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【44衆】東海

400片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/03(水) 17:45:28
「自民の町」冷ややか
2008年09月03日 三重

◇◆次々退陣「印象良くない」◆◇


 福田首相の退陣表明から一夜明けた2日、県内有数の厚い自民党支持層を誇る南伊勢町でも、今回の辞任劇を冷ややかな目で見つめる人たちが多かった。(信原一貴、中島嘉克)


◆首相辞任 南伊勢町では 政治離れの動き◆
 小野崎耕平(自民)4940票、高橋千秋(民主)3589票。


 自民が歴史的な大敗をした昨年7月の参院選。三重選挙区で、当選した高橋氏を小野崎氏が得票で唯一上回ったのが、南伊勢町だ。


 熊野灘を望む、くまの灘漁協の作業施設前。2日昼、いつものように約10人の高齢の男性らが、おだやかな海風に吹かれて将棋を指していた。


 「漁業で飯を食ってきたが、今は年金暮らしよ」と笑う。雑談が福田首相の辞任表明に及ぶと、「何でも反対の民主党は大嫌いだ」と声が上がった。


 同町は05年、旧南勢町と旧南島町が合併して生まれた。面積約240キロ平方メートルのうち85%が森林。県内一の水揚げ量を誇る奈屋浦漁港があるが、人口は20年間で6千人減り、約1万7千人。38集落のうち七つは、高齢者が半数以上を占める「限界集落」だ。


 「道路、海岸、農道整備。ここは公共事業なくして、発展しなかった。町民の自民党への感謝の念は深い」。合併後、同町議会の初代議長となり、06年に引退した農業山出公一郎さん(60)は長年、自民党支持だ。


 町を東西に横断する国道260号の整備が続く。「国道整備で20年ほど前から町民の生活は一変した。現在計画中の道路が完成すれば、町内が志摩から熊野へ抜ける観光ルートになる。民主党がどれだけ地域振興をしてくれるのかは未知数ですよ」と語る。


 そんな山出さんも、今回の辞任劇には首をひねる。「町内で何が何でも自民党というポリシーがあるのは50代以上が中心。党のトップが次々と代わることへの印象も良くない」と自民党離れを心配する。


 かつて、地元の農協や漁協は自民党の集票組織そのものだった。


 数年前まで漁協の組合長を務めた70代男性は、自民党候補の集会に、貸し切りバス2〜3台で遠方から人を集めたり、組合員の船で候補者を乗せて集落を回ったりしたことを懐かしそうに話した。だが、漁民の生活は、燃料高騰や魚価の低迷で悪化する一方だけに、「今の自民党には期待できるものがないが、民主党にも期待できない」と、政治との距離が広がり始めている。


 小泉改革では、公共事業費が半減した。建設会社社長の男性(59)も「競争も激しくなり、経営は苦しいね」と渋い表情だ。5年間で町内の建設会社は約20社減った。しかし、「県の建設業協会から自民党への支持を頼まれているし、地域のつきあいもあるので支持政党を変える気はない。新しい自民党には公共事業の増加を望みたい」と、新総裁への期待ものぞかせた。


 強固な保守地盤に、少しづつ地殻変動も起きているようだ。


 かつて自民党支持だったある町議は、05年の衆院選から民主党に投票するようになった。「小泉政権以降、都市と農村部の格差は広がるばかり。高齢化が進む町に必要なのは公共事業ではなく、福祉の充実だ。高齢化があまりに進み、生活や町の行く先を変えようという意識さえなくなった」と嘆く。


 福田首相の退陣について「次の総選挙での敗退を避けるために機を見たものだろう。あまりに行動が薄っぺらいが、次の選挙で町民の投票がどう変わるかはわからない」と話した。
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000000809030005


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