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【44衆】中国

1片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/08(月) 16:26:41
44回衆院選中国に関する

403片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/16(水) 08:24:28
自民党勢力4分裂確実に
県議会新会派「自由民主」結成へ 讀賣鳥取

 県議会の議長選をめぐって会派「自民党」を脱会した小玉正猛県議ら5人が15日、新会派「自由民主」を立ち上げることで合意した。「自民党」「自民党クラブ」を離脱して合流する県議もおり、18日にも鉄永幸紀議長に会派届を提出する。これで自民党勢力の4分裂は確実になった。

 他に無所属の前田宏、「自民党」の稲田寿久、「自民党クラブ」の横山隆義、藤縄喜和の各県議。会長には前田県議、幹事長には横山県議が就任する。

 これで、県議会の自民党勢力は「自民党」(9人)、「自民党クラブ」(8人)、「自由民主」(5人)、「自民」(1人)に分散。前田県議は「一本化を目指すための暫定的な会派。会派が分かれても、夏の参院選は各議員とも一生懸命やる。影響はない」と話していた。

(2007年5月16日 読売新聞)

404片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/16(水) 20:34:02
広島市議会:会派数14から9に 議長選は持ち越す /広島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hiroshima/news/20070516ddlk34010710000c.html

 広島市議会(定数55)の会派が15日までにすべて届けられ、自民党系の8会派は4会派にまとまるなどして、市議選前は14あった会派数は9になった。

 自民と新政クラブが自民新政クラブ(金子和彦幹事長)を結成し、11人で最大会派になった。民主系の市民・民主フォーラムと社民が結集して9人で市民連合(太田憲二幹事長)をつくった。他の会派は▽ひろしま政和クラブ(熊本憲三幹事長、10人)▽公明(安達千代美幹事長、8人)▽市民市政クラブ(元田賢治幹事長、7人)▽共産(中森辰一幹事長、5人)▽爽志会(永田雅紀幹事長、3人)▽無党派クラブ(馬庭恭子幹事長、1人)▽立風会(豊島岩白幹事長、1人)。

 また、同市臨時議会が同日、市議選後初めて開かれた。会期は17日までと決まったが、議長選は16日以降に持ち越された。【井上梢】

毎日新聞 2007年5月16日

405片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/17(木) 01:43:16
自民県議第3の会派 「自由民主」結成へ  日本海鳥取
http://www.nnn.co.jp/news/070516/20070516005.html

 鳥取県議会の自民党県議の会派再編をめぐって十五日、前田宏、小玉正猛、稲田寿久、横山隆義、藤縄喜和の五議員は新会派「自由民主」を結成することで合意した。会長には前田議員、会長代行に小玉議員、幹事長に横山議員が就任し、十八日にも鉄永幸紀議長に正式に会派届を提出する見通しだ。

 同党県議間では、議長選と統一会派を目指す動きの中で考え方や姿勢の違いが顕著になり、「第三の会派」結成の動きが水面下で加速していた。同日までに自民党クラブから横山、藤縄の二議員、県議会自民党から稲田、安田優子の二議員が離脱した。

 会派離脱の理由について、稲田議員は「不信感と不条理」、横山議員は「言葉だけで統一会派を本気で目指していない。対立だけだ」と所属していた会派への不満を漏らし、藤縄議員は「自民党と旧清風の対立の構図を打開したい」と語った。安田議員は新会派への合流について「検討中」としている。

 新会派「自由民主」結成について、前田議員は「将来の自民党県議一本化が目的。われわれは本気で自民党のことを考えている」とし、参院選への影響は一切ないことを強調した。

406片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/17(木) 14:58:15
広島市議会 藤田議長を再選 産経広島
http://www.sankei.co.jp/chiho/hiroshima/070517/hrs070517002.htm

 広島市議会は16日、臨時会本会議で議長選を行い、新議長に藤田博之氏(69)=市民市政クラブ=を選出した。

 藤田氏は改選前も議長を務めており、退任するとの見方もあったが、議会内の会派が再編されて調整が難航。議長選の結果、藤田氏がほかの2氏を破り、続投することになった。

 藤田氏は佐伯区選出で現在、7期目。就任後、「政務調査費の透明度を高めるなど議会改革を進め、議会の発展を図っていきたい」と抱負を述べた。

(2007/05/17 03:20)

407片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/17(木) 14:59:15
広島市議会議長は藤田氏続投 '07/5/17
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200705170023.html

 広島市議会(定数55)の臨時会は16日、正副議長選を行い、議長に藤田博之氏(69)=市民市政ク・佐伯=、副議長に児玉光禎氏(65)=自民新政ク・同=を選んだ。藤田氏は改選前に続き2回目、児玉氏は初の就任。藤田氏は自派の7人のほか、市民連合(9人)、共産(5人)、無党派ク(1人)、立風会(1人)の協力を取り付け、態度を決めかねていた公明(8人)が支持したのが決め手となった。

408片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/17(木) 23:18:32
広島市議会:藤田氏を議長再選 副議長は児玉氏 /広島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hiroshima/news/20070517ddlk34010229000c.html

 広島市臨時議会は16日、議長選を行い、市民市政クラブの藤田博之前議長(69)=佐伯区、7期=が再選された。

 市議会(定数55)の各会派世話人会議が16日朝から断続的に開かれ、水面下で新議長選出を巡り駆け引きが行われた。同日夕にようやく各会派の態度が固まり、本会議では55票中、藤田氏が31票、自民新政クラブの木島丘氏(73)=安佐北区、8期=が21票、爽志会の永田雅紀氏(51)=中区、4期=が3票を獲得した。

 市民連合(9人)▽公明(8人)▽市民市政クラブ(7人)▽共産(5人)▽無党派クラブ(1人)▽立風会(同)が、藤田氏に投票したとみられる。

 副議長選は、有効投票54票中、32票を獲得した自民新政クラブの児玉光禎氏(65)=佐伯区、6期=が選ばれた。

毎日新聞 2007年5月17日

409片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/17(木) 23:19:03
県知事後援会・虚偽記入:自ら真相解明に力を−−林正夫・県議会議長に聞く /広島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hiroshima/news/20070517ddlk34040215000c.html

 ◇議会透明化進める

 今月9日の県議会臨時会で第62代議長に選出された林正夫県議=7期、中区=が、毎日新聞の取材に応じた。林議長は、藤田雄山知事後援会の政治資金規正法違反事件解明について、「知事は自ら真相解明のために出来ることとすべきことをしっかり行ってほしい」と話し、さらに県議会改革などを加速する考えを示した。【吉川雄策】

 −−前任期で藤田知事と協調関係にあったが、知事後援会事件の真相解明は進むか

 議長は会派の意見を集約する立場。執行部と議会は車の両輪だが、(知事とは)節度ある緊張感を持って対応したい。

 −−事件の調査会は新任期でも続けるのか

 (4月に提出された)調査会の報告書の中身は重い。だが新議員の議論を踏まえて判断したい。

 −−前任期では同後援会元事務局長らの招致が課題として残った。調査会がなければ受け皿はどうするのか

 新県議の意見を聞いて判断したい。県民が納得できる方向性を探らなければならない。

 −−議会改革はどのように進めるか

 さらなる透明化を進め、チェック機能を強化したい。具体策は今後早急に出す。

 −−広島市選出の議長は連続17年目に入るが、中山間地域の振興にはどう取り組むか

 知事も力を入れたいと言っている。道州制論議の中で中山間地域の活性化は焦点になる。雇用対策や福祉などソフト面の対策を含めて議会を挙げて考えたい。

 −−過去2番目に多い11の会派数をどうまとめるか

 県民のためとの気持ちは同じだ。おのずからまとまると思う。

 −−目指すべき議長像は

 今はぐいぐい引っ張るタイプではなく、みんなで考えて行動する時代。一丸になって県を発展させたい。

毎日新聞 2007年5月17日

410片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/19(土) 07:19:00
「自由民主」結成6人で新会派 県議会 讀賣鳥取

 県議会会派「自民党」や「自民党クラブ」を脱会するなどした県議6人が18日、新会派「自由民主」を立ち上げた。メンバーは当初より1人増え、「対立している自民党と自民クの緩衝材になり、自民系会派の一本化につなげたい」としている。

 前田宏会長や小玉正猛会長代行、横山隆義幹事長ら5人に加え、「自民党」を脱会した安田優子県議が合流。会派届を県議会事務局に提出した。

 この後、前田会長らは記者会見し、「二つの会派が並び立っていては対立が続くだけ。我々は両会派の緩衝地帯となる道を選んだ」と結成理由を話した。

 これで、県議会の自民党勢力は四つに分裂。全体の会派構成は、「自民党」「自民党クラブ」が各8人、「自由民主」、民主党系議員らの「信」が各6人、「公明党県議団」「共産党県議団」が各2人、「社民党」「自民」「えがりて」「きずな」が各1人。無所属は2人となった。

(2007年5月19日 読売新聞)

411片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/19(土) 07:20:38
県議会に改革推進委 代表者会議 知事選疑惑解明要望へ 讀賣広島

 県議会は18日、各会派代表者会議を開き、全国的に不透明な支出が問題化している政務調査費のあり方などを議論する「議会改革推進委員会(仮称)」を設置することを決めた。林正夫議長は「他県の状況を踏まえ、県民が納得できるように透明性を高めたい」としており、議長の諮問機関として6月議会中に設置する。

 県議会では現在、議員報酬とは別に議員1人あたり月額35万円の政務調査費を会派に支給している。収支報告書には領収書の添付を義務づけておらず、使途については事実上、議員のモラルに任されている。

 また、同代表者会議では、藤田知事の後援会の選挙対策費疑惑についても、改選前と同様に早期解明を求める申し入れを知事に行うことを決めた。林議長は「6月議会までに解決したい。知事はできることすべてをやって県民に説明してもらいたい」と話した。

(2007年5月19日 読売新聞)

412片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/20(日) 23:25:35
若井達子

岡山市議会:女性市議のブログは「議会軽視」、監査委員選任案を撤回 /岡山
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/okayama/news/20070520ddlk33010205000c.html

 ◇委員長人事の在り方に疑問、女性市議のブログは「議会軽視」

 岡山市臨時市議会で18日夜、予定されていた監査委員の選任同意議案が撤回され、新たな議案が提出される騒動があった。監査委員に内定していた女性市議(54)が、自身のブログで常任委員会の委員長ポストをめぐる人事の在り方に疑問を呈したことなどが、反発を招いたためという。

 女性市議は監査委員に内定後の同日昼ごろ、ブログで「結局はいつもどおり、(ポストを)水面下の話し合いで振り分けた」「議会ってこわ〜い所です。大嘘(うそ)やごまかしは当たり前」などとコメント。議員から「議会軽視だ。監査委員にふさわしくない」と批判を受け、監査委員の内定が取り消された結果、女性市議もブログをいったん削除した。

 しかし同日夜、ブログを再掲載し、新たに「そんなに怒らなくてもね」のタイトルで自身の考えを掲載。「これからもどんどん事実を書きますので、応援して下さい」としている。女性市議は「文句を言われるような内容ではないと思う。議員はポストではなく、市民を見なくてはならない」と説明。一方、他の議員の間では「事実ではないことを勝手に書かれては困る」「議員なのだからブログでの発言については一考してほしい」などの声が上がった。

 監査委員には柴田健二氏(61)=新風会=と三宅員義氏(61)=ゆうあいクラブ=が選任された。【横山三加子】

毎日新聞 2007年5月20日

413片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/22(火) 07:57:24
県議会自民系3会派に
「自民」代表が「自民党」入会 讀賣鳥取

 県議会の1人会派「自民」代表の村田実県議が21日、会派「自民党」(山根英明会長)への入会届を提出、了承された。これで、4会派に分裂していた自民党勢力は「自民党」(9人)、「自民党クラブ」(8人)、「自由民主」(6人)に再編され、「自民党」は県議会の単独最大会派になった。

 村田県議は、「自民党」側から20日に入会要請を受けたことを明らかにし、「元々、自民党勢力の一本化が実現すれば、加わろうと考えていた。一本化はかなわなかったが、歴史ある会派に合流して県政発展に尽くしたい」と述べた。

 村田県議は2003年に落選するまで「自民党」に所属していたが、今年4月に返り咲いた後は1人で会派を設立。県議選直後に公選法違反容疑で逮捕された自派の運動員について、「連座制適用者には該当しない」とした18日の地検判断と捜査終結宣言を受けて、以前の会派に戻ったとみられる。

(2007年5月22日 読売新聞)

414片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/22(火) 07:58:54
民主県議ら愛宕山視察
近隣住民に聞き取り調査も 讀賣山口

 県議会の会派「民主・連合の会」(6人)は21日、岩国市の米海兵隊岩国基地への空母艦載機移駐問題に絡んで米軍住宅への転用が取りざたされる愛宕山宅地造成事業の現地を視察し、近隣住民への聞き取り調査も行った。

 同事業では巨額な赤字が確実視され、県が事業の清算を提案するのに対し、市は継続を主張している。このため、同会派の吉敷晶彦県議(岩国市・玖珂郡区)が実情を知ってもらおうと呼びかけ、会派の県議と民主党衆院議員ら8人が参加した。

 一行は工事現場で事業概要や進ちょく状況の説明を受けた後、近くの牛野谷供用会館で住民と意見交換。住民は「基地の沖合移設のために協力したのに、米軍住宅が浮上し、県にだまされた思い」「地元説明が不足している。知事に直接来てほしい」などと訴えた。

 井原勝介市長とも面会し、井原市長は「財政問題は無視できないが、長年、事業を進めてきた事実も重い。事業中止を主張するなら、県は中止後の具体案も示してほしい」と述べた。

 終了後、記者会見した西嶋裕作県議(山口市区)は「地元住民が米軍住宅建設に反対していることが実感できた。会派としての意見をまとめ、知事に伝えたい」と語った。

(2007年5月22日 読売新聞)

415片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/22(火) 21:59:33
県議会:自民系会派一本化問題 村田県議が自民党に 1人会派・自民から合流 /鳥取
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tottori/news/20070522ddlk31010145000c.html

 自民系会派の一本化を巡る問題で、1人会派「自民」の村田実議員(69)=倉吉市選挙区、7期目=が21日、会派「自民党」に合流する会派届を鉄永幸紀議長に提出した。この結果、自民系会派は▽自民党9人▽自民党クラブ8人▽自由民主6人−−の3分裂状態となった。

 「自民党」は同日開かれた総会で、村田議員の入会を全会一致で了承。山根英明会長は「古参議員としての豊かな経験を生かし、政策提言に協力してほしい。活躍を期待している」と話した。村田議員は「会派が一つになれなかったので、24年間もともと所属していた『自民党』に合流した」と説明。そのうえで、「一本化のために頑張りたい」と会派一本化への意志があることを表明した。

 県議選に絡み村田議員派の男性運動員(62)が有権者6人に現金計8万円を渡し公職選挙法違反罪(現金買収、事前運動)で鳥取簡裁から18日に罰金80万円の略式命令を受けた。しかし、鳥取地検は「議員の指示はなかった」として連座制の適用を見送ったことから入会を認めたとみられるが、山根会長は「関係ない」と否定。村田議員は「もうそのことには触れないでほしい」と言葉すくなだった。【山下貴史】

毎日新聞 2007年5月22日

416片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/26(土) 01:23:09
会派内輪もめの代償は300万円 自民県議会派控室  日本海鳥取
http://www.nnn.co.jp/news/070525/20070525006.html

 “けんかの代償”は高く付く? 鳥取県議会の自民党議員の会派構成騒動が一段落し、県庁県議会棟の会派控室の増設工事が二十四日までに始まった。工事費用は約三百万円で、県にとっては想定外の出費。県議間のゴタゴタが発端となった部屋割り工事だけに、県民からは「無駄遣い」との声も聞こえてきそうだ。

 自民党県議の会派控室は、二〇〇五年九月に県議会自民党と清風に分裂した時に二部屋に分かれたが、この時は壁一枚を設置する工事で約百万円だった。

 県は既存の壁を壊して新たな間仕切り、照明、表示板などの設置費用を見積もり、当初は五百万円に上った。しかし、部材の一括発注や備品の不用品リサイクルで、経費を抑えたという。

 女性の県議と県管理職の増加を理由に議会棟の二カ所に女子トイレを増設する計画もあったが、こちらは「優先順位」を理由に財政査定で一カ所に削減。女性県議の一人は「トイレの設置費が高いのは分かる。しかし、会派の内輪もめの影響で三百万円はいいのでしょうか」と不満顔だ。

417片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/27(日) 20:41:32
自民党県連:幹事長に古山氏−−合同会議 /岡山
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/okayama/news/20070527ddlk33010206000c.html

 自民党県連は26日、岡山市内のホテルで合同会議を開き、県連会長に片山虎之助参院議員を決定したほか、県連4役などの人事を了承した。

 県連幹事長に古山泰生県議(47)=6期・浅口市・浅口郡、総務会長に三村峰夫県議(73)=6期・新見市、政調会長に戸室敦雄県議(67)=7期・津山市・苫田郡、県議団長に千田博通県議(57)=7期・倉敷市・都窪郡=が選ばれた。【佐藤慶】

毎日新聞 2007年5月27日

418片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/07(木) 17:47:21
江島・下関市長:出張多すぎ? 年間3分の1、「知見広めたい」と釈明 /山口
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamaguchi/news/20070607ddlk35010445000c.html

 6月定例下関市議会の一般質問が6日始まり、江島潔市長の出張の在り方を巡って質疑が交わされた。昨年度の出張日数は年間の約3分の1で、自衛艦や米軍艦を見学した意義などを檜垣徳雄市議(共産党)が質問。江島市長は「何を見たからどうなるということではないが、市民の生命と財産を守る立場として知見を広めたい」などと釈明した。

 檜垣市議は報道などに基づき「昨年度の出張が124日に上っている。市長だけが行政改革の対象外になっているのではないか」と指摘した。これに対し、池永博文総務部長は「行政改革には聖域はありえない」と、精査したうえで出張を決めていることを強調した。

 檜垣市議は(1)昨年7月28日午前、千葉県で公務後、この日を含む6日間を「私用旅行」したうえ、往復交通費の支給を受けた(2)同月に静岡県熱海市の海浜ライトアップを1人で視察し、宿泊先を市職員に伝えていなかった−−など具体的事例を挙げて説明を求めた。

 私用旅行を挟んだことについて、波多野実総合政策部長は「公務の後に私用旅行という事例はままある。市長はなかなか夏休みが取れないので(休暇を)取ったのではないか」と答弁。宿泊先を明らかにしていなかったことは江島市長が自ら答弁。「心配ご無用。今は携帯電話が発達しているので24時間連絡を取ることができる」と反論した。

 市秘書課によると、昨年度、市長の出張に関する支出は485万1362円に上った。【福島祥】

〔下関版〕

毎日新聞 2007年6月7日

419片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/08(金) 09:33:52
連合、亀井氏推薦へ 讀賣島根

 今夏の参院選で、連合島根(矢倉淳会長)は7日、松江市内で臨時執行委員会を開き、島根選挙区での出馬を表明した亀井久興・国民新党幹事長の長女で政策秘書の新人亀井亜紀子氏(42)(国民新党公認、民主推薦)を推薦する方針を決めた。17日の地方委員会で正式決定する。

 組合幹部ら約30人が出席。「選挙が終われば自民に戻るんじゃないか」などとの意見も出たが、最終的には満場一致で推薦を決めた。亀井氏は「支援は大変心強い。構造改革は出発点から間違いだと訴えたい」と決意を表明した。

 堀内幹夫事務局長は「(民主、国民新両党の)力を結集すれば勝てる。国民新党ということにこだわれば前に進まない」と話した。

(2007年6月8日 読売新聞)

420片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/10(日) 13:57:05
原弘産、本社東京へ 下関経済界影響も 山口
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/news2.html

風力発電事業でも成長著しい下関市の不動産業、原弘産(原將昭社長)が、東京に本社を移転させる可能性が強まった。今年中の東証一部上場を目指しており、それと時期を合わせる形での移転が濃厚になっている。

同社は大証に上場しているが、「最終目標は東証上場」。原社長によると、売上高や収益など東証上場の条件はクリアしており、「あとはうちの体制だけ」という。費用対効果などを検討しながら、役員や地元の人が3分の1を占める株主らの理解が得られれば、東京本社の体制に移行する見通しだ。

下関が発祥の地だが、マンション分譲などの全国展開で、地元より他地域でのウエートが高まり、2007年2月期決算では売り上げに占める下関の割合は5%以下まで低下、東京本部での売り上げが半分以上を占める。

近年は風力発電事業を中国、台湾など世界各国で展開。世界の風車マーケットでシェア10%を5年以内に達成する目標を掲げるなど、グローバル企業へと成長するなかで、下関に本社を置く必然性も薄れつつあった。

07年度2月期売上高は528億円を達成、業績が順調に推移すれば、近く売上高が1000億円の大台に乗るのは確実な情勢。沈滞気味の下関経済を引っ張ってきた地元を代表する企業の一つだけに、地元経済界に与える影響は少なくないとみられる。

421片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/15(金) 15:30:43
旧祝島組合員が逆転敗訴 上関原発漁業補償訴訟 '07/6/15
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200706150269.html

 中国電力が山口県上関町で進めている原発建設計画で、反対派の旧祝島漁協(現在は県漁協祝島支店)の組合員三人が、同漁協の同意なく地元漁協でつくる共第107号共同漁業権管理委員会と中電などの間で交わされた漁業補償契約をめぐり、建設工事に伴う諸迷惑の受忍義務がないことの確認や建設差し止めを求めた訴訟の控訴審判決が十五日、広島高裁であった。加藤誠裁判長は「受忍義務はある」などとして漁業者側の訴えを退けた。

 控訴審では、許可、自由漁業を営む組合員に妨害排除請求が認められるか否か、共同漁業権の消滅区域などで原発建設に伴う諸迷惑の受忍義務があるか否かなどが主な争点となった。

 加藤裁判長は「107号管理委員会は漁業者の属する祝島漁協の総会決議を経なくても、管理委員会の決議だけで、諸迷惑の受忍義務を含む本件漁業権補償契約を締結することができ、組合員はこの契約に拘束される」などと述べ、「受忍義務がない」とした一審の判断を変更。漁民側の逆転敗訴になった。原発建設工事の差し止め請求についても退けた。

 二〇〇〇年四月、原発予定地周辺に漁業権を持つ八漁協の107号管理委は、旧祝島漁協を除く七漁協の賛成で総額百二十五億円の漁業補償条件に同意。一定区域で漁業権を行使しないことなどを決めた中電との契約に調印した。旧祝島漁協は補償金の受け取りを拒否し、同年六月に提訴した。

 〇六年三月の山口地裁岩国支部による一審判決は、補償契約の無効確認や原発建設差し止めなどの訴えを退けた。一方で、契約内容は旧祝島漁協の組合員個人には及ばないとし、原発建設に伴う諸迷惑の受忍義務はないとしていた。

 漁業者側は「原発予定地の周辺海域で漁を続けることができ、実質勝訴」と判断。中電側は「適法な海の利用があった場合、許可、自由漁業者には本質的に諸迷惑の受忍義務がある。契約が組合員に及ばないとした判決は誤りだ」として、敗訴部分の取り消しを求めて控訴。漁業者側も付帯控訴していた。(野田華奈子)

 ●クリック 共同漁業権

 一定地区の漁業者が、一定の漁場を共に利用して漁業を営む権利。都道府県知事から免許を受ける漁業協同組合(漁協)などが権利主体になる。これとは別に個人漁業者に関しては、農水相や知事の許可を受けて特定の魚種や漁法、漁場で操業する許可漁業と、免許や許可を必要としない自由漁業の形態がある。旧祝島漁協組合員の許可・自由漁業者は、上関原発の建設予定地周辺で漁を営んでいる。

422片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/16(土) 10:29:48
反対派「納得できない判決」推進派「着工へ視界開けた」
上関原発漁業補償控訴審 讀賣山口

 「納得できない」「視界が開けた」――。中国電力が上関町で進める上関原発建設計画を巡り、漁業補償契約の無効確認や建設工事差し止めなどを争った訴訟の控訴審判決が言い渡された15日、「全面敗訴」となった原告の山戸貞夫・元祝島漁協組合長らは反発を強め、判決を厳しく批判した。一方の推進派は判決を歓迎し、今後の計画の進展に期待を込めた。

 この日、計画に反対する同町祝島の住民らは45人がバス1台を貸し切り、広島高裁に駆け付けた。しかし、原告にとっては1審から大きく後退する判断が示された。判決を聞いた原告の酒井富次さんは「裁判所は、漁業について何も分かっていない」と悔しがった。

 「原発に反対する上関町民の会」の平岡隆嗣共同代表(77)は落胆の表情を浮かべ、「漁業は島民の大事な生活の糧。それを認めないという判決は納得できない」と憤った。

 「漁業者がこれまで通り操業できるよう支援していく」。「上関原発を建てさせない祝島島民の会」の清水敏保事務局長(52)も気持ちを切り替えていた。

 一方、柏原重海・上関町長は中電からの連絡を受け、「今後、計画が予定通り進められるよう、最大限の努力を傾注してもらいたい」とコメント。推進派の同町まちづくり連絡協議会の井上勝美事務局長(63)は、「私たちにとっては久しぶりに明るいニュース。反対派もこれで海上での抗議行動がしにくくなるのではないか。着工に向けて視界が開けた感じだ」と喜んでいた。

(2007年6月16日 読売新聞)

423片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/17(日) 01:20:44
上関原発建設計画:漁業訴訟 祝島漁師ら「死刑宣告だ」 控訴審判決に憤り /山口
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamaguchi/news/20070616ddlk35040565000c.html

 「1審判決を取り消す」−−。中国電力の上関原発建設計画を巡る漁業補償契約訴訟の控訴審で15日、広島高裁が言い渡した判決は、原発予定海域で操業する祝島の漁師らにとって厳しい結果となった。一方、「当然の判決」と受け止めた中電側は、予定地での詳細調査を粛々と進める意向を示した。【安部拓輝】

 午後1時15分。加藤誠裁判長が判決主文を読み上げると中電の原発担当者ら5人は手を取り合って喜んだ。「2年後の着工に向け、一人でも多くの人に原発立地の理解をいただけるよう努力したい」。判決後の会見で原発計画を推進する福本和久取締役は淡々と語った。

 裁判所には祝島などから60人を超す漁民らが駆けつけた。「漁業というなりわいを根本的に破壊するむちゃくちゃな判決。漁師にとって死刑宣告のようなものだ」。1審原告の1人で旧祝島漁協の山戸貞夫さん(57)は憤り、最高裁で判決が確定するまで中電の詳細調査に抵抗を続ける決意を示した。30年以上一本釣りなどの漁を続けている竹林民子さん(64)は「私らの海を中電に売った覚えはない。今まで通り、漁を続けていきたい」と話した。

 当初今春に終了を予定していた中電のボーリング調査は反対派漁民らの抵抗などで調査が延びている。中電は11月末には調査を終えて結果を集約、その後に国に原子炉設置許可申請を出す意向だ。

〔山口東版〕

毎日新聞 2007年6月16日

424片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/10(火) 08:39:45
会長選び迷走1か月
県農協中央会 基準満たす候補なく 讀賣青森

 県農協中央会の会長職がひと月以上も不在のままになっている。5月29日に辞任した種市一正・前会長(現三沢市長)の後任を決める必要があるが、役員就任のための基準を満たす候補が1人もいないことなどから、議論や手続きが“迷走”しているためだ。

 種市氏の辞任に次ぎ、副会長の神勝衛氏も6月11日に辞任。これを受け、理事会メンバーらは同月21日、会長に工藤信・つがる弘前農協組合長を、副会長に角浜光昭・しんせい五戸農協組合長をあてる案をまとめ、6月27日の通常総会に提案した。

 しかし、出席した組合長らから、「2人とも基準を満たしていない」といった指摘が相次ぎ、総会は流会となって後任人事は宙に浮いた。

 関係者らによれば、混乱の遠因は、2000年に策定された「5農協構想」にある。同構想は、財務状況の改善や販売力の強化などを目指し、当時47あった県内の農協を五つに集約する方針を打ち出した。ただ、合併はなかなか進まず、県内の農協は現在29で、構想実現のめどは立っていない。

 ところが昨年3月に役員の選考基準を改定した際、同構想を踏まえた項目を新設した。「5農協構想に基づく合併を実現した農協の組合長か会長」「同構想に基づく合併を2007年7月1日までに行う予定の合併促進協議会に参加している農協の組合長か会長」といった内容だ。

 このため、基準を満たす幹部が1人もいない状態になってしまったわけだ。

(2007年7月10日 読売新聞)

425片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/10(月) 17:01:22
石破会長、引責辞任へ 自民県連
2007年09月08日 朝日鳥取
http://mytown.asahi.com/tottori/news.php?k_id=32000000709080003

厳しい表情で参院選の総括に臨む自民党県連会長の石破茂・衆院議員。赤沢亮正・衆院議員、常田享詳・前参院議員も出席した=県政会館で

●参院選敗北を受け●


 自民党県連は7日、常任総務会を開き、参院選鳥取選挙区での敗北を受けて石破茂・衆院議員が県連会長の辞任を表明し、全会一致で了承された。今月開かれる臨時県連大会で正式に決定される見通し。また、参院選の総括についても話し合われ、支部組織の立て直しが急務とされたほか、安倍首相の責任を問う声も噴出した。


 同会には県選出の国会議員や県議、常田享詳・前参院議員らが出席。自民公認の現職として立候補した常田氏が民主党の川上義博氏に3万3千票を超える票差で敗れたことを受け、石破会長は「選対本部長として、すべては私の責任であると申し上げてきた。何らの責任も取らないということは言行不一致で筋が通らない」と会長職の辞任を表明。出席者の一部から慰留の声も出たが、「けじめをつけるべきだ」として了承された。


 会終了後、石破会長は「後のことは県連の要請に従うのみ」として今後の取り扱いや後任人事などには口を閉ざした。


 会見を開いた山根英明・県連幹事長は、県連執行部について「落ち着いたら総入れ替えをしたい」として臨時県連大会後に新役員を選出する意向を示した。


 また、参院選の総括として県議会の自民会派が分裂した影響を挙げる声があった一方、安倍首相が選挙期間中に「私を選ぶか、民主党の小沢代表を選ぶかの選挙だ」などと発言したことに対し、「民主党を有利にした」と批判が集中。都市と地方の格差問題、中山間地域への対応策なども不十分だったとして、党本部に対応を求める申入書を出す方針を決めた。


●選挙支援 相応な対応を●
 公認の内定辞退で 連合、民主県連に注文


 連合鳥取(安田邦夫会長)は7日、政治課題や選挙に関する方針を決める「政治センター幹事会」を開き、今年7月にあった参院選の総括や次期衆院選について議論した。連合が推薦を出した民主党の早川周作氏(30)が8月末、衆院選鳥取1区の公認候補の内定を辞退したことについては、同党県連から事前に報告がなかったため、選挙支援する組織として、ふさわしい対応を同党県連に求めていくとした。


 会議は産業別の代表者で構成し、この日は16人が出席。早川氏の公認辞退について、「連合も機関決定をして推薦を出した。(辞退を)公式発表する前に報告や相談がないのはおかしい」「民主党(の方針)に振り回されることに労組の組合員は納得できないのではないか」などの意見が出たという。


 また、民主党県連は参院選について、候補者の川上義博氏が街頭演説などを精力的に続けたこと、自民党陣営は県議会で会派が分裂し、従来の後援会活動が弱体化したことなどを勝因に挙げて総括。ただ「民主への投票は固定化されておらず、流動的なもの」とみて、「県連組織の強化や拡大」などを課題に挙げている。

426片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/10(月) 17:02:14
石破氏辞任了承 月内にも新会長
2007年09月10日 朝日鳥取
http://mytown.asahi.com/tottori/news.php?k_id=32000000709100002

■自民県連が臨時総務会■


 自民党県連は8日、倉吉市内のホテルで臨時総務会を開き、石破茂・衆院議員の県連会長辞任を了承し、今月中に予定される臨時県連大会で新会長を選ぶことを決めた。「閣僚の相次ぐ不適切発言などで有権者の不満が絶頂に達した」と参院選の結果を総括し、党本部に改革を求める申入書を早ければ今月中に提出することも確認した。


 地域支部の代表ら約100人が出席。石破氏の辞任をめぐっては、「参院選の結果は石破氏だけの責任ではない」と反対する声もあったが、「けじめをつけたいという思いを尊重すべきだ」として最終的に承認された。


 県議会の自民3会派の統合を求める意見も相次いだ。山根英明県議は「我々は一枚岩。県議会でも一切支障はない」と答えたが、山口享県議は「選挙で結果を出せなかった。一本化に向けて努力したい」と話した。

427片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/30(日) 11:47:20
自民県連 新会長に山口会長代行 讀賣鳥取

 石破茂防衛相が今夏の参院選敗北の責任を取って自民党県連会長辞任を表明したのを受け、同党県連は29日、倉吉市内で臨時県連大会を開き、新会長に県連会長代行で県議の山口享氏(73)を選出した。任期は石破氏の残任期間にあたる2009年の県連大会まで。

 党員約300人が出席。党支部長ら12人でつくる選考委員会が、県議会で自民が3会派に分裂している状況を改善できるとして、山口氏を推薦、大会で承認された。このほか、4人だった副会長職を1人増員し、新たに小玉正猛県議が就任。総務会長には初田勲県議が就くことが決まった。山根英明幹事長、小谷茂政調会長は留任となった。

 山口氏は大会後の取材に対して「責任は重いが、次期衆院選に向け、地方から中央に堂々と発言し、地域から自民党を変え、信頼を得たい。県議会の会派分裂については、歴史的、感情的なしこりを解消し、一本化に向けた努力をする」と述べた。

(2007年9月30日 読売新聞)

428片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/02(火) 14:55:45
10/01-12:22--「地域活性化へ格差是正」 阿部衆院議員 備前で「報告会」 岡山
http://www.okanichi.co.jp/20071001122258.html

 自民党の阿部俊子衆院議員(比例)は30日、備前市内で国政報告会を開き「地方の格差を是正し、いかに守っていくかが課題」と、地域重視の政治姿勢を訴えた。 阿部氏は「日本の一番の強みは人づくり。地域活性化のため、特に医療、教育に格差があってはならない」と強調。「福田康夫新首相はサラリーマン出身で庶民感覚がある。国政に入り2年になるが、備前、和気の問題解決に向け、社会制度の充実を図りたい」と力を込めた。 続いて、同党県連会長の逢沢一郎衆院議員(岡山1区)が講演。「参院選敗北を反省し、野党との対話など柔軟性を持ってやっていく必要がある」とし「阿部氏は自民党にとって貴重な存在」と支持を求めた。 阿部氏が備前市内で報告会を開くのは初。支持者約300人が参加した。

429片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/02(火) 14:56:21
10/01-12:23--「公認調整が最大の課題」 村田衆院議員 岡山で「語る会」
http://www.okanichi.co.jp/20071001122305.html

 自民党の村田吉隆衆院議員(岡山5区)と語る会が30日、岡山市内であり、村田氏は次期衆院選へ向けて〝刺客〟として出陣した候補との選挙区調整が最大の課題になるとする見方を示した。 村田氏は駆け付けた約750人の支援者(主催者発表)を前に、次の衆院選の時期について「今後半年以内に選挙はやらざるを得ない状況に立ち至ると思う」と言及。 その上で「郵政民営化で大荒れになり、刺客がいっぱい出て、その公認調整が最大の課題として残っている。政治家にとって生命、生き死にの問題をこの6カ月よりも前のところで決着をつけないといけない」との見解を述べた。 このほか、福田康夫新内閣へは「一番問題なのは地方。農業は疲弊し、公共事業は半減、三位一体の改革は成功せず、財源では地方同士の不平等がある。そういうところを丁寧に見詰め直してもらいたい」と注文。 自身については、党選挙制度調査会長への就任を報告し、7月の参院選で神奈川選挙区で当選後、陣営の選挙違反で議員辞職した小林温氏の事件に触れながら「公選法の内容を検討し報告したい」と意欲を見せた。

430片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/06(土) 02:36:15
県議会:自民系会派一本化問題 分裂の3会派が協議 立場の違い浮き彫り /鳥取
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20071004ddlk31010163000c.html

 県議会自民系会派の3分裂問題で、同党県連会長の山口享県議が3日、3会派の会長を集め、一本化に向けた協議を行った。

 分裂は、05年9月の衆院選で鳥取2区から無所属で出馬、落選した川上義博氏(現参院議員)を支援するため、自民県議7人が離党したことに端を発し、今年4月の知事選や5月の議長選を巡っても対立が続いた。

 会合には「自民党クラブ」(8人)の顧問でもある山口県議と会長の小谷茂県議、「自民党」(9人)会長の山根英明県議、「自由民主」(6人)会長の前田宏県議が出席。山口県議は「県民からも批判を受けている。大同団結を」と提案。今後、会派内で議論したうえで近く再協議することを決めた。

 会合の後、前田県議は「同じ党籍の議員が割れとるのは県民、党員の理解が得られない」と一本化の必要性を主張。しかし、山根県議は「(一本化は)必要ない。嫌で(会派を)出た者が帰ろうというなら、ご自由に」、小谷県議は「会派として結論が出るまではノーコメント」と話し、3会派の立場の違いが浮き彫りとなった。【山下貴史】

毎日新聞 2007年10月4日

431片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/07(日) 04:10:09
鳥取県議会自民系会派一本化、難航は必至
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=444031005

 鳥取県議会の自民党議員が三会派に分裂している問題で、党県連会長の山口享県議は三日、三会派の会長会を招集し一本化を呼び掛けた。今後、各会派の論議を経て、九月議会最終日の九日に再協議するが、会派ごとに思惑があり、一本化へ向けた道筋は遠そうだ。

 自民党県議二十三人は、自民党(山根英明会長、九人)のほか、二〇〇五年の郵政選挙で無所属候補を支援した議員らが中心の自民党クラブ(小谷茂会長、八人)、四月の県議選後に会派統一を掲げて結成した会派「自由民主」(前田宏会長、六人)に分かれる。

 九月の党県連大会で「八月の参院選敗北は県議会分裂が原因」と支部長から会派一本化を求める意見が続出、選出されたばかりの山口会長が「努力する」と約束していた。

 会長会で山口会長は「同じ党籍なので大同団結して県政推進に当たろう」と提案し、各会長の意見は求めず、持ち帰って協議してもらうことにした。

 会長会後、山根会長は「他会派の議員はわが会派から出て行かれた方々だが、戻る意思があればいつでも門戸を開いている」と話す一方、入会は三分の二以上の賛成で認めるという会派規約を引き合いに「手続きを踏ませていただく」と、感情的しこりをにじませた。

 小谷会長は「会派としての結論が出るまで意見は差し控える」としたが、会派内には「県議の責任は有権者に向けて果たすべきだ。国政選挙のために県議になったわけではない」と、支部長発言に反発する議員もいる。

 一本化に難色を示す両会派に対し、前田会長は「党員の理解を得るためにも会派をいったん解散して一緒になるべきだ」と話した。

('07/10/04

432片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/25(木) 23:01:07
10/23-12:20--自民県連 職域支部訪問を開始
http://www.okanichi.co.jp/20071023122059.html

 参院選の敗因究明と党の再生活性化策を模索する自民党岡山県連「党再生プロジェクト」(委員長・小田春人政調会長)が、職域支部訪問をスタートさせた。県連役員や県議の側から各業界団体に対し意見や要望を聞きに出掛けるのは、極めて異例の試みという。 県議で構成する委員9人が4班に分かれ、19日から大樹(特定郵便局OB団体)、建設業界、医療関係団体、農業団体など約50の職域支部のうち、一定の党員数と活動実態のある35団体を訪問。参院選の敗因、党への提言や要望などを聞いている。 従来は毎年11月に県議会で要望を受けていたが、同プロジェクトの会合で委員から「こちらから出向く姿勢を見せることが大切」などの意見が出ていた。 22日には小田委員長、内山登副委員長(総務会長)、蓮岡靖之委員の3人が県理容政治連盟(県理容生活衛生同業組合内、岡山市南方2丁目)を訪ね、参院選の際の活動や業界の状況、国会議員への要望などを聴いた。 同連盟の綱島勝也幹事長は「私たちがいくら自民の旗を振っても、組合員が動こうとしない。参院選で事務所から電話作戦をしたが、末端まで趣旨が届かないと票は伸びない」と参院選を振り返った。 また「規制緩和で低料金の店が出てきて、弱い店が窮地に追い込まれている。組合費を払えずに脱退する人もいる」と、理容業界の現状を訴えた。 職域支部訪問は10月中に終える予定で、意見や要望は年内にまとめ、党本部に提出する提言書に反映させる方針。小田委員長は「参院選で負けたからという1回きりではなく、今後も継続していきたい」と話していた。

433片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/07(水) 13:28:55
県議会自民3会派 統一で意見割れる 讀賣鳥取

 県議会の自民党議員が3会派に分裂している問題で、山口享・自民党県連会長と「自民党」(9人)、「自民党クラブ」(8人)、「自由民主」(6人)の3会派の会長が6日、会派の統一について協議。会派一本化は必要とする点では合意したが、新会派を作るか、「自民党」に他の2会派が合流するかで意見が割れたため、今後も協議を続けることにした。

 「自民党クラブ」会長の小谷茂議員、「自由民主」会長の前田宏議員が「3会派を解散し、新しいスタートを切るべき」と主張。これに対し、「自民党」会長の山根英明議員は「(「自民党」から)出て行った議員が戻るのを拒む理由はない」として「自民党」への合流を主張した。

 協議後、山口県連会長は「衆院選の態勢準備も必要なので、できる限り(一本化を)急ぎたい」と述べた。

(2007年11月7日 読売新聞)

434片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/07(水) 18:30:51
やまぐち人脈紀行:「政治」をつくる/1 思いも寄らぬ後継指名 /山口
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20071107ddlk35040002000c.html

 1949年春、青い作業服姿の青年が田布施町の旧家を訪ねた。座敷で待つと、和服姿の初老の男が現れた。「これからの日本のため若者は何をすべきかご指導ください」。青年が真っすぐ目を向けると、男は「分かった」と笑顔で応じた。

 吹田アキラ(ふきたあきら)(80)。当時22歳。対する男は戦中、東条内閣で商工相を務めた岸信介(当時52歳)である。岸はA級戦犯容疑で訴追後、巣鴨拘置所に収監。前年末、釈放され帰郷していた。7年後、首相の座に就く。

 吹田は海軍予科練に入隊し特攻隊を志願したが終戦で復員。隣村で青年団長をしていた。郷土出身の大物政治家をひと目見たかった。話は1時間余りに及んだ。「これからは若者が日本を再建するんだ」。励ましの言葉に感激し、高揚した気持ちで後にした。

 復員後の23歳で倉敷紡績(大阪)に就職。2年後、地元の青年団仲間らに村長選に出馬を促された。岸の賛同も得ての初の選挙は大勝。25歳で政治家としての第一歩を踏み出した。

 2年半後に合併で誕生した新田布施町の町長を2期。県議4期16年、うち議長を4年務めた。一貫して岸を地元で支え“城代家老”と呼ばれた。

 一方、岸は53年の衆院選で当選、政界に復帰した。日本民主党の結党に参画。57年には自民党総裁、首相に就任するなど最高実力者としての地歩を築き上げていった。そんな岸が吹田を呼んだのは77年春。吹田は東京の事務所で岸から思いがけない要請を受ける。

 「俺の政治活動はバッジなしでも自由にやれる。だから次の選挙には出ない。後はお前がやれ」

 後継指名。「旧制中学しか出ていない私が大物政治家の後を継いでいいのか」。吹田はきっぱりと断った。帰郷後、経緯を岸の有力後援者の元ちまきや社長、先代の八木宗十郎(故人)に打ち明けた。八木は「土下座してでもありがたく受けねばならん。断るとは何事か」。激怒した。

 数日後、吹田は八木に連れられ上京「反省しました」とわびた。岸は「(娘婿の)安倍晋太郎の協力者として中央で頑張ってくれ」と笑顔で吹田の肩をポンとたたいた。

 衆院議員として6期19年。5期目で海部内閣の自治相に就任した。が派閥(清和会)内の主導権争いで加藤六月(故人、元農相)らと自民党を離党。新生党、新進党と渡った。議員辞職し無所属で臨んだ96年の知事選で前出納長の新人、二井関成(64)=現知事=に敗れ、さらに自民に復党後の00年の衆院選にも落選。「離党歴があり名簿順位が低かった。政治家人生の終盤でつまずいた」と悔やんだ。

 政界から身を引いて7年。全国土地改良事業団体連合会副会長と県土改連会長として農地整備に奔走する。政治を志す若者を対象の塾創設を考えたこともある。「運営費の見込みが立たず夢で終わった」(吹田)が、今も山口市に事務所を置き、かつての系列議員や支持者の相談を受ける。

 酒は飲めない。タバコは30年前、岸の指摘で縁を切った。抜群の記憶力に加え、メリハリのきいた口調は健在だ。約半世紀にも及ぶ政治家人生を振り返る。「相手を理屈や力で負かしては駄目。二度と心を開かず協力を得られない。負けて勝つのが政治だ」(敬称略)

   ◇  ◇

 県出身者として戦後初の首相に岸信介が就任して半世紀。弟の佐藤栄作、孫の安倍晋三も首相の座を射止めるなど固い保守地盤の流れは脈々と引き継がれている。一方、野党勢力が伸長の兆しも見せる。山口の政治を興し、支える人たちの素顔を追った。【長谷川隆】

〔山口版〕

毎日新聞 2007年11月7日

435片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/09(金) 19:08:15
やまぐち人脈紀行:「政治」をつくる/2 古き良き時代の“祭り” /山口
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20071108ddlk35040682000c.html

 岸信介の首相退陣から4年後、長州7人目の首相に就いた佐藤栄作。首相在任期間は戦後最長の7年8カ月に及んだ。その佐藤を地元で支え続けたのが同郷、田布施町出身の県議、吉井公人(故人)である。

 吉井は1910年1月、織物会社を営む裕福な家庭に生まれた。6人兄弟の4番目。47年、戦後初の県議選で初当選し、以来、6期24年、うち議長を4年務めた。

 吉井の長兄、光晴は旧制山口中で岸の1年後輩だった。郷里がともに田布施町とあって親交は卒業後も続いた。終戦直後、岸は佐藤夫妻とともに光晴の自宅を訪ねた。応接間に通すと、岸が意を決したように語りかけた。

 「俺(おれ)はいずれ戦犯で拘束され政治活動ができなくなる。栄作が政治を志すから応援してほしい」

 光晴は、2年後に県議となる弟、吉井に佐藤支援の陣頭指揮を任せた。

 55年の衆院選。前年、造船疑獄事件が政界を揺るがした。渦中の自由党幹事長、佐藤は指揮権発動で逮捕こそ免れたが、世間の風当たりは強かった。選挙は苦戦が予想され、前首相、吉田茂が応援に駆けつけた。田布施での街頭演説で吉田は「みんな私が悪い。党のため犠牲になった佐藤君を責めないでほしい」とぶった。吉井は陣営の引き締めに奮闘。そのかいあって、佐藤はトップ当選し面目を保った。

 ところが2カ月後、県議選を前に今度は吉井自身が検察当局に身柄を拘束されることになる。佐藤の選挙で運動員に現金を配ったとされる公選法違反事件。当選の知らせを67日間にわたる拘留先の警察署で聞いた。

 やがて吉井は参院選に意欲を示すが、公認争いに敗れてしまう。71年、政界から引退したが、その後も佐藤やその次男の信二(75歳、元通産相)を一貫して支えた。92年、静かに息を引き取った。82歳だった。

 一方、吉井の次男、利行(59)は79年の県議選で初当選。日新製鋼(東京)に勤務していた78年春、佐藤派の県議から出馬を持ちかけられた。「当選は難しいと言われたが若さでしょう。政治が昔から身近だったこともあり即断した」。党県連幹事長など三役を歴任し、今春、7期目に入った。現場主義を心掛け「立ち遅れた道路やほ場の整備が私の仕事」と語る。

 実家は懐かしの場所だ。幼少時、選挙のたびにさまざまな人たちが顔をのぞかせた。せわしく出入りする支持者たち、深夜までこうこうと照らす電球、酒のにおい。約10年前に建て替えられ、今や面影はないが、選挙のたびに当時の様子が脳裏によみがえる。

 「娯楽の少ない時代、選挙はお祭りだった。その古き良き時代の舞台に佐藤がいて、父もいた」(敬称略)

毎日新聞 2007年11月8日

436片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/09(金) 19:08:46
やまぐち人脈紀行:「政治」をつくる/3 父が歩んだ政治の道へ /山口
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20071109ddlk35040258000c.html

 師走に告示された1969年の衆院選。旧山口2区から立候補した佐藤栄作は首相ゆえなかなか地元入りできない。「顔が広く、熱心だ」と、白羽の矢が立ったのが光市議会議長、河野博行(78)=現自民党県連会長=だ。佐藤に代わって街頭演説や集会でマイクを握り、支持者を前に「佐藤先生は地元の誇りだ」などと訴えた。

 佐藤は49年から10回連続当選。この間、地元入りしたのは3回だけだ。それでも7回にわたってトップ当選したのは「留守舞台が頑張ったから」と河野は振り返る。

 河野は周防村(現光市)の出身。旧制中学を卒業後、20代で家業のセメント製品製造業の経営を引き継いだ。実業家として地歩を固めつつあった58年の町村合併がその後の運命を変える。29歳の時に光市が誕生し、周囲から市議選に出馬するよう促された。「皆の期待を裏切れない。郷土発展のため頑張ろう」。そんな思いで臨んだが、見事勝利し、以来、同市議、県議と政治家の道を歩んできた。

 佐藤との出会いは58年前にさかのぼる。当時佐藤は吉田茂内閣の官房長官(民間)。衆院選に打って出ることになり、地元の有力者が選挙応援に駆り出された。その中に、弱冠20歳の青年団副団長、河野がいた。

 河野が往年の佐藤について振り返る。「長身で男前、そしてとりわけ貫禄があった。よく怒り、あの顔でにらまれると誰もが身をすくめた。でも半面、笑うと100万ドルの笑顔と言えるほど魅力的だった」

 7年8カ月もの長きにわたった佐藤政権の背景を河野は「取り巻きにも恵まれたから」と話す。確かに、田中角栄や福田赳夫、保利茂(元衆院議長)、竹下登らそうそうたる顔触れが並ぶ。保利を除けばいずれも後に首相になっている。

 河野は県議を連続8期32年務め今春、次男の亨(44)に後継をゆだね引退した。ただ、5年目となる党県連会長はしばらく続けるつもりだ。

 今後を託された亨。政治の世界に足を踏み入れるまで、家業の河野セメント(現ファノス)に勤務し、河野の片腕として経営に携わった。福祉施設の運営にもかかわる一方、十数年前からは河野の秘書や自民党光支部の事務局長として政治のイロハを学んだ。

 教師志望だった。中学時代、あこがれた教師がおり、この時の思いが政治活動を行ううえでのテーマ「教育改革と福祉充実」になった。教育談議になると話は尽きない。

 「教師への夢は果たせなかったが、政治家として教育に貢献できる機会は少なくない。子どもたちの将来を見据えた教育づくりにまい進したい」(敬称略)

毎日新聞 2007年11月9日

437片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/10(土) 16:23:54
やまぐち人脈紀行:「政治」をつくる/4 栄作、信二をバックアップ /山口
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20071110ddlk35040354000c.html

 東京都世田谷区の佐藤邸。栄作亡き後、妻寛子が住み続けた。80年代後半、寛子が80歳で息を引き取ると、首相の竹下登に明け渡された。栄作の次男、信二(元通産相)らが屋敷を整理中、見つけたのが栄作直筆の書である。

 「無宿諾」とあり、日付から、亡くなる約1カ月前、轟なる人物にあてた揮(き)ごうと分かった。

 無宿諾とは、論語の一節で「ひとたび引き受けたら速やかに判断し、実行する」という意味だ。

 さて、問題はその轟である。信二は見た瞬間、「佐藤家臣団の轟さんじゃないか」。

 轟渡(とどろきわたる)(81)=光市塩田。栄作の選挙に最初からかかわり、何度もトップ当選に導いた。信二の元後援会長でもある。

 旧大和町(現光市)の町長を6期24年、引退後は県更生保護協会副理事長などを務めた。

 政治とは無縁の生活を送っていた。旧制下松工業学校卒業後、岩国陸軍燃料廠の技師として原油精製に汗を流した。終戦の3カ月前に徴兵され高知で終戦を迎えた。

 終戦後、青年団に参加した。町内会長の傍ら、村役場に籍を置き、その後、家業の酒類・食料品店の経営に携わった。

 佐藤家とは何の縁もなかったが、ある集会が2人を結びつけた。

 48年にあった「佐藤支援を呼びかける集会」。翌49年の衆院選で初当選を目指す栄作の支持者らが集まった。村長宅の大広間には村議や町内会長ら約50人が続々と現れた。この中に轟もいた。

 当時の村長が檄(げき)を飛ばす。「佐藤さんが出馬する。皆さん、万事頼みます」。栄作の妻寛子も頭を下げた。轟は次第に気持ちが高ぶり「よし、全力で支えるぞ」と固く誓った。

 轟は7年後、自らも大和村議(後に町議)となり、さらに町長として地方政治の何たるかを実践してきた。そして培った人脈をフル稼働。栄作、信二を全力でバックアップした。

 書「無宿諾」の存在を知ったのは、栄作の死後十数年たってからだ。栄作が轟に対し感謝の思いをしたためたものとみられる。

 書の存在を信二から聞かされたときの様子を昨日のことのように覚えている。

 「佐藤先生には生意気なことを言ったこともあった。なのにこれほど思いをかけてくれていたなんて……」

 佐藤派幹部としての轟を知るのが元知事、平井龍(81)だ。「(轟さんは)頑固一徹で、こうと思えば絶対に引かない人だった。しかも間違いもなかった」。当時を懐かしそうに振り返った。(敬称略)

毎日新聞 2007年11月10日

438片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/15(木) 16:49:59
やまぐち人脈紀行:「政治」をつくる/5 父の夢果たし政界へ /山口
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/archive/news/2007/11/14/20071114ddlk35040621000c.html

 元首相、佐藤栄作に仕えた秘書の中に、新人市議(当時)がいた。長谷川忠男(63)=県議、自民党県連幹事長=である。

 「おやじの地元秘書を引き受けてくれ」。74年の師走、栄作の次男、信二(75歳、元通産相)らは次期衆院選の苦戦を予想し柳井市議になったばかりの長谷川に目を付けた。意気に感じた長谷川は組織の引き締めに奔走。ところが衆院選を待たず栄作は病死し、市議との“二束のわらじ”は終止符が打たれた。栄作のノーベル平和賞受賞から約半年後のことだ。

 長谷川は旧玖珂郡柳井町(現柳井市)出身。政治家を志したきっかけは6歳にさかのぼる。当時、葬祭業を営んでいた父、恒(故人)が町議選に立候補し落選。悔しがる父親を横目に、幼いながらも「おやじが果たせなかった夢を自分が実現させたい」と固く誓った。

 でも、そこは小学生。「強くなりたい」と始めた柔道にのめり込んでしまう。道場が解散し続けられなくなると今度はレスリング。「勉強で日本一になるのは難しいからこれで日本一を目指す」。柔道で鍛えた切れのある技を武器にメキメキと頭角を現した。特待生として桜ケ丘高校に入学すると国体で2位に入賞。全国にその名を轟かた。

 明治大では、これからという時だった。突然、力が入らなくなる病気に襲われた。試合はもちろん激しい練習はできない。

 部には在籍したまま迎えた4年の春。「総理の事務所にお願いすれば、いい就職先を見つけてくれるかもしれない」。県議の紹介で東京の佐藤事務所を訪ねた。栄作は県出身として7人目の宰相。「栄ちゃんと呼ばれたい」の名セリフとともに長期政権を敷いた。事務所では秘書、稲葉澄雄(故人)が応対した。どんな会社名が飛び出すかと期待していると、稲葉は「会社訪問しなさい」ときっぱり。

 肩を落として新聞の株価欄にある企業を上から順に回った。その都度、稲葉に報告したが、いつも返事はつれない。汗だくで企業回りしながら我に返った。「安易に人に頼るなということなんだ」

 大手不動産会社に就職し多忙の日々を送るようになって5年。都会で生活しながら、古里の様子が無性に気になった。6歳の時に誓った志が頭をもたげた。

 「政治家になる」

 会社に辞表を提出後、2年半、知人の参院議員、大松博文(故人)の秘書として政治の基本を学んだ。柳井に帰郷後、市議を3期務め県議に転身。副議長を2期4年、6月には自民党県連幹事長の要職に就いた。

 その長谷川が「洞察力や懐の深さ、細やかな心遣いに敬服する」と慕うのが県議会議長、島田明(79)である。(敬称略)

毎日新聞 2007年11月14日

439片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/15(木) 16:51:01
やまぐち人脈紀行:「政治」をつくる/6 岸、佐藤に思いをはせ /山口
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20071115ddlk35040364000c.html

 県議会議長、島田明(79)=7期目。今年5月、山口県議会では戦後最多最長の5期連続で選出された。昨年7月まで1年間、全国都道府県議会議長会長も務めた。

 中山間地域の振興や教育問題、子育て支援などに力を注ぐ傍ら、住職としての顔も持つ。防府市で約470年続く浄土真宗本願寺派「善正寺」17代目。最近になって長男に代を譲った。

 防府市議から県議に転身。政治にかかわって約40年になる。好んで使う言葉は「ケ・セラ・セラ(なるようになる)」で「特段、政治への志があったわけではない。周りに勧められたからで、節目はその時の流れに任せてきた」と述懐する。

 島田は長らく岸信介元首相の流れをくむ「吹田(吹田アキラ元自治相)系」と言われてきた。

 学生時代、その吹田の東京事務所によく顔を出していたのが衆院議員、福田良彦(37)だ。

 瀬戸内海を望む岩国市通津の出身。「海と山を遊び回る自然児」(福田)で、岩国高から法政大に進んだ。在学中、人生勉強のつもりで門をたたいたのが衆院議員(当時)、吹田の事務所。官僚らが頻繁に出入りしては吹田の指示で法案のたたき台を修正していく。「政治はこうして作られていくんだ」。目の前で繰り広げられる未知の世界が新鮮で、卒業後、地元秘書になった。

 99年の岩国市議選でトップ当選。4年後、県議となったが2年前の衆院選では心が揺れ動いた。

 岸、佐藤栄作の兄弟宰相が地盤とした山口2区(岩国、柳井、光、下松市など)。9日後に公示が迫った05年8月、自民県議11人が柳井市内に集まった。森喜朗首相(当時)の神の国発言で首相の資質などが問われた00年の衆院選で佐藤信二(75歳、元通産相)が民主新人、平岡秀夫(53)相手に落選。03年の選挙も同様の結果で、05年には信二が解散直後、引退表明してしまった。

 時間切れ寸前で11人は顔を突き合わせ天を仰いだ。そんな中、浮上したのが福田擁立だった。大票田の岩国市が地盤で、何より若さが魅力。守田宗治(56)、長谷川忠男(63)、柳居俊学(57)の3人が出馬を迫った。

 福田は固辞した。県議になって間がないうえ支援者にも相談していない。平岡相手に勝てる確信もない。しかし3人は一歩も引かない。福田は結局「またとないチャンスかもしれない」と自らに言い聞かせて出馬、初当選を果たした。

 福田は現在、国と地方のあり方を探る総務委員会と安全保障委員会に在籍。岩国基地や愛宕山開発事業跡地問題などに取り組み「国との橋渡し役を務めたい」と語る。

 山口2区の地盤を守る覚悟の福田。岸、佐藤に思いをはせた。「2人に共通するのは信念を貫く政治姿勢。私もかくありたい」(敬称略)

毎日新聞 2007年11月15日

440片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/16(金) 23:35:40
やまぐち人脈紀行:「政治」をつくる/7 決戦へ問われる手腕 /山口
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20071116ddlk35040160000c.html

 「年末年始の解散もあり得る。政権交代すれば国から不当にカットされた市庁舎建設補助金を復活してみせる」−−。民主党県連代表で衆院議員、平岡秀夫(53)=比例中国=は10日、岩国市の後援会事務所で支持者約30人を前に力を込めた。小沢一郎代表の辞意表明撤回から3日。一連の騒動の経過説明を行い、党へのダメージの沈静化を図った。

 平岡は岩国市出身の元大蔵官僚。弁護士でもある。「官僚は日本の政治を動かし、国民の信頼を得ている」。そんな思いから入省したが、実際は違った。政治主導の下、発言力は低下し、不祥事が続いた。信頼は揺らぐ一方だ。ならば政治家はどうか。東京で接したほとんどは人間的にも能力的にも頼りなかった。

 「このままでは日本が駄目になる」

 心底そう思った。政治家になる動機になった。22年余り籍を置いた大蔵省を辞し、99年春の岩国市長選に挑戦。しかし−−。労働、大蔵、運輸各省出身の新人3人による三つどもえとなり、元労働官僚、井原勝介(57)=現市長=に敗れた。

 半年後、チャンスが巡ってくる。旧知の岩国市議が新幹線の車中、民主党副代表の衆院議員、石井一(現・参院議員)と偶然同席。話題は次期衆院選(00年)になった。「いい候補はいないか」と石井。市議が平岡の人間性や官僚としてのキャリアなどを話すと、石井は乗ってきた。

 1カ月後、平岡は広島市内で石井と面談。熟考の末、出馬を決意する。99年12月のことである。「政治をやるため役所を辞めた。市長選にこだわりはなかった」と当時を振り返った。

 山口2区。相手は当時自民現職の元通産相、佐藤信二だ。元首相、栄作の次男で手ごわい。「地盤以外で浸透を図るしかない」。岩国以外でのゲリラ戦術が功を奏し見事初当選。03年も信二を退けた。が、小泉ブームに沸いた05年は自民新人、福田良彦(37)にわずか588票差で苦杯をなめ、比例で復活当選した。

 あれから2年。菅直人党代表代行が「(平岡は)政策立案能力で党内でも5本の指に入る」と実力を認めるまでに成長した。党の若手・中堅議員で作る「リベラルの会」の代表世話人も務める。

 民主は先の参院選で大勝した。県内も前県議の藤谷光信(70)が初当選(比例区)し、県議会の議席は3から5に伸ばした。会派会長、加藤寿彦(60)と、県連幹事長、西嶋裕作(55)のベテラン県議らが平岡を支える。

 目下の話題はやはり次期衆院選。平岡は2区での返り咲きを狙い、1区は元会社員、高邑勉(33)▽3区は2度目の挑戦のIT会社社長、三浦昇(37)が立候補に向け準備を進める。が、山口市議の県連副幹事長、藤村和男(59)は「そう甘くない」とクギを刺す。

 組織力の強化に向け地方議員を増やさねばならないが、有権者のハートをつかむ魅力的な候補をどうやって集めるのか。平岡の手腕が問われるのはこれからだ。(敬称略)

毎日新聞 2007年11月16日

441片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/17(土) 20:47:38
やまぐち人脈紀行:「政治」をつくる/8止 安倍帰郷と二井の動向 /山口
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20071117ddlk35040623000c.html

 中央政界が揺れている。郷土出身の8人目の宰相、安倍晋三(53)が突然辞任したかと思えば、政権奪取に燃えていたはずの民主党代表、小沢一郎の一連のドタバタ劇。早期の解散総選挙を模索する動きが出てくるなど混とんとしてきた。

 「次期衆院選には出られる決意だ。県連としてもできるだけのことはしたい」。10月中旬、自民党県連会長、河野博行(78)は東京の安倍を見舞った後、こう語った。安倍は8月20日過ぎの外遊先で食あたりを起こすなど体力を消耗。代表質問に耐えられる状況ではなかったという。

 4カ月前には県議会副議長、松永卓(59)らが激励しようと表敬訪問したばかり。安倍は年金問題や事務所費問題などの対応に追われながらも笑顔で感謝の言葉を述べた。「あんなに元気だったのに」。松永は辞任の知らせにがっくり肩を落とした。

 その松永の政治とのかかわりは約40年前と古い。日本大学の1年生の時、学生運動が激しく授業はほとんどない。教えを請おうと、萩出身の戦後初の民選知事で元通産相、田中竜夫(故人)を訪ねた。事務所には慶大生の現衆院議員、河村建夫(65)もいた。田中は元首相、福田赳夫(故人)の側近。松永は目の前で繰り広げられる角福戦争(元首相、田中角栄と福田の権力闘争)をかたずをのんで見守った。

 卒業と同時に石油会社に就職。事務所通いは続いた。県議になった河村らに盛んに「地元に帰って県議を目指せ」と誘われた。38歳で決断し、以来、約20年間、県議を務めてきた。「今を精いっぱい生きる」がモットー。だから今後も安倍を全力で支える覚悟だ。

 首相在任中、お国入りを果たせなかった安倍。13日の衆院本会議に出席し、政治活動を再開した。12月7日から3日間、1年3カ月ぶりに帰郷する。配川博之秘書は「ご心配をおかけした支持者に顔を見せ、経緯を説明するのが目的」と話し、県庁で知事、二井関成(64)と面会する予定という。

 この会談は一体何を意味するのか。関心は自然来夏に任期満了を迎える知事選に向かう。4選出馬が有力視される二井は旧自治官僚から県庁入りし96年8月、出納長から知事に転身した。かねてから「年内に進退を明らかにする」と公言してきたが、多選への風当たりは強い。

 「気持ちは振り子のように揺れている。寄せては引く波のよう。時にはよしっと高ぶることもあり、時には冷める」

 堅固不動の心を意味する「鉄心肝」の言葉を好んで使う二井だが、最近、らしからぬ言動を繰り返している。(敬称略)=おわり

   ◇  ◇

 この企画は長谷川隆が担当しました。

毎日新聞 2007年11月17日

442片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/05(水) 16:07:08
県議会:自民会派、一本化の手法で対立 自民県連会長、新名称を提案 /鳥取
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20071205ddlk31010021000c.html

 ◇「自由民主党」で

 県議会自民系会派の3分裂問題で、一本化に向けた3回目の協議が4日、県議会棟で行われた。自民党県連会長の山口享県議が一本化後の新会派名称を「自由民主党」とすることを3会派に提案したが、一本化の手法を巡り対立が続いた。

 山口氏と自民党クラブ会長の小谷茂県議、自民党会長の山根英明県議、自由民主会長の前田宏県議が出席した。

 山口氏は次期衆院選の鳥取1区に民主党公認として元県議の奥田保明氏が擁立されるとして、「現職(石破茂防衛相)も安閑としていられない」と警戒。3会派分裂が参院選敗北の一因と党員から指摘されていたため、「早急に選挙態勢を作り、一本化して目的を達成したい」と述べた。

 これに対し、山根氏は「県連として組織構築を最初にしないといけない」として、県連と県議会の問題を分けて考える必要性を説いた。その上で「あんたら(2会派)が(自民党から)出られた。一緒になりたければ、戻りゃええ」と現在の自民党を母体とする案に執着した。

 前田氏は山口氏の案を支持し、山口氏と県連幹事長でもある山根氏の意見が違っては先に進めないと指摘。小谷氏も前田氏の意見を支持した。これに対し、山口氏は「結果的に自民党という名前が残ればいい」として、手法にこだわらない姿勢を示した。【山下貴史】

毎日新聞 2007年12月5日

443片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/19(水) 12:27:51
鳥取県議会自民3会派の一本化年内は困難
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=446282005

 鳥取県議会の自民党議員二十三人の三会派分裂で、党県連会長の山口享県議が十八日、一本化の年内決着は困難との見通しを明らかにした。次期衆院選までの一本化を目標に年明け後も協議を続けるが、会派間の対立は根深いだけに道のりは険しそうだ。

 三会派は山口氏を仲介役に九月、十一月両定例議会の会期中に四度協議。山口氏が所属する自民党クラブ(八人)は、会長会派であることを理由に「小異を捨てて大同につく姿勢」(小谷茂会長)で譲歩の可能性を示唆した。

 しかし、自民党(九人)は「会派を出た人が戻りたいのなら、こちらで協議して決める」(山根英明会長)と、他の二会派が自民党を離脱したとの見解。対する会派「自由民主」(六人)は「きれいさっぱり解散して一本化するのが一番」(前田宏会長)と反論しており、協議は平行線をたどる。

 党員の間では「会派分裂が参院選の自民党候補の敗北を招いた」との批判がくすぶる。山口氏は「一本化が困難でも、次期衆院選は支障のない体制にまとめたい」とアピールするが、県連会長としての指導力を問う声も上がり、難しいかじ取りを迫られている。

('07/12/19

444片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/20(木) 15:36:06
岩国市長辞職求め集会…市民団体,リコール署名への準備 讀賣山口
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20071220-OYT8T00089.htm

 岩国市の米海兵隊岩国基地への空母艦載機移駐問題で、井原勝介市長の反対姿勢に反発する市民団体「岩国の明るい未来を創(つく)る会」(約200人)が19日夜、市民会館で「井原市長の辞職を求める6万人署名の集い」を開き、約1200人(主催者発表)が参加した。

 創る会は「井原市長が移駐反対の姿勢を崩さなければ、市は国からの支援を受けられず、財政が破たんしてしまう」として、市長辞職を求めている。来年1月末までに6万人分を目指す署名活動の出発点として、集会を企画した。

 署名に法的な拘束力はないものの、会は地方自治法に定められた解職請求(リコール)の準備と位置づけ、請求のための署名集めを担当する「受任者」の募集も同時に進める。

 今回の署名で創る会は、リコールの住民投票実施に必要な有権者の3分の1(約4万1000人)を超える5万人以上の署名が集まるか、受任者が3000人を上回った場合、解職が可能と判断。本格的にリコール運動を開始する構えだ。

 同会世話人代表の一人の柏原伸二さんは「市民の様々な意見を調整するのが本当のリーダーの姿だが、市長は自分の主義主張ばかりだ」と批判。自民党の衆院議員や県議、移駐容認派の市議も出席し、市議有志を代表して桑原敏幸市議が「このままでは市は破たんの道を行く。そうならないために、井原市長に退陣してもらいましょう」と訴えた。

(2007年12月20日 読売新聞)

445片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/24(月) 14:26:52
参院選 自民が惨敗 しまね2007回顧
王国 組織にほころび 衆院選 どうなる攻防 讀賣島根
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20071223-OYT8T00602.htm

 与野党の「政治決戦」と位置づけられた7月の参院選。「自民王国」と呼ばれてきた島根で、3選を目指した自民現職の景山俊太郎氏が、国民新党新人の亀井亜紀子氏に3万票の大差で敗れ、県政界に衝撃が走った。次期衆院選に向けて、自民党県連は組織の再構築を急いでいる。一方の民主、国民新などの野党陣営は、「衆院選でも共闘による勝利を」と、態勢作りを着々と進めている。(藤戸健志)

 「従来の組織が崩壊している中で選挙の態勢づくりが難しくなっている……」

 今月5日、松江市の自民党県連で開かれた同県連組織再生委員会の初会合で、洲浜繁達・県連幹事長は、組織の“ほころび”を率直に認め、党内外の主婦や農業関係者らからなる委員に再生への意見を求めた。

 「国政選で勝ち続けてきたおごりがあった」「農業、漁業、公共事業で伝わってくる政策が無く、不満が蓄積していた」「民主が農家への補償を打ち出し、自民離れに拍車がかかった」――。委員から次々に挙がる厳しい言葉に、居並んだ幹部たちは言葉も無く、聞き入った。

 公示前に相次いだ閣僚の不祥事や失言、年金記録漏れ問題など、敗因は様々だが、県連幹部は最大の要因を、「政府・与党が構造改革にひた走り、財政力の弱い地方への手当てを講じなかったからだ」とした。自民県議も「構造改革で県財政は悪化し、仕事も無くなった。『政治は一体何をしとったんだ』という反発が強かった」と振り返る。

 県民の声を吸い上げてきた地方議員も市町村合併で大幅に減少。特定郵便局長OBらによる「大樹」も郵政民営化に反発して自民支持を翻した。4万人を超えた県内の自民党員は約2万人になった。

 11月14日、党再生のため来県した古賀誠・党選挙対策委員長に対し、県連幹部は、地方対策の実を国の来年度予算編成で具体的に示すよう厳しく迫った。「地方の声を大事にする政党にならないと、1区も2区も勝てない。もう『保守王国』は通じません」

     ◇

 一方、参院選勝利の勢いに乗り、民主、国民新の両党は早くも次期衆院選に向けて動き出している。1区で民主新人の小室寿明氏(47)、2区で国民新現職の亀井久興氏(68)がそれぞれ、自民現職の細田博之氏(63)、竹下亘氏(61)と議席を争う。共産党は1区に新人の石飛育久氏(29)を擁立するが、2区は候補を立てず、票の行方が注目される。

 15日に松江市内で取材に応じた亀井氏は「力を合わせて政権交代を実現するのが共通の目的。そのために協力する」と、両区でのバーター支援を明言。自らの選挙については、「堂々と政策を訴えたい」と、きっぱりとした口調で語った。

     ◇

 参院選で当選を果たした直後の亀井亜紀子氏の事務所。民主党県連や連合島根の幹部らとともにバンザイをした亀井亜紀子氏は、「島根の政治の流れは変わる」と言い切った。

 次期衆院選で同じ光景を再現するのか、それとも阻止するのか。衆院の解散時期をにらみつつ、各陣営は態勢作りを急ぐ。

(2007年12月24日 読売新聞)

446片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/25(火) 16:46:59
ふり返る:07しまね 参院選 /島根
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20071225ddlk32040186000c.html

 ◇王国落城、揺れる自民

 「島根で負けるはずがないという『保守王国』のおごりがあった」

 7月の参院選。3選を目指した自民現職の景山俊太郎氏が、国民新党新人の亀井亜紀子氏に敗れた。野党との事実上の直接対決で敗北したことは、盤石を誇った王国の崩壊を意味していた。

 なぜ負けたか。強力な集票マシンだった建設業者や農業関係者が「小泉改革」への不満から次々に離反。市町村合併で議員も減った。「組織の末端まで危機感が浸透しなかった」。県連は敗因をやはり「組織」に求めた。

 9月から、県連は組織の拡充に着手。年会費を3000円に下げた「準党員」の設置、中選挙区時代にフル稼働した後援会の復活。あらゆる形で「王国復活」を模索した。

 「竹下の当落がかかる選挙だ。自民党には抵抗があるが、竹下は好きという人に(後援会に)入ってもらわなければいかん」。自民の竹下亘氏と国民新党の亀井久興氏の一騎打ちが予想される次期衆院選・島根2区。10月5日の総務会で佐々木雄三幹事長代行(当時)は檄を飛ばした。だがある県議は悲痛な声を上げた。「私の支持者でも選挙になれば亀井さんに入れる人がいる。これはどうにもならん」。組織のほころびが「身内」ですら止まらない現状も浮き彫りになった。

   ◆

 一方、総括に至るまでの県連は迷走を極めた。早々と県連会長の辞意を示した青木幹雄氏に対し、「青木さんの指導力がないと選挙は戦えない」と慰留。結局、3役ら他の県連幹部がそろって引責辞任する形で青木氏の続投が決定したが、党員からは「青木さんは責任を取るべきでは」との声が上がった。

 参院選から約2カ月を経てようやく開かれた10月22日の総括会議。青木氏は「全国に誇る保守王国をもう一度立て直すため、先頭に立って頑張っていきたい」と深々と頭を下げた。一方、この日初めて公の場に姿を現した景山氏は「ブログを作って発信し、地域のため少しでも役に立ちたい」と再起の可能性を示唆。景山氏の処遇について、洲浜繁達幹事長は「ノーコメント」を繰り返した。

   ◆

 参院選後に就任した福田康夫首相の下、政府・与党は地方重視の政策へ転換。20日内示された来年度予算案でも地方交付税の拡充などの要求が大きく反映され、県連にとって望ましい結果に見える。

 しかし、洲浜幹事長は危機感をあらわにする。「予算を通して、地方の要望をしっかり形にするのが先。その後でないと総選挙は戦えない」

 解散総選挙の見通しが立たないまま、一触即発の事態は続く。参院選の余波は、まだ終わっていない。【酒造唯】

   ◆

 2007年もあとわずか。県内もさまざまな出来事があった。記者がこの1年の出来事を振り返る。

毎日新聞 2007年12月25日

447片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/26(土) 14:11:07
「顔見える活動」徹底を自民県連再生委答申
 参院選の敗北を受けて自民党県連が設けた「組織再生委員会」(委員長=萬代宣雄・JAいずも代表理事組合長、17人)は25日、松江市内で最終会合を開き、青木幹雄県連会長に答申を提出した。各国会議員には「顔の見える活動」を徹底し、インターネットを活用するよう提言している。

 同委員会は計3回の全体会や、地域・職場でのアンケート調査などを基に提言をまとめた。最終会合には青木会長ら県連幹部と委員14人が出席した。

 答申は国会議員、後援会、党支部の活動への提言と党本部への要望の4項目。▽国会議員の話を直接聞いたことがない人がたくさんいる▽支部総会は年1回程度の開催が実態であり、支部が形骸(けいがい)化しつつある――との意見も記載。「無党派層が選挙を左右する」として、ホームページでの発信やメールでの県民との交流を国会議員に求めた。後援会活動は「定期的に全体集会を開き、一体感を強める」、党支部活動の項目では「落選すれば次回選は新たな候補に変えるべき」と指摘。青木会長は「意見を重く受け止め、組織を立て直して衆院選は絶対に勝つ」と話していた。

 県連は2月1日に常任総務会を開き、答申を具体化させる方針を協議する。

(2008年1月26日 読売新聞)島根
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20080125-OYT8T00788.htm

448片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/27(日) 01:25:08
選挙:衆院選 「やる気感じられない」自民県連組織再生委、候補者の活動批判 /島根
 ◇会長に答申

 次の衆院選へ向け党組織の建て直しを検討してきた自民党県連の組織再生委員会(万代宣雄委員長)は、25日に開いた3回目の会合で、青木幹雄県連会長へ答申を提出した。「政治家としてあまりやる気が感じられない」など、候補者自身の姿勢に踏み込んだ異例の厳しい批判が盛り込まれ、候補者と党員に「距離感」がある現状を浮き彫りにした。

 答申では、候補者本人に対して「辺ぴな地域に出向いたり、再々足を運ぶなど、多くの人に直接語りかける努力が必要」と指摘するなど、後援会や党支部全般の日常活動について注文をつけた。「もし(参院選のような)落選という結果が出れば、次回の選挙は新たな候補に変えるべきだ」と、候補者の交代にも踏み込んだ。

 受け取った青木会長は「真剣に議論された結果と受け止める。なんといっても次の衆院選が山場。絶対勝ちます」と話した。万代委員長は「批判するのは(組織を)良くしようという前提がある。なんとしてでも再生してもらわなければいかん」と述べた。

 答申では、「小選挙区で敗れた候補者が比例代表で復活する制度は理解を得られない」と、重複立候補制度を是正すべきとの考えを示した。これについて洲浜繁達幹事長は「全国の幹事長会議でも『中選挙区制に戻すべき』という意見があった。こうした考えが出たということは古賀誠選対委員長に伝えたい」と述べた。【酒造唯】

毎日新聞 2008年1月26日
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20080126ddlk32010382000c.html

449片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/02(日) 02:04:27
社民党:昨年末、系列4県議が離党届 「厳しい党費負担」−−1人は撤回 /広島
 社民党籍を持つ県議4人全員が昨年末、集団で離党届を党県連(金子哲夫代表)に提出していたことが28日、分かった。金子代表らが慰留した結果、1人は撤回したが、残る3人のうち一部は意志が固く、離党は避けがたい情勢。年間130万円にも及ぶ党費負担などが原因とみられるが、全国的に党勢が衰退する中で、県連幹部は当惑している。

 届を提出したのは、いずれも県議会の民主県政会所属で、県連副代表の渡壁正徳県議(福山市、8期)▽副議長の蒲原敏博県議(東区、7期)▽犬童英徳県議(呉市、5期)▽東(ひがし)保幸県議(安佐北区、2期)で、昨年12月31日付。

 金子代表や支援団体の慰留で東県議は離党届を撤回。残る3人も旧社会党時代からのベテラン県議であることから慰留を続けている。4人とも、新会派の結成や他党への移籍は否定している。

 離党届の理由について、県議の一人は理由の一つとして、「県財政がひっ迫し、議員報酬がカットされる中で、年間130万円の党費などを納め続けると生活が苦しい。党勢拡大への夢や希望があれば別だが……」と打ち明ける。一方で、「党への愛着は今でもある」と話している。【吉川雄策】

毎日新聞 2008年2月29日
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20080229ddlk34010379000c.html

450片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/03(月) 00:41:19
社民党:離党県議3人の対応協議へ 1人は慰留−−県連大会 /広島
 社民党籍を持つ県議4人全員が集団で離党届を党県連に提出した件で、金子哲夫代表は1日、「大変残念で代表として責任を感じる」と話し、慰留に応じた1人を除く3人の対応を協議する考えを示した。

 南区で同日開かれた県連定期大会には党籍を持つ市議ら約120人が参加したが、県議3人は出席しなかった。金子代表は「慰留に取り組んだが1人以外は離党の意志を変えていない。党費の問題は以前からあり、なぜこの時期に」と話した。

 次期衆院選について金子代表は「厳しい選挙になるが社民党が大きくならなければ(格差の問題など)今の状況は変えられない」と話し、小選挙区で候補者擁立を急ぐ方針を示した。【大沢瑞季】

毎日新聞 2008年3月2日
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20080302ddlk34010149000c.html

451片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/01(日) 21:06:51
自民県連:党の信頼回復や一層の結束確認−−松江で大会 /島根
 自民党県連大会が31日、松江市で開かれ、青木幹雄会長ら県選出国会議員3人をはじめ役員ら約500人が出席。次の衆院選を前に、党の信頼回復や一層の結束を確認した。

 青木会長はあいさつで、「国会のねじれ現象の中、皆さんも関心の深い道路の問題で、筋の通らない決定をしなければならなかった。すなわち、一般財源化をするが、必要な道路は造るという矛盾したような決定だ。それでも我々は島根の道路は造るという原則をきちんと貫いていく」と述べた。また、後期高齢者医療制度についても触れ、「内容を十分説明し、正すことはきちんと正すという姿勢でいく」と語った。

 今年度の活動方針については、総選挙への態勢作りなどを決めた。【小坂剛志】

毎日新聞 2008年6月1日 地方版
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20080601ddlk32010223000c.html

452片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 11:43:46
県議会閉会 紛糾の末、防災ヘリ可決
「説明ない」知事に不満
 財政危機宣言後、初めての県議会が27日、閉会した。消防防災ヘリ購入議案は、審査を付託された総務委員会の委員長が「継続審査」を報告した後、同委員会に所属する自民党県議団の議員6人が退場し、その他の自民と、公明の賛成多数で可決。全議案の採決終了後、石井知事が先のチボリ・ジャパン(TJ)社の取締役会について、会社清算の動議が「坂口正行社長から出された」と説明したことに、知事からの動議と認識している議員らが反発。一時、休憩を取るなど異例の展開となり、財政問題を含め、知事への不満が尾を引いたままの幕切れとなった。

 この日、本会議では、倉敷チボリ公園の土地などをTJ社に無償で貸し付ける契約を12月末まで延長する案など計18議案が賛成多数で可決された。ヘリ購入については、自民の幹部が知事と会談し可決に転じたことに、討論で民主・県民クラブが「(知事は)自民以外には何も説明しない」と批判、共産党県議団は「議論が尽くされていない」とし、両会派とも反対した。

 議決後、知事が発言を求め、7分間にわたり、20日のTJ社取締役会の内容などについて、自身の見解や解散動議の経緯を述べた。儀礼的なあいさつで終わるのが通例であるため、議場から「議会終了時になぜこの場で、論議が必要な話が出るのか」との声が上がり紛糾。再開後、古山泰生議長が知事に対し「あいさつの場で政策的な内容を話すのはいかがなものか」と異例の注意を行い、閉会した。

 閉会後、石井知事は記者会見で「今議会では、公の施設やイベントの見直しなどに貴重なご提言をいただいた。それらを生かし、全責任を負って改革にまい進したい」と話した。

■チボリ公園県支援せず 知事改めて言及■

 倉敷チボリ公園(倉敷市)の来年以降のあり方について、石井知事は27日の記者会見で「倉敷市に(公園運営にかかわる)強い意志がなければ、県が財政支援することは難しい」と、改めて従来の見解を述べた。

 伊東香織・倉敷市長が「県の支援がなければ、市だけで支援できない」と結論を出したことを受けての発言。今後の関係者との協議について「クラボウと方向性を協議、調整したい」と述べた。

(2008年6月28日 読売新聞)岡山
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20080628-OYT8T00001.htm


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