は一様ではない。
ある陣営が指摘するように「朝長支持の半分は個人票」で、市中心部を固める「朝長票」の行方は自民党内でも読めないのが現状。だが票の動向次第では自民党が現有5議席を維持できない可能性も否めず、党幹部は危機感を強めている。
◆民主初の2人擁立
現有一議席の民主党は、初めて目標だった「公認2人体制」にこぎ着けた。国の助成金詐取事件で前回候補擁立を見送った佐世保重工業(SSK)の労組が前委員長を擁立、立候補を断念した前職に代わって女性新人候補を立てた。
SSK労組は市長選で野口氏を推薦し組織戦を展開、女性候補は主婦を中心に無党派層への浸透を図るが、党内では「2人当選は至難の業」との声も漏れる。
ある自民党候補は個人演説会で、SSKの自衛艦修理受注拡大で県北の経済浮揚を目指す考えを強調した。その発言には市長選への対応も絡めてSSKをけん制し、民主党の支援態勢の切り崩しを図る狙いも見え隠れする。
「平成の大合併」で、佐世保市に吉井、世知原、宇久、小佐々の4町を加えた初の県議選。いくつもの不確定要素が絡んで選挙戦は激しさを極めている。
◇ ◇
県議選の戦いが火ぶたを切った。無投票の松浦市区を除く16選挙区、45議席をめぐり72人の候補がしのぎを削る。県内注目の選挙区の現場からリポートする。
2007/03/31付 西日本新聞朝刊=
462
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 02:15:50
注目選挙区ルポ<2>長崎市区 旧町舞台に集票合戦 西日本長崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/nagasaki/20070404/20070404_002.shtml
長崎市の中心部は異様な静けさに包まれていた。県議選が告示された3月30日の昼すぎ。前回県議選の告示日は候補者名を連呼する声がけたたましく響いたが、この日、多くの候補者たちは中心部とは反対方向に足を向けた。
「争点らしい争点がない中で、選挙ムードが盛り上がらず、反応がつかみにくい。むしろ投票率が高い地域で新たな票の掘り起こしに動くのは定石だ」。現職候補の1人は、中心部から選挙カーが消えた理由を解説した。
各陣営がこぞって向かった先は琴海、三和、野母崎、東長崎…。長崎市と合併した旧町や地元候補が引退した空白地区だった。
合併した旧7町の有権者数は約3万5000人。旧町の前回投票率は57−79%で、平均でも68%。旧長崎市区(57.42%)に比べ約10%も高い。単純計算で2人は当選できる票だ。
◆南部が最激戦区に
「広くなった長崎市では手を抜いた陣営が負ける。選挙はふたを開けるまで分からない」
出陣式でそう熱弁を振るった新人候補は翌31日、長崎市南部の旧三和町と旧野母崎町に選挙カーを走らせた。途中、何度も他候補の車とすれ違った。
「あの候補はどこまで食い込んでいるのか」「この地区はまだ色がついていない」。後援会事務所や支援者宅に立ち寄っては、情報収集に余念がない。
市南部の旧5町は、とりわけ票取り合戦の激戦区となっている。旧長崎市区で近隣地域を主地盤とする現職が多い上に、旧町とゆかりのある新人候補も複数いる。その上、市北部が地盤の現職陣営もすき間をぬうようにして参戦し、支持を呼びかける。
「まるで町長選みたい」。行き交う選挙カーに、地元の女性(45)はうんざりした表情で話した。
◆やはり地縁、血縁
県内で最も有権者が多い長崎市区だが、多くの陣営が頼りとするのは政策に対する手応えではなく、やはり地縁、血縁。旧町への浸透も、縁のある有力者の動きが鍵を握るとみる。
北部の旧琴海町。同町選出の市議と手を組む現職候補や、元国会議員の支援を受ける新人候補らが、動きを活発化させている。
ただ、多くの住民はなおも態度を決めかねている。複数の候補者からの支援要請を断った元琴海町長の岩永照男氏は「候補者の顔と名前が一致しない、との声を今もよく耳にする。判断材料が少なく、町や県のために誰を選べばいいのか、悩んでいる住民は多い」と言う。
選挙のたびに投票率の低さが課題となっている長崎市区。激戦ぶりが目立つ旧町だが、有権者の冷ややかな反応が気掛かりだ。
=2007/04/01付 西日本新聞朝刊=
463
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 02:16:34
注目選挙区ルポ<3>南松浦郡区 四分五裂の激戦展開 西日本長崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/nagasaki/20070404/20070404_003.shtml
5人が1議席を争う九州有数の激戦区となった南松浦郡区。県議選が告示された3月30日、5台の選挙カーが新上五島町内をくまなく走り回った。
自民新人の浜田新一氏(54)が出陣式を終えて乗り込んだ選挙カー。マイクを手に持った女性運動員は「自民党唯一の公認候補」と連呼した。
現職にもかかわらず自民公認を得られず無所属で立候補した馬込彰氏(54)は第一声後の街頭演説で、3期12年間の実績を繰り返し強調した。
無所属新人末竹和行氏(43)が訴えたのは水産振興などの政策。民主党の山田正彦衆院議員元秘書の末竹氏は、山田氏の基礎票に上積みを狙う構えだ。
無所属新人橋本利行氏(50)は選挙戦初日から15カ所で街頭演説。町職員、自治労県本部書記長の経験をもとに、財政再建や地域振興を訴えた。
金子原二郎知事の元秘書の無所属新人本村敦彦氏(45)も9カ所で街頭演説。福祉産業による雇用確保などを訴え支持を呼び掛けた。
◆「票読みできない」
自民党の谷川弥一衆院議員と井上俊昭町長の支援を受けた浜田氏陣営は馬込氏を指して「自民党じゃなく自分党だ」と批判。これに対し馬込氏は「土建屋に操られた人間に五島を食い物にさせてはならない」と訴え、対決姿勢を隠さない。
馬込氏が12年前の県議選に無所属で初当選したときに当時新進党の衆院議員だった山田氏の支援を受けたという関係があり、馬込氏と谷川氏との関係はギクシャクしてきた。
衆院選長崎3区で激突を繰り返してきた谷川、山田両氏の代理戦争の側面も見せながら、本村氏の参戦で自民系はさらに分裂し、民主系も末竹氏のほかに橋本氏が立候補に踏み切ったため「反自民票」が割れるのは必至だ。
四分五裂の選挙構図に「とても票読みできない」(選対幹部)との声が漏れる。
◆政策論争がかすむ
2004年8月、南松浦郡10町のうち5町と福江市が合併し五島市となり、残る5町が合併し新上五島町が誕生。県議選南松浦郡区は前回と同じ選挙区名ながらも有権者数は約3万8300人から約2万600人に減少した。
県も町も財政が窮迫する中で、どうやって地域振興を図るのか。政策的な課題は少なくない。
3月上旬に県議選候補予定者5人が壇上に並んだ公開討論会は予想を上回る約750人の市民を集めた。討論会を企画した住民団体代表の歌野敬さん(55)は「このままじゃだめ、政策をもっと聞きたい、という住民が少しずつだが増えている」と感じたという。
しかし選挙戦本番に入って政策論争はかすみがち。地縁、血縁に重きを置く離島の特殊性も絡んだ乱戦は終盤戦に突入した。
=2007/04/02付 西日本新聞朝刊=
464
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 02:17:14
注目選挙区ルポ<4>大村市区 複雑に入り組む構図 西日本長崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/nagasaki/20070404/20070404_004.shtml
県議選の告示を間近に控えた3月27日、大村市区の無所属元職が市民会館で開いた決起集会に2000人を超える支援者が詰め掛けた。
会場の至るところに掲げられた「復活」の文字。壇上の元職が「低迷が続く大村には、物が言える県議が必要だ」と訴えると、会場から割れんばかりの歓声が沸き起こった。
この元職は県議会副議長だった1997年に公共工事をめぐる談合事件で逮捕されて辞職。今回、10年ぶりの政界復帰を目指す。このほか2002年の政治資金パーティー券販売あっせん事件で県議を辞職し、昨年9月の市長選で落選した無所属元職も立候補した。
3議席をめぐり自民現職と無所属現職2人を合わせて5人で激しい選挙戦を繰り広げている。
◆元職の復帰を警戒
元職2人はかつて自民党に所属し、トップ当選も果たした有力候補。それだけに、迎え撃つ現職3候補の危機感は強い。
現職批判を展開する元職2人に対し、現職3候補はそれぞれ実績をアピールしながら「有権者の良識が問われている」「政治と金の問題に終止符を打たなければいけない」と強調し、けん制する。
県議選が告示された30日、自民党の谷川弥一衆院議員は自身の選挙で協力を得た自民現職と無所属現職の出陣式に出席し、全面的な支援を約束した。また、市長選で現職3人から支援を受けた松本崇市長は現職3陣営すべての出陣式でマイクを握り、友好関係をアピールした。
「松本市長、谷川議員にとっては現職3人の再選が一番望ましい。今回の選挙はある意味、『松本・谷川連合VS元職』といってもいい」。ある陣営関係者はこう解説する。
◆一筋縄でいかない
しかし表向きは現職支援の姿勢を見せる松本市長が元職2人のうち1人の出陣式にも「市長選で応援を受けたから」との理由で出席し、周囲を驚かせた。
出陣式の場で元職から「現職3人だけでなく、私もいますよ」とあいさつを促されると、松本市長は複雑な表情を浮かべながら「(元職の支援の)おかげで当選することができた。勝利をつかむようお祈りいたします」と応じた。
5候補のうち非自民系は、民主、社民両党推薦を受けた無所属現職1人だけ。自民系4候補が票を奪い合う中で一見有利に見えるが、民主党の山田正彦衆院議員の後援会が元職の後援会と重なるなど一筋縄ではいかない。
公明党は現職2人と元職1人の自民系候補3人から推薦願を受けたが、自主投票を決めた。
大村特有の事情が絡み、複雑に入り組む選挙構図。投票日が近づくにつれ、選挙戦はさらなる混迷を深めている。
=2007/04/04付 西日本新聞朝刊=
465
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 02:17:53
注目選挙区ルポ<5>諫早市区 区域拡大、7人乱戦 西日本長崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/nagasaki/20070405/20070405_001.shtml
県議選告示から3日目の2日夜、諫早市北部の住宅街で開かれた自民現職候補の個人演説会。あいさつに立った陣営幹部は開口一番「今回の選挙戦は大変厳しい」と訴えた。
2005年5月の県議補選で初当選した「県議1年生」ながらも旧諫早市の市議会議長も務めたベテラン。にもかかわらず、告示前の今年1月から市内全域で200回以上の街頭演説を重ねるなど新人さながらの活動を続けてきた。それでも本人は「手応えはまだまだ」とこぼす。
05年3月に旧諫早市と旧北高来郡4町(小長井、高来、森山、飯盛)、西彼杵郡の旧多良見町の1市5町が合併し、現在の諫早市が誕生。同年5月と06年2月の県議補選は選挙区割りが変更される前だったため、新市の全域を選挙区として県議選が実施されるのは今回が初めて。各候補、各陣営とも手探りの選挙活動が続く。
◆総面積が倍以上に
合併によって諫早市の総面積は旧市の倍以上の約312平方キロメートルに
広がり、人口約14万3000人を抱える県内第3の都市になった。有権者数も約11万4000人で旧市より約4万人増え、選挙区定数は1増の4となった。
そこに立候補したのは自民現職2人と無所属現職1人、民主新人1人、共産新人1人、無所属新人2人の計7人。このうち旧諫早市を拠点にしているのは自民現職2人と元市議の無所属新人の計3人。05年県議補選北高来郡区で初当選した元森山町長の無所属現職と、元多良見町議の民主新人、自民推薦を受けた元小長井町議の無所属新人はいずれも旧町部からの立候補だ。
旧市部の有権者数は旧5町のおおよそ2倍。旧町部出身の各候補は旧市部に食い込まなければ、8000−9000票とみられる当選ラインには達しない。
◆旧市部陣営も警戒
「他地区でも票の獲得を目指してほしい」。3日夜、民主新人候補が地元の多良見町で開いた個人演説会で、支持労組の幹部は集まった支援者たちに呼び掛けた。同党県議が今夏の参院選長崎選挙区に立候補するため急きょ後継候補として擁立されただけに出遅れは否めず、旧市部への浸透を図る。
旧森山町を地元とする無所属現職も、主地盤を固めた上で旧市部での票獲得
にも力を入れる。
こうした動きを見て、旧市部の自民現職の陣営関係者は「旧町出身候補者の攻勢で旧市区の票が減ることは覚悟しなければならない」と警戒感を隠さない。
旧町部の候補が旧市部へ、旧市部の候補が旧町部へ−。合併によって様変わりした構図で戦われている選挙戦。東西約32キロに拡大した選挙区を7台の選挙カーがきょうも駆け回る。
=2007/04/05付 西日本新聞朝刊=
466
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 02:18:28
注目選挙区ルポ<6完>西彼杵郡区 2町舞台三つどもえ 西日本長崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/nagasaki/20070406/20070406_001.shtml
3日夜、自民現職の三好徳明氏(67)が地元の時津町の公民館で開いた個人演説会。陣営幹部は約80人の支援者に向かって「町のためにも当選してもらわなければ困る人だ」と訴えた。当選4回で党県連幹事長を務める三好氏に国、県、町のパイプ役として期待するあいさつが続いた。
民主現職の橋本希俊氏(67)は2日夜、地元の長与町で個人演説会を開いた。集まったのは支持母体の三菱重工労組長崎造船支部の関係者を中心に約60人。党県連副代表の橋本氏は「私が民主の束ね役にならなければ自民の思いのままの議会になる」と政党色を前面に押し出して訴えた。
同じ長与町を主地盤とする自民新人の辻田光昭氏(59)。3日夜、地元公民館での個人演説会は10メートル四方ほどの部屋が40人ほどの支持者でぎっしり埋まり、辻田氏はマイクを握り「仕事をさせていただきたい」と絶叫。陣営幹部は「みなさんの支援が頼りです」と呼び掛けた。
◆得票実績ほぼ拮抗
4年前の前回県議選は、10町で構成した西彼杵郡第2区(定数5)に7人が立候補した。それが市町村合併で西彼杵郡が長与、時津の2町だけになり、選挙区割りも改編。西彼杵郡区は2議席を3人で争う構図となった。
前回、約1万2500票でトップ当選した三好氏が長与、時津両町で得た票は7179票。これに対し橋本氏は7135票、次点に泣いた辻田氏も7040票を獲得した。支持はほぼ拮(きっ)抗(こう)している。
有権者数は時津町が約2万2800人、長与町が約3万2600人。地域的にみると、時津町を主地盤とする三好氏に対し、橋本、辻田両氏がともに長与町を拠点に支持拡大を図るという構図だ。
◆前回とは戦術一変
しかし選挙区の区域が大幅に縮小し、各陣営の選挙戦術は前回とは一変。三好氏は、前回は地元の時津町でほとんど開かなかった個人演説会を今回は毎日2回実施する日程を組み、地盤固めに力を注いでいる。
一方、長与町が主地盤の辻田氏は、同町で議論になっている大型店出店問題で本来は反対する町商工会副会長の立場ながら、あえて賛成の姿勢を打ち出した。出店を容認する新興住宅地の住民の支持を得ようとの狙いがみえる。
自民候補2人に対し、橋本氏陣営は労組票を固めて非自民票の結集を図りながら、関連企業にも支持を呼び掛け、無党派層への浸透を図ろうとしている。
しかし、盛り上がりはいまひとつ見えない。前回の時津町での投票率は当時の51市町中、下から二番目の54.21%、長与町は下から五番目の57.36%だった。長崎市のベッドタウン化が進み、地域の課題に無関心な住民が増えているともみえる。3候補の訴えは有権者の心をどれだけ動かし、投票所に向かわせるのだろうか。 =おわり
=2007/04/06付 西日本新聞朝刊=
467
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 09:37:48
きょう最後の訴え・・・知事選、県議選、福岡市議選、北九州市議補選 讀賣福岡
統一地方選前半戦の知事選、県議選、福岡市議選と北九州市議補欠選挙・戸畑区選挙区は8日、投開票され、いずれも同日深夜から9日未明にかけて大勢が判明する見通し。候補者らは選挙戦最終日の7日、県内各地で最後の訴えを行う。
知事選には、新人の元民主党県連副代表・稲富修二候補(36)(無=民主、社民推薦)、新人の元高校教諭・平野栄一候補(64)(無=共産推薦)、4選を目指す現職・麻生渡候補(67)(無=県農政連推薦)の3人が立候補している。
稲富候補は「知事像を変える」と主張し、任期を「3期12年まで」とすることや退職金廃止、知事公舎売却、公用車見直しを掲げ、現職との違いを訴える。終盤にかけ、民主党の鳩山幹事長ら大物議員が次々に来援し、大票田の福岡、北九州両市での遊説に力を入れて、無党派層への浸透を図る。
平野候補は市民ボランティアの支援を受ける。「麻生県政は、国の県民への負担増を放置してきた」と批判し、「無駄な公共事業を減らして、福祉や教育を充実させたい」と主張している。団地や商店街などで街頭演説をこなす。推薦を受けた共産党の支援も受けて、無党派層の取り込みも図っている。
前回、自民、公明など7党相乗りの支援を受けて、組織選挙を展開した麻生候補は今回、政党の推薦を受けない「県民党」を打ち出した。「県民所得の向上」など、雇用・福祉対策に重点を置いた政策を訴えている。自民、公明両党の県議らの支援を受けながら、各地で遊説して支持拡大を図る。
県議選(定数88)には、前回(144人)を大幅に下回る過去最少の124人が立候補した。無投票となった18選挙区(20人)を除いた29選挙区の68議席を104人が争う。参院選の行方を占う試金石となりそうで、各党とも熱のこもった選挙戦を展開している。
自民党は46人を公認。すでに10人の無投票当選を決めており、現有45議席を上回って、単独過半数を維持できるかどうかが焦点となっている。
民主党は過去最多となる15人を公認し、2人が無投票当選を決めた。福岡、北九州両市長選での党推薦候補の勝利を受け、現有7議席の倍増を目指している。
公明党は11人を公認。北九州市門司区、福岡市早良、中央区や粕屋郡を「超重点区」とし、現有11議席の維持を目指している。
共産党は現有4議席の確保とともに、前回接戦の末に落選した福岡市東区や大牟田市でも議席の獲得を目指している。
社民党は公認・推薦10人を擁立。夏の参院選で候補擁立を決めており、弾みをつけるためにも現有4議席の確保を目指している。
このほか、県農政連は5人を公認し、4人が無投票当選を果たした。
また、無所属は31人が立ち、無投票当選の4人を除く27人が議席獲得を目指している。
無投票となったのは、柳川市、甘木市、八女市、筑後市、大川市、行橋市、中間市、小郡・三井、宗像市、太宰府市、前原・糸島、遠賀郡、朝倉郡、浮羽郡、八女郡、山門郡、京都郡、築上・豊前の各選挙区。
福岡市議選(定数63)は、現職54人、元議員5人、新人42人の計101人と、1972年の政令市移行後で最多となった候補者がしのぎを削っている。7区とも混戦模様で、なかでも東、中央、城南の3区は定数の2倍に近い候補者が競っている。
政党・政治団体別に見ると、自民党は現有議席と同じ22人を公認。少数与党の民主党は公認8人、推薦1人で議席倍増を狙う。公明党も公認12人で、現有議席維持が目標。共産党は現有6議席より2人多い8人を立て、西区の空白区解消を目指す。社民党は公認1人、推薦4人で、現会派よりも1議席増を図る。
10人が所属する自民党系会派・みらい福岡は8人を公認し、ほかは無所属で立候補。現在2議席のふくおかネットワークは1議席増を目指す。無所属現職が結成した地域政党・みどり福岡は推薦1人を含め、全選挙区に1人ずつ擁立。昨年、市長選立候補などのために議席ゼロとなった平成会は、前回選(2003年)同様に2議席確保を目指す。無所属は各党の推薦を含めて31人で、前回の13人より大幅に増えている。
北九州市議補選・戸畑区選挙区(被選挙数1)は、社会福祉法人理事・後藤雅秀候補(56)(無所属)と、共産党地区常任委員・河村省吾候補(67)(共産)の両新人が立候補している。
(2007年4月7日 読売新聞)
468
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 09:40:16
票争奪へ追い込み 県議選あす投票
鹿児島市・郡区 旧町中心に拡大図る 讀賣鹿児島
統一地方選前半戦の県議選は8日、投開票される。各政党は、県内最激戦区の鹿児島市・鹿児島郡区(定数19)を中心に、議席拡大に向けて最後の追い込みに懸命だ。
改選前の所属会派別の議席数は自民党43人▽社民党・無所属連合5人▽公明党3人▽共産党、自由連合、無所属各1人。
45人の公認候補を擁立した自民党は告示後、鹿児島市・郡区など4選挙区を重点地区と設定。14人が立候補している鹿児島市・郡区では「現職、新人が『入れ替わる』ような事態は避けたい」(県連幹部)と、票の奪い合いが激しい谷山地区や、合併で選挙区となり、保守層が厚い松元地区を国会議員が応援遊説で回るなどして、票の掘り起こしを手助けするなどしている。
改選前の議席ゼロという民主党は、連合鹿児島の全面支援を受けている。鹿児島市・郡区で議席奪還を図る元議員は地元地区や市中心部で積極的に浸透を図り、自民党との一騎打ちとなっている大口市・伊佐郡区(同1)でも元市議の知名度を生かし、保守層への食い込みにも懸命だ。
3人を公認した公明党は、現有議席維持が目標。新人1人の浸透度を高め、現職2人も支持層を手堅く固めようとしている。
共産党は公認3人のうち鹿屋市区(同3)、姶良郡区(同2)で新人候補の浸透に躍起。公認2人を立てた社民党は薩摩川内市区(同3)で3人の自民党候補と議席争いを展開している。
激戦区を見ると、5党が候補を立てた鹿児島市・郡区では、各陣営とも住宅地や合併で鹿児島市に編入した旧町のうち、地元候補がいない地区を中心に勢力拡大を図る。自民2人と無所属1人の現職3人が争う奄美市区(同2)では、自民が2議席独占を果たすかが注目されている。選挙区内での自由連合支持層の動向が注目される。
またベテラン現職2人による一騎打ちの曽於市区(同1)では、有権者の関心度も高まっており、旧末吉町を中心に両陣営の勢力が激しく競り合っている。
(2007年4月7日 読売新聞)
469
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 19:20:31
選挙:知事選/県議選/福岡市議選 あす投開票(その2止) /福岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/news/20070407ddlk40010060000c.html
◆福岡市議選
◇民主の勢いどこまで
政令市になって初めて立候補者が100人を超え、乱戦となっている福岡市議選(定数63)は、少数与党の民主、前回と比べて大幅に増えた20〜30代の若手の戦いぶりが焦点となる。また、昨秋の市長選で前回を10・11ポイント上回る42・57%となった投票率も注目される。
立候補しているのは▽自民22人▽民主8人▽公明12人▽共産8人▽社民1人▽みらい福岡8人▽ふくおかネットワーク3人▽みどり福岡6人▽平成会2人▽無所属31人。
民主は推薦を含めて9人で、組織票を固める一方、市長選の余勢を駆って浮動票の取り込みを狙い、全員当選を目指している。自民系の現職は支持基盤を固めているが、保守系無所属も絡み票を奪い合う構図となっている。公明は支持母体を固め、全員当選を期している。共産も改選前を上回る議席獲得をねらう。社民は現有議席の死守に懸命。みらい、ネット、みどりは勢力拡大を目指している。平成会は全員当選が目標。
市議選の投票率は95年の44・51%が過去最低。その後、99年49・97%、03年47・73%と上下している。【安達一成】
◆県議選
◇自民・過半数維持なるか
県議選(定数88)は過去最少の候補者124人のうち18選挙区で20人が無投票当選し、29選挙区・68議席を104人が争っている。共産や社民、県農政連の候補者数が前回より減った一方、民主は現有議席(7)の倍以上の15人を擁立。ほぼ現状維持の46人を公認した自民との対決構図が強まった格好で、自民が過半数を維持できるか、民主の躍進なるか注目される。
自民、民主双方の候補が立つ選挙区は前回よりも4増え、福岡市では東区▽中央区▽城南区▽早良区。北九州市では小倉北区▽八幡西区▽戸畑区。その他、春日市・筑紫郡▽古賀市▽粕屋郡▽宗像郡▽嘉穂郡・山田市の計12選挙区。
激戦区を見ると、福岡市では、定数3に元職の無所属候補と自民現職、公明現職、民主新人が立つ早良区。自民、民主双方が衆院選をにらんだ代理戦の様相を呈しており、公明も「九州内での超重点区」と位置づけ、熱戦を展開している。
中央区では、自民のベテランと公明で唯一の女性、無所属の若手の3現職に民主と共産の新人が挑む構図で、3議席を激しく競り合っている。
北九州市は全7区が激戦となっているが、特に若松区(定数2)では民主系の無所属新人と共産、自民の現職2人が2議席を競い合っているほか、門司区(定数2)では、自民、公明の現職2人と共産、無所属の新人2人が立ち、各陣営とも票の取り込みに躍起だ。
このほか、現職の引退で新人3人が立った三潴郡、一騎打ちの直方市や鞍手郡で、激しい票の奪い合いが続いている。【加藤学】
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2007年4月7日
470
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 19:22:13
’07統一選・ながさき:県議選 伸びるか投票率 既に5万7259人が投票 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070407ddlk42010250000c.html
◇あす審判
統一地方選第1ラウンドの県議選で、県選管は6日、期日前投票と不在者投票の利用者数(5日現在)を計5万7259人と発表した。有権者数に占める割合は4・87%で、前回同時期を1・18ポイント上回っている。
選挙区別でみると、最も割合が高かったのは前回無投票から一転、1議席を巡り5人による乱戦となった南松浦郡区の13・00%。続いて平戸市区7・83%(前回同期比4・81ポイント増)▽壱岐市区7・45%(同1・94ポイント増)などの順。長崎市は5・03%(同0・38ポイント増)▽佐世保市は4・85%(同0・07ポイント増)で、ともにわずかに増えている。
不在者投票の要件を大幅に緩和した期日前投票の導入後、04年参院選は期日前と不在者投票を合わせて有権者の10・21%が利用し、投票率は60・14%。05年衆院選は10・91%が利用し、投票率は68・35%だった。これに対し、06年知事選での利用者は8%で、投票率も52・27%にとどまった。
こうした傾向から、期日前と不在者投票の利用者が多ければ投票率も高いといえそう。今回県議選での利用者は最終的に前回の6・51%を上回る勢いで、投票率は前回の61・16%を上回る可能性もある。
一方、選挙戦をみると、無投票が前回の5選挙区(定数8)から今回は1選挙区(同1)に減って激戦区が増加。ただし、有権者の多い長崎市や佐世保市では盛り上がりが今ひとつで、投票率低下を予想する陣営は多い。政策なき政争に冷ややかな声もあることから投票率にどう影響するか注目される。
過去の県議選投票率は79年の77・97%から下がり続け、投票時間の2時間延長などから99年には65・92%とやや持ち直したが、前回は過去最低に落ち込んでいた。
◇
県議選は8日、投開票される。無投票となった松浦市区を除く16選挙区で定数計45に対し、候補計72人が最後の追い込みに入った。投票は8日午前7時〜午後8時。長崎、佐世保、五島、西海市と小値賀町の離島の一部は7日に繰り上げ投票となる。【横田信行】
毎日新聞 2007年4月7日
471
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 19:22:48
’07統一選おおいた:知事選/県議選 投票率、低落傾向歯止めも あす投票 /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070407ddlk44010497000c.html
◇「期日前」と無投票区減で
統一地方選前半戦の知事選、県議選は8日の投開票に向け、各候補が最終盤の舌戦を繰り広げている。注目されるのが低落傾向にある投票率。本格的な市町村合併後初の選挙で、区割りや定数が変更される中、有権者の関心度を示し、当落も左右する投票率は上がるのか。【小畑英介】
知事選の投票率は51年の88・51%を最高に、減少傾向をたどってきた。80%台は87年が最後で、その後は60%台後半〜70%台前半が続いている。3氏が争い広瀬勝貞氏が初当選した03年も、99年より1・43ポイント低い69・03%だった。県議選の投票率は、知事選よりやや高い場合がほとんどだが、減少傾向は変わらない。
前回は23選挙区中9選挙区だった無投票当選が、16選挙区中1選挙区と減り、今回は有権者が1票を投じる機会が増えた。「県議選に投票して、知事選はしないという人は少ない。県議選の盛り上がりで、投票率は数ポイント上がる可能性がある」とみる陣営幹部もいる。
統一選で初めて期日前投票が可能になったことがプラス材料とみる関係者も。制度導入後の国政選では、期日前投票者の増加で、投票率がややアップする傾向がある。関係者は「今回も同様の効果があるかも」と70%台復帰に期待する。
県選管もPRに懸命だ。今回初めて啓発用ののぼり約500本を、人が多く立ち寄るコンビニエンスストアなどに設置。出演者に大分トリニータの選手らを起用したテレビCMも放送し、投票率の低い若年層にもアピールする。
◇お願いきょうまで
統一地方選第1ラウンドの知事選、県議選は8日投開票される。有権者への呼びかけも7日を残すのみ。知事選の2候補、県議選(15選挙区)の67候補は、最後のお願いに駆け回る。投票は一部の地域を除き8日午前7時〜午後8時、県内635カ所の投票所であり、即日開票される。
知事選は共産新人の三重野昇候補(68)、無所属現職の広瀬勝貞候補(64)が争う。三重野候補は企業誘致の手法などを巡る県政批判を展開し、党支持層のほか批判票の取り込みに懸命。広瀬候補は行財政改革や84件の企業誘致推進など1期4年間の実績をアピールし、支持拡大に努める。
県議選(総定数44)では、無投票当選が決まった国東市・東国東郡区(定数2)を除き、政党公認35人、無所属32人が支持を求めて声をからす。前回選と比べ、合併によるエリア拡大や、総定数の2減など情勢変化が大きく各選挙区で激戦が続く。結果は、県議会内の勢力地図だけでなく、夏の参院選にも影響を与えそうだ。【小畑英介】
==============
三重野昇(みえの・のぼる) 68 共新
党県政策委員[歴]旧前津江村立大野小教諭▽別府養護学校教諭▽大分民主商工会事務局長▽県商工団体連合会事務局長▽党県委員▽日出生台での米軍移転演習に反対する大分県各界連絡会事務局長▽大分大
広瀬勝貞(ひろせ・かつさだ) 64 無現(1)
九州地方知事会副会長[歴]在スペイン大使館一等書記官▽中小企業庁計画部長▽首相秘書官事務取扱▽通産省貿易局長・大臣官房長・機械情報産業局長・次官▽経産省次官▽財団法人産業研究所顧問▽東大
毎日新聞 2007年4月7日
472
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 19:23:56
’07統一選・くまもと:第1ラウンド 県議選 あす投票 /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/news/20070407ddlk43010433000c.html
◇「支持を」きょうまで、16選挙区で75候補が争う
統一地方選第1ラウンドの県議選が8日投開票される。無投票を除く16選挙区で75候補が42の議席を争う。投票は午前7時から午後8時まで(一部地域繰り上げ)、各市町村の投票所で。即日開票され9日午前1時ごろまでには新県議の顔ぶれが決まる見込み。【山田宏太郎】
候補者の内訳は現職38人、元職1人、新人36人。政党の公認候補は、自民26人(すべて現職)▽民主4人(現職1人、新人3人)▽公明3人(すべて現職)▽共産3人(現職1人、新人2人)で、無所属は39人(現職7人、元職1人、新人31人)。無所属のうち政党からの推薦は、自民6人▽民主、社民からが3人▽民主のみが2人−−となっている。
定数16人に現職16人と新人6人の22候補がひしめく熊本市は、選挙戦も終盤となり、あちこちで選挙カーのアナウンスがこだました。ほかにも保守系の複数候補がぶつかりあう八代市・郡や天草市・郡などで、候補者の支持を訴える声に一段と力が入った。
◇どうなる投票率
現職同士がぶつかり合う激戦区が多い今回は投票率の動向も注目される。県議選では長期低落傾向が続いているが、前回と違い期日前投票も実施されるため、県選管は伸びを期待する。
100人以上が出馬していた40〜50年代、県議選の県平均投票率は80%台だったが、候補者の減少や都市部の政治離れなどを反映して低下傾向にある。90年代に入り60%台まで下落した。99年に投票時間の2時間延長されやや回復したものの、前回03年は再び下がり63・65%と過去最低になった。
今回は合併による選挙区見直しで選挙区は一つ減り定数も6減となった。一方で、無投票を除いた選挙戦で争う候補は75人で前回03年の68候補を上回る。激戦を反映した票の掘り起こしと前回の不在者投票より手続きが簡素な期日前投票の効果で上昇も予想される。
毎日新聞 2007年4月7日
473
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 19:25:04
’07統一選・みやざき:県議選 あす投票 12選挙区39議席巡り舌戦展開 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070407ddlk45010507000c.html
◇66人が最後のお願い
統一地方選前半戦の県議選(総定数45)は8日投開票される。無投票当選だった4選挙区(自民現職5人、無所属新人1人)を除く12選挙区で、39議席を巡り66人が激しい選挙戦を繰り広げている。各陣営は選挙戦最終日の7日も選挙カーや街頭演説で「議会改革します」「地域振興を図る」などと訴え、最後のお願いに奔走する。【中尾祐児】
66人の内訳は、党派別では自民27人、民主4人、公明3人、共産2人、社民5人、無所属25人。新旧別は現職32人、元職3人、新人31人。現有議席数と同人数の公認候補を立てる自民、公明に対し、民主、社民は各1人増を狙う。共産は4年ぶりの議席回復を目指す。
無投票当選1人を除く無所属25人は、前回より4人増。東国原英夫知事支援を表明する「東国原チルドレン」の候補らは無党派層の取り込みを狙うが、当選後は自民会派入りするとみられる保守系候補も多い。
選挙区別に見ると、市町村合併に伴い定数2増の宮崎市区(定数12)は20人が立候補。5党の公認計13人と、無所属7人が激戦を展開。都城市区(同6)は1増だが、合併した旧町出身の自民現職1人が加わり、現職6人に新人3人が挑む。逆に1減の東臼杵郡区(同2)は自民現職1人に議席獲得を狙う民主1人、保守系など無所属2人が絡む。
投票は8日午前7時〜午後8時(一部繰り上げ)、12選挙区内の23市町村である。開票は午後8時から午後9時半までに各市町村で始まり、8日深夜から9日未明にかけて新議員が決まる。
毎日新聞 2007年4月7日
474
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 19:25:43
’07統一選かごしま:県議選 46議席へ、しのぎ削る−−あす投票 /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/news/20070407ddlk46010520000c.html
統一地方選前半戦の県議選は8日投開票され、9日未明には新県議54人が決まる。23選挙区のうち、6選挙区8人の無投票当選が決まっており、残る17選挙区で46議席をめぐり、74候補が争っている。「お願いコール」がこだました9日間の選挙戦も7日までで、各陣営とも支持拡大に懸命だ。【神崎真一】
74候補の内訳は、現職41人▽元職7人▽新人26人。
7月に参院選を控え、各党ともしのぎを削る。党派別では、自民38人▽民主2人▽公明3人▽共産3人▽社民2人▽無所属26人−−となっている。無所属のうち、現職同士の一騎打ちとなった曽於市区の2人が自民の推薦を受けている。また、8人は連合鹿児島が推薦した。
一方、無投票当選8人の内訳は、自民7、無所属1。
激戦が展開されているのは鹿児島市・郡区。定数2増となった19議席を、自民14▽民主1▽公明3▽共産1▽社民1▽無所属4−−の24候補で争う少数激戦だ。曽於市区(定数1)は無所属の2現職が、奄美市区(同2)は自民2、無所属1の3現職が生き残りをかけた戦いを展開している。
薩摩川内市区(同3)では、自民が3議席独占を、社民は新人が1議席確保を狙う。志布志市・曽於郡区(同1)は、現職、元職、新人の三つどもえの激戦だ。
投票は、繰り上げ投票が終わった一部町村を除き、午前7時から。終了時間が午後8時までなのは鹿児島市のみで、ほかはそれぞれ繰り上げとなる。開票は午後8時から順次、各市町村の開票所で。最も有権者が多い鹿児島市は、9日未明には大勢が判明する見通し。
◇読めぬ無党派の動向 投票率に気をもむ各陣営
各陣営をやきもきさせているのは投票率。前回の03年は、県平均60・64%と過去最低だった。「目立った争点がない」とも言われる中、上がるのか、下がるのか。鹿児島地方気象台によると、8日の九州南部地方は「くもり」。開花が遅れた桜も各地で見ごろを迎えるとみられるが、投票への影響は未知数だ。
有権者が最も多い鹿児島市。前回は52%まで落ち込んだ。ある自民現職陣営は「無党派の動向は見えない」とひたすら地盤や支持団体の組織固め。他の現職陣営も「今回は選挙期間が年度末の異動期に重なり、有権者の関心をさらに薄めた」とこぼす。それでも、「東国原英夫知事を生んだ宮崎県のような『東風』が吹くかも」と、読めない無党派の風向きを気にする向きも。【神崎真一】
毎日新聞 2007年4月7日
475
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 19:55:47
19議席めぐり29人が激戦 県議選8日投票 北九州市内の終盤情勢 西日本福岡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/kitakyushu/20070407/20070407_001.shtml
知事選と県議選は8日、投開票される。うち北九州・京築地区の県議選では、無投票となった遠賀・中間、京築地区の5選挙区を除き、選挙戦に突入した北九州市内の7選挙区で激戦を展開。合計定数19をめぐって29人の候補者がしのぎを削り、政策を訴える声もいっそう熱を帯びてきている。最後の追い込みに入った各選挙区の終盤情勢を探った。 (敬称略、年齢は投票日翌日の満年齢)
■自民と公明に固い地盤 小倉北区
(定数4)
中村 明彦52 自現6
佐藤 正夫52 自現3
八記 博春57 共現2
原田 博史40 民新
壹岐 和郎50 公新
安定した支持基盤を持つ中村と壹岐が優位に選挙戦を展開。佐藤、八記、原田の3人が追い上げている。
3回連続トップ当選の中村は強固な組織を維持。壹岐も新人ながら、支持基盤の創価学会を軸に、手堅い戦いぶり。
過去3回当選の佐藤は、中小企業振興策などを訴え、中小業者らを中心に支持を広げている。八記も2期の実績と福祉施策の充実を訴えながら、共産支持層へ浸透。再挑戦の原田は、連合傘下の労組票をまとめつつ、無党派層の掘り起こしに努める。
■民主と自民が競り合い 戸畑区
(定数1)
田中 淳55 自新
冨田 徳二51 民現3
来田 時子56 共新
冨田と田中が競り合い、来田が追う展開。
冨田は新日鉄などの労組票を固め、一部の保守層へも食い込む。無党派層への浸透も進め、支持拡大を図る。田中は2回目の挑戦で、地元密着と豊富な人脈をアピール。公明の推薦も受け、議席奪取を目指す。来田は格差是正や福祉施策の充実を重点的に訴え、浮動票の取り込みに懸命。追い上げを図っている。
■公明候補が優位に立つ 小倉南区
(定数3)
吉村 朋美51 無新
高瀬菜穂子46 共現2
小島潤一郎36 社新
二宮 真盛54 公現2
泉 日出夫39 民新
強固な支持基盤を持つ二宮がやや抜け出し、ほかの4人が激しく追う展開となっている。
二宮は創価学会票を手堅くまとめ、トップ当選をうかがう。吉村は前回トップ当選後に辞職した夫の支持層に加え、女性票の掘り起こしにも躍起。高瀬は元教諭の経験に基づく教育の充実や、福祉施策の向上などを懸命に訴え。泉は自転車で遊説するなど若さをPRしつつ、党幹部の来援などを受けて支持拡大を狙う。小島も若さを打ち出しながら無党派層の取り込みに全力を注ぐ。
■現職を2新人が追う 八幡東区
(定数2)
大家 敏志39 自現2
諏訪下勝造51 無新
三浦さと子51 共新
現職を新人2人が追う展開。新日鉄系労組を基盤に7期務め引退する民主現職の票の動向が、焦点の1つとなっている。
大家は保守票を手堅くまとめ、有利な戦い。トップ当選した前回からの上積みを狙う。諏訪下は北九州青年会議所理事長時代の人脈などを活用。新日鉄関連企業への食い込みも図る。三浦は党支持層のほか、無党派層や女性への浸透にも力を入れ、共産として同区で初の議席奪取を目指す。
476
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 19:56:21
■公明候補を3人が追う 門司区
(定数2)
森下 博司57 公現3
久保九州雄71 自現5
安倍 秀文58 共新
井上 敏和33 無新
固い支持基盤を持つ森下がややリードし、ほかの3人が追い上げる展開となっている。
3回連続トップ当選の森下は、上滑りを警戒しながら創価学会など組織票の引き締めに躍起。久保は約300票差の辛勝だった前回を危機バネに、支援企業や団体への浸透に懸命だ。
民主、社民の推薦を受ける井上は若さをアピールして無党派層の取り込みを狙う。安倍は大型開発反対や福祉の充実を訴えている。
■現職勢、安定した戦い 八幡西区
(定数5)
野田 栄市58 公現3
真島 省三44 共新
佐藤カヨ子57 社新
岩元 一儀47 民現1
松尾 統章34 自現2
縣 善彦54 自現2
市内で唯一、主要5党が候補を立て、しのぎを削る選挙区。松尾は元市議長の祖父(故人)の代からの後援会組織がフル稼働し、堅実な戦いを進める。野田は3期の実績を訴えながら、支持母体の創価学会票などをまとめる。
岩元は新日鉄や関連企業労組の支援を基礎に、無党派層への浸透も視野に入れた戦い。縣は区北部を中心に、保守層の支持固めに活発に動く。
真島は県政野党をアピールしつつ、共産の議席死守に懸命。佐藤は高教組の支持を受け、女性や障害者への浸透も図り社民の議席奪還を目指す。
■現職2人を新人が猛追 若松区
(定数2)
山口 律子58 共現1
野村 陽一39 無新
中尾 正幸42 自現1
現職2人に新人1人が挑み、競り合いを展開している。
中尾は約150の企業、団体の推薦を取り付けた。地域の集会を精力的にこなしながら地盤固めを進め、堅調な戦い。
山口は元高校教師の人脈も生かし、支持固めに懸命。教育と福祉の充実を中心に訴え、女性票の取り込みも目指す。
野村は民主、社民の推薦を背に労組などが活発な動き。無党派層への浸透も視野に街頭活動を強化し、猛追している。
=2007/04/07付 西日本新聞朝刊=
477
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 19:58:11
県議選8日投票 自民 半数に迫る勢い 西日本長崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/nagasaki/minami/20070407/20070407_002.shtml
統一地方選前半戦の県議選は8日投票、即日開票される。県内17選挙区(定数46)のうち、無投票で議席が確定した松浦市区(定数1)を除く16選挙区で計72人の候補がそれぞれ選挙戦を展開、最後の追い込みに入っている。
候補者の党派別内訳は、自民29人(うち無投票当選1人)▽民主8人▽公明3人▽共産3人▽社民2人▽無所属28人。新旧別では現職36人(同)、元職3人、新人34人。
今回県議選は「平成の大合併」で選挙区割りや定数が変更になり、現職14人の引退に伴う空席争いや県選出国会議員の「代理戦争」、現職同士の一騎打ち対決など各選挙区で激しくしのぎを削り合っている。
投票は、全域で繰り上げが実施される平戸、対馬、五島、小値賀、新上五島の各市町など一部地域を除き、午前7時から午後8時まで県内計578カ所で行われる。開票は午後8時から同10時にかけてスタート。大半の選挙区は深夜までに結果が判明し、最も遅い長崎市区は9日午前1時ごろまでに開票終了する見通し。
■なお横一線の激戦区も
県内統一地方選前半戦となる県議選は7日が選挙戦の最終日。無投票となった松浦市区を除く16選挙区、45議席をめぐって72人の候補が激しくしのぎを削っている。終盤情勢を探った。
現段階では、29人の公認候補を擁立した自民が20議席前後を確保する勢い。その他の政党も接戦が伝えられる選挙区に支援組織を集中投入し、現有議席死守を目指している。
選挙区別にみると、長崎市区では、政党や労組など組織支援を受けた候補者が優位に運動を展開し、新人候補は苦戦を強いられている。しかし有権者の多くを占める無党派層の動向など不確定要素が多く、現職陣営も警戒を緩めていない。
佐世保市区は、支持組織が盤石な一部現職を除き、他の現職を含む複数の候補者が当落線上で競り合っている。新人2人を公認した民主が議席を確保できるかが焦点。
島原市区は元職が支持を手堅くまとめてリード。現職2人が激しく追い上げている。諫早市区は元議長の自民現職が頭1つ抜け出し、残り3議席を6人で争う構図。政党の支援を受ける候補者の動きがやや目立っている。
現職3人に元職2人の計5人で3議席を争う大村市区は混戦模様。唯一の非自民系の現職も自民系同士の激しい競り合いに埋没しがちで一気に抜け出せない状況になっている。
壱岐市区は自民新人と無所属現職が並び、無所属新人が追う展開。西海市区は現職2人が1議席をめぐる一騎打ちで互いに譲らないまま接戦を繰り広げている。
雲仙市区は2議席をめぐり3候補が横一線。南島原市区は自民現職が1歩リードし、新人2人が残りの一枠を争っている。
自民、民主両党が重点区の1つに位置付ける西彼杵郡区は2議席を争う3人の中で自民現職が終盤に来てやや優位に。残る一枠をめぐり民主現職と自民新人が競っている。
県内最大の激戦区となった南松浦郡区は、1議席をめぐって争う5候補が政党や国会議員、地元町議らを巻き込み、もつれたまま最終盤になだれこんだ。
このほか、1人区の平戸市区、対馬市区、五島市区、東彼杵郡区、北松浦郡区は、現職がやや優勢な状況となっている。
=2007/04/07付 西日本新聞朝刊=
478
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 19:59:07
各候補懸命の追い込み 県議選あす投票 西日本福岡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070407/20070407_004.shtml
県議選の投開票日が8日に迫った。各候補者は1票でも多く獲得しようと追い込みに懸命になっている。筑後地区で激戦を展開している久留米市区、大牟田市・三池郡区、三潴郡区の終盤情勢を探った。
× ×
●共産新人が追う展開に 久留米市
公明現職田中氏、自民新人10中氏、無所属現職清田氏、自民現職原口氏を、共産新人中西氏が激しく追う展開。
田中氏は、支持母体の創価学会がフル回転し、ミニ集会でさらに浸透を図っている。十中氏は、市議時代からの支援者回りに力を注ぎ、自民2議席死守に奔走する。民主・社民系の清田氏は、県政改革などを訴えて、浮動票の掘り起こしに懸命になっている。
原口氏は、トップ当選した前回以上の得票を目標に、企業などへの働き掛けに全力。中西氏は、共産党の市議と連携。街頭演説を繰り返し、現職の批判票の受け皿を狙う。
× ×
●現職3人を 新人が猛追 大牟田市・三池郡
現職3人、新人1人の激しい議席争いは最終盤までもつれ込んでいる。
自民現職の高岡氏は政党色を抑え、候補者本人への支持を呼び掛ける草の根作戦で票の上積みを図っている。無所属現職の石橋氏は、連合加盟労組を中心とする組織の引き締めを徹底。上滑りを警戒する。自民現職の田中氏は、旧高田町の票の掘り起こしに懸命。組織をフル回転させ支持拡大を狙う。前回失った議席の奪回を目指す共産新人の中西氏は、元県議らの支援を受け、追い上げに全力を挙げている。
× ×
●新人3氏が激しい争い 三潴郡
元三潴町長の砂山氏と元三潴町議の西田氏、元城島町議の江島氏の無所属新人3氏が、予断を許さない激しい選挙戦を繰り広げている。
知名度のある砂山氏は、行政に携わった実績をアピール。西田氏は若さと議員としての経験を前面に打ち出している。江島氏は若さを強調し、電話での投票依頼にも力を入れている。
=2007/04/07付 西日本新聞朝刊=
479
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 20:00:29
知事選・県議選あす投票 声振り絞り訴え 西日本福岡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070407/20070407_003.shtml
知事選と県議選が終盤戦を迎えた6日、筑豊の6つの県議選挙区でも、計16人の候補が8日の投開票に向けてラストスパートに入った。国の旧産炭地支援策が暫定措置を残すのみとなり、市町村合併で生き残りを模索するなど、過渡期を迎えた筑豊地区。地域再生には県政との連携が欠かせないだけに、有権者の厳しい視線が注がれる中、各候補は声を振り絞って支持を訴えた。
× ×
▼飯塚市(2−3)
再選を目指す現職2人と元職1人の3人が、三つどもえの戦いを展開する。各候補とも6日は、選挙カーで市内をくまなく巡回した。
自民現職は時折下車しては教育の充実などを訴え、有権者らと握手を交わした。無所属元職は高齢者対策と農業活性化を唱え、経験と実績を強調。無所属現職は団地などで演説を重ね、格差是正や雇用対策を訴えた。
▼嘉穂郡・山田市(3−4)
自民現職2人と民主現職、無所属新人による混戦模様。各候補とも6日、広大な選挙区内を選挙カーで駆け巡った。
新人は娘らと一緒に選挙カーで走り回り、雇用促進などを力説。8期務めた自民現職は旧庄内町で演説し、これまでの実績を強調した。もう1人の自民現職の陣営は、票の上積みに電話作戦に力を入れていた。民主現職は計3カ所で街頭演説に立ち、子育て支援や雇用促進を訴えた。
▼田川市(1−2)
無所属新人と自民現職の一騎打ち。新人は6日、街頭で支持を呼び掛け。午後には「42歳の若さと行動力で頑張ります」と訴えながら選挙カーで市内を駆け回り、知名度アップを図った。現職は、市役所玄関前などで出勤する職員と握手を交わしてあいさつ。午後にはJR田川後藤寺駅前などで街頭演説し「4年間で私が作った流れを変えないで」と訴えた。
▼田川郡(2−3)
社民現職、自民現職、無所属新人の3人が激しく競り合う。6日も各陣営は広い選挙区内を選挙カーで巡り、最後の追い上げに懸命だった。
新人は添田町内の事務所前で演説し「若者の働く場を作ります」と声をからした。社民現職は選挙カーから「1期目でやり残した企業誘致を実現する」と訴えた。自民現職は福智町内で演説し「高齢者福祉を充実させる」と実績を強調した。
▼直方市(1−2)
元職と現職の4回連続の一騎打ちで、戦いは白熱している。両候補とも6日は選挙カーで市内をくまなく回り、「直方発展のため、もう一度私を県政の場に」、「古里の将来のため、今度も負けられない戦い」とそれぞれの訴えを繰り広げた。
元職は企業回りやミニ演説会を精力的にこなし、新しい直方の創造を唱える。現職は夜は3カ所で個人演説会を開いており、国・県とのパイプ役をアピールしている。
▼鞍手郡(1−2)
無所属新人と4選を目指す自民現職が一騎打ちで激戦を繰り広げている。6日は両候補とも、選挙区内をくまなく選挙カーで巡回した。
三度目の挑戦となる新人は選挙カーの中から「今度こそ県政の場へ」と声をからし、教育と福祉の充実を訴えた。現職は地元でミニ演説会も開催。「地域の勢いを止めないためにも引き続き県議会へ」と力を込めた。
=2007/04/07付 西日本新聞朝刊=
480
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/07(土) 20:02:28
知事2候補は都市部遊説 前半戦 あす投開票 県議選、激戦模様続く 西日本大分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/ooita/20070407/20070407_001.shtml
統一地方選前半戦の投開票(8日)まで残り2日に迫った6日、知事選に立候補した共産新人の三重野昇氏(68)と無所属現職の広瀬勝貞氏(64)の2人はいずれも有権者が多い県都大分市や別府市を中心に遊説し、最終盤に向けて声をからした。市町村合併に伴い選挙区が前回(2003年)比七減って十六になり、各地で激戦になっている県議選の候補者も必死に支持を訴えた。
知事選候補の三重野氏は終日大分市を遊説。午後4時からトキハ本店近くで県議選大分市区の共産党公認候補と合流し「今回は福祉の心を取り戻す選挙。国や大企業言いなりの現県政に不信任の1票を投じてほしい」などと訴えた。広瀬氏は大分市西部を回った後、午前中に別府市入り。昼食後、鉄輪(かんなわ)温泉の観光施設前でつじ立ちし「県民中心の県政を進めるには、できるだけ多くの人に大分県づくりへ参加してもらうことが鍵になる」と支持を求めた。
両候補とも選挙戦最終日の7日は、有権者の3分の1以上を占める大分市内を遊説する。
県議選は定数44に対し現職42人、元職2人、新人25人の計69人が立候補。行財政改革で定数が2減り、市町村合併で選挙区の区割りが大きく変わった。無投票区は国東市・東国東郡(定数2)のみとなり、前回の九から大幅に減少。残る15選挙区でかつてない激戦が展開されている。
大分市(定数13)、別府市(同5)、日田市(同3)など多くの選挙区では当落線上の競り合いが終盤まで続いており、各選挙区の候補者は陣営総動員で支持固めに取り組んでいる。
=2007/04/07付 西日本新聞朝刊=
481
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/09(月) 16:04:40
自民19議席 過半数割れ 讀賣長崎
統一地方選前半戦の県議選は8日、無投票となった松浦市区(定数1)を除く16選挙区で投開票され、新県議46人の顔ぶれが決まった。雇用創出や産業育成による地域活性化、県民生活向上などの取り組みに加え、4億円を超す裏金が発覚した県庁の不正経理問題を受けた監視機能の強化、政務調査費の透明化など県議会の改革が求められる。選挙戦の結果は、今夏の参院選長崎選挙区(改選定数1)にも影響を与えそうだ。
県議選は、「平成の大合併」で県内79市町村が23市町になったのに伴い、定数を5減、選挙区を新市郡単位に再編して行われた。
自民党は10人が落選し無投票当選の1人を含めても確保したのは19議席。前回を8人下回り、推薦した無所属2人の当選者を合わせても過半数を割り込んだ。
前回当選者より3人多い8人を公認した民主党は全員が当選。推薦した無所属も2人が当選した。公明党は3人、共産党は1人、社民党は2人が議席を得た。
統一選後半戦では長崎、佐世保両市の市長・市議選など4市町長、9市町議選が行われる。告示は市長・市議選が15日、町長・町議選が17日で、投開票はいずれも22日。
長崎市区では、無所属新人・浅田眞澄美さんが初当選を決め、「政治とカネ」を巡る逆風を受けて敗れた前回の雪辱を果たした。
浅田さんは、2002年末に発覚した自民党県連の違法献金事件で有罪判決を受けた元党県連幹事長・五郎さんの長女。父の後継として前回も立候補したが、有権者の厳しい審判を受け、当選ラインに遠く及ばなかった。
しかし、落選後も父の支持基盤を引き継ぎながら、こまめに市内を回り、地道に支援を求めてきた。
この日は、長崎市江戸町の事務所に当選が伝えられると、集まった支持者から拍手と歓声がわいた。浅田さんは「議会刷新に取り組みたい」と語り、喜びの表情を見せた。
(2007年4月9日 読売新聞)
482
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/09(月) 16:09:56
自民宮内さん喜びの10選佐世保市区 讀賣長崎
現職と新人計11人が8議席を巡って激戦を繰り広げた佐世保市区では、自民党現職・宮内雪夫さんが順調に得票を伸ばし、現職最多の10回目の当選を決めた。同市八幡町の事務所で支持者らと喜びを分かち合った宮内さんは「県全体の活性化のために新たな気持ちで頑張りたい」と意気込みを語った。
今回の選挙を「市長選、市議選とともに、市の将来を占う重要な戦い」と位置づけ、市長選に立候補する自民党県議・朝長則男さんらの応援を受けて奔走。連日開いた個人演説会では、豊富な実績をベースに、高齢者や障害者が安心して暮らせる街づくりや、商工・観光・農林水産業の振興などを訴え、幅広い支持を集めた。
(2007年4月9日 読売新聞)
“みそぎ”3氏返り咲き…島原市区の加藤さん大村市区の野口さん、小林さん 讀賣長崎
「政治とカネ」を巡る事件で、辞職や失職に追い込まれた元議員3人が“みそぎ”の戦いに臨んだ島原市区と大村市区。島原では自民党の加藤寛治さん、大村では無所属の野口健司さんと小林克敏さんが当選し、そろって返り咲いた。
加藤さんは2003年、自民党県連の政治資金パーティー不正経理事件を受けて失職し、前回は「身代わり」として擁立した妻が落選。今回は国や県とのパイプの太さを強調し、選挙戦を優位に運んだ。
政治資金パーティー券購入あっせん事件で辞職した野口さんは、06年9月に落選した大村市長選の雪辱を果たした。県発注工事を巡る談合・汚職事件で辞職した小林さんは「復活」をアピール、浸透した。
(2007年4月9日 読売新聞)
民主新人久野さん労組票固め初当選 讀賣長崎
佐世保重工業(SSK)労組の前委員長で佐世保市区の民主党新人・久野哲さんは、労組票を手堅く固めて初当選した。
SSKは2002年3月に発覚した国の助成金不正受給事件の影響で、前回は候補者の擁立を見送った。今回、SSKの支援を受けて立候補した久野さんは、佐世保港の軍民すみ分けの早期実現などを掲げてこまめに回り、着実に票を伸ばした。
(2007年4月9日 読売新聞)
民主系山田さん“代理戦争”制す…五島市区 讀賣長崎
山田正彦・民主党衆院議員の秘書だった無所属現職・山田博司さん、谷川弥一・自民党衆院議員系の同党新人・浦藤彦さんが一騎打ちの激戦を繰り広げた五島市区は、民主党の推薦を受けた山田さんが再選を果たし、両衆院議員の“代理戦争”を制した。
五島市区は2006年2月の県議補欠選挙でも、両衆院議員の系列候補がぶつかった。
その補選で初当選を果たした山田さんは、その後も地道に市内を回りながら支持拡大に取り組み、着実に浸透した。
浦さんは谷川氏や久間防衛相の来援を受けるなどしたが、及ばなかった。
(2007年4月9日 読売新聞)
483
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/09(月) 16:11:54
自民25議席過半数守る 民主1増2議席 共産議席失う
新県議49人出そろう 讀賣熊本
統一地方選前半戦の県議選は8日、投開票された。投票が行われた16選挙区では9日未明にかけて当選者42人の顔ぶれが決まり、無投票当選の6選挙区7人と合わせて全49議席が確定した。自民は25議席でかろうじて過半数を維持した。当日有権者数は127万3148人、投票率は61・92%(前回63・65%)だった。
今回から、市町村合併に伴い、選挙区1減、総定数6減となった。全22選挙区に、前回を5人上回る82人が立候補。選挙戦となった16選挙区では、75人が4年後に控えた九州新幹線鹿児島ルートの全線開通をにらんだ産業振興などを争点に激戦を繰り広げた。
改選前に総定数55のうち39議席を占めた自民は、現職32人を公認。宇城市区、菊池郡区、玉名郡区などで落選が相次いだが、熊本市区、八代市・郡区で全員が当選。無投票当選の6人を加え、ぎりぎりで過半数となった。推薦した当選者を取り込み、議会で勢力拡大を図る。
最多の4人を公認した民主は1議席増で2議席とし、公明は現職3人の当選を果たした。共産は唯一の熊本市区の1議席を失った。
統一地方選の後半戦は人吉、上天草両市長選と熊本など5市議選(上天草市議補選を除く)は15日、9町村長選と13町村議選は17日にそれぞれ告示され、22日に投開票される。
(2007年4月9日 読売新聞)
484
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/09(月) 16:13:17
熊本市区 無所属の大西さん4選
「しがらみなし」強調し無党派層に浸透 讀賣熊本
前回トップ当選の無所属現職大西一史さんが、4回目の当選を決めた。大西さんは、熊本市世安町の事務所で満面の笑みを浮かべ、「引き続き県政改革に取り組んでいきたい」と支援者の祝福に応えた。4年後に迫った九州新幹線鹿児島ルート全線開通をにらんだ県都づくりなどを争点に、2減となった定数16を巡り、22人がしのぎを削った。大西さんは、しがらみにとらわれない政治姿勢を強調、ミニ集会や講演会で無党派層に浸透した。
(2007年4月9日 読売新聞)
水俣市区 自民・吉永さん3選
産廃阻止に意欲 讀賣熊本
自民現職の吉永和世さんが、元水俣市議の無所属新人2人を退けて3選を決めた。同市港町の事務所で「みなさんのおかげ」と支持者に深々と頭を下げた。
選挙戦では、産廃最終処分場建設計画の阻止を巡る対応について「予定地内の国有地を払い下げてもらえば止められる」と具体策を提示。「地域活性化のためには国、県とのパイプが必要」と“党の看板”を強調し、建設業界などの支援を受け組織選挙を展開した。
(2007年4月9日 読売新聞)
投票率 過去最低61・92%
深刻な政治離れ 改めて浮き彫り 讀賣熊本
16選挙区で行われた県議選の投票率は61.92%で、過去最低だった前回(63.65%=15選挙区)をさらに下回った。最高だった第2回の1951年(88.55%)以降、低下傾向が続いており、今回も歯止めがかからなかった。
市町村合併に伴い、総定数が減り、選挙区も変更となった。激戦区が多く、投票率は上がると期待する向きもあったが、結果的に関心は高まらなかった。改めて政治離れの深刻さが浮き彫りとなった。投票行動を促す啓発活動は十分に行われたのか、統一選の後半戦、夏の参院選へ向けて検証が必要だろう。
(2007年4月9日 読売新聞)
485
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/09(月) 16:15:17
自民、最大勢力を維持 新県議44人決まる
公明・河野さん初陣飾る 讀賣大分
市町村合併に伴い定数が46から44に減り、選挙区数は23から16に見直された県議選。無投票の国東市・東国東郡区を除く15選挙区で激戦となり、議席を勝ち取った候補者たちは、支持者たちと喜びを分かち合った。
◆大分市区
各政党の県組織幹部ら17人で13議席を争った県都の大分市区では、公明党新人の河野成司さん(49)が初当選を果たした。事務所に集まった支持者を前に、「支えてくれた皆さんのおかげ」と感謝の言葉を繰り返した。
2期務めた女性議員の後継者として県職員から転身。創価学会の後押しを受け、知名度アップを図ろうと集会を重ねてきた。早くから「有力新人」と目されていただけに、陣営の緩みを警戒しつつ着実に支持を広げた。当選を祝う拍手の中、「県政発展のために全力を尽くす」と決意を述べた。
◆豊後高田市区
市町村合併に伴う区割りの変更で自民党推薦の現職が1議席を争った豊後高田市区は、旧市出身の佐々木敏夫さん(64)が、6度目の当選を果たした。
旧西国東郡区の旧真玉、香々地町を地盤とする堤俊之さん(53)との対決。市内の建設業者、商工業者、市議らを二分する戦いとなった。
佐々木さんは、有権者の約7割を占める地元の旧市を手堅くまとめた。当選にわく事務所では支持者らと固い握手を交わし、「厳しい戦いだった。みなさんの支援のおかげ」と深々と頭を下げた。
◆別府市区
定数5に対し、6人が立候補した別府市区。唯一の新人として挑んだ自民党推薦で無所属の嶋幸一さん(41)が初当選。同市平田町の事務所に駆け付けた支援者らと喜びを分かち合った。
嶋さんは、衆院議員秘書を経て市議を1期務め、今回、県議への転身を図った。市議選でトップ当選を果たすほど強固な地盤を持つ。選挙戦では41歳という若さもアピールし、無党派層にも浸透した。
また、公明党公認の伊藤敏幸さん(59)も、手堅く組織票を固め、再選を果たした。
◆臼杵市区
臼杵市区(定数2)では、自民党現職・志村学さん(61)が、4度目の当選を決めた。「当選確実」の情報にわく事務所に姿を現した志村さんは、支持者らとがっちり握手を交わしたうえで、「ありがとうございます」と一礼。拍手を浴びながら、臼杵発展への努力を誓っていた。
旧臼杵市、旧野津町が合併した選挙区で、定数は旧市区より1増となった。年明けまでは無投票当選の公算も大きかったが、結局、選挙戦に突入。それでも慌てず、3期12年の実績を訴えて多くの支持を得た。
(2007年4月9日 読売新聞)
486
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/09(月) 16:17:27
自民が過半数の議席を確保…県議選投開票 讀賣宮崎
統一地方選前半戦の県議選は8日、投開票された。投票が行われた12選挙区では9日未明までに新議員が次々と決まった。これで4選挙区計6人の無投票当選者と合わせ、全45議席が確定した。改選前と同数の32人を擁立した自民は議席を減らしたものの、過半数を維持。今後、会派入りする無所属議員もいるとみられる。社民は、任期中に辞職した元議員が返り咲き、前回と同じ5議席を確保。民主は改選前と同じ3議席を守った。公明は安定した戦いで現有3議席を堅守、共産は前回失った1議席を回復した。東国原知事誕生の影響で「脱政党」を掲げた無所属新人も当選した。
日南市区(定数3)の自民現職で県会議長の坂元裕一さんの事務所は、当選確実の一報が伝えられると大歓声で沸き返った。「脱政党」の逆風をはね返し、6選を果たした。坂元さんは満面の笑みで詰めかけた支持者と代わる代わる握手を交わし、「ありがとうございます」と深々と頭を下げた。
今回ほど票の読み切れない選挙はなかった。東国原知事当選の余波で無所属候補が追い風と言われた。そのうえ、知事が初登庁して議長室を訪れた際のテレビを見て、実際は立ち上がって握手したのに、ソファに座ったまま応対したと受け取った県民から、「あんまり知事をいじめるな」「態度が横柄だ」などと非難の電話やメールを受けた。
さらに1月の後援会報で「最後の県議選」と銘打って県政刷新の意気込みを示したが、逆に周囲へ波紋を広げてしまった。
しかし、危機感が高まったことで、陣営が一層引き締まった。選挙期間中、坂元さんは率先して1日平均15回の辻(つじ)立ちをこなし、連夜の個人演説会では定数削減などの議会改革、農林水産業の活性化を懸命に訴えた。
「郷土へ恩返しをする4年間にしたい」。その思いは農林業者を中心に支援の輪を広げ、これまで築き上げてきた支持基盤も揺らぐことはなかった。
(2007年4月9日 読売新聞)
487
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/09(月) 16:18:39
自民安定勢力を維持…県議選 讀賣鹿児島
統一地方選前半戦の県議選(定数54)は8日、無投票となった6選挙区(当選者計8人)を除く17選挙区で投票が行われた。即日開票の結果、新たに46人の当選が決まり、54人の新議員が出そろった。自民は2003年の前回(37人)並みの当選者を確保。県議会での安定的な勢力を維持した。民主は4年間空白だった議席を奪還し、「九州の各県議会で唯一議席ゼロ」を解消した。公明は現有議席を守り抜き、3人を公認していた共産は議席を確保。社民は薩摩川内市区で議席を得られなかった。
■鹿児島市・郡区で民主が奪還■
24人が争う最大の激戦区となった鹿児島市・鹿児島郡区(定数19)で、民主公認の元議員青木寛さん(58)が返り咲きを果たし、民主は4年ぶりに悲願の議席回復を果たした。
民主は同選挙区の公認候補を青木さん1人に絞り、議席確保に全力を傾注。地盤の谷山地区を中心に基礎票を固め、全面支援した連合鹿児島傘下の労組票をまとめることにも成功した。党県連が初めて作成したマニフェストに基づき政務調査費の透明化などを訴え、無党派層の支持も取り込んだ。
青木さんは鹿児島市の事務所で「4年間の雪辱を晴らした。県政の場で民主の存在感を示したい」などと感極まった様子で語った。
また、市町村合併に伴う区割り変更に合わせて、選挙区を替えて立候補した自民現職の宇田隆光さん(52)は3選。地盤の旧松元町が鹿児島市との合併で同選挙区に入ったため、従来の旧日置郡区から移った。「新人同様の立場で初の都市型選挙。苦しい戦いだった」などと振り返った。
自民現職の尾辻義さん(62)は6選を果たした。女性初の県議会副議長という実績に加え、高校同窓会などを通じ全域で支持を広げた。尾辻さんは「女性の声を県政の場に届ける役目を続けたい」などと抱負を語った。
■指宿市・揖宿郡区、自民現新が議席を独占■
指宿市・揖宿郡区(定数2)では、現職の小園成美さん(49)と、新人の松元一広さん(39)が当選し、自民が2議席を独占した。
新たな選挙区で、保守系の4候補が1市1町それぞれの地盤を固め、激しい争いとなった。指宿市を地盤とする小園さんは、観光団体を中心に各種団体に幅広く支持を集め、大きく得票を伸ばした。歯科医の松元さんは、少子高齢化など福祉や医療対策の充実を訴え、若さを前面に打ち出して無党派層の支持も取り込んだ。
再選を果たした小園さんは、指宿市の事務所で「選挙区が広くなり、争点が明確でない点があったため、厳しい戦いだった。地域の産業がしっかりしなければ福祉や介護、医療も低下する。産業おこしに力を注ぐ」と話した。
■霧島市区、労組などまとめ桐原さんV3■ 霧島市区(定数4)では、民主と連合鹿児島の推薦や、社民の支持を得た桐原琢磨さん(53)が労組票や非自民票をまとめ、連続3選を果たした。
「当確」の連絡を受け、桐原さんが霧島市国分新町の事務所に姿を見せると、「おめでとう」「よかった」と握手ぜめに合った。桐原さんは笑顔で、支持者らとバンザイを繰り返した。
自民現職3人と無所属現職、無所属新人の計5人が激しい選挙戦を展開した。これまでの桐原さんの票田だった加治木、姶良、蒲生の3町は選挙区からはずれ、「初めての選挙と同じで、厳しい戦いだった」と振り返る。支援した政党や団体が組織票を固めたうえ、桐原さんは「県政も障壁のないバリアフリーに」と訴え、有権者の支持を広げた。
■曽於市区、現職一騎打ち小差で森さん■ 「大逆転だ」――。自民推薦のベテラン現職の一騎打ちとなり、激戦ぶりが注目された曽於市区(定数1)では、森義夫さん(73)が徳留紀寿さん(67)を小差で破り、8度目の当選を果たした。森さんは同市大隅町の結婚式場で、支援者を前に「これまでで最も苦しい戦いだった。畜産や公共整備など曽於の発展に尽くしたい」と話し、大きな拍手を受けた。
合併に伴う区割り見直しでできた新選挙区。前回の選挙では旧大隅、末吉、財部の3町で、末吉地区出身の徳留さんが森さんのほぼ2倍を得票していた。森さんは大票田の末吉地区が主戦場となると見て、昨年夏に同地区に後援会事務所を設けるなど、早めに選挙対策を進めた。また、今回から支持を受けた建設業界や畜産業の関連団体を中心に一気に支持を広げた。
(2007年4月9日 読売新聞)
488
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/09(月) 16:19:02
投票率過去最低57・18%…県議選 讀賣鹿児島
県議選の投票率は57・18%と、これまで最低だった2003年の前回(60・64%)を3・46ポイント下回り、過去最低となった。県政を巡る大きな争点がなく、大半の選挙区で有権者の県議選に対する関心が高まらなかったためとみられる。
県議選の投票率は1995年以降、70%に届かず、低迷が続いている。
今回の投票率は、男性が56・65%、女性は57・62%。投票率が最も高かったのは垂水市区の76・5%。鹿児島市・鹿児島郡区では50・55%で、40%台にとどまる選挙区もあった。
各陣営は、地域振興や少子化対策などを訴えたが、主要な争点が見当たらず、政党や候補者別でアピールできる点も明確ではなかった。
また、選挙日程がこれまでよりやや早めで、年度をまたいでの選挙戦だったため、「仕事の繁忙期で、期日前投票の呼びかけにも反応が鈍かった」と振り返る自民現職陣営の幹部もいた。
(2007年4月9日 読売新聞)
489
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/09(月) 19:02:17
選挙:知事選/県議選/福岡市議選 逆風かわし、麻生氏4選−−知事選 /福岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/news/20070409ddlk40010052000c.html
◇自民「過半数」届かず、民主競り勝ち躍進−−県議選
過去最少の124人が立候補した県議選(定数88)は自民と民主の競り合いが注目された。自民は最大勢力こそ揺るがないが、現職5人を含む6人が落選した。一方、「地方議員を増やして地力をつける」という党本部方針に基づいて積極的に公認候補を擁立した民主は、15人中12人が当選し各党派では唯一勢力を伸ばした。
両党が激突した選挙区は前回より4多い12。そのうち福岡市早良区では、民主新人の宮浦氏が自民現職の大原氏をかわして初当選。春日市・筑紫郡区でも、自民現職の亀谷氏が民主新人の岸本氏に敗れるなど民主が自民に3区で競り勝った。
民主は初めて独自候補を擁立した知事選では及ばず野党に転じることになったが、議会内では一定の発言力を保つとみられ、県政や議会運営にも影響を与えそうだ。
公明は手堅い戦いで現有11議席を死守し、農政連は1人落選した。一方、社民は公認候補を改選前(4人)より絞ったが1人に減らし、共産も北九州市での苦戦が響き1人となるなど衰退が目立った。【加藤学】
◇民主、議席を上積み 若手にベテラン現職の壁−−福岡市議選
福岡市議選(定数63)は、前回より大幅に立候補者が増えた、党派別では無所属、年代別では20〜30代の結果が注目されていた。
無所属は前回よりも18人多い31人が立候補したが、各党派が公認候補を絞り気味にした影響か、前回と同じ7人の当選にとどまった。
自民は各党派で唯一前回を上回る22人を公認したが当選は19人だった。民主は推薦も含み同一区に初めて複数擁立するなど積極的に臨み、9人全員当選した。公明、共産は手堅く、社民も議席を守った。諸派ではみらい福岡が苦戦を強いられた。
前回の30代のみ7人(すべて30代)から、今回は20〜30代が18人(うち新人14人)に増えた若手だが、ベテラン現職の壁は厚く、当選は8人だった。【安達一成】
◇投票率、知事選微増49・04%−−無投票区増え抑制要因に
知事選の投票率は49・04%で前回の48・25%をわずかに上回った。前回まで3回続いた多党相乗り型から一転、事実上の国政与野党対決型になり投票率の上昇が期待されたが、政策面で無党派層に大きな関心を呼び起こすほどの争点に乏しく微増にとどまった。
前回、相乗りの麻生氏に対して「無党派」を標ぼうする無所属新人が挑む一騎打ちだったが、前々回(51・34%)を下回る結果だった。今回は、同様に与野党対決型になった昨年11月の福岡、今年2月の北九州の両政令市長選が前回比で福岡10・11ポイント、北九州市18・25ポイント高くなった流れを受けて、告示当初には「55%を超す」と予測する陣営もあった。しかし、民主党は対決の「構図」を作り出したものの、政策面では明確な対立軸を打ち出せなかった。
県議選で無投票の選挙区が前回より6多い18となったことも、投票率を抑制する要因となった。県議選の無投票が8選挙区にのぼった筑後地区では前回と比べて柳川市が約14ポイント、大川市が19ポイントも下がった。市議選のあった福岡市は50・03%で、昨秋の市長選(42・57%)を上回った。【加藤学】
◇「ケヤキ・庭石」みそぎならず−−福岡市議選・東区
福岡市議選・東区(定数12)には、博多湾に浮かぶ人工島を舞台にした特別背任事件「ケヤキ・庭石事件」で先月、懲役4年を求刑された西田藤二氏(55)が「みそぎの選挙」と位置付けて出馬したが、返り咲きはならなかった。西田氏は「人工島を環境の宝島、東の大濠公園に」「留守家庭子ども会有料化反対」などと訴えたが、支持は広がらなかった。
◇九州最多12選、若手振り切る−−県議選・中央区
県議選・福岡市中央区(定数3)は、早麻清蔵氏(78)が日焼けした笑顔で12選を喜んだ。九州では最多選県議。立候補を迷ったが、「55年体制で疲弊した県政を立て直そうと12年前、当時の8会派で麻生知事を推した。あと4年、継続させたい」と決断。政治生活で初めて街頭での朝立ちもし、20代や30代などの若手候補に挟まれた激戦をくぐり抜けた。
490
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/09(月) 19:04:42
’07統一選・ながさき:県議選 史上最多、女性4人が当選 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070409ddlk42010206000c.html
◇長崎市区3人、佐世保は24年ぶり
統一地方選の第1ラウンドとなる県議選は8日、16選挙区で投開票された。無投票当選1人と合わせて新議員46人が決まった。女性は、長崎市区で無所属現職の押渕礼子氏(68)▽無所属新人の浅田眞澄美氏(40)▽共産新人の堀江ひとみ氏(48)▽佐世保市区で民主新人の山田朋子氏(35)の4人が当選。過去最多の1955年と63年の3人を上回った。選挙区数は17で前回と同じだが、「平成の大合併」で区割りが大幅に変わり、定数も5減で激戦が増えた。投票率は60・12%(前回03年61・16%)だった。【横田信行】
無投票の松浦市区を含む当選者の党派別内訳は、自民19人(改選前27人)▽民主8人(同7人)▽公明3人(同3人)▽共産1人(同1人)▽社民2人(同2人)▽無所属13人(同10人)。
自民は、現職20人▽元職1人▽新人8人−−の29人が立候補。松浦市区では現職の永淵勝幸氏が2回連続無投票で3選を果たした。定数減の余波で南松浦、北松浦の2郡区では公認、推薦候補が1議席を争う異例の展開だった。
民主は現職3人、新人5人が立候補。頼みの労組の集票力にかげりが見える中、激戦区では幅広い支持獲得へ推薦にとどめた候補もおり“名を捨てて実を取る”作戦をとった。長崎市区で4議席、佐世保市区で初の議席を目指した。
公明は長崎、佐世保両市区で現職3人が立候補し、従来と同様に創価学会票などを手堅く固めて議席を維持した。
共産は、唯一の議席の長崎市区で7期のベテランから新人の堀江氏への世代交代に成功した。
社民は佐世保市区で現職1人、長崎市区で5期のベテランの後継として新人1人が、労組票を固めて議席を守った。
無所属は現職9人▽元職2人▽新人17人−−の計28人が立候補。政党推薦を受けたのは9人。大村市区で復活を目指した自民出身の元職2人など自民系が多かった。
今年7月の参院選だけでなく、衆院選をにらんで各党が陣取り合戦を展開。特に衆院長崎3区の自民・谷川弥一衆院議員と民主・山田正彦衆院議員は各選挙区で激突した。九州新幹線長崎ルートの是非で“ワンフレーズ選挙”を試みる候補もいたが、組織や地縁・血縁に頼った選挙戦が目立ち、政策論争は低調だった。
◇浅田氏、2度目の挑戦で−−長崎市
長崎市区で無所属新人の浅田眞澄美氏(40)が初当選を決めた。父・五郎氏が自民党県連の違法献金事件で公選法違反などに問われて辞職。前回、東京から戻り立候補したが“身代わり”との批判を受けて落選した。しかし、ライブハウスでの「語る会」などを通じて若者や無党派層の支持をつかみ、2度目の挑戦で当選を手にした。
前回の落選翌日からあいさつ回りを始め、生活拠点も長崎市に移した。公約通りボランティアやNPO活動に取り組み、コミュニティFMも創設。長崎市区で最年少候補であることや、直接の政治経験がないことを逆に清新さとしてアピールした。公民権停止中の父とは一線を画したが、「朝だ、朝だよ」で始まる父愛用のBGM「朝だ元気で」を運動中に流し、父の支持者に配慮するしたたかな面もみせた。
「県議会は民間のコスト意識がない。みんなで一緒に考え新しい目線で挑戦する」と抱負を語った。【横田信行】
◇現職2人、当選飾る−−西彼杵郡
時津、長与両町を舞台にした三つどもえの激戦は、自民、民主の現職が自民新人を退けた。
自民党県幹事長で5選を目指した三好徳明氏(67)は、地盤の時津町で安定した得票を確保。さらに血縁や高校同窓会を頼りに長与町への浸透も果たした。
県内最重点区と位置づけた民主は、党県副代表の橋本希俊氏(67)の出身である三菱重工労組長船支部を中心に票を掘り起こし、自民の議席独占を阻止した。自民票が2人で割れたことも好影響を及ぼした。
前回次点だった新人の辻田光昭氏(59)は地盤の長与町を軸足に選挙戦を展開したが、時津町へ浸透しきれなかった。
491
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/09(月) 19:05:09
◇元職2人、返り咲く−−大村市
事件で辞職した無所属の元職2人がそれぞれ持ち前の集票力を発揮して復活を決めた。
パーティー券販売あっせん事件で辞職した野口健司氏(43)は、昨年9月の市長選で「市役所大改革」を訴え、1万5000票余りを獲得。「改革の炎は消さない」と出馬。市長選で新たに得た支持者の囲い込みにも成功した。
談合事件で逮捕され辞職した小林克敏氏(62)は10年ぶりの復活。怪文書や「市民の良識を問う」と他陣営から批判を受けたが、昨年5月からミニ集会を精力的に続けるなど「先行逃げ切り態勢」を築き、ユーモアあふれる話術で有権者の心をつかんだ。
◇山田氏再選−−五島市
無所属で民主推薦を受けた現職の山田博司氏(36)が、自民新人の浦藤彦氏(60)をかわし、再選を決めた。
山田氏は昨年2月の県議補選で初当選以来、つじ立ちなど地道な活動を続け、女性票の取り込みにも成功した。衆院長崎3区の民主・山田正彦衆院議員の後援会もフル稼働。連合長崎の推薦も取り付け、支持を広げた。
浦氏は、建設業界の動きが鈍るなど組織が空転。長崎3区の自民・谷川弥一衆院議員がてこ入れし、久間防衛相も来島して組織固めを図ったが及ばなかった。
◇加藤氏復活−−島原市
4年前の自民党県連政治資金パーティー収入不正処理事件で失職した元議長の加藤寛治氏(60)が、復活を決めた。
加藤氏は事件については「私の不徳」「一市民の目で地域を見ることができた」と述べるにとどまり、県総合農業試験場や和牛オリンピック誘致などの地域振興策を掲げる戦術を取った。同じく議長を務めた父清則氏の代から続く支持層や農家票、推薦を受けた公明票などを手堅くまとめた。定数が前回の1から2に増えたこともあって7選を決めた。
◇民主2人当選−−佐世保市
現職6人、新人5人が8議席を争った佐世保市区で、民主党県連常任幹事の山田朋子氏(35)が初当選し、同区で24年ぶりに女性県議が誕生した。また前佐世保重工業(SSK)労組委員長の久野哲氏(59)も当選し、同党初の公認候補が2人そろって議席を獲得した。
山田氏は、党前職の3月末での引退に伴い同月上旬に立候補を表明。「唯一の女性候補」を前面に掲げ、短期決戦に挑んだ。父の山田正彦衆院議員(比例九州)も佐世保入りし、知名度不足を補った。ミニ集会や街頭活動で、自身が子育て中の母親であることをアピール。子育て支援策充実などを訴え、幅広く浸透した。【山下誠吾】
◇投票率60.12%−−過去最低更新
無投票となった松浦市区を除く16選挙区の平均投票率は60・12%で、過去最低だった前回03年の61・16%を1・04ポイント下回った。
16選挙区中、前回も投票があった12選挙区で今回の区割りに換算し比べると、7選挙区で投票率が下がった。「平成の大合併」で誕生した新市町の多くで70%台と高かったが、有権者の多い長崎市区が53・46%で前回比4・99ポイント低下。佐世保市区も盛り上がりに欠け、3・19ポイント下がり55・90%だった。長崎、佐世保、島原、諌早、平戸の5市区では過去最低となった。
一方、最高は前回無投票から一転、定数1に5人が立った南松浦郡区の82・98%。このほか激戦となった大村市区は3・91ポイント上がって61・76%。西彼杵郡区も1・92ポイント上がって58・01%だった。【横田信行】
毎日新聞 2007年4月9日
492
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/09(月) 19:08:11
07統一選おおいた:知事選/県議選 知事選、広瀬さん再選果たす /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070409ddlk44010330000c.html
◇新県議44人もそろう
統一地方選の前半戦、知事選と県議選が8日、投開票された。知事選では自民、公明両党の県レベルの推薦を受けた無所属現職の広瀬勝貞氏(64)が、共産新人で党県政策委員、三重野昇氏(68)を破り、再選を果たした。「私の慢心と不精と戦う」と言い切った広瀬氏だったが、陣営目標(65万票)には及ばなかった。有権者の信任は得たものの、一定の批判票も投じられた。投票率は過去最低の65・79%(前回69・03%)。県議選(定数44)では選挙戦の15選挙区で新議員が決まった。【藤原弘】
◇保革入り乱れ激戦、現職9人が落選−−県議選15選挙区で
県議選(定数44)は16選挙区のうち、15選挙区が選挙戦となった。保守同士や保革入り乱れての激戦となり、現職が落選する選挙区も出た。
自民は無投票当選した国東市・東国東郡区の公認1人を含め、公認・推薦34人のうち、24人が当選した。民主は公認・推薦6人が当選、公明は現有3議席を確保した。共産は大分市区で議席を奪還した。社民は近年例を見ない13人を公認・推薦(民主との両党推薦を含む)、うち10人(無投票当選の現職1人を含む)が当選した。【藤原弘】
◇堤さんが返り咲き−−大分市区
大分市区(定数13)で共産元職の堤栄三さん(50)が前回失った議席を奪還した。堤さんは知事選と連動して広瀬県政批判を展開。「オール与党の県議会で県政をチェックできるのは共産党だけ」と主張し、党支持層に批判票を上積みした。【小畑英介】
◇国民新党は初議席ならず−−大分市区
大分市区(定数13)で新人の木本順子さん(58)が落選し、国民新党初の議席獲得はならなかった。後藤博子参院議員が全面支援。亀井静香・党代表代行ら党幹部も来援したが、出馬表明が3月上旬と遅れ、知名度不足をはね返せなかった。【小畑英介】
◇共産現職、議席失う−−別府市区
6人が出馬した別府市区(定数5)で、共産現職の加藤純子さん(50)が議席を守れなかった。共産党は唯一の現職県議を失った。自民が3議席奪還を果たすと、現職の誰かが落ちるサバイバル選挙。加藤さんは2期8年の実績と「唯一の庶民代表」を訴えたが、一歩及ばなかった。共産は別府市議選に3人の現職が出馬の予定だが、情勢は一段と厳しくなった。【渡部正隆】
493
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/09(月) 19:08:32
◇自民系の戦い、佐々木さんが制す−−豊後高田市区
自民系現職同士が生き残りをかけて戦った豊後高田市区(定数1)は、佐々木敏夫さん(64)が議席を死守した。5期20年の実績を前面に旧市周辺をくまなく歩き、建設業界など亡父(元市長)からの強固な地盤を固めた。3選を目指した堤俊之さん(53)は、旧市に早くから事務所を構え、「顔」を売り込んだが、厚い壁に阻まれ、追いつくことができなかった。【大漉実知朗】
◇社民・久原さん、議席を維持−−臼杵市区
臼杵市区(定数2)は大分市区からくら替えした社民現職の久原和弘さん(60)が4選を果たし、社民の議席を維持した。地場産業育成などを掲げた久原さんは、出身地・旧野津町で広い支持を得た。旧市部地盤で労組出身の無所属新人との票の奪い合いを懸念した連合大分などの支援団体が危機感を持って知名度アップに奔走。支持をまとめきった。【小畑英介】
◇「革新の灯」復活−−日田市区で12年ぶり
日田市区(定数3)は無所属の酒井喜親さん(59)=社民推薦=が自民独占区の一角を崩して初当選し「革新の灯」が12年ぶりに復活した。
前回社民党公認で惜敗した酒井さんは今回、日田地区4者協(平和センター、連合など)の支援で生活者の視点から政策を訴えた。一方で選対組織を、保守層も多い後援会と党・労組の二つに分離。地をはうような4年間の地道な活動と自民3人のつぶし合いが後押しした。酒井さんは「日田に県政の光をもっと当てたい」と語った。【楢原義則】
◇古手川さん、最年長7選−−津久見市区
津久見市区(定数1)は80歳と最年長のベテラン古手川茂樹さんが貫禄を見せて7選を果たした。市民は若返りよりも「実績」を選択した。
古手川さんは今年に入り、身内からも引退を勧告されるなど多選・高齢批判の逆風にさらされた。しかし「合併問題などやり残した仕事を仕上げたい」と出馬。県議6期の実績を訴え、新人2人の挑戦を退けた。【下畑和幸】
◇大友さん、着実に3選−−中津市区
中津市区(定数3)で唯一、旧郡部(旧下毛郡)出身の自民現職、大友一夫さん(60)が3選を果たした。合併で選挙区が広がった初の選挙。大友さんは地元の旧三光村を中心に旧下毛郡を固め、高校の同窓会や女性の会を通じて旧市にも浸透。「旧下毛との一体感」を訴え、着実に票を上積みした。大友さんは「これを機に地域のために仕事をしたい」と話した。【大漉実知朗】
494
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/09(月) 19:09:21
’07統一選・くまもと:県議選 新県議の顔ぶれ決まる 民主、議席増やす /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/news/20070409ddlk43010371000c.html
統一地方選第1ラウンドの県議選(定数49)が8日、投開票され無投票を含め新県議49人の顔ぶれが決まった。党勢拡大を目指し、9人の公認・推薦候補を擁立した民主がこれまで一つだった議席を増やした。自民は改選前同様、過半数の議席を確保した。当日有権者数は127万3148人、投票率は61・92%だった。統一選は今後、市長・市議選(15日告示)、町村長・町村議選(17日告示)の第2ラウンド(いずれも22日投開票)へと移る。【山田宏太郎】
◇自民は過半数確保
区割りの見直しと財政節減のための定数削減でこれまでの23選挙区総定数55人は22選挙区49人に減少。無投票をのぞく16選挙区で75人が争った。内訳は現職38人、元職1人、新人36人。政党別の公認候補は、自民26人▽民主4人▽公明3人▽共産3人で、無所属が39人−−だった。
民主はこれまで1人だった公認候補を4人に増やし党勢拡大を目指した。熊本市長選や宮崎県知事選で与党への逆風が吹く中、無党派層などの支持を取り込んでチャンスをものに。今夏の参院選に向けて、大きなはずみをつけた。
一方、自民は選挙区割りの変更で現職対決が目立つなど選挙区事情が一変する中、強固な支持基盤に支えられて過半数を保持した。
また、ベテラン議員が引退する中、20〜30代の候補が15人も占め、健闘ぶりを見せた。
◇投票率61・92%−−前回を下回る
県議選の県平均投票率は61・92%で、最低だった前回03年の63・65%を下回った。前回54・11%と低調で推移している熊本市は52・29%だった。
県議選の投票率は40〜50年代の80%台から低下傾向にあり、90年代に入り60%台となった。熊本市などの都市部での選挙離れも影響しているとみられる。
今回は選挙区割りの見直しで宇城市では定数2に対し、現職4人と新人1人が立候補するなど激しい選挙戦が展開され、投票率の上昇も期待されていた。
一方、不在者投票は前々回99年に比べ前回は投票個所の増加などで数ポイント増加。今回は投票日に冠婚葬祭などの用事があるという理由でも投票できる期日前投票が導入され、多くの有権者が投票日前に投票を済ませた。【山田宏太郎】
◇実績強調の溝口さん再選、川辺川ダム論議は低調−−人吉市区
「地域再生に全力を尽くす」。再選を決めた溝口幸治氏は人吉市上青井町の青井阿蘇神社に集まった支持者に笑顔を見せながら力強く誓った。
3月下旬まで他に出馬の動きがなく無投票とみられたが、元市議の寿福政明氏が告示前日に立候補を表明、一騎打ちとなった。しかし「準備はしていた」という溝口氏は、ミニ集会や街頭演説を重ね、支持を拡大した。
「引き続き国、県、市町村のパイプ役を果たし、4年後の九州新幹線全線開業までに魅力ある人吉球磨にしたい」と強調。終盤は地元選出国会議員や自民県議が応援に駆け付け、4年間で培った人脈をアピールした。
寿福氏は「川辺川ダム建設阻止」を掲げ、ダムの争点化を狙ったが、推進派の溝口氏は「争点にならない」と取り合わず論戦は低調のまま。出遅れも響き、支持を広げられなかった。
15日に告示される人吉市長選には新人5人が立候補を表明している。寿福氏同様、ダム反対を前面に押し出す立候補予定者もいるが、選挙戦術にも微妙な影響を及ぼしそうだ。【阿部周一】
495
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/09(月) 19:10:17
◇女性議員3人が当選
これまで1人にとどまっていた女性県議が増えるかも焦点の一つだったが、今回は3人が当選を果たした。今回は前回03年の5人を上回る6人の女性候補が出馬。いずれも無所属で、現職1人が民主、社民の推薦を受け、新人の1人が自民の推薦を受け、注目を集めていた。
複数の女性議員が誕生したのは97年12月の補選以来。九州の他県の改選前の状況と比べると、福岡の女性県議は現職86人に対して4人、鹿児島も54人に対して2人で、熊本は少ない方だった。【山田宏太郎】
◇山口さん初当選−−上天草市区
無所属新人2人が激突した上天草市区は、若さをフルにアピールした山口裕氏が、市長から県議選出馬という異例の選択をした何川一幸氏を制し初当選した。
世代交代を訴えた山口氏は、引退したベテラン現職の後押しで精力的に各地を遊説。「上天草の現状は厳しいが、最低限の生活を守る社会保障や道路など基盤整備を重点的にやる」などと訴え、知名度不足を跳ね返して市全域で支持を広げた。
一方、何川氏は、04年に誕生した新市の初代市長として優勢に序盤戦を進めたが、財政改革途上にある市のかじ取り役の任期を約1年間残して去ったことへの批判もあり、伸び悩んだ。
この結果は、22日投開票の市長選にも影響するとみられ、市民の選挙熱はさらなる盛り上がりを見せている。【門田陽介】
◇新人・内野さん当選−−玉名郡区
合併の影響で定数が減り1議席を現職、新人が一騎打ちで争った玉名郡区は無所属新人の内野幸喜氏が自民現職の島田幸弘氏を破り、初当選を果たした。
両氏は共に長洲町出身で同郷対決となった。玉名郡は岱明町など3町が玉名市と合併。共に、玉名市長となった元同郡選出県議、島津勇典氏の支持者の取り込みなどを図り、激しい選挙戦を展開した。
内野氏は世代交代を訴えるなど若さを前面に出し活発に選挙活動を展開した。後援会青年部で支持してきた地元選出の林田彪衆院議員の支援者にも浸透して支持拡大を図った。
島田氏は6期の実績を訴え、これまで築いた後援組織を足がかりに浸透を図った。内野氏の追い上げに危機感を強め、親族らもフル回転したが、支持が伸びなかった。【山田宏太郎】
◇自民現職2人当選、民主は議席取れず−−球磨郡区
球磨郡区は4年前と同じ顔ぶれの三つどもえの争いの中、民主新人の丸山博氏が前回に続き涙をのんだ。川辺川ダム建設反対や独自の農業振興策をマニフェストとして示し「球磨郡を変えることが日本の政治を変える」と訴えたが、地域振興をアピールする松田三郎氏や、県議長としての実績を強調する松村昭氏の自民現職2人の壁を打ち破れなかった。【阿部周一】
◇現職・吉永さん3選−−水俣市区
水俣市区(定数1)は、自民現職の吉永和世氏が、いずれも無所属新人の千々岩巧氏と吉田正和氏を振り切り、3選を果たした。
吉永氏は、建設業団体やチッソ労組などの推薦を受け、組織選挙を展開した。争点の産廃最終処分場問題では3候補ともが反対の立場で、取り組み姿勢や方法論をめぐって「我こそが本物」と主張しあったが、吉永氏は「国などとのパイプを生かし、計画予定地内の国有地払い下げで阻止する」と現職の強みを強調。さらに、環境や自動車部品関連会社などの誘致による経済活性化を訴え、疲弊する地元商業者らの心をつかんだ。
千々岩氏は、産廃反対への姿勢を実績で訴えたが、阻止への具体策や他の政策が浸透しなかった。吉田氏も及ばなかった。【平野美紀】
毎日新聞 2007年4月9日
496
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/09(月) 19:11:03
’07統一選・みやざき:県議選 新県議、45議席決まる 投票率は過去最低 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070409ddlk45010271000c.html
統一地方選前半戦の県議選は8日、無投票の4選挙区を除く12選挙区(23市町村)で投開票があり、深夜から9日未明にかけて新議員が次々と決まった。総定数45に72人が立候補し、無投票当選6人を除く66人が選挙戦で39議席を争った。官製談合事件で前知事逮捕や、東国原英夫知事誕生の「宮崎ショック」の余波の中、議会改革や地域再生を巡り、舌戦が展開された。当日有権者数は81万8370人(男37万8366人、女44万4人)、投票率は過去最低の55・38%で、前回(64・77%)を9・39ポイント下回った。【中尾祐児】
立候補者の党派別は、自民32人、民主4人、公明3人、共産2人、社民5人、無所属26人。新旧別では、現職37人、元職3人、新人32人。このうち無投票当選は自民現職5人、無所属新人1人だった。
1月の出直し選で初当選したタレント出身の東国原知事が、定数削減や政務調査費の使途公開など議会改革に言及。安藤忠恕前知事らが逮捕された官製談合事件を受け、監視役であるべき議会と行政の癒着体質も県民の批判を浴びた。こうした「議会のあり方」を問う声が高まる中行われ、全国からも注視された。
また、県内の有効求人倍率(求職者1人に対する企業の求人数の割合=2月)は0・7倍で全国平均1・05倍を大きく下回り、景気回復は遅れている。選挙戦では、雇用確保や産業振興も争点となった。
選挙区は、市町村合併に伴い7市郡区の定数が見直された。宮崎市区で2増。都城、日向市区で各1増。逆に宮崎、北諸県、東諸県、東臼杵の4郡区で各1減となった。
宮崎市区(定数12)は20人が立候補した激戦区。知事支援を表明する「東国原チルドレン」ら無所属7人が乱立し、無党派層への食い込みを図った。都城市区(同6)は独占を狙う自民6人と社民、共産、無所属各1人の計9人がしのぎを削った。延岡市区(同5)も4党の公認計5人に、無所属4人が挑んだ。ベテラン現職2人が引退した東臼杵郡区(同2)や、12年ぶりの選挙戦になった北諸県郡区(同1)などでも激戦となった。
◇坂元さん「逆風」はね返す 6期目の当選果たす−−日南市・南那珂郡区
6期目の当選を果たした現職議長の坂元裕一さん(58)=日南市・南那珂郡区=は、同市星倉の選挙事務所で喜びよりもホッとした表情を浮かべた。
「逆風の中で、とても厳しい選挙戦だった」と坂元さん。人気者の東国原英夫知事就任の際、ソファに座ったままあいさつを受けたかのような映像がテレビで流れ、全国から抗議や非難のメールや電話が殺到した。まるで改革派の知事に対する「守旧派のドン」といった受け取られ方も。
「私と知事とは信頼関係で結ばれている。決して失礼なことはしていない」と選挙戦では弁明に努めた。新人の時以来ほとんどしていなかったつじ立ちを日に何度もこなした。「これで、念願の議会改革に着手できる。私は自民党内でも改革派でしたから」。周囲の万歳で、ようやく笑顔がはじけた。【塩満温】
◇鳥飼さん、見事返り咲き 労組中心に支持広げる−−宮崎市区
社民元職で党県連代表の鳥飼謙二さん(59)=宮崎市区=が返り咲きを決めると、同市吉村町の選挙事務所は集まった支持者の熱気であふれた。拍手で迎えられた鳥飼さんは「皆さんのお陰です」と笑みを浮かべた。
県議5期目途中の05年、「危機的な日本の状況を宮崎から変えたい」と衆院選宮崎1区に出馬。だが、吹き荒れる「小泉劇場」の前に票は伸びず、惨敗した。
今回、新知事への支持を早々と打ち出す新人や旧市内に勢力を伸ばす旧町出身の現職らが入り交じる最激戦区で、前回と同じ2議席を獲得したい党としても負けられない選挙だった。鳥飼さんは地元や労組を中心に票を積み上げ、一日10カ所の立ち会い演説を目標に「規制緩和で失われたルールを取り戻したい」と訴え、支持を広げた。【関谷俊介】
497
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/09(月) 19:11:36
’07統一選かごしま:県議選 自民堅調、民主は復活 新県議、出そろう /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/news/20070409ddlk46010191000c.html
◇吉報待った各陣
統一地方選前半戦の県議選は8日、投開票。選挙になった17選挙区で46人の当選が決まり、無投票当選と合わせて新県議54人が出そろった。自民は絶対安定多数を確保し、堅調。民主は元職が当選、1議席確保した。当日有権者数は119万4343人。投票率は57・18%だった。
昨年末、郵政「造反」後の入党、復党により、自民が衆院5選挙区を独占するなど県内政界は「自民」一極集中がいっそう進んだ。7月の参院選の前哨戦とも位置づけられた県議選。「自民化」に野党側が一定の歯止めをかけられるかが、一つの焦点だったが、民主が県議会での議席を復活、一矢報いた形だ。
無投票当選を除く17選挙区、46議席を巡り、74人が争った。内訳は、自民38人▽民主2人▽公明3人▽共産3人▽社民2人▽無所属26人。各党とも現有議席確保を軸にした戦いだった。
「大合併」に伴い、選挙区が見直された。総定数は54を維持したが、区割り見直しで、選挙区は前回より1減の23選挙区に。現職が生き残りをかけて対決する形になった曽於市区(定数1)、奄美市区(同2)など、従来と異なる構図となった選挙区も多かった。
鹿児島市・郡区は、定数が2増で19に。自民14人▽民主1人▽公明3人▽共産1人▽社民1人▽無所属4人−−の計24人で争う少数激戦だった。地元候補不在の喜入地区や、自民現職が勇退した谷山地区が各陣営の「草刈り場」状態になり、主に市南部で激戦が展開された。
元職、青木寛さんが当選し、民主の議席を復活。県都では、自民優位こそ変わらないものの、主要5党の県議が8年ぶりに出そろった。
◇投票帰りは家族で花見も
○…約5700人の有権者がいる鹿児島市下荒田2の天保山中の投票所には、曇り空にもかかわらず朝から次々に有権者が投票に訪れた。近くを流れる甲突川沿いの桜も見ごろを迎え、投票の帰りに花見に出かける人も。近くの会社員の男性(37)は「これから子どもたちを連れて遊びに行ってきます。家族サービスも大切ですから」と足早に投票所をあとにした。
●…注目の選挙区…●
◇自民3議席独占、社民新人及ばず−−薩摩川内市区
与野党対決型の薩摩川内市区(定数3)。自民が外薗勝蔵さん、鶴薗真佐彦さんの2現職と、新人の田中良二さんが当選、3議席を独占した。社民新人、遠嶋春日児さんは、原発増設反対を掲げたが、及ばなかった。
合併で選挙区が保守が強いとされる郡部に拡大。また、自民3陣営が互いに競り合いながら、支持を掘り起こした結果とみられる。
◇自民2現職再選、栄さんは涙のむ−−奄美市区
合併に伴う選挙区見直しで、3現職が2議席を争った奄美市区(定数2)。永井章義さん、与力雄さんの自民2現職がそれぞれ再選を決め、2議席を独占した。県議会会派で自由連合だった栄和弘さんは無所属で立候補したが、及ばなかった。
昨年末、徳田毅衆院議員が自民に入党。自由連合など「徳田」票の行方が注目されたが、自民に流れたとみられる。
◇森さん8回目の当選、現職の一騎打ち制す−−曽於市区
現職2人の一騎打ちとなった曽於市区(定数1)は、森義夫さんが8回目の当選を果たし、5期目を狙った徳留紀寿さんを抑えた。ともに自民党の公認でなく「推薦」とされ、初めて無所属で挑んだ。旧大隅町が地盤の森さんは、徳留さんの地元で有権者の4割強が集中する旧末吉町で激しい選挙戦を展開。畜産振興や道路整備を訴えて支持を広げた。
毎日新聞 2007年4月9日
498
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 00:28:33
県議選 選挙区雑観<1>
2007年4月9日 宮崎日日
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200704090108
▼宮崎市区
「しがらみ脱却」を訴え、マニフェスト選挙を展開した新人の武井俊輔さん(32)=無所属=が初挑戦で議席を獲得した。
「知事が代わった。議会も変わらないと宮崎県は前に進まない」と訴え、風を起こした。
宮崎交通勤務を経て、政治家を志し早稲田大学大学院に入学。在学していた東国原英夫知事と知り合った。知事の改革姿勢を支持。“東国原チルドレン”とやゆされることには「議会が知事と対等に競い合う是々非々の立場を貫く」と言い切る。
「誰でも選挙に立候補できる社会をつくりたい」とスタッフはボランティアで組織。マニフェストを掲げて改革が進まない県議会を批判した。「組織や団体がなければ勝てないとされた県議選の歴史に大きな1ページを記すことができた」。選挙事務所に詰め掛けた支援者と涙を流し喜びを分かち合った。
党公認の現職2人が当選した民主。5選目を決めた県連代表の井上紀代子さん(60)は「(延岡を含め)3議席を死守できた。議会改革の先頭に立っていきたい」と安堵(あんど)した。
前回落選した前屋敷恵美さん(57)は返り咲き。共産の議席を取り戻し「必死に政策を訴えてきた。みなさんの思いが届き、当選できた」と決意を新たにしていた。
自民は現職4人のうち2人が議席を逃した。6選を目指した由利英治さん(57)は、沈痛な面持ちで「出遅れ感は否めなかった。挫折をバネにこれからも地方議員の夢を追い掛けたい」と支持者に頭を下げた。
▼都城市区
新人の山下博三さん(57)=自民=が現職の厚い壁を突き崩し、議席を奪取した。多くの支持者が詰め掛けた選挙事務所では当確の一報が入ると、大きな歓喜の声が響き渡り、山下さんは喜びをかみしめた。
都城市議2期を経て、昨年2月の県議補選に出馬したものの、涙をのんだ。その直後から捲土(けんど)重来を期し、地元の中郷地区を中心に歩き回った。得意の農業分野の振興策に加え、福祉政策を公約の柱に据えて支持を拡大。手堅く票をまとめた。
悲願の議席を射止めた山下さんは「農村社会を立て直し、守っていくためにはやはり自分しかいないという使命感で戦ってきた。その気持ちをいつまでも忘れずに議員の仕事を全うしたい」と笑顔で話し、支持者たちとがっちりと握手を交わした。
昨年の県議補選で初当選した内村仁子さん(64)=自民=は女性票の取り込みを図ったが、予想外に浸透が図れず落選。「すべてわたしに力がなかったということ」と涙ながらに陳謝し、深々と頭を下げた。
499
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 00:29:43
県議選 選挙区雑観<2>
2007年4月9日 宮崎日日
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200704090109
▼延岡市区
若さとしがらみのなさを前面に出して戦った新人の松田勝則さん(41)=無所属=が、初挑戦で議席をつかんだ。大勢の支援者であふれた選挙事務所は、吉報が届くと歓声と拍手が起こった。
昨年8月、東京の大手情報ビジネス企業を退社し帰郷。高千穂鉄道の再開や雇用問題など「県北を何とかしたい」との思いが強まっての出馬だった。地元の伊形地区を中心につじ立ちやミニ集会を重ね、現職陣営から警戒されるほど活発な動きで無党派層をつかんだ。
笑顔がはじける事務所で「県北の方々の声、女性の声を政治の場に伝えていきたい。早速、明日から地域巡りをやりたい」と誓った。
民主現職山口哲雄さん(60)の後継として立候補した新人田口雄二さん(48)は「民主王国」の議席を守った。歓喜の輪が広がった選挙事務所で田口さんは「(民主の)議席を守ることができてホッとした。県北の皆さんの思いをつなげ、新しい議会をつくりたい」と顔をほころばせた。
旧北川町の新人盛武義美さん(74)が落選し、三北地区からは県議が消えることになった。盛武さんは「合併した三北の不安を解消するため戦ったが、受け入れられなかった」と肩を落とした。
▼日南市・南那珂郡区
「最後の県議選」と公言し、背水の陣で選挙戦に臨んだ県議会議長の坂元裕一さん(58)=自民。序盤は苦戦を強いられたものの、終盤以降現職の底力を発揮して6選を果たした。
無風と思われていた日南市・南那珂郡区だが、新人で中山成彬衆院議員元秘書の沢山信二さん(42)=無所属=の立候補で情勢は一変。坂元さんは東国原知事就任の際の報道で、マイナスのイメージが浸透していたこともあり、かつてない厳しい選挙戦だった。
しかし、そうした危機感が陣営を引き締め、農村部や一部団体で票がまとまった。坂元さんは選挙戦を振り返り、「“刺客”や“風評被害”との戦いだった。応援していただいた皆さんに心から感謝したい」と話した。当選で沸き返る選挙事務所には多くの支持者が集まり、手を取り合って喜びを爆発させていた。
若さを前面に出し、若年層や女性への食い込みを狙った沢山さんは追い上げが及ばなかった。「準備不足で訴えが届かなかった。組織や政党の支援がない中、ここまでよくやれた」と述べた。
500
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 00:30:37
県議選 選挙区雑観<3>
2007年4月9日 宮崎日日
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200704090110
▼小林市区
現職の水間篤典さん(62)=自民=が、新人の下津佐善治さん(52)=無所属=を抑えて3期目の当選を果たした。
トップ当選した前回選挙とは一転、派閥が重なる下津佐さんと票を奪い合う苦しい戦い。票を切り崩されたものの、組織固めで対抗した。水間さんは「大変厳しい選挙だった。新知事のもと小林、県政の発展のために頑張りたい」と力強く語った。
下津佐さんは議会改革などを掲げ1月末に立候補。しかし、最後まで出遅れを取り戻せなかった。「支持者の力を結集して、これまで頑張れた。自分の取り組みが甘かった」と肩を落とした。
▼西都市・西米良村区
現職の押川修一郎さん(51)=自民=が2回連続トップ当選した。2度目の挑戦で初当選した前回は三つどもえの大接戦だったが、今回は知名度も加わり、終始安定した戦いぶりだった。
支持者が待つ選挙事務所に笑顔で現れた押川さんは「皆さんの応援なくして当選はなかった。福祉の向上や災害に強い社会づくりなどに取り組みたい」と抱負を語った。
▼えびの市区
現職の中野一則さん(58)=自民=が、新人の松坂昭二さん(60)=無所属=の追い上げをかわし、3選を決めた。
自民党の公認や、農民連盟など各種団体の推薦を得た中野さんは農村部を中心に、満遍なく支持を取り付けた。松坂さんは宮崎道公市長後援会の支援を受け、無党派層への食い込みも狙ったが、一歩及ばなかった。
中野さんは「厳しい戦いだった。農業振興、景気回復、福祉の向上など、県勢発展のため3期目らしい仕事をしたい」と強調した。
501
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 00:31:12
県議選 選挙区雑観<4>
2007年4月9日 宮崎日日
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200704090111
▼宮崎郡区
前清武町議の新人2人の一騎打ちは、河野安幸さん(67)=無所属=が制した。市町村合併で同町のみの選挙区。40超の団体の推薦を受けて組織型選挙を展開し、保守系町議の支援を得て支持を広げていった。
詰め掛けた支持者を前に河野さんは「多くの人に支援をもらい感謝している。町民の声と心を県政につないでいきたい」と力強く語った。
▼北諸県郡区
合併で選挙区が三股町だけとなった戦いは、現職の蓬原正三さん(58)=自民=が新人の桑畑浩三さん(65)=無所属=を破り、4選を果たした。
北諸県郡区は無投票が2期続いており、蓬原さんにとっては12年ぶりの選挙戦。組織を引き締めつつ、これまでの実績を訴え支持を拡大。「選挙をしてない分、不安があった。議会改革もしっかり取り組みたい」と決意を語った。
桑畑さんは議会改革の必要性を前面に出して立候補したものの、出遅れが最後まで響いた。
▼東諸県郡区
共に国富町を地盤とする有力保守系候補の一騎打ちとなったが、現職の中野廣明さん(64)=自民=が現職の強みを発揮し、再選を果たした。
一時は無投票もささやかれる無風状態から一転、告示直前になって新人候補が立候補した。農村部を中心に支持を広げられるなど、終盤になって激しく追い上げられたものの、豊富な行政経験を訴えてかわした。
中野さんは「今後4年間は県政と東諸地域のため『物言う県議』としてしっかり議論したい」と力強く語った。
502
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 00:31:46
県議選 選挙区雑観<5>
2007年4月9日 宮崎日日
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200704090112
▼児湯郡区
新人の図師博規さん(37)=無所属=が保守系候補が乱立する激戦を制し、トップ当選を果たした。
地元木城町の票だけでは当選ラインに届かないと、早い時期から選挙区全域への浸透を狙って活動を展開。「小さな町からの大きな挑戦だった」と涙をにじませながら勝利をかみしめた。
政務調査費問題など現職への有権者の不満が噴出。改革を望む支持者からの大きな期待を背に「プレッシャーを励みに仕事で恩返ししたい」と奮闘を誓った。
新人の松村悟郎さん(53)=自民=は、高鍋町から16年ぶりの県議誕生。「町民の期待が大きかった。郡内の皆さんのためにも産業による地域活性化に努めたい」と力を込めた。
県議会最大会派の自民党会長を務める永友一美さん(69)が落選する波乱も起きた。多選批判や組織の若返りによる出遅れが影響。立場上、東国原知事の「抵抗勢力」として一部マスコミに取り上げられるなど、改革ムードのあおりも受けた。
▼東臼杵郡区
前諸塚村議会議長の黒木正一さん(56)=無所属=が初当選。選挙事務所で支持者とともに喜びを爆発させた。昨年夏に立候補を決意。入郷地区を回り、少子高齢化や山の荒廃など山村の危機を肌で感じた。「中山間地の状況を見ると格差社会の象徴。古里の再生に皆さんと取り組んでいきたい」と口元を引き締めた。
米良政美さん(64)=自民=は6選を決め「厳しい選挙戦だった。皆さんと一丸となってあるべき(県政の)姿に向けて努力していきたい」と決意を示した。
503
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 00:32:27
自民、改選前議席割る 県議選 宮崎日日
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200704090101
東国原英夫知事とともに県政改革の両輪として注目される県議選(定数45)は8日、無投票の4選挙区を除く12選挙区で投票が行われ、即日開票の結果、39議席が確定した。無投票当選の6人を合わせた内訳は現職32人(立候補者37人)、元職3人(同3人)、新人10人(同32人)。
現職で敗れたのは5人。いずれも自民で、無所属の新人や元職に議席を奪われた。党派別当選者は自民26人、民主3人、公明3人、共産1人、社民5人、無所属7人。自民は党籍のある無所属当選者全員が会派入りしても、改選前の32議席には1議席届かない。民主と公明は現勢力を維持。共産は1議席を奪還し、社民も議席を上積みした。新県議会が議会改革をどう進めるのか、知事が掲げる政策にどう臨むのかに関心が集まる。
自民は激戦だった宮崎市区などで現職5人、新人1人が敗れ、勢力がやや後退。民主は勇退議員の議席を新人が穴埋めした。公明は固い組織票を後ろ盾に現職3人が議席を堅持。共産は元職1人が返り咲きを果たした。社民は元職が復活し、現職4人も当選した。
選挙区別で、宮崎市区(定数12)は組織や政党の支持を受けない無所属新人1人が現職の牙城を崩した。公明は現職が盤石。社民も現職、元職全員が、民主も現職2人が議席を確保した。共産元職は雪辱を果たした。自民はベテランを含む現職2人が議席を逃した。
都城市区(同6)で自民は現職のうち1人が落選。代わりに自民新人が食い込んだ。社民現職も議席を確保。延岡市区(同5)は若手の無所属新人1人が滑り込んだ。公明、社民の現職は議席を保持。民主は勇退議員の後継新人が議席を確保したが、自民現職のうち1人が敗れた。
児湯郡区(同3)は木城町の無所属新人が圧勝したほか、高鍋町の自民新人が当選。自民現職は1人が議席を死守したが県議会自民党の会長がはじき出された。日南市・南那珂郡区(同3)は自民、社民の現職が新人の追い上げをかわした。小林市区(同2)は自民現職2人が保守系無所属新人を阻止。東臼杵郡区(同2)は自民現職が議席を守り、保守系の無所属新人も勝ち上がった。西都市・西米良村区(同2)は自民現職2人が安定した戦いをみせた。
一騎打ちとなったえびの市区(同1)は自民現職が競り勝った。北諸県郡区(同1)も自民現職が圧倒的な強さで議席を保持。東諸県郡区(同1)でも自民現職が無所属新人を破った。宮崎郡区(同1)は清武町議会議長経験のある保守系無所属新人が制した。
12選挙区の当日有権者数は81万8370人(女性44万4人、男性37万8366人)。投票率は55・38%で前回を9・39ポイント下回った。
504
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 00:34:08
首相、水俣慰霊式を欠席 調整つかず 熊本日日
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20070409200028&cid=main
安倍晋三首相が五月一日に水俣市で開かれる水俣病犠牲者慰霊式を欠席することが九日、明らかになった。外遊日程などが詰まっているためで、田村義雄環境事務次官が同日の定例会見で述べた。首相の出席は、宮本勝彬水俣市長が四日上京し、環境省を通じて要望していた。
田村次官は「水俣病の問題の重要性は十分認識しているが、日程を踏まえると出席は難しい」との首相官邸のコメントを発表。宮本市長が併せて出席を求めていた若林正俊環境相については、出席の方向で調整を進めていると述べた。
宮本市長は首相の欠席に対し、「市民も期待しており大変残念。首相に来ていただくと患者の心のケアになる」と語り、慰霊式にこだわらず水俣市来訪を要請していく考えを示した。
慰霊式は水俣病公式確認の五月一日に開かれる。首相への要請は公式確認五十年の昨年に続き二度目。昨年は当時の小池百合子環境相が出席した。(清田秀孝)
505
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 00:35:10
新県議、ほぼ半数40代以下 得票率は民主伸長 熊本日日
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20070409200027&cid=main
県選管が九日まとめた県議選の党派別得票数などによると、全四十九議席の過半数を確保したものの公認七人が落選した自民党と、唯一の議席を失った共産党が、前回選挙に続いて得票率を下げた。一方、民主党は初めて5%台に乗せて伸長した。
議員を年代別でみると、四十代以下がほぼ半数を占め「世代交代」が進んだ。今回の県議選は「平成の大合併」に伴い区割りが変更され二十三選挙区が二十二選挙区に減った。また財政難を反映し定数も五五が四九に減った。
選挙は十六選挙区で実施され、残る六選挙区は定数いっぱいの立候補者数にとどまり無投票だった。投票率は十六選挙区平均で61・92%。過去最低を更新した。
各党別の得票率は、自民党が前回比3・18ポイント減の40・33%。共産党は0・36ポイント減の2・01%。公明党は0・13ポイント減の5・44%。半面、民主党は3・17ポイント増の5・10%だった。トップは無所属の47・12%。前回を2・11ポイント上回った。
ただ自民党は八日深夜、無所属当選者四人を追加公認した。この四人の得票を合わせると自民党の得票率は46・74%に上り、第一党になる。
一方、七月の参院選を政権交代の第一歩と位置付ける民主党も、公認候補を擁立し三選挙区の得票率は軒並み10%超。念願の二議席を獲得した熊本市区は11・07%、前回より6・0ポイント伸ばした。
“自民独占区”の球磨郡区(定数二)でも落選したものの、得票率は18・74%に達した。党県連は「格差社会の是正策などを盛り込んだローカルマニフェスト(公約集)を配布するなど、新しい訴え方が有権者に受け入れられた」とみている。
世代交代では、六十代と三十代の“一騎打ち”となった玉名郡、下益城郡、人吉市、上天草市の各選挙区で三十代が当選、世代交代が浮き彫りになった。
新県議の平均年齢は五一・二九歳。四年前より一・六七歳若返った。年代別は▽二十代一人(前回零人)▽三十代八人(八人)▽四十代十五人(十人)▽五十代十三人(二十三人)▽六十代九人(十人)▽七十代三人(四人)。(小多崇)
506
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 00:36:34
県議選 自民、過半数を堅持 民主が健闘、共産議席失う 熊本日日
http://www.kumanichi.com/feature/chihosen/kiji/index.cfm?id=20070409000006
統一地方選前半戦の県議選は八日投票、即日開票の結果、九日午前一時までに、全四十九議席(前回比六減)が確定した。党派別では自民党が二十五議席を獲得し、単独過半数を堅持。民主党は健闘、二議席に増やした。公明党は三、新社会党は一の改選前議席を維持、共産党は議席を失った。無所属候補は十八人が当選。女性議員は過去最多の三人となった。
自民党は推薦の四人に加え、無所属当選者を追加公認し、三十議席以上を確保する見通し。
無投票の六選挙区を除く十六選挙区の当日有権者数は百二十七万三千百四十八人。投票率は十六選挙区平均で61・92%と、過去最低の前回(63・65%)を下回った。
当選者の党派別内訳は、無投票の六選挙区を含め、▽自民二十五(いずれも現職)▽民主二(現職一、新人一)▽公明三(いずれも現職)▽新社会一(現職)▽無所属十八人(現職六、新人十二)。
十六選挙区のうち、市町村合併で旧選挙区の本渡市、牛深市、天草郡下島、同上島の一部が合わさり、保守同士が激しくぶつかった天草市・郡区は、勇退した夫の後援会を引き継いだ無所属新人の女性と自民現職二人が当選、上島を地盤とする自民現職と新人を突き放した。現職四人と新人一人が二議席を争った宇城市区は、旧小川町の自民現職と、旧松橋町の無所属現職が競り勝った。
三つどもえとなった玉名市区は自民現職と無所属新人の女性が当選。一騎打ちとなった玉名郡区は若手の無所属新人がベテランの自民現職に大勝。山鹿市区も、若手の無所属新人二人が自民現職らを抑えた。
五人が出馬した菊池郡区は、大津町を地盤とする無所属新人二人が菊陽町の自民現職らをかわした。阿蘇市区は自民現職が、阿蘇郡区は無所属現職が無所属新人の挑戦をはねつけた。
上益城郡区は、ベテランの自民現職が強さを発揮し、残り一議席は無所属新人が自民現職に競り勝った。新人同士が争った下益城郡区は若手新人が女性に勝利。八代市・郡区は現職三人と、旧郡区選出の父親の地盤を引き継いだ新人が元職や新人を下した。川辺川ダムも絡んだ人吉市区は自民現職が新人に、球磨郡区も自民現職二人が民主新人に圧勝した。水俣市区は自民現職が新人二人を退けた。新人同士が激突した上天草市区は若手新人が前市長を破った。
十六議席を二十二人が争った熊本市は、現職十四人(自民七、民主一、公明三、無所属三)が当選。新人は、民主の公認と無所属の二人が当選したものの、他の候補は現職の壁に阻まれた。(毛利聖一)
507
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 00:38:50
県内各党の談話 熊本日日
http://www.kumanichi.com/feature/chihosen/kiji/index.cfm?id=20070409000002
●参院選へ態勢検証 古閑三博・自民党県連会長
市町村合併に伴う選挙区の再編や定数減で、非常に難しく、複雑な選挙だった。有権者が若い世代に期待したことが現職の落選という結果につながったのではないか。参院選に向けて、選挙態勢に反省すべき点がなかったか、もう一度検証したい。
●2議席大きな勝利 鎌田聡・民主党県連代表
推薦を含めた全員の当選は果たせなかったが、民主党公認候補が二議席を確保できたのは大きな勝利だ。自民党の古い体質への批判票を取り込むことができた。夏の参院選に向け、熊本市以外の地域での支持拡大を課題とし、今後の戦略を練りたい。
●党の存在感示せた 江田康幸・公明党県本部代表
県議と国会議員が連携して、少子化対策、介護問題などに取り組んできた実績が評価されたのではないか。公認三人がいずれも得票を伸ばしており、支持を拡大できた手ごたえがある。統一選地方選後半の市議選や参院選に向け、党の存在感を示せた。
●議席失い大変残念 久保山啓介・共産党県委員会委員長
かけがえのない一議席を失い、言葉にならないくらいの衝撃を受けている。社会格差が広がる中で、「暮らしと福祉を守る」という党の政策への評価と期待を感じていただけに大変残念。敗因を分析し、統一選後半戦では必ず勝利したい。
●現状維持はできた 森川生朗・社民党県連合代表
推薦候補三人全員の当選がかなわなかったのは残念だが、現状維持はできた。安全で安心して暮らせる社会づくりを目指す党の考えが一定の支持を得た結果だと思う。今後も格差や改憲の動きなど現政権の誤りを訴え、参院選での勢力拡大につなげたい。
508
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 00:52:31
若手台頭、現職8人が涙 県議選 佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&blockId=409876&newsMode=article
県議選は知事選に続いて開票され、9日午前0時半までに新勢力が確定した。無投票当選を含む41人の党派の内訳は自民27、民主2、公明1、共産1、社民2、無所属8。自民は前回改選時の30から3議席減。民主は前回から1つ増やし、公明は1議席を守った。共産は4年ぶりに議席を奪回、社民は議席を1つ増やした。新人は12人が当選するなど若手が台頭し、現職8人が涙をのんだ。
「平成の大合併」後、初の県議選。有権者の関心は高いとみられたが、投票率は66・55%で前回を3・82ポイント下回り、戦後最低となった。
佐賀市は共産の武藤明美氏(59)が、トップで返り咲きを果たす一方、自民現職の池田義正氏(61)らが落選した。社民は徳光清孝氏(49)が2度目の挑戦で当選、8年ぶりに県都で議席を取り戻した。
唐津市・東松浦郡は田崎信幸氏(52)と大場芳博氏(57)、鳥栖市は向門慶人氏(36)、伊万里市は岡口重文氏(51)の新人が初陣を飾った。鹿島市・藤津郡は自民新人の坂口祐樹氏(36)が当選。16年ぶりに太良町から県議が誕生した。
神埼市郡は民主新人の内川修治氏(54)、佐賀郡は自民新人の古賀善行氏(61)、三養基郡は無所属新人の宮原真一氏(37)が県議の仲間入り。西松浦郡は無所属新人の原田寿雄氏(50)が前回の雪辱を果たし、定数が1減の杵島郡は現職2人が議席を守った。
509
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 01:33:31
福岡市議選 自民系会派過半数割れ 民主系倍増9人全員当選
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070409/20070409_001.shtml
8日の福岡市議選(定数63)が投開票された結果、昨年11月の市長選で吉田宏市長を支援した「少数与党」の民主党は推薦を含め候補者9人全員が当選し、改選前の4議席から2倍以上に躍進した。一方、最大会派の自民党とみらい福岡の自民系2会派は過半数割れし、議会勢力図は大きく塗り替えられる。投票率は前回比2.21ポイントアップの49.94%。
自民は城南区と南区の現職が落選し、西区の新人も届かなかった。最大会派の座は守ったが、改選前の22議席から3減した。みらい福岡は無所属で出馬した5人を含む公認13人のうち当選3回の西区の現職ら5人が苦杯をなめ、第3会派(10議席)から第4会派(無所属2議席含む8議席)に転落。自民とみらいは計32議席から27議席に後退した。
自民系2会派は、吉田市長が公約に掲げた「留守家庭子ども会(学童保育)無料化」の条例改正案に反対。3月議会で否決に追い込み、対決色を打ち出した。吉田市長は条例改正案の再提出を目指しており、2会派の過半数割れは改正案の成否にも影響を与えそうだ。
第2会派の公明は12候補全員が当選を果たし、改選前の議席数を維持。市長選では自民系会派とともに対立候補を支援したが、留守家庭子ども会無料化には賛成し、一線を画していた。
これに対し、議席倍増の民主は、東、中央、南、西の4区でトップ当選し、第5会派(4議席)から第3会派へと浮上。共産は6議席を維持した。社民は、西区で推薦した新人女性ら2人が当選したが、4議席から2議席に半減した。ふくおかネットワークは3候補が全員当選し、目標の1増を達成した。
平成会は候補2人のうち、市長選に出馬して落選した元職がトップで返り咲き。7区に1人ずつ擁立したみどり福岡は現職の1議席も失った。
また、女性候補は12人が立候補し、過去最多の9人が当選。新人の当選者も1979年の20人に次ぐ16人に上った。20代、30代の当選者は計8人だった。
=2007/04/09付 西日本新聞朝刊=
2007年04月09日05時27分
510
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 01:34:04
民主7増 第2党に 県議選 自民 過半数割れ 共産3減、1議席に
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070409/20070409_003.shtml
8日投開票された県議選(定数88)は、無投票で当選が決まった18選挙区20人を除く29選挙区で新顔が決まった。前回、単独過半数を獲得した自民は5議席減の40議席。自民が単独過半数を割り込む一方で、民主は7議席伸ばして12議席になり、公明を1議席上回り第2党に躍進した。共産は4議席から1議席に大幅に減らし、過去20年で最少となった。社民も1議席に後退した。投票率は49.91%で、前回比0.66ポイント増にとどまった。
自民現職が落選したのは、福岡市早良区、春日市・筑紫郡、北九州市門司区、直方市、鞍手郡の5選挙区の5人。そのうち、福岡市早良区、春日市・筑紫郡で民主新人が代わって当選を果たした。
福岡市早良区は元自民県議だった無所属候補と票を奪い合い、自民現職が議席を失う中、民主新人は無党派層を意識した選挙戦で当選した。春日市・筑紫郡でも、福岡、北九州市長選などで吹いた民主への「追い風」が影響したとみられている。
一方で、共産は大きく後退した。共産の「拠点」だった北九州市で3議席を失った。中でも32年間、議席を守り続けてきた若松区では、同市長の衆院議員時代に秘書を務めた無所属新人に敗れた。政令市移行後、初めての議席獲得を目指した福岡市では重点地区の東区でも思うように得票が伸びなかった。
社民も2議席減らす結果となった。
新人の当選者は前回より1人少ない18人。現職の当選者は68人、元職は2人、女性は前回より1人少ない3人にとどまった。
=2007/04/09付 西日本新聞朝刊=
511
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 01:38:12
自民過半数割れ 19議席 県議選 民主、8人全員当選 女性議員 史上最多の4人 西日本長崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/nagasaki/20070409/20070409_002.shtml
統一地方選前半戦の県議選は8日投開票され、17選挙区(総定数46)のうち無投票の松浦市区(定数1)を除く16選挙区で45人の新議員が決まった。市町村合併に伴い定数が5減となって初の選挙。自民は無投票当選の1人を含めて19人にとどまり、改選前の27議席を大きく減らし、過半数を割り込んだ。民主は公認8人全員が当選し躍進。公明、共産、社民はそれぞれ改選前議席を維持した。女性候補は4人全員が当選し、県議会史上最多の女性議員が誕生した。
今回県議選は現職36人、元職3人、新人34人の73人が立候補。松浦市区では自民現職が無投票当選を決め、残る45議席は現職28人、元職3人、新人14人が当選した。
全選挙区で29人を公認した自民は長崎、諫早、雲仙の各市区で順当に議席を確保。しかし現職同士の一騎打ちとなった1人区の西海市区や無所属現職に対抗し新人を擁立した五島、壱岐両市区などで相次ぎ敗れた。
違法献金事件の余波で3議席を減らした前回(2003年)以上の減員となり、推薦候補4人のうち当選した2人を含め無所属議員を取り込んでも過半数に達するか微妙な状況となった。
一方、民主は前回より3人増の8人を公認候補として擁立。佐世保市区で初の議席を2つ確保するなど各選挙区で躍進。当選者は改選前の7議席を上回り、過去最多となった。推薦候補も2人が当選し、今後、議会内での発言力が強まりそうだ。
公明、社民は改選前と同じ3議席と2議席をそれぞれ維持。共産は3人を公認し2議席以上の獲得を目指したが1議席にとどまった。
=2007/04/09付 西日本新聞朝刊=
512
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 01:38:54
自民「支配」揺らぐ 投票率は過去最低 初めて女性複数当選 県議選 西日本熊本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/kumamoto/20070409/20070409_001.shtml
統一地方選前半戦の県議選(総定数49)は8日投開票され、無投票当選の6選挙区・7人に加え、16選挙区・42人が決まった。自民は公認の現職32人のうち7人が落選。自民会派入りが確実な無所属新人の推薦候補の当選4人を合わせても29議席にとどまり、議会運営の主導権を握る「安定多数」(31議席)を下回った。民主は初めて2議席を獲得し、共産は議席を失った。女性候補が初めて複数当選した。投票率は61.92%で前回(63.65%)を1.7ポイント下回り、過去最低だった。
党派別当選者数(無投票当選含む)の内訳は、自民25人、民主2人、公明3人、諸派1人、無所属18人。
自民は改選前、全議席の7割に当たる39議席を有していた。今後は保守系の無所属新人を会派に取り込むことで、県議会・常任委員会の委員長、副委員長を独占する「安定多数」の回復を目指すとみられるが、自民の「1党支配」が揺らいだ今回の結果は、夏の参院選や来年春の知事選にも影響しそうだ。
今回は市町村合併に合わせて選挙区割りが変わり、総定数も6減。選挙戦では4年後に迫った九州新幹線全線開通をにらんだ基盤整備や地域間格差是正、ベテランの現職に20代、30代の若手新人が挑む「世代交代」などが争点となった。
無党派層の動向が注視された熊本市区(同16)では、前回次点の民主新人が初当選。八代市郡区(同4)では民主推薦の無所属現職が3選を果たし、自民の公認、推薦候補4人による独占を阻止した。
2議席を現職4人、新人1人で争った宇城市区では激戦の末、自民現職2人が落選。玉名郡区(同1)でも7期を目指した自民現職が敗れたほか、山鹿市区(同2)、上益城郡(同2)でも自民現職が落選した。川辺川ダム建設の是非が争点となった人吉市区(同1)と球磨郡区(同2)はいずれも自民現職が当選し、ダム反対を掲げた新人2人は届かなかった。
女性は今回、過去最多の6人が立候補し、熊本市区と天草市郡区(同3)、玉名市区(同2)の計3人が当選した。
16選挙区の当日有権者数は127万3148人。
=2007/04/09付 西日本新聞朝刊=
513
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 07:56:18
「最低目標」自民は24議席 県議選 大分日日
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1176044400=11760814705860=1
県議選(定数四十四)は市町村合併に伴い選挙区数が前回から七減の十六となった。無投票の国東市・東国東郡(定数二)を除く十五選挙区で選挙戦となり、残り四十二議席を争った。開票の結果、現職三十一人、元職二人、新人九人が当選した。
党派別に見ると、無投票当選者二人を含め自民党は公認二十二人のうち十八人、推薦十二人のうち六人(公明推薦一人を含む)がそれぞれ当選。うち新人は三人だった。改選前議席(二十九)は下回ったが、最低目標としていた二十四議席は確保。
民主党は公認三人、単独推薦二人(現職四人、新人一人)のうち公認現職三人の当選にとどまった。社民党との重複推薦者は五人(現職三人、新人二人)のうち三人が当選し、公認・推薦候補の当選者合計は六人となった。
公明党は大分市の現職一人、新人一人に加え、別府市でも現職一人が当選。計三人で、議会内交渉団体の権利を維持した。
共産党は大分、別府両市に絞っての戦い。大分市の元職は四年ぶりの返り咲きを果たしたが、別府市の現職は二期守った議席を落とし、議席数は現有確保にとどまった。
社民党は公認五人、単独推薦三人のうち七人が当選。新人三人は全員当選した。民主党との重複推薦者三人を合わせ、公認・推薦候補の当選者合計は十人。
ただ、連合大分が推薦議員による統一会派づくりのため民主、社民両党への働き掛けを強めており、両党系の現在の会派構成(県政クラブ、社会県民クラブ、新政みらい)がどうなるかは流動的だ。
国民新党は大分市で新人を擁立したが、議席獲得はならなかった。政党推薦を受けない無所属では三人が当選した。
514
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 07:58:01
民主「目標に届かず」 県議選 大分日日
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1176044400=11760821348821=1
十五選挙区で激戦が繰り広げられた県議選。県内各政党の関係者は緊張した面持ちで開票の行方を見守った。公認・推薦候補の当選に笑顔で握手を交わす幹部ら。最後まで接戦が続いた選挙区では、テレビの速報が伝える得票の推移を真剣な表情で見つめた。
▽自民党 県連には早い時間から次々に当確の報が入り、別府や中津の全員当選や、苦戦が伝えられた一人区の死守が決まると、「よし」と上々のムード。その後、議席を独占していた日田、佐伯で一角を崩され、大分でも議席を落とすなど伸び悩んだが、公認・推薦三十四人のうち二十四人が当選。目標通りの議席を確保し、衛藤征士郎会長や日野立明会長代行らはホッとした表情を見せた。衛藤会長は「定数減という厳しい状況をよく克服できた」。
▽民主党 大分市中春日町の県連本部では、午後九時ごろから公認・推薦した十人の得票の行方を注視した。公認の三人は全員が勝利したものの、激戦の豊後大野市と佐伯市で敗北するなど六議席の確保にとどまった。吉良州司代表は「全員当選という目標に届かず残念な結果」と苦い表情。「選挙戦で掲げたローカルマニフェスト・大分コントラクトに沿って、党を挙げて大分県の進むべき道を示す」と、今後の議会活動を通じ、県民の支持を得ていく決意を示した。
▽公明党 大分市舞鶴町の公明党県本部では、若杉広則事務長らが、大分、別府両市の公認候補の開票状況に気をもんだ。他党の候補の当確が次々と報じられる中、事務所員の一人は足早に事務所を後にし、現職候補の得票状況を確認するため開票所へ向かった。大分市の新人候補の健闘もあり、現有の三議席は確保。若杉事務長は「楽勝だとは考えていなかったが、投票率が思いのほか低かったことが響いた。夏の参院選での飛躍に向けて、態勢を整えたい」と気を引き締めていた。
「党の訴えに一定の理解」
▽共産党 大分市中津留の共産党県委員会では、午後十時四十分ごろ、「別府市で現職落選」の知らせが入った。役員らは「残念」と悔しがり、大分市の元職に期待して吉報を待った。午後十一時五十分ごろ、「元職当確」の報が入り、役員らは「やったー」と喜びを爆発させた。林田澄孝党県委員長は「党の訴えに一定の理解が得られたと思う。二人の明暗は分かれたが、何とか議席を維持することができた」とホッとした表情を浮かべた。
▽社民党 大分市中央町の県連合事務所では、重野安正代表や村山富市元首相らがテレビやインターネットを見ながら開票の推移を見守った。午後九時半に早々と臼杵市で現職当選の知らせに「よっしゃ」と笑顔。午後十一時すぎに相次いで当選の知らせが飛び込み、公認・推薦合わせて十議席を確保した。前回より一議席増やしたが、重野代表は「公認した五候補のうち、中津市で議席を確保できなかったのが痛い」と、厳しい表情だった。
515
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 07:59:50
自民過半数割れ、女性史上最多の4人当選 県議選 長崎
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070409/01.shtml
本県統一地方選の前半戦となる県議選は八日、無投票の松浦市区(定数一)を除く十六選挙区で投票が行われ、即日開票された。九日未明までに全当選者が確定し、無投票区の自民現職一人を合わせ計四十六人の新県議が誕生した。談合や政治資金など「政治とカネ」をめぐる事件で政界を去った元職三人はいずれも議席を取り戻し、女性候補は四人全員が激戦を勝ち抜き県政史上最多となった。自民は公認二十九人のうち十九人の当選にとどまり、推薦を含めても県議会の過半数獲得は厳しい情勢。非自民は民主八人、公明三人、社民二人の公認候補全員が、共産は三人のうち一人が当選した。無所属は十三人が議席を獲得した。
「平成の大合併」後、初めての改選となった今回は、選挙区割りの変更や定数が五一から四六に減ったことなどから、各選挙区とも票の行方が読みづらい激戦になった。しかし、投票率(県平均)は60・12%で過去最低だった前回61・16%をさらに1・04ポイント下回った。当日有権者数は百十六万三千百二十五人(男五十三万四千八十、女六十二万九千四十五)=無投票区を除く=。
最激戦区とされた大村市区は、元職の小林克敏氏と野口健司氏がいずれも復活、自民現の吉川豊氏が四選を達成した。民主、社民推薦の現職、高見健氏は十三票差で涙をのんだ。島原市区は、元職の加藤寛治氏が地力を見せつけ、無所属現の楠大典氏は労組票を手堅くまとめ勝利。事実上の与野党一騎打ちとなった五島市区は民主推薦の現職、山田博司氏が自民新の浦藤彦氏に競り勝った。
長崎市区は共産新の堀江ひとみ氏がトップ当選。組織票を持つ公明、民主が上位に食い込み、自民は新人を含め四議席を確保した。二回目の挑戦となった無所属新の浅田眞澄美氏は初当選。新幹線反対を訴えた合併前の旧諫早市議ら新人二人は届かなかった。
佐世保市区は自民、公明、社民の現職計五人が当選。自民現の宮内雪夫氏は当選十回の現役最多記録を更新。民主新の山田朋子氏は初当選で、同区では二十四年ぶりに女性議員が誕生した。同じく民主新の久野哲氏も勝ち、佐世保重工(SSK)労組出身者として四年ぶりの議席確保。自民現の外間雅広氏はあと一歩及ばなかった。
西彼杵郡区は、次期議長就任が最有力な自民現の三好徳明氏が五選、民主現の橋本希俊氏が四選を飾った。定数一に計五人が乱立した南松浦郡区は現職の馬込彰氏が激戦を制した。
516
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 08:05:16
自民38議席獲得 鹿県議選54人決まる
投票率最低57.18%
(04/09 07:54) 鹿児島南日本
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=3808
第16回統一地方選の前半戦、鹿児島県議会議員選挙は8日投票があり、即日開票された。無投票だった6選挙区8人を含め、9日午前零時50分までに全54議席が決まった。「平成の大合併」に伴う選挙区再編の影響も注目される中、新人10人が当選するなど新旧交代が進んだ。最大会派の自民は現職5人を含む公認7人が落選したものの、38議席を獲得。民主は4年ぶりに議席を奪還し、参院選への道筋をつけた。社民は議席維持を掲げた薩摩川内市区の新人が議席を逃した。前回の県議選買収事件で無罪判決が確定した志布志市・曽於郡区の中山信一氏は返り咲きを果たした。候補乱立など激戦区が目立った半面、有権者の関心は高まらず、投票率は過去最低だった前回をさらに3.46ポイント下回る57.18%だった。
19議席を24人が争った鹿児島市・鹿児島郡区で14人を擁立した自民は、当選回数最多で9期目を目指した増留貴朗氏が落選、前回無所属で出馬し2位当選した藤崎剛氏も届かなかった。一方、最年少29歳の長田康秀氏が2度目の挑戦で初当選。元職の寺田洋一氏は返り咲きを果たし、選挙区再編で旧日置郡区から移った宇田隆光氏も新天地での当選を飾った。
参院選の前哨戦と位置付ける民主は、労働組合票などを順調に積み上げた元職の青木寛氏が、前回の雪辱を果たしトップ当選を果たした。
公明は、創価学会票など基盤に着々と得票を重ね、現職の成尾信春氏、持冨八郎氏と新人の松田浩孝氏の全員が当選。社民は上村勝行氏が5度目の当選を果たし、現有1議席を守った。共産は松崎真琴氏が2期目の当選。
無所属は、二牟礼正博氏が自治労などの組織票を手堅く集めて7期目を決めた。新人では柳誠子氏が初挑戦で議席を手にした。
志布志市・曽於郡区は、前回の県議選買収事件で無罪判決が確定し全国の注目を集めた中山信一氏が、三つどもえの激戦を制し返り咲き、自民現職の市ケ谷誠氏は涙をのんだ。
自民現職が無所属で出馬し激しい一騎打ちとなった曽於市区は、森義夫氏が徳留紀寿氏を349票差で振り切った。
薩摩川内市区では、現職の外薗勝蔵氏と鶴薗真佐彦氏、新人の田中良二氏が当選して自民が3議席を独占。川内原発3号機増設問題などの争点化を図り、勇退議員の議席確保を狙った社民新人の遠嶋春日児氏は及ばなかった。
4人が争った垂水市区は、自民現職の堀之内芳平氏が当選。現職3人が激突した奄美市区は、自民の永井章義氏と与力雄氏が抜け出し、自由連合県本部幹事長の栄和弘氏は落選した。
指宿市・揖宿郡区は、2議席を5人で競う乱戦の中、自民現職の小園成美氏が早々と当選を決め、同新人の松元一広氏が続いた。
霧島市区は無所属新人の中重真一氏が上位につけ、自民現職の山田国治氏、田之上耕三氏、社民党を離れ無所属で立った桐原琢磨氏が当選。自民現職の高橋稔氏が落選した。姶良郡区でも自民現職の岩下吉廣氏が落選し、自民現職の酒匂卓郎氏と元加治木町長の川野威朗氏が議席を取った。
投票が行われた17選挙区の当日有権者数は119万4343人(男54万7940人、女64万6403人)。投票者総数は68万2868人だった。
517
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 10:29:24
県議会で野党伸長…議会運営や参院選、各党思いさまざま 讀賣佐賀
8日に投開票された県議選(定数41)は、民主、社民両党が議席を増やし、共産党も議席を回復する一方、自民党は7人に上る現職が落選するなど、各党で明暗が分かれた。議会の最大会派は自民党のまま変わらないものの、野党の伸長で、今後の議会運営や今夏の参院選へ向けた活動にも影響が出てきそうだ。県議選の結果をどう受け止めているのか、県内の各政党幹部に聞いた。
自民党の改選前議席は32で、立候補した現職は29人。うち、6人は無投票で当選。選挙戦に臨んだ23人のうち、有権者は7人に厳しい審判を突きつけた。一方で、新人5人が当選を果たし、同党の当選者は27人となった。
同党県連の陣内孝雄会長は「全体としては、県議会の勢力としては大きな変化はないのでは。自民党に逆風だった訳ではなく、選挙区割りの変更や、各地域の個別事情が影響した」ととらえた。
自民党との対決色を強める民主党では、4人の公認候補の必勝を期して臨み、2人の新人が当選。現有の1議席から倍増となった。また、無所属の推薦候補3人も勝ち抜いた。
同党県連の大串博志代表は「議席が増えたことは、県民の『県政を変えて』という思いの表れ。ただ、佐賀市の現職や、佐賀郡の新人が支持を伸ばしきれず落選したことなど、反省材料もある」と話す。
候補者を1人に絞った公明党は、佐賀市区の現有議席1を堅実に守った。県議として3選を果たした伊藤豊代表は「激しい選挙だった。特に佐賀市区は各政党が生き残りをかけた戦いで、それぞれの取り組みの結果が表れた」と見る。
野党の伸長について、「九州新幹線長崎ルートや、玄海原子力発電所でのプルサーマル計画は、今回は表立った議論にならなかったが、全体的に野党が反対する人の受け皿となったのでは」として、こうした声に配慮した県政運営の必要性を指摘した。
共産党は、悲願だった議席を4年ぶりに奪還。しかも佐賀市区で1位当選と支持を集めた。平林正勝・党県委員長は「県庁所在地でトップ当選できたことは政治的意義がある。たった一つの議席だが、約1万人の有権者が投票してくれたことは参院選への弾みになる」と分析。
県政では自民党と古川知事の連携ぶりが目立つ中、「ほかの野党や無所属の議員との連携も模索しながら、県民が主人公の県政にしていきたい」と意気込む。
社民党は、鳥栖市区での現有議席に加え、2期8年間にわたり空白だった県都での議席を確保し、意気が上がっている。
党県連合の柴田久寛代表は「佐賀市は合併により選挙区が広がり、旧郡部での票が獲得できたことが大きい。党にとっても、支持者にとっても、今後に大きな勇気を与えてもらった」とする。
今後の県議会については、「古川県政は、環境や教育関連などの政策では一定の評価もあるが、国策にかかわる施策では独断専行になることもある。格差、貧困問題とともに、県民の声が十分に反映されているかを注視していく必要がある」と語り、県政のチェックに力を注ぐ考えを示した。
◇
県議会の現議員の任期は今月29日まで。新議員となり、議長などの新しい役職を決める臨時議会は5月の連休明けとなる見通しだ。新しい議会では、野党の議席が増えるため、会派構成がどうなるかにも注目が集まる。
県議会の規定では、4人以上の会派は、議会運営委員会に委員を送ることができる。これまでは社民、民主系の議員5人で「県民ネットワーク」会派を結成していたが、民主党は単一会派の結成も可能になる。大串代表は「今後、様々な意見を聞きながら、県連としての考えもまとめていきたい」と語る。
(2007年4月10日 読売新聞)
518
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 10:30:50
自民離島で軒並み落選、県議選女性過去最多4人に…県議選分析 讀賣長崎
8日投開票された県議選(定数46)は、全国的な傾向と同様に自民党が後退、民主党が獲得議席数を伸ばす結果となった。また、女性候補は4人全員がそろって当選し、過去最多となった。新議員の任期は今月30日から4年間。
自民党で当選したのは公認19人と、推薦した無所属2人。対馬市区、壱岐市区、五島市区、南松浦郡区の離島部で、公認候補が軒並み倒れた。島原市区や西彼杵郡区、北松浦郡区など、市町村合併に伴う選挙区再編で、公認候補同士や公認と推薦候補が争う構図になったことも痛手だった。
党県連の三好徳明幹事長は「県議会で過半数を維持するため、1週間程度で保守系の無所属候補に自民党会派入りを打診し、24議席以上を確保したい」としている。
一方、公認8人が全員当選した民主党は、議席数を改選前の7から上積み。佐世保市区での公認候補の当選は初めてで、一気に2議席を確保した。推薦や支援をした無所属候補は、6人中3人が当選した。
現職3人が残った公明党、世代交代で新人1人が当選した共産党、現職、新人各1人当選の社民党は、いずれも改選前議席を維持した。
女性の当選者は、民主党が新人1人、共産党が新人1人、無所属は現職と新人各1人。前回は無所属新人1人だけだった。これまでは1955年と63年の各3人が最多だった。
【解説】 自民党の“一人負け”に終わった県議選。同党県連は今後、県議会での党勢維持に加え、今夏の参院選長崎選挙区(改選定数1)に向けた体制の再構築を迫られそうだ。
自民党の敗戦は離島部で際立った。地域経済に大きな影響を与える公共事業が減少し、「利益誘導型」政治への期待感が薄れたことが背景にあったとみられる。一部の党利党略を重視した候補擁立に反発があったことも否定できないだろう。
構造的な問題も浮かび上がった。市町村合併に伴う区割り見直しのため、複数区で自民同士が争う構図が発生。選挙区内にしこりが残るのではないかという懸念材料を抱えた。
民主党も課題が浮き彫りになった。旧自由党の支持層も取り込み、前回より3人多い公認8人が全員当選。しかし、屋台骨である労組の組織力低下で、勇退議員の後継を出せなかったり、保守系同士の激戦に埋没したりした選挙区があった。
選挙戦では明確な争点がないまま、政策論争が置き去りにされた。投票率が県平均60・12%と過去最低を更新したのは、有権者の政治不信が深刻化していることの表れと言えるだろう。
4億円超の裏金作りが発覚した県庁の不正経理問題では、県議会の監視機能の弱さが見られた。議員に支給される政務調査費の透明化など、議会改革へ向けた議論は山積している。
新県議46人には、「政治とカネ」を巡る事件で一度は政治の表舞台を去った顔ぶれもある。県政界に対する有権者の不信感を払しょくするには、議員一人ひとりが身を律し、活発な政策論争を交わすことが重要だ。(緒方慎二郎)
(2007年4月10日 読売新聞)
519
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 10:31:49
自民「安定多数」に自信、各党後半戦と参院選必勝誓う…統一選 讀賣熊本
8日に投開票された県議選で、現職25人を当選させ過半数を守った自民党県連は9日、推薦、無所属当選者の追加公認を進めて改選前(総定数55に対し39議席)に並ぶ安定多数を確保できるとの見通しを示した。一方、民主は1議席増の2議席としたことに手応えは感じつつも、郡部における組織力の強化などを課題に挙げた。両党は、早くも統一選の後半戦、夏の参院選での勝利に向け、意気込みを新たにしていた。
自民は現職7人が落選し、かろうじて過半数を確保した。熊本市で記者会見した古閑三博県連会長は「(合併など)環境の変化を前に柔軟性のある若い人が選ばれた面もあるのでは」と分析したうえで、「推薦、無所属を追加公認する。熊本市区では現職全員(7人)が当選しており党勢は健在」と今後の議会運営に自信を見せた。すでに高野洋介氏(29)(八代市・郡)ら推薦当選した4新人を公認。ほかに無所属の4、5人を追加公認する構えで、議会の6常任委員会の正副委員長を独占するのに必要な31議席を確保するのは確実な情勢だ。
民主は、熊本市区で2議席を獲得した。鎌田聡代表らは同市で会見し、「自民が大多数を占める県政を変えたい、という県民の思いが働いたと思う」と述べた。松岡農相の光熱水費問題にも触れ、「不透明な政治資金への批判が追い風になった部分もあった。統一地方選後半戦と夏の参院選に弾みがついた」と手応えを語った。
公明は熊本市区で前回より得票を約800票増やして3議席を堅持した。城下広作党県本部幹事長は「市民生活に身近な政党として有権者に評価していただき3人とも得票を伸ばすことができた」と喜んでいた。
唯一の議席を熊本市区で失った共産の久保山啓介党県委員長は「経済格差の是非など暮らしと福祉を守る党政策への共感は十分に手応えがあり、『党で1議席は大丈夫だろう』と油断した。ビラ配りや街頭宣伝などやり尽くせていなかった」と敗因を分析した。
社民党県連合は3人を推薦し、うち2人が当選した。森川生朗代表は「参院選に向けて格差や憲法など平和の問題を訴えていきたい」とコメントした。
(2007年4月10日 読売新聞)
520
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 10:32:36
自民32議席維持できず 平均54・91歳若返る県議会 讀賣宮崎
8日に投開票された県議選(定数45)は、社民は元議員の返り咲きで改選前から1議席増やし、公明と民主は議席を維持した。共産は4年ぶりに1議席を回復した。議席維持を目指した自民は現職5人と新人1人が落選し、議席を減らす結果になった。読売新聞の調べで、自民公認の当選者26人に加え、保守系無所属の2人が自民党会派入りを希望しており、引き続き過半数を維持するものの、現有32議席からは後退する。一方、無所属の新人で会派結成を模索する動きもあり、議会の流動化が加速しそうだ。
党派別の得票率をみると、自民以外の4党が、前回に比べて0・28〜1・59ポイント増やしたのに対し、自民は4・16ポイント減って46・53%だった。特に、現職2人と新人1人が落選した宮崎市では、10・21ポイント減の29・59%に落ち込んだ。
とはいえ、他党も安定した状況とは言えない。民主は県全体の得票率は1・59ポイント増の6・71%になったが、宮崎市でみると3・81ポイントマイナスの10・43%に減った。夏の参院選に向け、県都の勢力拡大を目指す民主にとって課題が残る結果となった。
議員が大幅に若返ったのも今回の特徴。年齢の幅は32〜67歳で、平均年齢(9日現在)は改選前の60・07歳から、54・91歳になる。改選前は70歳以上が4人いたが、全員が引退するため改選後はゼロに。一方、30歳代は1人から4人に増える。
(2007年4月10日 読売新聞)
521
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 10:33:38
自民系減で野党勢増
新たな会派結成も 讀賣鹿児島
8日投開票された県議選を受けて、県議会の会派ごとの勢力も一新される。最大会派の自民は、改選前よりやや議席数を減らすとみられている。一方、民主、社民、無所属の一部当選者は新会派の結成も視野に入れており、野党勢力はやや力を増しそうだ。(グラフや表は選管確定時点)
■森さん自民追加公認 曽於市区■
自民推薦の現職同士が争った曽於市区(定数1)で勝利した森義夫さん(73)を自民党県連は9日追加公認。同党の当選者は39人となった。県議会の自民会派には、他に1〜2人の加入がほぼ確実視されているが、会派に所属する議員は選挙前の43人には達しない模様だ。それでも党県連は「絶対的な安定勢力は変わらず、影響はない」としている。
民主は、24人が争った最激戦区の鹿児島市・鹿児島郡区(定数19)で元議員がトップ当選を果たし、議席を回復。公明は、3人の公認候補がそれぞれ1万票ずつ獲得し、現有議席維持に成功した。
共産は改選前の1議席を鹿児島市・郡区で死守。前回選挙で4議席を確保した社民は2人の公認を立てたが、川内原発反対を訴えた薩摩川内市の選挙区で議席を失った。
■当選証書を付与■ 県議選の鹿屋市区など13選挙区の当選者に9日、当選証書が付与された。10日までに各選挙区ごとに付与式が行われる。
鹿屋市役所では、鹿屋市区の当選者3人に、市選管の森田茂弘委員長が1人ずつ当選証書を手渡した。森田委員長は「県民の期待に応えるよう、県勢浮揚や鹿屋の振興のために力を尽くしてください」とあいさつした。
トップ当選を果たした吉永守夫さん(72)は「支援してくださった市民の皆さんに感謝したい。地域の声を議会に反映させ、大隅の経済発展に努めたい」と抱負を語った。
■「投票率低く残念」県選管委員長■ 県議選の投票率が57・18%と過去最低になったことについて、県選管の鎌田六郎委員長は「有権者に投票を強く呼びかけてきたが、前回より低い投票率となり、誠に残念。政治や選挙に対する無関心層の増大などが反映したものではないかと考えられるが、参院選も予定されており、低下の原因を分析し啓発に取り組んでいく」との談話を8日付で発表した。
■未投票24人を「投票済み」ミス 鹿児島市選管■ 県議選鹿児島市・鹿児島郡区で、鹿児島市選管(安田雄一委員長)が、投票日の8日時点で未投票だった24人の有権者を、7日に期日前投票した24人と間違えて選挙人名簿に記録していたことが分かった。8日朝投票しようとした夫婦が「期日前投票済み」と扱われ、抗議したことからミスが判明。市選管は謝罪し、2人は投票した。残る22人の投票には影響はなかった。
市選管によると、期日前投票をした24人が記した宣誓書の住所、氏名、生年月日などの内容を、職員が選挙人名簿ときちんとチェックしなかったため、他の有権者を選挙人名簿で「投票済み」と処理したという。
市選管は「起きてはならないミスで申し訳ない。確認作業を徹底し、再発防止に努める」と陳謝した。
(2007年4月10日 読売新聞)
522
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 22:31:39
’07統一選・ふくおか:県議選 民主、第2党に躍進 /福岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/news/20070410ddlk40010584000c.html
◇「面白い議会にしていく」
8日投開票された県議選(定数88)の結果、麻生県政で12年間続いた“与党絶対多数”の県議会に一定勢力を持つ野党が誕生することになった。知事選で麻生氏と決別した民主が改選前議席を大幅に増やし、目標だった「(社民系との)統一会派で20人」が視野に入ってきたからだ。
民主は「倍増」こそならなかったものの、改選前の7議席を12議席に増やした。躍進の中核は30、40代の若手新人6人で、その奮闘のあおりで自民、共産、農政連などの現職が振り落とされた。最終的に公明の11議席を抜き、議会内第2党になった。民主や社民の推薦を受けた無所属議員も含め統一会派は20人規模になる。
同党県連幹事長の助信良平県議は「知事の施策で評価が低い福祉、環境、子育て支援の分野を充実させるように努力していく。単なる抵抗勢力として埋没することはありえない。面白い県議会にしていく」と強調した。
前回初めて単独過半数を占めた自民は、立候補者46人の大半を現職(44人)で固めた布陣で臨んだが、県連総務会長の久野清隆氏(鞍手郡)や議長経験者の久保九州雄氏(北九州市門司区)といった重鎮が涙をのみ、落選した現職は5人に及んだ。また、改選前13人が所属していた農政連系の議会内会派「緑友会・新風」は現職2人が落選。ともに無所属の取り込みを目指しており、今後は会派構成をめぐる駆け引きがありそうだ。
公明は選挙戦終盤まで危機感を抱き、中でも福岡市の中央区と早良区で最後までてこ入れを続けた結果、現職9人、新人2人の全員を押し上げた。共産は現職3人が落選し新人1人が入れ替わって当選した。【笠井光俊】
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2007年4月10日
523
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 22:32:12
’07統一選・ふくおか:福岡市議選 不透明さ増す勢力争い /福岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/news/20070410ddlk40010586000c.html
◇非自民優位の見通し
福岡市議選(定数63)は、少数与党の民主が改選前の倍にあたる8議席を確保した結果、議会の過半数を占めていた自民党福岡市議団、みらい福岡の両会派で過半数を占めることはほぼ不可能となり、市議会の勢力争いは不透明さを増している。
22人を擁立した自民は南、城南両区の現職と新人3人中1人が落選した。8人だったみらいも2人が立った南区と西区で1人ずつ議席を失った。自民市議は「二大政党制への流れが進んでいたから民主が伸びた。有権者は党で選んだ」と言う。
民主は推薦も含め9人全員が当選し、票数も前回より伸ばした。民主市議は「予想以上に市長選の流れが続き、市長や市長を支える民主への期待感があった」と話す。
世代交代を進める公明は改選前勢力を維持。共産は東区で現職と新人が共倒れし、人工島問題の“足場”を失った。社民は早良区の現職が議席を守った。
全区に公認、推薦計7人を立て初挑戦したみどり福岡は現職も落選し議席ゼロ。ふくおかネットワークは1議席増の3議席。平成会も1議席を確保した。
新勢力で自民系は25人。無所属がまとまって自民系会派に所属する見込みは低く、議会は非自民優位の見通しとなった。しかし、吉田市政への態度は「是々非々」の議員が多く、議案によって各会派の綱引きが激化しそうだ。【安達一成】
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2007年4月10日
524
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 22:35:38
’07統一選・さが:県議選 野党系が9人と躍進 女性は4人中2人が当選 /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saga/news/20070410ddlk41010338000c.html
8日夜に開票された県議選では、野党系が9人当選し、改選前勢力の6人から躍進した。自民は佐賀市区で2人減らすなど、36人が立候補した公認者の当選は27人にとどまった。女性は4人が立候補し、2人の女性県議が誕生した。現職は計8人が涙をのみ、新人と交代した。
新議席41の内訳は▽自民27人▽民主2人▽公明1人▽共産1人▽社民2人▽無所属8人。
共産は元職の武藤明美氏=佐賀市=がトップで復活当選。同市では社民新人の徳光清孝氏と民主新人の藤崎輝樹氏も再挑戦で花を咲かせた。民主は神埼市・郡でも元旧千代田町長の内川修治氏が初当選を果たした。
自民は5人の新人が切符を手にしたが、29歳の今回最年少で挑戦した古賀陽三氏は及ばなかった。
◇自民公認3人「1議席」争う−−鳥栖市区
議席数を上回る保守系4候補の争いが注目された鳥栖市区。唯一自民党公認から漏れた向門慶人氏が得票数2位で初当選した。2月の市長選で同じく公認漏れした新人、橋本康志・現市長を支援、勝利したのを追い風に、選挙戦では若さと市議2期の実績を強調し、支持を広げた。
社民の牛嶋博明氏は、保守系候補同士の票の奪い合いのあおりを受けるのを懸念していたが、支持基盤は揺るがず3回連続のトップ当選。このため、残る1議席を3人の自民公認候補が争う格好になった。
現職の知名度と組織力で滑り込んだのは指山清範氏。残る大坪英樹氏は、自民党道路族議員の秘書を務めた経験をフル活用して交通網整備などを訴えたが実らず、緒方勝一氏は市長選で中立を保ったのが裏目に出た。
◇劣勢予想覆し、坂口氏トップ−−鹿島市藤津郡区
太良町の自民新人、坂口祐樹氏が劣勢の予想を覆し、鹿島市の2候補を抑えトップ当選した。
各陣営が65%前後とみていた投票率は74%まで上昇。当選ラインも8300票余りまで上がったが、坂口氏は「16年ぶりの地元県議誕生」を待ち望む町民から6229票(得票率88%)もの後押しを受けた。選挙期間中は鹿島に重点を置き、若さをアピール。選挙カーを降りてジョギングや自転車で有権者を訪ね歩き、若年層を中心に鹿島から3490票も上乗せした。
反新幹線を貫く現職の土井敏行氏は、無所属から自民公認に転じたことが裏目に出た。前回より3000票以上減らしたが、何とか“鹿島の顔”を保った。
2月に出馬表明した無所属新人の中村清氏は、出遅れが最後まで響いた。
◇自民2議席独占−−佐賀郡区
自民2人、民主1人の少数激戦となった佐賀郡区は、地盤を固めた自民が2議席を独占した。現職の篠塚周城氏は最大票田の地元、川副町で7割近くを集票。久保田町から56年ぶりの出馬となった新人、古賀善行氏も町長らの支援で同町票の8割を得た。
地元候補が出ず、票の行方が注目された東与賀町では、郡西部2町の連携をうたった古賀氏は伸びず、篠塚氏が過半数の票を獲得。長年の選挙で支持層を築いた現職の強みを見せつけた。
民主新人の白倉和子氏は地元、川副町で十分な票を集め切れず、議席に届かなかった。投票から一夜明けた9日、白倉氏は「手応えはあったが、票が伸びなかった。スタートラインにも立てず、投票してくれた人たちに申し訳ない」と語った。
◇草の根準備着々 新人・原田氏圧勝−−西松浦郡区
前回の03年選挙と同様に現職・山口隆敏氏と新人・原田寿雄氏の一騎打ちとなった西松浦郡区。告示前から町を二分する激しい選挙戦を展開したが、原田氏が約3600票の大差で山口氏を降した。有田窯業界の低迷が続く中の選挙とあって、町民の関心は比較的高く、投票率も79・18%と、前回(80・56%)よりわずかに下がったものの県内で2番目の高さだった。
両候補とも主張したのは、窯業の再生と農業、観光振興による地域経済の活性化。ただ、前回敗れた原田氏が4年前から着々と草の根的に準備を進めてきたのに対し、山口氏が本格的に動き出したのは県議会終了後の先月上旬と、出遅れは否めず、態勢固めができなかった。また、窯業が冷え込む現状が、現職への不満、新人への期待へとつながり、原田氏の圧勝となった。
毎日新聞 2007年4月10日
525
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 22:38:46
’07統一選・ながさき:県議選 自民過半数守れず 無所属の動向焦点に /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070410ddlk42010134000c.html
8日投開票された県議選は、合併に伴う区割り変更や定数5減など選挙事情が前回(03年)から大きく変わったにもかかわらず、目立った争点がなく、投票率は史上最低の60・12%となった。一方で、これまで最多だった1955年と63年を上回る女性県議4人が誕生した。開票結果を基に、今回の特徴をみた。【横田信行】
■党派別得票率
無投票となった松浦市区を除く16選挙区の党派別得票率をみると、自民は41・2%で前回より6・2ポイント減。民主は14・5%で5・6ポイントアップした。公明は6・6%で0・2ポイントの微減。共産は0・7ポイント、社民も1・8ポイント減らした。無所属は31・3%で4・5ポイント上昇した。
今回、29人を公認した自民は前回と同じく現職のうち4人が落選。さらに新人6人が涙をのみ、前回の27を大幅に下回る19議席にとどまり過半数割れした。一方、公認8人全員が当選した民主は前回から3議席の上積みに成功した。
結果は、定数5減の影響で自民系の有力候補が公認を得られず無所属で立候補し、自民候補の票を奪った形だ。
■当選者の年齢
最年少は南島原市区の松島完氏の27歳。91年の佐世保市区で27歳で当選した宮島大典氏以来の20代となった。ほかは30代2人▽40代9人▽50代16人▽60代16人▽70代2人−−で平均年齢は56・4歳。60、70代のベテラン議員11人が引退したこともあり、前回の平均57・3歳から若干若返った。
■無所属の行方
改選後の会派構成は自民が公認19人に加え、推薦を受けた2人の計21人▽民主、社民の公認や推薦議員で構成する「改革21」は13人▽公明3人▽共産1人−−と予想され、再編は必至だ。政党推薦を受けなかった残り8人の無所属の去就が焦点になる。
自民は、今回と同じく過半数割れした95年も保守系会派と合流し過半数を維持しており、今回も5月の臨時議会に向け、水面下で“勧誘”が始まっている。大村市で共に返り咲いた自民出身の無所属元職2人の動向が鍵を握る。一方、議長人事は同党県連幹事長からという慣例に従えば、末永美喜議長の後任は三好徳明・県連幹事長が有力視され、県議団の議員会長、県連三役を巡り自民内の勢力争いが繰り広げられそうだ。
毎日新聞 2007年4月10日
526
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 22:40:12
’07統一選・ながさき:県議選 民主躍進、3議席上積み /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070410ddlk42010264000c.html
◇共産の世代交代、女性新人トップ当選−−長崎市区
地元や支持団体の票をまとめた候補が上位に並んだ。トップ当選は7期のベテラン議員の後継となった共産新人の堀江ひとみ氏。市議4期の実績や、子育て中の女性の目線などもアピールし、オール与党化が進む県議会で唯一の批判勢力の議席を守った。
公明は市内で3万票を得て現職2人が2、3位を占め、国政選挙への影響力を誇示した。衆院長崎1区で民主の後ろ盾となる三菱重工労組長船支部は今回も健在。現職2人を上位当選させたほか、西彼杵郡区、諫早市区でも集票力を見せつけた。市議から挑戦の民主新人2人は引退議員の支援労組を引き継ぎ、地元の票を手堅くまとめた。
自民の現職3人、新人1人はいずれも市議出身の経験や地盤、後援会組織を生かし、旧7町でも票を上積みし1万票の大台に乗せた。社民新人の金子三智郎氏は最下位で滑り込んだ。
無所属のうち、前回トップ当選の押渕礼子氏は直前の市長選挑戦騒ぎの影響を最小限に食い止め、活水同窓会や医師会などの組織票を固めた。新人3人のうち浅田眞澄美氏が市議、県議を務めた父の代からの支持者や組織を足場に若さと新鮮さをアピールし、唯一当選した。
◇衆院長崎3区内“代理戦争” 自民公認が離島で4敗
衆院長崎3区内の6選挙区では、03、05年と激戦を繰り広げた自民・谷川弥一衆院議員と民主・山田正彦衆院議員が“代理戦争”を繰り広げた。
衆院3区の有権者の53%を占める離島の4選挙区では自民公認がすべて落選した。東彼杵郡区は自民現職が民主推薦の無所属新人に勝った。谷川議員は大村市区で自民現職の吉川豊氏と無所属現職の山北正久氏を支援したが、当選は吉川氏のみ。残る2議席は、自民出身で無所属元職の野口健司、小林克敏両氏が占めた。
これに対し、民主は五島、対馬両市区で推薦した無所属候補が自民公認を破った。壱岐市区でも山田議員の応援を受けた無所属現職が谷川議員の元秘書の自民新人を退けた。一方、山田議員が支援した大村市区の無所属現職、高見健氏は13票差で涙をのんだ。労組と山田議員の後援組織の協調態勢が整わなかった。
ただし、5人の乱戦となった南松浦郡区を制したのは、谷川議員が推した自民新人でも、山田氏が推した民主推薦の無所属新人でもなく、自民推薦の無所属現職。現職優先の慣例を曲げ新人を公認にしたのは谷川議員の強い意向があっただけに、谷川氏にやや分の悪い引き分けと言えそうだ。
山田議員は民主が自主投票だった06年2月の知事選でも、谷川氏が親せきにあたる金子原二郎知事を支援したのに対抗し、独自の判断で無所属新人の小久保徳子氏を応援した。今回も3区だけでなく佐世保市区では長女の朋子氏を党公認候補で擁立。小久保氏の選対責任者を務めた“当選仕掛け人”の斎藤まさし氏を告示前に招いてアドバイスを受けた。党や労組より山田議員個人の奮闘が目立った。
◇自民、独自色出ず−−佐世保市区
初めて公認候補を擁立した民主が2議席を獲得し躍進、逆に5議席維持を目指した自民は現職と新人各1人が落選して3議席にとどまり惨敗した。投票率は55・90%と過去最低を下回った。目立った争点もなく、選挙戦は全体的に低調だった。
民主は、立候補表明から投票日まで1カ月の短期決戦に挑んだ新人の山田朋子氏が「女性」「若さ」をアピールして勢いに乗った。政策では子育て支援策の充実などを主張。「母親の声を県政に届ける」と呼びかけ女性、無党派層に浸透した。同じく新人の久野哲氏は、前回擁立を見送った佐世保重工業労組が軸となって手堅く組織票をまとめた。
自民は、市長選に転出する朝長則男氏の前回得票1万8000票余を取り込むことができなかった。受け皿を目指した候補者も独自色を打ち出せず、全体的に票が伸び悩んだ。
公明、社民は現職が着実に支持を集めた。無所属新人の末次精一氏は草の根活動を中心に、次点に泣いた前回から票を上積みして滑り込んだ。共産新人は暮らし、福祉の充実を訴えたが及ばなかった。【山下誠吾】
毎日新聞 2007年4月10日
527
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 22:42:26
選挙:県議選 旧郡現職に明暗 3勝3敗、トップ当選も /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070410ddlk44010402000c.html
市町村合併で23選挙区から16選挙区に統合された県議選。旧郡選出の現職は3勝3敗で明暗が分かれたが、複数区でもトップ当選を果たすなど、単純な人口比率を超えたドラマもあった。
2位に約4000票差をつけた日田市(定数3)の井上伸史氏(60)。旧日田郡の有権者は全市の19%に過ぎないが、井上氏は「市在住の旧郡部出身者が票を掘り起こしてくれた」。県林業振興協議会会長という立場もあり、「基幹産業の林業に、市も郡もない」との思いが広がったようだ。
中津市(同)で大差で勝利した旧下毛郡の大友一夫氏(60)。役員を務める会社の関係で、従来から市部とのつながりがあり、満遍なく支持を広げたらしい。
統合に伴い定数1減の1人区となった竹田市を制した首藤勝次氏(53)は「有権者が旧市部の政争にうんざりし、地域の枠を超えた一歩を選択してくれた」とみる。
一方の落選組。竹田市同様の選挙区構造になった豊後高田市では、旧西国東郡の堤俊之氏(53)が涙。現職同士、自民系同士で、違いを出しにくく、ただでさえ有権者が少ない旧郡のうち、大田村は杵築市と合併。「20年間も県議をしている相手がいる市部で支持を広げるのは厳しかった」とポツリ。「周辺部まで選挙区拡大した複数区に」との願いを語った。
宇佐市(同)で苦杯をなめた、旧宇佐郡の矢野晃啓氏(70)は「市部でも反応は良かったが」と無念の表情。「結局、『2番目に良い候補』だったのかも。それでは票にならない」。
旧北海部郡区から補選で通った丸山博之氏(60)は、大分市(定数13)の激戦に飲み込まれた。「補選から期間が短く、市部への浸透が不十分だった」とし「市街地と旧郡部とは格差がある。それを埋めるためには、発言力が必要なのだが」と恨めしげに話した。【梅山崇】
毎日新聞 2007年4月10日
528
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 22:45:27
’07統一選・くまもと:第1ラウンド・県議選総括(その1) /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/news/20070410ddlk43010064000c.html
◇自民「優位揺るがず」/民主「参院選へ手応え」
統一地方選の第1ラウンドの県議選は定数6減の激しい選挙戦の末、9日に新県議が出そろい、民主が議席を1から2に増やし、自民党も過半数を確保した。共産は議席を失った。合併で選挙区事情が変わる中で精力的に動いた若手が躍進し前回改選時に比べ、20〜30代が2人増え、9人になった。各政党にとっては7月の参院選の前哨戦ともなったが、自民は議席減は定数減の影響という判断で「優位は揺るがない」と静観。一方の民主は「参院選に向け手応えを感じる」と前向きに評価した。【山田宏太郎、門田陽介】
◇第2ラウンドにプラス効果−−民主
熊本市区で新人公認候補が予想以上の票を集め初当選し、念願の議席増を果たした民主は、9日正午から熊本市の党県連本部で幹部が会見した。幹部からは「統一選第2弾の市町村議員選にプラス効果になる」と自然と笑みがこぼれた。
自身も3選を決めた県連代表の鎌田聡さんは「県議会でもがんばってほしいという県民の期待の表れ。候補者が少ない中でも一定の成果を出せた」と結果を分析。こまめな辻立ち演説で有権者に浸透しボランティア選挙を戦った新人の濱田大造さんの当選については「労組依存から脱却し、新たなスタイルで議席を得た」と評価した。
田尻将博・県連幹事長は「4万部配った党の県政マニフェストの効果があった。選挙戦終盤に向けて『民主候補は誰がいるのか』とひんぱんに問い合わせがあり、農村部など第1次産業の地域でも反応があった」と手応えを強調した。
ただ、県議会自民の圧倒的優位に変化はない。今後は、民主の看板を立てながら推薦候補らと連携の可能性を探り、勢力を少しでも拡大して一定の発言力を維持する方針だ。郡部で擁立した公認2候補はいずれも大敗しており、地方組織の強化が急務となっている。
鎌田さんは「統一選第2ラウンド、夏の参院選に向けて課題を克服して勝利したい」と気を引き締めた。今月18日には小沢一郎代表が熊本入りする予定で、今後の選挙戦にさらなる弾みをつけたい考えだ。
529
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 22:46:28
◇改選時並み勢力「確保できる」−−自民
「(議席減は)合併による環境の変化の影響。熊本市内では公認候補全員が当選し完勝した」。
今回、自民はベテラン公認候補の落選などもあったが県連の古閑三博会長は「熊本の自民は健在」と総評した。すでに無所属で当選した新人から公認要請も来ており「改選時並みの勢力は確保できると思う」とした。
ただ、民主党が議席を増やしたことなどについて「結果を謙虚に受け止め票を分析したい」とも付け加えた。参院選への影響については「地方選では政党より個々の努力が大きい。参院選では時の風に左右されるが、しっかり世論の動向は把握した上で、個々の力を党の力として結集したい」と意気込みを語った。
郡部での若手の躍進も目立ち、古閑会長は「選挙区事情が変化する中、柔軟性のある若手への期待が高まった」と分析した。また、今回の選挙中、高額な県議の費用弁償(日当)や政務調査費用の問題も話題となったことから、前川收県議団政審会長は「今後、議会改革が必要との声も出てくるだろう」との見方を示した。
◇是々非々で他党派と連携−−公明
公明は改選前の3議席を堅持した。3選を果たした城下広作・党県本部幹事長は「定数削減や有力な新人の登場と厳しい状況の中、それぞれの議会での実績が評価された結果」と振り返った。会派としては「多数派自民の横暴は許されない。是々非々で他党派と連携し、身近な問題に対応していく」と語った。
◇参院選へ向け組織力を強化−−共産
議席を失った共産党県委員会の久保山啓介委員長は「水俣病や川辺川ダムなど重要課題が山積しているだけに残念」と無念さをあらわにした。
熊本市区の松岡徹さんは今回、2400票余り得票を減らした。久保山委員長は「『共産党は候補1人だから大丈夫』というムードを宣伝され、他候補者から切り崩された」と振り返った。
ただ、高額な県議会の政務調査費などの「税金の無駄遣い」や格差社会の問題が取りざたされる中、「生活を守るという党の政策への共感は高い」と指摘。「その共感を支持につなげるよう、統一選の第2ラウンドや参院選に向け組織力を強化したい」と話した。
◇推薦候補は2人が当選−−社民
公認候補は擁立しなかったが、推薦3候補のうち2候補が当選した社民党県連合の森川生朗代表は「天草の推薦候補も当選を目指したが残念だった」と話した。参院選も独自候補擁立を見送ったが、県議選で議席を増やし勢いづく民主との連携については「今は市町村選挙の第2ラウンドが大事」と白紙との考えを示した。
毎日新聞 2007年4月10日
530
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 22:48:33
’07統一選・くまもと:第1ラウンド・県議選総括(その2止) /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/news/20070410ddlk43010115000c.html
◇新県議、民主勢力伸ばすが…自民安定多数は確保
新県議の顔ぶれを政党公認別で見ると自民はかろうじて過半数の25議席を確保したが改選前の39からは大きく減少した。民主が1から2へ勢力を伸ばし、公明は3議席を維持。共産は前回得た1議席を守りきれなかった。ただ、自民はすでに当選した4人の推薦候補の追加公認を予定。ほかにも無所属当選者の大半が会派入りする見通しで、議長と各委員会の委員長を独占しても、全委員会で過半数を確保できる絶対安定多数を確保するとみられる。【山田宏太郎、門田陽介】
◇共産は議席失う
自民は公認・推薦の29議席に加え、当選した無所属新人18人のうち、出馬が遅れて公認申請に間に合わなかった上天草市の山口裕さんら少なくとも4人が自民入りするとみられ、絶対安定多数の31議席を上回りそうだ。
民主議員らでつくる第2会派の県民クラブは、現職が議席を守った上、引退した自治労出身議員の後継の無所属新人、西聖一さん(熊本市区)も当選。現在5議席を維持した。
共産は熊本市区の現職、松岡徹さんが涙をのみ、定数減などの影響が直撃した格好となった。
◇小谷氏、選挙区変更で涙−−天草市郡区
三つの椅子を現職3人、新人3人の計6人が争った天草市郡区では、婦人会などで長年地域に根ざした活動を続けてきた無所属新人の船田公子さんが初当選。急病に倒れ引退した自民現職の夫の地盤を超えて支持を広げ、見事2位当選した。一方、自民現職の小谷邦治さんは、合併に伴う選挙区変更で、地盤だった天草上島の半分を失った影響が最後まで響き、涙をのんだ。
一方、無投票当選を繰り返し、県議25年目で初めて激しい選挙戦にもまれた自民現職の西岡勝成さんも大苦戦を強いられたが、地元旧牛深市を固め3位に滑り込んだ。
◇何川氏への批判根強く−−上天草市区
市長から転身を図りながら当選を果たせなかった上天草市区の何川一幸さんは開票日当日、いみじくも陣営幹部が「行政を知り尽くした首長経験者が県政に携わるのがベスト。だが、その考えが理解してもらえない」とつぶやいていた。「財政改革途上の市から逃げ出した」との批判は根強く、当初劣勢が伝えられた山口裕さんの逆転を許す形となった。
初当選した山口さんは「支援者のみなさんのおかげで当選できた。今度は市長選もあり住民の政治への関心が高まっている。市のため新市長と協力関係を築きたい」と抱負を語った。
◇三浦氏は対応に苦慮−−山鹿市区
自民系の4候補が争った山鹿市区ではいずれも無所属新人で元市議の早田順一さんと、三浦一水参院議員の元秘書、渕上陽一さんが初当選した。現職の池田秀男さんと松岡利勝衆院議員の元秘書の栗原秀樹さんが苦杯をなめた。
山鹿市は7月の参院選熊本選挙区で改選を迎える三浦参院議員の地元。三浦参院議員は、各候補から支援を望まれる中、それぞれの支援者との関係があり、難しい対応を迫られた。
自民県連幹部は「国政選挙と県議選は別」としているが、今回の結果が参院選にどのような影響を及ぼすのかも注目される。
◇自民現職にとばっちり−−宇城市区
二つの定数を上回る現職4人が争った宇城市区では自民現職2人が落選。選挙区の区割り変更のとばっちりを最も大きく受ける形となった。
トップ当選を果たしたのは大票田の旧松橋町を地盤とする無所属現職の鬼海洋一さん。
旧小川町を地盤とし「県事業の誘致など地元への貢献度の高さ」を訴えてきた自民現職、守田憲史氏も滑り込んだ。結果としては、もともと有権者の多い両町を地盤とする候補が地の利をいかした形となった。
531
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 22:49:31
◇自民現職が落選−−上益城郡区
定数1減の上益城郡区は自民現職1人が落選し、代わりに無所属新人の田端義一さんが初当選を果たした。
トップ当選の自民現職、児玉文雄さん以外の2人は大票田の益城町出身。だが、田端さんを支援する町長派と前町長派の自民現職の争いとなり、票を二分。農政通を訴え、農業関係者や連合の支持も受けた田端さんが競り勝った。
益城町は統一地方選第2ラウンドで実施される町議選の立候補予定者もそれぞれの支持に分かれ、選挙カーに乗り込むなどし、町を二分する選挙戦が繰り広げられた。
◇“代理戦争”痛み分け−−菊池郡区
松岡利勝農林水産相と坂本哲志元衆院議員の代理戦争の様相をていした菊池郡区は、坂本元衆院議員の支援を受けた吉田忠道さんと松岡農水相が支持する田代国広さんが当選。痛み分けとなった。
当選を決めた2人はともに大津町出身。もう一つの菊陽町でも、松岡農水相側の自民現職と、坂本元衆院議員側が推す無所属新人が争ったが、こちらは共倒れとなった。
今回、民主公認を得て「しがらみのなさ」を訴え支持を呼びかけた渡辺裕之さんは、投票率が伸びず無党派層が思うように取り込めなかった。
◇保守対決以外の争点乏しく、投票率61.92%−−過去最低
今回の県議選は、定数減で現職対決の激戦が目立ったが、そのほかの政策にかかわる争点は乏しく、投票率は過去最低の61・92%となった。広域合併が進み、道州制の議論も具体化するなど県の役割が問い直される中で県議選への関心の薄さはその存在価値の低下を表しているともいえる。
「事務所の中は盛り上がっているが、外に出ると静か。こんな選挙は初めて」。熊本市区の現職候補の陣営でベテランの陣営幹部が漏らすほど今回、市民の関心は低かった。定数2に対し現職4人がしのぎを削った宇城市などの投票率は比較的高かったが、前回より多い7人が立候補し接戦が予想された八代市・郡で投票率が伸び悩むなど大半の選挙区で低調だった。
自民は2月議会で県議選を意識し中小企業振興の条例案を議員提案。民主も格差是正対策などを盛り込んだローカルマニフェストを作成した。しかし、多くの選挙区が自民党系かそれに近い候補の対決による〓勢力争い〓の構図だった。
今回、統一地方選で知事選はマニフェストの配布が認められたが、県議選は選挙公報もなく政策をアピールする場も限られていることも県政に有権者の目が向かない一因となっている。選挙公報は公職選挙法で国政選挙と知事選には義務づけられており、県議選での導入には条例制定が必要。今回の選挙期間中、県選管に「候補の訴えが分からない」との苦情も寄せられたといい、今後の検討課題だ。【山田宏太郎】
毎日新聞 2007年4月10日
532
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 22:50:59
選挙:県議選 自民優勢は変わらず、共産は4年ぶり議席奪還−−改選後県議会 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070410ddlk45010464000c.html
◇民主と公明「現状維持」 社民、5議席に拡大
8日に投開票された統一地方選前半戦の県議選(総定数45)は、自民が公認6人を落選させる苦戦だったが、過半数の26議席を奪い、最大会派の勢力を守った。無所属当選7人中6人は自民党籍があり、全員が会派入りすれば、現有32議席を確保する。民主、公明は各3議席を現状維持。社民は1増の5議席に拡大し、共産は4年ぶりに1議席を奪還した。「中立」を表明した東国原英夫知事が東風を吹かさなかったことや、過去最低の55・38%の低投票率が響き「保守王国」の議会構成に変化はなかった。【中尾祐児】
当選者の内訳は、政党別が自民26人▽民主3人▽公明3人▽共産1人▽社民5人▽無所属7人。新旧別では現職32人▽元職3人▽新人10人。前回03年と比べ、現職と元職は各1人増えたが、新人が2人減り「新旧交代」はやや後退した。
自民は、元副議長の由利英治氏=5期=や、議会会派会長の永友一美氏=4期=の両ベテラン現職が敗れるなどの波乱。「昨年の官製談合事件での議会混乱や、出直し知事選の応援で出遅れた」(自民現職陣営)との見方もある。だが、複数の無所属当選者の会派入りが見込まれ、県連幹部は「保守勢力は退潮していない。7月の参院選に向け、選挙態勢づくりを急ぐ」と不安を打ち消す。
民主、公明は、ともに都市部で手堅く戦った。民主は宮崎市区で2人がともに5選を果たし、現職が引退した延岡市区の1議席を新人が守った。新人を立てなかった公明は宮崎市区2、延岡市区1の「指定席」を維持した。
社民は、05年に衆院選出馬のため任期途中で辞職した元職の鳥飼謙二氏が復活当選し、前回改選時と同じ5議席に回復。県議会会派の「第2勢力」を守った。共産も前回、32年ぶりに議席を失った元職の前屋敷恵美氏が復帰を果たした。
特定の団体の支持を受けない「完全無所属」を名乗った武井俊輔氏は元勤務先の宮崎交通OBや、商業者らの幅広い支持を集めた。
毎日新聞 2007年4月10日
533
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 22:51:38
選挙:県議選 「県民、冷めていた」 低投票率に知事コメント /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070410ddlk45010486000c.html
◇「改革は共通認識」 融和路線を強調
県議選の投票率が55・38%と過去最低だったことに東国原英夫知事は9日、記者団に「意外だった。県民が冷めていた」と驚き「各候補者が党派を超えて議会改革や産業再生を打ち出し、目新しさがなかったからかもしれない」と理由を分析した。
投開票の8日、テレビ番組出演で上京した東国原知事は9日朝に帰県。選挙前に中立を明言した知事は「議会で対立しようとは思っていない。僕は県民総力戦」と繰り返した。過半数の26議席を確保した自民には「守旧派とか、旧態依然という位置付けはしていない。宮崎を変えないといけないという共通認識は持っていると思う」と融和路線を強調した。
一方、直系チルドレンの武井俊輔氏の当選には「早稲田大時代からの旧友。『宮崎をどげんかせんといかん』という意識は非常に強い」と祝福したが、知事派の無所属会派結成の動きには「反対も賛成もする訳ではなく、いろんなチャレンジがあっていい」と明確な態度表明は避けた。【中尾祐児】
毎日新聞 2007年4月10日
534
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 22:52:47
選挙:県議選 政党別得票率、自民4.16ポイントダウン /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070410ddlk45010493000c.html
◇他党、無所属は伸ばす
県選管は県議選で投票のあった12選挙区の政党別得票数を発表した。投票率が前回(13選挙区)を9・39ポイント下回ったため、投票者数は前回より8万2818人減っている。
自民は前回に比べて6万532票減の20万8645票で、得票率も4・16ポイント減の46・52%にとどまった。他の政党が軒並みダウンする中、自民党が得票率を3・62ポイント伸ばした前回の揺り戻しが起こった形となった。
社民は4万5811票(得票率10・21%)、公明は3万3350票(同7・43%)、民主は3万73票(同6・7%)、共産は1万3976票(同3・11%)で、いずれも得票率を伸ばした。
また、前回と同じ7人が当選した無所属も11万6596票(同25・99%)で、前回に比べて1・06ポイントアップした。【関谷俊介】
毎日新聞 2007年4月10日
選挙:県議選 5選挙区の分析 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070410ddlk45010541000c.html
◇自民2議席減 社・共返り咲き−−宮崎市区
合併で定数が2増えたが、現職9人、元職3人、新人8人が立候補し、最激戦区となった。「東国原チルドレン」の武井俊輔氏(32)が高得票で当選したが、他の無所属新人5人は落選。前回に比べて投票率も5ポイント超下がり、無党派層の動きは鈍かった。
一方、公明現職2人は組織力を発揮し、前回に続き上位を独占。民主も現職2人を維持し、社民、共産は元職が返り咲いた。自民は、引退する県連会長、川添睦身氏の地盤を引き継いだ長男博氏(45)が最下位で滑り込んだものの、現職2人が落ちた。
また、旧佐土原町の2人は旧田野町や旧市北部に攻勢をかけ当選したが、旧高岡町の2人は町内の票を食い合い共倒れし、明暗を分けた。
◇投票率低調 自社分け合う−−都城市区
合併前の旧北諸県郡4町を地盤とする自民現職の星原透氏(59)が市部でも浸透し、1万票を超す得票でトップ当選した。一方で「県政に女性を」と訴えた同党現職の内村仁子氏(64)が落選、東国原英夫知事との親密ぶりを強調して戦った無所属新人の杉村義秀氏(57)も及ばなかった。
結局、自民は顔ぶれは変わったが旧市区、旧郡区で持っていた5議席を維持。社民現職の満行潤一氏(48)も議席を守り、これまで通り自社が議席を分け合った。
知事選で前面に躍り出た無党派層は動かず、投票率はかろうじて50%台に乗る低調ぶり。候補者9人とも過去の県議選に出た顔ぶれで、平均年齢も57・8歳と前回より7歳以上も上がり、清新さを欠いた。
◇南部から初県議 自民は議席1減−−延岡市区
草の根選挙を展開した無所属新人の松田勝則氏(41)が、組織票で磐石といわれる選挙区に風穴を開けた。また、出身の伊形町など市南部から初めて県議が誕生した。
旭化成などの労組が活発に動いた民主は、新人の田口雄二氏(48)が確実に票を積み重ね、トップ当選した。改選前の1議席を守った。公明現職の河野哲也氏(47)、社民現職の太田清海氏(56)もそれぞれの組織固めに成功した。
一方、自民は東臼杵郡旧3町の「3北」の基礎票を固めた井本英雄氏(60)が手堅く当選したが、湯浅一弘氏(66)は次点に泣き、改選前の2議席から1減となった。
535
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 22:53:15
◇組織力で現職 構図変わらず−−日南市・南那珂郡区
投票率が10ポイント近く下がり、固い組織と地盤が支えの現職3人に有利な展開。トップの高橋透氏(46)は北郷、南郷両町では苦戦したが、労組を中心に日南市の都市部で票を伸ばした。坂元裕一氏(58)は新知事誕生以来続いた逆風を逆手に危機感を前面に打ち出し、農村票を中心にまとめて6選を果たした。外山衛氏(49)は、期待した南郷町の票や都市部の浮動票が伸びずに苦戦したが、3位に食い込んだ。新人・沢山信二氏(42)は知名度不足で若さをアピールできず、次点に終わった。
◇新人が躍進、2人が当選−−児湯郡区
町議から転身した新人2人が当選した。前木城町議の図師博規氏(37)は若さと改革イメージをアピールし、同町だけでなく他4町からも満遍なく支持を受け、トップ当選。前高鍋町議の松村悟郎氏(53)は「高鍋から県議を」の声に押され、同町内の有効投票数の6割を集めた。
一方、現職は新人の勢いに票を奪われた。前回トップ当選の坂口博美氏(59)は議席を死守したが、自民党会派会長の永友一美氏(69)は5選を果たせなかった。
◇無所属の6人、自民会派入りか 議会「オール与党化」も
無所属の当選者は、宮崎市区2人▽延岡市区1人▽宮崎郡区1人▽児湯郡区1人▽東臼杵郡区1人と、無投票だった日向市区1人の計6選挙区7人。多くが選挙前から、無党派層の支持を集めた東国原英夫知事を評価していたが宮崎市区の武井俊輔氏(32)以外の6人は自民党員であるため今後、同党会派入りの動きが活発化するとみられる。
無所属候補26人のうち12人は自民党員だった。「公認争いに敗れたり、無党派層にアピールを狙い、あえて無所属を選んだ保守系候補も多い」(自民現職陣営)との思惑もあり、前回より5人多い無所属乱立の要因になった。
武井氏は「既存政党には属さない」と述べており、1人でも知事派の会派立ち上げを模索する。一方、他の無所属や現職候補も同様に「議会改革」を公約に掲げており、正面切って知事を批判していない共産党を含めて“オール与党”体制に向かう可能性もある。【中尾祐児】
◇宮崎市区、不在者票二重カウント 都城も計算ミス
8日の宮崎市区の開票作業で、不在者投票の票数を二重カウントするミスがあった。同市選管は9日午前0時10分現在(開票率97・8%)の残票を3214票と発表したが、実際には1766票しかなかった。不在者投票の1448票を二重でカウントしていたことが分かり、同25分に投票者数と投票率を訂正した。市選管は「チェック態勢を強化し、ミスがないように気を付けたい」としている。
都城市でも投票者数を20人少なく計算するミスがあり、市選管はいったん発表した投票者数と投票率を訂正した。第28投票所(松之元自治公民館)から投票結果を選管に報告する際、女性の投票者数553人を533人と誤って報告書に記載し、選管の審査も不十分だった。【関谷俊介、木元六男】
毎日新聞 2007年4月10日
536
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/10(火) 22:54:13
’07統一選かごしま:「非自民」構図に変化 連合系で第2会派構成へ /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/news/20070410ddlk46010549000c.html
◇自民、追加公認で勢力拡大
県議選終了を受け、自民党県連は9日、曽於市区(定数1)で当選した党推薦の無所属1人を追加公認、これで54議席の勢力は、自民39(改選前43)▽民主1(同0)▽公明3(同3)▽共産1(同1)▽社民1(同2)▽無所属9(同5=自由連合1含む)−−となった。鹿児島市・郡区では民主の議席復活など「非自民」が増えた一方、地方では自民の堅調さが目立った。
●鹿児島市・郡区
「失った議席を取り戻せた」(青木寛さん)「女性、主婦の声を県議会に伝えられる」(柳誠子さん)
民主が議席を復活し、無所属の女性候補が初当選。非自民の調整は連合鹿児島が中心で、初めての組織割りで臨んだ。連合推薦県議は現有3から5に増加。出口能美・連合会長は「完勝だった上、民主はトップ当選。今後に向け、大きな力になる」と自信を示した。
自民は、9期目を目指した増留貴朗氏ら現職2人を含む公認4人が落選。現有11に対し、公認14人(現職10▽元職1▽新人3)を擁立した積極策が裏目に出た。投票率が伸び悩む中、党内でお互いの支持団体や地盤を奪い合ったとみられている。最大の激戦区で伸び悩んだことに上野新作幹事長は「今後に教訓を残した。重く受け止める」とした。
●「無所属」の動向
無所属のうち、森義夫さんを自民が追加公認。残る9人の動向が、焦点となる。
「無所属の当選者にわが党と理念を共有する方もおられ、一緒に行動できると思う」
上野新作幹事長は、今後の会派入りなどに前向きに取り組む姿勢を示した。
追加公認・会派入りの可能性があるのは3人とみられ、自民は改選前から1減の42議席まで回復する可能性がある。
前回も、公認の当選は38議席だったが、4年を経た改選前には43議席に拡大。「無所属」の会派入りで勢力を伸ばすのは、同党のお家芸だ。
だが、3人のうち、2人は現職の公認を破っての初当選。地元にはしこりも残り、調整には時間がかかるともみられている。
一方、連合推薦を受けたのは、現職4人のほか、初当選の柳さん、志布志市・曽於郡区で返り咲いた中山信一さんの計6人。「当選後は連合の会派づくりに努力する」が推薦の条件だった。民主、社民も含めた7、8人で第2会派を構成する方向で、近く調整が本格化する。
現在の第2会派は「社民・無所属連合」で、5人。前回選挙直後は、全員が社民党員(公認4、無所属1)だったが、国政選挙対応などをめぐり、改選前までに3人が離党。今回、社民は薩摩川内市区で議席確保を果たせず、1議席に。非自民勢力の構図も変化しつつある。
毎日新聞 2007年4月10日
537
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/11(水) 03:40:01
自民、「優位」強調 夏に手応え、民主 熊本日日
http://www.kumanichi.com/feature/chihosen/kiji/index.cfm?id=20070410000005
八日投開票された県議選の結果について、自民、民主の両党県連が九日、それぞれ会見した。自民党は無所属当選者の追加公認で安定多数維持に自信を示し、民主党も熊本市区での得票ぶりに夏の参院選に向けた手応えを表明した。
自民党県連は古閑三博会長が熊本市水前寺の県連会館で会見。公認した三十二人のうち、当選が二十五人にとどまったことに関し、「市町村合併と定数減という環境変化で、有権者が若い新人候補に期待感を抱いたためではないか」と分析。
ただ、熊本市区で公認した七人全員が当選したことや無所属当選者の会派入りが見込めることを挙げて「自民党の優位性は健在」と力説。週内から追加公認(既に四人は終了)の手続きに入り、「(議長と六常任委員会の過半数をとれる)三十一議席超の安定多数を確保できる」との見通しを示した。
夏の参院選については「選挙まで現執行部体制で臨む。個々の地方議員の力を結集して勝利したい」と語った。
一方、熊本市区で現職と新人の計二人が当選して議席を増やした民主党県連も同市春日の事務所で鎌田聡代表が会見し、「自民党の『政治とカネ』をめぐる問題という一定の追い風もあったが、労組依存体質から一歩抜け出して党の力が付いてきている」と、新人当選の意義を強調した。
しかし、公認四人のうち、熊本市区の二人しか当選できなかったことを挙げて「都市部以外の支持拡大に向けた活動態勢の見直しが急務だ。課題を検討し、統一選後半戦と参院選に臨みたい」と述べた。
これに対し、議席を失った共産党県委員会は同市細工町の事務所で常任委員会を開き、統一選後半戦の対応策などを協議。久保山啓介委員長は「他陣営の切り崩しに対抗できなかった」と敗因を分析し、「組織を挙げて党の政策を浸透させ、後半の市議選、町議選は公認候補の全員当選を目指す」とした。(毛利聖一、並松昭光、野方信助)
538
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/11(水) 03:40:39
世代交代、半数40代以下 民主初の得票率5%台 県議選 熊本日日
http://www.kumanichi.com/feature/chihosen/kiji/index.cfm?id=20070410000007
県選管が九日まとめた県議選の党派別得票数などによると、全四十九議席の過半数を確保したものの公認七人が落選した自民党と、唯一の議席を失った共産党が前回選挙に続いて得票率を下げた。一方、民主党は初めて5%台に乗せて伸長した。
議員を年代別でみると、四十代以下がほぼ半数を占め「世代交代」が進んだ。今回の県議選は「平成の大合併」に伴い区割りが変更され二十三選挙区が二十二選挙区に減った。また財政難を反映し定数も五五が四九に減った。
選挙は十六選挙区で実施され、残る六選挙区は定数いっぱいの立候補者数にとどまり無投票だった。投票率は十六選挙区平均で61・92%。過去最低を更新した。
各党別の得票率は、自民党が前回比3・18ポイント減の40・33%。共産党は0・36ポイント減の2・01%。公明党は0・13ポイント減の5・44%。半面、民主党は3・17ポイント増の5・10%だった。トップは無所属の47・12%。前回を2・11ポイント上回った。
ただ自民党は八日深夜、無所属当選者四人を追加公認した。この四人の得票を合わせると自民党の得票率は46・74%に上り、第一党になる。
一方、七月の参院選を政権交代の第一歩と位置付ける民主党も、公認候補を擁立し三選挙区の得票率は軒並み10%超。念願の二議席を獲得した熊本市区は11・07%、前回より6・0ポイント伸ばした。
“自民独占区”の球磨郡区(定数二)でも落選したものの、得票率は18・74%に達した。党県連は「格差社会の是正策などを盛り込んだローカルマニフェスト(公約集)を配布するなど、新しい訴え方が有権者に受け入れられた」とみている。
世代交代では、六十代と三十代の“一騎打ち”となった玉名郡、下益城郡、人吉市、上天草市の各選挙区で三十代が当選、世代交代が浮き彫りになった。
新県議の平均年齢は五一・二九歳。四年前より一・六七歳若返った。年代別は▽二十代一人(前回ゼロ)▽三十代八人(八人)▽四十代十五人(十人)▽五十代十三人(二十三人)▽六十代九人(十人)▽七十代三人(四人)。(小多崇)
539
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/11(水) 08:51:53
4新人が会派結成へ 脱しがらみ、改革掲げ 新県議に当選証書 西日本宮崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/miyazaki/20070411/20070411_001.shtml
県選管は10日、県議選で当選した新議員45人に当選証書を付与した。新議会への決意を新たにし各会派が体制づくりを始める中、いずれも無所属新人で宮崎市区の武井俊輔氏(32)、延岡市区の松田勝則氏(41)、日向市区の西村賢氏(34)、児湯郡区の図師博規氏(37)は同日、「安易に既存政党に属さない」として独自会派を結成する方針で合意した。政党推薦を受けず、東国原(ひがしこくばる)英夫知事と同様に「脱しがらみ」を掲げて当選した若手4人の動きが県議会改革にも一石を投じる形になりそうだ。
「会派結成後は(自民)党籍を抜く可能性もある」。児湯郡区のベテランを破りトップ当選した図師氏は10日、真新しい議員バッジを手に語った。図師氏はもともと、西村氏とは知り合いで選挙前から「西村氏らとの独自会派結成」を模索していた。2人とも自民党員。だが、西村氏も「超党派の勉強会などいろいろな形がある。党員だから自民に入らなければいけないとは思わない」。
「無党派の旗印」的存在の東国原知事と親しい武井氏は「県民に議会改革を約束した。会派をつくる方向性は変わらない」と強調。自民党員の松田氏も「支援者から『若い連中とタッグでやれるなら頑張ってくれ。新人会派の方がよい』と言われた。支援者の意見を重要視したい」と打ち明ける。4人はこの日午後、高千穂鉄道沿線住民の会が東国原知事に陳情した際にも一緒について回った。
今回、自民は改選前議席数(32)より6減の26議席に止まった。無所属議員は7人のうち、宮崎市区の元職福田作弥氏(62)と宮崎郡区の新人河野安幸氏(67)は「党員であり自民会派に入りたい」と話しており、自民の2人増は確実とみられるが、自民が目指す勢力維持ラインの「32」に届くかは、現状では厳しい見込みだ。
自民側は早速「話をしたい」と新人らの取り込みに入ったという。これに対し、図師氏は「年齢は関係ない。改革を志す人であれば既存会派からも来ていただきたい」と逆アプローチももくろむ。残る無所属新人で自民党員の東臼杵郡区の黒木正一氏(56)は「まだ決めていない」としている。
=2007/04/11付 西日本新聞朝刊=
定例会見で知事 佐賀県知事再選で新幹線推進に弾み 県議選自民惨敗「心配なし」 西日本長崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/nagasaki/minami/20070411/20070411_003.shtml
金子原二郎知事は10日の定例記者会見で、8日投開票された佐賀県知事選で現職の古川康氏が再選されたことについて「古川知事は選挙期間中、長崎県と関係のある新幹線建設を掲げ結果が出た。今後、より一層推進していくものと期待している」と述べ、懸案の九州新幹線西九州(長崎)ルートの早期着工に向けて佐賀県と連携を強化していく考えを示した。
また、県議選で最大勢力の自民党が19議席しか確保できず過半数割れしたことに対し「結果を見る限り各選挙区で厳しい選挙だったようだ。今回、定数が5人減った分を自民がすべて負う形になった」と分析。
今後の県政運営への影響については「議会に説明し、理解をもらえるよう努力すれば問題ない。これまでも自民だけでなく、民主党にも協力をもらっており、あまり心配していない」と話した。
一方、佐世保市の米海軍前畑弾薬庫の移転・返還問題で、国が新たな整備概要を同市に提示していたことについて「県に対しては何ら事前説明がなかった。県市一体で取り組んでおり、公表前に中身を説明すべきだ」と苦言を呈した。
=2007/04/11付 西日本新聞朝刊=
540
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/11(水) 08:54:23
情報がひろがる時代にこんなことをするから一挙に地域的絆がなくなる。
定数6減案 逆転否決 嘉麻市議会 議運と異なる結果に 無記名投票 賛成19、反対は30 西日本福岡筑豊
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/chikuho/20070411/20070411_001.shtml
合併で現在の議員数が51人に上る嘉麻市議会は10日、臨時議会を開き、定数26で実施される今月の市議選後、さらに定数を6減して20とする定数条例改正案を、賛成19、反対30で否決した。採決は無記名投票で実施された。議会運営委員会は同じ議案を“可決”しており、委員会と本会議で採決結果が逆転する異例の事態となった。
同議案は、議員20人が「市の財政改革に先鞭(せんべん)をつける」として、3月定例議会に連名で提案したが、継続審査となり、議運に付託された。3月29日に開かれた議運では、賛成7、反対4で、“可決”していた。
この日の臨時議会では、藤嶋敏昭議運委員長が「慎重に審査した結果、委員会としては可決すべきと決した」と報告。この後の質疑・討論では賛否が割れ、賛成派は「議会も改革の意識を示すべきだ」などと主張。これに対して、反対派は「改選後の新議会で論議すべき問題」「議員報酬削減が先だ」などと反論。無記名投票に賛成する議員が多数を占め、投票の結果、賛成少数となった。
同市は昨年3月、旧山田市と稲築、碓井、嘉穂の旧3町が合併して誕生。当時65人いた旧市町議全員に在任特例が適用された。その後1人が辞職し、3月末には今期で引退する13人が「議会経費削減に貢献したい」として辞職し、現在の議員数は51人になっている。13人の辞職については、「4月からの年金制度改正で、議員年金や一時金が目減りするのを防ぐためではないか」との指摘も出ていた。
=2007/04/11付 西日本新聞朝刊=
541
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/11(水) 10:15:23
知事選出口調査…九州新幹線反対でも現職に投票 讀賣佐賀
知事選に関し、読売新聞は投票日の8日、県内の投票所64か所で投票を終えた有権者3048人に出口調査を行った。九州新幹線長崎(西九州)ルートの建設について「反対」と答えた人の54%が、約33万票を獲得して再選を果たした建設推進の現職・古川康さん(48)に投票しており、古川さんの得票がそのまま新幹線への「信任」とは言い難い実態が浮かび上がった。
新幹線の賛否については、全体の50%が「賛成」、44%が「反対」と回答し、県民の意見は真っ二つに割れている。知事選では、推進を掲げる古川さんに対し、共産党新人の平林正勝さん(59)は反対を訴えた。古川さんは、新幹線に賛成する人の86%の支持を集めたが、さらに反対する人の54%にまで食い込んだ。
新幹線に反対する人のうち、平林さんに投票したのは38%にとどまり、新幹線問題の賛否がそのまま、投票行動には反映されていなかった。
有権者が投票に当たり、新幹線問題よりも福祉や雇用など、日々の生活につながる身近な課題を重視した結果と見られる。
また、投票者の支持政党を聞いたところ、自民、公明両党の支持者の9割近くは古川さんを支持。さらに自主投票だった民主党支持者の58%、「支持政党なし」と答えた無党派層の66%もそれぞれ、古川さんに投票していた。平林さんは共産党支持者の8割強、社民党支持者の5割強の支持を得たが、全体的な広がりに欠けた。
(2007年4月11日 読売新聞)
542
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/11(水) 10:16:49
無所属新人が新会派構想
図師氏「政策提案できる集団を」 讀賣宮崎
県議選に当選した無所属新人が、新会派結成を模索している。考えに温度差があるため実現するかは不透明だが、政党の枠にとらわれない会派構想は、「脱政党」の新たな動きとして注目されそうだ。
無所属7人のうち、武井俊輔氏(32)(宮崎市区)を除いた6人には自民党籍があるものの、現在のところ、自民党会派入りを望んでいるのは、元議員の福田作弥(62)(宮崎市区)、河野安幸(67)(宮崎郡区)の2氏にとどまっている。
一方、図師博規氏(37)(児湯郡区)は「大きな会派に埋没するのでなく、政策提案をできる集団をつくりたい」とし、連携の相手として、武井、松田勝則(41)(延岡市区)、西村賢(34)(日向市区)の3氏を想定している。武井氏も「政党会派に入ることは、私を選んだ有権者が望んでいないと思う」と新会派に前向きだ。
一方、松田氏は「個人的には、新人で会派をつくるのがいいと思うが、支持者の意見を尊重したい」、西村氏は「既存の会派に入るか、新会派に入るのかは決めていない。中立的な立場」としている。
地方自治法によると、議案の提出には定数の12分の1以上が必要で、県議会は4人に当たる。4人で会派が結成されれば条例などの提案が可能だ。
会派結成届けの締め切りは25日。残された時間は少ないが、実現すれば、従来の4会派(自民党、社民党県議団、公明党県議団、民主党県議団)に、議席を回復した共産党と新会派が加わり、6会派になりそうだ。
一方、黒木正一氏(56)(東臼杵郡区)は「どの会派に入るかは白紙状態」と話している。
(2007年4月11日 読売新聞)
543
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/12(木) 04:49:19
選挙:知事選/県議選 統一選前半戦を振り返り−−記者座談会 /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070411ddlk44010335000c.html
◇信任投票、色合い濃く−−知事選/平成の大合併で盛り上がり見せ−−県議選
統一地方選前半戦の知事選、県議選が8日、幕を閉じた。信任投票の色合いが濃かった知事選と、「平成の大合併」後初の選挙で盛り上がりを見せた県議選。選挙戦の特徴や課題など、舞台裏も含めて取材担当記者が話し合った。
◆知事選
◇問題点の具体性欠け−−三重野さん
J 広瀬さん55万8191票、三重野さん7万7033票の結果をどうみる?
D 三重野さんはキヤノングループの非正規雇用問題などに焦点を当て、出遅れた割に得票した。1グループにとどまる問題ではなく、一定の共感を集めたのだろう。
B キヤノンの問題は論議がかみあわなかった。「企業誘致に賛成か反対か」という方向に広瀬さんが誘導していったように感じた。三重野さんは企業誘致そのものではなく問題点を具体的に訴えれば、もう少し支持を得ただろう。
I そもそも広瀬さんは「自分の慢心との戦い」だった。だけど、街頭演説で「みなさん、景気がいいでしょう」と話したり、謙虚さを見せなければいけないと思いつつ、実績強調の選挙戦だった感も否めない。
H 広瀬さんの陣営は「目標65万票、相手を5万票以内」と言っていた。その目標に慢心を感じたけれど、広瀬さんは最終盤、「県民中心の県政の成否は、どれだけ多くの人が支援してくれるかにかかっている」と頭を下げた。平松守彦・前知事の最多得票(61万2193票)を超えられなかったが、県民の期待を数字で表すことに成功した。
A 特に地元・日田市の得票(4万929票、得票率92%)は圧倒的だった。「2期目には日田に光を当ててくれる」との期待が大きく、それにはさらなる投票率アップが欠かせないと地元は思ったのだろう。「遠慮なく県庁に陳情に来てくれ」という広瀬さんの意向も伝わっていた。
H 日田の振興は広瀬さんの重い宿題の一つだが、公平、公正な観点を忘れないでほしいね。
◇政党の存在感消える?
J 広瀬さんは政党・団体に推薦を申請せず、「県民党」の立場を打ち出した。
D 今回の知事選で当選した13人のうち広瀬さんを含め4人が政党推薦を受けなかった。「県民党」は非常に通りの良い言葉だけれど、政党の存在感が消えてしまった。
H 政党のいくつかが、広瀬さんが“党首”の「県民党」の軍門に降ったということかな。自民党は3期を超える首長は推薦しないとか勇ましいことを言っているが、広瀬さんは自民党の全面的な応援がなくても戦えると自信を深めたのでは。
G それはどうかな。自民党県連幹部は昨年、「広瀬さんに厳しい選挙をさせたくない」と有力対抗馬が出ないよう根回しをしていた。民主党県連も広瀬さんの「県民党」の立場などを評価して候補を擁立しなかった。結果的にいくつかの政党の判断で無風選挙になっただけで、県民党の実力を過信してはいけないと思うね。
J 一方、共産党は「党の存在意義を問う」と党を前面に出した。
D 三重野さんを擁立したことは評価する。だけど、共産党は平松前知事の初陣以来、1回を除きすべて公認候補。共産党は「国や大企業言いなりの県政」と批判したが、有権者から「(共産党知事になれば)党言いなりの県政になる」との皮肉も聞かれた。
F 三重野さんは敗戦の弁で「投票しなかった人が多かったが、私にも入れないが広瀬さんにも投票できないという意味で現県政への消極的な批判なのでは」と語った。一理あると思った。
H 過去最低の投票率は、それも一つの要因だろう。しかし、政党が表立って広瀬さんを応援しなかったことも一因だと思う。選挙戦で冷めていた政党側が、広瀬さんに今後どう対応していくのか注目だな。
◇マニフェスト選挙は不発
J 全国的にはマニフェスト選挙と呼ばれたが、この知事選ではどうだった?
D 三重野さんはマニフェストを作りはしたが、「枚数も内容も多い法定ビラで勝負する」と言う姿勢で、広瀬さんは「選挙公約で示す」という考えだった。「具体的な政策を比較して1票を投じたい」という有権者の希望に応えるような工夫を陣営に求めたい。
H 広瀬さんはマニフェストの必要性を認めてはいるけれど、県民参加で作ったという長期計画に自信を持っているようだ。計画を実行するのは当然としても、政治家としての広瀬さんを評価する基となるマニフェストのようなものがあった方がいいと思う。
544
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/12(木) 04:49:45
◆県議選
◇広い選挙区に一苦労
E 市町村合併で選挙区が広くなったところでは、陣営は選挙遊説のコースにも苦労していた。合併した旧町では2時間も遅れ、待たされた人たちが怒って帰ってしまったケースも。候補者は顔を覚えてもらうのに一苦労だった。
C 陣営に合併はマイナスばかりじゃなかったよ。3度目の挑戦で現職を破った杵築市区の衛藤明和さんは「票を伸ばす好機」と見て合併した旧山香町、旧大田村に食い込んだ。この作戦が功を奏した。
B 社民党県連合の重野安正代表は「選挙区が減った分、定員複数区が増え、衆院選の小選挙区制が中選挙区制に戻ったような感じ。定員複数区では勝負になる」と色めきたっていた。そんな“副産物”もあったね。
G 佐伯市区では社民が議席を奪還した。組織の危機感がかなりなもので、旧市出身の候補らが旧郡部での浸透に苦労する中で、旧郡部にもある組織の票の上積みが当選に結びついたのではと思う。
◇現職らサバイバル戦も
J 現職らのサバイバル戦が各地で展開されたのも特徴だった。
B 候補の実名を挙げて「磐石」と書いたちらしまで出回った。「だから私に」ということなのだろうが、生き馬の目を抜く選挙の常とはいえ仁義にもとるように感じる。
I 自民推薦3人が立った竹田市区では、自民推薦の工藤一成氏が自治労の支持まで得て戦った。「自民会派入りはしない」という約束があったそうだが、サバイバル戦を象徴する話だった。
C 別府市区では、新人の嶋幸一氏がトップに迫る大量得票で当選したが、これは尾を引きそうだ。嶋氏を支援したのは自民党の岩屋毅・衆院議員。岩屋議員の子飼いの県議が生まれたわけだが、票を減らされた自民現職2人の各陣営はカンカン。支持者からは「もう総選挙では岩屋氏のために働かない」との声も聞かれた。
◇女性議員が1人に
I 8日の投票日に実施した知事選の出口調査で、県議選では誰に投票したかも聞いてみた。私は50人を調査したが「三重野氏、(共産公認の)堤氏以外の候補」の組み合わせが5人、「広瀬氏、堤氏」は2人いた。前者は「知事選は批判票」、後者は「野党がいないと議会のチェック機能が働かない」が投票理由だった。健全なチェック機能が働かないところに健全な県政はない、というのが実感できた。
J 女性議員が3人から1人だけになった。男女の区別にあまり意味はないかもしれないが、女性議員は与野党を問わず、広瀬氏に福祉や教育などの問題で熱心に質問していただけに残念だ。県議会の顔ぶれはかなり変わるが、広瀬県政をしっかりチェックしてほしい。
毎日新聞 2007年4月11日
545
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/12(木) 04:51:17
県議会:県議選当選の無所属新人6人、若手4人が新会派検討 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070411ddlk45010493000c.html
◇少数会派の不利多く、結成は流動的
県議選で初当選した無所属6人の会派入りの意向は、無所属のまま1人▽未定4人▽自民党入り1人。6氏が10日、毎日新聞の質問に答えた。うち、無所属のままの1人と、未定のうち3人(いずれも自民党籍)の30〜40歳代の若手計4人が新会派結成を検討する意向を示した。結成すれば議案提出権(4人以上賛同)を得られるが、3人以下の会派では不利な点も多く、25日の届け出期限までに旗揚げできるかどうか、流動的な情勢だ。【まとめ・中尾祐児】
6氏は、無所属新人の武井俊輔(32)▽松田勝則(41)▽西村賢(34)▽河野安幸(67)▽図師博規(37)▽黒木正一(56)。武井氏は、無党派の支持を集めた東国原英夫知事の直系「チルドレン」。一方、自民党県連によると、同氏以外は全員が党員。
既存の4会派への所属の意向は、武井氏が「地方議会に派閥は要らない」とし、1人会派を結成する考え。松田、図師、西村の3氏は「既存の団体に支援を受けていない新人同士なら組みやすい」(西村氏)と新会派構想に前向きだが、自民党員として活動してきた背景もあり「検討中」と口をそろえる。
元諸塚村議長の黒木氏は「白紙」としながら「自分は保守系」といい、慎重な姿勢。元清武町議長の河野氏は自民党会派入りを明言した。
また、知事が議会側に求める政務調査費の使途公開や、定数削減など改革への対応の質問では、河野氏が「定数は県内にバランスよく配分する必要がある」と議論の必要性を指摘したが、全員が改革に賛同した。
県議会事務局によると、条例案など議案提出は4人以上、意見書や決議案提出は3人以上の賛同が必要となる。各会派による議会での代表質問も、慣例で3人以上の所属がいなければ、質問時間が割り振られない。一般質問は1人会派でも可能という。
◇新議員45人に当選証書を付与−−県選管
県選管は10日、県議選で当選した新議員45人に当選証書を付与した。新議員の内訳は、現職32▽元職3人▽新人10人。県庁講堂であった付与式で若友慶二・県選管委員長は「県民の期待はこれまで以上に増大している」と述べた。
546
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/14(土) 09:14:25
無所属新人に新会派発足の動き 県議会
2007年4月13日 宮崎日日
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200704130111
県議選で初当選した無所属新人が13日、新会派結成へ向けて具体的に動きだした。30-40代の4人が県議会事務局で初めて集まり、今後の活動について具体的に意見を交わした。
議員発議条例の策定など議会改革を目指しており、25日の会派結成の届け出期日へ向けて調整を続ける。
新会派結成の動きを見せているのは、児湯郡区の図師博規氏、日向市区の西村賢氏、延岡市区の松田勝則氏、宮崎市区の武井俊輔氏。
4人は同日、東臼杵郡区の黒木正一氏とともに県議会事務局職員から会派の仕組みについて説明を受けた。また本会議場や委員会室、会派控室も視察。「県民の皆さんが何を望んでいるのか考えて判断する」(図師氏)と新会派結成へ前向きな姿勢を見せた。
547
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/15(日) 01:14:51
’07統一選・ながさき:2市長選/3市議選、あす告示 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070414ddlk42010443000c.html
◇長崎、佐世保市長選・市議選と大村市議選
統一地方選の第2ラウンドとなる長崎、佐世保の両市長選と、長崎、佐世保、大村の3市議選が15日告示される。長崎市長選は4人、佐世保市長選は3人が立候補を表明している。市議選は、長崎市が合併前の旧町ごとに選挙区を設け、定数は7増加。大村市は3減となった。3市の定数計112に149人が立候補の見通し。
◆長崎市長選
◇4人が出馬表明
4選を目指す現職の伊藤一長氏(61)と、新人で元市議の山本誠一氏(71)▽大学非常勤講師の前川智子氏(59)▽主婦の前川悦子氏(57)−−の4人が立候補を表明している。共産公認の山本氏以外は無所属で、政党の支持や推薦は受けていない。
伊藤氏は旧7町では三和以外で後援会組織を結成。連合長崎が前回の支持に続き今回も推薦を決め、推薦団体は950を超えた。
3月下旬に立候補を表明した山本氏は市議通算7期の実績を訴える。チラシ約8万5000枚を配り、現市政への批判票取り込みを狙う。
伊藤氏の多選や裏金問題を批判して立候補した前川智子氏は平和関係の会合や文化教室などに足を運び、知名度アップを図っている。
前川悦子氏は故岡本太郎さんが原爆をモチーフに描いた壁画「明日の神話」の長崎への誘致を訴えて立候補を表明した。
いずれの候補予定者も2月末以降の立候補表明で、短期決戦の様相。前回は57・63%と史上最低だった投票率の行方も注目される。
◆長崎市議選
◇62人が意向示す
合併時に定数特例を採用した結果、定数44の長崎区と、旧町ごとに設けられた定数各1の7選挙区で実施され、計62人(現職36人、元職2人、新人24人)が立候補の意向を示している。
長崎区では47人(前回56人)が出馬の見込み。現職は前回より3人少ない30人、新人も5人減って15人。02年の不正入札事件で辞職した元職2人も立候補の予定。香焼、伊王島、高島、野母崎、琴海の5区では現職と新人の一騎打ちになりそう。三和区は現職が今回統一選の県議選にくら替えし、空席を巡って新人4人が争う構図。外海区は現職が無投票の公算が大きい。
◆大村市議選
◇定数3減で混戦
市民団体の直接請求を受け、定数が3減の25となる。36人が立候補予定で混戦模様だ。現職は3人が引退し25人、元職1人、新人10人の見込み。女性は現職3人のほか新人1人が立候補の予定で、全員が当選すれば史上最多の4人になる。
毎日新聞 2007年4月14日
548
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/15(日) 01:16:33
’07統一選おおいた:大分市長選/別府市長選、あす告示 6市議選も /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070414ddlk44010466000c.html
◇209人が準備進め
知事選、県議選に続く統一地方選第2ラウンドで、大分、別府両市長選と、別府、中津、日田、津久見、杵築、宇佐の6市議選、大分市議補選が15日告示される。両市長選には現職のほか、それぞれ新人1人が立候補を予定している。6市議選には、総定数155に対し、209人が立候補の準備を進め、乱立または少数激戦模様となっている。市議補選(改選数1)には1人が名乗りを挙げている。立候補の届け出は同日午前8時半〜午後5時、各自治体で。投票は22日で、17日告示の玖珠町議選、姫島村議選と合わせ、各市町村で即日開票される。【梅山崇】
◇大分市長選
県都のかじ取り役を決める大分市長選には、再選を目指す現職の釘宮磐氏(59)が立候補を表明。前回選に対立候補を立てた自民、共産党はそれぞれ候補者擁立を見送ったが、無職で無所属新人の〓井文男氏(59)が出馬の意向を示しており、選挙戦になる可能性がある。釘宮氏は衆院議員からくら替えした前回選と同じ無所属で、政党、団体からの推薦などは受けない方針だが、連合大分などが勝手連的に支援を表明している。【大島祥平】
◇別府市長選
現職の浜田博氏(68)が3選を目指して出馬を表明している。政治団体の男性役員(30)も立候補の準備を進めている。同市長選は今回が戦後17回目だが、これまで無投票は一度もない。前市長の井上信幸氏(70)は不出馬を決めた。【渡部正隆】
◆別府市(定数29)
定数が2議席減るが、前回(34人)並みの33人が出馬の構え。内訳は現職21、元職2、新人10。新旧交代が進みそうだ。党派別(現有議席)では、自民12(17)▽公明4(4)▽共産3(3)▽社民1(4)▽無所属13。無所属には民主系2、社民系3、当選後に自民党会派に入るとみられる複数の人がいる。各党が現有勢力の維持を図るなかで、新たに議席獲得を目指す民主系2新人の戦いが注目される。【渡部正隆】
◆中津市(定数30)
下毛郡の旧4町村を吸収合併し44議席になったが、定数は14減に。現職34、元職7、新人8の計49人が名乗りを挙げている。党派別の内訳は▽自民、民主各1▽公明2▽共産3▽無所属42。
大乱立で、当初当選ラインは投票率にもよるが、800〜900票台と予想され、有権者の多い旧市出身の立候補予定者は「決して安心出来ない」と必死の攻防を繰り広げる。旧郡出身者は、先の県議選で旧郡出身の議員が当選したことで「自分たちも」と勢いづいている。【大漉実知朗】
549
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/15(日) 01:16:52
◆日田市(定数28)
05年の合併に伴う旧5町村の市議増員(8人)選挙で定数34になったが今回から28に削減。現職27、元職1、新人7の計35人の出馬が予想され、党派別の内訳は▽民主1▽公明2▽共産3▽社民1▽無所属28(うち社民系4)。旧市郡入り乱れての攻防になりそうだ。特に旧郡から12人が名乗りを挙げ、激戦は必至。
一方、現職1人が市長選に転身。諌山洋介議長(無所属)、松野宏司副議長(公明)のほか、社民系のベテラン3人が引退し、新旧交代が加速する。【楢原義則】
◆津久見市(定数16)
「平成の大合併」で合併が進み、構図が変わる中、今回6市議選の中で別府市と共に合併のない選挙区。定数が18から16に減った。現職のうち計7人が県議選に立候補したり、引退したため、顔ぶれが大幅に入れ替わる。立候補予定者の内訳は現職11▽新人6▽元職1の計18人。党派別では公明、共産、社民が各1、無所属15。【下畑和幸】
◆杵築市(定数22)
合併(05年10月)後初の選挙。定数は在任特例の45から半減するが、30人(現職25、新人5)が出馬の構え。党派別では公明1、共産2の他は全員が無所属。
旧市町村の地域対立が注目されている。有権者の7割近くを占める旧杵築市から14人▽4分の1の旧山香町から13人▽5%の旧大田村から3人−−が出馬の予定。旧町村は乱立気味で、旧市での得票が明暗を分けそうだ。【渡部正隆】
◆宇佐市(定数30)
宇佐郡の旧2町と旧市の対等合併で55議席になったが、一気に25減となる。今回は宇佐(定数21)▽安心院(同5)▽院内(同4)の3選挙区に分かれる。宇佐は現職24人(共産2、他は無所属)、新人3人(公明1、他は無所属)、安心院は現職9人(共産1、他は無所属)、院内は現職7人(全て無所属)が名乗りを挙げ、他に数人の動きがある。
次回選挙からは全市1区になるため、現職、新人が入り乱れての生き残りをかけた戦いが既に始まっている。【大漉実知朗】
毎日新聞 2007年4月14日
550
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/15(日) 01:20:30
’07統一選・くまもと:第2ラウンド 人吉市長選・上天草市長選、あす告示 /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/news/20070414ddlk43010452000c.html
◇5市議選、1市議補選も
統一地方選第2ラウンドのうち人吉、上天草両市長選と熊本、人吉、荒尾、水俣、合志の5市議選が15日告示される。両市長選はいずれも無所属新人5人の立候補が予想されている。人吉市長選はごみ処理施設の燃料入札を巡る汚職事件で福永浩介市長が逮捕・起訴され、市政の刷新や川辺川ダム建設問題などが争点。何川一幸市長の県議選出馬に伴う上天草市長選は、悪化する財政をどう立て直すかが問われる。立候補の届け出は午前8時半から午後5時まで各市選管で受け付ける。17日告示の町村長・町村議選とともに22日に投開票される。【山田宏太郎】
◇5新人出馬、混戦か−−人吉市長選
消火器販売業、家城正博氏(58)▽ガス販売業、上原義武氏(72)▽観光会社社長、高瀬清春氏(60)▽元冠婚葬祭業、田中信孝氏(59)▽市議長、別府靖彦氏(54)−−の5人が、事実上の前哨戦を活発に繰り広げている。5期20年務めた福永浩介市長(67)が3月に収賄罪で起訴されたこともあり、混戦となりそうだ。
家城氏は自転車で市内を行脚。「長期政権で市政は腐敗した。しがらみからの脱却を」と呼び掛ける。
川辺川ダム反対の上原氏は市内外のダム反対派市民団体が支援。「清流を残すことが地域活性化の道」と主張する。
市議時代の支援者が核となる高瀬氏もダム反対を掲げる。国民宿舎の建て替えなど独自の観光振興策でも支持を訴える。
過去2回、次点の田中氏は「三度目の正直」と雪辱を期す。入札制度改革と民間活用による大幅な歳出削減を掲げる。
市議長の経験をアピールする別府氏は福永市長を支援してきた自民人吉支部が支援。NPOとの協働による財政健全化策を打ち出す。
3月29日現在の有権者数は3万83人(男1万3585人、女1万6498人)。【阿部周一】
◇上天草市長選も5新人
会社役員、尾上一久氏(50)▽元市職員、川端祐樹氏(35)▽前市議、切通英博氏(45)▽元市議、田中銑之助氏(60)▽元旧龍ケ岳町長、辻本両造氏(62)−−の5人が立候補を表明している。
同市の最大の課題は、財政再建と旧4町が合併時に合意した松島市庁舎の建て替え問題。財政については「メリハリのある支出と市長を含む人件費のカット」(尾上氏)▽「リストラだけでなく企業誘致などで生産性向上が必要」(川端氏)▽「スポーツキャンプ誘致などで収入増」(切通氏)▽「市長給与をカット。住民負担は増やさない」(田中氏)▽「市職員の勧奨退職などを進める」(辻本氏)−−などと主張。
松島庁舎については「住民の意見を聞く」などと、各陣営では慎重な意見が目立っている。
8日現在の有権者数は2万7917人(男1万2822人、女1万5095人)。【門田陽介】
◆熊本市議選
◇定数減で激戦必至
現職42人▽元職1人▽新人19人−−の計62人が立候補を予定している。候補者数は戦後最少にとどまるが、議員定数が4減の48となるため、激戦に変わりないようだ。
政党別では自民16人▽民主3人▽公明7人▽共産3人▽社民1人▽国民新1人▽諸派1人▽無所属30人。5人が20代で、いずれも国政選挙や市長選などの公開討論会主催に携わった経験がある。街頭演説などで支持拡大を目指すが、若さのアピールに偏りがちな予定者もおり、無党派の支持をつかめるか注目される。
女性も12人で戦後最多となりそう。女性というだけではなく、政策でどれだけ有権者を引きつけられるかが重要だ。
◆人吉市議選
◇23人出馬の動き
現職15人、新人7人、元職1人の計23人が立候補を予定している。現職6人が市長選へのくら替えや引退を表明したものの、定数が2減り、少数激戦となりそうだ。
地域経済の浮揚策などが主な争点で懸案の川辺川ダム問題は住民投票の是非が議論された前回に比べ盛り上がりを欠く。
551
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/15(日) 01:20:53
◆荒尾市議選
◇25人が立候補か
定数4減で22となった。現職19人▽元職1人▽新人5人の計25人が立候補を予定している。党派別では、公明、共産各2人▽社民1人▽新社会4人▽無所属16人。女性は4人とみられる。
社民、共産、新社会が現有勢力を守れるかも焦点。公明は現有2議席の維持を目指す。無所属では現職15人のうち13人、元職1人に新人2人の計16人が議席獲得を狙う。
◆水俣市議選
◇過去最少激戦?
定数4減の18人に現職14人▽元職2人▽新人4人の計20人が立候補を予定している。過去最少の少数激戦となり当落ラインが上がりそうだ。女性は3人が立候補しそう。
党派別では自民4人▽公明1人▽共産2人▽無所属13人。県議選にくら替えした2人のほか、現職6人が勇退する。
◆合志市議選
◇27人が立候補か
旧合志、旧西合志町が合併、在任特例で旧両町議が市議となった合志市は、初の市議選となる。定数24人に対し、27人が立候補を予定している。
内訳は現職17人▽元職1人▽新人9人。政党別は公明1人▽共産2人▽無所属24人。
◆上天草市議補選
◇5人が出馬予定
また、市議が県議選、市長選に転出したことで欠員が生じた上天草市議選補選(改選数2)も同日告示される。元市議2人、新人3人の計5人が立候補出馬を予定している。
毎日新聞 2007年4月14日
552
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/15(日) 01:22:26
’07統一選・みやざき:後半戦 5市議選、あす告示 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070414ddlk45010483000c.html
統一地方選後半戦は、15日に宮崎、延岡、小林、日向、串間の5市議選▽17日に5町村長選と12町村議選が、それぞれ告示される。5市議選は市町村合併が進んだのに伴い総定数は前回03年より4増えて146に、立候補者数も28人増の198人が予想されている。一方、町村議選は前回より合併で11町村減り、12になった。12町村も定数を3〜6削減しており、総定数は前回より202の大幅減で130になった。180人ほどの立候補が予想される。5町村選は計8人が立候補予定。清武、南郷、木城3町では現新の一騎打ちの公算が大きい。川南町と諸塚村は今のところ、現職しか出馬を表明していない。投開票はいずれも22日。【中尾祐児】
◆宮崎市議(定数46)
◇乱立模様、66人出馬か
昨年1月の周辺3町との合併後初の市議選となる。特例で84人が在任するマンモス議会は今回、定数46になる。現職59人(合併前の宮崎市33、旧佐土原町12、旧高岡町7、旧田野町7)と新人7人の計66人が乱立し、75年以降最多の立候補者数となりそうだ。選挙区がなく、当選ラインが高くなる旧町出身者は厳しい選挙戦が予想される。
政党別では、自民は知事選の党紀違反者や党支部の執行部に批判的な離反者が出て前回の5分の1の2人にとどまる。公明は6人、民主、社民、共産は各4人。
市は合併後の生活基盤の整備事業となる新市建設計画を進めるが、市債残高(借金)は2000億円を超え、財政の立て直しを迫られている。また、観光地・青島で廃虚となっているホテルの再開発にどう取り組むかも注目される。【関谷俊介】
◆延岡市議(定数33)
◇選挙区拡大で激戦予想
立候補が予想されるのは現職31人、元職2人、新人17人の計50人。合併前の延岡市33人、旧北方町5人、旧北浦町8人、旧北川町4人。旧「3北」を吸収合併して面積は約3倍になり、選挙区は広大になった。有権者が全体の1割しかない3北から3割の立候補が予定されており、3北からの市内移住者などの親類、知人を狙った激戦が予想される。
合併した3北が持ち込んだ市債残高(借金)は201億5600万円に上り、07年度末の市の借入金総額は合計1196億100万円に膨らむ見通しだ。これらの利払い問題や、合併による地域格差の是正などを巡り、活発な舌戦が展開されそうだ。【甲斐喜雄】
◆小林市議(定数24)
◇まちづくり論点に
昨年3月の合併新市の発足後、初の議員選。特例で旧小林市議22人、旧須木村議11人の計33人がそのまま在任しているが、定数は24に減る。立候補を予定しているのは現職21人、新人7人の計28人。党派別では公明2人、共産1人、無所属25人。女性は3人。
旧村から出馬予定の現職6人の戦いぶりが焦点。旧村では100票前後だった当選ラインが今回は700票前後に上がる見込み。各陣営は市域での大幅な上積みを狙い、支持拡大に懸命だ。
隣接の高原町、野尻町は統一選後に法定合併協議会設置を小林市に求める意向を示している。新たな合併の是非を含むまちづくりが論点になりそう。【木元六男】
◇ ◇
小林市は対等合併で誕生した新市のため、現在は在職していない旧市村の元議員は新人とします。
◆日向市議(定数26)
◇地縁、血縁頼りの戦い
日向市と旧東郷町の合併後初の選挙に31人が立候補を予定している。新旧別では現職24人、元職1人、新人6人。旧町から現新合わせて7人が出馬の構え。合併前の市内には旧町など入郷地区からの移住者が多く、地縁、血縁頼りの選挙戦が繰り広げられそうだ。
国内最大手の製材・加工メーカーの進出問題が争点に浮上。高価格での木材購入を約束しており、山主ら生産者にとっては魅力的な進出計画。一方、製材関係者らは反対姿勢だ。新議会には賛否双方の請願が出されることが予想され、各候補の発言に関心が集まりそうだ。【甲斐喜雄】
553
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/15(日) 01:23:04
◆串間市議(定数17)
◇定数減に23人が予定
定数が4減の17になって初めての選挙。現職18人、元職1人、新人4人の計23人が立候補を予定しており、少ない枠を巡って激しい選挙戦が予想される。党派別では自民、公明、共産が各1人で他は無所属。
昨年7月の市長選で自立派の鈴木重格市長が再選されて合併を巡る論議はひとまず終息し、焦点は市の活性化と財政再建に移った。市は昨年来、産業振興と雇用拡大策に企業誘致を図ったが、思惑通り進んでいない。人口減による税収不足も深刻だ。【塩満温】
==============
◆統一地方選後半の日程◆
告示 投票 選挙 自治体名(定数)
15日 22日 市議 宮崎(46)延岡(33)
小林(24)日向(26)
串間(17)
17日 22日 町長 清武、南郷、木城、川南
村長 諸塚
町議 清武(13)南郷(10)
三股(12)高原(10)
綾(10)新富(14)
木城(10)川南(15)
都農(10)
村議 西米良(8)諸塚(8)
椎葉(10)
毎日新聞 2007年4月14日
554
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/15(日) 14:34:06
自民宮崎県連会長 公選法違反で逮捕 官製談合事件と体質不変 「なぜカネ断ち切れぬ」 公認市議候補予定者 批判票を警戒
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/miyazaki/20070414/20070414_003.shtml
官製談合事件に絡んで前知事が辞職し、1月に出直し知事選が行われたばかりの宮崎県で、今度は同県議選に絡む公選法違反(買収・供応)容疑で自民党同県連会長の川添睦身容疑者(73)が逮捕される不祥事が起き、統一地方選さなかの県政界が揺れている。いずれの事件も、背景にあるのは「政治とカネ」のしがらみ。同党に対して有権者の目線はさらに厳しく、告示直前の市議選立候補予定者からも「なぜいつまでもカネを断ち切れないのか」と怒りの声が上がっている。
同県連は、県内5市議選(15日告示、22日投開票)で現職9人、新人1人の10人を公認。延岡市議選に立候補を予定する同党現職は川添容疑者の事件後、支援者から「残念だ」「自民党はもう知らない」などと言われ、「何とかこらえてほしい」となだめて回ったという。同予定者は「官製談合事件の反省はどこにいったのか。自民党は何も変わっていない」と憤った。宮崎市議選に立つ予定の同党現職も「ショックだ。指導する立場の人間(川添容疑者)でありながら、あまりにも感覚が古すぎる」とした上で「選挙では批判票が出るだろうから、自分の支援者を頼りにするしかない」と話した。
同県では、出直し知事選で党公認候補が惨敗、今月8日に投開票された県議選でも改選前(32議席)から6議席減らすなど、自民勢力は後退気味だ。県連幹部は「公認候補に申し訳ない」と肩を落とし、今夏の参院選に影響が及ぶことにも危機感を募らせる。
同県連は13日、川添容疑者から出された会長辞任届を受理し、坂元裕一・同県議を会長代行に決めた。坂元会長代行は「世襲や従来の慣習などをやめて大衆政党に生まれ変わらなければいけない」と党再生へ語気を強めた。
=2007/04/14付 西日本新聞朝刊=
555
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/16(月) 20:15:17
東国原知事「定例会見必要ですか」
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070416-OHT1T00193.htm
宮崎県の東国原英夫知事は16日の定例記者会見で、会見の開催そのものに疑問を投げ掛け「定例会見って必要ですかね」「特筆すべき発表事項がないときは、なくてもいいのでは」などと持論を展開。報道陣と激しいやりとりになる場面があった。
冒頭、自ら会見について切り出した東国原知事は「記者会見というのは物事が起きたときにその都度やればいいことで、定例的にやる必要はないんじゃないか」などと述べた。
「記者側からの質問もある」と報道陣から異論が出ると「じゃあ定例会見の内容を全部(新聞に)載せてくれるんですか」「あなたたちが聞きたいことが必ずしも県民の聞きたいこととは思わない」と気色ばむ一幕も。
「必要なときだけやるか。県民の皆さんに聞いてみましょうよ」とも話したが、最後は「必要じゃないとは言ってない。やりますよ。無駄な議論はしないで進めましょう」と、この日の会見は予定通り行った。
一方、就任直後から続くテレビ出演については「出すぎ」という批判のメールが一部から届いていることを明らかにした上で「公務をおろそかにしているつもりはない。テレビ、メディアに出続けて(宮崎の)PRはしなきゃいけない」と説明した。
(2007年4月16日20時05分 スポーツ報知)
556
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/16(月) 22:53:47
「選挙になるなら…」現職出馬せず 大口
2007年04月16日 朝日鹿児島
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000704160002
大口市議選(定数16)には16人しか立候補の届け出をせず、無投票当選が決まった。同市では55年以来、14回目の市議選だが、無投票当選は初めて。
当選者の内訳は現職12、新顔4で、党派別では公明1、共産1、社民1、無所属13。県議選に候補を擁立した民主は議席ゼロとなった。
先月の立候補予定者説明会には定数と同じ16陣営が出席。その後、新顔2陣営が新たに立候補の動きを見せていた。一方、説明会に出席しながら「選挙になるなら出馬しない」という現職もおり、選挙戦になるかどうか注目されていた。
結局、立候補の動きを見せていた新顔1人の出馬を受けて、現職1人が辞退。さらに、「有権者のためにも無投票はよくない」と最後まで立候補を模索していた別の新顔が15日午後に、「準備が整わない」と断念して、無投票が決まった。
今回は、定数削減で4議席減った。さらに、菱刈町との合併協議が進行中で、合併目標期日が来年11月1日と決まった。最短で任期が1年半と短いことも候補者が少なかった一因とみられる。
ある立候補経験者は「地縁、血縁優先の選挙で、政策を訴えても聞いてもらえない。一度も質問に立たない議員もいる」。さらに、「有権者も事務所にヤカンに入れた焼酎を置かないと文句を言うなど古い体質があり、魅力に乏しい」と選挙に立つ難しさを話す。
同市羽月のタクシー運転手、下塩入良明さん(56)は「任期が短いということもあるだろうが、できれば選挙をして、みんなの評価を受けるべきだ」。
市内には、誰が作ったのか白地に黒で「変えんないかん!」と書かれた大きなポスターがあちこちに立っている。しかし、市民は選択することなく市議選は終わった。
557
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/16(月) 22:56:48
普天間移設巡り論戦/宜野湾市長選
2007年04月16日 朝日沖縄
http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000000704160002
統一地方選の市長、市議選が15日、告示された。市街地の中に米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾市長選も、そのひとつだ。あくまで国外への移設を求めるのか、県内もあり得るのか。候補者2人の主張は真っ向から対立している。日米の移設返還合意から11年を経て、いまだ動かぬ基地。その重圧の下、有権者はそれぞれの思いを抱きながら、一票を投じる先を見つめている。
「普天間を米国へ移す、これが私たちの声だと日米両政府に強く訴えたい」。15日の出発式。再選を目指す伊波洋一氏(55)=民主、共産、社民、沖縄社会大衆推薦=は真っ先に普天間問題を取り上げ、日米が決めた名護市辺野古崎への移設に反対する姿勢を明確にした。
伊波氏は市職労委員長や革新系県議の時代を通じ、反基地・平和運動に取り組んできた。03年の前回市長選では、普天間の「県内移設反対」「5年以内の返還」を掲げ、初当選した。
以来、普天間の閉鎖や米国への移設を日米両政府に直接働きかけ、問題解決をめざしてきた。両政府は、思うようには動いてくれない。だが、伊波氏は普天間所属部隊の海外訓練が多い現状などを指摘し、「日米が決断しさえすれば、グアム移転も可能」と説く。
前市教委教育部長の外間伸儀氏(59)=自民、公明推薦=は出陣式で、停滞する地元経済の浮揚策などを訴えながら、基地問題についても「普天間の返還を進めるには、県や国と連携する必要がある」と力説。国や、県内移設を容認する県と足並みをそろえる姿勢を見せた。
普天間の危険を直ちに除去すべきだとの点では外間氏も同じ。だが、35年間市役所に勤め、企画部長などを務めた行政マンの目には、「伊波流」は県や国に背を向けた無謀な試みと映る。
普天間移設を巡る国との協議の当事者は県と名護市。宜野湾市に移設先を左右する権限はない。返還後の跡地利用では、財政支援を仰ぐ立場だ。「一市長が独自に動くには無理がある。経済を公共事業で浮揚させるためにも、国などとの密接なパイプが欠かせない」と外間氏は言う。
両候補の陣営には、大勢の人が第一声を聞きに集まった。
そろいの鉢巻きやジャンパーで青一色となった外間氏の出陣式。真栄原1丁目で米などを売っている男性(53)は右手を突き上げ、「ガンバロー」と叫んだ。足元の市民の暮らしを大切にしてほしい。その思いで駆けつけた。
景気回復の実感はない。取引先の居酒屋への納品が3日に1回から1週間に1回になり、近所で空き店舗も増えた。
気がかりなのは未成年者の非行だ。沖縄県は補導率が千人当たりの人口比で全国トップクラス。5年前からボランティアとして非行防止に取り組むが、行政の対応は消極的だった。これまでの伊波市政を「基地問題への対応に偏りすぎている」と批判し、「他の問題にも目を向けてほしい」と話した。
シンボルカラーの黄色に染まった伊波氏の出発式。大山2丁目のガーデンデザイナー高杉忠さん(46)は拍手をしながら、「言葉に力のある市長が外へ発信し続けない限り、基地は動かない」との思いを強くした。
8年前、沖縄の風土にひかれ、福岡市から移住した。頭上でいつも訓練をしていた米軍の大型ヘリが3年前、市内の大学に墜落。「危険と隣り合わせでは、暮らしも足元から揺らいでしまう」と痛感した。
普天間の返還が決まって11年。「だまっていたら、何も変わらない」との思いが募る。「国とのパイプにすがっていては、結局のみ込まれてしまう。国と向き合い、対等の立場で訴える。それが、今の自治体のあり方じゃないですか」
558
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/17(火) 08:33:29
自民、安定多数31人 県議会の会派勢力決まる 讀賣熊本
自民党県連は16日、県議選(定数49)で当選した現職25人に、党推薦の4人と無所属の2人を加えた計31人の会派届を県議会に提出した。自民党は改選前に続き、安定多数を確保した。民主・県民クラブ(7人)、公明党(3人)、新社会党(1人)も同じく提出し、無所属の7人を含め県議会の会派勢力が固まった。
自民党は改選前(定数55)は39議席を占めていた。16日の県連役員会と議員団総会で、県議選で当選した推薦、無所属候補6人の入党と会派入りを承認した。6人には浦田祐三子氏(玉名市区)が含まれ、同党では唯一の女性県議となる。
記者会見した西岡勝成幹事長は「議長や各常任委員長ポストを取れる絶対過半数を確保でき、党の政策を遂行していく上で非常に良かった」と話した。
民主・県民クラブには、改選前まで県民クラブ(5人)に所属していた4人に加え、民主党公認で当選した濱田大造氏(熊本市区)と無所属の2人が加わった。公明党、新社会党は改選前と同じ顔ぶれ。
(2007年4月17日 読売新聞)
559
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/17(火) 15:59:25
自民31人で絶対多数に 県議会の会派 熊本日日
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20070417200001&cid=main
県議会の各会派は十六日、改選後の名称や構成メンバーを県議会事務局に届け出た。最大会派の自民党県議団は初当選の六人を加えて三十一人となり、全常任委員会で過半数を占める絶対多数を確保。第二会派の県民クラブは「民主・県民クラブ」と名称を改め、改選前より二人多い七人とした。
自民は同日の党県連役員会で、既に追加公認した四人と、新たに入党希望があった渕上陽一氏(山鹿市区)、山口裕氏(上天草市区)の入党を正式決定。議員団総会で六人の入団を認めた。団長は引き続き山本秀久氏(芦北郡区)が務める。
民主・県民クラブは、既に会派入りを決めていた民主党新人の濱田大造氏(熊本市区)、無所属新人の西聖一氏(同)に加え、無所属現職の福島和敏氏(八代市・郡区)が参加を決めた。構成する七人のうち民主公認が二人、同推薦が四人いることから会派名を変更。代表に就いた渡辺利男氏(熊本市区)は「中央の二大政党化の動きと同様、県議会でも(自民対民主の)対立軸が分かりやすくなる」と話している。
公明党と新社会党は、改選前と同じ構成で届け出た。県議会の会派構成(十六日現在、○は代表者)は次の通り。(小多崇)
【自民党県議団=三十一人】○山本秀久、西岡勝成、児玉文雄、倉重剛、松村昭、村上寅美、前川收、早川英明、小杉直、馬場成志、荒木義行、中原隆博、藤川隆夫、松田三郎、井手順雄、吉永和世、中村博生、重村栄、佐藤雅司、守田憲史、池田和貴、小早川宗弘、溝口幸治、九谷弘一、森浩二、田代国広、渕上陽一、山口裕、浦田祐三子、上田泰弘、高野洋介
【民主・県民クラブ=七人】○渡辺利男、鬼海洋一、平野みどり、鎌田聡、福島和敏、濱田大造、西聖一
【公明党=三人】○竹口博己、氷室雄一郎、城下広作
【新社会党=一人】岩中伸司
▽無所属 大西一史、堤泰宏、内野幸喜、早田順一、吉田忠道、田端義一、船田公子
560
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/17(火) 17:17:42
自民県連:新県議6人が入党 絶対安定多数を確保 /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/news/20070417ddlk43010455000c.html
入党が認められたのは、菊池郡区の田代国広さん(64)▽玉名市区の浦田祐三子さん(35)▽下益城郡区の上田泰弘さん(31)▽八代市郡区の高野洋介さん(29)−−の推薦候補4人と、選挙後に各支部から入党申請が出されていた山鹿市区の渕上陽一さん(42)と上天草市区の山口裕さん(35)。
会見した西岡勝成幹事長は絶対過半数確保について「党の政策遂行の上で非常に良かった」と満足げ。他の無所属当選者の入党希望については古閑三博県連会長は「現職公認で落選者もいる。希望があっても話し合いが必要。拙速は許されない」と慎重姿勢を示した。
この結果、各会派の人数は自民31▽民主・県民ク7▽公明3▽新社会1▽無所属7−−となった。
毎日新聞 2007年4月17日
561
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/17(火) 17:20:40
東国原知事:新会派の動きに期待 無所属若手結成を検討「守旧派に一線画す」 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070417ddlk45010601000c.html
県議選で初当選した無所属の若手議員に新会派結成の動きがあることに関し、東国原英夫知事は16日、定例会見で「守旧派に一線を画す動きは政治的に正しい。議会活性化に資するなら、積極的にやってほしい」と期待する考えを述べた。
新会派を巡っては、東国原知事支持の直系チルドレン、武井俊輔氏(32)が結成を明言。自民党籍はあるが、無所属で当選した30〜40代の3人が新会派に合流するかどうかを検討している。
一方、県議選で初当選した長男博氏(45)=自民公認=への投票を依頼したとして前自民党県連会長の川添睦身容疑者(73)が公選法違反容疑で逮捕された事件については「あしき慣習が残っていたことに憤りを感じる」と批判。博氏に対しても「公人として有権者に経緯を説明する必要があるのではないか」と述べた。【中尾祐児】
毎日新聞 2007年4月17日
562
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/18(水) 18:15:10
県議会:会派を届け出 「自民」は40人に /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/news/20070418ddlk46010721000c.html
県議会(定数54)は17日、県議選で当選した各議員が会派を届け出、新しい勢力が固まった。第2会派は「民主・社民・無所属連合」で、参加は6人にとどまった。連合の推薦を受けた無所属のうち、山口修氏(鹿児島市・郡区)と中山信一氏(志布志市・曽於郡区)は参加せず、それぞれ無所属で活動する。
最大会派の「自民党」は、自民公認39人に無所属で初当選した川野威朗氏(姶良郡区)が加わり、40人に。03年の前回改選後より1多いスタートとなった。「公明党」が3人、「共産党」が1人。無所属は計4人で、山口、中山氏のほかは、中重真一氏(霧島市区)と、禧久伸一郎氏(大島郡区)。
毎日新聞 2007年4月18日
563
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/19(木) 16:00:27
乱立の天瀬、共倒れ懸念…日田市議選
似る政策、判断決め手欠く 讀賣大分
合併後初めて、全市一区で行われている日田市議選。その中で、「豊後3大温泉」の一つ、天ヶ瀬温泉で知られる同市天瀬町地区の戦いが、一際、熱を帯びている。
合併に伴う旧町村ごとの増員選挙(2005年4月)では定数3を5人で争ったが、今回は現職3人、新人3人の計6人が立った。旧町の有権者数は約5300人。単純に割れば1人あたり約900票。当選ラインと見込まれる1200票には届かない。
地域住民の間には「共倒れ」を心配する声さえある。
■ ■
天ヶ瀬温泉の旅館組合は、地元の2人を推薦した。
「従業員らの票を分けようと思っているが、共倒れは困る」。旅館の軒先にいた経営者の50歳代男性は、そう話した。地域の代弁者を失えば、温泉街が今まで以上に衰退してしまう、と心配しているのだ。
この温泉地はかつて、JR天ヶ瀬駅から観光客が長蛇の列を作るほどにぎわったとされる。だが、今、その面影はない。シャッターを下ろした店舗が目立つ。経営難で営業をやめ、更地になった旅館跡もある。
男性経営者は、今さら推薦する2人のうち1人に絞るに訳にもいかない、と思っている。「最終的には、(従業員)それぞれの日ごろのつきあいになるのかも……」。地元から市議会に送り出し地域振興を図りたいとの思いは強いが、これといった妙案もなく、困り顔だった。
■ ■
候補者たちにとっても、6人の乱立は想定外だった。
当初は4人くらいを予想していたという新人候補の陣営幹部は険しい表情で語った。「天瀬だけの票では当選ラインに届かないのは確か。縁故を頼って旧日田市内の票も確保しなければならない」
だが、旧市内の候補者の選挙カーも連日、旧郡部に押し寄せてくる。旧市内に移り住んだ旧町出身の市民を通じた“切り崩し”もあり、厳しい状況だ。
「住民にとって、生活の不都合を訴える先は市の振興局よりまず市議。近場に議員がいないと困るという感覚があると思う」。現職候補の一人は、「地元」という看板の強みを信じて支持を訴えている。
一方で、有権者にとっては6人とも「地元の候補」と映る。おまけに、訴える政策に大きな差はない。「温泉街の活性化など観光による地域浮揚」「福祉の充実」「子育て支援」……。票を託す選択は難しく、判断に揺れている。
(2007年4月19日 読売新聞)
564
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/19(木) 17:27:18
県議会:無所属新人4人、新会派結成へ 知事支持、議会改革目指す /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070419ddlk45010455000c.html
県議選で当選した無所属新人の若手4人が18日、宮崎市で会合を開き、新会派を結成する方針を固めた。東国原英夫知事の改革姿勢を支持し、議会改革や政策条例の議員提案を目指す。
新会派を結成するのは、松田勝則(41)▽図師博規(37)▽西村賢(34)▽武井俊輔(32)−−の4氏。4人は「自民党と協力関係を保ちたい」との考えで一致しており、保守系会派の位置づけになる見通し。武井氏以外の3氏は自民党籍がある。25日に県議会事務局に新会派結成を届け出る。
18日の会合では「既成政党に属さない政策集団を旗揚げすべきだ」と一致。会派名は「チームみやざき」などの案が出たという。組織は代表と副代表を置き、今後、会則や政治理念を協議する。【中尾祐児】
毎日新聞 2007年4月19日
565
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/19(木) 19:12:31
核廃絶 世界に訴え 伊藤一長・長崎市政の歩み 地域にも目配り 西日本長崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/nagasaki/20070419/20070419_002.shtml
凶弾に倒れ亡くなった長崎市の伊藤一長市長は「平和都市」長崎の市民、日本国民を代表して世界に核兵器廃絶を訴える一方、「長崎さるく博’06」を成功させ観光都市の復興に道筋をつけるなど地域への目配りを欠かさなかった。周辺7町と合併後初めての今回の市長選では「これからの4年間が勝負になる」と訴えたが、22日の投開票日を迎えないまま前途を断たれた。
海外にも積極的に足を運び、被爆地の声を届けた。2005年5月に米・ニューヨークの国連本部であった核拡散防止条約(NPT)再検討会議では、演説で「黒焦げの少年を見てください」と長崎原爆犠牲者の写真を掲げ、核兵器依存から抜けきれない超大国に核兵器の非人道性を説いた。
長崎平和祈念式典での平和宣言は12回。最後となった昨年8月9日には「人間はいったい何をしているのか」と語りかけ、進まぬ核廃絶への憤りをあらわにした。
怒りは日本政府にも向けられた。国民保護計画で核攻撃への対応を求める国に対し「被害は防ぎようがない」として、被爆者団体の叫びを受け止める形で長崎市の同計画から核攻撃想定の項目を除外した。
日本初のまち歩き博覧会と銘打った昨年の「長崎さるく博’06」には目標を上回る1008万人が参加し「市民は長崎の歴史の深さや楽しみ方を再発見した」。観光都市「長崎」の看板イベントに育てようと今月1日に「長崎さるく」を再開したばかり。伝統野菜の復活やクジラを学校給食に採用するなど農水産物の地産地消にも力を入れていた。
■伊藤一長氏の発言集
「市民の期待と責任の重さを感じている。(本島氏には)お疲れさまでしたと言いたい。(平和行政など)良い面は継承させてもらいます」(1995年4月24日、長崎市長選で本島等氏を破り初当選して)
「被爆者に次の50年はない。戦争に至った歴史、戦争の悲惨さ、被爆の実相を学び、平和な未来をつくるため世代や国を超えて努力しよう」(1995年8月9日、被爆50年の長崎平和宣言)
「黒焦げの少年を見てください。この黒焦げの少年に何の罪があったのでしょうか。この惨劇が自分に起こると想像してほしい。長崎市民は核兵器の存在を許さない。今会議で廃絶の具体的筋道を示すべきだ」(2005年5月4日、米ニューヨーク国連本部の核拡散防止条約再検討会議で)
「核保有国の指導者の皆さん。いかなる理由があっても核兵器は使われてはなりません。そのことを私たちは身をもって知っています」(2005年8月9日、被爆60年の長崎平和宣言)
「司法判断は重く受け止め、尊重したい。ただ、支給義務が地方自治体にあるとの判決は、正直なところ納得しかねる面もある。被爆者援護は国家補償的な要素を含んでおり、本来は国の責任でやるべきことを自治体がやっている」(2006年6月13日、在外被爆者の手当支給義務が国ではなく市にあるとした最高裁判決を受け)
「核兵器は科学者の協力なしには開発できません。科学者は、自分の国だけではなく、人類全体運命と自らの責任を自覚して、核兵器の開発を拒むべきです」(2006年8月9日、長崎平和宣言)
「国際社会の厳しい抗議と即時撤回を求める要求をことごとく無視して核実験を強行するという暴挙に、強い憤りを覚える」(2006年10月10日、北朝鮮の核実験に抗議し)
「核兵器が使われれば市民を守るのは不可能だ。安易に盛り込めば、核被害は軽微との誤解を招きかねない」(2007年1月31日、長崎市の国民保護計画から核攻撃想定の項目を除外することについて)
「市民から(合併した長崎市の)今後の道筋をつけなくてはいけないと言われた。4選はいいことではないが、選ぶのは有権者。市長選に立候補させていただきたい」(2007年2月27日、4選を目指し市長選立候補表明会見で)
「これからの4年間が長崎にとっても日本にとっても大きな節目だと思う。この4年間で日本の地方自治、日本の民主主義、草の根デモクラシーが確立されれば、素晴らしい故郷、素晴らしい日本になると思う」(2007年4月15日、市長選告示日の出陣式で)
=2007/04/19付 西日本新聞朝刊=
2007年04月19日12時45分
566
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/19(木) 19:19:15
伊藤市長の横顔/長崎愛した熱血漢 夢追い活性化に執念 長崎
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070419/15.shtml
夢追い、志を実現する熱血漢−。凶弾に倒れた長崎市の伊藤一長市長(61)は、被爆地の声を国内外に代弁する“平和市長”として語られることが多かった。だが、親しい関係者の声を拾うと、長崎をとことん愛し、話には気さくに耳を傾ける「一長(いっちょう)さん」が見えてきた。
「長崎市の水問題」。伊藤氏が県立長崎西高時代、同じ同好会の女子生徒にこっそり披露した独自の市政展望リポート。中身をしゃべり出したら、止まらなかった。
「一長さんは本当に長崎が好きやった」。市内在住の主婦、平則子さん(61)はこの時、「たぶん夢を実現できる人」と直感した。その夢とは「長崎市長」。旧国鉄長崎駅構内の清掃、児童福祉施設の訪問、街頭募金…。同好会活動で、社会の一面を肌で感じながら、夢と志を温めた。
念願の市長当選後。課題は山積だった。平和市長としてのかじ取りもさることながら、地域浮揚に執念を見せた。「観光とはまちづくりだ」。短いフレーズで、衰退傾向にあった“観光長崎”の再生に立ち向かった。
長崎国際観光コンベンション協会副会長の村木營介・矢太樓社長(62)は「東京や上海など行く先々で、人懐っこい笑顔を見せ身を乗り出して、一生懸命PRしてくれた」と明かし、「さるく博もランタンフェスティバルも、みな成功でしょ」と伊藤氏の功績をたたえる。
活性化へのこだわりは強かった。「好きなことば言うてくれませんか」。一年ちょっと前。長崎を代表するホテルの若手経営者三人を前に、伊藤氏は頭を下げた。うち一人(31)が、基盤整備をこう求めた。「長崎は水道料金が高い」。伊藤氏は、同行した市職員に即座に「宿題」を課した。思いは、あの高校時代にめぐったのだろうか。
567
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/20(金) 09:07:04
ないない尽くし村の知恵、対立避ける親せき選挙…姫島村議選 讀賣大分
国東半島の北側約6キロに浮かぶ姫島の村役場。17日午前10時前、ベテラン村議は作業着姿で立候補を届け出ると、そのまま家業の運送の仕事に向かった。
この島では、各地で展開されるような選挙運動は見られない。ポスターの掲示板はなく、選挙カーが走ることもない。演説もしない。候補者は選挙事務所を設けず、慣習に従って親類、友人に支持を呼びかけるだけだ。
今回も定数8に対して現職、新人各5人の計10人が立ったが、「ないない尽くし」の慣習が守られている。
作業服姿で立候補を届け出た村議は、地元選出の自民党衆院議員から、必勝を願う為書きをもらった。だが、張り出す場所はなく、自宅に保管している。
「狭い島を10台近い選挙カーが走り回ればケンカにもなり、人付き合いも難しくなる。しこりが残れば解消に10年はかかる。政策や人柄は、アピールせずとも日常的に伝わっている」。独特の選挙スタイルについては、そう説明した。
周囲17キロの島内をまわると、いたって静か。畑では農作業が行われ、海岸では、漁師たちがアサリ掘りに精を出していた。スピーカーで呼びかける音はまったく聞こえず、日常の光景が広がっていた。
■ ■
告示の日。役場の立候補受け付け会場で、選挙長を務める阿部泰明さん(72)、選管委員長の中城輝明さん(74)も島の選挙について話してくれた。
2人によると、1955年(昭和30年)、村を二分する村長選があった。あまりの激しさで親せき同士が仲たがいし、離縁問題に発展した夫婦もいた。以来、人口の少ない村で競り合うのは得策ではないとの考えが根付いたのだという。
選挙運動は静かでも、投票率は高い。村議選の投票率は記録が残る1947年(昭和22年)以降の過去12回、9割前後で推移している。衆院議員を11期務め、自民副総裁も歴任した村出身の故西村英一氏を応援し続けた島民らの意識には、投票行動は有権者の使命だとの思いもあるらしい。
■ ■
変化を求める声が無いわけではない。
「姫島の選挙は、親せきの多さで当選が決まる。人物や政策は関係なく、民主的とは言えない。今の議員は、議会でもの申すこともできていない。何とか議席を確保し、変えたい」。新人候補の一人は、そう訴える。
というのも、村政が安泰とは言えないからだ。島は雇用の場が少ないため給与水準を低く抑え、多数の島民を役場に雇うワークシェアリングに取り組んでいる。しかし、行財政改革を進める必要があり、雇用の現状維持は厳しいという。
それでも、変革の必要性を訴える新人候補は、選挙戦は親せきや友人への呼びかけにとどめている。「何かすれば、気持ち悪がられるから……」
(2007年4月20日 読売新聞)
568
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/20(金) 09:07:41
県議会新たな会派構成決まる 讀賣鹿児島
8日に投開票された県議選後初の県議会世話人会が19日、開かれた。会派では、社民・無所属連合がなくなり、新たに「民主・社民・無所属連合」が結成された。新議員による臨時県議会は5月9日から3日間の日程で行われることを了承した。新たな正副議長や議会運営委員会、各常任委員会の委員の選任などが行われる。
会派の新たな構成は、自民が改選前より3減の40人、民主・社民・無所属連合は、「社民・無所属連合」より1増の6人、公明3人と共産1人は改選前と同数。無所属議員は山口修氏、中山信一氏、禧久伸一郎氏、中重真一氏の4人で、それぞれ1人で活動する。新会派の所属議員は次の通り。(敬称略、同一会派では当選回数順)
【自民】森義夫、田之上耕三、尾辻義、川原秀男、山田国治、上野新作、中村真、金子万寿夫、柴立鉄彦、吉野正二郎、山田宏之、本坊輝雄、小幡兼興、池畑憲一、鶴薗真佐彦、松里保廣、武昭一、外薗勝蔵、日高滋、宇田隆光、鶴田志郎、前原尉、永田憲太郎、大園清信、吉永守夫、与力雄、桑鶴勉、堀之内芳平、岩崎昌弘、寺田洋一、永井章義、吉留厚宏、酒匂卓郎、小園成美、川野威朗、通畠幸一、宮島孝男、田中良二、松元一広、長田康秀
【民主・社民・無所属連合】二牟礼正博、上村勝行、櫛下勝美、青木寛、桐原琢磨、柳誠子
【公明】成尾信春、持冨八郎、松田浩孝
【共産】松崎真琴
(2007年4月20日 読売新聞)
569
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/20(金) 09:54:16
東国原知事「支持」86.7% 本紙県民調査
2007年4月20日 宮崎日日
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200704200101
23日で就任3カ月を迎える東国原英夫知事について、宮崎日日新聞社が実施した県民意識調査で、知事を「支持する」と答えた人は86・7%に達した。12・1%は「どちらでもない」としたが、「支持しない」と答えた人はわずか1・1%にとどまった。精力的なテレビ出演などを通じて全国区の人気を誇る東国原知事。行財政改革に取り組む姿勢も評価され、県民の高い支持を得ている。
調査は8日の県議選で投票が行われた12選挙区のうち、17市町の31投票所で、投票を済ませた有権者を対象に実施。選択記述方式で男女500人ずつ1000人の回答を得た。
知事を支持すると答えたのは男性428人、女性439人。年代別の割合をみると、60代の90・9%が最高で、次いで30代の88・4%。最も低い20代でも81・9%を確保した。支持しない人の割合が最も高かったのは50代だが、それでも2・1%にすぎない。
回答者の支持政党別にみると、公明(93%)、民主(89・5%)、自民(85・8%)の順に高かった。「支持政党なし」も87・8%が支持しており、党派を超えて東国原県政に期待を寄せていることがうかがえる。
【東国原英夫知事の話】責任の重さを感じる。ただ、評価してもらった政策についてはビジョンを出している段階なので期待を込めた数値が支持率につながったのでは。「支持しない」「どちらでもない」と答えた方の意見も聞いてみたい。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/209/1162980220/
243 名前:名無しをどんげかせんといかん :2007/04/20(金) 08:07:56 ID:
川村投票した方…東支持78%、不支持2.2%
持永投票した方…東支持74%、不支持0.7%
わらた
570
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/20(金) 21:26:00
宮崎県民の意識調査 知事を「支持する人」は86.7%、「しない人」は1.1% 地元紙調査
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070420/20070420-00000240-fnn-pol.html
地元新聞社が宮崎県民の意識調査を行い、東国原 英夫知事を「支持する」と答えた人が86.7%、「支持しない」と答えた人は、わずか1.1%という結果になったことが明らかになった。
この結果について、東国原知事は「期待というのは非常に多い、大きいなと。それを受けての責任というのはもっと大きいなと痛感しておりますね」と語った。
この数字がどれくらいのものかというと、小泉 純一郎前首相が初めて首相になった時が、「支持する」が80.9%、「支持しない」は6.9%、その人気を引き継いだ安倍晋三首相が就任した時は、「支持する」は63.9%、「支持しない」は17.0%と、東国原知事の支持率の高さ、そして不支持率の低さが際立っている。
一方、3月に知事の元公用車の一般競争入札が行われた際、255万円という高額で落札した有馬宗告さんが20日、ほかに元副知事車、元出納長車を落札した人たちとともに、東国原知事を訪問した。
有馬さんは「40〜50人ぐらいから『乗せてくれ』と言われて。もう交代で3人ずつとか4人ずつ」と話した。
有馬さんは落札した際に、「可能であれば、一緒に(東国原知事と)写真を撮れたらいいですよね」と話していて、20日、願いかなって、宮崎県庁をバックに、自ら落札した元知事公用車、そして東国原知事とともに記念撮影が行われた。
さらには、東国原知事がサービスで、車にサインをした。
有馬さんは「ちょっとはくがつくんじゃないですか。サインが入ったということで。説明しやすいですね、人に」と語った。
元知事公用車の新しいナンバーは、落札額にちなんだ「255」となっている。
571
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/21(土) 01:15:18
県議会の会派論議本格化 民主独自模索も 佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&blockId=429865&newsMode=article
県議会(定数41)は臨時議会の日程などを決める20日の世話人会を受け、会派構成の協議が本格化する。議席を増やした民主には独自会派の結成を模索する動きがある一方、参院選を見据えて「反自民」の結束は崩したくないという思惑もあり、協議の行方が注目される。
改選前(欠員2)の会派構成は自民32人、県民ネットワーク5人、公明、市民リベラル各1人。議会運営委員会に委員を出せる正式会派の設立には4人以上が必要で、県民ネットは民主、社民、無所属が連携して会派を構成してきた。
最大会派の自民は今回、公認で当選した27人に加え、無所属で当選した新人4人が入会を希望している。このうち、無所属新人の1人については支部で協議が続いており、党県連幹部は「調整に時間がかかるかもしれない」と話す。
公明、市民リベラルと議席を奪回した共産はそれぞれ「一人会派」で活動する方針だ。
焦点となるのは県民ネット。従来の枠組みを維持すると、民主三人(選挙後の公認1人を含む)、社民、無所属各2人の計7人になる。
社民と無所属は「これまで通り結束した方がいい」と枠組み維持を望む声が強い。一方、政権交代に向け、地域での党勢拡大を目指す民主内には県議会に独自会派を結成したい意向もある。
民主党県連幹部は「社民とは政策の違いが出る場面もある。もう一人、連携できる人を加え、4人の会派が2つできないか」と模索する。
ただ、7人のうち6人は県内最大の労働団体「連合佐賀」の推薦を受けて当選。連合佐賀は当選者に対し、会派の枠組み維持を要請しており、参院選で支援を受ける民主としては亀裂を生じるような事態は避けたい事情もある。党の存在感を示したい反面、「反自民」の結束は崩せず、情勢は流動的だ。
572
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/21(土) 05:54:50
自民県連、会長に坂元氏推薦 讀賣宮崎
自民党県連は20日、役員選考委員会(委員長・米良政美幹事長)を開き、次期県連会長に、県会議長で、県連会長代行の坂元裕一氏(58)を推薦することを全会一致で決めた。5月13日の県連大会で選任される見通し。議長経験者は幹事長に就任するのが習わしだったが、参院選に向けて挙党態勢を築くため、慣例を破る人選となった。
会合には、県連役員や職域支部代表など23人が出席。県選出国会議員から事前に「(国会議員からではなく)地元から選出するのが望ましい」と提案されたのを受け、地方議員や職域支部、友好団体などから人選を進めた。最終的に「県連をまとめるには県会議長経験者が適任」との認識で一致し、坂元氏の推薦を決めた。
坂元氏は日南市出身。同市議を経て、1987年に県議に初当選。2005年から議長を務めており、8日の県議選で6選を決めた。川添睦身前会長が公選法違反(現金買収、供応、事前運動)の疑いで12日に逮捕されたのに伴い、13日から会長代行を務めている。
選考結果について、米良幹事長は「(党推薦候補が落選した)知事選などの反省を踏まえ、県連再生を主眼に、スピーディーに人選を進めた」と話した。
(2007年4月21日 読売新聞)
573
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/21(土) 14:36:26
宮崎市議選 公認2人、自民影薄く
2007年04月18日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000000704180002
15日告示された宮崎市議選(定数46)で、最大勢力のはずの自民党の影が薄い。候補者66人のうち少なくとも27人は党員だが、公認は2人だけ。10人だった前回から激減した。1月の出直し知事選で党推薦候補の対立候補を応援する「造反組」が同市議にも続出し、県連が「非公認」の処分を下した影響だ。同党は県議選で苦戦、さらに今月12日に県連会長だった前県議が選挙違反容疑で逮捕されたことから、「自民隠し」に躍起の候補もいる。(矢嶋友輝)
「自民党は大変な逆風を受けている」
選挙戦に突入した15日朝、自民公認候補は出陣式で、そう訴えた。
知事選で党推薦候補の支援はしなかったが、中立を保ったため、かろうじて公認を勝ち取った。現職5人が公認申請し、認められたのは2人。自民の看板の希少価値が上がったはずだったが、前県連会長の逮捕劇で目算が狂った。「個人の問題で、自民党の体質だと思ってほしくない」と言いながらも、「公認」を前面に出さないよう、戦術を練り直した。
まず、運動員には「自民党」の連呼をやめさせた。事務所にはっていた安倍首相のポスターは撤去。前県連会長名の公認証は、事務所2階の隅に追いやられた。
公認の威光で、医師会や遺族会、商店街組合など約30団体から推薦を得た。業界団体との「しがらみ」との批判が出てもやむを得ないと思っている。「知事のように有名人でないと草の根選挙は無理。公認で立った以上は突っ走るしかない」
もう一人の公認候補の事務所には、入り口に安倍首相のポスターが3枚並ぶ。前県連会長名義の「必勝」の為書(ためが)きは取り外したが、公認証は神棚近くに掲げたままだ。
とはいえ、この候補も自民の看板を押し出すつもりはない。スタッフの多くは地元自治会の関係者。「党というより地域が推してくれる。党の組織的な支援は元々なかった」。前県連会長の逮捕も「イメージ的にはマイナスだが、私が問題を起こしたわけではない。支持者は分かってくれる」と淡々と受け止める。
一方、公認申請を却下され、無所属で戦う候補の1人は「政党ではなく人物で選ばれる時代だ」と開き直って選挙戦を展開する。公認なら党から20万円の活動費が支給されるが、「地元や同窓会に的を絞った運動でカネもかからない。非公認は選挙に影響しない」。
立候補した66人の党派別内訳は、自民2、民主4、公明6、共産4、社民4、無所属46。
574
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/21(土) 18:37:26
福岡市議会:自民党20人、みらい7人 第3勢力に民主・市民クラブ /福岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/news/20070421ddlk40010036000c.html
福岡市議会の改選後の会派構成が20日、固まった。自民党は最大会派のままだが2人減って20人となり、第3勢力だった自民系のみらい福岡も10人から7人に減り第4勢力に転落した。
一方、民主・市民クラブは4人から10人へ大幅に増やし、第3勢力となった。このほかの会派は、公明党12人▽共産党6人▽ふくおかネットワーク3人▽社民・市政クラブ2人。
自民党は公認で当選した19人に無所属新人の飯盛利康議員が加わり20人。みらい福岡は公認6人に無所属新人の三角公仁隆議員が加わったが、改選前同会派に所属していた無所属現職の大森哲也議員と、みらいの前身となる福政会に所属していた無所属元職、藤本顕憲議員が加わらず、7人にとどまった。
民主・市民クラブは、公認の8人に田中丈太郎、阿部正剛両議員の無所属新人2人が加わり10人。会派に所属していないのは大森、藤本両議員と、元職の高山博光議員の3人となる。【米岡紘子】
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2007年4月21日
575
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/21(土) 18:38:54
自民県連:新会長に坂元県議長 来月の大会で承認へ−−選考委 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070421ddlk45010053000c.html
自民党県連会長の川添睦身容疑者が公選法違反容疑で逮捕され、会長職が空席になっていることを受け、県連は20日、新会長の選考委員会を開き、坂元裕一・県議長(58)=自民=を推薦することを決めた。現在、筆頭副会長の坂元氏が会長代行を務めており、5月13日の県連大会で新会長に承認される見通し。
選考委は非公開で行われた。役員や友好団体の代表など約20人が出席した。冒頭、坂元会長代行が「県連は選挙の度に内紛や足の引っ張り合いをしている。自ら党をよみがえらせないといけない」とあいさつした。
終了後、米良政美・県連幹事長によると、会議では「県議長経験者がふさわしい」などと坂元氏を推す意見が出た。また、県選出の4人の自民党国会議員からも既に「地元に軸足を置いた人材を選んでほしい」との要請があり、全会一致で推薦を決めた。
坂元氏は日南市出身。87年に初当選し、6期目。05年4月に議長に就任した。1月の出直し知事選にいったん出馬の意向を示したが、自民党推薦を得られず、断念した。【中尾祐児】
毎日新聞 2007年4月21日
576
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/24(火) 14:23:24
県議会の統一会派づくり 議員控室で調整難航 結論きょうに持ち越し 大分合同
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1177340400=117737578517219=1
大分県議会の社会県民クラブ(内田淳一議員団長)、新政みらい(賀来和紘代表)、県政クラブ(梶原九州男代表)の非自民系三会派は二十三日、連合大分の森迫信夫事務局長を交え、改選後の統一会派づくりについて協議した。実現すれば十五人の大きな勢力となるが、議員控室を一室にするか会派内グループごとに分けるかで、社会県民クラブとほかの二会派で意見が分かれ、結論を二十四日に持ち越した。
社民党系の社民クが、統一会派での議会活動を基本としながら政党活動や憲法、教育など現会派で見解が分かれる課題については会派内グループごとに対応する「緩やかな統一会派」を提案。結成に努力する方向性は三会派とも一致した。
ただ、社民クが「政党活動の会議などがやりにくい」として議員控室は会派内グループごとに分けるよう主張したのに対し、民主党系の県政クと、両党から支援を受ける議員や政党支援を受けない民間労組出身者らでつくる新政みらいは「統一会派が実質的に機能しなくなる」として同一の控室使用を主張。社民ク側に再考を求めた。
統一会派づくりの協議は県議選後の十一日から本格化したが、社民ク内には当初、統一会派の結成により政党色を出しにくくなることや「(大分選挙区に候補擁立の動きを加速させた)民主党の参院選対応についての感情論もあった」(内田団長)ため、否定的な意見も多かった。
ただ、連合大分や自治労をはじめとした支援労組などが早くから統一会派の実現を働き掛けてきたことなどから、二十三日の提案に至った。
森迫事務局長は「十五人会派になれば、常任委員会によっては自民党と勢力が均衡するなどプラスは多く、問題はごく一部と考えている」としている。
577
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/24(火) 19:06:15
<2007統一選>投票率4市で過去最低 讀賣宮崎
22日投開票された宮崎、延岡、小林、日向、串間の5市議選。投票率は延岡を除く4市で過去最低となり、全体としては盛り上がりに欠けた。市議選の結果を振り返った。
■旧3町から10人当選 宮崎市(定46)
投票率は、過去最低だった前回をさらに1・73ポイント下回る48・72%で、過去最低を更新した。合併前の旧市町別でみると、旧宮崎市内は45・72%で、旧田野町65・83%、旧佐土原町62・87%、旧高岡町67・87%だった。
旧3町から立候補した27人(うち新人1人)のうち、当選したのは10人。内訳は、旧田野町が8人(うち新人1人)のうち2人、旧佐土原町が12人のうち4人、旧高岡町は7人のうち4人。
46議席を有権者の数で割り振ると、旧3町は7〜8議席分に相当するため、旧市内に当選者が集中する結果は避けられた。旧町出身議員は、合併で地域が衰退しないよう、地域の声を市政に届ける責務が増しそうだ。
当選者を党派別にみると、自民2人、民主4人、公明6人、共産3人、社民4人、無所属27人。公認候補は、共産現職1人を除き、全員が当選した。なかでも社民党は上位を占めた。
■現職10人議席失う 延岡市(定33)
50人で争う激戦となり、現職10人が議席を失った。
北方、北浦、北川町と合併して最初の選挙で、旧3町からの候補者の当落が注目された。共倒れの懸念もあったが、計17人が立候補し、公明、民主の各1人を入れた計8人が当選した。
6人が立候補した自民は、現職2人を含む3人が落選。民主は、擁立した9人全員を当選させた。公明、共産、社民も全員当選を果たした。
激戦を反映し、投票率は前回(64・51%)を0・42ポイント上回る64・93%だった。
■社民が議席奪還 日向市(定26)
旧東郷町からの当選者数が注視され、7人の候補者のうち、社民1人を含む計6人が当選した。
社民は、前回失った議席を回復。自民、公明、共産も全員当選を果たした。
投票率は66・05%で、初めて60%台に落ち込み、過去最低となった。
■旧須木村3市議上位を占める 小林市(定24)
合併後初の市議選。在任特例が終わり、旧小林市から22人、旧須木村から6人が立つ激戦となった。人口の少ない旧村部の候補が、危機感を強めて精力的に旧市域で活動。旧須木村出身の議員は3人が当選し、トップ当選を含む上位を占めた。前回3人いた自民の候補は立たず、公明は現状維持の2議席。共産は1議席を回復した。投票率は、前回比7・82ポイント減の70・13%で過去最低だった。
■市長選立候補者トップで返り咲く 串間市(定17)
定数が4減した。立候補した新人4人のうち2人が当選、逆に4人の現職が議席を失った。党派では、自民、公明、共産がそれぞれ1議席ずつ確保。昨年7月の市長選に立候補し、任期途中で辞職した元市課長がトップ当選を果たした。
投票率は、前回比5・91ポイント減の81・34%。過去最低だった91年よりもさらに5・82ポイントダウンした。
(2007年4月24日 読売新聞)
578
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/25(水) 02:25:09
統一地方選後半戦/鹿島は反対派が過半数
2007年04月23日 朝日佐賀
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000000704230005
統一地方選をしめくくる多久、伊万里、鹿島の3市議選と、大町町長選、基山、大町の2町議選は22日投開票され、九州新幹線西九州(長崎)ルートの建設問題が争点になった鹿島市議選で、JR長崎線の三セク化に反対する候補者が9人当選。積極推進(3人)と容認(4人)を上回った。ほかの市町でも新しい議員や首長が決まり、今後4年間の地域の政治の担い手が出そろった。
定数が6減の16になった鹿島市議選。無投票だった前回から一転し、現職11人、元職1人、新顔8人の計20人が立候補。長崎新幹線建設に伴うJR長崎線の三セク化を争点に、激しい選挙戦を展開した。
20人の候補者のうち、三セク化反対を主張していたのは10人。一方、三セク化の見返りに県から地域振興策を引きだそうとする積極推進が5人、三セク化には消極的だが、見返りによっては認めるとした候補が5人で、容認の候補も計10人と反対派に並んでいた。
桑原允彦市長は、新幹線建設と三セク化に反対して県と対立。それだけに、三セク化反対が多数を占める議会構成がどう変わるか注目されたが、再び反対が過半数を確保した。
三セク化反対を訴えて4選を果たした中村雄一郎氏(58)は、テレビで当選が報じられると、事務所で万歳三唱をした。「長崎線を存続させなければ、市の発展はないという訴えが受け入れられた。今後も市長と手を取り合いながら、がんばっていく」と語った。
昨春の市長選で三セク化容認を訴え、桑原氏に敗れた元職の中西裕司氏(59)も返り咲いた。「議会として新幹線問題にどう取り組むか、当選した人とすぐに話し合いたい。私は、地域振興のあり方も含めて、県との協議のテーブルにつくべきだと思う」と語った。
579
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/25(水) 02:26:56
旧郡部候補に地盤の厚い壁/中津・杵築市
2007年04月23日 朝日大分
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000704230002
投開票のあった6市議選のうち、中津や杵築、宇佐市では合併後初めての選挙となった。選挙区が設けられた宇佐市を除き、郡部を地盤とする候補にとっては、いずれも厳しい結果が出た。
中津市では、立候補した49人中20人が旧町村からの出馬だったが、当選は8人のみ。杵築市でも落選した7人はみな旧町村が地盤の候補だった。
一方で、全市1区では初の議員選挙となる日田市議選(定数28)では、旧郡部の議員数が改選前と同数になった。旧上津江村からただ一人立候補し、当選した嶋崎健二氏(56)の陣営は「地元から議員を、という切実な願いが旧市区住民にも理解された」と話した。
各市議選の投票率は、別府が61・99%、中津が76・22%、日田が78・51%、津久見が77・89%、杵築が79・50%、宇佐が72・99%。
580
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/25(水) 04:05:50
人吉市長選出口調査分析 市政や川辺川焦点に 熊本日日
http://kumanichi.com/feature/kawabegawa/kiji/index.cfm?id=20070424000007
無所属新人五人の戦いを田中信孝さん(59)が制した二十二日投開票の人吉市長選。現職市長が収賄事件で逮捕・起訴される中で、市政改革と川辺川ダム事業への姿勢が焦点となった。候補者がそろってローカルマニフェスト(公約集)を作成したのも特徴。この選挙で有権者は何を重視して投票したのか。熊本日日新聞社が同日実施した出口調査に、現場で取材した記者のメモも交え分析した。(久間孝志、中村勝洋)
●ダム事業 賛否両派とも「中立」を支持
反対が42・7%で、賛成の17・2%を大きく上回った。四年前の前回調査と比べると、反対は0・2ポイント増でほぼ横ばい、賛成は9・7ポイント減少した。
反対と答えた人の33・4%、賛成の人の45・6%が田中さんに投票したほか、中立と住民投票でも田中さんの得票がトップ。選挙戦で中立を掲げた田中さんは、いずれの層からも高い支持を受けた。
一方、ダム事業への態度を投票で重視した人の42・2%が、反対を主張した上原義武さん(72)に投票。しかし、全体では反対とした人で上原さんに投票したのは23・7%、賛成とした人で推進の立場の別府靖彦さん(54)に投票したのは38・2%にとどまった。有権者の投票行動で、ダム問題が大きなウエートを占めていなかったことがうかがえる。
【取材メモから】 選挙戦中盤、ダム建設に反対する自営業男性(75)は「人吉の振興は球磨川を中心に考えるべきだ。球磨川の将来を左右するダム問題の解決が最も重要な争点。建設反対を訴える候補に投票する」と話していた。
一方、別の自営業男性(39)は告示の十五日、「ダム問題も大事な課題だが、本体予定地・相良村の反対などで建設は難しくなっていると思う。新市長が推進でも反対でも、大きな影響はないのではないか。むしろ、新市長には中心街活性化など身近な問題により力を入れてもらいたい」と求めた。
●投票で重視した点 改革、ダムの2倍
投票にあたって何を重視したか二つまで挙げてもらった結果、市政改革が35・9%で最多。二番目に多かった川辺川ダム事業への態度の18・2%の二倍近かった。市政改革を挙げた人のうち、49・1%が田中さんに投票した。
候補者別得票の内訳をみると、市政改革は田中さんだけでなく、別府さんと家城正博さん(58)でもトップ。有権者が市政改革への態度を中心に候補者を選んだことがみてとれる。
【取材メモから】 告示の十五日、農業男性(62)は「現職市長が汚職で逮捕されたのは、特定業者らとの癒着があったから。ダム問題の解決や観光振興にも取り組んでほしいが、第一に癒着を断ち切ることから始めてほしい」と市政刷新を最重要課題に挙げた。
会社員女性(38)も選挙期間中、「中心市街地活性化などの訴えは選挙の時だけで、これまでずっと具体化しておらず、期待もしていない。まずはしがらみのないクリーンな政治をやってくれる人を選びたい」と、政治姿勢に重きを置いていた。
◇人吉市長選出口調査 熊本日日新聞社が投票当日の22日、市内25投票所のうち17カ所で投票を終えた有権者900人を対象に実施。792人から有効回答を得た。有効回答率は88・0%。
581
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/25(水) 04:07:35
熊本市議選総括 組織型現職、強み発揮 政治離れも深刻化 熊本日日
http://www.kumanichi.com/feature/chihosen/kiji/index.cfm?id=20070424000003
六十二人が四十八議席を争った熊本市議選。底堅い組織を持つ現職組が強みを発揮した半面、強い支持基盤がない二十代や女性の候補は伸び悩み、議会に「新風」を吹き込むことはできなかった。投票率も47・10%と初めて50%を割り込み、十回連続の低下。雨の影響があったとはいえ、有権者の政治離れの深刻さをうかがわせた。
「番狂わせなし、だった」。投開票から一夜明けた二十三日、市議会最大会派・自民党市議団の嶋田幾雄団長は選挙結果を振り返った。
●地元候補
今回当選したのは現職四十一、元職一、新人六。選挙は議長経験者五人を含む十人が勇退した一方で、新人・元職計二十人が出馬。定数が四減したこともあり、新旧の激戦が予想された。
だが、ふたを開けてみれば現職で落選は組織力のない一人だけ。自民、民主、公明、共産、社民の各党は、公認・推薦候補を全員当選させた。勇退した自民市議は「建設・福祉など業界関係団体や、労組の組織力は下がっているが、地元にしっかり根を張った候補が上位当選した」と分析する。
一方、新人組は強い支持基盤を持たない候補が大半だった。特に五人が出馬した二十代候補は、地元重視に徹した一人が当選したものの、四人は苦杯。落選した二十六歳の候補は「繁華街でのつじ立ちである程度浸透したと思う半面、無党派層に訴える厳しさも痛感した」。
また女性候補者は同市議選で最多の十二人(現職八、新人四)が出馬したが、市民運動グループなどの支持層が重なる候補が共倒れ。女性議員が一減となる皮肉な結果となった。
●市長選とは別
幸山政史市長が大差で再選を果たした昨年十一月の市長選の余波も少なかったとみられる。
同選挙で対立候補を推した自民や公明、保守系無所属の各陣営は「市長選と市議選は別。あえて市長選に触れる必要はない」(公明現職陣営)として、「対立の図式」の下での戦いを避けた。
この結果、一部の現職・新人が「市長支持」を掲げたものの対立軸とはなりえなかった。政務調査費・費用弁償などの議会改革を訴えた候補もいたが、同様だった。
●不十分な参画
こうした構図を反映してか、「最後まで有権者の関心の高まりを感じなかった」と無所属現職。結局、投票率も過去最低を更新した。
二児を持つ主婦(35)は「若い候補者に関心もあったが、結局は政策の違いは分からないまま。雨にぬれてまで投票に行く気にならなかった」。
「投票率低下は複合的な要因があるが、行政や議会の在り方もその一つ」と熊本大法科大学院の林勝美教授(地方自治法)。市の施策や事業に関して市民意見を公募するパブリックコメント制度が形がい化するなど、「市が掲げる住民の市政参画は仕組みが十分でない」と指摘し、「議会も地域に出向くなどして幅広い住民の声を聞くことが必要ではないか」と投げ掛けている。(熊本市議選取材班)
582
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/25(水) 05:18:12
自民党県連支部長会
(04/24 17:50) 宮崎MRT
県議選をめぐる選挙違反事件で、前会長が逮捕された自民党県連は、24日、県内の支部長に対し、「組織改革に全力で取り組み、信頼回復を図ること」を約束しました。宮崎市で開かれた24日の支部長会では、まず、自民党県連の坂元裕一会長代行が、「川添前会長の逮捕などで、信頼を失っている今、組織を立て直し、改革に取り組まなくければならない」と述べ、信頼回復に全力を挙げることを約束しました。この後、県連の役員改選や、「自民党県連改革推進委員会」の経過報告などが行われました。この中で、支部長からは、前会長の後任として、坂元会長代行の推薦が決まったことについて、決定方法を疑問視する声や参院選に向け、選挙態勢を再構築すべきといった意見などが出されたということです。(自民党県連・坂元裕一会長代行)「県連内の内紛、対立状況、党員の減少、長期低迷、自民党を名乗らないで選挙を戦うという風潮に対する自民党執行部の責任など、そういう話が出た」自民党県連の改革案については、26日にも改革推進委員会から、答申が行われる見込みで、これを受けて、県連改革に、具体的に取り組んでいきたいとしています。
583
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/25(水) 08:10:08
飯塚市、市営球場着工を延期…財政悪化で「計画通りの実行困難」 讀賣福岡
財政難を理由に旧飯塚市が当初案を縮小した目尾地域振興基本計画の市営球場建設について、飯塚市は24日の市議会総務委員会で、今年度予定していた着工を延期することを明らかにした。深刻な財政悪化が理由で、着工時期は「市財政が好転するころ」としている。
同基本計画は清掃工場のクリーンセンター立地に伴う地元の振興策として1997年度に策定。総事業費約130億円で野球場やテニスコート、科学館、保健医療福祉総合施設などを整備する予定で、これまでに69億円が投じられ、温水プールや園芸広場などが完成した。
しかし、残る事業について、市は財政難を理由に見直しを検討。2005年度に科学館や保健医療福祉総合施設建設を取りやめ、事業費を半分の約30億円に削減し、市営球場や多目的施設を建てる縮小案をまとめた。
縮小案では、市営球場は総工費約12億円で、5000人収容のスタンドと500台分の駐車場を整備。多目的施設(2階建て)は総工費2億5000万円で、トレーニング室や軽食コーナーを設ける予定。
ところが、昨年3月の1市4町の合併で深刻な財源不足が明らかになり、市はスケジュール通りの建設は困難と判断。昨年夏から秋にかけて、地元住民の代表と会合を重ね、市営球場建設の延期を伝えた。多目的施設は今年度中に実施計画を策定し、来年度中の完成を目指す。
市企画調整部は「曲折を経た縮小案だったが、厳しい市財政を考慮すると、スケジュール通りの計画実行は難しい。地元の住民と十分に話し合いながら、今後の計画について検討していきたい」と話している。
(2007年4月25日 読売新聞)
584
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/25(水) 08:11:42
県議会では統一会派 民主、社民系の15県議合意 讀賣大分
民主党系と社民党系の県議15人は24日、改選後の県議会で統一会派を結成することで合意した。25日に結成総会を開き、名称、代表者の人事を発表する。県議会(定数44)で24人を擁する最大会派・自民党への対抗勢力として存在感を示せるかが注目される。
統一会派に参加するのは、従来の社会県民クラブ、新政みらい、県政クラブ。連合大分が自民党の対抗勢力などとして統一会派の結成を呼びかけ、各会派の代表者が協議を進めていた。
しかし、社会県民クラブが「党の活動がしにくくなる」として控室を別々にするよう主張していたのに対し、ほかの2会派は一部屋にするよう求め、意見が分かれていた。結局、発足時は会派ごとの現在の控室を使い、将来的に同じ部屋にする努力をすることでまとまった。
15人の勢力となることについて、各会派の代表は「勢力拡大によって発言力は格段に増す」「数で押し切ろうとする自民への抑止になる」などのメリットを強調する。ただし、議会過半数の確保には至っておらず、「具体的な効果はこれから生み出すことになる」という。
統一会派結成を働きかけてきた連合大分の森迫信夫事務局長は「3会派がそれぞれに発言するよりも、統一会派で訴えた方が議会で大きな影響力を持つ。自民党が独占していた副議長や委員長などのポスト獲得も視野に入った」と述べた。
24日、民主党県連は、参院選大分選挙区で立候補を要請していた矢野大和氏が要請を受諾したことを発表。国政選挙では社民党県連合との協力関係の解消の可能性も高まっているが、梶原九州男・民主党県連幹事長、内田淳一・社民党県連合代表代行の両県議は、ともに「参院選と県議会は切り離し、割り切って考えている」と話していた。
(2007年4月24日 読売新聞)
585
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/25(水) 08:12:36
都城地区建設業協会 1979年以降最多の8社脱会 讀賣宮崎
都城地区建設業協会(清水安次会長、186社)の2006年度の脱会数が、記録の残る1979年以降最多の8社に及んだことが、分かった。24日開かれた総会で報告された。都城市は県内9市で初めて、一般競争入札を予定価格1000万円以上にまで拡大しており、競争の激化が予測されている。清水会長は「不透明な先行きに見切りを付けて、廃業した業者が多い。これからますます増えるだろう」と話している。
同協会によると、脱会した8社のうち廃業は4社だった。残る4社は会社の都合。協会幹部は「資産を持ち、財産のあるうちに廃業できる業者はいい方だ。借金のある業者はやめることもできない」と話す。同協会員の06年度受注実績の合計は35億3400万円。前年比で約35%、約20億円減った。
同協会の会員数は、1979年度以降増え続け、平成に入ってからは200社前後で推移していた。しかし、03年度から3年間、3〜5社の脱会がある一方で入会無しが続き、会員数が減り続けている。06年度の入会は1社だった。
清水会長は「ここ数年給料が下がり続け、業界から若い職人もいなくなっている。このままでは、建設業者は3分の1まで減ってしまうだろう」と話している。
(2007年4月25日 読売新聞)
586
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/25(水) 12:23:48
県議会3会派 「統一会派」で合意 大分合同
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1177426800=11774618191533=1
県議会の社会県民クラブ(内田淳一議員団長)、新政みらい(賀来和紘代表)、県政クラブ(梶原九州男代表)の非自民系三会派は二十四日、改選後の県議会で統一会派を結成することで基本合意した。控室使用は当面現行通りということで折り合った。二十五日に結成総会を開く。
八日の県議選で連合大分の推薦を受けて当選した十五人(うち四人は新人)が加入を予定しており、自民党(二十四人)に次ぐ大きな勢力になる。今後、各常任委員会の委員長ポストや、自民党が独占してきた副議長ポストをめぐり、会派間の攻防が激しくなりそうだ。
議会内での発言力を高め、労働者、社会的弱者の視点に立った政策制度を実現していくため、連合大分が前回県議選(二〇〇三年)から、統一会派の結成に向けた働き掛けをしてきた。
前回の改選後、統一会派結成の布石として、民主党系の県政クラブと社民党系の社会県民クラブに所属していた県議を中心に新政みらい(四人)が発足。統一地方選を前に、三会派とも統一会派の結成に前向きに取り組む方針を確認していた。
全国では二十一府県で、連合を橋渡し役にした統一会派が実現しており、北海道などでも動きがある。参院大分選挙区で、民主、社民両党の協力関係の維持が極めて難しくなる中、連合大分の森迫信夫事務局長は「民主、社民両党の独自性を損なうことなく、県議会で一枚岩になれた意義は大きい」と話している。
県議会での自民党と非自民系会派の勢力 自民党は1955年以降、最大会派を維持。一方、非自民会派の勢力では、95年改選後の社会県民クラブの12人が最大。
587
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/25(水) 18:54:13
自民県連:自民党籍議員の新会派結成を容認 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070425ddlk45010008000c.html
県議選で初当選した若手4人が無所属の新会派を結成することについて自民党県連は24日、4人のうち自民党籍がある3人に対して「自民会派に所属しなくても党規違反にはあたらない」と容認する考えを示した。4人は25日、県議会事務局に会派結成を届け出る。
県連は同日、宮崎市で県内各支部長会議を非公開で開いた。県連によると、坂元裕一会長代行が3人の処遇について「選挙で対立候補を応援したり、党の方針に反する行為を繰り返したりしなければ、処分する必要はない」と説明。出席者から異論はなかったという。
今回、無所属で当選したのは計7人。元職の福田作弥(62)=宮崎市区▽新人の河野安幸(67)=宮崎郡▽新人の黒木正一(56)=東臼杵郡=の3氏は自民入りする。
公選法違反容疑で逮捕された前県連会長の川添睦身容疑者の長男博氏(45)=宮崎市区、自民新人=は連絡が取れず、自民会派入りの意向は不明という。【中尾祐児】
毎日新聞 2007年4月25日
588
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/26(木) 10:00:06
「地域の声県政に反映」 県議会新会派 讀賣宮崎
県議選で初当選した無所属新人4人が、25日に結成した新会派「愛みやざき」。今後、保守系の会派として活動するが、最大会派・自民党とは一線を画し「別行動もありうる」と明言。「議員発議の政策条例制定や政務調査費の公開、議員定数削減など議会改革にも取り組む」と意欲を見せている。5月の臨時議会や6月の定例議会では、県執行部や既存会派と論戦を繰り広げる場面もありそうだ。
松田勝則(41)(延岡市区)▽図師博規(37)(児湯郡区)▽西村賢(34)(日向市区)▽武井俊輔(32)(宮崎市区)――の4氏がつくった「愛みやざき」は、自民党(28人)、社民党県議団(5人)に次ぐ第3勢力となる。地方自治法によると、議案提出には定数の12分の1以上が必要で、県議会では4人に当たる。このため、新会派は条例などの提案が可能だ。
代表には最年長の松田氏が就き、図師氏が政調会長に当たる「副代表兼政策実現リーダー」を、西村氏が幹事長に当たる「統括マネジャー」を務める。武井氏は「総務リーダー」として広報を担当する。役職は1年をめどに交代する予定。
県庁で会見した4人は「県民の目線で、地域の声を県政に反映するという当たり前の県政運営がなされていない現状に一石を投じる」「議員自らの既得権を律し、議会改革を進める」「必要な政策を提案・実現していく」などとする基本理念を読み上げた。また、会派名の背景に触れ「愛が求められ、尊重されている。政治に興味がない人にも分かってもらい、親しみを持ってもらえるような名前にした」と説明した。
自民党との関係については「われわれと一番近い会派だが、一線は画したい」(松田氏)、「見解が異なることもありうる」(武井氏)、「自民党の方針も尊重するが、新会派としてもしっかり協議する」(図師氏)、「自民党が党議拘束をかけても、別の行動を取ることは考えられる」(西村氏)との考えを示した。
一方、東国原知事に対する姿勢について、松田氏は「知事のすることが県民に受け入れられているなら全面的にバックアップしていくが、(知事が)道を外れたら真っ先に糾弾する」、武井氏は「知事との距離は他の3人より近いと思うが、(会派としては)是々非々で臨む」と語った。
このほか、政務調査費に関する報告会を各地域で開くことや、会派入りを希望する議員が今後現れれば、人物本位で受け入れていく考えも明らかにした。
4人は議会事務局に会派届を提出した後、東国原知事に結成を報告した。知事は「県議会は全国的に注目されており、今がチャンスだと思う。若い力と発想で、思う存分、腕を振るってほしい」と期待した。
(2007年4月26日 読売新聞)
589
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/27(金) 08:03:28
県議会:社民、民主系3会派統一 「県民クラブ」が発足 /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070426ddlk44010510000c.html
県議会の社民会派「社会県民クラブ」と、民主系の「県政クラブ」「新政みらい」の統一会派結成総会が25日あった。名称を「県民クラブ」(15人)とし、会長に内田淳一氏が選ばれた。
総会では「広瀬県政支持」「政策は個別に是々非々で臨む」「連合の運動方針を踏まえた県民中心の活動」との基本姿勢を確認。自民が独占する正副議長ポストのうち、副議長ポスト獲得を目指す。内田会長は「緩やかな統一会派。小異は残し、大同につく。所属政党につながる行動には干渉しない」と述べ、民主、社民で対応の分かれる参院選大分選挙区問題は絡んでこないことを強調した。
会派統一は「労働者側に立った政策遂行には数のパワーが必要」と連合大分が長年求めてきた。前回選挙後も結成の動きがあったが、支持母体などとの絡みもあって決裂。社会県民クと県政クを各1人が飛び出し、無会派の議員も加わって「みらい」が誕生した。
今回、県政クラブが1減の2人となり、3人以上に与えられる代表質問権や議運委員選出権を喪失。連合が選挙協力時に「統一会派への努力」を強く求めたこともあり、実現の原動力になった。
会長以外の役員は次の通り。
副会長=賀来和紘氏、佐藤博章氏▽幹事長=高村清志氏▽政策調査会長=吉田忠智氏
毎日新聞 2007年4月26日
590
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/27(金) 08:05:23
愛みやざき:若手4県議が新会派結成 松田代表、東国原知事派を表明 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070426ddlk45010575000c.html
◇「知事を全面的に支える」
25日、県議選で初当選した無所属の若手4人が旗揚げした新会派「愛みやざき」。1月の知事選で、県議会の他の会派はすべて東国原英夫氏以外の候補者を支援しており、愛みやざきが初の東国原知事派の会派となる。初代代表に松田勝則氏(41)=延岡市区=が就任。副代表には図師博規氏(37)=児湯郡区▽総括マネージャー(幹事長)に西村賢氏(34)=日向市区▽総務リーダー(広報など担当)には武井俊輔氏(32)=宮崎市区=が決まった。会見の主な内容は以下の通り。【中尾祐児】
−−会派名の意味は
松田 愛は「博愛」の愛。触れ合い、助け合い、日向人が持ってきたコミュニケーションの心を前面に押し出した。
−−会派の活動理念は
図師 県民の目線で政策立案、条例提案したい。議会改革の具体策では、会派で政務調査報告会を県内全域を回りながら開催する。
−−武井氏以外の3人は自民党員だが
図師 保守系会派で活動するのは一致した考え。党籍はそのまま。
西村 昨日、坂元(裕一)自民県連会長代行にあいさつした際、快く「頑張れ」と言葉をかけてもらった。自民党会派を割って出る訳ではないので理解していただいていると思っている。
松田 宮崎県の自民党は民意を反映していない。自民党は好きでも、ちょっと一線を画したいという思いがあった。
−−自民でない武井氏のスタンスは
武井 3人が自民党だったということに過ぎない。新会派での活動に別にこだわりはない。
−−東国原知事との政治的なスタンスは
武井 知事と学生時代の友人の立場と、今は違う。会派で政策を出しながら、競争相手として臨みたい。
松田 県民の思いとともに知事を全面的にバックアップしていきたい。県民に受け入れられていることなら、何が何でもどんどんバックアップする。当然、道を外れたら真っ先に糾弾する。
−−7月の参院選での会派の立場は
西村 私どもは団体、企業、政党の支援がなく、しがらみはない。県にとってベストな人を考えた上で行動することがあるかもしれないが、今のところ、白紙。
−−松田氏の代表選定の理由は
松田 年長で『年の功』と言うこと。1年交代なので、風通しの良い会派を運営したい。
毎日新聞 2007年4月26日
591
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/27(金) 08:05:55
県議会:6会派が届け出 自民、改選前比で4人減 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070426ddlk45010577000c.html
県議会事務局は25日、新議員の会派所属と、新会派結成届を受け付けた。議会(定数45)の各会派の勢力は、自民党28人▽社民党5人▽「愛みやざき」4人▽公明党3人▽民主党3人▽共産党1人。県議選で公選法違反容疑で逮捕された川添睦身容疑者の長男博氏(45)=自民公認=は同日までに所属届を提出していない。自民党県連内には離党を促す声もあり、無所属の1人会派になる可能性も出ている。届け出は5月1日まで。
新議員の任期は4月30日から4年間。改選前の議会(欠員3)と比べ最大会派の自民の議席は4減った。【中尾祐児】
毎日新聞 2007年4月26日
592
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/27(金) 09:25:11
自民統一会派結成へ……県議会過半数目指し無所属と調整 讀賣長崎
県議会会派の自民党県議団(八江利春会長代行)は26日、協議会を開き、統一地方選前半戦の県議選(定数46)で改選後の会派構成について、党公認、推薦で当選した21人に無所属当選者を加えた統一会派を結成し、県議会で過半数となる24議席以上の確保を目指す方針を確認した。今後、無所属当選者との調整に入るが、一部に自民党との連携への反発もあり、過半数を確保できるかは流動的だ。
自民党は、改選前は51議席の過半数の27議席を確保していたが、定数が5減された今回の県議選では、公認の当選者が19人にとどまり、過半数割れした。
このため、この日の協議会では、党推薦で当選した無所属2人の会派入りを決定。それでも過半数に届かないため、保守系無所属のうち5人について、無所属のままで自民党と統一会派を結成するよう働きかけることでまとまった。
しかし、この中には、県議選で自民党候補と戦った経緯から連携に消極的だったり、党の地域支部が受け入れを拒否したりしている当選者もおり、全員が統一会派に加わるかは不透明な情勢になっている。
党県議団は、県議会事務局に結成会派を届け出る期限の5月1日までに調整を進める方針。
(2007年4月27日 読売新聞)
593
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/27(金) 09:26:36
25日結成の県民クラブ高村幹事長が早々離脱選出直後「無所属の会」に変更 讀賣大分
県議会の民主、社民党系議員で結成した新会派「県民クラブ」(内田淳一会長)で幹事長に選出された高村清志氏が、会派を離脱して「無所属の会」に所属変更したことが26日わかった。離脱理由について、高村氏は「自分の支援組織内の事情」と説明しているという。
県民クラブは、改選前の社会県民クラブ、新政みらい、県政クラブの旧3会派を統一。旧新政みらいに所属していた高村氏も25日午前の結成総会に出席していた。ところが、午後になって議会事務局へ会派変更を届け出た。
高村氏は、新日鉄大分労組の出身。関係者によると、支持労組が新会派は民主、社民の政党色が強いとして、難色を示したという。県民クラブは当面、幹事長ポストを空席にして置く。
新たな会派構成は、自民党24人、県民クラブ14人、公明党3人、共産党1人、無所属の会2人となった。
(2007年4月27日 読売新聞)
594
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/27(金) 13:56:52
自民系会派が一本化 別府市議会21年ぶりに
17人、6割近くを占める 大分合同
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1177599600=11776375169658=1
新たな別府市議会の自民党系議員十七人が二十六日、統一会派「自民党議員団」(浜野弘代表)の結成届(三十日付)を市議会事務局に出した。自民党系議員が一つの会派にまとまるのは約二十一年ぶりという。これまで離合集散を繰り返してきた歴史があるだけに、市議会最大会派として今後の運営が注目される。
統一地方選前の自民党系会派は▽高志会▽新和会▽市民クラブ―の三つ。二〇〇六年三月までは清新会と市民クラブの二会派だった。楠港跡地問題で意見が割れ、清新会が高志会と新和会に分裂。対立の構図は出直し市長選に持ち込まれ、尾を引いていた。
今回の統一には、ベテラン市議の呼び掛けがあった。「個々の問題に対する意見は違っても、保守としての政治信条は同じ。そろそろ一枚岩となるべきだ」との考えがあったという。
自民党系の統一会派について、公的な記録はないが、関係者によると、一九八四年から八六年の自民クラブ(二十人)までさかのぼる。九九年にも自民党議員団(十六人)に会派を集約する動きがあったが、保守系の小会派が残っていた。
同党市議は「サテライト日田などの問題や市長との”相性”などを理由に、分裂と再結集を繰り返してきた。自民党らしいともいえるが、一般党員から『何をやってるんだ』と厳しい指摘もあった」と話す。
十七人の会派は議会(定数二九)の六割近くを占める。各常任委員会レベルでも過半数を確保できる勢力だ。浜野代表は「市民の負託に応えるためにも、安定した発言力を持ったことは大きい。市政運営に対して、是々非々の姿勢で声を上げていきたい」と話した。
595
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/27(金) 14:05:36
5.6%増 国の公共事業 大分合同
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1177599600=117763405731049=1
県内配分額、道路整備手厚く
本年度の国土交通省の公共事業のうち大分県内配分額は、直轄、補助事業を合わせて九百二十一億円になり、二〇〇六年度より5・6%増加した。東九州自動車道の佐伯―宮崎県境間、国道10号の別大拡幅と中津バイパス四車線化など、直轄事業(四百六億円)が17・3%増えたのが要因。県北と県南の東九州自動車道や、中九州横断道路の整備と呼応した交通体系の整備促進が期待される。
本年度の国交省の公共事業費は国全体では1・6%減。大分県には手厚い配分になった形だ。
県内の新規事業では、県が建設している中津日田道路のうち三光本耶馬渓道路(中津市三光西秣―同市本耶馬渓町落合、十三キロ)を国が代行して整備する。本年度の配分額は四億円。
中津日田道路へのアクセス道路整備として、国道10号の中津バイパス(宇佐市赤尾―福岡県境、九・九キロ)で新規の拡幅事業に着手。二車線部分(計四・四キロ)の四車線化を進める。
大分市内では国に移管された国道210号のうち、渋滞緩和のために拡幅の要望が強かった同市木上―横瀬間(一・一キロ)の拡幅に四億円が配分された。
継続中の事業では、新直轄方式で国が建設する東九州自動車道の佐伯―県境間は七十四億円で、前年度の三・二倍になった。別大国道の拡幅事業は四十三億円で二・四倍になり、事業の促進が期待される。
補助事業は計五百十五億円で前年度比2・1%減。そのうち道路事業(二百六十二億円)は1・9%増、港湾事業(三十二億円)は7・3%増になっている。
新規では国道442号の竹田市と日田市での拡幅、佐伯市の旧堅田川の床上浸水対策特別緊急事業、豊後高田市の高田港呉崎地区の整備などが採択された。
596
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/28(土) 08:42:50
金子議長が続投へ 自民党県議団総会 副議長候補に田之上氏 讀賣鹿児島
自民党県議団(池畑憲一会長、40人)は27日、総会を開き、県議会の次期議長候補に現議長の金子万寿夫氏(60)(大島郡区、当選5回)、副議長候補に田之上耕三氏(64)(霧島市区、当選6回)を選んだ。県議会での最大会派のため、5月9日の臨時議会で新しい正副議長に決まる見通し。また、同党県連幹事長には本坊輝雄氏(51)(南さつま市区、当選5回)が内定し、6月の県連大会で正式に決定する。
議長候補には、金子氏のほか元議長の川原秀男氏(60)(川辺郡区、当選6回)も立候補。投票では金子氏21票、川原氏18票、白票1票の結果だった。副議長候補には、田之上氏のほか、柴立鉄彦氏(59)(鹿児島市・鹿児島郡区、当選5回)が名乗りを上げ、田之上氏が22票、柴立氏が18票を獲得した。
金子氏は副議長、党県連幹事長を経て2005年3月から議長。金子氏は「議会改革はまだ道半ば。議会で正式に選出されれば、政務調査費の透明化や政策立案機能強化などに取り組みたい」と話した。
(2007年4月28日 読売新聞)
597
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/28(土) 09:15:14
県民ネットは枠組み維持、会派構成ほぼ固まる 佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&blockId=440318&newsMode=article
県議会(定数41)の県民ネットワークは27日、従来の枠組みによる7人で会派届けを提出した。最大会派の自民は30人で結成する見通しで、県議会の会派構成がほぼ固まった。
県民ネットワークの構成は民主3人、社民2人、無所属2人。改選前の5人から2人増え、代表には牛嶋博明議員(社民)が就任する。民主の独自会派結成を模索する動きもあったが、これまで連携してきた経緯を踏まえ、従来の枠組みを維持した。
牛嶋代表は「人数が増えたというだけでなく、議会活動を活発にして県民の負託に応えていきたい」と述べた。
県議会の会派構成は自民30人、県民ネットワーク7人、公明、共産、市民リベラル、無所属各1人となる見通し。会派結成の届け出締め切りは1日となっている。
598
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/28(土) 22:17:38
北橋・北九州市長:行政、財界連携強化へ 北九州商議所会頭と初会談 /福岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/news/20070428ddlk40010531000c.html
北九州市と北九州商工会議所のトップ会談が27日、小倉北区のホテルであった。北橋健治市長が就任して初の会談。地域活性化のための行政、経済界の連携強化などを確認した。
末吉興一・前市長時代から年2、3回開催している。今回、商議所側から重渕雅敏会頭ら、市側から北橋市長や2人の副市長らが出席し、非公開で話し合われた。
会談後に会見した北橋市長らによると、情報や意見を密に交換する▽同様の会談を年3回程度開催する▽課題によっては副会頭や副市長とで協議する−−で合意。また市側からは、ひびきコンテナターミナルや北九州空港の利用促進の要望も出た。【入江直樹】
〔北九州版〕
毎日新聞 2007年4月28日
599
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/28(土) 22:50:32
県議会 民主系会派第2勢力に 副議長ポストめぐり綱引き 「融和」か「対決」か 与野党に悩み 西日本福岡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20070428/20070428_026.shtml
統一地方選で新たな顔触れになった県議会(定数88)で、初議会となる5月開会予定の臨時議会を前に、副議長ポストめぐる綱引きが早くも始まっている。選挙戦で議席を伸ばして第2勢力となった民主党系会派がポストを狙うが、知事選で擁立候補が現職に敗れ、「野党」に転落した微妙な立場。一方、カギを握る最大会派の自民党会派は、議会運営上の利害などを見極めながら、慎重に判断する構えだ。
民主、社民系県議でつくる県議会会派「県政クラブ」は、改選前の13人から21人にメンバーが増えた。初顔合わせをした27日、民主躍進を受けて、会派名も「民主・県政クラブ」に一新。記者会見した新会長の吉村敏男会長(民主)は、副議長ポストについて「第2会派であり、野党という立場であっても求めていく」と前向きな姿勢を示した。
しかし、40人前後の議席を持つ自民党県議団など複数の与党会派の同意を得なければ、ポストは得られない。同クラブの会派議員には「副議長に固執することで、今後、自民のいいなりになってしまう」との懸念もくすぶっている。
一方、自民党県議団の藤田陽三議長はこの日、同クラブを表敬訪問。「喜ばしいことに民主・県政クラブは、こういう大部屋で初会合をされるぐらいに勢力を伸ばされた」。藤田議長は野党会派を持ち上げる一方、「与党、野党の関係をしっかり踏まえ、県政発展に努めたい」とくぎを刺すことも忘れなかった。
農政連を支持母体とする議員らでつくる与党会派「緑友会」(9人)も同日、動きを見せた。会派会長が自民党県議団に「わが会派が自民党に最も考え方が近い。副議長を出したいので協力をお願いしたい」と申し入れた。公明党県議団(11人)も「与党会派から副議長を出すのが常識」という立場。主導権を握る自民党県議団内部では「議会運営をスムーズにするため、第2会派にポストを譲るべきだ」との考えや「与野党の関係をはっきりさせ、公明や緑友会に渡すほうがいい」との声が交錯している。
連休明けの5月8日、各会派の代表者会議で正副議長ポストについて正式な協議が始まる。同月中旬開会予定の臨時議会まで、与野党の思惑が絡んだ駆け引きが続きそうだ。
=2007/04/28付 西日本新聞朝刊=
600
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/04/28(土) 22:51:23
自民系市議が統一会派 別府市議会 21年ぶり 影響力強化狙う 西日本大分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/oita/20070428/20070428_001.shtml
別府市議選(定数29)で当選した自民系市議17人は27日までに、統一会派「自民党議員団」の結成届を議会事務局に提出した。自民系全議員の統一会派は21年ぶり。最大会派として影響力を強めると同時に、4年後の次期市長選へ向け、候補選びに主導的立場を取り返す狙いがあるとみられる。
同党市議は改選前、イズミのスーパー誘致などをめぐり▽高志会▽新和会▽市民クラブ‐の3会派に分裂していた。しかし、2月の市議団拡大役員会で「イズミ問題にけりをつける意味でも統一すべきだ」との意見で一致、調整を続けていた。
統一会派には公認の現職候補として当選した12人のほか、無所属の現職1人、元職2人、新人2人が入会。任期が始まる30日に正式結成、代表に浜野弘氏(74)=6期=が就任する。浜野代表は「4年後を見据え、党の統一見解を下敷きに市政のチェック機関として働きたい」と話している。自民党系の統一会派は1984‐86年の「自民クラブ」(20人)が最後。
市議会の新勢力は▽自民党17人▽公明党4人▽社民クラブ3人▽共産党3人▽行財政改革クラブ1人▽市民の声クラブ1人。
=2007/04/28付 西日本新聞朝刊=
601
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/01(火) 23:03:01
川辺川利水事業:「ポンプ案が望ましい」 矢上・相良村長、代替案に言及 /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/news/20070501ddlk43040062000c.html
◇「国営も視野に」方針も軟化
相良村の矢上雅義村長は30日、同村役場で会見し、同村が最大受益地となる川辺川利水事業のあり方について「(県が昨年3月に策定した)ポンプ取水案での利水が望ましい」と述べた。矢上村長は昨年7月に県が裁定した農林水産省の利水案に反発、利水事業からの離脱を表明しており、具体的な“代替案”に言及したのは初めて。
同利水事業をめぐっては、利水訴訟で国が敗訴したのを受け始まった利水協議の中で(1)従来のダム取水案(2)堰から水を引く「非ダム案」(3)堰を作らずポンプで直接取水する「ポンプ取水案」(4)チッソ(本社・東京)の川辺川第2発電所の発電用水路を利用する「農水省案」−−の4案が浮上した。
県は昨年7月の協議で農水省案で一本化する裁定をしたが、相良村が事業負担金が大きいことなどを理由に離脱を表明。地元市町村で作る川辺川総合土地改良事業組合に脱退通知書を提出した。同村は今年度から組合分担金の支払いも拒否しており、組合が機能しなくなる可能性が高まっている。
矢上村長は「農水省案はダムを前提としておりのめない。事業推進へ向けて農家の3分の2以上の同意を取れる案は、ポンプ取水案しかない」と述べた。
また「統一地方選で農水省案を推進した自治体で『刷新』を訴えた人が何人も当選した」と指摘。「新しい首長がポンプ取水案を基本に利水を考えるというのなら、事業主体も国営、県営を問わずいろんな可能性を探っていきたい」と述べ、これまで国営利水事業に明確に反対してきた方針を軟化させた。【高橋克哉】
毎日新聞 2007年5月1日
602
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/01(火) 23:36:47
候補者公募制を答申 自民県連改革推進委
2007年5月1日 宮崎日日
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200705010108
主要選挙で内部分裂が続く自民党県連の再建策を議論してきた党県連改革推進委員会(委員長・徳留八郎都城市支部長)は1日、9項目の改革案を坂元裕一会長代行に答申した。選挙候補者の公募制導入や定年制などを提言。県連は13日の定期大会で内容を報告した上で、具体的な検討を進める。
1月の知事選での推薦候補惨敗を受け、候補者選定では「複数候補者がいる場合は勝てる候補者を選定基準にすべきだ」「利害が絡み誤解を与えるような擁立をすべきでない」と指摘。公募制や予備選挙、定年制の採用なども提案した。
近年の選挙戦の鍵を握る無党派対策としては「県民受けする候補者の選定」や、党員より会費を抑えた「サポーター制度」の創設、18−30歳を対象にした学生部の充実などを挙げた。
また、議員の政策立案能力の向上や党紀違反者に対する厳正な処分も改革案に盛り込んだ。
603
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/02(水) 23:46:23
県議会:県民ネットが2増 自民は2減の30議席に /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saga/news/20070502ddlk41010410000c.html
統一地方選後の県議会の会派構成が1日、決まった。自民系無所属で当選した4人のうち3人は自民党入りしたが、鳥栖市区で現職の同党公認候補を破って当選した向門慶人さんは同党鳥栖支部の反対があり、新会派「志の会」を1人で設立した。しかし同党県議団には同党入りを認めるべきだとする意見が強く、今後も調整を進める。
自民党は選挙前の32人から2人減って30人となった。無所属当選で会派入りしたのは岡口重文さん=伊万里市区▽宮原真一さん=三養基郡区▽原田寿雄さん=西松浦郡区。
民主、社民を中心に5人で組まれていた会派・県民ネットワークは、両党の議席が伸びたことから、2人増の7人で会派を作る。議員1人だけで作る一人会派は、志の会を含めて4会派。4年ぶりに議席を回復した共産党(武藤明美さん)の他、公明党(伊藤豊さん)と市民リベラルの会(宮崎泰茂さん)が届け出た。【上田泰嗣】
毎日新聞 2007年5月2日
604
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/02(水) 23:47:43
県議会:自民、過半数を維持 会派構成決まる /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070502ddlk42010093000c.html
改選後の県議会(46人)の会派構成が1日、決まった。自民党は新会派の県民会議と統一会派を結成し、過半数の25人を維持。今月11日に予定されている臨時県議会で同党の三好徳明県連幹事長=西彼杵郡・5期目=の議長選出が有力となった。
会派結成を県議長宛てに届けたのは、「自民党・県民会議」25人▽民主、社民両党の議員らでつくる「改革21」13人▽「公明党」3人▽「創爽会」3人▽「共産党」1人▽「無所属新風」1人。
自民党は改選で党公認・推薦候補の当選が21人(改選前26人)にとどまり、過半数割れの危機にあった。だが、無所属で当選した4人による県民会議との統一会派で過半数を維持。議長には慣例で同党県連幹事長経験者が就任していることから、三好氏の選出が有力となった。改革21は改選前より1人増。【宮下正己】
〔長崎版〕
毎日新聞 2007年5月2日
605
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/02(水) 23:48:31
自民県連:候補者選定、公募制も 「しがらみを白紙に」−−改革委答申 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070502ddlk45010015000c.html
1月の知事選で推薦候補の落選を受けて発足した自民党県連改革推進委員会(徳留八郎委員長)は1日、候補者選定を公募制にするなどの改革案をまとめ、坂元裕一・県連会長代行に答申した。坂元会長代行は「(複数の候補予定者に)政策を競わせて党員に判断を仰ぐ、予備選挙方式も考えられる」と答えた。7月の参院選では現職の小斉平敏文氏(57)への自民党公認が決まっており、公募制導入はその後の選挙を対象に検討する。
改革委は県連の地域支部長や、友好団体の農業や商工団体代表ら10人で組織。県連の諮問機関として3月に発足した。この日、宮崎市の県連本部で徳留委員長が「過去のしがらみを白紙に戻し、県連再生に一体になって取り組み必要がある」と述べ、坂元会長代行に答申書を手渡した。
答申書では「党員も(最盛期の)5万人以上から1万6000人に落ち込み、県連の衰退は危機的状況」と指摘。改革策として公認、推薦などの選定は「公募制、予備選も視野に検討」と盛り込んだ。県連によると、現在の候補者選定の手続きは、本人が県内の支部に公認・推薦を要請。県連の選対委員会での決定を経て党本部に申請し、正式決定される。
この他、県議は議員立法能力を高める▽無党派対策として県民受けする候補者を選定−−など8項目の改革案を挙げた。【中尾祐児】
毎日新聞 2007年5月2日
606
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/03(木) 01:18:35
県議会の新会派構成決定 自民、統一会派で過半数 長崎
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070502/06.shtml
県議会(定数四六)の新しい会派構成が一日、決まった。先の県議選で二十一議席と過半数割れした自民は、保守系無所属の現職二人と大村市区で返り咲いた元職二人による新しい友好会派「県民会議」を取り込み計二十五議席を確保。県議会最大の統一会派「自民・県民会議」が誕生した。正副議長などを決める臨時会は十一日に開く。
自民は改選前(定数五一)の二十七から二減。改革21は十三、公明は三、共産は一を維持。若手新人三人は「創爽(そうそう)会」を結成。新風クラブは「県民会議」と「無所属新風」に分裂した。
自民で問題となったのは「政治とカネ」絡みの事件で政界を去り、復活した野口健司、小林克敏両氏の扱い。早々の自民入りを警戒する会派内の声に配慮し、統一会派の形を選択した。
今のところ、議長には三好徳明自民党県連幹事長が有力視されている。
607
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/07(月) 09:53:23
本土と格差「所得」が最多、県民意識調査
2007年05月05日 朝日沖縄
http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000000705060001
沖縄県民の8割近くが依然、本土と沖縄の「格差」を感じている――。沖縄が本土に復帰して15日で35周年となるのを前に、朝日新聞社と沖縄タイムス社が共同で実施した世論調査(電話)で、こうした県民意識の現状がわかった。最も問題だと思う格差として基地問題を挙げる人が減り、所得や就職といった、より暮らしに密着した面を重視する傾向が強まった。経済振興には、国の支援より県民の努力が重要と指摘した人が多かった。
沖縄と本土に「さまざまな格差がある」と考える人は77%に上った。復帰30周年を前にした02年4月の調査では74%で、大きな変化はなかった。
ただ、格差があると感じている人に最も問題と思う点を聞いたところ、5年前とは大きく異なる結果が出た。02年は「基地問題」を挙げた人が全体の30%に上り、「所得」20%、「就職」12%と続いた。今回は「所得」が35%で最も多く「就職」も16%に増える一方、「基地」は14%に減った。
一方、高失業率と低い賃金水準が続く沖縄の経済振興に、より重要と思う要素を聞いたところ、「県民の努力」とした人が48%に達し、「国の支援」の37%を上回った。沖縄では公共事業への高率の補助や、米軍基地を抱える市町村への振興策で国費が投入されてきたが、国への依存が経済の自立を阻んできたとの指摘がある。調査結果からは、「自立」を志向する県民意識がうかがえる。
沖縄の将来に重要と思う点を尋ねる質問では、「本土との関係強化」(42%)と「アジアなど外国との交流の拡大」(41%)が拮抗した。「外国との交流」を重視する人の間では、経済振興で「県民の努力」に重きを置き、「本土との関係」を重視する人の中では「国の支援」を強調する傾向がみられた。
基地の整理・縮小について、日本政府の取り組みを「評価している」人は20%にとどまり、「評価していない」の66%を大きく下回った。ただ、在日米軍再編中間報告が出た直後の05年11月の世論調査では「評価している」が13%、「評価していない」が72%で、両者の差は縮まっている。
608
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/07(月) 09:54:03
自立志向浮かぶ、県民意識調査
2007年05月05日 朝日沖縄
http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000000705060002
本土復帰から35年を経てなお消えぬ格差の実感と、自らの努力で経済振興を図ろうという県民意識――。朝日新聞社と沖縄タイムス社の世論調査結果の持つ意味を、島袋純・琉球大教育学部教授(行政学)に聞いた。
今回の調査結果で目を引くのは、沖縄の経済振興のためにより重要な要素として「国の支援」より「県民の努力」を挙げた人が多かった点だ。20〜30代の若い世代に、その傾向が強く出ている。
一方、沖縄の将来を考えたときに重視する方向では、「アジアなど外国との交流の拡大」を選んだ人が、「本土との関係強化」を挙げた人とほぼ同じだけいた。
両方を重ねると、国への依存から脱し、外に目を向けて沖縄の「自立」を模索する県民多数の志向性が浮かび上がる。
だが、沖縄の現実政治は違う。国の振興計画の下における公共事業への高率補助と、米軍基地の存在に基づく財政移転。この二つへの依存は今も続いている。
とは言え、現在の沖縄振興計画は11年度で終了し、米軍再編に伴う交付金は基地を受け入れた地域に限定される。県も市町村も、国による振興策に頼れない状況に直面する。そのとき初めて、現実の政治と県民意識とのギャップが埋まる可能性が出てくるのだと思う。
もう一つの問題は、8割近くの人が依然、本土との格差があると考える中、一番の問題として所得や就職を挙げる人が増え、基地問題を指摘する人が減っている点だ。これをどう考えるか。
基地との共存が進んでいると見るのは早計だ。暮らしを優先させて考えることが、基地への関心の低下を意味するとは限らない。米軍普天間飛行場の返還合意から、すでに11年。この間、政治が基地問題を解決できないことに、県民が嫌気を起こしている現状が背景にあるとみるべきだ。
沖縄が抱える課題は、「基地か暮らしか」という二者択一ではとらえきれない。国への依存を脱した将来を展望する際、基地が経済発展や暮らし向上の障害になっているという意識が、どれだけの県民に共有されるか。そこが、今後の沖縄の政治的な焦点にもなってゆくのではないか。(談)
609
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/08(火) 22:51:58
長崎市議会:市民ク最多13人−−会派構成決まる /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070508ddlk42010147000c.html
統一地方選で改選された長崎市議会(定数51)は7日、改選後初の世話人会を開き、新しい会派構成を決めた。最大会派は民主系の「市民クラブ」の13人。自民が11人で続く。正副議長選が予定される臨時議会は16日に開かれる。
また、銃撃事件で死亡した伊藤一長・前市長の長崎市葬の日時、場所は8日の会派代表者会議で決まる。
新しい会派構成は市民クラブ13人▽自民11人▽自民明政クラブ9人▽公明6人▽共産5人▽社民2人▽自民長崎人の会2人▽気走会1人▽草の根クラブ1人▽市民の会1人。
〔長崎版〕
毎日新聞 2007年5月8日
610
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/09(水) 09:06:15
県議会新議長に坂口氏「内定」 立候補制の投票で決定 讀賣宮崎
県議会(定数45)の新議長に、最大会派自民党(28人)の坂口博美議員(59)(児湯郡区選出、当選5回)が8日、事実上内定した。14日の臨時議会で選出される見通し。これまで同党は、議長経験者が調整し、より当選回数が多い議員を議長候補に選んできたが、今回は立候補制にし、投票で決定した。
議長候補には、ほかに外山三博議員(67)(宮崎市区選出、当選6回)も立候補。関係者によると、投票の結果、坂口議員14票、外山議員13票、白票1票で、坂口議員を選出した。
他の会派が議長候補を擁立しても、自民党議員は県議会で過半数を占め、党議拘束をかける方針で、坂口議員が議長に選出されるのはほぼ確実。
同党内での副議長候補には中村幸一議員(64)(都城市区選出、当選5回)が選ばれた。
(2007年5月9日 読売新聞)
611
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/09(水) 10:38:57
「有資格」5期組は2人 県議会の議長人事 大分日日
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1178636400=11786717671148=1
大分県議会は十日開会の改選後初の臨時議会で正副議長を選出する。議長ポストは最大会派の自民党が握っているが、焦点は今任期中の議長候補と任期の扱い。党の慣例通りなら五期組の二人が候補の「有資格者」となる。九日の議員総会で協議するが、一年交代にした前任期中は交代時の”ドタバタ劇”が県民の批判を浴びた経緯があるだけに対応が注目される。
慣例では、議長候補は四期以上で副議長経験者から選んできた。現在、六期以上の四人は議長を務めており、今回は五期の阿部英仁氏(58)と安部省祐氏(47)の番となる。
前任期中は四期組にも有資格者がいたが、今回はただ一人四期の志村学氏(61)がまだ副議長を務めておらず、「阿部、安部両氏が二年制で務めるのが順当では」との見方が党内では有力。
一方で一年制にして今任期中の候補を四人にすべきとの声もある。三期組が八人、二期組が六人と多いためで「将来を見据えて早くポストを回すべきだ」との思惑も見え隠れする。
議長の任期について自民党は「一年では重みがない」として一九九五年五月から八年間、二年制にしたが、前回改選後(二〇〇三年五月)に、当時の五期組と四期組の計四人が意欲を示したため、再び一年制に戻した。
しかし、正副議長が交代する三月定例会の会期末に現職議長が辞表提出を拒み、本会議の開会が遅れるなど混乱を繰り返した。このため、他会派からは「議長ポストをたらい回しにすべきでない」「自民党内の混乱が県議会の信頼低下につながる」との批判が噴出した。
自民党の古手川茂樹議員会長は「各議員にいろんな考え方があるので、議員総会で十分意見を出し合って決めたい」としている。
副議長は慣例通り一年交代になる見通しで、自民党は志村氏が最初の候補になりそう。
連合大分の推薦議員による統一会派の県民クラブ(十四人)が副議長ポストを要求しているが、自民党は応じない方針。
正副議長の任期
地方自治法上は正副議長の任期は議員の任期によるため、改選直後に就任すれば4年間務めることができる。大分県議会では、過半数を占める自民党が両ポストを事実上、党内の主要ポストの1つとして独占している。
612
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/10(木) 09:29:30
臨時県議会:議長に4人が名乗り /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saga/news/20070509ddlk41010004000c.html
県議会は8日、選挙後初の5月臨時会を開会した。焦点の議長選挙は、30人を擁する最大会派の自民党から4人が名乗りを上げ、自民は一本化に向けて会派内で調整を行った。この日は初議会に臨む新人議員12人も登庁し、議会事務局職員に議員バッジを付けてもらったり、在庁の有無を示す出退表示板のボタンを押し、自分の名前を点灯させる初々しい姿が見られた。
議長に手を挙げたのは▽吉田欣也=佐賀市区・6期目▽堀田一治=三養基郡区・5期目▽留守茂幸=佐賀市区・5期目▽石丸博=武雄市区・4期目−−の4県議。
議長選に先立って自民党は、県議団会長に篠塚周城・元議長を選出。続いて議長候補者の選考に入った。4県議がそれぞれ立候補表明をした後、4県議で協議して歩み寄りを図ったが、決着は付かなかった。このため、この日の本会議で議長は選出できなかった。本会議終了後、自民党だけで再び調整に入った。
会期は10日まで。最終日の本会議で議長、副議長、各委員会の人事などを決める。【上田泰嗣】
毎日新聞 2007年5月9日
613
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/10(木) 09:33:08
臨時県議会:新議長に村上氏就任へ 副議長は馬場氏の見通し /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/news/20070509ddlk43010034000c.html
県議の改選に伴う臨時議会が8日、開会した。11日まで。焦点の正副議長人事は議長に最大会派自民が推す村上寅美氏が、副議長には同会派の馬場成志氏が就任する見通し。
村上氏は6期目。00年に副議長を務めた。議長に就任した場合、村上氏は自民党県連の政調会長を退き、後任に同党県議団政審会長の前川收氏の就任が見込まれている。馬場氏は4期目。県議会総務委員長などを歴任した。
また常任・特別委員会の正副委員長人事もある。水俣病対策特別委員長には自民県連幹事長の西岡勝成氏に就任を求める声が上がっている。水俣病問題を巡っては、国の与党プロジェクトチームが第2の政治決着として6月に新救済案をまとめる予定で県議会の対応も注目される。
県議会は今回の改選で定数が55から49に減った。民主、社民系の議員らでつくる第2会派「県民クラブ」は、民主公認で当選した議員が1人増えて2人になったことなどから会派名を「民主・県民クラブ」に変更した。
新たな会派構成は次の通り(カッコ内は改選前の議員数)。自民31(39)▽民主・県民クラブ7(5)▽公明3(3)▽新社会1(1)▽無所属7(4)。【山田宏太郎】
毎日新聞 2007年5月9日
614
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/10(木) 09:34:51
県議会:自民会派、坂口議員が新議長へ 「議会改革」で異例の投票 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070509ddlk45010165000c.html
県議会の自民党会派(28人)は8日、党議を開き、改選後の新議長の候補者に坂口博美議員(59)=児湯郡区=を選出した。外山三博議員(67)=宮崎市区=も立候補したため、投票による多数決を行い、得票で上回った坂口議員が選ばれた。自民では議長候補者は話し合いで一本化することが慣例だったが、東国原英夫知事が議会改革を求めていることもあり、異例の投票を行った。【中尾祐児】
14日の臨時会で議長選があるが、自民が議会(定数45)で過半数を超えるため、坂口新議長の就任が決まる見通し。
党議は非公開。会派によると、正副議長に各2議員が手を挙げたため、選考方法を投票に決めた。ともに無記名投票で選んだ。それぞれ得票数はきん差だったという。副議長には、中村幸一議員(64)=都城市区=が選ばれた。
坂口氏は新富町出身。上杉光弘・元参院議員の秘書などを経て91年に初当選し、副議長などを歴任し5期目。
また、会派の新役員も選出。会長に星原透議員(59)=都城市区、幹事長に井本英雄議員(60)=延岡市区、政審会長に野辺修光議員(64)=串間市区=が決まった。
毎日新聞 2007年5月9日
615
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/10(木) 09:45:50
県議長に自民・三好氏選出へ、副議長は吉川氏…最大会派の自民・県民会議が擁立決定 讀賣長崎
県議会の最大会派「自民党・県民会議」(25人)は9日、議員総会を開き、11日の臨時議会で行われる議長、副議長選について、それぞれ自民党の三好徳明氏(67)(西彼杵郡区、当選5回)、同党の吉川豊氏(72)(大村市区、同4回)を統一候補として擁立することを決めた。同会派は県議会で過半数を占めており、両氏の選出がほぼ確実になった。
また、県議会は9日、全員協議会世話人会を開き、新しい委員会構成について申し合わせた。常任、特別、議会運営の計10委員会のうち、自民党・県民会議が7委員長、第2会派「改革21」が3委員長を確保した。11日の臨時議会で正式決定する。正副委員長は次の通り。(委員長、副委員長の順、敬称略。自は自民党・県民会議、改は改革21の略)
◇常任委▽総務 黒田成彦(自)金沢秀三郎(自)▽文教 北浦定昭(自)渡辺敏勝(改)▽厚生環境 楠大典(改)瀬川光之(自)▽経済労働 中島広義(自)下条文摩左(自)▽農林水産 永淵勝幸(自)中村和弥(自)▽土木 野口健司(自)吉村庄二(改)
◇特別委▽離島・地域振興 徳永達也(自)永留邦次(改)▽少子・高齢対策 山田博司(改)押渕礼子(自)▽景気・雇用対策 橋本希俊(改)織田長(公明)
◇議運 佐藤了(自)吉村庄二
(2007年5月10日 読売新聞)
616
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/10(木) 09:46:14
自民県連幹事長には末吉氏選任へ…党県議団が新三役を内定 讀賣長崎
自民党県議団は9日、議員総会を開き、党県連の新三役を内定した。幹事長に末吉光徳・党県連総務会長(60)(南島原市区、当選6回)、総務会長に野本三雄氏(69)(長崎市区、当選4回)、政調会長に馬込彰氏(54)(南松浦郡区、同4回)が就任する。6月9日の定期大会で正式決定する。
三役は党県議団からの選出が慣例。現幹事長の三好徳明氏が県議会議長に就任する見通しとなり、後任に末吉氏と松田正民氏(54)(北松浦郡区、同7回)が名乗りを上げたが、調整の結果、末吉氏でまとまった。
党県議団の八江利春・会長代行は調整の理由について、末吉氏が参院選長崎選挙区(改選定数1)に立候補する同党新人の県立国見高サッカー部前総監督・小嶺忠敏氏(61)と近いことなどを挙げ「参院選を新体制で勝ち抜きたい」と述べた。
(2007年5月10日 読売新聞)
617
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/10(木) 09:47:45
県議会議長に阿部氏選出へ〜自民県議団、副議長には志村氏 讀賣大分
県議会(定数44)最大会派の自民党県議団(24人)は9日、議員総会を開き、次期議長候補に阿部英仁氏(58)(大分市区、当選5回)、副議長候補に志村学氏(臼杵市区、当選4回)をそれぞれ選んだ。任期については、議長を2年、副議長は1年とすることを申し合わせた。10日開会の臨時会で、選出される見通し。
同県議団は、改選後に結成された民主、社民系の第2会派「県民クラブ」(14人)から、副議長、一部常任委員会の正、副委員長職を求められており、この点についても協議した。
副議長職については「多数決で決める」として拒否。正副委員長職については「公明党も含めて3会派でもう少し話し合いたい」として結論を先送りし、臨時会終了後に再度、協議することとなった。
(2007年5月10日 読売新聞)
618
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/10(木) 20:05:30
県議会議長候補に阿部氏 自民「任期は2年」 大分日日
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1178722800=11787575677737=1
県議会の自民党県議団は九日、大分市内で議員総会を開き、改選後の最初の議長候補に阿部英仁氏(58)=五期、大分市選挙区=、副議長候補に志村学氏(61)=四期、臼杵市選挙区=を選んだ。また、今期の議長の任期を二年制とし、副議長は慣例通り一年交代とすることを申し合わせた。
正副議長選は十日に開会する臨時県議会で行われるが、最大会派の自民党が過半数を占めているため、阿部氏と志村氏が選出される見通し。
会議終了後、会見した古手川茂樹議員会長は議長を二年制とした理由について「前回改選後は『四期以上で副議長を経験』との資格を満たした議員が四人いたので一年制にしたが、今回は有資格者が二人なので二年制で落ち着いた」と説明した。
自民党は改選後に任期中の議長候補をあらかじめ決めておくのを慣例としてきた。資格を満たす五期組には阿部氏のほか、安部省祐氏(47)=大分市選挙区=がいるが、阿部氏の次の議長候補については「二年後にあらためて協議する」として、候補選びを見合わせた。
619
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/10(木) 23:00:01
県議会:石丸氏が議長就任へ 自民会派内の投票で決着 /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saga/news/20070510ddlk41010006000c.html
県議会の最大会派・自民党は8日深夜、石丸博県議(61)=武雄市区・4期目=を県議会議長候補者に決めた。単独で過半数を取っていることから、同氏の就任が事実上決まった。4人が手を挙げており、調整が難航。県議団で協議を続けていたがまとまらず、最後は会派内の投票で決着した。他に手を挙げていたのは▽吉田欣也▽堀田一治▽留守茂幸−−の3県議。石丸県議の得票が最多だったという。議長選は10日の本会議で行われ、石丸県議が正式に選出される運びだ。【上田泰嗣】
毎日新聞 2007年5月10日
620
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/10(木) 23:02:56
延岡市議会:議長に新名氏 保守は20年ぶり /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070510ddlk45010331000c.html
延岡市議会(定数33)は9日、改選後初の臨時会を開き、議長に新政会の新名種歳氏(69)=6期目、副議長にのべおか清風会の後藤哲朗氏(51)=3期目・自民党=を選出した。保守系会派から議長が選ばれたのは、20年ぶり。
新名氏は航空自衛官から大原一三衆院議員の秘書を務めた後、83年に初当選。議長選では新政会(6人)、のべおか清風会(4人)、きずな(3人)、公明党市議団(同)、無所属クラブ(同)の5会派(計19人)が、議員削減などの議会改革、日向市以北の市町村合併を目指す広域合併特別委員会設置などの政策で一致、大同団結した。
新会派は、民主市民連合(9人)▽新政会▽のべおか清風会▽きずな▽公明党市議団▽社民党市議団(3人)▽無所属ク▽共産党市議団(2人)の八つ。
毎日新聞 2007年5月10日
621
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/11(金) 09:08:52
長崎市議会会派 社民が民主系市民クに合流 参院選へ共闘態勢 西日本長崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/nagasaki/20070510/20070510_001.shtml
長崎市議会の会派「社民党」の2人が9日、会派を解散し民主党系「市民クラブ」に合流した。会派数は9会派に減り、最大会派の市民クラブは15人になった。
7月の参院選に向けた動きで、「社民党」代表だった鶴田誠二市議は「自公路線に対抗する枠組みづくりと、労組運動のためにも民主と連携すべきだと判断した」と話している。同市議会事務局によると、民主系と社民系の市議は1999年に「新風21」を合同で結成したが、2003年から別々に会派を作り活動していた。
=2007/05/10付 西日本新聞朝刊=
622
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/12(土) 11:14:58
新議長に三好氏副議長には吉川氏選出・・・県議会 讀賣長崎
県議会は11日、臨時会を開き、議長に自民党の三好徳明氏(67)(西彼杵郡区、当選5回)、副議長に同党の吉川豊氏(72)(大村市区、同4回)を選出した。
選挙は全46議員が投票。両氏は最大会派の自民党・県民会議(25人)の統一候補で、議長選は共産党の堀江ひとみ氏を除く全会派が同調し、三好氏が45票を獲得した。副議長選は吉川氏28票、橋本希俊氏(改革21)14票、末次精一氏(創爽(そうそう)会)3票、堀江氏1票だった。
三好氏は就任あいさつで、九州新幹線長崎(西九州)ルート建設、雇用対策などを挙げ「これらの重要問題の解決、県勢発展のため、誠心誠意努力したい」と述べた。
任期はいずれも議員在任期間中だが、自民党は、慣例で議長を2年、副議長を1年としている。
(2007年5月12日 読売新聞)
623
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/12(土) 11:17:09
県議会議長に村上氏決定 讀賣熊本
県議会(定数49)は臨時議会最終日の11日、正副議長選挙で議長に村上寅美氏(67)(自民、6期)、副議長に馬場成志氏(42)(同、4期)を選んだ。自民は議会運営委員会、6常任委、水俣病対策特別委の正副委員長も独占した。
議長選は村上氏48票、岩中伸司氏(58)(新社会)1票。副議長選は馬場氏38票、渡辺利男氏(57)(民主・県民クラブ)7票、竹口博己氏(58)(公明)3票、岩中氏1票だった。
村上議長と馬場副議長は閉会後、県議会棟で記者会見し、抱負を語った。
村上議長は、「重責を痛感している。慣例にとらわれない議会運営を行いたい」と意欲を見せたうえで、「活力ある県づくりのため、県の出先機関などに出向いて、農家や中小企業が抱える問題を共有したい」と意気込みを披露した。水俣病問題については「被害者救済が最大の使命。国の動きを見据えて一日も早い解決を目指す」と述べた。
馬場副議長は「県民の身近にあり、信頼される議会を議長とともにつくっていきたい」と話した。
また、県議会の議会運営委員会は11日、6月定例議会の日程を8〜22日の15日間と申し合わせた。一般質問は13〜15日。特別委員会は18日、常任委員会は19、20日。
(2007年5月12日 読売新聞)
624
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/13(日) 09:28:10
自民県連会長に谷川衆院議員内定……総務会長・野本、政調会長・馬込氏 讀賣長崎
自民党県連(北村誠吾会長)は12日、長崎市で大会準備委員会を開き、次期会長に谷川弥一・衆院議員(65)(長崎3区、当選2回)の就任を内定した。6月9日の県連大会で正式決定する。
副会長には、宮内雪夫(73)(佐世保市区、10回)、加藤寛治(61)(島原市区、7回)、八江利春(67)(諫早市区、6回)の各県議と三好徳明・県議会議長(67)(西彼杵郡区、5回)が内定した。
三役は、党県議団の調整を承認し、幹事長に末吉光徳(60)(南島原市区、6回)、総務会長に野本三雄(69)(長崎市区、4回)、政調会長に馬込彰(54)(南松浦郡区、4回)の各県議が就任することで合意した。
役員の任期はいずれも1年間だが、2期連続で務めるのが慣例。
(2007年5月13日 読売新聞)
625
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/13(日) 10:48:29
産廃候補地 選定根拠に住民ら疑問/初の地元説明会
薩摩川内・大原野 県、7月にも調査
(05/13 07:52)鹿児島南日本
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=4391
公共関与の産業廃棄物管理型最終処分場候補地を薩摩川内市川永野町の採石場に選定した県は12日夜、初めての住民説明会を同町大原野の大原野自治会館で開いた。
非公開で2時間余り行われた説明会では、住民から「県は独自の地質調査もしていないのに、採石場を経営する企業の調査を根拠になぜ川永野に決めたのか納得できない」など選定理由や施設の安全性への疑問や反対意見が相次いだ。県は「まだ調査をしておらず、疑問点に答える材料を持たない。7月にも立地可能性調査に入りたい」と回答するにとどまった。
大原野地区は、採石場付近を流れる阿茂瀬川の下流域。同日の説明会には、県廃棄物・リサイクル対策課の永徳親久参事ら県職員6人や同市幹部が出席。大原野地区の住民約70人以外の参加や傍聴は認めず、非公開で行った。
県によると、県は、採石場を経営する企業が実施した地質調査結果など、薩摩川内市議会や県産業廃棄物専門委員会で使った同じ説明資料を住民に配付。永徳参事が選定経緯や産廃施設の概要などを説明した。
住民からは、県が企業調査頼りに「岩盤は不透水性で地下水への浸透が考えられない」と説明している点に疑問が続出。さらに、候補地選定で川永野を含む県内4地域が最終段階まで残ったことに対し、「県は川永野以外の3地域の地質調査をしたのか。3地域が選ばれなかった理由を示してもらわなければ、適地の是非は判断できない」「今後行う調査を『施設ありき』でやってもらっては困る」などの意見が出たという。
候補地に最も近い所に住むという会社員山之口隆さん(34)は「県は安全というがやっぱり水が心配。住民の質問にも調査するの一点張りだった。納得するだけの材料をもっと出してもらわなければ。今夜のやりとりは録音したので、あとでゆっくり聴きたい」。
無職桑畑徹さん(66)は「(候補地に)決定してから調査では、順番が逆。報道でまず知らされるなんて集落をばかにしている」と憤った。
永徳参事は説明会終了後、「施設建設に賛成する意見は出なかったが、出席者すべてが反対とは考えていない」と話した。
県は13日午後1時から、同市川永野町川永野地区で同地区住民を対象に説明会を開く。
■地元の意向で非公開/住民説明会
産業廃棄物管理型処分場の候補地となった薩摩川内市川永野町にある大原野自治会で12日開かれた県の住民説明会は、地元住民の意向を受け非公開で行われた。11日に、「公開の意向だが、住民の意向を聞いて対応したい」としていた県。住民らが発言しやすい雰囲気づくりを最優先した格好だ。
説明会には、付近に田畑などを持つ大原野集落以外の住民や市議ら数人も訪れ傍聴を希望したが、許可されなかった。同市永利町の会社員男性(43)は「家も近いし田畑もあるので、状況を聞きたかった」と残念そう。
住民らは、マスコミの取材に対しても神経をとがらせた。開始前には、大原野自治会会長が、自治会館へ向かう住民の撮影も控えるよう要請。地元記者クラブが交渉し、ようやく説明会開始直前の3分間に限り会場内の撮影が許された。県廃棄物・リサイクル対策課の永徳親久参事は「住民は(取材されることに)慣れておらず、自分たちだけで開きたいという意向だった。県としても意見がスムーズに出るように配慮した」と説明した。
626
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/13(日) 23:48:05
東国原知事:自民宮崎県連大会でリップサービスたっぷり
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070514k0000m040114000c.html
宮崎県の東国原(ひがしこくばる)英夫知事が13日、宮崎市で開かれた自民党県連の定期大会に来賓で出席し「日本の繁栄と平和は、政権与党の自民党のご尽力によるもの」などと、自民へのほめ言葉に終始するあいさつをした。知事選で対立候補を推薦した自民党とは対立関係にあるとみられていただけに、周辺も驚くひょう変ぶり。県連の招待による出席だったが、あまりのリップサービスに自民県議らも狐につままれたような表情をみせた。
東国原知事はあいさつの中で「私はまだ政治家になって4カ月足らずのひよっこ」と謙そんしたうえで「日本の繁栄と平和を築き上げたのはひとえに政権与党であった自民党のご尽力によるもの」と絶賛した。
安倍政権に対しては「首相もアンシャンレジーム(旧体制)を変えていかなければならないと言う。我々も取り組まなければならない。憲法、教育、年金、福祉などすべてが変わりつつある」と賛意を示し「宮崎は党派を超えて県民総力戦で地方間競争を勝ち抜きたい。このひよっこを、よき後輩、弟、息子として温かく見守ってほしい」と締めくくった。
大会に出席した中川昭一・党政調会長も「『旧体制ではダメだ』という知事の言う通り」と負けずに知事を持ち上げた。
県連によると、大会は7月の参院選に向けた事実上の決起集会で、県内地域支部役員ら約300人が出席。4月の県議選で県連会長(当時)が公選法違反容疑で逮捕されるなど、同党のイメージ低下は深刻だ。
宮崎では自民党の県政与党が続き、歴代知事は慣例で県連大会に出席してきた。招待には、「人気者」の知事と雪解けムードを演出したいとの考えもあった。4月中旬に東国原知事に案内状を送ったが返答がなく、7日になってようやく知事側から出席の返事が届いたという。
東国原知事は7月の参院選では「中立」を表明している。県連の後任会長に選任された前県議長の坂元裕一県議は「知事のあいさつはよかった。人気者の知事が参院選で応援してくれるかどうか分かりませんが」と、やや複雑な表情だった。【中尾祐児】
毎日新聞 2007年5月13日 22時50分 (最終更新時間 5月13日 23時01分)
627
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/14(月) 21:48:58
「正念場だ!」東国原宮崎県知事vs議会が"第2R"開始
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20070514/20070514-00000013-ann-soci.html
先月の選挙で、東国原チルドレンも誕生した宮崎県議会。東国原知事は余裕の表情で、第2ラウンドともいえる臨時議会に臨みました。
東国原宮崎県知事:「(Q.本腰はやっぱり6月)そりゃそうでしょ。肉づけ予算が乗るわけだから。正念場だ。正念場だ」
議会は、正副議長が決める投票が行われ、30分ほどで終わりました。
前議長・坂元裕一議員:「(Q.新しく誕生した東国原チルドレンの面倒は)経験上、アドバイス求められれば、していきたい」
東国原宮崎県知事:「(Q.議会の顔ぶれ変わったが)ちょっと個人的に寂しくなった部分もあるんですよ。ずっとやじを飛ばしていた人がいないので」
本格的論戦は来月8日から始まります。
628
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/15(火) 00:48:00
自民県連:会長に坂元氏、異例の県議就任 党は中山衆議を注意処分 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070514ddlk45010188000c.html
自民党県連会長が公選法違反容疑で逮捕・起訴されたため空席になっていた会長職に、県議の坂元裕一氏(58)が13日、就任した。宮崎市で開かれた県連大会で承認された。同党の各都道府県連会長の大半は国会議員が務めているが、宮崎県連では、起訴された前会長の川添睦身被告(元県議)に続き、2代連続で異例の現職県議の就任となった。
県連大会では、1月の知事選で同党推薦の持永哲志候補を支援しなかったとして、中山成彬衆院議員(63)=宮崎1区=を党本部が11日、厳重注意処分にしたことが報告された。中山議員は党紀委員も引責辞任した。
坂元氏は「県内は社会資本整備が大きく遅れ、政治力を結集しなければならない。政権政党の自民党が7月の参院選に勝利することで、県民の期待に応えよう」とあいさつした。
役員選出の議案が提出され、出席した党員から「国会議員を会長にすべきだ」との意見も出た。だが、同党所属の国会議員4人の中で、最長の6期目の中山議員が処分されるなどの状況から賛同する意見はなく、坂元氏の会長就任が承認された。県連は幹事長など他の新役員を月内にも選出する方針。【中尾祐児】
毎日新聞 2007年5月14日
629
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/15(火) 08:54:52
県議会議長に坂口氏 副議長は中村氏 讀賣宮崎
県議会(定数45)の臨時議会が14日開会した。正副議長の選挙が行われ、議長に自民党の坂口博美議員(59)(児湯郡区選出)、副議長に同党の中村幸一議員(64)(都城市区選出)を選出した。
選挙は単記無記名方式によって行われ、正副議長とも各4人に投票があった。議長選は、坂口議員が28票で、次点の公明党県議団会長の長友安弘議員(宮崎市区選出)は11票。副議長選は、中村議員が28票、次点の社民党県議団団長の外山良治議員(同市区選出)は11票だった。
選挙後、坂口氏は「(官製談合事件で)県政に対する県民の信用は失墜している。一刻も早く頼れる県政を確立したい」、中村副議長も「政治家としての原点に返り、県民の負託に応えたい」とあいさつした。
自民党の正副議長候補が投票で決まったことについて、東国原知事は「異例のことで、議会も変わりつつある」と評価。そのうえで「議員の政務調査費や議会の定数是正などの改革をスピード感をもってやってほしい」と注文した。
臨時議会は15日も開かれ、常任委員会の委員構成などを決める。
(2007年5月15日 読売新聞)
630
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/15(火) 08:58:49
東国原知事、自民にヨイショ作戦…スムーズ議会狙う
県連大会で安倍を大絶賛
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007051402.html
宮崎県の東国原英夫知事(49、写真)が13日、宮崎市内で開かれた自民党県連の定期大会に出席し「日本の繁栄と平和は、政権与党の自民党のご尽力によるもの」などと、自民党をベタぼめした。その狙いとは−。
「私はまだ政治家になって4カ月足らずのひよっこ。日本の繁栄と平和を築き上げたのはひとえに政権与党であった自民党のご尽力によるもの」
東国原知事は、7月の参院選に向けた事実上の決起集会となったこの大会に、来賓として出席。県内地域支部役員ら約300人の前でこうあいさつした。
安倍政権に関しても「憲法、教育、年金、福祉などすべてが変わりつつある」と絶賛。「宮崎は党派を超えて県民総力戦で地方間競争を勝ち抜きたい。このひよっこを、よき後輩、弟、息子として温かく見守ってほしい」と締めた。
今年1月の県知事選で、対立候補を推薦した自民党への異例ともいえるリップサービスについて、県連関係者は「宮崎は長年の保守地盤。知事は人気者だが、自民党との『雪どけ』を県民にアピールすることで、さらに県政が運営しやすくなる」と背景を分析する。
一方で「県民の8割以上が支持する知事が自民党を立てたことで、自民党は議会で知事に逆らいづらくなる。クギを刺したんだ」(県議)とする見方も。
最近は東京都の石原慎太郎知事について「傲慢(ごうまん)」と言ったり、記者クラブに「聖域ではない」などと発言し、敵味方をはっきりさせている東国原氏。参院選では「中立」を表明しているが、この手法は吉と出るか凶と出るか。
ZAKZAK 2007/05/14
631
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/15(火) 09:20:32
中山氏へ厳重注意 知事選支援問題で党本部
2007年5月14日 宮崎日日
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200705140102
自民党本部は1月の出直し知事選で党推薦候補以外の候補への支援を誘導したとして、党県第1選挙区支部長の中山成彬衆院議員を厳重注意処分にしたと通知していたことが13日、分かった。同党県連定期大会で坂元裕一新会長が報告した。中山氏は「厳重注意は受けていない」と否定している。
同党県連は知事選で持永哲志氏=元経済産業省課長=を推薦。中山氏が川村秀三郎氏=前林野庁長官=への支援を促したとして党本部に厳正処分を求めていた。
処分内容は11日、党本部の中川秀直幹事長からファクスで党県連に伝えられた。持永氏を支援しなかった行為に対し、中川幹事長が中山氏を厳重注意。参院選で党公認候補に協力するよう伝えたほか、中山氏が党本部党紀委員会委員を辞任した、との内容だった。
632
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/15(火) 18:05:07
2007/05/15-17:54 人事発言で議会空転=東国原知事が陳謝−宮崎
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007051500914
宮崎県の臨時議会が15日、正副議長人事に絡む東国原英夫知事の発言が原因で空転し、知事が「県議会、県民の皆様に誤解を与えたことをおわびする」と陳謝する一幕があった。
正副議長(いずれも自民)が投票で選出されたことを、東国原知事が14日、「異例のこと」と発言。しかし、同議会はこれまでも、地方自治法に基づき正副議長を選挙で選出していた。
知事発言がテレビで放映されると、視聴者から「これまで密室談合で決めていたのか」と一部県議に抗議の電話があり、自民党が態度を硬化。議会は15日、開会直後に中断され、断続的な各会派代表者会議などをはさみ、再開にこぎつけたのは約4時間半後だった。
633
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/16(水) 20:36:54
県議会:自民が4年ぶり正副議長独占−−開会 /福岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/news/20070516ddlk40010444000c.html
県議会は15日、臨時議会を開き、投票の結果、議長に貞末利光氏(51)=中間市区、4期目▽副議長に後藤元秀氏(56)=築上郡・豊前市区、5期目=を選出した。自民党県議団が4年ぶりに正副議長ポストを占めた。
一方、全国知事会長に再選された麻生渡知事は「第2期地方分権改革で成果を上げるため先頭に立って取り組む覚悟だ。ただし、私の一番の責務は県知事であり、責務の両立に取り組む」とあいさつした。
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2007年5月16日
福岡市議会:議長に川口氏、副議長は久保氏 /福岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/news/20070516ddlk40010446000c.html
福岡市議選(4月8日投開票)後、初の臨時議会が15日開かれ、新議長に川口浩氏(46)=自民、6期目▽副議長に久保浩氏(65)=公明、7期目=が選任された。会期は16日まで。
就任後の会見で、川口氏は「地方の視点を大事に、いろいろな議論ができる議会運営をしたい」。久保氏は「福岡市が住みやすく、活力にあふれた町になるよう全力を傾注したい」などと抱負を語った。
民主党推薦で昨年11月に当選した吉田宏市長について、川口氏は「これまで(市長を)応援してこなかったが、議論を進めるうえでは良かった。マイナス面もあるかもしれないが、プラス面もあると思う」。久保氏は「緊張関係が構築され、互いに切磋琢磨(せっさたくま)できる。是々非々で判断していきたい」とし、それぞれ市当局と距離を置く姿勢を見せた。
また、市長、議長、副議長全員の名前が偶然「ヒロシ」になったが、川口氏は「いい意味で宣伝になればいいが」と苦笑していた。
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2007年5月16日
634
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/17(木) 12:24:02
正副議長選出 発言巡り紛糾
2007年05月16日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000000705160003
15日の臨時県議会で、東国原英夫知事の発言を巡って議会側が訂正を求め、4時間半にわたって紛糾する一幕があった。投票で決まった正副議長の選出方法について、知事が「議会は変わりつつある」と述べたコメントが、これまで議長選が行われていなかったような印象を与えたとして、議会側が反発。知事は求めに応じて、陳謝した。
東国原知事は14日、議会で新しい正副議長が決まったことについて、報道陣に「正副議長が投票で決まるのは異例。議会は変わりつつあると思う」とコメントしていた。
正副議長を出した最大会派の自民は今回、議長選を前に「候補者」を投票で選出。会派顧問が調整して候補者を決めていた従来の方法は不透明だとして変更した。知事のコメントは、自民の投票を指したもので、報道陣もそう受け止めてインタビューをしていた。
ところが、知事の言葉が一部のテレビでそのまま報じられると、自民の県議に対し、支持者から「これまで県議会は選挙をやらずに議長を決めてきたのか」と批判的な声が寄せられたという。
このため、15日の議会は午前10時の開会直後に休憩となり、各会派が幹事長会で知事の発言についての対応を協議。午後2時半に再開された議会で、東国原知事が「一部言葉足らずな部分があり、事実誤認の印象を与えたことをおわびします」と陳謝し、議会側が矛を収めた。
知事は閉会後、報道陣にも「テレビで(自分の発言を)見たが、そう取られても仕方ない」と自身の非を認めたうえで、発言を流したテレビ報道に「カギ括弧で『自民党内で』と(注釈を)入れて頂けるとありがたい」と注文した。
正副議長は選挙で選ぶことが地方自治法で定められている。自民の星原透会長は「法律で決まっているのに選挙をしていなかったことになると、まるで談合してきたような印象だ」と人気知事の発言の波紋の大きさに眉をひそめた。
635
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/17(木) 12:25:35
知事と首長 丁々発止 自治懇話会
2007年05月17日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000000705170003
県内30市町村の首長が東国原英夫知事と地方自治の課題について語り合う自治懇話会が16日、知事就任後初めて宮崎市の県自治会館であった。税金の一部を出身地に納めることができると注目される「ふるさと納税」について、知事は賛成の立場を表明した。救急病院の医師確保を巡る意見交換では、首長らとの間で丁々発止と議論を戦わせる場面もあった。(矢嶋友輝)
東国原知事はふるさと納税制度の創設に賛同を求めた町村会長の前田穣・綾町長の質問に答え、「総論は賛成」との姿勢を示した。「県出身者は県外に200万人。単純に半数が年に1万円を宮崎県に払っても、100億円になる」と期待を込めた。
ただ、知事は「ふるさと」の定義や納税方法、システムなどにまだ課題があるとも言及。「今後は議論を深めなくてはいけない」と述べた。
前田町長は「財政格差や税収格差を解消するためにも(18日に東京である)全国 知事会で創設に向けた議論をしてほしい」と要望した。
ふるさと納税は、都会に住む地方出身者らが住民税の一定額を自らの出身地の自治体に支払うことができる制度。都市と地方の格差是正につながると期待される一方、行政サービスを提供する自治体に納税する「受益者負担」原則を崩しかねないと反対の声もある。
知事は地方の財源確保に関連して持論を展開。「税収の格差は大変な問題。消費税率を上げても構わないが、上がった分(の税収)はすべて地方にほしい」と話した。
地域の医師不足をどう解消するかを巡っては、橋田和実・西都市長が東国原知事に強い姿勢で反発する場面があった。
西都・児湯の中核施設の西都救急病院で4人の医師が6月から3人に減る。土屋良文・新富町長がこうした実情を例示し、知事に「県はどうやって地方の医師を確保をするのか」とただした。知事は「問題なのは県央に集中している医師をどう分散するか。医師を県職員に登用してへき地に派遣するシステムもある」と説明した。
これに対し、橋田市長が「知事はひとごとのように話している」と語気を強め、「新人医師を地域に派遣して研修をさせる制度の充実が肝心」と提案した。市長は県に医師確保を3度求めたが、実現していない。
だが、知事も「ひとごととは心外。西都救急病院も医師確保に尽力してきたのか、疑問もある」と市長に反論した。
県によると、県内で医師不足が顕在化したのは04年に始まった臨床研修制度で医師の研修先が宮崎市などの民間病院に集中するようになったことも原因の一つという。この日は桑畑和男・三股町長も「北諸県地区では生命危機を伴う重篤な3次救急患者を県外に搬送することもある」と、県に早急の対策を求めた。
636
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/17(木) 23:21:44
九州新幹線:長崎ルート問題 桑原・鹿島市長「県内各地で討論会を」 /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saga/news/20070517ddlk41010749000c.html
◇知事の否定的見方に反論
九州新幹線長崎(西九州)ルート建設問題で、建設反対の立場を取る鹿島市の桑原允彦市長は16日、「鹿島市を含む県内各地で公開討論会をやるべきだ」と話し、全県的な議論が必要だとの認識を改めて強調した。古川康知事は15日、公開討論会開催について否定的な見方を示しており、これに対する反論となった。
市の説明によると、市は4月下旬、一部報道機関から県との公開討論会開催の打診を受けたが、会場が鹿島市だけと聞き、「鹿島市で実施すれば決着するというような県の考えには添えない」と拒否。市は代案として紙面上での討論会を提案したが、報道機関から「県との調整ができなかった」と連絡があり、実現しなかったという。
桑原市長は「市は『不同意』で決着している。ルートそのものの是非について議論したい」と述べ、県内各地で公開討論会を開いて議論する意義を強調した。
古川知事は15日の会見で「中立的なところ(=報道機関)からの申し出でも実現できなかった。理解が得られず、残念だ」と述べていた。【関谷俊介】
毎日新聞 2007年5月17日
637
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/17(木) 23:23:45
佐世保市議会:新議長に松尾氏、副議長には田中氏選出−−臨時会 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070517ddlk42010510000c.html
佐世保市議会は16日、改選後初の臨時会を開き、新議長に松尾裕幸氏(57)、副議長に田中稔氏(54)を選んだ。また、4常任委員会と議会運営委員会の正副委員長を決めた。
松尾氏は会社員、衆院議員秘書を経て91年に初当選。現在5期目で、最大会派の自民党市民会議(8人)に所属している。同日の記者会見で「議会の政策立案機能の充実と、執行機関に対する監視機能の強化を目指す」と話した。
一方、田中氏は99年に初当選。現在3期目で、自民党市民会議と並ぶ最大会派で保守系の緑政クラブ(8人)に所属。会見で「市民の目線で問題解決にあたりたい」と述べた。
各委員会の正副委員長は次の通り(敬称略、正副の順)。
総務=片渕雅夫、和田隆▽都市整備=明石功、吉村洋▽文教厚生=真木朝夫、高村照男▽企業経済=森岡浩一、大塚克史▽議会運営=草津俊比古、野村博文【山下誠吾】
〔佐世保版〕
毎日新聞 2007年5月17日
638
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/17(木) 23:24:17
九州新幹線:長崎ルート問題 長崎商議所特別委、建設推進を佐賀県側に陳情 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070517ddlk42010440000c.html
長崎商工会議所新幹線建設推進特別委員会(委員長、上田恵三・長崎自動車社長)の委員5人が16日、佐賀県庁を訪れ、九州新幹線長崎(西九州)ルートの着工に向け、川上義幸副知事に県内の調整を要請した。
特別委は早期着工を目指し、4月1日に商議所内に発足した。着工には沿線自治体の同意が条件だが、鹿島市などが反対している。
川上副知事は「新幹線は西九州に必要。鹿島市の理解を得たい」と応じた。意見交換後、上田委員長は「これだけの事業で一地区だけの反対が許されるのか。今年中に見通しをつけたい」と話した。
◇県議長も要請へ
一方、長崎県議会議長に選出された三好徳明議長も18日、佐賀県の古川康知事を訪れ、九州新幹線長崎ルートの早期着工に向け協力を求める。三好議長は佐賀県鹿島市の桑原允彦市長が反対しても、佐賀県の同意で着工できないか模索しており、古川知事の考えを改めて聞く意向だ。
〔長崎版〕
毎日新聞 2007年5月17日
639
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/21(月) 19:43:48
自民県連:会長人事、選挙での選出否定−−古賀元幹事長 /福岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/news/20070521ddlk40010143000c.html
自民党県連の前会長、古賀誠元幹事長は20日、中央区のホテルで開かれた松山政司参院議員の事務所開きの後、今月末で任期の切れる県連会長人事について「会長は国会議員がやった方がうまくいくのではないか。(県連会長選挙は)絶対にあってはならないし、選挙はない」との見通しを示した。
次期県連会長ポストを巡っては県議に譲るよう求める県議側に対し、国会議員側は原田義昭衆院議員の続投方針を決定し、綱引きが続いている。県連内には次期参院選への影響を懸念する声も出始め、県議会の貞末利光議長は松山氏の事務所開きで「今までも、今も、これからも国会議員と自民党県議団は一致結束して、一枚岩で進んでいる」と釈明した。【中村篤志】
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2007年5月21日
640
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/22(火) 22:02:10
愛宕山開発事業:民主・連合県議ら視察 「住民の声、知事に伝える」 /山口
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamaguchi/news/20070522ddlk35010691000c.html
民主・連合の会所属の県議らが21日、巨額の赤字が確実視される大規模宅地開発「愛宕山地域開発事業地」(岩国市)を視察し、米軍住宅への転用策に反対している地元住民らの意見を聞いた。
民主党県連代表の平岡秀夫衆院議員(比例中国)と、同党県連幹事長の西嶋裕作県議、岩国市・玖珂郡選出の吉敷晶彦県議ら同会所属の5人と、佐々木明美県議(社民)が事業地を視察。近くの牛野谷供用会館で地元住民約100人らと意見交換後に岩国市役所で井原勝介市長と懇談した。
同市役所で会見した西嶋県議は「県は中止、転用の方針だが、地元住民に説明が不十分で不安や怒りが高まっている。県は住民の意見をしっかり聞くべきだ。事業を休止して、跡地利用方法を考える時間が必要。岩国医療センターの愛宕山への移転など十分論議して、県は住民に丁寧に説明すべきだ」と述べ、近く二井関成知事に申し入れをする方針を示した。
また、平岡衆院議員は「県は県民負担を軽減するというが、国に売り払って本当に負担解消になるのか。このままでは、住民の不信が募るばかりだ」と述べた。【大山典男】
〔山口東版〕
毎日新聞 2007年5月22日
641
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/22(火) 22:08:45
県:坂井前統括本部長、副知事就任へ 教育長は川崎本部長−−人事案 /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saga/news/20070522ddlk41010553000c.html
県は21日、出納長の廃止に伴う副知事2人制で、新たに坂井浩毅・前統括本部長(60)を充てる人事案を発表した。また、この日の教育委員会で吉野健二教育長が辞任を申し出て27日付での退任が了承された。後任には川崎俊広くらし環境本部長(57)を充てる。副知事人事案とともに28日に開かれる臨時県議会で同意を求める。
坂井氏は大分大卒。74年に県庁に入り、経済部長や統括本部長を歴任し、今年3月に定年退職した。川崎氏は関西大卒。73年に県庁入り。危機管理・報道監などを務めて06年からくらし環境本部長。
知事を支える副知事・出納長は、松尾正広出納長が3月末で辞任。副知事は2人制を導入したものの、実際には川上義幸副知事しかおらず、川上副知事は交通政策部長も兼ねている状態だった。
ただ、川上副知事は引退する陣内孝雄・参院議員の後継としても浮上している上、任期は10月までとなっており、川上副知事が出馬した場合、再び副知事が1人しかいなくなってしまう。
このため、古川康知事は坂井副知事に加え、川上副知事の後任に女性副知事を登用する構想を持っている。【上田泰嗣】
毎日新聞 2007年5月22日
642
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/22(火) 22:12:44
自民県連:知事選問題 中山成彬氏が反党行為を否定 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070522ddlk45010037000c.html
1月の知事選で自民党推薦候補を支援しなかったとして党から厳重注意処分を受けた中山成彬衆院議員(63)=宮崎1区=が21日、宮崎市で会見し「中川(秀直)幹事長に『中立でやってくれ』と言われたから守った」と反党行為の認識を否定したが「党紀委員は自ら辞任した」と説明した。一方、党県連は「中川幹事長から『中山氏を口頭で処分した』と連絡を受けた。反党行為は認定されている」と明言している。
会見で中山氏は「知事は政党が選ぶものではない。(東国原英夫知事は)県民が素晴らしい選択をした。全面的に応援する」と激励した。
また、うわさされる妻恭子氏の参院選出馬の可能性について「安倍首相からも比例区に出てくれないかと話があった。個人的には出てほしくない。支援者に迷惑をかける」と否定した。
毎日新聞 2007年5月22日
643
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/24(木) 23:48:04
照る葉:右か左か /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070524ddlk45070093000c.html
東国原英夫知事の誕生で注目度が高まった県議会。6月定例会から、各会派の議員席の場所が変わる。議場は、議長席を中心に半円状に席が並ぶ。これまでは(議長から見て)左側が最大勢力の自民、右側が他会派だったが、左右逆になる。
自民幹部は「国会も右が自民だから」とさらり。他会派の幹部は「(自民が)知事との距離を置く証拠」。議長席の左側の知事席と向かい合う会派が「知事派」とされてきた。自民の移動は離反を意味するとの解説も。
なるほど、唯一の知事派の「愛みやざき」は左最前列だ。が、同派議員は「『右の方がテレビ映りがいい』という自民の希望でした」と明かす。したたかなメディア戦略なのかどうか。本当の訳は議会で見極めよう。
毎日新聞 2007年5月24日
644
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/26(土) 08:46:52
新幹線問題打開に知事意欲…川上副知事辞職 讀賣佐賀
九州新幹線長崎(西九州)ルート着工の前提となるJR長崎線の経営分離問題で、古川知事は25日、読売新聞の取材に対し、「最前線でやってきた川上義幸氏が副知事を辞職された。今後は私が先頭でやる」との姿勢を強調した。2004年12月の条件付き着工決定以降、経営分離への沿線自治体の同意取り付けで最前線に立ち続けた副知事が24日、参院選立候補のため辞職。足踏み状態が続く問題打開に、知事自ら取り組む意欲を示したものだ。
知事が、反対の中核となっている桑原允彦・鹿島市長と会談したのは、04年12月と05年9月の2回。それ以外の公開協議などはすべて川上氏が対応してきた。今年4月には交通政策部長を兼務させ、川上氏の直轄態勢を強化させていた。
知事は「川上氏が何度も足を運んで、基礎を築いてくれた。川上氏がそのままでも、私がもっと出なくてはいけないと思っていた。(今回の転身で)いよいよ、その時期が来たと思っている」と述べた。
昨年11月に川上氏が10か月ぶりに同市を訪ね、桑原市長に協議再開を申し入れたが、約半年が経過した現段階でもメドが立たない。この状況に、「いろんなルートからアプローチしている。それが実を結んでくれれば……。公開討論会も実現可能性ゼロとは思っていないので、いろんな形を模索していく」とした。
市長とのトップ会談に関しては「話したいと思うが、ただ出かけていっても、市長が『わかった』ということにならない。下準備をしたうえで、どうするかだ」との考えを示した。
肥前鹿島駅でのビデオ放映に合わせ、経営分離後の長崎線の運行案や地域振興を紹介した市民向けの小冊子とパンフレットを改めて作成。同駅や鹿島総合庁舎に置いた。
知事は「一度にたくさんの情報を詰め込み過ぎ、かえって分かりにくさにつながった。市民のみなさんの不安な点や我々の考えのどういう点が伝わっていないかがある程度わかったので、市民理解を深める意味で作った」とした。
(2007年5月26日 読売新聞)
645
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/26(土) 15:31:24
HTBにカジノ誘致検討 佐世保市長も協力の意向 長崎
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070526/05.shtml
ハウステンボス(HTB、佐世保市)の東園基宏社長は二十五日、自民党が合法化に向け取り組んでいるカジノ誘致の準備を進めていることを明らかにした。朝長佐世保市長も協力する意向を示した。
東園社長は同日、HTBで開かれたハウステンボス協力会総会で、「アジアからの集客には複合型施設でないと競合できない。(その一環で)カジノ施設の設置について検討している」と述べた。九州経済同友会が発足させようとしているカジノ研究グループに参加する予定という。
HTBによると、社内にカジノ誘致のプロジェクトチームを設置する準備を進めている。
同協力会総会後の懇親会に出席した朝長市長は「ハウステンボスがカジノ誘致構想を考えているなら、市として協力態勢を築く必要がある」と言及した。
カジノは日本では刑法で禁じられているが、「経済活性化に効果的」として自民党が検討小委員会を設けたほか、東京など六都府県(九州では宮崎県だけ)が地方自治体カジノ協議会を設立し、海外のカジノについて学習を続けている。
646
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/29(火) 10:25:30
伊藤前市長の市民葬に4000人参列 長崎
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070529/01.shtml
暴力団幹部に射殺された伊藤一長前長崎市長を追悼する市主催の「市民葬」が二十八日、同市魚の町の市公会堂をメーン会場に営まれ、市民ら約四千人が参列し、故人の冥福を祈った。田上富久市長、吉原孝市議会議長ともに「卑劣極まりない暴力」に対する怒りを表し、「安全、安心に暮らせる長崎のまちづくり」を霊前に誓った。
世界に核兵器廃絶を訴えた「平和市長」の知名度に加え、市長在職三期十二年の実績や九州市長会長を務めた経歴から、各国の在日大使館、米セントポール市など姉妹都市、政財界などから幅広い関係者が列席。安倍晋三首相も弔電を寄せた。
市民葬は、在りし日をしのぶ「追憶」から始まり、伊藤前市長が二〇〇六年一月、職員向けに年頭所見を述べた「事務始め式」での力強い肉声が会場に流れた。
黙とう後、葬儀委員長の田上市長は、市政運営や核廃絶など伊藤前市長の業績と政治姿勢をたたえ、「長崎を愛し、長崎のために尽くされた偉業・遺徳は市民の胸中に深く刻まれ、永遠に消えることなく生き続ける」と式辞。その上で「新しい長崎のまちづくり」を決意表明した。
金子知事は弔辞で、伊藤前市長を「政治の道を歩んできた同志」と表現。「さぞ無念だったろう。あなたの胸中を察する」と遺影に語り掛け、「暴力に屈することなく努力する」と結んだ。
市民葬では、遺族をはじめ参列者が、伊藤前市長が生前に好んだヒマワリの花があしらわれた祭壇に献花。公会堂前広場と市民会館内にはスクリーンを置き、葬儀の模様が中継された。
「昭和天皇の戦争責任」発言で一九九〇年に銃撃された本島等元市長は「『苦しかったろう、悲しかったろう』と冥福を祈りながら献花した」。平和宣言文起草委員の土山秀夫元長崎大学長は「遺志を継ぎ、核廃絶に努力したい」と語った。
伊藤前市長は、長崎に原爆が投下された直後の四五年八月二十三日、山口県生まれ。長崎市議、長崎県議を経て、被爆五十周年に当たる九五年に初当選。四選を期した今年四月の市長選で選挙活動中に凶弾に倒れた。
647
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/29(火) 17:36:49
県産廃処分場計画:勝目後地区が調査も拒否 “地元”以外にも反対拡大 /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/news/20070529ddlk46010018000c.html
産業廃棄物の管理型最終処分場建設問題で、薩摩川内市の勝目後(うしろ)地区は27日夜、臨時総会を開き、建設と県による調査自体にも反対することを決めた。建設反対は3カ所目。同地区は、県が“地元”とする4地区とは別だが、建設反対が近隣まで広がり始めている。
同地区は処分場建設候補地の周囲1キロ以内にあることなどから、県が重点的に説明するとしている4地区とは別の地区。
午後7時半から非公開であった臨時総会には、約80人が出席。「市には原発もある。産廃施設が加わればさらに環境が損なわれ、地域のイメージも低下する」などとして建設反対と調査拒否を決めた。
同地区の松野寛自治会長によると、大半が反対し、トラック運搬によるゴミの飛散、地下水汚染などへの懸念の声もあったという。松野会長は「今後、反対の自治会と連携していきたい」と話した。【松谷譲二】
毎日新聞 2007年5月29日
648
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/05/30(水) 02:51:57
自民県連会長に新宮氏 県議14年ぶり 選考委で選出
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20070528/20070528_023.shtml
自民党福岡県連の「会長選考委員会」が28日午前、福岡市博多区の県連事務所で開かれ、5月末で任期が切れる現会長の原田義昭衆院議員(62)の後任に、新宮松比古県議(69)を内定した。県議が会長に就くのは1993年の早麻清蔵氏以来14年ぶり二度目。会長選びが選考委までもつれ込んだのは初めてで、6月2日の県連総務会で正式決定する。
選考委は県連執行部など16人で構成。うち11人が出席、全会一致で新宮氏を決めた。現会長の原田氏は欠席。新宮氏は福岡市博多区選出で、県連幹事長、県議会議長などを歴任し、当選7回。
=2007/05/28付 西日本新聞夕刊=
2007年05月28日13時46分
649
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/03(日) 09:27:37
<鉄路のゆくえ>九州新幹線長崎ルート 「着工条件見直しを」岩永参院議員 讀賣佐賀
整備新幹線計画の見直しに向けた、与党の建設推進プロジェクトチーム(PT)に県選出国会議員で唯一参加する岩永浩美・参院議員(自民党)が2日、読売新聞の取材に応じ、着工のメドが立たない九州新幹線長崎(西九州)ルートの着工条件見直しの必要性を強調、PTで検討対象に挙げることを明言した。PTは、見直しの素案を練る重要な場。今後の展開について、順調に進めばPTでの素案が自民党整備新幹線等鉄道調査会での承認を経て来年度の国の予算編成に反映する可能性も示唆した。
岩永参院議員の主な発言は次の通り。
――PTの位置づけと設置目的は
自民、公明の国会議員11人で構成し、枠組みの見直しの素案を練る。素案について調査会の承認をもらって政府に要望するという流れで、見直し内容の実務をするところだ。
PTでは、今進めている計画区間が当初予定した時期に開業するには、現在想定している予算では間に合わないのではとの懸念があり、予算の増額が必要ではとの検討項目がある。さらなる計画の延伸を含め、将来の整備新幹線のあり方について協議しようというのが目的だ。
――長崎ルートは、着工条件見直しがなぜ検討項目となるのか
JRから経営分離される区間の沿線自治体の同意が必要としたのは、分離後の第3セクターによる運行で沿線自治体にも財政支出が求められるとの前提があるからだった。このため、事前に了解を得ようという趣旨だ。1996年12月の政府・与党合意の時には、県が同意すればいいとの理解だったとも聞いている。経緯の定かな文書はないが、それが(今の形に)様変わりしたと認識している。
経営分離後の長崎線は、沿線市町の財政負担はない。佐賀、長崎両県とJR九州が責任を持つとしている。当初想定されたのと違う内容になっているものについて見直しを図っていくべきだ。
――PTでどのような取り扱いを目指すのか
北海道や北陸新幹線の検討と並行して、この着工条件見直しも行われるようにしていきたい。3年連続で確保された10億円の予算は、無理をすれば引き続き付くかもしれないが、この問題をこのまま引き延ばしても決していいことはない。北部九州の将来図を描く社会基盤の一つとしてなんとしても着工を実現させたい。
――今後のPTの展開は
5月31日の初会合で、各知事から現状報告を受けた。2回目は、参院選の公示までに開くように、津島雄二座長に求めたい。8月の来年度予算の概算要求までに1、2回の会合を持ち、どうするかを詰めることになるだろう。年末の予算編成時までに、調査会としての道筋も付け、政府・与党の動きへとつながっていく可能性が高いと思う。
◇九州新幹線長崎ルートの経営分離問題 博多―長崎間を結ぶ長崎ルート(143キロ)は、まず武雄温泉(武雄市)―諫早(長崎県諫早市)間45キロの新規着工を目指している。古川知事が経営分離への同意を表明したことで2004年12月、政府・与党は「地元の調整が整った場合」との条件付きで着工を了承した。条件は、JRから経営分離が計画される区間(長崎線・肥前山口―諫早)の沿線自治体が経営分離に同意すること。現段階では鹿島市と江北町が反対している。県は分離後の運行案を示し、地元自治体の負担を求めないことを強調。同市に対しては自動車専用道路「有明海沿岸道路」工事の前倒しや地域振興支援も提示し、同意を求めている。
(2007年6月3日 読売新聞)
650
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/03(日) 18:25:13
自民県連会長 新宮県議の就任決定 西日本福岡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/fukuoka/20070602/20070602_002.shtml
自民党福岡県連は2日、福岡市内のホテルで総務会を開き、新会長に新宮松比古県議(69)を正式決定した。県議が県連会長に就任するのは1993年から2年間務めた早麻清蔵氏(78)以来14年ぶり2人目。規定上の任期は2年間となる。
会長選考をめぐっては、新宮氏を推す県議団と、前会長の原田義昭衆院議員続投を求める国会議員側が対立。両陣営がけん制し合い、5月25日の会長選立候補受付日はだれも届け出ない事態となった。
その後、県連初の会長選考委員会で新宮新会長が内定、1日の代表者会談で国会議員側も了承した。
新宮氏は福岡市博多区選出で当選7回。県連幹事長、県議会議長などを歴任した。公選法違反容疑で逮捕された総務会長の久野清隆前県議の後任には井本邦彦県議を選出。
また、参院選福岡選挙区(改選数2)で再選を目指す現職の松山政司氏の選対本部長は原田氏に決まった。
=2007/06/02付 西日本新聞朝刊=
651
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/03(日) 18:25:28
自民県連なお溝 「バッジを外せ」執念むき出し 県議団と国会議員 「新宮会長」和解演出の陰で 西日本福岡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/fukuoka/20070602/20070602_001.shtml
参院選を前に、無風とみられた福岡選挙区(改選数2)に自民党のお家騒動が影を落とし始めた。福岡県連の次期会長人事をめぐる国会議員団と県議団の対立は1日、派閥領袖でもある山崎拓、古賀誠両氏らと県議代表の六者会談で一応の“手打ち”となり、2日の県連総務会は会長選考委員会の結論通り、新宮松比古県議を選出する。だが対立劇が生んだ溝は容易に埋まりそうにない。
1日夕、福岡市の県連事務所。山崎、古賀両氏に太田誠一氏の国会議員3人と県議団の蔵内勇夫会長ら3人が顔をそろえた。国会議員団が「新宮会長」を了承。「これで県議も一丸となって参院選を戦います」。蔵内氏の言葉に古賀氏も笑顔でうなずく。だがテレビカメラも招き入れたこの場は、和解アピールのセレモニーにすぎなかった。
続く記者会見で太田氏が「国会議員がやった方がいいという意見はいまだに強い」と口を滑らすと、蔵内氏は「全国会議員の先生から新宮氏で行く、という結論をいただいている」。わだかまりが早くも露呈した。
和解の筋書きは、前日に出来上がった。年金法案の衆院採決が未明にもつれ込む中、合間を縫って古賀、山崎、太田氏と現県連会長の原田義昭氏が衆院第二議員会館に集まった。
「選考委の結論を了とするが、参院選は原田氏を選対本部長とし、全党的体制で臨む。以上確認する」−比例を含む同県選出国会議員14人の連名による「合意事項」がまとまった。通常は県連会長が務める参院選の選対本部長に原田氏が就くことで、双方の顔を立てた形。対立のまま県連総務会を迎える事態をとりあえず回避する措置だが、両者の不信は根深い。
当面は原田氏が続投し、参院選後に仕切り直す−。古賀氏と有力県議の間で当初、練られていた両者妥協のシナリオ。だが、原田氏は地元の筑紫野市で、参院選後の辞任の約束を求める県議に「辞める時期なんて言えん」と突っぱねた。
一方の新宮氏は有力国会議員からも強硬派県議からも「バッジを外せ」などと厳しい言葉を浴びせられた。国会議員は「名誉欲を出すな」という忠告、県議は「会長就任への覚悟」を求めた圧力。人事をめぐる双方の執念がむき出しとなった。
内紛は永田町にも伝わっている。「亀裂ではなく、しっかりした県連体制をつくる調整の過程と思う」。中川秀直幹事長は1日の会見で取り繕ってみせたが、党本部の選対関係者はこう皮肉った。「参院選前に何をしてるんだ。九州は佐賀にしても宮崎にしても、分裂が好きだね」
=2007/06/02付 西日本新聞朝刊=
652
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/06(水) 21:42:01
松田建設:2社自己破産へ 負債総額15億円 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070606ddlk42020371000c.html
帝国データバンク長崎支店によると、土木建築業の松田建設(江迎町、桜井幸一社長、従業員27人)と同社の関連会社で舗装工事業の九州道路(同、吉田俊文社長、従業員32人)が5日までに自己破産申請の準備に入った。負債総額は5月時点で両社合わせて約15億円とみられる。
松田建設は57年12月に設立。公共工事を中心に手掛け、99年3月期には売上高約25億円を計上したが、近年の公共事業の需要減の影響で業績が悪化、06年3月期には売上高約10億9000万円にまで落ち込んでいたという。
〔佐世保版〕
毎日新聞 2007年6月6日
653
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/07(木) 09:12:16
九州新幹線問題…前国交省局長が佐賀市で講演 讀賣佐賀
着工のメドが立たない九州新幹線長崎(西九州)ルート建設問題で、前国土交通省鉄道局長の梅田春実氏が6日、佐賀市内で講演した。梅田氏は着工の前提となる長崎線(肥前山口―諫早)のJRからの経営分離への沿線自治体の同意に関し、「(経営分離後の鉄道運行に沿線の)地元負担がないならば、論理的には同意は要らない」との認識を示した。梅田氏は、2004年12月の条件付き着工が決まった当時の鉄道局長。この問題の根幹部分に関する元国交省幹部の発言だけに、県内で今後、論議を呼びそうだ。
条件付き着工が決定する前には、JR九州による経営分離区間への一部乗り入れ運行案、資産の無償譲渡などが示されたが、鹿島市など反対姿勢の自治体すべてが同意に転じる結果にはつながらなかった。
同意取り付けを目指す県は05年7月、設備維持や運行に関して「佐賀、長崎両県がすべて責任を持ち、沿線自治体に負担は求めない」との地元負担への具体的な方針を提示したが、現在も同市と江北町が反対姿勢を堅持する。
梅田氏は、条件付き着工を認めた政府・与党合意に明記された「経営分離についての沿線地方公共団体の同意取り付け」の解釈に関して、「沿線自治体が(経営分離後の運行の)赤字補てんやサービスダウンなどの不便を被るかもしれないので、同意を(事前に)要求しようとの考え方だ」と説明。「(沿線自治体に)負担を求めないなら、論理的には同意は要らない」との見方を示した。
建設に必要な地元同意については、「全国新幹線鉄道整備法が建設で求めるのは知事の同意。佐賀県の地域としての判断はすでにもらっている」と述べた。
この日の後援会は、県などでつくる「九州新幹線を活用する県協議会」が企画、古川知事ら約200人が出席した。
長崎ルートを巡っては、着工条件をクリアできずに05年度から2年連続で10億円の予算が不執行となった。与党は、整備新幹線計画の見直しに向けた建設推進プロジェクトチームをつくり、5月31日に知事ヒアリングを行って始動した。
◇
県が先月末に漫画で建設推進への理解を求めるチラシを肥前鹿島駅(鹿島市)などで配布したのに対し、市民有志が抗議した件で、古川知事は6日、県と、鹿島市などでつくるJR長崎本線存続期成会の確認事項に反していないとの見解を示した。
定例記者会見で、知事は「説明会に関する確認であり、ビラを配ってはいけないと書いていない。気持ちはわかるが、配布ができないことは、今の社会ではおよそあり得ない」と述べた。
今後の展開については「私がやっていく。解決しないといけない時が来ていると思っている」とし、自らが前面に立つ姿勢を改めて強調した。
「九州新幹線を活用する県協議会」がこの日の総会で了承した県民集会開催については「開催するなら(来年度予算の概算要求後の)9月にやってもしようがない」とし、8月開催に意欲を示した。佐賀市内での開催が検討されている。
(2007年6月7日 読売新聞)
654
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/07(木) 17:49:42
九州新幹線:建設で知事、鹿島市長と直接交渉の意向 「私が責任を持つ」 /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saga/news/20070607ddlk41010529000c.html
古川康知事は6日の定例会見で、九州新幹線長崎(西九州)ルート建設問題について「私が責任を持って進める段階に来た」と述べ、反対している桑原允彦・鹿島市長との直接交渉に踏み切る意向を表明した。古川知事は、5月31日にあった整備新幹線の与党プロジェクトチーム後にも同様の発言をしていたが、今回はさらに踏み込んだ形。一方、県が5月30日にPR漫画を鹿島市で配布したことに同市議有志が抗議したことに対しては「約束違反とは思わない」と反論した。【上田泰嗣】
古川知事は会見で、新幹線問題担当のトップだった川上義幸前副知事が辞職した後の担当について「私がやっていく。いよいよ勝負というか、解決しないといけない時期が来ていると思う」と、この問題が大きなヤマ場を迎えているとの見方を強調した。
先月末の発言よりも自らを問題の中心に置く姿勢が前面に出た形だ。しかし、実際には「いろんな人を通じて打診しているが実現できずにいる」(知事)のが現状で、知事自身、「引き続きやっていきたい」と述べるにとどまっている。
ただ、PR漫画チラシをまいたことに対して地元・鹿島市議らが「県とJR長崎本線存続期成会(会長・桑原市長)との確認事項違反だ」と反発していることについては、「どこが違反なのか。これが駄目なら新幹線の必要性を訴える『県民だより』(広報誌)も市内では配れなくなる」と強い不快感を示した。
長崎ルート建設をめぐっては、並行在来線の沿線自治体の同意が必要とする着工条件の緩和を求める声が自民党の一部から出ている。知事は「対話の道を引き続き取り続けたい」と、現時点では鹿島市などの同意取り付けを優先する姿勢。
毎日新聞 2007年6月7日
655
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/07(木) 17:52:54
県漁協連合会:「県内1漁協」に合併へ 組織拡大・強化狙い /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/news/20070607ddlk46020004000c.html
県漁業協同組合連合会(上野新作会長)は6日までに、現在49ある県内の漁協を09年4月に一つの漁協に合併する方針を固めた。合併案は5日の漁協長会議で了承され、22日の総会で決議される見通し。
合併の基本事項には、組合員は旧漁協の資格を受け継ぐ▽漁業権は新たに設置する地区ごとに与える、などが盛り込まれている。
漁協合併は国の方針で、背景に漁業関係者の高齢化がある。県内の漁協の正組合員は05年までの10年で約25%減少し、存続が危ぶまれる漁協も多い。合併で組織を拡大・強化し、水産物の販売や資材の購買において価格交渉力などを強める狙いもあるという。
「県内1漁協」は、99年の国の合併促進法に基づいた県漁連の基本計画で明文化され、03年までに68あった漁協を10に減らす計画だった。しかし、漁協間の規模や業務内容、財務状態の違いから足踏みが続いている。【大塚仁】
毎日新聞 2007年6月7日
656
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/09(土) 21:49:45
九州新幹線:国に改めて反対意思−−在来線存続の期成会総会 /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saga/news/20070609ddlk41040092000c.html
九州新幹線長崎(西九州)ルート建設問題で、反対の鹿島市などでつくる「JR長崎本線存続期成会」(会長・桑原允彦鹿島市長)の今年度定期総会が8日、同市役所であり、国などに改めて反対の意思を伝えることを確認した。
新幹線着工には、JRから経営分離される在来線沿線自治体の同意が必要だが、鹿島市などが反対している。これに対して地元選出の岩永浩美参院議員が、沿線自治体の同意なしに着工できるよう求めるなど新たな動きも出始めている。
期成会は夏にも国や与党を訪れ、「地元同意が必要」とした国交相の国会答弁を示し、経営分離に同意できないことを再度伝える。
桑原市長は「強固なきずなで主張を曲げずにやっていきたい」と述べた。【関谷俊介】
毎日新聞 2007年6月9日
657
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/09(土) 21:53:45
県議会:6月議会開会 傍聴、わずか9人 議会事務局「拍子抜け」 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070609ddlk45010720000c.html
初日の本会議を傍聴したのは、わずか9人だった。東国原知事初登壇となった2月定例会の初日は、在京テレビ局や傍聴希望の県民約150人が殺到、議場があふれ返ったことから、議会事務局は8日も多数の傍聴人が詰めかけることを予想。傍聴席のくじ引き抽選や別室でのテレビ中継の準備をして万全の態勢で臨んだが、ふたを開けてみれば「拍子抜け」に終わった。
事務局はこの日に備えて傍聴席63席のほか、大型の中継用テレビを別室に設置し、椅子100席を用意した。
しかし、抽選の整理券を配る予定の午前9時半になっても希望者は4人だけで、最終的に9人が傍聴した。仕事の合間をぬって訪れた宮崎市内の男性会社員(46)は「もっと人が来ると思ったが、楽勝で入れた」と苦笑い。
事務局は、一般質問初日の13日以降に希望者が増えるとみている。会期中は午前9時半までに60人を超えた場合に抽選をする。【種市房子】
毎日新聞 2007年6月9日
658
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/13(水) 18:30:21
参院選健闘での相乗効果を見込む
打越氏が民主入り 参院選挙区で協力強調/鹿児島市
(2007-06-12) 鹿児島南日本
http://373news.com/_senkyo/07/sangiin/index.php?storyid=4911
2005年の衆院選鹿児島2区に自民党籍のまま無所属で立候補し落選した打越明司元県議(49)=指宿市=は11日、鹿児島市で民主党の小沢一郎代表と会談し、同党入りを正式に決めた。
会談後の記者会見で打越氏は「保守地盤で育った、浪人生に党首自ら声をかけていただいたことは政治を志す者にとって感激」と述べ、参院鹿児島選挙区に立候補を予定している民主公認の新人への選挙協力に先頭に立って取り組む決意をアピールした。
小沢代表は、打越氏の民主入りについて「参院選に後援会ともども応援をもらうことはプラスになる」と期待。鹿児島の位置づけについて「自民党の最も根強い基盤といわれる県で勝利することは、参院での与野党逆転とイコール」との見方を示した。
打越氏は同日夕、指宿市民会館で緊急の後援会総会を開き、支持者に民主入りへの理解を求めた。小沢氏は同総会に出席したほか、会談に先立ち選挙区候補への支持を決めている社民党県連合を訪れ懇談した。
659
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/13(水) 20:23:47
鳥栖市議会:市長の自民離党、政治姿勢ただす−−本会議一般質問 /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saga/news/20070613ddlk41010711000c.html
鳥栖市の橋本康志市長が2月の市長選で、自民党の推薦を得られなかったことで離党したことについて、12日の同市議会本会議の一般質問で原康彦議員(民主クラブ)が政治姿勢をただした。
橋本市長は昨年12月、自民党に入党。市長選にあたって党に推薦願を出したが、現職候補が推薦された。一方、橋本市長は入党後数週間で離党届を出し、政党推薦を得ずに当選した。
民主党県連の幹事長でもある原議員が「(選挙直前に)入党し、すぐ離党するという話は聞いたことがない。党に失礼だ」と追及すると、自民系市議から賛同の声が上がる一幕も。橋本市長は「『市民党』の立場で市民や市発展のために働く」と強調した。
毎日新聞 2007年6月13日
660
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/14(木) 09:54:54
県議会、「一問一答」空転スタート 讀賣宮崎
一問一答方式の質疑応答を導入して最初の県議会一般質問が13日始まり、初日から早くも空転した。従来は、議員と執行部が事前に質問・答弁を打ち合わせていたが、一問一答の導入に伴い、打ち合わせを簡略化した結果、議論がかみ合わなかった。東国原知事は「丁々発止の議論ができた」と満足した様子だったが、一問一答方式の定着には時間がかかりそうだ。
この日、最初に質問した鳥飼謙二議員(社民)は、一問一答方式で、年度中に退職した現業職員(一般職ではなく、農業試験場の研究補助など特定業務に携わる職員)の人数を聞いた。河野俊嗣副知事は席に設置されたマイクで「手元に具体的な数字がないので後で答える」と答弁。鳥飼議員は「質問の趣旨は事前に通告したのだから、当然、数字は把握しておくべきだ」と、数字の公表を求めた。これに対し、河野副知事が「具体的な数字まで通告されていなかった」と弁明したため、鳥飼議員は「これでは質問を続けられない」と憤慨し、議事が中断された。
再開後、東国原知事は「重箱の隅をつつく議論になると、執行部があらゆるデータを網羅するのは現実的ではない。後で報告するのはダメなのか」と副知事を擁護。鳥飼議員は「重箱の隅ではない」と反発し、2度目の中断に。休憩中には、鳥飼議員が知事と副知事に詰め寄るシーンも見られた。知事と副知事が「できるだけ質問に関するデータは用意する」と陳謝して収まったが、約20分間空転し、鳥飼議員は予定していた7項目のうち、5項目しか質問できなかった。
終了後、鳥飼議員は「通告されてないから答弁できないというのは不誠実。一問一答はやりやすいが、きょうは燃焼不足だ」と執行部を批判した。
一方で、鳥飼議員の後に一問一答方式を選んだ2人の質問は、混乱なく、議事は順調に進んだ。
散会後、東国原知事は「一問一答で、自由闊達(かったつ)で丁々発止の議論ができた」と感想を述べたが、「質問に関するデータは用意すべきだが、あまりに細かいデータを求められると議事が中断してしまう。どこまでのデータを用意すべきか、見極めが難しい」と課題もあげた。
(2007年6月14日 読売新聞)
661
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/16(土) 15:37:57
随意契約新たに13億円/県と外郭団体
2007年06月15日 朝日大分
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000706150003
県と11の外郭団体との間で昨年度に結ばれた57件、総額6億6500万円分の業務委託などがすべて随意契約だった問題で、他の「県文化スポーツ振興財団」(大分市)など7外郭団体との230件、総額13億7200万円の契約もすべて随意契約だったことが、新たに分かった。地方自治法では、随意契約は特に緊急性の高い場合などの例外を除いて禁止されているが、県と外郭団体との間では恒常的に随意契約が結ばれている実態が改めて裏付けられた格好だ。
県が50%以上出資しているか、職員の派遣や財政援助を受けている公社や財団法人など24の外郭団体のうち、県が11外郭団体と交わしていた業務委託などの契約計57件、総額約6億6500万円分が随意契約だったことが、これまでの朝日新聞の取材で判明していた。
さらに今回は、県が業務委託などの契約をしていた別の「県建設技術センター」(同)や「県土地改良事業団体連合会」(同)など計7外郭団体との間の230件、総額約13億7200万円分についても、すべて随意契約だったことが、県の調査などで分かった。
地方自治法などの規定では、契約は原則として入札を行い、随意契約は緊急性の高い場合や、契約額が250万円以下の工事など特別なケースに限定している。
ところが、県が計18の外郭団体との間で交わしていた契約計287件(総額約20億3700万円)は、1件の例外もなく、すべて随意契約で、入札を行っていた契約例はなかった。
新たに分かった7外郭団体との随意契約のうち、契約額が最も高額だったのは、県から23件の事業を請け負っていた県土地開発公社(同)で、計6億1136万円。その次に、県土地改良事業団体連合会の98件、4億320万円▽県建設技術センターの101件、2億7754万円――と続く。
一連の随意契約の中には、県土地開発公社が受注した宇佐高校(宇佐市)の「通学路造成工事」(2件、計6003万円)や、鶴崎高校(大分市)の「テニスコート造成工事」(1件、4283万円)のように、250万円を超える契約額の工事も含まれている。
しかも、この工事は同公社が県からいったん受注した後、民間の建設業者へ再発注している。同公社は「再発注額が、県からの受注額を下回った場合、差額を県に返還している」と話しているが、再発注の「手数料」として再発注額の3%を公社が受け取っており、県が入札を行って業者に発注するより、割高になっている可能性が高い。
一方、県がすべての契約を随意契約で交わしていた18外郭団体では、常勤役員18人のうち12人を天下りの県幹部OBが占めていることも明らかになっている。
県行政企画課は「契約の透明性や公費の節減の観点から、見直すべきところは見直していきたい」としている。
662
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/18(月) 09:26:43
<鉄路のゆくえ>国に存続要望活動へ 25日で最終調整、具体的行動は初 讀賣佐賀
九州新幹線長崎(西九州)ルート着工の前提となる長崎線のJRからの経営分離に反対する「JR長崎本線存続期成会」が、国や与党への存続要望活動を25日に行う方向で最終調整をしていることが17日、関係者の話で明らかになった。決定すれば2004年12月に同ルートの条件付き着工が決まって以降、国に対する初の具体的な行動となる。整備新幹線計画の見直しに向け、与党の建設推進プロジェクトチーム(PT)が始動、着工条件の見直し検討の可能性があるだけに、今後の推移が注目される。
関係者によると、計画案では、期成会会長の桑原允彦・鹿島市長と副会長の田中源一・江北町長、監事の橋爪敏・市議長、顧問を務める2人の衆院議員と県議に加え、市副議長と担当委員長の計8人が参加。PTのほか、国土交通省鉄道局長と幹線鉄道課長、地元選出の国会議員を回り、存続が地域には不可欠という実情を要望書を携えて訴える予定だ。
しかし、仲介を依頼した自民党の地元選出国会議員が、与党などへの取り次ぎに難色を示したことに加え、国会の会期延長論が取りざたされているため、確定までには至っていないという。
経営分離問題を巡っては、「経営分離後の運行に沿線自治体の負担がないならば、経営分離への同意は要らない」との解釈論が浮上。PTの初会合(5月31日)でも岩永浩美・参院議員が主張した。
これに対し、期成会は8日、2年ぶりに総会を開いて、鹿島市、江北町でつくる期成会として不同意を改めて確認。新たな解釈論についても「基本的ルールを変えるのはおかしい」と反発し、今年度の事業計画に国などへの存続要望活動を盛り込んでいた。
(2007年6月18日 読売新聞)
663
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/19(火) 10:11:08
新幹線問題で知事・市長招いた勉強会開催へ…鹿島市議会 讀賣佐賀
九州新幹線長崎(西九州)ルート着工の前提となる長崎線のJRからの経営分離に反対する鹿島市議会が、古川知事と桑原允彦・同市長を招いた勉強会開催を決めたことが、18日明らかになった。県と、同市などでつくるJR長崎本線存続期成会が交わした確認書に基づく開催が前提。確認書通りならば、両者の合同方式となり、この問題を説明する場で両トップが初のそろい踏みになる可能性もある。21日の議会運営委員会(議運)で開催要領を詰めたうえで、双方に出席要請する方針だ。
関係者によると、4月の市議選で選ばれた新議員16人の約3分の1にあたる6人が初当選のため、5月に市議数人が橋爪敏議長に開催を申し入れていた。
議運では「期成会エリア内の住民説明会などは、県と期成会間で調整のうえ開催することとし、双方の合同方式を基本とする」などと明記した確認書に基づく開催を確認。全員協議会では、一部に異論が出たが、「できるだけ早い時期に」として開催が決まったという。
同市議会は05年11月にも勉強会を開いたが、その際は2部構成で、知事と市長から別々に説明を受けた。
この問題を巡っては、整備新幹線計画の見直しに向け、与党の建設推進プロジェクトチームが始動。着工条件の見直し検討の可能性が出ている一方で、期成会側は与党や国に対する存続要望活動の最終調整をしている。問題が動き出しつつある中での開催となり、同ルートを巡る今後の情勢に微妙な影響を与える可能性もありそうだ。
(2007年6月19日 読売新聞)
664
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/20(水) 23:48:56
九州新幹線:長崎ルート問題 「反対で阻害に疑問」 知事、鹿島市を暗に批判 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070620ddlk42010336000c.html
金子原二郎知事は19日、県議会一般質問で、九州新幹線長崎ルートが着工できない状況にあることについて「将来の西九州の発展につながる国家プロジェクトがごく一部の自治体の反対で阻害されることに大いに疑問を抱いている」と述べ、建設に反対している佐賀県鹿島市を暗に批判した。長崎ルートをめぐり、知事が他県の自治体を批判するのは異例。
馬込彰県議の質問に答えた。金子知事はまた、「他の(整備新幹線の)ルートよりも有利な条件にもかかわらず、状況が進展していないことは非常に遺憾だ。結局、(着工できるかは)佐賀県次第の状況になっている」とも述べ、佐賀県知事に問題の解決を強く促した。
長崎ルートについては、政府与党の申し合わせで、並行在来線の沿線自治体の同意が着工条件となっている。政府は05年度から3年連続で事業費10億円を計上しているが、鹿島市の同意が得られていない。長崎県側には今年度中に着工できなければ来年度の予算計上が難しいとの危機感がある。【宮下正己】
〔長崎版〕
毎日新聞 2007年6月20日
665
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/21(木) 13:08:58
新幹線建設で経営分離の在来線、県内3社が資本参加意向 讀賣長崎
佐世保市の造船関連会社「辻産業グループ」、諫早市の「九州ガス」、長崎市の「ラッキー自動車」は20日、九州新幹線長崎(西九州)ルート建設に伴いJR九州から経営分離される並行在来線(JR長崎線・肥前山口―諫早間)の運営会社に資本参加する意向を明らかにした。第3セクター方式が検討されているが、資本参加の意向表明は初めて。
辻産業グループの辻昌宏代表と栗林秀雄・九州ガス社長、川添一巳・ラッキー自動車社長が、金子知事を訪ね、意向を伝えた。
松浦鉄道の社長に就任した辻氏は記者会見で、「制度上の問題がなければ松浦鉄道としても資本参加したい。佐賀県の企業にも参加を働きかける」と述べた。
金子知事は「経営者の視点から在来線区間の運営が十分に可能だと評価された。今後の佐賀県内での調整にとって大きな弾みになる」とコメントした。
長崎ルート建設は、今年度まで3年連続で政府予算に事業費が計上されたが、在来線沿線の佐賀県鹿島市などが反対し、着工のめどが立っていない。
(2007年6月21日 読売新聞)
666
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/23(土) 14:05:08
九州新幹線:長崎ルート問題 着工に同意しない限り、知事「振興支援は困難」 /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saga/news/20070622ddlk41040422000c.html
九州新幹線長崎(西九州)ルート整備問題で、古川康知事は21日、着工に同意しない限り鹿島市などに地域振興支援をするのは難しいとの見解を示した。一方で着工に同意した自治体には特別支援金を与える考え。新幹線をめぐる「アメとムチ」が顕在化している。
県は6月議会に、着工に同意した白石町と太良町への特別支援1828万円を盛り込んだ補正予算案を提出。古川知事は「並行在来線の経営分離という厳しい判断をしてもらった」と、同意への見返りだったことを強調した。
一方、着工に反対の鹿島市、江北町については「振興策は難しい」と述べている。仮に地元の同意なしに着工できるようになった場合でも、両自治体への振興支援はしない考えで、強硬な姿勢を貫いている。【上田泰嗣】
毎日新聞 2007年6月22日
667
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/24(日) 09:52:04
「中間貯蔵施設」誘致発言 メリットは交付金、周辺は不信感 佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&mode=1&classId=&blockId=504872&newsMode=article
原発の使用済み核燃料中間貯蔵施設の誘致を検討する考えがある、という東松浦郡玄海町の岸本英雄町長の発言が大きな波紋を広げた。唐津市議会や県議会にも飛び火し、市民団体が抗議の文書を提出するなどの事態に。発言はその後トーンダウンしたが、町長は「(誘致の)検討を避けて通ることはできない」と将来の誘致の可能性は否定していない。唐突とも思える発言がなぜこの時期に飛び出したのか、その真意は。背景を探った。
「仮に誘致するとすれば、10年はかかると考えないといけない」。19日、岸本町長は全国で初めて中間貯蔵施設を誘致した青森県むつ市を視察した後、調査要請から同施設の操業開始までにかかる時間の長さを強調した。
使用済み核燃料を再処理する国の核燃料サイクル政策のもと、同町にある玄海原発の4基の貯蔵プールには使用済み核燃料がたまり続けている。既に容量の5割を超え、青森県六ケ所村の再処理工場が稼働しても2020年ごろには満杯になる。町長による今回の発言は、解決が急がれる原発の根本的な問題点が背景になっている。
現在、中間貯蔵施設の適地調査を実施している九州電力は「具体的にどの地点と絞っているわけではない」とするが、「将来的には必要な施設。岸本町長がこれらの状況を理解していただいているのは大変ありがたい」と町長の発言に関心を寄せる。
自治体にとって、中間貯蔵施設誘致の最大のメリットは国からの多額の交付金だ。事業者の立地可能性調査から知事の同意までに最大で年間1億4000万円が支払われ、同意すれば翌年度から2年間は年間9億8000万円に跳ね上がる。県と市町村の分配は地元で協議することになるが、むつ市と青森県の場合はむつ市に全額が支給されている。加えて着工、稼働後にも交付金が用意されている。
プルサーマル計画に関する24項目の要望案をまとめたばかりの唐津市議会。20日、プルサーマル特別委員会で坂井俊之市長は「大変遺憾に感じている」と突然の誘致検討発言に不快感を示し、22日には市議会が「信頼を裏切るような行為」と強い遺憾を表明する緊急動議を可決した。
県にとっても岸本町長の発言は寝耳に水だった。プルサーマル計画への反対運動の再燃を懸念する県幹部は「プルサーマルが片づく前に、中間貯蔵施設の誘致など考えられない。勉強するのはいいが、検討すると言ってしまえば受け取られ方が違ってくる」と困惑する。県にあわただしく経緯を説明した岸本町長は「言葉を慎重に選ぶべきだった」と原発立地町の町長としての発言の影響の大きさを痛感した様子だった。
町長と会談して誘致反対を訴えた玄海原発対策住民会議の藤浦晧会長は「現時点での誘致は否定したが、将来についてはあいまいなまま。誘致に向けて既成事実を積み重ねていくつもりではないか」と厳しい視線を向ける。
【写真】多くの報道陣が詰めかけた岸本町長の記者会見。町長は「今の時点では誘致するつもりはない」と語った=21日、玄海町役場
玄海原発の使用済み核燃料 玄海原発の貯蔵プールの容量は、4基合わせて3278体分(1体あたり約400−450キロ)で、保管されている使用済み核燃料は3月現在で1750体。毎年約200体が使用済み核燃料となっている。貯蔵能力を高めるため、1998年に1、2、4号機の貯蔵プールの共用化を行った。川内原発(鹿児島県薩摩川内市)では、燃料ラックを改造し、詰め込み方を変えて容量を増やす「リラッキング」を実施。核燃料サイクルが順調に進んだ場合でも、玄海は2020年ごろ、川内は2040年ごろにはプールが満杯になる。
668
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/24(日) 10:43:44
大分市職労が脱退討議へ「指導力発揮してない」…市平和運動センター 讀賣大分
大分市職労(約2400人)は23日、同市で中央委員会を開き、社民党支持労組で組織する市平和運動センター(32単組、約1万500人)からの脱退について、職場討議にかけることを決めた。9月の定期大会で正式に決定する見通しという。
市職労によると、同センターについて「平和運動などを主体的に推進していない」「県議選などの選挙運動で加盟組合への指導力を発揮していない」などを理由に、4年ほど前から脱退を検討していた。
ただ、上部組織の自治労県本部は県平和運動センターに加盟しており、脱退後も県センターを通じて護憲運動などには引き続き取り組むという。
一方、参院選大分選挙区(改選定数1)でこの日、社民党推薦の新人で医療法人理事長・松本文六氏(64)の推薦を決め、萱島正一委員長は「参院選への影響はない」としている。これに対し、小野博文・市センター事務局長は「加入、脱退は各組織の判断。現時点では静観したい」と話している。
(2007年6月24日 読売新聞)
669
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/26(火) 09:42:33
JR長崎本線存続期成会 要望活動成果を強調 讀賣佐賀
九州新幹線長崎(西九州)ルート着工の前提となるJR長崎線の経営分離問題で、JR長崎本線存続期成会が25日に行った要望活動は、国土交通省や与党の国会議員に、「経営分離反対」という地域の声を直接伝えることを狙ったが、実際に面会できたのは国交省の担当課長にとどまった。しかし、東京で記者会見した期成会会長の桑原允彦・鹿島市長は「応対者に要点を話したので、今後はその点を頭に置いてもらえる」と成果を強調した。
桑原市長と田中源一・江北町長、橋爪敏議長ら市議11人の計13人はこの日午前9時から、衆院と参院の議員会館に行き、整備新幹線計画の見直しを検討するプロジェクトチームのメンバーである自民、公明両党の議員の各部屋を回った。
県選出の民主党議員らを含め16人はいずれも不在だったが、一行を代表して桑原市長が「今までのルールでは沿線自治体の意志も尊重するようになっている。ルールを変えないようにお願いします」と、応対した各秘書らに訴えたうえで要望書を手渡した。
要望書には、「地域にとって欠くことのできない唯一の交通手段であり、先人が残してくれた宝」とも明記し、理解を求めた。
午後からは国交省で、森重俊也・幹線鉄道課長に約40分にわたって面会。森重課長は報道陣に非公開で応対した後、「政府・与党の申し合わせに基づき仕事をしている。地元調整を見守るというスタンスは変わっていない」と話した。
◇
古川知事は読売新聞の取材に、「国土交通省から、地元で調整してほしいとの話だったと聞いている。私もそう思うし、調整のため、ぜひ話をさせてほしい」と述べた。また、「我々は地元調整が進んでいないことを含めて国に説明している。国交省にとって新しいニュースはなかったのでは。これからも状況はきちんと伝えていく」とした。
(2007年6月26日 読売新聞)
670
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/26(火) 09:43:32
相良村長が協力拒否…川辺川ダム 讀賣熊本
川辺川ダム建設に反対する相良村の矢上雅義村長は25日、国土交通省九州地方整備局が、同ダムが計画される球磨川水系の河川整備基本方針について説明する「くまがわ・明日の川づくり報告会」について、村内での開催を拒否し、協力しない考えを表明した。
報告会は、同村を含む流域12市町村を中心に順次開催していく考えで、既に6市町村14か所で終了した。村役場で記者会見した矢上村長は、「ダムありきの行政の方針が事実上決まっている」と指摘。「村としては、『報告会で地元の意見は聞きました』という既成事実づくりに協力する気はない」と述べた。報告会に対しては、村の公共施設の貸し出しや、職員の派遣は行わないという。
同整備局は、基本方針を踏まえて、ダムなどの個別施設を盛り込む整備計画の策定作業を進めている。同整備局の光成政和・河川調査官は「報告会を終わらないと計画づくりに進めないということはないが、説明責任をどう果たすかを考えていきたい」と話していた。
(2007年6月26日 読売新聞)
671
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/26(火) 09:44:19
社会の格差縮小図る 県成長力底上げ推進会議 讀賣宮崎
社会の格差縮小を目指す「県成長力底上げ戦略推進円卓会議」(議長=大村昌弘・宮崎産業経営大学長)の初会合が25日、宮崎市のホテルで開かれた。メンバーは行政や産業界、教育機関の代表ら22人で、県内の現状や最低賃金の引き上げについて意見を交わした。
この会議は政府が3月に設置した円卓会議の地域版で、内閣府が設けるよう求めていた。▽フリーターらの就職を支援する▽母子家庭や障害者の就労による自立を手助けする▽中小企業の生産性を向上させ、働く人の賃金を引き上げる――の三つを目標に、効果的な取り組みを検討する。
初会合で、メンバーの東国原知事は「県内ではまだ景気回復の実感はわかない。若者も多くが仕事を求めて県外に出てしまう。交通網を整えて企業誘致を進め、多様な働き場を確保しなければならない」と現状を説明した。
最低賃金の引き上げについては、労働界の代表が「現在の県の最低賃金(時給611円)は生活できる水準に達していない」と訴えた。これに対し、産業界の代表は「県内の中小企業にとって賃金引き上げは難しい。生産性と収益性の向上が前提だ」と述べた。
8月下旬の第2回会合で今回の意見を集約し、具体策の検討に入る。
(2007年6月26日 読売新聞)
672
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/26(火) 11:07:11
深層・真相:水俣病与党PT 救済策巡り迷走 議論百出、自公に温度差も /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/news/20070625ddlk43040086000c.html
水俣病認定申請者が5000人を超え、未認定患者の新たな救済策を検討している与党プロジェクトチーム(PT、座長・園田博之衆院議員)が22日、7月初めまでに救済策の方向性を示すことで合意した。しかし、前回95年の政治決着との関係や、賠償や認定を求める訴訟で原告が1000人を超える現状に、「議論百出の状態」(関係者)。一時金の支給額など詳細の決定は参院選後になることが確実だが当分、迷走が続きそうだ。【山田宏太郎】
■「意見が激突」
「前回の政治決着当時から四肢末端の感覚障害があったか確認できないが、現に症状がある人をどうするかは、議論が激突した」。22日のPT後、メンバーで公明党の江田康幸衆院議員は厳しい表情で語った。
環境省のアンケート調査では、前回政治決着の一時金支給対象要件だった「四肢末端の感覚障害」をうかがわせる「手足のしびれ」がある人が94%(約9000人)を占めた。しかし、政治決着当時から「しびれがある」のは、そのうちの約6割。医師が一部の人に対面調査した結果はさらに割合が低く、救済対象や内容の判断を迷わせる要因となっている。
自民関係者には「最終の全面解決策」として苦心の末に実施した政治決着への思い入れが強い。前回並みに一時金を支給する場合、対象は「当時から症状があった人に限るべきではないか」という意見もある。一方で当時、与党でなかった公明は「幅広い救済」を主張し、前回の枠組みにこだわらない救済策づくりへの思いもにじませる。
■効果疑問視も
更に問題を複雑にしているのは、多くの認定申請者が国家賠償訴訟を続ける構えを見せていることだ。前回政治決着は長期化する水俣病訴訟の早期解決を目的に、行政責任や水俣病像の問題を棚上げにした和解的な色合いがあった。だが、政治決着後も訴訟を継続した関西訴訟原告が最高裁で勝訴。現在、1000人を超す認定申請者が最高裁判決に基づく司法救済を求めている。
PTでは「全面解決でなく一部救済では意味がない」との意見も出た。前回と違い申請者の多数を占める原告が救済策拒否の姿勢を示しているため、救済策の有効性に疑問も出ている。また新たな負担に難色を示す原因企業チッソの説得▽国、熊本県が財政負担する場合も財政難の中でどう対応するか−−といった課題も指摘された。
■ランク分け
園田氏は「前回政治決着の当時に戻って考えることは基本。しかし、当時救えなかった人に対しても、幅広い救済を考えなければならない」と苦悩する。政治決着前後での被害者の色分けは「あくまで病像の整理」としており、救済策にどう反映するかは不明だ。しかし、なんらかのランク分けは「考えなければならないかもしれない」とも話す。果たして妙案は浮かぶのだろうか。
毎日新聞 2007年6月25日
673
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 13:48:19
自民石垣支部小底氏、支部長辞任へ
八重山毎日新聞 (2007-06-30 10:06:37) 沖縄八重山毎日
http://www.y-mainichi.co.jp/?action_article_show=true&article_id=8583
参院選控え、トップ不在に
お
勧
め 自民党沖縄県第4選挙区石垣支部の小底嗣洋支部長は29日までに辞意を固めた。市議会で同僚議員の提出議案に賛同しなかったことから反発を受け、辞任することを決めた。7月29日の参院選を前に石垣支部はトップ不在に陥ることになり、後任選びなど組織の立て直しが急務の課題となりそうだ。
小底氏は3月定例会で仲間均氏が提案した「自衛隊不発弾処理隊の常駐を求める要請決議」、6月定例会では砂川利勝氏が動議で出した「国立公園指定(現行案)の見直しを求める要請決議」に賛同せず、反対する立場をとった。
これに対し、内部からは「これでは一緒にやっていけない」と支部長としての責任を問う声が挙がり、複数の議員が24日、小底氏と話し合った。小底氏は「西銘氏(参院選予定候補者)の会見に同席した支部長の責任として参院選までは戦いたい」との意向を示したが、「感情的なしこりがあっては一緒に戦えない」と事実上の拒否に遭い、その場で辞意を伝えた。
小底氏は自衛隊の常駐について▽多数の不発弾があるという根拠がない▽不発弾処理の要請は首長に権限がある▽常駐経費がかかる―などの理由で賛成せず、国立公園についても自然環境保全の立場と国土利用計画との整合性から見直しに同調しなかった。
同支部は29日、議員控室で常任総務会を開き、他の議員に報告。砂川会長は「総務会で本人の意志が表明されてないのでまだ正式な決定ではない」としているが、実質的に小底氏の辞任は確実な情勢となっている。
674
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/04(水) 21:56:55
別府市職員の政党機関紙購読:議員勧誘は地位利用か 市議会で熱い論争 /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070704ddlk44010435000c.html
市議が自分の所属する党の機関紙購読を市職員に勧誘するのは地位利用にあたるのか−−。別府市議会で熱い論争が巻き起こっている。新任議長が「議会改革の一環」として各会派に購読の見直しを要請したのが発端。全紙が6月末で打ち切られたが、共産党議員団は「議長の職権乱用」と抗議している。
自民党市議団が同党選出の山本一成議長(57)に「職員が議員に政党新聞を押し付けられ、迷惑している」と指摘。山本議長は部課長会(課長級以上の職員の任意団体)に事実関係を照会した。
同会は会員を対象にアンケート調査を実施。86%が「新聞を6月末でやめ、継続したい人だけが自主的に申し込む」に○をつけた。残りは「現状のままでいい」。
議長は公明(4人)と社民ク、共産(各3人)の3会派に6月末で購読を白紙に戻すように要請した。社民クは社会新報(月額700円)の担当市議の勇退で、配布が中断していたこともあり、要請を受け入れた。
だが、公明と共産は議長要請だけでは受け入れられないと拒否。すると両会派に対し(1)6月末で購読を断る(2)継続を希望する職員は自ら申し出る−−との「購読者一同」名の文書が提出された。各文書には、公明新聞(月額1835円)の購読者162人▽赤旗(同2900円、日曜版800円)の購読者192人が署名、なつ印した名簿が添付されていた。
公明会派長の堀本博行議員(54)は「職員と対立する意図はない」と受け入れ、現職市議でなくOB名で再購読を要請する文書を出す方針。
共産会派長の平野文活議員(58)は「署名を本人の申し出と判断し、購読中止の手続きをした。しかし、議員が新聞購読を勧誘するのは地位利用ではなく、政治倫理にも反しない」と反論。
同党議員団は2日、議長に対して(1)強引な働きかけはしていない(2)議長が部課長会にアンケートなどを指示したことこそ越権行為(3)市幹部職員が政党機関紙を購読するのは政治的見識を養う一助−−と抗議文を出した。さらに5日には、市長に対して今回の部課長会の行動に対する真相の究明を求めるという。
■解説
◇他の自治体に大きな波紋
議員による政党機関紙の勧誘は長年の慣行であり、いやいやながら購読している職員は別府市だけではない。その意味で、新任議長が投じた一石は他の自治体にも大きな波紋を広げるだろう。
職員が議員の勧誘に抗しきれないのは、怖いからである。議会で部課長が市議から厳しく質問されているのを見聞きしているだけに、勧誘されると「月に数千円程度なら」と付き合ってしまうのだ。そして、勧誘の多くは、係長などに昇進した時に来るという。
課長で月額4000円、部長でその倍近くの出費になっているそうだが、財政再建で昇給が難しくなっているだけに、今回の処置を「ベースアップだ」と喜んでいる職員の気持ちもよく分かる。
一方、「見聞を広めるために新聞を読め」という意見も一理ある。しかし、立場の強い者が弱い者に働きかける時には、配慮が必要だ。そして、どこまでの配慮が必要なのかを巡って、共産党議員団と議長の間には見解の相違がある。論争はさらに尾を引きそうだ。【渡部正隆】
毎日新聞 2007年7月4日
675
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/07(土) 00:52:19
別府市職員の政党機関紙購読:勧誘問題で共産党市議団、市長に抗議文 /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070706ddlk44010060000c.html
市職員に対する議員の政党機関紙の購読勧誘問題で、共産党別府市議団(3人)は5日、真相究明と事態の是正を求める文書を浜田博市長に出した。
文書は(1)市議会議長の指示で部課長会は購読に関するアンケートを実施しているが、市長の同意がなくてできるのか(2)読みたい新聞が読めない職場環境は是正すべきだ−−と指摘した。
浜田市長は「部課長会は任意の親ぼく団体。6月末での購読中止は会の自主的な判断と理解している」と述べた。市幹部も「議長から部課長会に指示はない。事実関係の問い合わせがあっただけだ」と反論した。
市議団は「指示はあったと聞いている。また、部課長会の幹事会が中止を決定し、課長会議で通達している」と上意下達を批判したが、議論は平行線のまま終わった。
毎日新聞 2007年7月6日
676
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/08(日) 15:35:25
奄美市議会自主解散を議員提案へ 讀賣鹿児島
奄美市議会を自主解散する議案が11日の最終本会議で議員提案される。
3月議会では「6月議会での自主解散」との決議案を全会一致で可決していたが、その後、「決めたのは解散議案を提案することだけ。解散するかは別」などと反対を口にする議員も出始めた。同市議会では現在41人が在職し、自主解散となるには議員の4分の3以上が出席し、出席議員の5分の4の賛成が必要。解散が実現するか、不透明な情勢だ。
5日、奄美市の中央公民館で「市議会解散を呼びかける議員の集い」が開かれた。参加したのは委任状の1人を含め計20人。議員らは「記名投票に持ち込み、各議員の判断を明確にしよう」と申し合わせた。賛否の姿勢を市民に明らかにし、解散後の市議選(定数26)での有権者の判断材料にしてもらう、との考えだ。
奄美市は昨年3月、名瀬市、笠利町、住用村が合併して誕生。議会は在任特例を適用し、旧市町村議員43人(現在は41人)が11月19日まで在任することになった。しかし、市の財政難から、市議会に対し「マンモス議会」などと市民の批判が高まった。
解散に賛成の議員は、各会派代表による特別委員会で自主解散の方針を決めたことや、本会議の決議を踏まえ、「こうした議会の決定をほごにしていいはずがない」と主張する。
一方、解散に反対の議員からは「議員を含め、市民や有識者が集まる合併協議会で決めた在任特例期間。今さら解散する理由がない」といった声が出ている。反対が根強いのは主に旧笠利町、住用村出身の議員で、「定数が減れば、地域代表の議員数は確実に減る」と危機感を感じている。
解散議案を審議する本会議に、41人の全議員が出席した場合、33人が賛成すれば可決する。今のところ賛成を明言しているのは、23人だ。
(2007年7月8日 読売新聞)
677
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/20(金) 09:39:13
2007/07/19
http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=10375
鳩山由紀夫幹事長は19日、沖縄県那覇市で県連代表の喜納昌吉参議院議員とそろって記者会見し、同日付で 赤嶺昇沖縄県議会議員が入党し、初の民主党所属の沖縄県議会議員が誕生したことを発表。「民主党として沖縄に赤嶺さんという民主党所属の県会議員を得たことは、大変喜ばしい」と語った。
赤嶺議員は「これまで(民主党内で)苦労してきた方々を尊重しながら、自分のできる範囲で、できることを精一杯行っていく」と述べ、民主党としての体制強化に力をつくしていく考えを表明した。
鳩山幹事長はまた、同日の全国紙朝刊(一部を除く)に「年金記録問題への対策」と題する「政府広報」が折り込まれ、「消えた年金」問題と定率減税全廃について与党の主張をそのまま記載している問題を取り上げ、公職選挙法違反で告発することも視野に入れて党本部で検討していることを明らかにした。
政府として必ずしも決定していない内容であり、自民党が掲げる政策を政府広報として報じたものであるとの見方を示し、自民党の考え方が「政府広報」として国民に発信されたことを問題視。「それを政府のカネでどんどんばら撒くというのは究極の選挙違反の疑いがある」として、「公正な判断を司法に求めていきたい」と語った。
678
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/20(金) 09:44:39
赤嶺昇氏が民主入党へ 県議会所属会派は未定 沖縄琉球
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-25563-storytopic-3.html
県議の赤嶺昇氏(40)は18日までに民主党入党を決めた。19日午後、県庁で会見して発表する。
国政では最大野党の民主党だが、県議会に議席を持つのは初めて。県議会内に足場ができることで、県内政界に一定の影響を与えそうだ。
赤嶺氏はこれまで政党は無所属で、県議会会派は維新の会に所属していた。会派については9月定例会までに会派内や党内で話し合って決める予定。
会見には鳩山由紀夫民主党幹事長も同席。入党の理由などを説明する。
赤嶺氏は1997年、浦添市議に初当選。2004年に県議(浦添市区)に初当選し、現在1期目。文教厚生委員会、少子・高齢対策特別委員会に所属している。
(7/19 9:45)
679
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/03(金) 21:09:15
無所属のまま活動 松下参院議員
2007年08月03日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000000708030003
参院民主党会派からの離脱を表明していた松下新平参院議員=無所属=は2日、コメントを発表し、「無所属のまま、いずれの会派にも属さず『是々非々』で活動」する方針を表明した。松下氏の会派離脱は自民党への復党に向けた地ならしとの観測も流れ、去就が注目されていた。
松下氏は、与党を「強行採決など強引な国会運営」と批判し、野党についても「問責決議などを乱発し抵抗する姿は国民不在」と距離を置いた。さらに、特定政党に属さない議員を募り、「良識の府、再考の府」とされる参院の原点に立ち返りたい、としている。
松下氏は自民党県議を経て、04年参院選に無所属で立候補。民主などの支援を受け、自民現職を破り初当選した。国会では民主党会派に属していた。だが、7月の参院選宮崎選挙区で同党推薦の外山斎氏ではなく、無所属の長峯基氏を支援することを理由に、会派離脱を表明していた。
その際の会見で「与党か野党かと言われれば、ちょうど真ん中」と語ったことなどから、参院選後の自民への復党を視野に入れた離脱とも目されていた。しかし自民県連幹部は先月19日に安倍首相が遊説で宮崎入りした際、「04年に自民現職を落選させた松下氏を党本部が復党させれば、県議28人は県連から離脱する」と迫り、松下氏の復党を拒否していた。
680
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/03(金) 21:10:21
坂本氏の復党申請を不受理/自民県連
2007年08月03日 朝日熊本
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000000708030001
衆院熊本3区補選で再選した坂本哲志氏(56)は2日、復党に向け、自民党県連に入党申込書を提出した。だが、県連は書類に不備があるために受理せず、9月初めの役員改選後、改めて提出するよう伝えた。
2日朝、熊本市の県連会館を訪れた坂本氏は「党本部から、臨時国会が7日に開会することもあり、入党手続きを急ぐように言われた」と語った。党本部は1日、役員連絡会で坂本氏の入党を認める方針を示したが、正式な手続きである入党申請よりも早い段階だったため、県連は「超党則的な入党は承認できない」と抗議していた。
県連は、坂本氏が2日に提出した書類の日付が「7月31日付」だったことから「役員連絡会を正当化するため」と判断。三役会を開き、県連の現体制では受理しないことを決めた。西岡勝成幹事長は「選挙後の熱気を冷ました方がいい。結論を急いで波風を立てたくない」と話した。
坂本氏は、日付について「党本部から指示を受けた。政党助成金などの事務手続き上のことと思った」と話し、入党手続きが遅れることは「仕方がない」と話した。
自民県議だった坂本氏は03年に離党し、同年総選挙で自民公認の故・松岡利勝氏を破って初当選し、松岡氏は比例区九州ブロックで復活当選した。その後、党本部は、松岡氏との間で小選挙区と比例区で交互に立つ「コスタリカ」方式を提案したが、坂本氏は拒否。05年総選挙も無所属で立候補したが、落選した。
681
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/04(土) 11:34:23
松下参院議員「無所属で活動」 会派離脱でコメント
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/miyazaki/20070802/20070802_006.shtml
参院会派の民主党・新緑風会を離脱した松下新平参院議員(40)=宮崎選挙区=は2日、今後の議員活動について「無所属のまま、いずれの会派にも属さず『是々非々』で活動する」とのコメントを発表した。
松下氏は、7月29日投開票の参院選宮崎選挙区で自らが支援した候補者を民主党が推薦しなかったことに反発し、会派離脱を表明、去就が注目されていた。
松下氏は各報道機関に書面を送付し、参院での「緑風会」の歴史などを記した上で「今こそ原点に立ち返り、『緑風会』の趣旨にあるような特定の政党に属さない無所属で活動する議員を募り、参議院を本来の役割が果たせるスタイルにつくりかえたい」とした。
=2007/08/03付 西日本新聞朝刊=
2007年08月03日00時14分
682
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/04(土) 15:46:15
新幹線問題、知事が与党に直接要望へ 讀賣佐賀
3年連続で10億円の予算が確保されながら着工のメドが立たない九州新幹線長崎(西九州)ルート。整備新幹線計画の見直しを検討する与党のプロジェクトチーム(PT)の協議本格化が予想されるなか、古川知事が9日、引き続き予算確保に向け、PTメンバーらへ要望活動を行うことが、3日明らかになった。次年度に向けた政府予算の概算要求は8月末が通例で、これをにらんだ動き。概算要求前に知事が具体的な活動を行うのは、2004年12月の条件付き着工決定以降初めてで、予算継続への危機感の表れといえそうだ。
PTの5月末の始動を受け、北海道や北陸では建設計画延伸への期待が高まっている。一方、長崎ルートはいまだ、着工条件となる長崎線(肥前山口―諫早)のJRからの経営分離について、沿線の鹿島市、江北町の同意を得られてないうえ、協議そのものも、06年1月を最後に途絶えたままで、再開の糸口すら見いだせていない。
そうした状況でも、予算を確保できているのは、政府・与党申し合わせが大きな支えになっている。しかし、各計画の優先度合いなどを見た場合、前進していない長崎ルートの予算確保のハードルは、さらに高くなるとの危惧(きぐ)もあり、PTメンバーの国会議員らに石丸博・県議会議長と一緒にアピールする考えを固めたと見られる。
PTの津島雄二座長は7月24日、読売新聞の取材に、年末の予算編成までに、整備新幹線計画の枠組み見直しを明言。並行在来線も含まれるとの見解を示したが、9日の要望ではあくまで、来年度の事業費確保に絞った訴えになる見通し。
さらに、24日には福岡、長崎、佐賀の沿線3県による合同要望活動も行う。これも概算要求をにらんだ動きとしては初めてという。
昨年7〜8月には、長崎県内の自治体や団体などが、政府・与党申し合わせにある地元調整を進めようと、反対姿勢の鹿島市と江北町に出向いて、理解を求める行動が相次いだ。
ところが、今年はPTが5月末から動き出したことから、東京での行動が中心になる様相を呈している。鹿島市などでつくるJR長崎本線存続期成会も6月25日、PTメンバーや国交省に長崎線のJRによる運行継続を要望した。
◇
九州と北海道、東北、北陸の整備新幹線計画沿線12道県も9日、整備新幹線開通に伴ってJRから経営分離された在来線の維持に関する財政支援強化などを、津島座長に要望する計画を立てており、佐賀県も参加を予定している。
肥薩おれんじ鉄道(熊本県八代市―鹿児島県薩摩川内市)など、すでに経営分離された4線は、県や沿線自治体が中心になって第3セクター方式で鉄路を維持している。しかし、いずれも施設整備など初期投資に多額の地元負担を伴い、厳しい経営環境にある。
要望書では、今後新たに対象となる路線があることを見すえ、▽線路などJRの鉄道資産譲渡の場合、長崎ルートで示したような無償譲渡か、収益性に基づいた低い価格設定▽初期投資や維持にかかわる地元負担への助成措置――などを求める。
(2007年8月4日 読売新聞)
683
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/04(土) 18:05:10
坂本氏、自民入党申し込み 県連受理せず 熊本
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070802000007
自民党への入党申込書を提出する坂本哲志氏(左)=熊本市の自民党県連会館
衆院熊本3区補選に当選した無所属の坂本哲志氏が二日午前、自民党県第三選挙区支部(支部長代行・古閑三博県連会長)に入党申込書を提出した。しかし、書類の日付が「七月三十一日」となっていたため、党県連は「意図的な偽装」として受け取りを拒否した。
坂本氏は熊本市水前寺の県連会館を訪れ、書類を事務局に提出。しかし、日付が二日になっていないことを県連が確認、受け取らなかった。
坂本氏に関しては、党本部の役員連絡会が一日、入党を認める方針を打ち出した。しかし、これに県連が反発、党則に反したやり方として党本部に抗議していた。
西岡勝成・県連幹事長は「一日の党本部の承認方針が肯定されるように仕込んだ、意図的な日付の偽装だ。坂本氏は電話で『(三十一日付にしたのは)党本部の指示』と言った」と述べた。
日付について、坂本氏は「党本部の谷津義男選対総局長からそうするよう指示を受けた。理由は分からない」と話している。(毛利聖一、小多崇)
熊本日日新聞2007年8月2日夕刊
684
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/04(土) 18:05:44
坂本氏入党 取り扱い9月以降に 自民県連 熊本
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070803000005
坂本哲志氏の入党申込書を受理しないことを発表する西岡勝成幹事長(中)ら同党県連幹部=熊本市の自民党県連会館
自民党県連は二日、衆院熊本3区補選で当選した無所属の坂本哲志氏が同日提出した入党申込書の取り扱いを、県連の新執行部体制がスタートする九月以降に先送りすることを決めた。党本部も了承した。
自民党県連の幹部らが取り扱いを協議。入党申込書の日付が提出日の二日ではなく、七月三十一日にさかのぼっていたことから「一日に県連に先走って入党を認めた、党本部の動きを正当化するための偽装ではないか」(古閑三博県連会長)などの声が上がった。
自民党の党則では、入党手続きは県連が正式申し込みを受けてから対応することになっている。坂本氏の入党方針を決めた党本部には「党全体の運営や3区内のしこりを解消するためにも(入党は)当然」(県関係国会議員)との声が支配的だが、一方で「地元の手続きも重視したい」(同)として、当面は県連の対応を見守ることにした。
党県連の会長選考は六日に始まり、月内には新執行部体制が決まる予定。西岡勝成幹事長は「新体制で入党問題を協議し、挙党体制につなげてほしい」と語る。
しかし、足元の党県第三選挙区支部には「保守分裂で争ってきた経緯から坂本氏の支援はできない」(党県議)との声も根強く、党本部主導の入党手続きがすんなりと進むかは微妙だ。(毛利聖一、清田秀孝)
熊本日日新聞2007年8月3日朝刊
685
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/04(土) 18:37:51
(下)坂本氏の自民入党 急ぐ党本部に地元困惑 熊本
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/gekisen/gekisen03.cfm
坂本哲志氏の自民党入党に関して、党本部主導のやり方への不信感を語る党県連の古閑三博会長(中央)ら=1日、熊本市の自民党県連会館
自民系候補同士による三たびの分裂選挙となった衆院熊本3区補選。その熱が冷めやらぬ一日午後、熊本市水前寺の自民党県連会館に、会長古閑三博と三役が急きょ集まった。
この日午前、党本部の役員連絡会は同補選で当選した坂本哲志の入党を認める方針を打ち出した。出馬表明時から当選後は自民入党を目指すことを明言していた坂本。しかし通常、入党申請は地元選挙区支部の審査を経て県連が承認する。本人の申請が出る前の方針決定に、県連幹部たちは不満をあらわにした。
「いったい党本部は何を急いでいるんだ。地元の複雑な事情も、党則も無視した頭越しの決定は承認できない。独善的だ」。古閑はあきれた様子で吐き捨てた。
■複雑な事情
自民党県議だった坂本は〇三年、県議を辞して衆院選に挑戦。同党現職だった故松岡利勝と相対した。当選後もコスタリカ方式による松岡との選挙区内調整を拒否。〇五年の総選挙で再び松岡と争い、議席を失った。
松岡の支持者は、松岡の支援を受けて県議に当選した坂本の国政挑戦を「裏切り」と見る。二回の選挙では、松岡の政治手法を批判する坂本の支持者と互いにいがみ合い、選挙戦は泥沼化。“因縁の対決”とさえ言われた。
松岡の死去を受けた今回の補選でも、松岡の後援会は自民党県議だった荒木義行を擁立。参院選への影響を考慮した党県連が公認こそ見送ったものの、同後援会をはじめ県農政連や商政連など同党の友好団体は荒木を支援。一部の自民党県議も応援のマイクを握った。無所属新人ながら知名度で勝る坂本に約一万三千票差まで迫った。
さらに状況を複雑にしているのが選挙前の党県連の対応だ。党県連は荒木の公認を見送る際、党本部に対し「選挙後も坂本を公認しない」との確約をとった経緯がある。荒木の支持者には次期総選挙をにらみ、荒木の“再挑戦”を模索する動きも。荒木を支援した自民党県議は「正式には支部役員会を開いて協議するが、坂本の入党を認めるわけにはいかない」と言い切る。
県連幹事長・西岡勝成も「荒木陣営にとって酷。坂本の今後の政治活動にもプラスにならない。いくらなんでも早すぎる」と頭を抱える。
■一寸先は闇
党本部の思惑と県連の事情がかみ合わない入党問題。一日夜、坂本は地元菊池郡大津町で開いた後援会の会合で入党の意思を了承された。坂本は党本部の決定に困惑の表情を浮かべながらも「3区を地元とする国会議員はもう私一人。重い責任を果たすには自民党に入るしかない」と意を決したように語った。
参院選と衆院補選の“余震”がやまない中、八月に入って自民、民主党県連ともに新役員選考がスタートした。両党は新執行部の下、年内にもささやかれる衆院解散や来春の知事選に向け、対応を迫られる。
三十日。自民党県連会館で会長辞任を表明した古閑は、県政界の行く末をこう語った。
「まさに松岡の死が物語るように、政治の世界は一寸先は闇。県政界も動乱の時代を迎えることになる」(文中敬称略)(同日選取材班)
熊本日日新聞2007年8月2日朝刊
686
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/06(月) 09:46:22
民主県連 新代表に原口氏 讀賣佐賀
民主党県連は5日、佐賀市内で常任幹事会を開き、暴力団組長の葬儀会場を訪れて弔問した衆院議員の大串博志氏(41)の辞任で不在となっていた代表に、元代表で衆院議員の原口一博氏(48)を選出した。任期は来年2月に予定の次期県連大会まで。
原口氏は、参院選佐賀選挙区で党公認の川崎稔氏(46)が初当選したことについて、「ゴールではなく、スタート。組織の拡大と県民生活の安定、安心に全力で取り組んでいきたい」と抱負を述べた。
原口氏は県連の女性職員が活動費約880万円を着服した問題で、2月に代表を引責辞任した。代表復帰に「より一層の反省と緊張を持ってやっていかなければならない。さらなる県連の拡大を目指すうえで必要で、これですべてがけじめがついたということではない」とし、今後も法令順守など内部体制の強化に努めていく考えを示した。
7月に代表を辞任したばかりの大串氏も副代表に選ばれた。大串氏は固辞したが、組織強化のために必要という意見が強く、最終的に了承したという。
また、次期衆院選などに備え、県内各市町で支部づくりを目指すことを確認した。原口代表は記者会見で、衆院佐賀3区に、前回、候補を擁立した社民党と話し合い、10月をめどに候補を決める考えも示した。
(2007年8月6日 読売新聞)
687
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/07(火) 08:19:19
自民県連会長選考始まる 讀賣熊本
自民党県連は6日、会長選考委員会を開き、古閑三博会長の後任選びをスタートさせた。具体的な候補者名は挙がらなかったが、次期衆院選や来春の知事選を念頭に「挙党体制が組める人を会長に選ぶべき」といった意見が出された。8月中に候補者を絞り込み、9月の県連大会で決定する。
委員会は熊本市の県連で非公開であり、国会議員代表の野田毅衆院議員(熊本2区)、木村仁参院議員、各支援団体の代表、県議ら計23人が出席。選考委員長に松村昭県議を選んだ。
委員会後、記者会見した松村委員長によると、参院選の惨敗を受けて取りざたされる衆院選や来春の知事選を意識して、会長に強い求心力が必要だとする声のほか、「選考過程は、県民にわかりやすく開かれたものにすべき」「国会議員や県議にこだわる必要はない」「女性でもいいのでは」といった発言もあった。
各委員は、新会長にふさわしい人物像について所属団体などと協議したうえで、20日の次回委員会で改めて話し合うことにした。
会長の任期は2年。幹事長、総務会長、政調会長は新会長が指名する。
(2007年8月7日 読売新聞)
688
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/07(火) 21:44:09
九州新幹線:長崎ルート問題 長崎線を守る団体発足 JRに質問状送付へ /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saga/news/20070807ddlk41040614000c.html
◇鹿島市民ら会員を募集
九州新幹線長崎(西九州)ルート整備問題で、鹿島市民有志が、新幹線が整備された場合にJRから経営分離される長崎線を守る民間団体「なし?会」を発足させ、会員募集を始めた。
「なし?会」の「なし」は、長崎線の「な」と同線を走る特急車両「白いかもめ」の「し」を組み合わせ、「なぜ?」を表す佐賀弁とかけた。
同会は、特急「白いかもめ」が新幹線整備で廃止されることから、特急を動物に見立てて「白いかもめは絶滅危惧(きぐ)種」などと書いたリーフレット「レッドデータブックかしま」を5000部作り、東京で配布したり、会員に送る。
また、月内にも新幹線の必要性などを問う質問状をJR九州に送付する。質問状では「(新幹線整備による)十数分の時間短縮のために2700億円の税金を使うのはなぜ?」など10の疑問を投げかけている。
久原正之会長は「疑問の声の大合唱が起これば」と期待している。問い合わせは同会0954・62・3791。【関谷俊介】
毎日新聞 2007年8月7日
689
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/09(木) 07:25:21
相良村脱会は保留・・・川辺川ダム建設促進協
事業計画と予算案採決、人吉市長が棄権 讀賣熊本
球磨川流域の12市町村でつくる川辺川ダム建設促進協議会の定期総会が8日、人吉市内で開かれた。新会長に柳詰恒雄・球磨村長を選び、ダム反対を表明した相良村からの脱会届については結論を保留して事実上認めなかった。
同村の脱会届についての審議では、「脱会は認められない」との意見が出され、7日の理事会の決定通り、結論を出さなかった。西村久徳・五木村長は、同ダム建設に伴う水源地域対策特別措置法に基づいて相良村で約100億円に上る事業費が使われたとして、「莫大(ばくだい)な金がつぎこまれているのに、今さら反対とは食い逃げではないか」と県の見解を求めた。これに対し、県担当者は「60世帯が移転を終え、事業の効果も出ている。負担金返還を求めることはできない」と答えた。
また、「ダム建設事業予算の増額」「ダム本体工事の早期着工」が盛り込まれた今年度の事業計画と予算案の審議では、田中信孝・人吉市長が「4月の市長選でダム中立を掲げた。採決は控えさせていただきたい」と発言、採決を棄権した。これに対し、坂田孝志・八代市長が「今回は(ダム促進の)決議も見送る配慮をした。採決を控えるとは行き過ぎだ」と抗議する一幕もあった。
田中市長は終了後、「ダムの是非を判断するまで、会の要望活動にも参加しない」とし、新会長の柳詰村長は「かじ取りは大変だが、これまでの歴史を十分勉強し、ダム促進の活動を進めたい」と話していた。
(2007年8月9日 読売新聞)
690
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/21(火) 05:50:56
「国会議員、県議から選出」・・・自民県連新会長 今週中にも候補絞る 讀賣熊本
自民党県連の会長選考委員会が20日、熊本市の県連で開かれ、新会長は県選出の国会議員か県議から選出することを確認した。今後、両議員団がそれぞれ意見集約し、週内にも開かれる次回会合で新会長候補を選ぶ見通し。
会合は非公開であり、国会議員代表の野田毅衆院議員(熊本2区)、木村仁参院議員、各支援団体の代表、県議ら19人が出席。6日の初会合後に、所属ごとに話し合った意見を持ち寄った。
初会合では「一般人や女性の登用」を求める声もあったが、自民党が参院選で惨敗したことや、来春に控えた知事選を視野に「挙党体制を取るためには、会長は政治に携わってきた人物がいい」との意見でまとまり、国会議員と県議に絞られた。
会合後、記者会見した松村昭委員長(県議)によると、国会議員は多忙であるため、地元に密着している県議から適任者を選んだほうがいいのではという意見が大勢を占めたという。
今後、松村委員長が国会議員、県議の意見をまとめて1人に絞り込み、次回会合に提案する運び。新会長は9月の県連大会を経て決まる。
(2007年8月21日 読売新聞)
691
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/26(日) 07:33:56
自民県連新会長に山本・県議団長を内定・・・来月8日の大会で正式決定 讀賣熊本
自民党県連の会長選考委員会が25日、熊本市のホテルで開かれ、会長候補に満場一致で同党県議団長の山本秀久氏(71)(芦北郡区、当選8回)を選んだ。山本氏は受諾の意向を示しており、9月8日の県連大会で新会長に山本氏が選ばれる。
委員会は非公開であり、県選出国会議員や県議、友好団体の代表ら14人が出席した。
これまでの会合では、来るべき衆院選、来春の知事選を視野に「挙党体制で乗り切るため、新会長は政治経験のある県議がふさわしい」との意見が大勢を占めていた。
松村昭委員長(県議)が国会議員団、県議団などと協議を重ね、この日の会合に山本会長案を提案、満場一致で決まった。松村委員長は選考過程で、山本氏を推す声が強かったことを明かし、「議員経験も豊富で、人望もある。難局を乗り切るために最もふさわしい」と述べた。
山本氏は明治大卒。1979年に県議に初当選し、県連幹事長、県議会議長、県連副会長などの要職を歴任している。
会長は来月8日の県連大会で承認を経て正式に決まる。幹事長、総務会長、政調会長の県連3役は新会長が指名する。任期は2年。
山本氏は取材に対し、「県民の目線で誠心誠意やっていく。役員人事は皆さんの意見を聞いて県連大会までに決めたい」と話した。
(2007年8月26日 読売新聞)
692
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/30(木) 15:01:59
長崎ルート概算要求盛り込み、年末にかけ攻防ヤマ場 讀賣長崎
国土交通省が29日発表した2008年度政府予算の概算要求で、整備新幹線の事業費(3069億円、うち国費790億円)に九州新幹線長崎(西九州)ルートも盛り込まれた。
着工の前提となる長崎線・肥前山口〜諫早間のJRからの経営分離に沿線の鹿島市と江北町が同意せず、05年度から3年連続で計上された各10億円の予算が執行されない異常事態が続く中、整備新幹線の計画全体を見直す与党のプロジェクトチーム(PT)は、9月にも本格的な検討を始める。同ルートの計画が実現するかどうか、予算編成が行われる年末にかけ、攻防がヤマ場を迎えそうだ。
――推進派
谷口太一郎・嬉野市長は、長崎ルートの沿線6市を中心とし、建設容認を前提に地域振興などを考える「地域振興連絡協議会」の会長に、7月に就任したばかり。「例年以上に(中央への)要望活動を行ってきた成果が出た。引き続き、10億円の予算が確保できるように頑張りたい」と述べた。
県と鹿島市、江北町との協議は、06年1月で中断したままだが、「古川知事が出席した学習会が今月21日に鹿島市内で開かれた。そういう雰囲気が広がり、(両市町が協議の)テーブルにつく動きができていってほしい」と期待を込めた。
嬉野市と同様、新幹線の停車が予定される武雄市の樋渡啓祐市長は「(予算不執行のなかでは)これが最後との危機感がある。(年末に向け)これからが正念場だ。地元の熱意をさらに伝えていく」と意気込んだ。
県や地域の推進組織など9団体でつくる「九州新幹線を活用する県協議会」の枝吉順佑会長も「ほかの地域に予算が流れないように、さらに地元の機運醸成に努めたい」と話した。
――反対派
鹿島市の桑原允彦市長は、市役所で記者会見し、「盛り込まれるのは当たり前。楽観も悲観もしていない。予算編成に向けた動きに応じ、それなりに対応したい」と話した。
与党のPTの検討が、経営分離に関する条件見直しにも及ぶ可能性があることについては、「ゲームの途中でルールを変更するようなもので、変更はかなり難しい。ただ、角度を変えて考えると、建設の必要性についての本格的な議論をせざるを得なくなるということで、むしろ歓迎したい」と述べた。
同ルート沿線で唯一、建設反対姿勢を明確にしている江北町の田中源一町長は「事業の進ちょくが見られないなかで、いつまでこういう動きが続くのだろうか」と疑問を呈した。
6月には桑原市長らと上京し、沿線にも反対の考えがあることを、与党の国会議員や国交省に示した。「2700億円の建設費に見合う効果がないという反対姿勢は変わらない。鹿島市と連携して、必要があれば再度上京し、考えを訴えたい」と述べた。
――知事
古川知事は「(国への要望活動で)手応えがあったので期待していたが、概算要求に盛り込まれたと聞いてほっとしている」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。
その上で、「(予算編成が行われる)冬にかけ、(地元調整の状況が)変化しないといけない。地域にプラスになると理解してもらうことに尽きる。住民の気持ちが変われば、首長の考えが変わってもおかしくない。愚直にやっていくしかない」と力を込めた。
長崎県の金子原二郎知事は「今後の予算編成作業は決して楽観できないが、古川知事が一日も早い着工に向け、努力すると表明されている。長崎県としても今年度の着工を実現させるため不退転の決意で取り組む」とのコメントを出した。
(2007年8月30日 読売新聞)
693
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/09/06(木) 11:38:33
八代市議会、自民が分裂…議長選巡り 讀賣熊本
八代市議会(議員34人)は定例会初日の4日、議長選を巡って、最大会派(23人)の自民市議団が分裂、深夜まで紛糾し、正副議長には自民の新会派の議員が、共産を含めた3会派の支持を受け選出された。
自民市議団は2005年9月の市議選後、議長は「2年交代」を申し合わせていた。2年後の今回、会派内では新議長に、旧八代郡出身と、旧八代市出身の議員を推す両グループが対立。話し合いはつかず旧八代市グループが「自民党同志会」(10人)を結成、新会派を届け出た。
議長選では、同志会の渡辺俊雄氏が、改革クラブ(5人)、市民クラブ(3人)、共産(1人)の支持を得て19票で当選。自民の古嶋津義氏13票、公明の飛石順子氏2票。副議長も同志会の村上光則氏が、同じ票差で当選した。
渡辺氏は「野党の方々の支持もいただいたので、少数意見も尊重しながら民主的な議会運営をしていきたい」と話した。
絶対勢力だった自民の分裂は、今後の議会運営や、坂田孝志・市長の市政にも影響を与えそうだ。
(2007年9月6日 読売新聞)
694
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/09/09(日) 23:24:46
自民県連会長に山本県議選出 讀賣熊本
自民党県連大会が8日、熊本市のホテルで開かれ、新会長に山本秀久県議(71)(芦北郡区、当選8回)を選出した。幹事長、総務会長、政調会長の新役員も決まり、次期衆院選、来春の知事選などを主要課題とする新体制がスタートした。
県選出の国会議員や県議、党員ら約270人が出席。前会長の古閑三博氏が「年内の(衆院)解散もささやかれ、来春は知事選もある。新執行部には挙党一致で進んでもらいたい」とあいさつ。
県連会長選考委員会の松村昭委員長(県議)が、山本氏を新会長とする議案を提案、満場一致で承認された。幹事長は前川收(菊池市区、5回)、総務会長は小杉直(熊本市区、4回)、政調会長は中原隆博(同)の各県議が選ばれた。
来賓の潮谷知事は「元気で明るい熊本づくりに向け、政権与党として、確かな歩みを進められることを確信している」と祝辞を述べた。
最後に「結党以来の最大の危機に直面しているとの認識に立ち、知事選、衆院選を再起を誓う政治決戦ととらえ、挙党一致して勝利する」との大会宣言を採択。頑張ろう三唱で締めくくった。
山本会長は明治大卒。1979年に県議に初当選し、県連幹事長、県連副会長などを歴任している。
大会後、記者会見した山本会長は「慎重かつ大胆に行動する。現在の日本を築いた高齢者に安心と安らぎを与え、若者が希望と夢を持てる社会を実現したい」と抱負を語った。
(2007年9月9日 読売新聞)
695
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/09/11(火) 06:51:12
坂本氏自民県連に再び入党願・・・衆院熊本3区 讀賣熊本
松岡利勝元農相の死去に伴う7月の衆院熊本3区補欠選挙で無所属で当選した坂本哲志氏(56)は10日、自民党県連に再度、入党願を出した。県連は11日以降、取り扱いを協議する。
坂本氏の秘書が10日、県連と党第3選挙区支部に提出した。坂本氏は「県連の新体制発足に伴い提出した。3区の国会議員は自分しかおらず、来年度の政府予算獲得など、有権者の希望に応えるため、一日も早い入党を望む」と話した。坂本氏は衆院では「自由民主党・無所属会」に所属している。
坂本氏の入党問題を巡っては党本部が選挙直後、容認の見解を示したが、県連は「党則では県連の承認が必要」などと反発。坂本氏が8月に入党を申し入れた際には書類の不備などを理由に不受理とし、今月8日に発足した新執行部で対応することになっていた。
(2007年9月11日 読売新聞)
696
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/09/21(金) 13:40:16
国会議員・県議 深まる溝
2007年09月19日 麻生福岡
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000000709190001
ドタバタ劇に幕が下りない。自民党総裁選の予備選を党県連が中止したことに反発した古賀誠氏や山崎拓氏ら県選出国会議員と、県連の要職を占める県議らの溝をどう埋めるか。県連は18日、予備選実施を求める申入書を出した国会議員に経緯を説明することにしたが、火種は残りそうだ。
県連は同日午前の執行部会で、予備選をせず麻生太郎氏支持で一本化することを改めて確認。午後1時から、福岡市・天神で開いた役員会でも10分足らずで了承された。
問題は、県連の方針に反発している国会議員への対応だった。役員会で県議から意見が出た。「国会議員に経緯を説明するべきだ」。最終的に県連会長の新宮松比古県議らが20日に東京で、申入書を連名で出した6人の国会議員らに会うことが決まった。
国会議員への説明を提案した県議は「大事な事柄は国会議員と協議するということになっていたのに、それが省かれた。山崎拓さんもそこに怒っている。このままでは県連運営が難しくなる」と語った。
県連はいま、重層的な亀裂を抱えている。総裁選に立った麻生氏と、対抗馬の福田康夫氏を推す古賀、山崎両氏の溝に加え、県連会長改選で国会議員と県議の間で深まった確執だ。国会議員側は衆院議員の原田義昭前会長の続投を求めたが、6月に新宮県議が会長に就任。県議主導の県連運営に国会議員の不満はくすぶっていた。
役員会後、新宮会長は報道陣の「国会議員は納得すると思うか」との問いに、「大人の意見をちょうだいできると思っている」と答えた。しかし、すぐに和解となるかどうかは不透明だ。
17日に福岡市で県議や同市議らを集めて会合を開いた山崎氏は、麻生氏支持一本化などに関し、何も聞いていなかったことについて「久しぶりに怒った」と漏らした。
山崎氏の地元事務所(福岡市)の西村俊隆事務所長は役員会に出席後、「(麻生氏支持一本化という)結論ありきという感じだった」。古賀氏の事務所関係者も「予備選をやらないことに党員は怒っている」。
県議ら地方議員側にもしこりが残る。ベテラン県議は「国会議員も事情はあるだろうが、どうして同じ地元の麻生氏に頑張れと言えないのか」。一方、山崎氏に近い福岡市議の一人は「あんな無様な首相退陣の責任を、幹事長の麻生氏が取らないのはおかしい。出馬自体、間違っている」。
ある県議は「こげんことで県連がガタガタになったら、次の衆院選が戦えん」と心配する。
役員会後の記者会見で、幹事長の江口吉男県議は国会議員との連携について問われ、こう答えた。「それは一応、今後の課題でしょうね」
697
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/09/21(金) 13:41:15
自民県連 見えぬ収束
2007年09月20日 朝日福岡
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000000709200001
自民党総裁選をめぐり、山崎拓氏、古賀誠氏ら県選出の一部の国会議員が、党県連が予備選を取りやめたことに反発した問題で、県連幹部と山崎氏らとの「手打ち」が流れた。20日に東京で予定していた会合が、国会議員側の都合が合わず中止になり、両者の溝を埋める機会は先送りに。ゴタゴタ続きに、県議らから不安の声も出ている。
県連の新宮松比古会長によると、19日朝、国会議員の秘書から「20日の会合には出席できる議員が少ない。(新総裁が決まる)23日までは都合がつかない」と連絡があった。このため「特定の議員だけに会うと誤解を招く」と中止を決めた。
県連は18日の会合で、予備選をせず麻生太郎氏支持で一本化することを改めて確認した一方、新宮会長らが上京し、反発している国会議員らに経緯を説明することにした。県連幹部らはそこで和解にこぎ着けたいと考えていた。
有力県議の一人は「このままでは互いにプラスにならない。民主党にプラスになるだけだ」。別の県議は「県議と国会議員が感情的になっていては県連が機能しなくなる。少し時間をおく必要があるかもしれないが、一体どうなってしまうのか」と心配する。
ある国会議員の秘書は「結論が出た話の了解を求めるためだけに来られても意味がない」。別の国会議員秘書も「会合をセットして出席しなかったら逃げたと言われる。そもそも会ったからといって手打ちになる訳じゃない」と突き放す。
一方、県連幹部らは19日、福岡以外の九州・沖縄の7県の県連を手分けして回り、麻生氏支持を訴えた。
698
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/10/01(月) 14:09:05
民主と関係修復? 潮谷知事が大会出席 熊本
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20071001200004&cid=main
民主党県支部の定期大会に出席した潮谷義子知事=30日、熊本市(横井誠)
三十日、熊本市で開かれた民主党県連大会に潮谷義子知事が来賓として出席した。毎年要請はあるが、大会に知事が顔を見せたのは初めて。「日程に余裕があった」と政治的意味合いを否定した知事だが、来春に迫った選挙をにらみ、“冷え込み”が指摘される民主党との関係修復に動いた、との見方も出ている。
潮谷知事は過去二回の選挙で自民、公明党の推薦を受け、国政選挙でも与党候補を応援。今夏の参院選でも自民党の集会に参加したが、躍進した民主党関係者から「日ごろ知事が口にする県民党の立場と矛盾している」との反発を招いていた。
同日の大会で、知事は県財政の窮状を挙げて県政への協力を要請。選挙や去就に関する発言は一切なかった。しかし、前後してマイクを握った党関係者の言葉には「次回選挙で自民党を倒そう」「政策の合った人を知事にしたい」など政党色が色濃くにじんだ。
途中退座した知事は「自分の行動に政党の基準はない。招待を受け、ほかの公務がなかっただけ」と淡々と説明したが、周囲には「勢力を伸ばす民主党を意識せざるを得なくなったのでは」と見る向きも。
招待した側の党県連幹部も「知事選の対応はこれからだが、向こう(自公)側にいると思っていた知事が来たのでびっくりした」と戸惑い気味だった。
知事は九月八日の自民党県連大会にも出席した。同党県連幹部は、この日の動きに「特に関係ない」としながらも、「うちを無視して県政は動かせない」と、態度を表明していない知事の動きを強くけん制した。(毛利聖一)
699
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/10/24(水) 06:35:31
長崎市議会 初の共産副議長 中田氏「チェック機能に全力」 讀賣長崎
長崎市議会は23日、森幸雄議員(公明党)が自身の学歴問題で副議長を辞任したことを受けて、臨時議会を開き、新しい副議長に中田剛議員(63)(共産党、当選9回)を選出した。市議会事務局によると、正副議長に共産党議員が就任するのは初めて。
全議員51人が投票。中田議員26票、田中洋一議員(市民クラブ)24票、無効1票だった。5月の正副議長選と同じ票の割れ方をしており、自民党(11人)、公明党(6人)、共産党(5人)、自民長崎人の会(2人)などが中田議員、市民クラブ(15人)と自民明政クラブ(9人)が田中議員を支持したとみられる。
中田議員は「議会の役割はチェック機能を果たすことであり、全力を尽くしたい」と抱負を述べた。
◇
公明党は22日、森議員の副議長辞職に関連して、吉原孝議長に対し「司法判断も明確になっていない段階で、議員辞職勧告決議で辞任を求めることは、数の論理による押し付け」として、「議会の健全化」を求める申し入れをした。「今後、政治的思惑を持って、議員辞職勧告決議が繰り返される可能性もある」と指摘している。
(2007年10月24日 読売新聞)
700
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/11/06(火) 16:06:39
都城商議所、内部対立で役員選流れる 讀賣宮崎
都城商工会議所(東健爾会頭)は、議員選挙や会頭ポストなどを巡る内部対立のため、5日に予定した役員選挙を実施できなかった。役員選の日程のめどはついておらず、10月末で任期の切れた会頭や副会頭ら役員が、暫定的に職務に就いている異常事態が続いている。日本商工会議所は「役員任期は切れているので、いち早く新役員を決めなければならない」としている。
関係者によると、8月末の議員総会で、今月5日に臨時議員総会を開いて役員選挙を行うことが決まっていた。しかし、10月にあった議員選挙を巡り、東会頭が「自らが集めた候補に辞退を迫り、不公正な選挙をした」と、柚之原久郎専務理事と次期会頭選に立候補している岡崎誠副会頭に反発。柚之原専務理事に解職の辞令を出し、「商工会内部が混乱しており、役員選挙は開けない」として、臨時議員総会の延期を決めた。
柚之原専務理事は、「(同商工会議所の)定款で、(専務理事の)任期は次の専務が決まるまでと決まっている」と主張し、今も職務に就いている。
議員の間からは早期の臨時議員総会(役員選挙)の開催を求める声が高まっており、在籍議員67人のうち55人が、12日までに臨時議員総会を開くよう求める署名を同商工会議所に提出した。定款では「在籍議員の5分の1以上の署名があった場合、30日以内に臨時議員総会を開かなければならない」と定められているが、東会頭は「署名に代表者の割り印がなく、一部重複する署名もあり無効」と主張。近く正副会頭会議を開いて対応を決めるとしている。
会員の一人は「商工業者の模範となる立場の商工会議所なのに、都城の恥をさらすようでみっともない。早く正常化してもらいたい」とあきれ顔で話している。
都城商工会議所は、1929年の創立。5日現在、会員数は1956社。国や県、市の補助を受け、経営指導や融資などを行っている。
(2007年11月6日 読売新聞)
701
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/11/13(火) 14:15:52
自民八代支部党紀委、市議4人を除名処分…議長選で野党と連携 讀賣熊本
自民党八代地域支部(松永久彦支部長)は12日、八代市で記者会見を開き、9月市議会での党市議団の分裂に伴い、市議4人を除名、同6人を厳重注意の処分(10日付)としたことを発表した。除名の4人は議長経験者らを含んでおり、次期衆院選などへ影響を与えそうだ。
最大会派(23人)だった市議団は、議長選を巡り旧八代郡出身議員と、旧八代市出身議員とを推すグループが対立。旧八代市グループ10人は「自民同志会」を結成し、共産党を含めた3会派の支持を得て正、副議長ポストを獲得した。
これを受けて、旧八代郡グループが支部に党規違反を申し立て、支部党紀委員会(村川清則委員長、7人)が処分を決めた。除名の4人は10日以内に再審査の請求ができる。
支部は除名4人の名前は公表していないが、議長経験者の藤井次男、小薗純一両氏と、現副議長の村上光則氏、島田正道氏とみられる。
松永支部長は処分理由について「野党と連携し、党人として許せない。除名の4人は言動にかんがみて重くした」と述べた。
一方、厳重注意処分を受けた渡辺俊雄市議会議長は「野党と手を組んだと言うが、あちらも共産党などに頼みに行って断られており、おかしな処分だ」と反発している。
(2007年11月13日 読売新聞)
702
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/11/13(火) 14:31:59
国政選挙公認候補で自民県連 公募制、来年6月以降に 「組織立て直し優先」 選考委員に支部代表も 西日本宮崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/miyazaki/20071113/20071113_001.shtml
自民党県連は12日、国政選挙の公認候補予定者を公募で選出する「公募・党員投票制」の基本方針を固めた。公募選考委員会には県連役員のほか、「党内民主主義の徹底を図る」(県連)ため、各地域支部の予備選などで選出された地域支部代表が選任される。一方、国会が流動化し年内の衆院解散もささやかれる中、当初来年初めからと見込んでいた制度の導入時期は来年6月1日施行と決めた。坂元裕一会長は「党員に周知する期間が必要。拙速は避けなくてはいけない」と述べ、分裂続きの組織立て直しを優先する姿勢を示した。
県連は、この日の役員会で基本方針案を了承。15日に正式決定し、各地域支部での説明会、県連総務会での規約改正案決定をへて、来年5月の党大会で規約改正する。
公募選考委員会は、衆院選が3小選挙区ごとに70人以内、参院選は150人以内で、県連役員や県議、職域・友好団体、女性代表などで構成する。1次審査の書類審査と小論文で上位3人に絞り、2次審査の10分間スピーチ(演説)と質疑応答などで最終決定する。
自民党大分県連によると、宮崎の公募制は構成・審査方法ともに大分県連とほぼ同じ。同県連では次期衆院選大分1区で、すでに公募で公認申請予定者を決定している。公募制をめぐっては、宮崎1区の中山成彬衆院議員(自民)が「予備選をしたら、負けた方は(選挙で)絶対応援しない。(保守が)割れるので、そんなばかことは絶対させない」と猛反発するなど現職陣営に反対の声が大きい。坂元会長は「現職を無視しているわけではない。各地域支部が全党員参加の選出方法で代議員(公募選考委員)を選ぶことで、開かれた党につながる」としている。
=2007/11/13付 西日本新聞朝刊=
703
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/11/14(水) 14:45:15
国政選公募制導入へ自民県連の改革進む 讀賣宮崎
自民党県連(坂元裕一会長)は、今後行われる国政選挙の公認候補の選出について、公募制を導入し、候補を決める選考委員会を設ける。選考委員も投票で選ぶなど、党員の意見を色濃く反映させる方法を検討しているが、導入には課題も多い。1月の知事選や7月の参院選の惨敗や政治不信などによる党員減少が課題となっている中、信頼回復への取り組みが続く。
県連役員会が検討している素案によると、国政選挙の公認候補選定は従来、現職優先だったが、今後は現職以外にも広く候補者を募集。選挙の度に設置する選考委員会が書類による1次審査、スピーチなどの2次審査を行い、選考委員による投票を行う。
選考委員は、各地域の党支部や職域団体などの代表者で、衆院選では三つの選挙区ごとに70人以内、参院選では150人以内で構成。委員は、それぞれの組織の党員全員による投票や、総会で選出する方針だ。
こうした改革を推進する背景には、1月の知事選や7月の参院選で、党が事実上分裂して敗れたことのほか、党員が減少していることへの危機感がある。県内の党員・党友は、現在約1万2000人。最も多かった1995年前後の約5万人から大幅に減少している。
公募制の導入は、一般の党員に国政選挙の公認候補選びに参加してもらうことで県連内の風通しを良くし、末端の意見を吸い上げて党の結束を固めようという狙いがある。
だが、これまで自動的に得ていた「自民党公認」の座を失いかねない現職議員にとっては、死活問題だ。中山成彬・衆院議員(宮崎1区)は「事前に全く相談がなかった。独断専行しても(党員は)ついてこない」と県連を批判し、不快感をあらわにする。
ベテラン県議らからは「衆院が急に解散した場合、公募による選出は時間が足りず、難しいのではないか」「(公募への)応募者が複数になれば、県連内の対立の構図は解消されないだろう」などと、公募制導入への課題の多さを指摘する声も上がっている。
13日、宮崎入りし、県連幹部らと懇談した同党の古賀誠選対委員長は、公募制導入の是非について、「これから県連と打ち合わせをする。(公募制には)それぞれの考え方があり、我々も勉強すべきことがあれば勉強する」と述べ、さらに調整が必要との認識を示した。
県連では今後、年内に公認候補選定に関する規約改正案を作成し、12月の総務会で方針を固め、来年春の県連定期大会で最終決定する。ただ、定期大会の前に、衆院解散・総選挙となる場合について、徳重忠夫幹事長は「現時点では(公募制を行うかどうかは)未定」と言葉を濁している。
(2007年11月14日 読売新聞)
704
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/11/14(水) 15:00:07
民主に幅広い救済求める 水俣病互助会 熊本
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20071114200010&cid=main
水俣病の未認定患者らでつくる水俣病被害者互助会(佐藤英樹会長)は十四日、東京・永田町の参院議員会館で民主党の環境健康被害対策小委員会(末松義規委員長)と意見交換し、胎児性患者の症状も踏まえた幅広い救済策を求めた。
独自の被害者救済法案策定を見据え、司法救済を目指す互助会の考えを聴取しようと、民主党側が面談を求め、互助会の佐藤英樹会長(52)と事務局の谷洋一さん(59)が意見を述べた。
佐藤会長らは、偏見や差別がある中、水俣病申請を控えている人々がいる実態を紹介。「不知火海沿岸の被害実態を把握する幅広い調査が必要」と強調し、「調査もせずに策定された与党の新救済策は最終解決策ではない」と批判した。
胎児性患者と同世代が裁判を起こした理由については、「胎児性患者は水俣病特有の四肢末しょうの感覚障害が若い時には認められなかったが、高齢化とともに体調が悪化し、不安が増している」と説明した。
出席した松野信夫参院議員(熊本選挙区)は「識者に意見を求め、現地調査もして法案を固めたい」と話した。 (清田秀孝)
705
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/11/27(火) 18:48:32
坂本氏の入党了承 熊本3区の自民党県議団
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20071127200003&cid=main
自民党県連は二十六日、衆院熊本3区の県議による会合を開き、同区選出で無所属の坂本哲志衆院議員の入党を了承した。党県連は十二月上旬、役員会を開き正式決定する方針だが、県連幹部に特に異論はなく、入党は認められる見通し。
坂本氏は、松岡利勝元農相の死去に伴う七月の衆院補選当選後、県連に入党願を出していた。入党が認められれば、空席となっている党県第三選挙区支部長に就任する。
坂本氏は〇三、〇五年の総選挙で松岡氏と激戦を演じ、先の補選でも松岡氏支持者や党友好団体が支援する元県議と戦った。県連は、地域のあつれきを懸念して入党願の扱いを保留してきたが、「ずるずると延ばすわけにはいかない」(県連幹部)として入党合意に向けた調整を本格化させていた。
この日の会合は熊本市水前寺の党県連会館であり、前川收幹事長を含む3区の六県議が出席。反発が強かった大津町支部でもおおむね理解が得られたことが報告された。このため、「坂本氏が協調・融和に努力する」ことなどを条件に、入党を認めることを確認した。党本部は八月に入党を了承している。
前川幹事長は「解散総選挙の可能性が高まっている。地元の理解を得ながら、民主党に対抗する選挙態勢を早急に整えたい」と述べた。
3区では、民主党が十月、後藤英友・元党県連副代表を公認候補に決めている。(毛利聖一)
706
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/11/28(水) 15:39:52
衆院熊本3区 坂本氏が自民復党へ 12月にも役員会で承認
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kumamoto/20071128/20071128_002.shtml
坂本哲志衆院議員=熊本3区選出=の自民党復党問題で、3区の同党県議が復党を認める方向で合意したことが27日、分かった。同党県連は12月初めにも役員会を開き、坂本氏の復党を承認する見通し。
前川收・県連幹事長によると、26日に3区の県議6人が会合を開き、復党問題を協議。坂本氏の地元、大津町の党支部長を務める県議が「地元の調整は終わった」と報告し、ほかの県議も了承したという。
前川幹事長は「3区の支持者すべてが復党を歓迎しているわけではない。坂本氏には今後も調整と融和を心掛けてもらう」と語った。
坂本氏は元自民党県議で、2003、05年の衆院選で自民党の松岡利勝氏と激突。松岡氏の死去に伴う今年7月の3区補選でも松岡後援会が推す候補らを破って当選し、自民県連に復党願を提出していた。
坂本氏の復党で自民は県内の5小選挙区のうち「空白区」だった3区の候補者調整が終わり、次期衆院選への準備が整う。3区にはほかに、民主党が県連副代表の後藤英友氏を擁立する方針。
=2007/11/28付 西日本新聞朝刊=
707
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/12/02(日) 14:13:08
自民党会派分裂の波紋/八代市議会
2007年11月29日 朝日熊本
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000000711290002
八代市の自民党・保守陣営が揺れている。市議会最大会派の自民党が正副議長選挙をめぐって分裂し、除名などの処分問題に発展した。党八代地域支部の役員に空席が生じる事態も起きた。
自民党会派は市議34人のうち23人を占めていた。9月定例会では、2年交代が慣例の議長候補に、合併前の旧八代市出身者と旧郡部出身者を推す2グループに割れた。旧市の市議を支持する自民党会派団長の藤井次男氏(71)ら10人が離脱し、新たに自民党同志会を結成。同会は改革クラブ(5人)、市民クラブ(3人)、共産党(1人)の非自民3会派と同調し、正副議長を得た。
自民党八代地域支部はこの動きが「党の規律に反した」として、藤井氏ら4人を除名、6人を厳重注意処分にした。党支部の松永久彦支部長(73)は「他会派との同調が問題。党紀委員会で慎重に審議した結果のけじめだ」と説明。
党支部の役員は、副幹事長だった藤井氏や政策審議会長の除名で空席が生じた。藤井氏らは「処分は行き過ぎ。理由も納得できない」と撤回を求めている。
波紋は広がっている。次の衆院選熊本5区で4選をめざす自民現職の金子恭之氏(46)は24日、八代市の党支部で国政報告会を開いた。だが出席したのは自民党会派所属市議だけ。自民党同志会向けの集会は日を改めて催す予定だ。金子氏の八代事務所は「こちらから両派にどうしろとは言えない」と戸惑い顔だ。
05年8月の市町村合併に伴う市長選に自民推薦で初当選した坂田孝志市長(50)はこの2年、圧倒的多数の自民党会派に支えられてきた。だが今回、市政与党が分裂し、市人事や予算審議、2年後の市長選の動向にも影響しそうだ。自民党同志会は「与党の立場を変えない」としている。(倉成篤実)
708
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/12/07(金) 16:01:55
自民党福岡県連:遠い「手打ち」 朝食会、山崎・古賀氏ら姿見せず
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20071207ddp041010017000c.html
自民党福岡県連は6日、東京都内の党本部で県選出の国会議員を招いて朝食会を開いた。県連は9月の総裁選で、麻生太郎前幹事長(衆院福岡8区)を支援し、福田康夫首相を支持した山崎拓前副総裁(同2区)や古賀誠選対委員長(同7区)らと対立したばかり。朝食会には「手打ち」の意味合いがあったが、両氏は姿を見せず、解決の糸口も見えないまま越年することになった。
午前8時からの朝食会は、来年2月に開く県連大会の打ち合わせ名目で開かれた。しかし、太田誠一元総務庁長官(同3区)が、国会議員の考えを県連運営に反映させるよう県連三役に求めるなど、厳しい雰囲気に。山崎氏に近い新宮松比古県連会長は先月30日、「朝食を食べるだけでいい。とにかく顔を出してほしい」と、出席を促すメッセージを送ったが、山崎氏は応じなかった。
県連側が国会議員との関係修復を急ぐのは、次期衆院選対策に加え、来春に政治資金パーティーを開くことが念頭にあるためだ。パーティー券は1枚3万円。これまでは国会議員に1人当たり100枚が割り当てられ、「国会議員が協力しなければ、開催自体が難しい」(県連幹部)という台所事情がある。
ただ、県連と一部国会議員との対立は、今年6月の人事で、数に勝る県議団が国会議員を抑え、会長に県議の新宮氏を選んだのがきっかけ。総裁選の経緯も対立に拍車をかけた。双方の不信感は根強く、県連側が朝食会で打診したパーティー開催にも、国会議員側は難色を示した。
東京から戻った新宮会長は6日、福岡市内で「(関係修復に)一歩前進」と強調した。しかし、長引く対立劇は、県連の存在感を低下させている。【中村篤志】
毎日新聞 2007年12月7日 西部朝刊
709
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/12/08(土) 07:12:55
候補者公募制を「尊重」 自民・古賀選対委員長
19:45 宮崎
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=3900&catid=74&blogid=13
自民党県連の坂元裕一県連会長と徳重忠夫幹事長は7日、東京の党本部で古賀誠選対委員長らと会談した。県連が改革の一環で導入を目指している国政選挙候補者の公募制について、古賀選対委員長は「民主的に行われるのであれば尊重しないといけない」と一定の理解を示した。
坂元県連会長によると、古賀選対委員長と菅義偉選対副委員長に対し、県連が国政選挙候補者について現職を含めて公募する規約案を説明した。古賀選対委員長は党本部の現職優先の方針を踏まえ、「食い違うことになったら困る」と懸念を示しながらも、「選考委員の選出など全党員がかかわる形で民主的に行われるのなら尊重しないといけないだろう」と一定の評価をした、という。
衆議院宮崎1−3区には党の現職がいるため党員の一部には「混乱を招く」との懸念があるが、同日の会談で坂元県連会長は「現職が日ごろの活動や党員との意思疎通を図っていれば有利」と説明した上で、党本部に対し現職国会議員への指導を求めた。
710
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/12/12(水) 17:29:17
ふんえんワイド’07回顧:ミンシャ /鹿児島
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20071212ddlk46070721000c.html
「ミンシャは(候補者を)出すのかね」
04年4月、鹿児島に着任直後の参院選取材。県内保守の大物の発言に驚いた。同じ月、衆院5区補選。大隅の畜産家も「ミンシャには入れないよ」。
「民社」党は解党し、10年になるのに。「自民王国」での「民主」党の存在感の薄さに、あ然とした。参院選は04年が初の擁立、国会議員1人、県議ゼロでは仕方なかったろう。
あれから3年、同じ参院選。民主は一転、夏の主役に躍り出た。格差など「小泉の負の遺産」や「消えた年金」、閣僚不祥事など与党への逆風。県内的には、04年の知事選のしこりで自民支持層の足並みの乱れもあり、かつてない激戦に。だが、2664票で、自民に敗れた。
波に乗り切れなかった民主党県連。「彼我の差は大きい」。ぼやきは3年前と同じだ。地方議員の少なさからくる体力差。今年、県議復活や奄美市議誕生もあったが、それでも、県、町議各1人に市議3人とわずか5人しかいない。
鹿児島は来年も選挙イヤーだ。鹿児島市議選(4月)、知事選(7月)、同市長選(12月、いずれも任期満了)と続き、天下分け目の衆院選も、そう遠くはないだろう。民主は、年内には4、5区の候補者を決め、3区の国民新党元職への推薦を含め、初めて県内全区に候補擁立する。
もう「ミンシャ」と言う人はいない。
毎日新聞 2007年12月12日
711
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/12/18(火) 00:19:26
坂本氏の入党を正式決定 自民党県連 熊本
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20071217200023&cid=main
自民党県連(山本秀久会長)は十七日、熊本市水前寺の党県連会館で役員会を開き、坂本哲志衆院議員(熊本3区)の入党を正式決定した。十八日に前川收県連幹事長が上京し、伊吹文明幹事長ら党本部幹部に報告。坂本氏は週内にも党第三選挙区支部長に就く。
坂本氏は松岡利勝元農相の死去に伴う七月の衆院熊本3区補選で当選。その直後、県連に入党届を出した。しかし、松岡氏と激戦を繰り広げた二〇〇三と〇五年の総選挙や、松岡氏の支持者や党の友好団体が支援した元県議と争った七月の補選から、県連がしこりを懸念し、保留していた。
この日の役員会では、坂本氏の入党に異論はなかったが、坂本氏に対して、さらに党友好団体などと融和に努める必要があるとの指摘があったという。
坂本氏は「本当に感謝している。今、自民党はかつてないほどの逆風下にある。次期総選挙に向け、地元の感情的なしこりを解消できるよう各支部・団体と十分に話し合いたい」としている。(毛利聖一、小多崇)
712
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/12/24(月) 02:41:52
社民幹事長重野氏選出 地元は期待と不安 大分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/oita/20071224/20071224_003.shtml
「党勢回復を」「苦労の多いポストで心配だ」‐。社民党の党大会で新たな幹事長に重野安正氏(衆院比例九州)が選出された23日、地元の党関係者や有権者からは、国対委員長の経験を生かした政治手腕発揮を望む声がある一方、次期衆院選で選挙区に戻りにくくなることを憂慮する意見もあり、期待と不安が交錯した。臼杵市の土谷桂山市議は「何事にも堅実に対処できる人。党の勢いを取り戻すため、起死回生の頑張りをしてほしい」と激励。一方、社民県連合を支持する自治労県本部の棚村和秀委員長は「党全体のことを考える立場なので、自分の選挙に集中できなくなるかもしれない」と複雑な思いを明かす。佐伯市駅前の自営業男性(50)は「政局が混迷している時期で、自身の選挙と両立できるのだろうか」とおもんぱかった。
=2007/12/24付 西日本新聞朝刊=
713
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/12/27(木) 17:50:05
取材ノートから 5/参院選共闘関係崩壊
2007年12月27日 朝日大分
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000712270004
「選挙協力は大切だし、協力の方法についても、これから協議していく」――民主党県連の梶原九州男幹事長と、社民党県連合の久原和弘幹事長に今月、総選挙での共闘の可能性について聞くと、異口同音にこんな答えが返ってきた。だが、共闘関係が崩壊し、双方にしこりと反目が残った5カ月前の参院選の時から、両党はすれ違いの関係が続いている。
(伊東邦昭)
民主県連が推薦した矢野大和氏と、社民推薦の松本文六氏が獲得した票を合計すると、自民の礒崎陽輔氏を約11万票も上回る31万932票――。
今夏の参院選で、仮に民主と社民の選挙協力「大分方式」が実現していたらという幻の得票数だが、両党の支持者らからは、共倒れに終わったことを象徴する数字として盛んに取り上げられてきた。批判の声は強く、民主県連、社民県連合、連合大分の三者は、それぞれ10月に、参院選の敗因を総括せざるを得なかった。
連合大分は「社民と民主の統一候補を擁立できなかったことが、最大の敗因」と率直に認めたうえで、「同じ愚を再び繰り返してはならない」と結んだ。が、民主と社民の場合は、選挙から3カ月近くたった総括の場でも、依然として感情的なしこりが色濃く残っている様子がうかがえた。
社民県連合の民主への不信感は根強いものがある。総括の冒頭で、いきなり「三者協力の崩壊」に触れ、激しい口調と言葉で、こう怒りをあらわにした。「吉良(州司代表の)民主党は当初から意図的に三者の枠組みを壊すことで、社民と連合を崩壊させる意図を持っていたとしか考えられず、敵対的行為と言わざるを得ない」
一方、民主は、「大分方式」が崩れたことを今後の教訓とした連合や、怒りの矛先を向ける社民をいなすかのように、「社民との協力が成立しなかったことが、今回の参院選の主要な敗因とは考えていない」と総括した。
■ □
714
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/12/27(木) 17:50:31
「31万もの死に票を出して、県民の思いに応えられず、申し訳ない思いでいっぱいだ」。今月、私の取材に、久原幹事長は、参院選を振り返ってそう話した。梶原幹事長も「県民は自民党以外の新勢力の進出を期待していたのに、それに応えられなかったのは反省点だ」と語った。
「ねじれ国会」の下での年明けの「出合い頭解散」や、年金記録問題での福田内閣の支持率低下を受け、来年早々の総選挙の可能性も取りざたされている。自民県連は今月、公募でレストランチェーン「ジョイフル」社長、穴見陽一氏の1区での擁立を決め、共産党も11月、山下魁氏を同区で公認候補とするなど、総選挙に向けて着々と準備を進めている。
連合が言うように、参院選での「失敗を再び繰り返さない」ため、総選挙で民主と社民が共闘できるかどうかは、選挙情勢を一変させるだけの要因ともなる。それだけに、他の政党も成り行きを注視している。
久原幹事長は「民主に対して絶対に協力できないといった感情論だけでは、県民の利益にならない。連合と相談しながら民主にも働きかけたい」。梶原幹事長も「政権交代のためには野党協力は必要だ。可能な限り、社民と協力したいというのは変わらない」と話し、この両者の言葉からは、双方の不信感が一見、解消されたかにも見える。
だが、よくよく聞いてみると、2人が思い描く選挙協力の具体的な姿は、海と山ほどの違いがある。
「大分から社民の議員を出さなければいけない。民主は、県内では候補者を立てないことが、選挙協力だ」。久原幹事長はこう言い、梶原幹事長も「民主支持者が良いと思えるような候補でないと。選挙協力ありきではだめだ」と言う。分裂選挙となった、あの参院選の時に、両党の幹部らが語っていた言葉と少しも変わっていないのだ。
「(民主・吉良代表の地元)1区での選挙戦も、避けられないかもしれない」と話す社民県連合の幹部さえいる。
民主と社民が、双方の利害や恨みなどを乗り越えて、総選挙で再び共闘することができるのかどうか――その行方は、依然として視界不良のままだ。
◆キーワード:今夏の参院選・大分選挙区
自民党は06年7月に公募で選んだ元総務官僚・礒崎陽輔氏を擁立。公明党との選挙協力では、元衆院議員の衛藤晟一氏の参院選出馬の影響で、公示直前まで調整が難航した。一方、01、04年の参院選で、民主と社民、連合が共闘し、「大分方式」とも呼ばれた選挙協力は今夏の参院選では決裂。民主党県連は矢野大和氏を推薦し、社民党は松本文六氏を推薦した。
国民新党からは当時現職の後藤博子氏、共産党からは山下魁氏が立候補して5氏が争う全国でも有数の激戦区となった。7月29日の投開票では、礒崎氏が次点の矢野氏に約2万9千票差となる19万9523票を獲得して当選した。
715
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/01/09(水) 13:15:36
メディア露出控え目に 東国原知事が年頭定例会見 「県の品格や威厳を配慮」
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/miyazaki/20080109/20080109_001.shtml
東国原英夫知事は8日、年頭の定例記者会見でメディアへの露出について「私が宣伝しなくても県産品(売り上げ)や観光が順調に推移することが望ましい。昨年よりは控える」と述べた。
知事は「まったくメディアに出ないで数年後に宮崎はどうなったのか、という戦略もあると思う。ただ、(私がメディアに出ることで)定期的に宮崎が話題を呼ぶと、忘れられないのではないか」と述べた。
また、テレビのバラエティーなど出演番組の選別については「県の品格や威厳、威信、県全体のイメージが損なわれないような番組や出方に十分配慮する必要がある」と語った。
一方、次期衆院選での態度を問われた東国原知事は「参院選惨敗後に地方に力点を置いた政策に転換している政府与党を支持することが、県の浮揚にとって現実的かつ近道で、実効性がある。県のために奮励努力される人を支持したい」との認識を示した。
=2008/01/09付 西日本新聞朝刊=
716
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/01/16(水) 11:10:27
知事の中山氏支持発言、真意は…
2008年01月16日
今月7日に東国原英夫知事が、次期衆院選で自民党の中山成彬衆院議員(宮崎1区)を支持する意向を表明した発言が、波紋を広げている。「県民党」「県民総力戦」を掲げた知事はこれまで、既成政党や特定の政治家と距離を置いてきたからだ。知事は朝日新聞のインタビューに答え、道路特定財源の暫定税率をめぐる議論に一石を投じる狙いを込めたことを明かした。
■なぜこの時期に?
知事は昨年の参院選で各党に対し、中立を貫いた。自民支持に舵(かじ)を切った理由を知事は、発言の翌8日の定例記者会見でこう説明した。
「政府与党は参院選の惨敗以降、地方に軸足を置いた政策に転換しつつある。宮崎が浮揚するには与党を支持するのが一番の近道」と。
ただ、衆院解散の熱がやや冷めてきたこの時期に、なぜ、あえて自民支持を打ち出したのか。
知事は取材に対し、「ちょうどいま、与野党で道路特定財源などを議論している」。
ガソリンなどにかかる税金をもとにした道路特定財源には、本来、税に上乗せされた暫定税率も含まれる。その期限は3月末に切れる。与党は10年間の延長、民主党は撤廃を昨年末に発表した。
知事は「(自民支持の発言で)議論に一石を投じる狙いがあった」と明かした。
伏線は昨年末の定例記者会見にさかのぼる。知事は暫定税率の延長を求める談話を読み上げ始めた。「民主党案だと、県と市町村で計210億円の減収。県内の道路整備も含め、財政に大きな支障が出る」。自民、民主の両案を見比べた上での発言だった。
ただ、自民支持については「今の段階では、です。選挙の時期、政局の状況によって、変わるかもしれない」と、含みをもたせた。
■政争に利用される?
今回の発言は、知事の「支持基盤」を揺るがしかねない危険性もはらむ。
中山氏の宮崎1区には、共産党の馬場洋光氏と無所属の川村秀三郎氏が立候補を表明。民主は川村氏を支援するとみられている。また中山氏は06年1月の宮崎市長選で、津村重光市長の対立候補を支援し、市長との確執も取りざたされている。
そうした「政争」を背景に、1区は保守分裂含みの選挙戦が予想されている。
県議の1人は「政争に飽き飽きした有権者の支持を集めたのが知事だった。今回の発言で、宮崎1区の政争の構図に知事が取り込まれかねない」。
知事に一票を投じた有権者の受け止め方も様々だ。
宮崎市の無職久光勲さん(70)は「知事にそういう言動は期待していなかったのだが……」。販売員後藤潤子さん(45)は「中山さんは中央に顔が利く自民党議員。高速道路などを造るには、知事も頼らざるをえないのでは」と理解を示す。
知事本人はどう考えるのか。「(政争の構図に乗る)リスクは承知しているが、宮崎に利益になる人、組織、政党はどこかを考える」と、淡々と答えた。
■中山成彬衆院議員の賀詞交歓会であいさつした東国原知事の発言要旨
「中山先生におかれましては常に国政の中枢におられまして、文科相など要職を歴任なされまして、(中略)来る衆院解散の折には、また先生にバッジを付けていただかないと」
■道路特定財源
揮発油税(ガソリン税)など、使い道が高速道路などの道路整備に限定される税金。道路整備の促進名目で、74年から導入され、ガソリン税は2倍、自動車重量税は2・5倍まで増税(暫定税率)された。ほぼ5年ごとの法改正で延長を繰り返してきたが今春、次の適用期限を迎える。「無駄な道路整備に歯止めをかける」理由から、歳出見直しの議論が与野党間で活発になっている。
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000000801160003
朝日宮崎
717
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/01/23(水) 11:31:00
61 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2008/01/21(月) 13:49:40 ID:/ZiMtPKj
桜パパが民主党県連に鞍替えを要望。
62 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2008/01/21(月) 23:17:54 ID:WMLfim5F
どういうこと?
63 名前:無党派さん[] 投稿日:2008/01/23(水) 10:28:41 ID:aJKLy+Dw
鹿児島県連と合わないみたいなんだな.保守的な所が嫌と言ってる。
奥さんが那覇市出身で桜パパが喜納昌吉と面識があったので
わざわざ沖縄入りして頼んだという。
沖縄社会大衆党と政党そうぞうと沖縄県の選挙
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1189798201/
718
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/02/01(金) 20:03:52
「ハートフル」の行方:北橋市政誕生から1年/中 「市民党」で中立強調 /福岡
◇自民分裂議会、なぎ状態に
昨年12月20日。北橋健治・北九州市長は市役所で、雇用のあり方について語る公明の吉河節郎・前副議長に低姿勢で接していた。
昨年2月の市長選では、たもとを分かった両者。「派遣社員やパート労働者が増えるようでは、真の景気回復ではない」と説く吉河氏に、市長はメモを取り「指摘はよく分かる」とうなずいた。
要請の10日前、12月議会本会議で、公明市議団は市長提出議案にすべて賛成・同意してもいた。市議団幹部は「市長が議場内外で各会派に平等かつ低姿勢で応じる。反対しようにもしにくい雰囲気がある」と苦笑する。
■ ■
市議64人のうち、市長選で北橋氏を支えた民主、社民、国民新党系2会派の議員数は16人で、対抗馬を推した自民、公明党系3会派は36人。議会が紛糾してもおかしくないはずが、12月議会では大多数の会派が市長提出議案に賛成した。
最大の要因は、議長職をめぐる内紛などで、自民が議長派の自民議員団(11人)と、反議長派の自民市民クラブ(14人)に分裂していることだ。自民クラブは昨年3月、市長と政策協定を結び、両会派が一致して反旗を翻す環境にはない。
各会派市議に低姿勢で接する市長。市民参加型審議会の多用で「市長と市民が直結している」との印象も広がり、「自公支持者にも『北橋ファン』が相当いる」(自民クラブ幹部)。「支持者の声を市に取り次ぐ市議ならではの仕事は、市長野党ではやりにくい」(一部市議)との事情も加わり、市議会はなぎの状態にある。
■ ■
なぎはいつまで続くのか。「今秋とも予想される衆院選までだろう」とみるのは自民議員団の実力者。「衆院選で党の候補を党全体で推し、市議の一体感を生みたい」と話す。09年初めの市議選後に両会派を合同させて「自民」の旗を掲げ、11年の市長選に向けて北橋市政に揺さぶりをかける戦略を描く。
公明の古参もこの戦略に「うちと自民議員団の信頼関係は厚い。議員団が自民全体を引っ張る展開に期待したい」と理解を示す。
一方の自民クラブ幹部は市長に「衆院選も、市議選も動くな」と伝えている。元民主党衆院議員としての色が出れば、「自民」として対立を迫られるからだ。
市長は1月28日のパーティーで「『市民党党首』との気持ちで頑張ってきた」と中立姿勢を強調した。一方で「入れ墨はいったん入れるとなかなか取れないそうだ」とも漏らした。
衆院選、市議選、市長選。これらの日程がどんな影響を及ぼすのか。市議たちは息を潜めて見守る。【平元英治】
〔北九州版〕
毎日新聞 2008年2月1日
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20080201ddlk40010385000c.html
719
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/02/11(月) 03:01:21
民主県連:「配分は地方が決める」 道路特定財源で藤井氏講演−−定期大会 /大分
民主党県連の第12回定期大会が9日、大分市内であり、党所属の県選出国会議員など約250人が参加した。
党税制調査会長の藤井裕久・党最高顧問が講演。党が主張する道路特定財源の一般財源化と暫定税率撤廃について「財源の配分を地方が決められるようにするべきだ。道路財源を特別にせず、福祉や農業と平等に考えないといけない。使い道は地域が決めること」と訴えた。
暫定税率の廃止については「経済が急速に悪化する中、車の利用頻度が高い地方への減税効果は大きい」と説明。将来の道路建設については「少しは予算が減るのは間違いないが、必要な道路は着実に作る」と理解を求めた。
大会では吉良州司・県連代表が、06年に策定した党県連の地方版マニフェスト「大分コントラクト」の検証などを今年の目標に挙げ「知恵を絞って政策、組織を充実させよう」と次期衆院選に向けた支持基盤の拡大を呼びかけた。
政策調査機能の充実や党の発信力、機動力の向上などの活動方針を了承。道路特定財源の一般財源化と暫定税率撤廃を求める緊急決議も行った。役員改選は「今年度中の早い時期に決定」として吉良代表らに一任された。【小畑英介】
毎日新聞 2008年2月10日
http://mainichi.jp/area/oita/news/20080210ddlk44010364000c.html
720
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/02/12(火) 16:09:17
衆院選など立候補予定10人が決意表明 民主党県連大会
鹿児島市議選や衆院選での勝利に向けて「勝つぞ」と気勢を上げる民主党県連の役員ら 民主党県連(代表・川内博史衆院議員)の第10回定期大会が9日、鹿児島市上荒田町のジェイドガーデンパレスで開かれた。4月の鹿児島市議選や年内の解散・総選挙もささやかれている衆院選の立候補予定者らが紹介され、必勝を誓った。
党員ら約130人が出席。川内代表はあいさつで、「間違った政策を行えば、間違った結果をもたらすことが、現在の拡大した格差が証明している」と与党を批判。「格差を是正し、生活第一の政治を実現しなければならない」と政権奪回への決意をにじませた。また、来賓の押川浩一郎・連合鹿児島会長も「民主党に政権を取ってもらい、暮らしを変える政策をしてほしい」と激励した。
続いて衆院選に党の公認・推薦で立候補予定の5人と、同市議選に党公認で立候補する5人の計10人が壇上で決意表明。新年度の活動方針では、昨年12月現在で2237人の県内の党員・サポーターを3000人に拡大することなどを承認した。
また暫定税率撤廃と道路特定財源の一般財源化について川内代表は「道路にしか使えなかった財源を、地方の皆さんがいろいろ考えて使えるようになる。真の地方分権が訪れる」「地方ほど車が多く、暫定税率廃止で減税効果が出る」と理解を求めた。
(2008年2月10日 読売新聞)鹿児島
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20080209-OYT8T00556.htm
721
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/02/18(月) 01:05:33
自民福岡県連:規約改正、執行部会に国会議員 衆院選へ結束演出
自民党福岡県連(新宮松比古会長)は16日、福岡市で県連大会を開き、県議と市議で構成する執行部会について県選出国会議員の代表を加える規約改正を正式に決めた。昨年6月の役員改選や同9月の総裁選対応を巡り、一部国会議員と県議の対立が続いていたが、次期衆院選をにらみ、県連内の「結束」を演出した大会となった。
執行部会は現在、新宮会長ら県議10人と市議2人の計12人で構成。昨年6月の役員改選で、数に勝る県議団が国会議員を抑え、会長職を奪った結果、国会議員代表が外れていた。新宮会長は大会後の会見で、規約改正について「次期衆院選は、総力戦で戦うと前々から言っている」と述べ、選挙戦をにらんだ対応との認識を示した。
大会では、衆院福岡7区選出の古賀誠選対委員長があいさつで年内の衆院選に否定的な見方を示しながらも「新宮会長を中心に、組織を挙げて衆院選の体制づくりのご協力をお願いする」と強調。同2区選出で県議主導の県連運営を批判していた山崎拓前副総裁も「心からご支援をお願いし、私どもも県連の結束を守ってまいりたい」と訴えた。
同6区の鳩山邦夫法相が、実兄の鳩山由紀夫・民主党幹事長を引き合いに「衆院選で自民党が民主党に勝った場合、必ず政界再編が起き参院のねじれは解決する。私は将来の政界再編のため、兄貴と仲良くする」と明言するなど選挙後の政局をにらんだ発言も出て、大会は衆院選の決起大会の様相となった。
大会は、08年を「党勢回復年」とする組織活動方針を決めた。県内の党員は約2万2000人で、ピーク時の3分の2程度まで減っているが、組織強化の具体策は示されておらず、「各議員とも足元に余裕はなく、内輪もめをしている場合じゃない」(県選出国会議員)との危機感が結束演出につながった。【中村篤志】
毎日新聞 2008年2月17日 西部朝刊
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20080217ddp041010006000c.html
722
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/02/20(水) 01:51:07
財源巡り問われる真価・・・検証・北橋市政1年<上>
子供たちと給食を食べる北橋市長(昨年10月25日) 「子育て支援日本一の街を目指します」。昨年の北九州市長選に始まり、当選後の記者会見、市議会などで、北橋健治市長はこの言葉を繰り返してきた。
就任時はちょうど、主要な公共事業が終わり、市が福祉などのソフト重視に方向転換した時期と重なる。この流れに乗り、予算を子育てや教育分野に重点配分し、この分野のマニフェスト13項目すべてに着手した。民主党出身で21年間の代議士経験がある北橋市長。「時代の流れと民意に敏感」と評する人が多い。
◇
市の調査で約75%の保護者が導入を望みながら、コスト面の制約などから市が「実施しない」と言い続けてきた中学校の完全給食。北橋市長はこの壁に風穴を開けた。市教委は約7650万円をかけ、今年1月から門司区の早鞆中など4校にモデル事業として導入。2008年度予算も継続のため6100万円を計上した。また、市が入通院費を補助する乳幼児医療で、対象を5歳未満から就学前に拡大。妊婦の無料検診も2回から3回に増した。
◇
順風満帆にみえる北橋市政にも課題はある。
2月15日昼、早鞆中の3年生の教室では、生徒たちがはしゃぎながら給食を食べていた。だが、このクラスの30人に聞いてみると、「家から持ってきていた弁当の方がおいしい」「準備に手間がかかり、ゆとりがなくなる」など、26人が不満を漏らした。
昨年6月の給食導入をテーマにした会議。学校代表者らは「給食費滞納や、好き嫌いによる残食にはどう対処するのか」と、次々に問題点を挙げ、反対を表明した。全63校に導入するには、民間業者が調理して届ける方式で、初期投資が約7億円、年間経費が約14億円。給食センター新設には初期投資だけで約160億円、年間経費約16億円。膨大な財源が必要になる。
一方、「公約の『日本一』が、どのレベルを指すのかわからない」と、具体的な目標設定に悩む市の幹部もいる。例えば乳幼児医療で、トップ水準の神戸市(入院は小学校卒業、通院は小学3年まで補助)に並ぶには、さらに約12億円が必要。すべての施策で日本一を達成するのは至難の業だ。
子育て支援を続ける同市のNPO法人代表理事、中村雄美子さんは(33)は「前市長に比べ、生活者の視点は感じる。しかし、多くの母親はまだ『子育てしやすくなった』と実感できていない。これからに期待している」と語る。
また、ある市議も「各自治体の悩みは財源確保。入り口の施策に着手したばかりで、真価が問われるのはこれから」と分析する。
◇
昨年2月20日、約40年ぶりに官僚出身者以外の市長が誕生した北九州市。北橋市政の1年間を検証し、今後の課題を探る。
(2008年2月19日 読売新聞)福岡
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20080218-OYT8T00661.htm
723
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/03/12(水) 00:45:28
民主・社民・無所属連合「県民連合」に名称変更
県議会の「民主・社民・無所属連合」が会派名を「県民連合」に変更することを決め、6日に開かれた県議会議会運営委員会で報告した。県民連合には、これまで無所属だった中山信一議員(志布志市・曽於郡区)が加入し、7人となる。県議会では旧社会党県議団が最多で10議席を占めていた時代もあったが、党勢の縮小を象徴するように会派名から「社民」の名前が消えることになった。
民主・社民・無所属連合は、昨年4月の県議選で連合鹿児島から推薦を受けて当選した8人のうち6人で構成。連合鹿児島は政党色を出さず広く支持を集めるため、党名を冠しない会派名を求めていた。
同会派は2003年の県議選買収無罪事件(志布志事件)に関して県警のずさんな捜査を追及しており、会派名変更に伴い、同じく連合鹿児島の推薦を受けて当選した同事件の元被告でもある中山議員が会派入りを決めた。
県民連合でも引き続き会派代表を務める二牟礼正博議員は「最大会派の自民党と政策的に対抗するには1人でも多くの議員と会派を組むことが必要。党を超えて協力し合うことで、国政選挙でもプラスになると思う」と話している。
会派名の変更について、社民党県連合の南徹郎代表は「社民の名を消したくない気持ちはあるが、現有議席が1(上村勝行議員)では他党と協力しなければ会派構成できないため、やむをえない」と話している。名称変更届は27日、金子万寿夫議長に提出する予定。
これに伴う、新しい会派構成と所属議員数は▽自民40▽県民連合7▽公明3▽共産1▽無所属3。
(2008年3月7日 読売新聞)鹿児島
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20080306-OYT8T00678.htm
724
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/03/22(土) 10:52:17
衛藤晟一氏の県連復帰 衛藤征会長 「軟着陸を」
自民党県連会長選挙で再選された会長の衛藤征士郎衆院議員は21日、大分市内で記者会見し、県内で選挙活動をしない条件で復党し、現在、党都連に所属する衛藤晟一参院議員の県連復帰について「党本部の見極め、公明党との関係を推し測りながら、ソフトランディング(軟着陸)させる作業中だ」と述べ、前向きな姿勢を示した。
復帰時期は「県連がイニシアチブ(主導権)をとることではない」と明言を避けた。晟一氏の参院比例代表出馬に反発していた公明党との関係については「連携・協力態勢をしっかり構築したい」と語った。
会長公募制を導入後、3回連続で無投票だった点については「選挙の活性化ではなく、選ばれた会長、新執行部が党の活性化に頑張るかに尽きる」と説明した。
=2008/03/22付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/oita/20080322/20080322_001.shtml
725
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/03/28(金) 02:23:49
自民県連、公募制を修正 議決3分の2で実施せず
08:27 宮崎
自民党県連(坂元裕一会長)は26日、宮崎市内で総務会を開き、5月の県連定期大会に諮る国政選挙候補者の公募制導入について、規約を修正した。「現職議員がいる選挙区では、選考委員会で3分の2以上の議決があれば公募しない」とする内容。公募制をめぐっては、党本部や県選出衆院議員らが「現職優先。保守分裂を招く」と懸念を示しており、県連は修正により、民主的な候補者選びと現職優先のいずれにも対応する考えだ。
総務会には48人が出席した。修正案をめぐり、「3分の2以上はハードルが高い。過半数に下げるべきだ」「衆院選は解散を受けて急に行われる。選考委員会や公募をしている時間はない」などの意見も出た。
県連役員側は昨年1月の知事選と同7月の参院選での党推薦・公認候補落選を示し、「勝てる候補を選ぶことが大事」と訴えた。
最終的に挙手採決の結果、賛成多数で承認した。坂元会長は「従来より開かれた形で候補者を決めることになる。県連の改革を進めなければならない」と意欲を語った。
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=6626
726
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/04/15(火) 11:16:07
自民県連が年次大会 地域支部の目標設定 大分
次期衆院選勝利に向けてガンバローで気勢
自民党県連(衛藤征士郎会長)は十四日、別府市内で年次大会を開いた。次期衆院選の三小選挙区勝利に向けた態勢づくりと党員減少に歯止めをかける取り組みに力を入れる活動方針を決めた。
約八百五十人が出席。衛藤会長は「党本部を通じて地方の声を国政に反映をさせるために、県連の組織と財政基盤の充実、強化が必要。特に党員を増やすことに協力してほしい」と呼び掛けた。広瀬勝貞知事、清家孝大分商工政治連盟会長らが祝辞を述べた。
県連は二〇〇五年から「党員二万人回復」を目標にしているが、〇七年は前年比17%減の一万三千三百七十九人だった。
このため▽五年間で半減した職域支部党員の回復▽地域支部段階でも党員獲得目標を設定して組織拡大を進める―などの具体的な取り組みを打ち出した。
次期衆院選について志村学幹事長は「責任政党として民主党の”絵空事”の政策を打ち破らなければならない。公募で選出した大分1区の穴見陽一氏と、現職の衛藤氏(2区)、岩屋毅氏(3区)の必勝態勢で臨もう」と訴えた。
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1208185200=120822093221192=1
727
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/04/15(火) 11:23:31
衛藤晟氏が県連復帰
自民党大分県連は十四日、衛藤晟一参院議員(比例代表)の県連所属を承認した。衛藤晟氏は二〇〇五年衆院選(大分1区で落選)の後に離党して以来、三年ぶりに「県連復帰」を果たした。ただ、衛藤晟氏の復党と比例出馬に反発した公明党は「今後の自公協力は厳しくなる」(竹中万寿夫県本部代表)としており、両党間の溝が深まり、次期衆院選での選挙協力に影響を与える可能性がある。
別府市で開いた常任総務会で決定した。衛藤征士郎会長は会見で、十一日に衛藤晟氏から文書で県連所属の申し出があり、「常任総務会で反対意見はなかった」と説明した。衛藤晟氏の参院選出馬は公明党に配慮して「選挙期間中は県内での活動自粛」などを条件に党本部の党紀委員会が認めたが、党紀委員会は(県連復帰を)「問題ない」としたという。
衛藤晟氏は「県連の判断に感謝している」とコメント。公明党については「連立与党として今後とも協力していきたい。いずれ党県本部にもあいさつをしたい」との意向を示している。
県連によると、自民党の参院比例選出議員は活動拠点や出身地など三つの都道府県連に所属することが認められている。衛藤晟氏は参院選出馬の際、党東京都参議院比例区第七十八支部を設立している。
一方、竹中代表は同日別府市であった自民党県連年次大会で祝辞を述べる予定だったが、直前に欠席を申し出た。竹中代表は「あくまで自民党県連の問題だが、県連から説明はなかった」とした上で、「党員、支持者に根強い不信感が残っており、配慮が足りない」と不満をあらわにした。
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1208185200=120821926516383=1
728
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/04/15(火) 11:24:09
自民・大分 衛藤晟氏 県連に復帰 公明は反発「信頼壊れる」
2008年4月15日 00:14 カテゴリー:政治 九州・山口 > 大分
自民党大分県連は14日の常任総務会で、県内で選挙活動しないことを条件に復党し、2007年参院選の比例代表で当選した衛藤晟一氏の県連復帰を決めた。衛藤氏の県連所属は「郵政造反組」として05年の衆院選で落選、離党して以来約2年半ぶり。
衛藤氏の比例代表くら替えに反発した公明党県本部は「自民党内の問題で口を挟む立場にないが、自公の信頼関係は壊れる」として自民党の対応を批判した。竹中万寿夫代表は同日の自民党県連年次大会を急きょ欠席。「参院選で裏切られた党員の気持ちを逆なでする。公明党への配慮がなく、選挙協力する気持ちになれない」と非難した。
県連によると、衛藤氏は11日付で県連復帰の要請文を提出。14日の常任総務会は全員一致で復帰を承認した。衛藤征士郎・県連会長は県内で選挙活動しない復党条件との関連について「参院選の期間に限定された条件だ。党本部も問題点はないと判断した」と説明した。
衛藤晟一事務所は「参院当選から半年も過ぎ、住所も事務所も置く大分への復帰をお願いしない方が失礼だ。育ててもらった県連のために努力したい」と自民党県連の対応を歓迎した。
=2008/04/15付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/16255
729
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/04/15(火) 17:26:49
自民県連:衛藤参院議員、2年半ぶり復帰 「衆院選で恩返し」 /大分
自民県連の常任総務会が14日、別府市であり、衛藤晟一参院議員(比例)から会長の衛藤征士郎衆院議員あてに11日に出ていた県連所属願いを全会一致で了承。05年衆院選落選後の同10月に離党して以来、2年半ぶりに県連に復帰した。晟一氏はこの日山口県内におり、毎日新聞の取材に対し「ありがたい。育ててくれた大分に恩返しする。衆院選でも力になれれば」と話している。
常任総務会後、党員426人が参加する年次大会があったが、復帰についての説明はなし。公明県本部の竹中万寿夫代表(県議)が来賓出席する予定だったが、会場で非公式に復帰話を聴き、急きょ欠席に。竹中氏は「自民内部の話とはいえ、経緯からすれば県連から事前説明があって当然。友党なのにあまりにひどい。気持ち良い(選挙協力)関係はもう築けない」と激怒。征士郎会長は「時機を見て正式に説明申し上げる」と話した。
晟一氏は郵政民営化に反対し、衆院選大分1区で無所属で出馬。党本部が佐藤錬氏(比例復活)を立てたこともあり、民主の吉良州司氏に惜敗した。07年参院選比例代表立候補をにらんで同3月に復党した際、票が競合する公明への配慮から、参院選では(1)大分で政治活動しない(2)住居を県外に移す−−などの条件を受諾。党東京都連所属で当選した。
大分1区を中心に支持が厚く、党大分市連は参院選後、復帰の労を取るように県連に要請。党本部は昨秋、復帰可の見解を示したといい、「所属願い」で一気に進展した。都連との重複所属になる。【梅山崇】
毎日新聞 2008年4月15日 地方版
http://mainichi.jp/area/oita/news/20080415ddlk44010665000c.html
730
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/04/15(火) 17:28:32
選挙:衆院選 知事が自民支持明言 「県の事業やりやすい」 /長崎
金子原二郎知事は13日、長崎市内で開かれた自民党県連大会に出席し、次期衆院選について「我々が支持する自民党国会議員の数を確保することで、県の事業がやりやすくなる。私もできる限りのことはやる。この戦いを勝ち抜かないと大変だ」と述べ、自民党を全面支援していく姿勢を明確にした。
知事の発言は、ねじれ国会の下で福田政権の支持率が低下する中、次期衆院選での自民党に対する危機感を表したものといえる。ただ知事は、昨年の参院選で初めて自民候補の支持を表明。民主党県連や知事を選挙で推薦した連合長崎から反発を受けただけに、今回、完全に自民党にかじを切った形の発言は波紋を呼びそうだ。
来賓として大会に出席した知事は「自民、公明の協力をいただき県政を推進してきた。県連と支部が一体とならなければ衆院選は勝てない。大事な時期にきている」とも訴えた。
一方、県連会長の谷川弥一衆院議員(長崎3区)は、民主党の小沢一郎代表について「自民党の福田(康夫)総裁をいじめるのが目的で、中身はどうでもいい。壊し屋だ」と批判を繰り返した。【宮下正己】
〔長崎版〕
毎日新聞 2008年4月15日 地方版
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20080415ddlk42010752000c.html
731
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/05/03(土) 01:21:06
鹿児島市議会8会派が届け出 自民系は4派分立
自民新政会が最大16人
(2008 05/02 07:23)
改選に伴う鹿児島市議会(定数50)で1日、8会派が結成届を提出した。自民系は4会派が届け出、自民党新政会が16人で最大会派となった。第2会派だった自民党は分裂するなどして6人減の3人。このほか、公明、社民、共産の各党所属議員による3会派と、民主党と無所属議員でつくる1会派が届け出た。無会派は3人だった。
自民党新政会は改選前から1人減り16人。5人が勇退、自民党から3人が移籍し返り咲き1人が加わった。自民党に所属していた2人が新たに「自民党第一」を結成。自民党は単独で議案が提出できない3人となった。自民議員と無所属議員で構成する自民・市政クラブは「自民みらい」に改称。自民党と旧平成の会からそれぞれ1人が合流し5人となった。
民主党と無所属議員でつくる市民クラブは「民主市民クラブ」となり2人増の6人。同じく6人の公明党、社民党とともに第2会派となった。共産党は3人。無所属議員のうち、3人は会派をつくらなかった。
会派と代表者は次の通り(会派勢力順。同数の場合は届出順)。敬称略。
自民党新政会 仮屋秀一▽公明党 中尾政子▽民主市民クラブ 泉広明▽社民党 森山清美▽自民みらい 政田敬次▽共産党 平山孝▽自民党 入船攻一▽自民党第一 赤崎正剛
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=10476
732
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/05/05(月) 23:28:54
衛藤晟氏「復帰」で深い溝
不満が再び噴出
「大分に恩返しをしたい」。四月二十一日の県議会内。自民党の衛藤晟一参院議員は笑顔で「県連復帰」のあいさつをし、集まった県議一人一人と握手した。
一方、同じ階の県議控室にいた公明党県本部の竹中万寿夫代表は記者団に囲まれ、「他党の問題だが、感情的にいいですよとはならない」と厳しい表情を崩さなかった。
昨年の参院選で、衛藤晟氏の比例出馬に公明党が「競合する」と反発した。県連復帰で不満は再び噴出し、両党の関係に深い溝が生じた。
衛藤晟氏は公明党に配慮した復党条件で東京都連傘下から出馬。選挙後、党大分市連を中心に県連復帰を求める声が高まっていた。復帰問題は四月十四日の党県連年次大会前に急展開。常任総務会で全員一致で承認された。総務会の開催は前日夜の懇親会中、県議らに通知される慌ただしさだった。
衛藤征会長は「(公明党には水面下で)状況を知らせてきたが、容認できないとの姿勢は変わらなかった」。友党の理解が得られないまま、県連として”主体的”に判断したことを強調する。大分市連の秦野恭義会長は次期衆院選をにらみ「これで衛藤晟氏は大手を振って地元で活動できる。大分市の自民党が一本になった」と喜ぶ。
年次大会を欠席
一方、公明党の竹中代表は年次大会出席のため会場入りしていたが、県連復帰の知らせを受け、急きょ欠席。暗に抗議の意を表した。竹中代表は「配慮が足りない」と不満顔だ。支援組織の創価学会関係者からも「いろんな問題を乗り越えて衛藤晟氏を支援してきたのに、裏切られたという気持ちが残っている。納得は難しい」との声が聞こえる。
「与党として一緒に戦いたいとの思いは変わらない」(衛藤征会長)と”秋波”を送る自民党だが、公明党は「選挙協力を話題にすること自体が難しい」(竹中代表)とかたくな。自民党が掲げる「三選挙区勝利」に欠かせない公明党との協力が実現するか、選挙直前まで曲折が続きそうだ。
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1209913200=120994679620589=1
733
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/05/25(日) 11:12:18
国政選公認候補に公募制導入
国政選挙の公認候補選出に公募制を導入することを正式に決めた自民党県連(坂元裕一会長)の定期大会。採決を挙手から一転、投票に変更するなど、波乱含みの導入劇となった。県連幹部は「県連改革の第一歩を踏み出した」と評価するが、反対票も4割に上り、党員から導入への疑問や反対が相次いだ。(毛利雅史、麻生淳志)
宮崎市のJA・AZMホールで開かれた大会には、中山成彬、江藤拓、古川禎久の現職衆院議員3人をはじめ、党員ら約300人が出席。議論は、公募制に関する議案に集中した。
公募制に賛成意見が出る一方で、「現職議員は懸命にやっている。制度改革は必要なのか」「現職がいるのに公募すれば、県連がほころぶ」などの反対意見や、「衆院が急に解散すれば、公募制は時間的に難しい」と課題を指摘する声が噴出した。
坂元会長は「『勝てる候補者』を出すため」「選考委員の3分の2以上が支持しなければ(現職でも)選挙には勝てない」と導入への理解を求めた。
採決は当初、挙手で行われ、「賛成多数」と判断されたが、「数え方があいまいで納得できない」などと怒号が飛び交い、投票での決定に変更。約15分の休息後、賛成112票、反対74票で議案を承認した。
公募制の規約は、6月1日に施行。公認候補を選出する選考委員は、参院選が150人以内、衆院選が各選挙区70人以内とすることも盛り込んだ。今後、各地域の党支部、職域支部などで選考委員を決める作業に入る。
古川衆院議員は「党員による決定なので素直に受け止めたい。投票での採決は、賛成、反対両者とも納得できる方法で良かった」と話していた。
(2008年5月25日 読売新聞)宮崎
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20080525-OYT8T00113.htm
734
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/05/26(月) 10:32:56
自民、公募制導入 大会紛糾、投票で決着
2008年05月25日
国政選挙の候補選考に公募制を採り入れる自民党県連の改革案が24日、曲折の末に次期総選挙から導入されることが決まった。ただ現職側の反発を受け、公募を実施しない道も残すなど当初案からは大幅に後退。とは言え、現職が公募制を阻止するためには一定の支持者獲得が必要で、安穏とはしていられない。
導入を決めたこの日の定期大会には県選出の中山成彬、江藤拓、古川禎久の3衆院議員も出席。
公認候補は党本部から公認料や運動員の手配など手厚い支援が受けられる。そのため現職優先の党原則を転換した県連執行部に対し、現職の支持者らは当初から猛反発していた。
これに配慮するように、定期大会に諮られた公募制の案からは党員投票が削られ、現職がいる選挙区に設ける選考委員会で、3分の2以上の反対があれば公募制は行わないとの「妥協点」で折り合った。
「3分の2条項」について、強固な支持基盤や党員をもつ現職が有利で、公募制の実施は事実上、困難との見方が県連内には広がっている。
しかし、定期大会で反対派は、公募制を導入して選考で敗れる応募者が出れば、選挙で保守陣営が分裂しかねないと指摘し、「野党を利するだけの制度だ」と反発。
これに対し、公募制をまとめた執行部の県議は「現職議員で3分の2以上の信任を得られないようでは選挙は勝てない」と批判した。
執行部案について、いったんは挙手で可決したが、反対派が投票を求めて議事が一時中断し、混乱。急きょ投票による採決に変更され、賛成112、反対74、無効4の賛成多数で導入にこぎつけた。
県連の坂元裕一会長は「公募制の導入で(3分の2以上の信任を得るため)現職議員の地元での活動が活発になる。劣勢の党勢を好転させる機会にしたい」と述べた。
ただ、現職には不満もくすぶる。
大会で反対意見を述べた出席者の大半は、江藤氏の地元の衆院2区(延岡市、日向市など)の党員。
県連資料によると、自民県議でさえ党員獲得数は平均114人(07年)だが、江藤議員は77人にとどまる。中山氏や古川氏は昨年、500人以上の党員を獲得している。
県議の1人は「江藤議員の支持者が公募制に強硬な反対姿勢を見せるのは、『3分の2』の党員を集めて選考委に送り込めるか不安が残るからだろう」と話していた。
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000000805250003
宮崎
735
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/05/27(火) 13:31:36
自民県連:「改革の道筋つけた」 坂元会長が辞任へ /宮崎
自民党県連の坂元裕一会長(59)が、国政選挙の候補者選びに公募制の導入が決まったことを受け「改革の道筋をつけた」と辞任する意向を毎日新聞の取材に述べた。27日に辞職願を出すという。後任は6月1日から施行する会長公選規定に基づき、党員投票で選ばれる見込み。
坂元会長は「公募制や広報活動の活発化の改革を進めた。区切りをつけたい。昨年7月の参院選敗北の責任も取る」と述べた。公募制決定直後の辞任に「『次の衆院選に手を挙げるつもり』とか、うわさがあるが、ありえない」と否定した。
県議の坂元会長は、川添睦身・前会長が長男博氏の県議選に絡む公選法違反容疑(有罪確定)で逮捕されて辞職したのを受けて、昨年5月に就任した。【中尾祐児】
毎日新聞 2008年5月26日 地方版
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20080526ddlk45010320000c.html
736
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/05/28(水) 09:54:04
自民県連坂元会長が辞任届
自民党県連の坂元裕一会長が27日、同県連に会長職の辞任届(31日付)を提出した。
坂元会長は「昨年の参院選での敗北が決まった時点で辞任を決めていた。やれるだけの党改革をしてきたので職を辞する」と、坂口博美筆頭副会長に辞任届を提出。坂口副会長は受理せず、「(会長が辞任届を出した)前例がない。気持ちは分かるが、熟慮してもらえないか」と慰留した。坂元会長は「新しい会長の下で改革を進めてもらいたい。翻意することはない」と慰留に応じなかった。
坂口副会長は「今後も慰留する」とし、会長代行に就く考えはないことを示した。しかし、坂元会長の辞任の意思は固く、同県連は早急に役員会を開いて対応を協議する。
(2008年5月28日 読売新聞)宮崎
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20080527-OYT8T00644.htm
737
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/06/01(日) 11:05:52
坂元会長の辞意真意聞き取りへ…自民党県連
自民党県連の坂元裕一会長が辞任を申し出ている問題で、同県連は31日、臨時役員会を開き、坂元会長を役員会に呼んで詳しい理由を聞くことを決めた。日程は未定で、坂口博美筆頭副会長は「早めに調整したい」としている。
宮崎市内のホテルで開かれた会合には同県連役員ら9人が出席。坂口副会長によると、坂元会長が27日に辞任届を提出しようとしたが受理しなかったことなどを説明。出席者からは「なぜ今辞めたいのかわからない」などと疑問の声が上がったという。
同県連の徳重忠夫幹事長は「県連改革について議論し、新しい方向付けをしていく矢先のこと。坂元会長の真意を聞いて、対応を決めたい」と語った。
(2008年6月1日 読売新聞)宮崎
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20080531-OYT8T00668.htm
738
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/06/04(水) 12:22:00
坂元会長の辞任承認 会長選実施を判断へ
自民党県連の坂口博美筆頭副会長は2日、坂元裕一会長の辞任届を受理し、同県連役員会は辞任を承認した。先月の県連定期大会で、会長選任は党員の選挙で行うことを決めている。近く総務会を開き、坂元会長の辞任を報告し、選挙を実施するか判断する。
この日、宮崎市の県連本部に集まった役員に対し、坂元会長は「改革の道筋をつけた。ここで県連の顔(会長)が交代した方がいい」と辞任理由を説明。役員から慰留する声は出なかったという。坂元会長は報道陣に「改革には痛みを伴った。県連が団結するためには、(会長として)私は好ましくない」と語った。
坂口副会長は、同日付で会長代行に就任。「新体制で県連を発展させてほしいと言われ、辞任届を受理した。できるだけ早く新会長を決めたいが、手続きで1か月は必要」と述べた。(毛利雅史)
(2008年6月3日 読売新聞)宮崎
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20080602-OYT8T00791.htm
739
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/06/05(木) 20:12:50
自民党古賀派:徳田毅衆院議員が入会、62人に
自民党古賀派は5日の総会で、徳田毅衆院議員(鹿児島2区)の入会を了承した。同派は衆院51人、参院11人の計62人になった。徳田氏は父虎雄元衆院議員の次男。05年衆院選を無所属で初当選し、06年12月に自民党入りした。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080606k0000m010040000c.html
740
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/06/21(土) 12:21:27
国政転身明言避ける 知事県議会で
東国原知事は19日、今後の国政転身の可能性について「宮崎の活性化を図るため、与えられた任期を務めたい」などと、従来のあやふやな発言に終止した。
県議会一般質問で、武井俊輔議員(愛みやざき)が「県民には国政転身を心配する声もある」と質問すると、「知事を志したのは、地方の立場で宮崎を活性化するため」と答弁。「1期目は任期満了まで務めるのか」と聞かれると、「1日1日、誠心誠意務めたい」と明言を避けた。
議会終了後、報道陣に「日本を変えるため、地方活性化のために何をしなければならないかが大前提。地方分権を実行するには、どちらが有効か考え、そのつど判断する」と語った。
知事は先月の自民党県連の定期大会で、「国政があと5年以内に何とかならないなら、私が何とかする」と、国政転身に前向きとも取れる発言をした。
(2008年6月20日 読売新聞)宮崎
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20080620-OYT8T00112.htm
741
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/06/22(日) 00:22:57
2008年6月21日(土) 朝刊 2面
五ノ日の会・自民県議団 県連会長めぐり綱引き
県議選で公認候補六人が落選する大敗を喫した自民党県連(外間盛善会長代行)で、次期県連会長をめぐり、国会議員と県議団の方針が対立、会長職をめぐる綱引きが始まっている。国会議員と県議団は二十一日、県議会内で県議選総括と人事方針を協議するが、責任論も含めた激しいやりとりも予想される。
県議団は十九日の協議で、「那覇市長選や次期衆院選などで地元密着で動ける会長が望ましい」「体制立て直しは、地域で活動する県議がリードすべきだ」という意見が大勢を占めた。一部に「地元での活動は幹事長が担う職務。対外的に、会長は国会議員が務めるべきだ」との意見もあったが、県議団の意向として、次期会長は県議団から選出する方針をまとめた。
一方、県選出・出身の同党国会議員でつくる五ノ日の会(会長・仲村正治衆院議員)は二十日、衆院第一議員会館で会合を開き、「会長は国会議員を人選する」との方針を再確認した。
国会議員では、衆院議員の西銘恒三郎氏の呼び声が高いが、一部に仲村氏らの名も上がっている。県議は、現職最多の当選回数になる具志孝助氏、新垣哲司氏らが候補となる。
県議選大敗の要因は後期高齢者医療制度批判の逆風との見方が大勢だが、自民の一部関係者は「逆風だけではない。組織の弱体化が最も深刻だ。県連存亡の危機に再建策置き去りの議論になっている」と危機感を募らせている。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200806211300_09.html
742
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/07/01(火) 11:51:07
新会長に緒嶋県議
自民党県連の坂元裕一前会長の辞任に伴う会長選は、30日正午で立候補の届け出を締め切り、県議の緒嶋雅晃氏(67)が会長に決まった。県連改革の一環で、初の選挙を実施したが、無投票となった。
県北出身の会長は初めて。緒嶋氏は西臼杵郡区選出で6期目。県議会の副議長、議長を歴任し、同県連幹事長も務めた。
宮崎市の同県連事務局で、県連選挙管理委員会の植野守委員長から当選証書を受けた緒嶋氏は、「下部組織の意見を尊重して風通しのいい県連にし、次期衆院選に挙党態勢で臨みたい」と抱負を語った。
同日、衆院議員の中山成彬議員(宮崎1区)は「誰も手を挙げなければ、私が引き受けざるを得ないと思っていたが、緒嶋氏が決意され、ありがたい。県民に信頼してもらえる県連になるよう行動してほしい」と語った。
(2008年7月1日 読売新聞)宮崎
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20080630-OYT8T00835.htm
743
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/07/07(月) 10:00:15
民主「応援」目立たず 知事選
13日投開票の知事選で、自民、民主両党の取り組みに温度差が生じている。立候補している現職・伊藤祐一郎氏(60)と新人・祝迫加津子氏(65)の両陣営は、いずれも支持拡大のために政党色を弱めた戦術を取っているが、事実上、与野党相乗り状態の伊藤陣営では、自民党の動きばかりが目立っており、民主党の影は薄い。次期衆院選をにらんだ“呉越同舟”ともいえる伊藤陣営の舞台裏をのぞいた。
知事選では、自民、民主、公明の各県連・県本部が伊藤氏を支援しており、共産は新人・祝迫氏を推薦している。社民党県連合は自主投票を決めた。
自民党県連で運動の中心は40人の県議団。県議たちは、市町村ごとに置かれている伊藤氏の後援会を通じて、遊説の際のスケジュール作りや、演説会の動員などを手伝い、党の存在をアピールしている。本坊輝雄幹事長は「実質的に支えているのは自民」と胸を張る。
次期衆院選で政権交代を目指す民主党にとって、知事選のような大きな地方選挙は党勢拡大の好機だが、県連は伊藤氏の「応援」を打ち出しながらも、結果的にその動きは目立たない。
最大の理由は県議の数。県議会の民主、社民系などの県民連合は7人で、このうち民主系議員は1人しかいない。また同党の友好団体の連合鹿児島に影響力を持つ自治労には、伊藤氏が財政再建を理由に、県職員の本年度の給料5、6%カットを断行したことへの反発が根強く残っている。
伊藤氏の陣営は、一党一派によらないというスタンスから、各政党への個別の要請は控えているが、県連幹部も「伊藤陣営から応援要請があれば、対応するのだが」とこぼしている。
選挙戦は終盤に差し掛かっているが、伊藤氏からの要請はなく、鹿児島市の県連事務所に、伊藤氏の選挙ポスターも見当たらなかった。別の幹部は「知事選に政党活動はなじまない」と言い、すでに知事選後の政党活動準備に目を向ける。
県連代表の川内博史衆院議員は「相乗りへの悩ましさは実際ある」と明かしながらも、「伊藤氏は前回選挙では私たちが推したからこそ勝てた」と再選の中核部隊を自認するが、前回に比べると今回、民主党の動きは目立たない。自主投票を決めた社民党県連合も、知事選に絡んだ動きはしていない。
一方、共産党県委員会は、祝迫氏と二人三脚で知事選を戦っている。同党の県議が遊説に同行しているほか、次期衆院選の鹿児島1区に擁立する立候補予定者(33)が、祝迫氏を推す団体の広報宣伝車に同乗することも。
県委員会の久保田薫書記長は「祝迫氏は団体の推挙を受け、無所属で立候補している。私たちの党がストレートに訴えをする訳にはいかないが、次期衆院選にプラスに働くように、存在感を示していきたい」と意気込む。
伊藤氏を支持しているある団体関係者は「衆院選へのステップのために明確に存在感を打ち出している党はない」と断じたうえで、「各政党とも今は財務面で余裕がない。それだけに決戦の次期衆院選に余力を残しておきたいところ。あえて今回の選挙は“休戦”している」と指摘した。
(2008年7月6日 読売新聞)鹿児島
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20080705-OYT8T00640.htm
744
:
名無しでチュウ
:2008/08/08(金) 17:30:08
水難事故:宮崎県知事選で落選、持永哲志さん水死−−沖縄のビーチ沖
6日午前9時40分ごろ、沖縄県今帰仁村運天(なきじんそんうんてん)のビーチ沖約10メートルの海上で、男性があおむけに浮いているのをビーチ監視員が見つけ、病院に搬送されたが死亡が確認された。県警本部(もとぶ)署の調べで、男性は昨年1月の宮崎知事選に自民党などの推薦で立候補した東京都世田谷区弦巻2、会社員、持永哲志さん(48)と分かった。同署は持永さんがおぼれたとみて調べている。
調べでは、持永さんは観光目的で妻、子ども2人と5日に沖縄に到着。同村のホテルで1泊し、午前9時半ごろからホテル近くのビーチ沖で、空気でふくらませたビニール製のマットに乗っていた。現場の水深は約2メートルで、監視員が見つけた時には、マットをつかんだ状態で海面に浮いていたという。
持永さんは持永和見・元自民党衆院議員(宮崎3区)の長男。経済産業省を退職し、03年に父の地盤を引き継ぐ形で衆院選に出馬したが落選し、05年にも落選。昨年1月には宮崎県の官製談合事件に絡む出直し知事選に同党と公明党推薦で立候補したが、現知事の東国原英夫氏に敗れた。【三森輝久、中尾祐児】
毎日新聞 2008年8月7日 西部朝刊
http://mainichi.jp/seibu/shakai/news/20080807ddp041040024000c.html
745
:
片言丸
:2008/08/09(土) 18:10:37
持永さんの死因、水死ではなく心臓突然死
沖縄県今帰仁(なきじん)村の海水浴場で6日に死亡した東京都世田谷区弦巻、研究機関職員持永哲志さん(48)の死因について、沖縄県警本部署は8日、「医師の診断の結果、心臓突然死の疑いが強い」と発表した。同署は当初、水死としていた。
(2008年8月9日01時34分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080809-OYT1T00066.htm
746
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/09/04(木) 18:02:48
乱反射:福田首相辞任の波紋/上 深まる失望 /佐賀
◇政治には、あきれた
「やる気はある。でもどんなに頑張っても、労賃も出ない」「選挙で上がるためじゃなく、地域が潤う施策を実行してほしい」
8月30日、小城市内の五つの農業者グループが、同市内で農政懇談会を開いた。招かれたのは、次期総選挙で佐賀2区に出馬予定の今村雅弘(自民)、大串博志(民主)両衆院議員。両党の議員が並んで農政を語る機会は珍しく、約150人が会場を埋めた。
フリーの質疑応答に移ると、農家らは相次いで手を挙げ、要望や苦しい現状を訴えた。「現場を見て生の声を聞いて」と、両議員に厳しい意見もぶつけられた。
参加した市内の農家男性(46)は「両党の政策の違いや考えはある程度分かった。あとは国会でどう進めてくれるか」。
福田康夫首相が辞任を発表したのは、その2日後だった。
◇ ◇ ◇
「先行きが全然見えないですね」。2日朝。玄海町で県特産の佐賀牛を育てる農家、中山裕さん(40)はため息をついた。
味の良さで全国に知られる佐賀牛。ブランドが確立しているとはいえ、景気低迷や物価上昇で消費が伸び悩み、市場価格が低下傾向にあることは否めない。
一方で、世界の投機マネーが穀物や原油に流れ込み、飼料代が昨春より3割程度増え、経営コストを圧迫し続けている。農家が受ける世界経済の余波は、個々の農家が立ち向かえる範囲を明らかに越えている。
中山さんは言う。「原油高騰は国の責任もある。余計、しっかり取り組んでもらわないと」
経営が厳しいという点では、米作農家も同じだ。小城市の大島義人さん(82)は「大都市周辺と比べて地方の農家は厳しい。輸送コストもかかる」と表情を曇らせる。
大島さんは、今回の辞任劇で強い失望感を味わったという。「政治には、あきれた。他の誰がなっても、どんぐりの背比べやろ」
一方、福田首相の困難な政権運営を思いやる言葉も聞かれる。
佐賀市内に住む76歳の女性は言う。「ねじれ国会の中、民主党から何を言われても耐えて、やっとこれからというところだったのに」
◇ ◇ ◇
この日、県内各自治体の首長は福田首相辞任について、相次いでコメントを発表した。「大変驚いている。一刻も早い政局の安定を願っている」(坂井俊之・唐津市長)、「保利耕輔・自民党政調会長を中心に総合経済対策がまとめられ、実行段階での辞任は誠に残念」(塚部芳和・伊万里市長)、「驚きと共に怒りを感じている。災い転じて福としてほしい」(樋渡啓祐・武雄市長)。
古川康知事もがっかりした様子で「地方重視、生活者起点という芽が出始めていた」と述べ、こう続けた。「早く総選挙で国民の審判を仰いでほしい」
◆ ◆ ◆
福田首相は1日夜、突然の辞任表明をした。政権を投げ出したような辞任劇が繰り返されたことに「政治不信が加速した」との批判や、総選挙がいよいよ早まったとの見方も出始めた。県内に広がる波紋を追った。
毎日新聞 2008年9月3日 地方版
http://mainichi.jp/area/saga/archive/news/2008/09/03/20080903ddlk41010561000c.html
747
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/09/04(木) 18:03:31
乱反射:福田首相辞任の波紋/中 解散の筋書き /佐賀
◇“想定外”に戸惑い
福田康夫首相の退陣表明で、世間の関心は解散・総選挙へと移った。永田町では、すでにさまざまなシナリオがささやかれている。
その一つが、10月解散説。衆院佐賀1区選出の自民現職、福岡資麿氏(35)によると、「臨時国会で新首相が施政方針演説をした直後に冒頭解散をする」のだという。
“震源地”は党内の重鎮といい、「すぐに(解散・総選挙を)やれ」と発破をかけ、水面下で選挙態勢作りを進めているともされる。
福岡氏がこれまで想定していたのは、年明けの解散。地元で支持者回りをするなど足場固めを進めていたが、想定外のスケジュールが入ってきたことで、準備を急がなければならなくなった。
「自民が総裁選をやっている間に民主は時間ができる。2カ月で(準備が)できるか不安がある」
◇ ◇ ◇
解散までのカウントダウンが早まったことを感じているのは、民主党も同じだ。
同党現職で佐賀2区に出馬を予定している大串博志氏(43)は「(福田首相の辞任表明の)影響はまだ見えないが、選挙は早まると思う」。3日は党の打ち合わせで上京したが、4日昼には佐賀に帰る。
佐賀1区に出馬予定の民主現職、原口一博氏(49)も党務などのため上京中。3日はテレビ収録や勉強会などをこなした。5日には佐賀に戻るという。
原口氏は最近の国政報告会について「会場からの質問が生活に密着した具体的なものになっている」と感じ取っている。臨時国会の冒頭解散の可能性も高いことを指摘したうえで「いよいよ天下分け目の戦い。選挙準備を加速させたい。政権交代を求める声が高まっている」。
◇ ◇ ◇
「予備選の準備をするよう事務方に指示している」と、石井秀夫・自民県連幹事長は言う。今月10日告示、22日開票と日程が決まった党総裁選で県連は、割り当てられる3票をだれに投じるかを決めるため、党員・党友による予備選を実施する方向だ。
最終的には10日に代表役員会を開いて決定するが、石井幹事長は「党総裁(=首相)を決められるのが党員・党友の最大のメリットであり、実施するのは当然」と強調する。
自民現職の今村雅弘氏(61)=佐賀2区=も3日は午前の総務会、午後の両院議員総会−−と党務に忙殺されながらも、夕方には飛行機に飛び乗り、一路、鹿島市を目指した。
毎日新聞 2008年9月4日 地方版
http://mainichi.jp/area/saga/archive/news/2008/09/04/20080904ddlk41010341000c.html
748
:
片言丸
:2008/09/06(土) 08:47:04
乱反射:福田首相辞任の波紋/下 選挙協力 /佐賀
◇集票に思惑さまざま
「公明党が持っている票は(当否の)決め手になる。背に腹は替えられない。自公の選挙協力は不可欠だ」。自民党県連関係者が力を込めた。「自民に厳しい選挙だろうから、比例代表で復活する可能性は低い。小選挙区で勝利しなければ」
有権者が政党の枠にこだわらなくなったこともあり、自民の“基礎体力”は低下したといわれる。党員数は91年の543万9890人をピークに、07年には110万2460人にまで落ち込んだ。98年以来、10年連続のマイナスだ。
こうした自民の危機を支えるのが、創価学会を支持母体とし、「固い票」を持つ公明党との選挙協力。公明側も、選挙協力を通じて自民と連立政権を組むことで、支持者向けのPR材料となる政策実現率を高められる。
だがここにきて、自公にすきま風が吹き始めていると言われる。公明が総合経済対策での定率減税実施を強硬に主張したことなどでギクシャクし、福田康夫首相の退陣表明の「引き金になった」との観測もあった。
公明党県本部の伊藤豊代表は政策面などで自民と違う主張をすることは「存在意義のアピールのため当然」と意に介さない。そして次期衆院選をこう位置づけてみせた。「基本的には自公政権の評価を問う選挙」
だが、選挙後の協力のあり方については明言を避けた。
◇ ◇ ◇
民主、社民は05年の前回選挙と同様、選挙区のすみ分けによる共闘を表明している。
1、2区は現職がいる民主が擁立し、3区は社民が新人を立てるという方法だ。
選挙区の割り振りや候補予定者の顔ぶれは前回と同じ。だが、選挙協力関係を前回の「支持」から、初めて「推薦」に格上げした。
すでに各区の候補予定者は、両党が主催する講演会や街頭演説に相互乗り入れをしており、自公政権に共同で対峙(たいじ)する姿勢をアピールしている。関係者の一人は、「3人の写真を並べたポスターも作製する予定です」と打ち明ける。
民主県連の原康彦幹事長は「政権交代の最大のチャンス。国政の大きな目標に向けて力を合わせたい」と表情を引き締めた。
◇ ◇ ◇
共産党県委員会は小選挙区比例代表並立制になってから初めて1、2区への候補者擁立を見送っており、3区が唯一の擁立選挙区となる。比例九州ブロックに重複立候補させ、本部の方針どおり、比例に重点を置く。
1、2区では他党との選挙協力はせず、自主投票を呼びかけるという。民主と自民の同一性を訴えることで、比例票の上積みを狙う。
1、2区の共産票はどこへ行くのか。平林正勝委員長は「(党員に)反自民の人は多い。棄権か民主に投票するのでは」と言う。
共産の地方議員たちは、選挙本番と同じように、広報カーで県内を回り始めている。平林委員長は「これまでは1、2区の候補者に地方議員が付いて回ったが、今回は地方議員に比例代表の候補者になったつもりでやってもらう」と話す。
◇ ◇ ◇
中央政界は、自民の新総裁選び一色となった。永田町の動きをにらみつつ、各候補予定者の総選挙への準備は、加速しつづけている。
毎日新聞 2008年9月5日 地方版
http://mainichi.jp/area/saga/news/20080905ddlk41010634000c.html
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板